JP2003077808A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置及び基板処理方法

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JP2003077808A
JP2003077808A JP2001267026A JP2001267026A JP2003077808A JP 2003077808 A JP2003077808 A JP 2003077808A JP 2001267026 A JP2001267026 A JP 2001267026A JP 2001267026 A JP2001267026 A JP 2001267026A JP 2003077808 A JP2003077808 A JP 2003077808A
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substrate
wafer
liquid
nozzle
nozzle body
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JP2001267026A
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Takehiko Orii
武彦 折居
Masaru Amai
勝 天井
Masahiro Mukoyama
正浩 向山
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内においてノズル本体が占有するスペー
スを小さくすることができる基板処理装置及び基板処理
方法を提供する。 【解決手段】 ノズル本体60,62に設けられた複数
の吐出口から基板Wに処理液を供給して基板を処理する
装置において,ノズル本体60,62を基板Wの外周部
に沿う形状とし,ノズル本体60,62を基板Wの上方
と基板Wの上方から外側に出た位置とに移動自在とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体ウェ
ハやCD基板等の基板を処理する基板処理装置及び基板
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おいては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という。)
に対して現像,塗布,洗浄等の処理を行う処理システム
が使用されている。かような処理システムに備えられる
枚葉式基板処理装置は,略水平に保持したウェハに対し
てノズルから処理液を供給して,ウェハに所定の処理を
施すものである。枚葉式基板処理装置のノズルは,例え
ば細長の形状をしており,下部に並べて設けた吐出口か
ら直線状に処理液を吐出するようにし,これを平行移動
させて処理液をウェハに対して均一に供給する方法が公
知である。他に,水平面内で回動自在に設けられたアー
ムの先端にノズルを取り付け,回転しているウェハに対
してアームを回動させて処理液を供給する方法,回転し
ているウェハの中心近傍に対してノズルから処理液を供
給する方法等が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
基板処理装置においては,細長の形状をした供給ノズル
やアーム等が待機する場所や,処理位置に移動するため
のスペースが,装置内で占有する割合が大きかった。そ
のため,基板処理装置を小型化することができなかっ
た。
【0004】従って,本発明の目的は,装置内において
ノズル本体が占有するスペースを小さくすることができ
る基板処理装置及び基板処理方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明によれば,ノズル本体に設けられた複数の吐
出口から基板に処理液を供給して基板を処理する装置で
あって,前記ノズル本体を基板の外周部に沿う形状と
し,前記ノズル本体を基板の上方と基板の上方から外側
に出た位置とに移動自在としたことを特徴とする,基板
処理装置が提供される。この基板処理装置にあっては,
ノズル本体が基板の上方から外側に出て待機する位置に
おいて,ノズル本体が占有するスペースを小さくするこ
とができる。
【0006】本発明の基板処理装置にあっては,前記基
板をアウターチャンバーによって囲み,前記ノズル本体
を前記アウターチャンバーの外側に設け,前記ノズル本
体を前記アウターチャンバーの外側に沿う形状としても
良い。また,前記ノズル本体を収納するノズル本体収納
部を設け,前記ノズル本体収納部を前記ノズル本体に沿
う形状としても良い。この場合,ノズル本体収納部が基
板処理装置内において占有するスペースを小さくするこ
とができる。
【0007】また,前記複数の吐出口をノズル本体の下
面に並べて設けることが好ましい。前記吐出口は,処理
液を基板に対して傾斜させて吐出するようにしても良
い。この場合,ノズル本体の高さを低くすることができ
る。
【0008】前記ノズル本体の内部に,処理液を溜める
液溜め部を設けてもよい。さらに,前記液溜め部に溜め
られた処理液に対して超音波振動を与える超音波振動機
構を備えてもよい。この場合,少量の薬液で効果的に処
理を行うことができる。さらにまた,前記液溜め部に溜
められた処理液の温度を調節する温度調節手段を備えて
もよい。
【0009】また,前記ノズル本体が移動する範囲内
に,基板の中心が位置することが好ましい。この場合,
基板に処理液を均一に供給することができる。
【0010】前記ノズル本体を複数備えても良い。さら
に,前記複数のノズルは各々異なる処理液を供給するこ
とが好ましい。また,前記複数のノズル本体のうち,少
なくとも一つのノズル本体はリンス液を供給することが
好ましい。前記リンス液を供給するノズル本体に,乾燥
ガスを吐出する複数の吐出口を設けることが好ましい。
さらに,前記乾燥ガスを吐出する複数の吐出口を,リン
ス液を吐出する前記複数の吐出口よりも内側に設けるこ
とが好ましい。例えば純水と乾燥ガスを同時に吐出した
場合,ウェハW表面において乾燥ガスによって純水をウ
ェハWの外周に押し流すことができる。
【0011】本発明によれば,基板の外周部に沿う形状
を有するノズル本体に設けた複数の吐出口から基板に処
理液を供給して基板を処理する方法であって,基板を回
転させ,前記ノズル本体を停止させて基板に処理液を供
給することを特徴とする,基板処理方法が提供される。
【0012】また,基板の外周部に沿う形状を有するノ
ズル本体に設けた複数の吐出口から基板に処理液を供給
して基板を処理する方法であって,前記ノズル本体を基
板に対して相対的に移動させながら処理液を供給するこ
とを特徴とする,基板処理方法が提供される。さらに,
基板に処理液を供給するに際し,基板を回転させても良
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を,基板の一例として略円盤形状をなすウェハの両面
を洗浄する基板処理装置としての基板洗浄ユニットに基
づいて説明する。図1は,本実施の形態にかかる基板洗
浄ユニット12,13,14,15を組み込んだ処理シ
ステム1の平面図である。図2は,その側面図である。
この処理システム1は,ウェハWに処理及び処理後の熱
的処理を施す処理部2と,処理部2に対してウェハWを
搬入出する搬入出部3から構成されている。
【0014】搬入出部3は,複数枚,例えば25枚のウ
ェハWが所定の間隔で略水平に収容可能な容器(キャリ
アC)を載置するための載置台6が設けられたイン・ア
ウトポート4と,載置台6に載置されたキャリアCと処
