JP2001126372A - ダビング装置 - Google Patents

ダビング装置

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JP2001126372A
JP2001126372A JP30919999A JP30919999A JP2001126372A JP 2001126372 A JP2001126372 A JP 2001126372A JP 30919999 A JP30919999 A JP 30919999A JP 30919999 A JP30919999 A JP 30919999A JP 2001126372 A JP2001126372 A JP 2001126372A
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music
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recorder
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Shuji Kubo
修二 久保
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Kenwood KK
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    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/11Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information not detectable on the record carrier

Abstract

(57)【要約】 【課題】一旦録音した後に、簡単な操作でもってその録
音レベルを修正することができ、さらに、ダビングを行
う場合に、極くまれに生じる読取りまたは書き込みエラ
ーが発生しても簡単な操作でもってその録音のやり直し
を自動的に行うことができ、これらを記録用記録媒体の
有している規格を制限することなしに行うことができる
ダビング装置を提供する。 【解決手段】CDプレーヤ1とMDレコーダ13の間を
双方向制御信号Lと光デジタル信号OPで接続する。C
Dプレーヤ1に設けたマイコン2にCDバンク部3、光
学式ピックアップ5、DSP回路6、D/A変換回路7
を接続する。CD識別メモリ12にCDのストッカ番
号、識別情報、ユーザータイトルを格納する。MDレコ
ーダ13に設けたマイコン14にDIR回路19、DS
P回路17、D/A変換回路18を接続する。MD録音
履歴メモリ24にMD識別情報、トラック番号、録音レ
ベル、録音元ソースを格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダビング装置に関し、特
に、CD、MD、DATまたは半導体メモリ等の固体メ
モリを含む曲収録済記録媒体を再生して、「曲データ」
を得ると共に、前記記録媒体自身および収録曲を識別す
るための複数の固有情報でなる「識別データ」を生成し
得る再生装置と、この再生装置の出力を双方向制御手段
による制御の基に記録する記録装置とからなるダビング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダビング装置は、再生装置と、こ
の再生装置の出力を双方向制御手段による制御の基に記
録する記録装置とから構成され、このように構成された
ダビング装置におけるダビング動作は、「再生装置」が
CDプレーヤで、「記録装置」がMDレコーダである場
合には、図13に示すように動作の番号がa1 〜a21の
一連の動作ステップで行われる。
【0003】先ず、CDの収納曲の全てをMDに録音す
る動作について説明すると、CDプレーヤに録音を希望
するCDをセットすると、その完了信号がMDレコーダ
側に送信される(a1 )。すると、MDレコーダがワン
タッチ録音キー操作を待ち受ける録音待ち受け状態にさ
れ、ワンタッチ録音キーが操作されると、その信号がC
Dプレーヤ側に送信される(a2 )。
【0004】なお、ワンタッチ録音機能とは、ワンタッ
チ録音を指令するワンタッチ録音キーを操作することに
よってCDプレーヤにおける再生機能とMDレコーダに
おける録音機能との両機能を自動的にかつ複合的に制御
して所望曲の録音(ダビング)が実行できるような機能
である。
【0005】さて、CDプレーヤ側でCD再生が開始さ
れ最初のトラックの曲の先頭部分で一時停止されてその
情報がMDレコーダに送信される(a3 )。しかる後、
MDレコーダ側でMD録音がスタンバイ状態になったと
きにMDレコーダ側からMD録音・一時停止が完了した
旨の信号がCDプレーヤに送信され(a4 )、この直後
にMD録音が開始される旨の信号がCDプレーヤに送信
される(a5 )。
【0006】すると、CDプレーヤにおいてCD再生が
開始(再生・一時停止の解除)がなされ(a6 )、この
ようにしてCD再生が開始され、その出力がMD録音さ
れる状態はCDの収録曲が全曲再生されるまで継続する
(a7 )。CD再生が全曲終了するとその旨の信号がM
Dレコーダに送信され(a8 )、MDレコーダによるC
D全曲分のMD録音が終了され、この旨の信号がCDプ
レーヤに送信され(a10)、このようにしてCDの収納
曲の全てをMDに録音することができる。
【0007】一方、CDの収納曲の中の特定の曲を選択
してMDに録音する場合には、CDプレーヤにCDをセ
ットし、その旨の信号をMDレコーダに送信し(a1
