JP2004217064A - 車両用ダイヤルコントローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ダイヤル18の接続部40と角柱状外形34によって接続される中空操作軸30は、操作軸ケース32の軸支持穴部分64により回動自在に軸支される。中空操作軸30のダイヤル18と反対側の端部には、プーリ66が設けられ、プーリ66に2条のワイヤ68が掛け渡されて取り付けられる。2条のワイヤ68は、操作軸ケース32及び筐体14に設けられたワイヤ取り出し口から外部に引き出され、図示されていない回動制御機器に設けられた駆動プーリに接続される。ダイヤル18の中央の貫通穴にはスイッチ操作子20が挿入され、その先はスイッチ操作軸28となって中空操作軸30の中空部を通り、電気スイッチ本体60の可動部に接続される。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ダイヤルコントローラに係り、より詳しくは、スイッチを操作するスイッチ操作子とダイヤルとが同軸に配置された車両用ダイヤルコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のエアコンディショナの動作状態を設定するダイヤルやボタン、レバー等は、通常車両のインストルメントパネルの運転席と助手席の間のセンタ部に、例えばヒータコントロールパネル等を設けてその上に配置される。このセンタ部には、車両用オーディオやナビゲーションシステムの表示部、あるいは灰皿、ライター、ドリンクホルダ、空気吹き出し口等の多くの機器が配置され、また車内空間の確保のためにセンタ部の大きさに制約があるため、ヒータコントロールパネル等の小型化が要求されている。
【0003】
ヒータコントロールパネルには、エアコンディショナのオン・オフ及びモード切替えスイッチボタン、内外気切替えスイッチまたはレバー、温度設定ダイヤルまたはスイッチボタン、吹き出し口切替えダイヤルまたはスイッチボタン等、多くの操作子を配置する必要があり、それぞれを個別に小型化しても限界がある。そこで、例えば特許文献1から3には、ダイヤルと、スイッチ操作子または円弧状のスライドスイッチとを同軸に配置したいわゆるコンビネーションダイヤルあるいはダイヤルコントローラが開示されている。
【0004】
コンビネーションダイヤルとしてのダイヤルには、電気式スイッチを操作するものがある。これは、ダイヤルを回動することでダイヤルの回動軸に接続するスイッチを切替えあるいは連続的にその出力値を変化させ、例えばモータの駆動を制御し、モータの回転により、各種機器の動作を制御するものである。例えば、モータの回転の制御により、吹き出し口切替えダンパの開度を変化させて吹き出し口を切替え、あるいはブロワの回転数を変化させて風量を調節する等のことができる。
【0005】
また、コンビネーションダイヤルには、機械式動力伝達機構を用いるものがある。例えば特許文献1には、ダイヤルに接続された中空軸の他端側に部分ギヤを形成し、ベースに設けられた支持孔の周りに回動可能なレバーの一端にも部分ギヤを形成し、これら2個の部分ギヤをかみ合わせてダイヤルの回動に応じレバーを揺動させる機構が開示される。この場合、このレバーには動力伝達用ワイヤが接続され、このワイヤを介して吹き出し口切替えダンパの開度を制御することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−236136号公報
【特許文献2】
特開2000−41164号公報
【特許文献3】
特開2000−172925号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ダイヤルにより電気式スイッチを操作する方式は、モータ等の駆動機器及びそのための駆動回路等が余分に必要で、コストが高い。
【0008】
一方、ダイヤルにより部分ギヤを回転させ、ギヤ同士のかみ合わせにより回動力をワイヤに伝達する機械式動力伝達機構は、ワイヤが例えばダンパの開閉リンクに接続されるため、ダイヤルの回動によりワイヤを引くときと押すときがあり(いわば押し引き方式)、ワイヤを引くときに比べ、ワイヤを押すときの操作性が悪く、ワイヤを押すときにねじれが生じやすく、そのねじれを防ぐために例えばワイヤの径を太くする必要がある等の課題がある。また、部分ギヤやリンク機構等の複雑な構造を要し、小型化やユニット化が困難である。
