JP2003203892A - 基板洗浄装置及び基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄装置及び基板洗浄方法

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JP2003203892A JP2002311928A JP2002311928A JP2003203892A JP 2003203892 A JP2003203892 A JP 2003203892A JP 2002311928 A JP2002311928 A JP 2002311928A JP 2002311928 A JP2002311928 A JP 2002311928A JP 2003203892 A JP2003203892 A JP 2003203892A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親水性又は疎水性のいずれかの基板に関わら
ず、基板上へのパーティクルの付着を防止できる基板洗
浄装置及び基板洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 2流体ノズル36から吐出された洗浄液
がカップCPの内側で跳ね返り、ミスト状となってウエ
ハWの中心側へ向けて飛散するが、リンスノズル35に
よりリンス液をウエハWに供給して水膜51を形成して
いるため、水膜51上にミストが付着してもウエハ面に
直接ミストが付着するわけではないので、ミストに含ま
れるパーティクルがウエハW上に付着することを防止で
き、ウエハWに対する悪影響を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造において、半導体ウエハ基板を洗浄する基板洗浄装
置及び基板洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造においては、半導
体ウエハ(以下、「ウエハ」という)の表裏面、特に半
導体デバイスが形成されるウエハの表面の清浄度を高く
維持する必要があり、このため、種々の製造プロセスの
前後でウエハの表裏面の洗浄が行われている。
【0003】特に、フォトリソグラフィ工程において
は、ウエハの表裏面の洗浄は不可欠であり、例えば、洗
浄液の飛散を防止したり使用後の洗浄液を収集して廃棄
したりするためのカップ内にウエハを収容し、このカッ
プ内でウエハを回転させそのウエハ上面に洗浄液を供給
しながら、回転するブラシをウエハ上面に当接しつつウ
エハの中心部と周縁部との間で往復移動させることで、
ウエハ上面に付着したパーティクル等の汚染物質を除去
するスクラブ洗浄が行われている。
【0004】また、近年では、このスクラブ洗浄におい
て、回転ブラシによる洗浄だけでなく、例えばウエハ上
に超音波洗浄水や、不活性ガスと純水とを混合した混合
流体(2流体)等をノズルによりジェット噴射し、より
微細なパーティクルを除去するようにしている。(例え
ば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】特開平10−156229号公報(図1
等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超音波
洗浄水や2流体等の洗浄液をジェット噴射してウエハを
洗浄する場合、特にウエハを収容したカップの内壁面で
ジェット噴射の洗浄水がミスト状となって跳ね返ること
により、当該カップの内壁面に付着したパーティクル等
をまき散らし、このようにまき散らされたパーティクル
がウエハに付着する。すなわち、本来カップは、ウエハ
洗浄中に洗浄液が周囲に飛散するのを防止したり、洗浄
液がカップの内壁面に沿って下方に流れ落ちる、という
機能を有しているが、超音波洗浄水や2流体等の洗浄水
を使用した場合、これらの洗浄水は流量が多く噴射勢い
が強いので、カップ内壁面で跳ね返ってしまう。
【0007】この場合、例えば処理対象であるウエハが
親水性のウエハである場合には、ウエハに付着したパー
ティクルを含む洗浄液のウエハ表面に対する接触角が小
さく、当該洗浄液はパーティクルとともにウエハから流
れ落ちやすい状態となるので問題はない。しかし、処理
対象であるウエハが疎水性のウエハである場合には、洗
接触角が大きく濡れ性が悪いので、洗浄液の吐出途中で
あるにも関わらずウエハ面が露出し、ウエハ面に直接ミ
スト状のパーティクルが付着してしまいこれを除去でき
ない。
【0008】以上のような事情に鑑み、本発明の目的
は、親水性又は疎水性のいずれかの基板に関わらず、当
該基板上へのパーティクルの付着を防止できる基板洗浄
装置及び基板洗浄方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る基板洗浄装置は、基板を
回転可能に保持する回転保持部と、回転する基板上を径
方向に移動可能に設けられ、洗浄液を吐出する洗浄ノズ
ルと、前記洗浄ノズルによる洗浄の際に、基板上に液体
を供給し基板上に液膜を形成する液体供給ノズルとを具
備する。
【0010】このような構成によれば、基板上に、基板
に対して親水性の液膜を形成させながら洗浄液を吐出し
て洗浄を行っているので、例えば疎水性の基板を使用し
た場合であって、この基板をカップ内に収容して洗浄処
理を行う場合には、このカップから跳ね返る洗浄液のミ
ストが当該親水性の液膜上に付着し、このミストに含ま
れるパーティクルは回転する基板の遠心力により液膜と
ともに基板の外に排出される。これにより、直接基板上
にパーティクルが付着することを防止できる。
【0011】ここで、「親水性の液膜を形成」とは、基
板表面を親水性の膜を形成するという意味である。すな
わち、液膜を基板上に形成することにより、疎水性の基
板表面があたかも親水性になることを意味する。
【0012】本発明の一の形態によれば、前記液体供給
ノズルによって基板上に供給される液体は、前記洗浄ノ
ズルより基板の回転中心側に供給される。
【0013】本発明の一の形態によれば、前記洗浄ノズ
ルが基板の周縁部付近に移動したときに、前記液体供給
ノズルによる液体の供給を開始するように制御する手段
を更に具備する。
【0014】本発明の一の形態によれば、前記基板は、
疎水性の基板である。
【0015】本発明の一の形態によれば、前記液体供給
