JP2001160546A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001160546A JP34378099A JP34378099A JP2001160546A JP 2001160546 A JP2001160546 A JP 2001160546A JP 34378099 A JP34378099 A JP 34378099A JP 34378099 A JP34378099 A JP 34378099A JP 2001160546 A JP2001160546 A JP 2001160546A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液の再利用を好適に図ることができ,し
かも排気量を低減させることができる,基板処理装置を
提供する。 【解決手段】 ウェハWを洗浄するウェハ洗浄装置5で
あって,APM及び純水を供給する供給ノズル34と,
ウェハWを保持するスピンチャック31と,スピンチャ
ック31を収納する容器30とを備え,容器30は内処
理室42と外処理室43を備え,スピンチャック31に
対して容器30を昇降自在に構成し,内処理室42にA
PM及び室内雰囲気を排出する第1の排出回路50を接
続し,外処理室43に純水及び室内雰囲気を排出する第
2の排出回路51を接続し,APMを供給ノズル34か
ら再びウェハWの表面に供給するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,例えば半導体ウ
ェハやLCD用ガラス板等の基板を処理する基板処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に,半導体デバイスの製造工程にお
いては,例えば半導体ウェハ(以下,「ウェハ」とい
う。)の表裏面に付着したパーティクル,有機汚染物,
金属不純物等のコンタミネーションを除去するために洗
浄装置が使用されている。ウェハを洗浄する洗浄装置の
1つとして,例えばスピン型のウェハ洗浄装置が知られ
ている。
【0003】図10は,従来のウェハ洗浄装置200の
回路図であるが,図10に示すように,従来のウェハ洗
浄装置200では,容器201の処理室202内に収納
されたウェハWに対して供給ノズル203により薬液,
純水を順次供給して薬液洗浄(薬液処理),リンス洗浄
(リンス処理)が行われていた。なお,薬液は,所定温
度に調整した方が常温で使用したときよりも洗浄能力が
高い。例を挙げると,40℃〜90℃程度に温度調整
(以下,「温調」という。)されたアンモニア成分を主
体とするAPMと呼ばれる薬液,50℃〜90℃程度に
温調された塩酸成分を主体とするHPMと呼ばれる薬
液,100℃〜150℃程度に温調された硫酸成分を主
体とするSPMと呼ばれる薬液等がある。
【0004】ここで,ウェハ洗浄装置200は,薬液の
消費量を節約できるように,処理室202内から排液さ
れた薬液の再利用を図るように構成されている。即ち,
処理室202の底面に再利用回路204が接続され,こ
の再利用回路204に薬液が排液される。さらに再利用
回路204に純水,処理室202の室内雰囲気が排出さ
れる。また,再利用回路204に気液分離機構205が
設けられている。気液分離機構205は排気ファン20
6に接続されている。気液分離機構205を介して洗浄
液が再利用回路204に流れる一方で,処理室202の
室内雰囲気が排気ファン206側に流れるようになって
いる。再利用回路204に三方弁207が設けられ,こ
の三方弁207に純水排液回路208が接続されてい
る。三方弁207の切換操作により,薬液洗浄時には薬
液が再利用回路204にそのまま流れ,リンス洗浄時に
は純水が純水排液回路208に流れて外部に排液される
ようになっている。
【0005】さらに再利用回路204に,ポンプ20
9,ヒータ210,フィルタ211が設けられ,再利用
回路204の出口が供給ノズル203に接続されてい
る。こうして,気液分離機構205,三方弁207と流
れた薬液を,ポンプ209の稼働によりヒータ210,
フィルタ211に順次流し,温調及び浄化した後に再び
供給ノズル203に戻し,薬液洗浄に再利用するように
なっている。さらに供給ノズル203に,純水を供給す
る純水供給回路(図示せず)が接続されている。薬液洗
浄後,供給ノズル203から純水を吐出させてリンス洗
浄を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
ウェハ洗浄装置200では,再利用回路204を通して
薬液及び純水の排液が行われるので,再利用回路204
内に,リンス洗浄時に使用された純水の液滴が残ること
がある。処理室202で複数枚のウェハWを連続して薬
液洗浄,リンス洗浄する場合,前のリンス洗浄時に再利
用回路204内に残った純水の液滴が,次の薬液洗浄時
に再利用回路204内で薬液に混合してしまう。薬液
は,何度も再利用を図られることになるので,再利用を
図る都度,純水と混合して濃度が薄くなる。希釈化され
た薬液では洗浄能力が低くなり,十分な洗浄効果を得る
ことができないおそれがある。
【0007】また,通常はリンス洗浄に用いられる純水
は常温なので,純水が排液される際には再利用回路20
4が冷却されてしまう。こうなると,前のリンス洗浄の
際に冷却された再利用回路204に薬液が排液されるこ
とになるので,薬液の温度が著しく低下してしまう。こ
のような薬液を温調しようとしてもヒータ210の能力
が追いつかず,所定温度に温調されなかった薬液が薬液
洗浄に再利用されてしまう。温度低下した薬液も洗浄能
力が低くなり,十分な洗浄効果を得ることができないお
それがある。
【0008】また,従来のウェハ洗浄装置200では,
大排気量により処理室202内の室内雰囲気を排気して
いた。このため,排気ファン206に過度の負担をかけ
ると共に,ランニングコストを高騰させていた。
【0009】従って,本発明の目的は,処理液の再利用
を好適に図ることができ,しかも排気量を低減させるこ