【0009】
このように、従来技術のダイヤルコントローラにおいては、コスト、操作性、小型化等の要望を十分に満たすことができていない。
【0010】
本発明の目的は、かかる従来技術の課題を解決し、コストを抑え、操作性のよい機械式動力伝達機構を用いた車両用ダイヤルコントローラを提供することである。他の目的は、機械式動力伝達機構のユニット化を可能とする車両用ダイヤルコントローラを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用ダイヤルコントローラは、スイッチを操作するスイッチ操作子と、回動制御機器を操作するダイヤルとが同軸に配置される車両用ダイヤルコントローラであって、車両の運転席に設けられるパネル板と、パネルの裏側に設けられる中空操作軸と、中空操作軸を回動自在に軸支する操作軸ケースと、中空操作軸の一端に取り付けられてパネル板の表側に配置され、貫通穴を有する環状のダイヤルと、中空操作軸の他端に設けられるワイヤ取付部に一方端が取り付けられた2条のワイヤであって、ダイヤルの回動に応じ2条のうちのいずれかのワイヤが引かれることで、2条のワイヤの他方端に接続される回動制御機器に回動力を伝達するワイヤと、ダイヤルの貫通穴の内側に挿入されるスイッチ操作子であって、中空操作軸の中空部に延伸しその端部が中空操作軸の他端側より突き出してスイッチの可動部と接続されるスイッチ操作子と、を備えることを特徴とする。
【0012】
上記構成により、ダイヤルが取り付けられた中空操作軸の中にスイッチ操作子が挿入され、いわゆるコンビネーションダイヤルとなる。そして、中空操作軸の他端のワイヤ取付部には2条のワイヤの一方端が取り付けられ、2条のワイヤの回動力が回動制御機器に伝達される。2条のワイヤをダイヤルの回動により操作するときは、例えばダイヤルを正方向に回動させるときは2条のワイヤのうちのいずれか一方が引かれてその回動力が回動制御機器に伝達され、逆方向に回動させるときは先ほどと別の他方のワイヤが引かれてその回動力が回動制御機器に伝達される。すなわち、正逆いずれの回動においても、いずれかのワイヤが引かれる(いわば引き引き方式)。したがって、ワイヤを押して動力を伝達することがなく、操作性が正逆回動いずれの場合でも良好で、またワイヤを余分に太くする必要もない。また、部分ギヤやリンクといった複雑な構造を要せず、構成が簡易で、コストが低減できる。
【0013】
また、本発明に係る車両用ダイヤルコントローラにおいて、ワイヤ取付部は、プーリであって、2条のワイヤは、プーリに取り付けられたワイヤループであることが好ましい。また、プーリは、操作軸ケースの内部に収納されることが好ましい。
【0014】
上記構成により、機械式動力伝達機構の要素である中空操作軸の軸支え部とプーリ、中空操作軸の軸支え機構とが操作軸ケースの内部に収納でき、ユニット化が容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本実施の形態が適用される車両用コントロールパネル10の斜視図である。図において、車両用コントロールパネル10は、3個の車両用ダイヤルコントローラ12a,12b,12cと、これらを保持する筐体14と、ダイヤルコントローラの操作状態を表示するための表示板16とを備える。各車両用ダイヤルコントローラ12a,12b,12cは、同様の構成を有するので、車両用コントロールパネルとしては、車両用ダイヤルコントローラを3個以外の数、例えば1個、2個あるいは4個等で構成することもできる。
【0016】
車両用ダイヤルコントローラ12a,12b,12cは、ダイヤル18a,18b,18cと、各ダイヤルの中央部に設けられた中空部に挿入されるスイッチ操作子20a,20b,20cを有し、これらは車両用コントロールパネル10の表示板16の表側に配置される。車両用ダイヤルコントローラ12a,12b,12cのその他の構成要素は、表示板16の裏側に配置され、筐体14と表示板16とで形成される内部空間に収納される。
【0017】
以下に車両用コントローラの詳細構造を説明するが、車両用ダイヤルコントローラ12a,12b,12cは同様の構成であるので、単に車両用ダイヤルコントローラ12として符号の添え字を省略する。
