JP2001273793A - 半導体生産システム及び半導体装置の生産方法 - Google Patents

半導体生産システム及び半導体装置の生産方法

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JP2001273793A JP2000087480A JP2000087480A JP2001273793A JP 2001273793 A JP2001273793 A JP 2001273793A JP 2000087480 A JP2000087480 A JP 2000087480A JP 2000087480 A JP2000087480 A JP 2000087480A JP 2001273793 A JP2001273793 A JP 2001273793A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良と判定された組立品のチップ位置情報を
パッケージの樹脂を除去せずに読み取り、不良原因の排
除を迅速に行い、チップの歩留まりを早く向上させる半
導体装置生産システムを提供する。 【解決手段】 置換アドレス読取装置41は、パッケージ
に封止された後の試験において不良となった半導体装置
の冗長回路から冗長アドレスを読み出す。チップ位置解
析装置42は、この冗長アドレスの組み合わせから、不良
となった半導体装置のロット番号,ウエハ番号及びチッ
プ番号を推定する。不良分布生成装置32は、得られた
ロット番号,ウエハ番号及びチップ番号に基づき、ロッ
ト内の各ウエハにおける不良チップの分布を生成する。
不良原因推定装置34は、この分布に基づき、ウエハ工程
における不良原因となった製造装置やプロセス工程の推
定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ウエハを複数の
チップに分割した後に不良となった半導体装置の不良原
因を推定する半導体生産システムとその生産方法および
不良解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器のライフサイクルは年々
短くなり、開発者は短期間に電子機器の設計を完了させ
て、タイムリーに市場に供給することが求められてい
る。また、電子機器に搭載される半導体装置の機能は向
上し、チップ上に形成される回路の高集積化が精力的に
行われる一方、半導体装置の低価格化が一層求められて
いる。
【0003】通常、半導体装置は、数十種類の製造装置
(以下、製造ラインという)を用い、半導体ウエハに対
して所定のプロセス工程(ウエハ工程)が施されて製造
されている。半導体装置が低価格で安定的に供給される
ためには、1枚のウエハから得られる良品の数(以下、
収量という)、また、その比率(以下、歩留まりとい
う)を上げなければならない。製造装置は一般に複雑な
機構を有しており、数多くの歩留まり悪化要因を含んで
いる。また、製造装置の使い方やプロセス工程の条件設
定により、歩留まりは大きく左右される。
【0004】新たに開発された半導体装置を量産開始す
る場合、あるいは、新たな製造装置を製造ラインに追加
した場合など、製造ラインの管理者は不良原因を解析し
て、製造ラインやプロセス工程を改善し、所望の歩留ま
りに収束するよう努力している。また、所望の歩留まり
に収束した後も、製造ラインの管理者は製造ラインを常
にモニタし、歩留まり悪化の兆しを事前にキャッチし、
安定した歩留まりを維持するよう努めている。
【0005】このように、高集積化に必要な複数のプロ
セス工程の開発、及びこのプロセス工程の安定化を迅速
に行わなければ、必要とされる半導体装置を効果的なタ
イミングにおいて安定して出荷することが困難である。
このため、半導体装置の製造に必要な製造ラインやプロ
セス工程の開発、及び安定化には、半導体装置の不良解
析を行い、この不良解析の結果得られる不良原因と、そ
の要因である製造ラインやプロセス工程の不具合を直し
ていくことが不可欠である。
【0006】しかしながら、1つの半導体装置ができる
までには、数10もの製造装置と数100ものプロセス
工程があり、どの製造装置またはプロセス工程で不良が
発生したかをいかに速く特定するかが大きな問題とな
る。不良原因の特定方法として、不良となった半導体装
置のウエハ上における不良分布、及びこのロットにおけ
るウエハ位置の不良依存性などにより行うことが知られ
ている。すなわち、不良となった半導体装置のチップの
ウエハ上における分布、及びこのウエハのロットにおけ
る位置により、半導体装置が不良となる原因となった製
造装置やプロセス工程を推定することが可能である。
【0007】特開平11−45919号公報(以下、第
1従来技術という)には、複数の製造装置から構成され
る製造ラインおよび所望の製造工程(プロセス工程)で
半導体基板(ウエハ)を製造するとき、製造された複数
の半導体基板について各半導体基坂上に発生した不良の
位置を検査装置で検査する検査工程と、該検査工程で検
査された各半導体基板上の不良の位置データを半導体基
板上に対して設定された格子状の画素からなる画像デー
タ上に座標指定し、該画像データ上において格子状の画
素毎に不良の個数を複数の半導体基板について加算して
不良分布画像データを作成する不良分布画像データ作成
工程と、該不良分布画像データ作成工程で作成された不
良分布画像データを、複数用意された不良の発生原因が
推定可能な事例データベースと照合解析して不良の発生
原因を究明する不良解析工程とに基づいて行うことが開
示されている。
【0008】例えば、図23に示すように、ウエハ10
0上の不良分布がパターン111であれば、過去に作成
した事例データベースと照合解析することにより、工程
Aに原因があり、パターン113であれば工程Cに原因
があると推定できる。また、1つのロットを複数の同一
種類の製造装置(製造号機A及び製造号機B)で枚葉式
に処理する工程があった場合、図24に示されるよう
に、製造号機Bによる不良分布のパターン115が、製
造号機Aのパターン114より多いと、製造号機B原因
があると推定できる。
【0009】また、第1従来技術には明示されていない
が、図25に示すように、同じ時に処理された全てのロ
ットにおいて、ウエハ100の下部領域102に不良と
なる半導体装置が集中して存在することがある。この場
合、レジスト除去や酸化膜除去における浸漬型のウェッ
トエッチング工程が不良原因であると推定される。その
理由は、この工程においてウエハをエッチング液に浸漬
して引き上げるとき、ウエハは上部より下部の半導体装
置の方が長い時間浸漬され、かつ、引き上げたときエッ
チング液が下部方向に流れ、ウエハ下部領域102のパ
ターンや薄膜が余計にエッチングされることになるため
である。また、ウエハ100の周辺領域に不良となる半
導体装置が集中して存在することがある。これはプラズ
マエッチング装置が不良原因であると推定され、その理
由は、周辺領域で電界が不均一になるためである。
【0010】さらに、ウエハ番号W1において不良と判
定された半導体装置の数が、同一ロットの他のウエハ番
号W2〜W25に比較して大幅に多くなった場合、パッ
チ式のプロセス工程が原因であると推定される。例え
ば、図26に示すように、ウエハ番号W1〜W25がキ
ャリア502に面方向に一列に並べられ、処理槽500
内において処理液501によりウェットエッチングが行
われる。このとき、ウエハ番号W1〜W25は矢印Aの
方向が半導体装置の回路が形成された表面となってい
る。ウエハ番号W2〜W25のウエハは表面側の空間が
狭いので反応済みのエッチング液が滞留するのに対し
て、ウエハ番号W1のウエハは他のウエハと比較して多
くの新鮮な処理液が存在するので、エッチングの進行が
早くなる。
【0011】特開平10−339943号公報(以下、
第2従来技術という)には、マスクまたはレチクルを用
いて投影露光を行う工程を有する半導体装置の製造方法
において、被露光半導体ウエハ上のチップ位置特定のた
めにチップ座標を用い、被露光半導体ウエハ上に分布し
ている不良チップのチップ座標データから、当該不良が
マスクまたはレチクルに起因するものか否かを判断し、
マスクまたはレチクルの欠陥の位置検出を短時間で容易
に行えるようにしたことが開示されている。
【0012】例えば、図27に示すように、ウエハ10
0上の半導体装置が周期的に不良と判定される場合、マ
スクまたはレチクル101に起因することが推定され
る。いま、4つの半導体装置用パターン(露光単位)が
1つのレチクル101に形成され、特定の領域101a
に欠陥があるとする。このレチクル101を用いてステ
ッパによりウエハ上のレジストに焼き付けると、図27
に示すように、ウエハ上で露光単位内の特定の位置が周
期的に不良となる。なお、図27で「×」印の付いてい
るチップが不良チップを示している。
【0013】上述したように、ウエハにおける不良と判
定された半導体装置のチップ位置依存、及びロットにお
けるウエハの位置依存に基づき、不良原因となったプロ
セス工程を推定することができる。現在、プロセス工程
に対する不良解祈は、半導体装置が不良となった原因の
プロセス工程の推定を、ウエハ状態における検査の結果
に基づき行っている。
【0014】その後、ウエハ用テスタで所定の検査項目
をPASSした半導体装置だけをパッケージに封入・組
立する。この状態の半導体装置を組立品と呼ぶ。その
後、この組立品を組立品用テスタで更に検査する。この
とき、検査項目がウエハ状態の検査より多くなるので、
ウエハ用テスタで除去できなかった不良が選別され、同
時に、組立段階に生じた不良も選別除去される。これら
の検査に合格した半導体装置だけが製品として出荷され
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエハ
状態における半導体装置の検査は、高価な検査装置(ウ
エハ用テスタ)を用いて行われる。プローブに浮遊容量
があることや、半導体装置の高速化にウエハ用テスタの
高速化が間に合わないなどの理由により、高邁な動作検
査をウエハ状態で行うことができない。また、高い電圧
をかけて行う耐圧検査、常温/低温/高温の環境で行う
環境テストなどの特殊な検査項目もウエハ状態で行うに
は効率が悪い。さらに、ウエハ状態では複数の半導体装
置が同一の半導体基坂上に形成されているので、他のチ
ップからの干渉が生じる様な検査項目などを行うことが
できないという問題がある。
【0016】また、限られた数のプローブを介して制御
信号やデータなどを半導体装置の入出力用のパッドに与
えるため、多数の半導体装置を同時に検査することがで
きない。言い換えれば、ウエハ状態における半導体装置
の検査には、一度に検査できる半導体装置の数が限られ
るため、多くの動作及び電気特性の検査を行うと生産効
率が低下する欠点もある。これにより、ウエハ状態にお
ける半導体装置の検査を増加させられない背景がある。
【0017】たとえば、ウエハ状態で1チップずつ検査
が行われる場合、生産性を確保するためには、限られた
検査項目だけを選び、検査項目として20項目を検査時
間5分で行わなければならない。これに対して、組立品
は64〜128個を検査用基板に実装して多数の検査用
基板を並列に検査することができるので、検査項目が4
00項目あって検査時間が2時間要しても、半導体装置
1個あたりに要する時間は短くすることができる。
【0018】組立後の検査において不良と判定される半
導体装置は、ウエハ検査での不良率に比べれば多くはな
いが、ある程度の割合で存在する。ウエハ段階における
不良率低減だけでなく、組立品の不良率を速やかに低減
することが必要である。しかし、一旦、パッケージに組
み立てると、組立品はウエハ状態における位置情報を有
していないので、第1、第2従来技術のようなプロセス
工程の推定が行えないという欠点がある。
【0019】このため、ウエハ状態において良品と判断
された半導体装置の中には、パッケージに封止した組立
後に、上述した試験において不良と判定される半導体装
置が多く存在するため、従来の不良原因となるプロセス
工程の推定には、正確なプロセス工程の推定が行えない
という欠点がある。すなわち、ウエハ状態の試験の結果
だけでは、不良の原因となるプロセ工程の推定に用いら
れる半導体装置のデータとして、実際の解析に必要なデ
ータ数としては不十分であることが考えられる。
【0020】以上の欠点を解決するため、特開平4−2
88811号公報(以下、第3従来技術という)には、
ウエハ情報、及びこのウエハにおける半導体装置のチッ
プ位置情報をウエハ工程の段階で、各チップに特有なパ
ターンデータとして半導体装置のチップ表面に形成して
おき、市場不良となった半導体装置のウエハ情報などを
得る方法が開示されている。しかしながら、第3従来技
術を利用して、パッケージ組立後に、半導体装置が不良
と判定されたとき、パッケージの樹脂を除去し、上記パ
ターンデータを顕微鏡により、逐一確認しながらウエハ
情報などを読み取り、ウエハ上の不良と判定された半導
体装置の不良分布を生成する必要がある。
【0021】このため、上記ウエハ上におけるチップの
位置確認方法には、解析する必要のある全ての半導体装
置のパッケージの封止の樹脂を除去する必要があるた
め、非常な時間が必要となるという欠点がある。さら
に、上記ウエハ上におけるチップの位置確認方法には、
解析者が顕微鏡で一つずつチップのパターンデータを読
み取っていくため、同様にパターンデータの読み取りに
時間がかかり、かつパターンデータの読み取り違いが起
こる可能性が高いという欠点がある。また、一旦パッケ
ージの樹脂を除去すると、半導体装置の表面が樹脂を除
去する液で侵される、半導体チップと外部端子とを接続
するためのボンディングワイヤが外れたりするため、組
立品の電気的検査を行うことは事実上不可能となり、ど
の特性が不良となったのか検査できなくなる。
【0022】特開平11−45839号公報(以下、第
4従来技術という)には、所在のウエハに所定の回路機
能を有する多数の半導体チップ領域を形成した後、各チ
ップ領域を分割する前に、チップ領域毎に設けた記憶素
子などにウエハ上のチップ位置情報を付与することで、
各半導体チップの製造プロセス履歴すなわち製造データ
と半導体チップの特性データとの関連付けを容易化し、
チップ実装後の半導体製品の歩留まり改善を従来より格
段に容易化可能にすることが開示されている。
【0023】第4従来技術は、組立後に不良となった半
導体装置が、ウエハ段階でどのような製造プロセス履歴
と特性データであったかを知ることで不良解析を短期間
で行うようにするものである。しかし、第4従来技術に
は、不良解析の手順について示唆する記載はなく、また
第1、第2従来技術を適用することも考えられていな
い。
【0024】仮に、組立後の検査の結果とウエハの位置
情報を関連付けたとしても、不良の原因となるプロセス
工程の推定に用いられる不良品のデータ数としては不十
分である。すなわち、組立品の不良数は前述のようにウ
エハ段階の不良数に比べて少ないので、ウエハ位置に対
応させて不良分布を描いても、どの不良分布パターンに
対応するか判断するだけの解祈に必要なデータが得られ
ないことがあり、不良分布パターンを誤認することがあ
った。また、第4従来技術は、ウエハの位置情報を半導
体装置本来の機能とは別に設けられなければならず、半
導体装置のチップサイズが大きくなり、低価格化を阻害
するという問題もある。
【0025】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、パッケージ組立後の半導体装置であっても、ウエ
ハにおける半導体装置のチップ位置情報、ウエハ位置情
報、ロット情報を取得することができ、また、少量の不
良数であっても不良分布パターンを誤認することなく解
析することができ、不良原因のプロセス工程の改善を迅
速に行え、チップの歩留まりを速く向上させられ、か
つ、パッケージの樹脂を除去せずに、半導体装置のチッ