ノズルによって基板上に供給される液体は、リンス液で
ある。
【0016】本発明の一の形態によれば、前記液体供給
ノズルによって基板上に供給されるリンス液は、純水で
ある。
【0017】本発明の一の形態によれば、前記洗浄液は
不活性ガスと液体との混合流体である。この不活性ガス
として例えば窒素ガスを用い、また、液体として純水を
用い、このガスの吐出圧と純水とにより基板の洗浄処理
を行うようにしているので、洗浄ノズルによる洗浄液の
飛散量が多くミストが発生しやすい状況となる。この場
合に、本発明の液膜形成によるミスト付着防止効果は大
きい。ここで、洗浄液の不活性ガスの流量は、10Nl
/min〜200Nl/minとする。より好ましく
は、80Nl/minである。
【0018】本発明の一の形態によれば、前記液体供給
ノズルは、前記移動する洗浄ノズルと一体的に移動可能
に配置されている。また、この場合、前記液体供給ノズ
ルは、前記移動する洗浄ノズルに対し基板中心側に配置
され、更に、前記洗浄ノズルと液体供給ノズルとの距離
は5mm〜80mmとすることが好ましい。このように
移動して洗浄液を吐出する洗浄ノズルの基板中心側に、
液体供給ノズルを配置し、洗浄液が基板に供給される位
置よりも基板中心側に永代を供給するようにしたので、
例えば、洗浄ノズルが基板周縁部から外側に外れていく
場合であっても、液体供給ノズルは、常に基板周縁部に
液体を供給して液膜を形成している。従って、特にカッ
プからの跳ね返りミストが多い基板周縁部にパーティク
ルが付着することを防止できる。また、液体としてリン
ス液を使用した場合にも同様の効果が得られる。
【0019】本発明の一の形態によれば、前記基板の周
縁部に供給される液体の流量を、基板中心部に供給され
る液体の流量よりも多くするように制御する手段をさら
に具備する。あるいは、前記基板の周縁部に前記液体が
供給されるときの液体供給ノズルの速度を、基板中心部
に供給されるときの液体供給ノズルの速度よりも小さく
するように制御する手段を更に具備する。基板の回転速
度がその中心部と周縁部とで異なるが、このように液体
の流量又は液体供給ノズルの移動速度を変えることで、
基板面上の単位時間当りに供給される液体の供給量を中
心部と周縁部とで可及的に同じにすることができる結
果、基板全面で洗浄性能を均一にすることができる。こ
こで、液体の流量は、0.5l/min〜1.2l/m
inとし、液体供給ノズルの速度は、5mm/sec〜
30mm/secとすることが好ましい。
【0020】本発明の一の形態によれば、前記基板の周
縁部に前記液体が供給されるときの基板の回転数を、基
板中心部に前記液体が供給されるときの回転数よりも小
さくするように制御する手段を更に具備する。このよう
に液体の供給位置に対応して基板の回転速度を可変して
いるので、基板面上の単位時間当りに供給される液体の
供給量を中心部と周縁部とで可及的に同じにすることが
できる結果、基板全面で洗浄性能を均一にすることがで
きる。ここで、基板の回転数は、300rpm〜500
0rpmとすることが好ましい。
【0021】本発明の第2の観点に係る基板洗浄装置
は、基板を回転可能に保持する回転保持部と、回転する
基板上を径方向に移動可能に設けられ、洗浄液を吐出す
る洗浄ノズルと、前記移動する洗浄ノズルと一体的に移
動可能に配置され、前記洗浄ノズルによる洗浄の際に、
基板上に液体を供給し基板上に液膜を形成する第1の液
体供給ノズルと、前記洗浄ノズルによる洗浄の際に、前
記基板の所定の位置に液体を供給し前記第1の液体供給
ノズルとともに基板上に液膜を形成する第2の液体供給
ノズルとを具備する。
【0022】このような構成によれば、第1の液体供給
ノズルを洗浄ノズルとともに一体的に移動させ、基板上
に親水性の液膜を形成させながら洗浄液を吐出して、特
に洗浄ノズル近傍の液膜形成を確実に行い、更に、第2
の液体供給ノズルにより、例えば基板中心部に液体を供
給して基板全面に確実に液膜形成を行う。その結果、例
えば疎水性の基板を使用した場合であって、この基板を
カップ内に収容して洗浄処理を行う場合には、このカッ
プから跳ね返る洗浄液のミストが当該親水性の液膜上に
付着し、このミストに含まれるパーティクルは回転する
基板の遠心力により液膜とともに基板の外に排出され
る。これにより、直接基板上にパーティクルが付着する
ことを防止できる。
【0023】本発明の一の形態によれば、前記洗浄ノズ
ルが前記基板の周縁部付近に移動したときに、前記第2
の液体供給ノズルによる液体の供給を行うように制御す
る手段を具備する。これにより、カップ跳ね返りのミス
トの付着を防止できるとともに、例えば液体にリンス液
を使用した場合、リンス液の使用量を削減できる。
【0024】本発明の基板洗浄方法は、回転する基板上
に洗浄液を吐出する工程と、前記洗浄工程の際、該基板
上に液体を供給して基板上に液膜を形成する工程とを具
備する。
【0025】このような構成によれば、基板上に親水性
の液膜を形成させながら洗浄液を吐出して洗浄を行って
いるので、例えば疎水性の基板を使用した場合であって
も、直接基板上にパーティクルが付着することを防止で
きる。
【0026】本発明の基板処理システムは、基板上にレ
ジストを塗布する塗布処理部と、前記レジストが塗布さ
れた基板に現像処理を行う現像処理部と、基板に熱的な
処理を施す熱処理部と、基板を回転可能に保持する回転
保持部と、回転する基板上を径方向に移動可能に設けら
れ、洗浄液を吐出する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに
よる洗浄の際に、基板上に液体を供給し基板上に液膜を
形成する液体供給ノズルとを有する基板洗浄装置と、前
記塗布処理部、現像処理部、熱処理部及び基板洗浄装置
の間で基板の搬送を行う搬送機構とを具備する。
【0027】このような構成によれば、レジスト塗布処
理、現像処理、熱処理等を含むフォトリソグラフィ工程
において、前記基板洗浄装置を塗布処理部、現像処理部
及び熱処理部と一体化して、搬送機構により基板を各処
理部及び処理装置に自動搬送することにより、スループ
ットの向上が図れる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0029】図1〜図3は本発明に係る塗布現像処理シ
ステムの全体構成を示す図であり、図1はその平面図、
図2は正面図及び図3は背面図である。
