JP2000331899A - Soiウェーハの製造方法およびsoiウェーハ - Google Patents

Soiウェーハの製造方法およびsoiウェーハ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SOIウェーハの製造歩留まりを低下させる
最大の要因である結合不良を低下させ、しかもSOI層
の膜厚均一性に優れ、不純物汚染の少ないSOIウェー
ハおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 ボンドウェーハ2表面より水素イオンま
たは希ガスイオンの少なくとも一方を注入して該ボンド
ウェーハ内部に微小気泡層3を形成した後、該イオン注
入面上に第1の温度でCVD酸化膜4を形成し、該CV
D酸化膜の表面を平坦化処理した後、該表面をベースウ
ェーハ1表面と密着させ、その後、第1の温度より高温
の第2の温度で熱処理を加えて微小気泡層3でボンドウ
ェーハを薄膜状に剥離し、SOIウェーハを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン注入したウ
ェーハを熱処理後に剥離してSOIウェーハを製造す
る、いわゆる水素イオン剥離法(スマートカット法とも
呼ばれている)に関し、SOI層の膜厚均一性に優れ、
不純物汚染の少ないSOIウェーハの製造方法及びその
SOIウェーハに関する。
【0002】
【従来の技術】貼り合わせ法を用いたSOI(silicon
on insulator)ウェーハの作製方法として、2枚の
シリコンウェーハをシリコン酸化膜を介して貼り合わせ
る技術、例えば特公平5−46086号公報に示されて
いる様に、少なくとも一方のウェーハに酸化膜を形成
し、接合面に異物を介在させることなく相互に密着させ
た後、200〜1200℃の温度で熱処理して結合強度
を高める方法が、従来より知られている。
【0003】熱処理を行なうことにより結合強度が高め
られた貼り合わせウェーハは、その後の研削研磨工程が
可能となるため、素子作製側ウェーハを研削及び研磨に
より所望の厚さに減厚加工することにより、素子形成を
行なうSOI層を形成することができる。このようにし
て作製された貼り合わせSOIウェーハは、SOI層の
結晶性に優れ、SOI層直下に存在する埋め込み酸化膜
の信頼性も高いという利点はあるが、研削及び研磨によ
り薄膜化しているため、薄膜化に時間がかかる上、材料
が無駄になり、しかも膜厚均一性は高々目標膜厚±0.
3μmしか得られなかった。
【0004】一方、近年の半導体デバイスの高集積化、
高速度化に伴い、SOI層の厚さは更なる薄膜化と膜厚
均一性の向上が要求されており、具体的には0.1±
0.01μm程度の膜厚及び膜厚均一性が必要とされて
いる。このような膜厚及び膜厚均一性をもつ薄膜SOI
ウェーハを貼り合わせウェーハで実現するためには従来
の研削・研磨での減厚加工では不可能であるため、新た
な薄膜化技術として、特開平5−211128号公報に
開示されている水素イオン剥離法と呼ばれる方法(スマ
ートカット法とも呼ばれる)が開発された。
【0005】この水素イオン剥離法は、二枚のシリコン
ウェーハのうち少なくとも一方に酸化膜を形成するとと
もに、片方のシリコンウェーハの上面から水素イオンま
たは希ガスイオンを注入し、該シリコンウェーハ内部に
微小気泡層(封入層)を形成させた後、該イオン注入面
を酸化膜を介して他方のウェーハと密着させ、その後熱
処理(剥離熱処理)を加えて微小気泡層を劈開面(剥離
面)としてイオン注入したウェーハを薄膜状に剥離し、
さらに熱処理(結合熱処理)を加えて強固に結合してS
OIウェーハとする技術である。
【0006】この方法では、剥離面は良好な鏡面であ
り、SOI層の均一性が極めて高いSOIウェーハが比
較的容易に得られる上、剥離した一方のウェーハを再利
用できるので、材料を有効に使用できるという利点も有
する。また、この方法は、酸化膜を介さずに直接シリコ
ンウェーハ同士を結合することもできるし、シリコンウ
ェーハ同士を結合する場合だけでなく、シリコンウェー
ハにイオン注入して、石英、炭化珪素、アルミナ等の熱
膨張係数の異なる絶縁性ウェーハと結合する場合にも用
いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記水素イ
オン剥離法でSOIウェーハを製造する方法としては、
ボンドウェーハ(SOI層を形成するウェーハ)とベー
スウェーハ(SOI層の支持基板となるウェーハ)のど
