JP2014104956A - 車輌空調用コントロール操作装置。 - Google Patents

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Abstract

【課題】 円筒状の操作ノブを備えたコントロール操作装置において、可能なるかぎり構成簡単にして小型軽量化することを目的とする。
【解決手段】 操作ノブ51に一体的に設けた連動ギア56と、この連動ギア56とかさ歯車で連結させた回転部材59と、ベース52の第2取付枠52bに形成した弧状孔部61aと、第2取付枠52bに形成した直線孔部61bとからなるガイド孔61と、中程に駆動軸60aを、一端部に摺動軸60bを設けると共に他端部を出力部60cとして形成した揺動部材60とを設け、前記揺動部材60の駆動軸60aを前記弧状孔部61aを通して前記回転部材59の連動軸孔59cに軸支し、その摺動軸60bを前記直線孔部61bに突入させ、さらに、その出力部61cに空調装置を動作制御するコントロールケーブル62を連結した構成となっている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、操作ノブの回動操作にしたがう駆動力をコントロールケーブルを介して空調装置に伝達し、空調装置を動作制御する車輌空調用コントロール操作装置に関する。
図10及び図11は、広く知られている車輌空調用コントロール操作装置(第1従来例)を示し、図10は同装置の正面図、図11は同装置の平面図である。
図示する如く、風向調節用の操作ノブ11、風量調節用の操作ノブ12、温度調節用の操作ノブ13がダイヤル式の操作ノブとして操作パネル10に回動可能に設けられ、さらに、リアデフスイッチの操作ボタン14、エアコンスイッチの操作ボタン15、内外気切換スイッチの操作ボタン16が設けられている。
また、操作パネル10は、ベース17の前面側に設けられたハウジング部17aに取り付けられ、さらに、ハウジング部17aより後方に水平に延設させたベース17には、上記した操作ノブ11、13のギアシャフト18、24を可動自在に軸受けする軸受部19、25が設けられている。
すなわち、操作ノブ11がギアシャフト18の一端部側に軸着され、また、ギアシャフト18にはかさ歯車18aが設けられ、その他端部がベース17に設けられた軸受部19によって軸受けされている。
そして、かさ歯車18aをギアレバー20のギア部20aに噛合させ、操作ノブ11の回動をギアレバー20に伝達させるようになっている。
ギアレバー20は、ベース17に形成した筒状の支軸部21に回動自在に軸支されており、そして、このギアレバー20のアーム部20bには空調装置(図示省略)を動作制御するためのコントロールケーブル22が連結されている。
したがって、操作ノブ11を回動操作することにより、かさ歯車18aに連動したギアレバー20が回動し、コントロールケーブル22のインナーケーブル22aが押し出され、また、引き戻されて空調装置の風向き調節が行われる。
なお、コントロールケーブル22は、インナーケーブル22aを摺動可能に内装させたアウターケーブル22bを有するもので、アウターケーブル22bの一端部がベース17に配設したクランプ23に固着されている。
また、操作ノブ13についても上記同様に、一端側に操作ノブ13を軸着したギアシャフト24の他端側が軸受部25によって回転自在に軸受けされ、また、このギアシャフト24に設けられたかさ歯車24aが軸支部26によって軸支されたギアレバー27のギア部27aに噛合し、さらに、ギアレバー27のアーム部27bにコントロールケーブル28が連結されている。
したがって、操作ノブ13を回動操作することにより、コントロールケーブル28のインナーケーブル28aが押し出され、また、引き戻されて空調装置の温度調節が行われる。
なお、コントロールケーブル28は、コントロールケーブル22と同様に、インナーケーブル28aとアウターケーブル28bとからなり、アウターケーブル28bの一端部がケース17に配設したクランプ29に固着されている。
一方、上記したコントロール操作装置の場合、操作ノブの前面側に突出した凸状のノブ部を指先で摘んで操作するため、操作力が伝達しにくく、操作性が好ましくない。
また、インナーケーブル22aがギアレバー20のアーム部20bの旋回動にしたがって移動するため、インナーケーブル22aの駆動部分に曲げ応力が加わり、アウターケーブル22bに対するインナーケーブル22aの摺動抵抗が増し、また、コントロールケーブルの耐久性に問題があった。
