JP2000331466A - 再生装置 - Google Patents
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Abstract
ようにする。 【解決手段】 再生開始位置にかかるモードとして、再
生開始位置を通常の再生開始位置とするリジューム無効
状態、及び再生開始位置をそれぞれ前回の再生又は記録
動作に応じた所要の位置とする複数のリジューム有効状
態のうち(つまり少なくとも3つ以上のモード)から1
つの状態を設定することができるようにし、或るリジュ
ーム有効状態で再生を開始する際には、そのリジューム
有効状態に応じた再生開始位置からの再生が実行される
ようにしている。すなわちユーザーが、再生操作に応じ
た再生開始位置として、通常の再生開始位置(先頭トラ
ックの先頭位置)以外に、前回の再生又は記録動作に関
連する位置として複数の位置を再生開始位置として選択
できるようにする。
Description
どの各種データファイルを記録できる記録媒体に対する
記録装置、再生装置に関するものである。
体記憶素子を搭載した小型の記録媒体を形成し、専用の
ドライブ装置や、或いはドライブ装置をオーディオ/ビ
デオ機器、情報機器などに内蔵して、コンピュータデー
タ、静止画像データ、動画像データ、音楽データ、音声
データなどを記憶できるようにするものが開発されてい
る。一方、音楽データなどを記録するものとしては、従
来よりCD(コンパクトディスク)、MD(ミニディス
ク)などのメディアが普及しており、CDプレーヤやM
Dレコーダ/プレーヤにより記録再生が可能とされてい
る。
やMDを用いたシステムでは、音楽データについて1曲
を1つのトラックとして記録しており、さらにそのメデ
ィア上ではTOC(Tabie of Contents)と呼ばれる管
理情報が記録されることで、各トラックが所定の順序で
順次再生できるように管理されている。通常、各トラッ
クにはトラックナンバが割り当てられ、TOCにおいて
はトラックナンバ毎に記録位置のアドレスが管理され
る。そして再生装置では、TOCを参照することで、ト
ラックナンバ順に各トラックを再生していくことにな
る。
頭のトラックナンバから順に再生されていく。つまり再
生開始位置は先頭トラック(トラックナンバ「1」のト
ラック)の先頭位置(先頭アドレス)となる。ところ
が、楽曲等の再生については、ユーザーは一旦曲の途中
などで再生を停止させた後に、その停止した位置から再
生を開始させたいということもある。このため従来のC
Dプレーヤ、MDプレーヤでは、いわゆるリジューム機
能として知られているように、再生操作が行われた場合
に、前回再生が停止された位置から再生を開始させる機
能が付加されているものがある。
用性は向上されるものとなっているが、再生動作として
はユーザーの望みに応じたさらなる利便性が求められて
いる。
中で再生を停止させた後、その停止位置からではなく、
その曲の先頭位置から再生させたいという要望もある。
また、録音を行った後において、その録音にかかるトラ
ック(曲)の先頭から再生させたいという要望もある。
もちろんこれだけでなく、再生時には、その直前の再生
又は記録(録音)動作に関連した位置から再生させたい
ということが多々生ずる。ところがユーザーがこのよう
に、従来のリジューム機能では実現できない所望の再生
開始位置からの再生を実行させるには、再生操作後にト
ラックナンバを選択したり、FF(早送り)/REW
(早戻し)等の操作を行う必要があり、面倒なものとな
っている。
に応じて、再生又は記録動作の後において再生を実行さ
せる際に、その前回の再生又は記録動作に関連する位置
から再生させることができるようにするとともに、その
関連位置として複数の位置を選択できるようにすること
で、ユーザーの事情に応じた再生開始位置からの再生動
作を、面倒な操作を必要とせずに実行させることができ
るようにする。
の再生開始位置にかかるリジュームモードとして、再生
開始位置を通常の再生開始位置とするリジューム無効状
態、及び再生開始位置をそれぞれ前回の再生又は記録動
作に応じた所要の位置とする複数のリジューム有効状態
のうちから1つの状態を設定することのできるモード設
定手段を設ける。すなわちリジューム無効状態と少なく
とも2以上のリジューム有効状態として、最低でも3つ
のモードを選択できるようにする。そしてさらに、再生
又は記録動作が行われた際に、次回の再生時に複数のリ
ジューム有効状態のそれぞれについての再生開始位置を
得るために、その再生又は記録動作に応じた所要の位置
判別情報(リジュームデータ)を記憶することができる
記憶手段を設ける。さらに、モード設定手段によって或
るリジューム有効状態が設定された状態で再生を開始す
る際には、記憶手段に記憶された位置判別情報に基づい
て、そのリジューム有効状態に応じた再生開始位置から
の再生を実行させることのできる制御手段を設ける。
動作に応じた所要の位置として、例えば、前回の再生時
において再生動作が停止された位置、前回の再生時にお
いて再生動作が停止された位置を含むデータファイルの
先頭位置、前回の記録動作において記録された1又は複
数のデータファイルのうちの先頭のデータファイルの先
頭位置、前回の記録動作において記録された1又は複数
のデータファイルのうちの最後のデータファイルの先頭
位置、前回の記録動作において記録された1又は複数の
データファイルのうちの最後のデータファイルの略終端
位置、などを、再生開始位置(リジューム有効状態のう
ちの1つ)としてユーザーが選択できるようにすること
でユーザーの事情に応じた使用性を実現する。
て説明する。なお、この実施の形態は、記録媒体の例と
して板状の外形形状を有する板状メモリを挙げ、これに
対してデータの記録再生を行うことのできるドライブ装
置を本発明の再生装置の例とする。説明は次の順序で行
う。 1.システム接続例 2.板状メモリ 3.ドライブ装置の構成 4.板状メモリ内のファイル構造 5.各種のリジュームモード状態での再生動作 6 リジューム設定処理 7.再生処理 8.記録処理 9.変形例
例を示す。ドライブ装置20は板状メモリ1を装填する
ことで、その板状メモリ1に対してデータの記録や再生
を行うことができる。例えば音楽データが記録されてい
る板状メモリ1を装填した場合は、ヘッドホン12を接
続することで、その音楽再生を楽しむことができる。
0をケーブル13で接続することで、CDプレーヤ10
からの再生オーディオ信号を取り込み、板状メモリ1に
