JP4087245B2 - 車両空調用コントロール操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車両に搭載された空気調和装置に備え付けられた車両空調用コントロール操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2002−123197号公報
【特許文献2】
特開2001−184969号公報
【0003】
従来、車両空調用コントロール装置には、上記特許文献1に示すように操作ノブを回転すると回転部材が回転されて車両に搭載された空気調和装置がコントロールワイヤによって機械的に制御されて風向きや温度などを制御するものと、上記特許文献2のように表示部の外周に設けられたダイヤルノブが回転されることによってダイヤルノブの回転位置を回転式スイッチによって検出し、プリント基板に配設された電気回路によって車両に搭載された空気調和装置を制御するものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に示す車両空調用コントロール装置では、操作ノブの前面側に突出した凸状のノブ部を指先で摘んで操作するように構成されているため、操作力を伝達しにくく、操作性が悪い。一方、上記特許文献2に示す車両空調用コントロール装置は、ダイヤルノブの外周を握るようにして回転操作することができるため、操作力を伝達しやすく、操作性をよいものとすることができるが、電気回路によって電気的に制御するものであるため、コストが高くなってしまうという欠点があった。
【0005】
また、上記特許文献1の操作ノブに上記特許文献2のダイヤルノブのような表示部を中央に設け、その表示部の後方に表示用ランプを設置しようとすると、回転部材の連結部と連結する操作ノブの中央に設けられているノブ軸部を操作ノブの中心からずらした位置に設けなければならないため、幅方向に回転式スイッチ等の部品を配置しなくてはならず、ベースの限られたスペースを有効に活用することができないものとなってしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の車両空調用コントロール装置は、中央に貫通孔が設けられ、略リング状に形成された操作ノブと、前記操作ノブが回転可能に配置される操作パネルと、該操作パネルが前面側に取り付けられる前面部を有するベース部材と、車両に搭載される空気調和装置に連結されたコントロールワイヤと、前記ベース部材の前面部の後方側に回動可能に軸支され、前記操作ノブの回動に応じて、前記コントロールワイヤを駆動するギアレバーと、前記ベース部材の前面部に回動可能に軸支され、該ギアレバーのギア部に連結可能なピニオンギアが該前面部の後方側に位置する一端側に設けられた回転部材と、前記ベース部材の前面部の前面側に位置する前記回動部材の他端側に設けられた出力ギアと、前記操作ノブと係合し、一体的に連結される小径部と、内面側にギア部が形成された大径部とを有する略円筒状の連動部材と、前記連動部材のギア部と連結する第1遊星ギア部と、前記出力ギアと連結する第2遊星ギア部とを有する2段ギアとした2つの遊星ギアと、を備え、前記ベース材の前面部には、前記連動部材の大径部を回動可能に保持する係合爪部と、該係合爪部に保持された前記連動部材の大径部の内側で、前記2つの遊星ギアを前記出力ギアを中心として対称的に配置するとともに、回動可能に軸支する軸支部とを設け、前記操作ノブの回転を段階的に前記回転部材に伝達するギア機構を前記連動部材のギア部、前記2つの遊星ギアの前記第1遊星ギア部と前記第2遊星ギア部、及び前記出力ギアとで構成し、さらに、前記遊星ギアの軸方向の移動を阻止するように前記軸支部に取り付けられる取付基体と、前記操作ノブの貫通孔内に位置し、前記操作ノブの操作位置を示す標示部を前面側に有する略円筒状の表示部材とを設け、該表示部材を前記取付基体に前記操作ノブと非連結状態として取り付けるとともに、前記表示部材の標示部と前記取付基体との間に内部空間を形成したことを特徴とした車両空調用コントロール操作装置。構成とされている。
【0007】
すなわち、操作ノブと一体的に回動する連動部材とギアレバーとをギア機構を介して連結することによって、標示部を有する表示部材を操作ノブの中央に配置することができるので、車両に搭載された空気調和装置をコントロールワイヤによって機械的に制御する車両空調用コントロール装置においても、中央に標示部を設けた大径の操作ノブとし、その操作ノブの外周を握るように操作することができる構成とすることができる。