とができる,基板処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1の発明は基板を処理する装置であって,基
板の表面に複数の処理液を供給する供給手段と,基板を
保持する保持手段と,前記保持手段を収納する容器とを
備え,前記容器は複数の処理室を備え,これら各処理室
の開口部を多段に設け,前記保持手段に保持された基板
の周囲に前記各処理室の開口部のそれぞれを移動させる
べく前記保持手段と前記容器とを相対的に昇降自在に構
成し,前記各処理室の底面に処理液の排液が行われる回
路をそれぞれ接続し,これら排液された各処理液の少な
くとも一つの処理液を前記供給手段から再び基板の表面
に供給するように構成したことを特徴とする,基板処理
装置を提供する。
【0011】請求項1に記載の処理装置において,例え
ば複数の処理液を使用する場合,処理液の種類に応じ
て,保持手段に保持された基板の周囲に別の処理室の開
口部をそれぞれ移動させる。そして,各処理室で処理を
行い,回路を通じてそれぞれ排液する。これら排液され
た各処理液の少なくとも一つの処理液を供給手段から再
び基板の表面に供給し,再利用を図る。ここで,各処理
液が各回路内にそれぞれ残ることがあっても,処理液の
種類に応じて処理室を変えているので,異なる種類の処
理液が同じ回路内で混在しない。特に再利用が図られる
処理液については,種類の異なる処理液と混合して希釈
化されることがないので,引き続き高い処理能力を保っ
て処理に再利用することができる。
【0012】しかも,種類の異なる処理液では処理能力
を高められる最適な所定温度がそれぞれ異なっているも
のの,各処理液の排液が行われる回路はそれぞれ決まっ
ているので,別の処理液が排液されて回路が例えば冷却
されてしまう事態を防止することができる。特に再利用
が図られる処理液については,例えば回路が冷却された
ことに起因する温度低下等の温度変動を受けなくなるの
で,引き続き高い処理能力を保って処理に再利用するこ
とができる。
【0013】また,処理液の種類に応じて基板を収納す
る処理室を切り換え,各処理室の室内雰囲気をそれぞれ
排気する。このため,各処理に応じて排気量を変えるこ
とができる。
【0014】請求項1に記載の処理装置において,請求
項2に記載したように,前記各回路の少なくとも一つの
回路に処理液を貯留する主貯留タンクを接続し,前記主
貯留タンクから前記供給手段に処理液を供給する供給回
路を設けることが好ましい。また,請求項3に記載した
ように,前記主貯留タンク内の処理液を循環させる循環
回路を設け,前記循環回路に処理液を所定温度に調整す
る温度調整機構を設けるようにしても良い。
【0015】かかる構成によれば,各回路の少なくとも
一つの回路に主貯留タンクを接続し,排液された各処理
液の少なくとも一つの処理液を主貯留タンクに貯留す
る。この主貯留タンク内に貯留された処理液を供給回路
により供給手段に供給し,再利用を図る。また,主貯留
タンク内に貯留している間,処理液を循環回路に循環さ
せる。
【0016】請求項4に記載したように,前記各回路の
少なくとも一つの回路に処理液を所定温度に調整する温
度調整機構を設けることが好ましい。請求項5に記載し
たように,前記各回路の少なくとも一つの回路に副貯留
タンクを設け,請求項6に記載したように,前記主貯留
タンクと前記副貯留タンクとの間を接続する接続回路に
温度調整機構を設けるようにしても良い。
【0017】かかる構成によれば,再利用が図られる処
理液を副貯留タンクに一旦貯めた後,接続回路を介して
主貯留タンクに供給する。ここで,処理液を主貯留タン
クに供給する前に事前に接続回路で温調し,その後に循
環回路で再び温調する。このように,処理液を温調する
機会を2回設け,処理液を所定温度に安定かつ確実に調
整することができる。
【0018】請求項7に記載したように,前記副貯留タ
ンクに温度調整機構を設けても良い。そうすれば,副貯
留タンクに処理液を貯めながら温調するので,処理液を
余裕をもって温調することができる。
【0019】請求項8に記載したように,最上段の開口
部の上縁となる天板を昇降自在に構成することが好まし
い。
【0020】請求項9に記載したように,前記各回路を
通じて各処理室の室内雰囲気の排気をそれぞれ行うこと
が好ましい。この場合,請求項10に記載したように,
前記各回路に気液分離機構をそれぞれ設けても良い。
【0021】請求項11に記載したように,前記各処理
室の底面に室内雰囲気の排気が行われる排気回路をそれ
ぞれ接続することが好ましい。かかる構成によれば,処
理液の排液と室内雰囲気の排気とを異なる回路で行うこ
とができる。特に再利用が図られる処理液については,
同じ回路内で室内雰囲気と混在することがないので,排
気から受ける様々な影響が及ばない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を,キャリア単位でウェハを入れて,ウェハの洗浄,
乾燥を行い,キャリア単位でウェハを出すように構成さ
れた洗浄装置に基づいて説明する。図1は,本発明の実
施の形態を説明するための洗浄装置1の斜視図である。
【0023】この洗浄装置1は,ウェハWを収納するキ
ャリアCを載置する載置部2と,ウェハWに対して所定
の洗浄工程を行う洗浄処理部3と,これら載置部2と洗
浄処理部3との間でウェハWを搬送する搬送アーム4と
を備えている。
【0024】載置部2は,ウェハWを25枚収納したキ
ャリアCを例えば2個載置できる構成になっている。こ
の載置部2に隣接した洗浄処理部3に,ウェハ洗浄装置
5,6が上下2段に配置されたウェハ洗浄装置群7と,
ウェハ洗浄装置8,9が上下2段に配置されたウェハ洗
浄装置群10と,ウェハ洗浄装置11,12が上下2段
に配置されたウェハ洗浄装置群13とが設けられてい
る。
【0025】ウェハ洗浄装置5,6は,処理液として例
えばアンモニア成分を主体としたAPM(NHOH/
/HOの混合液)と呼ばれる薬液を用いたS
C1洗浄(アンモニア処理)を行って,ウェハWの表面
に付着している有機汚染物,パーティクル等の不純物質
