JP3151187U - レジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィンのノブ収容長孔内に操作ノブを収容する構造のレジスタであっても、そのフィンをコンパクトに見栄え良く形成することができ、操作ノブの操作により空気吹出方向を良好に調整することができるレジスタを提供する。【解決手段】前可動ルーバ3の横フィン31のフィン膨出部34が形成され、フィン膨出部34にノブ収容長孔33が前後に貫通して形成される。ノブ収容長孔33内に操作ノブ5がその前部を露出して回動可能に軸支される。後可動ルーバ4の縦フィン42に係合可能な回動アーム52がノブ収容長孔33内に回動可能に軸支される。操作ノブ5の後部には歯車部55が設けられる。回動アーム52の前部に歯車部52aが設けられる。操作ノブ5と回動アーム52が歯車部55、52aを介して噛合し、操作ノブ5の回動力が回動アーム52を介して後可動ルーバ4の縦フィン42に伝達される。【選択図】図5

Description

本考案は、自動車の車内等の換気や空調の空気吹出口に使用されるレジスタに関し、特に通風路内に相互に直交方向に且つ前後して配設された前可動ルーバと後可動ルーバの向きを、1つの操作ノブを用いて調整するレジスタに関する。
従来、この種のレジスタとして、通風路を形成するベゼル内に、横可動ルーバと縦可動ルーバを前後して配設し、前方に位置する横可動ルーバの中央部のフィンに、操作ノブ(把手)を可動的に取り付けてなるレジスタが、下記特許文献1などで知られている。
このレジスタは、操作ノブが、横可動ルーバの中央部のフィン上に、その軸方向(横方向)に摺動可能に嵌合されると共に、その横可動ルーバのフィンと共に上下に回動可能に設けられ、操作ノブの先端に係合部が形成され、その係合部が後方に位置する縦可動ルーバのフィンの縦軸(フィンの回動軸とは偏位した軸)に係合する構造である。そして、風の向きを左右に調整する場合、操作ノブを横可動ルーバのフィン上で左又は右に摺動させて、後の縦可動ルーバの向きを左右に変え、風の向きを上下に調整する場合、操作ノブを横可動ルーバのフィンと共に上又は下に回動させて風の向きを調整する。
特開2003−276428号公報 特開2009−18634号公報
このレジスタは、適度な操作荷重を有した1個の操作ノブによって、左右の摺動操作時には横可動ルーバのフィンを右または左に回動させて風の向きを左右に変え、上下の回動操作時には縦可動ルーバのフィンを上下に回動させて、風向を上下に変えることができる。
しかしながら、ノブ本体をフィンの外周部を囲うように、フィンに摺動可能に外嵌させ、操作ノブをフィン上で摺動させるために、フィンの上面と下面にビード(凸条)を摺動方向に設けてガイド部とし、ノブ本体の摺動をガイドしている。このため、ビードが比較的長くなり、操作ノブを右端または左端まで摺動させた場合、ビードがフィン上に現れ、外観が悪化する問題があった。このために、フィン上のビードの長さを短くして、操作ノブの端への摺動時に露出しないようにしているが、ビードを短くすると、操作ノブにガタツキが生じやすく、操作性も悪化する課題があった。
また、フィンの外周部に外嵌して装着される操作ノブは、その形状が必然的に大型化し、操作ノブを小型化するために、フィンの厚さを薄くした場合、フィンの剛性を低下させる問題があった。
そこで、本考案者は、上記特許文献2において、前可動ルーバのフィンの内部にノブ収容長孔を貫通して形成し、そのノブ収容長孔内に操作ノブをフィンの長手方向に沿って摺動可能に挿入した構造のレジスタを提案した。
このレジスタは、操作ノブがフィンの内部に収容されるため、操作ノブをフィンの外周部に外嵌させたものに比べ、フィン及びフィンに装着される操作ノブの外観を良好にし、操作ノブの操作性も良好であるものの、操作ノブをノブ収容長孔内で摺動させる構造のため、ノブ収容長孔を内部に形成するフィン膨出部の形状が横長となり易く、見栄えの悪化や送風時の圧力損失を大きくし易いという課題があった。