JP3984004B2 - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,例えば半導体ウェハやLCD基板用ガラス等の基板を洗浄処理などする基板処理装置及び基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおいては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という。)を薬液や純水等の洗浄液によって洗浄し,ウェハに付着したパーティクル,有機汚染物,金属不純物のコンタミネーションを除去する洗浄システムが使用されている。かような洗浄システムに備えられる基板洗浄処理装置には,バッチ式のもの,枚葉式のものなど種々の基板洗浄処理装置が知られており,その一例として,特開平8−78368号公報等に開示された基板洗浄処理装置が公知である。この特開平8−78368号公報の基板洗浄処理装置にあっては,ウエハの表面にプレートを近接させ,ウエハ表面とプレートの隙間に処理液や処理ガスを供給して洗浄処理を行う。このため,処理液や処理ガスの消費量を節約できるといった利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,従来の基板洗浄処理装置にあっては,基板に処理液や処理ガスを供給する手段は,基板処理を行う基板処理エリアと同じ雰囲気中に配置されていた。そのため,処理液や処理ガスを供給する供給手段から発生する雰囲気が拡散し,処理後の基板に悪影響を与える懸念があった。また,基板処理中の処理液雰囲気や処理ガスが拡散し,待機中の供給手段を汚染する心配もあった。また,異なる処理液を供給する複数の供給手段を備えている場合,お互いの供給手段により悪影響を及ぼす心配があった。
【0004】
従って本発明の目的は,待機中の供給手段から発生する雰囲気が処理後の基板に悪影響を及ぼす心配がなく,また,供給手段を基板処理雰囲気や他の供給手段から発生する雰囲気で汚染する心配のない基板処理装置及び基板処理方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明によれば,基板を保持する保持手段と,前記保持手段に保持された基板に対し処理液または処理ガスを供給する複数の供給手段を備えた基板処理装置において,前記保持手段を囲む密閉構造のアウターチャンバーを設け,前記複数の供給手段を処理時以外に待避させる複数の供給手段格納部を設け,前記供給手段が出入する開口を前記複数の供給手段格納部に各々設けると共に,各開口を開閉し,閉じたときに各供給手段格納部をアウターチャンバーと雰囲気隔離させるシャッターをそれぞれ設けたことを特徴とする,基板処理装置が提供される。
【0006】
本発明において,基板とは,半導体ウェハやLCD基板用ガラス等の基板などが例示され,その他,CD基板,プリント基板,セラミック基板などでもよい。また処理液または処理ガスには,例えば各種薬液や純水等の洗浄液の他,基板に対して種々の処理を施す各種処理液及び処理ガスが含まれる。基板処理装置は,例えばウェハ等に洗浄液を供給して洗浄処理する基板洗浄装置として具体化される。
【0007】
本発明の基板処理装置にあっては,例えば,アウターチャンバー外部において供給手段を待機させた状態で基板を保持する。その後,開口を開けて供給手段をアウターチャンバー内部に移動させ,供給手段によって基板に処理液または処理ガスを供給する。供給が終了すると,供給手段をアウターチャンバー外部に移動させ,開口を閉じる。こうして,供給手段が待機するエリアと,基板処理を行うエリアを分離することができる。
【0009】
この場合,例えば,各供給手段をそれぞれの供給手段格納部に格納した状態で基板を保持する。その後,最初に基板に対し処理液または処理ガスを供給する供給手段が格納されている供給手段格納部の開口を開けて,その供給手段をアウターチャンバー内部に移動させ,供給手段によって基板に処理液または処理ガスを供給する。このとき,他の供給手段はそれぞれの供給手段格納部内で待機させ,それぞれの開口を閉じて供給手段格納部を密閉しておく。最初の供給が終了すると,最初の供給手段を供給手段格納部に移動させ、開口を閉じる。その後,次に基板に対し処理液または処理ガスを供給する供給手段が格納されている供給手段格納部の開口を開ける。以下同様に,順次処理液または処理ガスを供給する供給手段及び供給手段格納部の開口について,同様の操作を行う。こうして,供給手段から雰囲気が拡散しても,その処理液雰囲気または処理ガスが他の供給手段を汚染することを防止する。
【0010】
本発明の基板処理装置は,前記保持手段を囲むインナーカップを設けた構成としてもよい。また,前記保持手段により保持された基板上面に近接した処理位置と前記保持手段により保持された基板上面から離れた位置との間で相対的に移動するトッププレートを備えた構成としてもよい。さらに,前記保持手段により保持された基板下面に近接した処理位置と前記保持手段により保持された基板下面から離れた位置との間で相対的に移動するアンダープレートを備えた構成としてもよい。そして,前記保持手段と前記供給手段を囲むユニットチャンバーを設けた構成としてもよい。かかる基板処理装置は,基板に薬液を液盛りして処理した後にリンス液による処理を行う基板処理方法を,好適に実施することができる。
【0011】
また,本発明によれば,アウターチャンバーの内部に保持された基板に供給手段によって処理液または処理ガスを供給して基板を処理する方法であって,前記アウターチャンバーの外部に前記供給手段を移動させ,前記供給手段を供給手段格納部の内部に格納して,前記アウターチャンバー内部の雰囲気と隔離した状態で前記供給手段を洗浄し,前記供給手段の洗浄中に,アウターチャンバーの内部において他の工程が行われることを特徴とする,基板処理方法が提供される。この場合,供給手段を洗浄することにより,清浄度の高い処理液を基板に供給することが可能である。さらに,供給手段を洗浄する際に発生する洗浄液雰囲気が,アウターチャンバー内の基板に影響を与えることを防止する。
【0012】
この基板洗浄方法においては,前記供給手段を供給手段格納部の内部に格納して洗浄する。また,前記供給手段の洗浄中に,アウターチャンバーの内部において他の工程が行われる。この場合,アウターチャンバー内で他の工程が行われている最中であっても供給手段を洗浄することができるので,常に清浄度の高い処理液を基板に供給することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態を,基板の一例としてウエハ両面を洗浄するように構成された基板処理装置としての基板洗浄ユニットに基づいて説明する。図1は,本実施の形態にかかる基板洗浄ユニット12,13,14,15を組み込んだ洗浄システム1の平面図である。図2は,その側面図である。この洗浄システム1は,ウェハWに洗浄処理及び洗浄処理後の熱的処理を施す洗浄処理部2と,洗浄処理部2に対してウェハWを搬入出する搬入出部3から構成されている。
