JP2003188244A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents
基板処理装置及び基板処理方法Info
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- JP2003188244A JP2003188244A JP2001382920A JP2001382920A JP2003188244A JP 2003188244 A JP2003188244 A JP 2003188244A JP 2001382920 A JP2001382920 A JP 2001382920A JP 2001382920 A JP2001382920 A JP 2001382920A JP 2003188244 A JP2003188244 A JP 2003188244A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板の処理むらを防止することができる基板
処理装置及び基板処理方法を提供する。 【解決手段】 複数の保持部材80によって基板Wの周
縁を保持し,基板Wを回転させて処理する基板処理装置
において,前記保持部材80は,前記基板Wの回転する
方向CW,CCWに応じて,基板W周縁の異なる箇所に
当接することとした。
処理装置及び基板処理方法を提供する。 【解決手段】 複数の保持部材80によって基板Wの周
縁を保持し,基板Wを回転させて処理する基板処理装置
において,前記保持部材80は,前記基板Wの回転する
方向CW,CCWに応じて,基板W周縁の異なる箇所に
当接することとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体ウェ
ハやLCD基板用ガラス等の基板を処理する基板処理装
置及び基板処理方法に関する。
ハやLCD基板用ガラス等の基板を処理する基板処理装
置及び基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おいては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という。)
に対して処理液を供給し,現像,塗布,洗浄等の処理を
行う処理システムが使用されている。かような処理シス
テムに備えられる枚葉式の基板処理装置は,ウェハを略
水平に保持し,ノズル等から供給する処理液によって所
定の処理を施すものである。また,この装置には,ウェ
ハを保持すると共に水平面内で回転させることができる
スピンチャックが備えられ,これによりウェハを回転保
持し,処理面上に供給された処理液を遠心力により処理
面全体に拡散させる。また,ノズルをベベル部(ウェハ
表面の周辺部)に向かって処理液を吐出する位置に固定
すると,ウェハを回転させることにより,ウェハの外周
縁に沿ってベベル部のみに処理液を供給することが可能
である。かかる場合,ウェハの処理面にスピンチャック
の保持部材が接触した状態で処理すると,処理後のウェ
ハに保持部材の跡が残留するので,処理面ではないウェ
ハの周縁に対して保持部材を当接させるようにしてい
る。例えば,ウェハの周囲において中心角が120°と
なるよう,スピンチャックに3つの保持部材を設け,そ
れら3つの保持部材をウェハの外周面に当接させて圧力
を加えることにより,ウェハを周縁から保持するように
していた。
おいては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という。)
に対して処理液を供給し,現像,塗布,洗浄等の処理を
行う処理システムが使用されている。かような処理シス
テムに備えられる枚葉式の基板処理装置は,ウェハを略
水平に保持し,ノズル等から供給する処理液によって所
定の処理を施すものである。また,この装置には,ウェ
ハを保持すると共に水平面内で回転させることができる
スピンチャックが備えられ,これによりウェハを回転保
持し,処理面上に供給された処理液を遠心力により処理
面全体に拡散させる。また,ノズルをベベル部(ウェハ
表面の周辺部)に向かって処理液を吐出する位置に固定
すると,ウェハを回転させることにより,ウェハの外周
縁に沿ってベベル部のみに処理液を供給することが可能
である。かかる場合,ウェハの処理面にスピンチャック
の保持部材が接触した状態で処理すると,処理後のウェ
ハに保持部材の跡が残留するので,処理面ではないウェ
ハの周縁に対して保持部材を当接させるようにしてい
る。例えば,ウェハの周囲において中心角が120°と
なるよう,スピンチャックに3つの保持部材を設け,そ
れら3つの保持部材をウェハの外周面に当接させて圧力
を加えることにより,ウェハを周縁から保持するように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
基板処理装置においては,処理中に保持部材がウェハに
当接する位置を交替させないので,その当接箇所に処理
むらが発生する問題があった。例えばウェハの洗浄処理
においては,ウェハの周縁やベベル部(ウェハ表面の周
辺部)を効果的に洗浄できない問題があった。
基板処理装置においては,処理中に保持部材がウェハに
当接する位置を交替させないので,その当接箇所に処理
むらが発生する問題があった。例えばウェハの洗浄処理
においては,ウェハの周縁やベベル部(ウェハ表面の周
辺部)を効果的に洗浄できない問題があった。
【0004】従って,本発明の目的は,ウェハの処理む
らを防止することができる基板処理装置及び基板処理方
法を提供することにある。
らを防止することができる基板処理装置及び基板処理方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明によれば,複数の保持部材によって基板の周
縁を保持し,基板を回転させて処理する基板処理装置で
あって,前記保持部材は,前記基板の回転する方向に応
じて,基板周縁の異なる箇所に当接することを特徴とす
る基板処理装置が提供される。かかる基板処理装置にあ
っては,例えば,基板の正回転(時計方向回転)時には
逆回転(反時計方向回転)時に保持部材が当接する箇所
へ処理液を供給し,逆回転時には正回転時に保持部材が
当接する箇所へ処理液を供給することができる。従っ
て,処理むらを防止することができる。
に,本発明によれば,複数の保持部材によって基板の周
縁を保持し,基板を回転させて処理する基板処理装置で
あって,前記保持部材は,前記基板の回転する方向に応
じて,基板周縁の異なる箇所に当接することを特徴とす
る基板処理装置が提供される。かかる基板処理装置にあ
っては,例えば,基板の正回転(時計方向回転)時には
逆回転(反時計方向回転)時に保持部材が当接する箇所
へ処理液を供給し,逆回転時には正回転時に保持部材が
当接する箇所へ処理液を供給することができる。従っ
て,処理むらを防止することができる。
【0006】また,前記保持部材は,前記保持部材は,
第1の保持部と第2の保持部を備え,前記基板の回転方
向を切り替えることによって,前記第1の保持部が基板
の周縁に当接した状態と,前記第2の保持部が基板の周
縁に当接した状態とを切り替えることが好ましい。この
場合,例えば正回転方向に回転させながら基板を洗浄処
理するとき,第1の保持部に基板から流れた汚染物質が
付着しても,逆回転時には第2の保持部によって保持す
るので,汚染物質が基板に再付着することを防止するこ
とができる。
第1の保持部と第2の保持部を備え,前記基板の回転方
向を切り替えることによって,前記第1の保持部が基板
の周縁に当接した状態と,前記第2の保持部が基板の周
縁に当接した状態とを切り替えることが好ましい。この
場合,例えば正回転方向に回転させながら基板を洗浄処
理するとき,第1の保持部に基板から流れた汚染物質が
付着しても,逆回転時には第2の保持部によって保持す
るので,汚染物質が基板に再付着することを防止するこ
とができる。
【0007】さらに,前記第1の保持部及び/又は第2
の保持部は,互いに対向し基板の中心に向かって互いに
離れる方向に傾斜する一対の斜面を有し,前記一対の斜
面に基板の角部をそれぞれ当接させて基板を保持するこ
とが好ましい。この場合,基板を確実に保持し,かつ基
板と保持部材との接触面積が最小となり,より効果的に
処理むらを防止する。また,例えば基板の洗浄処理によ
り押し流された汚染物質が保持部材へ付着しても,その
汚染物質が基板に再付着することを抑制する。
の保持部は,互いに対向し基板の中心に向かって互いに
離れる方向に傾斜する一対の斜面を有し,前記一対の斜
面に基板の角部をそれぞれ当接させて基板を保持するこ
とが好ましい。この場合,基板を確実に保持し,かつ基
板と保持部材との接触面積が最小となり,より効果的に
処理むらを防止する。また,例えば基板の洗浄処理によ
り押し流された汚染物質が保持部材へ付着しても,その
汚染物質が基板に再付着することを抑制する。
【0008】前記保持部材を回転自在に支持する回転支
持軸を備え,前記保持部材の重心は回転支持軸上にない
ことが好ましい。さらに,前記回転支持軸に羽根を取り
付け,前記羽根に加わる風圧を利用して前記保持部材を
基板に押し付けることが好ましい。この場合,基板を正
回転方向に回転させるときは,羽根に対して逆回転方向
側に向かう風圧による抵抗が生じ,回転支持軸を逆回転
方向側に回転させるので,保持部材が回転支持軸を中心
として逆回転方向側に回転する。従って,回転支持軸に
対して逆回転方向側に備えた第1の保持部を基板の周縁
に当接させる。逆回転方向に回転するときは,羽根に対
して正回転方向側に向かう風圧による抵抗が生じ,回転
支持軸を正回転方向側に回転させるので,保持部材が回
転支持軸を中心として正回転方向側に回転する。従っ
て,回転支持軸に対して正回転方向側に備えた第2の保
持部を基板の周縁に当接させる。この場合,保持部材が
当接する箇所を簡単な機構によって変化させることがで
き,保持部材の機構の信頼性向上とコスト低減を図るこ
とが可能である。
持軸を備え,前記保持部材の重心は回転支持軸上にない
ことが好ましい。さらに,前記回転支持軸に羽根を取り
付け,前記羽根に加わる風圧を利用して前記保持部材を
基板に押し付けることが好ましい。この場合,基板を正
回転方向に回転させるときは,羽根に対して逆回転方向
側に向かう風圧による抵抗が生じ,回転支持軸を逆回転
方向側に回転させるので,保持部材が回転支持軸を中心
として逆回転方向側に回転する。従って,回転支持軸に
対して逆回転方向側に備えた第1の保持部を基板の周縁
に当接させる。逆回転方向に回転するときは,羽根に対
して正回転方向側に向かう風圧による抵抗が生じ,回転
支持軸を正回転方向側に回転させるので,保持部材が回
転支持軸を中心として正回転方向側に回転する。従っ
て,回転支持軸に対して正回転方向側に備えた第2の保
持部を基板の周縁に当接させる。この場合,保持部材が
当接する箇所を簡単な機構によって変化させることがで
き,保持部材の機構の信頼性向上とコスト低減を図るこ
とが可能である。
【0009】前記複数の保持部材を囲むリング状の外周
部材を備えても良い。この場合,回転によって基板周辺
の雰囲気に気流が発生することを抑制することができ
る。
部材を備えても良い。この場合,回転によって基板周辺
の雰囲気に気流が発生することを抑制することができ
る。
【0010】前記基板の裏面を支持する複数の支持ピン
を備えても良い。この場合,回転停止時に基板を裏面か
ら安定して支持することができる。
を備えても良い。この場合,回転停止時に基板を裏面か
ら安定して支持することができる。
【0011】また,本発明によれば,基板の周縁を複数
の箇所において保持し,基板を任意の回転方向に回転さ
せて処理し,次いで,基板の周縁を前記複数の箇所と異
なる複数の箇所において保持し,基板を前記任意の回転
方向と異なる回転方向に回転させて処理することを特徴
とする,基板処理方法が提供される。
の箇所において保持し,基板を任意の回転方向に回転さ