を除去し,処理液として例えば純水(DIW)によるリ
ンス洗浄(リンス処理),乾燥を行うように構成され,
ウェハ洗浄装置8,9は,処理液として例えば塩酸成分
を主体としたHPM(HCl/H/HOの混合
液)と呼ばれる洗浄液を用いたSC2洗浄(塩酸処理)
を行って,金属イオンを除去し,純水によるリンス洗
浄,乾燥を行うように構成され,ウェハ洗浄装置11,
12は,フッ酸成分を主体としたDHF(HF/H
の混合液)と呼ばれる洗浄液を用いたHF洗浄(フッ酸
処理)を行って,ウェハWの表面に形成された酸化膜等
を除去し,純水によるリンス洗浄,乾燥を行うように構
成されている。洗浄処理部3では,ウェハ洗浄装置群
7,10,13にウェハWを順次搬送することにより,
所定の洗浄工程が行われるように構成されており,例え
ば,上段のウェハ洗浄装置5でウェハWをSC1洗浄,
リンス洗浄,乾燥をしたならば,以後,同じ上段のウェ
ハ洗浄装置8,11にウェハWを順次搬送するようにな
っている。そして,上段のウェハ洗浄装置5,8,11
と,下段のウェハ洗浄装置6,9,12とで所定の洗浄
工程を同時進行できるようになっている。
【0026】なお以上の配列,これらウェハ洗浄装置群
やウェハ洗浄装置の組合わせは,ウェハWに対する洗浄
の種類によって任意に組み合わせることができる。例え
ば,あるウェハ洗浄装置群を減じたり,逆にさらに他の
ウェハ洗浄装置群を付加しても良いし,ウェハ洗浄装置
群内のウェハ洗浄装置の数を増減しても良い。
【0027】搬送アーム4は,ベース20を備え,この
ベース20は,載置部2と洗浄処理部3の並びに沿って
設けられた搬送路21をウェハ洗浄装置群7,10,1
3の並んだ方向と平行な方向(X方向)に移動自在であ
る。また,ベース20にアーム部22が取り付けられて
いる。このアーム部22は,水平面内においてX方向と
直角の方向(Y方向),上下方向(Z方向)に移動自在
であると共に,Z軸中心の回転方向(θ方向)に回転自
在である。そして,搬送アーム4は,中段のアーム23
b及び下段のアーム23cで,載置部2に載置されたキ
ャリアCから未だ所定の洗浄工程が施されていないウェ
ハWを1枚ずつ取り出し,上段のアーム23aで,洗浄
処理部3で所定の洗浄工程が行われたウェハWをキャリ
アC内に1枚ずつ収納するようになっている。こうし
て,共通の搬送アーム4によって,各ウェハ洗浄装置
5,6,8,9,11,12に対してウェハWを出し入
れするようになっている。
【0028】次に,ウェハ洗浄装置5,6,8,9,1
1,12は,いずれも同様の構成を有しているので,ウ
ェハ洗浄装置5を代表として説明する。図2に示すよう
に,ウェハ洗浄装置5のケーシング5a内に,中央に設
けられた環状の容器30と,この容器30内に収納さ
れ,保持手段として例えば,ウェハWを回転自在に保持
するスピンチャック31と,このスピンチャック31を
回転させるモータ32を容器30の内部雰囲気から保護
し,容器30の底面30aに形成された開口部(図示せ
ず)を介して容器30内に突出している台座33と,ス
ピンチャック31により保持されるウェハWの表面にA
PM及び純水を供給する供給ノズル34とが設けられて
いる。なお,スピンチャック31の下面にモータ32の
回転軸35が接続されている。この回転軸35は,台座
33の上面を貫通している。また,壁面に,ウェハWを
ウェハ洗浄装置5に出し入れする際に上下動して開閉す
る開閉ドア(図示せず)が設けられている。なお,スピ
ンチャック31は,遠心力チャック等からなる保持部3
1aを用いてウェハWを水平姿勢で保持するように構成
されている。
【0029】容器30は,ウェハWの周囲を包囲し,ウ
ェハWの表面に供給したAPM及び純水等が周囲に飛散
するのを防止するようになっている。容器30は,上カ
ップ36(天板)と下カップ37(容器本体)とを備え
ている。下カップ37は,容器30の底面30aに環状
壁40を立設し,この環状壁40の上端に整流壁41を
配設している。整流壁41は,内側に行くに従って高く
なるように傾斜していると共に上端部41aを水平姿勢
にしている。これら環状壁40,整流壁41により容器
30内を,内処理室42と外処理室43というように複
数(2つ)の処理室にしている。
【0030】ウェハWの周縁に移動する内処理室42の
開口部44と,ウェハWの周縁に移動する外処理室43
の開口部45とが多段に設けられている。上カップ36
は,最上段の開口部45の上縁となる天板としても機能
する。上カップ36は,昇降機構(図示せず)により昇
降自在である。一方,下カップ37は,外周面37aに
ブラケット46を取り付け,このブラケット46にシリ
ンダ47のピストンロッド48を接続させている。従っ
て,シリンダ47の稼働により下カップ37は昇降自在
であり,昇降する際には,下カップ37の内周面37b
を台座33の外周面33aに摺動させるようになってい
る。
【0031】また,ウェハ洗浄装置5は,内処理室42
でSC1洗浄を行い,外処理室43内でリンス洗浄を行
うようになっている。何れも,スピンチャック31を回
転させてウェハWに供給された洗浄液を遠心力によりウ
ェハWの表面全体に拡散させ,均一な洗浄を行う回転式
の洗浄方法が採用されている。また,内処理室42にお
ける底面30aに第1の排出回路50が接続され,AP
Mの排液及び室内雰囲気の排気が行われ,外処理室43
における底面30aに第2の排出回路51が接続され,
純水の排液及び室内雰囲気の排気が行われる。
【0032】ここで,容器30にウェハWを搬入出する
場合,図3に示すように,昇降機構により上カップ36
が下降すると共に,シリンダ47の稼働により下カップ
37が下降し,上カップ36と下カップ37の両方がス
ピンチャック31より下方で待機した状態となる。この
とき,上カップ36と整流壁41が接近し,開口部45
の幅を短縮するか,若しくは開口部45を閉じた状態に
する。また,整流壁41の上端部41aと台座33とを
密着させて開口部44を閉じた状態にし,内処理室42
の室内雰囲気を密閉する。スピンチャック31が外部に
露出し,開閉ドアを介して進入してきた搬送アーム4の