1)、その直後にCDの録音希望トラックの番号を選択
し(a12)、選択されたトラック頭位置でCD再生・一
時停止がなされ(a13)、これら(a11)〜(a13)で
ある旨の信号がMDレコーダに順次に送信される。
【0008】これらの信号を受信したMDレコーダは、
ワンタッチ録音キー操作の待ち受け状態とされ、ワンタ
ッチ録音キー操作が行われたときにその旨の信号がCD
プレーヤに送信される(a14)。
【0009】すると、CDプレーヤは、CD再生・一時
停止である旨の信号をMDレコーダに送信し(a15)、
これを受けてMDレコーダでは録音開始の待ち受け状態
であることをMD録音・一時停止としてCDプレーヤに
送信し(a16)、この直後にCDプレーヤにMD録音・
開始した旨の信号を送信する(a17)。
【0010】そして、CDプレーヤにおいて希望トラッ
クのCD再生が開始(再生・一時停止の解除)がなされ
(a18)、このようにしてCD再生が開始され、その出
力がMD録音される状態はCDの希望曲が再生終了され
るまで継続する(a19)。CDの1曲再生が終了すると
その旨の信号がMDレコーダに送信され(a20)、MD
レコーダによるCDの1曲分のMD録音が終了され、こ
の旨の信号がMDレコーダに送信され(a21)、このよ
うにしてCDの希望の1曲をMDに録音することができ
る。
【0011】このようにして再生装置と記録装置との機
器間で双方向のシステム通信制御を行うことによってユ
ーザーの望むダビング動作を簡単な操作で、かつ確実に
行うことができる。
【0012】また、ワンタッチ録音機能の応用として、
再生装置を複数枚のCDを格納して希望のCDを選択し
て再生することができるバンク式のCDプレーヤとし、
記録装置をMDレコーダとして組み合わせることによっ
て1つの操作キーの指令によって各CDの例えば最初の
トラックの曲のみを連続的にMDにダビングするような
動作も可能であり、複数枚のシングルCDの主曲のみを
録音したい場合等に非常に便利であり、これは、ベスト
ヒット録音、ヒットパレード録音等と称されている。
【0013】さて、デジタル入力に対応したMDレコー
ダ等の記録装置でデジタル入力に対応してデジタルアッ
テネータ機能を働かせて入力レベル(録音レベル)を微
調整して録音することも可能となっている。
【0014】即ち、デジタルアッテネータ機能を働かせ
ることができるようにした装置は、従来は高級機種のみ
に実装されていたがデバイスLSIの多機能化によりア
ッテネータ機能を容易にLSIに組み込みでき、低コス
トで製品化することができるようになった。このような
デジタルアッテネータ機能は複数のCDからダビングす
る際に、CD毎に異なる音声レベル(録音レベル)を微
調整することができ、MDレコーダ等の記録機器には付
加価値の非常に高い機能である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のダビング装置を
再生装置にCDプレーヤを用い、記録装置にMDレコー
ダを用いて構成し、CDからMDにダビングする際に、
デジタルアッテネータ機能をもたせることによって入力
レベル(録音レベル)の微調整が可能であるが、楽曲に
よっては複数曲の最大ピークレベルを揃えただけでは聴
感上のレベルと合致しない場合が多く、また、再生音声
を聞きながらでの微調整は非常に手間が掛かってしま
う。
【0016】そして、何回も繰り返してレベル調整して
も、録音していたときには良いと思ったものの、録音終
了後に全体を通して聞き直して見ると、依然としてレベ
ル差が気になるといったケースが頻繁にあった。
【0017】また、複数のCDの最初の曲のみを連続し
て自動的にダビングするベストヒット録音動作等ではこ
のような録音レベル調整をCD毎に行うことは非常に繁
雑でありまた困難であった。
【0018】さらに、CDからMDへのダビングを行う
場合には、極くまれに記録再生用のピックアップによる
読取りまたは書き込みエラーが発生することがあり、全
ての録音が終了した後のMDを再生したときにこのよう
なエラーに気付いた場合には、録音のやり直しをユーザ
ーが全て手作業で行わなくてはならなかった。
【0019】記録装置にMDを用いた場合には、MDの
有している規格上、編集を繰り返すことによってMD上
のデータの並びがバラバラに分断されてしまい、このた
めにピックアップ等のサーボ処理に大きな負担が係りプ
レイアビリティが悪くなる要因になる。
【0020】これは編集の制限ともなってしまい、例え
ば規格上で有する1枚のMDへの可能曲数の上限である
255曲の録音ができなくなってしまったり、希望する
位置でトラックを分割する編集がができなくなってしま
う等の現象を引き起こしてしまう。これらは、CD、M
D、DATまたは半導体メモリ等の固体メモリ等の記録
媒体についても同様である。
【0021】そこで、本発明の目的は、再生装置の出力
を記録装置を用いてダビングする際に、一旦録音した後
に、簡単な操作でもってその録音レベルを修正すること
ができ、さらに、ダビングを行う場合に、極くまれに生
じる読取りまたは書き込みエラーが発生しても簡単な操
作でもってその録音のやり直しを自動的に行うことがで
き、これらを記録用記録媒体の有している規格を制限す
ることなしに行うことができるダビング装置を提供する
ことにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は次に記載するような特徴的な構成を採用し
ている。
【0023】(1)曲収録済記録媒体を再生して、「曲
データ」を得ると共に、前記記録媒体自身および収録曲
を識別するための複数の固有情報でなる「識別データ」
