JP3892687B2 - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置及び基板処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3892687B2
JP3892687B2 JP2001238048A JP2001238048A JP3892687B2 JP 3892687 B2 JP3892687 B2 JP 3892687B2 JP 2001238048 A JP2001238048 A JP 2001238048A JP 2001238048 A JP2001238048 A JP 2001238048A JP 3892687 B2 JP3892687 B2 JP 3892687B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
wafer
under plate
processing
chemical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001238048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003051476A (ja
Inventor
泰博 長野
黒田  修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2001238048A priority Critical patent/JP3892687B2/ja
Publication of JP2003051476A publication Critical patent/JP2003051476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3892687B2 publication Critical patent/JP3892687B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,例えば半導体ウェハやLCD基板用ガラス等の基板を洗浄処理などする基板処理装置及び基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおいては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という。)を薬液や純水等の洗浄液によって洗浄し,ウェハに付着したパーティクル,有機汚染物,金属不純物のコンタミネーションを除去する洗浄システムが使用されている。かような洗浄システムに備えられる基板洗浄処理装置には,バッチ式のもの,枚葉式のものなど種々の基板洗浄処理装置が知られており,その一例として,特開平8−78368号公報等に開示された基板洗浄処理装置が公知である。この特開平8−78368号公報の基板洗浄処理装置にあっては,複数の保持手段でウェハの周縁部を保持してウェハWを回転させ,処理液を供給してウェハを処理する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,従来の基板洗浄処理装置にあっては,基板を保持する保持手段に処理液の液滴が付着し,この液滴から発生する雰囲気が拡散し,処理後の基板に悪影響を与える懸念があった。また,基板の処理に使用した後の処理液や,保持手段に付着した処理液の液滴を回収し,処理液として再利用する手段が無かった。
【0004】
従って本発明の目的は,保持手段を洗浄することができ,かつ,処理液の消費量を節約できる基板処理装置及び基板処理方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明によれば,支持部材に支持した複数の保持手段によって基板の周縁部を保持し,基板に対して処理液を供給して基板を処理する装置において,前記複数の保持手段により保持された基板下面に近接した処理位置と前記複数の保持手段により保持された基板下面から離れた位置との間で相対的に移動するアンダープレートを備え,前記複数の保持手段により保持された基板下面に対して処理流体を供給する供給手段を,前記アンダープレートの上面に備え,前記支持部材に対して処理流体を供給する供給手段を,前記アンダープレートの下面に備えたことを特徴とする基板処理装置が提供される。この基板処理装置にあっては,例えば保持手段に付着した処理液を,処理流体によって除去することができる。
【0008】
前記供給手段を前記アンダープレートの下面に設ける。この場合,例えばアンダープレートの下方に付着した処理液も除去することができる。
【0009】
また,基板下面に供給された処理液を所定温度にさせる温度調整手段を,前記アンダープレートに備えることが好ましい。この場合,温度調整手段は,処理液を所定温度に調整して例えば反応を促進させる。
【0010】
本発明の基板処理装置にあっては,前記供給手段を,前記複数の保持手段に指向させることが好ましい。この場合,例えば保持手段や支持部材に付着した処理液を,処理流体によって効果的に除去することができる。
【0011】
さらに,処理液と処理流体を回収する回収機構を備えることが好ましい。この場合,回収した処理液と処理流体を例えば再利用することができる。
【0012】
また,本発明によれば,支持部材に支持された複数の保持手段によって周縁部を保持された基板に対して処理液を供給して基板を処理する方法であって,前記複数の保持手段により保持された基板下面に近接した処理位置にアンダープレートを移動させ,処理液を前記アンダープレートと基板下面の間に供給する工程と,前記複数の保持手段により保持された基板下面から離れた退避位置に前記アンダープレートを移動させ,前記アンダープレート裏面から処理流体を供給して,前記複数の保持手段に付着した処理液を除去する工程を有することを特徴とする,基板処理方法が提供される。
【0013】
さらに,支持部材に支持された複数の保持手段によって周縁部を保持された基板に対して処理液を供給して基板を処理する方法であって,前記複数の保持手段により保持された基板下面に近接した処理位置にアンダープレートを移動させ,薬液を前記アンダープレートと基板下面の間に供給する工程と,前記アンダープレートと基板下面の間にN2を供給し,基板下部の薬液雰囲気を排出する工程と,前記複数の保持手段により保持された基板下面から離れた退避位置に前記アンダープレートを移動させ,前記アンダープレート裏面からN2を供給して,前記複数の保持手段に付着した薬液を除去する工程と,前記アンダープレートを処理位置に移動させ,基板下面に純水を供給する工程と,基板を回転させてスピン乾燥させる工程と,前記アンダープレートを退避位置に下降させ,前記アンダープレート裏面から純水を吐出する工程を有することを特徴とする,基板処理方法が提供される。
【0014】
この基板処理方法にあっては,前記複数の保持手段の外側へ除去された処理液を回収することが好ましい。この場合,回収した処理液を再利用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態を,基板の一例としてウェハ両面を洗浄するように構成された基板処理装置としての基板洗浄ユニットに基づいて説明する。図1は,本実施の形態にかかる基板洗浄ユニット12,13,14,15を組み込んだ洗浄システム1の平面図である。図2は,その側面図である。この洗浄システム1は,ウェハWに洗浄処理及び洗浄処理後の熱的処理を施す洗浄処理部2と,洗浄処理部2に対してウェハWを搬入出する搬入出部3から構成されている。
【0017】
搬入出部3は,複数枚,例えば25枚のウェハWが所定の間隔で略水平に収容可能な容器(キャリアC)を載置するための載置台6が設けられたイン・アウトポート4と,載置台6に載置されたキャリアCと洗浄処理部2との間でウェハの受け渡しを行うウェハ搬送装置7が備えられたウェハ搬送部5と,から構成されている。
【0018】
