JP2004100688A - 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置 - Google Patents

水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】急激な旋回等をした場合でも、エンジンの過回転を抑制できるジェット推進艇のエンジン出力制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン16が駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、エンジン回転数が所定値以上で、操舵ハンドル13が操舵された場合に、燃料噴射装置33からの燃料噴射量を一時的に増量させるようにエンジン制御を行う水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置とした。
【選択図】  図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水流を後方に噴射して、その反動で水上を航行する水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の水ジェット推進艇は、エンジンで駆動されるインペラを備えたジェット推進機の噴射ノズルから水を後方に噴射することにより前進するものであり、跨座式シートに跨った操縦者が操舵ハンドルを操作して、ディフレクターを左右に揺動させることにより、旋回するようになっている。
【0003】
また、後進させる場合には、上記噴射ノズルの後方に昇降可能に配置したリバース用のデフレクターを下降させて、噴射ノズルから後方に向けて噴射した水流の向きを前方に変更させて、その反動で後進させるようにしている。
【0004】
さらに、操舵ハンドルのスロットルレバーを握り・離し操作してエンジンのスロットルバルブの開度を調節することにより、船速を変化させるようにしている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−137248号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものにあっては、ハンドルを切って水ジェット推進艇が急激な旋回をすると、ジェット推進機に動圧、負荷が掛からなくなるため、エンジン回転数が増加し、過回転状態となってしまう。すなわち、図18に示すように、スロットル開度が時点aで全開状態となり、ハンドルスイッチが「0」から「1」となり、操舵されると、エンジン回転数が上昇して過回転状態となり、回転リミッターに多くの作動信号bが発生しているのが分かる。
【0007】
そこで、この発明は、急激な旋回等をした場合でも、エンジンの過回転を抑制できるジェット推進艇のエンジン出力制御装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、エンジン回転数が所定値以上で、操舵ハンドルが操舵された場合に、前記エンジン回転数を前記所定値より一時的に低下させるようにエンジン制御を行う制御手段を設けた水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置としたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、操舵ハンドルが操舵された場合に、エンジン回転数に応じて燃料噴射装置からの燃料噴射量を一時的に増量させて、前記エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行う制御手段を設けた水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置としたことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、前記エンジンのスロットル開度を検出するスロットル開度検出センサーと、操舵ハンドルが操舵されているか否かを検出する操舵状態検出センサーと、前記スロットル開度検出センサー及び操舵状態検出センサーからの信号により、エンジン制御を行うコントロールユニットとを有し、該コントロールユニットは、前記操舵状態検出センサーからの信号により、操舵された状態が検知された場合に、前記スロットル開度検出センサーからの信号により、スロットル開度に応じて燃料噴射装置からの燃料噴射量を一時的に増量させて前記エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行う水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置としたことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、操舵ハンドルが操舵された場合に、エンジン回転数に応じて点火時期を一時的に変化させて、前記エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