を生成し得る再生装置と、前記再生装置の出力を双方向
制御手段による制御の基に記録する記録装置とからなる
ダビング装置において、前記再生装置に、該再生装置で
生成された前記「識別データ」を格納する識別データメ
モリを設け、前記記録装置に、前記再生装置から出力さ
れる前記「曲データ」を記録するための曲収録用記録媒
体の有する該曲収録用記録媒体自身および収録曲の録音
履歴を示す複数情報で生成される「録音履歴データ」を
前記曲収録用記録媒体に記録する録音履歴記録手段を設
けたダビング装置。
【0024】(2)前記(1)の記録装置は、前記録音
履歴記録手段を用いて前記曲収録用記録媒体に記録され
た「録音履歴データ」を格納する録音履歴メモリを含ん
で構成したダビング装置。
【0025】(3)前記(1)の記録装置は、前記曲収
録用記録媒体を再生する記録装置用再生手段を含んで構
成すると共に、前記記録装置用再生手段を用いて前記曲
収録用記録媒体を再生したときに前記「録音履歴デー
タ」が得られた場合に、該「録音履歴データ」に基づい
て既に前記曲収録用記録媒体に記録されている「曲デー
タ」に所定の変更条件に基づく修正を施して再記録する
再録音手段を含んで構成するダビング装置。
【0026】(4)前記(3)の記録装置は、前記記録
装置用再生手段を用いて前記曲収録用記録媒体を再生し
たときに前記「録音履歴データ」が得られた場合に、該
「録音履歴データ」に基づく該当する曲収録済記録媒体
が前記再生装置に存在するか否かを判定する判定手段を
含んで構成するダビング装置。
【0027】(5)前記(3)の再録音手段における前
記変更条件は、既に前記曲収録用記録媒体に記録されて
いる曲データの記録音量の変更であるダビング装置。
【0028】(6)前記(3)の再録音手段における前
記変更条件は、既に前記曲収録用記録媒体に記録されて
いる曲データに対するイコライザレベルの変更であるダ
ビング装置。
【0029】(7)前記(3)の再録音手段における前
記変更条件は、既に前記曲収録用記録媒体に記録されて
いる曲データに対するイコライザレベルの変更であるダ
ビング装置。
【0030】(8)前記(3)の再録音手段は、該再録
音手段によって再録音されたときに更新される、前記
「録音履歴データ」を前記曲収録用記録媒体に記録、お
よび/または録音履歴メモリに格納するように構成した
ダビング装置。
【0031】(9)前記(3)ないし前記(8)のいず
れかの再録音手段は、該再録音手段によって再録音され
るときに実行される前記変更条件による修正を仮想的に
実行するリハーサル手段を含んで構成するダビング装
置。
【0032】(10)前記(1)ないし前記(9)のい
ずれかの前記曲収録済記録媒体は、CD、MD、DAT
または固体メモリであるダビング装置。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
係るダビング装置について図面を用いて詳細に説明す
る。先ず、一実施の形態に係るダビング装置を図1ない
し図5を用いて説明する。
【0034】このダビング装置は、図1に示すように再
生装置がCDプレーヤ1で構成され、記録装置がMDレ
コーダ13で構成された例であり、CDプレーヤ1とM
Dレコーダ13の間を双方向制御信号Lと光デジタル信
号OPを介在して接続することによって一連の動作制御
を行うことができる。
【0035】その装置匡体の正面パネルは図2に示すよ
うに多数のCDを格納することができるCDバンク部3
の挿入口が略中央に設けられ、その左側に第1表示部1
0が配設され、右側に第2表示部11が配設されてい
る。また第2表示部11の下位には複数キーで形成され
る操作キー8が配設されている。
【0036】一方、MDレコーダ13は、その上部に対
卯の文字表示を行う表示器25が設けられ、その下位に
録再指令のための複数キーでなる録再指令キー21が配
設され、その右側にやり直し録音キー23とワンタッチ
録音キー22が配設されている。
【0037】CDプレーヤ1には、その全体を複合的に
制御するためのマイコン2が設けられ、これにCDバン
ク部3が接続されている。このCDバンク部3は、多数
枚(例えば200枚)のCDが積層状態で格納でき、希
望のCDをマイコン2からの指令によってローディング
機構(図示せず)でもって取り出し光学式ピックアップ
5のセット位置まで移動させたディスク4を再生させる
ことができる。
【0038】マイコン2によって制御される光学式ピッ
クアップ5で得られた読取り信号は、CD音声デコード
を行うDSP回路6に接続され、DSP回路6の出力に
光デジタル信号OPが得られ、この光デジタル信号OP
がMDレコーダ13側に送出される。
【0039】DSP回路6の後段に接続されたD/A変
換回路7は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変
換するもので、オーディオデータのミュートのオン/オ
フ機能を含んで構成されている。このD/A変換回路7
から出力されるアナログ出力信号aは、プリメインアン
プ等の他機器に接続してCDプレーヤ1の再生出力をス
ピーカ等で再現させることができる。
【0040】マイコン2に接続された操作キー8は、C
Dプレーヤ1における各種再生モードの指定、再生開
始、再生一時停止等々の動作指令を与えるための複数キ
ーで構成されている。
【0041】マイコン2に接続された表示器9は、第1
表示部10と第2表示部11に分割されて構成され、C
Dテキスト等のタイトル、ディスク番号、トラック番
号、時間表示、各種メッセージ等々を表示するものであ
る。
【0042】マイコン2に接続されたCD識別メモリ1
