JP4227974B2 - チップ情報管理方法、チップ情報管理システム及びチップ情報管理プログラム - Google Patents

チップ情報管理方法、チップ情報管理システム及びチップ情報管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、チップ情報管理方法、チップ情報管理システム及びチップ情報管理プログラムに関し、特に、欠陥アドレスを救済するための冗長メモリセルアレイを備えた半導体チップの情報管理方法、情報管理システム及び情報管理プログラムに関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体チップは、広く知られているように、ウェハ単位で拡散処理などの前工程を行い、前工程が完了した半導体ウェハを後工程で分割することによって多数個採りされる。したがって、1個の半導体チップをより安価に製造するためには、1枚の半導体ウェハから取り出される半導体チップの数を増やすとともに、取り出される半導体チップの歩留まりを向上させることが重要である。前者は、チップ面積の小型化や半導体ウェハの大型化などによって達成することができ、後者は、主に前工程に含まれる数多くの工程において、歩留まりを悪化させる各種要因をできるかぎり排除することによって達成することができる。
歩留まりを悪化させる要因は非常に多種多様且つ複合的であるため、これを特定することは必ずしも容易ではない。しかしながら、切断前のウェハ状態においては、歩留まりを悪化させる要因によって不良の発生位置にある特徴、例えば、半導体ウェハの外周部分に不良が集中する、或いは、半導体ウェハの片側部分に不良が集中する、さらには、1チップおきにパスとフェイルを繰り返すなどの特徴が現れることがあり、これが歩留まり悪化の要因を突き止める重要な手がかりとなる。ところが、不良の発生位置は、切断前のウェハ状態においては簡単に特定することが可能であるものの、ダイシングによって個々の半導体チップに分割した後においては、これを特定することは極めて困難である。このため、ウェハ上における不良の発生位置に関する情報を得るためには、ダイシング前に各半導体チップに対して種々の動作テストを行う必要があり、これが製造コストを悪化させる原因となっていた。また、ダイシング前の状態においては正常であった半導体チップが、ダイシング後に不良となるケースもあり、このようなタイプの不良に関しては、ウェハ上の位置に関する情報を得ることはほとんど不可能であった。
このような問題を解決する手段として、本発明者による特許文献1には、冗長メモリセルアレイによる置き換えによって救済された欠陥アドレスをデータベース化することにより、個々の半導体チップに分割した後においても、ウェハ上の位置情報を取得可能とするシステムが提案されている。つまり、DRAMなどの半導体メモリは、数多くの欠陥アドレスが存在するが、欠陥アドレスに対応するメモリセルを冗長メモリセルアレイに置き換えることによって、これら欠陥アドレスが救済される。このようにして救済される欠陥アドレスの数は、1つの半導体チップ当たり相当数に上ることから、置き換えが行われた欠陥アドレスの分布は、かなり高い確率で当該半導体チップに固有のものとみなすことができる。この点に着目して、特許文献1では、ダイシングする前に特定した各半導体チップの欠陥アドレスをデータベース化し、ロールコール動作によって置き換えが行われた欠陥アドレスを読み出すことによって、ウェハ上の位置情報などを取得可能としている。
このように、特許文献1に記載された手法では、欠陥アドレスの分布をデータベース化していることから、半導体チップ自体に特別な回路を付加することなくウェハ上の位置情報などを取得可能としていることから、チップ面積の増大が全く生じないという優れた特徴と有している。
特許第3555859号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、半導体チップの生産数に比例してデータベースが大型化するという問題があった。このため、比較的生産数の少ない品種であればそれほど大きな問題とはならないものの、生産数の非常に多い品種においては、データベースの巨大化によって情報の共有が困難となるばかりでなく、膨大なデータの中からなチップを特定しなければならないため検索に時間がかかり、ウェハ上の位置情報などを必ずしも効率よく取得できるとは限らなかった。
また、特許文献1に記載の手法は、欠陥アドレスの分布に基づいて個々の半導体チップを特定しているため、万が一、欠陥アドレスの分布が全く同一である複数の半導体チップが存在した場合、両者を区別することは不可能であるという問題があった。
したがって、本発明の目的は、チップ面積の増大をもたらすことなく、且つ、大きなデータベースを用いることなく、個々の半導体チップにウェハ上の位置情報などのチップ情報を持たせるとともに、この情報を読み出すことが可能なチップ情報管理方法及びチップ情報管理システム、並びに、このような方法又はシステムに使用するチップ情報管理プログラムを提供することである。
また、本発明の他の目的は、欠陥アドレスの分布が全く同一である複数の半導体チップが存在する場合であっても、個々の半導体チップからウェハ上の位置情報などのチップ情報を取得することが可能なチップ情報管理方法及びチップ情報管理システム、並びに、このような方法又はシステムに使用するチップ情報管理プログラムを提供することである。
本発明の一側面によるチップ情報管理方法は、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、それぞれ欠陥アドレスを記憶する複数の欠陥アドレス記憶回路と、前記欠陥アドレス記憶回路に記憶された欠陥アドレスに対応するメモリセルを置換するための冗長メモリセルアレイとを有する半導体チップ内に、該半導体チップに関するチップ情報を保持させるためのチップ情報管理方法であって、複数の欠陥アドレスを検出する第1のステップと、保持させるべき前記チップ情報に基づいて、前記複数の欠陥アドレスと、これらを記憶させる前記複数の欠陥アドレス記憶回路との関係を決定する第2のステップと、前記第2のステップにて決定した関係に基づいて、前記複数の欠陥アドレスを対応する前記複数の欠陥アドレス記憶回路に記憶させる第3のステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明の他の側面によるチップ情報管理方法は、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、それぞれ欠陥アドレスを記憶する複数の欠陥アドレス記憶回路と、前記欠陥アドレス記憶回路に記憶された欠陥アドレスに対応するメモリセルを置換するための冗長メモリセルアレイとを有する半導体チップから、該半導体チップに関するチップ情報を取得するためのチップ情報管理方法であって、ロールコール試験によって前記複数の欠陥アドレス記憶回路に記憶されたアドレスを読み出す第1のステップと、どの欠陥アドレス記憶回路にどのアドレスが記憶されているかを解析することによって、前記冗長メモリセルアレイによる置換方法を特定する第2のステップと、特定された置換方法に基づいて、前記チップ情報を特定する第3のステップとを備えることを特徴とする。