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、フィンのノブ収容長孔内に操作ノブを収容する構造のレジスタであっても、そのフィンをコンパクトに見栄え良く形成することができ、操作ノブの操作により空気吹出方向を良好に調整することができるレジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の請求項1のレジスタは、通風路内に前可動ルーバと後可動ルーバが配設され、該前可動ルーバのフィンに操作ノブが装着され、該操作ノブの操作により該前可動ルーバと該後可動ルーバの各フィンを回動させて、空気の吹出方向を調整するレジスタにおいて、該前可動ルーバのフィンの一部にフィン膨出部が形成され、該フィン膨出部にノブ収容長孔が前後に貫通して形成され、該ノブ収容長孔内に該操作ノブがその前部を露出して回動可能に軸支される一方、前記後可動ルーバのフィンに係合可能な回動アームが該ノブ収容長孔内に回動可能に軸支され、該操作ノブの後部には歯車部が設けられる一方、該回動アームの前部に歯車部が設けられ、該操作ノブと該回動アームが該歯車部を介して噛合し、該操作ノブの回動力が該回動アームを介して該後可動ルーバのフィンに伝達されることを特徴とする。
この考案によれば、上記操作ノブを回動操作して後可動ルーバのフィンの向きを良好に調整することができ、フィン膨出部のノブ収容長孔内に操作ノブを収容する構造のレジスタであっても、そのフィン膨出部を含むフィンをコンパクトに見栄え良く形成することができる。また、フィンのコンパクト化により送風時の圧力損失を少なくすることができる。
請求項2のレジスタは、上記請求項1のレジスタにおいて、上記回動アームの後部に二股係合部が設けられる一方、上記後可動ルーバのフィンの前部に、該二股係合部と係合する係合ロッドが設けられたことを特徴とする。
また、請求項3のレジスタは、上記請求項1または2のレジスタにおいて、上記フィン膨出部のノブ収容長孔の壁部に切欠部が形成され、該切欠部にホルダーが該ノブ収容長孔の壁面を形成するように嵌着され、該ホルダーに2本の軸ピンが突設され、該軸ピンに前記操作ノブと前記回動アームが回動可能に支持されたことを特徴とする。
この考案によれば、操作ノブと回動アームを、省スペース化されたノブ収容長孔内に、回動可能に軸支して簡単に組み付けることができ、またこれにより、前可動ルーバのフィンに設けられるフィン膨出部を一層コンパクトに形成することができる。さらに、操作ノブは、回動アームと共に円滑に噛合しながら回動し、操作ノブの回動力をガタツキなく後可動ルーバのフィンに円滑に伝達することができる。
本考案のレジスタによれば、前可動ルーバのフィンのフィン膨出部に形成したノブ収容長孔内に、操作ノブを収容する構造のレジスタであっても、そのフィン膨出部を含むフィンを、コンパクトに見栄え良く形成することができ、操作ノブをガタツキなく円滑に操作することができる。
本考案の一実施形態を示すレジスタの正面図である。 同レジスタの斜視図である。 図1のIII-III拡大断面図である。 図1のIV-IV拡大断面図である。 レジスタの分解斜視図である。 (a)と(b)は操作ノブと回動アームの動作を示す拡大断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はレジスタの正面図を示し、図2は斜視図を示し、図3はその縦断面図を、図4はその横断面図を示し、図5はその分解斜視図を示している。なお、図2,5において示す矢印Fはレジスタの前方を示し、矢印Rはレジスタの後方を示している。
これらの図において、1は正面に空気吹出口11を形成したベゼルであり、ベゼル1の後部(背面側)には後述のリテーナ2に連結するための嵌合部が設けられ、その嵌合部にリテーナ2が嵌合・接続される。
図5に示すように、リテーナ2の前部に突設された左右側壁には、横フィン31用の横フィン軸支持部23,24が形成され、リテーナ2の前上縁部と前下縁部には、縦フィン41、42の回動軸43を支持する溝状の縦フィン軸支持部22が形成されている。リテーナ2は、略矩形のダクト状に形成され、内部に通風路21が形成され、リテーナ2の前部内に縦フィン41,42を並設した後可動ルーバ4が配設され、後可動ルーバ4の前方のリテーナ2とベゼル1間に前可動ルーバ3が配設される。
前可動ルーバ3は、水平横方向に配設される1枚の横フィン31と、横フィン31のノブ収容長孔33内に配設された操作ノブ5とを備えて構成される。横フィン31は、両端に回動軸32を突設し、中間部左寄りに厚肉のフィン膨出部34を設けて形成され、そのフィン膨出部34の内部に、操作ノブ5と回動アーム52を収容するためのノブ収容長孔33が、その前部から後部に貫通して形成されている。