2は、CD識別データを格納するためのもので、装置電
源断であってもデータ消失することのないS−RAM等
の不揮発性メモリで構成されている。
【0043】このように構成されたCDプレーヤ1は、
双方向制御信号Lと光デジタル信号OPの2系統の伝送
ラインでもってMDレコーダ13に接続され、光デジタ
ル信号OPが一方向(CDプレーヤ1からMDレコーダ
13の方向)の光データとされ、双方向制御信号Lが双
方向(CDプレーヤ1からMDレコーダ13の方向とM
Dレコーダ13からCDプレーヤ1の方向)のデータと
されている。
【0044】次に、MDレコーダ13の回路構成につい
て説明すると、MDレコーダ13には、その全体を複合
的に制御するためのマイコン14が設けられ、これにヘ
ッド16が接続されている。このヘッド16は、光学式
ヘッド部16aと磁界形成用ヘッド部16bで構成さ
れ、ディスク15の記録面に光学式ヘッド部16aが非
接触状態で対向配置され、当該記録面の反対面側に磁界
形成用ヘッド部16bが配置され、再生時には磁界形成
用ヘッド部16bが完全に離隔され、記録時には略接触
状態にされて磁界形成の信号が供給される。
【0045】マイコン14によって制御されるDSP回
路17は、記録時(録音時)にMD音声ATRACのエ
ンコード処理をする機能と、再生時にMD音声ATRA
Cのデコード処理をする機能と、内蔵されたD−RAM
による音声データのメモリ処理する機能を有している。
そして、DSP回路17で再生時に出力される同軸デジ
タル出力信号CXは、デジタル入力対応のプリメインア
ンプ等の他機器に接続してMDレコーダ13の再生出力
をスピーカ等で再現させることができる。
【0046】DSP回路17の後段に接続されると共
に、マイコン14によって制御されるD/A変換回路1
8は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する
もので、オーディオデータのミュートのオン/オフ機能
を含んで構成され、記録時(録音時)に出力されるアナ
ログ出力信号Aは、プリメインアンプ等の他機器に接続
してMDレコーダ13の再生出力をスピーカ等で再現さ
せることができる。
【0047】マイコン2によって制御されるヘッド16
の光学式ヘッド部16aによって再生時に得られる読取
り信号は、DSP回路17に入力され、また、記録時に
DSP回路17から出力される記録用信号は光学式ヘッ
ド部16aと磁界形成用ヘッド部16bに供給されて所
定の情報記録がディスク15になされる。
【0048】マイコン14によって制御されるDIR回
路19は、デジタル音声信号のインターフェイスであ
り、デジタル入力セレクタとしての役割ももっていて、
CDプレーヤ1のデータ出力、即ち光デジタル信号OP
が入力され、この信号による情報記録を行い得るように
なっている。
【0049】マイコン14に接続された操作キー20
は、MDレコーダ13における各種記録/再生モードの
指定、再生/記録開始、再生/記録の一時停止等々の録
再動作指令を与えるための複数キーで構成される録再指
令キー21と、ワンタッチ録音キー22とやり直し録音
キー23を含んで構成される。このやり直し録音キー2
3は、長押し操作されるとリハーサル機能付きのやり直
し録音を指令し、通常押し操作されるとリハーサル機能
を有さないやり直し録音を指令するものである。
【0050】マイコン14に接続されたMD録音履歴メ
モリ24は、MD録音履歴データを格納するためのもの
で、装置電源断であってもデータ消失することのないS
−RAM等の不揮発性メモリで構成されている。マイコ
ン14に接続された表示器25は、MDタイトル、ディ
スク番号、トラック番号、時間表示、各種編集メッセー
ジ等々を表示するものである。
【0051】このように構成されたMDレコーダ13
は、双方向制御信号Lと光デジタル信号OPの2系統の
伝送ラインでもってCDプレーヤ1に接続され、光デジ
タル信号OPが一方向(CDプレーヤ1からMDレコー
ダ13の方向)の光データとされ、双方向制御信号Lが
双方向(MDレコーダ13からCDプレーヤ1の方向と
CDプレーヤ1からMDレコーダ13の方向)のデータ
とされている。
【0052】さて、CDプレーヤ1に設けられたCD識
別メモリ12に格納されるCD識別データは、その格納
状態が図3に概念的に示すデータ格納図のようにされ、
ストッカ番号と識別情報とユーザータイトルの3つの項
目に分けられ、ストッカ番号は、CDバンク部3に格納
された多数のCDを特定するもので、識別情報は、CD
バンク部3に格納されたCDのそれぞれの内容を特定す
る固有情報であり、2桁の数字が5組でデータ形成さ
れ、ユーザータイトルは、CDバンク部3に格納された
CDのそれぞれのストッカ番号に対応するディスクタイ
トルであり、ユーザーが任意に付したりテキスト対応の
CDの場合には自動で付される。
【0053】例えば、ストッカ番号が001であるCD
の識別情報は05,03,54,55,01であり、ユ
ーザータイトルはAngel Heartとされてい
て、ストッカ番号が002であるCDの識別情報は3
1,03,34,45,15であり、ユーザータイトル
は何も入力されていない状態である。
【0054】また、ストッカ番号の004は、CDバン
ク部3にCD格納が無い状態であるので識別情報とユー
ザータイトルが共に何も入力されていない状態である。
以下同様に多数のストッカ番号のそれぞれに対してとユ
ーザータイトルが格納されていて、ユーザータイトル
は、テキスト対応のCDの場合には自動で付すことがで
き、CDアルバムの製造元で設定されたタイトルと同一
のタイトルとすることが一般的であるが、ユーザーが任