記録することができる。また、例えばUSB(Universa
l Serial Bus)ケーブル14により例えばパーソナルコ
ンピュータ11等の情報機器と接続することで、パーソ
ナルコンピュータ11から供給されたデータを板状メモ
リ1に記録したり、或いは板状メモリ1から再生したデ
ータをパーソナルコンピュータ11に転送することなど
が可能となる。
接続して集音された音声を板状メモリ1に記録したり、
或いはMDレコーダなどの記録機器を接続してデータを
供給し、その記録機器において装填されている記録媒体
にデータを記録することも可能である。
続することで、携帯にも適した状態で記録/再生を行っ
たり、或いは家庭や職場などに設置されている機器と接
続してシステム動作を行うことが可能となる。また、例
えば本例のドライブ装置1は表示部を有するものとして
いるが、これにより板状メモリ1に記録されている文書
データ、画像データなどは、ドライブ装置1の単体で再
生させることができる。
構成では設けられていないが、内蔵のマイクロホンやス
ピーカを備えるようにすれば、ドライブ装置1の単体で
板状メモリ1からの音楽、音声、動画の再生を行った
り、或いは録音を行うことが可能となる。
モリ1の外形形状について説明する。板状メモリ1は、
例えば図2に示すような板状の筐体内部に例えば所定容
量ののメモリ素子を備える。本例としては、このメモリ
素子としてフラッシュメモリ(Flash Memory)が用いら
れるものである。図2に平面図、正面図、側面図、底面
図として示す筐体は例えばプラスチックモールドにより
形成され、サイズの具体例としては、図に示す幅W1
1、W12、W13のそれぞれが、W11=60mm、
W12=20mm、W13=2.8mmとなる。
10個の電極を持つ端子部2が形成されており、この端
子部2から、内部のメモリ素子に対する読出又は書込動
作が行われる。筐体の平面方向の左上部は切欠部3とさ
れる。この切欠部3は、この板状メモリ1を、例えばド
ライブ装置本体側の着脱機構へ装填する際などに挿入方
向を誤ることを防止するためのものとなる。また筐体上
面から底面側にかけて、ラベル貼付面4が形成され、ユ
ーザーが記憶内容を書いたラベルを貼付できるようにさ
れている。さらに底面側には、記録内容の誤消去を防止
する目的のスライドスイッチ5が形成されている。
ッシュメモリ容量としては、4MB(メガバイト),8
MB,16MB,32MB,64MB,128MBの何
れかであるものとして規定されている。またデータ記録
/再生のためのファイルシステムとして、いわゆるFA
T(File Allocation Table)システムが用いられてい
る。
330KByte/sec、読出速度は2.45MBy
te/secとされ、書込単位は512バイト、消去ブ
ロックサイズは8KB又は16KBとされる。また電源
電圧Vccは2.7〜3.6V、シリアルクロックSC
LKは最高20MHzとされる。
明する。図3(a)(b)(c)(d)はドライブ装置
20の外観例としての平面図、上面図、左側面図、底面
図を示している。上記板状メモリ1は、図3(b)に示
すように装置上面側に形成されている着脱機構22に対
して装填される。
ば液晶パネルによる表示部21が形成され、再生された
画像や文字、或いは再生される音声、音楽に付随する情
報、さらには操作のガイドメッセージなどが表示され
る。
に、各種端子が形成される。例えば上面側には図3
(b)のように、ヘッドホン端子23、ライン出力端子
24が形成される。ヘッドホン端子23に図1のように
ヘッドホン12が接続されることで、ヘッドホン12に
再生音声信号が供給され、ユーザーは再生音声を聞くこ
とができる。またライン出力端子24に対してオーディ
オケーブルで外部機器を接続することで、外部機器に対
して再生音声信号を供給できる。例えばオーディオアン
プに接続してスピーカシステムで板状メモリ1から再生
された音楽/音声を聞くことができるようにしたり、或
いはミニディスクレコーダやテープレコーダを接続して
板状メモリ1から再生された音楽/音声を他のメディア
にダビング記録させることなども可能となる。
0の側面には、マイク入力端子25、ライン入力端子2
6、デジタル入力端子27などが形成される。マイク入
力端子25にマイクロホンを接続することで、ドライブ
装置20はマイクロホンで集音された音声信号を取り込
み、例えば板状メモリ1に記録することなどが可能とな
る。またライン入力端子26に外部機器、例えば図1の
ようにCDプレーヤ10を接続することで、外部機器か
ら供給された音声信号を取り込み、例えば板状メモリ1
に記録することなどが可能となる。さらに、デジタル入
力端子27により、光ケーブルで送信されてくるデジタ
ルオーディオデータを入力することもできる。例えば外
部のCDプレーヤ等がデジタル出力対応機器であれば、
光ケーブルで接続することで、いわゆるデジタルダビン
グも可能となる。
イブ装置20の底面側には、USBコネクタ28が形成
され、USB対応機器、例えばUSBインターフェース
を備えたパーソナルコンピュータなどとの間で各種通
信、データ伝送が可能となる。
も一例であり、他の例もあり得る。例えば光ケーブル対
応のデジタル出力端子を備えるようにしたり、或いはS
CSIコネクタ、シリアルポート、RS232Cコネク
タ、IEEEコネクタなどが形成されるようにしても良
い。また、端子構造については既に公知であるため述べ
ないが、上記のヘッドホン端子23とライン出力端子2
4を1つの端子として共用させたり、或いはそれにさら
にデジタル出力端子を共用させることもできる。同様
に、マイク入力端子25、ライン入力端子26、デジタ
ル入力端子27を1つの端子として共用させることも可
能である。
用いる操作子として、例えば再生キー31、停止キー3
2、REW(及びAMS)キー33(早戻し/頭出
し)、FF(及びAMS)キー34(早送り/頭出
し)、一時停止キー35、記録キー36などが設けられ
る。これらの操作キーは、特に音声/音楽データや動画
データの記録再生操作に適したものであるが、もちろん
一例にすぎない。例えばこれ以外にカーソル移動キーや
数字キー、操作ダイヤル(ジョグダイヤル)などの操作
子が設けられても良い。
ドに関する操作のために、リジュームキー37が設けら
れる。このリジュームキー37の操作に応じた処理につ
いては後述する。
いが、例えば再生キー31を電源オンキーとして兼用
し、また停止キー32の操作後、所定時間経過したら電
源オフとするなどの処理を行うようにすることで、電源
