JP5357095B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両等でシフト位置を変更する際に操作するシフトレバー装置に関する。
従来、車両には、変速機のギヤを切り換える際に操作する装置として、図14に示すようなシフトレバー装置81(特許文献1等参照)が搭載されている。シフトレバー装置81の装置本体82には、シフトレバー83を装置幅方向(セレクト方向)に傾倒操作可能に支持するセレクト側シャフト84が回動可能に取り付けられ、このセレクト側シャフト84に、シフトレバー83のレバー軸83aがシフト側シャフト85を介して装置奥行き方向(シフト方向)に傾倒操作可能に取り付けられている。
特開2006−218940号公報
しかし、シフトレバー装置81では、シフトレバー83がセレクト側シャフト84によって軸支される構造をとるので、セレクト側シャフト84を使用する分だけ、シフトレバー装置81のセレクト方向における装置サイズが大型化する問題、つまり図14に示すように矢印W方向の装置サイズが大型化する問題があった。また、このようなシャフト部品を使用すると、組付箇所におけるガタを抑えるために、ブッシュ等のガタ止め部品が別途必要となるので、部品点数が増加してしまう問題もあった。
また、この種のシフトレバー装置81では、シフトレバー83を操作した際に同レバー83に節度が発生すると、好適な操作感を操作者に付与できるため、シフトレバー装置81に節度機構を設ける場合が多い。しかし、これまでの構造においては、シフトレバー装置81の所定箇所に節度機構用の配置スペースを別途設け、同スペースに節度機構を配置する構造をとるので、シフトレバー装置81の装置サイズが大型化する問題に繋がっていた。
本発明の目的は、装置サイズを小型化することができるシフトレバー装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、シフトレバーを操作してシフト位置を変更するシフトレバー装置において、付勢部材を介して往復動するピンディテントによって、前記シフトレバーを傾倒可能にレバー支持部材に取り付け、前記シフトレバーが操作された際、前記ピンディテントが前記付勢部材の付勢力に抗して前記レバー支持部材側の節度山を登ると、その反力を当該シフトレバーに節度感として付与する支持機構を備え、前記支持機構は、前記ピンディテントの一端に形成された摺動部で当該ピンディテントの該一端が抜け止めされつつ、前記ピンディテントの他端と前記シフトレバーとの間に、前記付勢部材が介装された状態で取り付けられ、前記付勢部材は、一端が前記シフトレバーの内面に当接され、他端が前記ピンディテントの軸部の他端に設けられた係止部に係止された取り付け状態をとることを要旨とする。
本発明では、シフトレバーを操作してシフト位置を変更するシフトレバー装置において、付勢部材を介して往復動するピンディテントによって、前記シフトレバーを傾倒可能にレバー支持部材に取り付け、前記シフトレバーが操作された際、前記ピンディテントが前記付勢部材の付勢力に抗して前記レバー支持部材側の節度山を登ると、その反力を当該シフトレバーに節度感として付与する支持機構を備え、前記支持機構は、前記ピンディテントの一端に形成された摺動部で当該ピンディテントの該一端が抜け止めされつつ、前記ピンディテントの他端と前記シフトレバーとの間に、前記付勢部材が介装された状態で取り付けられ、前記レバー支持部材の裏面に前記節度山が形成され、前記シフトレバーの一端に形成された摺動部が当該節度山を登ることにより、前記シフトレバーに節度が付与されることを要旨とする。
この構成によれば、シフトレバーをピンディテントによってレバー支持部材に取り付けるので、例えばシャフト等の軸部材を使用しなくとも、シフトレバーをレバー支持部材に組み付けることが可能となる。ところで、この種のシャフトは軸全体が回動軸となり、しかもシフトレバーを耐久性よく強固に支持するために、相対的に径が太く長いものが使用される傾向にある。このため、シフトレバーをシャフトで支持する構造をとると、シフトレバー装置にシャフトを配置するための大きなスペースが装置幅方向で必要となり、装置サイズが同方向に大型化する懸念がある。しかし、本構成のようにシフトレバーをシャフトではなくピンディテントで取り付けるようにすれば、シャフト使用時に必要となる大きな配置スペースが装置に不要となるので、装置幅方向において装置サイズを小型化することが可能となる。