意に設定することができる。
【0055】CDの愛称、例えばストッカ番号のA07
に対応するユーザータイトルを「パンチとかずえのクー
ルCD」等と付すことができ、CDバンク部3の該当場
所にCDが格納されていない場合には識別情報とユーザ
ータイトルが無い状態とされる。
【0056】次に、CDプレーヤ1で再生した曲データ
をMDレコーダ13に記録する動作を説明する。この動
作は、図4に示すような動作番号の(b1 )〜(b27)
のような一連の動作ステップでもって実行される。
【0057】CDの収納曲の全てをMDに録音する動作
は、先ず、CDバンク部3から録音希望のディスク4を
取り出して光学式ピックアップ5の位置に自動ローディ
ング機構(図示せず)を用いてセットし、その完了信号
をMDレコーダ13に送信(b1 )すると、MDレコー
ダ13がワンタッチ録音キー操作を待ち受ける録音待ち
受け状態にされ、ワンタッチ録音キーが操作されると、
その制御信号がCDプレーヤ1に送信される(b2 )。
【0058】すると、CDプレーヤ1でCD再生が開始
されて最初のトラックの先頭部分で一時停止されてその
情報がMDレコーダに送信される(b3 )。
【0059】しかる後、MDレコーダ13でMD録音が
スタンバイ状態になったときにMDレコーダ13からM
D録音・一時停止が完了した旨の信号がCDプレーヤ1
に送信され(b4 )、この直後にMD録音が開始される
旨の信号がCDプレーヤ1に送信される(b5 )。
【0060】すると、CDプレーヤ1においてCD再生
が開始(再生・一時停止の解除)がなされ(b6 )、こ
のようにしてCD再生が開始され、その出力がMD録音
される状態は、CDの収録曲が全曲再生される(b14)
まで継続する。
【0061】このようなCD全曲再生中であり、かつM
D録音中である期間には、CDプレーヤ1に現在再生中
のCDのID情報要求の信号が送信され(b7 )、これ
を受けたCDプレーヤ1からCDのID情報の送信が行
われ、これを受けたMDレコーダ13はCDのID情報
をMDに記録する(b8 )。これと同時的にCDプレー
ヤ1からCDのトラック番号が送信され、これを受けた
MDレコーダ13はCDのトラック番号をMDに記録し
(b9 )、以下同様に各種の情報送信が行われる。
【0062】MDレコーダ13からCDプレーヤ1にC
DのID情報要求が送信されると(b10)、これを受け
たMDレコーダ13はCDのID情報をMDに記録する
(b11)。これと同時的にCDプレーヤ1からCDのト
ラック番号が送信され、これを受けたMDレコーダ13
はCDのトラック番号をMDに記録する(b12)。
【0063】そして、CD再生が全曲終了するとその旨
の信号がMDレコーダに送信され(b13)、MDレコー
ダによるCD全曲分のMD録音が終了され、この旨の信
号がMDレコーダ13に送信され(b14)、このように
してCDの収納曲の全てをMDに録音することができ
る。
【0064】一方、CDの収納曲の中の特定の曲を選択
してMDに録音する場合には、CDバンク部3から録音
希望のディスク4を取り出して光学式ピックアップ5の
位置に自動ローディング機構(図示せず)を用いてセッ
トし、その完了信号をMDレコーダ13に送信し(b1
5)、MDレコーダ13がワンタッチ録音キー操作を待
ち受ける録音待ち受け状態にされ、ワンタッチ録音キー
が操作されると、その情報がCDプレーヤ1に送信され
る(b16)。
【0065】すると、CD再生・一時停止した旨の信号
がMDレコーダ13に送信され(b17)、これを受けた
MDレコーダ13がMD録音の一時停止である旨の信号
をCDプレーヤ1に送信し(b18)、その直後にMD録
音・開始(再生・一時停止の解除)である旨の信号をC
Dプレーヤ1に送信し(b19)、CDプレーヤ1による
CD再生開始である旨の信号をMDレコーダ13に送信
する(b20)。
【0066】このようにしてCD再生が開始され、その
出力がMDに録音される状態は、CDの特定の1曲が再
生終了する(b25)まで継続する。
【0067】このようなCDの1曲再生中であり、かつ
MD録音中である期間には、CDプレーヤ1に現在再生
中のCDのID情報要求の信号が送信され(b21)、こ
れを受けたCDプレーヤ1からCDのID情報送信が行
われ(b22)、これと同時的にCDのトラック番号が送
信される(b23)。
【0068】以下同様に(b23)と(b24)の間におい
て各種の情報送信が行われ、(b24)でCDのID情報
要求がCDプレーヤ1に送信されると、CDのID情報
送信がMDレコーダ13に対して行われる(b25)。そ
して、CDの1曲再生が終了するとその旨の信号がMD
レコーダに送信され(b26)、MDレコーダによるCD
の1曲分のMD録音が終了され、この旨の信号がCDプ
レーヤ1に送信され(b27)、このようにしてCDの1
つの収納曲をMDに録音することができる。
【0069】さて、MDレコーダ13に設けられたMD
録音履歴メモリ24に格納されるデータは、その格納状
態が図5に概念的に示すデータ格納図のようにされ、M
D識別情報とトラック番号と録音レベルと録音元のCD
の識別情報とトラック番号との5つの項目に分けられ、
「MD識別情報」は、MDレコーダ13によって記録さ
れたMDを特定する情報であり、2桁の数字が3組でデ
ータ形成され、「トラック番号」は、MD識別情報が付
されたMDの収録曲の情報であり、「録音レベル」は、
MDへの収録曲の有する各トラックの録音レベルを示す
もので、dB単位での情報であり、「録音元のCDの識
別情報」は、2桁の数字が5組でデータ形成され、「ト
ラック番号(TNo.)」は、録音元のCDのトラック番
号を2桁で示すものである。
【0070】これらの情報は、例えば、MD識別情報
が、33,05,88のMDにはトラックが001と0
02の2つあり、それぞれの録音レベルは0(基準レベ
ル)であり、録音元のCDの識別情報は、「02,0
4,54,08,27」と「02,04,54,08,
27」であり、録音元のCDのそれぞれのトラック番号
は01と02である。
【0071】また、図5中の右側部に付された符号*1
〜*5におけるデータは、図3に示すようなCDのスト
ッカ番号が001で、識別情報が05,03,54,5
5,01でユーザータイトルがAngel Heart
であるCDのトラックの01〜05の5曲を再生し、M
Dレコーダ13を用いてMDトラック004から008
に録音したときのダビング履歴情報の格納例である。
【0072】これらのMD録音履歴データは、MD編集
(移動、結合、分割、消去、)の処理を行うときにもデ
ータの不整合が起きないようにMDレコーダ13側で管
理されている。例えば、トラックの移動編集が行われた
場合にはそれに合わせて履歴情報の移動を行い、また例
えばトラックの消去編集が行われた場合にはそれに該当
する履歴情報を削除する。さらに、例えばトラックの分
割編集を行う場合には、前側のトラックに履歴情報を残
し、後ろ側のトラックについては履歴情報を削除する
(あるいは分割されたトラックである旨を示す情報を追
加してもよい)等である。
【0073】ここで、MDの識別情報は、MDを特定す
るための情報であり、MD読み込んだときのUTOC情
報のパターン等を利用してMDのそれぞれを区別するこ
とができるようにコード化されたデータである。なお、
本発明では比較的に小容量のデータを識別情報の例とし
ているが、MDは各種編集が可能なために、他機器でM
D編集する可能性があることを考慮し、全てのUTOC
データ等を記憶して識別情報としたり、またMDの収納
ケースにバーコードシールを貼り、専用のコード読取り
装置を用意する等の手段でもってMDの識別をできるよ
うな構造にしてもよい。このようにしてMDレコーダ1
3は、MDの各トラックに録音元ソースであるCDの情
報およびそのときの録音レベル設定を正確に保持するこ
とができる。
【0074】以上説明したようなダビング装置は、「録
音履歴データ」をMDに記録するということを最大の特
徴とするものであるが、既に記録されている「曲デー
タ」に所定の変更条件に基づく修正を施して再記録する
「再録音手段」を含んで構成するようにしてもよい。こ
の場合の構成は、図1に示す構成をそのまま用い、構成
各部の制御を行うためのマイコン2とマイコン14の動
作を変更することによって実現される。
【0075】この動作を、図6に示すような動作番号の
(c1 )〜(c20)のような一連の動作ステップでもっ
て実行される例について説明する。先ず、やり直し録音
したいディスク15を再生し(c1 )、やり直し録音す
るトラックを選択し(c2 )、やり直し録音キー23
(図1と図2参照)を操作し(c3 )、該当トラックの
頭の部分で再生・一時停止し(c4 )、MD履歴情報、
即ち、当該MDに記録されているMD履歴情報の中のC
DのID情報(MD録音の録音元データ)を送信する
(c5 )。これと同時的に当該MDに記録されているM
D履歴情報の中のCDのトラック番号(MD録音の録音
元データ)を送信する(c6 )。
【0076】すると、CDプレーヤ1では該当トラック
をサーチして該当トラックの頭の部分で再生・一時停止
する(c7 )。これを受けたMDレコーダ13は、MD
録音・一時停止の信号を送信し(c8 )、MDレコーダ
13でMD録音・一時停止中のトラックをイレーズ編集
してインサート録音の一時停止状態にし(c9 )、MD
録音・開始してその制御信号を送信する(c10)。
【0077】これを受けてCDプレーヤ1は、録音元の
CD再生を開始(再生・一時停止の解除)する(c1
1)。
【0078】このようにCD再生開始された後、MDレ
コーダ13からCDのID情報要求が送信され(c1
2)、CDプレーヤ1からCDのID情報送信が送信さ
れ、これを受けたMDレコーダ13は、CDのID情報
をMDのUTOCに記録し(c13)、これと同時的にC
Dのトラック番号をMDレコーダ13に送信しCDのト
ラック番号をMDのUTOCに記録し(c14)、以下同
様にデータ送信と受信がなされる(c15)。
【0079】そして、MDレコーダ13で識別番号デー
タを格納し、トラック番号データを格納し(c16)、録
音レベルデータを格納し(c17)、前回にタイトルを録
音し直したトラックに記録する(c18)。しかる後、C
D再生終了した旨の信号がMDレコーダ13に送信され
ると(c19)、これを受けたMDレコーダ13はMD録
音(やり直し録音)終了の信号を送信し(c20)、一連
のやり直し録音の動作が完了する。
【0080】なお、この一連の動作においてやり直し録
音を行う際に、該当するCDがない場合には、図7に示
すようにMDレコーダ13の表示器25に「ダビング履
歴無い!」という表示がなされ、これと同時に図8に示
すようにCDプレーヤ1の第1表示部10に「該当無し
!」という表示がなされ、やり直し録音ができない旨の
報知がなされる。
【0081】以上のような録再音手段をもったダビング
装置には、各種条件設定に基づいてやり直し録音をする
ことができるが、「再録音手段」を再録音されるときに
実行される前記変更条件による修正を仮想的に実行する
リハーサル手段を含んで構成することによってリハーサ
ル機能を持たせることができる。この場合の構成は、図
1に示す構成をそのまま用い、構成各部の制御を行うた
