JPH08169399A - ウォータビークルの噴射ノズル角制御装置 - Google Patents

ウォータビークルの噴射ノズル角制御装置

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JPH08169399A
JPH08169399A JP6334150A JP33415094A JPH08169399A JP H08169399 A JPH08169399 A JP H08169399A JP 6334150 A JP6334150 A JP 6334150A JP 33415094 A JP33415094 A JP 33415094A JP H08169399 A JPH08169399 A JP H08169399A
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gear
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 運転席のスイッチ3と、その操作により正
転、逆転または停止するモータ、遊星ギヤ式の減速機、
出力レバーおよび出力レバーの角度を検出するポテンシ
ョメータを備えたアクチュエータ4と、前記出力レバー
により押し引き操作されると共に他端が可動ノズル6に
連結されるコントロールケーブル5と、推力発生用のエ
ンジン104の回転数を検出する検出器73と、その検
出器73の出力に応じてアクチュエータ4のモータの回
転を制御する制御回路とからなる、ウォータビークルの
噴射ノズルのトリム角制御装置の構成。 【効果】 エンジン出力の増減により船首が上下しない
ように、自動的にかつ迅速に噴射ノズルのトリム角を制
御することができる。遊星ギヤ式減速機の採用により、
アクチュエータ4を軽量でコンパクトに構成し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウォータビークルの噴射
ノズル角制御装置およびそれに用いるアクチュエータに
関する。さらに詳しくは、船底より水を取り込み、後方
のノズルより水を噴出させて推進力を得る、いわゆるウ
ォータジェット推進タイプのウォータビークルにおけ
る、噴射ノズルの角度を電気駆動により制御する装置、
およびそれに好適に用いられるアクチュエータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ウォータジェット推進タイプのウォータ
ビークルは、たとえば図10に示すように、水上滑走に
適した船体101と、その前方上面に左右に回動自在に
設けられるハンドル102と、船体101の後方上部に
設けられるシート103とからなる。そして船体101
の前方の内部にはエンジン104がマウントされ、後方
の船底付近には、船底に開口し、船体内を通って後方に
延びる流路105が設けられている。そしてエンジン1
04から後方に向かって延び、流路105内を通る推進
軸106にはインペラ107が取り付けられている。流
路105の後端はしだいに径が小さくされて固定ノズル
108となっており、その後方には左右に揺動自在に可
動ノズル109が設けられている。また一般的には、可
動ノズル109は前記ハンドル102と押し引きコント
ロールケーブル110などで連結され、それによりハン
ドル102の左右の揺動操作により可動ノズル109の
向きを左右に変化させ、船体101の進行方向を変える
ようにしている。
【0003】また推進力の変化により船体の前方が持ち
上がったり下がったりするのを立て直す(補正する)た
め、図11に示すように、運転席に設けた手動操作レバ
ー111により、押し引きコントロールケーブル110
を介して上下に揺動自在に取り付けた可動ノズル109
の上下角度(トリム角)を調節するトリム角制御装置も
知られている(従来例1という))。さらに図12に示
すように、モータMおよび減速機113により、ネジ1
14を往復回転させ、そのネジ114に螺合させたナッ
ト115を往復移動させて、可動ノズルに連結されたコ
ントロールケーブル110を往復操作する電動式のトリ
ム角制御装置も知られている(従来例2)。
【0004】さらに実公昭60−4876公報では、可
動ノズルを水平状態から垂直下方を向くまでの範囲で回
動自在とし、運転席の手動操作レバーでノズルの噴射方
向を調節できるようにした装置が提案されている。この
ものは滑走に入る前の静止状態では下方にジェット水流
を噴き出し、船体の後部が水没するのを抑制すると共
に、滑走状態では後方にジェット水流を噴出させて高速