キャリアCにおいて,ウェハWはキャリアCの一側面を通して搬入出され,この側面には開閉可能な蓋体が設けられている。また,ウェハWを所定間隔で保持するための棚板が内壁に設けられており,ウェハWを収容する25個のスロットが形成されている。ウェハWは表面(半導体デバイスを形成する面)が上面(ウェハWを水平に保持した場合に上側となっている面)となっている状態で各スロットに1枚ずつ収容される。
【0019】
イン・アウトポート4の載置台6上には,例えば,3個のキャリアを水平面のY方向に並べて所定位置に載置することができるようになっている。キャリアCは蓋体が設けられた側面をイン・アウトポート4とウェハ搬送部5との境界壁8側に向けて載置される。境界壁8においてキャリアCの載置場所に対応する位置には窓部9が形成されており,窓部9のウェハ搬送部5側には,窓部9をシャッター等により開閉する窓部開閉機構10が設けられている。
【0020】
この窓部開閉機構10は,キャリアCに設けられた蓋体もまた開閉可能であり,窓部9の開閉と同時にキャリアCの蓋体も開閉する。窓部開閉機構10は,キャリアCが載置台の所定位置に載置されていないときは動作しないように,インターロックを設けることが好ましい。窓部9を開口してキャリアCのウェハ搬入出口とウェハ搬送部5とを連通させると,ウェハ搬送部に配設されたウエハ搬送装置7のキャリアCへのアクセスが可能となり,ウェハWの搬送を行うことが可能な状態となる。窓部9の上部には図示しないウェハ検出装置が設けられており,キャリアC内に収容されたウェハWの枚数と状態をスロット毎に検出することができるようになっている。このようなウェハ検出装置は,窓部開閉機構10に装着させることも可能である。
【0021】
ウエハ搬送部5に配設されたウエハ搬送装置7は,Y方向とZ方向に移動可能であり,かつ,X−Y平面内(θ方向)で回転自在に構成されている。また,ウェハ搬送装置7は,ウェハWを把持する取出収納アーム11を有し,この取出収納アーム11はX方向にスライド自在となっている。こうして,ウェハ搬送装置7は,載置台6に載置された全てのキャリアCの任意の高さのスロットにアクセスし,また,洗浄処理部2に配設された上下2台のウェハ受け渡しユニット16,17にアクセスして,イン・アウトポート4側から洗浄処理部2側へ,逆に洗浄処理部2側からイン・アウトポート4側へウェハWを搬送することができるようになっている。
【0022】
洗浄処理部2は,主ウェハ搬送装置18と,ウェハ搬送部5との間でウェハWの受け渡しを行うためにウェハWを一時的に載置するウェハ受け渡し部16と,本実施の形態にかかる4台の基板洗浄ユニット12,13,14,15と,洗浄処理後のウェハWを加熱処理する3台の加熱ユニット及び加熱されたウェハWを冷却する冷却ユニットからなる加熱・冷却部19とを備えている。主ウェハ搬送装置18は,ウェハ受け渡し部16,基板洗浄ユニット12,13,14,15,加熱・冷却部19の全てのユニットにアクセス可能に配設されている。
【0023】
また,洗浄処理部2は,洗浄システム1全体を稼働させるための電源である電装ユニット23と,洗浄システム1内に配設された各種装置及び洗浄システム1全体の動作制御を行う機械制御ユニット24と,基板洗浄ユニット12,13,14,15に送液する所定の洗浄液を貯蔵する薬液貯蔵ユニット25とが配設されている。電装ユニット23は図示しない主電源と接続される。洗浄処理部2の天井部には,各ユニット及び主ウェハ搬送装置18に,清浄な空気をダウンフローするためのファンフィルターユニット(FFU)26が配設されている。
【0024】
電装ユニット23と薬液貯蔵ユニット25と機械制御ユニット24を洗浄処理部2の外側に設置することによって,又は外部に引き出すことによって,この面(Y方向)からウェハ受け渡し部16,主ウェハ搬送装置18,加熱・冷却部19のメンテナンスを容易に行うことが可能である。
【0025】
ウェハ受け渡し部16,17は,いずれもウェハ搬送部5との間でウェハWの受け渡しを行うためにウェハWを一時的に載置するものであり,これらウェハ受け渡しユニット16,17は上下2段に積み重ねられて配置されている。例えば,下段のウェハ受け渡しユニット17は,イン・アウトポート4側から洗浄処理部2側へ搬送するウェハWを載置するために用い,上段のウェハ受け渡しユニット16は,洗浄処理部2側からイン・アウトポート4側へ搬送するウェハWを載置するために用いることができる。
【0026】
ファンフィルターユニット(FFU)26からのダウンフローの一部は,ウェハ受け渡しユニット16,17と,その上部の空間を通ってウェハ搬送部5に向けて流出する構造となっている。これにより,ウェハ搬送部5から洗浄処理部2へのパーティクル等の侵入が防止され,洗浄処理部2の清浄度が保持されるようになっている。
【0027】
主ウェハ搬送装置18は,図示しないモータの回転駆動力によって回転可能な筒状支持体30と,筒状支持体30の内側に沿ってZ方向に昇降自在に設けられたウェハ搬送体31とを有している。ウェハ搬送体31は,筒状支持体30の回転に伴って一体的に回転されるようになっており,それぞれ独立して進退移動することが可能な多段に配置された3本の搬送アーム34,35,36を備えている。
【0028】
加熱・冷却部19においては,ウェハWの強制冷却を行う冷却ユニットが一台配設され,その上にウェハWの強制加熱と自然冷却を行う加熱ユニットが3台積み重ねられて配設されている。なお,ウェハ受け渡しユニット16の上部の空間に加熱・冷却部19を設けることも可能である。この場合には,図1に示す加熱・冷却部19の位置をその他のユーティリティ空間として利用することができる。
【0029】
基板洗浄ユニット12,13,14,15は,図2に示すように,上下2段で各段に2台ずつ配設されている。図1に示すように,基板洗浄ユニット12,13と基板洗浄ユニット14,15とは,その境界をなしている壁面41に対して対称な構造を有しているが,対称であることを除けば,各基板洗浄ユニット12,13,14,15は概ね同様の構成を備えている。そこで,基板洗浄ユニット12を例として,その構造について詳細に以下に説明することとする。
【0030】
図3は,基板洗浄ユニット12の平面図である。基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー45内には,ウェハWを収納する密閉構造のアウターチャンバー46と,薬液アーム格納部47と,リンス乾燥アーム格納部48とを備えている。ユニットチャンバー45には開口50が形成され,開口50を図示しない開閉機構によって開閉するユニットチャンバー用メカシャッター51が設けられており,搬送アームによって基板洗浄ユニット12に対して開口50からウェハWが搬入出される際には,このユニットチャンバー用メカシャッター51が開くようになっている。ユニットチャンバー用メカシャッター51はユニットチャンバー45の内部から開口50を開閉するようになっており,ユニットチャンバー45内が陽圧になったような場合でも,ユニットチャンバー45内部の雰囲気が外部に漏れ出ない。
【0031】
アウターチャンバー46には開口52が形成され,開口52を図示しないシリンダ駆動機構によって開閉するアウターチャンバー用メカシャッター53が設けられており,例えば搬送アーム34によってアウターチャンバー46に対して開口52からウェハWが搬入出される際には,このアウターチャンバー用メカシャッター53が開くようになっている。アウターチャンバー用メカシャッター53は,ユニットチャンバー用メカシャッター51と共通の開閉機構によって開閉するようにしても良い。アウターチャンバー用メカシャッター53はアウターチャンバー46の内部から開口52を開閉するようになっており,アウターチャンバー46内が陽圧になったような場合でも,アウターチャンバー46内部の雰囲気が外部に漏れ出ない。また,薬液アーム格納部47には開口54が形成され,開口54を図示しない駆動機構によって開閉する薬液アーム格納部用シャッター55が設けられている。薬液アーム格納部47をアウターチャンバー46と雰囲気隔離するときは,この薬液アーム格納部用シャッター55を閉じる。リンス乾燥アーム格納部48には開口56が形成され,開口56を図示しない駆動機構によって開閉するリンス乾燥アーム格納部用シャッター57が設けられている。リンス乾燥アーム格納部48をアウターチャンバー46と雰囲気隔離するときは,このリンス乾燥アーム格納部用シャッター57を閉じる。
