JP2009086803A - ダイヤル式コントロール操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円筒状の操作ノブを備え、かつ、構成簡単にしたダイヤル式のコントロール操作装置を提案すること。
【解決手段】 円筒状に形成した操作ノブ31と、前記操作ノブ31に設けて当該操作ノブ31の駆動力を伝達する太陽ギアと31bと、前記太陽ギア31bに噛合させた遊星ギア34と、前記遊星ギア34に連結して空調ユニットを動作制御するコントロールケーブル46とを備え、前記操作ノブ31の回動操作にしたがう駆動力を、前記した太陽ギア31、遊星ギア34、コントロールケーブル46を介して空調ユニットに伝達し、空調ユニットを動作制御する構成となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、操作ノブの回動操作にしたがう駆動力をコントロールケーブルを介して外部装置に伝達し、外部装置を動作制御するダイヤル式コントロール操作装置に関する。
ダイヤル式のコントロール制御装置としては様々なものがあるが、一例として自動車などに装備される空調用コントロール操作装置について述べる。
図12及び図13は、広く知られている車輌空調用コントロール操作装置を示し、図12は同装置の正面図、図13は同装置の平面図である。
図示する如く、風向調節用の操作ノブ11、風量調節用の操作ノブ12、温度調整用の操作ノブ13がダイヤル式の操作ノブとした操作パネル10に回動可能に設けられ、また、リアウインドの熱線に通電させるリアデフスイッチ14、エアコンモードを切り換えるエアコンスイッチ15、内気循環と外気導入を切り換える内外気切換スイッチ16の各スイッチボタンが設けられている。
また、操作パネル10は、ベース17の前面側に設けられたハウジング部17aに取り付けられ、さらに、ハウジング部17aより後方に水平に延設させたベース17には、上記した操作ノブ11、13のギアシャフト18、24を回動自在に軸受けする軸受部19、25が設けられている。
すなわち、操作ノブ11がギアシャフト18の一端部側に軸着され、また、ギアシャフト18にはかさ歯車18aが設けられ、その他端部がベース17に設けられた軸受部19によって軸受けされている。
そして、かさ歯車18aをギアレバー20のギア部20aに噛合させ、操作ノブ11の回動をギアレバー20に伝達させるようになっている。
ギアレバー20は、ベース17に形成した筒状の支軸部21に回動自在に軸支されており、そして、このギアレバー20のアーム部20bには空調ユニット(図示省略)を動作制御するためのコントロールケーブル22が連結されている。
したがって、操作ノブ11を回動操作することにより、かさ歯車18aに連動したギアレバー20が回動し、コントロールケーブル22のインナーケーブル22aが押し出され、また、引き戻され空調ユニットの風向調整が行われる。
なお、コントロールケーブル22は、インナーケーブル22aを摺動可能に内装させたアウターケーブル22bを有するもので、アウターケーブル22bの一端部がベース17に配設したクランプ部材23に固着されている。
また、操作ノブ13についても上記同様に、一端側に操作ノブ13を軸着したギアシャフト24の他端側が軸受部25によって回転自在に軸受けされ、また、このギアシャフト24に設けられたかさ歯車24aが支軸部26によって軸支されたギアレバー27のギア部27aに噛合し、さらに、ギアレバー27のアーム部27aにコントロールケーブル28が連結されている。
したがって、操作ノブ13を回動操作することにより、コントロールケーブル28のインナーケーブル28aが押し出され、また、引き戻されて空調ユニットの温度調節が行われる。
なお、コントロールケーブル28は、コントロールケーブル22と同様に、インナーケーブル28aとアウターケーブル28bとからなり、アウターケーブル28bに一端部がブース17に配設したクランプ部材29に固着されている。
一方、上記したコントロール操作装置の場合、操作ノブの前面側に突出した凸状のノブ部を指先で摘んで操作するため、操作力が伝達しにくく、操作性が好ましくない。
また、従来の凸状のノブ部では、ノブ部の内側にプッシュスイッチやロータリースイッチを配設することができなかった。
さらに、操作スイッチを分散して配置しなければいけないという構造と、操作パネルの外観面での制約により、複数の操作スイッチが操作パネル上に分散して配置されるため、操作性が悪く、操作パネル全体が大きくなってしまうという問題があった。