本発明の一側面によるチップ情報管理システムは、半導体チップのチップ情報を取得するチップ情報取得部と、前記半導体チップに含まれる複数の欠陥アドレスを、それぞれ前記半導体チップ内のどの欠陥アドレス記憶回路に記憶させるかを決定する置換方法決定部を備え、前記置換方法決定部は、前記チップ情報取得部より取得された前記チップ情報に基づいて、前記複数の欠陥アドレス記憶回路の配列順序に沿った欠陥アドレスの大小関係を異ならせることを特徴とする。
また、本発明の他の側面によるチップ情報管理システムは、ロールコール試験によって、半導体チップの欠陥アドレスを読み出すロールコール部と、前記ロールコール部によって読み出された欠陥アドレスと、これを記憶している前記半導体チップ内の欠陥アドレス記憶回路の配列順序との関係を解析する解析部とを備え、前記解析部は、前記半導体チップ内の冗長メモリセルアレイによる置換方法と、これに対応する情報との関係を示すデータテーブルを参照し、これに基づいて、解析した前記関係からチップ情報を特定することを特徴とする。
さらに、本発明の一側面によるチップ情報管理プログラムは、コンピュータに、半導体チップのチップ情報を取得する第1のステップと、前記半導体チップに含まれる複数の欠陥アドレスを、それぞれ前記半導体チップ内のどの欠陥アドレス記憶回路に記憶させるかを決定する第2のステップとを実行させるためのチップ情報管理プログラムであって、前記第2のステップにおいては、前記チップ情報に基づいて、前記複数の欠陥アドレス記憶回路の配列順序に沿った欠陥アドレスの大小関係を異ならせることを特徴とする。
また、本発明の他の側面によるチップ情報管理プログラムは、コンピュータに、ロールコール試験によって、半導体チップ内の欠陥アドレス記憶回路に記憶されたアドレスを読み出す第1のステップと、前記アドレスと、これを記憶している前記欠陥アドレス記憶回路の配列順序との関係を解析する第2のステップとを実行させるためのチップ情報管理プログラムであって、前記第2のステップは、前記半導体チップ内の冗長メモリセルアレイによる置換方法と、これに対応する情報との関係を示すデータテーブルを参照し、これに基づいて、解析した前記関係からチップ情報を特定することを特徴とする。
上記本発明の一側面によるチップ情報管理方法、チップ情報管理システム及びチップ情報管理プログラムによれば、欠陥アドレス及びこれらを記憶させる欠陥アドレス記憶回路との関係に情報を割り当てたデータテーブルを参照するだけで、半導体チップに所望の情報を記憶させることが可能となる。一方、上記本発明の他の側面によるチップ情報管理方法、チップ情報管理システム及びチップ情報管理プログラムによれば、欠陥アドレス及びこれらを記憶させる欠陥アドレス記憶回路との関係に情報を割り当てたデータテーブルを参照するだけで、半導体チップから所望の情報を取得することが可能となる。
このように、本発明によれば、欠陥アドレス及びこれらを記憶させる欠陥アドレス記憶回路との関係に情報を割り当てたデータテーブルを利用していることから、半導体チップに各種チップ情報を記憶させるための特別な回路を付加する必要がなく、このため、チップ面積の増大が全く生じない。また、半導体チップごとに固有の情報を格納するデータベースを用いていないことから、使用するデータテーブルのデータ量を非常に小型化することができるだけでなく、欠陥アドレスの分布が全く同一である半導体チップが複数存在する場合であっても、これら半導体チップに異なる情報を持たせることが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する前に、まず、本発明の適用が可能な半導体チップの概略的な構成、並びに、本発明の原理について説明する。
図1は、本発明の適用が可能な半導体チップの主要な構成要素を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の適用が可能な半導体チップ100は、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイ110と、欠陥アドレスを救済するための冗長メモリセルアレイ120と、欠陥アドレスを記憶する欠陥アドレス記憶回路群130と、メモリセルアレイ110及び冗長メモリセルアレイ120にアクセスするためのデコーダ190を少なくとも備えている。このような半導体チップ100としては、DRAMなどの半導体メモリや、メモリ混載チップなどを挙げることができる。半導体チップ100は、アドレス端子ADDより供給されるアドレス信号に基づいて、メモリセルアレイ110に含まれる所定のメモリセルにアクセスする機能を有しており、読み出し動作を行う場合には、アクセスされたメモリセルが保持するデータをデータ端子DQへ出力し、書き込み動作を行う場合には、データ端子DQより供給されるデータをアクセスされたメモリセルに記憶させる。
図2は、半導体チップ100がDRAMである場合におけるメモリセルアレイ110及び冗長メモリセルアレイ120の構成を示す回路図である。
図2に示すように、メモリセルアレイ110は、複数のワード線WL〜WLと複数のビット線BL〜BLとが互いに交差するマトリクス構造を有しており、これらの各交点にメモリセルMCが配置されている。メモリセルMCは、MOSトランジスタTRとキャパシタCの直列回路によって構成されており、MOSトランジスタTRのドレインは、対応するビット線BL〜BLに接続され、MOSトランジスタTRのゲートは、対応するワード線WL〜WLに接続されている。これにより、あるワード線WLがハイレベルに変化すると、ワード線WLに接続された全てのメモリセルMCのキャパシタCが、対応するビット線BL〜BLにそれぞれ接続される。ワード線の制御は、アドレス端子ADDより供給より供給されるロウアドレスに基づき、図示しないロウデコーダによって行われる。
一方、ビット線BL〜BLは、それぞれ対応するセンスアンプSA〜SAに接続されており、これによって、読み出し動作時においてはメモリセルMCより読み出された信号が増幅され、書き込み動作時においてはメモリセルMCに書き込むべき信号が増幅される。いずれのセンスアンプSA〜SAをデータ端子DQに接続するかは、アドレス端子ADDより供給より供給されるカラムアドレスに基づき、図示しないカラムデコーダによって選択される。
このような構成を有するメモリセルアレイ110において、所定のメモリセルMCが不良である場合、当該メモリセルMCに対応するアドレスは欠陥アドレスとなる。さらに、所定のワード線WLに不良がある場合には、当該ワード線WLに繋がる全てのメモリセルMCが不良となることから、これらメモリセルMCに対応するアドレスは全て欠陥アドレスとなる。このような欠陥アドレスは、冗長メモリセルアレイ120及び欠陥アドレス記憶回路群130によって救済され、正常アドレスとして取り扱うことが可能となる。