図5に示すように、横フィン31の両側の回動軸32は、上記ベゼル1の両側側壁の横フィン軸支持部23,24に挿通され、回動可能に支持される。向かって右側の横フィン軸支持部24には、操作荷重付与材35が嵌着される。この操作荷重付与材35は、熱可塑性エラストマーなどのゴム状弾性体から形成され、中央に軸孔が設けられ、この軸孔に横フィン31の回動軸32を嵌入させ、横フィン31の回動操作に、適度な操作荷重を付与するようにしている。
図3、4に示すように、横フィン31のフィン膨出部34内のノブ収容長孔33は、内部に操作ノブ5と回動アーム52を収容し、所定の角度範囲で左右に回動できるように、偏平空間とし且つその前部を円弧状に挾搾する形状に形成されている。また、このフィン膨出部34には、ノブ収容長孔33の下後側壁部に板状の切欠部が形成され、その切欠部に板状のホルダー51が下方から嵌め込まれ、ホルダー51の内面がノブ収容長孔33の下側壁面を形成するように嵌着される。
このホルダー51上には、図5に示すように、ホルダー嵌着用に、2本の係止爪56が両端部に上向きに突設され、さらに2本の軸ピン57,58が操作ノブ5と回動アーム52の軸支用に、前後して上向きに突設されている。フィン膨出部34の下後側壁部の両側には、ホルダー51の係止爪56が係止される係止部が設けられ、ホルダー51を横フィン31の切欠部に下側から嵌め込むことにより、嵌着されるようになっている。
ホルダー51上の2本の軸ピン57,58は、上記のように、ノブ収容長孔33内に挿入した操作ノブ5と回動アーム52を回動可能に軸支するための軸を構成する。
操作ノブ5は、図5などに示すように、半円形の操作部の後部に軸孔を形成すると共に、扇形の歯車部55を設けて形成される。その軸孔には、熱可塑性エラストマーなどのゴム状弾性体からなる操作荷重付与材53が嵌め込まれ、操作荷重付与材53の中央に形成される軸孔に、上記軸ピン57を嵌入するように、操作ノブ5は組み付けられる。扇形の歯車部55は回動アーム52の歯車部52aと噛合可能に形成されている。
回動アーム52は、アーム本体の中間位置に軸孔が設けられ、その前部に扇形の歯車部52aを設け、その後部に二股係合部52bを設けて構成される。回動アーム52は、上記ホルダー51の後部に突設した軸ピン58に、その軸孔を嵌合させて、取り付けられ、軸ピン58に回動可能に軸支された回動アーム52は、図4に示すように、その歯車部52aを上記操作ノブ5の歯車部55に噛合して取り付けられる。
操作ノブ5と回動アーム52をノブ収容長孔33内に回動可能に軸支して組み付ける場合、横フィン31を上下反転状態とし、操作ノブ5と回動アーム52をノブ収容長孔33内の定位置に載置した状態で、フィン膨出部34の切欠部にホルダー51を嵌め込み、その軸ピン57,58を操作ノブ5と回動アーム52の軸孔に差し込むようにすれば、操作ノブ5と回動アーム52をノブ収容長孔33内に簡単に組み付けることができる。
このような操作ノブ5と回動アーム52を取り付けた横フィン31は、上記のように、その両側の回動軸32をリテーナ2前部の横フィン軸支持部23,24に支持させて、組み付けたとき、回動アーム52の二股係合部52bは、後述の縦フィン42の係合ロッド42aに係合する。
後可動ルーバ4は、図5に示すように、複数の縦フィン41、42をリテーナ2内に一定の間隔で回動可能に縦に配置し、それら縦フィン41,42の上部と下部に突設した各回動軸43を、リテーナ2の上下部で回動可能に支持して構成される。各縦フィン41、42の上部と下部には回動軸43が突設され、上部の回動軸43は、縦フィン軸支持板46の軸孔に嵌合されて支持され、下部の回動軸43は、リテーナ2の前部の縦フィン軸支持部22に嵌合されて回動可能に支持される。更に、図5に示すように、各縦フィン41、42の下部の回動軸43にはクランク44が連結され、これらのクランク44の偏倚軸45が1本のリンクバー47により相互に連結され、このリンク機構により、後可動ルーバ4の各縦フィン41,42の方向を一斉に変えるようになっている。
さらに、図3、図4に示すように、後可動ルーバ4の左寄りの1本の縦フィン42には、その前部に切欠が形成される一方、切欠の前部に係合ロッド42aが縦に設けられている。この係合ロッド42aは、その前方に位置する横フィン31に装着される回動アーム52の二股係合部52bと係合し、操作ノブ5の回動操作に伴い、回動アーム52が回動したとき、縦フィン42に回動力を伝達し、縦フィン42を左右に回動させる構造である。