【0032】
薬液アーム格納部47内には,薬液,N2,IPA,純水を吐出可能な薬液供給系アーム60が格納されている。薬液供給系アーム60は,アウターチャンバー46内に収納されて,後述のスピンチャック71で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部までをスキャン可能である。薬液供給系アーム60は,処理時以外は薬液アーム格納部47にて待避する。薬液アーム格納部47は常時薬液雰囲気となるため,耐食性の部品が使用されている。この薬液供給系アーム60は,薬液供給ノズル61とリンスノズル62を備え,薬液供給ノズル61は薬液とN2を吐出し,リンスノズル62はIPAと純水を吐出する。なお,薬液2を吐出可能な薬液供給ノズルを適宜備えても良い。
【0033】
リンス乾燥アーム格納部48内には,N2,IPA,純水を吐出可能なリンス乾燥アーム63が格納されている。リンス乾燥アーム63は,アウターチャンバー46内に収納されて,後述のスピンチャック71で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部までをスキャン可能である。リンス乾燥アーム63は,処理時以外はリンス乾燥アーム格納部48にて待避する。リンス乾燥アーム格納部48は,薬液雰囲気ではないが,耐食性の部品を使用しても良い。このリンス乾燥アーム63は,N2供給ノズル64とリンスノズル65を備え,N2供給ノズル64はN2を吐出し,リンスノズル65はIPAと純水を吐出する。
【0034】
薬液アーム格納部47には薬液供給系アーム洗浄装置66が備えられ,薬液供給系アーム60を洗浄することができる。また,リンス乾燥アーム格納部48にはリンス乾燥アーム洗浄装置67が備えられ,リンス乾燥アーム63を洗浄することができる。
【0035】
図4に示すように,アウターチャンバー46内には,ウェハWを収納するインナーカップ70と,このインナーカップ70内で,例えばウェハW表面を上面にして,ウェハWを回転自在に支持するスピンチャック71と,スピンチャック71により支持されたウェハW上面(ウェハW表面)に対して相対的に移動するトッププレート72を備えている。アウターチャンバー46には,スピンチャック71により支持されたウェハWが位置する高さに傾斜部73が形成され,ウェハWは傾斜部73に包囲されるようになっている。また,アウターチャンバー用メカシャッター53の上部は傾斜部73の一部となっている。この場合,スピンチャック57に対してウェハWを授受させる際には,アウターチャンバー用メカシャッター53を開き,ウェハWを水平に移動させるだけで良い。
【0036】
スピンチャック71は,ウェハWを保持する保持部材80を支持する支持部材としてのチャック本体75と,このチャック本体75の底部に接続された回転筒体76とを備える。チャック本体75内には,スピンチャック71により保持されたウェハW下面(ウェハW裏面)に対して相対的に移動するアンダープレート77が配置されている。
【0037】
チャック本体75の上部には,ウェハWの裏面の周縁部を支持するための図示しない支持ピンと,ウェハWを周縁部から保持するための保持部材80がそれぞれ複数箇所に装着されている。図示の例では,チャック本体75の周囲において,中心角が120°となるように,3箇所に保持部材80が配置されており,それら3つの保持部材80により,ウェハWを周りから保持できるようになっている。また,図示はしないが,ウェハWの周縁部を同様に中心角が120°となる位置で下面側から支持できるように,3つの支持ピンがチャック本体75に設けられている。回転筒体76の外周面には,ベルト81が巻回されており,ベルト81をモータ82によって周動させることにより,スピンチャック71全体が回転するようになっている。各保持部材80は,スピンチャック71が回転したときの遠心力を利用して,図3に示すように,ウェハWの周縁部を外側から保持するように構成されている。スピンチャック71が静止しているときは,ウェハWの裏面を支持ピンで支持し,スピンチャック71が回転しているときは,ウェハWの周縁部を保持部材80によって保持する。
【0038】
ウェハWを保持する3つの保持部材80は,それぞれ図5に示す構成となっている。保持部材80は把持アーム85,押えアーム86,ばね87によって構成されている。把持アーム85及び押えアーム86はいずれも軸88を中心に回転可能であり,かつ,把持アーム85と押えアーム86の間にばね87が介在している。軸88はチャック本体75に固定されている。押えアーム86の下部には重錘89が設けられている。スピンチャック71が回転すると,重錘89に遠心力が働いて外側へ移動し,把持アーム85の上部が内側に移動するので,ウェハWを周りから保持することができる。このとき,ばね87は発生したエネルギーを吸収するので,ウェハWを周縁から押える力が過度に大きくなるのを防ぐことができる。スピンチャック71の回転が高速になると,重錘89がチャック本体75内のストッパ90に当接し,ウェハWを周縁から押える力が過度に大きくなるのを防ぐことができる。
【0039】
図4に示すように,アンダープレート77は,チャック本体75内及び回転筒体76内を貫挿するアンダープレートシャフト95上に接続されている。アンダープレートシャフト95は,水平板96の上面に固着されており,この水平板96は,アンダープレートシャフト95と一体的に,エアシリンダー等からなる昇降機構97により鉛直方向に昇降させられる。従って,アンダープレート77は,図6に示すようにチャック本体75内の下方に下降して,スピンチャック71により支持されたウェハW下面から離れて待機している状態(退避位置)と,図7に示すようにチャック本体75内の上方に上昇して,スピンチャック71により支持されたウェハW下面に対して洗浄処理を施している状態(処理位置)とに上下に移動自在である。また,アンダープレート77の裏面は,チャック本体75内にてチャック本体75の上面と対向している。従って,アンダープレート77が退避位置に下降したとき,アンダープレート77の裏面は,チャック本体75の上面と近接する状態となる。なお,アンダープレート77を所定高さに固定する一方で,回転筒体76に図示しない昇降機構を接続させて,スピンチャック71全体を鉛直方向に昇降させることにより,アンダープレート77を処理位置と退避位置に上下に移動自在にしても良い。
【0040】
図6に示すように,アンダープレート77には,ウェハWの下面とアンダープレート77との間に例えば薬液,IPA,純水,N2を選択的に供給可能な下面供給路100と,アンダープレート77の裏面とチャック本体75の間に例えばIPA,純水,N2を選択的に供給可能なアンダープレート裏面供給路101が,アンダープレートシャフト95内を貫通して設けられている。また,アンダープレート77内部には,下面供給路100からウェハWの下面に供給された薬液などを所定温度に温調させるアンダープレート温水供給路102が設けられている。
【0041】
図8及び図9に示すように,アンダープレート77の上面には,周辺部4箇所及び中心に,下面供給路100から供給された薬液,IPA,純水,N2を適宜吐出する下面吐出口105〜109が設けられている。周辺部の下面吐出口105〜108は,ウェハW周辺に向かって傾斜し,中央の下面吐出口109は,ウェハWの中心に上向きに指向している。
【0042】
図10に示すように,アンダープレート77の裏面(下面)には,IPA,純水,N2等の供給手段としてのアンダープレート裏面吐出口110,111,112が同心円上に設けられている。アンダープレート裏面供給路101から供給されたIPA,純水,N2等は,これらアンダープレート裏面吐出口110,111,112からチャック本体75の上面へ吐出される。アンダープレート裏面吐出口110,111,112は,チャック本体75の上面に対して,IPA,純水,N2等を供給する。また,アンダープレート裏面吐出口110,111,112は,チャック本体75の周囲3箇所に配置された保持部材80に対して,IPA,純水,N2等を内側から供給できるように,アンダープレート77の裏面周縁部及びチャック本体75の周縁部に向かって傾斜して設けられている。