【0018】
図2は、車両用ダイヤルコントローラ12の展開斜視図である。車両用ダイヤルコントローラ12は、ダイヤル18と、スイッチ操作子20と、スイッチ操作ユニット22と、中空操作軸ユニット24とを備える。
【0019】
スイッチ操作ユニット22は、スイッチケース26と、スイッチケース26から突き出したスイッチ操作軸28とを備える。スイッチ操作軸28は、スイッチケース26に回動自在に軸支され、後述するように、スイッチケース26に内蔵された電気スイッチ本体のスイッチ可動部に接続される。スイッチ操作ユニット22は、筐体14に固定して取り付けられる。スイッチ操作軸28の長さは、スイッチ操作ユニット22を筐体14に取り付けた状態で、その先端が、筐体14の外に突き出す長さに設定される。
【0020】
中空操作軸ユニット24は、中空操作軸30と、中空操作軸30を回動自在に軸支する操作軸ケース32とを備える。中空操作軸30は操作軸ケース32から突き出る部分を有し、その先端部は図に示すように角柱状外形34を備える。この角柱状外形34は、ダイヤル18と中空操作軸30とをはめ合わせるのに用いられる。中空操作軸30の中空部36の内径は、スイッチ操作軸28の外径より大きめに設定され、したがってスイッチ操作軸28はその操作が妨げられることなく、中空操作軸30の中空部36に挿入できる。中空操作軸ユニット24は、中空操作軸30の中空部36にスイッチ操作軸28を挿入し、スイッチ操作ユニット22を覆う形で、筐体14に固定して取り付けられる。筐体14に取り付けられた状態で、中空操作軸ユニット24全体は筐体14の内部にとどまり、その先端の角柱状外形34は、表示板16の後側に配置される状態となっている。また、その状態で、スイッチ操作軸28の先端は中空操作軸30の先端より突き出し、後述する表示板16の貫通穴50を貫いて、表示板の表側に突き出る。
【0021】
ダイヤル18は、手で把持して回動操作する操作リング部38と、後部に突き出た接続部40とを備える。後部の接続部40には、先ほどの中空操作軸30における先端の角柱状外形34とはまりあう形状の角柱状の中空部が設けられる。操作リング部38の中央部には、段付きの貫通穴42が設けられる。
【0022】
スイッチ操作子20は、略T字形の断面形状を有する部材で、ダイヤル18の段付き貫通穴42の内部形状に対応した外形を有する。先端部のフランジ部分44には、回動操作用のつまみが設けられる。後部の軸部分46には、めくら穴48が設けられ、その内径は、スイッチ操作軸28の先端の外径とはめあわされる寸法に設定される。スイッチ操作軸28の先端をDカット形状とし、めくら穴48をそのDカット形状に合わせた形状にすることもできる。
【0023】
なお、表示板16には、ダイヤル18の接続部40の外径より大き目の貫通穴50が設けられる。貫通穴50は、筐体14にスイッチ操作ユニット22及び中空操作軸ユニット24とを取り付けた状態で、中空操作軸30と同軸になるよう表示板16上に開けられる。
【0024】
次に、上記構成における車両用ダイヤルコントローラ12の組立手順を説明する。まず、筐体14にスイッチ操作ユニット22を取り付け、そのスイッチ操作軸28を中空操作軸ユニット24の後部から中空操作軸30の中空部36に挿入して中空操作軸ユニット24を筐体14に取り付ける。次に表示板16を筐体14に取り付ける。そして、表示板16の貫通穴50に、ダイヤル18の接続部40をさし込み、その角柱状中空部と中空操作軸30の先端における角柱状外形34とはめ合わせる。次に、ダイヤル18の段付き貫通穴42の中に先端が覗いているスイッチ操作軸28の先端部に、スイッチ操作子20の軸部分46のめくら穴48が合うようにしてスイッチ操作子20を挿入する。このようにして、車両用ダイヤルコントローラ12が組み立てられる。
【0025】
図3は、車両用ダイヤルコントローラ12の断面図である。図2と重複する部分の説明は省略する。
【0026】
筐体14に取り付けられるスイッチ操作ユニット22において、スイッチケース26の内部には、電気スイッチ本体60が設けられ、電気スイッチ本体60の可動部分にスイッチ操作軸28の後部端が接続される。電気スイッチ本体60は、可動部分を回動することで、図示されていない出力端から回動に応じた電気信号を出力し、その信号は信号線を介して、例えばヒータの制御端子または、エアコンディショナのオン・オフ端子に接続される。スイッチ操作軸28の回動の節度感を出すために、スイッチ操作軸28とスイッチケース26のケースとの間に節度ボール62が設けられる。