プのロット情報、ウエハ情報及びこのウエハにおけるチ
ップの位置情報を抽出することが可能な半導体生産シス
テムを提供することにある。また、他の目的は、半導体
装置が本来有する機能を利用して、ウエハにおける半導
体装置のチップ位置情報、ウエハ位置情報、ロット情報
を取得することができるようにしたウエハ情報取得方法
を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
半導体生産システムにおいて、複数の半導体チップが格
子状に配列されたウエハを所定のウエハ製造装置で製造
する製造ラインと、前記半導体チップの電気的特性を検
査するウエハ用テスタと、前記半導体チップにウエハ上
の位置情報を書き込む位置情報書込手段と、前記ウエハ
用テスタよリ出力される第1検査結果と前記ウエハ上の
チップ位置情報とを関連付けて記憶するウエハ検査情報
記憶手段と、前記ウエハを個々の前記半導体チップに分
割し、パッケージに封入された半導体験置を製造するパ
ッケージ組立装置と、前記半導体装置の電気的特性を検
査する製品用テスタと、パッケージヘ封入された後に前
記半導体装置の前記ウエハ上の位置情報を検出するチッ
プ位置検出手段と、前記製品用テスタより出力される第
2検査結果と前記チップ位置検出手段により検出された
前記ウエハ上のチップ位置情報とを関連付けて記憶する
ウエハ検査情報記憶手段と、前記第1と第2検査結果お
よび前記チップ位置情報に基づき前記ウエハ用テスタで
不良と判定された位置情報と前記製品用テスタで不良と
判定された位置情報とをまとめてウエハに対応した位置
の不良分布を生成する不良分布生成装置とを具備し、前
記不良分布に基づき不良原因となった前記ウエハ製造装
置を推定することを特徴とする。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
半導体生産システムにおいて、前記半導体チップが冗長
回路を有する半導体メモリであって、前記位置情報書込
手段が冗長アドレス用ヒューズを切断するトリミング装
置であることを特徴とする。
【0028】請求項3記載の発明は、半導体生産システ
ムにおいて、複数の半導体メモリが格子状に配列された
ウエハを所定のウエハ製造装置で製造する製造ライン
と、前記半導体メモリの電気的特性を検査するウエハ用
テスタと、前記半導体メモリの冗長メモリヘの冗長アド
レスを決定し、該冗長アドレスに対応するヒューズを切
断するトリミング装置と、前記冗長アドレスと前記ウエ
ハ上の位置情報とを関連付けて記憶するウエハ検査情報
記憶手段と、前記ウエハをダイシングして個々の前記半
導体チップに分割し、パッケージに封入された半導体装
置を製造するパッケージ組立装置と、前記半導体メモリ
の電気的特性を検査するとともに置換アドレスを読み出
す製品用テスタと、読み出した該置換アドレスと前記冗
長アドレスとを比較することにより位置情報を推定する
位置推定手段と、前記製品用テスタより出力される第2
検査組果と前記位置検出手段により検出された前記位置
情報とを関連付けて記憶する製品検査情報記憶手段と、
前記第2検査結果を前記位置情報に対応させて不良分布
を作成する不良分布作成装置とを具備し、前記不良分布
に基づき不良原因を推定することを特徴とする。
【0029】請求項4記載の発明は、半導体生産システ
ムにおいて、複数の半導体メモリが格子状に配列された
ウエハを所定のウエハ製造装置で製造する製造ライン
と、前記半導体メモリの電気的特性を検査するウエハ用
テスタと、前記半導体メモリの冗長メモリヘの置換アド
レスを決定し、該置換アドレスに対応するヒューズを切
断するトリミング装置と、前記置換アドレスと前記ウエ
ハ上の位置情報とを関連付けて記憶する位置情報記憶手
段と、前記ウエハを個々の前記半導体メモリに分割し、
パッケージに封入された半導体メモリを製造するパッケ
ージ組立装置と、チップ分割後の前記半導体メモリの電
気的特性を検査するとともに置換アドレスを読み出す製
品用デスタと、読み出した該置換アドレスと前記位置情
報記憶手段に記憶された前記置換アドレスとを比較する
ことにより位置情報を推定する位置推定手段と、前記ウ
エハ用テスタより出力される第1の検査結果と前記製品
用テスタより出力される第2検査結果と前記位置検出手
段により検出された前記ウエハ上のチップ位置情報とを
関連付けて記憶する製品検査情報記憶手段と、前記第1
と第2検査結果および前記チップ位置情報に基づき、前
記ウエハ用テスタで不良と判定された位置情報と前記製
品用テスタで不良と判定された位置情報とをまとめて不
良分布を作成する不良分布作成装置とを具備し、前記不
良分布に基づき不良原因を推定することを特徴とする。
【0030】請求項5記載の発明は、製造された半導体
装置の検査結果にもとづき不良発生箇所を推定するよう
にした半導体生産システムにおいて、前記半導体装置の
パッケージヘ封止された後に、この半導体装置における
所定の回路に予め書かれている位置情報を電気的に読み
出す位置情報読出手段と、このチップデータに基づき、
この半導体装置のウエハ工程におけるロット番号、ロッ
ト内のウエハ番号及びこのウエハにおける位置情報を抽
出する位置情報抽出手段と、チップ分割前後の検査結果
を1つの不良分布にまとめて作成し、チップ分割後に不
良となった原因を推定する不良原因推定手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0031】請求項6記載の発明は、請求項5記載の半
導体生産システムにおいて、パッケージに封止された後
の半導体装置の検査において、不良と判定された半導体
装置の前記位置情報に基づき、ウエハ工程における不良
の原因を推定する堆定手段を具備することを特徴とす
る。
【0032】請求項7記載の発明は、請求項5または請
求項6に記載の半導体生産システムにおいて、前記位置
情報が、不良メモリセルと置き換えた置換アドレスであ
り、ウエハ状態における半導体装置の良否の検査におい
て、前記位置情報と前記置換アドレスとの関係を示す対
照表を作成する対照表作成手段を具備し、前記位置情報
抽出手段がパッケージに封止された組立後の前記半導体
装置から読み出したアドレスデータに基づき、この半導
体装置の位置情報を、前記対照表から抽出することを特
徴とする。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項5または請
求項6に記載の半導体生産システムにおいて、記憶回路
と、ウエハ状態における半導体装置の良否の試験時点に
おいて、トリミングデータを前記記憶回路へ書き込むデ
ータ書込手段と、前記記憶回路から前記トリミングデー
タを読み出すデータ読出手段と、前記位置情報と前記ト
リミングデータとの関係を示す対照表を作成する対照表
作成手段とを具備し、前記位置情報抽出手段が前記半導
体装置から読み出したトリミングデータに基づき、この
トリミングデータに対応する半導体装置の前記位置情報
を、前記対照表から抽出することを特徴とする。
【0034】請求項9記載の発明は、不良解析装置にお
いて、ウエハを複数の半導体メモリチップに分割する前
と後の不良分布をウエハ上の位置に対応させて表示する
ようにしたことを特徴とする。
【0035】請求項10記載の発明は、不良解析装置に
おいて、不良解析装置ウエハ上のチップの位置を推定す
るチップ位置解析手段と、不良となった半導体チップの
分布を生成する不良分布作成手段と、前記分布から不良
原因を推定する不良原因推定手段とからなることを特徴
とする。
【0036】請求項11記載の発明は、請求項10に記
載の不良解析装置において、前記チップ位置解析手段が
半導体メモリの置換アドレスに基づいてウエハ上の位置
を推定するようにしたことを特徴とする。
【0037】請求項12記載の発明は、半導体装置の生
産方法において、ウエハを複数の半導体メモリチップに
分割した後に、この半導体メモリチップが各々記憶して
いる、冗長回路により置換された置換アドレスに基づい
て、この半導体メモリチップのウエハ上の位置情報を推
定することを特徴とする。
【0038】請求項13記載の発明は、請求項12に記
載の半導体装置の生産方法において、前記位置情報に基
づき、半導体テスタにより不良となった前記半導体メモ
リチップのウエハ上での分布を推定することを特徴とす
る。
【0039】請求項14記載の発明は、請求項13に記
載の半導体装置の生産方法において、前記分布から、半
導体メモリチップの製造ラインにおける不良の原因とな
った製造装置を推定することを特徴とする。
【0040】請求項15記載の発明は、半導体装置の生
産方法において、複数のプロセス工程を経てウエハ上に
半導体装置を形成するウエハ工程と、ウエハ状態におい
て前記ウエハの検査を行うウエハテスト工程と、前記ウ
エハから半導体装置をチップとして切り出し、検査でパ
スしたチップのみをパッケージに封止する組立工程と、
パッケージ状態において検査を行い良品の選別を行う組
立品テスト工程と、この組立品テスト工程において不良
品と判定された半導体装置における所定の回路に予め書
かれているチップデータを電気的に読み出すチップデー
タ読み出し工程と、このチップデータに基づきこの半導
体装置の前記ウエハ工程におけるロット番号、ロット内
におけるウエハ番号及びこのウエハにおけるチップ座標
とからなる位置情報を抽出する位置情報抽出工程とを有
することを特徴とする。
【0041】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の半導体装置の生産方法において、前記ウエハ番号及び
前記位置情報から不良原因となるプロセス工程を推定す
る推定工程を有し、前記ロット番号からロットの各プロ
セス工程の処理日時を検出し、ウエハ工程における各プ
ロセス工程における処理品質の工程管理が行われること
を特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態
による半導体生産システムの構成図、図2は半導体生産
システムの流れ図を示す。図1において、ウエハ製造ラ
イン20は、様々な半導体プロセスを処理する製造装置
から構成さる。図2のプロセス工程SA1において、こ
のウエハ100の表面にトランジスタ素子や配線が形成
され、半導体装置が製造される。通常、20〜50枚の
ウエハ100が1つのキャリアに収納され、これを1つ
の処理単位(以下、ロットという)としてウエハ製造ラ
イン20に投入され、所定の製造装置で所定のウエハ工
程が施される。各ロットには、所定のウエハ工程ロット
番号(以下、特に指定しないかぎりロット番号と記す)
が付与される。
【0043】付与されたロット番号は、キャリアに表示
されるとともに、製造履歴情報ファイル21に記録され
る。製造履歴情報ファイル21には、図4に示すよう
に、製造対象の半導体装置の製品名、ロット番号、処理
対象のウエハ番号、このウエハに対して処理したプロセ
ス工程の工程名、処理した日時(製造日時)、プロセス
工程に使用した装置の番号(製造号機)、プロセス工程
の製造条件やその仕様書番号などが保存される。ここ
で、製造履歴情報ファイル21、後述のウエハ検査情報
ファイル23、及び組立品検査情報ファイル28におい
て、1行分の情報をレコードと呼ぶ。
【0044】図3は、ウエハ製造ライン20の具体的な
構成例を示す。ウエハ製造ライン20は、レジスト塗布
装置20a、露光装置20b、現像装置20c、エッチ
ング装置20d、イオン注入装置20e、成膜装置20
f、CMP装置208、洗浄装置20hなどから構成さ
れる。各製造装置20a〜20hは、半導体装置の生産
性を向上させるため、複数台の同一機種が設置されるこ
とが多く、各製造装置には号機番号(1号機、2号機、
…)が付与される。
【0045】投入されたウエハ100は、搬送装置20
jによって各製造装置20a〜20h間を移動して、所
定の順序で所定のプロセス工程SA1が施される。その
製造履歴は、通信ライン20kを介して製造履歴情報フ
ァイル21に保存される。図1に戻り、ウエハ製造ライ
ン20で製造されたウエハ100の表面には、複数の半
導体装置が格子状に配置されている。以下、パッケージ
に組み立てる前の半導体装置を半導体チップまたは単に
チップと呼ぶ。半導体チップの形成が完了したウエハ
は、ウエハ用テスタ22で電気的特性が検査される。検
査方法は半導体チップに形成された入出力パッドにプロ
ーブを接触させて、所定の検査信号を供給し、その出力
が所定の規格内(PASS)か規格外(FAIL)かを判定す
る。
【0046】各半導体チップにはウエハ上の座標または
シリアル番号が付与されており、これをチップ番号と呼
ぶ。ウエハ検査工程SA2(図2)において、ウエハ用
テスタ22で検査された結果は、チップ番号とともにウ
エハ検査情報ファイル23に保存される。ウエハ検査情
報ファイル23には、図5に示すように、チップ情報と
検査情報とからなり、チップ情報は、製品名、ロット番
号、ウエハ番号、チップ番号、検査項目、検査日時、検
査に使用したウエハ用テスタ22の番号(検査号機)、
検査条件やその仕様書番号、検査結果、総合的なPASS/F
AIL判定結果などが保存される。
【0047】工程SA3において、ウエハ用テスタ22
でFAILと判定されたチップには、選別機24でマークな
どが印されて、後の工程で廃棄される。また、全てのウ
エハ100の検査が終了した時点で、不良分布生成工程
SA11、不良原因推定工程SA12、不良原因除去工
程SA13に移る。この工程は第1従来技術と同じであ
る。
【0048】工程SA3において、ウエハ用テスタ22
でPASSと判定されたチップには、チップ情報書込装置2
5でチップ番号などが書き込まれる(図2 工程SA
4)。各チップには、図6に示すチップ情報記憶回路が
形成されており、同図(A)は不揮発性メモリ素子EP
1〜EPnを用いた例、同図(B)はヒューズ素子FP
1〜FPnを用いた例を示す。
【0049】図6(A)に示すチップ情報記憶回路は、
不揮発性メモリ素子EP1〜EPnと読み書き回路ED
1〜EDnとで構成される。選択信号SELが活性化さ
れることにより、読み書き回路ED1〜EDnが動作す
る。書込時には、プローブなどによりデータパスDO1
〜DOnに所定の信号を与えることで、不揮発性メモリ
素子EP1〜EPnにチップ情報を書き込むことができ
る。また、読出時には、不揮発性メモリ素子EP1〜E
Pnに記憶されたチップ情報が読み書き回路ED1〜E
Dnを介してデータバスDO1〜DOnに読み出され
る。
【0050】図6(B)に示すチップ情報記憶回路は、
ヒューズ素子FP1〜FPnと読み書き回路FD1〜F
Dnとで構成される。書込時には、ヒューズ素子をレー
ザトリミング装置3により切断/非切断することにより
チップ情報を書き込むことができる。また、読出時に
は、選択信号SELを活性化することにより、読出回路
FD1〜FDnが動作し、ヒューズ素子FP1〜FPn
に記憶されたチップ情報が読出回路FD1〜FDnを介
してデータバスDO1〜DOnに読み出される。
【0051】図1、図2に戻り、以上の処理が終了した
ウエハ100は、パッケージ組立装置26内のダイシン
グ装置で複数のチップに分割される。ウエハ用テスタ2
2でPASSと判定されたチップは、パッケージ組立装置2
6でリードフレームにマウントされ、樹脂などで封入さ
れる(図2 工程SA5)。以下、樹脂封入された半導
体装置を組立品という。組立品には、組立工程の処理単
位毎に組立ロット番号が付与される。また、パッケージ
表面にはウエハ工程ロット番号と組立ロット番号との組
み合わせで決定される製造ロット番号がマークされる。
【0052】組立品は、組立品用テスタ27で直流特性
試験(DCテスト)、動作試験(ACテスト)及び加速
試験(寿命試験)などが行われる(図2 工程SA
6)。DCテストは、組立品の各端子が所定の直流規格
を満たしているか否かを試験するもので、例えば回路電
流、ハイレベル/ローレベル出力電圧、ハイレベル/ロ
ーレベル出力電流などがある。DCテストは、ACテス