このことから、操作ノブを円筒状に形成したコントロール操作装置が提案されている。
このコントロール操作装置は、円筒状の操作ノブにリング状の連動ギアを一体的に設けると共に、その連動ギアには遊星ギアを噛合させ、さらに、遊星ギアによって出力ギアを連動し、そして、出力ギアが上記同様のギアレバーを駆動するかさ歯車を連動してコントロールケーブルのインナーケーブル押し出し、また、引き戻す構成となっている。
特開2003−267034号公報 特開2004−210019号公報
凸状のノブ部を有する操作ノブを備えたコントロール操作装置は、かさ歯車とギアレバーのギア比を一定に保ったままで、操作ノブの中央に操作スイッチを配置したり、操作ノブをリング状にしようとすると、操作ノブの大きさに比例してかさ歯車の外径が大きくなるため、ギアレバーの外径も大型化することになる。
そこで、円筒状の操作ノブを備えるコントロール操作装置では、操作ノブに太陽ギアとなる連動ギアを設けると共に、この連動ギアに噛合させた遊星ギアとギアレバーとの間に出力ギアを設けるなどの方法でギア比を調整する構成となっているが、複数の歯車を使った減速ギア構造となっているため、構造が複雑化するなどの問題があった。
上記した事情にかんがに、本発明では、円筒状の操作ノブを備える他、構成簡単にして小型化に適するダイヤル式コントロール操作装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では第1の発明として、円筒状に形成した操作ノブと、前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する太陽ギアと、前記太陽ギアに連結させた遊星ギアと、前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアと、前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるコントロールケーブルとを備え、前記操作ノブの回動操作にしたがう駆動力を、前記太陽ギア、遊星ギア、コントロールケーブルを介して外部装置に伝達し、外部装置を動作制御する構成としたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第2の発明としては、第1の発明のコントロール操作装置において、前記操作ノブの円筒状内には、前記コントロールケーブルによる動作制御とは別の動作制御を行う操作スイッチを配設したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第3の発明としては、第1の発明のコントロール操作装置において、前記操作ノブを回動可能に装着するベース部材と、インナーケーブルを摺動自在に内装させたアウターケーブルを有するコントロールケーブルと、前記ベース部材に配設し、前記アウターケーブルの一端部を所定位置に固着するクランプ部材とを備え、前記インナーケーブルを前記遊星ギアの回動中心部から離間した偏心部に連結すると共に、前記操作ノブの回動範囲において前記偏心部の移動軌跡の両端部を結んだ延長線上に前記クランプ部材を配設したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第4の発明としては、第1の発明のコントロール操作装置において、前記操作ノブを回動可能に装着するベース部材と、インナーケーブルを摺動自在に内装させたアウターケーブルを有するコントロールケーブルと、前記ベース部材に配設し、前記アウターケーブルの一端部を所定位置に固着するクランプ部材とを備え、さらに、円筒状の前記操作ノブの外周部には、かさ歯車として形成した連動ギアと、平歯車で形成し、前記ベース部材に旋回可能に配設した遊星ギアと、前記連動ギアに連結させるかさ歯車部と前記遊星ギアとを連結する平歯車部とを設けて前記ベース部材に回転可能に軸支した太陽ギアと、前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアと、前記操作ノブの回動操作方向に対し交差する方向に前記コントロールケーブルを駆動するように前記ベース部材に配設した前記クランプ部材とを備えて構成したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置を提案する。