この関係は、インナーケーブル28aについても同様となる。
さらに、従来の凸状のノブ部では、ノブ部の内側にプッシュスイッチやロータリースイッチの操作部材を配設することができなかった。
このことから、操作ノブを円筒状に形成したコントロール操作装置が提案されている。
図12はこの種のコントロール操作装置(第2従来例)を示し、図示する如く、操作ノブ31が円筒状に形成され、その後方外周にはかさ歯車からなる連動ギア32が一体的に固着され、また、その連動ギア32には太陽ギア33が噛合し、さらに、太陽ギア33には遊星ギア34が噛合している。
なお、操作ノブ31は、ベース35内に突出形成したベース円筒部35aの外周に回動可能に嵌装されている。
また、太陽ギア33は、連動ギア32に噛合させるかさ歯車33aと遊星ギア34に噛合させる平歯車33bを有し、ベース35に直立形成した支軸35bに回動可能に軸支されている。
さらに、遊星ギア34は、太陽ギア33を中心としてベース35に形成した弧状の案内軸孔36にギア軸34aを突入させ、また、太陽ギア33の平歯車33bとベース35に設けた弧状ギア37とに噛合させることで、旋回動方向が案内されるようになっている。
また、この遊星ギア34の回動中心から離れた偏心位置に設けた連結部材38には、コントロールケーブル39のインナーケーブル39aが連結されており、さらに、遊星ギア34の回転にしがって旋回動する連結部材38の旋回軌跡の両端部を結んだ延長線上にクランプ40が配設されている。
なお、連結部材38は、遊星ギア34に対し回転可能に取付けられている。
このように構成したコントロール装置は、操作ノブ31の回動操作により、連動ギア32に連動される太陽ギア33が回動し、これより、遊星ギア34が連動されて太陽ギア33の周りを自転しながら旋回動する。
したがって、遊星ギア34が、図13に示すように、図示実線34Aと図示鎖線34Bの間で旋回することから、連結部材38が遊星ギア34の自転と旋回によって、図示矢印41のように直線的に移動し、インナーケーブル39aを押し出し、また、引き戻し空調装置を動作制御する。
この結果、インナーケーブル39aの移動軌跡が近似直線軌跡となり、インナーケーブル39aに生じる曲げを極力少なくすることができる。
なお、上記したコントロール装置は、例えば、操作ノブ31を風向調節用ノブまたは温度調節用ノブとした場合、内部には風量調節用ノブ42をも設けることができる。
この風量調節用ノブ42はロータリースイッチ43をスイッチ動作させるようになっている。
特開2003−267034号公報 特許第4904546号公報
上記した第2従来例のコントロール操作装置は、コントロールケーブル39のインナーケーブル39aが図示矢印41に沿って直線的に押し出され、また、引き戻されるから、コントロールケーブル39の耐久性が増し、また、摺動抵抗も少なくなり、その上、 円筒状の操作ノブ31を備えていることから、操作性に優れるコントロール操作装置となっている。
ところが、このコントロール操作装置は、装置形態が大型化し、重量も増大すると言う問題があり、実用的には必ずしも好ましくなかった。
そこで、本発明では上記した実情にかんがみ、円筒状の操作ノブを備え、コントロールケーブルの耐久性を高め、かつ、摺動抵抗も少なくし、さらに、可能なるかぎり小型軽量化に適するコントロール操作装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では第1の発明として、円筒状に形成した操作ノブと、ベースに回転自在に軸支し、前記操作ノブの回転操作に連動して回転させる回転部材と、前記回転部材の回転中心から偏心した位置の旋回軌跡に平行させてベースに形成した弧状孔部と、前記回転部材の外周から回転中心に向かう直線に平行させ、かつ、前記弧状孔部の中程に連通させるようにしてベースに形成した直線孔部とからなるガイド孔と、中程に駆動軸を、一端部に摺動軸を設けると共に他端部を出力部として形成した揺動部材とを設け、前記揺動部材をベース外に配設し、その駆動軸を前記ガイド孔の弧状孔部を通して前記回転部材の回転中心から偏心した位置に回転可能に軸支し、その摺動軸を前記ガイド孔の直線孔部に突入させ、さらに、その出力部に空調装置を動作制御するコントロールケーブルを連結して構成したことを特徴とする車輌空調用コントロール操作装置を提案する。