せて処理し,次いで,基板の周縁を前記複数の箇所と異
なる複数の箇所において保持し,基板を前記任意の回転
方向と異なる回転方向に回転させて処理することを特徴
とする,基板処理方法が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を,基板の一例としてウェハの表面を洗浄する基板処
理装置としての基板洗浄ユニットに基づいて説明する。
図1は,本実施の形態にかかる基板洗浄ユニット12,
13,14,15を組み込んだ洗浄処理システム1の平
面図である。図2は,その側面図である。この洗浄処理
システム1は,ウェハWに洗浄処理及び洗浄処理後の熱
的処理を施す洗浄処理部2と,洗浄処理部2に対してウ
ェハWを搬入出する搬入出部3から構成されている。
態を,基板の一例としてウェハの表面を洗浄する基板処
理装置としての基板洗浄ユニットに基づいて説明する。
図1は,本実施の形態にかかる基板洗浄ユニット12,
13,14,15を組み込んだ洗浄処理システム1の平
面図である。図2は,その側面図である。この洗浄処理
システム1は,ウェハWに洗浄処理及び洗浄処理後の熱
的処理を施す洗浄処理部2と,洗浄処理部2に対してウ
ェハWを搬入出する搬入出部3から構成されている。
【0013】搬入出部3は,複数枚,例えば25枚のウ
ェハWが所定の間隔で略水平に収容可能な容器(キャリ
アC)を載置するための載置台6が設けられたイン・ア
ウトポート4と,載置台6に載置されたキャリアCと洗
浄処理部2との間でウェハの受け渡しを行うウェハ搬送
装置7が備えられたウェハ搬送部5と,から構成されて
いる。
ェハWが所定の間隔で略水平に収容可能な容器(キャリ
アC)を載置するための載置台6が設けられたイン・ア
ウトポート4と,載置台6に載置されたキャリアCと洗
浄処理部2との間でウェハの受け渡しを行うウェハ搬送
装置7が備えられたウェハ搬送部5と,から構成されて
いる。
【0014】ウェハWはキャリアCの一側面を通して搬
入出され,キャリアCの側面には開閉可能な蓋体が設け
られている。また,ウェハWを所定間隔で保持するため
の棚板が内壁に設けられており,ウェハWを収容する2
5個のスロットが形成されている。ウェハWは表面(半
導体デバイスを形成する面)が上面(ウェハWを水平に
保持した場合に上側となっている面)となっている状態
で各スロットに1枚ずつ収容される。
入出され,キャリアCの側面には開閉可能な蓋体が設け
られている。また,ウェハWを所定間隔で保持するため
の棚板が内壁に設けられており,ウェハWを収容する2
5個のスロットが形成されている。ウェハWは表面(半
導体デバイスを形成する面)が上面(ウェハWを水平に
保持した場合に上側となっている面)となっている状態
で各スロットに1枚ずつ収容される。
【0015】イン・アウトポート4の載置台6上には,
例えば,3個のキャリアを水平面のY方向に並べて所定
位置に載置することができるようになっている。キャリ
アCは蓋体が設けられた側面をイン・アウトポート4と
ウェハ搬送部5との境界壁8側に向けて載置される。境
界壁8においてキャリアCの載置場所に対応する位置に
は窓部9が形成されており,窓部9のウェハ搬送部5側
には,窓部9をシャッター等により開閉する窓部開閉機
構10が設けられている。
例えば,3個のキャリアを水平面のY方向に並べて所定
位置に載置することができるようになっている。キャリ
アCは蓋体が設けられた側面をイン・アウトポート4と
ウェハ搬送部5との境界壁8側に向けて載置される。境
界壁8においてキャリアCの載置場所に対応する位置に
は窓部9が形成されており,窓部9のウェハ搬送部5側
には,窓部9をシャッター等により開閉する窓部開閉機
構10が設けられている。
【0016】この窓部開閉機構10は,キャリアCに設
けられた蓋体もまた開閉可能であり,窓部9の開閉と同
時にキャリアCの蓋体も開閉する。窓部9を開口してキ
ャリアCのウェハ搬入出口とウェハ搬送部5とを連通さ
せると,ウェハ搬送部5に配設されたウエハ搬送装置7
のキャリアCへのアクセスが可能となり,ウェハWの搬
送を行うことが可能な状態となる。
けられた蓋体もまた開閉可能であり,窓部9の開閉と同
時にキャリアCの蓋体も開閉する。窓部9を開口してキ
ャリアCのウェハ搬入出口とウェハ搬送部5とを連通さ
せると,ウェハ搬送部5に配設されたウエハ搬送装置7
のキャリアCへのアクセスが可能となり,ウェハWの搬
送を行うことが可能な状態となる。
【0017】ウェハ搬送部5に配設されたウエハ搬送装
置7は,Y方向とZ方向に移動可能であり,かつ,X―
Y平面内(θ方向)で回転自在に構成されている。ま
た,ウェハ搬送装置7は,ウェハWを把持する取出収納
アーム11を有し,この取出収納アーム11はX方向に
スライド自在となっている。こうして,ウェハ搬送装置
7は,載置台6に載置された全てのキャリアCの任意の
高さのスロットにアクセスし,また,洗浄処理部2に配
設された上下2台のウェハ受け渡しユニット16,17
にアクセスして,イン・アウトポート4側から洗浄処理
部2側へ,逆に洗浄処理部2側からイン・アウトポート
4側へウェハWを搬送することができるようになってい
る。
置7は,Y方向とZ方向に移動可能であり,かつ,X―
Y平面内(θ方向)で回転自在に構成されている。ま
た,ウェハ搬送装置7は,ウェハWを把持する取出収納
アーム11を有し,この取出収納アーム11はX方向に
スライド自在となっている。こうして,ウェハ搬送装置
7は,載置台6に載置された全てのキャリアCの任意の
高さのスロットにアクセスし,また,洗浄処理部2に配
設された上下2台のウェハ受け渡しユニット16,17
にアクセスして,イン・アウトポート4側から洗浄処理
部2側へ,逆に洗浄処理部2側からイン・アウトポート
4側へウェハWを搬送することができるようになってい
る。
【0018】洗浄処理部2は,主ウェハ搬送装置18
と,ウェハ搬送部5との間でウェハWの受け渡しを行う
ためにウェハWを一時的に載置するウェハ受け渡しユニ
ット16,17と,本実施の形態にかかる4台の基板洗
浄ユニット12,13,14,15と,洗浄処理後のウ
ェハWを加熱処理する3台の加熱ユニット及び加熱され
たウェハWを冷却する冷却ユニットからなる加熱・冷却
部19とを備えている。主ウェハ搬送装置18は,ウェ
ハ受け渡しユニット16,17,基板洗浄ユニット1
2,13,14,15,加熱・冷却部19の全てのユニ
ットにアクセス可能に配設されている。
と,ウェハ搬送部5との間でウェハWの受け渡しを行う
ためにウェハWを一時的に載置するウェハ受け渡しユニ
ット16,17と,本実施の形態にかかる4台の基板洗
浄ユニット12,13,14,15と,洗浄処理後のウ
ェハWを加熱処理する3台の加熱ユニット及び加熱され
たウェハWを冷却する冷却ユニットからなる加熱・冷却
部19とを備えている。主ウェハ搬送装置18は,ウェ
ハ受け渡しユニット16,17,基板洗浄ユニット1
2,13,14,15,加熱・冷却部19の全てのユニ
ットにアクセス可能に配設されている。
【0019】また,洗浄処理部2は,洗浄処理システム
1全体を稼働させるための電源である電装ユニット23
と,洗浄処理システム1内に配設された各種装置及び洗
浄処理システム1全体の動作制御を行う機械制御ユニッ
ト24と,基板洗浄ユニット12,13,14,15に
送液する所定の処理液を貯蔵する薬液貯蔵ユニット25
とが配設されている。電装ユニット23は図示しない主
電源と接続される。洗浄処理部2の天井部には,各ユニ
ット及び主ウェハ搬送装置18に,清浄な空気をダウン
フローするためのファンフィルターユニット(FFU)
26が配設されている。
1全体を稼働させるための電源である電装ユニット23
と,洗浄処理システム1内に配設された各種装置及び洗
浄処理システム1全体の動作制御を行う機械制御ユニッ
ト24と,基板洗浄ユニット12,13,14,15に
送液する所定の処理液を貯蔵する薬液貯蔵ユニット25
とが配設されている。電装ユニット23は図示しない主
電源と接続される。洗浄処理部2の天井部には,各ユニ
ット及び主ウェハ搬送装置18に,清浄な空気をダウン
フローするためのファンフィルターユニット(FFU)
26が配設されている。
【0020】電装ユニット23と薬液貯蔵ユニット25
と機械制御ユニット24を洗浄処理部2の外側に設置す
ることによって,又は外部に引き出すことによって,こ
の面(Y方向)からウェハ受け渡しユニット16,主ウ
ェハ搬送装置18,加熱・冷却部19のメンテナンスを
容易に行うことが可能である。
と機械制御ユニット24を洗浄処理部2の外側に設置す
ることによって,又は外部に引き出すことによって,こ
の面(Y方向)からウェハ受け渡しユニット16,主ウ
ェハ搬送装置18,加熱・冷却部19のメンテナンスを
容易に行うことが可能である。
【0021】ウェハ受け渡しユニット16,17は,い
ずれもウェハ搬送部5との間でウェハWの受け渡しを行
うためにウェハWを一時的に載置するものであり,これ
らウェハ受け渡しユニット16,17は上下2段に積み
重ねられて配置されている。例えば,下段のウェハ受け
渡しユニット17は,イン・アウトポート4側から洗浄
処理部2側へ搬送するウェハWを載置するために用い,
上段のウェハ受け渡しユニット16は,洗浄処理部2側
からイン・アウトポート4側へ搬送するウェハWを載置
するために用いることができる。
ずれもウェハ搬送部5との間でウェハWの受け渡しを行
うためにウェハWを一時的に載置するものであり,これ
らウェハ受け渡しユニット16,17は上下2段に積み
重ねられて配置されている。例えば,下段のウェハ受け
渡しユニット17は,イン・アウトポート4側から洗浄
処理部2側へ搬送するウェハWを載置するために用い,
上段のウェハ受け渡しユニット16は,洗浄処理部2側
からイン・アウトポート4側へ搬送するウェハWを載置
するために用いることができる。
【0022】ファンフィルターユニット(FFU)26
からのダウンフローの一部は,ウェハ受け渡しユニット
16,17と,その上部の空間を通ってウェハ搬送部5
に向けて流出する構造となっている。これにより,ウェ
ハ搬送部5から洗浄処理部2へのパーティクル等の侵入
が防止され,洗浄処理部2の清浄度が保持されるように
なっている。
からのダウンフローの一部は,ウェハ受け渡しユニット
16,17と,その上部の空間を通ってウェハ搬送部5
に向けて流出する構造となっている。これにより,ウェ
ハ搬送部5から洗浄処理部2へのパーティクル等の侵入
が防止され,洗浄処理部2の清浄度が保持されるように
なっている。
【0023】主ウェハ搬送装置18は,図示しないモー
タの回転駆動力によって回転可能な筒状支持体30と,
筒状支持体30の内側に沿ってZ方向に昇降自在に設け
られたウェハ搬送体31とを有している。ウェハ搬送体
31は,筒状支持体30の回転に伴って一体的に回転さ
れるようになっており,それぞれ独立して進退移動する
ことが可能な多段に配置された3本の搬送アーム34,
35,36を備えている。
タの回転駆動力によって回転可能な筒状支持体30と,
筒状支持体30の内側に沿ってZ方向に昇降自在に設け
られたウェハ搬送体31とを有している。ウェハ搬送体
31は,筒状支持体30の回転に伴って一体的に回転さ
れるようになっており,それぞれ独立して進退移動する
ことが可能な多段に配置された3本の搬送アーム34,
35,36を備えている。
【0024】加熱・冷却部19においては,ウェハWの
強制冷却を行う冷却ユニットが一台配設され,その上に
ウェハWの強制加熱と自然冷却を行う加熱ユニットが3
台積み重ねられて配設されている。なお,ウェハ受け渡
しユニット16の上部の空間に加熱・冷却部19を設け
ることも可能である。この場合には,図1に示す加熱・
冷却部19の位置をその他のユーティリティ空間として
利用することができる。
強制冷却を行う冷却ユニットが一台配設され,その上に
ウェハWの強制加熱と自然冷却を行う加熱ユニットが3