【0030】この塗布現像処理システム1は、被処理基
板として半導体ウエハWをウエハカセットCRで複数枚
例えば25枚単位で外部からシステムに搬入し又はシス
テムから搬出したり、ウエハカセットCRに対してウエ
ハWを搬入・搬出したりするためのカセットステーショ
ン10と、塗布現像工程の中で1枚ずつウエハWに所定
の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に多
段配置してなる処理ステーション11と、この処理ステ
ーション11と隣接して設けられる露光装置(図示せ
ず)との間でウエハWを受け渡しするためのインターフ
ェース部12とを一体に接続した構成を有している。
【0031】カセットステーション10では、図1に示
すように、カセット載置台20上の突起20aの位置に
複数個例えば4個までのウエハカセットCRがそれぞれ
のウエハ出入口を処理ステーション11側に向けてX方
向一列に載置され、カセット配列方向(X方向)及びウ
エハカセットCR内に収納されたウエハのウエハ配列方
向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送体21が各ウエハ
カセットCRに選択的にアクセスするようになってい
る。さらに、このウエハ搬送体21は、θ方向に回転可
能に構成されており、後述するように処理ステーション
11側の第3の組G3の多段ユニット部に属するアライ
メントユニット(ALIM)及びイクステンションユニ
ット(EXT)にもアクセスできるようになっている。
【0032】処理ステーション11では、図1に示すよ
うに、中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構22が設
けられ、その周りに全ての処理ユニットが1組または複
数の組に亙って多段に配置されている。この例では、5
組G1,G2,G3,G4,G5の多段配置構成であ
り、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニットはシス
テム正面(図1において手前)側に並置され、第3の組
G3の多段ユニットはカセットステーション10に隣接
して配置され、第4の組G4の多段ユニットはインター
フェース部12に隣接して配置され、第5の組G5の多
段ユニットは背部側に配置されている。なお第5の組G
5は、主ウエハ搬送機構22のメンテナンスのためにレ
ール25に沿って移動可能に構成されている。
【0033】主ウエハ搬送機構22は、筒状支持体49
の内側に、ウエハ搬送装置46を上下方向(Z方向)に
昇降自在に装備している。筒状支持体49はモータ(図
示せず)の回転軸に接続されており、このモータの回転
駆動力によって、前記回転軸を中心としてウエハ搬送装
置46と一体に回転し、これによりこのウエハ搬送装置
46は、θ方向に回転自在となっている。
【0034】図2に示すように、第1の組G1では、カ
ップCP内でウエハWをスピンチャックに載せて所定の
処理を行う2台のスピンナ型処理ユニット、例えばレジ
スト塗布処理ユニット(COT)及び本発明に係る基板
洗浄装置としての洗浄処理ユニット50が下から順に2
段に重ねられている。第2の組G2では、2台のスピン
ナ型処理ユニット、例えば現像処理ユニット(DEV)
及び第1の組G1と同様の洗浄処理ユニット50が下か
ら順に2段に重ねられている。
【0035】図3に示すように、第3の組G3では、ウ
エハWを載置台に載せて所定の処理を行うオーブン型の
処理ユニット、例えば下から順にクーリングユニット
(COL)、アドヒージョンユニット(AD)、アライ
メントユニット(ALIM)、イクステンションユニッ
ト(EXT)、リバースユニット(RVS)及びプリベ
ーキングユニット(PREBAKE)が重ねられてい
る。第4の組G4でも、オーブン型の処理ユニット、例
えば下から順にクーリングユニット(COL)が2段、
イクステンション・クーリングユニット(EXTCO
L)、イクステンションユニット(EXT)、プリベー
キングユニット(PREBAKE)及びポストベーキン
グユニット(POBAKE)が重ねられている。
【0036】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)、(EXTCOL)を下段に配置し、処
理温度の高いベーキングユニット(PREBAKE)や
ポストベーキングユニット(POBAKE)を上段に配
置することで、ユニット間の熱的な相互干渉を少なくす
ることができる。しかし、ランダムな多段配置とするこ
とも可能である。
【0037】インターフェース部12は、奥行方向では
処理ステーション11と同じ寸法を有するが、幅方向で
は小さなサイズにつくられている。インターフェース部
12の正面部には可搬性のピックアップカセットCRと
定置型のバッファカセットBRが2段に配置され、背面
部には周辺露光装置23が配設され、中央部にはウエハ
搬送体24が設けられている。このウエハ搬送体24
は、X,Z方向に移動して両カセットCR,BR及び周
辺露光装置23にアクセスするようになっている。さら
に、ウエハ搬送体24は、θ方向に回転可能に構成さ
れ、処理ステーション11側の第4の組G4の多段ユニ
ットに属するイクステンションユニット(EXT)に
も、及び隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示せ
ず)にもアクセスできるようになっている。
【0038】図4は、上記洗浄処理ユニット50の概略
構造を示す平面図、図5は図4においてX方向から見た
断面図、図6は図4においてY方向から見た断面図であ
る。
【0039】この洗浄処理ユニット50のケース68に
は、主ウエハ搬送機構22の搬送アームがウエハを搬入
出するための開口部68aが形成され、この開口部68
aには開閉機構を有するシャッタ部材69が配置されて
いる。
【0040】ユニット中央部には、ウエハWの周縁部を
囲繞するようにウエハWを収容するカップCPが配置さ
れており、このカップCPは、昇降機構74により昇降
自在に構成され、主ウエハ搬送機構22との間でウエハ
の受け渡しを行う場合には下降位置に配置され、後述す
る洗浄処理中においては上昇位置に配置されるようにな
っている。これにより、洗浄処理中に発生したミスト化
した洗浄液がカップCPの外部に向けて拡散することを
