JPH0696979B2 - 船舶用推進機の異常警告装置 - Google Patents

船舶用推進機の異常警告装置

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JPH0696979B2
JPH0696979B2 JP62066237A JP6623787A JPH0696979B2 JP H0696979 B2 JPH0696979 B2 JP H0696979B2 JP 62066237 A JP62066237 A JP 62066237A JP 6623787 A JP6623787 A JP 6623787A JP H0696979 B2 JPH0696979 B2 JP H0696979B2
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、船舶に搭載された複数の推進機の内燃機関
が、オーバーヒートやオイル減少等の異常を発生した際
に、この異常を確実に認識することができる船舶用推進
機の異常警告装置に関するものである。
[従来の技術] 船舶には、複数の推進機を搭載して、推進力をより増大
させるようにしたものがある。このそれぞれの推進機に
は内燃機関の異常を検出する異常検出手段が備えられ、
この異常検出手段でオイル量や機関温度を常時監視し、
オイル量が一定量以下になったときや、機関温度が一定
温度以上になったことを検出し、その異常を生じた内燃
機関の異常警告手段を作動させて回転速度を強制的に低
下させたり、または内燃機関を停止させ、或いはブザー
の鳴動やランプの点灯等の警告を行なうものがある。
このように、船舶に複数の推進機を搭載する場合にも、
従来は、内燃機関の異常を検出して運転者に警告する制
御は、それぞれ異常が生じた推進機の内燃機関のみにつ
いて行なわれ、正常に作動する推進機の内燃機関はその
ままの状態で運転されている。
しかし、船舶に複数の推進機を搭載する場合には、異常
が生じた推進機の内燃機関の警告をしても、正常な推進
機の内燃機関がそのままの状態で運転されていると、運
転者が内燃機関の異常に気付かないおそれがある。
このため、例えば、異常を生じた推進機の内燃機関の回
転速度を低下させるような制御をする場合には、運転者
はハンドル操作を適正に行なえなくなるおそれがある。
また、異常が生じた推進機の内燃機関の回転速度を低下
させると、その内燃機関は正常な推進機の内燃機関に連
れ回り、所定の回転速度以上なることがあり、異常が生
じた推進機の内燃機関の回転速度を低下させた意味がな
くなる。
[発明が解決しようとする課題] このため、この出願人は先に、特開昭61-278489号公報
に開示されるように異常検出手段の異常検出で、その異
常が生じた推進機の内燃機関に備えられた異常警告手段
を作動させるとともに、他の正常な推進機の内燃機関に
備えられた異常警告手段を作動させ、その異常を運転者
に確実に知らせることを可能にする船舶推進機の異常警
告装置を提供した。
ところで、このものは、異常が生じた推進機に備えた異
常を検出する異常検出回路の異常検出信号で警報信号出
力回路を作動させ、さらに警報信号出力回路の警報信号
を他方の正常な推進機の警報信号入力回路に送り、この
警報信号に基づき機関回転低下回路を作動させている。
このものでは、異常検出項目の増加や異常検出信号の形
態の多様化によって、他の正常な推進機の内燃機関に備
えられた異常警告手段を作動させるための警報信号出力
回路やインターフェース等の回路構成が複雑になり、コ
ストが嵩む等の問題がある。
この発明はかかる点に鑑みなされたもので、異常が生じ
た推進機の内燃機関の異常を警告する異常警告手段の動
作や制御手段の動作から、他の正常な推進機の内燃機関
の異常警告手段を作動させることで、異常検出項目の増
加や異常検出信号の形態の多様化によってもインターフ
ェース回路等の回路構成の簡略化及びコスト削減を可能
にする船舶用推進機の異常警告装置を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明の船舶用推進機の
異常警告装置は、船体に搭載された複数の推進機に対応
して、このそれぞれの推進機の内燃機関の異常を検出す
る異常検出手段と、前記内燃機関の異常警告を行う異常
警告手段と、前記内燃機関の異常検出により前記異常警
告手段を作動させる制御手段とを備え、前記内燃機の異
常が発生した推進機に対応して備えた前記異常検出手段
による内燃機関の異常検出に基づき、その推進機の制御
手段の制御により異常警告手段を作動して異常警告を行
うと共に、この異常警告手段の作動または制御手段の作
動を他の正常な推進機に備えられた前記制御手段が検知
して、その正常な推進機に備えた異常警告手段を作動さ
せて異常警告を行うように構成したことを特徴としてい