また、レバー操作時にピンディテントが付勢部材の付勢力に抗して節度山を登ると、そのときに発生する反力がシフトレバーの節度として付与される節度機構を設けたので、シフトレバーの連結箇所が節度機構の一部を兼ねることになる。よって、節度機構を専用の単独部品として設けずに済むので、節度機構の部品配置スペースを別箇所に別途設けずに済む。このため、部品配置スペースの集約が可能となるので、シフトレバー装置の装置サイズを一層小型化することが可能となる。
この構成によれば、付勢部材がピンディテントに組み付く部品配置をとるので、ピンディテント周囲に部品を集約することが可能となる。よって、装置サイズの小型化に一層寄与する。
この構成によれば、レバー支持部材においてピンディテントの摺動部の上面が当接する箇所に節度山を設けることが可能となるので、ピンディテントの横位置に節度山を配置することが可能となる。このため、ピンディテントと節度山とがピンディテントの軸方向に沿って並び配置されずに済むので、シフトレバー装置を装置高さ方向において小型化することが可能となる。
この構成によれば、ピンディテントの軸部の端位置に付勢部材を取り付けることが可能となるので、シフトレバーにおいてピンディテントの端部が露出する部品収納空間に付勢部材を配置することが可能となる。よって、部品配置スペースの有効利用が可能となるので、装置サイズの一層の小型化に寄与する。
本発明では、前記シフトレバーが操作された後、当該シフトレバーから手が離されると操作前の基準位置に自動で復帰するモーメンタリ式と、前記シフトレバーがあるシフト位置から他のシフト位置に位置した際、その操作位置で保持されるステーショナリ式との双方に対応可能であることを要旨とする。
この構成によれば、本構成のシフトレバー装置を基礎部品として、モーメンタリ式及びステーショナリ式のどちらにも設定することが可能となる。このため、本構成のシフトレバー装置からモーメンタリ式及びステーショナリ式の双方を製造することが可能となるので、シフトレバー装置を汎用性の高いものとすることが可能となる。
本発明によれば、シフトレバー装置の装置サイズを小型化することができる。
一実施形態におけるシフトレバー装置の外観を示す斜視図。 シフトレバー装置の電気的構成を示すブロック図。 支持機構の構成を示す分解斜視図。 図5のIII−III線断面図。 図4のII−II線断面図。 ゲートプレートの外観形状を示す平面図。 ゲートプレートの裏面形状を示す斜視図。 シフトレバーがセレクト方向に操作された際の動作状態を示す動作図。 シフトレバーがシフト方向に操作された際の動作状態を示す動作図。 別例におけるシフトレバー装置の構成を示す断面図。 他の別例における支持機構の構造を示す断面図。 他の別例における支持機構の構造を示す断面図。 (a)〜(c)は他の別例における摺動部の形状を示す斜視図。 従来におけるシフトレバー装置の構造を示す断面図。
以下、本発明を車両のシフトレバー装置に具体化した一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1に示すように、シフトレバー装置1の装置本体2には、略十字方向に傾倒操作可能なシフトレバー3が設けられている。シフトレバー3は、大文字英字「H」形状のゲート4に沿って操作可能であって、装置幅方向(セレクト方向)及び装置奥行き方向(シフト方向)に沿って操作される。シフト位置には、中立位置、N(ニュートラル)位置、R(リバース)位置、D(ドライブ)位置、+位置、−位置等がある。また、シフトレバー3は、レバー操作後に手が離されると、操作前の中立位置に自動で復帰するモーメンタリ式となっている。