アーム23b,23cが,スピンチャック31に洗浄前
のウェハWを受け渡したり,搬送アーム4のアーム23
cが,スピンチャック31から洗浄後のウェハWを受け
取れるようになっている。
【0033】図3に示す状態から上カップ36のみが上
昇すると,図4に示すように,開口部45の幅が拡大し
て開いた状態となる。このとき,ウェハWの周囲は,外
処理室43の開口部45によって囲まれた状態となり,
このような状態でリンス洗浄を行うと,ウェハWから飛
散した純水は,開口部45によって形成された隙間を介
して外処理室43内に入り,第2の排出回路51に流れ
込むようになっている。さらに図4に示す状態からシリ
ンダ47の稼働により下カップ37が上昇すると共に,
上カップ36も下カップ37と平行して上昇すると,図
2に示したように,ウェハWの周囲が内処理室42の開
口部44に囲まれた状態となる。そして,このような状
態でSC1洗浄を行うと,ウェハWから飛散したAPM
は,開口部44によって形成された隙間を介して内処理
室42内に入り,第1の排出回路50に流れ込むように
なっている
【0034】図5に示すように,前記第1の排出回路5
0は第1の気液分離機構52に接続されている。第1の
気液分離機構52から回収回路53と第1の排気回路5
4が分岐している。回収回路53は副貯留タンク55に
接続され,第1の排気回路54は排気ファン56に接続
されている。これにより,排液されたAPMは,第1の
気液分離機構52を介して回収回路53,副貯留タンク
55に流れ,排気された内処理室42の室内雰囲気は,
第1の気液分離機構52を介して第1の排気回路54に
流れて外部に排気されるようになっている。
【0035】副貯留タンク55は,主貯留タンク57に
接続回路58を介して接続されている。接続回路58に
ポンプ59,温調調整機構として例えばヒータ60が設
けられている。ポンプ59の稼働により,副貯留タンク
55の下方から接続回路58にAPMを流入させ,ヒー
タ60により所定温度として例えば85℃になるように
温調し,主貯留タンク57内に供給するようになってい
る。
【0036】主貯留タンク57は,例えばAPMを30
〜40L(リットル)貯留するだけの容量を有している
ことが好ましい。また,主貯留タンク57に,APMを
循環させる循環回路61が設けられている。循環回路6
1の入口が主貯留タンク57の底面に接続され,循環回
路61の出口が主貯留タンク57の上面に接続されてい
る。この循環回路61に,ポンプ62,ヒータ63,フ
ィルタ64が設けられている。この場合,ポンプ62の
吐出量が,例えば20L/min(リットル毎分)ある
ことが好ましい。ポンプ62の稼働により,主貯留タン
ク57の下方から循環回路61にAPMを流入させ,ヒ
ータ63により85℃になるように温調し,フィルタ6
4によって浄化した後に,再び主貯留タンク57に戻す
ようになっている。
【0037】主貯留タンク57に,供給手段として例え
ば供給ノズル34にAPMを供給するAPM供給回路7
0が接続されている。このAPM供給回路70に,ポン
プ71,三方弁72が設けられている。三方弁72に,
APM供給回路70内のAPMを主貯留タンク57に返
送する返送回路74が接続されている。三方弁72の操
作により供給ノズル34へのAPMの供給や主貯留タン
ク57へのAPMの返送を適宜行えるようになってい
る。こうして,三方弁72の操作と共にポンプ71の稼
働により,主貯留タンク57内のAPMを供給ノズル3
4に供給することができ,APMの再利用を図る構成と
なっている。
【0038】回転式の洗浄方法において,APMは,ウ
ェハWの表面に供給されてから遠心力により内処理室4
2で飛散するまでの間に,熱が奪われて温度低下してし
まう。APMの再利用を図る際には温調を適切に行い,
供給する際のAPMの温度(供給温度)を所定温度にす
る必要がある。循環回路61のヒータ63により,主貯
留タンク57内の液温を所定温度に保つことで,ウェハ
Wへの供給温度を所定温度に維持できるようになってい
る。また,接続回路58のヒータ60により,主貯留タ
ンク57内に流れ込むAPMの温度を所定温度に維持す
ることで,主貯留タンク57内の液温を低下させずに済
み,より確実に所定温度に調整されたAPMをウェハW
に供給することができるようになっている。
【0039】ポンプ62,71は,装置運転時には常時
稼働するようになっている。例えばポンプ62の稼働に
より,循環回路61にAPMを循環させ,主貯留タンク
57内を温調されたAPMで常時満たすようにする。一
方,ポンプ71の稼働により,APM供給回路70にお
ける主貯留タンク57と三方弁72との間の経路と,返
送回路74とに,主貯留タンク57内のAPMを循環さ
せる。このようなポンプ71の稼働は,例えば1枚目の
ウェハWを処理して容器30内から搬出した後,2枚目
のウェハWを搬入するまでの間のような待機期間に有効
である。この待機期間に,温調されたAPMを循環させ
るので,APM供給回路70における主貯留タンク57
と三方弁72との間の経路や,返送回路74は,冷却さ
れることがない。また待機期間に,APM供給回路70
における三方弁72と供給ノズル34との間の経路内に
残存したAPMを返送回路74に流すようにし,APM
供給回路70における三方弁72と供給ノズル34との
間の経路内を空にする。空にしなければ,残存したAP
Mは放熱作用などにより冷却される。そうなると,2枚
目のウェハWを処理する際に,APM供給回路70にお
ける三方弁72と供給ノズル34との間の経路内で,残
存し,かつ冷却されたAPMと所定温度に調整されたA
PMとが混合することになり,温度低下したAPMをウ
ェハWに供給してしまう。このように待機期間中に,A
PM供給回路70における主貯留タンク57と三方弁7
2との間の経路にAPMを循環させ,APM供給回路7
0における三方弁72と供給ノズル34との間の経路内
を空にすることにより,所定温度に調整されたAPMを
ウェハWに供給することができるようになっている。
【0040】また,供給ノズル34に,純水供給源75
からの純水を供給する純水供給回路76が接続されてい
る。純水供給回路76に弁77が設けられている。な
お,リンス洗浄を行う際には,常温の純水を供給するこ
とが好ましい。
【0041】主貯留タンク57に,アンモニア水溶液
(NHOH),過酸化水素水(H),純水を必
要に応じて適宜補充する補充機構80が設けられてい
る。補充機構80は,所定の濃度に調整されたアンモニ
ア水溶液を貯蔵したタンク81とポンプ82を備えたア
ンモニア補充系83と,所定の濃度に調整された過酸化
水素水を貯蔵したタンク84とポンプ85を備えた過酸
化水素水補充系86と,純水を貯留したタンク87と弁
88を備えた純水供給系89と,ポンプ82,85の稼
働率及び弁88の開度を制御するコントローラ90とを
備えている。こうして,コントローラ90によって,ポ
ンプ82,85の稼働率と弁88の開度を適宜制御する
ことにより,アンモニア水溶液,過酸化水素水,純水を
それぞれ所定の液量ずつ主貯留タンク57に補充し,所
定の成分比率のAPMを生成するようになっている。
【0042】一方,第2の排出回路51は第2の気液分
離機構90に接続されている。第2の気液分離機構90
から排液回路91と第2の排気回路92が分岐してい
る。第2の排気回路92は前記第1の排気回路54に合
流している。これにより,排液された純水は,第2の気
液分離機構90を介して排液回路91に流れて外部に排
液され,排気された外処理室43の室内雰囲気は,第2
の気液分離機構90を介して第2の排気回路92に流れ
て外部に排気されるようになっている。
【0043】排気ファン56は,内処理室42及び外処
理室43の何れからも排気を行える。また処理中の排気
ファン56の出力は,一定である。図2に示すSC1洗
浄時の状態では,開口部44が開いた状態となり,主に
内処理室42を通じてSC1洗浄時の薬液(APM)雰
囲気を外部に拡散しないように排気する。さらに開口部
45も開いた状態となっているので,外処理室43を通
じて薬液雰囲気を排気することも可能である。このよう
に,内処理室42,外処理室43を用いて排気ゾーンを
最大限にとり,容器30内の排気量を多くとる。一方,
図4に示すリンス洗浄及びスピン乾燥時の状態では,内
処理室42の室内雰囲気を密閉し,排気ゾーンを外処理
室43のみにとり,室内雰囲気の排気を行う。内処理室
42の密閉により,内処理室42内に薬液雰囲気が残存
することがあっても,リンス洗浄時及びウェハ搬入出時
に薬液雰囲気が外部に拡散することを防止できる構成と
なっている。さらに,図3に示すウェハ搬入出時の状態
では,排気ゾーンを最小限にとるか,若しくは排気ゾー
ンを全くとらないようにしている。このように,排気フ
ァン56の排気ゾーンを,内処理室42,外処理室43
の間で自在に設定することができるようになっている。
【0044】また,このようにSC1洗浄とリンス洗浄
が異なる処理室で行われ,APMを排液する第1の排出
回路50と,リンス洗浄の際に用いられた純水を排液す
る第2の排出回路51とが個別に設けられている。この
ため,APMにかかる回路系にリンス洗浄の際に用いら
れた純水が流入しない構成となっている。従って,AP
Mの再利用を図る際にAPMと純水が混合することがな
く,さらにAPMにかかる回路系がリンス洗浄の際に用
いられた純水によって冷却されることもない。
【0045】その他,ウェハ洗浄装置6,8,9,1
1,12も同様な構成を備えているので詳細な説明な省
略する。なお,ウェハ洗浄装置5,6においては,同じ
薬液(APM)を使用しているので,省スペース化の観
点から,これらの薬液にかかる回路系の一部を(主貯留
タンク57,副貯留タンク55,接続回路58,循環回
路61等)共通化しても良い。同様にウェハ洗浄装置
8,9,ウェハ洗浄装置11,12においても,各々薬
液(HPM,DHF)にかかる回路系の一部が共通化し
ても良い。
【0046】次に,以上のように構成されたウェハ洗浄
装置5,6,8,9,11,12の作用,効果につい
て,図1の洗浄装置1におけるウェハWの洗浄工程に基
づいて説明する。まず,図示しない搬送ロボットが未だ
洗浄されていないウェハWを例えば25枚ずつ収納した
キャリアCを載置部2に載置する。そして,この載置部
2に載置されたキャリアCから搬送アーム4によってウ
ェハWが1枚ずつ取り出されていく。搬送アーム4は,
ウェハWをウェハ洗浄装置5,8,9又はウェハ洗浄装
置6,9,12に順次搬送する。こうして,ウェハWの
表面に付着している有機汚染物,パーティクル等の不純
物質を除去して所定の洗浄工程を行う。
【0047】ここで,代表してウェハ洗浄装置5で行わ
れる処理ついて説明する。予め主貯留タンク57に,補
充機構80からアンモニア水溶液(NHOH),過酸
化水素水(H),純水(DIW)を所定の液量ず
つ補充し,APMを生成する。そして,待機している
間,ポンプ62の稼働により主貯留タンク57内のAP
Mを循環回路61で循環させ,ヒータ63及びフィルタ
64により温調,浄化している。ポンプ71の稼働によ
り,APM供給回路70における主貯留タンク57と三
方弁72との間の経路と,返送回路74とにAPMを循
環させる。なお,高い洗浄能力を発揮できるように,A
PMを所定温度として例えば85℃に温調する。一方,
図3に示したように,上カップ36及び下カップ37が
下降してスピンチャック31の下方に待機し,スピンチ
ャック31を外部に露出させてウェハWを保持させる。
【0048】図2に示したように,供給ノズル34がウ
ェハWの上方に移動した後,上カップ36及び下カップ
37が上昇し,スピンチャック31に保持されたウェハ
Wの周囲に内処理室42の開口部44を移動させる。モ
ータ32の稼働によりスピンチャック31が回転し,供
給ノズル34により主貯留タンク57内から供給さてき
たAPMを数秒(例えば90sec)〜数分間吐出す
る。例えば供給ノズル34は,ウェハWの上方において
ウェハWの中心から周縁部までを往復回動することによ
り,ウェハWの表面を均一に洗浄するようにAPMを吐
出してSC1洗浄する。