キーは不要とできる。もちろん電源キーを設けても良
い。
られるが、本例では、図3に示される操作キーのみで、
後述するリジューム操作を含む記録/再生のための操作
を可能とし、キー数の削減及びそれによる装置の小型
化、低コスト化を実現するもとのなる。
ている。なお、このドライブ装置20が、板状メモリ1
に対する書込や読出の対象として扱うことのできる主デ
ータの種類は多様であり、例えば動画データ、静止画デ
ータ、音声データ(ボイスデータ)、HiFiオーディ
オデータ(音楽データ)、制御用データなどがある。
御部となり、以下説明していく各部の動作制御を行う。
またCPU41内部には、例えば動作プログラムや各種
定数を記憶したROM41aや、ワーク領域としてのR
AM41bが設けられている。また、操作部30とは、
上述した各種操作子(31〜37)に相当し、CPU4
1は操作部30からの操作入力情報に応じて、動作プロ
グラムで規定される制御動作を実行するものとなる。さ
らにフラッシュメモリ48が設けられており、CPU4
1はフラッシュメモリ48に音楽記録モード、再生ボリ
ューム、表示モードなど、各種動作に関するシステム設
定情報などを記憶させることができる。また本例のリジ
ューム再生動作は、前回の再生又は記録動作に関連する
位置から再生を開始する動作とするが、このため前回の
再生又は記録動作に関する位置判別情報としてトラック
ナンバやアドレスを記憶しておくことが必要となる。こ
れらの位置判別情報(以下、リジュームデータともい
う)はフラッシュメモリ48に記憶されることになる。
部であり、現在日時を計数する。CPU41はリアルタ
イムクロック44からの日時データにより現在日時を確
認できる。
ネクタ28に接続された外部機器との間の通信インター
フェースである。CPU41はUSBインターフェース
43を介して外部のパーソナルコンピュータ(例えば図
1のパーソナルコンピュータ11)などとの間でデータ
通信を行うことができる。例えば制御データ、コンピュ
ータデータ、画像データ、オーディオデータなどの送受
信が実行される。
DC/DCコンバータ47を有する。CPU41は電源
オンとする際に、レギュレータ46に対して電源オンの
指示を行う。レギュレータ46は指示に応じてバッテリ
ー(乾電池又は充電値)からの電源供給を開始する。バ
ッテリーからの電源電圧はDC/DCコンバータ47に
おいて所要の電圧値に変換され、動作電源電圧Vccと
して各ブロックに供給される。なお、例えばACアダプ
タ端子などを形成し、外部商用電源からの電源供給が可
能となるようにしても良い。
ことにより、CPU41はメモリインターフェース42
を介して板状メモリ1に対するアクセスが可能となり、
各種データの記録/再生/編集等を実行できる。
御することで、表示部21に対して、所要の画像を表示
させることが可能とされる。例えばユーザーの操作のた
めのメニューやガイド表示、或いは板状メモリ1に記憶
されたファイル内容などの表示が実行される。また、例
えば板状メモリ1に対して動画若しくは静止画の画像デ
ータが記録されているとすれば、この画像データを読み
出して、表示部108に表示させるようにすることも可
能とされる。
(音楽信号、音声信号)の入出力のために、デジタル入
力端子27、マイク入力端子25、ライン入力端子2
6、ヘッドホン端子23、ライン出力端子24が形成さ
れている。これらの端子に対するオーディオ信号処理系
として、SAM(Securty Application Module:暗号化
/展開処理部)50、DSP(Digital Signal Process
er)、アナログ→デジタル/デジタル→アナログ変換部
54(以下、ADDA変換部という)、パワーアンプ5
6、マイクアンプ53、光入力モジュール51、デジタ
ル入力部52が設けられる。
間で、データの暗号化及び展開を行うとともに、CPU
41との間で暗号キーのやりとりを行う。DSP49
は、CPU41の命令に基づいて、オーディオデータの
圧縮/伸長処理や各種の音響効果処理(リバーブ、トー
ンコントロール、イコライジング、サラウンド処理な
ど)を行う。デジタル入力部52は、光入力モジュール
によって取り込まれたデジタルオーディオデータの入力
インターフェース処理を行う。ADDA変換部54は、
オーディオ信号に関してA/D変換及びD/A変換を行
う。
ディオ信号の入出力が行われる。デジタルオーディオデ
ータとして、外部機器から光ケーブルを介してデジタル
入力端子27に供給された信号は、光入力モジュール5
1によって光電変換されて取り込まれ、デジタル入力部
52で送信フォーマットに応じた受信処理が行われる。
そして受信抽出されたデジタルオーディオデータは、D
SP49で圧縮処理され、例えば板状メモリ1への記録
データとされる。
された場合は、その入力音声信号はマイクアンプ53で
増幅された後、ADDA変換部54でA/D変換され、
デジタルオーディオデータとしてDSP49に供給され
る。そしてDSP49での圧縮処理を介してCPU41
に供給され、例えば板状メモリ1への記録データとされ
る。またライン入力端子26に接続された外部機器から
の入力音声信号は、ADDA変換部54でA/D変換さ
れ、デジタルオーディオデータとしてDSP49に供給
される。そしてDSP49での圧縮処理を介してCPU
41に供給され、例えば板状メモリ1への記録データと
される。
たオーディオデータを出力する際などは、CPU41は
そのオーディオデータについてDSP49で伸長処理や
各種の音響効果処理を施させる。これらの処理を終えた
デジタルオーディオデータは、ADDA変換部54でア
ナログオーディオ信号に変換されてパワーアンプ56に
供給される。パワーアンプ56では、ヘッドホン用の増
幅処理及びライン出力用の増幅処理を行い、それぞれヘ
ッドホン端子23、ライン出力端子24に供給する。
ら読み出されたオーディオデータ(圧縮データ)や、デ
ジタル入力端子27又はマイク入力端子25又はライン
入力端子26から取り込まれ、圧縮処理されたオーディ
オデータを、SAM50において暗号化処理を施したう
えで、USBインターフェース43によりUSB端子2
8から外部機器(例えばパーソナルコンピュータ11)
に供給することができる。さらには、USB端子28に
接続された外部機器から取り込んだ暗号化されたオーデ
ィオデータについて、SAM50において展開処理(解
読)を施したうえで、板状メモリ1に記録させたり、或
いはDSP49で伸長処理を実行させてヘッドホン端子
23やライン出力端子24から出力させることなども可