第1の発明のコントロール操作装置は、操作ノブと一体的に回動する太陽ギアと、この太陽ギアに連結する遊星ギアと、この遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアと、前記遊星ギアに連結したコントロールケーブルとからなる連動機構によって外部装置を動作制御する構成であるので、複数の歯車を使用することのない簡単なギア構成とすることができる。
また、太陽ギアと内接ギアの協同により移動する遊星ギアにコントロールケーブル(インナーケーブル)を連結し、遊星ギアの旋回移動に連動してコントロールケーブルが押し出され、また、引き戻されるので、コントロールケーブルのストロークを大きくすることができる。この結果、装置形態の小型化に適するコントロール操作装置となる。
第1の発明のコントロール操作装置によれば、操作ノブが円筒状となっているので、第2の発明のように、操作ノブの円筒状内に操作スイッチを配設する場合でも、簡単なギア機構となっているので、ギア機構の配置に影響されることなく、操作ノブによる動作制御と操作スイッチによる別の動作制御を集約して配置することができる。
したがって、複数の動作制御機能を有する操作ノブを1つの操作装置として構成することができる。
また、操作スイッチの操作部を集約することができるので、操作性が向上すると共に、操作パネル上の占有面積を最小限とすることが可能となる。
第3の発明のコントロール操作装置は、前記インナーケーブルを前記遊星ギアの回転中心部から離間した偏心位置に設けられた偏心部に連結すると共に、前記操作ノブの回動範囲において前記偏心部の移動軌跡の両端部を結んだ延長線上に前記アウターケーブルを固着するクランプ部材を配設することによって、前記偏心部の移動軌跡がほぼ直線的な移動軌跡(近似直線軌跡)となるため、遊星ギアの回動軌跡によって生じるインナーケーブル一端部側の揺動を抑制することができる。
すなわち、コントロールケーブルのインナーケーブルをほぼ直線的に移動させることができるので、インナーケーブルが遊星ギアの回動中心に連結されて円弧状に回動する場合に比べてインナーケーブルにかかる曲げ応力を軽減し、操作ノブの操作性を向上させることができる。
第4の発明のコントロール操作装置は、円筒状の操作ノブの外周部にかさ歯車からなる連動ギアを設け、この連動ギアによって太陽ギアと遊星ギアとを駆動し、遊星ギアに連結したコントロールケーブルによって外部装置を動作制御する構成のもので、連動ギア、太陽ギア、遊星ギア、内接ギア及びコントロールケーブルからなる連動機構となっているが、第1の発明と同様に装置形態の小型化に有利なコントロール操作装置となる。
また、操作ノブの回動方向に対し、コントロールケーブルを交差する方向に配
設するタイプのコントロール操作装置に好適となる。
次に、車輌空調用コントロール操作装置として実施した実施形態について図面に沿って説明する。
図1、図2、図3は第1実施形態を示し、図1はコントロール操作装置の正面図、図2は同コントロール操作装置の断面図、図3は要部の簡略図である。
図示する如く、このコントロール操作装置は、円筒状に形成した操作ノブ31が温度調節用ダイヤルノブ、操作ノブ31の円筒状内に配設した摘み凸部の操作ノブ32が風量調整用のダイヤルノブとなっている。
すなわち、操作ノブ31を回動操作し、その指標31aを表示部33Tのシンボル33aに選択的に合わせ温度調節する。
また、凸部を指先で摘んで操作ノブ32を回動操作し、その指標32aを表示部33Fのシンボル33bに選択的に合わせて風量調節する。
円筒形に形成した操作ノブ31は、後部外周を歯車形成し、その歯車が遊星ギア34を連動する太陽ギア31bを構成している。
この操作ノブ31は、ケース35内に突出形成したケース円筒部35aの外周に回動可能に嵌装してあり、また、操作ノブ31には、その指標31aがシンボル33aのそれぞれの位置で節度をもって回動できるようにクリックストップ機構(図示省略)が設けてある。
また、操作ノブ31をケース円筒部35aに回動可能に保持する構成としては様々な手段があるが、この実施形態では、操作ノブ31の内面にリング状に凹形部31cを形成し、ケース円筒部35aに一体に形成した係止部35bをその凹形部31cの一端部に係止させて操作ノブ31の抜け止めを図っている。
なお、上記の係止部35bはケース円筒部35aの外周面の複数箇所に設けてある。
一方、上記したケース円筒部35aの前方部には、固定円筒体36が固定してある。
具体的には、固定円筒体36に係止孔36aを設け、この係止孔36aにケース円筒部35aの係止部35cを係止させて固定してある。
上記の固定円筒体36の前端内には、放射状に設けた複数の橋絡板37を設け、橋絡板37によって内筒体38を支持する構成とし、さらに、操作ノブ32を上記の内筒体38に回動可能に挿入してある。