行う制御手段を設けた水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置としたことを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、操舵ハンドルが操舵された場合に、アクセル開度に応じて前記エンジンへの吸入空気量を一時的に減少させて、前記エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行う制御手段を設けた水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置としたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0014】
[発明の実施の形態1]
図1乃至図8は、この発明の実施の形態1を示す図である。
【0015】
まず構成について説明すると、図1に示すように、水ジェット推進艇は、艇体10がハル部材11とデッキ部材12とから構成されている。
【0016】
そのデッキ部材12の上部には、操舵ハンドル13が設けられ、この操舵ハンドル13の後方のデッキ部材12の上部には、このデッキ部材12から上方に立ち上げたシート台14が後方に延在して設けられて、このシート台14には跨座式シート15が載置されている。
【0017】
そのデッキ部材12のシート台14の両側方には、デッキ部材12の両側から上方へ突出させたブルワークとの間に、跨座式シート15に跨った操縦者が両足を乗せるためのステップがそれぞれ形成されている。
【0018】
そして、艇体10のエンジンルーム内には、水ジェット推進艇の4サイクルエンジン16が搭載されると共に、艇体10のハル部材11の後下部に形成されたポンプ室内には、ジェット推進機17が搭載され、エンジン16にてインペラ16aが回転されることにより、艇底の水吸引口11aから水が吸引され、この水がジェット推進機17の噴射ノズル18から後方に噴射されることにより、艇体10が前方向に推進されるようになる。
【0019】
また、操舵ハンドル13を操作して噴射ノズル18の後部の図示省略のディフレクターを左右に揺動させることにより、左右方向に旋回させることができる。
【0020】
さらに、図2に示す操舵ハンドル13のスロットルレバー19を操作して、図3に示すエンジン16のスロットルバルブ22の開度を調節することにより、エンジン出力が調節されて船速を変化させることができるように構成されている。
【0021】
上記エンジン16には、図6に示すように、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出センサー25が設けられると共に、スロットルバルブ22の開度を検出するスロットル開度検出センサー23が設けられ、又、操舵ハンドル13には操舵されたか否かを検知する「操舵状態検出センサー」としてのステアリングスイッチ24が設けられている。
【0022】
このステアリングスイッチ24は、操舵ハンドル13が中立位置から左右に所定角度以上に回動された場合に、操舵された状態として「1」を出力し、それ以外では操舵されていない状態として「0」を出力する。
【0023】
前記スロットルバルブ22は、図3乃至図5に示すように、上記エンジン16の吸気通路26を開閉するようにスロットル軸27にて回転自在に支持されており、このスロットル軸27の一端部に上記スロットル開度検出センサー23が設けられている。また、このスロットル軸27の他端には、図6に示すように、プーリ28が設けられ、このプーリ28と上記操舵ハンドル13のスロットルレバー19とがスロットルケーブル29で連結されることにより、そのスロットルレバー19を操作してスロットルバルブ22の開度を調節することで、船速を変化させることができるように構成されている。
【0024】
スロットルレバー19を握ったときには、スロットルケーブル29を介して図示省略のスプリングの付勢力に抗してスロットルバルブ22が開かれ、又、スロットルレバー19を握った状態から離した時には、そのスプリングの付勢力により速い速度でスロットルバルブ22が閉じる方向に回動されるように構成されている。
【0025】
また、プーリ28の回動位置を検知することにより、スロットルバルブ22の全閉状態を検知する全閉スイッチ30が設けられている。
【0026】
さらに、図4乃至図6に示すように、スロットルバルブ22の近傍には、各吸気通路26に燃料を噴射する燃料噴射装置33が設けられている。
【0027】
そして、図6に示すように、これら燃料噴射装置33,スロットル開度検出センサー23,ステアリングスイッチ24,エンジン回転数検出センサー25,全閉スイッチ30が「制御手段」としてのコントロールユニット34(以下「ECU34」という)に接続されている。また、操舵ハンドル13に設けられたストップスイッチ35がECU34に接続され、そのスイッチ35が「ON」されることにより、エンジン16が停止されるように制御される。さらに、このECU34に、図示省略の回転リミッターが接続され、エンジン回転数が高回転(例えば7500rpm)になると、その回転リミッターが作動して図示省略の点火プラグの点火カットが行われるように構成されている。
