JP2003224247A - Soiウエーハ及びsoiウエーハの製造方法 - Google Patents

Soiウエーハ及びsoiウエーハの製造方法

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JP2003224247A
JP2003224247A JP2002019828A JP2002019828A JP2003224247A JP 2003224247 A JP2003224247 A JP 2003224247A JP 2002019828 A JP2002019828 A JP 2002019828A JP 2002019828 A JP2002019828 A JP 2002019828A JP 2003224247 A JP2003224247 A JP 2003224247A
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soi
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soi wafer
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Kiyoshi Mitani
清 三谷
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Shin Etsu Handotai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】SOIウエーハの製造プロセスやデバイス製造
プロセスにおいて、パーティクルの発生を防ぐことので
きるSOIウエーハ、および、SOIウエーハの製造方
法を提供する。 【解決手段】ベースウエーハ11と、該ベースウエーハ
の表面に形成された絶縁膜12と、該絶縁膜の表面に形
成されたSOI層13とを有するSOIウエーハ16に
おいて、前記SOI層の外周端と前記ベースウエーハの
表面とが連結していることを特徴とするSOIウエー
ハ、および、SOI層の外周端が、隣接する絶縁膜の外
周端よりも外周方向に延出したオーバーハング部21を
有するSOIウエーハを作製した後、該オーバーハング
部を有するSOIウエーハに対して、水素ガスまたは不
活性ガス、あるいは、これらの混合ガス雰囲気中で熱処
理を施すことにより、前記SOI層の外周端を前記ベー
スウエーハの表面と連結させることを特徴とするSOI
ウエーハの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SOIウエーハ及
びその製造方法に関し、特に、デバイスプロセス等にお
けるパーティクルの発生を抑制したSOIウエーハ及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】素子が構成される単結晶シリコン層(S
OI層)を、例えばシリコン酸化膜のような絶縁膜上に
形成したSOI(Silicon on insulator)ウエーハは、
素子間の完全分離ができるため、絶縁耐圧、耐ラッチア
ップ等の特性向上が容易であり、素子と基板間の寄生容
量を低減できるため、デバイス作動の高速化が可能であ
るといった優れた特性を有する。そのため、今日の高集
積化半導体デバイスに対するさらなる高集積化、高速化
への要求をはじめ、低消費電力性、高耐圧性、耐環境性
などの利点により、SOIウエーハの重要性は今後も増
大するものと予想される。
【0003】この様なSOI構造を有するSOIウエー
ハの代表的な作製方法として、貼り合わせ法がある。貼
り合わせ法とは、2枚のシリコンウエーハをシリコン酸
化膜を介して貼り合わせる技術であり、例えば特公平5
−46086号公報に示されている様に、少なくとも一
方のウエーハに酸化膜を形成し、接合面に異物を介在さ
せることなく相互に密着させた後、200〜1200℃
の温度で熱処理して結合強度を高める方法である。熱処
理を行なうことにより結合強度が高められた貼り合わせ
ウエーハは、その後の研削研磨工程が可能となるため、
素子作製側ウエーハ(ボンドウエーハ)を研削及び研磨
により所望の厚さに減厚加工することにより、素子形成
を行なうSOI層を形成することができる。
【0004】このようにして作製された貼り合わせSO
Iウエーハは、SOI層の結晶性に優れ、SOI層直下
に存在する埋め込み酸化膜の信頼性も高いという利点は
あるが、研削及び研磨により薄膜化しているため、薄膜
化に時間がかかる上、材料が無駄になり、しかも膜厚均
一性は目標膜厚±0.5μm程度が一般的であり、これ
が最大の技術課題であった。
【0005】このような膜厚均一性に関する貼り合わせ
法の問題点を解決する薄膜化手法として、特許第256
5617号公報に開示されている、いわゆるPACE
(Plasma Assisted Chemical
Etching)法や特開平5−211128号公報に
開示されているイオン注入剥離法(スマートカット法と
も呼ばれる方法)が開発された。
【0006】PACE法は気相エッチングによるSOI
層の厚さを均一化する方法であり、貼り合わせ法により
作製されたSOIウエーハ(SOI膜厚が数μm±0.