【0008】
また、大径の操作ノブとした場合でも、操作ノブが偏って回転されることを防止し、操作ノブをバランスよく回転させることができるので、操作ノブの操作によってギア機構が破損されることを防止することができる。
さらにギア機構をを段階的に連結させているので、標示部と取付基体との間に形成される内部空間を広くすることができる。
【0011】
さらに、前記取付基体に前記表示部材の標示部を照明する照明部材を配置した構成としてもよい。
【0012】
このように遊星ギアの軸支部に照明部材を有する取付基体を取り付けることによって、軸支部を取付基体の取付部として共用化することができると共に、別部材を設けることなく遊星ギアの軸支部からの脱落を防止することができる。
【0013】
また、連動部材のギア部、遊星ギアのギア部、出力ギアを段階的に連結させることにより、標示部と取付基体との間に形成される内部空間を広くすることができ、標示部を有効に照明することのできる位置に照明部材を設けることが可能となる。
【0014】
さらに、前記取付基体に設けられ前記操作ノブとは異なる機能を有するスイッチ部材とを備え、このスイッチ部材を作動させる操作部材を前記表示部材に設けた構成としてもよい。
【0015】
このように、ギア機構を変更することなく、操作ノブとは異なる機能を有するスイッチ部材と、そのスイッチ部材を作動させる操作部材を追加することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る第1の実施の形態について図1〜図5に基づいて説明する。
【0017】
図1(a)、(b)に本発明に係る第1の車両空調用コントロール装置1を示す。この車両空調用コントロール装置1は、ベース部材2の前面部2aに操作パネル3が一体的に取り付けられている。その操作パネル3の表面には風向調節用のモードノブ4と、温度調節用のテンプノブ5と、ベース部材2に収容された図示しないファンスイッチに接続された風量調節用のファンノブ6が回動可能に設けられていると共に、エアコンのオンオフ操作を行うためのエアコンスイッチ7と、内気循環又は外気導入の切換操作を行う内外気切換スイッチ8のプッシュノブ9が押し込み可能に設けられている。
【0018】
ベース部材2にはモードノブ4とテンプノブ5のピニオンギア30に各々連結されたギアレバー10がベース部材2に設けられたレバー支軸部11に回動可能に軸支され、そのギアレバー10の一端には、図示しない車両に搭載された空気調和装置に連結されたコントロールワイヤ12が各々接続されている。なお、このコントロールワイヤ12はベース部材2に設けられたクランプ部13にアウタワイヤ12aが固定され、ギアレバー10の回動に応じてインナワイヤ12bがアウタワイヤ12a内を摺動することにより、上記の空気調和装置がモードノブ4とテンプノブ5の回動に応じて制御されるようになっている。
【0019】
図2は図1におけるA−A線一部断面図である。テンプノブ5は操作ノブ14と、前面側(図2中左側)に操作ノブ14の回転位置を示す標示部15aが設けられた略円筒状の表示部材15によって構成されている。表示部材15は操作ノブ14の中央に設けられた貫通孔16に収容され、後述するバルブベース19によって、操作ノブ14とは連動しないように同軸上でベース部材2に固定されている。また、表示部材15は操作ノブ14の貫通孔16から標示部15aが露出されるようにバルブベース19に取り付けられている。
【0020】
図2又は図3に示すように操作ノブ14は中空部14aを有する略リング状に形成され、その内周に中空部14aに連通する係合孔14bが形成されている。そして、後述する略円筒状に形成された連動部材17の小径部25の先端に形成された爪部17aが中空部14a内に挿通され、係合孔14bに嵌合することにより、操作ノブ14と連動部材17が一体的に連結されるようになっている。なお、図2に示すように操作ノブ14には所定の回転位置において、後述するバルブ20からの光を透過する導光部材18が設けられており、所定の回転位置において表示部材15に所定の間隔に設けられた導光孔15bから導かれたバルブ20の光によって発光するようになっている。
【0021】