台積み重ねられて配設されている。なお,ウェハ受け渡
しユニット16の上部の空間に加熱・冷却部19を設け
ることも可能である。この場合には,図1に示す加熱・
冷却部19の位置をその他のユーティリティ空間として
利用することができる。
【0025】基板洗浄ユニット12,13,14,15
は,図2に示すように,上下2段で各段に2台ずつ配設
されている。図1に示すように,基板洗浄ユニット1
2,13と基板洗浄ユニット14,15とは,その境界
をなしている壁面41に対して対称な構造を有している
が,対称であることを除けば,各基板洗浄ユニット1
2,13,14,15は概ね同様の構成を備えている。
そこで,基板洗浄ユニット12を例として,その構造に
ついて詳細に以下に説明することとする。
は,図2に示すように,上下2段で各段に2台ずつ配設
されている。図1に示すように,基板洗浄ユニット1
2,13と基板洗浄ユニット14,15とは,その境界
をなしている壁面41に対して対称な構造を有している
が,対称であることを除けば,各基板洗浄ユニット1
2,13,14,15は概ね同様の構成を備えている。
そこで,基板洗浄ユニット12を例として,その構造に
ついて詳細に以下に説明することとする。
【0026】図3は,基板洗浄ユニット12の平面図で
ある。基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー45
内には,ウェハWを収納する密閉構造のアウターチャン
バー46と,薬液アーム格納部47と,リンス乾燥アー
ム格納部48とを備えている。ユニットチャンバー45
には開口50が形成され,開口50を図示しない開閉機
構によって開閉するユニットチャンバー用メカシャッタ
ー51が設けられており,例えば搬送アーム34によっ
て基板洗浄ユニット12に対して開口50からウェハW
が搬入出される際には,このユニットチャンバー用メカ
シャッター51が開くようになっている。ユニットチャ
ンバー用メカシャッター51はユニットチャンバー45
の内部から開口50を開閉するようになっており,ユニ
ットチャンバー45内が陽圧になったような場合でも,
ユニットチャンバー45内部の雰囲気が外部に漏れ出な
い。
ある。基板洗浄ユニット12のユニットチャンバー45
内には,ウェハWを収納する密閉構造のアウターチャン
バー46と,薬液アーム格納部47と,リンス乾燥アー
ム格納部48とを備えている。ユニットチャンバー45
には開口50が形成され,開口50を図示しない開閉機
構によって開閉するユニットチャンバー用メカシャッタ
ー51が設けられており,例えば搬送アーム34によっ
て基板洗浄ユニット12に対して開口50からウェハW
が搬入出される際には,このユニットチャンバー用メカ
シャッター51が開くようになっている。ユニットチャ
ンバー用メカシャッター51はユニットチャンバー45
の内部から開口50を開閉するようになっており,ユニ
ットチャンバー45内が陽圧になったような場合でも,
ユニットチャンバー45内部の雰囲気が外部に漏れ出な
い。
【0027】アウターチャンバー46には開口52が形
成され,開口52を図示しないシリンダ駆動機構によっ
て開閉するアウターチャンバー用メカシャッター53が
設けられており,例えば搬送アーム34によってアウタ
ーチャンバー46に対して開口52からウェハWが搬入
出される際には,このアウターチャンバー用メカシャッ
ター53が開くようになっている。アウターチャンバー
用メカシャッター53は,ユニットチャンバー用メカシ
ャッター51と共通の開閉機構によって開閉するように
しても良い。アウターチャンバー用メカシャッター53
はアウターチャンバー46の内部から開口52を開閉す
るようになっており,アウターチャンバー46内が陽圧
になったような場合でも,アウターチャンバー46内部
の雰囲気が外部に漏れ出ない。また,薬液アーム格納部
47には開口54が形成され,開口54を図示しない駆
動機構によって開閉する薬液アーム格納部用シャッター
55が設けられている。薬液アーム格納部47をアウタ
ーチャンバー46と雰囲気隔離するときは,この薬液ア
ーム格納部用シャッター55を閉じる。リンス乾燥アー
ム格納部48には開口56が形成され,開口56を図示
しない駆動機構によって開閉するリンス乾燥アーム格納
部用シャッター57が設けられている。リンス乾燥アー
ム格納部48をアウターチャンバー46と雰囲気隔離す
るときは,このリンス乾燥アーム格納部用シャッター5
7を閉じる。
成され,開口52を図示しないシリンダ駆動機構によっ
て開閉するアウターチャンバー用メカシャッター53が
設けられており,例えば搬送アーム34によってアウタ
ーチャンバー46に対して開口52からウェハWが搬入
出される際には,このアウターチャンバー用メカシャッ
ター53が開くようになっている。アウターチャンバー
用メカシャッター53は,ユニットチャンバー用メカシ
ャッター51と共通の開閉機構によって開閉するように
しても良い。アウターチャンバー用メカシャッター53
はアウターチャンバー46の内部から開口52を開閉す
るようになっており,アウターチャンバー46内が陽圧
になったような場合でも,アウターチャンバー46内部
の雰囲気が外部に漏れ出ない。また,薬液アーム格納部
47には開口54が形成され,開口54を図示しない駆
動機構によって開閉する薬液アーム格納部用シャッター
55が設けられている。薬液アーム格納部47をアウタ
ーチャンバー46と雰囲気隔離するときは,この薬液ア
ーム格納部用シャッター55を閉じる。リンス乾燥アー
ム格納部48には開口56が形成され,開口56を図示
しない駆動機構によって開閉するリンス乾燥アーム格納
部用シャッター57が設けられている。リンス乾燥アー
ム格納部48をアウターチャンバー46と雰囲気隔離す
るときは,このリンス乾燥アーム格納部用シャッター5
7を閉じる。
【0028】薬液アーム格納部47内には,薬液,N
2,IPA,純水を吐出可能な薬液供給系アーム60が
格納されている。薬液供給系アーム60は,アウターチ
ャンバー46内に収納されて,後述のスピンチャック7
1で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部ま
でをスキャン可能である。薬液供給系アーム60は,処
理時以外は薬液アーム格納部47にて待避する。薬液ア
ーム格納部47は常時薬液雰囲気となるため,耐食性の
部品が使用されている。この薬液供給系アーム60は,
薬液供給ノズル61とリンスノズル62を備え,薬液供
給ノズル61は薬液とN2を吐出し,リンスノズル62
はIPAと純水を吐出する。なお,第2の薬液を吐出可
能な薬液供給ノズルを適宜備えても良い。
2,IPA,純水を吐出可能な薬液供給系アーム60が
格納されている。薬液供給系アーム60は,アウターチ
ャンバー46内に収納されて,後述のスピンチャック7
1で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部ま
でをスキャン可能である。薬液供給系アーム60は,処
理時以外は薬液アーム格納部47にて待避する。薬液ア
ーム格納部47は常時薬液雰囲気となるため,耐食性の
部品が使用されている。この薬液供給系アーム60は,
薬液供給ノズル61とリンスノズル62を備え,薬液供
給ノズル61は薬液とN2を吐出し,リンスノズル62
はIPAと純水を吐出する。なお,第2の薬液を吐出可
能な薬液供給ノズルを適宜備えても良い。
【0029】リンス乾燥アーム格納部48内には,N
2,IPA,純水を吐出可能なリンス乾燥アーム63が
格納されている。リンス乾燥アーム63は,アウターチ
ャンバー46内に収納されて,後述のスピンチャック7
1で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部ま
でをスキャン可能である。リンス乾燥アーム63は,処
理時以外はリンス乾燥アーム格納部48にて待避する。
リンス乾燥アーム格納部48は,薬液雰囲気ではない
が,耐食性の部品を使用しても良い。このリンス乾燥ア
ーム63は,N2供給ノズル64とリンスノズル65を
備え,N2供給ノズル64はN2を吐出し,リンスノズ
ル65はIPAと純水を吐出する。
2,IPA,純水を吐出可能なリンス乾燥アーム63が
格納されている。リンス乾燥アーム63は,アウターチ
ャンバー46内に収納されて,後述のスピンチャック7
1で保持されたウェハWの少なくとも中心から周縁部ま
でをスキャン可能である。リンス乾燥アーム63は,処
理時以外はリンス乾燥アーム格納部48にて待避する。
リンス乾燥アーム格納部48は,薬液雰囲気ではない
が,耐食性の部品を使用しても良い。このリンス乾燥ア
ーム63は,N2供給ノズル64とリンスノズル65を
備え,N2供給ノズル64はN2を吐出し,リンスノズ
ル65はIPAと純水を吐出する。
【0030】薬液アーム格納部47には薬液供給系アー
ム洗浄装置66が備えられ,薬液供給系アーム60を洗
浄することができる。また,リンス乾燥アーム格納部4
8にはリンス乾燥アーム洗浄装置67が備えられ,リン
ス乾燥アーム63を洗浄することができる。
ム洗浄装置66が備えられ,薬液供給系アーム60を洗
浄することができる。また,リンス乾燥アーム格納部4
8にはリンス乾燥アーム洗浄装置67が備えられ,リン
ス乾燥アーム63を洗浄することができる。
【0031】図4に示すように,アウターチャンバー4
6内には,ウェハWを収納するインナーカップ70と,
このインナーカップ70内で,例えばウェハW表面を上
面にして,ウェハWを回転自在に保持するスピンチャッ
ク71と,スピンチャック71により支持されたウェハ
W上面(ウェハW表面)に対して相対的に移動するトッ
ププレート72を備えている。アウターチャンバー46
には,スピンチャック71により支持されたウェハWが
位置する高さに傾斜部73が形成され,ウェハWは傾斜
部73に包囲されるようになっている。また,アウター
チャンバー用メカシャッター53の上部は傾斜部73の
一部となっている。スピンチャック71に対してウェハ
Wを授受させる際には,アウターチャンバー用メカシャ
ッター53を開き,ウェハWを水平に移動させる。
6内には,ウェハWを収納するインナーカップ70と,
このインナーカップ70内で,例えばウェハW表面を上
面にして,ウェハWを回転自在に保持するスピンチャッ
ク71と,スピンチャック71により支持されたウェハ
W上面(ウェハW表面)に対して相対的に移動するトッ
ププレート72を備えている。アウターチャンバー46
には,スピンチャック71により支持されたウェハWが
位置する高さに傾斜部73が形成され,ウェハWは傾斜
部73に包囲されるようになっている。また,アウター
チャンバー用メカシャッター53の上部は傾斜部73の
一部となっている。スピンチャック71に対してウェハ
Wを授受させる際には,アウターチャンバー用メカシャ
ッター53を開き,ウェハWを水平に移動させる。
【0032】スピンチャック71は,ウェハWの裏面を
支持するための3つの支持ピン79と,ウェハWを保持
する3つの保持部材80と,支持ピン79及び保持部材
80を支持するチャック本体81と,このチャック本体
81の底部に接続されたチャック回転軸82と,3つの
保持部材80を囲むリング状のチャック外周部材83を
備える。
支持するための3つの支持ピン79と,ウェハWを保持
する3つの保持部材80と,支持ピン79及び保持部材
80を支持するチャック本体81と,このチャック本体
81の底部に接続されたチャック回転軸82と,3つの
保持部材80を囲むリング状のチャック外周部材83を
備える。
【0033】3つの支持ピン79は,ウェハWの裏面に
当接するようにチャック本体81の上面に設置され,図
3に示すように,ウェハWの裏面において中心角が12
0°となるように3箇所に配置されており,スピンチャ
ック71が静止しているときにウェハWの裏面を安定さ
せて支持する。3つの保持部材80は,ウェハWの周縁
に当接するようにチャック本体81の上面に設置され,