冗長メモリセルアレイ120は、図2に示すように、上記ビット線BL〜BLと交差する複数の冗長ワード線WLR〜WLRによって構成されており、冗長ワード線WLR〜WLRとビット線BL〜BLとの各交点にメモリセル(冗長メモリセル)MCが配置されている。このように、冗長ワード線WLR〜WLRの構成は、通常のワード線WL〜WLと全く同じである。
これら冗長ワード線WLR〜WLRは、製造直後の初期状態においては、いかなるアドレスを供給しても選択されることはないが、所定のアドレスを欠陥アドレス記憶回路群130に記憶させておくと、このアドレスが供給された場合、メモリセルアレイ110内に含まれる本来のワード線WLを選択する代わりに、欠陥アドレス記憶回路群130によって指定された所定の冗長ワード線WLRが選択される。したがって、欠陥アドレス記憶回路群130に欠陥アドレスを記憶させておけば、当該欠陥アドレスが供給された場合、メモリセルアレイ110ではなく冗長メモリセルアレイ120に対してアクセスが行われることから、このアドレスを正常アドレスとして取り扱うことが可能となる。
尚、冗長メモリセルアレイ120には、不良のあるビット線BLを置換するための複数の冗長ビット線も設けられているが、図2ではこれを省略している。
図3は、欠陥アドレス記憶回路群130の具体的な回路構成の一例を示す回路図であり、冗長ワード線WLR〜WLRへの置き換えを行うための部分を示している。図示しない冗長ビット線への置き換えを行うための部分も同様に存在しているが、両者はほぼ同じ回路構成であることから、後者については省略する。
図3に示すように、欠陥アドレス記憶回路群130は、複数の欠陥アドレス記憶回路140〜140によって構成されており、各欠陥アドレス記憶回路140〜140は、それぞれ冗長ワード線WLR〜WLRに対応している。
各欠陥アドレス記憶回路140〜140は、ロウアドレスX0,X1,X2・・・及びこれらの反転信号/X0,/X1,/X2・・・にそれぞれ対応するヒューズ素子141が、プリチャージ配線LAと引き抜き配線LBとの間に並列接続された構成を有している。各ヒューズ素子141にはNチャンネルMOSトランジスタ142がそれぞれ直列に接続されており、これらトランジスタ142のゲートには、ロウアドレスX0,X1,X2・・・及びこれらの反転信号/X0,/X1,/X2・・・がそれぞれ供給される。
欠陥アドレス記憶回路140に欠陥アドレスを記憶させる場合、アドレスの各ビットに対応する2つのヒューズ素子141のうち、いずれか一方を切断する。具体的には、例えば記憶させる欠陥アドレスのビットX0が「0」である場合には、X0に対応するヒューズ素子141を切断し、/X0に対応するヒューズ素子141を未切断のままとする。一方、欠陥アドレスを記憶させない欠陥アドレス記憶回路140においては、全てのヒューズ素子141を未切断の状態としておく。
プリチャージ配線LA及び引き抜き配線LBは、それぞれPチャンネルMOSトランジスタ143,144を介して電源電位(VDD)に接続されている。これにより、タイミング信号S1がローレベルになると、プリチャージ配線LA及び引き抜き配線LBは、電源電位までプリチャージされる。また、引き抜き配線LBは、NチャンネルMOSトランジスタ145を介して接地電位(GND)に接続されている。これにより、タイミング信号S2がハイレベルになると、引き抜き配線LBは、接地電位までディスチャージされる。
図4は、所定の欠陥アドレス記憶回路140が欠陥アドレスを検出した場合の動作を示すタイミングチャートである。
まず、初期状態においてはタイミング信号S1,S2はいずれもローレベルであり、このため、プリチャージ配線LA及び引き抜き配線LBはいずれもハイレベルにプリチャージされている。また、対応する検出信号REDもローレベルに固定される。
ここで、時刻t0においてロウアドレスADDが変化し、さらに、時刻t1においてタイミング信号S1がハイレベルに変化すると、プリチャージ動作が終了し、プリチャージ配線LA及び引き抜き配線LBはいずれもフローティングの状態となる。
次に、時刻t2においてタイミング信号S2がハイレベルに変化すると、トランジスタ145がオンするため、引き抜き配線LBの電位がローレベルに変化する。このとき、供給されるロウアドレスADDが欠陥アドレス記憶回路140に記憶された欠陥アドレスと一致すると、つまり、切断されたヒューズ素子141に対応するトランジスタ142が全てオンとなり、切断されていないヒューズ素子141に対応するトランジスタ142が全てオフとなる条件が成立すると、プリチャージ配線LAと引き抜き配線LBとの間を短絡するルートが存在しないことから、プリチャージ配線LAの電位はローレベルに変化せず、プリチャージ状態が維持されることになる。
そして、時刻t3において、遅延素子146によりタイミング信号S2を遅延させたタイミング信号S3がハイレベルに変化すると、論理積回路147の入力がいずれもハイレベルとなることから、出力である検出信号REDがハイレベルに変化し、欠陥アドレスが供給された旨が報知される。その結果、本来選択されるべきであったワード線WLの代わりに、当該欠陥アドレス記憶回路140に対応する冗長ワード線WLRが活性化される。
一方、供給されるロウアドレスADDと、欠陥アドレス記憶回路140に記憶された欠陥アドレスとが一致しない場合、つまり、切断されていないヒューズ素子141に対応するいずれか一つのトランジスタ142がオンした場合には、プリチャージ配線LBがローレベルに変化したことに応答してプリチャージ配線LAの電位もローレベルに変化することから、出力である検出信号REDがハイレベルに変化することはない。
他の欠陥アドレス記憶回路の動作も同様であり、欠陥アドレスの検出によって検出信号RED〜REDがハイレベルとなると、対応する冗長ワード線WLR〜WLRが活性化する。
以上が、本発明の適用が可能な半導体チップ100の概略的な構成である。
次に、複数の欠陥アドレス記憶回路140〜140に記憶される欠陥アドレスの大小関係について説明する。
上述のとおり、これら欠陥アドレス記憶回路140〜140は、所望の欠陥アドレスに対応するワード線をそれぞれ冗長ワード線WLR〜WLRに置き換えるための回路であることから、欠陥アドレス記憶回路140〜140の配列順序と、これらに記憶される欠陥アドレスの大小関係については、何ら制限されるものではない。一例として、この順に配列された3つの欠陥アドレス記憶回路140〜140に欠陥アドレスa,b,cを記憶させる場合、記憶させる方法としては、図5に示すように6通り(=3の階乗)の割り当て方法がある。
ここで、欠陥アドレスa,b,cの大小関係(ここでは、ロウアドレス値の大小関係)がa<b<cであるとすると、図5に示す「置換方法1」にしたがって欠陥アドレスを記憶させれば、図6(a)に示す通り、欠陥アドレスaに対応するワード線WLが冗長ワード線WLRによって置き換えられ、欠陥アドレスbに対応するワード線WLが冗長ワード線WLRによって置き換えられ、欠陥アドレスcに対応するワード線WLが冗長ワード線WLRによって置き換えられることになる。