取付基体たるバルブベース19は図4(b)に示すように略十字状に形成され、その中央に標示部15aを照明する照明部材であるバルブ20が取り付けられている。このバルブ20は図4(b)の破線で示す端子部材22によって回路基板23に接続されており、外部から電源供給されることによって点灯されるようになっている。また、バルブベース19には略円筒状のバルブガイド24が設けられており、このバルブガイド24には図3に示すように係合孔24aが所定の位置に設けられている。そして、その係合孔24aに表示部材15の爪部15cを係合することによって、表示部材15がバルブガイド24によってベース部材2に固定されるようになっている。
【0022】
図3に示すようにバルブベース19は後述する軸支部21と同様にベース部材2の前面部2aに突出して設けられた固定部2cにネジ等で固定されており、この固定部2cは軸支部21と同一円周上に対向するように2つ設けられている。
【0023】
連動部材17は操作ノブ14の係合孔14bと係合する爪部17aが設けられた小径部25と、連動部材17のギア部を構成する内歯部26aが設けられた大径部26を有する略円筒状の部材であり、図4(a)に示すように、大径部26にはベース部材2に設けられた係合爪部2bに係合可能な平面部26bが形成されている。
すなわち、大径部26の平面部26bをベース2の前面部2aに設けられた係合爪部2bに係合させて、連動部材17をベース部材2に回転可能に取り付け、小径部25を操作ノブ14の中空部14aに挿通し、爪部17aと係合孔14bを係合させて操作ノブ14を連動部材17に一体的に取り付けることによって、操作ノブ14が回動可能にベース部材2に取り付けられることとなる。
【0024】
また、図2に示すように、ベース部材2の前面部2aに突出させて設けられた軸支部21には遊星ギア27が回動可能に軸支されている。この遊星ギア27は第1遊星ギア27aと第2遊星ギア27bの2つのギアが一体的に連結されて1つの遊星ギアを構成しており、第1遊星ギア27aは上記した大径部26の内歯部26aに連動可能に噛合うように、第2遊星ギア27bは回転部材28に設けられた出力ギア29と連動可能に噛合うように構成されている。
【0025】
一方、回転部材28はベース部材2の後方にピニオンギア30と出力軸31を突出させるようにベース部材2の支軸孔2dに回転可能に軸支されている。また、前面部2a内に突出した回転部材28の先端部には突出部28aが設けられ、その突出部28aに出力ギア29が一体的に取り付けられている。すなわち、連動部材17の内歯部26a、遊星ギア27のギア部、出力ギア29及びピニオンギア30で構成されるギア機構によって、操作ノブ14の回動をギアレバー10に伝達させることができるようになっている。なお、出力ギア29は回転部材28に一体的に形成してもよい。
【0026】
遊星ギア27は支軸孔2dを中心に対称的に設けられた軸支部21にそれぞれ回動可能に軸支されており、2つの遊星ギア27によって操作ノブ14の操作力を偏らせることなく、連動部材17の回動を出力ギア29に伝達させるので、回転部材28をスムーズに回動させることができる。また、図2又は図4(b)に示すように固定部2cに固定されるバルブベース19の端部を軸支部21の先端に嵌合させることによって、遊星ギア27が軸支部21から脱落するのをバルブベース19によって阻止することができる。
【0027】
また、遊星ギア27を第1遊星ギア27aと第2遊星ギア27bに分割して2段ギアとすることによって、バルブベース19と出力ギア29との間にバルブ20の後端部を突出させることができるので、図3に示すように端子部材22をバルブベース19の裏面(図2中下側)に沿って延設させて回路基板23に接続することができる。したがって、バルブベース19と標示部15aとの間に十分な内部空間32を形成することができ、バルブ20を標示部15aの適切な照明量となる位置に設置させることができる。
【0028】
このように構成された車両空調用コントロール装置1の組付けについて説明する。まず、ベース部材2に取り付けられたギアレバー10にピニオンギア30を噛合わせるように出力ギア29が一体的に取り付けられた回転部材28を支軸孔2dに挿通させる。そして、遊星ギア27第2遊星ギア27bと出力ギア29とを噛合わせるように遊星ギア27を軸支部21に取り付け、遊星ギア27が取り付けられた軸支部21の先端にバルブベース19の端部を嵌合させると共に、バルブベース19の端部の一部を固定部2cにネジ等で固定する。これにより、別部材を設けることなく、遊星ギア27と回転部材28の軸方向の移動を阻止し、それらの脱落を防止することができる。なお、バルブベース19には軸支部21に取り付ける前にバルブ20と端子部材22を先に組みつけおくことが好ましい。