理部2との間でウェハの受け渡しを行うウェハ搬送装置
7が備えられたウェハ搬送部5と,から構成されてい
る。
【0015】ウェハWはキャリアCの一側面を通して搬
入出され,キャリアCの側面には開閉可能な蓋体が設け
られている。また,ウェハWを所定間隔で保持するため
の棚板が内壁に設けられており,ウェハWを収容する2
5個のスロットが形成されている。ウェハWは表面(半
導体デバイスを形成する面)が上面(ウェハWを水平に
保持した場合に上側となっている面)となっている状態
で各スロットに1枚ずつ収容される。
【0016】イン・アウトポート4の載置台6上には,
例えば,3個のキャリアを水平面のY方向に並べて所定
位置に載置することができるようになっている。キャリ
アCは蓋体が設けられた側面をイン・アウトポート4と
ウェハ搬送部5との境界壁8側に向けて載置される。境
界壁8においてキャリアCの載置場所に対応する位置に
は窓部9が形成されており,窓部9のウェハ搬送部5側
には,窓部9をシャッター等により開閉する窓部開閉機
構10が設けられている。
【0017】この窓部開閉機構10は,キャリアCに設
けられた蓋体もまた開閉可能であり,窓部9の開閉と同
時にキャリアCの蓋体も開閉する。窓部9を開口してキ
ャリアCのウェハ搬入出口とウェハ搬送部5とを連通さ
せると,ウェハ搬送部5に配設されたウェハ搬送装置7
のキャリアCへのアクセスが可能となり,ウェハWの搬
送を行うことが可能な状態となる。
【0018】ウェハ搬送部5に配設されたウェハ搬送装
置7は,Y方向とZ方向に移動可能であり,かつ,X―
Y平面内(θ方向)で回転自在に構成されている。ま
た,ウェハ搬送装置7は,ウェハWを把持する取出収納
アーム11を有し,この取出収納アーム11はX方向に
スライド自在となっている。こうして,ウェハ搬送装置
7は,載置台6に載置された全てのキャリアCの任意の
高さのスロットにアクセスし,また,処理部2に配設さ
れた上下2台のウェハ受け渡しユニット16,17にア
クセスして,イン・アウトポート4側から処理部2側
へ,逆に処理部2側からイン・アウトポート4側へウェ
ハWを搬送することができるようになっている。
【0019】処理部2は,主ウェハ搬送装置18と,ウ
ェハ搬送部5との間でウェハWの受け渡しを行うために
ウェハWを一時的に載置するウェハ受け渡しユニット1
6,17と,本実施の形態にかかる4台の基板洗浄ユニ
ット12,13,14,15と,処理後のウェハWを加
熱処理する3台の加熱ユニット及び加熱されたウェハW
を冷却する冷却ユニットからなる加熱・冷却部19とを
備えている。主ウェハ搬送装置18は,ウェハ受け渡し
ユニット16,17,基板洗浄ユニット12,13,1
4,15,加熱・冷却部19の全てのユニットにアクセ
ス可能に配設されている。
【0020】また,処理部2は,処理システム1全体を
稼働させるための電源である電装ユニット23と,処理
システム1内に配設された各種装置及び処理システム1
全体の動作制御を行う機械制御ユニット24と,基板洗
浄ユニット12,13,14,15に送液する所定の処
理液を貯蔵する薬液貯蔵ユニット25とが配設されてい
る。電装ユニット23は図示しない主電源と接続され
る。処理部2の天井部には,各ユニット及び主ウェハ搬
送装置18に,清浄な空気をダウンフローするためのフ
ァンフィルターユニット(FFU)26が配設されてい
る。
【0021】電装ユニット23と薬液貯蔵ユニット25
と機械制御ユニット24を処理部2の外側に設置するこ
とによって,又は外部に引き出すことによって,この面
(Y方向)からウェハ受け渡しユニット16,主ウェハ
搬送装置18,加熱・冷却部19のメンテナンスを容易
に行うことが可能である。
【0022】ウェハ受け渡しユニット16,17は,い
ずれもウェハ搬送部5との間でウェハWの受け渡しを行
うためにウェハWを一時的に載置するものであり,これ
らウェハ受け渡しユニット16,17は上下2段に積み
重ねられて配置されている。例えば,下段のウェハ受け
渡しユニット17は,イン・アウトポート4側から処理
部2側へ搬送するウェハWを載置するために用い,上段
のウェハ受け渡しユニット16は,処理部2側からイン
・アウトポート4側へ搬送するウェハWを載置するため
に用いることができる。
【0023】ファンフィルターユニット(FFU)26
からのダウンフローの一部は,ウェハ受け渡しユニット
16,17と,その上部の空間を通ってウェハ搬送部5
に向けて流出する構造となっている。これにより,ウェ
ハ搬送部5から処理部2へのパーティクル等の侵入が防
止され,処理部2の清浄度が保持されるようになってい
る。
【0024】主ウェハ搬送装置18は,図示しないモー
タの回転駆動力によって回転可能な筒状支持体30と,
筒状支持体30の内側に沿ってZ方向に昇降自在に設け
られたウェハ搬送体31とを有している。ウェハ搬送体
31は,筒状支持体30の回転に伴って一体的に回転さ
れるようになっており,それぞれ独立して進退移動する
ことが可能な多段に配置された3本の搬送アーム34,
35,36を備えている。
【0025】加熱・冷却部19においては,ウェハWの
強制冷却を行う冷却ユニットが一台配設され,その上に
ウェハWの強制加熱と自然冷却を行う加熱ユニットが3
台積み重ねられて配設されている。なお,ウェハ受け渡
しユニット16の上部の空間に加熱・冷却部19を設け
ることも可能である。この場合には,図1に示す加熱・
冷却部19の位置をその他のユーティリティ空間として
利用することができる。
【0026】基板洗浄ユニット12,13,14,15
は,図2に示すように,上下2段で各段に2台ずつ配設
されている。図1に示すように,基板洗浄ユニット1
2,13と基板洗浄ユニット14,15とは,その境界
をなしている壁面41に対して対称な構造を有している
が,対称であることを除けば,各基板洗浄ユニット1
2,13,14,15は概ね同様の構成を備えている。
そこで,基板洗浄ユニット12を例として,その構造に
ついて詳細に以下に説明することとする。
【0027】図3は,基板洗浄ユニット12の平面図で
ある。基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー45
内には,略円形のウェハWを収納するアウターチャンバ
ー46と,アウターチャンバー46内に収納されたウェ
ハWに対して薬液等を供給する薬液供給ノズル60を格
納する薬液供給ノズル格納部47と,ウェハWに対して
リンス液等を供給するリンス乾燥ノズル62を格納する
リンス乾燥ノズル格納部48とを備えている。ユニット
チャンバー45には開口50が形成され,開口50を図
示しない開閉機構によって開閉するユニットチャンバー
用メカシャッター51が設けられており,搬送アーム3
4によって基板洗浄ユニット12に対して開口50から
ウェハWが搬入出される際には,このユニットチャンバ
ー用メカシャッター51が開くようになっている。ユニ
ットチャンバー用メカシャッター51はユニットチャン
バー45の内部から開口50を開閉するようになってお
り,ユニットチャンバー45内が陽圧になったような場
合でも,ユニットチャンバー45内部の雰囲気が外部に
漏れ出ない。
【0028】アウターチャンバー46は略円形のウェハ
Wの外周部を囲むために,横断面がウェハWの外周部に
沿った円形となっている。従って,ウェハWの処理雰囲
気が拡散することを防止するとともに,ユニットチャン
バー45内においてアウターチャンバー46が占有する
スペースを節約するようになっている。薬液供給ノズル
格納部47は後述する薬液供給ノズル60の円弧形状に
沿った形状となっている。即ち,薬液供給ノズル格納部