同様に、図5に示す「置換方法2」にしたがって欠陥アドレスを記憶させれば、ワード線の置き換えは図6(b)に示す通りとなり、図5に示す「置換方法3」にしたがって欠陥アドレスを記憶させれば、ワード線の置き換えは図6(c)に示す通りとなる。「置換方法4」〜「置換方法6」については図示を省略するが、これらいずれの置換方法を選択したとしても、欠陥アドレスの救済は正常に行われる。そして、置換可能な組み合わせは、欠陥アドレス記憶回路140〜140の数(=冗長ワード線WLR〜WLRの数)が多いほど増大し、具体的には、欠陥アドレス記憶回路140〜140の数であるXの階乗に相当する膨大な数の組み合わせが存在することになる。
本発明はこの点に着目し、欠陥アドレスの救済するための「置換方法」によって、当該半導体チップに関する情報を持たせている。情報の種類については特に限定されるものではないが、ロット番号、ロット内のウェハ番号、ウェハ内の位置などを含ませることができる。したがって、当該半導体チップ100がどのロットの、どのウェハから取り出されたチップであるかを知ることができるのみならず、切断前に置けるウェハ上の位置についても知ることが可能となる。
情報の持たせ方についても特に限定されず、例えば、欠陥アドレス記憶回路140〜140を5個単位でグループ化し、各グループに1つの情報を持たせれば、グループ数と同数の情報を記憶させることが可能となる。つまり、欠陥アドレス記憶回路140〜140を5個単位でグループ化すると、各グループを構成する5個の欠陥アドレス記憶回路(例えば、欠陥アドレス記憶回路140〜140)は、120種類(=5の階乗)の情報の中の一つを記憶させることができる。120種類の情報としては、一例として図7に示すように、0〜9までの数字、アルファベット大文字、アルファベット小文字などのキャラクターを割り当てることができるため、各グループに記憶させるキャラクターの組み合わせによって、複雑な情報を半導体チップ100に持たせることが可能となる。
以上が本発明の原理である。以下、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図8は、本発明の好ましい実施形態によるチップ情報管理システム200の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、本実施形態によるチップ情報管理システム200は、チップ情報記録システム210とチップ情報取得システム220によって構成されており、これらチップ情報記録システム210及びチップ情報取得システム220には、共通のデータテーブル201が用いられる。データテーブル201とは、図7に示したような、冗長メモリセルアレイ120による置換方法と割り当てられるキャラクターとの関係を示すテーブルである。したがって、特許文献1に記載されているようなデータベース、つまり、個々の半導体チップに固有の情報がそれぞれ格納されたデータベースとは根本的に異なり、生産したチップ数にデータ量が依存せず、このため極めて小さなデータ量で済むという特徴を有している。
チップ情報記録システム210は、製造時において半導体チップ100に所望の情報を記録させるためのシステムであり、上記のデータテーブル201のほか、チップ情報取得部211、欠陥アドレス検出部212、置換方法決定部213及びトリミング部214を含んでいる。
チップ情報取得部211は、各半導体チップ100に関する情報、例えば、ロット番号、ロット内のウェハ番号、ウェハ内の位置などの情報を取得する装置であり、生産ラインを管理するコンピュータによって当該機能を実現することができる。
また、欠陥アドレス検出部212は、各半導体チップ100に含まれる欠陥アドレスを検出する装置であり、ウェハ状態で動作テストを行う半導体テスタ及びこれを制御するコンピュータによって当該機能を実現することができる。
さらに、置換方法決定部213は、欠陥アドレス検出部212によって検出された複数の欠陥アドレスを、それぞれどの欠陥アドレス記憶回路に記憶させるかを決定するための装置である。かかる決定は、データテーブル201を参照することによって、チップ情報取得部211から取得された情報(キャラクターの組み合わせなど)に対応する置換方法を特定し、特定された置換方法に則って、どの欠陥アドレスをどの欠陥アドレス記憶回路に記憶させるかによって行う。当該機能は、生産ラインを管理するコンピュータによって実現することができる。
そして、トリミング部214は、置換方法決定部213の決定に基づき、欠陥アドレス記憶回路140〜140に含まれるヒューズ素子141をトリミング切断する装置(欠陥アドレス書き込み装置)であり、レーザ照射によってヒューズのトリミングを行う一般的なトリミング装置及びこれを制御するコンピュータを用いることができる。
一方、チップ情報取得システム220は、製造時又は製造後において、半導体チップ100に記憶された情報を読み出すためのシステムであり、上記のデータテーブル201のほか、ロールコール部221及び解析部222を含んでいる。
ロールコール部221は、ロールコール試験によって欠陥アドレス記憶回路140〜140に記憶された欠陥アドレスを読み出す装置であり、ロールコール試験が可能な通常のテスタ及びこれを制御するコンピュータを用いることができる。
また、解析部222は、ロールコール部221によって取得した欠陥アドレスとこれを記憶している欠陥アドレス記憶回路140〜140との関係に基づき、データテーブル201を参照することによって、当該半導体チップ100に格納されている情報を解析する装置である。当該機能は、データテーブル201に接続可能なコンピュータなどを用いることができる。
本実施形態によるチップ情報管理システム200は、このようなチップ情報記録システム210とチップ情報取得システム220によって構成されており、これらチップ情報記録システム210とチップ情報取得システム220は、データテーブル201を共有しているだけであることから、物理的に異なるハードウェアによって構成することができる。
次に、本発明の好ましい実施形態によるチップ情報管理方法について説明する。本実施形態によるチップ情報管理方法は、ハードウェアとしては図8に示したチップ情報管理システム200を用い、ソフトウェアとして「チップ情報管理プログラム」を用いることによって実行可能である。以下、本実施形態によるチップ情報管理方法について、チップ情報記録方法とチップ情報取得方法に分け、順を追って説明する。
チップ情報記録方法は、ハードウェアとしては図8に示したチップ情報記録システム210を用い、ソフトウェアとしてはチップ情報管理プログラムの一部を成す「チップ情報記録プログラム」を用いることによって行われる。チップ情報記録プログラムは、チップ情報記録システム210の一部を成すコンピュータ、つまり、図9に示すように、CPU301、ROM302、RAM303及びI/O回路304がバス305によって相互に接続された、通常の構成を有するコンピュータ300によって実行することができる。チップ情報記録プログラムは、図9に示すコンピュータ300のROM302又はRAM303に格納され、CPU301がこれを実行することにより、I/O回路304に繋がる外部のハードウェアを制御する。或いは、CD−ROMなどの記録媒体310にチップ情報記録プログラムを格納し、バス305に接続されたリムーバブルドライブ306を用いてこれを読み出すことにより、I/O回路304に繋がるハードウェアを制御しても構わない。