能である。
の構成はあくまでも一例であり、これに限定されるもの
ではない。つまり、板状メモリ1に対応してデータの書
込/読出が可能な構成を採る限りは、どのようなタイプ
の記録再生装置とされていても構わないものである。ま
た本発明としては、再生機能のみを備えた再生装置とし
ても実現できる。
説明していく。まずディレクトリ構成例を図5に示す。
上述したように、板状メモリ1で扱うことのできる主デ
ータとしては、動画データ、静止画データ、音声データ
(ボイスデータ)、HiFiオーディオデータ(音楽用
データ)、制御用データなどがあるが、このためディレ
クトリ構造としては、ルートディレクトリから、「VO
ICE」(ボイス用ディレクトリ)、「DCIM」(静
止画用ディレクトリ)、「MOxxxxnn」(動画用
ディレクトリ)、「AVCTL」(制御用ディレクト
リ)、「HIFI」(音楽用ディレクトリ)が配され
る。
て、後述するプレイリストの説明を行うため、ディレク
トリ「HIFI」のサブディレクトリを示している。デ
ィレクトリ「HIFI」のサブディレクトリとしては、
図示するようにトラックリスト「TRKLIST」、オ
ーディオデータファイル「A2D00001」「A2D
00002」・・・等が形成される。なお、これらのサ
ブディレクトリ名(フォルダ名、ファイル名)「A2D
00001」等や、ファイルの種類は、説明上、仮に設
定したものにすぎない。
オーディオデータファイルなどの管理情報であり、CD
やMDでいういわゆるTOCに相当する情報である(以
下、このトラックリストのことを「TOC」と呼ぶ)。
即ち板状メモリ1内に記録されたオーディオデータファ
イル(トラック)のパーツ、名称や、アドレスポインタ
などが記述されており、従ってドライブ装置20ではこ
のTOCを参照することで、収録されているオーディオ
データファイル(トラック)の数や各曲名、再生の際の
アクセス位置などを知ることができる。各オーディオデ
ータファイルは、TOCでトラックナンバ(楽曲ナン
バ)が付された状態で管理されることになり、このトラ
ックナンバは通常の再生時の再生曲順に相当することに
なる。
クという)とは、1つの楽曲としてのファイルであり、
この各トラックが、上記TOCにおいてトラックナンバ
順(TRK1、TRK2・・・)に管理されることにな
る。なお、本例のシステムでは、トラックとして記録さ
れるオーディオデータは上記DSP49でATRAC2
方式の圧縮が施されたデータとなる。
ィレクトリ構成とすることで、本システムではトラック
の記録再生が可能となる。なお、この図5のようなディ
レクトリ構成は一例にすぎず、例えばサブディレクトリ
の下にさらにフォルダ等が形成される場合などもあり、
また付加情報ファイルなど、例えばトラックに付随する
情報を記録するファイルなどが形成される場合もある。
イル例を示す。この図の例では、板状メモリ1において
上記ディレクトリ構造の元で、5つのトラック(即ち5
曲)が、それぞれトラックTRK1〜TRK5として記
録されており、これらのトラックTRK1〜TRK5
が、それぞれTOCのポインタPTK1〜PTK5によ
って示されていることを模式的に示している。つまりT
OCによって管理された状態でトラックTRK1〜TR
K5が記録されている。なお、TOCにおいては各トラ
ックについて、上述したようにポインタだけでなく曲名
やその他の情報をも管理することが可能である。
は、ドライブ装置20は再生の際には、TOCにより管
理される曲順、即ちトラックナンバ順に各トラックを再
生していくことになる。従って、ユーザーが特にトラッ
クナンバを指示しない再生の場合は、まずトラックTR
K1を再生し、それが終わったら続いてトラックTRK
2を再生する。そしてその順序で再生を行い、トラック
TRK5の再生が終了した時点で一連の再生動作を終了
させることとなる。
動作 本例のリジューム再生動作の例について図7、図8で模
式的に説明していく。従来のCDプレーヤ、MDプレー
ヤ等では、リジューム再生として、前回の再生動作を停
止した位置から再生を開始させる機能が設けられている
ものがあるが、本例では、このようなリジューム再生に
加えて多様なリジューム再生を実現するものである。す
なわち、リジュームモードが有効(オン)とされる状態
として、複数のモードを用意するとともに、前回の動作
が記録動作であった場合も、リジューム機能が活用でき
るようにする。
ムモードとして、リジュームオフ、第1のリジューム有
効状態(以下、「リジュームオン」)、第2のリジュー
ム有効状態(以下、リジュームトラックオン)という3
つを選択できるものとする。リジュームオフとは、リジ
ューム機能を用いない場合(無効とする場合)にユーザ
ーが設定するモードである。リジュームオン(第1のリ
ジューム有効状態)、リジュームトラックオン(第2の
リジューム有効状態)は、それぞれリジューム機能を使
用したい場合に、その再生目的に合わせてユーザーが設
定するものである。
び再生操作が行われた場合の各リジュームモード毎の再
生開始位置の例を示すものである。図7(a)は、前回
の再生度動作を示している。なお、図7(a)〜(d)
及び図8(a)〜(c)は、トラックナンバ順(通常の
再生順)に各トラックを並べた図としているが、これ
は、板状メモリ1内での物理的なデータ記録位置に対応
するものではないことはいうまでもない。
行うことで、上述のようにTOCに基づいてトラックT
RK1から再生PB1が行われていくが、例えばトラッ
クTRK4の途中でユーザーが停止操作を行ったとす
る。リジューム機能が用いられる場合は、この際にCP
U41は、停止位置であるアドレス「Adx」、及び/
又は停止されたトラックナンバ「TRK4」をフラッシ
ュメモリ48に記憶させる。但しこの停止時点でリジュ
ームオフとされている場合は記憶は不要である(記憶す
るようにしてもよい)。なお、リジューム動作を含む再
生時、記録時の詳しいCPU41の処理については後述
する。
は、図7(b)のようになる。つまりユーザーが再生操
作を行うことに応じて、通常の再生開始位置、つまりト
ラックTRK1の先頭から再生PB2が行われていく。
オンと設定されていた場合、次に再生操作が行われる
と、図7(c)のようになる。すなわち、再生開始位置
は前回の停止位置となり、つまりフラッシュメモリ48
に記憶されているアドレスAdxが再生開始位置とされ
て、図示するように再生操作に応じてトラックTRK4
の途中(アドレスAdx)からの再生PB3が実行され
る。
ックオンと設定されていた場合、次に再生操作が行われ