防止できる。
【0041】このカップCP内には、ウエハWを保持し
て回転させるスピンチャック71が設けられている。こ
のスピンチャック71は、チャックプレート71aと、
このチャックプレート71aを支持する枢軸71bと、
この枢軸71bを回転させる回転駆動モータ71cと、
チャックプレート71aにおいてウエハWの脱着を行う
脱着機構71dとを有する。また、チャックプレート7
1aの表面には、支持ピン71e(図4において6箇
所)配設されており、このウエハWはこの支持ピン71
eの頂点に接して載置されるようになっている。回転駆
動モータ71cは、回転数が調整可能となっており、例
えば0rpm〜5000rpmの範囲で動的に可変でき
るようになっている。
【0042】チャックプレート71aの周縁3箇所に
は、ウエハWの脱着機構71dが配設されている。ここ
で、図5において左側の脱着機構71dはウエハWを保
持した状態が示されており、図5において右側の脱着機
構71dはウエハWを保持していない状態を示してい
る。チャックプレート71aの下方部には、昇降シリン
ダ79により昇降可能な1枚の連結テーブル72が設け
られ、この連結テーブル72上において脱着機構71d
の配設位置にそれぞれ対応する3箇所には、当接治具7
2bが配設されている。昇降シリンダ79によって当接
治具72bを上昇させると当接治具72bが脱着機構7
1dにそれぞれ当接して押圧することにより、図5中右
側の脱着機構71dのようにウエハWの保持状態を解除
し、逆に当接治具72bを下降させると図示しない弾性
部材により、図5中左側の脱着機構71dのようにウエ
ハWを保持するようになっている。
【0043】カップCPの内周側底部にはドレイン75
が設けられており、カップCP内の排気及び洗浄液やリ
ンス液の排出が行われるようになっている。この排気に
関しては、例えば図示しないバキューム装置により排気
されるようになっており、主ウエハ搬送機構22との間
でのウエハの受け渡しの際は排気を弱めるか又は停止す
ることにより、受け渡しの際の機械的動作により発生す
るパーティクルのカップCP内への引き込みを防止する
ことができる。
【0044】カップCPの側方部には、ノズル待機位置
67に待機された第1の液体供給ノズルである第1のリ
ンスノズル35及び洗浄ノズルとしての2流体ノズル3
6が一体的に連結部材40に固定されている。これらの
第1のリンスノズル35と2流体ノズル36との間の距
離は、例えば5mm〜80mmとされている。
【0045】図6を参照して、第1のリンスノズル35
にはリンス液供給源39から供給管43を介してリンス
液としての例えば純水が供給されるようになっており、
例えばベローズポンプ32によりノズル35からの当該
リンス液の供給量が動的に可変できるようになってい
る。本実施形態では、リンス液供給量は例えば0.5l
/min〜1.2l/minとされている。
【0046】2流体ノズル36は、図7に示すように、
バッファ室44aを備えたバッファ部44と、洗浄液を
吐出する吐出部45とを有している。バッファ室44a
には例えば不活性ガスとして窒素ガスを当該バッファ室
44aに供給するための窒素ガス流路28と、純水を供
給するための液流路27が形成されている。吐出部45
には、バッファ室44aにおける窒素ガス流路28の出
口付近で純水と混合された混合流体(窒素ガスを含む純
水)を勢いよくウエハ上に吐出するための流路45aが
形成されている。
【0047】図6を参照して、これら第1のリンスノズ
ル35と2流体ノズル36とを固定した連結部材40
は、Y方向に延設されたガイドレール34に沿って移動
可能なノズル保持アーム77に取り付けられている。こ
の保持アーム77は、例えばステッピングモータ38に
より駆動プーリ31を介して駆動するベルト41に接続
されており、ステッピングモータ38の回転数によって
保持アーム77の移動速度が可変に構成され、これによ
り、第1のリンスノズル35及び2流体ノズル36の移
動速度が可変になっている。本実施形態では、この移動
速度は5mm/sec〜10mm/secとされてい
る。なお、保持アーム77は、図示しない昇降機構によ
り昇降可能とされており、両ノズル35、36の高さ位
置が調節できるようになっている。
【0048】上記回転駆動モータ71cの回転数、ベロ
ーズポンプ32の作動量及びステッピングモータ38の
回転数は制御系33により統合的に制御されるようにな
っており、例えば保持アーム77の移動速度に基づいて
第1のリンスノズル35からのリンス液供給量を動的に
可変でき、また、回転駆動モータ71cの回転数に基づ
いてリンス液供給量を動的に可変できるようになってい
る。
【0049】カップCPの外側上部にも、上記第1のリ
ンスノズル35と同様に、ウエハW上に液体を供給する
第2の液体供給ノズルのである第2のリンスノズル83
が配置されている。この第2のリンスノズル83から
は、リンス液として例えば純水が供給される。この第2
のリンスノズル83は、高さ・方向調節機構85によ
り、Z方向高さ及びリンス液の吐出角度を変えることが
可能となっている。
【0050】ここで、液体供給ノズルからは、例えば洗
浄液と同じ液体、本実施の形態の場合純水が供給され
る。洗浄液が薬液を含む場合、液体供給ノズルから同じ
薬液を供給すると濃度変化がないという効果がある。ま
た、ミストのカップへの付着物の薬液濃度を減少させる
効果を求める場合、純水や洗浄液より濃度の低い薬液を
使うことも考えられる。また、純水は洗浄後のリンス液
としても使用される。
【0051】次に、以上説明した塗布現像処理システム
1における一連の処理工程について説明する。
【0052】先ず、カセットステーション10におい
て、ウエハ搬送体21がカセット載置台20上の処理前
のウエハを収容しているカセットCRにアクセスして、
そのカセットCRから1枚のウエハWを取り出し、アラ
イメントユニット(ALIM)に搬送される。このアラ
イメントユニット(ALIM)にてウエハWの位置合わ
せが行われた後、主ウエハ搬送機構22によりウエハW
は、リバースユニット(RVS)へ搬送され、ウエハに
おいてデバイスが形成される面である表面が下になるよ
うに裏面を上に向けて反転させる。そして洗浄処理ユニ
ット50へ搬送され、裏面側の洗浄処理が行われる。そ
の後、再びウエハWはリバースユニット(RVS)へ搬