そして、操作ノブ32のノブ軸32bには風量調整スイッチ39の動作軸39aが嵌着してある。
なお、風量調整スイッチ39は後ケース40に配設されている。
また、上記した固定円筒体36と内筒体38との間となる橋絡板37の前側には、表示部33T、33Fを形成する表示板41が固着してある。
この表示板41は、シンボル33a、33bを透光性し、その他は非透光部として形成してあり、回路基板42に設けたランプ43を点灯させることでシンボル33a、33bが光学的に表示するようになっている。
他方、ケース35には遊星ギア34のギア軸34aを通すための弧形の案内軸孔44が形成してあり、この案内軸孔44とケース35の上部に配設した弧状の内接ギア45とで遊星ギア34の旋動方向を案内するようにしてある。
そして、ケース35より突出したギア軸34aにはコントロールケーブル46のインナーケーブル46aを連結する連結部材47が設けてある。
この、連結部材47はギア軸34aに対して回動可能となっている。
なお、インナーケーブル46aは遊星ギア34のギア軸34aに直接に連結するようにしてもよい。
コントロールケーブル46は従来例のものと同様のもので、摺動自在としたインナーケーブル46aを有するアウターケーブル46bから構成してあり、図3に示す通り、アウターケーブル46bの一端部をケース35に配設したクランプ部材48に固着し、インナーケーブル46aの一端部を上記した連結部材47に取り付けてある。
上記した第1実施形態のコントロール操作装置は、操作ノブ31を回動操作にしたがって太陽ギア31bが一体回動し、したがって、遊星ギア34が連動されて旋動し、図3に示すように、遊星ギア34が34A、34Bで示す範囲で旋回する。
このことから、インナーケーブル46aが遊星ギア34の移動、つまり、操作ノブ31の回動操作に応じて押し出され、また、引き戻されることから、外部装置としての空調ユニットが動作制御され、温度調節が行われる。
図4〜図7は第2実施形態を示し、図4はコントロール操作装置の正面図、図5は同コントロール操作装置の断面図、図6は同コントロール操作装置の平面図、図7は要部を示した簡略図である。
本実施形態では、操作ノブ31の後部にかさ歯車を有する連動ギア51を同軸回動するように固着し、そして、上記連動ギア51に連動する太陽ギア52と、この太陽ギア52に連結した遊星ギア53とを配設した構成に特徴があり、その他は上記の第1実施形態と同様の構成となっている。
本実施形態の太陽ギア52は、連動ギア51に噛合させるかさ歯車と、遊星ギア53を噛合させる平歯車とが設けてあり、また、この太陽ギア51は、ケース35に一体として立設したギア軸35dに回転自在に軸支してある。
また、遊星ギア53は、太陽ギア52のギア軸35aを中心としてケース35に形成した弧状の案内軸孔54にギア軸53aを突入させ、また、太陽ギア52の平歯車とケース35に設けた弧状ギア55とに噛合して旋動するようになっている。
さらに、本実施形態では、コントロールケーブル46のインナーケーブル46aを連結する連結部材48については、遊星ギア53の回動中心から離間した偏心位置に設けられている。
すなわち、インナーケーブル46aを遊星ギア53の偏心位置に連結すると共に、操作ノブ31の回動範囲において前記偏心位置に設けられた連結部材47の回動軌跡の両端部を結んだ延長線上にクランプ部材48が配設してある。
なお、連結部材47は、遊星ギア53に対して回動可能に取り付けられている。
また、連結部材47が太陽ギア31bに近接するような移動軌跡となるように遊星ギア53の回動軌跡の中立位置において、遊星ギア53の回動中心から太陽ギア31b側に離間した偏心位置に設けることが好ましい。
このようにすることによって、クランプ部材48を太陽ギア31bに近づけて配置することができるため、ケース35を小型化することができる。
このように構成した第2実施形態は、操作ノブ31を回動操作すると、その回動操作に対応して連動ギア51に連動された太陽ギア52がギア軸53aを支軸として回動する。
したがって、太陽ギア52の平歯車によって連動される遊星ギア53が太陽ギア52の周りを旋回動し、操作ノブ31の回動にしたがい図7に示す実線位置53Aから鎖位置53Bの範囲で旋回移動する。
本実施形態では、遊星ギア53が上記のように移動する場合、操作ノブ31の回動範囲における連結部材47の回動軌跡の一方端が図7に示す47Aの位置となり、その他方端が47Bの位置となるように構成すると共に、連結部材47の回動軌跡位置47Aと47Bとを結んだ延長線上にクランプ部材48を配設する構成としてある。
