JPH08135749A - 水平垂直変換運動機構 - Google Patents

水平垂直変換運動機構

Info

Publication number
JPH08135749A
JPH08135749A JP29888294A JP29888294A JPH08135749A JP H08135749 A JPH08135749 A JP H08135749A JP 29888294 A JP29888294 A JP 29888294A JP 29888294 A JP29888294 A JP 29888294A JP H08135749 A JPH08135749 A JP H08135749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motion
shaft
link
pivot
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29888294A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kawaguchi
昭博 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP29888294A priority Critical patent/JPH08135749A/ja
Publication of JPH08135749A publication Critical patent/JPH08135749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直線往復運動を行うスライダーと、該スライ
ダーに一端部が枢支されたリンクを使用してスライダー
の直線往復運動をこれに垂直な厳正往復運動に変換する
ものでありながら、リンク中間点における運動枢支点の
位置制約を無くし、機器の設計自由裁量の巾を大きくひ
ろげることのできる運動機構を提供する。 【構成】 一定方向に往復運動を行うスライダー(1)
と、一端部が前記スライダー(1)に枢軸(3)を介して回動
可能に軸支されたリンク(2)とからなり、該リンク(2)は
スライダー(1)の摺動方向に向かって斜めに延設されて
その先端に垂直運動体との連結軸(5)が形成され、更に
前記リンク(2)の中間で軸(3)、(5)を結ぶ直線上に楕円軌
道(6)にそって滑動する中間運動支軸(4)が設けられてお
り、前記楕円軌道(6)は、枢軸(3)の運動延長線上に延び
る横線L1と連結軸(5)から前記横線に垂直に交わる垂直
線L2との交点oを基準点とし、軸(3)(4)の間隔aを垂
直線L2に沿った楕円半径とし、軸(4)(5)の間隔bを横
線L1に沿った楕円半径とした楕円で形成されている構
造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直線往復運動をこれと垂
直な方向の往復運動に変換する運動機構に関するもの
で、殊に一定方向に直線往復運動を行うスライダーにリ
ンクを連結させて、このスライダーの直線運動をこれに
垂直な往復運動に変換する運動機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、直線往復運動をこれに垂直な往復
運動に変換する運動機構としてはスコットラッセル運動
機構がある。このスコットラッセル運動機構は図3に示
すように、水平往復運動を行うスライダー(11)と、一端
部が前記スライダー(11)に枢軸(13)を介して回動可能に
軸支されたリンク(12)と、該リンク(12)の中間点(16)に
枢支された揺動アーム(17)とからなる。揺動アーム(17)
の基点軸(14)は前記枢軸(13)の運動延長線上に置かれ
る。また、図においてc,d,eで示される各部の長さ
は、 c:d=d:e の関係に設定されている。この時、リンク先端部の作動
点(15)はスライダーの運動方向に対して垂直方向の近似
直線往復運動を行うものである。この場合、リンク(11)
の中間点(16)がリンクの等分中間点であるときは前記作
動点(15)は厳正直線運動を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このスコットラッセル
運動機構は構造が簡単で動きもスムースである点におい
て大変優れた機構であるが、その反面、リンクや揺動ア
ームにおける各枢支点の位置設定に制約が多くて機器の
自由な設計が拘束されるといった問題点がある。特に精
密オーディオ機器におけるディスク装着装置等のように
厳正な垂直往復運動を必要とする場合にはより精密な運
動枢支点を設定しなければならないので一層大きな制約
をうけることになる。
【0004】そこで本発明の主たる目的は、基本的には
直線往復運動を行うスライダーと、該スライダーに一端
部が枢支されたリンクを使用してスライダーの直線往復
運動をこれに垂直な厳正往復運動に変換するものであり
ながら、リンク中間点における運動枢支点の位置制約を
無くし、機器の設計自由度を大きくひろげることのでき
る運動機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる運動機構にあっては、一定方向に往復運動を
行うスライダー(1)と、一端部が前記スライダー(1)に枢
軸(3)を介して回動可能に軸支されたリンク(2)とからな
り、該リンク(2)はスライダー(1)の摺動方向に向かって
斜めに延設されてその先端に垂直運動体との連結軸(5)
が形成され、更に前記リンク(2)の中間で枢軸(3)と連結
軸(5)を結ぶ直線上に楕円軌道(6)にそって滑動する中間
運動支軸(4)が設けられており、前記楕円軌道(6)は、枢