【0028】
以下に、そのECU34によるエンジン制御について、図6及び図7に示すフローチャート図等に基づいて説明する。
【0029】
まず、スロットルバルブ22が閉じた状態から開かれると、このスロットルバルブ22の開く動作に追従してエンジン回転数が上昇して行く。
【0030】
そして、図7中、ステップS1で、スロットル開度検出センサー23によりスロットル開度、ステアリングスイッチ24により操舵状態、エンジン回転数検出センサー25によりエンジン回転数が検出され、ステップS2では、そのスロットル開度検出センサー23からの検出値に基づいてスロットルバルブ22が全開か否か判断され、「NO」の場合にはステップS1に戻り、「YES」の場合にはステップS3に進む。この実施の形態では、スロットルバルブ22が全開か否かを判断することにより、全開の場合には、エンジン回転数が所定値以上であると判断している。
【0031】
ステップS3では、ステップS1でのステアリングスイッチ24からの検出値に基づいて操舵ハンドル13が切られたか否か判断され、「NO」の場合にはステップS1に戻り、「YES」の場合にはステップS4に進む。操縦者が操舵ハンドル13を操作して操舵する(操舵ハンドル13を切る)と、ハンドルスイッチ24が「0」から「1」に変化する。
【0032】
次いで、ステップS4では、操舵ハンドル13を切ってからの秒数がX秒以内か否か判断され、X秒以内「YES」であれば、ステップS5に進み、ECU34からの信号により、燃料噴射装置33が制御されて、燃料噴射量が増量された状態で噴射される。
【0033】
一方、X秒以内ではなく「NO」であれば終了し、通常設定されている燃料噴射量で、燃料噴射が継続される。
【0034】
その増量分は、ステップS1でエンジン回転数検出センサー25により検出されたエンジン回転数により変化され、例えば7200rpmであれば10%、7500rpmであれば50%とされ、エンジン回転数の増加を抑制するのに適当な量に設定する。また、X秒は、操舵ハンドル13を切ってから動圧が掛からなくなる時間を考慮して適宜設定する。
【0035】
このように燃料噴射量を増量して、燃焼室に供給される燃料の混合比の割合を濃くすることにより、エンジン回転数の増加を抑制できることから、艇体10を急旋回して動圧が掛からないようにした場合でも、エンジン16の過回転を抑制することができる。
【0036】
すなわち、図8に示すように、スロットルバルブ22が全開の時点aでも、ハンドルスイッチ24が「1」の時点cでは、燃料噴射量が一時的に増量されることにより、エンジン回転数が時点dに示すように抑制されている。従って、点火リミッタの作動信号eが図9より極端に減少していることが分かる。
【0037】
しかも、燃料噴射量を増量するだけの制御であるため、特に特別な装置が必要なく、構造も簡単にできる。
【0038】
[発明の実施の形態2]
図9及び図10には、この発明の実施の形態2を示す。
【0039】
上記実施の形態1では、燃料を増量させるのに、スロットルバルブ22が全開で、且つ、操舵ハンドル13が切られた時を検出して増量させるようにしているが、この実施の形態2では、スロットルバルブ22の全開を検知するのでなく、操舵ハンドル13が切られた時を検出した後、スロットル開度に応じて燃料の増量制御をするようにしている。
【0040】
すなわち、ここでは、図9中、ステップS1で、スロットル開度検出センサー23によりスロットル開度(Thθ)、ステアリングスイッチ24により操舵状態(Sp)が検出され、ステップS2では、ステップS1でのステアリングスイッチ24からの検出値に基づいて操舵ハンドル13が切られたか否か判断され、「NO」の場合にはステップS1に戻り、「YES」の場合にはステップS3に進む。
【0041】
ステップS3では、ステップS1で検出されたスロットル開度に応じて、ECU34からの信号により、燃料噴射装置33が制御されて、燃料噴射量が制御される。
【0042】
ここで、燃料噴射量をQ、通常制御時の量をq、定数をKとすると、
Q=q×K…(1)
となり、その定数Kは、図10に示すようなグラフに基づいて変化する。つまり、通常制御時の場合は、スロットル開度が変化しても、図中一点鎖線で示すように、定数Kは一定でその値は1.0である。これに対し、増量制御時の場合は、スロットル開度がθになると、定数Kが略一定の割合で大きくなり、燃料噴射量Qが増量させられる。これにより、エンジン回転数が通常の制御時より一時的に低下させられる。
【0043】
そして、スロットル開度がθに達すると、それ以上、スロットル開度が大きくなっても、定数Kは一定状態を保つ。
【0044】
次いで、ステップS4では、操舵ハンドル13を切ってからの秒数がX秒以内か否か判断され、X秒以内「YES」であれば、ステップS3を繰り返し、X秒以内でなく、「NO」であれば終了する。また、X秒は、操舵ハンドル13を切ってから動圧が掛からなくなる時間を考慮して適宜設定する。
