JP2003054245A - 車両の空調用操作装置 - Google Patents

車両の空調用操作装置

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JP2003054245A
JP2003054245A JP2001249314A JP2001249314A JP2003054245A JP 2003054245 A JP2003054245 A JP 2003054245A JP 2001249314 A JP2001249314 A JP 2001249314A JP 2001249314 A JP2001249314 A JP 2001249314A JP 2003054245 A JP2003054245 A JP 2003054245A
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Yoshiyuki Aoki
禎幸 青木
Tomoyuki Shibata
智之 柴田
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単で、しかも、配設スペースを小さ
くできると共に、部品点数も低減できるようにする。 【解決手段】 ダイヤル41を回動操作すると、シャフ
ト38及びコンタクトホルダ55が一体に回動される。
コンタクトホルダ55の回動に伴いブロアスイッチ59
が切り替えられ、ブロア装置の状態が切り替えられる。
シャフト38の回動に伴いケーブル駆動部材39が回動
され、ケーブル駆動部材39に接続された第1のコント
ロールケーブル45を介して温度調節ユニットの状態が
切り替えられ、第2のコントロールケーブル46を介し
てモード切替えユニットの状態が切り替えられる。従っ
て、使用者としては1個のダイヤル41を操作するのみ
で、風の温度と、風の強さと、モードとの3つの状態を
状況にあった状態に切り替えることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両において、車
内へ風を吹き出すブロア装置の状態と、車内へ吹き出さ
れる風の温度を調節する温度調節手段の状態と、車内へ
吹き出す風の吹出し口を切り替えるモード切替え手段の
状態とを機械的に切り替え操作するための空調用操作装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来の空調用
操作装置の一例を図9に示す。空調用操作装置1は、車
両のインストルメントパネル2に設けられている。この
空調用操作装置1には、車内へ吹き出される風の温度を
調節するための温度調節用ダイヤル3と、車内へ風を吹
き出すブロア装置(図示せず)の風の強さを切り替える
ためのブロア用ダイヤル4と、車内へ吹き出す風の吹出
し口を切り替えるためのモード用ダイヤル5とが横に並
べて設けられている。また、この空調用操作装置1に
は、上部の右に、内気循環と外気導入とを切り替える内
外気切替えレバー6が設けられ、さらに、上部の左側
に、エアコン用スイッチ7と、リヤデフロスタ用スイッ
チ8と、ハザードスイッチ9とが設けられている。
【0003】上記構成において、温度調節用ダイヤル3
を回動操作することに伴い、図示しないコントロールケ
ーブルを介して温度調節ユニットの状態が機械的に切り
替えられ、ブロア用ダイヤル4を回動操作することに伴
い、図示しないブロアスイッチを介してブロア装置の状
態が切り替えられ、そして、モード用ダイヤル4を回動
操作することに伴い、図示しないコントロールケーブル
を介してモード切替えユニットの状態が機械的に切り替
えられるようになっている。
【0004】上記した従来構成のものでは、温度調節用
ダイヤル3と、ブロア用ダイヤル4と、モード用ダイヤ
ル5とが各々独立した構成であるため、各々独立したマ
ニュアル操作が可能ではあるが、個々に操作する必要が
あり、操作が面倒でるという欠点があった。また、3個
のダイヤル3,4,5を必要としているため、それらを
配設するために大きなスペースが必要となり、しかも、
部品点数も多く、組み付け工数も多くなるという欠点も
あった。
【0005】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、操作が簡単で、しかも、配設ス
ペースを小さくできると共に、部品点数も低減すること
ができる車両の空調用操作装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、回動またはスライド操作され
る1個の操作部材を備え、この操作部材の操作に伴い、