5μm程度のもの)を用い、均一化しようとするSOI
層の厚さの分布を測定して厚さ分布のマップを作成し、
そのマップに従って数値制御により厚い部分を局所的に
気相エッチング(プラズマエッチング)により除去する
ことによって、極薄でかつ膜厚が極めて均一なSOI層
を作製することができるものである。
【0007】また、イオン注入剥離法は、二枚のシリコ
ンウエーハのうち少なくとも一方に酸化膜を形成すると
共に、一方のシリコンウエーハの上面から水素イオンま
たは希ガスイオンの少なくとも一方を注入し、該シリコ
ンウエーハ内部に微小気泡層(封入層)を形成させた
後、該イオン注入面を酸化膜を介して他方のウエーハと
密着させ、その後熱処理(剥離熱処理)を加えて微小気
泡層を劈開面(剥離面)として一方のウエーハを薄膜状
に剥離し、さらに熱処理(結合熱処理)を加えて強固に
結合してSOIウエーハとする技術である。このように
して作製されたSOIウエーハ表面(剥離面)は比較的
良好な鏡面となるが、通常の鏡面研磨ウエーハと同等の
表面粗さを有するSOIウエーハとするために、さらに
タッチポリッシュと呼ばれる研磨しろの極めて少ない研
磨が行なわれる。
【0008】この方法では、SOI層の均一性が極めて
高いSOIウエーハが比較的容易に得られる上、剥離し
た一方のウエーハを再利用できるので、材料を有効に使
用できるという利点も有する。また、この方法は、酸化
膜を介さずに直接シリコンウエーハ同士を結合すること
もできるし、シリコンウエーハ同士を結合する場合だけ
でなく、シリコンウエーハにイオン注入して、石英、炭
化珪素、アルミナ等の熱膨張係数の異なる絶縁性基板と
結合する場合にも用いられる。
【0009】さらに、特開平5−21338号公報にお
いては、一方のウエーハの表面に多孔質層を形成し、該
多孔質層の表面にエピタキシャル層を形成し、該エピタ
キシャル層の表面と他のウエーハ表面とを貼り合せて、
前記多孔質層で剥離する方法により、SOIウエーハを
作製する方法が開示されている。
【0010】これらの薄膜化技術の出現により、SOI
層が0.1±0.01μmという極めて薄膜でありかつ
膜厚分布に優れた貼り合わせSOIウエーハが作製可能
となった。その結果、貼り合わせSOIウエーハの用途
が格段に広がり、極めて微細なパターンや特殊構造を有
する最先端デバイスへの適応が期待されている。また、
酸化膜を介さずにシリコンウエーハ同士を直接結合して
作製するウエーハにも同様の貼り合わせ法を用いること
ができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した貼り合わせ法
を用いて製造されたSOIウエーハは、図1(a)に模
式的に示す通り、ベースウエーハ1の一主表面に絶縁膜
2とSOI層3が順次積層された構造の断面形状を有す
る。また、貼り合わせられる2枚の鏡面研磨ウエーハ表
面の外周部には研磨ダレと呼ばれる領域が存在し、その
部分は結合が不十分であるため除去される。その結果、
絶縁膜2とSOI層3は、ベースウエーハ1に対して数
mm程度小径となるのが一般的であるが、最近では例え
ば、特開2001−345435号公報に開示されてい
るように、外周除去領域をなくす試みもなされており、
その場合のSOIウエーハの断面は、図1(b)の様に
なる。
【0012】図1(a)、(b)のいずれの場合であっ
ても、絶縁膜2(埋め込み酸化膜とも呼ばれ、シリコン
酸化膜からなる場合が多い。)の外周端が露出している
ため、SOIウエーハの製造プロセスやデバイス製造プ
ロセスにおいて、HFを含む水溶液中に浸漬するよう
な、シリコン酸化膜等の絶縁膜を選択的に除去するプロ
セスを経ることにより、図2(a)、(b)に示すよう
に、SOI層3が隣接する絶縁膜2の外周端よりも外周
方向に延出したオーバーハング部が形成されてしまうこ
とが明らかとなった。
【0013】このようなSOI層のオーバーハング部が
形成された状態でデバイスプロセスに投入されると、そ