【0014】
搬入出部3は,複数枚,例えば25枚のウェハWが所定の間隔で略水平に収容可能な容器(キャリアC)を載置するための載置台6が設けられたイン・アウトポート4と,載置台6に載置されたキャリアCと洗浄処理部2との間でウエハの受け渡しを行うウエハ搬送装置7が備えられたウエハ搬送部5と,から構成されている。
【0015】
キャリアCにおいて,ウエハWはキャリアCの一側面を通して搬入出され,この側面には開閉可能な蓋体が設けられている。また,ウェハWを所定間隔で保持するための棚板が内壁に設けられており,ウェハWを収容する25個のスロットが形成されている。ウェハWは表面(半導体デバイスを形成する面)が上面(ウェハWを水平に保持した場合に上側となっている面)となっている状態で各スロットに1枚ずつ収容される。
【0016】
イン・アウトポート4の載置台6上には,例えば,3個のキャリアを水平面のY方向に並べて所定位置に載置することができるようになっている。キャリアCは蓋体が設けられた側面をイン・アウトポート4とウエハ搬送部との境界壁8側に向けて載置される。境界壁8においてキャリアCの載置場所に対応する位置には窓部9が形成されており,窓部9のウエハ搬送部5側には,窓部9をシャッター等により開閉する窓部開閉機構10が設けられている。
【0017】
この窓部開閉機構10は,キャリアCに設けられた蓋体もまた開閉可能であり,窓部9の開閉と同時にキャリアCの蓋体も開閉する。窓部開閉機構10は,キャリアCが載置台の所定位置に載置されていないときは動作しないように,インターロックを設けることが好ましい。窓部9を開口してキャリアCのウェハ搬入出口とウエハ搬送部5とを連通させると,ウエハ搬送部に配設されたウエハ搬送装置7のキャリアCへのアクセスが可能となり,ウェハWの搬送を行うことが可能な状態となる。窓部9の上部には図示しないウェハ検出装置が設けられており,キャリアC内に収容されたウェハWの枚数と状態をスロット毎に検出することができるようになっている。このようなウェハ検出装置は,窓部開閉機構10に装着させることも可能である。
【0018】
ウエハ搬送部5に配設されたウエハ搬送装置7は,Y方向とZ方向に移動可能であり,かつ,X―Y平面内(θ方向)で回転自在に構成されている。また,ウエハ搬送装置7は,ウェハWを把持する取出収納アーム11を有し,この取出収納アーム11はX方向にスライド自在となっている。こうして,ウエハ搬送装置7は,載置台6に載置された全てのキャリアCの任意の高さのスロットにアクセスし,また,洗浄処理部2に配設された上下2台のウェハ受け渡しユニット16,17にアクセスして,イン・アウトポート4側から洗浄処理部2側へ,逆に洗浄処理部2側からイン・アウトポート4側へウェハWを搬送することができるようになっている。
【0019】
洗浄処理部2は,主ウエハ搬送装置18と,2台のウェハ受け渡しユニット16,17と,本実施の形態にかかる4台の基板洗浄ユニット12,13,14,15と,ウェハWを加熱して乾燥させる3台の加熱ユニット19,20,21と,加熱されたウェハWを冷却する冷却ユニット22とを備えている。主ウエハ搬送装置18は,ウェハ受け渡しユニット16,17,基板洗浄ユニット12,13,14,15,加熱ユニット19,20,21,冷却ユニット22の全てのユニットにアクセス可能に配設されている。ウェハ受け渡しユニット16,17は,ウエハ搬送部5との間でウェハWの受け渡しを行うためにウェハWを一時的に載置する。
【0020】
また,洗浄処理部2は,洗浄システム1全体を稼働させるための電源である電装ユニット23と,洗浄システム1内に配設された各種装置及び洗浄システム1全体の動作制御を行う機械制御ユニット24と,基板洗浄ユニット12,13,14,15に送液する所定の洗浄液を貯蔵する薬液貯蔵ユニット25とが配設されている。電装ユニット23は図示しない主電源と接続される。洗浄処理部2の天井部には,各ユニット及び主ウエハ搬送装置18に,清浄な空気をダウンフローするためのファンフィルターユニット(FFU)26が配設されている。
【0021】
電装ユニット23と薬液貯蔵ユニット25と機械制御ユニット24を洗浄処理部2の外側に設置することによって,または外部に引き出すことによって,この面(Y方向)からウェハ受け渡しユニット16,17,主ウエハ搬送装置18,加熱ユニット19,20,21,冷却ユニット22のメンテナンスを容易に行うことが可能である。
【0022】
図3は,ウェハ受け渡しユニット16,17と,ウェハ受け渡しユニット16,17のX方向に隣接する主ウェハ搬送装置18及び加熱ユニット19,20,21,冷却ユニット22の概略配置を示す断面図である。ウェハ受け渡しユニット16,17は上下2段に積み重ねられて配置されており,例えば,下段のウェハ受け渡しユニット17は,イン・アウトポート4側から洗浄処理部2側へ搬送するウェハWを載置するために用い,上段のウェハ受け渡しユニット16は,洗浄処理部2側からイン・アウトポート4側へ搬送するウェハWを載置するために用いることができる。
【0023】
ファンフィルターユニット(FFU)26からのダウンフローの一部は,ウェハ受け渡しユニット16,17と,その上部の空間を通ってウェハ搬送部5に向けて流出する構造となっている。これにより,ウェハ搬送部5から洗浄処理部2へのパーティクル等の侵入が防止され,洗浄処理部2の清浄度が保持されるようになっている。
【0024】
主ウエハ搬送装置18は,Z方向に配置された,垂直壁27,28及びこれらの間の側面開口部29を有する筒状支持体30と,その内側に筒状支持体30に沿ってZ方向に昇降自在に設けられたウェハ搬送体31とを有している。筒状支持体30はモータ32の回転駆動力によって回転可能となっており,それに伴ってウェハ搬送体31も一体的に回転されるようになっている。
【0025】
ウェハ搬送体31は,搬送基台33と,搬送基台33に沿って前後に移動可能な3本の搬送アーム34,35,36とを備えており,搬送アーム34,35,36は,筒状支持体30の側面開口部29を通過可能な大きさを有している。これら搬送アーム34,35,36は,搬送基台33内に内蔵されたモータ及びベルト機構によってそれぞれ独立して進退移動することが可能となっている。ウエハ搬送体31は,モータ37によってベルト38を駆動させることにより昇降するようになっている。なお,符号39は駆動プーリ,40は従動プーリである。
【0026】
ウェハWの強制冷却を行う冷却ユニット22の上には,加熱ユニット19,20,21が3台積み重ねられて配設されている。なお,ウェハ受け渡しユニット16,17の上部の空間に冷却ユニット22,加熱ユニット19,20,21を設けることも可能である。この場合には,図1に示される冷却ユニット22,加熱ユニット19,20,21の位置をその他のユーティリティ空間として利用することができる。
【0027】