車内へ風を吹き出すブロア装置の状態と、車内へ吹き出
される風の温度を調節する温度調節手段の状態と、車内
へ吹き出す風の吹出し口を切り替えるモード切替え手段
の状態とを機械的に切り替える構成としたことを特徴と
するものである。
【0007】空調用操作装置の一般的な使用状況を検討
してみると、車内へ吹き出される風の温度と、風の強さ
と、吹出し口との間には相関関係がある。例えば冷たく
強い風を欲する場合には、温度は低く、風の強さは強
く、風は上半身(顔)に当たるように設定する傾向があ
り、また、車内を早く暖めたい場合には、温度は高く、
風の強さは強く、風は足元及びフロントガラス側(デフ
ロスタノズル)に吹き出すように設定する傾向がある。
【0008】そこで、請求項1の発明のように、1個の
操作部材の操作により、温度の調節と、風の強さと、吹
出し口の切替え(モードの切替え)とを制御する構成と
することにより、それらを使用状況にあった状態に切り
替えて制御を行うことが可能となる。これにより、使用
者としては、1個の操作部材を操作するのみで、風の温
度と、風の強さと、モードとの3つの状態を状況にあっ
た状態に切り替えることが可能となり、各々独立した3
個のダイヤルを操作する場合に比べて簡単な操作とな
る。また、温度と、風の強さと、モードとの3つの機能
を1個の操作部材で操作することができるので、各々独
立したダイヤルを3個必要とする場合に比べて、配設ス
ペースを小さくできると共に、部品点数を低減すること
が可能となる。
【0009】また、同様な目的を達成するために、請求
項2の発明は、回動またはスライド操作される操作部材
とモード用操作部材とを備え、前記操作部材の操作に伴
い、車内へ風を吹き出すブロア装置の状態と、車内へ吹
き出される風の温度を調節する温度調節手段の状態とを
機械的に切り替え、前記モード用操作部材の操作に伴
い、車内へ吹き出す風の吹出し口を切り替えるモード切
替え手段の状態を機械的に切り替える構成としたことを
特徴とするものである。
【0010】この請求項2の発明においては、温度と、
風の強さと、モードとの3つの機能のうち、温度と風の
強さについては1つの操作部材の操作により切り替え、
残りのモードについてはモード用操作部材の操作により
切り替えられる。従って、3つの機能を2つの操作部材
の操作で切り替えることができるので、各々独立した3
個のダイヤルを操作する場合に比べて簡単な操作とな
る。また、3つの機能を切り替えるのに2つの操作部材
で良いため、各々独立した3個のダイヤルを必要とする
場合に比べて、配設スペースを小さくできると共に、部
品点数を低減することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1ないし図5を参照して説明する。まず図1には、
本発明の空調用操作装置10の分解斜視図が示され、図
2には正面図が示され、図3には、空調用操作装置10
を、車両のインストルメントパネル11に設置した状態
が示されている。図3において、空調用操作装置10の
上方の左右両側には、助手席側及び運転席側の風の吹出
し口12a及び12bが設けられている。
【0012】図1において、空調用操作装置10のケー
スは、後面側が開放された矩形状をなす前部ケース13
と、この前部ケース13の後ろ側に配設される後部ケー
ス14とを組み合わせて構成されている。前部ケース1
3には、ほぼ中央部に短円筒状の筒部15が形成され、
この筒部15の下方に横方向に延びるスリット16が形
成され、右部に上下方向に長い矩形状のスイッチ収容部
17が形成されている。筒部15の周囲部には透光窓1
8a,18b,18c,18dが形成され、スリット1
6の左右両側部にも透光窓19a,19bが形成されて
いる。
【0013】前部ケース13の前面には、表示用シール
20が貼り付けられている。この表示用シール20に
は、透光窓18a,18b,18c,18dに対応させ
て、図2に示すように、クール用表示部21、ホット用
表示部22、オフ表示部23、及びフロントデフロスタ
用表示部24が設けられ、また、透光窓19a,19b
に対応させて、内気循環表示部25、外気導入表示部2
6が設けられている。これらのうち、クール用表示部2
1は青色、ホット用表示部22は赤色で、それぞれオフ
表示部23側が細く、オフ表示部23から遠ざかるほど
太くなるように形成されている。前部ケース13の上部
壁には、矩形状の開口部27が形成されている。
【0014】後部ケース14の右部には、上記スイッチ
収容部17に対応させてスイッチ取付部28が上下に3
個並べて設けられていて、これらスイッチ取付部28
に、上から順にハザードスイッチ29、リヤデフロスタ