図10は、チップ情報記録方法を説明するためのフローチャートである。
図10に示すように、半導体ウェハに対する前工程が完了し、ウェハ上の各半導体チップ100が動作可能な状態となると(ステップS10)、図8に示したチップ情報取得部211を用いて当該半導体チップ100に関する情報を取得した後(ステップS11)、欠陥アドレス検出部212を用いて、ウェハ状態で欠陥アドレスの検出を行う(ステップS12)。半導体チップ100に関する情報とは、既に説明したとおり、ロット番号、ロット内のウェハ番号、ウェハ内の位置などである。また、これらの情報とともに或いはこれらの情報の代わりに、別の情報、例えば、製造年月日、工場名、シリアル番号などを含ませても構わない。
また、ステップS12における欠陥アドレスの検出においては、書き込み又は読み出しを行うことができないアドレスを検出するのみならず、書き込み又は読み出しを行うことは一応可能であるものの、データ保持特性の劣るアドレスを検出することによって行う。
つまり、図2を用いて説明したように、DRAMのメモリセルMCは、1個のキャパシタCと1個のMOSトランジスタTRによって構成され、キャパシタCに蓄えられた電荷量によって情報を記憶していることから、定期的にリフレッシュ動作を行わなければ、リーク電流によって情報が消失してしまう。このため、リーク電流によって情報が消失する前にメモリセルMCをリフレッシュする必要があり、メモリセルMCをリフレッシュすべきサイクル(=tREF)は、規格によって例えば64msecと定められている。このことは、各メモリセルの情報保持時間としてtREF以上の時間が要求されることを意味する。したがって、情報保持時間がtREFに満たないメモリセルは、データ保持特性の劣る「リフレッシュ欠陥セル」であり、リフレッシュ欠陥セルに対応するアドレスについても「欠陥アドレス」として扱われる。
このようにして欠陥アドレスの検出が完了すると、次に、欠陥アドレス検出部212によって検出された欠陥アドレスを、どの欠陥アドレス記憶回路140〜140に記憶させるかを選択する(ステップS13)。一般的には、欠陥アドレスの値が小さい方から、欠陥アドレス記憶回路140〜140の配列順序に沿って順に記憶させるのであるが、既に説明したように、本発明では、欠陥アドレス記憶回路140〜140の配列順序と記憶させる欠陥アドレスの大小関係に情報を持たせるため、持たせるべき情報に基づいた置換方法の選択を行う。
かかる選択は、データテーブル201を参照することにより、ステップS11にて取得した情報に基づいて置換方法を特定し、特定された置換方法に則って、ステップS12にて検出された欠陥アドレスをどの欠陥アドレス記憶回路に記憶させるか決定することにより行う。この動作は、図8に示す置換方法決定部213によって行われる。
置換方法決定部213による上記の動作は、図11に示すように、検出された欠陥アドレスa,b,c,d・・・(a<b<c<d・・・)をアドレス順に並べた後、半導体チップ100に持たせるべき情報にしたがってこれらを並べ替え、並べ替え後の欠陥アドレスa,b,c,d・・・を欠陥アドレス記憶回路140〜140の配列順序に沿って順に割り当てればよい。或いは、図12に示すように、半導体チップ100に持たせるべき情報にしたがって欠陥アドレス記憶回路140〜140の配列順序を仮想的に並べ替え、仮想的に並べ替えられた欠陥アドレス記憶回路140〜140に欠陥アドレスをアドレス順に割り当てても構わない。
このようにして欠陥アドレスの割り当てが決定すると、欠陥アドレス記憶回路140〜140に割り当てられた欠陥アドレスを実際に記憶させる(ステップS14)。この動作は、トリミング部214を用いて、欠陥アドレス記憶回路140〜140に含まれる所定のヒューズ素子141にレーザを照射し、これによって所定のヒューズを溶断することにより行う。これにより、この半導体チップ100は、欠陥アドレスに対応するメモリセルが冗長メモリセルアレイ120内のメモリセルに置き換えられたことになることから、検出された欠陥アドレスが救済される。
その後、ダイシング装置を用いてダイシングすることにより、半導体ウェハを個々の半導体チップ100に分割し、所定のパッケージに収容することにより(ステップS15)、完成品とする。
完成した半導体チップ100に対しては、バーンインテストなどの各種選別テストが行われ(ステップS16)、選別テストをパスした場合(ステップS17:YES)には良品として出荷され(ステップS18)、選別テストをパスしなかった場合(ステップS17:NO)には不良品として取り扱われる(ステップS19)。不良品として取り扱われる半導体チップ100は、そのまま廃棄しても構わないが、不良の原因を特定すべく、ウェハ上の位置情報などを取得する必要がある場合には、次に説明するチップ情報取得方法が実行される。
チップ情報取得方法は、ハードウェアとして図8に示したチップ情報取得システム220を用い、ソフトウェアとしてチップ情報管理プログラムの一部を成す「チップ情報取得プログラム」を用いることによって行われる。チップ情報取得プログラムについては、チップ情報取得システム220の一部を成すコンピュータによって実行される。チップ情報取得システム220の一部を成すコンピュータのハードウェア構成は、図9に示すコンピュータ300と同様、通常の構成を有するコンピュータである。チップ情報取得プログラムについても、CD−ROMなどの記録媒体310に格納し、バス305に接続されたリムーバブルドライブ306を用いてこれを読み出すことによって実行しても構わない。
図13は、チップ情報取得方法を説明するためのフローチャートである。
図13に示すように、チップ情報取得方法においては、まず、ロールコール試験によって欠陥アドレス記憶回路140〜140に記憶された欠陥アドレスが読み出される(ステップS20)。かかるロールコール試験は、図8に示したロールコール部221によって行われる。ステップS20のロールコール試験では、どの欠陥アドレス記憶回路140〜140にどの欠陥アドレスが格納されているか、両者が関連づけて読み出され、解析部222はこれに基づき、欠陥アドレス記憶回路140〜140の配列順序と、これらに記憶された欠陥アドレスの大小関係を解析する(ステップS21)。
さらに、解析部222は、データテーブル201を参照することによって(ステップS22)、解析した大小関係に割り当てられた情報(キャラクター)を取得し、これによって、半導体チップ100に記憶された各種情報を特定する(ステップS23)。したがって、半導体チップ100に記憶された情報として、ロット番号、ロット内のウェハ番号、ウェハ内の位置などの情報が含まれていれば、半導体ウェハを分割した後であってもこれら情報を取得することができることから、不良となった原因を突き止める手がかりとすることが可能となる。