このように構成すれば、インナーケーブルの移動軌跡が近似直線軌跡となり、インナーケーブルに生じる曲げ応力を低減することができる。
なお、クランプ部材48はケース35に固定してあるため、連結部材47の移動軌跡が太陽ギア52側を通るように連結部材47を遊星ギア53に設けることが好ましい。
そうすることによって、クランプ部材48を太陽ギア52に近接した位置に配置することができるので、ケース35を小型化することができる。
上記した第2実施形態のコントロール操作装置は、操作ノブ31の回動操作により、連動ギア51に連動される太陽ギア52がギア軸35dを支軸として回動し、これより、遊星ギア53が連動されて太陽ギア52の周りを旋回動する。
この結果、コントロールケーブル46のインナーケーブル46aが連動部材47の旋回と移動にしたがって押し出され、また、引き戻され、空調ユニットが動作制御される。
図8、図9、図10は第3実施形態を示し、図8はコントロール操作装置の断面図、図9は要部を示す簡略図、図10はコントロールケーブルの連結状態を示す簡略図である。
本実施形態は、上記した第2実施形態の太陽ギア52に換えて扇状のかさ歯車56aを設けた太陽ギア56を配設したことに特徴があり、その他は第2実施形態と同様の構成となっている。
この実施形態の太陽ギア56は、連動ギア51に噛合させるかさ歯車56aと、遊星ギア53を連動する平歯車56bとを備えた構成とし、また、この太陽ギア56には、円形輪状のギア軸56cを設け、このギア軸56cをケース35の一部に回動可能にして軸着してある。
本実施形態では、操作ノブ31の回動操作により、連動ギア51、太陽ギア52、遊星ギア53、コントロールケーブル56を介して空調ユニットが動作制御されるので、この制御動作については第2実施形態のコントロール操作装置と同様となる。
図11は第4実施形態として示した図3、図7、図10同様の要部簡略図である。
本実施形態は、太陽ギア57に連動する遊星ギア58に旋回部材59を設けたことが特徴となっている。
具体的には、旋回部材59の一方側を遊星ギア58の中心部に固着し、その他方側にコントロールケーブル46の連結部材47を設け、さらに、連結部材47の回転軌跡の一端側47Aとその他端側47Bとを結ぶ延長線上にクランプ部材48を配設する構成としてある。
本実施形態のように遊星ギア58に旋回部材59を設ける構成では、旋回部材59の長さを調整することができる。
また、図11に示すように連結部材47の移動軌跡が太陽ギア57に近接するように描かれるように、連結部材47を遊星ギア58の中心部から離間した偏心位置となるように旋回部材59に設けることが好ましい。
このように構成することによって、クランプ部材48を太陽ギア31bに近づけて配置することができるため、ケース35を小型化することができる。
また、図11において、58A、58Bは遊星ギア58が旋回動した状態を示す。
なお、上記した第1実施形態の遊星ギア、第2、第3実施形態の遊星ギア53についても上記した旋回部材59を設ける構成とすることができる。
以上、好ましい実施形態について説明したが、内接ギア45は弧状のギアとすることなく、リング状のギアとすることもでき、また、操作ノブ32によって動作制御されるスイッチは、個別のものとして取り付けるスイッチの他、回路基板42に設けた接点を操作ノブによって切り換える構成としてもよく、また、このように操作ノブ31内に配設する操作ノブはプッシュスイッチやロータリースイッチとすることができる。
また、本発明のコントロール操作装置は、ギア構成が太陽ギア、遊星ギア、内接ギアまた、連動ギア、太陽ギア、遊星ギア、内接ギアからなるので、ギア構成を小型化することができ、ギア構成部をケース内に収容することができる。
この結果、操作ノブ毎に共通した形状とすることができるので、自動車の車種などによって異なる機能を有する操作ユニットを自由に組み合わせることができるダイヤル式のコントロール操作装置を提供することができる。
例えば、TEMPノブユニット、モードノブユニット、FANノブユニットなどをそれぞれ1つのユニットとして個別に構成しデザインに応じた組み合わせ配置により取り付けることができる。
自動車に備える空調用コントロール操作装置などのようにダイヤル式の操作ノブを回動操作して外部装置を動作制御するコントロール操作装置に適用することができる。