第2の発明としては、ベースに回転可能に設けた円筒状の操作ノブと、前記操作ノブに一体的に設けたかさ歯車からなる円筒状の連動ギアと、この連動ギアに噛合させるかさ歯車を有し、前記操作ノブの回転中心軸線に対し直交する方向としてベース内に設けた支軸部に軸支させた回転部材と、前記回転部材の回転中心から偏心した位置の旋回軌跡に平行させてベースに形成した弧状孔部と、前記回転部材の外周から回転中心に向かう直線に平行させ、かつ、前記弧状孔部の中程に連通させるようにしてベースに形成した直線孔部とからなるガイド孔と、中程に駆動軸を、一端部に摺動軸を設けると共に他端部を出力部として形成した揺動部材とを設け、前記揺動部材をベース外に配設し、その駆動軸を前記ガイド孔の弧状孔部を通して前記回転部材の回転中心から偏心した位置に回転可能に軸支し、その摺動軸を前記ガイド孔の直線孔部に突入させ、さらに、その出力部に空調装置を動作制御するコントロールケーブルを連結して構成したことを特徴とする車輌空調用コントロール操作装置を提案する。
第3の発明としては、上記第2の発明のコントロール操作装置において、前記操作ノブを回動操作可能に支持する円筒状支持体と、この円筒状支持体を固定する第1取付枠と、当該第1取付枠の下方部所に一体的に設け、かつ、前記操作ノブの回転軸線方向に延設した第2取付枠とからなるベースと、前記ベースの第2取付枠に形成した前記ガイド孔とを設け、前記第2取付枠内には、前記回転部材を軸支する軸支部を設けると共に、前記揺動部材は当該第2取付枠外に配設し、その駆動軸を前記ガイド孔の弧状孔部を通して前記回転部材の回転中心から偏心した位置に回転可能に軸支し、その摺動軸を前記ガイド孔の直線孔部に突入させ、さらに、その出力部に空調装置を動作制御するコントロールケーブルを連結して構成したことを特徴とする車輌空調用コントロール操作装置を提案する。
第4の発明としては、上記第2の発明のコントロール操作装置において、前記操作ノブの円筒状内には、前記コントロールケーブルによる動作制御とは別の動作制御を行う操作スイッチノブを配設したことを特徴とする車輌空調用コントロール操作装置を提案する。
本発明では、ベースに形成したガイド孔と揺動部材とによってスコット・ラッセル近似平行運動機構を構成しており、この平行運動機構によって、回転部材の回転運動を直線運動に変換している。
すなわち、操作ノブの回転操作に連動して回転部材が回転すると、この回転部材の回転に連動されて揺動部材の駆動軸が駆動されガイド孔の弧状孔部内を移動するため、揺動部材の摺動軸がガイド孔の直線孔部内を移動する。
したがって、揺動部材が回転部材の回転にしたがって摺動軸を中心に旋回するため、揺動部材の出力部が直線的に移動する。
つまり、揺動部材の出力部に連結したコントロールケーブルが直線的に送り出され、また、引き戻されることから、コントロールケーブルの駆動部に曲げ応力が加わらない。
このことから、コントロールケーブルの耐久性が維持され、また、コントロールケーブルが少ない摺動抵抗のものとなる上、円筒状の操作ノブを備えていることから、操作性に優れるコントロール操作装置となる。
また、特に、本発明のコントロール操作装置は、スコット・ラッセル近似平行運動機構を採用して、操作ノブに連動する回転部材の回転運動を直線運動に変換し、コントロールケーブルを移動させる構成としたので、構成簡単にして小型軽量化に適するコントロール操作装置となる。
さらに、本発明では、第4の発明のように、上記操作ノブによる動作制御とは別の動作制御を行う操作スイッチノブを上記の操作ノブ内に設けることができる。
本発明の一実施形態として示したコントロール操作装置の正面図である。 上記コントロール操作装置の底面図である。 上記コントロール操作装置の後部上方から見た斜視図である。 上記コントロール操作装置の後部下方から見た斜視図である。 図1上のA−A線断面図である。 上記コントロール操作装置の分解斜視図である。 上記コントロール操作装置に備えたベースと回転部材とを示した拡大斜視図である。 コントロールケーブルの押し出し動作を示す上記コントロール操作装置の部分的な底面図である。 コントロールケーブルの引き戻し動作を示す図8同様の底面図である。 第1従来例として示したコントロール操作装置の正面図である。 第1従来例のコントロール操作装置の平面図である。 第2従来例として示したコントロール操作装置の断面図である。 第2従来例のコントロール操作装置の動作を示す簡略的な平面図である。
次に、本発明の一実施形態について図面に沿って説明する。
図1はコントロール操作装置の正面図、図2は同コントロール操作装置の底面図、図3は後部上方から見た上記コントロール操作装置の斜視図、図4は後部下方から見た上記コントロール操作装置の斜視図、図5は図1上のA−A線断面図、図6は上記コントロール操作装置の分解斜視図である。