【0029】
つぎに、連動部材17の内歯部26aを第1遊星ギア27aに噛合わせると共に、連動部材17押し込み、大径部26の平面部26bを係合爪部2bに係合させるようにして連動部材17をベース部材2に組み付ける。そして、操作パネル3をベース部材2に取り付けた後、操作ノブ14の貫通孔16の内側にバルブベース19のバルブガイド24を挿通させるように、操作パネル3から突出させた小径部25の先端に操作ノブ14の中空部14aを嵌合させて、操作ノブ14を連動部材17に連結させる。これにより、操作ノブ14は連動部材17と一体的に回動可能としてベース部材2に取り付けられる。
その後、表示部材15を操作ノブ14の貫通孔16に収容するようにバルブベース19と一体的に嵌合させることによって、ベース部材2に固定された表示部材15と、その表示部材15の外周に回動可能に取り付けられた操作ノブ14が操作パネル3に取り付けられるようになる。
【0030】
上記のように組みつけられた車両空調用コントロール装置1によって空気調和装置の温度調節を行う場合の各構成部品の動作について説明する。まず、テンプノブ5の操作ノブ14を標示部15aに従って所定の位置に回動させると、連動部材17が操作ノブ14と一体的に回動され、図5(a)に示すように大径部26に設けられた内歯部26aによって2つの遊星ギア27の第1遊星ギア27aが回転され、第1遊星ギア27aの回転が第2遊星ギア27bに出力される。そして、図5(b)に示すように第2遊星ギア27bに噛合された出力ギア29が回動され、回転部材28のピニオンギア30によってギアレバー10がテンプノブ5の回動量に応じてコントロールワイヤ12のインナワイヤ12bを駆動して、図示しない車両に搭載された空気調和装置の温度調節が制御される。
【0031】
なお、上記実施例はテンプノブ5について説明したが、モードノブ4、ファンノブ7についても同様に構成することができる。なお、ファンノブ7については回転部材28の代わりに図示しないファンスイッチの回転軸に出力ギア29を取り付ければよい。また、遊星ギア27は2段ギアにすることなく第1遊星ギア27aに出力ギア29を連結させるようにしてもよい。
【0032】
次に図6及び図7において、本発明の第2の車両空調用コントロール装置51を示す。図6は第2の車両空調用コントロール装置51の正面図を示したものである。図7は上記図6のE−E線一部断面図である。なお、図中、上記した第1の車両空調用コントロール装置1と同様の部材については同一の符号で示す。
【0033】
この第2の車両空調用コントロール装置51にはモードノブ4、テンプノブ5、ファンノブ6の表示部材15の中央に形成された凹筒部52に後部窓の曇り防止装置のオンオフ操作を行うデフォッガスイッチ53、内外気切換スイッチ8、又はエアコンスイッチ7の操作部材たるプッシュノブ54が押動可能に収容されている。
【0034】
図7に示すようにプッシュノブ54の後方には脚部55が延設されており、その脚部55の下方(図7中、下側)には、バルブベース19から前面側(図7中、左側)に突出するように設けられたガイドリブ57に係合する縦溝55aが所定の範囲で形成され、ガイドリブ57と係合することにより、プッシュノブ54を軸方向の移動がガイドされると共に、回転方向の移動が規制されるようになっている。また、脚部55の上方(図7中、上側)には張り出された連動部55bが設けられており、その連動部55bの後部にはバルブベース19に一体的に取り付けられたタクトスイッチ56が連結されている。
【0035】
プッシュノブ54の前面に設けられたノブキャップ54aの前面には夜間照明用バルブ58の光を透過する部材で形成されたノブマーク59がインサート成型などによって一体的に形成されている。また、ノブキャップ54aは脚部55によってノブマーク54aが設けられた第1空間部60と遮蔽された第2空間部61が形成され、その第2空間部61には作動表示レンズ62が嵌着されている。この作動レンズ62はバルブベース19に設けられ、タクトスイッチ56がオンされることによって点灯する作動表示用バルブ63の光を透過して、プッシュノブ54の作動状態が表示されるようになっている。なお、表示部材15は第1の車両空調用コントロール装置1と同様にバルブガイド24に設けられた係合孔24aに爪部15cを係合することによってベース部材2に固定されるようになっている。