スイッチ30及びエアコンスイッチ31が取り付けられ
ていると共に、リヤデフロスタスイッチ30及びエアコ
ンスイッチ31の近傍に位置させてレンズ30a,31
aが取り付けられている。これら3個の各スイッチ2
9,30,31は、それぞれスイッチ収容部17に配設
された押釦式の操作ノブ32,33,34により押圧操
作されるようになっている。
【0015】後部ケース14のほぼ中央部には、上記筒
部15の後方に位置させてシャフト挿通部35が設けら
れていると共に、このシャフト挿通部35の下方に位置
させて軸受筒36が設けられていて、シャフト挿通部3
5に、後部に歯車37を有するシャフト38が回動可能
に挿通され、また、軸受筒36に、ケーブル駆動部材3
9の軸40が回動可能に挿通されている。シャフト38
の先端部38aは、後述するコンタクトホルダ55の嵌
合孔55a及びインシュレータ56の挿通孔56a、並
びに前部ケース13の筒部15を貫通していて、その先
端部38aに、操作部材を構成する円形状のダイヤル4
1が取着されている。シャフト38は、このダイヤル4
1と一体に回動操作されるようになっている。ダイヤル
41の前面には、これの位置を示す指示部41aが設け
られている。
【0016】ケーブル駆動部材39には、軸40から偏
心した部位に内歯状のギヤ部42が形成されていて、こ
のギヤ部42が上記シャフト38の歯車37に噛み合っ
ている。また、ケーブル駆動部材39には、ギヤ部42
の外側で、かつ後部に位置させて2個のケーブル引掛け
部43,44が設けられていて、このうちの一方のケー
ブル引掛け部43に、温度調節手段を構成する図示しな
い温度調節ユニットに接続される第1のコントロールケ
ーブル45のインナワイヤ45aの一端部が接続され、
また、他方のケーブル引掛け部44に、モード切替え手
段を構成する図示しないモード切替えユニットに接続さ
れる第2のコントロールケーブル46のインナワイヤ4
6aの一端部が接続されている。第1及び第2のコント
ロールケーブル45,46の各アウタチューブ45b,
46bは、後部ケース14の後部に設けられた各ケーブ
ル固定部47(図1には一方のみ示されている)に固定
されている。
【0017】後部ケース14の上部には、コネクタ48
が設けられている。また、後部ケース14の下部には、
前方へ突出するスライダガイド部49が設けられてい
て、このスライダガイド部49にスライダ50が左右方
向にスライド可能に設けられている。このスライダ50
の先端部50aは、上記前部ケース13のスリット16
に挿通されていて、この先端部50aに、内外気切替え
用の摘み51が取着されている。スライダ50には、内
気循環と外気導入とを切り替えるための図示しない内外
気切替えユニットに接続される第3のコントロールケー
ブル52のインナワイヤ52aの一端部が接続されてい
る。第3のコントロールケーブル52のアウタチューブ
52bは、後部ケース14の前下部に設けられたケーブ
ル固定部53に固定されている。
【0018】上記コンタクトホルダ55は、嵌合孔55
aを上記シャフト38に嵌合させることにより、後部ケ
ース14とインシュレータ56との間に位置させて、当
該シャフト38と一体に回動するように設けられてい
る。このコンタクトホルダ55の前面側(インシュレー
タ56側の面)には、2個の可動接点57が取り付けら
れている。インシュレータ56は、コンタクトホルダ5
5と前部ケース13との間に配置されており、その後面
(コンタクトホルダ55側の面)に、図4に示すように
複数の固定接点58が設けられている。コンタクトホル
ダ55に取り付けられた上記各可動接点57は、インシ
ュレータ56の後面側に付勢されていて、コンタクトホ
ルダ55の回動に伴いインシュレータ56の後面を摺動
して、それら固定接点58に対し接離する構成となって
いる。これら固定接点58と2個の可動接点57とによ
り、図示しないブロア装置の風の強さを切り替えるため
のブロアスイッチ59を構成している。
【0019】インシュレータ56の上部には、固定接点
58と接続された複数本のターミナル60が後方に向け
られていて、これらターミナル60が、上記コネクタ4
8に接続されている。インシュレータ56上部の突出部
56aは、前部ケース13の開口部27に挿入されてい
る。また、インシュレータ56には、ランプ取付部61
(図4参照)が対角線上となる位置に2個配置されてい
て、これら各ランプ取付部61に、夜間照明用のランプ
62(図1参照)が配設されている。これらランプ62
が点灯されると、各透光窓18a〜18d、19a,1
9bを通して各表示部21〜26が照明される。