第1実施形態として示したコントロール操作装置の正面図である。 第1実施形態として示したコントロール操作装置の断面図である 第1実施形態として示したコントロール操作装置の要部を示した簡略図である。 第2実施形態として示したコントロール操作装置の正面図である。 第2実施形態として示したコントロール操作装置の断面図である。 第2実施形態として示したコントロール操作装置の平面図である。 第2実施形態として示したコントロール操作装置の要部を示した簡略図である。 第3実施形態として示したコントロール操作装置の断面図である。 第3実施形態として示したコントロール操作装置の要部を示した簡略図である。 第3実施形態として示したコントロール操作装置に備えるコントロールケーブルの連結状態を示した簡略図である。 第4実施形態として示したコントロール操作装置の要部を示した簡略図である。 従来例として示したコントロール操作装置の正面図である。 従来例として示したコントロール操作装置の平面図である。
符号の説明
31 操作ノブ
31b 太陽ギア
32 操作ノブ
33T、33F 表示部
34 遊星ギア
35 ケース
35d ギア軸
36 固定円筒体
38 円筒体
39 風量調節スイッチ
44 案内軸孔
45 弧状孔
46 コントロールケーブル
47 連結部材
48 クランプ部材
51 連動ギア
52 太陽ギア
53 遊星ギア
56 太陽ギア
57 太陽ギア
58 遊星ギア
59 遊星ギア

Claims (4)

  1. 円筒状に形成した操作ノブと、
    前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する太陽ギアと、
    前記太陽ギアに連結させた遊星ギアと、
    前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアと、
    前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるコントロールケーブルとを備え、
    前記操作ノブの回動操作にしたがう駆動力を、前記した太陽ギア、遊星ギア、コントロールケーブルを介して外部装置に伝達し、外部装置を動作制御する構成としたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
  2. 請求項1に記載したコントロール操作装置において、
    前記操作ノブの円筒状内には、前記コントロールケーブルによる動作制御とは別の動作制御を行う操作スイッチを配設したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
  3. 請求項1に記載したコントロール操作装置において、
    前記操作ノブを回動可能に装着するベース部材と、
    インナーケーブルを摺動自在に内装させたアウターケーブルを有するコントロールケーブルと、
    前記ベース部材に配設し、前記アウターケーブルの一端部を所定位置に固着するクランプ部材とを備え、
    前記インナーケーブルを前記遊星ギアの回動中心部から離間した偏心部に連結すると共に、前記操作ノブの回動範囲において前記偏心部の移動軌跡の両端部を結んだ延長線上に前記クランプ部材を配設したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
  4. 請求項1に記載したコントロール操作装置において、
    前記操作ノブを回動可能に装着するベース部材と、
    インナーケーブルを摺動自在に内装させたアウターケーブルを有するコントロールケーブルと、
    前記ベース部材に配設し、前記アウターケーブルの一端部を所定位置に固着するクランプ部材とを備え、
    さらに、円筒状の前記操作ノブの外周部には、かさ歯車として形成した連動ギアと、
    平歯車で形成し、前記ベース部材に旋回可能に配設した遊星ギアと、
    前記連動ギアに連結させるかさ歯車部と前記遊星ギアとを連結する平歯車部とを設けて前記ベース部材に回転可能に軸支した太陽ギアと、
    前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアと、
    前記操作ノブの回動操作方向に対し交差する方向に前記コントロールケーブルを駆動するように前記ベース部材に配設した前記クランプ部材とを備えて構成したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。














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