図3に示すように,ウェハWの周囲において中心角が1
20°となるように3箇所に配置されており,それら3
つの保持部材80により,ウェハWを周縁から保持でき
るようになっている。スピンチャック71が回転してい
るときは,ウェハWの周縁部を保持部材80によって保
持する。チャック回転軸82の外周面には,ベルト91
が巻回されており,ベルト91をモータ92によって周
動させることにより,スピンチャック71全体が回転す
るようになっている。モータ92は,スピンチャック7
1を正回転方向CW(スピンチャック71上方からみて
時計方向:Clock wise)と逆回転方向CCW
(スピンチャック71上方からみて反時計方向:Cou
nter clock wise)に回転させることが
できる。チャック外周部材83は,3つの保持部材80
が内側に配置されるようにチャック本体81の上面に固
定されており,スピンチャック71が回転するときに保
持部材80によって発生する気流を抑制する効果があ
る。
当接するようにチャック本体81の上面に設置され,図
3に示すように,ウェハWの裏面において中心角が12
0°となるように3箇所に配置されており,スピンチャ
ック71が静止しているときにウェハWの裏面を安定さ
せて支持する。3つの保持部材80は,ウェハWの周縁
に当接するようにチャック本体81の上面に設置され,
図3に示すように,ウェハWの周囲において中心角が1
20°となるように3箇所に配置されており,それら3
つの保持部材80により,ウェハWを周縁から保持でき
るようになっている。スピンチャック71が回転してい
るときは,ウェハWの周縁部を保持部材80によって保
持する。チャック回転軸82の外周面には,ベルト91
が巻回されており,ベルト91をモータ92によって周
動させることにより,スピンチャック71全体が回転す
るようになっている。モータ92は,スピンチャック7
1を正回転方向CW(スピンチャック71上方からみて
時計方向:Clock wise)と逆回転方向CCW
(スピンチャック71上方からみて反時計方向:Cou
nter clock wise)に回転させることが
できる。チャック外周部材83は,3つの保持部材80
が内側に配置されるようにチャック本体81の上面に固
定されており,スピンチャック71が回転するときに保
持部材80によって発生する気流を抑制する効果があ
る。
【0034】ウェハWを保持する3つの保持部材80
は,それぞれ図5及び図6に示す構成となっている。当
接保持体95は,当接保持体支持棒96の上部に接続さ
れ,当接保持体支持棒96の下部は回動体100に接続
されている。回動体100は保持部材回転支持軸101
によって,チャック本体81上面に支持され,保持部材
回転支持軸101を中心として回転自在とされている。
保持部材回転支持軸101は,チャック本体81の上面
において回動体100を保持し,チャック本体81の内
部を貫通し,チャック本体81の下面より下側において
羽根102を支持する。このように,各保持部材80
は,当接保持体95,当接保持体支持棒96,回動体1
00,保持部材回転支持軸101,羽根102から構成
されている。また,保持部材80は,保持部材回転支持
軸101によって,チャック本体81の上部において保
持部材回転支持軸101を中心として回転自在に支持さ
れている。従って,当接保持体95,保持部材回転支持
軸101,羽根102が一体的に回転するようになって
いる。
は,それぞれ図5及び図6に示す構成となっている。当
接保持体95は,当接保持体支持棒96の上部に接続さ
れ,当接保持体支持棒96の下部は回動体100に接続
されている。回動体100は保持部材回転支持軸101
によって,チャック本体81上面に支持され,保持部材
回転支持軸101を中心として回転自在とされている。
保持部材回転支持軸101は,チャック本体81の上面
において回動体100を保持し,チャック本体81の内
部を貫通し,チャック本体81の下面より下側において
羽根102を支持する。このように,各保持部材80
は,当接保持体95,当接保持体支持棒96,回動体1
00,保持部材回転支持軸101,羽根102から構成
されている。また,保持部材80は,保持部材回転支持
軸101によって,チャック本体81の上部において保
持部材回転支持軸101を中心として回転自在に支持さ
れている。従って,当接保持体95,保持部材回転支持
軸101,羽根102が一体的に回転するようになって
いる。
【0035】保持部材80は,正回転方向CWに回転す
るウェハWの周縁に当接する第1の保持部106と,逆
回転方向CCWに回転するウェハWの周縁に当接する第
2の保持部107を当接保持体95に備えている。第1
の保持部106は保持部材回転支持軸101に対して逆
回転方向CCW側に設けられ,第2の保持部107は保
持部材回転支持軸101に対して正回転方向CW側に設
けられている。スピンチャック71を正回転方向CWに
回転させると,羽根102が受ける風圧により,羽根1
02を逆回転方向CCWに移動させる力が働くので,保
持部材回転支持軸101が逆回転方向CCW側に向かっ
て回動し,図7に示すように,第1の保持部106がウ
ェハWの周縁における逆回転方向CCW側の箇所に当接
する。各第2の保持部107はウェハWの周縁から離れ
ている。これにより,ウェハWは3つの保持部材80に
よって3つの方向から圧力が加えられるので,周縁にて
保持されるようになっている。また,スピンチャック7
1を逆回転方向CCWに回転させると,羽根102が受
ける風圧により,羽根102を正回転方向CWに移動さ
せる力が働くので,保持部材回転支持軸101が正回転
方向CW側に向かって回動し,図7に示すように,第2
の保持部107がウェハWの周縁における正回転方向C
W側の箇所に当接する。各第1の保持部108はウェハ
Wの周縁から離れる。このように,羽根102に加わる
風圧を利用して3つの保持部材80をウェハWの周縁に
押し付け,ウェハWを周縁にて保持するようになってい
る。
るウェハWの周縁に当接する第1の保持部106と,逆
回転方向CCWに回転するウェハWの周縁に当接する第
2の保持部107を当接保持体95に備えている。第1
の保持部106は保持部材回転支持軸101に対して逆
回転方向CCW側に設けられ,第2の保持部107は保
持部材回転支持軸101に対して正回転方向CW側に設
けられている。スピンチャック71を正回転方向CWに
回転させると,羽根102が受ける風圧により,羽根1
02を逆回転方向CCWに移動させる力が働くので,保
持部材回転支持軸101が逆回転方向CCW側に向かっ
て回動し,図7に示すように,第1の保持部106がウ
ェハWの周縁における逆回転方向CCW側の箇所に当接
する。各第2の保持部107はウェハWの周縁から離れ
ている。これにより,ウェハWは3つの保持部材80に
よって3つの方向から圧力が加えられるので,周縁にて
保持されるようになっている。また,スピンチャック7
1を逆回転方向CCWに回転させると,羽根102が受
ける風圧により,羽根102を正回転方向CWに移動さ
せる力が働くので,保持部材回転支持軸101が正回転
方向CW側に向かって回動し,図7に示すように,第2
の保持部107がウェハWの周縁における正回転方向C
W側の箇所に当接する。各第1の保持部108はウェハ
Wの周縁から離れる。このように,羽根102に加わる
風圧を利用して3つの保持部材80をウェハWの周縁に
押し付け,ウェハWを周縁にて保持するようになってい
る。
【0036】ウェハW及びスピンチャック71が正回転
方向CWへ回転する時には,第1の保持部106によっ
てウェハWを保持し,第2の保持部107はウェハWの
周縁から離れているので,第2の保持部107によって
当接される箇所に処理液を供給することができる。ウェ
ハW及びスピンチャック71が逆回転方向CCWへ回転
する時には,第2の保持部107によってウェハWを保
持し,第1の保持部106はウェハWの周縁から離れて
いるので,第1の保持部106によって当接される箇所
に処理液を供給することができる。従って,ウェハW周
縁において第1の保持部106が当接する箇所も,第2
の保持部107が当接する箇所も処理するので,ウェハ
Wに処理むらが発生しない。また,ウェハW及びスピン
チャック71の回転の方向を切り替えることにより,ウ
ェハWが第1の保持部106に保持される状態と,第2
の保持部107に保持される状態を切り替えるようにな
っている。このように,ウェハWの保持部材80により
保持される箇所の切り替えを行う機構に,磁石などを利
用した複雑な機構を用いず,簡単な機構を用いるので,
保持部材80の機構について信頼性の向上とコストの低
減を図ることが可能である。また,例えば処理液を供給
してウェハW表面の汚染物質を除去する処理を行う場
合,正回転方向CWに回転させながら処理し,第1の保
持部にウェハWから押し流した汚染物質が付着しても,
その後,逆回転方向CCWに回転する時には第2の保持
部によって保持するので,汚染物質がウェハWに再付着
することを防止することができる。
方向CWへ回転する時には,第1の保持部106によっ
てウェハWを保持し,第2の保持部107はウェハWの
周縁から離れているので,第2の保持部107によって
当接される箇所に処理液を供給することができる。ウェ
ハW及びスピンチャック71が逆回転方向CCWへ回転
する時には,第2の保持部107によってウェハWを保
持し,第1の保持部106はウェハWの周縁から離れて
いるので,第1の保持部106によって当接される箇所
に処理液を供給することができる。従って,ウェハW周
縁において第1の保持部106が当接する箇所も,第2
の保持部107が当接する箇所も処理するので,ウェハ
Wに処理むらが発生しない。また,ウェハW及びスピン
チャック71の回転の方向を切り替えることにより,ウ
ェハWが第1の保持部106に保持される状態と,第2
の保持部107に保持される状態を切り替えるようにな
っている。このように,ウェハWの保持部材80により
保持される箇所の切り替えを行う機構に,磁石などを利
用した複雑な機構を用いず,簡単な機構を用いるので,
保持部材80の機構について信頼性の向上とコストの低
減を図ることが可能である。また,例えば処理液を供給
してウェハW表面の汚染物質を除去する処理を行う場
合,正回転方向CWに回転させながら処理し,第1の保
持部にウェハWから押し流した汚染物質が付着しても,
その後,逆回転方向CCWに回転する時には第2の保持
部によって保持するので,汚染物質がウェハWに再付着
することを防止することができる。
【0037】また,各保持部材80は,保持部材回転支
持軸101に対して偏心となっている重心104を有し
ている。第1の保持部106は重心104に対して逆回
転方向CCW側に設けられ,第2の保持部は重心104
に対して正回転方向CW側に設けられている。スピンチ
ャック71を正回転方向CWに加速して回転させると,
重心104を逆回転方向CCWに移動させる力が働く。
重心104は保持部材回転支持軸101上にないので,
スピンチャック71が正回転方向CWに回転を開始する
と,重心104が逆回転方向CCWに移動し,保持部材
回転支持軸101が逆回転方向CCW側に向かって回動
し,図7に示すように,各第2の保持部107はウェハ
Wの周縁から離れ,各第1の保持部106がウェハWの
周縁の逆回転方向CCW側に当接する。また,スピンチ
ャック71を逆回転方向CCWに加速して回転させる
と,重心104を正回転方向CWに移動させる力が働
く。スピンチャック71が逆回転方向CCWに回転を開
始すると,保持部材回転支持軸101上にない重心10
4が正回転方向CWに移動し,保持部材回転支持軸10
1が正回転方向CW側に向かって回動し,図7に示すよ
うに,各第1の保持部108はウェハWの周縁から離
れ,各第2の保持部107がウェハWの周縁の正回転方
向CW側に当接する。このように,保持部材80の重心
104が保持部材回転支持軸101上にないため,スピ