ちらに酸化膜を形成するかによって、その製造方法が大
別される。すなわち、図2(A)のようにイオン注入を
行わないベースウェーハ側のみに酸化膜を形成する方法
と、図2(B)のようにボンドウェーハに酸化膜を形成
してからその酸化膜を通してイオン注入する方法とがあ
る。尚、(B)の場合には、ベースウェーハにも酸化膜
を形成することもある。
【0008】何れの手法を用いた場合であっても、イオ
ン注入を行ったボンドウェーハの表面が結合界面となっ
ている点では共通しているが、このイオン注入を行った
表面にはイオン注入プロセスにおける装置起因の発塵や
表面汚染が付着しており、これら付着物は洗浄してもな
かなか除去されないため、結合不良の発生原因となり、
SOIウェーハの製造歩留まりを低下させる要因となっ
ていた。
【0009】また、図2(A)と図2(B)の製造方法
のうち、現在主流となっているのは図2(B)である。
その理由の1つは、イオンを注入するボンドウェーハに
酸化膜が形成されていないと、チャネリング現象により
イオンの注入深さのバラツキが悪化し、剥離後のSOI
層の膜厚均一性が低下する可能性があるからである。こ
こで、チャネリング現象とは、結晶性の物質の結晶軸や
結晶面とほぼ平行にイオンを入射すると、結晶原子の隙
間を蛇行しながらイオンが通り抜けてゆく現象をいい、
非平行の入射に比べてイオン注入深さのバラツキが大き
くなる。
【0010】シリコンウェーハの場合、その表面は特定
の方位(例えば<100>など)に加工されているの
で、このチャネリング現象が発生しやすく、酸化膜を形
成することによりこのチャネリング現象を抑えることが
好ましい。ボンドウェーハに酸化膜を形成するもう一つ
の理由は、ボンドウェーハに酸化膜を予め形成しておけ
ば、その結合界面に取込まれた不純物(雰囲気中のボロ
ンやイオン注入による金属や有機物等の汚染物)が活性
層(SOI層)に拡散するのを抑制することができ、S
OI層の結晶性や電気特性の劣化を防止できるからであ
る。
【0011】ところが、水素イオン剥離法を行う場合の
イオン注入深さのバラツキ(標準偏差σ)は、前述のチ
ャネリング現象が発生しなければ、現状のイオン注入機
を用いればσ=0.4nmを得ることができる。すなわ
ち、3σ=1.2nmであるので、目標注入深さ±1.
2nm以内にほとんど全てのイオンが注入されることに
なるので、剥離後のSOI層の膜厚は目標膜厚±1.5
nm以下の優れた膜厚均一性を有するSOIウェーハが
得られるはずである。
【0012】しかし、前述の理由によりイオン注入を行
うボンドウェーハに酸化膜を形成すると、形成される酸
化膜もその膜厚にバラツキがあるため、この酸化膜を通
してシリコン中に注入されるイオンもその注入深さに影
響を受ける。例えば、SOIウェーハの埋め込み酸化膜
の厚さとして400nmが必要な場合、この酸化膜を通
常の量産レベルでの酸化条件を用いて形成すると、酸化
膜厚のバラツキは高々σ=2.0nm程度しか得られな
い。また、生産性を無視して酸化条件を厳密にコントロ
ールしてもσ=1.0nm前後が限度であるので、ボン
ドウェーハに酸化膜を形成して製造されたSOIウェー
ハのSOI膜厚均一性としては、目標膜厚±3nm程度
が限界であった。
【0013】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
もので、SOIウェーハの製造歩留まりを低下させる最
大の要因である結合不良を低下させ、しかもSOI層の
膜厚均一性がSOIウェーハの酸化膜厚のバラツキに影
響を受けることなく、イオン注入装置の注入性能(注入
深さのバラツキ)のみに依存するようにして、膜厚均一
性に優れたSOIウェーハおよびその製造方法を提供す
ること目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の請求項1に記載した発明は、ボンドウェー
ハ表面より水素イオンまたは希ガスイオンの少なくとも
一方を注入して該ボンドウェーハ内部に微小気泡層(注
入層)を形成した後、該イオン注入面上に第1の温度で
CVD酸化膜を形成し、該CVD酸化膜の表面を平坦化
処理した後、該表面をベースウェーハ表面と密着させ、
その後、第1の温度より高温の第2の温度で熱処理を加
えて微小気泡層でボンドウェーハを薄膜状に剥離するこ
とを特徴とするSOIウェーハの製造方法である。
【0015】このように、ボンドウェーハの水素イオン
または希ガスイオンを注入した面にCVD(Chemical V
apor Deposition)酸化膜(CVD法により形成された
酸化膜)を堆積することにより、イオン注入プロセスで
発塵があっても、それは酸化膜中に埋没して表面に露出
しなくなる。また、それが原因でCVD酸化膜表面に凸
部が形成されたとしても、その後のCVD酸化膜表面を
平坦化する工程で除去されるので結合不良を低減でき
る。そして、水素イオン注入を行った後にCVD酸化膜
(埋め込み酸化膜)を形成するため、水素イオン注入の
均一性が、酸化膜の膜厚均一性となる。
【0016】また、ボンドウェーハのイオン注入面上に
CVD酸化膜を形成する温度(第1の温度)は、該CV
D酸化膜の形成段階で微小気泡層での剥離が生じない温
度とし、その温度としては請求項2のようにCVD酸化
膜を形成する第1の温度を450℃以下にすれば、CV
D酸化膜の形成工程で、微小気泡層が剥離してしまうこ
とを確実に防ぐことができる。さらに、請求項3のよう
にベースウェーハの表面に予め熱酸化膜を形成しておけ
ば、SOIウェーハの埋め込み酸化膜の絶縁耐圧を向上
させ、静電容量の調整をすることができる。尚、イオン
注入に際しては、請求項4のようにボンドウェーハの結
晶軸や結晶面に対し非平行に注入することが好ましい。
これにより注入イオンのチャネリング現象を減少させる
ことができるので、イオン注入深さのバラツキを増加さ
せることを防止できる。このように、ボンドウェーハ表
面に酸化膜を介さずに直接イオン注入を行うため、請求
項5、6に記載したように、ベースウェーハとSOI層
との間にCVD酸化膜を有し、且つSOI層の膜厚均一
性が±1.5nm以下のSOIウェーハを得ることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
を参照しながら説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。ここで、図1は本発明による貼り合わ
せSOIウェーハの製造工程の一例を示すフロー図であ
る。工程(a)では、2枚のシリコンウェーハ1、2を
準備するものであり、両ウェーハとも少なくとも結合す
べき面が鏡面研磨されている単結晶シリコンウェーハで
ある。尚、1はベースウェーハ、2はボンドウェーハで
ある。
【0018】工程(b)は、SOI層となるボンドウェ
ーハ2に水素イオンを注入する工程である。ボンドウェ
ーハ2の一方の面(ベースウェーハ1と結合される面)
の上面から水素イオンまたは希ガスイオンのうち少なく
とも一種類、ここでは水素イオンを注入し、イオンの平
均進入深さにおいて表面に平行な微小気泡層(封入層)
3を形成させるもので、この注入時のウェーハ温度は2
5〜450℃が好ましく、特に200℃以下がより好ま
しい。そして、上記イオン注入時のエネルギーは、作製
するSOIウェーハのSOI層の目標厚さにより適宜決
定される。また、チャネリング現象を防ぐために、ボン
ドウェーハ2の結晶軸又は結晶面に対して非平行となる
様に、若干傾けた入射角で注入することが好ましい。
【0019】次に、工程(c)は、イオン注入されたボ
ンドウェーハ2の表面(少なくともベースウェーハと結
合する表面)にCVD酸化膜4を堆積する工程である。
このCVD酸化膜4を形成する段階で前記した微小気泡
層3での剥離発生を防ぐには、CVD酸化膜を形成する
第1の温度(堆積温度)は450℃以下が好ましく、例
えば400から450℃の温度範囲で化学気相蒸着(C
VD)法で成長させる。CVD装置としては、常圧CV
D装置、減圧CVD装置、あるいはプラズマCVD装置
等が挙げられる。又、このCVD酸化膜4はSOIウェ
ーハの埋め込み酸化膜となるので、その厚さは用途に応
じて設定されるが、通常0.1〜2.0μm程度が用い
られる。
【0020】工程(d)は、CVD酸化膜4表面を平坦
化する工程である。CVD酸化膜4の堆積により、イオ
ン注入プロセスでの発塵等がボンドウェーハ表面に付着
していても酸化膜中に埋没して表面に露出しなくなるの
で、付着物に起因する結合不良を低減することができ
る。ただし、例えば常圧CVD装置で形成したCVD酸
化膜は、その表面粗さを原子間力顕微鏡で1μm角で測
定すると、Rms(Root Mean Square Roughness:自乗平
均平方根粗さ)が約1.2nm程度あるため、ベースウ
ェーハとの結合が不可能なレベルである。従って、この
表面をCMP(Chemical and Mechanical Polishing)
等の方法を用いて平坦化して結合する。CVD酸化膜は
熱酸化膜に比べてやわらかく研磨速度が速いので、容易
に平坦化することが出来る。この際、CVD酸化膜形成
前の表面の付着物が原因でCVD酸化膜表面に凸部が形
成されていたとしても、この平坦化工程で除去されるの
で結合不良を低減できる。尚、CVD酸化膜4を堆積後
のCVD酸化膜表面のRms がもともと0.5nm程度以
下であれば、上記工程(d)を省略することもできる。
【0021】次に、工程(e)は、洗浄後の両ウェーハ
1,2を重ね合せて密着させる工程であり、常温の清浄
な雰囲気下で2枚のウェーハの表面同士を接触させるこ
とにより、接着剤等を用いることなくウェーハ同士が接
着する。この際、必要に応じてベースウェーハ表面に熱
酸化膜を形成しておくこともできる。CVD酸化膜4は
熱酸化膜に比べて絶縁耐圧等の電気特性が劣るので、S
OIウェーハの埋め込み酸化膜について高い絶縁耐圧や
静電容量が要求される場合には、ベースウェーハ1に予
め必要な厚さの熱酸化膜を形成しておけばこれらを満足
することができる。
【0022】工程(f)は、微小気泡層(封入層)3を
境界として剥離することによって、剥離ウェーハ5とS
OIウェーハ6(SOI層7+CVD酸化膜(埋め込み
酸化膜)4’+ベースウェーハ1)に分離する剥離熱処
理工程であり、その熱処理の温度(第2の温度)はCV
D酸化膜4を形成する熱処理温度(第1の温度)より高
温で行われる。例えば、不活性ガス雰囲気下約500℃
以上の温度で熱処理を加えれば、結晶の再配列と気泡の
凝集とによって剥離ウェーハ5とSOIウェーハ6に分
離されると同時に、室温での密着面もある程度は強固に
結合がなされる。尚、剥離ウェーハ5は、表面の酸化膜
を除去して剥離面を研磨する再生処理を行えば、再利用
が可能である。
【0023】SOIウェーハ6をデバイス作製工程で使
用するためには、工程(f)の剥離熱処理による結合力
では十分でないので、工程(g)の結合熱処理として高
温の熱処理を施し、結合強度を十分なものとする。この
熱処理は、例えば不活性ガス雰囲気下、1000℃〜1
200℃で30分〜5時間程度の範囲で行うことができ
る。また、ランプ加熱装置のような急速加熱・急速冷却
装置を用いれば、1000℃〜1350℃の温度で1〜
300秒程度の短時間で十分な結合強度が得られる。ま
た、工程(g)の結合熱処理として工程(f)の剥離熱
処理を兼ねておこなう場合には工程(f)を省略するこ
ともできる。
【0024】そして、工程(h)は、SOI層7の表面
である劈開面(剥離面)に存在するダメージ層及び表面
粗さを除去する工程である。この工程としては、タッチ
ポリッシュと呼ばれる研磨代の極めて少ない研磨を行っ
たり、タッチポリッシュ後に水素を含む還元性雰囲気で
の熱処理を加えたりすることもできるが、タッチポリッ
シュを行わずに水素を含む還元性雰囲気で熱処理のみを
行っても、同様にダメージ層及び表面粗さを除去するこ
とができる上、工程(g)の結合熱処理を兼ねることも
できるので一層効率的である。
【0025】
【実施例】(実施例)まず、直径150mm、厚さ62
5μm、結晶軸方位<100>、導電型p型、抵抗率1
0〜20Ω・cmの一方の表面が鏡面研磨された単結晶
シリコンウェーハ20枚を用意し、ボンドウェーハ用と
ベースウェーハ用とに分け、ベースウェーハ用の10枚
のうち5枚には表面に300nmの酸化膜を熱酸化によ
り形成した。次に、ボンドウェーハの鏡面側に、注入エ
ネルギー40keV、注入量8×1016 atoms/cm2
注入角7度の条件でH+イオンを注入した後、モノシラ
ンガスと酸素ガスを原料として常圧CVD装置により、
400℃で厚さ約400nmのCVD酸化膜を堆積し
た。堆積直後のCVD酸化膜表面の面粗さを原子間力顕
微鏡(デジタル インスツルメント社製Nano Scope−I
I)により、測定領域を1μm 角で測定したところ、Rms
=1.2nmであった。次に、このCVD酸化膜表面を
CMPにより約100nm研磨した後、再び表面粗さを
測定したところ、Rms=0.2nmに改善された。
【0026】その後、ボンドウェーハとベースウェーハ
を洗浄して乾燥させたのち、室温で密着させ、剥離熱処
理として窒素ガス雰囲気下500℃30分の熱処理を加
えた。その結果、図1(f)の様なSOI層7の膜厚が
約0.35μmのSOIウェーハと、剥離ウェーハが作
製された。剥離後のSOIウェーハを肉眼で観察した
が、ベースウェーハの熱酸化膜の有無にかかわらず、1
0枚のSOIウェーハのいずれにもボイド(未結合部)
は全く観察されなかった。尚、SOI層が薄膜化された
状態であれば、ボイドが存在する部分は盛り上がって見