【0045】
このように燃料噴射量を増量して、燃焼室に供給される燃料の混合比の割合を濃くすることにより、エンジン回転数の増加を抑制できることから、艇体10を急旋回して動圧が掛からないようにした場合でも、エンジン16の過回転を抑制することができる。
【0046】
[発明の実施の形態3]
図11及び図12には、この発明の実施の形態3を示す。
【0047】
上記実施の形態2では、スロットル開度に応じて燃料の増量制御を行うようにしているのに対し、この実施の形態3では、エンジン回転数に応じて燃料の増量制御を行うようにしている。
【0048】
すなわち、図11に示すステップS1及びステップS3が実施の形態2と異なり、他のステップは実施の形態2と同様である。ステップS1では、ステアリングスイッチ24により操舵状態(Sp)が、又、エンジン回転数検出センサー25によりエンジン回転数(Es)がそれぞれ検出され、ステップS2では、ステップS1でのステアリングスイッチ24からの検出値に基づいて操舵ハンドル13が切られたか否か判断され、「NO」の場合にはステップS1に戻り、「YES」の場合にはステップS3に進む。
【0049】
ステップS3では、ステップS1で検出されたエンジン回転数に応じて、ECU34からの信号により、燃料噴射装置33が制御されて、燃料噴射量が制御される。
【0050】
ここで、燃料噴射量をQ、通常制御時の量をq、定数をKとすると、
Q=q×K…(2)
となり、その定数Kは、図12に示すようなグラフに基づいて変化する。つまり、通常制御時の場合は、エンジン回転数が変化しても、図中一点鎖線で示すように、定数Kは一定でその値は1.0である。これに対し、増量制御時の場合は、エンジン回転数がN以上になると、定数Kが略一定の割合で大きくなり、燃料噴射量Qが増量させられる。これにより、エンジン回転数が通常の制御時より一時的に低下させられる。
【0051】
そして、エンジン回転数がNに達すると、それ以上、エンジン回転数が大きくなっても、定数Kは一定状態を保つ。
【0052】
次いで、ステップS4では、操舵ハンドル13を切ってからの秒数がX秒以内か否か判断され、X秒以内「YES」であれば、ステップS3を繰り返し、X秒以内でなく、「NO」であれば終了する。また、X秒は、操舵ハンドル13を切ってから動圧が掛からなくなる時間を考慮して適宜設定する。
【0053】
このように燃料噴射量を増量して、燃焼室に供給される燃料の混合比の割合を濃くすることにより、エンジン回転数の増加を抑制できることから、艇体10を急旋回して動圧が掛からないようにした場合でも、エンジン16の過回転を抑制することができる。
【0054】
[発明の実施の形態4]
図13及び図14には、この発明の実施の形態4を示す。
【0055】
上記実施の形態1では、燃料を増量させて、一時的にエンジン回転数を低下させているのに対し、この実施の形態4では、エンジンの回転数に応じて点火時期を制御することにより、一時的にエンジン回転数を低下させるようにしている。
【0056】
すなわち、図13に示すように、ステップS1で、操舵状態(Sp)、エンジン回転数(Es)及び点火時期(IGt)が検出され、ステップS2では、ステップS1での検出値に基づいて操舵ハンドル13が切られたか否か判断され、「NO」の場合にはステップS1に戻り、「YES」の場合にはステップS3に進む。操縦者が操舵ハンドル13を操作して操舵する(操舵ハンドル13を切る)と、ハンドルスイッチ24が「0」から「1」に変化する。
【0057】
ステップS3では、エンジン回転数に応じて点火時期の補正制御が開始されて一時的に変化させられることにより、エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行う。
【0058】
すなわち、図14に示す、エンジン回転数と点火時期との関係を示すグラフ図のように、エンジン回転数がNaの場合には、点火時期がAとなるように制御され、エンジン回転数が上昇してNb,Ncに変化して行くと、点火時期がそれぞれB,Cとなるように遅角されて制御される。これにより、エンジン回転数が通常の制御時より一時的に低下させられる。
【0059】
そして、ステップS4では、操舵ハンドル13を切ってからの秒数がX秒経過したか否か判断され、「NO」(経過していない)のであれば、ステップS4に戻り、「YES」(経過した)のであれば終了し、図14中一点鎖線に示すように通常設定されている特性曲線Pに示すように点火時期が制御される。
【0060】
このようにしても上記実施の形態3等と略同様の作用が得られる。
【0061】
[発明の実施の形態5]
図15乃至図17には、この発明の実施の形態5を示す。
【0062】
上記実施の形態1では、燃料を増量させて、一時的にエンジン回転数を低下させているのに対し、この実施の形態5では、アクセル開度に応じてスロットル開度(エンジンへの吸入空気量)を制御して、一時的にエンジン回転数を低下させるようにしている。
【0063】