送され、今度は表面が上になるように反転させ、再び洗
浄処理ユニット50へ搬送され所定の洗浄処理が行われ
る。このウエハWの洗浄処理については後述する。な
お、必要に応じてウエハ表面側を先に洗浄し、裏面側を
後に洗浄するようにしてもよい。
【0053】そして、次にアドヒージョンユニット(A
D)へ搬送され疎水化処理が行われ、次いでクーリング
ユニット(COL)にて所定の冷却処理が行われる。そ
の後、レジスト塗布処理ユニット(COT)に搬送さ
れ、レジストの回転塗布が行われる。そして、プリベー
キングユニット(PREBAKE)で所定の加熱処理が
行われ、クーリングユニット(COL)において冷却処
理され、その後ウエハ搬送体24によりインターフェー
ス部12を介して図示しない露光装置により露光処理が
行われる。露光処理が終了した後は、ウエハWは現像処
理ユニット(DEV)に搬送されて現像処理が行われ、
エクステンションユニット(EXT)を介してカセット
CRに戻される。なお、現像処理後に、ポストベーキン
グユニット(POBAKE)により加熱処理が行われる
場合もある。
【0054】次に、洗浄処理ユニット50における洗浄
処理について図8に示すフローを参照しながら説明す
る。
【0055】先ず、スピンチャック71にウエハWが受
け渡され、このウエハWの周縁部を覆うようにカップC
Pが上昇する。次に2流体ノズル36がウエハWの中心
上に位置するように、2流体ノズル36及びリンスノズ
ル35が移動し(ステップ1)、図9(a)に示すよう
に、この両ノズルの位置から洗浄液及びリンス液の吐出
を開始するとともに、ウエハW周縁部へ径方向に両ノズ
ルの移動が開始される(ステップ2)。また、これと同
時にウエハWの回転を開始する。なお、このウエハWの
回転開始については、洗浄液及びリンス液の吐出開始と
同時でなくともこれより前に回転を開始させるようにし
てもよい。
【0056】次に、図9(b)に示すように、2流体ノ
ズル36がウエハW周縁部付近に移動してきた場合に、
この2流体ノズル36から吐出された洗浄液がカップC
Pの内側で跳ね返り、ミスト状となってウエハWの中心
側へ向けて飛散する。しかし、ここでリンスノズル35
によりリンス液をウエハWに供給して親水性の液膜、す
なわち水膜51を形成しているため、カップCPに付着
したパーティクルを含むミストが水膜51上に付着する
ことになる。しかし、水膜51上にミストが付着しても
ウエハ面に直接ミストが付着するわけではないので、ウ
エハWに悪影響を及ぼすおそれがなく、また、この水膜
51上に付着したミストは回転するウエハWの遠心力に
よりリンス液とともにカップCPの下方に排出されるの
で問題はない。
【0057】この後、図9(c)に示すように、2流体
ノズル36がウエハW周縁部より外側に位置したら、洗
浄液及びリンス液の吐出を停止し(ステップ3)、両ノ
ズル35,36をカップCPの外側に配置させ、次に図
9(d)に示すように、例えばウエハWを4000rp
mの回転数で回転させてウエハ上の液を振り切り、乾燥
処理を行う(ステップ4)。
【0058】ここで本実施形態においては、リンス液の
流量、両ノズル35及び36の移動速度、ウエハWの回
転数は、それぞれ以下に示す通りであり、それぞれ一定
の値とした。 リンス液の流量 1.0 l/min 両ノズルの移動速度 6 mm/sec ウエハの回転数 1300 rpm 前述したように本実施形態では、ウエハWの回転数は1
300rpmとしたが、これより小さくても大きくても
よい。しかし、ウエハ回転数を300rpmより小さく
すると、ウエハが疎水性の場合にはウエハ上全面に液膜
を形成することができず、多数の水玉がウエハ面上に散
在する状態となってしまうので、300rpm以上とす
ることが必要である。
【0059】以上のように、本実施形態によれば、ウエ
ハ上に親水性の液膜51を形成させながら洗浄液を吐出
して洗浄を行っているので、疎水性のウエハであっても
パーティクルの付着を防止することができる。
【0060】また、移動して洗浄液を吐出する2流体ノ
ズル36のウエハ中心側に、リンスノズル35を配置
し、洗浄液がウエハに供給される位置よりもウエハ中心
側にリンス液を供給するようにしたので、例えば図9
(b)〜(c)に示すように、2流体ノズル36がウエ
ハ周縁部から外側に外れていく場合であっても、2流体
ノズル36に近接したリンスノズル35は、常にウエハ
周縁部にリンス液を供給して液膜を形成している。従っ
て、特にカップCPからの跳ね返りミストが多いウエハ
周縁部にパーティクルが付着することを防止できる。
【0061】ここで、図10〜図13を参照して、従来
のように2流体洗浄液の吐出のみによる洗浄処理と、本
実施形態のようにリンス液を供給して液膜を形成した場
合の洗浄処理とにおける、それぞれウエハ面上のパーテ
ィクルの除去率(図10,11)及び増加量(図12,
13)を比較してみる。ウエハの種類は親水性と疎水性
とについて実験を行った。また、図10〜図14におい
て横軸は2流体ノズルにおける窒素ガスの流量であり、
「Nl」の「N」とは、標準状態を表す。
【0062】図10は、親水性のウエハについて示して
おり、リンス液供給の有無でパーティクルの除去率はほ
ぼ同一であり、親水性のウエハについては洗浄性能に変
化はない。ところが、図11に示すように疎水性のウエ
ハにおいては、リンス液の供給の有無で、特に、窒素ガ
スの流量が60Nl/min以上においてパーティクル
の除去率に顕著な差が生じた。この結果より、窒素ガス
の流量は60Nl/min〜100Nl/minとする
ことが好ましく、特に80Nl/minの場合に最もパ
ーティクルの除去率が高いことが分かる。
【0063】また、図12及び図13は、窒素ガス流量
に対するウエハ1枚上のパーティクルの増加量を示して
おり、実質的な内容はそれぞれ図10及び図11と同様
である。
【0064】次に図14を参照して、リンスノズル35
のウエハ上の移動途中において、リンス液の流量、リン
スノズル35の移動速度(=2流体ノズルの移動速度)
又はウエハWの回転数を動的に可変する場合について説
明する。
【0065】例えば、リンス液の流量を可変とし、リン
スノズル35の移動速度及びウエハ回転数を一定とする
場合、ウエハWの周縁部に供給されるリンス液の流量
を、ウエハ中心部に供給されるリンス液の流量よりも多
くする。一実施形態として図14(a)に示すように、