【0027】
ダイヤル18の接続部40と角柱状外形34によって接続される中空操作軸30は、操作軸ケース32の軸支持穴部分64により回動自在に軸支される。中空操作軸30のダイヤル18と反対側の端部には、プーリ66が設けられ、プーリ66に2条のワイヤ68が掛け渡されて取り付けられる。2条のワイヤ68は、操作軸ケース32及び筐体14に設けられたワイヤ取り出し口から外部に引き出され、図示されていない、例えば吹き出し口切替えダンパ等の回動制御機器に設けられた駆動プーリに接続される。中空操作軸30の回動の節度感を出すために、中空操作軸30と操作軸ケース32との間に節度ボール70が設けられる。
【0028】
図3に示すように、操作軸ケース32に中空操作軸30が軸支され、プーリ66は操作軸ケース32の内部に収納され、この組立状態で中空操作軸ユニット24が構成される。したがって、この組立状態を崩すことなく、筐体14から中空操作軸ユニット24を着脱でき、機構部分の交換が容易になるとともに、車両用ダイヤルコントローラ12の組み立てが容易になる。
【0029】
図4は、ダイヤルの回動力を回動制御機器の駆動部に伝達する機械式動力伝達機構として、プーリ66に一方端が掛け渡されて取り付けられた2条のワイヤ68の作用を示す図である。2条のワイヤ68により回動力が伝達される相手として、吹き出し口切替えダンパ90を示す。2条のワイヤ68は、ワイヤループを形成し、中空操作軸30側のプーリ66と、吹き出し口切替えダンパ90の開度を制御する駆動プーリ80との間に掛け渡される。中空操作軸30側のプーリ66及び駆動プーリ80は、その外周側面にV溝を有し、ワイヤループはそのV溝に掛け渡される。ワイヤループの一方端は、プーリ66のワイヤ取付部82において固定され、他方端は駆動プーリ80のワイヤ取付部84において固定される。
【0030】
2条のワイヤ68a,68bは、それぞれその外側がアウターチューブ70a,70bに摺動自在に覆われる。アウターチューブ70a,70bは、その外側で束ね材72により束ねることもできる。
【0031】
駆動プーリ80は、ハウジング板86に回動自在に取り付けられ、その駆動軸88は、吹き出し口切替えダンパ90の回動軸にはめ込まれて接続される。
【0032】
したがって、中空操作軸30に取り付けられたダイヤル18を図4において実線で示す正方向に回動すると、プーリ66が正方向に回動され、2条のワイヤの一方側のワイヤ68aが図4の実線で示す方向に引かれる。その引かれたワイヤ68aは、駆動プーリ80を正方向に回動し、吹き出し口切替えダンパ90が正方向に回動される。同様に、ダイヤル18を図4において破線で示す逆方向に回動すると、プーリ66が逆方向に回動され、2条のワイヤの他方側のワイヤ68bが図4の破線で示す方向に引かれる。その引かれたワイヤ68bは、駆動プーリ80を逆方向に回動し、吹き出し口切替えダンパ90が逆方向に回動される。
【0033】
本実施の形態の構成における動作を説明する。スイッチ操作子20において、その先端部のつまみをもって回動することで、スイッチ操作軸28が回動し、電気スイッチ本体60の可動部が回動され、電気スイッチ本体60の出力の先の車両用機器の制御を行うことができる。例えば、スイッチ操作子20aによりエアコンディショナのオン・オフと、オン時の冷房/暖房の切替えを行い、スイッチ操作子20bにより、ブロワの回転数を変えて風量を調節すること等ができる。
【0034】
スイッチ操作子20とは独立にダイヤル18を回動させることができる。ダイヤル18を手で握って回動すると、中空操作軸30が回動し、プーリ66の回動により2条のワイヤ68のいずれか一方が引かれ、その先に接続された回動制御機器を操作できる。例えば、ダイヤル18aにより吹き出し口切替えダンパの開度を操作して吹き出し口を切替え、ダイヤル18bによりヒータの温度設定を変化させて、室温を調節すること等ができる。
【0035】
上に述べたダイヤル及びスイッチ操作子により操作される機器は、あくまで例示であって、これ以外の接続や組み合わせであってもよい。