ンチャック71が回転を開始すると共に,各第1の保持
部106及び各第2の保持部107が移動するので,ス
ピンチャック71は回転を開始した直後にウェハWを回
転保持することができる。
持軸101に対して偏心となっている重心104を有し
ている。第1の保持部106は重心104に対して逆回
転方向CCW側に設けられ,第2の保持部は重心104
に対して正回転方向CW側に設けられている。スピンチ
ャック71を正回転方向CWに加速して回転させると,
重心104を逆回転方向CCWに移動させる力が働く。
重心104は保持部材回転支持軸101上にないので,
スピンチャック71が正回転方向CWに回転を開始する
と,重心104が逆回転方向CCWに移動し,保持部材
回転支持軸101が逆回転方向CCW側に向かって回動
し,図7に示すように,各第2の保持部107はウェハ
Wの周縁から離れ,各第1の保持部106がウェハWの
周縁の逆回転方向CCW側に当接する。また,スピンチ
ャック71を逆回転方向CCWに加速して回転させる
と,重心104を正回転方向CWに移動させる力が働
く。スピンチャック71が逆回転方向CCWに回転を開
始すると,保持部材回転支持軸101上にない重心10
4が正回転方向CWに移動し,保持部材回転支持軸10
1が正回転方向CW側に向かって回動し,図7に示すよ
うに,各第1の保持部108はウェハWの周縁から離
れ,各第2の保持部107がウェハWの周縁の正回転方
向CW側に当接する。このように,保持部材80の重心
104が保持部材回転支持軸101上にないため,スピ
ンチャック71が回転を開始すると共に,各第1の保持
部106及び各第2の保持部107が移動するので,ス
ピンチャック71は回転を開始した直後にウェハWを回
転保持することができる。
【0038】図8に示すように,第1の保持部及び第2
の保持部は,互いに対向する上斜面110と下斜面11
1を備えている。上斜面110と下斜面111は,ウェ
ハWの中心に向かって互いに離れる方向に傾斜してお
り,ウェハWの上面と周縁面によって形成される上方の
角部を上斜面110に当接させ,ウェハWの下面と周縁
面によって形成される下方の角部を下斜面111に当接
させるようになっている。この場合,ウェハWの周縁を
上斜面110と下斜面111の間に挟んで確実に保持す
る。また,斜面にウェハWの角部を当接させるので,ウ
ェハWの周縁と第1の保持部及び第2の保持部との接触
面積が最小となり,より効果的に処理むらを防止する。
また,ウェハWの洗浄処理中に,押し流された汚染物質
が第1の保持部又は第2の保持部へ付着しても,その汚
染物質がウェハWに再付着することを抑制する。さら
に,ウェハWの周縁と第1の保持部及び第2の保持部と
の接触によるパーティクルの発生を抑制する。
の保持部は,互いに対向する上斜面110と下斜面11
1を備えている。上斜面110と下斜面111は,ウェ
ハWの中心に向かって互いに離れる方向に傾斜してお
り,ウェハWの上面と周縁面によって形成される上方の
角部を上斜面110に当接させ,ウェハWの下面と周縁
面によって形成される下方の角部を下斜面111に当接
させるようになっている。この場合,ウェハWの周縁を
上斜面110と下斜面111の間に挟んで確実に保持す
る。また,斜面にウェハWの角部を当接させるので,ウ
ェハWの周縁と第1の保持部及び第2の保持部との接触
面積が最小となり,より効果的に処理むらを防止する。
また,ウェハWの洗浄処理中に,押し流された汚染物質
が第1の保持部又は第2の保持部へ付着しても,その汚
染物質がウェハWに再付着することを抑制する。さら
に,ウェハWの周縁と第1の保持部及び第2の保持部と
の接触によるパーティクルの発生を抑制する。
【0039】図4に示すように,トッププレート72
は,トッププレート回転軸120の下端に接続されてお
り,水平板121に設置された回転軸モータ122によ
って回転する。トッププレート回転軸120は,水平板
121の下面に回転自在に支持され,この水平板121
は,アウターチャンバー46上部に固着されたエアシリ
ンダー等からなる回転軸昇降機構123により鉛直方向
に昇降する。従って,トッププレート72は,回転軸昇
降機構123の稼動により,スピンチャック71により
支持されたウェハW上面から離れて待機している状態
(退避位置)と,スピンチャック71により支持された
ウェハW上面に対して処理を施している状態(処理位
置)とに上下に移動自在である。また,トッププレート
72には,例えば純水やN2等の乾燥ガスを供給する上
面供給路125が,トッププレート回転軸120内を貫
通して設けられている。アウターチャンバー46上部に
は,トッププレート72上面とアウターチャンバー46
内部との間にN2を吐出するN2供給手段126が備え
られている。
は,トッププレート回転軸120の下端に接続されてお
り,水平板121に設置された回転軸モータ122によ
って回転する。トッププレート回転軸120は,水平板
121の下面に回転自在に支持され,この水平板121
は,アウターチャンバー46上部に固着されたエアシリ
ンダー等からなる回転軸昇降機構123により鉛直方向
に昇降する。従って,トッププレート72は,回転軸昇
降機構123の稼動により,スピンチャック71により
支持されたウェハW上面から離れて待機している状態
(退避位置)と,スピンチャック71により支持された
ウェハW上面に対して処理を施している状態(処理位
置)とに上下に移動自在である。また,トッププレート
72には,例えば純水やN2等の乾燥ガスを供給する上
面供給路125が,トッププレート回転軸120内を貫
通して設けられている。アウターチャンバー46上部に
は,トッププレート72上面とアウターチャンバー46
内部との間にN2を吐出するN2供給手段126が備え
られている。
【0040】インナーカップ70は,下降してスピンチ
ャック71をインナーカップ70の上端よりも上方に突
出させてウェハWを授受させる状態と,上昇してスピン
チャック71及びウェハWを包囲し,ウェハW両面に供
給した処理液等が周囲に飛び散ることを防止する状態と
に上下に移動自在である。インナーカップ70の底部に
は,インナーカップ70内の液滴を排液する図示しない
インナーカップ排出管が接続されている。インナーカッ
プ70を図4に示した位置に下降させてスピンチャック
71に対してウェハWを授受させる場合,トッププレー
ト72を退避位置に位置させておく。そうすれば,トッ
ププレート72とウェハWの上面との間に,十分な隙間
が形成され,スピンチャック71に対するウェハWの授
受が円滑に行われるようになっている。
ャック71をインナーカップ70の上端よりも上方に突
出させてウェハWを授受させる状態と,上昇してスピン
チャック71及びウェハWを包囲し,ウェハW両面に供
給した処理液等が周囲に飛び散ることを防止する状態と
に上下に移動自在である。インナーカップ70の底部に
は,インナーカップ70内の液滴を排液する図示しない
インナーカップ排出管が接続されている。インナーカッ
プ70を図4に示した位置に下降させてスピンチャック
71に対してウェハWを授受させる場合,トッププレー
ト72を退避位置に位置させておく。そうすれば,トッ
ププレート72とウェハWの上面との間に,十分な隙間
が形成され,スピンチャック71に対するウェハWの授
受が円滑に行われるようになっている。
【0041】インナーカップ70が下降すると,スピン
チャック71及びこれに保持されたウェハWがインナー
カップ70の上端よりも上方に突出した状態となる。こ
の場合は,アウターチャンバー46内の液滴は,インナ
ーカップ70の外側を下降し,アウターチャンバー46
内の液滴を排液する図示しないアウターチャンバー排出
管によって排液されるようになる。一方,インナーカッ
プ70が上昇すると,インナーカップ70がスピンチャ
ック71及びウェハWを包囲して,ウェハW両面に供給
した処理液等が周囲に飛び散ることを防止する状態とな
る。この場合は,インナーカップ70上部がアウターチ
ャンバー46の内壁に近接し,インナーカップ70内の
液滴はインナーカップ排出管によって排液されるように
なる。
チャック71及びこれに保持されたウェハWがインナー
カップ70の上端よりも上方に突出した状態となる。こ
の場合は,アウターチャンバー46内の液滴は,インナ
ーカップ70の外側を下降し,アウターチャンバー46
内の液滴を排液する図示しないアウターチャンバー排出
管によって排液されるようになる。一方,インナーカッ
プ70が上昇すると,インナーカップ70がスピンチャ
ック71及びウェハWを包囲して,ウェハW両面に供給
した処理液等が周囲に飛び散ることを防止する状態とな
る。この場合は,インナーカップ70上部がアウターチ
ャンバー46の内壁に近接し,インナーカップ70内の
液滴はインナーカップ排出管によって排液されるように
なる。
【0042】なお,洗浄処理システム1に備えられた他
の基板洗浄ユニット13,14,15も,基板洗浄ユニ
ット12と同様の構成を有し,処理液によりウェハWを
洗浄することができる。
の基板洗浄ユニット13,14,15も,基板洗浄ユニ
ット12と同様の構成を有し,処理液によりウェハWを
洗浄することができる。
【0043】さて,この洗浄処理システム1において,
先ず図示しない搬送ロボットにより未だ洗浄されていな
いウェハWを例えば25枚ずつ収納したキャリアCがイ
ン・アウトポート4に載置される。そして,このイン・
アウトポート4に載置されたキャリアCから取出収納ア
ーム11によって一枚ずつウェハWが取り出され,取出
収納アーム11から主ウェハ搬送装置18にウェハWが
受け渡される。そして,例えば搬送アーム34によって
ウェハWは各基板洗浄ユニット12,13,14,15
に適宜搬入され,ウェハWに付着しているパーティクル
などの汚染物質が洗浄,除去される。こうして所定の洗
浄処理が終了したウェハWは,再び主ウェハ搬送装置1
8によって各基板洗浄ユニット12,13,14,15
から適宜搬出され,取出収納アーム11に受け渡され
て,再びキャリアCに収納される。
先ず図示しない搬送ロボットにより未だ洗浄されていな
いウェハWを例えば25枚ずつ収納したキャリアCがイ
ン・アウトポート4に載置される。そして,このイン・
アウトポート4に載置されたキャリアCから取出収納ア
ーム11によって一枚ずつウェハWが取り出され,取出
収納アーム11から主ウェハ搬送装置18にウェハWが
受け渡される。そして,例えば搬送アーム34によって
ウェハWは各基板洗浄ユニット12,13,14,15
に適宜搬入され,ウェハWに付着しているパーティクル
などの汚染物質が洗浄,除去される。こうして所定の洗
浄処理が終了したウェハWは,再び主ウェハ搬送装置1
8によって各基板洗浄ユニット12,13,14,15
から適宜搬出され,取出収納アーム11に受け渡され
て,再びキャリアCに収納される。
【0044】ここで,代表して基板洗浄ユニット12で
の洗浄について説明する。図4に示すように,先ず基板
洗浄ユニット12のユニットチャンバー用メカシャッタ
ー51が開き,また,アウターチャンバー46のアウタ
ーチャンバー用メカシャッター53が開く。そして,ウ
ェハWを保持した搬送アーム34を装置内に進入させ
る。このとき,各保持部材80は,図9(a)に示すよ
うに,支持ピン79上に載置されるウェハWに接触しな
い待機位置に静止している。また,インナーカップ70
は下降してチャック本体75を上方に相対的に突出させ
る。トッププレート72は予め上昇して退避位置に位置
している。また,薬液アーム格納部用シャッター55と
リンス乾燥アーム格納部用シャッター57は閉じてい
る。
の洗浄について説明する。図4に示すように,先ず基板
洗浄ユニット12のユニットチャンバー用メカシャッタ
ー51が開き,また,アウターチャンバー46のアウタ
ーチャンバー用メカシャッター53が開く。そして,ウ
ェハWを保持した搬送アーム34を装置内に進入させ
る。このとき,各保持部材80は,図9(a)に示すよ