【0020】次に上記構成の作用を図5も参照して説明
する。ダイヤル41が、図2及び図3に示す「OFF」
位置に位置された状態では、ブロアスイッチ59はオフ
状態で、ブロア装置は断電状態となっている。この状態
からダイヤル41を、図2中矢印A1方向(時計回り方
向)へ回動操作した場合には、このダイヤル41と一体
にシャフト38及びコンタクトホルダ55が同方向へ回
動される。
【0021】このうち、コンタクトホルダ55の矢印A
1方向への回動に伴い、各可動接点57がインシュレー
タ56の裏面を摺動し、固定接点58に対して接離す
る。これにより、ブロアスイッチ59の状態が、図5に
示すように、「OFF」から「LO」、「M1」、「M
2」、「HI」と切り替わり、これに応じてブロア装置
による風の強さが順次強くなり、そして、その「HI」
を通り越すと、再び「M2」の状態となる。
【0022】また、シャフト38が矢印A1方向へ回動
されることに伴い、歯車37及びギヤ部42を介してケ
ーブル駆動部材39が、軸40を中心に図1中矢印A1
方向へ回動される。これに伴い、第1のケーブル45の
インナワイヤ45aが引っ張られると共に、第2のケー
ブル46のインナワイヤ46aが押し込まれる。このう
ち第1のケーブル45のインナワイヤ45aが引っ張ら
れることに伴い、温度調節ユニットは、吹出し口から吹
き出される風の温度が順次高くなるように切り替えられ
る。
【0023】また、第2のケーブル46のインナワイヤ
46aが押し込まれることに伴い、モード切替えユニッ
トによるモード(風の吹出し口の位置)が、図5に示す
ように切り替えられる。すなわち、ダイヤル41が、風
が足元のみに吹き出される状態の表示C1の位置へ達す
るまでは、モード切替えユニットによるモードは、風が
足元のみに吹き出される状態である。ダイヤル41がそ
の表示C1を矢印A1方向へ越えると、モード切替えユ
ニットによるモードは、フロントデフロスタノズル(図
示せず)から吹き出される風が徐々に増えるようにな
る。ダイヤル41が、風が足元とフロントデフロスタノ
ズルの双方へ吹き出される状態の表示C2の位置まで達
すると、モード切替えユニットによるモードは、足元と
フロントデフロスタノズルへの風の量が半々となる。そ
して、ダイヤル41が、風がフロントデフロスタノズル
へ吹き出される状態の表示C3の位置まで達すると、モ
ード切替えユニットによるモードは、風がフロントデフ
ロスタノズルのみから吹き出される状態に切り替えられ
る。このとき、ブロア装置による風の強さは「M2」と
なる。
【0024】「OFF」位置に位置されたダイヤル41
を、図2中矢印A2方向(反時計回り方向)へ回動操作
した場合には、このダイヤル41と一体にシャフト38
及びコンタクトホルダ55が同方向へ回動される。
【0025】このうち、コンタクトホルダ55の矢印A
2方向への回動に伴い、各可動接点57がインシュレー
タ56の裏面を摺動し、固定接点58に対して接離す
る。これにより、ブロアスイッチ59の状態が、図5に
示すように、「OFF」から「LO」、「M1」、「M
2」、「HI」と切り替わり、これに応じてブロア装置
による風の強さが順次強くなる。
【0026】また、シャフト38が矢印A2方向へ回動
されることに伴い、歯車37及びギヤ部42を介してケ
ーブル駆動部材39が、軸40を中心に図1中矢印A2
方向へ回動される。これに伴い、第1のケーブル45の
インナワイヤ45aが押し込まれると共に、第2のケー
ブル46のインナワイヤ46aが引っ張られる。このう
ち第1のケーブル45のインナワイヤ45aが押し込ま
れることに伴い、温度調節ユニットは、吹出し口から吹
き出される風の温度が順次低くなるように切り替えられ
る。
【0027】また、第2のケーブル46のインナワイヤ
46aが引っ張られることに伴い、モード切替えユニッ
トによるモードが、図5に示すように切り替えられる。
すなわち、ダイヤル41が、風が足元と上半身とに吹き
出される状態の表示C4の位置へ達するまでは、モード
切替えユニットによるモードは、風が足元に吹き出され
るとも共に、上半身へ吹き出される風が徐々に増えるよ
うになる。ダイヤル41がその表示C4の位置まで達す
ると、モード切替えユニットによるモードは、足元と上
半身への風の量が半々となる。ダイヤル41が表示C4
を矢印A2方向へ越えると、足元へ吹き出される風が徐
々に減ると共に、上半身(顔)側へ吹き出される風が徐
々に増えるようになる。そして、ダイヤル41が、風が
上半身側のみへ吹き出される状態の表示C5の位置まで
達すると、モード切替えユニットによるモードは、風が