47の外壁はウェハWの外周部に沿った円弧形状となっ
ている。従って,ユニットチャンバー45内における薬
液供給ノズル格納部47の占有するスペースを節約する
ようになっている。リンス乾燥ノズル格納部48は後述
するリンス乾燥ノズル62の円弧形状に沿った形状とな
っている。即ち,リンス乾燥ノズル格納部48の外壁は
ウェハWの外周部に沿った円弧形状となっている。従っ
て,ユニットチャンバー45内におけるリンス乾燥ノズ
ル格納部48の占有するスペースを節約するようになっ
ている。
【0029】アウターチャンバー46には開口52が形
成され,開口52を図示しないシリンダ駆動機構によっ
て開閉するアウターチャンバー用メカシャッター53が
設けられており,例えば搬送アーム34によってアウタ
ーチャンバー46に対して開口52からウェハWが搬入
出される際には,このアウターチャンバー用メカシャッ
ター53が開くようになっている。アウターチャンバー
用メカシャッター53は,ユニットチャンバー用メカシ
ャッター51と共通の開閉機構によって開閉するように
しても良い。また,アウターチャンバー46には開口5
5が形成され,開口55を図示しない駆動機構によって
開閉する薬液供給ノズル格納部用シャッター56が設け
られている。薬液供給ノズル格納部47をアウターチャ
ンバー46と雰囲気隔離するときは,この薬液供給ノズ
ル格納部用シャッター56を閉じる。さらに,アウター
チャンバー46には開口57が形成され,開口57を図
示しない駆動機構によって開閉するリンス乾燥ノズル格
納部用シャッター58が設けられている。リンス乾燥ノ
ズル格納部48をアウターチャンバー46と雰囲気隔離
するときは,このリンス乾燥ノズル格納部用シャッター
58を閉じる。
【0030】アウターチャンバー用メカシャッター53
はアウターチャンバー46の内部から開口52を開閉す
るようになっている。薬液供給ノズル格納部用シャッタ
ー56はアウターチャンバー46の内部から開口55を
開閉するようになっている。リンス乾燥ノズル格納部用
シャッター58はアウターチャンバー46の内部から開
口57を開閉するようになっている。従って,開口5
2,開口55,開口57を閉じたときは,アウターチャ
ンバー46内が陽圧になったような場合でも,アウター
チャンバー46内部の雰囲気が外部に漏れ出ないように
なっている。
【0031】薬液供給ノズル格納部47内には,後述の
スピンチャック81で保持されたウェハWに対して薬液
等の処理液を供給可能なノズル本体である薬液供給ノズ
ル60が格納されている。薬液供給ノズル60の一端
は,薬液供給ノズル60をウェハWの上方と薬液供給ノ
ズル格納部47内とに回動自在にする回動機構61に支
持されている。リンス乾燥ノズル格納部48内には,ウ
ェハWに対してリンス液等の処理液と例えば乾燥ガスと
してのN2を供給可能なノズル本体であるリンス乾燥ノ
ズル62が格納されている。また,リンス乾燥ノズル6
2の一端は,リンス乾燥ノズル62をウェハWの上方と
リンス乾燥ノズル格納部48内とに回動自在にする回動
機構63に支持されている。
【0032】薬液供給ノズル60は,略円形をなすウェ
ハWの外周部に沿った円弧形状である。また,横断面が
ウェハWの外周部に沿った円形であるアウターチャンバ
ー46に沿った円弧形状である。この場合,ユニットチ
ャンバー45内における薬液供給ノズル60の占有する
スペースを節約することができる。リンス乾燥ノズル6
2は,略円形をなすウェハWの外周部に沿った円弧形状
である。また,横断面がウェハWの外周部に沿った円形
であるアウターチャンバー46に沿った円弧形状であ
る。この場合,ユニットチャンバー45内におけるリン
ス乾燥ノズル62の占有するスペースを節約することが
できる。
【0033】薬液供給ノズル60は,図4に示すよう
に,薬液供給ノズル格納部47内の待機位置からウェハ
Wの中心近傍に薬液を吐出可能な位置を過ぎた折り返し
位置までの間を回動自在である。即ち,薬液供給ノズル
60が移動する範囲内には,ウェハWの中心が位置す
る。また,薬液供給ノズル60は,折り返し位置からウ
ェハWの周縁部までの間を回動しながらウェハWに対し
て薬液を供給することができる。例えば,ウェハWに対
して薬液を供給する供給時以外には,薬液供給ノズル6
0を薬液供給ノズル格納部47内の待機位置にて待機さ
せる。供給時は,薬液供給ノズル格納部用シャッター5
6を開き,薬液供給ノズル60を薬液供給ノズル格納部
47内の待機位置からアウターチャンバー46内に回動
させ,図10に示す薬液供給ノズル60の一部がウェハ
Wの周縁近傍に近接した近接位置Aまで回動させる。そ
して,例えばウェハWに対して薬液を液盛りして処理す
る場合,薬液供給ノズル60の一部からウェハWの中心
付近に薬液を吐出可能な供給位置Bと近接位置Aまでの
間を回動させながら,薬液供給ノズル60からウェハW
表面に対して薬液を供給する。一方,後述するスピンチ
ャック81によってウェハWを回転させることにより,
薬液を均一に供給することができる。この場合,薬液の
液膜をウェハWの表面に均一に形成することができる。
また,薬液供給ノズル60が供給位置Bまで回動すれば
薬液を均一に供給することができるので,薬液供給ノズ
ル60が供給位置Bにおいてアウターチャンバー46に
接触しない範囲で,アウターチャンバー46を小さくす
ることができる。
【0034】リンス乾燥ノズル62もまた,図4に示す
ように,リンス乾燥ノズル格納部48内の待機位置から
ウェハWの中心近傍に薬液を吐出可能な位置を過ぎた折
り返し位置までの間を回動自在である。即ち,リンス乾
燥ノズル62が移動する範囲内には,ウェハWの中心が
位置する。また,リンス乾燥ノズル62は,折り返し位
置からウェハWの周縁部までの間を回動しながらウェハ
Wに対してリンス液,乾燥ガス等を供給することができ
る。例えば,ウェハWに対してリンス液を供給する供給
時以外には,リンス乾燥ノズル62をリンス乾燥ノズル
格納部48内の待機位置にて待機させる。供給時は,リ
ンス乾燥ノズル格納部用シャッター58を開き,リンス
乾燥ノズル62をリンス乾燥ノズル格納部48内の待機
位置からアウターチャンバー46内に回動させ,図10
に示すリンス乾燥ノズル62の一部がウェハWの周縁近
傍に近接した近接位置A’まで回動させる。そして,例
えばウェハWに対してリンス処理する場合,リンス乾燥
ノズル62の一部からウェハWの中心付近にリンス液を
吐出可能な供給位置B’と近接位置A’までの間を回動
させながら,リンス乾燥ノズル62からウェハW表面に
対してリンス液を供給する。一方,後述するスピンチャ
ック81によってウェハWを回転させることにより,リ
ンス液を均一に供給することができる。リンス乾燥ノズ
ル62が供給位置B’においてアウターチャンバー46
に接触しない範囲で,アウターチャンバー46を小さく
することができる。
【0035】薬液供給ノズル格納部47には薬液供給ノ
ズル60を洗浄する薬液供給ノズル洗浄装置65が備え
られている。薬液供給ノズル洗浄装置65は,薬液供給
ノズル格納部47の円弧形状の壁面に沿って移動自在で
あり,円弧形状の薬液供給ノズル60の下方に沿って移
動し,薬液供給ノズル60が薬液供給ノズル格納部47
内において待機しているとき洗浄することができる。リ
ンス乾燥ノズル格納部48にはリンス乾燥ノズル62を
洗浄するリンス乾燥ノズル洗浄装置66が備えられてい
る。リンス乾燥ノズル洗浄装置66は,リンス乾燥ノズ
ル格納部48の円弧形状の壁面に沿って移動自在であ
り,円弧形状のリンス乾燥ノズル62に沿って移動し,
リンス乾燥ノズル格納部48内において待機していると
きに洗浄することができる。