【0036】
すなわち、プッシュノブ54を押し込むことによってタクトスイッチ56がオンすると共に、作動表示用バルブ63が点灯し、作動レンズ62が照明される。また、再度プッシュノブ54を押し込むことによってタクトスイッチ56がオフすると共に、タクトスイッチ56に内蔵されている図示しないスプリングの付勢力によってプッシュノブ54が復帰作動されるようになっている。
【0037】
また、前述した第1の車両空調用ヒーターコントロール装置と同様に操作ノブ14の作動は連動部材17によって外側から遊星ギア27を介して、段階的に出力ギア29に伝達されるようにし、表示部材15の後方に内部空間32を形成することによって、プッシュノブ54とタクトスイッチ56を配置させるスペースを十分に確保することができるようになっている。すなわち、第1の車両空調用ヒーターコントロール装置の表示部材15とバルブベース19を変更するだけで、ギア機構を変更することなく、操作ノブ14と異なる機能を有するプッシュノブ54を設けることができる。
【0038】
なお、本実施例では、プッシュノブ54によってプッシュ式のタクトスイッチ56を作動させるものとしたが、プッシュノブ54をロータリー式のノブとしてロータリー式のスイッチを作動させるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、中央に貫通孔が設けられ、略リング状に形成された操作ノブと、前記操作ノブが回転可能に配置される操作パネルと、該操作パネルが前面側に取り付けられる前面部を有するベース部材と、車両に搭載される空気調和装置に連結されたコントロールワイヤと、前記ベース部材の前面部の後方側に回動可能に軸支され、前記操作ノブの回動に応じて、前記コントロールワイヤを駆動するギアレバーと、前記ベース部材の前面部に回動可能に軸支され、該ギアレバーのギア部に連結可能なピニオンギアが該前面部の後方側に位置する一端側に設けられた回転部材と、前記ベース部材の前面部の前面側に位置する前記回動部材の他端側に設けられた出力ギアと、前記操作ノブと係合し、一体的に連結される小径部と、内面側にギア部が形成された大径部とを有する略円筒状の連動部材と、前記連動部材のギア部と連結する第1遊星ギア部と、前記出力ギアと連結する第2遊星ギア部とを有する2段ギアとした2つの遊星ギアと、を備え、前記ベース材の前面部には、前記連動部材の大径部を回動可能に保持する係合爪部と、該係合爪部に保持された前記連動部材の大径部の内側で、前記2つの遊星ギアを前記出力ギアを中心として対称的に配置するとともに、回動可能に軸支する軸支部とを設け、前記操作ノブの回転を段階的に前記回転部材に伝達するギア機構を前記連動部材のギア部、前記2つの遊星ギアの前記第1遊星ギア部と前記第2遊星ギア部、及び前記出力ギアとで構成し、さらに、前記遊星ギアの軸方向の移動を阻止するように前記軸支部に取り付けられる取付基体と、前記操作ノブの貫通孔内に位置し、前記操作ノブの操作位置を示す標示部を前面側に有する略円筒状の表示部材とを設け、該表示部材を前記取付基体に前記操作ノブと非連結状態として取り付けるとともに、前記表示部材の標示部と前記取付基体との間に内部空間を形成したことによって、コントロールワイヤにより機械的に車両に搭載された空気調和装置を制御する車両空調用コントロール装置においても、中央に標示部を設けた大径の操作ノブとすることができるので、操作性を向上させることができる。
【0040】
また、前記ベース部材の前面部に設けた係合爪部に保持された連動部材の大径部の内側で、回転部材の出力ギアを中心として対称的に2つの遊星ギアを配置しているので、操作ノブをバランスよく回転させることができるので、操作ノブが偏って回転されることによりギア機構が破損されることを防止することができる。さらにギア機構を段階的に接続させることによって、表示部材の標示部の後方に形成される内部空間を広くすることができる。
【0042】
また、取付基体が遊星ギアの軸方向の移動を阻止するように軸支部に取り付けられているので、別部材を設けることなく、示部材を固定する取付基体によって遊星ギアが軸支部から脱落するのを確実に防止することができる。
【0043】