上半身側のみへ吹き出される状態に切り替えられる。
【0028】一方、内外気切替え用の摘み51を摘んで
スライダ50を、最も内気循環表示部25側(図1及び
図2中左側)へスライド操作した場合には、第3のケー
ブル52のインナワイヤ52aが押し込まれ、これに伴
い内外気切替えユニットが内気循環状態に切り替えられ
る。また、スライダ50を、内気循環表示部25側から
外気導入表示部26側(図1及び図2中右側)へスライ
ド操作した場合には、第3のケーブル52のインナワイ
ヤ52aが引っ張られ、これに伴い内外気切替えユニッ
トが、外気が導入される量が次第に多くなるように切り
替えられる。そして、スライダ50を、最も外気導入表
示部26側へスライド操作した場合には、内外気切替え
ユニットは外気が最も多く導入される状態となる。
【0029】上記した第1実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。まず、1個のダイヤル41を
操作するのみで、風の温度と、風の強さと、モードとの
3つの状態を、一般的な状況にあった状態に切り替える
ことができるので、各々独立した3個のダイヤルを操作
する場合に比べて簡単な操作となる。また、温度と、風
の強さと、モードとの3つの機能を1個のダイヤル41
で操作することができるので、各々独立したダイヤルを
3個必要とする場合に比べて、配設スペースを小さくで
きると共に、部品点数を低減することが可能となり、ひ
いてはコストも低減できるようになる。
【0030】図6ないし図8は本発明の第2実施例を示
したものであり、この第2実施例は上記した第1実施例
とは次の点が異なっている。すなわち、図7において、
この第2実施例の空調用操作装置70は、第1実施例の
インストルメントパネル11とはデザインが異なったイ
ンストルメントパネル71において、オーディオ機器7
2の下方に配設されている。風の吹出し口73a及び7
3bは、オーディオ機器72の上方の左右両側に設けら
れている。
【0031】図6において、空調用操作装置70の前部
ケース74の前面は、第1実施例の前部ケース13より
も横長に形成されていて、その前面に表示用シール75
が貼り付けられている。前部ケース74の前面部には、
モード用操作部材を構成するモード用ダイヤル76と、
操作部材を構成するダイヤル77とが左右に並べてそれ
ぞれ回動操作可能に設けられていると共に、これらモー
ド用ダイヤル76及びダイヤル77の下方に、第1実施
例と同様な内外気切替え用の摘み51が左右方向にスラ
イド可能に設けられ、また、右側部に、第1実施例と同
様な操作ノブ32、33、34が設けられている。各ダ
イヤル76,77の前面にも、位置を示す指示部76
a,77aが設けられている。
【0032】モード用ダイヤル76の周囲には、風の吹
き出し状態を表示したモード表示部78a〜78eが設
けられ、また、ダイヤル77の周囲部には、クール用表
示部79と、ホット用表示部80と、オフ表示部81と
が設けられている。
【0033】モード用ダイヤル76部分の構成は、詳細
には示されてはいないが、従来のモード用ダイヤル部分
と同様な構成のものであり、従って、このモード用ダイ
ヤル76を回動操作すると、コントロールケーブル(第
1実施例の第2のコントロールケーブル46に相当)を
介してモード切替えユニットの状態を切り替えられる構
成となっている。
【0034】また、ダイヤル77部分の構成は、第1実
施例のダイヤル41とほぼ同様な構成となっている。た
だし、モード切替えユニットを切り替える第2のコント
ロールケーブル46は、モード用ダイヤル76に接続さ
れることになるので、ダイヤル77部分には接続されて
はいない。従ってこの場合は、ダイヤル77を回動操作
することにより、ブロアスイッチ59を介してブロア装
置の状態を切り替えると共に、第1のコントロールケー
ブル45を介して温度調節ユニットの状態を切り替えら
れる構成となっている。
【0035】図8には、吹き出される風の温度と、風量
(ブロア装置の風の強さ)との関係が示されている。こ
の場合、ダイヤル77をホット側に位置させた場合にお
いては、ダイヤル77(指示部77a)を「MAX」に
近付けるほど、温度は高く、風も強くなり、逆に、ダイ
ヤル77を「OFF」に近付けるほど、温度は低く、風
も弱くなる。また、ダイヤル77をクール側に位置させ
た場合においては、ダイヤル77を「MAX」に近付け
るほど、温度は低く、風は強くなり、逆に、ダイヤル7
7を「OFF」に近付けるほど、温度は高く、風は弱く
なる。
【0036】このような第2実施例においては、温度
と、風の強さと、モードとの3つの機能のうち、温度と