【0043】
図6に示すように,アンダープレート77がチャック本体75内の下方に相対的に下降して,スピンチャック71により支持されたウェハW下面から相対的に離れて,チャック本体75の上面と近接している状態(退避位置)に下降したとき,アンダープレート裏面吐出口110,111,112は,アンダープレート裏面供給路101から供給されたIPA,純水,N2等を,保持部材80を支持する支持部材としてのチャック本体75に向けて吐出する。これにより,アンダープレート裏面供給路101から供給されたIPA,純水,N2等は,アンダープレート77の下面とチャック本体75の上面の間から,チャック本体の周縁部に備えられた保持部材80に向かって流れ出るようになっている。こうして,アンダープレート77の裏面に設けられたアンダープレート裏面吐出口110,111,112から,チャック本体75と保持部材80に対してIPA,純水,N2等を適宜選択して供給することが可能である。これらアンダープレート裏面吐出口110,111,112は,保持部材80の内側からIPA,純水,N2等を供給するので,保持部材80に付着した薬液等を,保持部材80の外側へ除去することが可能である。この場合,例えばアンダープレート77の裏面,チャック本体75の上面,保持部材80に付着した薬液等を,N2によって除去することができる。除去した薬液等は,インナーカップ70の中へ排出して,後述の薬液循環ユニット153によって回収,再利用することができる。また,例えばアンダープレート77の裏面,チャック本体75の上面,保持部材80をIPAによってリンス処理することもできる。リンス処理に使用したIPAは,アウターチャンバー46の中へ排出して,後述のIPA循環ユニット168によって回収,再利用することができる。さらに,例えばアンダープレート77の裏面,チャック本体75の上面,保持部材80を純水によってリンス処理することもできる。
【0044】
前述のアンダープレート温水供給路102は,図7に示すように,入口,出口を通じてアンダープレート77内に所定の温度に温調された温水を循環させることにより,ウェハWの下面に供給される薬液等の処理液を温調する。例えば,ウェハWの下面とアンダープレート77との間に薬液の液膜を形成する場合,アンダープレート温水供給路102に温水を供給して,アンダープレート77上の薬液の液膜を所定温度に温調する。これにより,液膜内で薬液反応を促進させて洗浄効率を向上させることができる。例えばウェハW下面に付着したパーティクル,有機汚染物,金属不純物の除去を短時間で行えると共に,これらの除去率を向上させる。
【0045】
図11に示すように,トッププレート72は,トッププレート回転軸120の下端に接続されており,水平板121に設置された回転軸モータ122によって回転する。トッププレート回転軸120は,水平板121の下面に回転自在に支持され,この水平板121は,アウターチャンバー上部に固着されたエアシリンダー等からなる回転軸昇降機構123により鉛直方向に昇降する。従って,トッププレート72は,回転軸昇降機構123の稼動により,図4に示すようにスピンチャック71により支持されたウェハW上面から離れて待機している状態(退避位置)と,図16に示すようにスピンチャック71により支持されたウェハW上面に対して洗浄処理を施している状態(処理位置)とに上下に移動自在である。また,トッププレート72には,例えば純水や乾燥ガスを供給する上面供給路125が,トッププレート回転軸120内を貫通して設けられている。アウターチャンバー46上部には,トッププレート72上面とアウターチャンバー46内部との間にN2を吐出するN2供給手段126が備えられている。
【0046】
インナーカップ70は,図13に示す位置に下降して,スピンチャック71をインナーカップ70の上端よりも上方に突出させてウェハWを授受させる状態と,図12に示す位置に上昇して,スピンチャック71及びウェハWを包囲し,ウェハW両面に供給した洗浄液等が周囲に飛び散ることを防止する状態とに上下に移動自在である。
【0047】
インナーカップ70を図13に示した位置に下降させてスピンチャック71に対してウェハWを授受させる場合,アンダープレート77を退避位置に位置させ,トッププレート72を退避位置に位置させておく。そうすれば,アンダープレート77とスピンチャック71により支持されるウェハWの位置との間には,十分な隙間が形成される。また,トッププレート72とウェハWの上面との位置との間にも,十分な隙間が形成される。このようにして,スピンチャック71に対するウェハWの授受が円滑に行われるようになっている。
【0048】
図12に示すように,インナーカップ70の底部には,インナーカップ70内の液滴を排液するインナーカップ排出管130が接続されている。インナーカップ排出管130は,アウターチャンバー46の底部に設けられた貫通口131内を上下動自在である。インナーカップ排出管130の下端は,インナーカップミストトラップ132内に挿入されている。このインナーカップミストトラップ132により,インナーカップ70から排液された液滴中から気泡などを除去するようになっている。除去された気泡は,インナーカップミストトラップ132に接続されたインナーカップミストトラップ排気管133により外部に排気される。気泡を除去された液滴は,インナーカップミストトラップ132に接続されたインナーカップ排液回収ライン134により回収される。
【0049】
アウターチャンバー46の底部には,アウターチャンバー46内の液滴を排液するアウターチャンバー排出管140が接続されている。アウターチャンバー排出管140には,アウターチャンバーミストトラップ141が設けられ,このアウターチャンバーミストトラップ141により排液された液滴中から気泡などを除去するようになっている。除去された気泡は,アウターチャンバーミストトラップ141に接続されたアウターチャンバーミストトラップ排気管142により外部に排気される。気泡を除去された液滴は,アウターチャンバーミストトラップ141に接続されたアウターチャンバー排液回収ライン143により回収される。
【0050】
インナーカップ70が下降すると,図13に示すように,スピンチャック71及びこれに保持されたウェハWがインナーカップ70の上端よりも上方に突出した状態となる。この場合は,アウターチャンバー46内の液滴は,インナーカップ70の外側を下降し,アウターチャンバー排出管140によって排液されるようになる。一方,図9に示すように,インナーカップ70が上昇すると,インナーカップ70がスピンチャック71及びウェハWを包囲して,ウェハW両面に供給した洗浄液等が周囲に飛び散ることを防止する状態となる。この場合は,インナーカップ70上部がアウターチャンバー46の内壁に近接し,インナーカップ70内の液滴はインナーカップ排出管130によって排液されるようになる。
【0051】
図14は,処理液及びIPAの循環機構の説明図である。インナーカップミストトラップ132に接続されたインナーカップ排液回収ライン134は,切替弁150を介して排液管151又は薬液回収路152に接続され,薬液回収路152は薬液循環ユニット153中のタンク154に接続されている。タンク154は排液管155と薬液循環路156を有し,薬液循環路156にはポンプ157とフィルター158が設けられている。薬液循環路156は薬液供給路159に接続されている。薬液供給路159は薬液供給ノズル61と下面供給路100に接続されている。薬液供給路159には,例えばヒータ160によって薬液を温調する温度調整器161が設けられている。こうして,ウェハWに供給される薬液は温度を調整され,薬液循環ユニット153によって回収された薬液は再利用される。
【0052】