の滑走状態を得ようとするものである(従来例3)。他
方、進行方向を変えるとき、ハンドルの回動操作に応じ
て可動ノズルを左右に振ると同時に上向きに振らせるも
のが提案されている(特公平4−64920号公報)。
このものは船体が旋回するとき、船体の傾きにより左右
に振れたノズルが下向きになるのを防ぎ、旋回時の噴射
効率を向上させることができる(従来例4)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例1のトリム
角制御装置は、手動操作レバー111により操作するも
のであるので、推力(噴流)が大きい場合はレバー操作
が重く、場合により操作ができない。またウォータビー
クルの高性能化に伴い、エンジンの回転数などの運転条
件に応じた自動制御(アクティブ制御)が望まれるが、
手動操作レバー111を使用しているものではアクティ
ブ制御はできない。他方、従来例2の電動式トリム角制
御装置は、ネジ114とナット115の組合せで回転動
作を直進動作に変換しているので、その構造上、寸法が
大きくなる。しかも強度上、ネジやナットなどの金属部
品を多用するので、重量が重くなると共に、防錆対策が
難しい。さらにナット115の位置やネジ114の回転
角は検出しにくいので、それらをフィードバックしてア
クティブ制御させるように変更することが困難である。
【0006】また従来例3のノズル角度調節装置も手動
レバーによる操作であり、前記従来例1のものと同じ問
題がある。従来例4の装置はハンドルの回動に応じてノ
ズル左右方向と上下方向を同時に制御するものであり、
ある意味で機械的に自動制御を達成しているともいえる
が、それぞれの角度を独立して操作することはできない
ので、他の目的、たとえばトリム角制御に応用すること
はできない。
【0007】本発明は推力が大きい場合でも簡単に可動
ノズルの向きを変えることができ、しかもフィードバッ
ク制御およびアクティブ制御を容易に適用できるウォー
タビークルの噴射ノズル角制御装置を提供することを技
術課題としている。さらに本発明はそのような装置に用
いる、軽量でコンパクトに構成しうる電動式のアクチュ
エータを提供することを技術課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の噴射ノズル角制
御装置は、運転席のスイッチ操作により正転・逆転する
モータと、そのモータの回転を減速する遊星ギヤ式の減
速機と、減速機の出力部に設けられる出力レバーと、一
端がその出力レバーにより往復操作されると共に、他端
が、揺動制御対象である噴射ノズルに連結されているコ
ントロールケーブルとからなることを特徴としている。
このような装置では、前記遊星ギヤ式の減速機の出力部
ないし出力レバーに出力レバーの角度位置を検出するた
めの角度検出器を設けるのが好ましい。その場合、角度
検出器の出力を表示するインジケータを運転席に設けた
り、前記スイッチからの指令値と角度検出器の検出値の
差に基づいてモータの回転をフィードバック制御する制
御回路を設けるのが好ましい。
【0009】さらに前記モータと遊星ギヤ式の減速機と
の間に、ウォームギヤ式の減速機を介在させるのが好ま
しく、前記遊星ギヤ式の減速機のギヤ要素を合成樹脂製
とするのが好ましい。また前記噴射ノズルが水平軸周り
に上下に揺動自在に支持されており、プッシュプルケー
ブルの押し引き操作によりウォータビークルのトリム角
を制御するものが好ましい。その場合、運転席のスイッ
チのほかに、噴流駆動用のエンジン出力に応じてトリム
角の大きさを制御する制御回路を設けるのが好ましい。
そのような制御回路では、たとえばエンジンの回転数が
所定値以下の状態が所定時間以上継続したとき、トリム
角を小にし、エンジンの回転数が所定値以上の状態が所
定時間継続したとき、トリム角を大にするべくモータを
制御するようにする。
【0010】本発明のアクチュエータは正転・逆転する
モータと、そのモータの出力軸に連結されるウォームお
よびそのウォームと噛み合うウォームホイールからなる
第1減速機と、その第1減速機のウォームホイールの軸
に連結される太陽ギヤ、太陽ギヤと噛み合う第1遊星ギ
ヤ、第1遊星ギヤと外側から噛み合う静止リングギヤ、
第1遊星ギヤと一体に自転および公転する、第1遊星ギ
ヤより大径の第2遊星ギヤ、第1遊星ギヤおよび第2遊
星ギヤを自転および公転自在に支持するキャリヤ、およ
び第2遊星ギヤと外側から噛み合う回転リングギヤから
なる第2減速機と、前記第2減速機の回転リングギヤに
固定される出力レバーとから構成されている。
【0011】そのようなアクチュエータにおいては。前