ると、図7(d)のようになる。すなわち、再生開始位
置は前回の停止位置を含むトラックの先頭からとなり、
つまりフラッシュメモリ48に記憶されているトラック
ナンバのトラックの先頭が再生開始位置とされて、図示
するように再生操作に応じてトラックTRK4からの再
生PB4が実行される。
再生開始位置として、前回停止された位置、又は前回停
止された位置を含むトラックの先頭を選択できるものと
なる。
生の際もリジューム機能を使用できる。図8(a)は或
る記録動作を示している。これは、例えば板状メモリ1
にトラックTRK1〜TRK3が記録されている状態に
おいて記録動作が行われ、記録動作REC1として、2
つのトラックTRK4、TRK5が新たに記録された状
態を示すものである。
次の再生が行われる場合は、図8(b)のようになる。
つまりユーザーが再生操作を行うことに応じて、通常の
再生開始位置、つまりトラックTRK1の先頭から再生
PB11が行われていく。
オン、又はリジュームトラックオンと設定されていた場
合、次に再生操作が行われると、図8(c)のようにな
る。すなわち、再生開始位置は前回の記録動作にかかる
先頭位置となり、前回の記録動作にかかるトラックTR
K4からの再生PB12が実行される。このように記録
後の再生においてもリジューム機能を使用できる。
リジュームトラックオンのどちらの場合も、リジューム
再生の開始位置は同じものとしたが、もちろんリジュー
ムオンかリジュームトラックオンかにより、再生開始位
置が変わるようにしてもよい。そのような例について
は、後に変形例として述べる。
ーがリジュームモードを選択しておく必要がある。その
選択はリジュームキー37により実行できる。リジュー
ムキー27が操作された場合に、CPU41は図9の処
理によりリジュームモードを設定することになる。
ことが検出されたら、CPU41は、処理をステップF
101からF102,F103に進め、現在のリジュー
ムモードに応じて処理を分岐する。上述のようにリジュ
ームモードとしてはリジュームオフ、リジュームオン、
リジュームトラックオンの3つのモードがあるが、現在
リジュームオフであるとしたら、ステップF104に進
んで、モードをリジュームオンとする。一方、現在リジ
ュームオンであったなら、ステップF105に進んでリ
ジュームトラックオンとする。さらに、現在リジューム
トラックオンであったなら、ステップF106に進んで
リジュームオフとする。
にリジュームモードが変更設定されることで、ユーザー
はリジュームキー37を何回か押すことで、所望のリジ
ュームモードを選択できることになる。つまりリジュー
ムキー37の操作に応じてモード設定は、リジュームオ
フ→リジュームオン→リジュームトラックオン→リジュ
ームオフ→・・・と切り換えられていく。
る楽曲(トラック)を再生させる場合のCPU41の処
理を図10で説明する。この処理により図7に示したよ
うにリジュームモードに応じた再生動作が行われる。
PU41は再生動作処理を開始するわけであるが、CP
U41は再生キー31の操作に応じて処理を図10のス
テップF201からF202にすすめ、まず現在リジュ
ームオフとされているか否か又はリジュームデータが存
在しないか否かを確認する。リジュームオフの場合は、
ステップF205に進んで、通常の再生開始位置、つま
りTOCで管理されたトラックTK1の先頭を再生開始
位置とする。また、現在リジュームオン又はリジューム
トラックオンであっても、今回の再生直前にリジューム
オン又はリジュームトラックオンの状態で記録又は再生
が行われていない場合や、前回の再生動作が全トラック
の再生を完了した状態で終了された場合などであって、
つまり前回の再生又は記録動作にかかるトラックナンバ
又はアドレスがリジュームデータとして記憶されていな
い場合は、今回の再生時の再生開始位置はリジュームオ
フの場合と同様に先頭トラックの先頭からとなる。
のトラックTRK1のトラック名(例えばTOCもしく
は付加情報として記録されている文字情報)を表示部2
1に表示させる。なお文字情報が存在しなければトラッ
クナンバを表示する。そしてステップF210でトラッ
クTRK1の再生を開始する。すなわちCPU41は、
トラックTRK1のデータを板状メモリ1から読み出し
て、その再生オーディオデータを出力することになる。
これによって図7(b)のような再生が行われる。再生
オーディオデータの出力は、上述したように各ブロック
の処理を経て、ヘッドホン端子23、ラインアウト端子
24、USBコネクタ28などから行われる。またトラ
ック再生時にはCPU41は、表示部21において、ト
ラックナンバ、曲の演奏進行時間などの時間情報、付随
情報などを表示させていくことになる。
プF211,F212で、ユーザーの停止操作、及びト
ラックの再生終了を監視している。そして現在再生中の
トラックについて再生が終了したら、ステップF212
からステップF213に進んで現在のトラックが最後の
トラックであるか否かを判断し、最後のトラックでなけ
ればステップF209からの処理に戻って、次のトラッ
ク(トラックTRK2)についての表示及び再生を行っ
ていく。
処理により、TOCに管理される各トラックをトラック
ナンバ順に再生していくが、最後のトラックの再生を完
了した場合は、その時点でステップF213からF21
6に進むことになり、再生終了処理、例えば板状メモリ
1からの読込、DSP49での伸長処理/音響処理、A
DDA変換部でのD/A変換処理等を終了させるととも
に、再生に伴った表示部21での表示動作を終了させ、
一連の再生動作処理を終える。
を操作した場合は、その時点で、ステップF211から
ステップF214に進み、その時点でリジュームオフで
あれば、ステップF216で終了処理を行って再生動作
処理を終える。
キー37を操作してリジュームモードをリジュームオン
もしくはリジュームトラックオンとしていた場合は、停
止操作があってステップF214に進んだ時点でステッ
プF215に進むことになる。ここでCPU41は、そ
の再生停止位置のアドレス及び再生していたトラックの
トラックナンバを、次回の再生動作に用いるリジューム
データとしてフラッシュメモリ48に記憶させる。そし
てステップF216の処理を経て再生動作を終了させ
る。
オンとされている場合は、再生停止操作時において、そ
の時点のアドレスやトラックナンバが記憶されること
で、次の再生時には、その記憶したアドレスまたはトラ
ックナンバに基づいた位置からの再生が可能となる。