えるので、特別な装置を用いなくてもボイドを観察する
ことはできる。
【0027】次に、このSOIウェーハに対して窒素ガ
ス雰囲気で1100℃、2時間の結合熱処理を行った。
結合熱処理後のSOIウェーハを肉眼で観察したがやは
りボイドは全く観察されなかった。こうして作製された
SOIウェーハの膜厚を測定し膜厚均一性を求めた。膜
厚測定は、反射分光法で行い、SOIウェーハの面内を
外周10mmを除いて、1mmピッチで数千点測定し
た。測定された膜厚の標準偏差σの平均値は0.43n
mであった。従って、作製されたSOIウェーハのSO
I層の膜厚均一性(±3σ)の平均値は±1.29nm
であることがわかった。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、水素イ
オン剥離法により貼り合わせウェーハを作製するに際
し、イオン注入したボンドウェーハ表面にCVD酸化膜
を堆積するので、イオン注入プロセスでの発塵等の付着
物に起因する結合不良を低減し、製造歩留まりを極めて
向上させることができる。しかも、ボンドウェーハ表面
に酸化膜を介さずに直接イオン注入を行うので、SOI
層の膜厚均一性がSOIウェーハの酸化膜厚のバラツキ
に影響を受けることなく、イオン注入装置の注入性能
(注入深さのバラツキ)のみに依存するようになり、膜
厚均一性に優れたSOIウェーハを製造することができ
る。また、従来のようにSOI層となるボンドウェーハ
表面に熱酸化膜を形成する場合には、熱酸化膜の形成時
に格子間シリコンの注入が起こるためこれがSOI層の
結晶欠陥を誘発する可能性があったが、本発明ではこの
ような格子間シリコンの注入が起こらず、SOI層の結
晶性を低下させないという副次的効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による貼り合わせSOIウェーハの製
造工程の一例を示すフローチャートである。
【図2】 水素イオン剥離法によるSOIウェーハの製
造方法を示すフローチャートで、(A)はイオン注入を
行わないベースウェーハ側のみに酸化膜を形成して行う
方法、(B)はボンドウェーハに酸化膜を形成してから
イオン注入を行う方法である。
【符号の説明】
1…ベースウェーハ 2…ボンドウェーハ 3…微小気泡層(封入層) 4…CVD酸化膜 5…剥離ウェーハ 6…SOIウェーハ 7…SOI層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンドウェーハ表面より水素イオンまた
    は希ガスイオンの少なくとも一方を注入して該ボンドウ
    ェーハ内部に微小気泡層(封入層)を形成した後、該イ
    オン注入面上に第1の温度でCVD酸化膜を形成し、該
    CVD酸化膜の表面を平坦化処理した後、該表面をベー
    スウェーハ表面と密着させ、その後、第1の温度より高
    温の第2の温度で熱処理を加えて微小気泡層でボンドウ
    ェーハを薄膜状に剥離することを特徴とするSOIウェ
    ーハの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の温度が450℃以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のSOIウェーハの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ベースウェーハの表面に予め熱酸化
    膜が形成されていることを特徴とする請求項1及び2記
    載のSOIウェーハの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記イオン注入は、前記ボンドウェーハ
    の結晶軸又は結晶面に対し非平行に注入することを特徴
    とする請求項1乃至3の何れかに記載のSOIウェーハ
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 ベースウェーハにCVD酸化膜とSOI
    層とが順次積層されたSOIウェーハであって、該SO
    I層の膜厚均一性が±1.5nm以下であることを特徴
    とするSOIウェーハ。
  6. 【請求項6】 前記ベースウェーハと前記CVD酸化膜
    の間にさらに熱酸化膜を有することを特徴とする請求項
    5記載のSOIウェーハ。
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