のオーバーハング部分が欠けやすく、パーティクルの発
生源となり、デバイスの製造歩留を低下させるという問
題が顕在化してきた。本発明は、このような問題点に対
してなされたものであり、SOIウエーハの製造プロセ
スやデバイス製造プロセスにおいて、パーティクルの発
生を防ぐことのできるSOIウエーハ、および、SOI
ウエーハの製造方法を提供することを主たる目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、ベースウエーハと、該ベースウエーハの表面
に形成された絶縁膜と、該絶縁膜の表面に形成されたS
OI層とを有するSOIウエーハにおいて、前記SOI
層の外周端と前記ベースウエーハの表面とが連結してい
ることを特徴とするSOIウエーハである。このよう
に、SOI層の外周端がベースウエーハと連結していれ
ば、パーティクルの発生源となることはない。
【0015】また、前記ベースウエーハとしては、シリ
コン単結晶ウエーハや、石英基板、サファイア基板など
絶縁性基板とすることができる。
【0016】ベースウエーハをシリコン単結晶ウエーハ
とする場合、そのバルク中に酸素析出物を有するものと
することができる。酸素析出物を有することにより、デ
バイスプロセスなどで発生した重金属不純物をゲッタリ
ングすることができる。 特に、本発明においては、S
OI層とベースウエーハが連結しているので、酸化膜等
の絶縁膜中をほとんど拡散しないNi等の重金属不純物
であっても、連結部を通じてベースウエーハにゲッタリ
ングすることが可能となるという副次的効果が得られ
る。
【0017】この場合、上記バルク中の酸素析出物のほ
か、表面にゲッタリング層を有するウエーハをベースウ
エーハとすることもできる。このようなゲッタリング層
としては、ポリシリコン層、アモルファスシリコン層、
ダメージ層の中から選択された一または複数の層とする
ことができる。
【0018】また、本発明は、ベースウエーハと、該ベ
ースウエーハの表面に形成された絶縁膜と、該絶縁膜の
表面に形成されたSOI層とを有するSOIウエーハの
製造方法において、SOI層の外周端が、隣接する絶縁
膜の外周端よりも外周方向に延出したオーバーハング部
を有するSOIウエーハを作製した後、該オーバーハン
グ部を有するSOIウエーハに対して、水素ガスまたは
不活性ガス、あるいは、これらの混合ガス雰囲気中で熱
処理を施すことにより、前記SOI層の外周端を前記ベ
ースウエーハの表面と連結させることを特徴とするSO
Iウエーハの製造方法である。
【0019】このように、一旦オーバーハング部を有す
るSOIウエーハを作製した後、そのSOIウエーハを
上記雰囲気中で熱処理を行なえば、SOI層のシリコン
がリフローを生じ、ベースウエーハと容易に連結するこ
とができる。
【0020】この場合、前記オーバーハング部を有する
SOIウエーハは、支持基板となるベースウエーハとS
OI層となるボンドウエーハとを絶縁膜を介して結合
し、該ボンドウエーハを薄膜化してSOI層を形成した
後、HFを含む水溶液に浸漬することにより形成するこ
とができる。すなわち、従来の貼り合わせ法を用いて一
旦SOIウエーハを作製したあとで、そのSOIウエー
ハをHFを含む水溶液に浸漬すれば、SOI層はエッチ
ングされずに、シリコン酸化膜等の絶縁膜のみがエッチ
ングされるため、SOI層をオーバーハング形状にする
ことができる。
【0021】また、ベースウエーハにゲッタリング機能
を付与する場合には、前記ベースウエーハをボンドウエ
ーハと結合する前に、予め熱処理を施すことにより、バ
ルク中に酸素析出核または酸素析出物を形成しておいた
り、ベースウエーハの少なくとも一方の面に、予めポリ
シリコン層、アモルファスシリコン層、ダメージ層の中
から選択された一または複数の層を形成しておけばよ
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図3は、本発明のSOIウエ