基板洗浄ユニット12,13,14,15は,上下2段で各段に2台ずつ配設されている。図1に示されるように,基板洗浄ユニット12,13と基板洗浄ユニット14,15とは,その境界をなしている壁面41に対して対象な構造を有しているが,対象であることを除けば,各基板洗浄ユニット12,13,14,15は概ね同様の構成を備えている。そこで,基板洗浄ユニット12を例として,その構造について詳細に以下に説明することとする。
【0028】
図4は,基板洗浄ユニット12の平面図である。基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー42内には,ウェハWを収納する密閉構造のアウターチャンバー43と,薬液アーム格納部44と,リンス乾燥アーム格納部45とを備えている。ユニットチャンバー42には開口46’が形成され,開口46’を図示しない開閉機構によって開閉するユニットチャンバー用メカシャッター46が設けられており,搬送アームによって基板洗浄ユニットに対して開口46’からウェハWが搬入出される際には,このユニットチャンバー用メカシャッター46が開くようになっている。ユニットチャンバー用メカシャッター46はユニットチャンバー42の内部から開口46’を開閉するようになっており,ユニットチャンバー42内が陽圧になったような場合でも,ユニットチャンバー42内部の雰囲気が外部に漏れ出ない。
【0029】
アウターチャンバー43には開口47’が形成され,開口47’を図示しないシリンダ駆動機構によって開閉するアウターチャンバー用メカシャッター47が設けられており,例えば搬送アーム34によってアウターチャンバー43に対して開口47’からウェハWが搬入出される際には,このアウターチャンバー用メカシャッター47が開くようになっている。アウターチャンバー用メカシャッター47は,ユニットチャンバー用メカシャッター46と共通の開閉機構によって開閉するようにしてもよい。アウターチャンバー用メカシャッター47はアウターチャンバー43の内部から開口47’を開閉するようになっており,アウターチャンバー43内が陽圧になったような場合でも,アウターチャンバー43内部の雰囲気が外部に漏れ出ない。また,薬液アーム格納部44には開口48’が形成され,開口48’を図示しない駆動機構によって開閉する薬液アーム格納部用シャッター48が設けられている。薬液アーム格納部44をアウターチャンバー43と雰囲気隔離するときは,この薬液アーム格納部用シャッター48を閉じる。リンス乾燥アーム格納部45には開口49’が形成され,開口49’を図示しない駆動機構によって開閉するリンス乾燥アーム格納部用シャッター49が設けられている。リンス乾燥アーム格納部45をアウターチャンバー43と雰囲気隔離するときは,このリンス乾燥アーム格納部用シャッター49を閉じる。
【0030】
薬液アーム格納部44内には,薬液/N2,IPA/純水の2系統が吐出可能な薬液供給系アーム50が格納されている。薬液供給系アーム50は,アウターチャンバー43内に収納されて,後述のスピンチャック59で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部までをスキャン可能である。薬液供給系アーム50は,処理時以外は薬液アーム格納部44にて待避する。薬液アーム格納部44は常時薬液雰囲気となるため,耐食性の部品が使用されている。この薬液供給系アーム50は,薬液供給ノズル51とリンスノズル52を備え,薬液供給ノズル51は薬液1とN2ガスを吐出し,リンスノズル52はIPAと純水を吐出する。なお,薬液2を吐出可能な薬液供給ノズルを適宜備えてもよい。薬液供給系アーム50が開口48’からアウターチャンバー43内に移動するときは,薬液アーム格納部用シャッター48が開くようになっている。
【0031】
リンス乾燥アーム格納部45内には,N2,IPA/純水の2系統が吐出可能なリンス乾燥アーム53が格納されている。リンス乾燥アーム53は,アウターチャンバー43内に収納されて,後述のスピンチャック59で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部までをスキャン可能である。リンス乾燥アーム53は,処理時以外はリンス乾燥アーム格納部45にて待避する。リンス乾燥アーム格納部45は,薬液雰囲気ではないが,耐食性の部品を使用してもよい。このリンス乾燥アーム53は,N2供給ノズル54とリンスノズル55を備え,N2供給ノズル54はN2ガスを吐出し,リンスノズル55はIPAと純水を吐出する。リンス乾燥アーム53が開口49’からアウターチャンバー43内に移動するときは,リンス乾燥アーム格納部用シャッター49が開くようになっている。
【0032】
薬液アーム格納部44には薬液供給系アーム洗浄装置56が備えられ,薬液供給系アーム50を適宜洗浄することができる。薬液供給系アーム50を洗浄するときは,薬液アーム格納部用シャッター48を閉じ,洗浄液雰囲気がユニットチャンバー42とアウターチャンバー43に漏出することを防ぐようになっている。また,リンス乾燥アーム格納部45にはリンス乾燥アーム洗浄装置57が備えられ,リンス乾燥アーム53を適宜洗浄することができる。リンス乾燥アーム53を洗浄するときは,リンス乾燥アーム格納部用シャッター49を閉じ,洗浄液雰囲気がユニットチャンバー42とアウターチャンバー43に漏出することを防ぐようになっている。
【0033】
図5に示すように,アウターチャンバー43内には,ウェハWを収納するインナーカップ58と,このインナーカップ58内で,例えばウェハW表面を上面にして,ウェハWを回転自在に支持する支持手段としてのスピンチャック59と,スピンチャック59により支持されたウェハW上面(ウェハW表面)に対して相対的に移動するトッププレート60を備えている。アウターチャンバー43には,スピンチャック59により支持されたウェハWが位置する高さに傾斜部43’が形成され,ウェハWは傾斜部43’に包囲されるようになっている。また,アウターチャンバー用メカシャッター47の上部は傾斜部43’の一部となっている。この場合,スピンチャック57に対してウェハWを授受させる際には,アウターチャンバー用メカシャッター47を開き,ウェハWを水平に移動させるだけでよい。
【0034】
スピンチャック59は,ウエハWを支持するチャック本体61と,このチャック本体61の底部に接続された回転筒体62とを備える。チャック本体61内には,スピンチャック59により支持されたウェハW下面(ウェハW裏面)に対して相対的に移動するアンダープレート63が配置されている。
【0035】
チャック本体61の上部には,ウェハWの周縁部を複数箇所において保持するための図示しない支持ピンと,保持部材64が装着されている。回転筒体62の外周面には,ベルト65が巻回されており,ベルト64をモータ66によって周動させることにより,スピンチャック59全体が回転するようになっている。各保持部材64は重錘を備え,スピンチャック59が回転したときの遠心力によって各保持部材64の上部側が内側に移動し,ウェハWの周縁部を外側から保持するように構成されている。スピンチャック59が静止しているときは,ウェハWは支持ピンに支持され,スピンチャック59が回転しているときは,ウェハWは保持部材64に保持される。