うに,支持ピン79上に載置されるウェハWに接触しな
い待機位置に静止している。また,インナーカップ70
は下降してチャック本体75を上方に相対的に突出させ
る。トッププレート72は予め上昇して退避位置に位置
している。また,薬液アーム格納部用シャッター55と
リンス乾燥アーム格納部用シャッター57は閉じてい
る。
【0045】主ウェハ搬送装置18は,搬送アーム34
を移動させてスピンチャック71の支持ピン79の上に
ウェハWを載置し,スピンチャック71は,半導体デバ
イスが形成されるウェハW表面を上面にしてウェハWを
支持する。ウェハWをスピンチャック71に受け渡した
後,搬送アーム34はアウターチャンバー46及びユニ
ットチャンバー用メカシャッター51の内部から退出
し,退出後,基板洗浄ユニット12のユニットチャンバ
ー用メカシャッター51とアウターチャンバー46のア
ウターチャンバー用メカシャッター53が閉じられる。
また,インナーカップ70は上昇し,3つの保持部材8
0,チャック本体81及びウェハWを囲んだ状態とな
る。
を移動させてスピンチャック71の支持ピン79の上に
ウェハWを載置し,スピンチャック71は,半導体デバ
イスが形成されるウェハW表面を上面にしてウェハWを
支持する。ウェハWをスピンチャック71に受け渡した
後,搬送アーム34はアウターチャンバー46及びユニ
ットチャンバー用メカシャッター51の内部から退出
し,退出後,基板洗浄ユニット12のユニットチャンバ
ー用メカシャッター51とアウターチャンバー46のア
ウターチャンバー用メカシャッター53が閉じられる。
また,インナーカップ70は上昇し,3つの保持部材8
0,チャック本体81及びウェハWを囲んだ状態とな
る。
【0046】次に,スピンチャック71が正回転方向C
Wに回転を開始すると,図9(b)に示すように,3つ
の保持部材80がそれぞれの保持部材回転支持軸101
を中心として逆回転方向CCW側に回動し,それぞれの
第1の保持部106がウェハWの周縁に当接する。これ
によりウェハWの周縁が3方向から保持され,ウェハW
がスピンチャック71本体と共に正回転方向CWに回転
する。所定の回転速度に達したら,スピンチャック71
の回転を等速回転とする。このとき,羽根102は気流
の抵抗を受けて逆回転方向CCW側に押されているの
で,スピンチャック71の回転が等速回転となっても,
保持部材80は第1の保持部106を逆回転方向CCW
側に当接させた状態を保つ。従って,ウェハWをスピン
チャック71本体と共に正回転方向CWに回転させるこ
とができる。
Wに回転を開始すると,図9(b)に示すように,3つ
の保持部材80がそれぞれの保持部材回転支持軸101
を中心として逆回転方向CCW側に回動し,それぞれの
第1の保持部106がウェハWの周縁に当接する。これ
によりウェハWの周縁が3方向から保持され,ウェハW
がスピンチャック71本体と共に正回転方向CWに回転
する。所定の回転速度に達したら,スピンチャック71
の回転を等速回転とする。このとき,羽根102は気流
の抵抗を受けて逆回転方向CCW側に押されているの
で,スピンチャック71の回転が等速回転となっても,
保持部材80は第1の保持部106を逆回転方向CCW
側に当接させた状態を保つ。従って,ウェハWをスピン
チャック71本体と共に正回転方向CWに回転させるこ
とができる。
【0047】一方,薬液アーム格納部用シャッター55
が開き,薬液供給系アーム60が正回転方向CWに回転
するウェハWの上方に回動する。薬液供給系アーム60
は,スピンチャック71で保持されたウェハWの少なく
とも中心から周縁部までをスキャンし,温度調整器によ
り所定温度に温調された薬液を供給する。そして,ウェ
ハW上面に薬液を液盛りして薬液の液膜を均一に形成す
る。
が開き,薬液供給系アーム60が正回転方向CWに回転
するウェハWの上方に回動する。薬液供給系アーム60
は,スピンチャック71で保持されたウェハWの少なく
とも中心から周縁部までをスキャンし,温度調整器によ
り所定温度に温調された薬液を供給する。そして,ウェ
ハW上面に薬液を液盛りして薬液の液膜を均一に形成す
る。
【0048】ウェハW上面に薬液の液膜が形成される
と,薬液供給系アーム60は薬液アーム格納部47内に
移動し,薬液アーム格納部用シャッター55が閉じる。
トッププレート72は,ウェハW上面に形成された薬液
の液膜に接触しない位置であって,このウェハW上面に
対して近接した位置まで移動する。ウェハW上面に対し
て近接した位置まで移動したトッププレート72とウェ
ハW上面に形成された薬液の液膜の間に隙間が形成され
る。また,トッププレート72と薬液の液膜を接触させ
ても良い。この場合,トッププレート72とウェハW上
面との間に薬液の液膜を確実に形成することができる。
こうしてウェハW上面の薬液処理を行う。
と,薬液供給系アーム60は薬液アーム格納部47内に
移動し,薬液アーム格納部用シャッター55が閉じる。
トッププレート72は,ウェハW上面に形成された薬液
の液膜に接触しない位置であって,このウェハW上面に
対して近接した位置まで移動する。ウェハW上面に対し
て近接した位置まで移動したトッププレート72とウェ
ハW上面に形成された薬液の液膜の間に隙間が形成され
る。また,トッププレート72と薬液の液膜を接触させ
ても良い。この場合,トッププレート72とウェハW上
面との間に薬液の液膜を確実に形成することができる。
こうしてウェハW上面の薬液処理を行う。
【0049】薬液処理中は,ウェハW及びスピンチャッ
ク71を静止させる。なお,薬液の種類によっては,ウ
ェハW及びスピンチャック71を回転させても良い。こ
の場合,ウェハWの回転により薬液の液膜内に液流が発
生し,この液流により,薬液の液膜内の淀みを防止する
と共に洗浄効率が向上する。例えば,薬液の液膜の形状
が崩れない程度の比較的低速の回転速度(例えば10〜
30rpm程度)でウェハW及びスピンチャック71を
回転させる。このとき,例えば所定時間若しくは所定回
転数,ウェハWを正回転方向CWに回転させた後,スピ
ンチャック71を逆回転方向CCWに回転させ,ウェハ
Wを逆回転方向CCWに回転させても良い。この場合,
各保持部材80は,図9(b)に示すように,ウェハW
に第1の保持部106を当接させてウェハWを保持する
位置と,図9(c)に示すように,ウェハWに第2の保
持部107を当接させてウェハWを保持する位置とに移
動を繰り返すので,ウェハWの第1の保持部106が当
接する箇所にも,第2の保持部107が当接する箇所に
も薬液を供給し,周縁を全て薬液処理することができ
る。また,例えば所定時間若しくは所定回転数,ウェハ
Wを正回転方向CWに回転させた後,スピンチャック7
1の回転稼働を所定時間停止させてウェハWを静止さ
せ,その後にウェハWを逆回転方向CCWに回転させて
も良い。この場合,各保持部材80は,図9(a)に示
すように,ウェハWに当接しない待機位置と,図9
(b)に示すように,ウェハWに第1の保持部106を
当接させてウェハWを保持する位置と,図9(c)に示
すように,ウェハWに第2の保持部107を当接させて
ウェハWを保持する位置とに移動を繰り返すので,ウェ
ハWの第1の保持部106が当接する箇所にも,第2の
保持部107が当接する箇所にも薬液を供給し,周縁を
全て薬液処理することができる。また,このようにウェ
ハWの回転と回転停止を繰り返すと,薬液をウェハW上
面全体に容易に拡散させることができる。
ク71を静止させる。なお,薬液の種類によっては,ウ
ェハW及びスピンチャック71を回転させても良い。こ
の場合,ウェハWの回転により薬液の液膜内に液流が発
生し,この液流により,薬液の液膜内の淀みを防止する
と共に洗浄効率が向上する。例えば,薬液の液膜の形状
が崩れない程度の比較的低速の回転速度(例えば10〜
30rpm程度)でウェハW及びスピンチャック71を
回転させる。このとき,例えば所定時間若しくは所定回
転数,ウェハWを正回転方向CWに回転させた後,スピ
ンチャック71を逆回転方向CCWに回転させ,ウェハ
Wを逆回転方向CCWに回転させても良い。この場合,
各保持部材80は,図9(b)に示すように,ウェハW
に第1の保持部106を当接させてウェハWを保持する
位置と,図9(c)に示すように,ウェハWに第2の保
持部107を当接させてウェハWを保持する位置とに移
動を繰り返すので,ウェハWの第1の保持部106が当
接する箇所にも,第2の保持部107が当接する箇所に
も薬液を供給し,周縁を全て薬液処理することができ
る。また,例えば所定時間若しくは所定回転数,ウェハ
Wを正回転方向CWに回転させた後,スピンチャック7
1の回転稼働を所定時間停止させてウェハWを静止さ
せ,その後にウェハWを逆回転方向CCWに回転させて
も良い。この場合,各保持部材80は,図9(a)に示
すように,ウェハWに当接しない待機位置と,図9
(b)に示すように,ウェハWに第1の保持部106を
当接させてウェハWを保持する位置と,図9(c)に示
すように,ウェハWに第2の保持部107を当接させて
ウェハWを保持する位置とに移動を繰り返すので,ウェ
ハWの第1の保持部106が当接する箇所にも,第2の
保持部107が当接する箇所にも薬液を供給し,周縁を
全て薬液処理することができる。また,このようにウェ
ハWの回転と回転停止を繰り返すと,薬液をウェハW上
面全体に容易に拡散させることができる。
【0050】薬液処理中,トッププレート72は,ウェ
ハW上面の薬液液膜の形状が崩れそうになった場合等
に,新液を供給して薬液の液膜の形状を適宜修復し,ウ
ェハW上面の薬液処理は,薬液供給系アーム60から既
に供給された薬液により行い,液膜形成後は新液の供給
を控えて薬液の消費量を節約する。また,ウェハWを間
欠的に回転させて薬液の液膜の液滴をウェハW上面の周
縁から滴り落とす一方で,トッププレート72から薬液
を継続的に供給するようにしても良い。
ハW上面の薬液液膜の形状が崩れそうになった場合等
に,新液を供給して薬液の液膜の形状を適宜修復し,ウ
ェハW上面の薬液処理は,薬液供給系アーム60から既
に供給された薬液により行い,液膜形成後は新液の供給
を控えて薬液の消費量を節約する。また,ウェハWを間
欠的に回転させて薬液の液膜の液滴をウェハW上面の周
縁から滴り落とす一方で,トッププレート72から薬液
を継続的に供給するようにしても良い。
【0051】薬液処理中は,アウターチャンバー46上
部に備えられたN2供給手段126より,トッププレー
ト72の上部にN2を供給し,ダウンフローを形成す
る。トッププレート72上面とアウターチャンバー46
の間の空間をN2によって満たされるので,薬液の液膜
から蒸発してトッププレート72の周囲から上昇する薬
液雰囲気が,トッププレート72の上部の空間に回り込
まない。従って,薬液処理後,アウターチャンバー46
内の上部に薬液が残留することを防ぐことができる。ま
た,ウェハWの表面にウォーターマークができにくい効
果がある。
部に備えられたN2供給手段126より,トッププレー
ト72の上部にN2を供給し,ダウンフローを形成す
る。トッププレート72上面とアウターチャンバー46
の間の空間をN2によって満たされるので,薬液の液膜
から蒸発してトッププレート72の周囲から上昇する薬
液雰囲気が,トッププレート72の上部の空間に回り込
まない。従って,薬液処理後,アウターチャンバー46
内の上部に薬液が残留することを防ぐことができる。ま
た,ウェハWの表面にウォーターマークができにくい効
果がある。
【0052】ウェハWの薬液処理が終了すると,トップ
プレート72は回転しながら上昇する。即ち,回転させ
ることによりトッププレート72に付着した薬液を振り
落とす。液滴はインナーカップ排出管へ排液される。ま
た,スピンチャック71を例えば正回転方向CWに20
00rpmにて5秒間回転させる。スピンチャック71
が正回転方向CWに回転を開始すると,保持部材80が
回転の方向と逆向きの慣性力を受けて逆回転方向CCW