ーハの第1実施形態を示す断面図である。ベースウエー
ハ1の一主表面上に絶縁膜2が積層され、絶縁層2の表
面上にSOI層3が積層されている。そして、SOI層
3の外周端は、好ましくは全周にわたり、ベースウエー
ハ3の一主表面の外周部4と連結されている。このよう
に、SOI層3の外周がベースウエーハ3の表面と連結
しているので、デバイスプロセスに投入しても、この部
分からのパーティクルの発生は生じない。
【0023】ベースウエーハ1の材質は特に限定されな
いが、SOI層と同一の材質であるシリコン単結晶ウエ
ーハや、シリコン単結晶ウエーハの表面にシリコン酸化
膜等の絶縁膜を形成したウエーハ、あるいは、石英基
板、サファイア基板、ガラス基板などの絶縁性基板や、
SiCやGaAsなどの化合物半導体ウエーハとするこ
ともできる。また、絶縁膜2としては、シリコン酸化膜
やシリコン窒化膜、あるいは、シリコン酸化窒化膜とす
ることができる。
【0024】ベースウエーハ1をシリコン単結晶ウエー
ハとし、絶縁膜2をシリコン酸化膜とする組合せが、汎
用性や大口径対応等の面で最も好適である。
【0025】図4は、本発明のSOIウエーハの第2実
施形態を示す断面図である。第1実施形態との相違点
は、ベースウエーハ1のバルク中に酸素析出物4が形成
されているところにある。
【0026】このようなSOIウエーハがデバイスプロ
セスに投入された場合、SOI層の外周部からのパーテ
ィクル発生を防げることに加えて、デバイスプロセスな
どで発生した重金属不純物をゲッタリングすることがで
きるという効果を奏する。この際、SOI層に混入した
重金属不純物がベースウエーハのバルク中の酸素析出物
にゲッタリングされるためには、シリコン酸化膜等の絶
縁膜2を通り抜ける必要がある。しかしながら、Niな
どの重金属はシリコン酸化膜中をほとんど拡散しないこ
とから、図1のような従来構造のSOIウエーハの場
合、ゲッタリングすることができなかった。
【0027】これに対し、本発明のSOIウエーハの場
合には、SOI層とベースウエーハが連結しているの
で、酸化膜等の絶縁膜中をほとんど拡散しないNi等の
重金属不純物であっても、連結部を通じてベースウエー
ハにゲッタリングすることが可能となるという副次的効
果が得られる。
【0028】ベースウエーハ1にゲッタリング機能を付
加した本発明のSOIウエーハの他の実施形態(第3実
施形態)としては、図5のように、表面にゲッタリング
層5を形成したウエーハをベースウエーハ1とした構造
を挙げることができる。ゲッタリング層5の形成位置と
しては、表面全体に形成したもの(図5(a))、絶縁
層2の直下のみに形成したもの(図5(b))、裏面側
(SOI層がない方の面)のみに形成したもの(図5
(c))がある。
【0029】ゲッタリング層5としては、常圧CVD
(Chemical Vapor Deposition)法、減圧CVD法、プ
ラズマCVD法などにより形成されるポリシリコン層や
アモルファスシリコン層や、微粒子を噴射すること(サ
ンドブラスト)により形成される機械的なダメージ層、
あるいは、これらを組み合わせた層とすることができ
る。
【0030】図6は、本発明のSOIウエーハの第4実
施形態を示す断面図である。このように、第2実施形態
の酸素析出物4と第3実施形態のゲッタリング層5の双
方を付加することにより、さらにゲッタリング能力を高
めることができる。
【0031】次に、本発明に係るSOIウエーハの製造
方法について、図7および図8を用いて説明する。図7
は本発明の製造方法の一例として、シリコン単結晶ウエ
ーハ同士を貼り合わせ法(イオン注入剥離法)によるS
OIウエーハの製造方法を示した流れ図であり、SOI
層にオーバーハング部を形成した後に熱処理を施すこと
により、SOI層の外周端とベースウエーハ表面に連結
領域を形成する方法について示したものである。
【0032】まず、SOI層の支持基板となるベースウ
エーハ11とSOI層となるボンドウエーハ10(いず