図3〜図5に示すように、シフトレバー装置1には、シフトレバー3を十字方向に傾倒可能に支持する支持機構5が設けられている。支持機構5を以下に詳述すると、装置本体2の下部には、シフトレバー3を傾倒可能に支持するゲートプレート6が設けられている。このゲートプレート6には、ピンディテント7を介してシフトレバー3のレバー軸8が取り付けられている。レバー軸8は、ゲートプレート6の上面に凹設された収納凹部6aに嵌合されている。シフトレバー3のノブ9は、レバー軸8の先端に取り付けられている。なお、ゲートプレート6がレバー支持部材に相当する。
ピンディテント7の基端には、球形状の摺動部10が一体形成されるとともに、図4及び図5に示すように、ピンディテント7の軸部11が、ゲートプレート6の案内孔12と、レバー軸8の嵌挿孔13との2孔に挿通されている。ピンディテント7の軸部11は、レバー軸8の側部に凹設された収納部14に露出され、この露出部分においてコイルばね15が取り付けられている。コイルばね15は、ばね材が巻かれてできる中央の通し孔15aに、ピンディテント7の軸部11が挿し込まれた取付状態をとっている。ピンディテント7の軸部11の先端には、ピンディテント7(コイルばね15)の抜け止めとしてクリップ16が係止されている。コイルばね15は、レバー軸8に対してピンディテント7を上方向に常時付勢する。なお、コイルばね15が付勢部材を構成し、クリップ16が係止部に相当する。
シフトレバー3(レバー軸8)は、ピンディテント7の摺動部10と、クリップ16を座とするコイルばね15とよって挟み込まれることにより、前後左右の360度方向に傾倒可能な状態でゲートプレート6に取り付けられている。シフトレバー3は、ピンディテント7の略中央位置を仮想の軸P(図4及び図5参照)として前後左右に傾倒する。
図6及び図7に示すように、ゲートプレート6の案内孔12は、シフトレバー3がゲート4に沿って移動可能となるように、ゲート4と同一形状、つまり大文字英字「H」に形成されている。なお、シフトレバー3は軸途中の仮想の軸Pを支点に揺動するため、実際のレバー操作位置と摺動部10の配置位置とは、左右対称の位置関係をとる。また、装置本体2の上蓋2a(図1参照)は、シフトレバー3の抜け止めとしても機能する。
図7〜図9に示すように、ゲートプレート6の裏面には、コイルばね15と協同してシフトレバー3のモーメンタリ機能を実現する斜面部17が設けられている。本例の場合、中立位置が基準位置となるので、シフト位置が中立位置をとる際に摺動部10が位置する箇所が、最も斜面位置が高い上段斜面部17aとなっている。また、N位置や+位置や−位置は中立位置の次に操作される位置であるので、シフト位置が+位置や+位置や−位置をとる際に摺動部10が位置する箇所が、2番目に斜面位置が高い中段斜面部17bとなっている。さらに、R位置やD位置はN位置や+位置や−位置の次に操作される位置であるので、シフト位置がR位置やD位置をとる際に摺動部10が位置する箇所が、最も斜面位置が低い下段斜面部17cとなっている。
このため、シフトレバー3を中立位置から他の位置に操作した後にシフトレバー3から手が離されると、縮んだ状態のコイルばね15が伸びようとする付勢力によって、摺動部10には斜面部17を登ろうとする力が作用する。このため、摺動部10が斜面部17を下から上に向かって駆け上がり、摺動部10のこの動きに伴って、シフトレバー3が元の中立位置に復帰する。
また、図4、図5、図7〜図9に示すように、ゲートプレート6とピンディテント7との間には、シフトレバー3に操作荷重を発生させる節度機構18が設けられている。本例の場合、ピンディテント7の摺動部10を節度機構18の一部として使用することにより、支持機構5が節度機構18の一部を兼ねる構造をとっている。
この場合、ゲートプレート6の裏面には、案内孔12の開口周縁に沿って節度山群19が設けられている。節度山群19は、案内孔12に沿って節度山20と節度谷21とが交互に複数連なる形状をなすとともに、案内孔12の開口においてレバー操作直交方向の両側に形成される。シフトレバー3が操作された際には、コイルばね15に抗してピンディテント7が節度山20を登るため、このときにシフトレバー3に生じる反力(図8及び図9に示す白抜き矢印)が節度としてシフトレバー3に付与される。