これらの図面に示すように、51は円筒形に形成した温度調節用の操作ノブで、この操作ノブ51は、図5、図6から分かる通り、ベース52に固着するベース円筒体53の外周に回転可能に取付けてあり,また、ベース円筒体53内には、風量調節用の操作スイッチノブ54が配設してある。
操作ノブ51は、図1に示すように、指標51aをシンボル51bに合わせるように操作して温度調節し、操作スイッチノブ54は指標54aをシンボル54bに合わせるように操作することで、ロータリースイッチ55(図5参照)をスイッチ動作させて風量調節する。
さらに、図5、図6から分かるように、操作ノブ51にはかさ歯車56aを有するリング状の連動ギア56が一体的に設けてある。
一方、上記したベース円筒体53を固着するベース52は、縦型形成の第1取付枠52aと、この第1取付枠52aの下方部所に横型形成し、操作ノブ51の回転軸線方向に延設した第2取付枠52bとより構成してある。
そして、第1取付枠52aには、上記した操作ノブ51や操作スイッチノブ54を装備する他、上記したロータリースイッチ55やコネクタ57などを装備した回路基板58などが取り付けてあり、また、第2取付枠52bには回転部材59が装備してある。
すなわち、回転部材59は、図5、図6より分かる通り、かさ歯車59aを有するほぼ半円形状の板状体で、これには、回転中心に設けた回転軸孔59bと回転中心から離れた偏心位置に設けた連動軸孔59cとが設けてある。
なお、上記の回転部材59は必ずしも半円形板とせずに円形板とすることができる。
この回転部材59は、その回転軸孔59bを第2取付枠52bに直立形成した支持軸52cに嵌着してある。
つまり、回転部材59を第2取付枠52b内に回転可能に軸着すると共に、そのかさ歯車59aを連動ギア56のかさ歯車56aに噛合させてある。
他方、ベース52の第2取付枠52bには、揺動部材60と共にスコット・ラッセル近似平行運動機構を構成するガイド孔61が形成してある。
すなわち、図2、図7より分かるように、ガイド孔61は第2取付枠52bに設けた弧状孔部61aと直線孔部61bとより形成してある。
詳しくは、弧状孔部61aは、回転部材59に設けた連動軸孔59cの旋回軌跡に平行させた弧状孔として形成してあり、また、直線孔部61は回転部材59の外周59dから回転中心に向かう直線に平行させ、かつ、上記の弧状孔部61aの中程に連通させた直線孔として形成してある。
上記した揺動部材60は、図2、図6より分かるように、中程に駆動軸60aを、一端部に摺動軸60bをそれぞれ設け、他端部を出力部60cとした長形の板状体となっている。
上記の揺動部材60は第2取付枠52bの外面側に配設し、その駆動軸60aは、上記したガイド孔61の弧状孔部61aを通して回転部材59の連動軸孔59cに回転可能に軸着してあり、また、その摺動軸60bは、上記のガイド孔61の直線孔部61b内に突入させてある。
また、上記揺動部材60の出力部60cには、コントロールケーブル62のインナーケーブル62aが連結させてある。
なお、コントロールケーブル62は、アウターケーブル62bの一端部が第2取付枠52bに設けたクランプ63に固着してある。
上記のように構成したコントロール操作装置は、操作ノブ51を回動動作すれば、連動ギア56が操作ノブ51と一体的に回動するから、かさ歯車56a、59aによって連結された回転部材59が支持軸52cを中心にして回動する。
したがって、回転部材59の連動軸孔59cに駆動軸60aを軸着した揺動部材60が回動部材59の回動にしたがって摺動軸60bを支点に旋回する。
例えば、操作ノブ51を右回動させれば、回転部材59も右回動(上方から見て)するため、揺動部材60の駆動軸60aが回転部材59の回動に連動されてガイド孔61の弧状孔部61a内を移動する。
したがって、駆動軸61が弧状孔部61a内を移動するに伴い摺動軸60bがガイド孔61の直線孔部61b内を摺動することから、揺動部材60が、図8に示すように、摺動軸60bを支点に右旋回(図2上)する。
揺動部材60がこのように旋回する場合、その出力部60cが図8の矢印64a方向に直線的に移動するので、インナーケーブル62aが矢印64a方向に直線的に押し出され、空調装置の温度調節が行われる。
上記とは反対に、操作レバー51を左方向に回動操作すれば、回転部材59が左回動(上方から見て)するため、揺動部材60が左旋回(図2上)し、その出力部60cが、図9に示す矢印64b方向に直線的に移動する。
したがって、インナーケーブル62aが矢印64b方向に直線的に押し出され、空調装置の温度調節が行われる。