れも鏡面研磨されたシリコン単結晶ウエーハ)を用意す
る(図7(a))。ボンドウエーハ10の表面には後に
埋め込み酸化膜となるシリコン酸化膜12を、例えば熱
酸化により形成し(図7(b))、次に該酸化膜の上か
らボンドウエーハに水素イオンを注入し、微小気泡層
(封入層)14を形成する(図7(c))。そして、ボ
ンドウエーハ10のイオン注入した面を酸化膜12を介
してベースウエーハ11と室温で密着させる(図7
(d))。
【0033】次に500℃以上の熱処理(剥離熱処理)
を加えることによりボンドウエーハ10を封入層14に
より剥離することによって薄膜化し(図7(e))、次
いで800〜1200℃程度の結合熱処理(図7
(f))を施して強固に結合することによってSOIウ
エーハ16が作製される(図7(g))。
【0034】ここで、図7(d)において両ウエーハを
密着させるに際し、その貼り合わせ面に対し予め窒素、
酸素、水素等のプラズマ処理を行なったりして、貼り合
わせ表面を活性化して密着することにより、剥離熱処理
を省略することもできる。
【0035】図7(g)のSOIウエーハ16のSOI
層表面(剥離面)には水素イオン注入によるダメージ1
7が残留しているので、通常はタッチポリッシュと呼ば
れる研磨しろの少ない研磨を行なってダメージ層を除去
する(図7(h))。タッチポリッシュの代替として、
水素ガスやアルゴンガス雰囲気下での熱処理を行なった
り、熱酸化と酸化膜除去をおこなう犠牲酸化処理を行な
ったり、あるいは、これらを適宜組み合わせることによ
って、表面にダメージのないSOI層を有するSOIウ
エーハを作製する場合もある。
【0036】次に、図7(h)で得られたSOIウエー
ハを、HFを含有する水溶液中に浸漬することにより埋
め込み酸化膜12が外周方向から内側にエッチングされ
る。その結果、SOI層の外周端が、隣接する埋め込み
酸化膜12の外周端よりも外周方向に幅20だけ延出し
たオーバーハング部21が形成される(図7(i))。
【0037】尚、前記タッチポリッシュなどのようなS
OI層の薄膜化プロセスの一つとして犠牲酸化を用いる
場合には、酸化膜除去の際にHFを含有する水溶液中に
浸漬する工程があるため、図7(h)において改めてH
F水溶液によるエッチング工程を付加する必要がない場
合もある。
【0038】このようにしてオーバーハング部を有する
SOIウエーハを作製した後、このSOIウエーハを、
水素ガスまたはアルゴンなどの不活性ガス、あるいは、
これらの混合ガス雰囲気中で熱処理を施すことにより、
オーバーハング部の自重による撓みとSOI層を構成す
るシリコン原子のリフローとにより、連結部22におい
てSOI層の外周端をべースウエーハの表面と連結させ
ることができる(図7(j))。
【0039】この際、リフローを十分に発生させるため
には1100℃以上の温度とすることが好ましく、12
00℃以上がより好ましい。また、使用する熱処理炉と
しては、多数枚を一度に熱処理可能な縦型または横型の
ヒーター加熱式熱処理装置(バッチ炉)や、ランプ加熱
式のRTA(Rapid Thermal Annealing)装置を用い
ることができる。熱処理時間は、バッチ炉を用いた場合
は30分以上、RTA装置の場合は30秒以上とするこ
とが好ましい。
【0040】また、熱処理により連結部22を形成する
ため、オーバーハング部の幅20は、埋め込み酸化膜1
2の膜厚以上の幅とすることが好ましい。また、上記イ
オン注入剥離法によりボンドウエーハ11の薄膜化を行
なった場合のSOI層の膜厚は通常1μm以下であるの
で、オーバーハング部の撓みを効果的に発生させること
ができるが、例えば、研削・研磨による薄膜化方法を用
いた場合には、SOI層の膜厚は20μm以下とするこ
とが好ましく、10μm以下がより好ましい。
【0041】以上のように、図7(a)から(j)のフ
ローにより図3に記載された本発明のSOIウエーハ1
00を得ることができる。また、図7(a)におけるベ