軸(3)の運動延長線上に延びる横線L1と連結軸(5)から
前記横線に垂直に交わる垂直線L2との交点oを基準点
とし、前記枢軸(3)と支軸(4)の間隔aを垂直線L2に沿
った楕円半径とし、支軸(4)と連結軸(5)の間隔bを横線
1に沿った楕円半径で形成されている構造としたもの
である。
【0006】
【作用】上記のごとく構成された運動機構にあっては、
スライダー(1)の直線往復運動をリンク(2)の先端部でこ
れに垂直な厳正直線往復運動に変換することができる。
殊に本発明にあっては、設計に応じてリンク中間点の運
動支軸(4)の位置を楕円軌道(6)と共に変更することが可
能となり、これにより運動支軸(4)の位置制約を緩和し
て設計の自由裁量の巾を広げることができると共に、従
来の揺動アームを省略できるから枢支点の位置制約の減
少と構造の簡略化が期待できるものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の構成を図に示した実施例に基
ずき説明する。図において符号(1)はガイド(7)に沿って
水平方向に往復運動を行うスライダーであり、符号(2)
は一端部が前記スライダー(1)に枢軸(3)を介して回動可
能に軸支されたリンクである。該リンク(2)はスライダ
ー(1)の摺動方向に向かって斜上方に延設されてその先
端に垂直運動体(8)との連結軸(5)が形成されている。
更に前記リンク(2)の中間で前記軸(3)、(5)を結ぶ直線上
に楕円軌道(6)にそって滑動する中間運動支軸(4)が設け
られている。
【0008】前記楕円軌道(6)は、枢軸(3)の運動延長線
上に延びる横線L1と連結軸(5)から前記横線に垂直に交
わる垂直線L2との交点oを基準点とし、軸(3)(4)の間
隔aを垂直線L2に沿った楕円半径とし、軸(4)(5)の間
隔bを横線L1に沿った楕円半径で適当な長さにわたっ
て形成されている。実施例では、この楕円軌道(6)は図
2で示すように凹溝で形成され、この凹溝の楕円軌道
(6)に中間運動支軸(4)が摺動自在にはめ込まれている。
このように形成することによって、スライダー(1)の水
平往復運動がリンク先端部の連結軸(5)において厳正な
垂直往復運動に変換されるものである。
【0009】尚、前記楕円軌道(6)を描く楕円は、a>
b の時、 焦点(±√(a2−b2),o),x2÷a2+y2÷b2=1
の楕円 a<b の時、 焦点(o,±√(a2−b2)),x2÷a2+y2÷b2=1
の楕円 で描くことができる。従ってリンク(2)の中間の運動支
軸(4)は任意の点に設定することが可能である。
【0010】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、その構成要件を備え、
かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内
において適宜改変して実施できるものである。
【0011】
【発明の効果】上記のごとく構成された運動機構にあっ
ては、スライダーの直線往復運動をこれに垂直な厳正直
線往復運動に変換することができるものであるが、特に
本発明にあっては、設計に応じてリンク中間点の運動支
軸の位置を楕円軌道と共に変更することが可能となり、
これにより中間運動支軸の位置制約を緩和して設計の自
由裁量の巾を広げることができると共に、従来の揺動ア
ームを省略できるから枢支点の位置制約の減少と構造の
簡略化が期待できるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる運動機構の説明図。
【図2】本発明にかかる運動機構の部分的な断面図。
【図3】従来の運動機構を示す図1同様の説明図。
【符号の説明】
(1) スライダー (2) リンク (3) 枢軸 (4) 中間運動支軸 (5) 連結軸 (6) 楕円軌道 (L1) 横線 (L2) 垂直線 (o) 楕円の基準点となる交点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に往復運動を行うスライダー
    (1)と、一端部が前記スライダー(1)に枢軸(3)を介して
    回動可能に軸支されたリンク(2)とからなり、該リンク
    (2)はスライダー(1)の摺動方向に向かって斜めに延設さ
    れてその先端に垂直運動体との連結軸(5)が形成され、
    更に前記リンク(2)の中間で枢軸(3)と連結軸(5)を結ぶ
    直線上に楕円軌道(6)にそって滑動する中間運動支軸(4)
    が設けられており、前記楕円軌道(6)は、枢軸(3)の運動
    延長線上に延びる横線L1と連結軸(5)から前記横線に垂
    直に交わる垂直線L2との交点oを基準点とし、前記枢
    軸(3)と支軸(4)の間隔aを垂直線L2に沿った楕円半径
    とし、支軸(4)と連結軸(5)の間隔bを横線L1に沿った
    楕円半径で形成されている水平垂直変換運動機構。