すなわち、図15に示すように、操船者によりスロットルレバー51が操作されると、この操作がケーブル52を介してスロットルレバー作動センサ53で電気信号に変換され、この電気信号が電気ケーブル54を介してエンジンコントロールユニット55に転送される。
【0064】
そして、スロットル開度検出センサ57が前記電気信号に対応した設定値になるようにエンジンコントロールユニット55から電気ケーブル56を介して、電子アクチュエータ58に駆動信号が転送され、この電子アクチュエータ58により、スロットルバルブ59が駆動させられるように構成されている。
【0065】
このようなものにあっては、図16に示すように、ステップS1で、アクセル開度(Acd)、スロットル開度(Thθ)、操舵状態(Sp)、エンジン回転数(Es)が検出される。そのアクセル開度(Acd)はスロットルレバー作動センサ53により検出される。
【0066】
そして、ステップS2では、ステップS1での検出値に基づいて操舵ハンドルが切られたか否か判断され、「NO」の場合にはステップS1に戻り、「YES」の場合にはステップS3に進む。操縦者が操舵ハンドルを操作して操舵する(操舵ハンドルを切る)と、ハンドルスイッチが「0」から「1」に変化する。
【0067】
ステップS3では、 アクセル開度に応じてスロットル開度の補正制御が開始されて一時的に変化させられることにより、エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行う。すなわち、図17のアクセル開度とスロットル開度との関係を示すグラフ図のように、補正制御が行われていない場合には、図中一点鎖線に示すように、アクセル開度が大きくなるに従い、スロットル開度も略比例して大きくなるが、補正制御が行われる場合には、図中実線に示すようにアクセル開度がαより大きくなると、スロットル開度が一定となるように制御される。これにより、エンジン回転数が通常の制御時より一時的に低下させられる。
【0068】
また、ステップS4では、操舵ハンドル13を切ってからの秒数がX秒経過したか否か判断され、「NO」(経過していない)のであれば、ステップS5に進み、「YES」(経過した)のであれば終了する。
【0069】
ステップS5では、回転数がNrpmを下回ったか否か判断され、「NO」(下回っていない)のであれば、ステップS6に進み、「YES」(下回った)のであれば終了する。
【0070】
ステップS6では、アクセル開度の値が閾値α(図17参照)を下回ったか否か判断され、「NO」(下回っていない)のであれば、ステップS2に戻り、「YES」(下回った)のであれば終了する。閾値αを下回った場合には、操船者がスロットルレバー51を離したものと判断される。
【0071】
このようにしても実施の形態1と同様の作用が得られる。
【0072】
なお、上記各実施の形態では、4サイクルエンジンにこの発明を適用しているが、2サイクルエンジンに適用することもできる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の発明によれば、操舵ハンドルが操舵された場合に、エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行うようにしたため、急激な旋回等をした場合でも、エンジンの過回転を抑制できる。
【0074】
請求項2に記載の発明によれば、操舵ハンドルが操舵された場合に、エンジン回転数に応じて燃料噴射装置からの燃料噴射量を一時的に増量させるようにエンジン制御を行うようにしたため、急激な旋回等をした場合でも、エンジンの過回転を抑制できる。
【0075】
請求項3に記載の発明によれば、操舵ハンドルが操舵された場合に、スロットル開度に応じて燃料噴射装置からの燃料噴射量を一時的に増量させるようにエンジン制御を行うようにしたため、急激な旋回等をした場合でも、エンジンの過回転を抑制できる。
【0076】
請求項4に記載の発明によれば、操舵ハンドルが操舵された場合に、エンジン回転数に応じて点火時期を一時的に変化させて、エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行うようにしたため、急激な旋回等をした場合でも、エンジンの過回転を抑制できる。
【0077】
請求項5に記載の発明によれば、操舵ハンドルが操舵された場合に、アクセル開度に応じてエンジンへの吸入空気量を一時的に減少させるようにして、エンジン回転数を一時的に低下させるようにしたため、急激な旋回等をした場合でも、エンジンの過回転を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る水ジェット推進艇の側面図である。
【図2】同実施の形態1に係る操舵ハンドル部分の斜視図である。
【図3】同実施の形態1に係るスロットバルブ配設部分を断面したエンジンの概略図である。
【図4】同実施の形態1に係る吸気通路及び燃料噴射装置等を示す正面図である。
【図5】同実施の形態1に係る図4のA−A線に沿う断面図である。
【図6】同実施の形態1に係るエンジン出力制御装置を示すブロック図である。