尚、上記のチップ情報取得プロセスは、不良品として取り扱われる半導体チップ100に限らず、良品として取り扱われる半導体チップ100についても、同様に行うことができる。つまり、正常に動作している半導体チップ100であっても、種々の目的からロット番号などの情報を取得する必要が生じた場合には、図13に示すフローチャートに沿って解析を行うことにより、記憶された各種情報を取得することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、半導体チップ100に各種チップ情報を記憶させるための特別な回路を付加する必要がないことから、チップ面積の増大が全く生じない。また、半導体チップ100ごとに固有の情報を格納するデータベースを用いるのではなく、置換方法と割り当てられるキャラクターなどの情報との対応関係を示すデータテーブル201を用いていることから、データテーブル201のデータ量を非常に小型化することができるだけでなく、欠陥アドレスの分布が全く同一である半導体チップが複数存在する場合であっても、これら半導体チップに異なる情報を持たせることが可能となる。
次に、救済すべき欠陥アドレスの数が十分でない場合における処置について説明する。
これまで説明したチップ情報管理システム及びチップ情報管理方法は、多数の欠陥アドレスの存在を前提としている。これは、本発明による情報記憶方式では、ある程度の数の欠陥アドレスが存在しなければ、本質的に多くの情報を記憶させることができないためである。したがって、欠陥アドレスの数が少ない場合には、所望の情報を記憶させることができないケースも考えられる。
このような問題を解消するためには、規格上は不良ではないが、他のメモリセルよりも性能の劣るメモリセルを冗長メモリセルアレイ120によって置換することにより、半導体チップ100の性能を向上させつつ、欠陥アドレスを増やせばよい。これにより発生する欠陥アドレスは規格を満たしているため、規格を満たさない欠陥アドレスとは本来区別されるべき存在であるが、本発明においては、説明の煩雑さを避けるため、これらについても「欠陥アドレス」と呼ぶ。
より具体的に説明すると、半導体チップ100がDRAMである場合、上述の通り、満足すべき情報保持時間tREFは規格によって例えば64msecと定められているが、ほとんどのメモリセルは、規格上定められた情報保持時間tREFを大幅に上回っている。したがって、使用する全てのメモリセルの情報保持時間tREFが規格値を超えていれば、低リフレッシュサイクル品として出荷することが可能となる。例えば、使用する全てのメモリセルの情報保持時間tREFが128msec以上であれば、当該半導体チップ100に求められるリフレッシュサイクルは128msecに倍増し、より低消費電力なチップとして高付加価値が与えられることになる。
リフレッシュサイクルをどこまで延長できるかは、動作試験においてリフレッシュサイクルを徐々に長く設定することによって判断することができる。つまり、リフレッシュサイクルを徐々に長く設定することにより増大するエラーが、冗長メモリセルアレイ120によって置換可能な数を超える直前のサイクルを、当該半導体チップ100の最大リフレッシュサイクルとして判定することができる。このようなリフレッシュサイクルの延長を行えば、冗長メモリセルアレイ120に含まれる冗長ワード線及び冗長ビット線は、必然的にかなりの割合で使用されることになるため、チップ情報を記憶させるのに必要な数の欠陥アドレスを十分に確保することが可能となる。また、リフレッシュサイクルの延長により、チップの付加価値も向上する。
図14は、リフレッシュサイクルの延長によって欠陥アドレスを増加させる方法の一例を示すフローチャートである。図14に示すプロセスは、欠陥アドレス検出部212によって行うことができる。
まず、欠陥アドレスの検出(ステップS12)を行った後、発生した欠陥アドレスの数をカウントする。その結果、欠陥アドレスの数が所定数よりも少なければ(ステップS30:YES)、チップ情報を記憶させるのに必要な数の欠陥アドレスが確保されていないと判断し、リフレッシュサイクルを延長させた後(ステップS31)、再び欠陥アドレスの検出(ステップS12)を行う。
このプロセスを繰り返した結果、欠陥アドレスの数が所定数以上となった場合(ステップS30:NO)、発生した欠陥アドレスの数が冗長メモリセルアレイ120によって置換可能な数を超えているか否かを判断する(ステップS32)。そして、発生した欠陥アドレスの数が置換可能な数を超えていなければ(ステップS32:NO)、そのまま図10に示したステップS13に進んで置換方法の選択を行い、逆に、発生した欠陥アドレスの数が置換可能な数を超えていれば(ステップS32:YES)、一つ前に設定したリフレッシュサイクルにおける欠陥アドレスを採用する。
このような方法によれば、リフレッシュサイクルの延長により、チップの付加価値を向上させつつ、チップ情報を記憶させるのに必要な数の欠陥アドレスを確保することが可能となる。
次に、冗長メモリセルアレイ120に含まれる冗長ワード線や冗長ビット線自体に欠陥が存在する点を考慮した記憶方式について説明する。
通常のメモリセルアレイ110に多くの欠陥が存在するのと同様に、冗長メモリセルアレイ120に含まれる冗長ワード線や冗長ビット線自体にも、ある程度の欠陥は不可避的に存在する。このため、本発明のように、欠陥アドレスの置換方法に情報を持たせる場合も、情報の持たせ方にある程度の冗長性がなければ、正しく情報を記憶させることができないケースも想定される。
このような問題を解消するためには、同じ情報を欠陥アドレス記憶回路140〜140の所定の領域に繰り返し記憶させればよい。例えば、図15に示すように、欠陥アドレス記憶回路140〜140を15個単位でグループ化し、さらに各グループに含まれる欠陥アドレス記憶回路を5個単位で3つにサブグループ化して、各サブグループに同じ情報を持たせればよい。図15に示す例では、欠陥アドレス記憶回路140〜14015を構成するサブグループ1−1,1−2,1−3に同一の情報Aを持たせ、欠陥アドレス記憶回路14016〜14030を構成するサブグループ2−1,2−2,2−3に同一の情報Bを持たせた例を示している。
このような方法によれば、対応する冗長ワード線又は冗長ビット線の不良によって所定の欠陥アドレス記憶回路140が使用できず、その結果、記憶させるべき情報にしたがった置換が不可能であっても、残りのサブグループにおいて所望の置換がなされていれば、正しく情報を読み出すことができる。
図16は、図15に示す方法で情報の持たせた場合における、チップ情報取得方法を説明するためのフローチャートである。
図16に示すように、まず、ロールコール試験によってサブグループ1−1を構成する欠陥アドレス記憶回路140〜140に記憶された欠陥アドレスを読み出す(ステップS50)。次に、5個の欠陥アドレスが正しく読み出されたか否かを判断し(ステップS51)、5個の欠陥アドレスが正しく読み出されていれば(ステップS51:YES)、欠陥アドレス記憶回路140〜140の配列順序と、これらに記憶された欠陥アドレスの大小関係を解析する(ステップS21)。これにより、グループ1に対する解析が終了し、グループ2、グループ3・・・に対して同様の解析を行う。
一方、5個の欠陥アドレスが正しく読み出されなかった場合(ステップS51:NO)、次のサブグループ1−2を構成する欠陥アドレス記憶回路140〜14010に記憶された欠陥アドレスを読み出し(ステップS52)、同様に5個の欠陥アドレスが正しく読み出されたか否かを判断する(ステップS53)。ここで、5個の欠陥アドレスが正しく読み出されなかった場合とは、サブグループ1−1を構成する欠陥アドレス記憶回路140〜140の少なくとも一つに不良があり、その結果、読み出された欠陥アドレスが4個以下であった場合を指す。そして、サブグループ1−2から5個の欠陥アドレスが正しく読み出された場合には(ステップS53:YES)、欠陥アドレス記憶回路140〜14010の配列順序と、これらに記憶された欠陥アドレスの大小関係を解析し(ステップS21)、グループ1に対する解析を終了する。
サブグループ1−2からも5個の欠陥アドレスが正しく読み出されなかった場合には(ステップS53:NO)、次のサブグループ1−3を構成する欠陥アドレス記憶回路14011〜14015に記憶された欠陥アドレスを読み出し(ステップS54)、同様の判断を行う(ステップS55)。その結果、サブグループ1−3から5個の欠陥アドレスが正しく読み出された場合には(ステップS55:YES)、欠陥アドレス記憶回路14011〜14015の配列順序と、これらに記憶された欠陥アドレスの大小関係を解析し(ステップS21)、グループ1に対する解析を終了する。
しかしながら、サブグループ1−1〜サブグループ1−3のいずれからも5個の欠陥アドレスが正しく読み出されなかった場合には(ステップS55:NO)、当該情報の読み出しは不可能であるとして、エラー処理を行った後(ステップS56)、グループ1に対する解析を終了する。
同一グループ(例えばグループ1)を構成するサブグループ(例えばサブグループ1−1〜サブグループ1−3)としては、図17に示すように、メモリセルアレイ110が複数のサブアレイ111〜118に分割され、これに対応して冗長メモリセルアレイ120及び欠陥アドレス記憶回路群130も複数の冗長メモリセルアレイ121〜128及び欠陥アドレス記憶回路群131〜138に分割されている場合、各サブグループを同じ欠陥アドレス記憶回路群131〜138から選択しても構わないし、異なる欠陥アドレス記憶回路群131〜138から選択しても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、欠陥アドレス記憶回路140〜140に複数のヒューズ素子141が含まれており、このヒューズ素子141を切断することによって欠陥アドレスを記憶しているが、ヒューズを用いることは必須でなく、他の記憶素子、例えばEPROMなどによって欠陥アドレスを記憶させても構わない。
また、上記実施形態にて用いた欠陥アドレス記憶回路140〜140は、各ビットに対して一対(2つ)のヒューズ素子141が割り当てられ、そのいずれか一方を切断することによって欠陥アドレスを記憶するタイプの欠陥アドレス記憶回路であるが、欠陥アドレス記憶回路の構成については特に限定されるものではなく、他のタイプの欠陥アドレス記憶回路を使用しても構わない。例えば、図18に示すように、各ビットに対して1つのヒューズ回路401を割り当て、EXOR回路402によって、これらヒューズ回路401の出力と対応するビットとの排他的論理和信号を生成し、AND回路403によってこれら排他的論理和信号とイネーブルヒューズ回路404との論理和を生成するタイプの欠陥アドレス記憶回路を用いることも可能である。この場合、ヒューズ回路401及びイネーブルヒューズ回路404としては、図19に示すように、ヒューズ素子410と、ラッチパルス信号LPに応答してヒューズ素子410の切断/未切断により決まる論理値を保持するラッチ部411とを含む回路を用いることができる。
本発明の適用が可能な半導体チップ100の主要な構成要素を示すブロック図である。 半導体チップ100がDRAMである場合におけるメモリセルアレイ110及び冗長メモリセルアレイ120の構成を示す回路図である。 欠陥アドレス記憶回路群130の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。 欠陥アドレス記憶回路140が欠陥アドレスを検出した場合の動作を示すタイミングチャートである。 欠陥アドレスa,b,cの割り当て可能な組み合わせを示す表である。 (a)は図5に示す「置換方法1」にしたがった置換の様子を模式的に示す図であり、(b)は図5に示す「置換方法2」にしたがった置換の様子を模式的に示す図であり、(c)は図5に示す「置換方法3」にしたがった置換の様子を模式的に示す図である。 置換方法と割り当てられるキャラクターとの関係の一例を示す表である。 本発明の好ましい実施形態によるチップ情報管理システム200の構成を示すブロック図である。 チップ情報記録システム210又はチップ情報取得システム220の一部を成すコンピュータを構成を示すブロック図である。 チップ情報記録方法を説明するためのフローチャートである。 ステップS13における選択動作の一例を概念的に示す図である。 ステップS13における選択動作の他の例を概念的に示す図である。 チップ情報取得方法を説明するためのフローチャートである。 リフレッシュサイクルの延長によって欠陥アドレスを増加させる方法の一例を示すフローチャートである。 複数のサブグループに同じ欠陥アドレスを記憶させることにより冗長性を持たせる方法を説明するための図である。 図15に示す方法で情報の持たせた場合における、チップ情報取得方法を説明するためのフローチャートである。 メモリセルアレイ110が複数のサブアレイ111〜118に分割されている半導体チップの構造を概略的に示す図である。 欠陥アドレス記憶回路の他の回路構成を示す図である。 ヒューズ回路401の回路図である。
符号の説明
100 半導体チップ
110 メモリセルアレイ
111〜118 サブアレイ
120〜128 冗長メモリセルアレイ
130〜138 欠陥アドレス記憶回路群
140〜14030 欠陥アドレス記憶回路
141 ヒューズ素子
142〜145 トランジスタ
146 遅延素子
147 論理積回路
190 デコーダ
200 チップ情報管理システム
201 データテーブル
210 チップ情報記録システム
211 チップ情報取得部
212 欠陥アドレス検出部
213 置換方法決定部
214 トリミング部
220 チップ情報取得システム
221 ロールコール部
222 解析部
300 コンピュータ
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 I/O回路
305 バス
306 リムーバブルドライブ
310 記録媒体
401 ヒューズ回路
402 EXOR回路
403 AND回路
404 イネーブルヒューズ回路
ADD アドレス端子
DQ データ端子
BL〜BL ビット線
WL〜WL ワード線
WLR〜WLR 冗長ワード線
MC メモリセル
TR トランジスタ
C キャパシタ
LA,LB プリチャージ配線
RED〜RED 検出信号

Claims (16)

  1. 複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、それぞれ欠陥アドレスを記憶する複数の欠陥アドレス記憶回路と、前記欠陥アドレス記憶回路に記憶された欠陥アドレスに対応するメモリセルを置換するための冗長メモリセルアレイとを有する半導体チップ内に、該半導体チップに関するチップ情報を保持させるためのチップ情報管理方法であって、
    複数の欠陥アドレスを検出する第1のステップと、
    保持させるべき前記チップ情報に基づいて、前記複数の欠陥アドレスと、これらを記憶させる前記複数の欠陥アドレス記憶回路との関係を決定する第2のステップと、
    前記第2のステップにて決定した関係に基づいて、前記複数の欠陥アドレスを対応する前記複数の欠陥アドレス記憶回路に記憶させる第3のステップとを備えることを特徴とするチップ情報管理方法。
  2. 前記第2のステップは、保持させるべき前記チップ情報に基づいて、前記複数の欠陥アドレス記憶回路の配列順序に沿った欠陥アドレスの大小関係を異ならせることを特徴とする請求項1に記載のチップ情報管理方法。
  3. 前記第2のステップは、前記冗長メモリセルアレイによる置換方法とこれに対応する情報との関係を示すデータテーブルを参照し、これに基づいて、検出された複数の欠陥アドレスをそれぞれどの欠陥アドレス記憶回路に記憶させるかを決定することにより行うことを特徴とする請求項2に記載のチップ情報管理方法。
  4. 前記第1のステップは、欠陥のあるメモリセルのアドレスと、欠陥のない一部のメモリセルのアドレスを前記欠陥アドレスとして検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のチップ情報管理方法。
  5. 前記欠陥のない一部のメモリセルの検出は、前記メモリセルアレイに対する動作試験において、リフレッシュサイクルを徐々に長く設定することにより行うことを特徴とする請求項4に記載のチップ情報管理方法。
  6. 前記複数の欠陥アドレス記憶回路の少なくとも一部を複数のサブグループに分割し、少なくとも2つのサブグループに同一のチップ情報を保持させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のチップ情報管理方法。
  7. 複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、それぞれ欠陥アドレスを記憶する複数の欠陥アドレス記憶回路と、前記欠陥アドレス記憶回路に記憶された欠陥アドレスに対応するメモリセルを置換するための冗長メモリセルアレイとを有する半導体チップから、該半導体チップに関するチップ情報を取得するためのチップ情報管理方法であって、
    ロールコール試験によって前記複数の欠陥アドレス記憶回路に記憶されたアドレスを読み出す第1のステップと、
    どの欠陥アドレス記憶回路にどのアドレスが記憶されているかを解析することによって、前記冗長メモリセルアレイによる置換方法を特定する第2のステップと、
    特定された置換方法に基づいて、前記チップ情報を特定する第3のステップとを備えることを特徴とするチップ情報管理方法。
  8. 前記第2のステップは、前記複数の欠陥アドレス記憶回路の配列順序と、記憶されているアドレスの大小関係を解析することにより、前記冗長メモリセルアレイによる置換方法を特定することを特徴とする請求項7に記載のチップ情報管理方法。
  9. 前記第3のステップは、前記冗長メモリセルアレイによる置換方法とこれに対応する情報との関係を示すデータテーブルを参照し、これに基づいて、前記チップ情報を特定することを特徴とする請求項7又は8に記載のチップ情報管理方法。
  10. 前記複数の欠陥アドレス記憶回路の少なくとも一部は複数のサブグループに分割されており、
    前記第1のステップは、所定のサブグループを構成する少なくとも一つの欠陥アドレス記憶回路からアドレスが読み出すことができなかった場合、別のサブグループを構成する欠陥アドレス記憶回路からアドレスを読み出すことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のチップ情報管理方法。
  11. 前記チップ情報は、前記半導体チップのウェハ上の位置情報を含んでいることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のチップ情報管理方法。
  12. 半導体チップのチップ情報を取得するチップ情報取得部と、
    前記半導体チップに含まれる複数の欠陥アドレスを、それぞれ前記半導体チップ内のどの欠陥アドレス記憶回路に記憶させるかを決定する置換方法決定部を備え、
    前記置換方法決定部は、前記チップ情報取得部より取得された前記チップ情報に基づいて、前記複数の欠陥アドレス記憶回路の配列順序に沿った欠陥アドレスの大小関係を異ならせることを特徴とするチップ情報管理システム。
  13. 前記置換方法決定部は、前記半導体チップ内の冗長メモリセルアレイによる置換方法と、これに対応する情報との関係を示すデータテーブルを参照し、これに基づいて、検出された複数の欠陥アドレスをそれぞれどの欠陥アドレス記憶回路に記憶させるかを決定することを特徴とする請求項12に記載のチップ情報管理システム。
  14. ロールコール試験によって、半導体チップの欠陥アドレスを読み出すロールコール部と、
    前記ロールコール部によって読み出された欠陥アドレスと、これを記憶している前記半導体チップ内の欠陥アドレス記憶回路の配列順序との関係を解析する解析部とを備え、
    前記解析部は、前記半導体チップ内の冗長メモリセルアレイによる置換方法と、これに対応する情報との関係を示すデータテーブルを参照し、これに基づいて、解析した前記関係からチップ情報を特定することを特徴とするチップ情報管理システム。
  15. コンピュータに、
    半導体チップのチップ情報を取得する第1のステップと、
    前記半導体チップに含まれる複数の欠陥アドレスを、それぞれ前記半導体チップ内のどの欠陥アドレス記憶回路に記憶させるかを決定する第2のステップとを実行させるためのチップ情報管理プログラムであって、
    前記第2のステップにおいては、前記チップ情報に基づいて、前記複数の欠陥アドレス記憶回路の配列順序に沿った欠陥アドレスの大小関係を異ならせることを特徴とするチップ情報管理プログラム。
  16. コンピュータに、
    ロールコール試験によって、半導体チップ内の欠陥アドレス記憶回路に記憶されたアドレスを読み出す第1のステップと、
    前記アドレスと、これを記憶している前記欠陥アドレス記憶回路の配列順序との関係を解析する第2のステップとを実行させるためのチップ情報管理プログラムであって、
    前記第2のステップは、前記半導体チップ内の冗長メモリセルアレイによる置換方法と、これに対応する情報との関係を示すデータテーブルを参照し、これに基づいて、解析した前記関係からチップ情報を特定することを特徴とするチップ情報管理プログラム。
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