【0049】第1の排出回路50を通じて内処理室42
の室内雰囲気を外部に排気する。このとき,開口部4
4,45が開いてカップ開口面積を広くとり,内処理室
42,外処理室43を通じて排気を行うので,排気量を
多くとることができ,薬液(APM)雰囲気の外部拡散
を防止することができる。また,第1の排出回路50を
通じて内処理室42内に飛散したAPMを排液する。そ
して,第1の気液分離機構52,回収回路53,副貯留
タンク55,接続回路58と流して主貯留タンク57に
回収する。このとき,接続回路58において,1回目の
温調,浄化を行う。次いで,主貯留タンク57におい
て,APMを循環回路61に循環させて2回目の温調,
浄化を行い,85℃に調整されると共に清浄な状態にな
ったAPMを再びAPM供給回路70を介して供給ノズ
ル34に供給する。こうして,主貯留タンク57内のA
PMを繰り返し利用し,APMの消費量を節約すること
ができる。
【0050】次いで,上カップ36及び下カップ37が
下降し,図4に示したように,外処理室43のスピンチ
ャック31に保持されたウェハWの周囲に外処理室43
の開口部45を移動させる。ウェハWを回転させると共
に,供給ノズル34から例えば常温の純水を供給し,ウ
ェハWからAPMを洗い流してリンス洗浄を行う。第2
の排出回路51を通じて外処理室43の室内雰囲気を外
部に排気する。また,第2の排出回路51を通じて外処
理室43内に飛散した純水を外部に排液した後,モータ
32の稼働力を向上させ,スピンチャック31をSC1
洗浄時及びリンス洗浄時よりも高速回転させ,ウェハW
から液滴を振り切ってスピン乾燥を行う。リンス洗浄及
びスピン乾燥時では,図4に示したように,内処理室4
2を密閉しているため,薬液(APM)雰囲気が外部に
拡散する可能が少ない。排気ゾーンを外処理室43のみ
にとっているので,SC1洗浄時に比べて,容器30内
の排気量を低減させることができる。
【0051】その後,上カップ36が下降し,図3に示
したように,スピンチャック31及びウェハWを露出さ
せ,洗浄後のウェハWの搬出を行う。このとき,内処理
室42を密閉すると共に,開口部45の幅を短縮する
か,若しくは開口部45を閉じるようにし,排気ゾーン
を最小限にとるか,若しくは排気ゾーンを全くとらない
ようにして容器30内の排気量をより低減させることが
できる。また,ウェハ搬入出時では,何れも上カップ3
6を下降させて容器30の高さを低くしているので,そ
の分,容器30をスピンチャック31の下方に待機させ
るためのスペースを節約できる。こうして,ウェハの搬
入出を良好に行うことができる。
【0052】このようにウェハ洗浄装置5において,洗
浄液にAPM,純水を使用する場合,APMでは,スピ
ンチャック31に保持されたウェハWの周囲に内処理室
42の開口部42を移動させてSC1洗浄を行い,第1
の排出回路50を通じて排液を行い,純水では,スピン
チャック31に保持されたウェハWの周囲に外処理室4
3の開口部45を移動させてリンス洗浄を行い,第2の
排出回路51を通じて排液を行う。これら排液されたA
PM,純水の内,特にAPMを供給ノズル34から再び
ウェハWの表面に供給し,再利用を図る。ここで,AP
Mが第1の排出回路50内に,純水が第2の排出回路5
1内にそれぞれ残ることがあっても,洗浄液の種類に応
じて処理室を変えているので,異なる種類の洗浄液が同
じ回路内で混在しない。特に再利用が図られるAPMに
ついては,純水と混合して希釈化されることがないの
で,引き続き高い洗浄能力を保ってSC1洗浄に再利用
することができる。また,補充機構80のコントローラ
90の設定等からは,APMの希釈化対策としてアンモ
ニア水溶液,過酸化水素水を適宜補充するような手間を
省くことができる。
【0053】しかも,APMと純水では洗浄能力を高め
られる最適な所定温度がそれぞれ異なっているものの,
各洗浄液の排液が行われる排出回路はそれぞれ決まって
いるので,リンス洗浄時の純水により第1の排出回路5
0が冷却されてしまう事態を防止することができる。こ
のため,APMが,第1の排出回路50が冷却されたこ
とに起因する温度低下等の温度変動を受けなくなる。さ
らに,APMが,内処理室42内でSC1洗浄に使用さ
れて所定温度よりも低い温度になったとしても,APM
を主貯留タンク56に戻す前に事前に接続回路58で温
調し,その後に循環回路60で再び温調している。この
ようにAPMの温度を調整する機会を接続回路58と循
環回路61とで併せて2回設けているので,APMを所
定温度に安定かつ確実に調整することができる。従っ
て,温度変動を無くして常にAPMを所定温度に保って
ウェハWの表面に供給することができ,良好なSC1洗
浄を行うことができる。
【0054】また,洗浄液の種類に応じてウェハWの周
囲を囲む処理室を内処理室42又は外処理室43に切り
換え,排気ゾーンを内処理室42,外処理室43の間で
自在に設定することができる。このため,SC1洗浄
時,リンス洗浄時,ウェハ搬入出時に応じて容器30内
の排気量を変えることができる。従って,常に大排気量
を取る必要がなくなり,排気ファン56に過度の負担が
かからなくなると共に,容器30にかかる全体の排気量
を従来よりも低減することができる。
【0055】かくして,第1の実施の形態にかかるウェ
ハ洗浄装置5によれば,APMの再利用を好適に図るこ
とができ,排気量を低減させることができる。従って,
APMの消費量を抑えつつも,APMの希釈化及び温度
変動に起因する洗浄不良及び洗浄むらを無くして良好な
SC1洗浄を行うことができる。また,ランニングコス
トに優れている。
【0056】なお処理中は,排気ファン56の出力を一
定に保っていたが,処理の進行状況に応じて排気ファン
56の出力を適宜変えるようにしても良い。例えば,図
2に示すSC1洗浄時の状態では,SC1洗浄時の薬液
雰囲気が外部に拡散しないように,排気ファン56は,
出力を増大させる。一方,図4に示すリンス洗浄及びス
ピン乾燥時の状態では,前述したように内処理室42の
室内雰囲気を密閉しているので,薬液雰囲気が外部に拡