アウターチャンバーミストトラップ141に接続されたアウターチャンバー排液回収ライン143は,切替弁165を介して排液管166又はIPA回収路167に接続され,IPA回収路167はIPA循環ユニット168中のタンク169に接続されている。タンク169は排液管170とIPA循環路171を有し,IPA循環路171にはポンプ172とフィルター173が設けられている。IPA循環路171は供給切替弁174を介して,リンスノズル62とリンスノズル65と下面供給路100に接続されている。こうしてIPA循環ユニット168によって回収されたIPAは再利用される。ウェハWの処理に使用するIPAは,供給切替弁174によって,IPA供給路175から供給される未使用のIPA(pur)と,IPA循環ユニット168によって回収されたIPA(rec)とに切り替えることができる。なお,IPA供給路175から供給される未使用のIPA(pur)は,リンスノズル65に供給され,IPA循環ユニット112によって回収されたIPA(rec)は,リンスノズル62に供給される。なお,下面供給路100には,IPA供給路175から供給される未使用のIPA(pur)とIPA循環ユニット168によって回収されたIPA(rec)のいずれもが供給可能である。また,供給切替弁174の切り替えにより,純水供給路176から供給された純水が,リンスノズル62とリンスノズル65と下面供給路100に供給可能である。
【0053】
なお,洗浄システム1に備えられた他の基板洗浄ユニット13,14,15も,基板洗浄ユニット12と同様の構成を有し,洗浄液によりウェハW両面を同時に洗浄することができる。
【0054】
さて,この洗浄システム1において,先ず図示しない搬送ロボットにより未だ洗浄されていないウェハWを例えば25枚ずつ収納したキャリアCがイン・アウトポート4に載置される。そして,このイン・アウトポート4に載置されたキャリアCから取出収納アーム11によって一枚ずつウェハWが取り出され,取出収納アーム3から主ウェハ搬送装置7にウェハWが受け渡される。そして,例えば搬送アーム34によってウェハWは各基板洗浄ユニット12,13,14,15に適宜搬入され,ウェハWに付着しているパーティクルなどの汚染物質が洗浄,除去される。こうして所定の洗浄処理が終了したウェハWは,再び主ウェハ搬送装置7によって各基板洗浄ユニット12から適宜搬出され,取出収納アーム11に受け渡されて,再びキャリアCに収納される。
【0055】
ここで,代表して基板洗浄ユニット12での洗浄について説明する。図4に示すように,先ず基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー用メカシャッター51が開き,また,アウターチャンバー46のアウターチャンバー用メカシャッター53が開く。そして,ウェハWを保持した搬送アーム34を装置内に進入させる。インナーカップ70は下降してチャック本体75を上方に相対的に突出させる。図4に示すように,アンダープレート77は予め下降してチャック本体75内の退避位置に位置している。トッププレート72は予め上昇して退避位置に位置している。また,薬液アーム格納部用シャッター55とリンス乾燥アーム格納部用シャッター57は閉じている。
【0056】
主ウェハ搬送装置18は,搬送アーム34を水平移動させてスピンチャック71にウェハWを渡し,スピンチャック71は,図示しない支持ピンによって,半導体デバイスが形成されるウェハW表面を上面にしてウェハWを支持する。この場合,アンダープレート77を退避位置に位置させ,スピンチャック71により支持されるウェハWの位置(高さ)から十分に離すので,搬送アーム34は,余裕をもってウェハWをスピンチャック71に渡すことができる。ウェハWをスピンチャック71に受け渡した後,搬送アーム34はアウターチャンバー46及びユニットチャンバー用メカシャッター51の内部から退出し,退出後,基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー用メカシャッター51とアウターチャンバー46のアウターチャンバー用メカシャッター53が閉じられる。また,インナーカップ70は上昇し,チャック本体75とウェハWを囲んだ状態となる。
【0057】
次いでアンダープレート77は,チャック本体75内の処理位置に上昇する。図15に示すように,処理位置に移動したアンダープレート77とスピンチャック71により支持されたウェハW下面(ウェハW裏面)の間には,例えば0.5〜3mm程度の隙間L1が形成される。一方,下面供給路100により薬液をアンダープレート77とウェハW下面の間に供給する。この場合,薬液は温度調整器108により所定温度に温調されている。アンダープレート77上では,下面供給路100から薬液を例えば静かに染み出させて隙間L1に薬液を供給する。狭い隙間L1において,薬液をウェハW下面の全体に押し広げ,ウェハW下面全体に均一に接触する薬液の液膜を形成する。隙間L1全体に薬液の液膜を形成すると,薬液の供給を停止してウェハW下面を洗浄処理する。隙間L1に薬液を液盛りして液膜を形成すると表面張力により薬液の液膜の形状崩れを防ぐことができる。例えば薬液の液膜の形状が崩れてしまうと,ウェハW下面において薬液の液膜に非接触の部分が発生したり,又は液膜中に気泡が混合してしまい洗浄不良を起こしてしまうが,このようにアンダープレート77とウェハW下面の間の狭い隙間L1で薬液を液盛りすることにより,薬液の液膜の形状を保って洗浄不良を防止することができる。
【0058】
この場合,スピンチャック71は,薬液の液膜の形状が崩れない程度の比較的低速の回転速度(例えば10〜30rpm程度)でウェハWを回転させる。ウェハWの回転により薬液の液膜内に液流が発生し,この液流により,薬液の液膜内の淀みを防止すると共に洗浄効率が向上する。また,ウェハWの回転を間欠的に行っても良い。例えば所定時間若しくは所定回転数,ウェハWを回転させた後,スピンチャック71の回転稼働を所定時間停止させてウェハWを静止させ,その後に再びウェハWを回転させる。このようにウェハWの回転と回転停止を繰り返すと,薬液をウェハW下面全体に容易に拡散させることができる。もちろん,ウェハWを全く回転させずに静止した状態に保って洗浄処理を施すことも可能である。また,液膜を形成した後では新しい薬液を供給する必要が無くなる。薬液の液膜の形状が崩れない限り,ウェハW下面全体を,既にアンダープレート77とウェハW下面の間に供給された薬液により洗浄できるからである。一方,薬液の液膜の形状が崩れそうになった場合等には,新液を供給して薬液の液膜の形状を適宜修復する。このように薬液の消費量を節約する。なお,ウェハWの回転により薬液の液膜の液滴をアンダープレート77の周縁から滴り落とす一方で,下面供給路100により薬液を継続的に供給することにより,薬液の液膜内を常に真新しい薬液に置換して好適な薬液処理を実施することも可能である。この場合も,新液をなるべく静かに供給して薬液の省液化を図ると良い。
【0059】
アンダープレート77内のアンダープレート温水供給路102に所定の温度に温調された温水が循環して,アンダープレート77上の薬液の液膜を所定温度に温調する。このように薬液供給から液膜形成に渡って継続的に薬液を温調するので,液膜内で薬液反応を促進させて洗浄効率を向上させることができる。例えばウェハW下面に付着したパーティクル,有機汚染物,金属不純物の除去を短時間で行えると共に,これらの除去率を向上させる。
【0060】
このようにウェハWの下面を洗浄する一方で,薬液アーム格納部用シャッター55が開き,薬液供給系アーム60がウェハWの上方に回動する。薬液供給系アーム60は,スピンチャック71で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部までをスキャンし,薬液を供給する。この場合も,薬液は温度調整器108により所定温度に温調されている。また,ウェハWをスピンチャック71により回転させ,ウェハW上面に薬液を液盛りして薬液の液膜を均一に形成する。
【0061】
