JP2009086803A - ダイヤル式コントロール操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 円筒状に形成した操作ノブ31と、前記操作ノブ31に設けて当該操作ノブ31の駆動力を伝達する太陽ギアと31bと、前記太陽ギア31bに噛合させた遊星ギア34と、前記遊星ギア34に連結して空調ユニットを動作制御するコントロールケーブル46とを備え、前記操作ノブ31の回動操作にしたがう駆動力を、前記した太陽ギア31、遊星ギア34、コントロールケーブル46を介して空調ユニットに伝達し、空調ユニットを動作制御する構成となっている。
【選択図】図2
Description
図12及び図13は、広く知られている車輌空調用コントロール操作装置を示し、図12は同装置の正面図、図13は同装置の平面図である。
そして、かさ歯車18aをギアレバー20のギア部20aに噛合させ、操作ノブ11の回動をギアレバー20に伝達させるようになっている。
なお、コントロールケーブル22は、インナーケーブル22aを摺動可能に内装させたアウターケーブル22bを有するもので、アウターケーブル22bの一端部がベース17に配設したクランプ部材23に固着されている。
なお、コントロールケーブル28は、コントロールケーブル22と同様に、インナーケーブル28aとアウターケーブル28bとからなり、アウターケーブル28bに一端部がブース17に配設したクランプ部材29に固着されている。
また、従来の凸状のノブ部では、ノブ部の内側にプッシュスイッチやロータリースイッチを配設することができなかった。
さらに、操作スイッチを分散して配置しなければいけないという構造と、操作パネルの外観面での制約により、複数の操作スイッチが操作パネル上に分散して配置されるため、操作性が悪く、操作パネル全体が大きくなってしまうという問題があった。
このことから、操作ノブを円筒状に形成したコントロール操作装置が提案されている。
したがって、複数の動作制御機能を有する操作ノブを1つの操作装置として構成することができる。
また、操作スイッチの操作部を集約することができるので、操作性が向上すると共に、操作パネル上の占有面積を最小限とすることが可能となる。
また、操作ノブの回動方向に対し、コントロールケーブルを交差する方向に配
設するタイプのコントロール操作装置に好適となる。
図1、図2、図3は第1実施形態を示し、図1はコントロール操作装置の正面図、図2は同コントロール操作装置の断面図、図3は要部の簡略図である。
すなわち、操作ノブ31を回動操作し、その指標31aを表示部33Tのシンボル33aに選択的に合わせ温度調節する。
また、凸部を指先で摘んで操作ノブ32を回動操作し、その指標32aを表示部33Fのシンボル33bに選択的に合わせて風量調節する。
この操作ノブ31は、ケース35内に突出形成したケース円筒部35aの外周に回動可能に嵌装してあり、また、操作ノブ31には、その指標31aがシンボル33aのそれぞれの位置で節度をもって回動できるようにクリックストップ機構(図示省略)が設けてある。
なお、上記の係止部35bはケース円筒部35aの外周面の複数箇所に設けてある。
具体的には、固定円筒体36に係止孔36aを設け、この係止孔36aにケース円筒部35aの係止部35cを係止させて固定してある。
上記の固定円筒体36の前端内には、放射状に設けた複数の橋絡板37を設け、橋絡板37によって内筒体38を支持する構成とし、さらに、操作ノブ32を上記の内筒体38に回動可能に挿入してある。
そして、操作ノブ32のノブ軸32bには風量調整スイッチ39の動作軸39aが嵌着してある。
なお、風量調整スイッチ39は後ケース40に配設されている。
この表示板41は、シンボル33a、33bを透光性し、その他は非透光部として形成してあり、回路基板42に設けたランプ43を点灯させることでシンボル33a、33bが光学的に表示するようになっている。
そして、ケース35より突出したギア軸34aにはコントロールケーブル46のインナーケーブル46aを連結する連結部材47が設けてある。
この、連結部材47はギア軸34aに対して回動可能となっている。
なお、インナーケーブル46aは遊星ギア34のギア軸34aに直接に連結するようにしてもよい。
このことから、インナーケーブル46aが遊星ギア34の移動、つまり、操作ノブ31の回動操作に応じて押し出され、また、引き戻されることから、外部装置としての空調ユニットが動作制御され、温度調節が行われる。
また、遊星ギア53は、太陽ギア52のギア軸35aを中心としてケース35に形成した弧状の案内軸孔54にギア軸53aを突入させ、また、太陽ギア52の平歯車とケース35に設けた弧状ギア55とに噛合して旋動するようになっている。
すなわち、インナーケーブル46aを遊星ギア53の偏心位置に連結すると共に、操作ノブ31の回動範囲において前記偏心位置に設けられた連結部材47の回動軌跡の両端部を結んだ延長線上にクランプ部材48が配設してある。
なお、連結部材47は、遊星ギア53に対して回動可能に取り付けられている。
また、連結部材47が太陽ギア31bに近接するような移動軌跡となるように遊星ギア53の回動軌跡の中立位置において、遊星ギア53の回動中心から太陽ギア31b側に離間した偏心位置に設けることが好ましい。
このようにすることによって、クランプ部材48を太陽ギア31bに近づけて配置することができるため、ケース35を小型化することができる。
したがって、太陽ギア52の平歯車によって連動される遊星ギア53が太陽ギア52の周りを旋回動し、操作ノブ31の回動にしたがい図7に示す実線位置53Aから鎖位置53Bの範囲で旋回移動する。