【0036】図5は,ウェハWの表面(ウェハW上面)
と対向する薬液供給ノズル60の下面を示している。薬
液供給ノズル60の下面には,ウェハW表面に薬液等を
吐出する複数の吐出口70が設けられている。吐出口7
0は薬液供給ノズル60の形状に沿って円弧状に並べて
設けられている。ウェハWに薬液を供給する時は,複数
の吐出口70から薬液を円弧形状に吐出する。図6は,
薬液供給ノズル60の縦断面図である。薬液供給ノズル
60の内部には,複数の吐出口75から吐出する薬液等
を貯留する液溜め部71と,液溜め部71に貯留されて
いる薬液等の温度を調節する温度調節機能72が設けら
れている。吐出口75は,液溜め部71からウェハWに
対して斜めに薬液等を吐出する。この場合,薬液供給ノ
ズル60の高さを低くすることができる。さらに,開口
55及び薬液供給ノズル格納部用シャッター56を小さ
くすることができる。温度調節機能72は,吐出する直
前の薬液を温度調節することができる。また,液溜め部
71には,貯留されている薬液等に超音波振動を与える
メガソニック装置73が設けられている。ウェハWに供
給される薬液は,液溜め部71に貯留され,その間に温
度調節機能72によって温度を調節され,メガソニック
装置73によって適宜超音波振動を与えられた後,複数
の吐出口70から吐出されて,ウェハWの表面に円弧形
状に供給される。例えばウェハWに洗浄液等の薬液を供
給してウェハWを洗浄する場合,吐出する直前の薬液に
超音波振動を与えることにより,ウェハWに付着したパ
ーティクル等の除去性を向上させることができる。ま
た,ウェハWに対する薬液による処理の均一性が向上す
る。
【0037】図7は,ウェハWの表面(ウェハW上面)
と対向するリンス乾燥ノズル62の下面を示している。
リンス乾燥ノズル62の下面には,ウェハWの表面(ウ
ェハW上面)に例えばIPA,純水等のリンス液等を吐
出する複数の吐出口75が設けられている。吐出口75
はリンス乾燥ノズル62の形状に沿って円弧状に並べて
設けられている。ウェハWにリンス液等を供給する時
は,複数の吐出口75からリンス液を円弧形状に吐出す
る。また,リンス乾燥ノズル62の下面には,ウェハW
の表面(ウェハW上面)にN2等の乾燥ガスを吐出する
複数の吐出口76が設けられている。吐出口76もリン
ス乾燥ノズル62の形状に沿って円弧状に並べて設けら
れている。ウェハWに乾燥ガスを供給する時は,複数の
吐出口76から乾燥ガスを円弧形状に吐出する。なお,
複数の吐出口75と吐出口76は,リンス乾燥ノズル6
2が純水やN2等をウェハWに供給しながら回動する場
合の進行方向において,複数の吐出口76が複数の吐出
口75の後方に位置するように設けられている。図7に
示す例では,リンス乾燥ノズル62は,少なくとも供給
位置B’から近接位置A’に向かって移動するときに,
ウェハWに純水やN2等を供給する。この場合は,例え
ばウェハWの上部における供給位置B’から近接位置
A’の間に位置する状態のリンス乾燥ノズル62をみる
と,純水を吐出する吐出口75は近接位置A’に近い側
に設けられ,N2を吐出する吐出口76は供給位置B’
に近い側に設けられている。また,リンス乾燥ノズル格
納部48に待機している状態のリンス乾燥ノズル62を
ウェハWの中心からみると,複数の吐出口76は複数の
吐出口75よりも内側に設けられている。
【0038】図8は,リンス乾燥ノズル62の縦断面図
である。リンス乾燥ノズル62の内部には,複数の吐出
口75から吐出するリンス液等を貯留する液溜め部77
が設けられている。吐出口75は,液溜め部77からウ
ェハWに対して斜めにリンス液等を吐出する。ウェハW
に供給されるリンス液は,液溜め部77に貯留され,複
数の吐出口75から吐出されて,ウェハWの表面に円弧
形状に供給される。また,リンス乾燥ノズル62の内部
には,N2等の乾燥ガスを複数の吐出口76に供給する
ガス供給部78が設けられている。吐出口76は,ガス
供給部78からウェハWに対して斜めにN2等を吐出す
る。この場合,ノズル自体を乾燥ガスのエアーナイフの
ように使用することができる。また,リンス乾燥ノズル
62の高さを低くすることができる。さらに,開口57
及びリンス乾燥ノズル格納部用シャッター58を小さく
することができる。例えばウェハWに供給されるN2
は,ガス供給部78に供給され,複数の吐出口76から
吐出されて,ウェハWの表面に円弧形状に供給される。
【0039】ウェハWを純水等によってリンス処理する
工程の際は,リンス乾燥ノズル62は図10に示すよう
に,少なくとも供給位置B’から近接位置A’までの間
を回動しながら,複数の吐出口75からリンス液を吐出
する。一方,後述するスピンチャック81によってウェ
ハWを回転させることにより,リンス液をウェハW全体
に均一に供給することができる。また,ウェハWに付着
した薬液の液滴を除去する工程や,乾燥処理工程の際に
は,リンス乾燥ノズル62は例えば供給位置B’から近
接位置A’までの間を回動しながら,複数の吐出口76
から例えばN2を吐出して,スピンチャック81によっ
て回転するウェハWの表面にN2を供給する。こうする
ことによって,ウェハW表面上の薬液やリンス液等の処
理液をウェハWの外周方向に押し流して排出することが
できる。このとき,リンス乾燥ノズル62がウェハWの
中心付近にN2を供給可能な位置,例えば供給位置B’
に位置するときに,N2の吐出を開始することが好まし
い。この場合,ウェハW表面の中心付近の処理液もウェ
ハWの外周方向に効果的に押し流すことができる。ま
た,吐出口76は,ウェハWに対して傾斜して設けられ
ており,リンス乾燥ノズル62が供給位置B’から近接
位置A’の方向へ回動するとき,その回動方向に向かっ
てウェハW表面に対して斜めにN2等を吐出する。この
場合,N2はウェハW表面上を外周方向に向かって流れ
ようとするので,ウェハW表面上の処理液を,ウェハW
中心付近から外周に向かう方向へ容易に押し流すことが
できる。さらに,リンス乾燥ノズル62はN2を吐出し
続けながら回動するので,処理液をリンス乾燥ノズル6
2の回動と共に外周に向かって押し流し,ウェハWの周
囲へ排出することができる。
【0040】例えば,ウェハW表面に薬液を液盛りして
所定時間が経過した後,リンス乾燥ノズル62を供給位
置B’まで回動させ,N2の吐出を開始する。そして,
供給位置B’から近接位置A’の方向へ回動させながら
N2を吐出する。ウェハW表面上の薬液は,リンス乾燥
ノズル62の回動と共に,N2によってウェハWの外周
方向に押し流される。リンス乾燥ノズル62は,吐出口
76からN2を吐出し続けながら近接位置A’の方向へ
回動し,押し流された薬液はウェハWの周囲へ排出され
る。また,ウェハW表面に純水を供給した後,N2によ
ってウェハWを乾燥させる場合,上記のように供給位置
B’に位置するときにN2の吐出を開始することによっ
て,ウェハW表面上に付着した純水を押し流して排出す
ると,乾燥処理を短時間で行うことができる。さらに,
リンス乾燥ノズル62の吐出口75から純水を吐出しな
がら,吐出口76からN2を吐出しても良い。複数の吐
出口76は,リンス乾燥ノズル62が純水とN2を同時
に供給しながら回動する場合,リンス乾燥ノズル62の
進行方向において,純水を吐出する位置の後方でN2を
吐出するように設けられている。即ち,複数の吐出口7
5と吐出口76は,リンス乾燥ノズル62が純水とN2
を同時に供給しながら回動する場合のリンス乾燥ノズル
62の進行方向において,前方に複数の吐出口75から
純水を吐出し,その後方で複数の吐出口76からN2を
吐出するようになっている。従って,複数の吐出口75
と複数の吐出口76は,リンス乾燥ノズル62から純水