上記のように、前可動ルーバ3と後可動ルーバ4の向きを調整するための操作ノブ5は、前可動ルーバ3の横フィン31のノブ収容長孔33内に、回動操作可能に挿入され、軸支される。この操作ノブ5は、図5に示すように、その前部が正面に露出または突き出すように配設される半円盤状のノブ本体を有し、その中央ボス部に半円形の歯車部55が形成され、その歯車部55の中央に軸孔が形成される。さらに、その軸孔にゴム状弾性体の操作荷重付与材53が嵌入され、その操作荷重付与材53の貫通孔に上記ホルダー51の軸ピン57が嵌入される。
操作ノブ5のノブ本体は、横フィン31のフィン膨出部34に設けたノブ収容長孔33に挿入されて回動可能なように、偏平形状に形成される。さらに、その中央ボス部には、上記の如く、ゴム状弾性体の操作荷重付与材53が嵌着され、操作荷重付与材53の貫通孔に上記ホルダー51の軸ピン57が嵌入される。これにより、操作ノブ5の操作時、操作ノブ5と操作荷重付与材53が軸ピン57の周囲を回り、ゴム状弾性体の適度な摺動性と摩擦抵抗により、操作ノブ5の回動操作時に、操作荷重が生じることとなる。
一方、図5に示すように、リテーナ2の後部側壁に、ダンパプレート7用の軸孔25が形成され、ダンパプレート7をリテーナ2内の定位置に配置した状態で、リテーナ2の左外側からダンパ軸8の嵌着部8aを軸孔25に挿入し、リテーナ2内でダンパプレート7の軸嵌合部7aにダンパ軸8の嵌着部8aを嵌着させる。ダンパプレート7の他端部には小軸部7bが突設され、リテーナ2の他方の側壁に設けた小軸孔にこの小軸部7bを嵌合させる。ダンパプレート7は、この小軸部7bとダンパ軸8により水平軸の回りで回動可能に支持され、リテーナ2内の通風路21を開閉するように軸支される。
一方、ダンパプレート7を回動操作するダンパノブ6は、図5に示すように、そのノブ本体が略円盤状に形成されると共に、後方にレバー部61を突設して形成され、その軸心位置のボス部に、軸孔を有した操作荷重付与材(ゴム状弾性体)63が操作荷重を付与するために嵌着される。ダンパノブ6は、操作荷重付与材63の軸孔を、ベゼル1またはリテーナ2の前部に突設したノブ軸(図示は省略されている)に嵌合させて軸支される。そして、図2、5に示すように、ダンパノブ6の操作部は、ベゼル1の正面左寄りに設けた開口部12から前方に露出して配置される。
ダンパノブ6の後部に突設されたレバー部61の先端に、連結部62が設けられ、その連結部62に、自在継手型リンク9の一端が連結される。自在継手型リンク9の両端には、球形部9a,9bが設けられ、一方の球形部9aは、上記ダンパ軸8のレバー部8bの先端の連結部8cに、自在に傾動可能に連結され、他方の球形部9bは、ダンパノブ6のレバー部61先端の連結部62に、自在に傾動可能に連結される。これにより、ダンパノブ6を左右に回動操作したとき、自在継手型リンク9を介して、ダンパノブ6の回動力がダンパ軸8に伝達され、ダンパプレート7がその小軸部7bとダンパ軸8を軸に回動する構造となっている。
上記構成のレジスタは、自動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボードの部分に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダクトに接続するようにして装着される。通風ダクトから送られる空気は、リテーナ2内の通風路21から空気吹出口11を通して吹き出される。
空気の吹出向きを上または下に調整する場合、前可動ルーバ3の操作ノブ5を上または下に回動させて調整する。操作ノブ5を持って上または下に回動させると、操作ノブ5が装着された横フィン31がその回動軸32を軸に上下に回動し、横フィン31の上下方向の向きが回動軸32を軸にして変化し、空気の吹出方向が上下に調整される。このとき、横フィン31は右の回動軸32に嵌合した板ばね35が適度な操作荷重を付与し、がたつきなく安定して上下に回動することができる。
一方、空気の吹出向きを左右に調整する場合、操作ノブ5を左または右に回動操作して調整する。操作ノブ5を持って左または右に回すと、図6に示すように、操作ノブ5は軸ピン57を軸に回動し、その回動が歯車部55,52aを介してノブ収容長孔33内の回動アーム52に伝わり、図6の時計方向または反時計方向に回動する。