めのマイコン2とマイコン14の動作を変更することに
よって実現され、その動作を図9を用いて説明する。
【0082】リハーサル機能を含んだ動作は図9に示す
ような動作番号の(d1 )〜(d22)のような一連の動
作ステップでもって実行される。先ず、やり直し録音し
たいディスク15を再生し(d1 )、やり直し録音する
トラックを選択し(d2 )、やり直し録音キー23(図
1と図2参照)を長押し操作し(d3 )、やり直し録音
のリハーサルが開始されると(d4 )、該当トラックの
頭の部分で再生・一時停止し(d5 )、MD履歴情報、
即ち、当該MDに記録されているMD履歴情報の中のM
DのID情報を送信する(d6)。これと同時的に当該
MDに記録されているMD履歴情報の中のMDのトラッ
ク番号を送信する(d7 )。
【0083】これを受けたCDプレーヤ1は、該当トラ
ックをサーチしその頭で再生・一時停止したときに制御
信号を送信する(d8 )。これを受けたMDレコーダ1
3は、MD録音・一時停止の信号を送信し(d9 )、M
Dレコーダ13でMD録音・一時停止中のトラックを仮
イレーズ編集してインサート録音の一時停止状態にし、
前回の録音レベルに設定する(d10)。
【0084】するとCDプレーヤ1は、CDの該当トラ
ックのレピート再生が行われ、この制御信号が送信され
る(d11)
【0085】このようなリハーサル再生中には、MDの
録音レベルの微調整の実行が可能となり(d12)、微調
整が確定されたときにMDレコーダ13のやり直し録音
キー23を普通操作(長押しではない操作)すると(d
13),これを受けたCDプレーヤ1は、CD再生・一時
停止である旨の信号を送信し(d14),これを受けたM
Dレコーダ13からやり直し録音開始の信号が送信され
(d15)、CD再生が開始(再生・一時停止の解除)さ
れて、やり直し録音が実行開始される(d16)。
【0086】なお、このリハーサル再生中には、第1表
示部10と第2表示部11による表示内容が、図10に
示すように第1表示部10に「やり直しリハ」と表示さ
れ、第2表示部11にその経過時間等が表示される。
【0087】MDレコーダ13からCDのID情報要求
が送信され(d17)、これを受けたCDプレーヤ1は、
CDのID情報送信を送信し(d18)、これを受けたM
Dレコーダ13は、CDのID情報をMDのUTOCに
記録し(d18)、これと同時的にCDのトラック番号を
MDレコーダ13に送信しCDのトラック番号をMDの
UTOCに記録し(d19)、MDレコーダ13では識別
番号データの格納、トラック番号データの格納、録音レ
ベルデータを格納、前回のタイトルを録音し直したトラ
ックに記録する(d20)。
【0088】そして、CD再生終了の信号がCDプレー
ヤ1から送信されると(d21)、一連のやり直し録音、
即ちリハーサル機能付きのやり直し録音が終了すること
になる(d22)。
【0089】以上のダビング装置は、選択された曲に対
してリハーサル機能付きのやり直し録音を実行する例で
あるが、MDの全曲に対してやり直し録音を行う場合が
あり、この場合の構成は、図1に示す構成をそのまま用
い、構成各部の制御を行うためのマイコン2とマイコン
14の動作を変更することによって実現される。
【0090】この動作を、図11に示すような動作番号
の(e1 )から(e20)と図12に示すような動作番号
の(e21)〜(e31)のような一連の動作ステップでも
って実行される例について説明する。先ず、やり直し録
音したいディスク15をセットし(e1 )、やり直し録
音キー23(図1と図2参照)を操作し(e2 )、1曲
目のMDの履歴情報、即ち、当該MDに記録されている
MD履歴情報の中の(ID)を送信し,これを受けたC
Dプレーヤ1はメモリ格納する(e3 )。
【0091】これと同時的に1曲目のMDの履歴情報、
即ちトラック番号(TNo.)を送信し,これを受けたC
Dプレーヤ1はメモリ格納する(e4 )。以下同様に、
2曲目のMDの履歴情報を送信してCDプレーヤ1でメ
モリ格納し(e5 )(e6 )、3〜曲目のMDの履歴情
報を送信してCDプレーヤ1でメモリ格納し(e7 )、
これをn曲目の(e8 )、(e9 )まで行う。
【0092】これを受けたCDプレーヤ1は、最初の該
当トラックをサーチしその頭で再生・一時停止したとき
に制御信号を送信する(e10)。これを受けたMDレコ
ーダ13は、MDの全てのトラックをイレーズ編集し
(e11)、インサート録音の一時停止状態にし、前回の
録音レベルに設定され(e12)、MD録音が開始され
(e13)、CDプレーヤ1でCD再生が開始(再生・一
時停止の解除)されて、やり直し録音が実行開始される
(e14)。
【0093】このようにCD再生開始された後、MDレ
コーダ13からCDのID情報要求が送信され(e1
5)、CDプレーヤ1からCDのID情報が送信され、
これを受けたMDレコーダ13は、CDのID情報をM
DのUTOCに記録し(e16)、これと同時的にCDの
トラック番号をMDレコーダ13に送信しCDのトラッ
ク番号をMDのUTOCに記録する(e17)。
【0094】そして、MDレコーダ13で識別番号デー
タを格納し、トラック番号データを格納し、録音レベル
データを格納し、前回にタイトルを録音し直したトラッ
クに記録する(e18)。しかる後、CDの該当トラック
の再生終了した旨の信号がMDレコーダ13に送信され
ると(e19)、これを受けたMDレコーダ13はMD録
音(やり直し録音)の1曲目の終了の信号を送信し(e
20)、1曲目のやり直し録音の動作が完了する。
【0095】今までの動作説明の続きの動作は、図12
に示すような動作番号の(e21)から(e31)のような