散するおそれがない分,内処理室42の排気をSC1洗
浄時に比べて過大に取る必要がなくなり,排気ファン5
6は,外処理室43及び内処理室42の状態に見合っ
た,室内雰囲気が拡散しないような最低限の出力で済ま
せる。さらに,図3に示すウェハ搬入出時の状態では,
排気ファン56は,より最低限の出力で済ませる。
【0057】このように,SC1洗浄時,リンス洗浄
時,ウェハ搬入出時に排気ファン56の出力を変えるこ
とより,より一層排気ファン56の負担や容器30にか
かる全体の排気量を低減することができる。
【0058】次に,図6を参照しながら第2の実施の形
態にかかるウェハ洗浄装置100について説明する。こ
のウェハ洗浄装置100では,前記第1及び第2の気液
分離機構52,90の代わりに,洗浄液を排液する回路
と室内雰囲気を排気する回路とが個別に設けられてい
る。なお,洗浄液を排液する回路と室内雰囲気を排気す
る回路とが個別に設けられた以外は,先に説明したウェ
ハ洗浄装置5と同一の構成であるので,図5及び図6に
おいて,同一の機能及び構成を有する構成要素について
は,同一符号を付することにより,重複説明を省略す
る。
【0059】即ち,内処理室42の底面に,APMを排
液する第1の排液回路101と室内雰囲気を排気する第
1の排気回路102とが接続されている。第1の排液回
路101は副貯留タンク55に直接接続され,第1の排
気回路102は排気ファン56に接続されている。ま
た,外処理室43の底面に,純水を排液する第2の排液
回路103と室内雰囲気を排気する第2の排気回路10
4とが接続されている。第2の排気回路104は,第1
の排気回路103に合流している。
【0060】かかるウェハ洗浄装置100によれば,内
処理室42においてAPMの排液と室内雰囲気の排気と
を異なる回路で行うことができ,外処理室43において
純水の排液と室内雰囲気の排気とを異なる回路で行うこ
とができる。特にAPMについては,同じ回路内で内処
理室42の室内雰囲気と混在することがないので,排気
から受ける様々な影響が及ばない。例えば排気の際に生
じる気流によってAPMが冷却されてしまう事態を防止
でき,ウェハ洗浄装置5のときよりもAPMを所定温度
に安定かつ確実に調整することができるようになる。
【0061】次に,図7を参照しながら第3の実施の形
態にかかるウェハ洗浄装置110について説明する。こ
のウェハ洗浄装置110は,洗浄液を排液する回路と室
内雰囲気を排気する回路とが個別に設けられている。さ
らに前記副貯留タンク55が取り外されている。即ち,
図7に示すように,第1の排液回路101は主貯留タン
ク57に直接接続されている。また,第1の排液回路1
01にポンプ59,ヒータ60が設けられている。かか
る構成によれば,副貯留タンク55がない分,装置を小
型化することができる。
【0062】次に,図8を参照しながら第4の実施の形
態にかかるウェハ洗浄装置120について説明する。こ
のウェハ洗浄装置120は,洗浄液を排液する回路と室
内雰囲気を排気する回路とが個別に設けられている。さ
らに前記副貯留タンク55にカートリッジヒータ121
が取り付けられている。
【0063】副貯留タンク55に第1の排液回路101
が接続され,第1の排液回路101にポンプ59が設け
られている。また,主貯留タンク57の上方に副貯留タ
ンク55が配置されている。そして,主貯留タンク57
と副貯留タンク55との間がオーバーフロー回路122
により接続されている。副貯留タンク55と主貯留タン
ク57との段差を利用することにより,副貯留タンク5
5内からオーバーフローしたAPMを,オーバーフロー
回路122を介して主貯留タンク57内に自重で落下さ
せて流入させるようになっている。
【0064】このようなウェハ洗浄装置120において
は,カートリッジヒータ121が発熱することにより副
貯留タンク55内のAPMを温調する。そして,副貯留
タンク55内に貯めながらAPMを温調するので,AP
Mをヒータに流しながら温調するときに比べて,余裕を
もって温調することができる。また,ある程度温調され
たAPMを,オーバーフロー回路122を通じて主貯留
タンク57内に一定量流入させるので,APMをより安
定かつ確実に所定温度に調整することができる。
【0065】なお,図9に示すように,副貯留タンク5
5と主貯留タンク57を合併させた合併タンク130を
設けるようにしても良い。合併タンク130では,副貯
留タンク55と主貯留タンク57とを壁部131を介し
て隣接させ,オーバーフロー管132により副貯留タン
ク55内のAPMを主貯留タンク57内に流入させるよ
うになっている。かかる構成によれば,装置の小型化を
図ることができる。
【0066】なお,本発明は,ウェハを一枚ずつ洗浄す
るいわゆる枚葉式のウェハ洗浄装置に即して説明した
が,洗浄槽に充填された洗浄液中に複数枚のウェハを浸
漬させて洗浄するいわゆるバッチ式のウェハ洗浄装置に
も適用することができる。さらに,洗浄に限らずその他
の処理を行う装置,例えばウェハ上に所定の処理液を塗
布するような装置等にも適用することができる。また,
基板には前記ウェハWを使用した例を挙げて説明した
が,本発明はかかる例には限定されず,例えばLCD基
板,ガラス基板,CD基板,フォトマスク,プリント基
板,セラミック基板等にも応用することが可能である。
【0067】
【発明の効果】請求項1〜11の発明によれば,処理液
の再利用を好適に図ることができ,排気量を低減させる
ことができる。従って,処理液の消費量を抑えつつも,
処理液の希釈化及び温度変動に起因する処理不良及び処
理むらを無くして良好な処理を行うことができる。ま
た,ランニングコストに優れている。
【0068】また,請求項3〜7によれば,処理液の温
調機会を2回設けることができ,処理液を所定温度に安
定かつ確実に調整することができる。特に請求項7で
は,処理液を余裕をもって温調することができる。ま
た,請求項8では,基板の搬入出を良好に行うことがで
きる。また,請求項9〜11によれば,室内雰囲気の排
気を行うことができる。特に請求項11によれば,室内