【図7】同実施の形態1に係るフローチャートを示す図である。
【図8】同実施の形態1に係るエンジン回転数、スロットルバルブ開度、回転リミッタ作動状況及びハンドルスイッチ等と時間との関係を示すグラフ図である。
【図9】この発明の実施の形態2に係るフローチャートを示す図である。
【図10】同実施の形態2に係る燃料噴射量を制御する場合の、スロットル開度と定数との関係を示すグラフ図である。
【図11】この発明の実施の形態3に係るフローチャートを示す図である。
【図12】同実施の形態3に係る燃料噴射量を制御する場合の、エンジン回転数と定数との関係を示すグラフ図である。
【図13】この発明の実施の形態4に係るフローチャートを示す図である。
【図14】同実施の形態4に係る点火時期を制御する場合の、エンジン回転数と点火時期との関係を示すグラフ図である。
【図15】この発明の実施の形態5に係るエンジン出力制御装置を示すブロック図である。
【図16】同実施の形態5に係るフローチャートを示す図である。
【図17】同実施の形態5に係るスロットル開度を制御する場合の、アクセル開度とスロットル開度との関係を示すグラフ図である。
【図18】従来例に係るエンジン回転数、スロットルバルブ開度、回転リミッタ作動状況及びハンドルスイッチ等と時間との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10 艇体
13 操舵ハンドル
16 エンジン
17 ジェット推進機
19 スロットルレバー
22 スロットルバルブ
23 スロットル開度検出センサー
24 ハンドルスイッチ(操舵状態検出センサー)
25 エンジン回転数検出センサー
26 吸気通路
27 スロットル軸
29 スロットルケーブル
33 燃料噴射装置
34 コントロールユニット

Claims (5)

  1. エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、
    エンジン回転数が所定値以上で、操舵ハンドルが操舵された場合に、前記エンジン回転数を前記所定値より一時的に低下させるようにエンジン制御を行う制御手段を設けたことを特徴とする水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置。
  2. エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、
    操舵ハンドルが操舵された場合に、エンジン回転数に応じて燃料噴射装置からの燃料噴射量を一時的に増量させて、前記エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行う制御手段を設けたことを特徴とする水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置。
  3. エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、
    前記エンジンのスロットル開度を検出するスロットル開度検出センサーと、
    操舵ハンドルが操舵されているか否かを検出する操舵状態検出センサーと、
    前記スロットル開度検出センサー及び操舵状態検出センサーからの信号により、エンジン制御を行うコントロールユニットとを有し、
    該コントロールユニットは、前記操舵状態検出センサーからの信号により、操舵された状態が検知された場合に、前記スロットル開度検出センサーからの信号により、スロットル開度に応じて燃料噴射装置からの燃料噴射量を一時的に増量させて前記エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行うことを特徴とする水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置。
  4. エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、
    操舵ハンドルが操舵された場合に、エンジン回転数に応じて点火時期を一時的に変化させて、前記エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行う制御手段を設けたことを特徴とする水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置。
  5. エンジンが駆動されることによりジェット推進機で加圧・加速された水を後方の噴射ノズルから噴射し、その反動により推進する水ジェット推進艇において、
    操舵ハンドルが操舵された場合に、アクセル開度に応じて前記エンジンへの吸入空気量を一時的に減少させて、前記エンジン回転数を一時的に低下させるようにエンジン制御を行う制御手段を設けたことを特徴とする水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置。
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