側へ移動し,図9(b)に示すように,各第1の保持部
106がウェハWの周縁に当接し,ウェハWの周縁が3
方向から保持され,ウェハWがスピンチャック71本体
と共に正回転方向CWに回転する。各第2の保持部10
7はウェハWの周縁から離れている。そして,ウェハW
に液盛りされた薬液が振り落とされて,インナーカップ
排出管へ排液される。薬液の液滴はインナーカップ排出
管によって排液された後,図示しない薬液循環手段によ
って回収,再利用される。これにより,省薬液が達成さ
れる。
プレート72は回転しながら上昇する。即ち,回転させ
ることによりトッププレート72に付着した薬液を振り
落とす。液滴はインナーカップ排出管へ排液される。ま
た,スピンチャック71を例えば正回転方向CWに20
00rpmにて5秒間回転させる。スピンチャック71
が正回転方向CWに回転を開始すると,保持部材80が
回転の方向と逆向きの慣性力を受けて逆回転方向CCW
側へ移動し,図9(b)に示すように,各第1の保持部
106がウェハWの周縁に当接し,ウェハWの周縁が3
方向から保持され,ウェハWがスピンチャック71本体
と共に正回転方向CWに回転する。各第2の保持部10
7はウェハWの周縁から離れている。そして,ウェハW
に液盛りされた薬液が振り落とされて,インナーカップ
排出管へ排液される。薬液の液滴はインナーカップ排出
管によって排液された後,図示しない薬液循環手段によ
って回収,再利用される。これにより,省薬液が達成さ
れる。
【0053】第1の保持部106によってウェハWを保
持したスピンチャック71を正回転方向CWに回転させ
た後,逆回転方向CCWに回転させると,3つの保持部
材80が回転の方向と逆向きの慣性力を受けて正回転方
向CW側に移動し,図9(c)に示すように,各第1の
保持部106がウェハWの周縁から離れ,各第2の保持
部107がウェハWの周縁に当接する。これにより,ウ
ェハWの周縁が第2の保持部107によって3方向から
保持され,ウェハWがスピンチャック71本体と共に逆
回転方向CCWに回転する。この場合,ウェハWの周縁
において,第1の保持部106に当接されていた箇所の
薬液も振り落とすことができる。さらに,ウェハW及び
スピンチャック71の回転の方向を繰り返して変化させ
ることにより,各保持部材80を図9(b)に示す第1
の保持部106を当接させる位置と,図9(c)に示す
ウェハWに第2の保持部107を当接させる位置とに移
動を繰り返すと良い。
持したスピンチャック71を正回転方向CWに回転させ
た後,逆回転方向CCWに回転させると,3つの保持部
材80が回転の方向と逆向きの慣性力を受けて正回転方
向CW側に移動し,図9(c)に示すように,各第1の
保持部106がウェハWの周縁から離れ,各第2の保持
部107がウェハWの周縁に当接する。これにより,ウ
ェハWの周縁が第2の保持部107によって3方向から
保持され,ウェハWがスピンチャック71本体と共に逆
回転方向CCWに回転する。この場合,ウェハWの周縁
において,第1の保持部106に当接されていた箇所の
薬液も振り落とすことができる。さらに,ウェハW及び
スピンチャック71の回転の方向を繰り返して変化させ
ることにより,各保持部材80を図9(b)に示す第1
の保持部106を当接させる位置と,図9(c)に示す
ウェハWに第2の保持部107を当接させる位置とに移
動を繰り返すと良い。
【0054】回転によるウェハWの薬液振り落とし時,
または,その後において,さらに薬液供給系アーム60
からウェハWに対してN2ガスを供給しても良い。つま
り,薬液アーム格納部用シャッター55を開き,薬液供
給系アーム60をウェハWの上方に回動させ,ウェハW
の少なくとも中心から周縁までをスキャンさせながら,
薬液供給系アーム60から例えば10秒間,N2ガスを
供給する。このようなN2ガスの供給によって,薬液の
液滴をウェハWの外周に排出し,ウェハWの表面から薬
液の液滴を取り除くことができる。薬液除去時にN2ガ
スを供給する時も,ウェハW及びスピンチャック71の
回転の方向を変化させることにより,各保持部材80を
図9(b)に示す第1の保持部106を当接させる位置
と,図9(c)に示すウェハWに第2の保持部107を
当接させる位置とに移動を繰り返すようにして,ウェハ
Wの周縁全てにN2ガスを供給すると良い。薬液除去終
了後は,薬液供給系アーム60を薬液アーム格納部47
内に移動させ,薬液アーム格納部用シャッター55を閉
じる。
または,その後において,さらに薬液供給系アーム60
からウェハWに対してN2ガスを供給しても良い。つま
り,薬液アーム格納部用シャッター55を開き,薬液供
給系アーム60をウェハWの上方に回動させ,ウェハW
の少なくとも中心から周縁までをスキャンさせながら,
薬液供給系アーム60から例えば10秒間,N2ガスを
供給する。このようなN2ガスの供給によって,薬液の
液滴をウェハWの外周に排出し,ウェハWの表面から薬
液の液滴を取り除くことができる。薬液除去時にN2ガ
スを供給する時も,ウェハW及びスピンチャック71の
回転の方向を変化させることにより,各保持部材80を
図9(b)に示す第1の保持部106を当接させる位置
と,図9(c)に示すウェハWに第2の保持部107を
当接させる位置とに移動を繰り返すようにして,ウェハ
Wの周縁全てにN2ガスを供給すると良い。薬液除去終
了後は,薬液供給系アーム60を薬液アーム格納部47
内に移動させ,薬液アーム格納部用シャッター55を閉
じる。
【0055】次に,リンス乾燥アーム格納部用シャッタ
ー57が開き,リンス乾燥アーム63がウェハWの上方
に回動する。薬液アーム格納部用シャッター55は閉じ
たまま薬液アーム格納部47の密閉状態を保ち,薬液供
給系アーム60の薬液供給ノズル61から発生する薬液
雰囲気がウェハWとリンス乾燥アーム63を汚染するこ
とを防止する。リンス乾燥アーム63は,例えば100
0rpmにて回転しているウェハWの少なくとも中心か
ら周縁までをスキャンしながら,例えば1秒間,ウェハ
Wの上面にIPAを1liter/minで供給する。
スピンチャック71が正回転方向CWに回転すると,第
1の保持部106によってウェハWを保持し,IPA処
理する。その後,逆回転方向CCWに加速して逆回転方
向CCWに回転すると,第2の保持部107によってウ
ェハWを保持するので,周縁の第1の保持部106に当
接されていた箇所を,IPA処理することができる。こ
のように,ウェハW及びスピンチャック71の回転の方
向を変化させることにより,各保持部材80を図9
(b)に示す第1の保持部106を当接させる位置と,
図9(c)に示すウェハWに第2の保持部107を当接
させる位置とに移動を繰り返すようにして,ウェハWの
周縁全てにIPAが供給されるようにする。なお,以上
のようなIPAを使用した処理は,薬液処理に使用した
薬液の性質によっては省略しても良い。
ー57が開き,リンス乾燥アーム63がウェハWの上方
に回動する。薬液アーム格納部用シャッター55は閉じ
たまま薬液アーム格納部47の密閉状態を保ち,薬液供
給系アーム60の薬液供給ノズル61から発生する薬液
雰囲気がウェハWとリンス乾燥アーム63を汚染するこ
とを防止する。リンス乾燥アーム63は,例えば100
0rpmにて回転しているウェハWの少なくとも中心か
ら周縁までをスキャンしながら,例えば1秒間,ウェハ
Wの上面にIPAを1liter/minで供給する。
スピンチャック71が正回転方向CWに回転すると,第
1の保持部106によってウェハWを保持し,IPA処
理する。その後,逆回転方向CCWに加速して逆回転方
向CCWに回転すると,第2の保持部107によってウ
ェハWを保持するので,周縁の第1の保持部106に当
接されていた箇所を,IPA処理することができる。こ
のように,ウェハW及びスピンチャック71の回転の方
向を変化させることにより,各保持部材80を図9
(b)に示す第1の保持部106を当接させる位置と,
図9(c)に示すウェハWに第2の保持部107を当接
させる位置とに移動を繰り返すようにして,ウェハWの
周縁全てにIPAが供給されるようにする。なお,以上
のようなIPAを使用した処理は,薬液処理に使用した
薬液の性質によっては省略しても良い。
【0056】次いでリンス乾燥アーム63はウェハWの
上面をスキャンしながら,例えば2秒間,1liter
/minの純水を供給する。また,ウェハWを薬液処理
するときよりも高速(例えば500〜1000rpm程
度)に回転させる。高速回転しているウェハWに純水を
供給することにより,供給した純水をウェハW上面全体
に均一に拡散させることができる。こうしてウェハWを
純水によってリンス処理し,ウェハWから薬液を洗い流
す。処理に供された純水はアウターチャンバー排出管に
よって排液される。ウェハWに純水を供給するときも,
ウェハW及びスピンチャック71の回転の方向を変化さ
せることにより,各保持部材80を図9(b)に示す第
1の保持部106を当接させる位置と,図9(c)に示
すウェハWに第2の保持部107を当接させる位置とに
移動を繰り返すようにして,ウェハWの周縁全てに純水
が供給されるようにする。なお,以上のような純水を使
用したリンス処理は,薬液の性質によっては省略しても
良い。
上面をスキャンしながら,例えば2秒間,1liter
/minの純水を供給する。また,ウェハWを薬液処理
するときよりも高速(例えば500〜1000rpm程
度)に回転させる。高速回転しているウェハWに純水を
供給することにより,供給した純水をウェハW上面全体
に均一に拡散させることができる。こうしてウェハWを
純水によってリンス処理し,ウェハWから薬液を洗い流
す。処理に供された純水はアウターチャンバー排出管に
よって排液される。ウェハWに純水を供給するときも,
ウェハW及びスピンチャック71の回転の方向を変化さ
せることにより,各保持部材80を図9(b)に示す第
1の保持部106を当接させる位置と,図9(c)に示
すウェハWに第2の保持部107を当接させる位置とに
移動を繰り返すようにして,ウェハWの周縁全てに純水
が供給されるようにする。なお,以上のような純水を使
用したリンス処理は,薬液の性質によっては省略しても
良い。
【0057】リンス処理後,ウェハWをリンス処理する
ときよりも高速(例えば1500rpm程度)に回転さ
せてウェハWをスピン乾燥させる。スピン乾燥処理時
も,ウェハW及びスピンチャック71の回転の方向を変
化させることにより,各保持部材80を図9(b)に示
す第1の保持部106を当接させる位置と,図9(c)
に示すウェハWに第2の保持部107を当接させる位置
とに移動を繰り返すようにして,ウェハWの周縁に付着
した液滴を全て振り切って乾燥させると良い。また,必
要に応じて,リンス乾燥アーム63によりウェハW上面
にN2ガスを供給しても良い。つまり,リンス乾燥アー
ム63をウェハWの上方に回動させ,ウェハWの少なく
とも中心から周縁までをスキャンさせながら,リンス乾
燥アーム63からN2ガスを供給する。N2ガスを供給
する時も,ウェハW及びスピンチャック71の回転の方
向を変化させることにより,各保持部材80を図9
(b)に示す第1の保持部106を当接させる位置と,
図9(c)に示すウェハWに第2の保持部107を当接
させる位置とに移動を繰り返すようにして,ウェハWの
周縁全てにN2ガスを供給し,乾燥させるようにすると
良い。N2ガス供給後は,リンス乾燥アーム63をリン
ス乾燥アーム格納部44内に移動させ,リンス乾燥アー
ム格納部用シャッター57を閉じる。
ときよりも高速(例えば1500rpm程度)に回転さ
せてウェハWをスピン乾燥させる。スピン乾燥処理時
も,ウェハW及びスピンチャック71の回転の方向を変
化させることにより,各保持部材80を図9(b)に示
す第1の保持部106を当接させる位置と,図9(c)
に示すウェハWに第2の保持部107を当接させる位置
とに移動を繰り返すようにして,ウェハWの周縁に付着
した液滴を全て振り切って乾燥させると良い。また,必