雰囲気を排気する際に起こる様々な影響を,排液される
処理液から排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるウェハ洗浄
装置を備えた洗浄装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかるウェハ洗浄
装置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかるウェハ洗浄
装置の断面図であって,ウェハ搬入出時の様子を示して
いる。
【図4】本発明の第1の実施の形態にかかるウェハ洗浄
装置の断面図であって,リンス洗浄時及びスピン乾燥時
の様子を示している。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかるウェハ洗浄
装置の回路図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかるウェハ洗浄
装置の回路図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態にかかるウェハ洗浄
装置の回路図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態にかかるウェハ洗浄
装置の回路図である。
【図9】主貯留タンクと副貯留タンクとが合併した合併
タンクの説明図である。
【図10】従来のウェハ洗浄装置の回路図である。
【符号の説明】 1 洗浄装置 5 ウェハ洗浄装置 30 容器 31 スピンチャック 34 供給ノズル 36 上容器 37 下容器 42 内処理室 43 外処理室 44,45 開口部 50 第1の排出回路 51 第2の排出回路 52 第1の気液分離機構 53 回収回路 55 副貯留タンク 57 主貯留タンク 60,63 ヒータ 61 循環回路 90 第2の気液分離機構 W ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 高典 佐賀県鳥栖市西新町1375番地41 東京エレ クトロン九州株式会社佐賀事業所内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB08 AB34 BB03 BB22 BB82 BB92 BB93 BB96 CC01 CC13 CD11 CD33

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を処理する装置であって,基板の表
    面に複数の処理液を供給する供給手段と,基板を保持す
    る保持手段と,前記保持手段を収納する容器とを備え,
    前記容器は複数の処理室を備え,これら各処理室の開口
    部を多段に設け,前記保持手段に保持された基板の周囲
    に前記各処理室の開口部のそれぞれを移動させるべく前
    記保持手段と前記容器とを相対的に昇降自在に構成し,
    前記各処理室の底面に処理液の排液が行われる回路をそ
    れぞれ接続し,これら排液された各処理液の少なくとも
    一つの処理液を前記供給手段から再び基板の表面に供給
    するように構成したことを特徴とする,基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記各回路の少なくとも一つの回路に処
    理液を貯留する主貯留タンクを接続し,前記主貯留タン
    クから前記供給手段に処理液を供給する供給回路を設け
    たことを特徴とする,請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記主貯留タンク内の処理液を循環させ
    る循環回路を設け,前記循環回路に処理液を所定温度に
    調整する温度調整機構を設けたことを特徴とする,請求
    項2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記各回路の少なくとも一つの回路に処
    理液を所定温度に調整する温度調整機構を設けたことを
    特徴とする,請求項1,2又は3に記載の基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記各回路の少なくとも一つの回路に副
    貯留タンクを設けたことを特徴とする,請求項1,2,
    3又は4に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記主貯留タンクと前記副貯留タンクと
    の間を接続する接続回路に温度調整機構を設けたことを
    特徴とする,請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記副貯留タンクに温度調整機構を設け
    たことを特徴とする,請求項5に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 最上段の開口部の上縁となる天板を昇降
    自在に構成したことを特徴とする,請求項1,2,3,
    4,5,6又は7に記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記各回路を通じて各処理室の室内雰囲
    気の排気をそれぞれ行うことを特徴とする,請求項1,
    2,3,4,5,6,7又は8に記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】 前記各回路に気液分離機構をそれぞれ
    設けたことを特徴とする,請求項9に記載の基板処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記各処理室の底面に室内雰囲気の排
    気が行われる排気回路をそれぞれ接続したことを特徴と
    する,請求項1,2,3,4,5,6,7又は8に記載
    の基板処理装置。
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