【0036】
本実施の形態において、電気スイッチ本体60は、可動部分を回動することで出力を変化させるいわゆるロータリスイッチタイプとして説明したが、プッシュスイッチタイプでもよい。その場合は、スイッチ操作軸28は軸方向に移動自在にスイッチケース26に支持される。
【0037】
本実施の形態において、スイッチ操作子20と、スイッチ操作軸28とは別体として作られ、はめ込みにより一体として回動するものとして説明したが、スイッチ操作軸部分を延伸させて一体としたスイッチ操作子とすることもできる。
【0038】
本実施の形態において、2条のワイヤ68a,68bを中空操作軸30に取り付けるのにプーリ66を用いたが、中空操作軸30からその径方向にワイヤ取り付けアームを2本突き出して設け、その先端に2条のワイヤにおける一方端のそれぞれを取り付けるものとすることができる。また、2条のワイヤ68により回動力が伝達される相手側においても、駆動プーリ80に代わり、駆動軸88の径方向にワイヤ取り付けアームを2本突き出して設け、その先端に2条のワイヤにおける他方端のそれぞれを取り付けるものとすることでもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係る車両用ダイヤルコントローラによれば、コストを抑え、操作性のよい機械式動力伝達機構を用いることができる。本発明に係る車両用ダイヤルコントローラによれば、機械式動力伝達機構のユニット化を可能とする車両用ダイヤルコントローラを提供することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態の車両用ダイヤルコントローラが適用される車両用コントロールパネルの斜視図である。
【図2】本発明に係る実施の形態における車両用ダイヤルコントローラの展開斜視図である。
【図3】本発明に係る実施の形態における車両用ダイヤルコントローラの断面図である。
【図4】本発明に係る実施の形態において、機械式動力伝達機構として、プーリに一方端が掛け渡されて取り付けられた2条のワイヤの作用を示す図である。
【符号の説明】
10 車両用コントロールパネル、12,12a,12b,12c 車両用ダイヤルコントローラ、14 筐体、16 表示板、18,18a,18b,18c ダイヤル、20,20a,20b,20c スイッチ操作子、22 スイッチ操作ユニット、24 中空操作軸ユニット、28 スイッチ操作軸、30 中空操作軸、32 操作軸ケース、36 中空部、42 貫通穴、60 電気スイッチ本体、64 軸支持穴部分、66 プーリ、68,68a,68b ワイヤ、80 駆動プーリ、82,84 ワイヤ取付部、88 駆動軸、90 ダンパ。
Claims (3)
- スイッチを操作するスイッチ操作子と、回動制御機器を操作するダイヤルとが同軸に配置される車両用ダイヤルコントローラであって、
車両の運転席に設けられるパネル板と、
パネル板の裏側に設けられる中空操作軸と、
中空操作軸を回動自在に軸支する操作軸ケースと、
中空操作軸の一端に取り付けられてパネル板の表側に配置され、貫通穴を有する環状のダイヤルと、
中空操作軸の他端に設けられるワイヤ取付部に一方端が取り付けられた2条のワイヤであって、ダイヤルの回動に応じ2条のうちのいずれかのワイヤが引かれることで、2条のワイヤの他方端に接続される回動制御機器に回動力を伝達するワイヤと、
ダイヤルの貫通穴の内側に挿入されるスイッチ操作子であって、中空操作軸の中空部に延伸しその端部が中空操作軸の他端側より突き出してスイッチの可動部と接続されるスイッチ操作子と、
を備えることを特徴とする車両用ダイヤルコントローラ。 - 請求項1に記載の車両用ダイヤルコントローラにおいて、
ワイヤ取付部は、プーリであって、
2条のワイヤは、プーリに取り付けられたワイヤループであることを特徴とする車両用ダイヤルコントローラ。 - 請求項2に記載の車両用ダイヤルコントローラにおいて、
プーリは、操作軸ケースの内部に収納されることを特徴とする車両用ダイヤルコントローラ。
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Cited By (2)
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