例えば中心部で0.5l/minとし、周縁部で1.2
l/minとしている。この場合、ウエハWの周速度が
その中心部と周縁部とで異なるが、このようにリンス液
の流量を変えることで、ウエハ面上の単位時間当りに供
給されるリンス液の供給量を中心部と周縁部とで可及的
に同じにすることができる。なお、この場合、リンスノ
ズル35の移動途中において例えば2段階で供給量を可
変してもよいし、3段階以上で徐々に0.5l/min
から1.2l/minまで可変してもよい。
【0066】次に、リンスノズル35の移動速度を可変
とし、リンス液の供給量及びウエハ回転速度を一定とす
る場合、ウエハWの周縁部にリンス液が供給されるとき
のリンスノズル35の速度を、ウエハ中心部に供給され
るときのリンスノズル35の速度よりも小さくする。一
実施形態として図14(b)に示すように、例えば中心
部で7mm/secとし、周縁部で5mm/secとし
ている。この場合、ウエハWの周速度がその中心部と周
縁部とで異なるが、このようにリンスノズル35の移動
速度を変えることで、ウエハ面上の単位時間当りに供給
されるリンス液の供給量を中心部と周縁部とで可及的に
同じにすることができる。なお、このリンスノズル35
の移動途中において例えば2段階で移動速度を可変して
もよいし、3段階以上で徐々に7mm/secから5m
m/secまで可変してもよい。
【0067】次に、ウエハWの回転数を可変とし、リン
スノズル35の移動速度及びリンス液の供給量を一定と
する場合、ウエハW周縁部にリンス液が供給されるとき
のウエハ回転数を、ウエハ中心部にリンス液が供給され
るときの回転数よりも小さくする。一実施形態として図
14(c)に示すように、例えば中心部で1500rp
mとし、周縁部で1000rpmとしている。この場
合、ウエハ面上の単位時間当りに供給されるリンス液の
供給量を中心部と周縁部とで可及的に同じにすることが
できる。なお、このリンスノズル35の移動途中におい
て例えば2段階で回転数を可変してもよいし、3段階以
上で徐々に1500rpmから1000rpmまで可変
してもよい。
【0068】以上のように、リンスノズル35のウエハ
上の移動途中において、リンス液の流量、リンスノズル
35の移動速度又はウエハWの回転数を動的に可変する
ことにより、ウエハの全面について洗浄性能を均一にで
きる。
【0069】次に、図15〜図18を参照して、第2の
リンスノズル83を使用した場合の洗浄処理について説
明する。
【0070】図15においては、第1のリンスノズル3
5を使用せず、2流体ノズル36のみをウエハWの径方
向に中心部から周縁部まで移動させながら洗浄液を吐出
しつつ、第2のリンスノズル83によりリンス液を所定
の位置、例えばウエハWの中心部に供給し、液膜51を
形成している。これにより、2流体ノズル36がウエハ
周縁部まで移動した際に発生するカップ跳ね返りミスト
がウエハWに直接付着することを防止できる。
【0071】図16においても第1のリンスノズル35
を使用していない。先ず、図16(a)に示すように、
ウエハ中心部に2流体ノズル36から洗浄液を吐出しつ
つ中心部から周縁部へ移動させていくが、この時点では
第2のリンスノズル83からリンス液を吐出していな
い。これは、図16(a)に示すように、2流体ノズル
36がウエハWの中心位置から洗浄液の吐出を開始した
時点では、洗浄液がカップCPに跳ね返ることが少ない
からである。そして次に、図16(b)に示すように、
2流体ノズル36がウエハWの周縁部付近まで移動した
ときに、カップ跳ね返りのミストが増加するため、この
時にリンス液を供給し液膜51を形成することにより、
跳ね返りミストの付着を防止できるとともに、図15に
おける場合に比べリンス液の使用量を削減できる。
【0072】図17(a)及び図17(b)においても
第1のリンスノズル35を使用していない。先ず図17
(a)に示すように、2流体ノズル36から洗浄液を吐
出しつつ中心部から周縁部へ移動させるとともに、リン
ス液供給により液膜51を形成する。そして、図17
(b)に示すように、2流体ノズル36が周縁部に来た
ときに、第2のリンスノズル83のリンス液の吐出角度
を変えることにより、洗浄液が吐出される位置に合わせ
て、リンス液の供給位置をウエハ周縁部付近にすること
により、より確実にウエハ周縁部でのミストの付着を防
止できる。
【0073】図18は、第1、第2のリンスノズル3
6、83の両方を使用している。この場合、2流体ノズ
ル36及び第1のリンスノズル35が中心部から周縁部
への移動しつつ洗浄液及びリンス液を吐出し、更にこれ
に加えて第2のリンスノズル83からもリンス液を供給
している。これにより、ウエハW全面に確実に液膜51
を形成でき、ミストの付着を確実に防止できる。
【0074】図19及び図20は、一実施形態に係る洗
浄処理システムの全体構成を示す平面図及び正面図であ
る。なお、図19及び図20において、図1及び図2に
おける構成要素と同一のものについては同一の符号を付
すものとし、その説明を省略する。
【0075】処理ステーション11の正面側には、ウエ
ハWの洗浄のための洗浄処理ユニット50が4台、中央
部に主ウエハ搬送機構22が配設されている。この主ウ
エハ搬送機構22に隣接して、洗浄後の乾燥に必要な熱
処理ユニット(HP)及び冷却処理ユニット(COL)
91、ウエハWをカセットステーション10と処理ステ
ーション11との間で受け渡すトランジションユニット
(TRS)及びウエハWの表裏を反転させるリバースユ
ニット(RVS)90が配設されている。また処理ステ
ーション11の背面側には、洗浄処理システム2全体の
動作・制御を行うための電装ユニット(EB)93と機
械制御ユニット(MB)94、洗浄処理ユニット50で
使用される所定の洗浄液を貯蔵する薬液貯蔵ユニット
(CTB)92が配設されている。更に、処理ステーシ
ョン11には、その天井部より清浄な空気をダウンフロ
ーするためのファンフィルタユニット(FFU)95が
配設されている。
【0076】このような洗浄処理システム2は、上記塗
布現像処理システム1以外の工程における洗浄専用シス
テムとして用いることができる。例えば、塗布現像工程
以外の工程としては、特定ガス、又は数種の化合物ガス
をウエハW上に供給し、ウエハW表面での化学反応によ
り所望の薄膜を形成させるCVD工程、ウエハW表面上
に形成された薄膜の全面又は特定部分を必要な厚さだけ
食刻するエッチング工程等があるが、これらCVD工程
又はエッチング工程の処理中に汚染したウエハを洗浄す
るための専用処理システムとして用いることができる。
【0077】なお、本実施形態では、洗浄処理システム
2を単体のシステムとして説明したが、上記のCVD工
程で使用するCVD装置や、エッチング工程で使用する
エッチング装置等と、洗浄処理システム2とをインター
フェース装置等を介して接続し、インライン化された複
合装置として使用することができる。
【0078】本発明は以上説明した実施形態には限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。
【0079】例えば、図9(a)、(b)に示す洗浄処
理工程において、2流体ノズル36がウエハWの中心位
置から洗浄液の吐出を開始するときに、リンスノズル3
5からのリンス液の吐出は行わず、例えば図9(b)に
示すように、2流体ノズル36がウエハ周縁部に来た時
にカップ跳ね返りミストが増加するため、図16
(a)、(b)に示す場合と同様にリンス液を供給する
ようにしてもよい。これは、2流体ノズル36がウエハ
Wの中心位置から洗浄液の吐出を開始した時点では、洗
浄液がカップCPに跳ね返ることは少なく、2流体ノズ
ル36がウエハWの周縁部付近まで移動したときに、跳
ね返りのミストが発生しやすい状態となるからである。
これにより、リンス液の使用量を削減することができ
る。
【0080】また、図15、図16(a)、(b)及び
図18において、リンスノズル83からのリンス液は、
ウエハ中心部に供給するようにしたが、2流体ノズル3
6による洗浄液と干渉しない供給位置ならば、ウエハ中
心部に限られない。
【0081】更に、上記実施形態では、基板として半導
体ウエハを使用したが、これに限らず、液晶ディスプレ
イ等に使用されるガラス基板についても本発明は適用可
能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板の親水性又は疎水性に関わらず、ミスト発生に起因
するパーティクルの付着を防止し、洗浄性能を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る塗布現像処理システ
ムの平面図である。
【図2】図1に示す塗布現像処理システムの正面図であ
る。
【図3】図1に示す塗布現像処理システムの背面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態に係る洗浄処理ユニットの
平面図である。
【図5】図4に示す洗浄処理ユニットのX方向から見た
断面図である。
【図6】図4に示す洗浄処理ユニットのY方向から見た
断面図である。
【図7】一実施形態に係る2流体ノズルの断面図であ
る。
【図8】一実施形態に係る洗浄処理工程を示すフロー図
である。
【図9】一実施形態に係る洗浄処理工程を順に示す側面
図である
【図10】リンス液供給の有無で親水性ウエハのパーテ
ィクル除去率を比較した図である。
【図11】リンス液供給の有無で疎水性ウエハのパーテ
ィクル除去率を比較した図である。
【図12】リンス液供給の有無で親水性ウエハのパーテ
ィクル増加率を比較した図である。
【図13】リンス液供給の有無で疎水性ウエハのパーテ
ィクル増加率を比較した図である。
【図14】ウエハ中心部と周縁部とにおいて、リンス流
量、リンスノズル移動速度又はウエハ回転数をそれぞれ
可変した場合の各値の一例を示す図である。
【図15】2流体ノズルと第2のリンスノズルとを使用
した場合の側面図である。
【図16】図15において、2流体ノズルの移動途中か
らリンス液を供給した場合の側面図である。
【図17】2流体ノズルを吐出角度を可変した場合の側
面図である。
【図18】第1及び第2のリンスノズルの両方を使用し
た場合の側面図である。
【図19】一実施形態に係る洗浄処理システムの全体構
成を示す平面図である。
【図20】図19に示す洗浄処理システムの全体構成を
示す正面図である。
【符号の説明】
W…半導体ウエハ 1…塗布現像処理システム 31…駆動プーリ 32…ベローズポンプ 33…制御系 34…ガイドレール 35…第1のリンスノズル 36…2流体ノズル 38…ステッピングモータ 39…リンス液供給源 40…連結部材 41…ベルト 43…供給管 50…洗浄処理ユニット 51…液膜 71a…チャックプレート 71b…枢軸 71c…回転駆動モータ 71d…脱着機構 72…連結テーブル 77…ノズル保持アーム 83…第2のリンスノズル

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を回転可能に保持する回転保持部
    と、 回転する基板上を径方向に移動可能に設けられ、洗浄液
    を吐出する洗浄ノズルと、 前記洗浄ノズルによる洗浄の際に、基板上に液体を供給
    し基板上に液膜を形成する液体供給ノズルとを具備する
    ことを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板洗浄装置におい
    て、 前記液体供給ノズルによって基板上に供給される液体
    は、前記洗浄ノズルより基板の回転中心側に供給される
    ことを特徴とする基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板洗
    浄装置において、 前記洗浄ノズルが基板の周縁部付近に移動したときに、
    前記液体供給ノズルによる液体の供給を開始するように
    制御する手段を更に具備することを特徴とする基板洗浄
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちいずれか1
    項に記載の基板洗浄装置において、 前記基板は、疎水性の基板であることを特徴とする基板
    洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のうちいずれか1
    項に記載の基板洗浄装置において、 前記液体供給ノズルによって基板上に供給される液体
    は、リンス液であることを特徴とする基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の基板洗浄装置におい
    て、 前記液体供給ノズルによって基板上に供給されるリンス