記第1および第2遊星ギヤ、静止リングギヤ、キャリヤ
および回転リングギヤを合成樹脂製とし、前記太陽ギヤ
および出力レバーを金属製とするのが好ましい。また前
記回転リングギヤが、円板部と、その円板部の外周から
立ち上がるリング部と、円板部の中心部からリング部と
同じ側に立ち上がるボス部とを有しており、そのボス部
に外面に向かって開口する凹所が形成されると共に、そ
の凹所に弾力製を有する高分子材料製のクッションリン
グが埋め込まれ、そのクッションリングに前記出力レバ
ーの回動角を検出するためのポテンショメータの検出軸
が連結されており、前記静止リングギヤに支持されるブ
ラケットにポテンショメータの本体が支持されているも
のが好ましい。さらに前記回転リングギヤの円板部の外
面に、前記ボス部と同心状に筒部が突設されており、そ
の筒部の外周面が前記ブラケットに回転自在に支持され
ているものが好ましい。
【0012】
【作用】本発明の装置では、運転席のスイッチを操作す
ることにより、モータの正転・停止・逆転を切り換え
る。モータの回転は遊星ギヤ式の減速機により減速さ
れ、出力レバーが回動する。それによりコントロールケ
ーブルが引き出されたり、押し戻され(あるいは送り出
し)たりし、その他端側の噴射ノズルの角度が制御され
る。このように本発明の装置では、モータを駆動源とし
ているので、推進力が大きい場合でも容易に操作するこ
とができる。しかも遊星ギヤ式の減速機を採用している
ので、計量・コンパクトに構成することができ、コント
ロールケーブルを介して電気回路などは船体の前方な
ど、水しぶきが入ってこない安全な位置に設置すること
ができる。
【0013】減速機の出力部ないし出力レバーに角度検
出器、とくにポテンショメータを設けたものでは、その
角度検出器の出力を運転席のインジケータに表示した
り、あるいはスイッチによる指令値との差に基づくフィ
ードバック制御を行うことができる。モータと遊星ギヤ
式減速機との間にウォームギヤ式の減速機を介在させた
ものでは、全体の大きさをコンパクトにしながら、減速
比を大きくすることができる。また外力に対する自己拘
束性が確実になる。
【0014】遊星ギヤ式の減速機は噛み合い率を高くす
ることができるので、主要なギヤ要素を合成樹脂製とす
ることができ、それにより軽量化および防錆性の向上が
図られる。さらに出力レバーは所定の角度範囲を揺動さ
せるだけであるので、ノズル角度を迅速かつ正確に変更
することができる。そのためとくに船体のトリム角を調
節するのに適している。その場合はエンジンの回転数に
応じて目標値を変化させることにより、いわゆるアクテ
ィブ制御を容易に行うことができる。すなわちエンジン
の回転数が低いときはトリム角を小にし、エンジン回転
数が高いときはトリム角を大にする。そのときエンジン
回転数が一定時間経過したときにモータに指令を送るよ
うにすれば、瞬間的な変化に対しては応答せず、安定し
た制御を行うことができる。
【0015】本発明のアクチュエータは、モータの回転
がウォームギヤ式の第1減速機で減速された後、ウォー
ムホイールが太陽ギヤを回転させる。それにより静止リ
ングギヤと噛み合っている第1遊星ギヤがキャリヤによ
り支持されながら自転および公転する。そのとき第1遊
星ギヤと一体の第2遊星ギヤは、第1遊星ギヤと一緒の
公転および自転を行うが、第2遊星ギヤと外側から噛み
合っている回転リングギヤは、静止リングギヤと第1遊
星ギヤの歯数比と、回転リングギヤと第2遊星ギヤの歯
数比との差に応じた分だけわずかに回転する。それによ
り大きいギヤ比で減速することができる。
【0016】遊星ギヤ式の減速機は噛み合い率を高くす
ることができるので、太陽ギヤ、第1および第2遊星ギ
ヤ、静止および回転リングギヤなどのギヤ要素を合成樹
脂製とすることができ、それによりアクチュエータの軽
量化および防錆性の向上が図られる。また回転リングギ
ヤに凹所を有するボスを設け、その凹所に埋め込んだ弾
力性を有する高分子材料製のクッションリングにポテン
ショメータの検出軸を連結するときは、エンジンなどか
ら振動が伝わってくる場合でも、正確に回転角を検出す
ることができる。その場合、回転リングギヤの外面に筒
部を設け、その筒部の外周面をポテンショメータを取り
つけるブラケットで回転自在に支持させるときは、回転
リングギヤおよびそれに内蔵される遊星ギヤを確実に支
持することができる。
【0017】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明の制御装置
およびアクチュエータを説明する。図1は本発明の噴射
ノズル角制御装置を備えたウォータビークルの一実施例
を示す概略断面図、図2は本発明のアクチュエータの一
実施例を示す、カバーを外した状態における正面図、図
3はその一部切り欠き斜視図、図4は図2のIV-IV線拡
大断面図、図5は図2のアクチュエータの組立前の状態
を示す、図4と同じ部分の断面図、図6は図2のアクチ
ュエータの組立前の状態を示す要部斜視図、図7は図2
のアクチュエータの制御回路および周辺機器の関係を示
すブロック図、図8は図7の制御回路の実施例を示すブ
ロック図、図9は上記制御回路の制御の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0018】図1に示すウォータビークル1は、船体お
よび推進駆動部の構造については図10の従来のものと
基本的に同じであるので、同じ部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。このものの可動ノズルのトリム角を
制御する制御装置Aは、ハンドル2に取りつけたスイッ
チ3と、そのスイッチ3の操作によりモータ、ウォーム
ギヤ式の減速機および遊星ギヤ式の減速機を介して出力
レバーを回動操作するアクチュエータ4と、前記出力レ
バーにより押し引き操作される押し引きコントロールケ
ーブル5とから構成されている。押し引きコントロール
ケーブル5の他端は可動ノズル6に固定されたレバー7
に連結されている。さらに運転席には、出力レバーの操
作状態を表示するインジケータ8が設けられている。
【0019】前記アクチュエータ4は図2および図3に
示すように、箱型のケース本体10aとカバー10bと
からなるケース10と、その内部に収容されるモータ
M、ウォームギヤ式の第1減速機11、第1減速機11
の出力をさらに減速する遊星ギヤ式の第2減速機12、
その出力により90°以下、とくに60〜80°程度の
角度で回動する出力レバー13とから構成されている。
出力レバー13はコントロールケーブル5の索端ロッド
14に対して、中立状態ではほぼ直角になるように連結
されている。
【0020】前記ケース10は、平面形状で、一端側
(図2の右側)の幅が広く、他端側の幅が狭い箱形を呈
している。そして幅が狭い側の端部15は、深さが浅く
なっており、その壁16にはコントロールケーブル5の
導管17がケーブルキャップ17aにより固定されてい
る。ケース本体10aの周辺の3か所には、船体へ取り
つけるための取りつけボス18が設けられており、内側
の数カ所にはカバー10bを取りつけるためのねじ穴な
いしインサート挿入用の深穴19が設けられている。そ
してカバー10bが当接する端面には、深穴19を囲む
ように、1本のパッキン溝20が形成されており、ゴム
ないし合成樹脂エラストマー製のひもからなるパッキン
21が挿入されている。なおケース本体10aおよびカ
バー10bは防錆の観点から、合成樹脂成型品ないしス
テンレススチール製が好ましい。
【0021】ケース本体10aの幅が広い部分の底部2
2には2〜3本のボス23が突設されており、そのボス
23にウォームギヤ式の第1減速機11がネジにより取
りつけられている(図4参照)。この第1減速機11は
公知のウォームギヤ・ウォームホイールユニットを採用
することができ、その場合は、モータMはそのユニット
ケースに対し、ウォームを収容する細長い筒状部11a
と同心状に取りつけて、前記ケース本体10aの幅が狭
い部分に収容することができる。モータMは公知の直流
モータであり、モータMに被せるように設置したサーキ
ットボード24の制御回路により、極性が切り換えられ
て、正転・停止・逆転の制御が行われる。
【0022】前記コントロールケーブル5の索端ロッド
14の基部側は、ケーブルキャップ17aに対してその
一端がボール・ソケット連結されたガイドパイプ25内
に摺動自在に収容されており、その端部に内索26が連
結されている。したがって索端ロッド14はケーブルキ
ャップ17aに対して摺動自在および所定の角度範囲内
で回動自在である。なおガイドパイプ25の自由端には
蛇腹ブーツ25aが設けられている。このような索端ロ
ッド14の連結形態は従来公知である。
【0023】つぎに図4、図5および図6を参照して遊
星ギヤ式の第2減速機12の詳細を説明する。図4およ
び図5において、符号27は第1減速機11の出力軸2
8にトルク伝達可能に固定される太陽ギヤであり、符号
29はユニットケースに固定される静止リングギヤであ
る。太陽ギヤ27は出力軸28との嵌合を確実にするた
め、金属製のものが好ましい。静止リングギヤ29は図
6に示すように、内歯30を備えたリング部31と、そ
の周囲に張り出した板状の支持部32とからなる。支持
部32にはユニットケースに取りつけるためのボス33
が複数個設けられている。さらにリング部31の左右の
両側から、ブラケット支持用の一対の突起34が突出し
ている。なお図4に示すように、リング部31の背面側
には、ギヤの剛性向上のためにリング部31の肉厚を厚
くしたことに伴い、成型時のヒケ防止のためのスリット
35が刻まれている。
【0024】太陽ギヤ27と静止リングギヤ29の内歯
30との間には、図4〜5に示すように、3個の第1遊
星ギヤ36がそれぞれ噛み合うように介在されている。
本実施例では、図5に示すように、それぞれの第1遊星
ギヤ36はその第1遊星ギヤより歯数が多い第2遊星ギ
ヤ37と同心状に一体に形成されている。そして3組の
第1・第2遊星ギヤ36・37は、両側からキャリヤ3
8で支持されている。キャリヤ38はそれぞれ環状の板
材からなるサポート部39、40と、それらのサポート
部の内面の3か所から突出する軸部41、42とからな
り、軸部41、42の先端同士は突起と凹部とで嵌合さ
せ、ビス43で連結している。第1遊星ギヤ側のサポー
ト部39は図4のように組み立てたとき、静止リングギ
ヤ29の歯面と摺動することにより、支持される。なお
本実施例では静止リングギヤ29の中央部は貫通してい
るが、ユニットケースと当接する側を、中央に太陽ギヤ
を通す開口を設けた底板で塞いでもよい。第1・第2遊
星ギヤ36、37およびキャリア38はそれぞれポリア
セタールなどの合成樹脂から成形するのが好ましい。
【0025】第2遊星ギヤ37の外側には、前記静止リ
ングギヤ29と同心状に対向して配置される回転リング
ギヤ44の内歯45が噛み合っている。図5に示すよう
に回転リングギヤ44は円板部46とその周囲から立ち
上がるリング部47とを有し、そのリング部47の内周
に内歯45が形成されている。その内歯45のピッチ円
径は静止リングギヤ29のピッチ円径より大きく、歯数
も2〜4枚程度多い。そして静止リングギヤ29と第1
遊星ギヤ36との歯数の比率は、回転リングギヤ44と
第2遊星ギヤ37との歯数の比率より大きい。なお回転
リングギヤ44においても、リング部47の背面側にギ
ヤの真円度の変形(撓み)防止のためのスリット48が
形成されている。
【0026】回転リングギヤ44の円板部46の中央に
は、外側(図4の左側)に向かって開口する凹所49を
備えたカップ状のボス50が内側に向かって突出してお
り、その内部にクッションリング51が嵌着されてい
る。このクッションリング51はポテンショメータ53
の検出軸53aを連結するためのものである。さらに円
板部46の内側には、前記キャリア38の第2遊星ギヤ
37側のサポート部40の内面を摺動自在に支持するた
めの環状突起52が設けられている。他方、円板部46
の外側には、図5に示すように、ポテンショメータ53
の円筒状の突部53bと摺動自在に嵌合する環状突起5
4が設けられている。
【0027】回転リングギヤ44の外面には、図5およ
び図6に示すように出力レバー13を支持するための角
筒状の突起55、56および出力レバー13の側面と嵌
合する立ち壁57、58が突設されている。なお回転リ
ングギヤ44の下端には、静止リングギヤ29の外側に
設けた一対のストッパ(図2の符号29a)と係合して
回転リングギヤ44の回転範囲を規制するための突起5
9が突出している。回転リングギヤ44もポリアセター
ルなどの合成樹脂から成形するのが好ましい
【0028】前記静止リングギヤ29の左右のブラケッ
ト支持用の突起34の前面には、板状のブラケット60
が固定されている。そのブラケット60の中央部にはポ
テンショメータ53の突部53bを通すと共に、前記外
面側の環状突起54の外周面をブッシュ61を介して摺
動自在に支持する円形の開口62が形成されている。ブ
ラケット60は通常、ステンレス鋼などの耐食性の高い
金属板あるいは合成樹脂板で成形する。
【0029】前記出力レバー13は前記回転リングギヤ
29の角筒状突起55、56と嵌合する矩形状の嵌合孔
63、64を有し、環状突起54を通すための円形の開
口65を有する。さらにその下端には、コントロールケ
ーブル5の索端ロッド14と連結するためのピン66を
固定している。出力レバー13はステンレス鋼などの耐
食性の高い金属板から構成するのが好ましいが、合成樹
脂など、他の材料を用いてもよい。
【0030】前記のように構成されるアクチュエータ4
において、モータMが回転して第1減速機の出力軸28
が図6の矢印C方向に回転すると、太陽ギヤ27も同じ
方向に回転する。それにより静止リングギヤ29と噛み
合っている第1遊星ギヤ36が矢印D方向に自転しなが
ら矢印E方向に公転する。そして第2遊星ギヤ37も第
1遊星ギヤ36と同じ方向に、同じ回転数で自転および
公転する。そのとき第1遊星ギヤと静止リングギヤの歯
数の比と、第2遊星ギヤと回転リングギヤの歯数の比と
が同じであれば、回転リングギヤは回転しないが、両者
の比に差があれば、その差に応じて回転リングギヤがた
とえば矢印F方向にゆっくりと回転する。それにより高
い減速比が得られる。回転リングギヤ44が回転する
と、それに固定されている出力レバー13も同じ方向に
回動し、コントロールケーブル5の索端ロッド14を、
たとえば押し操作する。逆にモータMが逆転方向に回転
すると、前記とは逆にコントロールケーブル5の索端ロ
ッド14を引き操作する。
【0031】上記のアクチュエータ4を採用した図1の
噴射ノズル角制御装置Aは、アクチュエータ4の出力レ
バー13が下(索端ロッドと直角)を向いているときに
可動ノズル6が水平方向を向く中立位置となるように設
定する。そしてそのときのポテンショメータ53の出力
電圧はフルレンジの半分になるようにする。それにより
モータMが中立位置より正転方向に回転すると、可動ノ
ズル6は下向き(矢印G方向)に、たとえば−15〜1
5°程度角度を変更し、モータMが逆方向に回転する
と、可動ノズル6が上向き(矢印H方向)に操作され
る。運転席のハンドル2に設けたスイッチ3は、たとえ
ばモータMの正転・停止・逆転に対応する3位置のセレ
クトスイッチとすることができ、その場合は単純にスイ
ッチ3の操作で可動ノズル6を上向きあるいは下向きに
マニュアル操作することができる。なお操作時間によ
り、その角度を調節するようにしてもよい。可動ノズル
6の角度はコントロールケーブル5を介して出力レバー
13の角度と一対一で対応しているので、その角度はポ
テンショメータ53で検出され、運転席のインジケータ
8に表示される。この場合はポテンショメータ53は単
にトリム角の表示用に用いられるだけである。
【0032】他方、スイッチ3をたとえばダイヤル式の
ボリュームスイッチとし、そのスイッチ3の出力とポテ
ンショメータ53からの出力とを比較して、その差が常
時ゼロになるようにモータMの回転方向および回転数を
調節すれば、いわゆるネガティブフィードバック制御と
することができ、トリム角は若干の遅れ時間を含む追従
制御とすることができる。このような追従制御は、トリ
ム角を連続的に変化させる連続制御の形式、あるいはト
リム角を段階的に変化させる段階制御の形式のいずれに
よっても行うことができる。また前記フィードバック制
御はアナログ制御でも、またデジタル制御でも行うこと
ができる。
【0033】さらに上記のいずれかの制御方法に対し
て、エンジンの出力、とくに回転数の大小に応じて、ト
リム角の正負・大小を自動的に制御するアクティブ制御
を導入することもできる。図7のブロック線図はそのよ
うな自動制御を行うための回路の一例を示している。図
7においてサーキットボード(回路基板)24には、A
/D変換器やCPU、メモリーなどの制御要素からなる
制御回路71が組み込まれており、それぞれ入出力ポー
ト72を介してインジケータ8、スイッチ3、エンジン
回転数検出器73、電源(バッテリ)74、ポテンショ
メータ53、モータMなどの周辺機器に接続されてい
る。
【0034】インジケータ8は前述のウォータビークル
Aの運転者にポテンショメータ53の出力、すなわち出
力レバー13回動角度(トリム角の指標となる)を常時
知らせるものである。スイッチ3は運転者がトリム角を
上げたいとき、あるいは下げたいときに、自発的にモー
タMの駆動電源の入り切りおよび極性の変更を行うマニ
ュアル操作用のものである。さらに本実施例では、自動
制御とマニュアル制御の選択スイッチを兼ねており、ス
イッチを押しながらエンジンをスタートさせると自動制
御モードに移行し、押さずにエンジンスタートするとマ
ニュアル操作モードになるようにしている。また自動制
御中でも、スイッチ3を操作すると直ちにマニュアル操
作に復帰できるようにするのが好ましい。エンジン回転
数検出器73は、ウォータビークルの推力を発生するエ
ンジンの回転数を発電機の電圧などで検出するようにし
たものであり、アクティブ制御のためにトリム角の増
大、減少、そのままの状態の維持を選択する基準を定め
るものである。エンジン回転数検出器としては、たとえ
ばCDIマグネットなどを採用しうる。
【0035】前記制御回路71は、図8に示すように、
