JP6578536B2 - ダイヤル式コントロール操作装置 - Google Patents
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Description
図10は空調用のコントロール操作装置の正面図、図11は同コントロール操作装置の断面図、図12は同コントロール操作装置の要部を示す簡略的な部分図である。
すなわち、操作ノブ11を回動操作し、その指標11aを表示部13のシンボル13aに選択的に合わせ温度調節する。
また、凸部を指先で摘んで操作ノブ12を回動操作し、その指標12aを表示部14のシンボル14aに選択的に合わせて風量調節する。
この操作ノブ11は、ケース16内に突出形成したケース円筒部16aの外周に回動可能に嵌装してあり、また、操作ノブ11には、その指標11aがシンボル13aのそれぞれの位置で節度をもって回動できるようにクリックストップ機構(図示省略)が設けてある。
上記の固定円筒体17の前端内には、放射状に設けた複数の橋絡板18を設け、橋絡板18によって円筒体19を支持する構成とし、さらに、操作ノブ12を上記の円筒体19に回動可能に挿入してある。
そして、操作ノブ12のノブ軸12bには風量調節スイッチ20の動作軸20aが嵌着してある。
また、上記した固定円筒体17と円筒体19との間となる橋絡板18の前側には、表示部13、14を形成する表示板21が固着してある。
なお、風量調節スイッチ20は後ケース22に配設されている。
そして、後ケース22より突出したギア軸15aにはケーブル25のインナーケーブル25aを連結してある。
このことから、インナーケーブル25aが遊星ギア15の移動にしたがって直線運動し、操作ノブ11の回動操作に応じて押し出され、また、引き戻されることから、外部装置としての空調ユニットが動作制御され、温度調節が行われる。
この結果、インナーケーブル25aがアウターケーブル25b内をスムーズに移動するケーブル25となるから、ケーブルの曲げを少なくして配索することができ、動作制御が軽快なコントロール操作装置となる。
その上、ベースをホルダーに対し、太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の位置を変えて取り付けることができるので、コントロール操作装置と動作制御する外部装置とのレイアウトが変更された場合であっても、ベースの取り付け角度を適度にかえることで、可能なるかぎりケーブルの曲げを少なくして外部装置に連結することができる。
この結果、コントロール操作装置と動作制御する外部装置のレイアウトの変更に係わらず、操作ノブの軽快操作なコントロール操作装置となる。
補助ベースに設けた取付ネジ孔とによって、ベースの取り付け角度を更に細かく変えることができる。
図1はコントロール操作装置の正面図、図2は同コントロール操作装置の斜視図、図3は図1上のA―A線断面図、図4は同コントロール操作装置の分解斜視図である。
太陽ギア32は筒状体部32aの後縁側に歯車形成したギア32bを有し、また、筒状体部32aの外表面には操作ノブ31に連結するための連結凸部32cが設けてある。
この連結凸部32cは、操作ノブ31の外表面に設けた連結溝孔部31aに嵌合させて太陽ギア32を操作ノブ31に連結する。
また、このホルダー33には、操作ノブ31の回動操作位置に節度を与えるバネ34と小球35とが備えてあり、小球35がバネ力で太陽ギア32の節度溝32dに落入する構成の節度機構としてある。
なお、太陽ギア32の内面に設けた弧状板部36は太陽ギア32の回転範囲を定めるものである。
すなわち、ベース37の取り付け面37aには、太陽ギア32の回転軸線Q(図3参照)上にバルブ39の装着孔37bを設けると共に、その回転軸線Qを中心とする円周上に相当する部所には複数の取付ネジ孔40が設けてある。
遊星ギア42は、回転中心から偏心した位置にケーブル43の連結部42aが設けてあり、この連結部42aが図3、図6より分かるように、ベース37に設けた横長の長孔37cから後向きに突出している。
さらに、ベース37の装着孔37bにはバルブ39を装着し、さらに、ホルダー33の前面側にはディスプレイ45を取り付ける。
なお、ディスプレイ45には風向調節のシンボル45aが付してある。
この結果、ケーブル43は空調ユニットに向かって適度に引き出すことができるから、曲げの少ないケーブル43の配索が可能となり、操作フィーリングに優れるコントロール操作装置となる。
したがって、遊星ギア42の偏心位置にある連結部42aが長孔37c内をほぼ直線的に移動することから、連結部42aに連結されたインナーケーブル43aが直線的に押し出され、また、引き戻されて空調ユニットを動作制御する。
この結果、ケーブル43の配索曲線を可能なるかぎり少なくし、アウターケーブル43bに対するインナーケーブル43aの摺動抵抗を減少させることができるので、操作フィーリングに優れるコントロール操作装置となる。