トや寿命試験に比べて高速に短時間で検査できるので、
これらの試験に先立ち実施され、不良と判定された組立
品はACテストや寿命試験が省略されることもある。
【0053】ACテストは、所定の信号パターンを組立
品に入力して、出力に期待される信号パターンが出力さ
れるか否かを試験することで、組立品が所望の機能を実
現することを確かめる。加速試験は、組立品の初期不良
を除去するためのもので、例えば、高電源電圧を所定時
間印加するバイアス試験、高温/低温保管試験、プレッ
シャークッカ試験などがある。
【0054】組立品用テスタ27で検査された結果は、
組立品検査情報ファイル28に保存される。組立品検査
情報ファイル28は、図7に示すように、組立品チップ
情報と組立品検査情報とからなり、組立品チップ情報
は、製品名、ロット番号、組立品ロット番号、ウエハ番
号、チップ番号、サンプル番号からなり、組立品検査情
報は、検査項目、検査日時、検査に使用した組立品用テ
スタ27の番号(検査号機)、検査条件やその仕様書番
号、検査結果、総合的な良品(PASS)/不良品(FAIL)
の判定結果などが保存される。なお、この段階では、チ
ップ番号とサンプル番号は保存されない。
【0055】工程SA7において、組立品用テスタ27
で良品と判定された組立品は、選別機29を通過し、製
品30として出荷される(図2 工程SA8)。不良品
と判定された組立品は選別機29でサンプル番号が付与
され、組立品検査情報ファイル28の所定のレコードに
サンプル番号が保存される。また、不良品はチップ情報
書込装置25で書き込まれたチップ番号がチップ情報読
取装置32によって読み出される(図2 工程SA2
1)。このチップ番号は、組立品検査情報ファイル28
内のサンプル番号に対応したレコードに保存される(図
7)。工程SA22において、データ数が不足と判定さ
れた場合、即ち、不良分布として表示される点の数が少
ない場合には、次工程SA25で不良分布データベース
35とのパターンマッチングが正確に行うことができな
くなり、誤った不良原因が推定されることになる。これ
を防止するため、ウエハ検査情報ファイルと結合(マー
ジ)して不良分布を表示することが望ましい(図2 工
程SA23)。
【0056】不良分布生成装置32は、ウエハ検査情報
ファイル23と組立品検査情報ファイル28より判定結
果がFAILと判定されたレコードを抽出し、所望の処理を
施して、1つのウエハ上のチップ番号位置に対応させて
不良の分布を表示装置33に表示させたり、この分布を
1ロット分累積して表示させたり、ウエハ番号別に不良
の分布を表示させたり、ロット番号別の不良発生率の推
移を表示させたりする(図2 工程SA24)。不良分
布データベース35には、不良分布のパターンと、これ
に対応した不良原因、不良を発生させる製造装置やプロ
セス工程が予め保存されている。不良原因推定装置34
は、不良分布生成装置32によって得られた不良分布と
不良分布データベース35に保存されている不良分布と
を比較して、最も近い不良原因を抽出する(図2 工程
SA25)。
【0057】ウエハ製造ライン20のライン管理者は、
この抽出結果をもとに不良原因と推定された製造装置や
プロセス工程を調べる。この不良原因が、ウエハ段階の
不良原因除去工程SA13で既に対策済みであれば、工
程SA26において、工程SA28に移る。工程SA2
6において、未対策であれば、ウエハ製造ライン20や
プロセス工程SA1の不良個所を突き止めて、不良原因
を解消する(図2 工程SA27)。
【0058】工程SA28において、他の検査項目にお
いて分析すべき不良(FAIL)が残っている場合には、工
程SA22に戻り、他の検査項目について不良分布を生
成し、工程SA22〜SA27を繰り返す。他の検査項
目において分析すべき不良(FAIL)が残っていない場合
には、不良解析の処理を終了する。
【0059】次に、図8をもとに不良分布生成工程SA
24と不良原因推定工程SA25の詳細な流れ図を説明
する。工程SA24aにおいて、不良分布生成装置32
は、組立品検査情報ファイル28及び/又はウエハ検査
情報ファイル23より検査情報とチップ情報を取得す
る。工程SA24bにおいて、不良分布生成装置32
は、不良(FAIL)となった検査項目を検査項目毎にロッ
ト番号別、ウエハ番号別に分類する。所定の検査項目に
ついて、ウエハ番号と不良発生数との関係を求めると、
図10のパターンK、Lに示すようなグラフを表示させ
ることができる。このグラフは特定のロット番号だけを
表示させることもできるし、各ロットの不良発生数を累
積した結果を表示させることもできる。この結果によっ
て、所定のロットにおける不良発生がウエハの位置、又
は処理順番に依存性を有するか否かを分析することがで
きる。工程SA24cにおいて、不良分布生成装置32
は、所定ロットの1つのウエハ番号内で不良(FAIL)と
なった検査項目を検査項目毎にウエハ番号毎にチップ番
号順に配列しなおす。
【0060】所定の検査項目について、チップ番号に対
応したウエハ上の位置と不良項目との関係、または該位
置と不良発生数との関係を求めると、図9のパターンA
〜D等に示すようなウエハに対応させた不良位置を表示
させることができる。この不良位置は特定のウエハ番号
だけを表示させることもできるし、各ウエハや各ロット
の不良発生数を累積した結果を表示させることもでき
る。この結果によって、所定のウエハ又は所定のロット
における不良発生がチップ位置に依存するか否かを分析
することができる。工程SA24dにおいて、不良分布
生成装置32は、所定の検査項目について、不良(FAI
L)となった数量をロット毎に、ウエハ番号毎に、又は
チップ番号毎に分類する。
【0061】所定の検査項目について、不良発生数の時
系列的変化を求めると、図10のパターンPに示すよう
な製造日時などに対応させた不良発生数の推移を表示さ
せることができる。この不良発生数は特定のロット番
号、ウエハ番号、チップ番号だけを表示させることもで
きるし、各チップ、各ウエハや各ロットの不良発生数を
累積した結果を表示させることもできる。この分析によ
って、不良発生数の時系列的変化を把握することで、装
置の消耗品が故障したり、処理液の処理能力が無くなる
前にウエハ製造ライン20やウエハプロセス工程SA1
を保守することができる。このため、大量の不良発生を
未然に防止でき、半導体装置の安定供給が可能になる。
【0062】工程SA25aにおいて、不良原因推定装
置34は、不良分布生成装置32によって得られた不良
分布と不良分布データベース35に保存されている不良
分布パターンA、B、…、P、…とを比較して、最も近
い不良分布パターンを抽出する。不良分布データベース
35には、図9と図10に示すように、不良分布のパタ
ーンA、B、…、P、…と、これに対応した不良原因、
改善すべき製造装置やプロセス工程などが予め保存され
ている。
【0063】例えば、抽出された不良分布パターンがパ
ターンAに近似していたとすると、レジストやSOGな
どのように液体を回転塗布する装置SA25aに不良原因が
あると推定される。その他の不良分布パターン8、…、
P、…についても、同様に、不良原因SA25b〜SA25h…を
推定することができる。一方、第4従来技術のように、
加速度センサ程度の簡単な構造であれば、製造装置の数
やプロセス工程数は少ないので、不良となった組立品の
ウエハ段階での製造プロセス履歴と特性データを知るこ
とで、比較的容易に不良原因を推定することができる。
しかし、半導体装置のように製造装置が数100、プロ
セス工程が数1000もあると、ウエハ段階での製造プ
ロセス履歴と特性データを知ることができたとしても、
不良原因を突き止めるまでにはかなりの時間を要するこ
とになる。
【0064】これに対して、本実施形態によれば、不良
分布をもとに不良原因を推定できるので、短時間に不良
原因を突き止めることが可能になる。また、不良数が少
なくて、どの不良分布に対応するか判断できない場合に
は、ウエハ検査情報ファイルとマージすることで、不良
分布とのパターンマッチングを間違えることなく判定す
ることができる。
【0065】また、DRAMチップに生成された容量素
子の電荷保持特性は、測定に時間がかかるので、ウエハ
段階で検査するには非効率的である。このため、複数の
組立品を試験用基板に挿入して、同時に検査すること
で、組立品1個当たりの検査時間を短縮している。この
ようなウエハ段階でFAILとならない検査項目は、第1従
来技術では分析することができず、この検査項目がどの
製造装置やプロセス工程で不良となったかを容易に、し
かも短期間に推定することができなかった。本実施形態
によれば、組立品の検査結果であってもチップ情報をも
とに、ウエハ上のチップ位置やウエハ位置に対応させて
不良分布を表示させることができるので、不良を引き起
こした製造装置やプロセス工程を容易に、しかも短期間
に推定することがでる。
【0066】次に、図11は、本発明の第2の実施形態
による半導体装置生産システム(図11)の構成例を説
明する。ここで、上記第1の実施形態と同様な構成につ
いては同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。以
下、生産される半導体装置を、複数のメモリセルと、欠
陥を有するメモリセル(以下、欠陥セルとする)を置き
換え可能なメモリセルからなる冗長回路とを有するメモ
リ、例えばDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセ
ス・メモリ)として説明していく。
【0067】ウエハ100は、ウエハ製造ライン20に
投入され、所定のプロセス工程が施され、ウエハ表面に
複数の半導体メモリが形成される。ここで、ウエハ製造
ライン20とは、ウエハをチップに分割するプロセス工
程までの段階を指し、イオンインプランテーション工程
(不純物注入工程),拡散工程,薄膜堆積工程,レジス
ト塗布工程,露光工程,エッチング工程,及びバックグ
ラインド工程等の、ウエハ表面にトランジスタを形成す
るプロセス工程の全てを含む。
【0068】そして、ステップ20のウエハ製造ライン
の工程が終わると、LSIテスタ1は、CPU,記憶部
及びメモリ等から構成され、この記憶部に記憶された試
験プログラムに従い、ウエハ状態(ウエハ工程後)のチ
ップとしての半導体装置に対して動作試験(ACテス
ト)及び直流的特性試験(DCテスト)を行う。また、
LSIテスタ1は、従来例と同様に、ウエハ状態におけ
る半導体メモリの試験を行い、メモリセルアレイ(チッ
プ)におけるフェイルした欠陥セルの欠陥セル検査情報
(ビットマップのデータ)を、チップ単位で、欠陥セル
検査情報ファイル4に保存する。
【0069】そして、置換アドレス決定装置2は、ウエ
ハ毎に入力されるビットマップのデータに基づき、ウエ
ハの各チップ毎にフェイルとなったビットを、効率的に
救済するため、ワード線及びビット線の組み合わせを解
析する。次に、置換アドレス決定装置2は、ワード線及
びビット線を各々冗長ワード線と冗長ビット線とに置き
換えるため、上記解析結果から得られたワード線のアド
レス及びビット線のアドレスから、各々のワード線のア
ドレス及びビット線に対応するヒューズアドレスを図1
2に示すフォーマットのヒューズアドレスファイルで、
ウエハ工程のロット毎に決定する。ここで、ウェハ段階
のトリミング装置3に供給するビットマップのデータを
もとに算出した置換のためのアドレスを「冗長アドレ
ス」と定義し、後に述べる組立品から抽出した「冗長ア
ドレス」のことを「置換アドレス」と定義する。
【0070】置換アドレス決定装置2は、欠陥セル検査
情報ファイル4から入力される欠陥セルの欠陥セル検査
情報に基づき、欠陥セルを冗長回路の冗長ワード線で置
き換えるか。または冗長ビットでの置き換えるかを決定
する。すなわち置換アドレス決定装置2は、いずれが不
良ビットの救済を効率的に(冗長ビット線及び冗長ワー
ド線への置き換え本数を少なく)行えるかの解析を、順
次入力されるチップ毎に行う。冗長アドレスの決定は、
ウエハ内の全チップ、ロット内の全ウエハに対して行わ
れる。
【0071】ここで、置き換え可能なメモリセルは、冗
長ワード線に接続され、ワード線方向に配設された冗長
メモリセル領域と、冗長ビット線に接続されて、ビット
線方向に配設された冗長メモリセル領域とで構成されて
いる。これらの、冗長メモリセル領域は、各々複数から
なる。
【0072】例えば、複数有る欠陥セルの内、3個が1
本のワード線上に存在している場合、ワード線を冗長ワ
ード線へ置換すれば、1本の置き換えで済むが、ビット
線を冗長ビット線へ置換した場合、3本必要になるた
め、ワード線を冗長ワード線と置換した方が使用本数の
効率が良くなる。置換アドレス決定装置2は、上述した
ように、ビットマップの複数の欠陥セルを、冗長メモリ
セルのメモリセルと置換する場合、欠陥セルを効率的に
置換する冗長ワード線と冗長ビット線との組み合わせの
決定を行う。
【0073】さらに、置換アドレス決定装置2は、上記
解析結果として選択されたビット線及びワード線の各々
と置き換えられる各々の冗長ビット線及び冗長ワード線
を、対応するワード線及びビット線のアドレスと同一の
アドレスとするヒューズアドレスを生成する。
【0074】すなわち、冗長ワード線及び冗長ビット線
は、後に詳細に説明するが、各々冗長アドレスを設定す
るための複数のヒューズからなるアドレス設定回路を有
している。このヒューズのなかから所望のアドレスに対
応した所定のヒューズを切断することで、冗長アドレス
を任意に設定することが出来る。置換アドレス決定装置
2は、上記置き換えるワード線及びビット線のアドレス
のデータに基づき、どのヒューズを切断するかを指定す
るヒューズアドレスを生成し、生成したヒューズアドレ
スをトリミング装置3へ出力する。また、置換アドレス
決定装置2は、このヒューズアドレスをヒューズ情報フ
ァイル5へに保存する。
【0075】そして、置換アドレス決定装置2は、この
ヒューズアドレスファイルをトリミング装置3へ出力す
るとともに、ヒューズ情報ファイル5へ記憶させる。ま
た、チップ位置解析装置42は、冗長回路におけるヒュ
ーズのグループ分け、すなわち、冗長ワード線及び冗長
ビット線のアドレスを設定するヒューズのグループが各
々どのヒューズ番号のヒューズから構成されているかを
示す図14のテーブルフォーマットデータを生成し、上
記ヒューズアドレスファイルと関連づけて冗長アドレス
テーブルファイル44へ記憶させる。
【0076】次に、トリミング装置3は、入力されるヒ
ューズアドレスファイルに基づき、ウエハ工程のロット
のウエハ毎に、ウエハの各チップの冗長回路におけるヒ
ューズの切断を、レーザにより順次行う。そして、置換
アドレス決定装置2は、上述のように、LSIテスタ1
で検査されたビットマップに基づき作成された、所定の
ロットのヒューズファイルを、図11に示すトリミング
装置3へ出力し、かつ、このヒューズファイルをヒュー
ズ情報ファイル5へ記憶させる。トリミング装置3は、
入力されたヒューズファイルに基づき、ウエハ毎に各チ
ップの対応するヒューズをレーザにより切断する。
【0077】トリミング装置3は、ヒューズファイルに
基づき、各ウエハ毎に、ウエハにおける半導体装置のチ
ップのヒューズをレーザにより切断し、ワード線及びビ
ット線を冗長ワード線,冗長ビット線への置換設定を行
う。各ウエハは、上記ワード線及びビット線を冗長ワー
ド線,冗長ビット線への置換が終了したのち、冗長ワー
ド線と冗長ビット線とへの置き換えが決められたとおり
に行われていることを確認するため、再度、ウエハ用テ
スタ22を用いて、半導体装置の試験を行う。ウエハ用
テスタ22は、LSIテスタ1と同じであってもよい。
この試験でフェイル(FAIL)と判定されたチップに
はマークを印して、後の工程で廃棄される。この試験で
パス(PASS)と判定されたチップは、パッケージ組
立装置26により、チップ単位にカッターにより切断/
分離され、チップ単位でプラスチック樹脂などによりパ