このように構成すれば、インナーケーブルの移動軌跡が近似直線軌跡となり、インナーケーブルに生じる曲げ応力を低減することができる。
なお、クランプ部材48はケース35に固定してあるため、連結部材47の移動軌跡が太陽ギア52側を通るように連結部材47を遊星ギア53に設けることが好ましい。
そうすることによって、クランプ部材48を太陽ギア52に近接した位置に配置することができるので、ケース35を小型化することができる。
この結果、コントロールケーブル46のインナーケーブル46aが連動部材47の旋回と移動にしたがって押し出され、また、引き戻され、空調ユニットが動作制御される。
本実施形態は、上記した第2実施形態の太陽ギア52に換えて扇状のかさ歯車56aを設けた太陽ギア56を配設したことに特徴があり、その他は第2実施形態と同様の構成となっている。
本実施形態は、太陽ギア57に連動する遊星ギア58に旋回部材59を設けたことが特徴となっている。
具体的には、旋回部材59の一方側を遊星ギア58の中心部に固着し、その他方側にコントロールケーブル46の連結部材47を設け、さらに、連結部材47の回転軌跡の一端側47Aとその他端側47Bとを結ぶ延長線上にクランプ部材48を配設する構成としてある。
また、図11に示すように連結部材47の移動軌跡が太陽ギア57に近接するように描かれるように、連結部材47を遊星ギア58の中心部から離間した偏心位置となるように旋回部材59に設けることが好ましい。
このように構成することによって、クランプ部材48を太陽ギア31bに近づけて配置することができるため、ケース35を小型化することができる。
また、図11において、58A、58Bは遊星ギア58が旋回動した状態を示す。
なお、上記した第1実施形態の遊星ギア、第2、第3実施形態の遊星ギア53についても上記した旋回部材59を設ける構成とすることができる。
この結果、操作ノブ毎に共通した形状とすることができるので、自動車の車種などによって異なる機能を有する操作ユニットを自由に組み合わせることができるダイヤル式のコントロール操作装置を提供することができる。
例えば、TEMPノブユニット、モードノブユニット、FANノブユニットなどをそれぞれ1つのユニットとして個別に構成しデザインに応じた組み合わせ配置により取り付けることができる。
31b 太陽ギア
32 操作ノブ
33T、33F 表示部
34 遊星ギア
35 ケース
35d ギア軸
36 固定円筒体
38 円筒体
39 風量調節スイッチ
44 案内軸孔
45 弧状孔
46 コントロールケーブル
47 連結部材
48 クランプ部材
51 連動ギア
52 太陽ギア
53 遊星ギア
56 太陽ギア
57 太陽ギア
58 遊星ギア
59 遊星ギア
Claims (4)
- 円筒状に形成した操作ノブと、
前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する太陽ギアと、
前記太陽ギアに連結させた遊星ギアと、
前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアと、
前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるコントロールケーブルとを備え、
前記操作ノブの回動操作にしたがう駆動力を、前記した太陽ギア、遊星ギア、コントロールケーブルを介して外部装置に伝達し、外部装置を動作制御する構成としたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項1に記載したコントロール操作装置において、
前記操作ノブの円筒状内には、前記コントロールケーブルによる動作制御とは別の動作制御を行う操作スイッチを配設したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項1に記載したコントロール操作装置において、
前記操作ノブを回動可能に装着するベース部材と、
インナーケーブルを摺動自在に内装させたアウターケーブルを有するコントロールケーブルと、
前記ベース部材に配設し、前記アウターケーブルの一端部を所定位置に固着するクランプ部材とを備え、
前記インナーケーブルを前記遊星ギアの回動中心部から離間した偏心部に連結すると共に、前記操作ノブの回動範囲において前記偏心部の移動軌跡の両端部を結んだ延長線上に前記クランプ部材を配設したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項1に記載したコントロール操作装置において、
前記操作ノブを回動可能に装着するベース部材と、
インナーケーブルを摺動自在に内装させたアウターケーブルを有するコントロールケーブルと、
前記ベース部材に配設し、前記アウターケーブルの一端部を所定位置に固着するクランプ部材とを備え、
さらに、円筒状の前記操作ノブの外周部には、かさ歯車として形成した連動ギアと、
平歯車で形成し、前記ベース部材に旋回可能に配設した遊星ギアと、
前記連動ギアに連結させるかさ歯車部と前記遊星ギアとを連結する平歯車部とを設けて前記ベース部材に回転可能に軸支した太陽ギアと、
前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアと、
前記操作ノブの回動操作方向に対し交差する方向に前記コントロールケーブルを駆動するように前記ベース部材に配設した前記クランプ部材とを備えて構成したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
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