【0036】
アンダープレート63は,チャック本体61内及び回転筒体62内を貫挿するアンダープレートシャフト67上に接続されている。アンダープレートシャフト67は,水平板68の上面に固着されており,この水平板68は,アンダープレートシャフト67と一体的に,エアシリンダー等からなる昇降機構69により鉛直方向に昇降させられる。従って,アンダープレート63は,図5に示すようにチャック本体61内の下方に下降して,スピンチャック59により支持されたウェハW下面から離れて待機している状態(退避位置)と,図13に示すようにチャック本体61内の上方に上昇して,スピンチャック59により支持されたウェハW下面に対して洗浄処理を施している状態(処理位置)とに上下に移動自在である。なお,アンダープレート63を所定高さに固定する一方で,回転筒体62に図示しない昇降機構を接続させて,スピンチャック59全体を鉛直方向に昇降させることにより,アンダープレート63を処理位置と退避位置に上下に移動自在にしても良い。
【0037】
トッププレート60は,トッププレート回転軸70の下端に接続されており,水平板71に設置された回転軸モータ72によって回転する。トッププレート回転軸70は,水平板71の下面に回転自在に支持され,この水平板71は,アウターチャンバー上部に固着されたエアシリンダー等からなる回転軸昇降機構73により鉛直方向に昇降する。従って,トッププレート60は,回転軸昇降機構73の稼動により,図5に示すようにスピンチャック59により支持されたウェハW上面から離れて待機している状態(退避位置)と,図13に示すようにスピンチャック59により支持されたウェハW上面に対して洗浄処理を施している状態(処理位置)とに上下に移動自在である。
【0038】
インナーカップ58は,図5に示す位置に下降して,スピンチャック59をインナーカップ58の上端よりも上方に突出させてウェハWを授受させる状態と,図13に示す位置に上昇して,スピンチャック59及びウェハWを包囲し,ウェハW両面に供給した洗浄液等が周囲に飛び散ることを防止する状態とに上下に移動自在である。
【0039】
インナーカップ58を図5に示した位置に下降させてスピンチャック59に対してウェハWを授受させる場合,アンダープレート63を退避位置に位置させ,トッププレート60を退避位置に位置させておく。そうすれば,アンダープレート63とスピンチャック59により支持されるウェハWの位置との間には,十分な隙間が形成される。また,トッププレート60とウェハWの上面との位置との間にも,十分な隙間が形成される。このようにして,スピンチャック59に対するウェハWの授受が円滑に行われるようになっている。
【0040】
図6に示すように,アンダープレート63には,例えば薬液や純水などの洗浄液や乾燥ガスを供給する下面供給路75が,アンダープレートシャフト67内を貫通して設けられている。図7に示すように,アンダープレート63の中心及び周辺部4箇所には,薬液/IPA/純水/N2を吐出する下面吐出口76〜80が設けられている。中央の下面吐出口80は,ウェハWの中心に上向きに指向しており,周辺部の下面吐出口76〜79は,ウェハW周辺に向かって傾斜している。
【0041】
図8に示すように,トッププレート60には,例えば純水や乾燥ガスを供給する上面供給路85が,トッププレート回転軸70内を貫通して設けられている。アウターチャンバー43上部には,トッププレート60上面とアウターチャンバー内部との間にN2ガスを吐出するN2ガス供給手段86が備えられている。
【0042】
図9に示すように,インナーカップ58の底部には,インナーカップ58内の液滴を排液するインナーカップ排出管87が接続されている。インナーカップ排出管87は,アウターチャンバー43の底部に設けられた貫通口88内を上下動自在である。インナーカップ排出管87の下端は,インナーカップミストトラップ89内に挿入されている。このインナーカップミストトラップ89により,インナーカップ58から排液された液滴中から気泡などを除去するようになっている。除去された気泡は,インナーカップミストトラップ89に接続されたインナーカップミストトラップ排気管90により外部に排気される。気泡を除去された液滴は,インナーカップミストトラップ89に接続されたインナーカップ排液回収ライン92により回収される。
【0043】
アウターチャンバー43の底部には,アウターチャンバー43内の液滴を排液するアウターチャンバー排出管93が接続されている。アウターチャンバー排出管93には,アウターチャンバーミストトラップ94が設けられ,このアウターチャンバーミストトラップ94により排液された液滴中から気泡などを除去するようになっている。除去された気泡は,アウターチャンバーミストトラップ94に接続されたアウターチャンバーミストトラップ排気管95により外部に排気される。気泡を除去された液滴は,アウターチャンバーミストトラップ94に接続されたアウターチャンバー排液回収ライン96により回収される。
【0044】
インナーカップ58が下降すると,図10に示すように,スピンチャック59及びこれに保持されたウェハWがインナーカップ58の上端よりも上方に突出した状態となる。この場合は,アウターチャンバー43内の液滴は,インナーカップ58の外側を下降し,アウターチャンバー排出管93によって排液されるようになる。一方,図12に示すように,インナーカップ58が上昇すると,インナーカップ58がスピンチャック59及びウェハWを包囲して,ウェハW両面に供給した洗浄液等が周囲に飛び散ることを防止する状態となる。この場合は,インナーカップ58上部がアウターチャンバー43の内壁に近接し,インナーカップ58内の液滴はインナーカップ排出管87によって排液されるようになる。
【0045】
図11は,処理液及びIPAの循環機構の説明図である。インナーカップミストトラップ89に接続されたインナーカップ排液回収ライン92は,切替弁97を介して排液管98または薬液回収路99に接続され,薬液回収路99は薬液循環ユニット100中のタンク101に接続されている。タンク101は排液管102と薬液循環路103を有し,薬液循環路103にはポンプ104とフィルター105が設けられている。薬液循環路103は薬液供給路106に接続されている。薬液供給路106は薬液供給ノズル51と下面供給路75に接続されている。薬液供給路106には,例えばヒータ107によって薬液を温調する温度調整器108が設けられている。こうして,ウェハWに供給される薬液は温度を調整され,薬液循環ユニット100によって回収された薬液は再利用される。
【0046】