エンジンのスタート時にスイッチ3が押されていたか否
かを検出し、それにより運転モードを変更する手段7
5、エンジンの回転数が低速の基準値、たとえば200
0rpm 以下かそれを越えているか、あるいは高速の基準
値、たとえば5000rpm 以上か否かを比較判断する手
段77、その状態が所定時間、たとえば3秒間維持され
たか否かの判断基準となるタイマー回路78、前記基準
値を記憶しておくメモリー79、検出値に応じてモータ
Mに正転・停止・逆転の指令を出す中央処理装置(CP
U)80、プログラムを記憶しておくメモリー81、イ
ンジケータ11やモータMなどの外部機器に制御信号や
駆動信号を出力するドライバー82などから構成されて
いる。
【0036】つぎに図9を参照して、前記アクチュエー
タ4および制御回路72を用いてトリム角のアクティブ
制御をする場合を説明する。まずエンジンスタート時に
スイッチ3が押されていたか否かを判断し(ステップS
1)、押されていない場合は自動制御を解除し、マニュ
アル制御モードに移行させる(ステップS2)。エンジ
ンスタート時にスイッチ3が押されていた場合は、自動
制御モードに移行する。自動制御モードでは、まずエン
ジン回転数が3000rpm 以下の状態が3秒以上続いた
か否かを判断し(ステップS3)、続いていない場合は
中間状態として、アクチュエータに信号を送らず、中立
状態(水平状態)のトリム角を維持する。そして3秒以
上続いた場合は、低速状態と判断して、出力レバーをポ
テンショメータ53のCCW(フルレンジの方向)に対
応する方向に回動させるべくモータMに指令を出す(ス
テップS4)。その指令により、モータが正転し、出力
レバーは図2の矢印F方向(CW方向)に回転する。そ
れによりコントロールケーブルの内索が押され、図1の
状態でノズルの出口を下向きにし、トリム角を下向きと
する。
【0037】ついでエンジン回転数5000rpm 以上の
状態が3秒以上持続したか否かを判断し(ステップS
5)、続いていない場合はそのままのトリム位置を維持
させる。続いた場合は高速運転時と判断し、出力レバー
をポテンショメータ53のCW方向(ゼロレンジの方
向)に対応する方向に回動させるべくモータMを逆転さ
せ、エンジンスタート時のノズル位置(すなわち最初に
メモリーしていた位置)にする(ステップ6)。このよ
うにしてエンジン回転数に応じた適切なトリム角度が達
成される。
【0038】上記実施例ではトリム角は上向き、下向き
のいずれかを選択するだけであったが、もちろんエンジ
ン回転数に対し、それに比例した、あるいは特定の関数
関係となるトリム角に調節するように制御することもで
きる。
【0039】
【発明の効果】本発明のウォータビークルの噴射ノズル
制御装置は、駆動源としてモータを採用し、遊星ギヤ式
の減速機で大きく減速するので、噴射ノズルの推力が大
きい場合でも簡単に向きを変えることができる。またポ
テンショメータで噴射ノズルの角度をフィードバックす
ることができるので、エンジンの出力に応じたアクティ
ブ制御を容易に適用することができる。
【0040】本発明のアクチュエータは、減速機として
遊星ギヤ式のものを採用しているので、軽量でコンパク
トに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の噴射ノズル角制御装置を備えたウォー
タビークルの一実施例を示す概略断面図である。
【図2】本発明のアクチュエータの一実施例を示す、カ
バーを外した状態における正面図である。
【図3】上記アクチュエータの一部切り欠き斜視図であ
る。
【図4】図2のIV-IV 線拡大断面図である。
【図5】上記アクチュエータの組立前の状態を示す、図
4と同じ部分の断面図である。
【図6】上記アクチュエータの組立前の状態を示す要部
斜視図である。
【図7】上記アクチュエータの制御回路および周辺機器
の関係を示すブロック図である。
【図8】上記制御回路の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】上記制御回路の制御の流れを示すフローチャー
トである。
【図10】従来のウォータビークルの一例を示す概略断
面図である。
【図11】従来の手動式トリム角制御装置の一例を示す
要部構成図である。
【図12】従来の動力式トリム角制御装置の一例を示す
要部構成図である。
【符号の説明】