ッケージングされ、組み立てられる。
【0078】組立品用テスタ27は、この組み立てられ
た半導体装置に対して、ウエハ状態では行えなかった試
験、すなわち、高速な動作試験,高い電圧をかけて行う
耐圧試験,長時間を要する常温/低温/高温の環境で行
う加速(寿命)試験及びウエハの基板を介して、ウエハ
状態においては他の半導体装置のチップからの干渉が生
じる様な試験などを実行する。この組立後の試験におい
て、ウエハ状態の試験項目ではPASSと判定された半
導体装置の中から、選別機29で再度試験を行い、追加
された試験項目や組立不良に対しては不良品と判定され
る半導体装置が検出される。ここで、不良品と判定され
た組立品には、そのロット内でユニークなサンプル番号
をパッケージに付して(捺印して)おく。また、このサ
ンプル番号を組立品検査情報ファイル28に記憶させて
おく。
【0079】次に、ウエハ用テスタ22は、トリミング
装置3で冗長のためのヒューズを切断するレーザ処理を
行った後に、ウエハ上の各チップのテストを行う。この
結果、再度ビット不良が検出されたチップは、次の工程
において完全な不良チップとして廃棄される。これによ
り、冗長回路により救済された半導体装置のチップがパ
ッケージに封止され、組み立てられる。このとき、パッ
ケージ表面に組立ロットの番号と、製品名等が捺印され
る。
【0080】そして、組立品用テスタ27により、この
組立品に対して、ウエハ状態では行えなかった試験、す
なわち、高速な動作試験,高い電圧を書けて行う耐圧試
験,常温/低温/高温の環境で行う環境テスト及びウエ
ハの基板を介して、他のチップからの干渉が生じる様な
試験などが実行される。この組立後の試験において、ウ
エハ状態の試験ではPASSと判定された半導体装置の
中から、追加された試験項目に対しては不良となる半導
体装置が検出される。
【0081】次に、置換アドレス読取装置41を用い
て、この不良となった組立品から、置換アドレスを抽出
し、図19に示す置換アドレス情報ファイル43を各チ
ップ毎に生成する。そして、製造における歩留まりの向
上を目的とし不良解析を行う。そして、不良となった組
立品を用いて、ウエハ工程のいずれのプロセス工程が原
因で不良となるかの解析を不良原因推定装置34により
行う。
【0082】ここで、不良原因推定装置34ロットは、
不良分析データベース35の不良パターンのデータに基
づき、ロットにおけるウエハの位置情報やウエハにおけ
る不良チップの発生パターン(位置情報)により、異常
なプロセス工程が推定可能であることを利用し、チップ
の不良原因がウエハ工程のいずれのプロセス工程の異常
に起因するのかの推定を行う。したがって、上記異常プ
ロセスの推定作業のため、半導体素子のロットにおける
ウエハの位置情報及びこのウエハにおけるチップの位置
情報を求めることが必要となる。そして、選別機29で
良品と判定された組立品は、半導体メモリの製品30と
して出荷される。
【0083】次に、図11をもとに、半導体メモリの生
産における不良解析工程の概要を説明する。半導体メモ
リの生産においては、非同期に以下に述べる不良解析が
行われる。置換アドレス読取装置41は、組立品のテス
ト時に追加された検査項目の検査において、不良と判定
された組立品に対して後述のロールコールを行い、置換
アドレスを抽出する。なお、置換アドレス読取装置41
として、組立品用テスタ27の検査プログラムを変更す
ることにより、組立品用テスタ27が組立品から置換ア
ドレスを読み取ることもできる。
【0084】また、チップ位置解析装42は、組立後の
試験により不良品と判定された組立品について、上記置
換アドレスデータを置換アドレス情報ファイル43から
読み出し、この置換アドレスデータに記述された置換ア
ドレスの組み合わせに一致するチップ番号を、図11に
示す冗長アドレステーブルファイル44に記憶されてい
る冗長アドレステーブルから検索する。
【0085】さらに、チップ位置解析装置42は、検索
されたチップ情報を、組立品検査情報ファイル28内の
サンプル番号が一致するレコード(記憶領域)に記憶す
る。図20の組立品検査情報ファイル28には、組立後
のパッケージに封止された半導体装置のサンプル番号
と、ウエハ工程における半導体装置のチップのロット番
号,ウエハ番号及びチップ番号との関係が示されてい
る。
【0086】ここで、置換アドレス情報ファイル43に
おけるレコードには、サンプル番号の情報が含まれてい
る。これにより、チップ位置解析装置42は、置換アド
レス情報ファイル43のフレコードから、上記サンプル
番号を抽出する。そして、チップ位置解析装置42は、
このサンプル番号と、冗長アドレステーブルにおいて検
索された、このサンプル番号の半導体装置の冗長アドレ
スの組み合わせに一致するチップ番号とを対応させ、組
立品検査情報ファイル28へ書き込む。
【0087】例えば、チップ位置解析装置42は、冗長
アドレステーブルファイル44の冗長アドレステーブル
に記述されている、ウエハ工程のロット番号"CB95-303
0",ウエハ番号"01"及びチップ番号"06,31"の冗長アド
レスの組み合わせ{X/3,4,A,C,D,… Y/1,5,7,9,A,…}
が、置換アドレス情報ファイル43のサンプル番号"1"
に対応するレコードに記述されている置換アドレスの組
み合わせ{X/3,4,A,C,D,…Y/1,5,7,9,A,…}と一致したこ
とを検出したとする。ここで、「X/3,4,A,C,D,…」は、
ワード線における冗長アドレスの組み合わせを示し、
「Y/1,5,7,9,A,…」はビット線における冗長アドレスの
組み合わせを示している。
【0088】このとき、チップ位置解析装置42は、組
立後のパッケージに封止されたサンプル番号"1"の半導
体装置を、ウエハ工程のロット番号"CB95-3030",ウエ
ハ番号"01"及びチップ番号"06,31"のチップとして検出
し、このサンプル番号"1"の"1"の文字列と、ロット番
号の"CB95-3030",ウエハ番号の"01"及びチップ番号の"
06,31"の文字列とを対応付けて、組立品検査情報ファイ
ル28へ書き込む。
【0089】すなわち、図20において、組立品検査情
報ファイル28には、「ウエハ工程ロット番号」の項目
として、領域R401にウエハ工程のロット番号を示す
「CB95-3030」の文字列、「組立ロット番号」の項目と
して、領域R402に組立工程のロット番号を示す"35e
r008"の文字列、「ウエハ番号」の項目として、領域R
403に、識別子"W"とウエハ番号"01"の文字列、「チ
ップ番号」の項目として、領域R404にチップ番号"C
06,31"の文列、「サンプル番号」の項目として、領域R
505に組立後の半導体装置のサンプル番号を示す"1"
の文字列が、チップ位置解析装置42により記述され
る。
【0090】また、不良分布生成装置32は、図20の
組立品検査情報ファイル28に基づき、フェイルとなっ
た半導体装置の不良原因が、ウエハ工程における何れの
プロセス工程の不具合に起因しているかを解析するため
の統計処理を行う。すなわち、不良分布生成装置32
は、図20の組立品検査情報ファイル28からウエハ毎
にチップ番号を読み出し、このチップ番号に含まれる位
置座標に基づき、図21に示すフェイルチップ分布表を
生成する。
【0091】このフェイルチップ分布表は、領域R60
1に識別子"W"とウエハ番号"01"との文字列が表示さ
れ、領域R602にウエハにおける縦方向のチップ座標
を示す"5"〜"15"の文字列が記述され、領域R603
にウエハにおける横方向のチップ座標を示す"10"〜"
35"の文字列が記述されている。例えば、サンプル番
号1の半導体装置がロット番号"CB95-3030",ウエハ番
号"01",チップ番号"06,31"であるため、図21のチッ
プ分布表に表示すると、チップ番号"06,31"の文字列に
おいて、「06」が縦方向のチップ座標を示し、「31」が
横方向のチップ座標を示すため、マークR605の位置
に、不良分布生成装置32により記述される。
【0092】同様に、サンプル番号2の半導体装置がロ
ット番号"CB95-3030",ウエハ番号"01",チップ番号"0
6,32"であるため、図21のチップ分布表に表示する
と、マークR606の位置に、冗長アドレス決定装置2
により記述される。これらのマークR605及びマーク
R606などのマークが、フェイルチップを示してい
る。この分布表は、冗長アドレス決定装置2により、表
示装置33に表示される。
【0093】さらに、不良分布生成装置32は、ウエハ
毎に生成された上記チップ分布表を、ロット毎に重ね合
わせることで、ウエハのどの領域にフェイルチップの分
布が集中しているかを検出する。不良分布を作成したと
き、不良数が少なくで分布パターンが特定できないこと
がある。この場合、ウエハ段階の検査項目であるウエハ
検査情報ファイル23と組立品検査情報ファイル28と
をマージして不良分布を作成してもよい。このようにす
ることで、不良分布パターンの情報量が増えるので、不
良分布パターンの特定が容易になり、不良原因の推定ミ
スを低減できる。
【0094】そして、不良原因推定装置34は、ロット
単位で重ね合わされたチップ分布表のマークのパターン
と、予め不良分布データベース35に記憶されている、
不良原因となるプロセス工程に特有のウエハのフェイル
パターンとを比較することにより、最も近いフェイルパ
ターンを有するプロセス工程に不良原因が有ると推定
し、出力装置にロット単位で重ね合わされたチップ分布
表のマークのパターンと推定結果のプロセス工程の名称
とを表示装置33へ表示する。
【0095】なお、このとき、ウエハ工程終了後のウエ
ハ状態におけるフェイルとなった半導体装置のチップの
ウエハにおけるフェイルとなったチップの分布を、上記
チップ分布表に含め、プロセス工程の不良原因を推定す
るフェイルパターンと比較することで、より確度の高い
プロセス工程の不良解析が可能となる。
【0096】以下に、使用される各ファイルのフォーマ
ットについて順次説明する。置換アドレス決定装置2が
トリミング装置3へ出力するヒューズアドレスのフォー
マットは、例えば、図12に示す形式をしている。領域
R1には「製品名」の文字列が記述され、領域R2に
は、"LOT NO","LOTNAME"の文字列として、識別子"LOT N
O"の文字列及びロット番号"LOT NAME"の文字列とが記述
されている。
【0097】そして、領域R3には、識別子"WXX01"の
文字列として、識別子"W"とウエハ番号"XX01"とが記述
されている。続いて、領域R4,領域R5,・・・・・・の行
には、上記ウエハ番号のウエハにおけるチップの順番
に、それぞれ"FY101","FY102",・・・・・・の文字列とし
て、識別子"F"とVref FUSE番号"Y101","Y102",…とが記
述されている。
【0098】また、領域R6には「チップ番号」が記述
され、この文字データは識別子“C"とチップ番号“A00
1"とで構成される。続いて、領域R7。領域R8、‥‥
‥の行には、切断されるヒューズの番号を示すRow FUSE
番号が各チップ毎に番号順に記述されている(Row FUSE
番号のヒューズアドレス列)。この文字データは、識別
子“F"とFUSE番号“B101",“FB102“,‥‥‥とで
構成される。RowFUSE番号は、リタンダンシ回路におけ
る冗長ワード線のアドレス設定用のヒューズと対応して
いる。ここで、各文字データは「:」により区切られて
いる。
【0099】同様に、領域R9、領域R10、‥‥‥の
行には、切断されるヒューズの番号を示すCo| FUSE番号
が各チップ毎に番号順に記述されている(Col FUSE番号
のヒューズアドレス列)。この文字データは、識別子
“F"とFUSE番号“C101"、“C102“,‥‥‥とで構成
される。 Col FUSE番号は、リタンダンシ回路における
冗長ビット線のアドレス設定用のヒューズと対応してい
る。そして、領域R11には、次のチップの番号を示す
文字列として、識別子"C"とチップ番号"A001"の文字列
が記述されている。
【0100】以下、上述した順に、領域R12〜領域R
15には、各々チップ番号,Row FUSE番号及びCol FUSE
番号が記述されている。次に、領域R16には、1枚目
のウエハのチップ番号,Row FUSE番号及びColFUSE番号
の終了識別子を示す"/E"の文字列が、ウエハ情報の終了
識別子として記述されている。
【0101】そして、領域R17には、次のウエハ番号
を示す識別子"W"とウエハ番号"XX02"の文字列が記述さ
れている。以下、1枚目のウエハ番号"XX01"の場合と同
様に、領域R25に示されるウエハ情報の終了識別子"/
E"の文字列の部分まで、すなわち、領域R18〜R24
までに、2枚目のウエハ番号"XX02"のVref FUSE番号,
各チップに対応したRow FUSE番号及びCol FUSE番号が各
々記述されている。さらに、以下同様に、領域R2に記
述されているロット番号「("LOT NAME")」のロットのウ
エハにおける各FUSE番号が順次記述されている。
【0102】また、上記説明で用いた各FUSE番号は、図
13に示すヒューズの番号を示している。図13は、1
本の冗長ワード線のアドレスを設定するヒューズ回路の
構成例を示す概念図である。通常、冗長ワード線は複数
準備されている。簡単化のため、ワード線に対するアド
レス信号を、アドレス信号A0〜アドレス信号A3の4
本として構成している。このアドレス信号の実際の本数
は、メモリ容量及びメモリの配列の構成により異なる。
冗長ビット線におけるヒューズ回路も図13と同様な構
成をしている。
【0103】この図13において、図12におけるRow
FUSE番号は、ヒューズF101〜ヒューズF108に相
当している。すなわち、外部から入力されるアドレス信
号A0は図示しないデコーダにより、同一信号のアドレ
ス信号A0と反転信号のアドレス信号A0Bとする相補
的な信号として、nチャネル型MOS(金属-酸化膜-半
導体)トランジスタのトランジスタTR1〜トランジス
タTR8の対応するトランジスタのゲートに各々入力さ
れる。例えば、アドレス信号A0はトランジスタTR1
のゲートに入力され、アドレス信号A0Bはトランジス
タTR2のゲートに入力されている。
【0104】また、ヒューズF101の一端はトランジ
スタTR1のドレインへ接続され、ヒューズF101の
他端は抵抗RRを介して所定の電圧の電源へ接続されて
いる。同様に、ヒューズF102〜ヒューズF108の
一端は各々トランジスタTR2,…,トランジスタTR
8のドレインへ接続され、ヒューズF102〜ヒューズ
F108の他端は抵抗RRを介して所定の電圧の電源へ
接続されている。そして、トランジスタTR1〜トラン
ジスタTR8のソースは、接地されている。また、各ヒ
ューズF101〜ヒューズF108の他端と抵抗RRと
の接続点は、インバータM1の入力端子へ接続されてい
る。インバータM1及びインバータM2は、ワード信号
WDのレベル調整及び波形整形を行う。
【0105】例えば、置換アドレス決定装置2は、LS
Iテスタ1で検査されたウエハ番号"0001"のビットマッ
プにおいて、アドレス信号{A3,A2,A1,A0}={0,0,1,
1}のワード線を、冗長ワード線へ置換することを決定
した場合、このアドレス信号{0,0,1,1}からヒューズ
アドレスを生成する。すなわち、アドレス信号{0,0,1,
1}が入力された場合、置換アドレス決定装置2は、ワ
ード信号WDが「H」レベルとなるように、ヒューズF
101〜ヒューズF108の中から切断するヒューズを
決定する。
【0106】アドレス信号{0,0,1,1}が入力された場
合、「H」レベルとなるアドレス信号のアドレス列は、
アドレス列{A3B,A2B,A1,A0}である。このとき、アド
レス列「{A3B,A2B,A1,A0}」と相補の関係にあるアド
レス列{A3,A2,A1B,A0B}が「L」レベルであるため、