る。
[作用] この発明は、船舶に複数の推進機を搭載し、このいずれ
かの推進機の内燃機関に異常が生じると、異常が生じた
推進機に対応して備えられた異常検出手段で異常を検出
して、異常の生じた推進機の制御手段により異常警告手
段を作動して内燃機関の異常を警告する。そして、この
異常が生じた推進機の異常警告手段の作動や制御手段の
作動を検出して、正常な推進機に対応して備えられた制
御手段により異常警告手段を作動させて内燃機関の異常
を警告する。このように、異常が生じた推進機の内燃機
関の異常を警告する異常警告手段の動作や制御手段の動
作から、他の正常な推進機の内燃機関の異常警告手段を
作動させることで、異常検出項目の増加や異常検出信号
の形態の多様化によつてもインターフェース回路等の回
路構成の簡略化及びコスト削減を可能にしている。
[実施例] 以下、この発明の船舶用推進機の異常警告装置の一実施
例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
第1図はこの発明を適用した小型船舶の斜視図である。
図において符号1Rは右側推進機、1Lは左側推進機で、こ
の右側推進機1Rと左側推進機1Lは船舶2の船尾板3に配
置されている。船舶2の前側に設けられた操縦席4の前
方にはハンドル5と、推進機1R,1Lのシフト操作及びス
ロットル操作を行なうリモート操作装置6が設けられて
いる。さらに、ハンドル5の近傍にはメインスイッチや
パネルスイッチ等を設けたパネル7が配置されている。
第2図はこの発明の船舶用推進機の異常警告装置の一実
施例を示す基本構成ブロック図である。
図において符号11Rは第1図に示す右側推進機の内燃機
関の異常を警告する右側制御装置、11Lは左側推進機の
内燃機関の異常を警告する制御する左側制御装置で、こ
れらの制御装置11R,11Lは異常検出手段12R,12Lと、制御
手段13R,13Lと、異常警告手段14R,14Lと、解除手段15R,
15Lとから構成されている。
異常検出手段12R,12Lは内燃機関のオーバーヒートを検
出する過熱検出回路16R,16Lと、オイル減少を検出する
オイル減少検出回路17R,17Lとから構成されている。
また、前記異常警告手段14R,14Lはこれらの検出回路と
インターフェース18R,18Lを介して接続される警告表示
回路19R,19L及び機関回転低下回路20R,20Lと、オイル減
少又は過熱が検出されたときに警告を発するブザー21R,
21Lと、オイル減少が検出されたときに警告を発するラ
ンプ22R,22Lとから構成されている。
さらに、前記制御手段13R,13Lはそれぞれ他方の制御装
置11R,11Lのブザー21R、21Lに接続された入力回路23R,2
3Lと、この入力回路23R,23Lから発生された警告信号で
異常警告手段14R,14Lを駆動し、その状態に保持する保
持回路24R,24Lから構成されている。
この入力回路23Rは第3図に示すように構成され、入力
回路23Lも同様に構成されているので説明は省略する。
入力回路23Rのトランジスタ26のベースは抵抗27を介し
て警告表示回路19Lのトランジスタ28に接続され、この
トランジスタ28が導通すると、ブザー21Lが鳴るととも
に入力回路23Rのトランジスタ26が導通する。このトラ
ンジスタ26のコレクタにはホトカプラ29の発光ダイオー
ド30が抵抗31を通して接地されており、この発光ダイオ
ード30の発光によってホトトランジスタ32が導通して、
保持回路24Rを駆動させるようになっている。
なお、入力回路23R,23Lはブザー21R、21Lへの接続に代
え、一点鎖線で示すようにランプ22R,22Lに接続しても
よいし、この両者に接続するようにしてもよい。
前記解除手段15R,15Lはニュートラル検出回路25R,25Lで
構成され、このニュートラル検出回路25R,25Lは内燃機
関のシフトのニュートラル操作によって解除信号を発
し、保持回路24R,24Lの保持状態を解除して、ブザー21
R,21L、ランプ22R,22L及び機関回転低下回路20R,20Lの
警告作動を停止する。
シフトがニュートラル状態では内燃機関と推進手段であ
るプロペラとが接続されていないので、自動的に警告作
動を解除して、内燃機関の回転速度が上昇しても、プロ
ペラに回転力が伝達されないから安全である。また、保
持回路24R,24Lの解除はスロットルの全閉操作、或いは
そのときの回転速度を検出して行なってもよい。さら
に、保持回路24R,24Lの解除は内燃機関の停止を解除条
件としてもよい。要するに、船舶の安全性が確保されて
いるときに、内燃機関の回転速度の低下の保持を解除
し、船舶が急激に発進することがようにしている。
なお、この実施例でブロックで示す回路のさらに具体的
か回路例は特開昭61-278489号公報に示したので省略す