ュームオン又はリジュームトラックオンであり、かつ前
回の再生時又は記録時にリジュームデータが記憶された
場合は、ステップF202からF203に進み、まず前
回の動作が記録動作であったか否かを判断する。前回が
記録動作であったか否かは、リジュームデータの内容で
判別できる。例えば記録動作の場合は、後述する図11
の処理におけるステップF309で記録開始アドレス及
びトラックナンバがリジュームデータが記憶されるが、
従ってリジュームデータとして、その内容が記録開始ア
ドレスであれば(記録開始アドレスであること示すフラ
グが付加されていること)、前回は記録動作と判断でき
る。
テップF208に進んで、フラッシュメモリ48に記憶
されている記録開始アドレスを再生開始位置と設定して
ステップF209以降の再生処理に進む。すなわち図8
(c)のような再生が行われることになる。なお本例の
場合は、図8に示したように記録後の再生については、
リジュームオン/リジュームトラックオンは区別してお
らず、どちらの場合も記録開始トラックの先頭から再生
するようにしているため、この様な処理となるが、後述
する変形例に示すように、記録後の再生においても、リ
ジュームオン/リジュームトラックオンで異なる再生開
始位置とする場合は、モードに応じて再生開始位置の設
定が異なるようにする処理となる。
プF203からF204に進み、現在リジュームオン/
リジュームトラックオンのいづれであるかにより処理を
分岐する。リジュームオンである場合は、ステップF2
06に進んで、記憶されている再生停止位置のアドレス
を再生開始位置として設定し、ステップF209以降の
再生処理に進む。すなわち図7(c)のような再生が行
われる。一方、リジュームトラックオンであった場合
は、ステップF207に進んで、記憶されているトラッ
クナンバのトラックの先頭を再生開始位置として設定
し、ステップF209以降の再生処理に進む。この場合
図7(d)のような再生が行われることになる。
図8において示した各場合の再生動作(再生開始位置の
設定)が行われる。またこれらのように、リジュームオ
ン又はリジュームトラックオンの状態で再生が開始され
た場合において、最終トラックまでの再生が完了する前
にユーザーが停止操作を行った場合は、その時点でリジ
ュームオフに変更されていない限りは、ステップF21
5で次回のリジューム再生動作のためのリジュームデー
タ(アドレス、トラックナンバ)がフラッシュメモリ4
8に記憶されることになる。
り、ユーザーは、音楽等を記録した直後にリジューム再
生させることで、その記録した部分を先頭から再生させ
ることができる。特に録音直後は録音内容を確認するた
めの再生が行われることが多いため、このような録音後
のリジューム再生により録音開始位置からの再生が行わ
れることは非常に有用となる。また再生停止後において
は、その再生停止位置からか、又はその再生停止位置を
含むトラックの先頭からかを選択的に設定して再生させ
ることができる。ユーザーによっては或る曲の途中で停
止させた場合、次には改めてその曲の先頭から再生させ
たいという要望もあるため、リジューム再生として、再
生停止位置か、或いはその再生停止位置を含むトラック
の先頭からかを選択できることは、非常に好適なものと
なる。もちろんこれらの各位置からのリジューム再生
は、リジュームモードを選択しておくのみでよいため、
操作は非常に簡単であり、サーチ操作や頭出し操作は不
要なまま、聴きたい位置からの再生を実行させることが
できるようになる。
後の再生時に記録開始トラックの先頭を再生開始位置と
するには、記録時にその位置がリジュームデータとして
記憶されていなければならない。この様な処理を含む記
録時の処理について図11で説明する。
の操作)が行われると、CPU41の処理はステップF
301からF302に進み、まず記録スタンバイとする
とともに、スタンバイ状態及び記録するトラック(トラ
ックナンバ)を表示部21に表示させる。例えば図8
(a)のように既に3トラック記録された状態から記録
動作を行う場合はトラックTRK4を表示させた状態で
記録スタンバイとする。
(たとえば再生キー31の操作)を行うと、ステップF
304に進んで記録処理を開始する。すなわち、ライン
入力端子26又はマイク入力端子25又はデジタル入力
端子27、又はUSBコネクタ28から入力されてくる
音声信号について、ADDA変換部54、DSP49な
どで所要の処理を実行させ、そのオーディオデータをト
ラックとして板状メモリ1に記録していく。また表示部
21にはトラックナンバ、記録進行時間の表示等を実行
させる。
41はステップF305、F306、F307、F30
8で、ユーザーの停止操作、板状メモリの記録可能容量
(残り容量)、記録データの入力の終了、トラックチェ
ンジをそれぞれ監視している。例えばCDプレーヤやパ
ーソナルコンピュータ等からデジタルデータとして記録
データが供給されている場合は、入力データにトラック
ナンバデータ等、トラックの区切を識別できるデータが
付加されているため、CPU41はそれを監視すること
でトラックチェンジタイミングがわかる。またマイク入
力端子25又はライン入力端子26からアナログ音声信
号が供給されている場合は、例えば所定長以上の無音期
間が検出されたら、それをトラックチェンジタイミング
とすることができる。これらのようにしてトラックチェ
ンジが検出されたら、CPU41は処理をステップF3
08からF304に戻って、次のトラックの録音処理に
移行する。例えば図8(a)の場合、トラックTRK4
の録音からトラックTRK5の録音に移行することにな
る。
操作)を行った場合、又は板状メモリ1がフル容量記録
され、それ以上データを記録できなくなった場合、又は
入力データの供給が終了したことが検出された場合は、
ステップF305,又はF306,又はF307からス
テップF309に進み、まずその時点のリジュームモー
ドを確認する。リジュームオフであれば、ステップF3
11に進んで記録動作の終了を各部に指示するととも
に、板状メモリ1に記録されているTOCを今回の記録
動作に伴って更新させて処理を終える。一方、リジュー
ムオン又はリジュームトラックオンであれば、ステップ
F310において、今回の記録動作が開始されたアドレ
ス及びトラックナンバをリジュームデータとしてフラッ
シュメモリ48に記憶させた上で、ステップF311の
処理をおこなって記録処理を終えることになる。
ラックオンであれば、記録開始位置のアドレス及びトラ
ックナンバがリジュームデータとして記憶されること