    液は、純水であることを特徴とする基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のうちいずれか1
    項に記載の基板洗浄装置において、 前記洗浄液は不活性ガスと液体との混合流体であること
    を特徴とする基板洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のうちいずれか1
    項に記載の基板洗浄装置において、 前記液体供給ノズルは、前記移動する洗浄ノズルと一体
    的に移動可能に配置されていることを特徴とする基板洗
    浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の基板洗浄装置におい
    て、 前記液体供給ノズルは、前記移動する洗浄ノズルに対し
    基板中心側に配置されることを特徴とする基板洗浄装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の基板洗浄装置におい
    て、 前記洗浄ノズルと液体供給ノズルとの距離は5mm〜8
    0mmであることを特徴とする基板洗浄装置。
  11. 【請求項11】 請求項8から請求項10のうちいずれ
    か1項に記載の基板洗浄装置において、 前記基板の周縁部に供給される液体の流量を、基板中心
    部に供給される液体の流量よりも多くするように制御す
    る手段を更に具備することを特徴とする基板洗浄装置。
  12. 【請求項12】 請求項8から請求項10のうちいずれ
    か1項に記載の基板洗浄装置において、 前記基板の周縁部に前記液体が供給されるときの液体供
    給ノズルの速度を、基板中心部に供給されるときの液体
    供給ノズルの速度よりも小さくするように制御する手段
    を更に具備することを特徴とする基板洗浄装置。
  13. 【請求項13】 請求項8から請求項10のうちいずれ
    か1項に記載の基板洗浄装置において、 前記基板の周縁部に前記液体が供給されるときの基板の
    回転数を、基板中心部に前記液体が供給されるときの回
    転数よりも小さくするように制御する手段を更に具備す
    ることを特徴とする基板洗浄装置。
  14. 【請求項14】 請求項7に記載の基板洗浄装置におい
    て、 前記洗浄液の不活性ガスの流量は、10Nl/min〜
    200Nl/minであることを特徴とする基板洗浄装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の基板洗浄装置にお
    いて、 前記洗浄液の不活性ガスの流量は、80Nl/minで
    あることを特徴とする基板洗浄装置。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の基板洗浄装置におい
    て、 前記液体供給ノズルによって供給される前記液体の流量
    は、0.5l/min〜1.2l/minであることを
    特徴とする基板洗浄装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の基板洗浄装置にお
    いて、 前記液体供給ノズルの速度は、5mm/sec〜30m
    m/secであることを特徴とする基板洗浄装置。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の基板洗浄装置におい
    て、 前記基板の回転数は、300rpm〜5000rpmで
    あることを特徴とする基板洗浄装置。
  19. 【請求項19】 基板を回転可能に保持する回転保持部
    と、 回転する基板上を径方向に移動可能に設けられ、洗浄液
    を吐出する洗浄ノズルと、 前記移動する洗浄ノズルと一体的に移動可能に配置さ
    れ、前記洗浄ノズルによる洗浄の際に、基板上に液体を
    供給し基板上に液膜を形成する第1の液体供給ノズル
    と、 前記洗浄ノズルによる洗浄の際に、前記基板の所定の位
    置に液体を供給し前記第1の液体供給ノズルとともに基
    板上に液膜を形成する第2の液体供給ノズルとを具備す
    ることを特徴とする基板洗浄装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の基板洗浄装置にお
    いて、 前記洗浄ノズルが前記基板の周縁部付近に移動したとき
    に、前記第2の液体供給ノズルによる液体の供給を行う
    ように制御する手段を具備することを特徴とする基板洗
    浄装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の基板洗浄装置にお
    いて、 前記第2の液体供給ノズルにより供給される液体は、基
    板の中心部に供給されることを特徴とする基板洗浄装
    置。
  22. 【請求項22】 回転する基板上に洗浄液を吐出する工
    程と、 前記洗浄工程の際、該基板上に液体を供給して基板上に
    液膜を形成する工程とを具備することを特徴とする基板
    洗浄方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の基板洗浄方法にお
    いて、 前記洗浄液は不活性ガスと所定の液体との混合流体であ
    って、この洗浄液を吐出する洗浄ノズルを具備すること
    を特徴とする基板洗浄方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の基板洗浄方法にお
    いて、 前記洗浄ノズルは、前記回転する基板上を径方向に移動
    可能に設けられ、 前記洗浄ノズルの移動の際、洗浄液が吐出される基板上
    の位置より中心側に前記液体が供給されることを特徴と
    する基板洗浄方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の基板洗浄方法にお
    いて、 前記洗浄ノズルが前記基板の周縁部付近に移動したとき
    に、前記液体の供給を開始する工程を更に具備すること
    を特徴とする基板洗浄方法。
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