る。
このように、船舶に推進機を2機搭載した場合に、例え
ば、左側に搭載された推進機の内燃機関のエンジンオイ
ルが減少すると、オイル減少検出回路17Lの出力電圧が
HレベルからLレベルになり、保持回路24Lが動作す
る。これとともに、インターフェース18Lを介して機関
回転低下回路20Lが駆動し内燃機関の回転速度が低下
し、これにより警告される。また、警告表示回路19Lが
駆動してトランジスタ28が導通して、ブザー21Lが鳴
る。これとともに、入力回路23Rのトランジスタ26が導
通し、これによりホトカプラ29の発光ダイオード30が点
灯して、ホトトランジスタ32が導通して、保持回路24R
を駆動させる。そして、インターフェース18Rを介して
機関回転低下回路20Rが駆動して、正常な右側の内燃機
関の回転速度も同時に低下させ、さらに警告表示回路19
Rを介してブザー21Rで警告する。
このように、異常が発生した推進機の内燃機関の警告と
同時に、正常な推進機の内燃機関の警告が行なわれ、運
転者により確実に異常の確認ができる。
さらに、例えば、異常が生じた推進機の内燃機関の回転
速度を低下させるとともに、正常な推進機の内燃機関の
回転速度を同時に低下させることにより、両者間のアン
バランスがなくなり運転者がハンドルをとられることが
防止できる。また、正常な内燃機関の回転速度も低下さ
せることにより、異常が生じて低速回転になった側の内
燃機関が、正常な側に連れ回りすることがなくなり、低
速に制御された回転速度ならないから内燃機関の焼き付
きが防止される。
そして、左側の内燃機関にオイルを補給すると、内燃機
関の異常原因が取り除かれ、オイル減少検出回路17Lの
出力電圧がLレベルからHレベルになる。この状態で、
内燃機関のシフトをニュートラルにすると、ニュートラ
ル検出回路25Lが作動して、保持回路24Lの保持状態が解
除され、インターフェース18Lを介して内燃回転低下回
路20Lの作動を停止する。また、警告表示回路19Lのトラ
ンジスタ28が非導通になり、ブザー21Lが鳴らなくな
る。
そして、入力回路23Rのトランジスタ26が非導通にな
り、出力電圧がLレベルからHレベルになるためホトカ
プラ29の発光ダイオード30が消灯して、ホトトランジス
タ32が非導通になり、出力電圧がLレベルからHレベル
になって、ニュートラル検出回路25Rの作動と合まって
保持回路24Rの駆動を停止させる。これにより、インタ
ーフェース18Rを介して機関回転低下回路20Rの駆動が停
止して、正常な右側の内燃機関の回転速度が通常の制御
になり、さらに警告表示回路19Rを介してブザー21Rの警
告が停止され、正常の運転が可能になる。これらの動作
はほぼ瞬時に行なわれるため、左側内燃機関と右側内燃
機関はほぼ同時に正常運転ができるようになる。
なお、前記はブザー21L,21Rの駆動について説明した
が、ランプ22L,22Rの駆動についても同様に駆動され
る。このランプ22L,22Rの駆動回路で、異常時にランプ2
2L.22Rを点灯するようにしているが、正常時ランプ22L,
22Rが点灯し、異常時に消灯させる場合には第2図で示
すダイオード33L,33Rの向きを逆にし、第3図に示す警
告表示回路23Rのトランジスタ26をNPNトランジスタに
し、警告表示回路19Rも同様にすることで対応できる。
第4図及び第5図は船舶用推進機の異常警告装置の他の
実施例を示している。なお、第2図及び第図と同じ符号
のものは同一の構成を示すため説明を省略する。
この実施例では入力回路23L,23Rを異常警告手段14L,14R
のインターフェース18L,18Rに接続したもので、インタ
ーフェース18L,18Rの出力電圧で入力回路23L,23Rを作動
させるようにしている。即ち、第5図に示すように、入
力回路23Rのトランジスタ26のベースが抵抗27を介し
て、トランジスタ34のコレクタに接続され、このトラン
ジスタ34の出力電圧によって入力回路23Rのトランジス
タ26が制御される。
従って、例えば、内燃機関のエンジンオイルが減少し、
オイル減少検出回路17Lの出力電圧がHレベルからLレ
ベルになると、保持回路24Lが動作する。これととも
に、インターフェース18Lの出力電圧がLレベルからH
レベルになり、トランジスタ34が導通して機関回転低下
回路20Lが駆動し内燃機関の回転速度が低下する。ま
た、トランジスタ34が導通するため異常警告手段14Lの
出力電圧がLレベルになり、入力回路23Rのトランジス
タ26が導通し、これによりホトカプラ29の発光ダイオー
ド30が点灯して、ホトトランジスタ32が導通して、保持
回路24Rを駆動させる。そして、インターフェース18Rを
介して機関回転低下回路20Rが駆動して、正常な右側の
内燃機関の回転速度も同時に低下させる。
左側の内燃機関にオイルを補給すると、オイル減少検出