ースウエーハ11として、例えば格子間酸素濃度を15
〜25ppma(JEIDAスケール)程度含有するC
Zシリコン単結晶ウエーハを用いて、図7(a)から
(j)のフローによりSOIウエーハ100を作製すれ
ば、プロセス中の熱処理によりベースウエーハのバルク
中に酸素析出物が形成されるので、図4に示すようなゲ
ッタリング能力を有するSOIウエーハが作製される。
【0042】また、より高いゲッタリング能力を得る目
的で、ベースウエーハのバルク中に形成される酸素析出
物のサイズや密度を大きくするためには、図7(d)で
ボンドウエーハ10と密着させる前に予め酸素析出熱処
理を加えておけばよい。代表的な酸素析出処理として
は、800℃、4時間 + 1000℃、16時間を例
示することができるが、これに限定されるものではな
い。また、酸素析出を促進するため、ベースウエーハ1
1として窒素がドープされたCZシリコン単結晶ウエー
ハを使用することも有効である。
【0043】尚、JEIDAは社団法人・日本電子工業
振興協会の略称であり、現在は、JEITA(社団法人
・電子情報技術産業協会)に改称された。
【0044】図8は、本発明のSOIウエーハの製造方
法の他の実施形態を示すフローである。図7との相違点
は、ベースウエーハ11をボンドウエーハ10と密着さ
せる工程(図8(d))の前に、予め表面にゲッタリン
グ層を形成しておくところにある。
【0045】すなわち、図8(a)において、ベースウ
エーハ11となる原料ウエーハ11’とSOI層となる
ボンドウエーハ10(いずれも鏡面研磨されたシリコン
単結晶ウエーハ)を用意する。次に、図8(b)におい
てボンドウエーハ10の表面に、後に埋め込み酸化膜と
なるシリコン酸化膜12を、例えば熱酸化により形成す
る一方、原料ウエーハ11’の表面にはゲッタリング層
となるポリシリコン層50を減圧CVD法等により堆積
し、ベースウエーハ11とする。
【0046】以下、図8(c)から(j)は図7と同様
の工程を行なうことにより、表面にゲッタリング層を有
するベースウエーハ11を支持基板とするSOIウエー
ハ101を得ることができる。
【0047】尚、図8のフローにおいても、図8(a)
における原料ウエーハ11’として、格子間酸素濃度を
含有するCZシリコン単結晶ウエーハを用いれば、図6
に示すような酸素析出物4とゲッタリング層5を合わせ
もつゲッタリング能力に優れたSOIウエーハを作製す
ることができる。
【0048】以上、本発明に係るSOIウエーハの製造
方法について、イオン注入剥離法を中心に説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、薄膜化を研削
・研磨による製造方法やPACE法、多孔質シリコンを
用いる方法などにも適用することができる。
【0049】
【実施例】次に、本発明の実施例および比較例を挙げて
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0050】(実施例)図7に示す方法でSOIウエー
ハを製造した。まず、CZ法で作製された直径200m
m、p型、結晶方位〈100〉、抵抗率10Ω・cm、格
子間酸素濃度18ppma(JEIDA)のボンドウエ
ーハ10及びベースウエーハ11をそれぞれ10枚ずつ
用意した(図7(a))。
【0051】ボンドウエーハ10の表面に熱酸化により
膜厚100nmの酸化膜12を形成し(図7(b))、
水素イオンを35keVの注入エネルギーで5.5×1
16atoms/cm2 の密度となるように注入し、封入層14
を形成した(図7(c))。次に、ボンドウエーハ10
のイオン注入をした面とベースウエーハ11とを室温で
密着させ(図7(d))、窒素雰囲気下で500℃、3
0分間の剥離熱処理を加えて、ボンドウエーハ12を剥
離・薄膜化し、厚さ約200nmのSOI層17を得た
(図7(e))。
【0052】その後、窒素雰囲気下で1100℃、2時
間の結合熱処理を加えてSOI層17を強固に結合し
(図7(f))、SOIウエーハ16を作製した(図7
(g))。さらに、このSOI層表面のダメージを除去
するため、タッチポリッシュを行い、SOI層13を約
100nmの厚さにした(図7(h))。
【0053】そして、このSOIウエーハを5%(重量
濃度)のHFを含有する水溶液に浸漬することにより、
オーバーハング部21を形成した(図7(i))。この
段階で作製されたSOIウエーハを1枚抜き取り、オー
バーハング部21の幅20を走査型電子顕微鏡により断
面観察したところ、約1μmであることがわかった。
【0054】次に、オーバーハング部21を有するSO
Iウエーハをヒーター加熱式の横型熱処理炉に投入し、
アルゴン100%雰囲気下、1200℃、60分の熱処
理を加えた。熱処理終了後のSOIウエーハ100を1
枚抜き取り、走査型電子顕微鏡により断面観察したとこ
ろ、オーバーハング部21は、図7(j)に模式的に示
されているように、連結部22によりベースウエーハ1
1と連結していることが確認された。
【0055】また、熱処理終了後のSOIウエーハ10
0のベースウエーハ11を、OPP(Optical Precipi
tate Profiler)により観察した結果、1×10/cm
の酸素析出物密度が得られ、高いゲッタリング能力を
有することがわかった。
【0056】本発明のSOIウエーハのパーティクル発
生防止効果を確認するため、上記したフロー(図7
(a)から(j))で作製されたSOIウエーハ(実施
例)と、図7(i)の工程で抜き取ったオーバーハング
部を有するSOIウエーハ(比較例)とをそれぞれ別々
のウエーハ収納容器に入れてSOIウエーハを作製した
工場とは別の工場に運送し、運送前後においてウエーハ
表面に付着しているパーティクルの増加状況をパーティ
クルカウンターにより観察した。その結果、実施例のS
OIウエーハの場合、パーティクルの増加はほとんど見
られなかったが、比較例のSOIウエーハの場合、1桁
以上の増加が観察され、特にウエーハ外周部近辺での増
加量が顕著であった。
【0057】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の
特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一
な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかな
るものであっても本発明の技術的範囲に包含される。例
えば、上記実施形態で示した製造工程は例示列挙したに
とどまり、この他にも洗浄、熱処理等種々の工程があり
得るし、工程順の一部変更、一部省略等目的に応じ適宜
工程は変更使用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
SOI層の外周端がベースウェーハ表面と連結した構造
のSOIウエーハが得られるので、その後にHFを含有
する水溶液中に浸漬するようなプロセスがあっても、埋
め込み酸化膜を浸食することがなく、さらなるSOI層
のオーバーハング部の形成を回避することができる。そ
の結果、SOIウエーハの製造プロセスやデバイス製造
プロセスにおいてパーティクルの発生を確実に防ぐこと
ができる。また、重金属不純物のゲッタリング機能を高
める効果も得られるため、デバイスの製造歩留を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のSOIウエーハの構造を示す断面図であ
る。
【図2】従来のSOIウエーハの問題点を説明する断面
図である。
【図3】本発明のSOIウエーハの第1実施形態を示す
断面図である。
【図4】本発明のSOIウエーハの第2実施形態を示す
断面図である。
【図5】本発明のSOIウエーハの第3実施形態におけ
る3態様を示す断面図である。
【図6】本発明のSOIウエーハの第4実施形態を示す
断面図である。
【図7】本発明のSOIウエーハの製造方法を示す断面
フロー図である。
【図8】本発明のSOIウエーハの製造方法の他の例を
示す断面フロー図である。
【符号の説明】
1,11・・・ベースウエーハ、2,12・・・絶縁
膜、3,13・・・SOI層、4・・・酸素析出物、
5,50・・・ゲッタリング層、10・・・ボンドウエ
ーハ、16,100,101・・・SOIウエーハ、1
7・・・ダメージ、20・・・オーバーハング部の幅、
21・・・オーバーハング部、22・・・連結部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースウエーハと、該ベースウエーハの
    表面に形成された絶縁膜と、該絶縁膜の表面に形成され
    たSOI層とを有するSOIウエーハにおいて、前記S
    OI層の外周端と前記ベースウエーハの表面とが連結し
    ていることを特徴とするSOIウエーハ。
  2. 【請求項2】 前記ベースウエーハは、シリコン単結晶
    ウエーハであることを特徴とする請求項1に記載された
    SOIウエーハ。
  3. 【請求項3】 前記シリコン単結晶ウエーハは、バルク
    中に酸素析出物を有することを特徴とする請求項2に記
    載されたSOIウエーハ。
  4. 【請求項4】 前記ベースウエーハは、絶縁性基板であ
    ることを特徴とする請求項1に記載されたSOIウエー
    ハ。
  5. 【請求項5】 前記ベースウェーハは、表面にゲッタリ
    ング層を有するウエーハであることを特徴とする請求項
    1から請求項4のいずれか一項に記載されたSOIウエ
    ーハ。
  6. 【請求項6】 前記ゲッタリング層は、ポリシリコン
    層、アモルファスシリコン層、ダメージ層の中から選択
    された一または複数の層であることを特徴とする請求項
    5に記載されたSOIウエーハ。
  7. 【請求項7】 ベースウエーハと、該ベースウエーハの
    表面に形成された絶縁膜と、該絶縁膜の表面に形成され
    たSOI層とを有するSOIウエーハの製造方法におい
    て、 SOI層の外周端が、隣接する絶縁膜の外周端よりも外
    周方向に延出したオーバーハング部を有するSOIウエ
    ーハを作製した後、該オーバーハング部を有するSOI
    ウエーハに対して、水素ガスまたは不活性ガス、あるい
    は、これらの混合ガス雰囲気中で熱処理を施すことによ
    り、前記SOI層の外周端を前記ベースウエーハの表面
    と連結させることを特徴とするSOIウエーハの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記オーバーハング部を有するSOIウ
    エーハは、支持基板となるベースウエーハとSOI層と
    なるボンドウエーハとを絶縁膜を介して結合し、該ボン
    ドウエーハを薄膜化してSOI層を形成した後、HFを
    含む水溶液に浸漬することにより形成することを特徴と
    する請求項7に記載されたSOIウエーハの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ベースウエーハをボンドウエーハと
    結合する前に、予め熱処理を施すことにより、バルク中
    に酸素析出核または酸素析出物を形成しておくことを特
    徴とする請求項8に記載されたSOIウエーハの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記ベースウエーハをボンドウエーハ
    と結合する前に、ベースウエーハの少なくとも一方の面
    に、予めポリシリコン層、アモルファスシリコン層、ダ
    メージ層の中から選択された一または複数の層を形成し
    ておくことを特徴とする請求項8または請求項9に記載
    されたSOIウエーハの製造方法。
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