ウェハW上面にも薬液の液膜が形成されると,薬液供給系アーム60は薬液アーム格納部47内に移動し,薬液アーム格納部用シャッター55が閉じる。トッププレート72は,ウェハW上面に形成された薬液の液膜に接触しない位置であって,このウェハW上面に対して近接した位置まで移動する。例えばウェハW上面に対して近接した位置まで移動したトッププレート72とスピンチャック71により支持されたウェハW上面に形成された薬液の液膜の間には,隙間L2が形成される。トッププレート72は,ウェハW上面の薬液の液膜の形状が崩れそうになった場合等に,新液を供給して薬液の液膜の形状を適宜修復し,ウェハW上面の薬液処理は,薬液供給系アーム60から既に供給された薬液により行い,液膜形成後は新液の供給を控えて薬液の消費量を節約する。なお,ウェハWを回転させて薬液の液膜の液滴をウェハW上面の周縁から滴り落とす一方で,トッププレート72から薬液を継続的に供給することにより,ウェハW上面で薬液の液膜内を常に真新しい薬液に置換して好適な薬液処理を実施しても良い。このようにウェハWの上方をトッププレート72によって覆うことにより,薬液の液膜から薬液が蒸発することを防ぐようになっている。また,トッププレート58と薬液の液膜を接触させても良い。この場合,トッププレート58とウェハW上面との間に薬液の液膜を確実に形成することができる。
【0062】
薬液処理中は,アウターチャンバー46上部に備えられたN2供給手段126より,トッププレート72の上部にN2を供給し,ダウンフローを形成する。トッププレート72上面とアウターチャンバー46の間の空間をN2によって満たされるので,薬液の液膜から蒸発してトッププレート72の周囲から上昇する薬液雰囲気が,トッププレート72の上部の空間に回り込まない。従って,薬液処理後,アウターチャンバー46内の上部に薬液が残留することを防ぐことができる。また,ウェハWの表面にウォーターマークができにくい効果がある。
【0063】
ウェハW両面の薬液処理が終了すると,トッププレート72は回転しながら上昇する。即ち,回転させることによりトッププレート72に付着した薬液を振り落とす。液滴はインナーカップ排出管130へ排液される。トッププレート72が退避位置に移動した後,スピンチャック71が例えば2000rpmにて5秒間回転する。即ち,ウェハWに液盛りされた薬液が振り落とされて,インナーカップ排出管130へ排液される。薬液の液滴はインナーカップ排出管130によって排液された後,薬液循環ユニット153によって回収され,再利用される。これにより,省薬液が達成される。
【0064】
その後,薬液アーム格納部用シャッター55が開き,再び薬液供給系アーム60がウェハWの上方にて回動する。薬液供給系アーム60はウェハWの少なくとも中心から周縁までをスキャンしながら,例えば10秒間,N2を供給する。こうすることによって,薬液の液滴をウェハWの外周に排出することができる。また一方で,下面供給路100はアンダープレート77とウェハW下面の間に,例えば10秒間,N2を供給し,ウェハW下部の薬液雰囲気を排出する。このようにN2の供給によって,ウェハWの表裏面から薬液の液滴を取り除くことができる。薬液の液滴はインナーカップ排出管130によって排液された後,薬液循環ユニット153によって回収,再利用される。これにより,省薬液が達成される。
【0065】
N2の供給が終了すると,薬液供給系アーム60は回動を終了し,アンダープレート77が退避位置に下降する。そして,アンダープレート裏面吐出口110,111,112から,N2を供給する。N2はアンダープレート77の下面とチャック本体75の上面の間から,チャック本体75の周縁部に向かって流れ出る。このとき,N2はアンダープレート77の裏面とチャック本体75の上面との間に付着した薬液を,チャック本体75の周縁部に押し出して除去する。さらに,チャック本体75の周縁部に向かって流れ出たN2は,チャック本体75の周囲3箇所に配置された保持部材80に向かって流れ出て,保持部材80に付着した薬液を除去する。除去された薬液はインナーカップ排出管130によって排液された後,薬液循環ユニット153によって回収,再利用される。これにより,省薬液が達成される。なお,チャック本体75を回転させることによっても,チャック本体75と保持部材80から薬液を遠心力によって振り切ることができるが,アンダープレート裏面吐出口110,111,112からN2を供給することによって,さらに薬液の除去効率を向上させることができる。従って,回収される薬液の量が増加する。
【0066】
アンダープレート77裏面,チャック本体75,保持部材80の薬液除去が終了すると,アンダープレート77が処理位置に上昇する。次いでインナーカップ70が下降し,再び薬液供給系アーム60がウェハWの上方に回動する。薬液供給系アーム60はウェハWの半径をスキャンしながら,例えば10秒間,ウェハWの上面にIPA(rec)を供給する。また,下面供給路100はアンダープレート77とウェハW下面の間に,例えば10秒間,IPA(rec)を供給する。IPA(rec)はアウターチャンバー排出管140によって排液される。IPA(rec)供給終了後,薬液供給系アーム60は薬液アーム格納部47内に移動し,薬液アーム格納部用シャッター55が閉じる。
【0067】
次に,リンス乾燥アーム格納部用シャッター57が開き,リンス乾燥アーム63がウェハWの上方に回動する。薬液アーム格納部用シャッター55は閉じたまま薬液アーム格納部47の密閉状態を保ち,薬液供給系アーム60(薬液供給ノズル61)から発生する薬液雰囲気がウェハWとリンス乾燥アーム63を汚染することを防止する。リンス乾燥アーム63は,1000rpmにて回転しているウェハWの少なくとも中心から周縁までをスキャンしながら,例えば1秒間,ウェハWの上面にIPA(pur)を1liter/minで供給する。また,下面供給路100はアンダープレート77とウェハW下面の間に,例えば1秒間,1liter/minのIPA(pur)を供給する。IPA(pur)はアウターチャンバー排出管140によって排液された後,IPA循環ユニット112によって回収され,IPA(rec)として再利用される。これにより,IPAの消費量を節約できる。
【0068】
IPAの供給が終了すると,リンス乾燥アーム63は回動を終了し,アンダープレート77が退避位置に下降する。そして,アンダープレート裏面吐出口110,111,112から,IPAを吐出する。吐出されたIPAはアンダープレート77の下面とチャック本体75の上面の間から,チャック本体75の周縁部に向かって流れ出て,アンダープレート77の裏面とチャック本体75の上面をリンス処理する。さらに,チャック本体75の周縁部に向かって流れ出たIPAは,チャック本体75の周囲3箇所に配置された保持部材80に向かって流れ出て,保持部材80をリンス処理する。アンダープレート77の裏面,チャック本体75の上面,保持部材80のリンス処理に使用したIPAは,アウターチャンバー排出管140によって排液された後,IPA循環ユニット168によって回収,再利用される。これにより,IPAの消費量を節約できる。
【0069】
アンダープレート77裏面,チャック本体75,保持部材80のリンス処理が終了すると,アンダープレート77が処理位置に上昇する。次いでリンス乾燥アーム63はウェハWの上面をスキャンしながら,例えば2秒間,1liter/minの純水を供給する。また,ウェハWを薬液処理するときよりも高速(例えば500〜1000rpm程度)に回転させる。高速回転しているウェハWに純水を供給することにより,供給した純水をウェハW上面全体に均一に拡散させることができる。また,下面供給路100はウェハW下面に,例えば2秒間,1liter/minの純水を供給する。アンダープレート77は処理位置に位置した状態に保つ。高速回転しているウェハWに,隙間L1を通して純水を供給することにより,供給した純水をウェハW下面全体に均一に拡散させることができる。さらにアンダープレート77自体も洗浄することができる。こうして,ウェハW両面をリンス処理し,ウェハWから薬液を洗い流す。処理に供された純水はアウターチャンバー排出管140によって排液される。なお,以上のような純水を使用したリンス処理は,薬液の性質によっては省略しても良い。
【0070】
リンス処理後,ウェハWをリンス処理するときよりも高速(例えば1500rpm程度)に回転させてウェハWをスピン乾燥させる。この場合,リンス乾燥アーム63により,ウェハW上面にN2を供給する。また,下面供給路100は,ウェハW下面にN2を供給する。このとき,アンダープレート77の乾燥も同時に行う。こうして,ウェハW両面をスピン乾燥させる。