回路17Lの出力がLレベルからHレベルになる。この状
態で、内燃機関のシフトをニュートラルにすると、ニュ
ートラル検出回路25Lが作動して、保持回路24Lの保持状
態が解除され、インターフェース18Lの出力電圧がHレ
ベルからLレベルになる。このため、トランジスタ34が
非導通になって内燃回転低下回路20Lの作動を停止し、
ブザー21Lが鳴らなくなる。
また、入力回路23Rのトランジスタ26が非導通になり、
ホトカプラ29の発光ダイオード30が消灯して、ホトトラ
ンジスタ32が非導通になり、出力電圧がLレベルからH
レベルになって、ニュートラル検出回路25Rが動作した
ことに合まって保持回路24Rの駆動を停止させる。これ
により、インターフェース18Rを介して機関回転低下回
路20Rの駆動が停止して、正常な右側の内燃機関の正常
運転が可能になる。これらの動作は前記実施例と同様に
ほぼ瞬時に行なわれるため、左側内燃機関と右側内燃機
関はほぼ同時に正常運転ができるようになる。
なお、第4図に一点鎖線で示すように入力回路23L,23R
を機関回転低下回路20L,20Rの出力回路35L,35Rの出力で
前記と同様に作動するようにしてもよい。
第6図は船舶用推進機の異常警告装置のさらに他の実施
例を示している。なお、第2図及び第3図と同じ符号の
ものは同一の構成を示すため説明を省略する。
この実施例では制御手段13L,13Rを入力回路23L,23Rと、
インターフェース36L,36R,37L,37R,38L,38R、CPU39L,39
Rからなる制御回路40L,40Rから構成されている。この制
御回路40L,40Rは入力回路23L,23Rを介して相互に通信し
て正常側の内燃機関の異常警告手段14L,14R及び点火・
燃料噴射装置41L,41Rを異常モードにして制御するよう
になっている。
この異常検出の動作を第7図のフローチャートに示す。
例えば、左側の制御回路40LのCPU30Lの動作について説
明すると、ステップaで過熱検出回路16Lの出力が正常
か否かの判断を行ない、正常の場合にはオイル減少検出
回路17Lの出力が正常であるか否かの判断を行ない(ス
テップb)、それぞれ正常である場合には正常であるこ
とを通信用出力に出力し(ステップc)、その信号が右
側の制御手段13Rの入力回路23Rに送られる。
また、ステップdにおいて、入力回路23Lからの信号に
基づき、右側の制御回路40RのCPU39Rの出力情報は内燃
機関の異常を示しているか否かの判断が行なわれ、正常
の場合には正常時の制御が行なわれる(ステップe)。
前記ステップa,b或いはステップdにおいて異常と判断
されると、ステップfで自己側か他側かの内燃機関の異
常の認知が行なわれ、自己側の場合に異常状態の出力情
報を右側の制御手段13Rの入力回路23Rへ出力する(ステ
ップg)。そして、点火・燃料噴射装置41Lを異常以上
モードで駆動し(ステップh)、もしくは、機関回転低
下回路20Lを介して回転速度を低下させる制御を行な
い、さらに警告表示回路19Lを駆動する(ステップ
i)。
他側の場合にもステップh,iの作動を同様に行なう。
この異常状態を解除する動作を第8図のフローチャート
に示す。
ステップaにおいて自己側または他側の内燃機関の異常
認知を行ない、自己側の異常の場合に、ステップbで過
熱検出回路16Lの出力が正常か否かの判断を行ない、正
常の場合にはオイル減少検出回路17Lの出力が正常であ
るか否かの判断を行ない(ステップc)、それぞれ正常
である場合には正常であることを通信用出力に出力し
(ステップd)、その信号が右側の制御手段13Rの入力
回路23Rに送られる。
また、ステップeにおいて、入力回路23Lからの信号に
基づき、右側の制御回路40RのCPU39Rの出力情報は内燃
機関の異常を示しているか否かの判断が行なわれ、さら
にステップfにおいてニュートラル検出回路25Lが作動
しているか否かの判断が行なわれ、作動している場合に
は正常時の制御に復帰する(ステップg)。
前記ステップb,c,eにおいて異常と判断され、或いはス
テップfでニュートラル検出回路25Lが作動していない
場合には異常の動作が続行し(ステップh)、異常状態
の出力情報を右側の制御手段13Rの入力回路23Rへ出力す
る(ステップi)。
第9図は船舶用推進機の異常警告装置のさらに他の実施
例を示している。この実施例は前記第6図乃至第8図に
示す実施例に、入力回路42、出力回路43及びCPU44から
なる制御回路45を独立して備えたものである。
従って、制御回路45のCPU44で入力回路42を介して各内
燃機関のCPU39L,39Rの出力が正常であることを示してい
るかの監視を行ない、正常の場合には出力回路43を動作
させない。
一方、異常の場合には出力回路43を動作させてから正常