とN2を同時に供給する場合に,先に複数の吐出口75
から純水を供給した面に,後から複数の吐出口76から
N2を供給するように設けられている。この場合,ウェ
ハW表面上において純水をN2によって押し流すことが
できるので,純水によるリンス処理と乾燥処理工程を効
率よく行うことができる。例えば,最初に純水のみを供
給した後,純水とN2を同時に供給し,最後にN2のみ
を供給するようにして,リンス処理から乾燥処理工程へ
の切り換えを連続的に行うことができる。
【0041】図9に示すように,アウターチャンバー4
6内には,ウェハWを収納するインナーカップ80と,
このインナーカップ80内で,例えばウェハW表面を上
面にして,ウェハWを回転自在に支持するスピンチャッ
ク81と,スピンチャック81により支持されたウェハ
W上面(ウェハW表面)に対して相対的に移動するトッ
ププレート82を備えている。
【0042】スピンチャック81は,ウェハWを保持す
るチャック本体85と,このチャック本体85の底部に
接続された回転筒体86とを備える。チャック本体85
内には,スピンチャック81により保持されたウェハW
下面(ウェハW裏面)に対して相対的に移動するアンダ
ープレート87が配置されている。
【0043】チャック本体85の上部には,ウェハWの
裏面の周縁部を下面側から支持するための図示しない支
持ピンと,ウェハWの周縁部を周りから保持するための
保持部材88がそれぞれ複数箇所に装着されている。回
転筒体86の外周面には,ベルト89が巻回されてお
り,ベルト89をモータ90によって周動させることに
より,スピンチャック81全体が回転するようになって
いる。各保持部材88は,スピンチャック81が回転し
たときの遠心力を利用して,図3に示すように,ウェハ
Wの周縁部を外側から保持するように構成されている。
スピンチャック81が静止しているときは,ウェハWの
裏面を支持ピンで支持し,スピンチャック81が回転し
ているときは,ウェハWの周縁部を保持部材88によっ
て保持する。
【0044】アンダープレート87は,チャック本体8
5内及び回転筒体86内を貫挿するアンダープレートシ
ャフト91上に接続されている。アンダープレートシャ
フト91は,水平板92の上面に固着されており,この
水平板92は,アンダープレートシャフト91と一体的
に,エアシリンダー等からなる昇降機構93により鉛直
方向に昇降させられる。従って,アンダープレート87
は,図9に示すようにチャック本体85内の下方に下降
して,スピンチャック81により支持されたウェハW下
面から離れて待機している状態(退避位置)と,図11
に示すようにチャック本体85内の上方に上昇して,ス
ピンチャック81により支持されたウェハW下面に対し
て洗浄処理を施している状態(処理位置)とに上下に移
動自在である。
【0045】アンダープレート87には,ウェハWの下
面とアンダープレート87との間に例えば薬液,IP
A,純水等の処理液や,乾燥ガスとしてのN2等を選択
的に供給可能な下面供給路94が,アンダープレートシ
ャフト91内を貫通して設けられている。また,アンダ
ープレート87内部には,下面供給路94からウェハW
の下面に供給された薬液などを所定温度に温調させる,
図示しないアンダープレート温調器が設けられている。
【0046】トッププレート82はトッププレート回転
軸95の下端に接続されており,水平板96に設置され
た回転軸モータ97によって回転する。トッププレート
回転軸95は,水平板96の下面に回転自在に支持さ
れ,この水平板96は,アウターチャンバー上部に固着
されたエアシリンダー等からなる回転軸昇降機構98に
より鉛直方向に昇降する。従って,トッププレート82
は,回転軸昇降機構98の稼動により,図9に示すよう
にスピンチャック81により支持されたウェハW上面か
ら離れて待機している状態(退避位置)と,図11に示
すようにスピンチャック81により支持されたウェハW
上面に対して洗浄処理を施している状態(処理位置)と
に上下に移動自在である。
【0047】トッププレート82には,ウェハWの上面
とトッププレート82との間に例えば薬液,純水等の処
理液や,乾燥ガスとしてのN2等を選択的に供給可能な
上面供給路99が,トッププレート回転軸95内を貫通
して設けられている。また,トッププレート82内部に
は,上面供給路99からウェハWの上面に供給された薬
液などを所定温度に温調させる,図示しないトッププレ
ート温調器が設けられている。アウターチャンバー46
上部には,トッププレート82上面とアウターチャンバ
ー46内部との間にN2を吐出するN2供給手段100
が備えられている。
【0048】インナーカップ80は,図9に示すよう
に,下降してスピンチャック81をインナーカップ80
の上端よりも上方に突出させてウェハWを授受させる状
態と,図11に示すように,上昇してスピンチャック8
1及びウェハWを包囲する状態とに上下に移動自在であ
る。また,インナーカップ80が下降すると,アウター
チャンバー46によって,ウェハW両面に供給した処理
液が周囲に飛び散ることを防止する状態となる。インナ
ーカップ80が上昇すると,インナーカップ80によっ
て,ウェハW両面に供給した処理液が周囲に飛び散るこ
とを防止する状態となる。また,インナーカップ80の
底部には,インナーカップ80内の液滴を排液,または
処理雰囲気等を排気するための図示しないインナーカッ
プ排出管が接続されている。アウターチャンバー46の
底部には,アウターチャンバー46内の液滴を排液,ま
たは処理雰囲気等を排気するための図示しないアウター
チャンバー排出管が接続されている。
【0049】以上が基板洗浄ユニット12の構成である
が,洗浄システム1に備えられた他の基板洗浄ユニット
13,14,15も,基板洗浄ユニット12と同様の構
成を有し,薬液によりウェハW両面を同時に洗浄するこ
とができる。
【0050】さて,この洗浄システム1において,先ず
図示しない搬送ロボットにより未だ洗浄されていないウ
ェハWを例えば25枚ずつ収納したキャリアCがイン・
アウトポート4に載置される。そして,このイン・アウ
トポート4に載置されたキャリアCから取出収納アーム
11によって一枚ずつウェハWが取り出され,取出収納
アーム3から主ウェハ搬送装置18にウェハWが受け渡
される。そして,例えば搬送アーム34によってウェハ
Wは各基板洗浄ユニット12,13,14,15に適宜
搬入され,ウェハWに付着しているパーティクルなどの
汚染物質が洗浄,除去される。こうして所定の洗浄処理
が終了したウェハWは,再び主ウェハ搬送装置18によ
って各基板洗浄ユニット12から適宜搬出され,取出収
納アーム11に受け渡されて,再びキャリアCに収納さ
れる。
【0051】ここで,代表して基板洗浄ユニット12で
の洗浄について説明する。図9に示すように,先ず基板
洗浄ユニット12のユニットチャンバー用メカシャッタ
ー51とアウターチャンバー46のアウターチャンバー
用メカシャッター53が開く。そして,ウェハWを保持
した搬送アーム34を装置内に進入させる。インナーカ
ップ80は下降してチャック本体85を上方に相対的に
突出させる。図4に示すように,アンダープレート87
は予め下降してチャック本体85内の退避位置に位置し
ている。トッププレート82は予め上昇して退避位置に
位置している。
【0052】主ウェハ搬送装置18は,搬送アーム34
を移動させてスピンチャック81にウェハWを渡し,ス
ピンチャック81は,図示しない支持ピンによって,半
導体デバイスが形成されるウェハW表面を上面にしてウ
ェハWを支持する。この場合,アンダープレート87を
退避位置に位置させ,スピンチャック81により支持さ