これら図8及び図9に示すように、本実施形態では、ベース37の取り付け面を円形孔46として形成し、さらに、この円形孔46に嵌合固着する補助ベース47が別体に形成してあり、その他は、図1〜図7に示す実施形態と同様の構成である。
また、この補助ベース47には、上記実施形態の取付ネジ孔40と同様の取付ネジ孔48とバブル装着孔49とを設け、さらに、取付ネジ50によってベース37に取り付けるための取付腕47bが設けてある。
その後、ホルダー33にベース37を取り付け、上記実施形態と同様にしてコントロール操作装置を組み立てる。
すなわち、ベース37の取り付け角度が,総体的には360°÷{(360°÷30°)×3通り}=10°間隔をもって変えることが可能となる。
なお、コントロール操作装置の大きさには制限があり、取付ネジ孔40の間隔を10°に形成することは生産上困難であるから、上記のように補助ベース47を備えることで本実施形態ではその問題を解決し、装置の小形化を図っている。
したがって、ケーブル43の配索方向をさらに細かく定めることができる。
32 太陽ギア
33 ホルダー
33b ネジ孔
37 ベース
37a 取り付け面
37c 長孔
37d 保持部
38 位置決めピン
40 取付ネジ孔
41 内接ギア
42 遊星ギア
43 ケーブル
44 取付ネジ
46 円形孔
46a〜46c 角度調整溝
47 補助ベース
47a 嵌合舌片
Claims (5)
- 円筒状に形成した操作ノブと、
前記操作ノブと一体的に回動し、当該操作ノブの駆動力を伝達する筒状の太陽ギアと、
前記太陽ギアに連結させた遊星ギアと、
前記遊星ギアを前記太陽ギアと協同して移動方向に導く内接ギアと、
前記遊星ギアに連結して外部装置を動作させるケーブルとを備えたダイヤル式コントロール操作装置において、
外周に前記太陽ギアの筒部を嵌合させ、当該太陽ギアを回転可能に軸支するホルダーと、
前記太陽ギアの周囲に配設して前記遊星ギアを噛合させる前記した内接ギアを設けると共に前記ケーブルの保持部とを設けたベースとを備え、
前記ベースは、前記ホルダーに対し、太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上の位置を変えて取り付け可能としたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項1に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
前記ホルダーに取り付ける前記ベースの取り付け部所には、前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上に相当する部所に複数の取付ネジ孔を設け、
前記ベースの取り付け角度を変え、前記取付ネジ孔にネジ込むネジ部材によって前記ベースを前記ホルダーに取り付け可能な構成としたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項2に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
前記ホルダーに取り付ける前記ベースの取り付け部所には、所定の角度間隔で形成した角度調整溝を有する円形孔を設け、
前記ベースの円形孔に嵌着する補助ベースを別体に形成すると共に、この補助ベースには前記太陽ギアの回転軸線を中心とする円周上に相当する部所に複数の取付ネジ孔を設け、
前記角度調整溝と前記取付ネジ孔とでベースの取り付け角度を設定する構成としたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項2または3に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
前記ベースの取り付け部所に対向するホルダー部所には、前記ネジ部材をネジ込む取付ネジ孔以外の他の取付ネジ孔に挿入させて前記ベースの取り付け角度を仮固定する位置決めピンを設けたことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。 - 請求項4に記載したダイヤル式コントロール操作装置において、
前記取付ネジ孔と位置決めピンは、前記太陽ギアの筒状内に相当する位置に配設したことを特徴とするダイヤル式コントロール操作装置。
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JP2015203496A JP6578536B2 (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | ダイヤル式コントロール操作装置 |
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