上記したように、揺動部材60とガイド孔61からなるスコット・ラッセル近似平行運動機構を備えたので、揺動部材60が操作ノブ52の回動操作量に対応して旋回し、コントロールケーブル62のインナーケーブル62aを直線的に押し出し、また、引き戻すので、コントロールケーブル62の駆動部には曲げ応力が加わらず、コントロールケーブル62の摺動抵抗も少ない。
その上、上記実施形態の如く、本発明のコントロール操作装置は、操作ノブ51と、回転部材59と、スコット・ラッセル近似平行運動機構とが主な構成部品となっているため、構成簡単にして小型軽量化に適するコントロール操作装置となる。
なお、上記実施形態に示した連動ギア56は操作ノブ52と一体に形成することもでき、操作ノブ51は風向調節用の操作ノブとしても同様に実施することができる。
自動車などの車輌に備える空調用コントロール操作装置に適用することができる。
51 操作ノブ
52 ベース
52a 第1取付枠
52b 第2取付枠
56 連動ギア
56a かさ歯車
59 回転部材
59a かさ歯車
59b 回転軸孔
59c 連動軸孔
60 揺動部材
60a 駆動軸
60b 摺動軸
60c 出力部
61 ガイド孔
61a 弧状孔部
61b 直線孔部
62 コントロールケーブル










Claims (4)

  1. 円筒状に形成した操作ノブと、
    ベースに回転自在に軸支し、前記操作ノブの回転操作に連動して回転させる回転部材と、
    前記回転部材の回転中心から偏心した位置の旋回軌跡に平行させてベースに形成した弧状孔部と、前記回転部材の外周から回転中心に向かう直線に平行させ、かつ、前記弧状孔部の中程に連通させるようにしてベースに形成した直線孔部とからなるガイド孔と、
    中程に駆動軸を、一端部に摺動軸を設けると共に他端部を出力部として形成した揺動部材とを設け、
    前記揺動部材をベース外に配設し、その駆動軸を前記ガイド孔の弧状孔部を通して前記回転部材の回転中心から偏心した位置に回転可能に軸支し、その摺動軸を前記ガイド孔の直線孔部に突入させ、さらに、その出力部に空調装置を動作制御するコントロールケーブルを連結して構成したことを特徴とする車輌空調用コントロール操作装置。
  2. ベースに回転可能に設けた円筒状の操作ノブと、
    前記操作ノブに一体的に設けたかさ歯車からなる円筒状の連動ギアと、
    この連動ギアに噛合させるかさ歯車を有し、前記操作ノブの回転中心軸線に対し直交する方向としてベース内に設けた支軸部に軸支させた回転部材と、
    前記回転部材の回転中心から偏心した位置の旋回軌跡に平行させてベースに形成した弧状孔部と、前記回転部材の外周から回転中心に向かう直線に平行させ、かつ、前記弧状孔部の中程に連通させるようにしてベースに形成した直線孔部とからなるガイド孔と、
    中程に駆動軸を、一端部に摺動軸を設けると共に他端部を出力部として形成した揺動部材とを設け、
    前記揺動部材をベース外に配設し、その駆動軸を前記ガイド孔の弧状孔部を通して前記回転部材の回転中心から偏心した位置に回転可能に軸支し、その摺動軸を前記ガイド孔の直線孔部に突入させ、さらに、その出力部に空調装置を動作制御するコントロールケーブルを連結して構成したことを特徴とする車輌空調用コントロール操作装置。
  3. 請求項2に記載したコントロール操作装置において、
    前記操作ノブを回動操作可能に支持する円筒状支持体と、
    この円筒状支持体を固定する第1取付枠と、当該第1取付枠の下方部所に一体的に設け、かつ、前記操作ノブの回転軸線方向に延設した第2取付枠とからなるベースと、
    前記ベースの第2取付枠に形成した前記ガイド孔とを設け、
    前記第2取付枠内には、前記回転部材を軸支する軸支部を設けると共に、前記揺動部材は当該第2取付枠外に配設し、その駆動軸を前記ガイド孔の弧状孔部を通して前記回転部材の回転中心から偏心した位置に回転可能に軸支し、その摺動軸を前記ガイド孔の直線孔部に突入させ、さらに、その出力部に空調装置を動作制御するコントロールケーブルを連結して構成したことを特徴とする車輌空調用コントロール操作装置。
  4. 請求項2に記載したコントロール操作装置において、
    前記操作ノブの円筒状内には、前記コントロールケーブルによる動作制御とは別の動作制御を行う操作スイッチノブを配設したことを特徴とする車輌空調用コントロール操作装置。







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