アウターチャンバーミストトラップ94に接続されたアウターチャンバー排液回収ライン96は,切替弁109を介して排液管110またはIPA回収路111に接続され,IPA回収路111はIPA循環ユニット112中のタンク113に接続されている。タンク113は排液管114とIPA循環路115を有し,IPA循環路115にはポンプ116とフィルター117が設けられている。IPA循環路115は供給切替弁118を介して,リンスノズル52とリンスノズル55と下面供給路75に接続されている。こうしてIPA循環ユニット112によって回収されたIPAは再利用される。ウェハWの処理に使用するIPAは,供給切替弁118によって,IPA供給路120から供給される未使用のIPA(pur)と,IPA循環ユニット112によって回収されたIPA(rec)とに切り替えることができる。なお,IPA供給路120から供給される未使用のIPA(pur)は,リンスノズル55に供給され,IPA循環ユニット112によって回収されたIPA(rec)は,リンスノズル52に供給される。なお,下面供給路75には,IPA供給路120から供給される未使用のIPA(pur)とIPA循環ユニット112によって回収されたIPA(rec)のいずれもが供給可能である。また,供給切替弁118の切り替えにより,純水供給路121から供給された純水が,リンスノズル52とリンスノズル55と下面供給路75に供給可能である。
【0047】
なお,洗浄システム1に備えられた他の基板洗浄ユニット13,14,15も,基板洗浄ユニット12と同様の構成を有し,洗浄液によりウェハW両面を同時に洗浄することができる。
【0048】
さて,この洗浄システム1において,先ず図示しない搬送ロボットにより未だ洗浄されていないウェハWを例えば25枚ずつ収納したキャリアCがイン・アウトポート4に載置される。そして,このイン・アウトポート4に載置されたキャリアCから取出収納アーム11によって一枚ずつウェハWが取り出され,取出収納アーム3から主ウエハ搬送装置7にウェハWが受け渡される。そして,搬送アーム34によってウェハWは各基板洗浄ユニット12,13,14,15に適宜搬入され,ウェハWに付着しているパーティクルなどの汚染物質が洗浄,除去される。こうして所定の洗浄処理が終了したウェハWは,再び主ウエハ搬送装置7によって各基板洗浄ユニット12から適宜搬出され,取出収納アーム11に受け渡されて,再びキャリアCに収納される。
【0049】
ここで,代表して基板洗浄ユニット12での洗浄について説明する。図5に示すように,先ず基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー用メカシャッター46が開き,また,アウターチャンバー43のアウターチャンバー用メカシャッター47が開く。そして,ウェハWを保持した例えば搬送アーム34を装置内に進入させる。インナーカップ58は下降してチャック本体61を上方に相対的に突出させる。図5に示すように,アンダープレート63は予め下降してチャック本体61内の退避位置に位置している。トッププレート60は予め上昇して退避位置に位置している。また,薬液アーム格納部用シャッター48とリンス乾燥アーム格納部用シャッター49は閉じている。
【0050】
主ウエハ搬送装置18は,搬送アーム34を降ろして保持部材64にウェハWを渡し,スピンチャック59は,図示しない支持ピンによって,半導体デバイスが形成されるウェハW表面を上面にしてウェハWを支持する。この場合,アンダープレート63を退避位置に位置させ,スピンチャック59により支持されるウェハWの位置(高さ)から十分に離すので,搬送アーム34は,余裕をもってウェハWをスピンチャック59に渡すことができる。ウェハWをスピンチャック59に受け渡した後,搬送アーム34はアウターチャンバー43及びユニットチャンバー用メカシャッター46の内部から退出し,退出後,基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー用メカシャッター46とアウターチャンバー43のアウターチャンバー用メカシャッター47が閉じられる。また,インナーカップ58は上昇し,チャック本体61とウェハWを囲んだ状態となる。
【0051】
次いでアンダープレート63は,チャック本体61内の処理位置に上昇する。図12に示すように,処理位置に移動したアンダープレート63とスピンチャック59により支持されたウェハW下面(ウェハW裏面)の間には,例えば0.5〜3mm程度の隙間L1が形成される。一方,下面供給路75により薬液をアンダープレート63とウェハW下面の間に供給する。この場合,薬液は温度調整器108により所定温度に温調されている。アンダープレート63上では,下面供給路75から薬液を例えば静かに染み出させて隙間L1に薬液を供給する。狭い隙間L1において,薬液をウェハW下面の全体に押し広げ,ウェハW下面全体に均一に接触する薬液の液膜を形成する。隙間L1全体に薬液の液膜を形成すると,薬液の供給を停止してウェハW下面を洗浄処理する。隙間L1に薬液を液盛りして液膜を形成すると表面張力により薬液の液膜の形状崩れを防ぐことができる。例えば薬液の液膜の形状が崩れてしまうと,ウェハW下面において薬液の液膜に非接触の部分が発生したり,又は液膜中に気泡が混合してしまい洗浄不良を起こしてしまうが,このようにアンダープレート63とウェハW下面の間の狭い隙間L1で薬液を液盛りすることにより,薬液の液膜の形状を保って洗浄不良を防止することができる。
【0052】
この場合,スピンチャック59は,薬液の液膜の形状が崩れない程度の比較的低速の回転速度(例えば10〜30rpm程度)でウェハWを回転させる。ウェハWの回転により薬液の液膜内に液流が発生し,この液流により,薬液の液膜内の淀みを防止すると共に洗浄効率が向上する。また,ウェハWの回転を間欠的に行っても良い。例えば所定時間若しくは所定回転数,ウェハWを回転させた後,スピンチャック59の回転稼働を所定時間停止させてウェハWを静止させ,その後に再びウェハWを回転させる。このようにウェハWの回転と回転停止を繰り返すと,薬液をウェハW下面全体に容易に拡散させることができる。もちろん,ウェハWを全く回転させずに静止した状態に保って洗浄処理を施すことも可能である。また,液膜を形成した後では新しい薬液を供給する必要が無くなる。薬液の液膜の形状が崩れない限り,ウェハW下面全体を,既にアンダープレート63とウェハW下面の間に供給された薬液により洗浄できるからである。一方,薬液の液膜の形状が崩れそうになった場合等には,新液を供給して薬液の液膜の形状を適宜修復する。このように薬液の消費量を節約する。なお,ウェハWの回転により薬液の液膜の液滴をアンダープレート63の周縁から滴り落とす一方で,下面供給路75により薬液を継続的に供給することにより,薬液の液膜内を常に真新しい薬液に置換して好適な薬液処理を実施することも可能である。この場合も,新液をなるべく静かに供給して薬液の省液化を図ると良い。
【0053】