1 ウォータビークル A 制御装置 3 スイッチ 4 アクチュエータ 5 押し引きコントロールケーブル 6 可動ノズル 8 インジケータ M モータ 11 第1減速機 12 第2減速機 13 出力レバー 14 索端ロッド 27 太陽ギヤ 29 静止リングギヤ 36 第1遊星ギヤ 37 第2遊星ギヤ 38 キャリヤ 44 回転リングギヤ 53 ポテンショメータ 60 ブラケット 73 エンジン回転数検出器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席のスイッチ操作により正転・逆転
    するモータと、そのモータの回転を減速する遊星ギヤ式
    の減速機と、減速機の出力部に設けられる出力レバー
    と、一端がその出力レバーにより往復操作されると共
    に、他端が、制御対象である噴射ノズルに連結されてい
    るコントロールケーブルとからなる、ウォータビークル
    の噴射ノズル角制御装置。
  2. 【請求項2】 前記遊星ギヤ式の減速機の出力部ないし
    出力レバーに出力レバーの角度位置を検出するための角
    度検出器が設けられている請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記角度検出器の出力を表示するインジ
    ケータが運転席に設けられている請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチからの指令値と角度検出器
    の検出値の差に基づいてモータの回転をフィードバック
    制御する制御回路を備えている請求項2または3記載の
    装置。
  5. 【請求項5】 前記モータと遊星ギヤ式の減速機との間
    に、ウォームギヤ式の減速機が介在されている請求項1
    または2記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記遊星ギヤ式の減速機が合成樹脂製で
    ある請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記噴射ノズルが水平軸周りに上下に揺
    動自在に支持されており、プッシュプルケーブルの押し
    引き操作によりウォータビークルのトリム角を制御する
    請求項1記載の装置。
  8. 【請求項8】 運転席のスイッチのほかに、噴流駆動用
    のエンジン出力に応じてトリム角を制御する制御回路を
    備えている請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 正転・逆転するモータと、そのモータの
    出力軸に連結されるウォームおよびそのウォームと噛み
    合うウォームホイールからなる第1減速機と、その第1
    減速機のウォームホイールの軸に連結される太陽ギヤ、
    太陽ギヤと噛み合う第1遊星ギヤ、第1遊星ギヤと外側
    から噛み合う静止リングギヤ、第1遊星ギヤと一体に自
    転および公転する、第1遊星ギヤより大径の第2遊星ギ
    ヤ、第1遊星ギヤおよび第2遊星ギヤを自転および公転
    自在に支持するキャリヤ、および第2遊星ギヤと外側か
    ら噛み合う回転リングギヤからなる第2減速機と、前記
    第2減速機の回転リングギヤに固定される出力レバーと
    からなるノズル角制御用のアクチュエータ。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2遊星ギヤ、静止リ
    ングギヤ、キャリヤおよび回転リングギヤが合成樹脂製
    であり、前記太陽ギヤおよび出力レバーが金属製である
    請求項9記載のアクチュエータ。
  11. 【請求項11】 前記回転リングギヤが、円板部と、そ
    の円板部の外周から立ち上がるリング部と、円板部の中
    心部からリング部と同じ側に立ち上がるボス部とを有し
    ており、そのボス部に外面に向かって開口する凹所が形
    成されると共に、その凹所に弾力製を有する高分子材料
    製のクッションリングが埋め込まれ、そのクッションリ
    ングに前記出力レバーの回動角を検出するためのポテン
    ショメータの検出軸が連結されており、前記静止リング
    ギヤに支持されるブラケットにポテンショメータの本体
    が支持されている請求項9または10記載のアクチュエ
    ータ。
  12. 【請求項12】 前記回転リングギヤの円板部の外面
    に、前記ボス部と同心状に筒部が突設されており、その
    筒部の外周面が前記ブラケットに回転自在に支持されて
    いる請求項11記載のアクチュエータ。
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