要に応じて,リンス乾燥アーム63によりウェハW上面
にN2ガスを供給しても良い。つまり,リンス乾燥アー
ム63をウェハWの上方に回動させ,ウェハWの少なく
とも中心から周縁までをスキャンさせながら,リンス乾
燥アーム63からN2ガスを供給する。N2ガスを供給
する時も,ウェハW及びスピンチャック71の回転の方
向を変化させることにより,各保持部材80を図9
(b)に示す第1の保持部106を当接させる位置と,
図9(c)に示すウェハWに第2の保持部107を当接
させる位置とに移動を繰り返すようにして,ウェハWの
周縁全てにN2ガスを供給し,乾燥させるようにすると
良い。N2ガス供給後は,リンス乾燥アーム63をリン
ス乾燥アーム格納部44内に移動させ,リンス乾燥アー
ム格納部用シャッター57を閉じる。
【0058】その後,基板洗浄ユニット12内からウェ
ハWを搬出する。ユニットチャンバー用メカシャッター
53とアウターチャンバー用メカシャッター51が開
き,ウェハ搬送装置18が搬送アーム34を装置内に進
入させてウェハW下面を支持する。次いで,搬送アーム
34がスピンチャック71の支持ピン79からウェハW
を離して受け取り,装置内から退出する。
ハWを搬出する。ユニットチャンバー用メカシャッター
53とアウターチャンバー用メカシャッター51が開
き,ウェハ搬送装置18が搬送アーム34を装置内に進
入させてウェハW下面を支持する。次いで,搬送アーム
34がスピンチャック71の支持ピン79からウェハW
を離して受け取り,装置内から退出する。
【0059】かかる基板処理装置12によれば,スピン
チャック71が正回転方向CWに回転する時には,第1
の保持部106によってウェハWを保持し,第2の保持
部107はウェハWに当接しないので,第2の保持部1
07によって当接される箇所に薬液,純水又はN2ガス
を供給することができる。スピンチャック71が逆回転
方向CCWに回転する時には,第2の保持部107によ
ってウェハWを保持し,第1の保持部108はウェハW
に当接しないので,第1の保持部108によって当接さ
れる箇所に薬液,純水又はN2ガスを供給することがで
きる。従って,第1の保持部106が当接する箇所も,
第2の保持部107が当接する箇所も処理するので,ウ
ェハWに処理むらが発生しない。また,第1の保持部1
06による保持と第2の保持部107による保持を切り
替えることにより,保持部材80に付着した汚染物質が
ウェハWに再付着することを防止することができる。
チャック71が正回転方向CWに回転する時には,第1
の保持部106によってウェハWを保持し,第2の保持
部107はウェハWに当接しないので,第2の保持部1
07によって当接される箇所に薬液,純水又はN2ガス
を供給することができる。スピンチャック71が逆回転
方向CCWに回転する時には,第2の保持部107によ
ってウェハWを保持し,第1の保持部108はウェハW
に当接しないので,第1の保持部108によって当接さ
れる箇所に薬液,純水又はN2ガスを供給することがで
きる。従って,第1の保持部106が当接する箇所も,
第2の保持部107が当接する箇所も処理するので,ウ
ェハWに処理むらが発生しない。また,第1の保持部1
06による保持と第2の保持部107による保持を切り
替えることにより,保持部材80に付着した汚染物質が
ウェハWに再付着することを防止することができる。
【0060】以上,本発明の好適な実施の形態の一例を
示したが,本発明はここで説明した形態に限定されな
い。例えば,保持部材80の数は3個に限定されず,3
個以上であれば良い。例えば,保持部材80は中心角が
90°となるように4箇所に配置するようにしても良
い。
示したが,本発明はここで説明した形態に限定されな
い。例えば,保持部材80の数は3個に限定されず,3
個以上であれば良い。例えば,保持部材80は中心角が
90°となるように4箇所に配置するようにしても良
い。
【0061】本発明は処理液が供給される基板洗浄装置
に限定されず,その他の種々の処理液などを用いて洗浄
以外の他の処理を基板に対して施すものであっても良
い。また,基板は半導体ウェハに限らず,その他のLC
D基板用ガラスやCD基板,プリント基板,セラミック
基板などであっても良い。
に限定されず,その他の種々の処理液などを用いて洗浄
以外の他の処理を基板に対して施すものであっても良
い。また,基板は半導体ウェハに限らず,その他のLC
D基板用ガラスやCD基板,プリント基板,セラミック
基板などであっても良い。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば,回転の切り替えによ
り,基板の周縁に保持部材が当接する箇所を切り替える
ことができるので,処理むらを防止する。保持部材に付
着した汚染物質が基板に再付着することを防止すること
ができる。
り,基板の周縁に保持部材が当接する箇所を切り替える
ことができるので,処理むらを防止する。保持部材に付
着した汚染物質が基板に再付着することを防止すること
ができる。
【図1】洗浄システムの平面図である。
【図2】洗浄システムの側面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる基板洗浄ユニット
の平面図である。
の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる基板洗浄ユニット
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図5】保持部材の平面図である。
【図6】保持部材の立面図である。
【図7】ウェハに第1の保持部が当接する状態と,第2
の保持部が当接する状態を説明する説明図である。
の保持部が当接する状態を説明する説明図である。
【図8】保持部材の側面図である。
【図9】ウェハが保持部材により保持される状態を説明
する説明図である。
する説明図である。
C キャリア
CW 正回転方向
CCW 逆回転方向
W ウェハ
1 洗浄処理システム
2 洗浄処理部
3 搬入出部
12,13,14,15 基板洗浄ユニット
34,35,36 搬送アーム
45 ユニットチャンバー
46 アウターチャンバー
47 薬液アーム格納部
48 リンス乾燥アーム格納部
51 ユニットチャンバー用メカシャッター
53 アウターチャンバー用メカシャッター
55 薬液アーム格納部用シャッター
57 リンス乾燥アーム格納部用シャッター
60 薬液供給系アーム
63 リンス乾燥アーム
70 インナーカップ
71 スピンチャック
79 支持ピン
80 保持部材
81 チャック本体
83 チャック外周部材
95 当接保持体
96 当接保持体支持棒
100 回動体
101 保持部材回転支持軸
102 羽根
104 重心
106 第1の保持部
107 第2の保持部
110 上斜面
111 下斜面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H01L 21/30 569C
Fターム(参考) 3B201 AA03 AB23 AB34 AB42 BB82
BB92 BB93 CC01 CC13
4F035 AA01 CB04 CB13
5F031 CA02 CA05 FA01 FA02 FA12
GA47 GA48 HA24 HA26 HA33
MA04 MA23 MA24 MA26 PA30
5F046 JA04 LA02
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の保持部材によって基板の周縁を保
持し,基板を回転させて処理する基板処理装置であっ
て,前記保持部材は,前記基板の回転する方向に応じ
て,基板周縁の異なる箇所に当接することを特徴とする
基板処理装置。 - 【請求項2】 前記保持部材は,第1の保持部と第2の
保持部を備え,前記基板の回転方向を切り替えることに
よって,前記第1の保持部が基板の周縁に当接した状態
と,前記第2の保持部が基板の周縁に当接した状態とを
切り替えることを特徴とする,請求項1に記載の基板処
理装置。 - 【請求項3】 前記第1の保持部及び/又は第2の保持
部は,互いに対向し基板の中心に向かって互いに離れる
方向に傾斜する一対の斜面を有し,前記一対の斜面に基
板の角部をそれぞれ当接させて基板を保持することを特
徴とする,請求項2に記載の基板処理装置。 - 【請求項4】 前記保持部材を回転自在に支持する回転
支持軸を備え,前記保持部材の重心は回転支持軸上にな
いことを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の
基板処理装置。 - 【請求項5】 前記回転支持軸に羽根を取り付け,前記
羽根に加わる風圧を利用して前記保持部材を基板に押し
付けることを特徴とする,請求項4に記載の基板処理装
置。 - 【請求項6】 前記複数の保持部材を囲むリング状の外
周部材を備えることを特徴とする,請求項1〜5のいず
れかに記載の基板処理装置。 - 【請求項7】 前記基板の裏面を支持する複数の支持ピ
ンを備えることを特徴とする,請求項1〜6のいずれか
に記載の基板処理装置。 - 【請求項8】 基板の周縁を複数の箇所において保持
し,基板を任意の回転方向に回転させて処理し,次い
で,基板の周縁を前記複数の箇所と異なる複数の箇所に
おいて保持し,基板を前記任意の回転方向と異なる回転
方向に回転させて処理することを特徴とする,基板処理
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001382920A JP2003188244A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001382920A JP2003188244A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003188244A true JP2003188244A (ja) | 2003-07-04 |
Family
ID=27593116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001382920A Pending JP2003188244A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003188244A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008016658A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの保持機構 |
JP2015133448A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | 株式会社荏原製作所 | 回転保持装置及び基板洗浄装置 |
CN112138905A (zh) * | 2019-06-28 | 2020-12-29 | 三星电子株式会社 | 用于半导体装置的制造设备 |
-
2001
- 2001-12-17 JP JP2001382920A patent/JP2003188244A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008016658A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの保持機構 |
JP2015133448A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | 株式会社荏原製作所 | 回転保持装置及び基板洗浄装置 |
CN112138905A (zh) * | 2019-06-28 | 2020-12-29 | 三星电子株式会社 | 用于半导体装置的制造设备 |
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