に作動している側の内燃機関の制御手段を作動させて異
常警告手段を駆動させ、各内燃機関のCPU39L,39Rはそれ
ぞれ入力回路23L,23Rを介して、制御回路45の出力回路4
3が動作しているか否かを判断し、前記第6図乃至第8
図に示す実施例と同様な作動を行なうため説明を省略す
る。
なお、前記制御回路45の出力回路43は正常時に動作させ
異常時に動作を停止させるようにしてもよい。
[発明の効果] この発明は前記のように、異常が生じた推進機の内燃機
関の異常を警告する異常警告手段の動作や制御手段の動
作から、他の正常な推進機の内燃機関の異常警告手段を
作動させるようになしたから、異常検出項目の増加や異
常検出信号の形態が多様化しても、異常警告手段の作動
や制御手段の作動を検出して制御すれば異常制御のため
に処理された信号であり、異常検出信号のように信号の
形態が多様化していないため、正常な推進機に対応して
備えられる異常警告手段を作動させるため回路構成の簡
略化及びコスト削減を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した小型船舶の斜視図、第2図
はこの発明の構成ブロック図、第3図は入力回路の具体
的な回路図、第4図及び第5図はさらに他の実施例を示
し、第4図は基本構成ブロック図、第5図は入力回路と
インタフースを接続する具体的な回路図、第6図乃至第
8図はさらに他の実施例を示し、第6図は基本構成ブロ
ック図、第7図及び第8図は作動を示すフローチャー
ト、第9図はさらに他の実施例を示す基本構成ブロック
図である。 11R,11L……制御手段 12R,12L……異常検出手段 13R,13L……制御手段 14R,14L……異常警告手段 15R,15L……解除手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 29/02 A 9248−3G 45/00 305 A 7536−3G 362 P 7536−3G G01D 21/00 Q 7907−2F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体に搭載された複数の推進機に対応し
    て、このそれぞれの推進機の内燃機関の異常を検出する
    異常検出手段と、前記内燃機関の異常警告を行う異常警
    告手段と、前記内燃機関の異常検出により前記異常警告
    手段を作動させる制御手段とを備え、前記内燃機の異常
    が発生した推進機に対応して備えた前記異常検出手段に
    よる内燃機関の異常検出に基づき、その推進機の制御手
    段の制御により異常警告手段を作動して異常警告を行う
    と共、この異常警告手段の作動または制御手段の作動を
    他の正常な推進機に備えられた前記制御手段が検知し
    て、その正常な推進機に備えた異常警告手段を作動させ
    て異常警告を行うように構成したことを特徴とする船舶
    用推進機の異常警告装置。
  2. 【請求項2】前記異常警告手段は、内燃機関の回転速度
    を低下させるように構成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の船舶用推進機の異常警告装置。
  3. 【請求項3】前記内燃機関の回転速度を低下させる異常
    警告手段には、回転速度の低下を解除する解除手段が備
    えられ、この解除手段はシフトのニュートラル操作また
    はスロットルの全閉操作で作動するように構成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の船舶用推進機
    の異常警告装置。
  4. 【請求項4】前記異常警告手段は、ブザーまたはランプ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の船
    舶用推進機の異常警告装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、それぞれの内燃機関を制
    御する機関制御手段と、この内燃機関と独立して備えら
    れた独立制御手段からなり、独立制御手段は少なくとも
    1つの機関制御手段の異常情報を得ると他の機関制御手
    段に異常制御指令を出力するように構成されることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の船舶用推進機の異
    常警告装置。
JP62066237A 1987-03-20 1987-03-20 船舶用推進機の異常警告装置 Expired - Fee Related JPH0696979B2 (ja)

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