JP29888294A 1994-11-07 1994-11-07 水平垂直変換運動機構 Pending JPH08135749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29888294A JPH08135749A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 水平垂直変換運動機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29888294A JPH08135749A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 水平垂直変換運動機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08135749A true JPH08135749A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17865396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29888294A Pending JPH08135749A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 水平垂直変換運動機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08135749A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151142A (ja) * 1997-07-31 1999-02-23 Kazuichi Ito 直線運動機構
WO2008018285A1 (fr) * 2006-08-11 2008-02-14 Tokyo Electron Limited Appareil de transfert de substrat, appareil de traitement de substrat, bras de transfert de substrat et procédé de transfert de substrat
JP2014104956A (ja) * 2012-11-30 2014-06-09 Yuhshin Co Ltd 車輌空調用コントロール操作装置。
JP2019124027A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 株式会社マルサ スロープ装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151142A (ja) * 1997-07-31 1999-02-23 Kazuichi Ito 直線運動機構
WO2008018285A1 (fr) * 2006-08-11 2008-02-14 Tokyo Electron Limited Appareil de transfert de substrat, appareil de traitement de substrat, bras de transfert de substrat et procédé de transfert de substrat
JP2008047650A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Tokyo Electron Ltd 基板移載装置,基板処理装置,基板移載用アーム,基板移載方法
KR100979615B1 (ko) * 2006-08-11 2010-09-01 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 이송 장치, 기판 처리 장치, 기판 이송용 아암, 기판이송 방법
JP2014104956A (ja) * 2012-11-30 2014-06-09 Yuhshin Co Ltd 車輌空調用コントロール操作装置。
JP2019124027A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 株式会社マルサ スロープ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW540076B (en) Scissors-like linkage structure, key switch including the structure and method of assembling the same
JPS61166596A (ja) ギタ−のトレモロ装置
US11092280B2 (en) Portable electronic device
JPH08135749A (ja) 水平垂直変換運動機構
US6678153B2 (en) Flat monitor
DE60121571D1 (de) Steuerarm mit paralleler struktur
US20130180387A1 (en) Speaker unit for musical instrument
JPH07314375A (ja) ロボットハンドフローティングユニット
TW202203174A (zh) 螢幕旋轉機構與具可旋轉螢幕的電子裝置
JP2684827B2 (ja) 鍵盤装置
JPS5913648Y2 (ja) 楽器用鍵盤
CN217159769U (zh) 一种应用于柔性屏移动终端的运动机构
CN221364808U (zh) 一种机器人的嘴部结构及机器人
JPH09152934A (ja) 装着式ポインタデバイス
SU1472729A1 (ru) Шарнирно-рычажный пр молинейно направл ющий механизм Мамырина
JPS6217071Y2 (ja)
JPH11126111A (ja) 移動装置
JPH10161784A (ja) 可動式キーボード付きノートパソコン
KR200188033Y1 (ko) 컴퓨터용 마우스
JPH10157392A (ja) アームアシスト装置
TW202313367A (zh) 橢圓繪圖儀
JPH0129936Y2 (ja)
JPH04294996A (ja) 産業用ロボットの配線装置
JP2001188646A (ja) 容積可変型のキーボード装置
CN117260769A (zh) 一种机器人的嘴部结构及机器人