JP2007073768A - 貼り合わせsoiウェーハの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】たとえBOXの厚さが厚い貼り合わせSOIウェーハであっても、効率よく、かつ、反りの発生を十分に抑えて製造することができる貼り合わせSOIウェーハの製造方法を提供する。
【解決手段】少なくとも、シリコン単結晶ウェーハからなるボンドウェーハおよびベースウェーハの少なくとも一方のウェーハの貼り合わせ面となる側の主面にCVD法により第1シリコン酸化膜を形成し、該第1シリコン酸化膜を介して前記ボンドウェーハと前記ベースウェーハとを貼り合わせて貼り合わせウェーハを形成した後、該貼り合わせウェーハを構成する前記ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜を形成し、前記ボンドウェーハを薄膜化した後、前記第1及び第2シリコン酸化膜形成温度よりも高温で結合熱処理を行うことを特徴とする貼り合わせSOIウェーハの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコン単結晶ウェーハからなるボンドウェーハとベースウェーハを酸化膜を介して貼り合わせ、その後、ボンドウェーハを薄膜化することにより貼り合わせSOIウェーハを製造する方法に関する。
SOIウェーハを製造する手法の1つとして、2枚のシリコン単結晶ウェーハ(ボンドウェーハとベースウェーハ)をシリコン酸化膜を介して貼り合わせた後、ボンドウェーハを薄膜化してSOI層とするウェーハ貼り合わせ法が良く知られている。このようにして製造されたSOIウェーハは、ベースウェーハの上に埋め込み酸化膜(BOX)を介してSOI(Silicon On Insulator)層が形成されたSOI構造を有する。
ウェーハ貼り合わせ法を用いてSOIウェーハを作製すると、シリコン単結晶とシリコン酸化膜との間の熱膨張率の違いに起因してSOIウェーハに反りが発生するという問題がある。
この問題を解決するため、特許文献1に記載された方法では、次のようにして貼り合わせウェーハを製造する。すなわち、2枚のウェーハ(ボンドウェーハとベースウェーハ)の何れか一方の少なくとも一方の主面にシリコン酸化膜を形成し、酸化膜を形成したウェーハを酸化膜が中間層になるようにして他方のウェーハに貼り合わせて貼り合わせウェーハを形成した後、所定温度に加熱してボンドウェーハとベースウェーハを接合する接合熱処理を施し、その後、貼り合わせウェーハを熱酸化処理(結合熱処理を兼ねる)してその全表面に熱酸化膜を形成し、一方のウェーハ(ボンドウェーハ)、好ましくは、接合熱処理前にシリコン酸化膜を形成した方のウェーハの表面を研磨してこれを薄膜化し、これにより貼り合わせSOIウェーハを製造する。
そして、これにより、上層のウェーハ(ボンドウェーハ)を研磨してこれを薄膜化した時点で他方のウェーハ(ベースウェーハ)の上下面はシリコン酸化膜によって被われるため、該ウェーハの上下面における熱収縮量は略同一となって(即ち、残留応力分布は上下面において略等しくなって)、当該ウェーハの撓み変形が防がれ、この結果、反りの無い平坦度の高い貼り合わせSOIウェーハが得られるとされている。
また、特許文献2によれば、特許文献1に記載された方法のように貼り合わせウェーハを熱酸化処理してその全表面に熱酸化膜を形成する方法以外の方法として、結合を強固にするための結合熱処理自体は窒素雰囲気で行い、その後、ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により酸化膜を堆積することによって、貼り合わせSOIウェーハを得る方法が開示されている。そして、これにより反りを抑制することができるとされている。
ところで、SOIウェーハの埋め込み酸化膜(BOX)となるシリコン酸化膜の厚さは、作製するデバイス用途により異なるが、0.1〜2μm程度の範囲としたものが一般的に用いられる。しかし、例えば光集積デバイスなどにおける光導波路などのような特殊な用途に用いる場合には、4μm以上、あるいは10μm以上といった極めて厚い埋め込み酸化膜を形成したものが要求されることがある。
このような厚い埋め込み酸化膜をシリコンウェーハを熱酸化することにより形成するためには、高温の熱処理炉内にシリコンウェーハを何日間も投入しておかなければならず、製造効率が極めて悪く、高コストの要因となる。
そこで、熱酸化膜の代わりにCVD法により酸化膜(以下、CVD酸化膜)を堆積して形成すれば、厚い酸化膜を短時間で効率よく形成することができるので有益である。このCVD酸化膜がBOXとなるSOIウェーハを製造するためには、ボンドウェーハの一方の主面(鏡面側)に所定厚のCVD酸化膜を堆積し、必要に応じてその主面のCVD酸化膜を研磨した後、ベースウェーハと貼り合わせ、結合強度を高める結合熱処理を加え、その後、ボンドウェーハ側を薄膜化するという手法を用いることができる。
ところが、このようにBOXの厚さが極めて厚いSOIウェーハを製造する場合、上記特許文献1,2に記載された方法のみでは、SOIウェーハの反りやスリップ転位の発生を十分に抑制することができないという問題があった。
特公平6−80624号公報 特開平11−97320号公報
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、たとえBOXの厚さが厚い貼り合わせSOIウェーハであっても、効率よく、かつ、反りの発生を十分に抑えて製造することができる貼り合わせSOIウェーハの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、貼り合わせSOIウェーハを製造する方法において、少なくとも、シリコン単結晶ウェーハからなるボンドウェーハおよびベースウェーハの少なくとも一方のウェーハの貼り合わせ面となる側の主面にCVD法により第1シリコン酸化膜を形成し、該第1シリコン酸化膜を介して前記ボンドウェーハと前記ベースウェーハとを貼り合わせて貼り合わせウェーハを形成した後、該貼り合わせウェーハを構成する前記ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜を形成し、前記ボンドウェーハを薄膜化した後、前記第1及び第2シリコン酸化膜形成温度よりも高温で結合熱処理を行うことを特徴とする貼り合わせSOIウェーハの製造方法を提供する(請求項1)。
また、本発明は、貼り合わせSOIウェーハを製造する方法において、少なくとも、シリコン単結晶ウェーハからなるボンドウェーハの一方の主面から水素イオンまたは希ガスイオンの少なくとも一種類を注入してイオン注入層を形成し、該イオン注入層が形成されたボンドウェーハとシリコン単結晶ウェーハからなるベースウェーハの少なくとも一方のウェーハの貼り合わせ面となる側の主面にCVD法により第1シリコン酸化膜を形成し、該第1シリコン酸化膜を介して前記ボンドウェーハと前記ベースウェーハとを貼り合わせて貼り合わせウェーハを形成した後、該貼り合わせウェーハを構成する前記ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜を形成し、その後、前記ボンドウェーハを前記イオン注入層で剥離することにより、前記ボンドウェーハを薄膜化した後、前記第1及び第2のシリコン酸化膜形成温度よりも高温で結合熱処理することを特徴とする貼り合わせSOIウェーハの製造方法を提供する(請求項2)。
前述のように従来の方法でも、SOIウェーハの反りを緩和するため、ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面に酸化膜を形成することは行われていた。ところが、特許文献1の方法は、結合熱処理を兼ねた熱酸化処理により熱酸化膜を形成するものであるため、BOX厚さが極めて厚いSOIウェーハを製造する場合、そのBOX厚と同等の厚さの熱酸化膜を形成するためには、高温長時間の熱処理が必要となり、スリップ転位が多発してしまう。一方、特許文献2の方法は、ボンドウェーハとベースウェーハを強固に結合するための高温の結合熱処理を行った後に、ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD酸化膜を形成するものである。このため、BOX厚さが極めて厚いSOIウェーハを製造する場合、高温の結合熱処理が終了した状態では、一方のウェーハのみに厚い酸化膜が形成されている状態であるため、シリコン単結晶とシリコン酸化膜との間の熱膨張率の違いに起因して大きな反りが発生し、スリップ転位が多発してしまう。
これに対して本発明は、BOXとなる第1シリコン酸化膜とは別に、ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜を形成する。このため、結合熱処理中は、ベースウェーハの上下面は、第2シリコン酸化膜とBOXに覆われていることになり、BOX厚さが極めて厚いSOIウェーハを製造する場合であっても、ベースウェーハの上下面における熱収縮率の差を小さくすることができる。しかも、高温の結合熱処理を行う前にボンドウェーハを薄膜化しているので、結合熱処理後の冷却過程においてボンドウェーハが収縮する際にベースウェーハに作用する応力は小さくなり、結合熱処理後の反りは抑制され、その結果、スリップ転位の発生を抑制することができる。
さらに、本発明では、第1及び第2シリコン酸化膜の形成をCVD法により行う。このため厚い酸化膜であっても、効率よく短時間で形成することができる。
そして、この場合、前記イオン注入層での剥離は、前記第2シリコン酸化膜の形成温度よりも高温で熱処理を加えることにより行うのが好ましい(請求項3)。
イオン注入剥離法の場合には、このように剥離を起こさない低温で酸化膜を形成し、その後、その酸化膜形成温度よりも高温の熱処理によりイオン注入層で剥離を行うのが良い。
また、本発明の貼り合わせSOIウェーハの製造方法では、前記第1シリコン酸化膜の厚さを4μm以上とすることができる(請求項4)。
このように、本発明の貼り合わせSOIウェーハの製造方法では、第1シリコン酸化膜の厚さを4μm以上といった非常に厚いものとした場合にでも、反りを十分に抑えることができる。
また、本発明の貼り合わせSOIウェーハの製造方法では、前記第2シリコン酸化膜の厚さと前記第1シリコン酸化膜の厚さの差を1μm以内にするのが好ましい(請求項5)。
このように、第2シリコン酸化膜の厚さと第1シリコン酸化膜の厚さの差を1μm以内にすれば、ベースウェーハの上下面における熱収縮率の差を小さくすることができる。これにより、BOXの厚さが極めて厚い場合であっても、結合熱処理中に発生する反りをより確実に抑えることができる。
以上説明したように、本発明の貼り合わせSOIウェーハの製造方法によれば、たとえBOXの厚さが厚い貼り合わせSOIウェーハであっても、効率よく、かつ、反りの発生を抑えて製造することが可能となる。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明者らは、先ず、BOXの厚さが極めて厚いSOIウェーハを製造する場合、従来の方法では、SOIウェーハの反りの発生を十分に抑制することができなかった原因を見出すべく、調査、研究を行った。
前述のように、4μm以上、あるいは10μm以上といった極めて厚い埋め込み酸化膜(BOX)を形成する場合、熱酸化により形成するのでは効率が悪いので、CVD法により形成することがある。
本発明者らは、この場合、ボンドウェーハの一方の主面に所定厚のCVD酸化膜を堆積した時点ではCVD酸化膜が厚くてもさほど大きな反りにならないが、その後の結合熱処理により極めて大きな反りが発生してしまうことに気がついた。これは、その結合熱処理の温度が、CVD酸化膜の形成温度よりも高い温度で行われるため、CVD酸化膜に大きな収縮が発生することに起因すると考えられる(CVD酸化膜形成温度は通常800℃以下の低温である。)。
このようにBOXの厚さが厚い場合、特許文献1に記載された方法のように、その全表面に酸化膜を形成する熱酸化処理(結合熱処理)を行ったとしても、形成される熱酸化膜はBOXの厚さに比べて薄いので、その効果は小さく抑えられてしまう。このため、SOIウェーハの反りの発生を十分に抑制することはできない。
一方、特許文献2に記載された方法のように、結合熱処理後に、ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD酸化膜を形成する手法の場合、前述のように結合熱処理によりウェーハは既に大きく反ってしまっている。このため、その後、ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD酸化膜を形成したとしても、SOIウェーハの反りを十分に抑制することはできない。しかも、このように、反ってしまっているSOIウェーハを平坦にしようとすると、追加の高温熱処理が必要となり、効率的でないばかりか、既に大きく反っているウェーハに対して改めて逆方向に応力を与えることになるので、スリップ転位が発生しやすく、ウェーハの機械的強度が低下してしまうという問題も生じる。
そこで、本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、結合熱処理を行う前に、BOXとなる第1シリコン酸化膜とは別に、貼り合わせウェーハを構成するベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜を形成し、更にボンドウェーハを薄膜化しておけば、ベースウェーハの上下面は、第2シリコン酸化膜と、埋め込み酸化膜(BOX)で覆われていることになり、ベースウェーハの上下面における熱収縮率の差を小さくすることができ、しかも、ボンドウェーハが薄膜化されているので結合熱処理の冷却過程においてボンドウェーハが収縮する際にベースウェーハに作用する応力は小さくなる。これにより、効率よく、かつ、反りの発生を十分に抑えてスリップ転位の少ないSOIウェーハを製造することができることに想到し、本発明を完成させた。
以下、本発明の実施形態を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1は、本発明の貼り合わせSOIウェーハの製造方法の一例を示す説明図である。
先ず、最初の工程(図1(a)参照)では、シリコン単結晶ウェーハからなるベースウェーハ11とボンドウェーハ14を準備する。
次の工程(図1(b)参照)では、ボンドウェーハ14をCVD装置(不図示)のサセプター12に保持し、ボンドウェーハ14の貼り合わせ面となる側の主面にCVD法により第1シリコン酸化膜13を形成する。そして、必要に応じて第1シリコン酸化膜13の表面を研磨により平坦化する工程を加える。
貼り合わせSOIウェーハを例えば光集積デバイスなどにおける光導波路などのような特殊な用途に用いる場合には、4μm以上、あるいは10μm以上といった極めて厚い埋め込み酸化膜が必要になるが、埋め込み酸化膜となる第1シリコン酸化膜の形成を、このようにCVD法により行えば、厚い酸化膜であっても、効率よく短時間で形成することができる。
尚、この時、ボンドウェーハ14ではなく、ベースウェーハ11に第1シリコン酸化膜を形成するようにしても良いし、両ウェーハに形成することもできる。
次の工程(図1(c)参照)では、第1シリコン酸化膜13を介してボンドウェーハ14とベースウェーハ11を貼り合わせて貼り合わせウェーハ15を形成する。例えば、常温の清浄な雰囲気下で、第1シリコン酸化膜13の表面とベースウェーハ11の一方の主面を接触させることにより、接着剤等を用いることなくウエーハ同士が接着する。
次の工程(図1(d)参照)では、貼り合わせウェーハ15を、再びCVD装置(不図示)のサセプター12に保持し、ベースウェーハ11の貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜16を形成する。第2シリコン酸化膜16の厚さは、BOXとなる第1シリコン酸化膜と同一厚さとすることが好ましいが、これらの厚さの差が1μm以下であれば、BOX厚が4μm以上の厚膜であっても、酸化膜厚差に起因する反りを100μm以下(直径200mmの場合)にすることができる。
この場合、ボンドウェーハ14の貼り合わせ面とは反対側の主面が、サセプター12と接触するため、汚染の問題が気になるところである。しかしながら、図1の方法によれば、サセプターと接触する箇所は、その後の薄膜化工程で除去されるので、汚染の問題はそれほど気にする必要がない。
次の工程(図1(e)参照)では、ボンドウェーハ14を平面研削、研磨、エッチング等の方法により薄膜化を行う。薄膜化後のボンドウェーハ14の厚さは100μm以下、好ましくは50μm以下にすれば、結合熱処理後の冷却過程においてボンドウェーハが収縮する際にベースウェーハに作用する応力は十分小さくなり、反りを十分に抑制することができる。
次の工程(図1(f)参照)では、第1及び第2シリコン酸化膜13,16の形成温度よりも高温で結合熱処理を行う。結合熱処理前は、接着の強度が不十分であるので、そのままデバイス作製工程では使用できない。このため、結合熱処理として貼り合わせSOIウェーハ15に高温の熱処理を施して結合強度を十分なものとする。例えば、この熱処理は不活性ガス雰囲気下、1050℃〜1200℃で30分から2時間の範囲で行うことができる。
この時、ベースウェーハの一方の表面にしか酸化膜が設けられていないと、シリコン単結晶とシリコン酸化膜との間の熱膨張率の違いに起因して、結合熱処理の最中に、ウェーハが大きく反ってしまう。ところが、図1の本発明の方法によれば、ベースウェーハ11の上下面は、第2シリコン酸化膜16と、第1シリコン酸化膜13、すなわち埋め込み酸化膜(BOX)とで覆われている。このため、ベースウェーハ11の上下面における熱収縮率の差が小さく、BOXの厚さが極めて厚い場合であっても、結合熱処理中に発生する反りを十分に抑えることができる。
そして、結合熱処理後、必要に応じて薄膜化されたボンドウェーハ14の表面を研磨することによって、最終的に、第1シリコン酸化膜13を埋め込み酸化膜(BOX)とし、その上にSOI層18が形成された貼り合わせSOIウェーハ10が製造される。
次に、図2は、本発明の貼り合わせSOIウェーハの製造方法の別の例を示す説明図である。この方法は、所謂、イオン注入剥離法と呼ばれている。
先ず、最初の工程(図2(a)参照)では、シリコン単結晶ウェーハからなるベースウェーハ21とボンドウェーハ24を準備する。そして、ボンドウェーハ24の一方の主面から水素イオンまたは希ガスイオンの少なくとも一種類を注入する。これにより、ボンドウェーハ24の内部にイオンの平均進入深さにおいて表面に平行なイオン注入層27を形成することができる。この際、ボンドウェーハのイオン注入面には、チャネリング防止のため、あらかじめ薄い酸化膜を形成しておいてもよい。尚、この時のイオン注入層27の深さは、最終的に形成されるSOI層28の厚さに反映される。従って、注入エネルギー等を制御してイオン注入することにより、SOI層の厚さを制御できる。
次の工程(図2(b)参照)では、ボンドウェーハ24を、CVD装置(不図示)のサセプター22に保持し、ボンドウェーハ24の貼り合わせ面となる側の主面にCVD法により第1シリコン酸化膜23を形成した後、必要に応じて第1シリコン酸化膜23の表面を研磨する。ボンドウェーハ24の貼り合わせ面は、通常イオン注入をした面と同一となる。
この時、ボンドウェーハ24ではなく、ベースウェーハ21に第1シリコン酸化膜を形成するようにしても良いし、両ウェーハに形成することもできる。
次の工程(図2(c)参照)では、第1シリコン酸化膜23を介してボンドウェーハ24とベースウェーハ21とを貼り合わせて貼り合わせウェーハ25を形成する。
次の工程(図2(d)参照)では、貼り合わせウェーハ25を、再びCVD装置(不図示)のサセプター22に保持し、ベースウェーハ21の貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜26を形成する。
次の工程(図2(e)参照)では、ボンドウェーハ24をイオン注入層27で剥離することにより、ボンドウェーハ24を薄膜化する。例えば、貼り合わせウェーハ25に対して、不活性ガス雰囲気下約500℃以上の温度で熱処理を加えれば、結晶の再配列と気泡の凝集とによって、ボンドウェーハ24をイオン注入層27で剥離することができる。
この時、イオン注入層27での剥離は、第2シリコン酸化膜26の形成温度よりも高温で熱処理を加えることにより行うのが好ましい。これは、剥離を起こさない低温で第2シリコン酸化膜を形成し、その後、その酸化膜形成温度よりも高温の熱処理によりイオン注入層で剥離を行うためである。
尚、剥離熱処理が第2シリコン酸化膜の形成温度よりも高温で行われると、シリコン酸化膜に大きな収縮が発生することになるが、図2の方法によれば、ベースウェーハの上下面は、第2シリコン酸化膜と、第1シリコン酸化膜で覆われているので、ベースウェーハ上下面における熱収縮量の差が小さくなる。また、熱処理中にイオン注入層で剥離が発生するため、冷却過程ではすでにボンドウェーハは薄膜化されており、反りの発生を十分に防ぐことができる。
次の工程(図2(f)参照)では、第1及び第2シリコン酸化膜23,26の形成温度よりも高温で結合熱処理を行う。
この時も、ベースウェーハ21の上下面は、第2シリコン酸化膜26と、第1シリコン酸化膜23、すなわち埋め込み酸化膜(BOX)とで覆われている。このため、上記図1の方法で説明したのと同様に、結合熱処理中に発生する反りを十分に抑えることができる。
そして、最後の工程(図2(g)参照)では、SOI層を平坦化するための研磨や熱処理を行い、最終的に、第1シリコン酸化膜23を埋め込み酸化膜(BOX)とし、その上にSOI層28が形成された貼り合わせSOIウェーハ20が製造される。
ここで、上記図1,2の方法のいずれの場合でも、第2シリコン酸化膜の厚さを第1シリコン酸化膜の厚さと等しい厚さとするのが好ましい。このように、第2シリコン酸化膜の厚さを第1シリコン酸化膜の厚さと等しい厚さとすれば、ベースウェーハの上下面における熱収縮率の差を略同一とすることができる。これにより、BOXの厚さが極めて厚い場合であっても、結合熱処理中に発生する反りをより小さく抑えることができる。
そして、これら図1,2の方法によれば、たとえBOXの厚さが、4μm以上、特には10μm以上と非常に厚い貼り合わせSOIウェーハであっても、効率よく、かつ、反りの発生を抑えて製造することができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
図1の方法にしたがって、貼り合わせSOIウェーハ10を製造した。
先ず、図1(a)に示すように、直径200mm、面方位(100)、p型、10Ωcm、厚さ725μmで、片面鏡面研磨されたシリコン単結晶ウェーハからなるベースウェーハ11とボンドウェーハ14を準備した。
次に、図1(b)に示すように、ボンドウェーハ14を、CVD装置のサセプター12に保持し、ボンドウェーハ14の貼り合わせ面となる側(鏡面側)の主面にCVD法により第1シリコン酸化膜13を形成した。第1シリコン酸化膜13の堆積条件は次の通りである。原料ガス:SiH4、O2、 堆積温度:700℃、 堆積圧力:常圧、 堆積膜厚:10μm、 表面研磨:CMPにより研磨代 100nm。尚、第1シリコン酸化膜13を形成した後のボンドウェーハ14の反り量は、30μmであった。
次に、図1(c)に示すように、ボンドウェーハ14の第1シリコン酸化膜13の表面とベースウェーハ11の鏡面とを室温で貼り合わせて貼り合わせウェーハ15を形成した。
次に、図1(d)に示すように、貼り合わせウェーハ15を構成するベースウェーハ11の貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜16を形成した。第2シリコン酸化膜16の堆積条件は、表面研磨を行わなかったことを除いて、前記第1シリコン酸化膜13の堆積条件と同じとした。
次に、図1(e)に示すように、平面研削、表面研磨によりボンドウェーハ14を薄膜化した。この時の平面研削の研削代は、680μm、表面研磨の研磨代は15μmとした。
そして、最後に、図1(f)に示すように、1100℃、2時間、Ar100%雰囲気下で、結合熱処理を行った。この結合熱処理の温度は、前記第1及び第2シリコン酸化膜13,16の形成温度よりも高温である。
このようにして、貼り合わせSOIウェーハ10を製造した。製造した貼り合わせSOIウェーハの反り量は、15μmであった。
(比較例1)
ベースウェーハにCVD法により第2シリコン酸化膜を形成しなかったことを除いて、実施例1と同様にして貼り合わせSOIウェーハを製造した。ただし、ボンドウェーハの薄膜化は、結合熱処理後に実施した。
製造した貼り合わせSOIウェーハの反り量は、800μmであった。
以下の表1は、実施例1、比較例1で製造した貼り合わせSOIウェーハの各製造条件をまとめたものである。
Figure 2007073768
比較例1を見ると、第1シリコン酸化膜形成時のボンドウェーハの反り量が、10μmであったのに対して、結合熱処理後の貼り合わせSOIウェーハの反り量が、800μmであった。すなわち、高温の結合熱処理前に、ベースウェーハにCVD法により第2シリコン酸化膜を形成することなく、高温の結合熱処理を行い、ボンドウェーハの薄膜化を行うと貼り合わせSOIウェーハが大きく反ってしまうことが判る。
これに対して、実施例1では、高温の結合熱処理前に、ベースウェーハにCVD法により第2シリコン酸化膜を形成し、これにより、ベースウェーハの上下面が、それぞれ、第2シリコン酸化膜と第1シリコン酸化膜に覆われており、結合熱処理前に薄膜化を行っているので、高温の結合熱処理中やその冷却過程に発生する反りを十分に抑えることができたことが判る。
(実施例2)
図2の方法にしたがって、貼り合わせSOIウェーハを製造した。
先ず、図2(a)に示すように、直径200mm、面方位(100)、p型、10Ωcm、厚さ725μmで、片面鏡面研磨されたシリコン単結晶ウェーハからなるベースウェーハ21とボンドウェーハ24を準備した。そして、ボンドウェーハ24の鏡面側の主面から水素イオンを注入してイオン注入層27を形成した。イオン注入条件は次の通りである。注入エネルギー:40keV、注入量:8E16/cm2(8×1016/cm2)、注入角度:7度。
次に、図2(b)に示すように、ボンドウェーハ24を、CVD装置(不図示)のサセプター22に保持し、ボンドウェーハ24の貼り合わせ面となる側(鏡面側)の主面にCVD法により第1シリコン酸化膜23を形成した。第1シリコン酸化膜23の堆積条件は次の通りである。原料ガス:SiH4、O2、堆積温度:400℃、堆積圧力:常圧、堆積膜厚:10μm、表面研磨:CMPにより研磨代 100nm。尚、第1シリコン酸化膜23を形成した後のボンドウェーハ24の反り量は、10μmであった。
次に、図2(c)に示すように、ボンドウェーハ24の第1シリコン酸化膜23の表面とベースウェーハ21の鏡面とを室温で貼り合わせて貼り合わせウェーハ25を形成した。
次に、図2(d)に示すように、貼り合わせウェーハ25を構成するベースウェーハ21の貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜26を形成した。第2シリコン酸化膜26の堆積条件は、表面研磨を行わなかったことを除いて、前記第1シリコン酸化膜23の堆積条件と同じとした。
次に、図2(e)に示すように、ボンドウェーハ24をイオン注入層27で剥離することにより、ボンドウェーハ24を薄膜化した。剥離熱処理の条件は次の通りである。熱処理温度:500℃、熱処理時間:30分、熱処理雰囲気:Ar100%、剥離後SOI層厚:約350nm。
次に、図2(f)に示すように、1100℃、2時間、Ar100%雰囲気下で結合熱処理を行った。この結合熱処理の温度は、前記第1及び第2シリコン酸化膜23,26の形成温度および剥離熱処理温度よりも高温である。
最後に、図2(g)に示すように、SOI層平坦化のための研磨を行った。この時の研磨代は、100nmとした。
このようにして、貼り合わせSOIウェーハ20を製造した。製造した貼り合わせSOIウェーハの反り量は、12μmであった。
(比較例2)
ベースウェーハにCVD法により第2シリコン酸化膜を形成しなかったことを除いて、実施例2と同様にして貼り合わせSOIウェーハを製造した。
製造した貼り合わせSOIウェーハの反り量は、790μmであった。
以下の表2は、実施例2、比較例2で製造した貼り合わせSOIウェーハの各製造条件をまとめたものである。
Figure 2007073768
比較例2を見ると、第1シリコン酸化膜形成時のボンドウェーハの反り量が、10μmであったのに対して、高温の結合熱処理後の貼り合わせSOIウェーハの反り量が、790μmであった。すなわち、貼り合わせウェーハを構成するベースウェーハの裏面にCVD法により第2シリコン酸化膜を形成することなく、高温の結合熱処理を行うと、貼り合わせSOIウェーハが大きく反ってしまうことが判る。
これに対して、実施例2では、剥離熱処理及び結合熱処理前に、ベースウェーハにCVD法により第2シリコン酸化膜を形成しているので、高温の結合熱処理中に発生する反りを十分に抑えることができたことが判る。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
本発明の貼り合わせSOIウェーハの製造方法の一例を示す説明図である。 本発明の貼り合わせSOIウェーハの製造方法の別の例を示す説明図である。
符号の説明
10,20…貼り合わせSOIウェーハ、 11,21…ベースウェーハ、
12,22…サセプター、 13,23…第1シリコン酸化膜、
14,24…ボンドウェーハ、 15,25…貼り合わせウェーハ、
16,26…第2シリコン酸化膜、 27…イオン注入層、
18,28…SOI層。

Claims (5)

  1. 貼り合わせSOIウェーハを製造する方法において、少なくとも、シリコン単結晶ウェーハからなるボンドウェーハおよびベースウェーハの少なくとも一方のウェーハの貼り合わせ面となる側の主面にCVD法により第1シリコン酸化膜を形成し、該第1シリコン酸化膜を介して前記ボンドウェーハと前記ベースウェーハとを貼り合わせて貼り合わせウェーハを形成した後、該貼り合わせウェーハを構成する前記ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜を形成し、前記ボンドウェーハを薄膜化した後、前記第1及び第2シリコン酸化膜形成温度よりも高温で結合熱処理を行うことを特徴とする貼り合わせSOIウェーハの製造方法。
  2. 貼り合わせSOIウェーハを製造する方法において、少なくとも、シリコン単結晶ウェーハからなるボンドウェーハの一方の主面から水素イオンまたは希ガスイオンの少なくとも一種類を注入してイオン注入層を形成し、該イオン注入層が形成されたボンドウェーハとシリコン単結晶ウェーハからなるベースウェーハの少なくとも一方のウェーハの貼り合わせ面となる側の主面にCVD法により第1シリコン酸化膜を形成し、該第1シリコン酸化膜を介して前記ボンドウェーハと前記ベースウェーハとを貼り合わせて貼り合わせウェーハを形成した後、該貼り合わせウェーハを構成する前記ベースウェーハの貼り合わせ面とは反対側の主面にCVD法により第2シリコン酸化膜を形成し、その後、前記ボンドウェーハを前記イオン注入層で剥離することにより、前記ボンドウェーハを薄膜化した後、前記第1及び第2のシリコン酸化膜形成温度よりも高温で結合熱処理することを特徴とする貼り合わせSOIウェーハの製造方法。
  3. 前記イオン注入層での剥離は、前記第2シリコン酸化膜の形成温度よりも高温で熱処理を加えることにより行うことを特徴とする請求項2に記載された貼り合わせSOIウェーハの製造方法。
  4. 前記第1シリコン酸化膜の厚さを4μm以上とすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された貼り合わせSOIウェーハの製造方法。
  5. 前記第2シリコン酸化膜の厚さと前記第1シリコン酸化膜の厚さの差を1μm以内にすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された貼り合わせSOIウェーハの製造方法。
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