れるウェハWの位置(高さ)から十分に離すので,搬送
アーム34は,余裕をもってウェハWをスピンチャック
81に渡すことができる。ウェハWをスピンチャック8
1に受け渡した後,搬送アーム34はアウターチャンバ
ー46及びユニットチャンバー用メカシャッター51の
内部から退出し,退出後,基板洗浄ユニット12のユニ
ットチャンバー用メカシャッター51とアウターチャン
バー46のアウターチャンバー用メカシャッター53が
閉じられる。
【0053】次いでアンダープレート87は,チャック
本体85内の処理位置に上昇する。図11に示すよう
に,処理位置に移動したアンダープレート87とスピン
チャック81により支持されたウェハW裏面の間に隙間
が形成される。一方,下面供給路94から所定温度に温
調された薬液をアンダープレート87とウェハW下面の
間に供給する。アンダープレート87上では,下面供給
路94から薬液を例えば静かに染み出させて隙間に薬液
を供給する。狭い隙間において,薬液をウェハW下面の
全体に押し広げ,ウェハW下面全体に均一に接触する薬
液の液膜を形成する。隙間全体に薬液の液膜を形成する
と,薬液の供給を停止してウェハW下面を洗浄処理す
る。このようにアンダープレート87とウェハW下面の
間の狭い隙間で薬液を液盛りすることにより,薬液の液
膜の形状を保って洗浄不良を防止することができる。
【0054】この場合,スピンチャック81は,薬液の
液膜の形状が崩れない程度の比較的低速の回転速度(例
えば10〜30rpm程度)でウェハWを回転させる。
ウェハWの回転により薬液の液膜内に液流が発生し,こ
の液流により,薬液の液膜内の淀みを防止すると共に洗
浄効率が向上する。薬液の液膜の形状が崩れそうになっ
た場合等には,新液を供給して薬液の液膜の形状を適宜
修復する。このように薬液の消費量を節約する。なお,
ウェハWの回転により薬液の液膜の液滴をアンダープレ
ート87の周縁から滴り落とす一方で,下面供給路94
により薬液を継続的に供給することにより,薬液の液膜
内を常に真新しい薬液に置換して好適な薬液処理を実施
することも可能である。この場合も,新液をなるべく静
かに供給して薬液の省液化を図ると良い。
【0055】また,アンダープレート87内のアンダー
プレート温調器によって,アンダープレート87上の薬
液の液膜を所定温度に温調する。薬液供給から液膜形成
に渡って継続的に薬液を温調するので,液膜内で薬液反
応を促進させて洗浄効率を向上させることができる。例
えばウェハW下面に付着したパーティクル,有機汚染
物,金属不純物の除去を短時間で行えると共に,これら
の除去率を向上させる。
【0056】このようにウェハWの下面を洗浄する一方
で,ウェハW表面に薬液の液膜を形成してウェハWの上
面を洗浄する。薬液供給ノズル格納部用シャッター56
が開き,薬液供給ノズル60がウェハWの上方に回動す
る。薬液供給ノズル60は,複数の吐出口75から薬液
を円弧形状に吐出しながら,図10に示すように,薬液
供給ノズル60の一部がウェハWの周縁近傍に近接した
近接位置Aと少なくともウェハWの中心付近に薬液を吐
出可能な供給位置Bまでの間を回動する。一方,ウェハ
Wをスピンチャック81により回転させるので,ウェハ
Wの表面に薬液の液膜を均一に供給することができる。
こうして,ウェハW表面に薬液の液膜を均一に形成す
る。また,薬液は薬液供給ノズル60内の液溜め部71
を通過する間に,温度調節機能72により所定温度に温
度調節される。この場合,吐出する直前の薬液を温度調
節することができるので,薬液反応を促進させて洗浄効
率を向上させることができる。例えばウェハW下面に付
着したパーティクル,有機汚染物,金属不純物の除去を
短時間で行えると共に,これらの除去率を向上させる。
なお,液溜め部71に薬液を貯留し,その間に温度調節
機能72により所定温度に温度調節してもよい。さら
に,メガソニック装置73によって超音波振動を与える
ことができる。この場合,吐出する直前の薬液に超音波
振動を与えることにより,ウェハWに付着したパーティ
クル等の除去性を向上させることができる。
【0057】ウェハW上面に薬液の液膜が形成される
と,薬液供給ノズル60は薬液供給ノズル格納部47内
に移動し,薬液供給ノズル格納部用シャッター56が閉
じる。トッププレート82は,ウェハW上面に形成され
た薬液の液膜に接触しない位置であって,このウェハW
上面に対して近接した位置まで移動する。例えばウェハ
W上面に対して近接した位置まで移動したトッププレー
ト82とスピンチャック81により支持されたウェハW
上面に形成された薬液の液膜の間には隙間が形成され
る。トッププレート82は,ウェハW上面における薬液
の液膜の形状が崩れそうになった場合等に,新液を供給
して薬液の液膜の形状を適宜修復し,ウェハW上面の薬
液処理は,薬液供給ノズル60から既に供給された薬液
により行い,液膜形成後は新液の供給を控えて薬液の消
費量を節約する。このようにウェハWの上方をトッププ
レート82によって覆うことにより,薬液の液膜から薬
液が蒸発することを防ぐようになっている。また,トッ
ププレート58と薬液の液膜を接触させても良い。この
場合,トッププレート58とウェハW上面との間に薬液
の液膜を確実に形成することができる。
【0058】薬液処理中は,アウターチャンバー46上
部に備えられたN2供給手段100より,トッププレー
ト82の上部にN2を供給し,ダウンフローを形成す
る。トッププレート82上面とアウターチャンバー46
の間の空間がN2によって満たされるので,薬液の液膜
から蒸発してトッププレート82の周囲から上昇する薬
液雰囲気が,トッププレート82の上部の空間に回り込
まない。従って,薬液処理後,アウターチャンバー46
内の上部に薬液が残留することを防ぐことができる。ま
た,ウェハWの表面にウォーターマークが発生すること
を防止する効果がある。
【0059】ウェハW両面の薬液処理が終了すると,ト
ッププレート82は回転しながら上昇する。即ち,回転
させることによりトッププレート82に付着した薬液を
振り落とす。液滴はインナーカップ排出管へ排液され
る。トッププレート82が退避位置に移動した後,スピ
ンチャック81が例えば2000rpmにて5秒間回転
する。即ち,ウェハWに液盛りされた薬液が振り落とさ
れて,インナーカップ排出管へ排液される。薬液の液滴
はインナーカップ排出管によって排液された後,例えば
薬液循環ユニット等によって回収され,再利用される。
これにより,省薬液が達成される。
【0060】その後,リンス乾燥ノズル格納部用シャッ
ター58が開き,リンス乾燥ノズル62がウェハWの上
方に回動する。リンス乾燥ノズル62は図10に示すよ
うに,少なくとも供給位置B’から近接位置A’までの
間を回動しながら,複数の吐出口76からN2を吐出し
てウェハWの表面にN2を供給する。こうすることによ
って,薬液の液滴をウェハWの外周に排出することがで
きる。また一方で,下面供給路94はアンダープレート
87とウェハW下面の間にN2を供給し,ウェハW下部
の薬液雰囲気を排出する。このようにN2の供給によっ
て,ウェハWの表裏面から薬液の液滴を取り除くことが
できる。薬液の液滴は図示しないインナーカップ排出管
によって排液された後,例えば基板洗浄ユニット12に
設置した薬液循環ユニット等によって回収,再利用され
る。これにより,省薬液が達成される。
【0061】N2の供給が終了すると,リンス乾燥ノズ
ル62は回動を終了し,インナーカップ80が下降す
る。次に,再びリンス乾燥ノズル62がウェハWの上方
に回動する。リンス乾燥ノズル62は図10に示すよう
に,少なくとも供給位置B’から近接位置A’までの間