図2に示すように、シフトレバー装置1には、シフトレバー3のセレクト方向の位置を検出するセレクト検出部22と、シフトレバー3のシフト方向の位置を検出するシフト検出部23とが設けられている。これら検出部22,23は、例えばMRE(Magneto Resistive Effect)等の磁気センサが使用され、磁石がシフトレバー3側に取り付けられ、MR素子が装置本体2側に取り付けられている。
また、シフトレバー装置1には、シフト位置検出のコントロールユニットとしてシフトECU24が設けられている。シフトECU24は、セレクト検出部22及びシフト検出部23から検出信号を入力し、これら検出信号を基にシフトレバー3のシフト位置を判定する。そして、シフトECU24は、この判定情報を、シフト位置が必要な他のECUに車内LAN等を介して出力する。
さて、本例の場合、ピンディテント7はコイルばね15の伸び縮みにより上下方向に往復移動可能であるので、シフトレバー3を中立位置から他のシフト位置に傾倒操作した際には、コイルばね15が縮む動作をとりながら、ピンディテント7が斜面部17を下る動きをとる。これにより、中立位置から他シフト位置へのシフトレバー3の傾倒操作が許容される。このレバー操作時、節度山20がピンディテント7を下方に引き込み、ピンディテント7が付勢力に抗して下方に動く。このため、ピンディテント7が節度山20を登る度に、コイルばね15の付勢力によって荷重が発生し、この荷重が節度としてシフトレバー3に発生する。
シフトレバー3を他シフト位置に操作した後、シフトレバー3から手を離すと、コイルばね15の付勢力が利いて、ピンディテント7をレバー軸8に対して上方向に押し上げる。すると、ピンディテント7が斜面部17を駆け上がり、この動きに伴ってシフトレバー3が中立位置に向かって自ら動く動作をとる。このため、シフト操作後にシフトレバー3から手を離すと、操作前の中立位置に自動で復帰する。
以上により、本例においては、ピンディテント7の摺動部10と、ピンディテント7に係止したクリップ16を座としてピンディテント7に取り付くコイルばね15とで挟み込んで、シフトレバー3をゲートプレート6の傾倒操作可能に取り付けた。このため、シフトレバー3をピンディテント7によって軸の下方から傾倒可能に支持するので、装置幅方向に延びるシャフトを使用せずに、シフトレバー3を装置本体2に組み付けることが可能となる。よって、シフトレバー装置1を装置幅方向において小型化することが可能となる。さらに、シャフトが不要となるので、シャフトを使用した際にガタ止めとして必要となっていたブッシュ等が省略可能となるので、その分だけ部品点数を削減することも可能となる。
また、ゲートプレート6の裏面に節度山群19を形成し、ピンディテント7の摺動部10がコイルばね15の付勢力に抗して節度山20を乗り越える際に生じる反力を節度として付与する。このため、ピンディテント7やコイルばね15という支持機構5の一部が節度機構18を兼ねることになるので、シフトレバー装置1に節度機構18を搭載するに際して、節度機構18を単独で別途設ける必要がない。よって、節度機構18を単独配置する専用の配置スペースをシフトレバー装置1に設けずに済むので、シフトレバー3の装置小型化に一層寄与する。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)シフトレバー3をピンディテント7及びコイルばね15で挟み込むようにしてゲートプレート6に取り付けるので、シャフトを使用せずにシフトレバー3を装置本体2に取り付けることができる。このため、シャフトを使用せずに済む分だけ、シフトレバー装置1を装置幅方向(セレクト方向)において小型化することができる。また、ゲートプレート6の裏面においてピンディテント7の摺動部10と接触する箇所に節度山群19を設けて、摺動部10とこの節度山群19とにより節度を発生させるので、シフトレバー3の連結箇所が節度機構18を兼ねることになる。よって、シフトレバー装置1に節度機構18を単独で設けずに済むので、その分だけシフトレバー装置1を一層小型化することができる。
(2)シフトレバー3を装置本体2に取り付けるに際してシャフトを使用せずに済むので、シャフト使用時に必要であったブッシュ等のガタ止め部品が不要となる。このため、シフトレバー装置1の部品点数を削減することができ、ひいては装置コストも低く抑えることができる。
(3)ピンディテント7の軸部11の先端にコイルばね15を取り付けるので、レバー軸8に凹設された収納部14にコイルばね15を配置することができる。よって、レバー軸8の内部にコイルばね15を配置することが可能となるので、部品配置スペースを有効利用でき、ひいては装置サイズを一層小型化することができる。
(4)コイルばね15の通し孔15aをピンディテント7の軸部11に挿し込み、コイルばね15をピンディテント7に一体組み付けする。このため、コイルばね15をピンディテント7の周囲に集約することが可能となるので、シフトレバー装置1の装置サイズの小型化に一層寄与する。
(5)ゲートプレート6の裏面において摺動部10の上面が当接する箇所に節度山20を設け、レバー操作時に摺動部10がコイルばね15の付勢力に抗してこの節度山群19を乗り越えようとする際に生じる反力を、シフトレバー3に節度として付与する。よって、ピンディテント7の横位置に節度山20が配置されるので、ピンディテント7と節度山20とがピンディテント7の軸方向に沿って並び配置される場合に比較して、シフトレバー装置1を装置高さ方向において小型化することができる。
(6)シフトレバー3の連結箇所が節度機構18も兼ねるので、シフトレバー3がコイルばね15の付勢力によってゲートプレート6に押し付けられる箇所で節度を付与することができる。このため、シフトレバー3にガタが生じ難くなるので、シフトレバー3の操作フィーリングを確保することができる。
(7)節度山20の高さや配置間隔を適宜変更することで節度感が変更可能となるので、節度山20の形状設定によって、シフトレバー3の操作フィーリングを適宜変更することができる。
(8)ゲートプレート6の表面に収納凹部6aを設け、この収納凹部6aにシフトレバー3の基端を嵌合するので、シフトレバー3を安定感よくゲートプレート6に取り付けることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・シフトレバー3は、モーメンタリ式に限定されず、図10に示すようなステーショナリ式としてもよい。この場合、ゲートプレート6の裏面には、シフトレバー3を各シフト位置で保持する複数の保持部41,41…が形成されている。これら保持部41,41…は、シフトレバー3の傾倒軌跡に沿って円弧を描くように配置されている。このため、本例のシフトレバー装置1は、ゲートプレート6の形状を変えれば、モーメンタリ式にもステーショナリ式にも対応可能となる。よって、本構成のシフトレバー装置1を基礎部品として、モーメンタリ式及びステーショナリ式の双方を製造することが可能となるので、シフトレバー装置1を汎用性の高いものとすることができる。
・シフトレバー3の操作方向は、十字方向のみに限定されず、例えば複数の段が連続的に繋がるものなど、適宜変更可能である。
・シフトレバー3の操作方向は、大文字英字「H」に限らず、例えば小文字英字「h」を左右反転させたものでもよい。
・シフトレバー装置1は、シフトレバー3を十字方向に操作可能な型に限定されない。例えば、シフトレバー3を一軸方向にのみ操作可能な型としてもよい。
・コイルばね15は、シフトレバー3の内面とクリップ16との間に配置されることに限定されない。例えば、図11に示すように、ピンディテント7の摺動部10とゲートプレート6の内面との間に配置してもよい。なお、図11に示すシフトレバー装置1は、シフトレバー3が一軸方向のみに操作可能な型を図示している。
・付勢部材は、ピンディテント7の軸部11に挿し込み取り付けされるコイルばね15に限定されない。例えば、図12に示すように、付勢部材をトーションばね45とし、ピンディテント7をこのトーションばね45によってシフトレバー3の内面に取り付けてもよい。なお、トーションばね45が付勢部材を構成する。
・ピンディテント7の摺動部10の形状は、球状に限定されない。例えば、図13(a)に示すような円筒状、図13(b)に示すような三角錐状、図13(c)に示すような上部のみ三角錐状となった形状などに変更してもよい。
・付勢部材は、コイルばね15やトーションばね45に限定されず、ゴム等の他の部材を使用してもよい。