トランジスタTR2,トランジスタTR4,トランジス
タTR5及びトランジスタTR7は、オフ状態で電流は
流れない。
【0107】このため、このアドレス列{A3B,A2B,A1,
A0}がゲートに入力されるトランジスタに接続されてい
るヒューズを切断することで電流経路が無くなり、トラ
ンジスタTR1,トランジスタTR4,トランジスタT
R5及びトランジスタTR8がオン状態となっても、電
流が流れないため、ワード信号WDは「H」レベルとな
る。
【0108】したがって、冗長アドレス決定装置2は、
アドレス信号{0,0,1,1}に対応するワード線を、冗長
ワード線に置換するためのヒューズアドレスを、ヒュー
ズ番号の番号列{F108,F106,F103,F101}とする。また、
他の置換対象となったワード線のアドレス信号がアドレ
ス信号「{1,1,0,0」である場合、冗長アドレス決定装
置2は、冗長ワード線に置換するためのヒューズアドレ
スを、ヒューズ番号の番号列{F115,F113,F112,F110}と
する。同様に、冗長アドレス決定装置2は、上記ビット
マップに基づき、ビット線を冗長ビット線と置換するた
めの、冗長ビット線を置換するビット線のアドレスに対
応させるための、ヒューズ番号の番号列{FC101,FC102,F
C103,FC104}を生成する。
【0109】また、半導体記憶装置内部で使用する電源
電圧(内部電源電圧)を所定の電圧とするため、半導体
記憶装置はリファレンス電圧Vrefを生成し、この電
圧を基に内部電源電圧を生成している。リファレンス電
圧Vrefは、トランジスタのしきい値電圧Vtを基準
に生成するが、しきい値電圧Vtは一般に製造ラインの
プロセス工程に依存してばらついてしまう。このため、
LSIテスタ1でしきい値電圧Vtを測定して、リファ
レンス電圧Vrefの電圧レベルが所定の電圧になるよ
う調整する必要がある。この調整もヒューズを切断する
ことで所定の電圧に調整する。すなわち、冗長アドレス
決定装置2は、半導体装置のチップ毎にLSIテスタ1
で検査されたしきい値電圧Vtに基づき、所定のリファ
レンス電圧Vrefとなるよう切断するVref FUSE番号の番
号列を決定する。例えばチップ番号“CA001"の番号列{F
Y101、FY102、FY103、FY104、…}のように、Vref FUSE番号
の番号列を対応するチップ毎に生成する。
【0110】また、置換アドレス決定装置2は、ヒュー
ズ番号の番号列を連続的に出力するため、例えば、Row
FUSE番号の番号列とすると図12においては「...;Row
FUSE番号(F101);Row FUSE番号(F103);Row FUSE
番号(F106);Row FUSE番号(F108);Row FUSE番号
(F110);Row FUSE番号(F112);Row FUSE番号(F
113);Row FUSE番号(F115);...」のヒューズアド
レス列として記述される。
【0111】このため、チップ位置解析装置42は、上
記ヒューズアドレス列において、例えば、冗長ワード線
を置換するワード線に対応させるRow FUSE番号及びCol
FUSE番号の番号列の区切りを示す、番号列の開始される
ヒューズ番号を、使用された冗長ワード線順にヒューズ
開始番号が記述された図14に示すテーブルフォーマッ
トデータを生成し、このテーブルフォーマットデータを
冗長アドレステーブルファイル44へ格納する。
【0112】このとき、Col FUSE番号の構成がF511
から始まり、Row FUSE番号と同様に4ビット構成のアド
レス信号とする。そして、ヒューズ番号F101〜ヒュ
ーズ番号F108をグループGR1とし、ヒューズ番号
F109〜ヒューズ番号F110をグループGR2と
し、…、ヒューズ番号F501〜ヒューズ番号F508
をグループGL1とし、ヒューズ番号F509〜ヒュー
ズ番号F510をグループGL2とし、…とする。ここ
で、F501,F502,F503,F504,…は、
FY101,FY102,FY103,FY104,…に対応する。
【0113】したがって、図14において、領域51に
はグループGR1の先頭のヒューズ番号がヒューズF1
01であることを示すRow Fuse先頭番号"F101,GR
1"の文字列が記述され、領域52にはグループGR2
の先頭のヒューズ番号がヒューズF109であることを
示す「Row Fuse先頭番号"F109,GR2"の文字列が
記述されている。以下、同様に、冗長ワード線の置換の
ためのヒューズに対応する、各グループを構成するヒュ
ーズの先頭番号が記述されている。
【0114】また、図14において、領域61にはグル
ープGL1の先頭のヒューズ番号がヒューズF501で
あることを示すCol Fuse先頭番号"F501,GL1"の
文字が記述され、領域62にはグループGL2の先頭の
ヒューズ番号がヒューズF509であることを示すCol
Fuse先頭番号"F509,GL2"の文字列が記述されて
いる。以下、同様に、冗長ビットの置換のためのヒュー
ズに対応する、各グループを構成するヒューズの先頭番
号が記述されている。
【0115】そして、チップ位置解析装置42は、図1
4のテーブルフォーマットに記述された先頭のヒューズ
番号により、図12におけるRow Fuse番号のヒューズア
ドレス列及びCol Fuse番号のヒューズアドレス列を、各
々切断されるRow Fuse番号,または切断されるCol Fuse
番号で構成されるヒューズアドレスのグループに分割す
るのに用いる。
【0116】また、チップ位置解析装置42は、図12
に示すヒューズファイルを加工し、図15に示す中間フ
ァイルを生成する。この図15に示すように、この中間
ファイルは、図12のヒューズファイルの「;」で区切
られた文字列を、1行に記述されるように変換されたフ
ァイルである。ここで、Row Fuse番号またはCol Fuse番
号は、各々上述したヒューズF101〜ヒューズF10
8及びヒューズF501〜ヒューズF508を用いてい
る。
【0117】さらに、冗長アドレス決定装置2は、上記
中間ファイルから冗長アドレスを生成する。ここで、冗
長アドレスは、冗長ワード線及び冗長ビット線へ置換さ
れたワード線,ビット線のアドレスを示す。チップ位置
解析装置42は、冗長アドレステーブルファイル44に
記憶されているテーブルフォーマットデータに基づき、
図15に示す中間ファイルにおけるヒューズアドレス列
を、各々切断されるRow Fuse番号,または切断されるCo
l Fuse番号で構成されるヒューズアドレスのグループに
分割する。例えば、チップ位置解析装置42は、切断さ
れるRow Fuse番号で構成されるヒューズアドレスを、グ
ループGR1{F108,F105,F104,F101},グループGR2
{F115,F113,F112,F110},…に分割する。
【0118】そして、チップ位置解析装置42は、分割
されたヒューズアドレスのグループを冗長アドレスへの
変換処理を行う。例えば、チップ位置解析装置42は、
グループGR1のRow Fuse番号のグループGR1{F108,
F105,F104,F101}において、ヒューズ番号が奇数の場合
「1」に変換し、ヒューズ番号が偶数の場合「0」に変
換する。同様に、冗長アドレス決定装置2は、他のグル
ープの分割されたヒューズアドレスを「0」または
「1」のデータに変換する。
【0119】そして、チップ位置解析装置42は、変換
されたグループGR1{0,1,0,1},グループG
R2{1,1,0,0},…を、16進数の表示に変換
し、各々グループGR1{3},グループGR2{A}とし
て冗長アドレスとする。同様に、チップ位置解析装置4
2は、変換されたグループGL1{1,1,0,0},
グループGL2{0、0、0、1},…を、16進数の
表示に変換し、各々グループGL1{A},グループGL
2{1}として冗長アドレスとする。
【0120】次に、図22を用いて、ヒューズファイル
から置換アドレスに変換する方法について説明する。チ
ップ位置解析装置42は、例えば、ロットにおけるウエ
ハの毎に、図16に示すフォーマットの冗長アドレステ
ーブルを生成する。この冗長アドレステーブルは、冗長
アドレスと、ロット番号,ウエハ番号及びチップ番号と
の関係を示すテーブルとなっている。そして、チップ位
置解析装置42は、生成した冗長アドレステーブルを冗
長アドレステーブルファイル44へ格納する。図16に
おいて、領域R60には、この冗長アドレステーブルの
生成された日付が、「DATA」の項目により「XXXX」
の文字列で年月日において記述される。領域R61に
は、ウエハ工程におけるウエハの属するロット番号が、
「LotNAME」の項目として、「CB95-3030」の文字列によ
り記述される。この「LotNAME」の項目は、図12にお
ける"LOT NO","LOT NAME"に対応している。
【0121】また、領域R62には、上記ロット番号の
ロットにおけるウエハの番号が、「WaferNumber」の項
目で、"W01"の文字列により」記述されている。この「W
aferNumber」の項目は、図12の識別子"W"とロット番
号"XX01"との項目に対応している。領域63には、上記
ウエハにおけるチップの座標を示すチップ番号が、「Ch
ipName」の項目で、"C06,31"の文字列により記述されて
いる。この「ChipName」の項目は、図12の識別子"C"
とチップ番号"A001"とに対応している。
【0122】領域R64には、チップ番号"60,31"のチ
ップの電圧Vrefの電圧値の調整におけるヒューズアド
レスに基づく数値が、「Vrefnumber」の項目で"4"の文
字列により記述されている。領域R65には、冗長アド
レス(置き換えるワード線のアドレス)が書き込まれる
ヒューズグループの番号であるグループGR1を示す
「GR1」の文字列と、上記冗長アドレスを示す"3"の
文字列とが記述されている。すなわち、上述のヒューズ
アドレスの説明にあるように、グループGR1における
ヒューズが、置き換えられるワード線のアドレス"3"を
示すように切断され、このグループGR1に対応する冗
長ワード線のアドレスが"3"となり、ワード線が冗長ワ
ード線に置換される。
【0123】同様に、領域R66には、冗長アドレスが
書き込まれるヒューズグループの番号であるグループG
R2を示す"GR2"の文字列と、上記冗長アドレスを示
す"A"の文字列とが記述されている。また、領域R67
には、冗長アドレスが書き込まれるヒューズグループの
番号であるグループGR3を示す"GR3"の文字列と、
このヒューズグループの冗長ワード線が使用されていな
いことを示す"−"の文字列とが記述されている。以下、
グループGR4以降も、上述したグループGR1〜グル
ープGR3と同様に、使用されたグループ番号の下には
冗長アドレスの文字列が示され、使用されないグループ
の下には、"−"の文字列が記述されている。
【0124】また、領域R68には、冗長アドレス(置
き換えるチップ線のアドレス)が書き込まれるヒューズ
グループの番号であるグループGL1を示す"GL1"の
文字列と、上記冗長アドレスを示す"A"の文字列とが記
述されている。すなわち、上述のヒューズアドレスの説
明にあるように、グループGL1におけるヒューズが、
置き換えられるビット線のアドレス"A"を示すように切
断され、このグループGL1に対応する冗長ビット線の
アドレスが"A"となり、ビット線が冗長ビット線に置換
される。
【0125】同様に、領域R69には、冗長アドレスが
書き込まれるヒューズグループの番号であるグループG
L2を示す"GL2"の文字列と、上記冗長アドレスを示
す"1"の文字列が記述されている。以下、グループGL
3以降も、上述したグループGR1〜グループGR3,
グループGL1,グループGL2と同様に、使用された
グループ番号の下には冗長アドレスの文字列が示され、
使用されないグループの下には、"−"の文字列が記述さ
れている。
【0126】領域71には、「ChipName」の項目とし
て、次のチップ番号を示す"C06,32"の文字列が記述され
ている。また、領域72には、チップ番号"60,32"のチ
ップの電圧Vrefの電圧値の調整におけるヒューズアド
レスに基づく数値が、「Vrefnumber」の項目で"4"の文
字列により記述されている。以下、同様に、チップ番
号"C06,32"のチップにおける冗長アドレスと、この冗長
アドレスが書き込まれたヒューズグループの番号とが、
冗長ワード線,冗長ビット線の順に記述されている。
【0127】このように、上記冗長アドレステーブルに
は、ファイルに対応するウエハにおける全ての半導体装
置のチップについて、このチップの位置(座標)を示す
チップ番号に対応する冗長アドレスが記述されている。
したがって、各チップ番号に対応する冗長アドレスの組
み合わせが、ウエハ工程におけるロット番号,ウエハ番
号及びチップ番号に対応するデータを示している。
【0128】すなわち、冗長アドレスの組み合わせは、
各チップにおける欠陥セルのアドレスを示すビットマッ
プから抽出される組み合わせ、すなわち置換されるワー
ド線及びビット線のアドレス組み合わせであり、半導体
装置のチップ毎に異なる確率が非常に高い。言い換えれ
ば、ロットにおける全てのチップにおいて、同一の冗長
アドレスを有する半導体装置のチップが存在する確率は
ほとんどないと言える。
【0129】この理由は、上述で説明したウエハ番号"O
1"のチップ番号"C06,31"と、ウエハ番号"O1"のチップ番
号"C06,32"とが等しいチップに判定されるためには、ワ
ード線における冗長アドレスと、ビット線における冗長
アドレスとが等しいことが必要となる。例えば、上記チ
ップ番号"C06,31"の領域70に記述されているグループ
GR7の項目が、上記チップ番号"C06,32"において、"
4"以外の文字列または"−"の文字列であれば、チップ
番号"C06,31"とチップ番号"C06,32"とは異なるチップと
判定される。
【0130】また、上述の説明では、説明上ビット線お
よびワード線のアドレスを4ビットずつとして説明して
きたが、実際のデバイスではもっと多い。たとえば、半
導体装置が128Mビットでデータバスの幅が8ビット
であるとする。このときワード線のアドレスを示すアド
レス信号線は0〜11の12本であり、ビット線のアド
レスを示すアドレス信号線は0−9の10本である。こ
の信号線をリダンダンシの使用領域で区切って使用す
る。
【0131】たとえば、ワード線のアドレスを示すアド
レス信号線は0−8の中から8本を選んで2の8乗=2
56アドレス分、ビット線のアドレスを示すアドレス信
号線は0−9の中から8本選んで2の8乗=256アド
レス分である。このような区切り(set)がおのおの
128あり、合計で256(set)ある。なお、デー
タバス幅8ビットや、アドレス信号線の数はこれに限定
されることはない。
【0132】本特許に限らず一般的に、0−8の9本の
中から8本選ぶのは、たいてい最下位0を除くという意
味である。最下位ビットを除けは、アドレスの隣は同時
に置換される。置換の原因となるゴミなどが不良を引き
起こすとき互いに隣ワードやビットをも不良にする確率
は高いから、隣は同時に置換されることは都合が良い。
【0133】さて、256アドレスを選ぶことのできる
リダンダンシのsetは先に述ベたように256set
存在する。デバイスの出来上がりにもよるが、大抵は1
00set程使用してPASSとなる。逆に言うと、2
56setのリダンダンシ回路を用意する回路設計をし
たということは、個数にしてその半分程度を使う様な設
計にしたはずである。
【0134】なぜならば、PASSの為に10setで
良いならば、256setはリダンダンシ回路の準備過
剰で無駄な設計をしたことになる。また、Passの為
に300set必要ならば、256setは設計段階で
の準備不足になってしまう。256アドレスの値をとる
100setのリダンダンシ回路の組合わせが何通りあ
るか計算する。100setを256setから選び出
すコンビネーションは A≦256100=256!/100! …式1 通りである。(Cはconbination)さらに、
256アドレスをとるsetが100setあるので、
その組み合わせは B=256100=10(100×log(256))=10800×log2=10240 …式2 通りである。
【0135】すなわち、A、Bのとりうる事象はA×B
通りあり、天文学的数字である。しかし、式1は冗長ア
ドレス決定プログラムの救済計算ルーチンの作り方によ
って変わる。リダンダンシ回路では、式1は自由である
が、それを実際に使うときには救済計算によって制約さ
れて256!/100!より小さい。例えば、ROWア
ドレスから救済計算をするとROW側の冗長メモリが優
先的に使用されるが、COLUMNから計算するとRO
W側はあまり使われない。完全にランダムに選ばれるの
ではないから、救済計算の方法によってAは減ってしま
うのである。しかし、式1は少なくとも何百通りもある
し、確実にA=1より小さくなることは絶対にありえな
い。仮に、A=1としたとしても、冗長アドレスの組合
わせは最低でも AXB≧1×B=10240 …式3 通りある。
【0136】従って、ロットにおけるウエハの枚数が2
5枚で、ウエハ1枚当たりのチップ数が200として
も、1ロットにおける総チップ数は、5000個とな
り、冗長アドレスの組み合わせ数に比較すると非常に少
ない数となる。このため、上記冗長アドレスの組み合わ
せは、多数の人間のなかから一人の人間を特定する指紋
と同様に、複数のロットに含まれるチップ全てを母集団
とした場合、特定のロット番号のロットにおける特定の
ウエハの何れかのチップ、すなわち、この母集団におけ
る1つのチップの特定(識別)を可能とする。
【0137】以上のことから、ロット数を考慮したとし
ても、複数のチップが同一の冗長アドレスの組み合わせ
を有することは、ほぼ無いと言える。また、複数のチッ
プが同一の冗長アドレスの組み合わせを有したとして
も、この組み合わせを有するチップの数が上記理由より
非常に少ないことが予想されるため、総チップ数を母集
団とし、ウエハ工程における各プロセス工程の異常を検
知する統計処理を行う場合、上記組み合わせを有するチ
ップの数は、この統計処理における計算上のノイズとし
て処理することができる。
【0138】また、チップ位置解析装置42は、図22
のフローチャートに従い、上記ヒューズ情報ファイル5
から、各チップの冗長アドレスを抽出する。以下、図2
2のフローチャートを用い、このヒューズアドレスファ
イルから各チップの冗長アドレスを抽出する処理の説明
を行う。ここで、チップ位置解析装置42は、CPUと
メモリとから構成され、CPUがメモリに記憶されてい
るプログラムに従った処理を行う。
【0139】ステップS101において、チップ位置解
析装置42は、ヒューズ情報ファイル5からヒューズア
ドレスデータを、冗長アドレステーブルファイル44か
らテーブルファイルデータを、内部に設けられた記憶部
に読み込む。次に、ステップS102において、冗長ア
ドレス決定装置2は、読み込んだヒューズアドレスファ
イルから図15の中間ファイルを生成する。
【0140】次に、ステップS103において、チップ
位置解析装置42は、上記中間ファイルから製品名、ロ
ット番号等のヘッダー情報、例えば製品名「128M/
SDRAM(128Mビット・シンクロナスDRA
M)」,ロット番号"CB95-3030"の文字列を読み取り、
内部の記憶部の所定の領域に格納する。
【0141】次に、ステップS104において、チップ
位置解析装置42は、中間ファイルから1行分のデー
タ、すなわち、ウエハ番号"0001"の文字列を読み込む。
【0142】次に、ステップS105において、チップ
位置解析装置42は、ステップS104で読み込んだ文
字列が、新たなウエハ番号を示しているか否かの判定を
行う。このとき、文字列の先頭にある識別子が"W"であ
るため、チップ位置解析装置42は新たなウエハ番号で
あると判定し、処理をステップS106へ進める。一
方、チップ位置解析装置42は、識別子が"W"以外であ
った場合、処理をステップS108へ進める。
【0143】次に、ステップS106において、チップ
位置解析装置42は、ステップS104で読み込まれた
識別子"W"とウエハ番号"0001"との文字列から、ウエハ
番号"0001"を抽出し、このウエハ番号"0001"を上記記憶
部の所定の領域へ記憶させる。
【0144】次に、ステップS107において、チップ
位置解析装置42は、中間ファイルから1行分のデー
タ、すなわち、識別子"F"とVref FUSE番号"Y101"との文
字列を読み込む。そして、チップ位置解析装置42は、
読み込まれた文字列、すなわち、識別子"F"が、ウエハ
情報の終了を示す識別子"/E"の文字列と等しいか否かの
判定を行う。このとき、識別子"F"とVref FUSE番号"Y10
1"との文字列と、終了の識別子"/E"の文字列とが異なる
ため、チップ位置解析装置42は、読み込んだ文字列が
識別子"/E"と異なると判定し、処理をステップS109
へ進める。
【0145】次に、ステップS109において、チップ
位置解析装置42は、チップ番号を示す文字列となるま
で、電圧Vrefの電圧レベル設定用のヒューズ番号を示
す、識別子"F"とVref FUSE番号"Y102",…とを読み込
み、文字列「チップ番号」が検出されたとき、読み込ん
だ全てのVref FUSE番号"Y101",Vref FUSE番号"Y102",
…を記憶部の所定の領域に記憶させ、チップ番号の行の
文字列、すなわち、識別子"C"とチップ番号"A001"との
文字列を読み込む。
【0146】そして、チップ位置解析装置42は、読み
込まれた識別子"F"とチップ番号"A001"との文字列か
ら、チップ番号"A001"を抽出し、このチップ番号"A001"
を記憶部の所定の領域へ記憶させる。
【0147】次に、ステップS110において、上記記
憶部に記憶されているヒューズ番号のVref FUSE番号"Y1
01",Vref FUSE番号"Y102",…の番号列の組み合わせに
基づき、Vref番号を生成する。このヒューズ番号の番号
列の組み合わせと、Vref番号との関係は、予め記憶部に
読み込まれて保持されている。
【0148】次に、ステップS111において、チップ
位置解析装置42は、中間ファイルから1行分のデー
タ、すなわち、Row FUSE番号"F101"の文字列を読み
込む。そして、冗長アドレス決定装置2は、このチップ
番号の次に読み込まれた文字列が終了の識別子"/E"であ
るか否かを判定する。このとき、読み込まれた文字列の
Row FUSE番号"F101"が"/E"と一致しないため、チッ
プ位置解析装置42は、読み込まれた文字列が"/E"でな
いと判定し、処理をステップS112へ進める。
【0149】次に、ステップS112において、チップ
位置解析装置42は、次のチップ番号を示す文字列が検
出するまで、ヒューズ番号のRow FUSE番号"F101",
RowFUSE番号"F102",…,Colw FUSE番号"F50
1",Colw FUSE番号"F502",…を読み込み、テーブ
ルファイルに従い、ヒューズ番号を冗長ワード線及び冗
長ビット線に対応したヒューズのグループに分割し、各
々のヒューズのグループから冗長アドレスを生成する。
【0150】例えば、チップ位置解析装置42は、ヒュ
ーズ番号の番号列{F101,F103,F106,F
108,F110,F112,F113,F115,
…,F500,F502,F505,F507,F50
9,F512,F514,F516,…}から、テーブ
ルフォーマットデータに基づき番号列を分割し、ヒュー
ズ番号の並べ替えを行い、ヒューズのグループGR1
{F108,F106,F103,F101},グルー
プGR2{F115,F113,F112,F11
0},…,グループGL1{F507,F505,F5
02,F500},グループGL2{F516,F51
4,F512,F509},…を生成する。
【0151】そして、チップ位置解析装置42は、上記
各グループGR1〜グループGL2において、ヒューズ
番号が奇数の場合にデータ「1」に変換し、ヒューズ番
号が偶数の場合にデータ「0」に変換し、グループGR
1{0,0,1,1},グループGR2{1,1,0,
0},…,グループGL1{1,1,0,0},グルー
プGL2{0,0,0,1},…を生成する。
【0152】次に、チップ位置解析装置42は、各グル
ープGR1,…グループGL2,…のビットの配列を1
6進数に変換して、グループGR1{3},グループG
R2{A},…,グループGL1{A},グループGL
2{1},…として、冗長アドレスを生成する。そし
て、チップ位置解析装置42は、処理をステップS11
3へ進める。
【0153】次に、ステップS113において、チップ
位置解析装置42は、求めた冗長アドレスの組み合わせ
を、チップ番号"A001"、すなわちチップ番号"C06,31"に
対応させて、冗長アドレステーブルファイル44に記憶
されている図16の冗長アドレステーブルへ書き込む。
このとき、チップ位置解析装置42は、記憶部に記憶さ
れているロット番号"C95-3030"及びウエハ番号"0001"の
データも、チップ番号"C06,31"と合わせて、冗長アドレ
スの組み合わせに対応させて、冗長アドレステーブルへ
書き込む。
【0154】次に、ステップS114において、チップ
位置解析装置42は、次の行の文字列、すなわち、識別
子"C"とチップ番号"A002"との文字列を読み込む。そし
て、チップ位置解析装置42は、読み込まれた文字列が
チップ番号を示すか否かの判定を行う。このとき、読み
込まれた文字列がチップ番号"A002"であるため、チップ
位置解析装置42は、読み込まれた文字列がチップ番号
を示し、まだチップ情報(チップ番号、ヒューズ番号)
が残っていると判定して、処理をステップS109へ進
める。
【0155】そして、チップ位置解析装置42は、以
降、ステップS114において、チップ番号でなくウエ
ハ番号の終了を示す文字列"/E"が検出されるまで、ステ
ップS109〜ステップS114の処理を繰り返して行
い、得られた冗長アドレスの組み合わせを対応するチッ
プ番号とともに、冗長アドレステーブルファイル44に
記憶されている冗長アドレステーブルへ、順次書き込
む。
【0156】そして、ステップS114において、チッ
プ位置解析装置42は、終了を示す文字列"/E"が検出さ
れると、1枚のウエハの処理が終了したことを検知し、
処理をステップS115へ進める。
【0157】次に、ステップS115において、チップ
位置解析装置42は、次の行の文字列を読み込み、ヒュ
ーズアドレスファイルの最後であるか否か、例えば「E
OF(エンド・オブ・ファイル)」が検出されたか否か
の判定を行う。このとき、チップ位置解析装置42は、
ウエハ番号を示す識別子"W"とウエハ番号"0002"との文
字列を読み込んだとすると、ヒューズアドレスファイル
の最後でないことを確認し、処理をステップS104へ
進める。
【0158】次に、チップ位置解析装置42は、ステッ
プS115において、ヒューズアドレスファイルの最後
であることが検出されるまで、すなわち、ロット番号"C
B95-3030"のロットの全てのウエハの冗長アドレスの生
成が終了するまで、ウエハ番号"0002"以降の冗長アドレ
スの生成を、上述したように、ステップS104〜ステ
ップS115の処理を繰り返して行う。そして、チップ
位置解析装置42は、次の行の文字列を読み込み、ヒュ
ーズアドレスファイルの最後であることを検出した場
合、例えば「EOF」が検出された場合、冗長アドレス
の生成の処理(図22のフローチャート)を終了する。
【0159】以下、置換アドレス読取装置41におけ
る、組み立てられた半導体装置(組立品)からの置換ア
ドレスの抽出方法(ロールコール法)について、図17
及び図18を用いて説明する。図17は、メモリセルア
レイと、冗長用のメモリセルとの構成を示す概念図であ
る。図18は、置換アドレス読取装置41における冗長
アドレスの抽出の流れを示すフローチャートである。
【0160】図17において、領域100に記述されて
いる文字列"0"〜文字列"F"は列方向に配置されたワー
ド線のアドレスを示しており、領域200に記述されて
いる文字列「0」〜文字列「F」は行方向に配置された
ビット線のアドレスを示している。そして、ワード線と
ビット線との交差点にメモリセルが配置されている。例
えば、メモリセルMCFFは、ワード線Fとビット線Fと
の交点に配置されている。
【0161】RXは冗長ワード線に対応する冗長メモリ
セル領域を示しており、RYは冗長ビット線に対応する
冗長メモリセル領域を示している。冗長メモリセル領域
RXは、グループGR1,グループGR2,…に各々対
応した冗長ワード線に接続されたメモリのブロックに分
離されている。同様に、冗長メモリセル領域RYは、グ
ループGL1,グループGL2,…に各々対応した冗長
ビット線に接続されたメモリのブロックに分離されてい
る。
【0162】以下、図18のフローチャートに従って、
置換アドレス読取装置41における冗長アドレスの抽出
処理を説明する。以下に説明されるステップ毎の動作
は、内部に設けられた記憶部に記憶されている測定プロ
グラムに従い、置換アドレス読取装置41のCPUが動
作し、必要なデータの演算処理、及びCPUが測定に必
要な測定回路を制御する順序を示している。ステップS
1において、置換アドレス読取装置41の記憶部には、
試験対象となる半導体装置のカタログに載せられている
スペックに基づき、試験で半導体装置へ入力させる入力
電圧/入力電流値の値、動作時における速度を測定する
ためのタイミングのデータ、半導体装置を動作させるパ
ターンなどの測定条件が設定される。
【0163】次に、ステップS2において、置換アドレ
ス読取装置41は、上記CPUにより、半導体装置の動
作をノーマルモードに設定する。ここで、ノーマルモー
ドとは、欠陥フェイルビットが冗長回路に置換されて、
書き込み及び読み出しの動作が行われる状態を示してい
る。すなわち、置換アドレス読取装置41により、半導
体装置のメモリセルにデータを書き込む場合、冗長ワー
ド線に置き換えられていないワード線がアクセスされた
ときは、このワード線に接続されたメモリセルにデータ
を書き込み、置き換えられたワード線がアクセスされた
ときは、ワード線に対応したメモリセルにデータを書き
込まずに、このワード線のアドレスが書き込まれたグル
ープ、すなわち冗長ワード線に対応するメモリセルにデ
ータが書き込まれる。
【0164】例えば、ワード線3に対応する列のメモリ
セル領域にデータを書き込むと、置換されたグループG
R1に対応する行のメモリセル領域にデータが書き込ま
れる。しかしながら、書き込む側(置換アドレス読取装
置41)は、この指定されたワード線が置換されている
か否か、及びどのヒューズのグループに置き換えられて
いるかの意識を持たずに行う。当然のことながら、メモ
リセルに記憶されているデータを読み出す場合も同様
に、読み出す側(置換アドレス読取装置41)は、この
指定されたワード線が置換されているか否か、及びどの
ヒューズのグループに置き換えられているかの意識を持
たない。
【0165】次に、ステップS3において、置換アドレ
ス読取装置41は、1ビット線分のメモリセル、例え
ば、列(ビット線方向、図17では横方向)のメモリセ
ル領域R201のメモリ全てに、「H」レベルのデータ
を書き込む。また、メモリセル領域において、ワード線
3がグループGR1に対応する冗長ワード線に置換さ
れ、ワード線AがグループGR2に対応する冗長ワード
線に置換され、また、ワード線4,ワード線C及びワー
ド線Dも他の冗長ワード線と置換されている。
【0166】このため、メモリセルMC30及びメモリセ
ルMCA0に書き込まれた「H」レベルのデータは、実際
には、それぞれ冗長メモリセル領域RXのメモリセルM
GR1,メモリセルMGR2に書き込まれている。ま
た、他のメモリセルMC40,メモリセルMCC0及びメモ
リセルMCD0に書き込まれた「H」レベルのデータも同
様に、冗長メモリセル領域RXにおける、置換された冗
長ワード線に対応するメモリセルに各々書き込まれる。
【0167】次に、ステップS4において、置換アドレ
ス読取装置41は、CPUにより、半導体装置の動作を
テストモードに設定する。ここで、テストモードは、ワ
ード線0〜ワード線F,及びビット線0〜ビット線Fに
より決まるアドレスを使用せずに、冗長メモリセル領域
RX及び冗長メモリセル領域RYの特定のアドレスのメ
モリセルにデータを書き込むモードを示している。
【0168】すなわち、半導体装置の所定の複数のピン
に特定のパターンのデータを与えることにより、冗長メ
モリセル領域RX及び冗長メモリセル領域RYが通常の
アドレスデコーダから分離され、冗長メモリセル領域R
X及び冗長メモリセル領域RYに対するテスト用のデコ
ーダに切り替わる。これにより半導体装置は、書き込む
側(置換アドレス読取装置41)が意識して、特定の冗
長メモリセル領域RX及び冗長メモリセル領域RYの特
定のアドレスのメモリセルにデータが書き込める状態と
なる。
【0169】次に、ステップS5において、置換アドレ
ス読取装置41は、一番目のヒューズのグループである
グループGR1に対応するメモリ領域の1ビット線分の
メモリセル、すなわちメモリセルMGR1に、「L」レ
ベルのデータを書き込む。これにより、メモリセルMG
R1に記憶されているデータは、「H」レベルから
「L」レベルへ書き換えられる。
【0170】次に、ステップS6において、置換アドレ
ス読取装置41は、半導体装置の動作モードを、テスト
モードからノーマルモードへ設定し直す。
【0171】次に、ステップS7において、置換アドレ
ス読取装置41は、1ビット線分のメモリセル全て、す
なわちメモリセル領域201のメモリセル全てのデータ
を読み出し、順次、読み出されたデータが初めに書き込
まれた「H」レベルのデータか否かの判定を行い、欠陥
セルに対応する冗長ワード線のアドレスを、図示しない
フェイルメモリへ書き込む。このとき、メモリセルMG
R1に記憶されているデータが「L」レベルに書き換え
られている。このため、置換アドレス読取装置41は、
半導体装置がノーマルモードであるので、グループGL
1に対応する冗長ワード線のアドレスとして、置換され
たワード線3のアドレス「3」をフェイルメモリに書き
込む。
【0172】次に、ステップS8において、置換アドレ
ス読取装置41は、フェイルメモリを検索して、フェイ
ルとなったメモリセルがあるか否か、すなわち、半導体
装置が試験にパスしたか否かの判定を行う。このとき、
置換アドレス読取装置41は、フェイルメモリにアドレ
スのデータが存在するため、処理をステップS9へ進め
る。
【0173】次に、ステップS9において、置換アドレ
ス読取装置41は、フェイルメモリに記憶されているワ
ード線3のアドレス「3」を読み出す。このアドレス
「3」が冗長アドレスとなる。すなわち、ノーマルモー
ドにおいて、1ビット線分のメモリセル全てに「H」レ
ベルのデータを書き込むことにより、置換されていない
ワード線に対応するメモリセルには、そのまま「H」レ
ベルのデータが書き込まれる。
【0174】一方、置換されているワード線に対応する
メモリセル、例えば、上記で説明に使用したメモリセル
MC30に書き込まれた「H」レベルのデータは、ステッ
プS3に記載したように、冗長メモリセル領域RXにお
いて、置換アドレス読取装置41により、ワード線3と
置換されたグループGR1の冗長ワード線に対応するメ
モリセルMGR1に書き込まれる。
【0175】そして、置換アドレス読取装置41は、半
導体装置の動作状態をテストモードに変更し、冗長メモ
リセル領域RXのメモリセルMGR1に「L」レベルの
データを書き込む。そして、置換アドレス読取装置41
は、半導体装置の動作状態をノーマルモードに戻し、ビ
ット線0に対応するメモリセル領域R201のメモリセ
ル全てのデータを読みだし、「H」レベルのデータから
「L」レベルのデータへ変化しているメモリセルを検出
することで、メモリセルMGR1に対応するグループG
R1の冗長ワード線と置換された、ワード線3を検出す
ることが出来る。
【0176】次に、ステップS10において、置換アド
レス読取装置41は、検出されたワード線3のアドレス
「3」を、ワード線の置換アドレスとして、図11の置
換アドレス情報ファイル43へ出力する。図19は、抽
出された置換アドレスの値と、ヒューズのグループを構
成するヒューズ番号との対応を示すテーブルであり、サ
ンプル番号毎に生成される。図19に示す置換アドレス
情報ファイル43は、サンプル番号"SP001"に対応して
いる。
【0177】例えば、領域R301には、置換アドレス
読取装置41により、グループGR1を構成する「ヒュ
ーズF101〜ヒューズF108」の文字列がFUSE
の項目で記述され、グループGR1に対応する冗長アド
レスの項目として、"3"の文字列が記述される。そし
て、置換アドレス読取装置41は、処理をステップS1
2へ進める。
【0178】次に、ステップS12において、置換アド
レス読取装置41は、冗長メモリセル領域RXに、他の
冗長ワード線が有るか否かの判定を行う。置換アドレス
読取装置41は、上記判定の結果、次の冗長ワード線、
すなわちグループRG2に対応する冗長ワード線がある
ため、ステップS1に処理を戻す。ここで、ステップS
1〜ステップS4までは、各ステップともに、上述した
内容と同様の処理が行われる。
【0179】そして、ステップS5において、置換アド
レス読取装置41は、二番目のヒューズのグループであ
るグループGR2に対応するメモリ領域の1ビット線分
のメモリセル、すなわちメモリセルMGR2に、「L」
レベルのデータを書き込む。これにより、メモリセルM
GR2に記憶されているデータは、「H」レベルから
「L」レベルへ書き換えられる。
【0180】そして、ステップS6〜ステップS9まで
は、各ステップともに、上述した内容と同様の処理が行
われる。次に、ステップS10において、置換アドレス
読取装置41は、検出されたワード線Aのアドレス
「A」を、ワード線の置換アドレスとして、置換アドレ
ス情報ファイル43へ格納する。
【0181】例えば、領域R302には、置換アドレス
読取装置41により、グループGR2を構成する「ヒュ
ーズF109〜ヒューズF116」の文字列が「FUS
E」の項目で記述され、グループGR2に対応する「冗
長(リダンダンシ)アドレス」の項目として、「A」の
文字列が記述される。そして、置換アドレス読取装置4
1は、処理をステップS12へ進める。
【0182】次に、ステップS12において、置換アド
レス読取装置41は、冗長メモリセル領域RXに、他の
冗長ワード線が有るか否かの判定を行う。置換アドレス
読取装置41は、上記判定の結果、次の冗長ワード線、
すなわちグループRG3に対応する冗長ワード線がある
ため、ステップS1に処理を戻す。ここで、ステップS
1〜ステップS4までは、各ステップともに、上述した
内容と同様の処理が行われる。
【0183】そして、ステップS5において、置換アド
レス読取装置41は、三番目のヒューズのグループであ
るグループGR3に対応するメモリ領域の1ビット線分
のメモリセル、すなわちメモリセルMGR3に、「L」
レベルのデータを書き込む。これにより、メモリセルM
GR3に記憶されているデータは、「H」レベルから
「L」レベルへ書き換えられる。しかしながら、グルー
プGR3に対応する冗長ワード線が、どのワード線との
置換にも使用されていないため、メモリセル領域R20
1の何れのメモリセルが記憶しているデータも変化しな
い。
【0184】そして、ステップS6及びステップS7ま
では、各ステップともに、上述した内容と同様の処理が
行われる。次に、ステップS8において、メモリセル領
域R201の何れのメモリセルのデータも「H」レベル
であるため、置換アドレス読取装置41は、フェイルメ
モリにアドレスのデータが存在しないことを検出し、処
理をステップS11へ進める。
【0185】次に、ステップS11において、置換アド
レス読取装置41は、フェイルメモリにアドレスのデー
タが存在しないため、グループGR3に対応する冗長ワ
ード線が、何れのワード線とも置換されていないことを
検出し、このグループGR3に対応する冗長ワード線が
使用されていないことを示す文字列「UNUSE」を、
置換アドレス情報ファイル43へ格納する。
【0186】例えば、領域R303には、置換アドレス
読取装置41により、グループGR3を構成する「ヒュ
ーズF117〜ヒューズF124」の文字列が「FUS
E」の項目で記述され、グループGR3に対応する「冗
長アドレス」の項目として、「UNUSE」の文字列が
記述される。そして、置換アドレス読取装置41は、処
理をステップS12へ進める。
【0187】そして、置換アドレス読取装置41は、上
述したステップS1〜ステップS12までの処理を繰り
返し、全ての冗長メモリセル領域RX、すなわち全ての
冗長ワード線に対して、置換アドレスを抽出した後、冗
長メモリセルRY、すなわち冗長ビット線の置換アドレ
スの抽出処理を開始する。ここで、冗長ワード線の置換
アドレスの抽出処理と、冗長ビット線の置換アドレスの
抽出処理との処理内容は同様である。
【0188】冗長ビット線の置換アドレスの抽出処理
が、冗長ワード線の置換アドレスの抽出処理と異なる点
のみを下記に示し、フローチャート全体の説明は省略す
る。まず、ステップS3において、置換アドレス読取装
置41は、1ワード線分のメモリセル、例えば、行(ワ
ード線方向、図17では縦方向)のメモリセル領域R1
01のメモリ全てに、「H」レベルのデータを書き込
む。また、メモリセル領域において、ビット線1がグル
ープGL2に対応する冗長ワード線に置換され、ビット
線AがグループGL1に対応する冗長ビット線に置換さ
れ、また、ビット線5,ビット線7及びビット線9も他
の冗長ビット線と置換されている。
【0189】このため、メモリセルMC0A及びメモリセ
ルMC01に書き込まれた「H」レベルのデータは、実際
には、それぞれ冗長メモリセル領域RYのメモリセルM
LR2,メモリセルMGL1に書き込まれている。ま
た、他のメモリセルMC05,メモリセルMC07及びメモ
リセルMC09に書き込まれた「H」レベルのデータも同
様に、冗長メモリセル領域RYにおける、置換された冗
長ビット線に対応するメモリセルに各々書き込まれる。
【0190】ステップS5において、置換アドレス読取
装置41は、一番目のヒューズのグループであるグルー
プGL1に対応するメモリ領域の1ワード線分のメモリ
セル、すなわちメモリセルMGL1に、「L」レベルの
データを書き込む。これにより、メモリセルMGL1に
記憶されているデータは、「H」レベルから「L」レベ
ルへ書き換えられる。
【0191】ステップS7において、置換アドレス読取
装置41は、1ワード線分のメモリセル全て、すなわち
メモリセル領域201のメモリセル全てのデータを読み
出し、順次、読み出されたデータが初めに書き込まれた
「H」レベルのデータか否かの判定を行い、不良となっ
たメモリセルのビットに対応する冗長ビット線のアドレ
スを、図示しないフェイルメモリへ書き込む。
【0192】このとき、メモリセルMGL1に記憶され
ているデータが「L」レベルに書き換えられている。こ
のため、置換アドレス読取装置41は、半導体装置がノ
ーマルモードであるので、グループGL1に対応する冗
長ビット線のアドレスとして、置換されたビット線Aの
アドレス「A」をフェイルメモリに書き込む。
【0193】ステップS10において、置換アドレス読
取装置41は、検出されたビット線Aのアドレス「A」
を、ビット線の冗長アドレスとして、図11に示す置換
アドレス情報ファイル43へ格納する。図19は、抽出
された置換アドレスの値と、ヒューズのグループを構成
するヒューズ番号との対応を示すテーブルであり、サン
プル番号毎に生成される。図19に示す置換アドレス情
報ファイル43は、サンプル番号"SP001"に対応してい
る。
【0194】例えば、領域R351には、置換アドレス
読取装置41により、グループGL1を構成する「ヒュ
ーズF501〜ヒューズF508」の文字列が「FUS
E」の項目で記述され、グループGL1に対応する「冗
長アドレス」の項目として、「A」の文字列が記述され
る。以下同様に、置換アドレス読取装置41は、ステッ
プS1〜ステップS12を繰り返し実行し、全ての冗長
メモリセル領域RY、すなわち全ての冗長ビット線に対
して、置換アドレスを抽出した後、1つの組立品に対す
る置換アドレスの処理を終了する。そして、順次、上述
したように各チップの置換アドレスの抽出を、ロット全
てのウエハに対して行う。
【0195】上述してきたように、本発明によれば、置
換アドレス情報ファイル43における置換アドレスの組
み合わせと、同一の組み合わせの冗長アドレスを有する
チップを、冗長アドレステーブルから検索することで、
組立後の半導体素子のパッケージを破壊せずに、チップ
のロット番号,ウエハ番号及びチップ番号を検出するこ
とが出来る。
【0196】これにより、本発明によれば、電気的な置
換アドレス読取装置41におけるロールコール法を利用
して、置換アドレスを読み取り、ロット番号,ウエハ番
号及びチップ番号を検出する冗長アドレスの生成が行え
るので、多数の半導体装置の組立品の評価をパッケージ
に封入したままの状態で、異常な製造装置やプロセス工
程の推定が非常に短時間に行うことが可能となる。ま
た、本発明によれば、正確な、ウエハ工程におけるロッ
ト内でのウエハの位置情報及びウエハ内でのチップの位
置情報が得られるため、異常な製造装置やプロセス工程
を高い確度で推定することが可能となる。
【0197】そして、上記不良解析から得られた異常の
ある製造装置やプロセス工程の情報をウエハ工程にフィ
ードバックすることにより、ウエハ工程における異常な
製造装置やプロセス工程の修正への対応が高速化する事
が出来る。従って、本発明は、新たなプロセスの立ち上
げ(開発),新たな製造装置の導入や新製品の投入等や
現在用いられているプロセスのプロセス管理に用いるこ
とで、不良原因の早期発見が行え、半導体装置を安定し
て製造できる効果がある。
【0198】また、ウエハ工程における各プロセス工程
の品質管理において、ロット番号からロットの各プロセ
ス工程の処理の日時が特定でき、不良原因となったプロ
セス工程の異常の究明に、周囲の環境などのプロセス自
体の要因を解析することも可能となる。
【0199】また、上述の説明において、冗長アドレス
決定装置2が、ヒューズアドレスから冗長アドレスを生
成する構成を示したが、冗長アドレス決定装置2が決定
した置換するアドレスを、直接置換アドレス情報ファイ
ル43に出力することも可能である。すなわち、段落番
号「0037」における置換されるアドレス信号{A3,A
2,A1,A0}={0,0,1,1}を16進数とし、冗長アドレス
「3」とする構成も可能である。
【0200】上述してきたように、第2の実施形態で
は、チップに分割した後のチップ位置情報を冗長回路の
置換アドレスをもとに検出するようにしたので、第3の
従来技術や第4の従来技術のようにチップに専用のチッ
プ位置情報記憶領域を設ける必要がなく、また、ウエハ
製造ラインに製造装置やプロセス工程を追加する必要が
ない。このため、工程数やチップサイズを増大させるこ
となく、半導体装置の製造コストは上昇しない。
【0201】また、トリミング装置に出力するヒューズ
情報をもとに置換アドレスを算出するようにしたので、
フェイルビットマップ情報を記憶しておくような従来技
術に比較して、保存しておく情報量を大幅に低減でき
る。例えば、128Mビットの半導体メモリのフェイル
マップ情報は、8ビットを1語(1バイト)として保存
しても、1チップ当たり16Mバイト、200チップ/
1ウエハでは3.2Gバイト、50ウエハ/1ロットで
は16Gバイトにもなる。これに対して本実施形態で
は、1チップ当たり0.1kバイト(=平均100置換
アドレス×8ビット)、200チップ/1ウエハ当たり
では20kバイト、1ロット/50ウエハでは1Mバイ
トですむ。
【0202】さらに、置換アドレス情報を利用して、不
良分布を作成し、この分布をもとに不良原因を推定する
こともできる。このため、置換アドレス情報を保存して
おくことで、ウエハ状態におけるチップ位置情報と不良
解析用の情報とを兼用することが可能になり、少ない記
憶情報でウエハ製造ラインの生産管理が可能になる。
【0203】
【発明の効果】本発明によれば、不良と判定された組立
品のチップの位置情報を、チップに保持されているチッ
プデータから解析するようにしたので、ウエハ工程にお
いて半導体装置の不良原因となる製造装置やプロセス工
程の異常を短期間に推定することができる。また、ロッ
トにおけるウエハの位置及びウエハにおけるチップの位
置の情報からをもとに不良原因を高い確度で推定できる
ため、異常のある製造装置やプロセス工程の改善を迅速
に行え、チップの歩留まりを早く向上させられる。さら
に、パッケージの樹脂を除去せずに、LSIテスタ等に
より電気的に半導体装置のチップデータを読み出し、こ
の読み出されたチップデータと、すでに登録されている
ロット情報,ウエハ情報及びこのウエハにおけるチップ
の位置情報とを関連づけることで、不良の分布パターン
を得ることができ、ウエハ工程における異常な製造装置
やプロセス工程の推定が、短時間に大量の半導体装置の
チップを解析に用いて行うことができる。その結果、半
導体装置を安定して生産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による半導体装置生
産システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第の実施形態による半導体装置生産
システムの動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】 図1におけるウエハ製造ライン20の具体的
な構成例を示す概念図である。
【図4】 図1における製造履歴情報ファイル21の構
成例を示す図である。
【図5】 図1におけるウエハ検査情報ファイル23の
構成例を示す図である。
【図6】 第1の実施形態による半導体装置生産システ
ムにおいてウエハ上に形成されるチップ情報記憶回路の
構成例を示す概念図である。
【図7】 図1における組立品検査情報ファイル28の
構成例を示す図である。
【図8】 図2における不良分布生成工程SA24と不
良原因推定工程SA25とを説明する詳細なフローチャ
ートである。
【図9】 図1の不良分析データベース35に記憶され
ている不良チップの分布のパターンである。
【図10】 図1の不良分析データベース35に記憶さ
れている不良チップの分布のパターンである。
【図11】 本発明の第2の実施形態による半導体装置
生産システムの構成例を示すブロック図である。
【図12】 本発明における冗長アドレス決定装置2が
ヒューズの切断箇所を示すヒューズアドレスのフォーマ
ット構成を示す図である。
【図13】 1本の冗長ワード線のアドレスを設定する
ヒューズ回路の構成例を示す概念図である。
【図14】 冗長ワード線順にヒューズ開始番号が記述
されたテーブルフォーマットファイルの構成を示す図で
ある。
【図15】 置換アドレス決定装置2の出力する中間フ
ァイルの構成を示す図である。
【図16】 置換アドレス決定装置2の出力する冗長ア
ドレステーブルのフォーマットを示す図である。
【図17】 メモリセルアレイと冗長用のメモリセルと
の構成を示す概念図である。
【図18】 図1のLSIテスタ1における冗長アドレ
スの抽出の流れを示すフローチャートである。
【図19】 置換アドレス読み取り装置41の出力する
置換アドレス情報ファイル43の構成を示す図である。
【図20】 組立品用テスタ27の出力する組立品検査
情報ファイル28の構成を示す図である。
【図21】 不良分布生成装置32の出力するフェイル
チップ分布表の構成を示す図である。
【図22】 各チップのロット番号,ウエハ番号及びチ
ップ番号に対応する冗長アドレスを、ウエハ工程後の半
導体装置のチップのヒューズアドレスから生成する処理
の流れを示すフロチャートである。
【図23】 従来例における不良解析の工程を示す概念
図である。
【図24】 従来例における不良解析の工程を示す概念
図である。
【図25】 不良と判定された半導体装置のチップの配
置個所を示すウエハの表面の概念図である。
【図26】 側面から見た、ボート(ウエハを複数固定
する器具)におけるウエハ位置を示す概念図である。
【図27】 不良と判定された半導体装置のチップの配
置個所を示すウエハの表面の概念図である。
【符号の説明】
1 LSIテスタ 2 置換アドレス決定装置 3 トリミング装置 4 欠陥セル検査情報ファイル 5 ヒューズ情報ファイル 20 ウエハ製造ライン 21 製造履歴情報ファイル 22 ウエハ用テスタ 26 パッケージ組立装置 27 組立品用テスタ 28 組立品検査情報ファイル 32 不良分布生成装置 33 表示装置 34 不良原因推定装置 41 置換アドレス読取装置 42 チップ位置解析装置 43 置換アドレス情報ファイル
フロントページの続き (72)発明者 原 真一 広島県東広島市西条中央6丁目14番地25号 緑館III−106 Fターム(参考) 4M106 AA01 AB07 BA01 BA14 DA15 DJ18 DJ20 DJ21 5L106 DD24 DD25 DD26 GG07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体チップが格子状に配列され
    たウエハを所定のウエハ製造装置で製造する製造ライン
    と、 前記半導体チップの電気的特性を検査するウエハ用テス
    タと、 前記半導体チップにウエハ上の位置情報を書き込む位置
    情報書込手段と、 前記ウエハ用テスタよリ出力される第1検査結果と前記
    ウエハ上のチップ位置情報とを関連付けて記憶するウエ
    ハ検査情報記憶手段と、 前記ウエハを個々の前記半導体チップに分割し、パッケ
    ージに封入された半導体験置を製造するパッケージ組立
    装置と、 前記半導体装置の電気的特性を検査する製品用テスタ
    と、 パッケージヘ封入された後に前記半導体装置の前記ウエ
    ハ上の位置情報を検出するチップ位置検出手段と、 前記製品用テスタより出力される第2検査結果と前記チ
    ップ位置検出手段により検出された前記ウエハ上のチッ
    プ位置情報とを関連付けて記憶するウエハ検査情報記憶
    手段と、 前記第1と第2検査結果および前記チップ位置情報に基
    づき前記ウエハ用テスタで不良と判定された位置情報と
    前記製品用テスタで不良と判定された位置情報とをまと
    めてウエハに対応した位置の不良分布を生成する不良分
    布生成装置とを具備し、 前記不良分布に基づき不良原因を推定することを特徴と
    する半導体生産システム。
  2. 【請求項2】 前記半導体チップが冗長回路を有する
    半導体メモリであって、 前記位置情報書込手段が冗長アドレス用ヒューズを切断
    するトリミング装置であることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体生産システム。
  3. 【請求項3】 複数の半導体メモリが格子状に配列され
    たウエハを所定のウエハ製造装置で製造する製造ライン
    と、 前記半導体メモリの電気的特性を検査するウエハ用テス
    タと、 前記半導体メモリの冗長メモリヘの冗長アドレスを決定
    し、該冗長アドレスに対応するヒューズを切断するトリ
    ミング装置と、 前記冗長アドレスと前記ウエハ上の位置情報とを関連付
    けて記憶するウエハ検査情報記憶手段と、 前記ウエハを個々の前記半導体チップに分割し、パッケ
    ージに封入された半導体装置を製造するパッケージ組立
    装置と、 チップ分割後の前記半導体メモリの電気的特性を検査す
    るとともに置換アドレスを読み出す製品用テスタと、 読み出した該置換アドレスと前記冗長アドレスとを比較
    することにより位置情報を推定する位置推定手段と、 前記製品用テスタより出力される第2検査組果と前記位
    置検出手段により検出された前記位置情報とを関連付け
    て記憶する製品検査情報記憶手段と、 前記第2検査結果を前記位置情報に対応させて不良分布
    を作成する不良分布作成装置とを具備し、 前記不良分布に基づき不良原因を推定することを特徴と
    する半導体生産システム。
  4. 【請求項4】 複数の半導体メモリが格子状に配列され
    たウエハを所定のウエハ製造装置で製造する製造ライン
    と、 前記半導体メモリの電気的特性を検査するウエハ用テス
    タと、 前記半導体メモリの冗長メモリヘの置換アドレスを決定
    し、該置換アドレスに対応するヒューズを切断するトリ
    ミング装置と、 前記置換アドレスと前記ウエハ上の位置情報とを関連付
    けて記憶する位置情報記憶手段と、 前記ウエハを個々の前記半導体メモリに分割し、パッケ
    ージに封入された半導体メモリを製造するパッケージ組
    立装置と、 前記半導体メモリの電気的特性を検査するとともに置換
    アドレスを読み出す製品用デスタと、 読み出した該置換アドレスと前記位置情報記憶手段に記
    憶された前記置換アドレスとを比較することにより位置
    情報を推定する位置推定手段と、 前記ウエハ用テスタより出力される第1の検査結果と前
    記製品用テスタより出力される第2検査結果と前記位置
    検出手段により検出された前記ウエハ上のチップ位置情
    報とを関連付けて記憶する製品検査情報記憶手段と、 前記第1と第2検査結果および前記チップ位置情報に基
    づき、前記ウエハ用テスタで不良と判定された位置情報
    と前記製品用テスタで不良と判定された位置情報とをま
    とめて不良分布を作成する不良分布作成装置とを具備
    し、 前記不良分布に基づき不良原因を推定することを特徴と
    する半導体生産システム。
  5. 【請求項5】 製造された半導体装置の検査結果にもと
    づき不良発生箇所を推定するようにした半導体生産シス
    テムにおいて、 前記半導体装置のパッケージヘ封止された後に、この半
    導体装置における所定の回路に予め書かれている位置情
    報を電気的に読み出す位置情報読出手段と、 このチップデータに基づき、この半導体装置のウエハ工
    程におけるロット番号、ロット内のウエハ番号及びこの
    ウエハにおける位置情報を抽出する位置情報抽出手段
    と、 チップ分割前後の検査結果を1つの不良分布にまとめて
    作成し、チップ分割後に不良となった原因を推定する不
    良原因推定手段とを具備することを特徴とする半導体生
    産システム。
  6. 【請求項6】パッケージに封止された後の半導体装置の
    検査において、不良と判定された半導体装置の前記位置
    情報に基づき、ウエハ工程における不良の原因を推定す
    る堆定手段を具備することを特徴とする請求項5記載の
    半導体生産システム。
  7. 【請求項7】 前記位置情報が、不良メモリセルと置き
    換えた置換アドレスであり、 ウエハ状態における半導体装置の良否の検査において、
    前記位置情報と前記置換アドレスとの関係を示す対照表
    を作成する対照表作成手段を具備し、 前記位置情報抽出手段がパッケージに封止された組立後
    の前記半導体装置から読み出したアドレスデータに基づ
    き、この半導体装置の位置情報を、前記対照表から抽出
    することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の
    半導体生産システム。
  8. 【請求項8】 記憶回路と、 ウエハ状態における半導体装置の良否の試験時点におい
    て、トリミングデータを前記記憶回路へ書き込むデータ
    書込手段と、 前記記憶回路から前記トリミングデータを読み出すデー
    タ読出手段と、 前記位置情報と前記トリミングデータとの関係を示す対
    照表を作成する対照表作成手段とを具備し、 前記位置情報抽出手段が前記半導体装置から読み出した
    トリミングデータに基づき、このトリミングデータに対
    応する半導体装置の前記位置情報を、前記対照表から抽
    出することを特徴とする請求項5または請求項6に記載
    の半導体生産システム。
  9. 【請求項9】 ウエハを複数の半導体メモリチップに分
    割する前と後の不良分布をウエハ上の位置に対応させて
    表示するようにしたことを特徴とする不良解析装置。
  10. 【請求項10】 ウエハ上のチップの位置を推定するチ
    ップ位置解析手段と、不良となった半導体チップの分布
    を生成する不良分布作成手段と、前記分布から不良原因
    を推定する不良原因推定手段とからなることを特徴とす
    る不良解析装置。
  11. 【請求項11】 前記チップ位置解析手段が半導体メモ
    リの置換アドレスに基づいてウエハ上の位置を推定する
    ようにしたことを特徴とする請求項10に記載の不良解
    析装置。
  12. 【請求項12】 ウエハを複数の半導体メモリチップに
    分割した後に、この半導体メモリチップが各々記憶して
    いる、冗長回路により置換された置換アドレスに基づい
    て、この半導体メモリチップのウエハ上の位置情報を推
    定することを特徴とする半導体装置の生産方法。
  13. 【請求項13】 前記位置情報に基づき、半導体テスタ
    により不良となった前記半導体メモリチップのウエハ上
    での分布を推定することを特徴とする請求項12に記載
    の半導体装置の生産方法。
  14. 【請求項14】 前記分布から、半導体メモリチップの
    製造ラインにおける不良の原因となった製造装置を推定
    することを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の
    生産方法。
  15. 【請求項15】 複数のプロセス工程を経てウエハ上に
    半導体装置を形成するウエハ工程と、 ウエハ状態において前記ウエハの検査を行うウエハテス
    ト工程と、 前記ウエハから半導体装置をチップとして切り出し、検
    査でパスしたチップのみをパッケージに封止する組立工
    程と、 パッケージ状態において検査を行い良品の選別を行う組
    立品テスト工程と、 この組立品テスト工程において不良品と判定された半導
    体装置における所定の回路に予め書かれているチップデ
    ータを電気的に読み出すチップデータ読み出し工程と、 このチップデータに基づきこの半導体装置の前記ウエハ
    工程におけるロット番号、ロット内におけるウエハ番号
    及びこのウエハにおけるチップ座標とからなる位置情報
    を抽出する位置情報抽出工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の生産方法。
  16. 【請求項16】 前記ウエハ番号及び前記位置情報から
    不良原因となるプロセス工程を推定する推定工程を有
    し、 前記ロット番号からロットの各プロセス工程の処理日時
    を検出し、 ウエハ工程における各プロセス工程における処理品質の
    工程管理が行われることを特徴とする請求項15記載の
    半導体装置の生産方法。
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