を回動しながら,複数の吐出口75からリンス液として
IPAを吐出することにより,ウェハWの上面にIPA
を供給する。また,下面供給路94はアンダープレート
87とウェハW下面の間にIPAを供給する。IPAは
図示しないアウターチャンバー排出管によって排液され
た後,例えば基板洗浄ユニット12に設置したIPA循
環ユニット等によって回収,再利用される。これによ
り,IPAの消費量を節約できる。
【0062】IPAの供給が終了すると,再びリンス乾
燥ノズル62が周縁部から折り返し位置まで回動する。
リンス乾燥ノズル62は図10に示すように,少なくと
も供給位置B’から近接位置A’までの間を回動しなが
ら,複数の吐出口75からリンス液としての純水を吐出
することにより,ウェハWの表面に純水を供給する。ま
た,ウェハWを薬液処理するときよりも高速に回転させ
る。高速回転しているウェハWに純水を供給することに
より,供給した純水をウェハW上面全体に均一に拡散さ
せることができる。また,下面供給路94はウェハW下
面に純水を供給する。アンダープレート87は処理位置
に位置した状態に保つ。高速回転しているウェハWに,
隙間を通して純水を供給することにより,供給した純水
をウェハW下面全体に均一に拡散させることができる。
さらにアンダープレート87自体も洗浄することができ
る。こうして,ウェハW両面をリンス処理し,ウェハW
から薬液を洗い流す。処理に供された純水はアウターチ
ャンバー排出管によって排液される。なお,以上のよう
な純水を使用したリンス処理は,薬液の性質によっては
省略しても良い。
【0063】純水によるリンス処理の後,N2を供給し
て乾燥処理する工程を行う。このとき,リンス処理工程
から乾燥処理工程に移行する際,吐出口75から純水を
吐出しながら,同時に吐出口76からN2を吐出する。
即ち,最初に吐出口75から純水を吐出してウェハW表
面をリンス処理し,次にリンス乾燥ノズル62が少なく
とも供給位置B’に位置するとき,吐出口76からのN
2の吐出を開始する。リンス乾燥ノズル62は図10に
示すように,少なくとも供給位置B’から近接位置A’
に向かって回動しながら,複数の吐出口75から純水を
吐出し,同時に複数の吐出口76からN2を吐出して,
回転しているウェハWの表面に純水とN2を供給する。
こうすることによって,ウェハWの表面においてN2は
純水を追いかける状態となり,純水はN2によってウェ
ハWの外周方向に押し流される。即ち,吐出口75から
吐出されてウェハW表面上に供給された直後の純水は,
吐出口76から吐出されたN2によって直ちに押し流さ
れる。従って,ウェハW表面には吐出された直後の新し
い純水が流れ続けるので,リンス処理を効果的に行うこ
とができ,同時に純水をウェハW表面上から除去するよ
うに押し流すので,リンス処理後の乾燥処理をより早く
行うことができる。
【0064】リンス乾燥ノズル62から純水とN2を同
時に供給した後,N2による乾燥処理を行う。吐出口7
5からの純水の吐出を停止し,吐出口76からのN2の
吐出をそのまま続けながら,リンス乾燥ノズル62を少
なくとも供給位置B’から近接位置A’まで回動させ
る。こうして,ウェハW表面の乾燥処理を行う。この場
合,供給された純水の殆どはウェハW表面から除去され
ているので,乾燥処理を短時間で行うことができる。一
方,下面供給路94からウェハW下面にN2を供給し
て,ウェハW裏面とアンダープレート87の間の純水を
N2によってウェハWの外周へ押し流して除去する。こ
のとき,アンダープレート87の乾燥も同時に行うこと
ができる。こうして,ウェハW両面を乾燥処理する。な
お,ウェハWをリンス処理するときよりも高速に回転さ
せてスピン乾燥させても良い。この場合も,リンス処理
工程においてウェハW表面に供給された純水が除去され
ているので,乾燥処理をより早く行うことができる。
【0065】乾燥処理後,リンス乾燥ノズル62はリン
ス乾燥ノズル格納部48内に移動し,リンス乾燥ノズル
格納部用シャッター58が閉じる。その後,基板洗浄ユ
ニット12内からウェハWを搬出する。ユニットチャン
バー用メカシャッター53とアウターチャンバー用メカ
シャッター51が開き,ウェハ搬送装置18が搬送アー
ム34を装置内に進入させてウェハW下面を支持する。
次いで,搬送アーム34がスピンチャック81の支持ピ
ンからウェハWを離して受け取り,装置内から退出す
る。この場合,アンダープレート87は退避位置に下降
しているので,搬入するときと同様にアンダープレート
87とスピンチャック81により支持されるウェハWの
位置との間には,十分な隙間が形成されることになり,
搬送アーム34は,余裕をもってスピンチャック81か
らウェハWを受け取ることができる。
【0066】かかる基板洗浄ユニット12によれば,薬
液供給ノズル60及びリンス乾燥ノズル62が略円形を
なすウェハWの外周部に沿う円弧形状であるため,ユニ
ットチャンバー45内において薬液供給ノズル60及び
リンス乾燥ノズル62が占有するスペースを節約するこ
とができる。さらに,薬液供給ノズル格納部47及びリ
ンス乾燥ノズル格納部48が占有するスペースを節約す
ることができる。また,吐出する直前に薬液を温度調節
し,あるいは薬液に超音波振動を与えることにより,ウ
ェハWに付着したパーティクル等の除去性が向上し,ウ
ェハWに対する薬液による処理の均一性が向上する。ま
た,純水とN2を同時に供給することにより,乾燥処理
工程をより早く行うことができる。
【0067】以上,本発明の好適な実施の形態の一例を
示したが,本発明はここで説明した形態に限定されな
い。例えば,リンス乾燥ノズル62の内部に温度調節機
能とメガソニック装置を設けても良い。この場合,リン
ス液によるウェハWに付着したパーティクル等の除去性
を向上させることができる。
【0068】本実施の形態においては,薬液の液膜を形
成する際,薬液供給ノズル60を折り返し位置からウェ
ハWの周縁部までの間を回動させる一方,ウェハWをス
ピンチャック81により回転させたが,ウェハWの中心
付近に薬液を供給することができる位置に薬液供給ノズ
ル60を停止させたまま,ウェハWを回転させても良
い。この場合も,ウェハWを回転させてウェハWの表面
に薬液の液膜を均一に供給することができる。さらに,
リンス処理,乾燥処理工程においても,ウェハWの中心
付近にリンス液又はN2を供給することができる位置に
リンス乾燥ノズル62を停止させたまま,ウェハWを回
転させても良い。
【0069】薬液供給ノズル格納部47をアウターチャ
ンバー46の内部に設置することにより,薬液供給ノズ
ル60とウェハWの外縁を近接させるようにしても良
い。この場合,基板洗浄ユニット12内において薬液供
給ノズル60,薬液供給ノズル格納部47,アウターチ
ャンバー46が占有するスペースをさらに小さくするこ
とができる。また,薬液供給ノズル格納部47を設けず
に,薬液供給ノズル60をアウターチャンバー46の内
部に設置するようにしても良い。同様に,リンス乾燥ノ
ズル格納部48をアウターチャンバー46の内部に設置
し,リンス乾燥ノズル62とウェハWの外縁を近接させ
るようにしても良い。この場合,基板洗浄ユニット12
内においてリンス乾燥ノズル62,リンス乾燥ノズル格
納部48,アウターチャンバー46が占有するスペース
をさらに小さくすることができる。また,リンス乾燥ノ
ズル格納部48を設けずに,リンス乾燥ノズル62をア
ウターチャンバー46の内部に設置するようにしても良
い。
【0070】本発明は薬液,リンス液等が供給される基
板処理装置に限定されず,その他の種々の処理液などを
用いて洗浄以外の他の処理を基板に対して施すものであ