風の強さについては1つのダイヤル77の操作により切
り替え、残りのモードについてはモード用ダイヤル76
の操作により切り替えられる。従って、3つの機能を2
つのダイヤル76,77の操作で切り替えることができ
るので、各々独立した3個のダイヤルを操作する場合に
比べて簡単な操作となる。また、3つの機能を切り替え
るのに2つのダイヤル76,77で良いため、各々独立
した3個のダイヤルを必要とする場合に比べて、配設ス
ペースを小さくできると共に、部品点数を低減すること
が可能となる。
【0037】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。操作部材及びモード用操作部材としては、軸
回りに回動されるダイヤル41,77、モード用ダイヤ
ル76に代えて、回動支点を支点にして揺動操作される
レバータイプとすることもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を得る
ことができる。請求項1の発明によれば、1個の操作部
材を操作するのみで、風の温度と、風の強さと、モード
との3つの状態を状況にあった状態に切り替えることが
可能となり、各々独立した3個のダイヤルを操作する場
合に比べて簡単な操作となる。また、温度と、風の強さ
と、モードとの3つの機能を1個の操作部材で操作する
ことができるので、各々独立したダイヤルを3個必要と
する場合に比べて、配設スペースを小さくできると共
に、部品点数を低減することが可能となり、ひいてはコ
ストも低減できるようになる。
【0039】請求項2の発明によれば、温度と、風の強
さと、モードとの3つの機能のうち、温度と風の強さに
ついては1つの操作部材の操作により切り替え、残りの
モードについてはモード用操作部材の操作により切り替
えられる。従って、3つの機能を2つの操作部材の操作
で切り替えることができるので、各々独立した3個のダ
イヤルを操作する場合に比べて簡単な操作となる。ま
た、3つの機能を切り替えるのに2つの操作部材で良い
ため、各々独立した3個のダイヤルを必要とする場合に
比べて、配設スペースを小さくできると共に、部品点数
を低減することが可能となり、ひいてはコストも低減で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す空調用操作装置の分
解斜視図
【図2】正面図
【図3】インストルメントパネルに設置した状態の正面
【図4】インシュレータの背面図
【図5】制御内容を示す図
【図6】本発明の第2実施例を示す空調用操作装置の正
面図
【図7】インストルメントパネルに設置した状態の正面
【図8】風の温度と風量との関係を示す図
【図9】従来構成を示す図3相当図
【符号の説明】
図面中、10は空調用操作装置、11はインストルメン
トパネル、41はダイヤル(操作部材)、45は第1の
コントロールケーブル、46は第2のコントロールケー
ブル、51は内外気切替え用の摘み、52は第3のコン
トロールケーブル、55はコンタクトホルダ、56はイ
ンシュレータ、57は可動接点、58は固定接点、59
はブロアスイッチ、70は空調用操作装置、71はイン
ストルメントパネル、76はモード用ダイヤル(モード
用操作部材)、77はダイヤル(操作部材)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60H 1/00 B60H 1/00 103P

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動またはスライド操作される1個の操
    作部材を備え、 この操作部材の操作に伴い、車内へ風を吹き出すブロア
    装置の状態と、車内へ吹き出される風の温度を調節する
    温度調節手段の状態と、車内へ吹き出す風の吹出し口を
    切り替えるモード切替え手段の状態とを機械的に切り替
    える構成としたことを特徴とする車両の空調用操作装
    置。
  2. 【請求項2】 回動またはスライド操作される操作部材
    とモード用操作部材とを備え、 前記操作部材の操作に伴い、車内へ風を吹き出すブロア
    装置の状態と、車内へ吹き出される風の温度を調節する
    温度調節手段の状態とを機械的に切り替え、 前記モード用操作部材の操作に伴い、車内へ吹き出す風
    の吹出し口を切り替えるモード切替え手段の状態を機械
    的に切り替える構成としたことを特徴とする車両の空調
    用操作装置。
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