これに伴い、回動アーム52の二股係合部52bと係合ロッド42aを介して回動アーム52の回動力が縦フィン42に伝達され、後可動ルーバ4の縦フィン42がその回動軸43を支点に左右に回動することとなる。このとき、その回動力は、クランク44、リンクバー47を介して他の縦フィン41に伝達され、各縦フィン41、42がその回動軸43を支点に回動し、縦フィン41、42の左右方向の向きが回動軸43を軸にして変化し、空気の吹出方向が左右に調整される。
このように、操作ノブ5は、左右横方向への操作時、横フィン31のノブ収容長孔33内の軸ピン57を軸に、ゴム状弾性体の操作荷重付与材53を介在させながら回動し、回動アーム52を介して縦フィン42を回動させるので、がたつきなく操作することができ、空気の吹出方向を左右に良好なフィーリングで調整することができる。
また、操作ノブ5を上下に操作して、横フィン31がその回動軸32を軸に上下に回動し、このとき、右側の回動軸32に嵌合した操作荷重付与材35が横フィン31の回動に適度な摩擦抵抗を与え、がたつきや強干渉を生じさせずに円滑に横フィン31を上下に回動調整することができる。
上述のように、操作ノブ5を回動操作して、前可動ルーバ3の横フィン31と後可動ルーバ4の縦フィン41,42の向きを良好に調整することができ、横フィン31のフィン膨出部34のノブ収容長孔33内に操作ノブ5を収容する構造のレジスタであっても、そのフィン膨出部34を含む横フィン31をコンパクトに見栄え良く形成することができ、また、横フィン31のコンパクト化により送風時の圧力損失を少なくすることができる。
なお、上記実施形態では、前可動ルーバ3に1本の横フィン31を設けたが、2本以上の横フィンを横方向に並設し、そのうちの1本の横フィンにノブ収容長孔を設け、そのノブ収容長孔に操作ノブを回動可能に装着することもできる。
また、上記では、前可動ルーバ3に横フィン31を設け、後可動ルーバ4に縦フィン41、42を設けたが、それらを90度回転させた状態とし、前可動ルーバに縦フィンを設け、後可動ルーバに横フィンを設けるように構成することもできる。この場合、操作ノブは縦フィンに装着され、縦方向に摺動することになる。
1 ベゼル
2 リテーナ
3 前可動ルーバ
4 後可動ルーバ
5 操作ノブ
6 ダンパノブ
7 ダンパプレート
21 通風路
31 横フィン
32 回動軸
33 ノブ収容長孔
34 フィン膨出部
41 縦フィン
42 縦フィン
42a 係合ロッド
43 回動軸
45 偏倚軸
46 縦フィン軸支持板
47 リンクバー
51 ホルダー
52 回動アーム
52a 歯車部
52b 二股係合部
53 操作荷重付与材
55 歯車部
56 係止爪
57 軸ピン
58 軸ピン

Claims (3)

  1. 通風路内に前可動ルーバと後可動ルーバが配設され、該前可動ルーバのフィンに操作ノブが装着され、該操作ノブの操作により該前可動ルーバと該後可動ルーバの各フィンを回動させて、空気の吹出方向を調整するレジスタにおいて、
    前記前可動ルーバのフィンの一部にフィン膨出部が形成され、該フィン膨出部にノブ収容長孔が前後に貫通して形成され、該ノブ収容長孔内に該操作ノブがその前部を露出して回動可能に軸支される一方、前記後可動ルーバのフィンに係合可能な回動アームが該ノブ収容長孔内に回動可能に軸支され、該操作ノブの後部には歯車部が設けられる一方、該回動アームの前部に歯車部が設けられ、該操作ノブと該回動アームが該歯車部を介して噛合し、該操作ノブの回動力が該回動アームを介して該後可動ルーバのフィンに伝達されることを特徴とするレジスタ。
  2. 前記回動アームの後部に二股係合部が設けられ、前記後可動ルーバのフィンの前部に、該二股係合部と係合する係合ロッドが設けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記フィン膨出部のノブ収容長孔の壁部に切欠部が形成され、該切欠部にホルダーが該ノブ収容長孔の壁面を形成するように嵌着され、該ホルダーに2本の軸ピンが突設され、該軸ピンに前記操作ノブと前記回動アームが回動可能に支持されたことを特徴とする請求項1または2記載のレジスタ。


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