で、上記図10の再生処理において、ステップF308
での記録開始位置設定が可能となり、つまり図8(c)
に示したようなリジューム再生が可能となる。 9.変形例 以上、実施の形態について述べてきたが、本発明はこれ
らの構成及び動作に限定されるものではなく、リジュー
ム動作としての再生開始位置の例やリジュームモードの
種類、数、記憶するリジュームデータ(位置判別情報)
の種類、内容、さらには再生処理、記録処理として、各
種の変形例が考えられる。
は、前回の再生時又は記録時(少なくとも再生又は記録
が停止される時点)にリジュームオン又はリジュームト
ラックオンに設定しておくことが必要とした。これは、
リジュームオン又はリジュームトラックオンでなければ
図10のステップF215又は図11のステップF31
0におけるリジュームデータの記憶処理が行われないも
のとしたためである。ところが、再生又は記録の停止時
に、リジュームモードに関わらずリジュームデータを記
憶するようにすれば、つまり停止操作時にステップF2
15又はステップF310の処理が必ず行われるように
すれば、ユーザーはリジューム再生を行おうとする再生
操作の直前にリジュームトラックオン又はリジュームオ
ンと設定することで、所望のリジューム再生が実現でき
ることになる。この様なリジューム操作方式が採用され
てもよい。
310では、リジュームデータとしてトラックナンバ及
びアドレスの両方が記憶されるようにしたが、例えばリ
ジュームデータは再生停止位置のアドレスのみ(記録の
場合は記録開始位置のアドレスのみ)としてもよい。ア
ドレスがわかればTOCデータからトラックナンバを判
別することは可能であるためである。又は、上記ステッ
プF215の時点では、リジュームオンであればアドレ
ス、リジュームトラックオンであればトラックナンバを
記憶するようにしてもよい。もちろん上記ステップF3
10の場合は、記録を開始したトラックナンバのみでも
よい。
ンバの両方を記憶する場合、もしくはアドレスのみを記
憶する場合は、リジュームモードが再生直前にリジュー
ムトラックオンとリジュームオンで切り換えられても対
応できる。例えばリジュームトラックオンの状態で或る
再生動作が行われ、途中で停止操作が行われた場合は、
次のリジューム再生のためには少なくともトラックナン
バのみが記憶されていればよいわけであるが、その際に
アドレスも記憶しておけば、次の再生の直前にリジュー
ムモードがリジュームオンに切り換えられた場合にも、
それによる停止位置からの再生という要求に応じた再生
を行うことができる。
して択一的に再生可能とできるものもある。例えばCD
チェンジャープレーヤなどであり、上記のように板状メ
モリ1の場合であっても、複数の板状メモリ1を装填し
てそれぞれ再生できる再生装置も実現可能である。その
ような場合は、リジュームデータとしてメディアナンバ
も加えるとよい。すると、複数のメディアが装填されて
いても、リジューム再生の際には、前回再生を停止させ
たメディアについての停止位置もしくは停止位置を含む
トラックの先頭から開始させるようにすることができ
る。
では、リジュームオン/リジュームトラックオンのいず
れの場合も、録音開始トラックの先頭から再生されると
したが、例えば図12、図13に示すように他の再生位
置を設定する例も考えられる。
動作を示している。この例の場合、図12(a)のよう
にトラックTRK4、TRK5が記録された後において
は、リジュームオフで再生が指示された場合は図12
(b)のようにトラックTRK1の先頭から再生PB1
1が行われ、またリジュームオンで再生が指示された場
合は、図12(c)のように記録した最初のトラックT
RK4の先頭から再生PB12が行われる。さらにリジ
ュームトラックオンで再生が指示された場合は、図12
(d)のように記録した最後のトラックTRK5の先頭
から再生PB13が行われるようにするものである。つ
まり録音後のリジューム再生としても、ユーザーはリジ
ュームオン/リジュームトラックオンとしてのモード選
択により、再生を開始させる位置を選択できるようにし
たものである。なお、リジュームモードと再生開始位置
の関係は逆でもよい。つまりリジュームオンで図12
(d)のような再生、リジュームトラックオンで図12
(c)のような再生が行われるものでもよい。
動作を示している。この例の場合、図13(a)のよう
にトラックTRK4、TRK5が記録された後において
は、リジュームオフで再生が指示された場合は図13
(b)のようにトラックTRK1の先頭から再生PB1
1が行われる。またリジュームオンで再生が指示された
場合は、図13(c)のように記録した最後のトラック
の終端(つまり記録停止位置のアドレス)から再生PB
14が行われる。さらにリジュームトラックオンで再生
が指示された場合は、図13(d)のように記録した最
初のトラックTRK4の先頭から再生PB16が行われ
るようにするものである。この場合も、録音後のリジュ
ーム再生としても、ユーザーはリジュームオン/リジュ
ームトラックオンとしてのモード選択により、再生を開
始させる位置を選択できる。また図13(c)のように
記録停止位置からの再生PB14では、実際には音声デ
ータは再生されないことになるが、この時点に早戻し操
作に応じた早戻しREW11、及びその後の再生PB1
5が行われるようにすることで、記録停止位置近辺につ
いて、適正に録音されているか否かをユーザーが確認で
きるものとなる。つまり記録動作の終端部分の確認のた
めに好適なリジュームモードとなる。なお、このように
記録動作の終端を確認するには、リジューム再生として
の再生開始位置を、記録停止位置より少し前の位置に設
定すると、上記のように早戻しを行わなくても記録終端
が確認できることになり、より好適である。いずれにし
ても、リジューム再生により記録停止位置近辺からの再
生が実行されるようにすることで、記録終端の確認に便
利なものとなる。この図13の場合も、図12と同じ
く、リジュームモードと再生開始位置の関係は逆でもよ
い。
形例は、いずれもリジュームモードがリジュームオフ、
リジュームオン、リジュームトラックオンの3種類とし
た場合の例であるが、もちろん4種類以上(リジューム
オフを除いてリジューム機能を実行するモードとして3
種類以上)としてもよい。
記録媒体は、図1のような板状メモリに限定されるもの
ではなく、他の外形形状とされた固体メモリ媒体(メモ
リチップ、メモリカード、メモリモジュール等)でも構
わない。もちろんメモリ素子はフラッシュメモリに限ら