このようにウェハWの下面を洗浄する一方で,薬液アーム格納部用シャッター48が開き,薬液供給系アーム50がウェハWの上方に回動する。薬液供給系アーム50は,スピンチャック59で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部までをスキャンし,薬液を供給する。この場合も,薬液は温度調整器108により所定温度に温調されている。また,ウェハWをスピンチャック59により回転させ,ウェハW上面に薬液を液盛りして薬液の液膜を均一に形成する。この間,リンス乾燥アーム格納部用シャッター49は閉じたままリンス乾燥アーム格納部45の密閉状態を保ち,薬液がリンス乾燥アーム53を汚染することを防止する。
【0054】
ウェハW上面にも薬液の液膜が形成されると,図13に示すように,薬液供給系アーム50は薬液アーム格納部44内に移動し,薬液アーム格納部用シャッター48が閉じる。トッププレート60は,ウェハW上面に形成された薬液の液膜に接触しない位置であって,このウェハW上面に対して近接した位置まで移動する。例えばウェハW上面に対して近接した位置まで移動したトッププレート60とスピンチャック59により支持されたウェハW上面に形成された薬液の液膜の間には,隙間L2が形成される。トッププレート60は,ウェハW上面の薬液の液膜の形状が崩れそうになった場合等に,新液を供給して薬液の液膜の形状を適宜修復し,ウェハW上面の薬液処理は,薬液供給系アーム50から既に供給された薬液により行い,液膜形成後は新液の供給を控えて薬液の消費量を節約する。なお,ウェハWを回転させて薬液の液膜の液滴をウェハW上面の周縁から滴り落とす一方で,トッププレート60から薬液を継続的に供給することにより,ウェハW上面で薬液の液膜内を常に真新しい薬液に置換して好適な薬液処理を実施しても良い。このようにウェハWの上方をトッププレート60によって覆うことにより,薬液の液膜から薬液が蒸発することを防ぐようになっている。また,トッププレート58と薬液の液膜を接触させてもよい。この場合,トッププレート58とウェハW上面との間に薬液の液膜を確実に形成することができる。
【0055】
薬液処理中は,アウターチャンバー43上部に備えられたN2ガス供給手段86より,トッププレート60の上部にN2ガスを供給し,ダウンフローを形成する。トッププレート60上面とアウターチャンバー43の間の空間をN2ガスによって満たされるので,薬液の液膜から蒸発してトッププレート60の周囲から上昇する薬液雰囲気が,トッププレート60の上部の空間に回り込まない。したがって,薬液処理後,アウターチャンバー43内の上部に薬液が残留することを防ぐことができる。また,ウェハWの表面にウォーターマークができにくい効果がある。
【0056】
ウェハW両面の薬液処理が終了すると,トッププレート60は回転しながら上昇する。即ち,回転させることによりトッププレート60に付着した薬液を振り落とす。液滴はインナーカップ排出管87へ排液される。トッププレート60が退避位置に移動した後,スピンチャック59が例えば2000rpmにて5秒間回転する。即ち,ウェハWに液盛りされた薬液が振り落とされて,インナーカップ排出管87へ排液される。薬液の液滴はインナーカップ排出管87によって排液された後,薬液循環ユニット100によって回収され,再利用される。これにより,省薬液が達成される。
【0057】
その後,薬液アーム格納部用シャッター48が開き,再び薬液供給系アーム50がウェハWの上方にて回動する。薬液供給系アーム50はウェハWの少なくとも中心から周縁までをスキャンしながら,例えば10秒間,N2ガスを供給する。こうすることによって,薬液の液滴をウェハWの外周に排出することができる。また一方で,下面供給路75はアンダープレート63とウェハW下面の間に,例えば10秒間,N2ガスを供給し,ウェハW下部の薬液雰囲気を排出する。このようにN2ガスの供給によって,ウェハWの表裏面から薬液の液滴を取り除くことができる。薬液の液滴はインナーカップ排出管87によって排液された後,薬液循環ユニット100によって回収され,再利用される。これにより,省薬液が達成される。
【0058】
次いで図14に示すように,インナーカップ58が下降し,再び薬液供給系アーム50がウェハWの上方に回動する。薬液供給系アーム50はウェハWの半径をスキャンしながら,例えば10秒間,ウェハWの上面にIPA(rec)を供給する。また,下面供給路75はアンダープレート63とウェハW下面の間に,例えば10秒間,IPA(rec)を供給する。IPA(rec)はアウターチャンバー排出管93によって排液される。IPA(rec)供給終了後,薬液供給系アーム50は薬液アーム格納部44内に移動し,薬液アーム格納部用シャッター48が閉じる。
【0059】
次に,リンス乾燥アーム格納部用シャッター49が開き,リンス乾燥アーム53がウェハWの上方に回動する。薬液アーム格納部用シャッター48は閉じたまま薬液アーム格納部44の密閉状態を保ち,薬液供給系アーム50(薬液供給ノズル51)から発生する薬液雰囲気がウェハWとリンス乾燥アーム53を汚染することを防止する。リンス乾燥アーム53は,1000rpmにて回転しているウェハWの少なくとも中心から周縁までをスキャンしながら,例えば1秒間,ウェハWの上面にIPA(pur)を1liter/minで供給する。また,下面供給路75はアンダープレート63とウェハW下面の間に,例えば1秒間,1liter/minのIPA(pur)を供給する。IPA(pur)はアウターチャンバー排出管93によって排液された後,IPA循環ユニット112によって回収され,IPA(rec)として再利用される。
【0060】
次いでリンス乾燥アーム53はウェハWの上面をスキャンしながら,例えば2秒間,1liter/minの純水を供給する。また,ウェハWを薬液処理するときよりも高速(例えば500〜1000rpm程度)に回転させる。高速回転しているウェハWに純水を供給することにより,供給した純水をウェハW上面全体に均一に拡散させることができる。また,下面供給路75はウェハW下面に,例えば2秒間,1liter/minの純水を供給する。アンダープレート63は処理位置に位置した状態に保つ。高速回転しているウェハWに,隙間L1を通して純水を供給することにより,供給した純水をウェハW下面全体に均一に拡散させることができる。さらにアンダープレート63自体も洗浄することができる。こうして,ウェハW両面をリンス処理し,ウェハWから薬液を洗い流す。処理に供された純水はアウターチャンバー排出管93によって排液される。なお,以上のような純水を使用したリンス処理は,薬液の性質によっては省略しても良い。
【0061】
リンス処理後,ウェハWをリンス処理するときよりも高速(例えば1500rpm程度)に回転させてウェハWをスピン乾燥させる。この場合,リンス乾燥アーム53により,ウェハW上面にN2ガスを供給する。また,下面供給路75は,ウェハW下面にN2ガスを供給する。このとき,アンダープレート63の乾燥も同時に行う。こうして,ウェハW両面をスピン乾燥させる。
【0062】
乾燥処理後,リンス乾燥アーム53はリンス乾燥アーム格納部44内に移動し,リンス乾燥アーム格納部用シャッター49が閉じる。次いで,基板洗浄ユニット12内からウェハWを搬出する。即ち,基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー用メカシャッター46が開き,また,アウターチャンバー43のアウターチャンバー用メカシャッター47が開く。そして,ウエハ搬送装置18は,搬送アーム34を装置内に進入させてウェハW下面を支持させる。次いで,搬送アーム34を上昇させてスピンチャック59の支持ピンからウェハWを離して受け取り,装置内から退出させる。この場合,アンダープレート63は退避位置に位置しているので,搬入するときと同様にアンダープレート63とスピンチャック59により支持されるウェハWの位置との間には,十分な隙間が形成されることになり,搬送アーム34は,余裕をもってスピンチャック59からウェハWを受け取ることができる。
【0063】
なお,薬液供給系アーム50の洗浄は,薬液供給系アーム50が薬液アーム格納部44内に格納されているとき,薬液供給系アーム洗浄装置56によって適宜行うことができる。例えばウェハWに対してIPA(rec)を供給終了後,薬液供給系アーム50は薬液アーム格納部44内に移動し,薬液アーム格納部用シャッター48が閉じる。薬液供給系アーム50は所定の位置に移動して,薬液供給系アーム洗浄装置56によって洗浄される。薬液供給系アーム50の洗浄中は,薬液アーム格納部用シャッター48は閉じたまま薬液アーム格納部44の密閉状態を保ち,洗浄液雰囲気がユニットチャンバー42とアウターチャンバー43に漏出することを防ぐ。したがって,アウターチャンバー43内にウェハWが格納されていても,薬液供給系アーム50の洗浄をすることができる。例えば,リンス処理中に薬液供給系アーム50の洗浄を行えば,スループットを向上させることができる。リンス乾燥アーム53の洗浄は,リンス乾燥アーム53がリンス乾燥アーム格納部45内に格納されているとき,リンス乾燥アーム洗浄装置57によって適宜行うことができる。例えばウェハWに対してN2ガスを供給終了後,リンス乾燥アーム53はリンス乾燥アーム格納部45内に移動し,リンス乾燥アーム格納部用シャッター49が閉じる。リンス乾燥アーム53は所定の位置に移動して,リンス乾燥アーム洗浄装置57によって洗浄される。リンス乾燥アーム53の洗浄中は,リンス乾燥アーム格納部用シャッター49は閉じたままリンス乾燥アーム格納部45の密閉状態を保ち,洗浄液雰囲気がユニットチャンバー42とアウターチャンバー43に漏出することを防ぐ。したがって,アウターチャンバー43内にウェハWが格納されていても,リンス乾燥アーム53の洗浄をすることができる。例えば,薬液処理中にリンス乾燥アーム53の洗浄を行えば,スループットを向上させることができる。
【0064】
かかる基板処理装置12によれば,薬液アーム格納部用シャッター48及びリンス乾燥アーム格納部用シャッター49によって,各供給ノズルを備えた薬液供給系アーム50及びリンス乾燥アーム53が待機する格納部と,ウェハWを処理するアウターチャンバー43の雰囲気を分離するので,待機中の各供給ノズルから発生する雰囲気や,待機中の各供給ノズルを洗浄する際に発生する洗浄液雰囲気が処理後のウェハWに影響を及ぼす心配がない。また,待機中の薬液供給系アーム50から発生する薬液雰囲気や,ウェハW処理中の薬液雰囲気によって,リンス乾燥アーム53が汚染される心配がない。
【0065】
以上,本発明の好適な実施の形態の一例を示したが,本発明はここで説明した形態に限定されない。例えば図15に示すように,ユニットチャンバー42上部にFFU122を設け,下部に排気機構123を設けてもよい。この場合,アウターチャンバー43内の処理液雰囲気が漏出しても,FFU122によって形成されたダウンフローと排気機構123によってユニットチャンバー42から排出される。したがって処理後のウェハWを搬出させるとき,処理液雰囲気によってウェハWが汚染される心配が少なく,処理液雰囲気をユニットチャンバー42外に漏出させる心配が少ない。また,例えば薬液アーム格納部44及びリンス乾燥アーム格納部45にそれぞれ排気機構を設けてもよい。
【0066】
図16,17に示すように,アウターチャンバー43の内壁に複数の整流板130を設けても良い。スピンチャック59又はトッププレート60が回転すると,アウターチャンバー43の内壁に向かって気流が発生する。このように複数の整流板130を設けると,整流板130が気流を下方へ向けるので,処理液又は処理雰囲気がスムーズに下方に排出される。また同様に,インナーカップ58の内壁に複数の整流板131を設けても良い。この場合も,インナーカップ58の傾斜部整流板131が気流を下方へ向けるので,処理液又は処理雰囲気がスムーズに下方に排出される。
【0067】
図18に示すように,アンダープレート63の中心に薬液やIPA,N2などの処理流体を供給可能な下面供給路140を設け,アンダープレート63の中心及び周辺部の数箇所にIPAや純水,N2などを供給可能な下面供給路141を設けた構造としても良い。例えば図19に示すように,薬液やIPA,N2などを吐出可能な吐出口142を,アンダープレート63の中央に配置し,IPAや純水,N2などを吐出可能な吐出口143a,143b,143cを,アンダープレート63の中央,中央から半径の1/3離れた位置,中央から半径の2/3離れた位置などに適宜分散して配置した構成としても良い。また,各吐出口143a,143b,143cからの吐出のタイミングを制御できるように構成しても良い。そうすれば,各吐出口143a,143b,143cから,薬液や純水,IPA,N2などを時間をずらして徐々に吐出させていくことができる。例えば,純水を吐出口143a,143b,143cから吐出する場合,アンダープレート63の中央の吐出口143aから吐出される純水は,中央から半径の1/3離れた位置に配置された4個の吐出口143bから吐出される純水を,ウェハWの外周方向へ押し流す。中央から半径の1/3離れた位置に配置された4個の吐出口143bから吐出される純水は,中央から半径の2/3離れた位置に配置された吐出口143cから吐出される純水を,ウェハWの外周方向へ押し流す。このように,内側に配置された吐出口から吐出した純水によって,外側に配置された吐出口から吐出した純水を,ウェハWの中心から外周へ押し流すように制御することができる。従って,ウェハWを停止させたままでも,純水を効率良く押し流すことができ,ウェハWを回転させた場合と同様の効果が享受できる。ウェハWを回転させた場合は,さらに純水を効率良く押し流すことができ,ウェハWをより高速で回転させた場合と同様の効果が享受できる。この場合,高速回転を実施できないような処理に適している。
【0068】