【0071】
乾燥処理後,リンス乾燥アーム63はリンス乾燥アーム格納部44内に移動し,リンス乾燥アーム格納部用シャッター57が閉じる。その後,アンダープレート77が退避位置に下降する。そして,アンダープレート裏面吐出口110,111,112から純水を吐出する。吐出された純水は,アンダープレート77の下面とチャック本体75の上面の間から,チャック本体75の周縁部に向かって流れ出て,アンダープレート77の裏面とチャック本体75の上面をリンス処理する。さらに,チャック本体75の周縁部に向かって流れ出た純水は,チャック本体75の周囲3箇所に配置された保持部材80に向かって流れ出て,保持部材80をリンス処理する。
【0072】
その後,基板洗浄ユニット12内からウェハWを搬出する。ユニットチャンバー用メカシャッター53とアウターチャンバー用メカシャッター51が開き,ウェハ搬送装置18が搬送アーム34を装置内に進入させてウェハW下面を支持する。次いで,搬送アーム34がスピンチャック71の支持ピンからウェハWを離して受け取り,装置内から退出する。この場合,アンダープレート77は退避位置に下降しているので,搬入するときと同様にアンダープレート77とスピンチャック71により支持されるウェハWの位置との間には,十分な隙間が形成されることになり,搬送アーム34は,余裕をもってスピンチャック71からウェハWを受け取ることができる。
【0073】
かかる基板処理装置12によれば,アンダープレート裏面吐出口110,111,112から,チャック本体75と保持部材80に対してIPA,純水,N2を選択的に適宜供給するので,アンダープレート77の裏面,チャック本体75,保持部材80に付着した薬液を除去することができる。さらに,アンダープレート77の裏面,チャック本体75,保持部材80をリンス処理することができる。また,除去した薬液やリンス処理に使用したIPAを薬液循環ユニット153とIPA循環ユニット168によって回収して再利用するので,薬液とIPAの消費量を節約できる。
【0074】
以上,本発明の好適な実施の形態の一例を示したが,本発明はここで説明した形態に限定されない。例えば図16に示すように,ユニットチャンバー45上部にFFU190を設け,下部に排気機構191を設けても良い。この場合,アウターチャンバー46内の処理液雰囲気が漏出しても,FFU190によって形成されたダウンフローと排気機構191によってユニットチャンバー45から排出される。従って処理後のウェハWを搬出させるとき,処理液雰囲気によってウェハWが汚染される心配が少なく,処理液雰囲気をユニットチャンバー45外に漏出させる心配が少ない。また,例えば薬液アーム格納部47及びリンス乾燥アーム格納部48にそれぞれ排気機構を設けても良い。
【0075】
本発明は洗浄液が供給される基板洗浄装置に限定されず,その他の種々の処理液などを用いて洗浄以外の他の処理を基板に対して施すものであっても良い。また,基板は半導体ウェハに限らず,その他のLCD基板用ガラスやCD基板,プリント基板,セラミック基板などであっても良い。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば,アンダープレートの裏面や支持部材,基板を保持する保持手段に付着した処理液を除去し,洗浄することができる。さらに,処理流体と除去した処理液を再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄システムの平面図である。
【図2】洗浄システムの側面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる基板洗浄ユニットの平面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる基板洗浄ユニットの縦断面図である。
【図5】静止時における保持部材の状態の説明図である。
【図6】退避位置に移動したアンダープレートと,チャック本体,アンダープレートシャフトの縦断面図である。
【図7】処理位置に移動したアンダープレートと,チャック本体,アンダープレートシャフトの縦断面図である。
【図8】下面供給路とアンダープレート裏面供給路の説明図である。
【図9】アンダープレートの平面図である。
【図10】アンダープレート裏面の平面図である。
【図11】アウターチャンバーの上部を拡大して示した縦断面図である。
【図12】インナーカップ内の液滴をミストトラップに排出する工程の説明図である。
【図13】アウターチャンバー内の液滴をミストトラップに排出する工程の説明図である。
【図14】IPA循環ユニット及び薬液循環ユニットの説明図である。
【図15】薬液洗浄する際のウェハ,アンダープレート,トッププレート,インナーカップの配置を示す説明図である。
【図16】本発明の実施の形態にかかる基板洗浄ユニットにおいて,FFUと排気機構を設けた場合の説明図である。
【符号の説明】
C キャリア
W ウェハ
1 洗浄処理システム
2 洗浄処理部
3 搬入出部
5 ウェハ搬送部
7 ウェハ搬送装置
12,13,14,15 基板洗浄ユニット
18 主ウェハ搬送装置
34,35,36 搬送アーム
45 ユニットチャンバー
46 アウターチャンバー
47 薬液アーム格納部
48 リンス乾燥アーム格納部
49 ユニットチャンバー用メカシャッター
50 アウターチャンバー用メカシャッター
51 薬液アーム格納部用シャッター
52 リンス乾燥アーム格納部用シャッター
60 薬液供給系アーム
61 薬液供給ノズル
62 リンスノズル
63 リンス乾燥アーム
64 N2供給ノズル
65 リンスノズル
70 インナーカップ
71 スピンチャック
72 トッププレート
75 チャック本体
77 アンダープレート
80 保持部材
85 把持アーム
86 押えアーム
95 アンダープレートシャフト
100 下面供給路
101 アンダープレート裏面供給路
102 アンダープレート温水供給路
105,106,107,108,109 下面吐出口
110,111,112 アンダープレート裏面吐出口
115 温水供給路
116 温水排出路
130 インナーカップ排出管
132 インナーカップミストトラップ
133 インナーカップミストトラップ排気管
134 インナーカップ排液回収ライン
140 アウターチャンバー排出管
141 アウターチャンバーミストトラップ
142 アウターチャンバーミストトラップ排気管
143 アウターチャンバー排液回収ライン
153 薬液循環ユニット
168 IPA循環ユニット

Claims (9)

  1. 支持部材に支持した複数の保持手段によって基板の周縁部を保持し,基板に対して処理液を供給して基板を処理する装置において,
    前記複数の保持手段により保持された基板下面に近接した処理位置と前記複数の保持手段により保持された基板下面から離れた位置との間で相対的に移動するアンダープレートを備え,
    前記複数の保持手段により保持された基板下面に対して処理流体を供給する供給手段を,前記アンダープレートの上面に備え,
    前記支持部材に対して処理流体を供給する供給手段を,前記アンダープレートの下面に備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板下面に供給された処理流体を所定温度にさせる温度調整手段を,前記アンダープレートに備えたことを特徴とする,請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記処理液を回収する回収機構を備えたことを特徴とする,請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記アンダープレートの上面に備えた供給手段は,薬液,純水,N2を選択的に供給可能であることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記アンダープレートの下面に備えた供給手段は,純水,N2を選択的に供給可能であることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 支持部材に支持された複数の保持手段によって周縁部を保持された基板に対して処理液を供給して基板を処理する方法であって,