・ピンディテント7は、端部に摺動部10が位置する形状に限らず、軸部途中に摺動部10が存在してもよい。
・節度山群19の配置箇所は、ゲートプレート6に限定されず、例えばピンディテント7を収納部14の内壁に当接するようにし、この当接箇所に節度山20を設けてもよい。
・節度感は、セレクト方向及びシフト方向でともに同じに限定されず、各方向で異ならせてもよい。
・収納部14は、蓋によって開口が閉鎖されてもよい。
・セレクト検出部22やシフト検出部23は、磁気センサに限定されず、例えば光センサとしてもよい。また、これら検出部22,23は、センサに限定されず、例えばマイクロスイッチとしてもよい。
・案内孔12は、ゲート4と同じ形状に限定されず、単なる大きな円状の孔でもよい。
・シフトレバー装置1は、自動車に採用されることに限らず、他の車両であれば、特に限定されない。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜のいずれかにおいて、前記付勢部材は、コイルばねが使用されるとともに、ばね材が巻かれてできる中央の孔に、前記ピンディテントの前記軸部を挿し込むことにより、当該ピンディテントに取り付けられている。この構成によれば、ピンディテントの軸部にコイルばねを挿し込む取り付け状態をとるので、これら部品群を一箇所にまとめて集約できる。よって、部品の配置スペースの省略が可能となるので、シフトレバー装置の小型化に寄与する。
1…シフトレバー装置、3…シフトレバー、5…支持機構、6…レバー支持部材としてのゲートプレート、7…ピンディテント、10…摺動部、11…軸部、15…付勢部材を構成するコイルばね、16…係止部としてのクリップ、20…節度山、45…付勢部材を構成するトーションばね。

Claims (3)

  1. シフトレバーを操作してシフト位置を変更するシフトレバー装置において、
    付勢部材を介して往復動するピンディテントによって、前記シフトレバーを傾倒可能にレバー支持部材に取り付け、前記シフトレバーが操作された際、前記ピンディテントが前記付勢部材の付勢力に抗して前記レバー支持部材側の節度山を登ると、その反力を当該シフトレバーに節度感として付与する支持機構を備え、
    前記支持機構は、前記ピンディテントの一端に形成された摺動部で当該ピンディテントの該一端が抜け止めされつつ、前記ピンディテントの他端と前記シフトレバーとの間に、前記付勢部材が介装された状態で取り付けられ、
    前記付勢部材は、一端が前記シフトレバーの内面に当接され、他端が前記ピンディテントの軸部の他端に設けられた係止部に係止された取り付け状態をとる
    ことを特徴とするシフトレバー装置。
  2. シフトレバーを操作してシフト位置を変更するシフトレバー装置において、
    付勢部材を介して往復動するピンディテントによって、前記シフトレバーを傾倒可能にレバー支持部材に取り付け、前記シフトレバーが操作された際、前記ピンディテントが前記付勢部材の付勢力に抗して前記レバー支持部材側の節度山を登ると、その反力を当該シフトレバーに節度感として付与する支持機構を備え、
    前記支持機構は、前記ピンディテントの一端に形成された摺動部で当該ピンディテントの該一端が抜け止めされつつ、前記ピンディテントの他端と前記シフトレバーとの間に、前記付勢部材が介装された状態で取り付けられ、
    前記レバー支持部材の裏面に前記節度山が形成され、前記シフトレバーの一端に形成された摺動部が当該節度山を登ることにより、前記シフトレバーに節度が付与される
    ことを特徴とするシフトレバー装置。
  3. 前記シフトレバーが操作された後、当該シフトレバーから手が離されると操作前の基準位置に自動で復帰するモーメンタリ式と、前記シフトレバーがあるシフト位置から他のシフト位置に位置した際、その操作位置で保持されるステーショナリ式との双方に対応可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシフトレバー装置。
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