れず、他の種のメモリ素子でもよい。さらに着脱自在な
可搬性メディアに限らず、再生装置内に取り出し不能に
内蔵されるような記録媒体であってもよい。
ク、DVD(DIGITAL VERSATILE DISC)、ハードディス
ク、CD、CD−ROM、CD−Rなどのディスク状記
録媒体を用いるシステムでも本発明は適用できる。
のトラックについてのリジューム再生を説明したが、こ
れは一例にすぎない。例えば音楽データとしてのトラッ
ク(ファイル)に限らず、動画ファイル、音声データフ
ァイルなどについても、全く同様に本発明を適用でき
る。さらに、例えばインターネットを用いたストリーム
再生を行うソフトウエアなどのコンピュータ上で動作す
る音声映像再生ソフトウエアにも本発明は適用できる。
は、再生開始位置にかかるモードとして、再生開始位置
を通常の再生開始位置とするリジューム無効状態(リジ
ュームオフ)、及び再生開始位置をそれぞれ前回の再生
又は記録動作に応じた所要の位置とする複数のリジュー
ム有効状態(例えばリジュームオン、リジュームトラッ
クオン)、つまり少なくとも3つ以上のモードから1つ
の状態を設定することができるようにし、或るリジュー
ム有効状態で再生を開始する際には、そのリジューム有
効状態に応じた再生開始位置からの再生が実行されるよ
うにしている。つまりユーザーにとっては、再生操作に
応じた再生開始位置として、通常の再生開始位置(先頭
トラックの先頭位置)以外に、前回の再生又は記録動作
に関連する位置として複数の位置を再生開始位置として
選択できることになり、ユーザーの使用時の事情に応じ
て好みの再生開始位置を幅広く選択できるものとなる。
これによって再生装置の使用性、利便性を大きく向上さ
せることができる。
できる再生開始位置として、前回の再生時において再生
動作が停止された位置や、前回の記録動作において記録
された1又は複数のデータファイルのうちの先頭のデー
タファイルの先頭位置が選択できるようにすることで、
音楽、音声など、時間的連続性のある内容のデータファ
イルの再生装置としては、ユーザーにとって最も好適な
ものとすることができる。さらに、リジューム機能とし
て設定できる再生開始位置として、前回の記録動作にお
いて記録された1又は複数のデータファイルのうちの最
初のデータファイルの先頭位置、前回の記録動作におい
て記録された1又は複数のデータファイルのうちの最後
のデータファイルの先頭位置、前回の記録動作において
記録された1又は複数のデータファイルのうちの最後の
データファイルの略終端位置(終端位置又は終端位置近
辺)、などを選択できるようにすることで、ユーザーに
とって、記録を行った後にその確認作業等にも好適とな
る。
テム接続例の説明図である。
図、正面図、側面図、底面図である。
左側面図、上面図、底面図である。
る。
構造の説明図である。
の説明図である。
の説明図である。
の説明図である。
ートである。
る。
る。
作の説明図である。
作の説明図である。
置、21 表示部、22着脱機構、23 ヘッドホン出
力端子、24 ライン出力端子、25 マイク入力端
子、26 ライン入力端子、27 デジタル入力端子、
30 操作部、31 再生キー、32 停止キー、33
REWキー、34 FFキー、35 一時停止キー、
36 記録キー、37 リジュームキー、41 CP
U、42 メモリインターフェース、43 USBイン
ターフェース、44 リアルタイムクロック、45 表
示ドライバ、48 フラッシュメモリ、49 DSP、
50SAM
Claims (6)
- 【請求項1】 1又は複数のデータファイルが記録可能
な記録媒体に対して再生を行うことができる再生装置と
して、 再生時の再生開始位置にかかるリジュームモードとし
て、再生開始位置を通常の再生開始位置とするリジュー
ム無効状態、及び再生開始位置をそれぞれ前回の再生又
は記録動作に応じた所要の位置とする複数のリジューム
有効状態のうちから1つの状態を設定することのできる
モード設定手段と、 再生又は記録動作が停止された際に、次回の再生時に前
記各リジューム有効状態のそれぞれについての再生開始
位置を得るために、その再生又は記録動作に応じた所要
の位置判別情報を記憶することができる記憶手段と、 前記モード設定手段によって或るリジューム有効状態が
設定された状態で再生を開始する際には、前記記憶手段
に記憶された位置判別情報に基づいて、そのリジューム
有効状態に応じた再生開始位置からの再生を実行させる
ことのできる制御手段と、 を備えたことを特徴とする再生装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、或るリジューム有効状
態において再生が開始される場合に、前回の再生時にお
いて再生動作が停止された位置を再生開始位置として、
再生を実行させることを特徴とする請求項1に記載の再
生装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、或るリジューム有効状
態において再生が開始される場合に、前回の再生時にお
いて再生動作が停止された位置を含むデータファイルの
先頭位置を再生開始位置として、再生を実行させること
を特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、或るリジューム有効状
態において再生が開始される場合に、前回の記録動作に
おいて記録された1又は複数のデータファイルのうちの
先頭のデータファイルの先頭位置を再生開始位置とし
て、再生を実行させることを特徴とする請求項1に記載
の再生装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は、或るリジューム有効状
態において再生が開始される場合に、前回の記録動作に
おいて記録された1又は複数のデータファイルのうちの
最後のデータファイルの先頭位置を再生開始位置とし
て、再生を実行させることを特徴とする請求項1に記載
の再生装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、或るリジューム有効状
態において再生が開始される場合に、前回の記録動作に
おいて記録された1又は複数のデータファイルのうちの
最後のデータファイルの略終端位置を再生開始位置とし
て、再生を実行させることを特徴とする請求項1に記載
の再生装置。
Priority Applications (6)
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