また,例えば吐出口143a,143b,143cからN2を吐出する場合,最初に吐出口143aが吐出を始め,ウェハWの中央の面を乾燥させる。吐出口143aによる乾燥処理を終えてから,中央から半径の1/3離れた位置に配置された吐出口143bがN2の吐出を始める。このとき,吐出口143bの内側の位置まで乾燥処理を終えた時点で,吐出口143bからN2の吐出を開始すれば,吐出口143bの外側に付着している液滴が,中央の面に流れ込まないので,効率良く乾燥処理を行うことができる。そして,吐出口143bによる乾燥処理を終えてから,中央から半径の2/3離れた位置に配置された吐出口143cがN2の吐出を始める。このときも,吐出口143cの内側の位置まで乾燥処理を終えた時点で,吐出口143cからN2の吐出を開始すれば,吐出口143a,143bによって乾燥させた面に,吐出口143cの外側に付着している液滴が流れ込まないので,効率良く乾燥処理を行うことができる。従って,ウェハWを停止させたままでも,効率良く乾燥処理を行うことができ,ウェハWを回転させた場合と同様の効果が享受できる。ウェハWを回転させた場合は,さらに効率良く乾燥処理を行うことができ,ウェハWをより高速で回転させた場合と同様の効果が享受できる。この場合,高速回転を実施できないような処理に適している。
【0069】
本発明は洗浄液が供給される基板洗浄装置に限定されず,その他の種々の処理液などを用いて洗浄以外の他の処理を基板に対して施すものであっても良い。また,基板は半導体ウェハに限らず,その他のLCD基板用ガラスやCD基板,プリント基板,セラミック基板などであっても良い。
【0070】
【発明の効果】
本発明の基板処理装置によれば,供給手段が待機するエリアと,基板処理を行うエリアを分離することができる。供給手段から処理液雰囲気または処理ガスが拡散しても,その処理液雰囲気または処理ガスは,供給手段格納部に格納されている他の供給手段を汚染しない。また,本発明の基板処理方法によれば,供給手段を洗浄することにより,清浄度の高い処理液を基板に供給することが可能である。さらに,供給手段を洗浄する洗浄液雰囲気が,アウターチャンバー内の基板に影響を与えることを防止する。常に清浄度の高い処理液を基板に供給することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄システムの平面図である。
【図2】洗浄システムの側面図である。
【図3】洗浄システムのウェハ受け渡しユニット,主ウェハ搬送装置,加熱ユニット,冷却ユニットの概略配置を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる基板洗浄ユニットの平面図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる洗浄システムの断面図である。
【図6】アンダープレート及びアンダープレートシャフトの説明図である。
【図7】アンダープレートの平面図である。
【図8】アウターチャンバーの上部を拡大して示した縦断面図である。
【図9】インナーカップ内の液滴をミストトラップに排出する工程の説明図である。
【図10】アウターチャンバー内の液滴をミストトラップに排出する工程の説明図である。
【図11】IPA循環ユニット及び処理液循環ユニットの説明図である。
【図12】ウェハW両面に薬液を液盛りする工程の説明図である。
【図13】ウェハW両面を薬液洗浄する工程の説明図である。
【図14】ウェハW両面にN2を供給する工程の説明図である。
【図15】本発明の実施の形態にかかる基板洗浄ユニットにおいて,FFUと排気機構を設けた場合の説明図である。
【図16】アウターチャンバー及びインナーカップの内壁に整流板を設けた場合の縦断面図である。
【図17】アウターチャンバー及びインナーカップの内壁に整流板を設けた場合の説明図である。
【図18】アンダープレート及びアンダープレートシャフトの変形例を示す説明図である。
【図19】アンダープレートの変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
C キャリアC
W ウエハ
1 洗浄システム
2 洗浄処理部
3 搬入出部
4 イン・アウトポート
5 ウェハ搬送部
7 ウエハ搬送装置
11 取出収納アーム
12,13,14,15 基板洗浄ユニット
18 主ウエハ搬送装置
34,35,36 搬送アーム
42 ユニットチャンバー
43 アウターチャンバー
44 薬液アーム格納部
45 リンス乾燥アーム格納部
46 ユニットチャンバー用メカシャッター
46’ 開口
47 アウターチャンバー用メカシャッター
47’ 開口
48 薬液アーム格納部用シャッター
48’開口
49 リンス乾燥アーム格納部用シャッター
49’開口
50 薬液供給系アーム
53 リンス乾燥アーム
56 薬液供給系アーム洗浄装置
57 リンス乾燥アーム洗浄装置
58 インナーカップ
59 スピンチャック
60 トッププレート
61 チャック本体
63 アンダープレート
86 N2ガス供給手段
87 インナーカップ排出管
89 インナーカップミストトラップ
90 インナーカップミストトラップ排気管
92 インナーカップ排液回収ライン
93 アウターチャンバー排出管
94 アウターチャンバーミストトラップ
95 アウターチャンバーミストトラップ排気管
96 アウターチャンバー排液回収ライン

Claims (4)

  1. 基板を保持する保持手段と,
    前記保持手段に保持された基板に対し処理液または処理ガスを供給する複数の供給手段を備えた基板処理装置において,
    前記保持手段を囲む密閉構造のアウターチャンバーを設け,
    前記複数の供給手段を処理時以外に待避させる複数の供給手段格納部を設け,
    前記供給手段が出入する開口を前記複数の供給手段格納部に各々設けると共に,各開口を開閉し,閉じたときに各供給手段格納部をアウターチャンバーと雰囲気隔離させるシャッターをそれぞれ設けたことを特徴とする,基板処理装置。
  2. 前記保持手段を囲むインナーカップを前記アウターチャンバーの内部に設けたことを特徴とする,請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記アウターチャンバーを囲むユニットチャンバーを設け,前記シャッターを閉じたときに,前記供給手段格納部の雰囲気がアウターチャンバーとユニットチャンバーに漏出することを防ぐことを特徴とする,請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. アウターチャンバーの内部に保持された基板に供給手段によって処理液または処理ガスを供給して基板を処理する方法であって,
    前記アウターチャンバーの外部に前記供給手段を移動させ,前記供給手段を供給手段格納部の内部に格納して,前記アウターチャンバー内部の雰囲気と隔離した状態で前記供給手段を洗浄し,
    前記供給手段の洗浄中に,アウターチャンバーの内部において他の工程が行われることを特徴とする,基板処理方法。
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