さらに前記表示部材を前記操作ノブと非連結状態に固定する取付基体と、この取付基体に設けられ前記操作ノブとは異なる機能を有するスイッチ部材と、このスイッチ部材を作動させる操作部材を前記表示部材に設けることによって、ギア機構を変更することなく、操作ノブとは異なる機能を有するスイッチ部材と、そのスイッチ部材を作動させる操作部材を追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の車両空調用コントロール装置の(a)は正面図、(b)は底面図である。
【図2】上記図1(a)のA−A線一部断面図である。
【図3】上記図1(a)のB−B線一部断面図である。
【図4】(a)は上記図1(a)の操作パネル3、テンプノブ5を取り外した場合の車両空調用コントロール装置の内部を示す正面図、(b)は(a)から連動部材17を取り外した場合の車両空調用コントロール装置の内部を示す正面図である。
【図5】(a)は上記図2のC−C線断面図、(b)は上記図2のD−D線断面図である。
【図6】本発明に係る第2の車両空調用コントロール装置の正面図である。
【図7】上記図6のE−E線一部断面図である。
【符号の説明】
2 ベース部材
4 モードノブ
5 テンプノブ
7 ファンノブ
10 ギアレバー
10a ギア部
12 コントロールワイヤ
14 操作ノブ
15 表示部材
15a 標示部
16 貫通孔
17 連動部材
19 バルブベース
20 バルブ
21 軸支部
25 小径部
26 大径部
26a 内歯部(ギア部)
27 遊星ギア
27a 第1遊星ギア
27b 第2遊星ギア
28 回転部
29 出力ギア
30 ピニオンギア
32 内部空間
54 プッシュノブ
54a ノブキャップ
55 脚部
56 タクトスイッチ

Claims (3)

  1. 中央に貫通孔が設けられ、略リング状に形成された操作ノブと、
    前記操作ノブが回転可能に配置される操作パネルと、
    該操作パネルが前面側に取り付けられる前面部を有するベース部材と、
    車両に搭載される空気調和装置に連結されたコントロールワイヤと、
    前記ベース部材の前面部の後方側に回動可能に軸支され、前記操作ノブの回動に応じて、前記コントロールワイヤを駆動するギアレバーと、
    前記ベース部材の前面部に回動可能に軸支され、該ギアレバーのギア部に連結可能なピニオンギアが該前面部の後方側に位置する一端側に設けられた回転部材と、
    前記ベース部材の前面部の前面側に位置する前記回動部材の他端側に設けられた出力ギアと、
    前記操作ノブと係合し、一体的に連結される小径部と、内面側にギア部が形成された大径部とを有する略円筒状の連動部材と、
    前記連動部材のギア部と連結する第1遊星ギア部と、前記出力ギアと連結する第2遊星ギア部とを有する2段ギアとした2つの遊星ギアと、を備え、
    前記ベース材の前面部には、前記連動部材の大径部を回動可能に保持する係合爪部と、該係合爪部に保持された前記連動部材の大径部の内側で、前記2つの遊星ギアを前記出力ギアを中心として対称的に配置するとともに、回動可能に軸支する軸支部とを設け、
    前記操作ノブの回転を段階的に前記回転部材に伝達するギア機構を前記連動部材のギア部、前記2つの遊星ギアの前記第1遊星ギア部と前記第2遊星ギア部、及び前記出力ギアとで構成し、
    さらに、前記遊星ギアの軸方向の移動を阻止するように前記軸支部に取り付けられる取付基体と、
    前記操作ノブの貫通孔内に位置し、前記操作ノブの操作位置を示す標示部を前面側に有する略円筒状の表示部材とを設け、
    該表示部材を前記取付基体に前記操作ノブと非連結状態として取り付けるとともに、前記表示部材の標示部と前記取付基体との間に内部空間を形成したことを特徴とした車両空調用コントロール操作装置。
  2. 前記取付基体に前記表示部材の標示部を照明する照明部材を配置したことを特徴とする請求項に記載の車両空調用コントロール操作装置。
  3. 前記取付基体に設けられ前記操作ノブとは異なる機能を有するスイッチ部材とを備え、
    このスイッチ部材を作動させる操作部材を前記表示部材に設けたことを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の車両空調用コントロール操作装置。
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