    前記複数の保持手段により保持された基板下面に近接した処理位置にアンダープレートを移動させ,処理液を前記アンダープレートと基板下面の間に供給する工程と,
    前記複数の保持手段により保持された基板下面から離れた退避位置に前記アンダープレートを移動させ,前記アンダープレート裏面から処理流体を供給して,前記複数の保持手段に付着した処理液を除去する工程を有することを特徴とする,基板処理方法。
  7. 前記複数の保持手段から除去された処理液を,回収することを特徴とする,請求項6に記載の基板処理方法。
  8. 支持部材に支持された複数の保持手段によって周縁部を保持された基板に対して処理液を供給して基板を処理する方法であって,
    前記複数の保持手段により保持された基板下面に近接した処理位置にアンダープレートを移動させ,薬液を前記アンダープレートと基板下面の間に供給する工程と,
    前記アンダープレートと基板下面の間にN2を供給し,基板下部の薬液雰囲気を排出する工程と,
    前記複数の保持手段により保持された基板下面から離れた退避位置に前記アンダープレートを移動させ,前記アンダープレート裏面からN2を供給して,前記複数の保持手段に付着した薬液を除去する工程と,
    前記アンダープレートを処理位置に移動させ,基板下面に純水を供給する工程と,
    基板を回転させてスピン乾燥させる工程と,
    前記アンダープレートを退避位置に下降させ,前記アンダープレート裏面から純水を吐出する工程を有することを特徴とする,基板処理方法。
  9. 前記複数の保持手段から除去された薬液を,回収することを特徴とする,請求項8に記載の基板処理方法。
JP2001238048A 2001-08-06 2001-08-06 基板処理装置及び基板処理方法 Expired - Fee Related JP3892687B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238048A JP3892687B2 (ja) 2001-08-06 2001-08-06 基板処理装置及び基板処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238048A JP3892687B2 (ja) 2001-08-06 2001-08-06 基板処理装置及び基板処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003051476A JP2003051476A (ja) 2003-02-21
JP3892687B2 true JP3892687B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=19069034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001238048A Expired - Fee Related JP3892687B2 (ja) 2001-08-06 2001-08-06 基板処理装置及び基板処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3892687B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004259734A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
KR100687011B1 (ko) * 2006-01-13 2007-02-26 세메스 주식회사 기판 처리 장치
JP5694118B2 (ja) * 2011-01-18 2015-04-01 東京エレクトロン株式会社 液処理装置および液処理方法
US9378988B2 (en) 2011-07-20 2016-06-28 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate processing apparatus and substrate processing method using processing solution
JP6014313B2 (ja) * 2011-07-20 2016-10-25 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
JP6014312B2 (ja) * 2011-07-20 2016-10-25 株式会社Screenホールディングス 洗浄処理方法
JP6770886B2 (ja) * 2016-12-28 2020-10-21 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置及び基板処理方法
WO2019009054A1 (ja) * 2017-07-03 2019-01-10 東京エレクトロン株式会社 基板処理システム、基板洗浄方法および記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003051476A (ja) 2003-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3958539B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
US7472713B2 (en) Substrate processing apparatus
KR100582208B1 (ko) 기판처리장치
KR100914764B1 (ko) 기판처리장치 및 기판처리방법
US7354484B2 (en) Liquid processing apparatus and liquid processing method
US7404407B2 (en) Substrate processing apparatus
JP3837026B2 (ja) 基板洗浄装置及び基板洗浄方法
JP4083682B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2003297788A (ja) 液処理装置および液処理方法
JP3958594B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP4053800B2 (ja) 基板処理装置
JP3984004B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2007103956A (ja) 基板処理装置
JP3892687B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP3958572B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2002212784A (ja) 電解メッキ装置及び電解メッキ方法
JP2003077808A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP4286336B2 (ja) 洗浄装置及び洗浄方法
JP3540550B2 (ja) 処理装置及び処理方法
JP2003031537A (ja) 基板処理装置
JP2001319915A (ja) 液処理システム及び液処理方法
KR20170084687A (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 장치의 세정 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3892687

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151215

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees