JP6062332B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転部材の回転角度を検出することが可能な回転角度検出装置に関する。
例えば、特許文献1には、シフトレバーの傾動操作によって回転する回転部材と、この回転部材の回転角度を検出する磁気検出センサとを備えるシフト装置が開示されている。この特許文献1に開示されたシフト装置では、シフトレバーの傾動操作によって回転する回転部材に対して磁石を一体的に回転可能に固定し、磁気検出センサにより回転に伴う磁石からの磁束の向きに応じて回転部材の回転角度を検出する構成が採用されている。
特許文献1に開示されたシフト装置では、一つの磁石のみを回転部材に対して一体的に設けることで回転可能に固定しているが、磁気検出センサから導出される検出信号の正確性やフェールセーフの観点から複数の回転角度情報を取得するために複数の磁石を回転させるように構成した場合、複数の磁石を回転部材に対して一体的に取り付けることが困難である。
この点に関し、例えば、特許文献2には、自動車のステアリング等の回転角度検出に用いられる回転角度検出装置が開示されている。この回転角度検出装置では、一つの回転体及び複数の検出体をそれぞれ平歯車で互いに噛み合うように構成し、一つの回転体によって複数の検出体を回転させることで、複数の検出体の回転角度を検出している。
国際公開第2010/026947号 特開2004−184264号公報
しかしながら、特許文献2に開示された回転角度検出装置では、ケースに設けられた突起部により複数の検出体を回転可能に軸支する構成が採用されているが、例えば、検出体が回転したときにケースの突起部からの抜け落ち、又は、ケースの突起部から脱落するのを防止するための構成が何ら開示乃至示唆されていない。
このため、特許文献2に開示された回転角度検出装置では、各検出体がケースの突起部からの抜け落ち、又は、ケースの突起部から脱落するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、回転部材を回転可能に支持する支持手段から回転部材が脱落することを防止することが可能な回転角度検出装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、支持手段に回転可能に支持され、操作部材の所定の操作に伴って回転する回転部材と、前記回転部材の回転角度を検出する回転角度検出手段と、を備え、前記支持手段は、前記回転部材の回転可能な方向以外への移動を規制する規制手段を有し、前記規制手段は、前記回転部材が前記支持手段に組み付けられた状態で、前記回転部材に向かって突出する突出部を有し、前記回転部材は、前記支持手段への組付時に前記突出部に干渉しない切欠部を有すると共に、前記操作部材による操作時に前記回転部材の前記切欠部と前記突出部との位置が前記回転軸の方向からみて一致しない範囲で回転動作することを特徴とする。
本発明によれば、操作部材の操作時には、切欠部の位置と突出部の位置とが回転軸の方向から見て一致しない範囲に設定されているため、回転部材と突出部とが係合して回転部材の脱落を防止することができる。
また、回転部材を支持手段に対して組み付けるときには、回転部材の切欠部の位置と突出部の位置とを対応させることにより、突出部に干渉することなく回転部材を支持手段に対して組み付けることができ、組付作業性を向上させることができる。
さらに、突出部は、回転部材の組付時に撓ませる等の変形を必要としないため、高い剛性で構成することができ、回転部材の脱落をより強固に防止することができる。
また、本発明は、前記操作部材が、車両のシフトレンジの切換時に運転者により操作されるシフトレバーであり、前記シフトレバーが第1の方向に操作された際、前記シフトレバーの直進運動を回転運動に変換する第1変換手段と、前記シフトレバーが前記第1の方向と異なり、且つ、前記第1の方向と反対方向ではない第2の方向に操作された際、前記シフトレバーの直進運動を回転運動に変換する第2変換手段とを備え、前記回転部材は、前記第1変換手段により変換された回転運動を受けて回転する第1回転体と、前記第2変換手段により変換された回転運動を受けて回転する第2回転体とを有し、前記支持手段は、前記シフトレバー、前記第1変換手段、及び、前記第1回転体を支持するケース本体部と、前記ケース本体部との間で前記第1回転体を前記回転軸の方向への移動を規制する支持プレートとを有し、前記第2変換手段は、前記シフトレバーの前記第2の方向への移動に伴い、前記支持プレートに対して摺動可能に設けられるスライダを含み、前記スライダは、前記シフトレバー側で前記支持プレートに支持されると共に、前記第2回転体は、前記支持プレートを間に挟んで前記スライダと反対側に配置され、前記突出部は、前記支持プレートから延設されることを特徴とする。
本発明によれば、第1の方向と第2の方向の少なくとも2方向の操作を可能とするシフトレバーにおいて、このシフトレバーの2方向の操作を第1変換手段及び第2変換手段を介して回転運動にそれぞれ変換することで、シフトレバーの2方向の操作を第1回転体及び第2回転体の回転運動によって検出することができる。
また、第1回転体の脱落防止を、支持プレートとケース本体部との間で行うことができると共に、第2回転体の脱落防止を、支持プレートに延設された突出部によって行うことができる。換言すると、第1回転体及び第2回転体をそれぞれ別部材(ケース本体部と支持プレート)で支持するように構成することで、シフトレバーの操作を検出することができると共に、支持プレートが、第1回転体及び第2回転体の脱落防止機能を一挙に担うので、脱落防止のための部品点数を削減することができる。
さらに、本発明は、さらに、前記第2変換手段が、前記第2回転体に設けられ、回転中心から偏位し前記回転軸と同一方向に延出する軸部と、前記支持プレートに設けられ、前記スライダの摺動を受けて前記第2回転体が回転するように前記軸部の移動を案内する案内溝とを有し、前記切欠部と前記突出部とが前記回転軸の方向で一致する際に前記案内溝内における前記軸部の位置は、前記シフトレバーにより前記スライダが摺動される際に前記第2回転体の回転範囲の外側であることを特徴とする。
本発明によれば、シフトレバーの操作時には、切欠部と突出部とが回転軸の方向で一致する位置まで第2回転体が回転動作されることがないため、第2回転体の脱落を防止することができる。
また、支持手段に対して第2回転体を組み付ける組付時には、切欠部と突出部とが回転軸の方向で一致する位置で第2回転体の軸部を案内溝に容易に挿入することができるため、組付性を向上させることができる。
本発明では、回転部材を回転可能に支持する支持手段から回転部材が脱落することを防止することが可能な回転角度検出装置を得ることができる。
本発明の実施形態に係る回転角度検出装置が組み込まれたシフト装置の平面図である。 図1のX−X線に沿った縦断面図である。 図1のY−Y線に沿った縦断面図である。 (a)は、第2回転体を支持プレートの凹部に対して挿入する状態を示す部分拡大斜視図、(b)は、第2回転体が支持プレートの凹部に挿入された後、突出部によって保持された状態を示す部分拡大斜視図である。 (a)〜(f)は、組付時とシフトレバーの操作時における切欠部、偏心ピン、及び、スライダの位置関係を示した説明図である。 (a)〜(c)は、本出願人が案出した比較例によって回転体を保持する状態を示す拡大断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る回転角度検出装置が組み込まれたシフト装置の平面図、図2は、図1のX−X線に沿った縦断面図、図3は、図1のY−Y線に沿った縦断面図である。なお、各図中に矢印で示される、「前後」及び「上下」は、図示しない車両の前後方向及び上下方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。
本発明の実施形態に係る回転角度検出装置が組み込まれたシフト装置10は、車両等に搭載されるシフトバイワイヤ方式のシフト装置である。このシフト装置10は、図示しない車両のセンタコンソール(図示せず)に配置されたフロアシフトによって構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、図示しないインストルメントパネルの近傍に配置されたインパネシフトに適用することが可能である。
図1に示されるように、シフト装置10は、図示しないセンタコンソールの凹部内に固定されるケース本体部12と、ケース本体部12の外部に一部が露出するシフトレバー14を含みケース本体部12の内部に収容されるシフト機構16(図2、図3参照)と、ケース本体部12の天井面側に固定されるゲートプレート18とを備えて構成されている。なお、ゲートプレート18に近接するケース本体部12の上面には、図示しない変速機構のギヤ段をパーキングレンジに切り換えるパーキングポジションスイッチ22が配設されている。
ゲートプレート18には、ケース本体部12の開口部を閉塞する矩形状のプレートからなり、シフトレバー14の一部を露出させるシフトゲートが形成されている。このシフトゲートは、平面視して、車両前後方向に沿って直線状に延在する第1長孔20aと、第1長孔20aの左方側に位置し第1長孔20aと略平行に直線状に延在する第2長孔20bと、第1長孔20a及び第2長孔20bと直交する左右方向に沿って延在し第1長孔20aと第2長孔20bとを連結する第3長孔20cとを有する。
第1長孔20aの上端部には、図示しない変速機構のリバースレンジを選択するリバースポジションRが配置され、第1長孔20aの下端部には、図示しない変速機構のドライブレンジを選択するドライブポジションDが配置されている。また、第1長孔20aの中央部で第3長孔20cとの連結部位には、図示しない変速機構のニュートラルレンジを選択するニュートラルポジションNが配置されている。さらに、第2長孔20bの上端部には、シフトレバー14のホームポジションHが配置されていると共に、第2長孔20bの下端部には、図示しない変速機構のエンジンブレーキレンジを選択するエンジンブレーキポジションLが配置されている。
なお、図1に示されるように、ゲートプレート18の上面に記載された英文字の「R」、「D」、「N」、「H」、「L」は、それぞれ、リバースポジションR、ドライブポジションD、ニュートラルポジションN、ホームポジションH、エンジンブレーキポジションLに対応している。
運転者は、ホームポジションHの位置から右方側にシフトレバー14を傾動させてニュートラルポジションNとした後、さらに続けて上方側(前方向)に傾動操作することでリバースポジションRとなり、又は、さらに続けて下方側(後方向)に傾動操作することでドライブポジションDとなる。また、運転者は、ホームポジションHの位置から下方側(後方向)にシフトレバー14を傾動させることでエンジンブレーキポジションLとなる。
運転者がシフトレバー14を傾動操作して所定のシフトポジションに設定した後、シフトレバー14は、図示しない復帰ばねのばね力によってホームポジションHの位置に復帰する。
シフト機構16は、シフトゲートに沿って変位するロッド部14aを有し、シフトレンジの切換時に運転者により傾動操作されるシフトレバー(操作部材)14と、ロッド部14aの下端部に設けられた図示しない球状のピボットを保持することにより、シフトレバー14を前後方向及び左右方向(車幅方向)に傾動動作させる図示しない保持部材と、シフトレバー14の前後方向及び左右方向の傾動操作に対応して所定方向に回転する回転部材とを含む。
また、シフト機構16は、矩形状の四隅角部がケース本体部12にねじ締結され、図2又は図3に示されるように、回転部材を回転可能に支持する枠体からなる支持プレート(支持手段)24と、シフトレバー14の左右方向への傾動動作によって上下方向に変位するスライダ26と、シフトレバー14の前後方向への傾動操作によって点Oを回転中心として所定角度だけ回転する円弧状ギヤ部28を有するギヤ部材30とを備える。
本実施形態では、シフトレバー14の前後方向への傾動操作が「第1の方向」への傾動操作に対応し、シフトレバー14の左右方向への傾動操作が「第2の方向」への傾動操作に対応する。また、ギヤ部材30は、シフトレバー14が前後方向(第1の方向)へ傾動操作された際、シフトレバー14の直進運動を回転運動に変換する第1変換手段として機能するものである。スライダ26は、シフトレバー14が前後方向と異なる方向で、且つ、前後方向と反対方向ではない左右方向(第2の方向)へ傾動操作された際、シフトレバー14の直進運動を回転運動に変換する第2変換手段の一つの構成要素として機能するものである。
回転部材は、支持プレート24の下側に並設され、前後方向に所定間隔離間して配置された一対の第1回転体32と、支持プレート24の上側に並設され、前後方向に所定間隔離間して配置された一対の第2回転体34とから構成される。図3に示されるように、一対の第1回転体32は、ギヤ部材30の円弧状ギヤ部28と噛合することによって変換された回転運動を受けて同一方向に所定角度だけ同時に回転し、一対の第2回転体34は、スライダ26の変位によって変換された回転運動を受けて互いに内側方向に向けて所定角度だけ回転するように設けられている。
支持プレート24の下側に配置された第1回転体32は、回転中心に設けられる回転軸32aを有し、回転軸32aの外周面にはギヤ部材30の円弧状ギヤ部28と噛合するギヤ歯32bが設けられている。シフトレバー14を前後方向に傾動操作することにより、円弧状ギヤ部28と噛合するギヤ歯32bを介して、一対の第1回転体32が回転軸32aを回転中心としてそれぞれ同一方向へ所定角度だけ同時に回転する。
支持プレート24の上側に配置された第2回転体34は、回転中心に設けられる回転軸36(図5参照)と、回転中心から偏位し回転軸36と同一方向に延在する偏心ピン(軸部、第2変換手段)38とを有する。偏心ピン38は、支持プレート24に形成された後記する円弧状の案内溝(第2変換手段)40に沿って変位すると共に、スライダ26の左右係合孔42に係合する。また、第2回転体34のホルダ44の外周面には、外周の一部である円弧部を切り欠いて形成された一対の切欠部46が対向して配置される(図4参照)。
図2に示されるように、第1回転体32及び第2回転体34は、それぞれ、略円盤状に形成されたホルダ44と、ホルダ44の凹部内に装着(固定)される磁石48とを共通に有する。磁石48は、ホルダ44と一体的に回転可能に設けられている。磁石48は、ケース本体部12に固定された図示しない回路基板に実装された磁気検出素子50と対向配置されている。この磁気検出素子50と磁石48とによって磁気検出センサ(回転角度検出手段)52が構成されている。
すなわち、第1回転体32及び第2回転体34に固定される各磁石48からの磁束を各磁気検出素子50に対して作用させ、この電気抵抗値の変化を磁束の向きにより生じさせることで、一対の第1回転体32及び第2回転体34の回転角度を検出する。一対の第1回転体32及び第2回転体34からなる4つの回転体にそれぞれ固定された各磁石48の回転角度を対応する各磁気検出素子50で検出し、図示しない回路基板に実装された制御手段(図示せず)は、その検出結果に基づいてシフトレバー14のシフトポジションを特定する。
支持プレート24は、回転部材が回転可能な方向以外への移動を規制する規制手段として機能するものである。支持プレート24は、回転部材(第2回転体34)が支持プレート24の環状の凹部内に組み付けられた(配置)された状態で、回転部材(第2回転体34)の回転軸36に向かって突出する一対の突出部54を有する。各突出部54には、ホルダ44の半径内方向に屈曲してホルダ44の外周縁部を係止する係止爪56が設けられる。また、支持プレート24には、一対の第2回転体34にそれぞれ設けられた偏心ピン38を案内する一対の円弧状の案内溝40が形成されている。さらに、支持プレート24は、ケース本体部12との間で第1回転体32を回転軸32aの方向への移動を規制している。
図3に示されるように、スライダ26は、シフトレバー14の左右方向(第2の方向)への移動に伴って上下方向に変位可能すると共に、支持プレート24に対して摺動可能に支持されている。また、一対の第2回転体34は、支持プレート24を間に挟んでスライダ26と反対側に配置されている。
また、スライダ26は、前後方向に沿って延在する略長円状からなり、その中央部には、シフトレバー14に連結された連結ピン58と係合する円弧状の中央係合孔60が形成され、中央部から離間する両端側には、一対の第2回転体34の偏心ピン38と係合する長円状の左右係合孔42がそれぞれ形成されている。
本実施形態に係る回転角度検出装置が組み込まれたシフト装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
先ず、第2回転体34を支持プレート24の凹部に対して組み付ける組付工程について説明する。図4(a)は、第2回転体を支持プレートの凹部に対して挿入する状態を示す部分拡大斜視図、図4(b)は、第2回転体が支持プレートの凹部に挿入された後、突出部によって保持された状態を示す部分拡大斜視図、図5(a)〜(f)は、組付時とシフトレバーの操作時における切欠部、偏心ピン、及び、スライダの位置関係を示した説明図である。なお、図5(d)〜(f)は、図5(a)〜(c)に仮想線で示されるスライダを背面側からみた説明図である。また、以下の説明で「組付時」とは、完成したシフト装置10を車両のセンタコンソールに対して装着する前であって、シフト装置10自体を組み立てる工程をいう。
組付時では、シフトレバー14を左方向に傾動させ、第2回転体34の偏心ピン38に係合するスライダ26を最上位の位置に設定することにより、ホルダ44の外周に形成された切欠部46の位置と支持プレート24から延設された突出部54の位置とが回転軸36の方向(ホルダ44の周方向)で一致する(図5(a)、図5(d)参照)。作業者は、突出部54の位置に切欠部46を合わせて支持プレート24の凹部内に第2回転体34(磁石48が装着されたホルダ44)を挿入する(図4(a)参照)。
第2回転体34が支持プレート24の凹部内に挿入された後、第2回転体34を矢印方向に沿って回転させることにより、突出部54の係止爪56によってホルダ44の外周縁部が係止され、第2回転体34の脱落を防止することができる(図4(b)参照)。
この結果、第2回転体34の組付時には、図5(a)、図5(d)に示されるように、第2回転体34(ホルダ44)の外周に形成された切欠部46を通じて突出部54に干渉することなく支持プレート24の凹部に対して取り付けることができる。
第2回転体34の組付後におけるシフトレバー14の操作時には、図5(b)、図5(c)、図5(e)、図5(f)に示されるように、回転軸36の方向からみて、第2回転体34の切欠部46の位置と支持プレート24から延出する突出部54の位置とが一致しない範囲で回転操作される。なお、図5(b)、図5(e)は、シフトレバー14がホームポジションHにあるときの状態を示したものであり、図5(c)、図5(f)は、シフトレバー14がホームポジションHから傾動操作されてニュートラルポジションNにあるときの状態を示したものである。
換言すると、組付時において切欠部46と突出部54とが回転軸36の方向で一致するときの案内溝40内における偏心ピン38の位置(図5(d)参照)は、シフトレバー14によりスライダ26が摺動されるときの第2回転体34の回転範囲(使用領域)の外側(使用領域外)に位置している(図5(d)と、図5(e)、図5(f)とを比較参照)。
図6(a)〜(c)は、本出願人が案出した比較例によって回転体を保持する状態を示す拡大断面図である。この比較例では、回転体100の外周に本実施形態のような切欠部46が設けられていない点で本実施形態と相違している。比較例では、磁石102が装着された回転体100を挿入するとき、対向配置された一対のフック部材104の傾斜面106に沿って回転体100の環状フランジ部108を係合させ、一対のフック部材104を回転体100の半径外方向に塑性変形させながら回転体100を押圧して一対のフック部材104の間に挿入する点で異なっている。
このため、比較例では、例えば、フック部材104の変形部位110(図6(b)参照)からの破損が発生し、又は、フック部材104の爪部112の回転体に対する係り代T(図6(c)参照)が不足するおそれがある。これに対して、本実施形態では、回転部材(第2回転体34)の外周に切欠部46を設けることで、このような不具合を解消することができる。
このように、本実施形態では、シフトレバー14の操作時において、切欠部46の位置と突出部54の位置とが回転軸36の方向から見て一致しない範囲に設定されているため(図5(b)、図5(c)参照)、第2回転体34(回転部材)と突出部56とが係合して第2回転体34の脱落を防止することができる。
また、本実施形態では、第2回転体34を支持プレート24に対して組み付けるとき、第2回転体34の切欠部46の位置と支持プレート24から延出する突出部54の位置とを対応させることにより(図5(a)、図5(d)参照)、突出部54に干渉することなく第2回転体34を支持プレート24に対して容易に組み付けることができ、組付作業性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、第2回転体34の組付時に突出部54を撓ませる等の変形(図6(b)参照)を必要としないため、高い剛性で構成することができ、第2回転体34の脱落をより強固に防止することができる。
さらにまた、本実施形態では、前後方向及び左右方向の少なくとも2方向の操作を可能とするシフトレバー14において、このシフトレバー14の2方向の操作を、ギヤ部材30の円弧状ギヤ部28やスライダ26等により第1回転体32及び第2回転体34の回転運動にそれぞれ変換する。この回転運動に変換された第1回転体32及び第2回転体34の回転角度を磁気検出センサ52でそれぞれ検出することにより、シフトレバー14の2方向の操作(シフト位置)を検出(特定)することができる。
さらにまた、本実施形態では、第1回転体32の脱落防止を、支持プレート24とケース本体部12との間で行うことができると共に、第2回転体34の脱落防止を、支持プレートに延設された突出部54によって行うことができる。換言すると、第1回転体32及び第2回転体34をそれぞれ別部材(ケース本体部12と支持プレート24)で支持するように構成することで、シフトレバー14の操作を検出することができると共に、支持プレート24が、第1回転体32及び第2回転体34の両方の脱落防止機能を併有することで、脱落防止のための部品点数を削減することができる。
さらにまた、本実施形態では、シフトレバー12の操作時に、切欠部46と突出部54とが回転軸36の方向で一致する位置まで第2回転体34が回転動作されることがないため(図5参照)、第2回転体34の脱落を防止することができる。
さらにまた、本実施形態では、支持プレート24に対して第2回転体34を組み付ける組付時に、切欠部46と突出部54とが回転軸36の方向で一致する位置で第2回転体34の偏心ピン38を案内溝40内に容易に挿入することができるため(図5(d)参照)、組付性を向上させることができる。
10 シフト装置
12 ケース本体部
14 シフトレバー(操作部材)
24 支持プレート(規制手段、支持手段)
26 スライダ(第2変換手段)
30 ギヤ部材(第1変換手段)
32 第1回転体(回転部材)
34 第2回転体(回転部材)
36 回転軸
38 偏心ピン(軸部、第2変換手段)
40 案内溝(第2変換手段)
46 切欠部
48 磁石(回転角度検出手段)
50 磁気検出素子(回転角度検出手段)
52 磁気検出センサ(回転角度検出手段)
54 突出部

Claims (3)

  1. 支持手段に回転可能に支持され、操作部材の所定の操作に伴って回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転角度を検出する回転角度検出手段と、
    を備え、
    前記支持手段は、前記回転部材の回転可能な方向以外への移動を規制する規制手段を有し、
    前記規制手段は、前記回転部材が前記支持手段に組み付けられた状態で、前記回転部材に向かって突出する突出部を有し、
    前記回転部材は、前記支持手段への組付時に前記突出部に干渉しない切欠部を有すると共に、前記操作部材による操作時に前記回転部材の前記切欠部と前記突出部との位置が前記回転軸の方向からみて一致しない範囲で回転動作することを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 請求項1記載の回転角度検出装置において、
    前記操作部材は、
    車両のシフトレンジの切換時に運転者により操作されるシフトレバーであり、
    前記シフトレバーが第1の方向に操作された際、前記シフトレバーの直進運動を回転運動に変換する第1変換手段と、
    前記シフトレバーが前記第1の方向と異なり、且つ、前記第1の方向と反対方向ではない第2の方向に操作された際、前記シフトレバーの直進運動を回転運動に変換する第2変換手段とを備え、
    前記回転部材は、
    前記第1変換手段により変換された回転運動を受けて回転する第1回転体と、
    前記第2変換手段により変換された回転運動を受けて回転する第2回転体とを有し、
    前記支持手段は、
    前記シフトレバー、前記第1変換手段、及び、前記第1回転体を支持するケース本体部と、
    前記ケース本体部との間で前記第1回転体を前記回転軸の方向への移動を規制する支持プレートとを有し、
    前記第2変換手段は、前記シフトレバーの前記第2の方向への移動に伴い、前記支持プレートに対して摺動可能に設けられるスライダを含み、
    前記スライダは、前記シフトレバー側で前記支持プレートに支持されると共に、前記第2回転体は、前記支持プレートを間に挟んで前記スライダと反対側に配置され、
    前記突出部は、前記支持プレートから延設されることを特徴とする回転角度検出装置。
  3. 請求項2記載の回転角度検出装置において、
    さらに、前記第2変換手段は、
    記第2回転体に設けられ、回転中心から偏位し前記回転軸と同一方向に延出する軸部と、
    前記支持プレートに設けられ、前記スライダの摺動を受けて前記第2回転体が回転するように前記軸部の移動を案内する案内溝とを有し、
    前記切欠部と前記突出部とが前記回転軸の方向で一致する際に前記案内溝内における前記軸部の位置は、前記シフトレバーにより前記スライダが摺動される際に前記第2回転体の回転範囲の外側であることを特徴とする回転角度検出装置。
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