っても良い。また,基板は半導体ウェハに限らず,その
他の略円形をなす基板,例えばCD基板,プリント基
板,セラミック基板などであっても良い。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば,ノズルが占有するスペ
ースを節約することができる。さらに,ノズル格納部が
占有するスペースを節約することができる。また,吐出
する直前に処理液を温度調節し,あるいは超音波振動を
与えることにより,処理効果及び処理の均一性を向上さ
せることができる。乾燥処理を効率的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄システムの平面図である。
【図2】洗浄システムの側面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる基板洗浄ユニット
の平面図である。
【図4】薬液供給ノズル及びリンス液供給ノズルの回動
範囲を示す説明図である。
【図5】薬液供給ノズルに設けた吐出口を示す説明図で
ある。
【図6】薬液供給ノズルの縦断面図である。
【図7】リンス乾燥ノズルに設けた吐出口を示す説明図
である。
【図8】リンス乾燥ノズルの縦断面図である。
【図9】本発明の実施の形態にかかる洗浄システムの縦
断面図である。
【図10】薬液を供給する工程における薬液供給ノズル
又はリンス処理及び乾燥処理工程におけるリンス乾燥ノ
ズルの回動範囲とウェハWの回転を示す説明図である。
【図11】薬液洗浄する際のウェハ,アンダープレー
ト,トッププレート,インナーカップの配置を示す説明
図である。
【符号の説明】
C キャリア W ウェハ 1 洗浄システム 2 洗浄処理部 3 搬入出部 4 イン・アウトポート 5 ウェハ搬送部 7 ウェハ搬送装置 11 取出収納アーム 12,13,14,15 基板洗浄ユニット 18 主ウェハ搬送装置 34,35,36 搬送アーム 45 ユニットチャンバー 46 アウターチャンバー 47 薬液供給ノズル格納部 48 リンス乾燥ノズル格納部 60 薬液供給ノズル 61 回動機構 62 リンス乾燥ノズル 63 回動機構 70 吐出口 71 液溜め部 72 温度調節機能 73 メガソニック装置 75 吐出口 76 吐出口 77 液溜め部 78 ガス供給部 80 インナーカップ 81 スピンチャック 82 トッププレート 87 アンダープレート 94 下面供給路 99 上面供給路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向山 正浩 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 5F043 DD13 EE07 EE08 GG10 5F045 EB19 EF08 EF10 EM10 5F046 LA04 LA06 LA13 LA14 LA19

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル本体に設けられた複数の吐出口か
    ら基板に処理液を供給して基板を処理する装置であっ
    て,前記ノズル本体を基板の外周部に沿う形状とし,前
    記ノズル本体を基板の上方と基板の上方から外側に出た
    位置とに移動自在としたことを特徴とする,基板処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記基板をアウターチャンバーによって
    囲み,前記ノズル本体を前記アウターチャンバーの外側
    に設け,前記ノズル本体を前記アウターチャンバーの外
    側に沿う形状としたことを特徴とする,請求項1に記載
    の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズル本体を収納するノズル本体収
    納部を設け,前記ノズル本体収納部を前記ノズル本体に
    沿う形状としたことを特徴とする,請求項1又は2に記
    載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の吐出口をノズル本体の下面に
    並べて設けたことを特徴とする,請求項1〜3のいずれ
    かに記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記吐出口は,処理液を基板に対して傾
    斜させて吐出することを特徴とする,請求項1〜4のい
    ずれかに記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズル本体の内部に,処理液を溜め
    る液溜め部を設けたことを特徴とする,請求項1〜5の
    いずれかに記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記液溜め部に溜められた処理液に対し
    て超音波振動を与える超音波振動機構を備えたことを特
    徴とする,請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記液溜め部に溜められた処理液の温度
    を調節する温度調節手段を備えたことを特徴とする,請
    求項6又は7に記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記ノズル本体が移動する範囲内に,基
    板の中心が位置することを特徴とする,請求項1〜8の
    いずれかに記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】 前記ノズル本体を複数備えることを特
    徴とする,請求項1〜9のいずれかに記載の基板処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記複数のノズル本体は各々異なる処
    理液を供給することを特徴とする,請求項10に記載の
    基板処理装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のノズル本体のうち,少なく
    とも一つのノズル本体はリンス液を供給することを特徴
    とする,請求項11に記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 前記リンス液を供給するノズル本体
    に,乾燥ガスを吐出する複数の吐出口を設けたことを特
    徴とする,請求項12に記載の基板処理装置。
  14. 【請求項14】 前記乾燥ガスを吐出する複数の吐出口
    を,リンス液を吐出する前記複数の吐出口よりも内側に
    設けたことを特徴とする,請求項13に記載の基板処理
    装置。
  15. 【請求項15】 基板の外周部に沿う形状を有するノズ
    ル本体に設けた複数の吐出口から基板に処理液を供給し
    て基板を処理する方法であって,基板を回転させ,前記
    ノズル本体を停止させて基板に処理液を供給することを
    特徴とする,基板処理方法。
  16. 【請求項16】 基板の外周部に沿う形状を有するノズ
    ル本体に設けた複数の吐出口から基板に処理液を供給し
    て基板を処理する方法であって,前記ノズル本体を基板
    に対して相対的に移動させながら処理液を供給すること
    を特徴とする,基板処理方法。
  17. 【請求項17】 基板に処理液を供給するに際し,基板
    を回転させることを特徴とする,請求項16に記載の基
    板処理方法。
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