一連の動作ステップでもって実行される。
【0096】先ず、2番目の該当トラックをサーチしそ
の頭で再生・一時停止したときに制御信号を送信する
(e21)。これを受けたMDレコーダ13は、MDの録
音開始された旨の信号を送信し(e22)、CDプレーヤ
1でCD再生が開始(再生・一時停止の解除)されて、
やり直し録音が実行開始される(e23)。
【0097】このようにCD再生開始された後、MDレ
コーダ13からCDのID情報要求が送信され(e2
4)、CDプレーヤ1からCDのID情報が送信され、
これを受けたMDレコーダ13は、CDのID情報をM
DのUTOCに記録し(e26)、これと同時的にCDの
トラック番号をMDレコーダ13に送信し、CDのトラ
ック番号をMDのUTOCに記録する(e26)。
【0098】そして、MDレコーダ13で識別番号デー
タを格納し、トラック番号データを格納し、録音レベル
データを格納し、前回にタイトルを録音し直したトラッ
クに記録する(e27)。しかる後、CDの該当トラック
の再生終了した旨の信号がMDレコーダ13に送信され
ると(e28)、これを受けたMDレコーダ13はMD録
音一時停止(前回録音レベルを設定)する(e29)。
【0099】以下同様に次の、即ち3曲目のやり直し録
音を実行し(e30)、同様にしてn曲目までのやり直し
録音の動作が行われ(e31)、全曲(n曲)のやり直し
録音が終了する。
【0100】なお、今までの例では、やり直し録音のた
めの条件設定を録音レベル修正としたが、この他にもス
テレオ/モノラルの変更、イコライザ特性の変更、エコ
ーを付加する変更等々のいずれであってもよい。また、
再生装置をCDバンク形式の物としたがCDプレーヤに
記憶しているユーザータイトルを利用して必要なCDの
呼び出しをユーザーに行わせるようなメッセージ表示を
行うことで1枚しかCD格納することしかできないよう
な、CDプレーヤ1でも本発明を適用できることは勿論
である。
【0101】さらに、本発明の対象とするダビング装置
は、再生装置にCDプレーヤを用い、記録装置にMDレ
コーダを用いて構成した場合のみならず、再生装置の構
成を、曲収録済記録媒体を再生して、「曲データ」を得
ると共に、記録媒体自身および収録曲を識別するための
複数の固有情報でなる「識別データ」を生成し得るよう
なものであれば、当該曲収録済記録媒体は、MDのみな
らずDAT等々のいずれであってもよく、記録装置は、
再生装置の出力を双方向制御手段による制御の基に記録
するものであれば、その記録媒体はMDのみならず、C
D、DAT、半導体メモリ等の固体メモリ等々のいずれ
であってもよいことは勿論である。
【0102】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よるダビング装置は、次のような効果がある。
【0103】録音履歴データが格納されるメモリ内容に
基づいてやり直し録音を簡単な操作でもってかつ略自動
的に実行できる。また、やり直し録音に際してタイトル
や録音レベル等の設定を前回情報に簡単に戻すことがで
きる。
【0104】複数の音源(CD等)からダビングした記
録用の記録媒体の各曲におけるレベル違いをいつでも簡
単な操作でもって再調整することができる。
【0105】録音履歴データが格納されるメモリ内容に
基づいて録音元のソースを簡単に検索することができ
る。
【0106】編集を繰り返した記録媒体(MD等)の音
楽データのディスク上の並びを修復することができる。
【0107】従って、再生装置の出力を記録装置を用い
てダビングする際に、一旦録音した後に、簡単な操作で
もってその録音レベルを修正することができ、さらに、
ダビングを行う場合に、極くまれに生じる読取りまたは
書き込みエラーが発生しても簡単な操作でもってその録
音のやり直しを自動的に行うことができ、これらを記録
用記録媒体の有している規格を制限することなしに行う
ことができるダビング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるダビング装置の概
略回路構成を示すブロック回路図である。
【図2】図1に示すダビング装置の装置匡体の正面パネ
ルを示す正面図である。
【図3】図1中に示されるCD識別メモリのデータ格納
内容を概念的に示すデータ格納図である。
【図4】図1に示すダビング装置の基本的なダビング動
作を示す動作説明図である。
【図5】図1中に示されるMD録音履歴メモリのデータ
格納内容を概念的に示すデータ格納図である。
【図6】図1に示すダビング装置の再録音機能を有する
ダビング動作を示す動作説明図である。
【図7】図6に示す動作説明図の中の表示態様を示すM
Dレコーダの正面図である。
【図8】図6に示す動作説明図の中の表示態様を示すC
Dプレーヤの正面図である。
【図9】図1に示すダビング装置の特定曲の再録音機能
とリハーサル機能を有するダビング動作を示す動作説明
図である。
【図10】図9に示す動作説明図の中の表示態様を示す
CDプレーヤの正面図である。
【図11】図1に示すダビング装置の全曲の再録音機能
を有する一連のダビング動作の前半部分を示す動作説明
図である。
【図12】図1に示すダビング装置の全曲の再録音機能
を有する一連のダビング動作の後半部分を示す動作説明
図である。
【図13】従来のダビング装置の概略回路構成を示すブ
ロック回路図である。
【符号の説明】
1 CDプレーヤ 2 マイコン 3 CDバンク部 4 ディスク 5 光学式ピックアップ 6 DSP回路 7 D/A変換回路 8 操作キー 9 表示器 10 第1表示部 11 第2表示部 12 CD識別メモリ 13 MDレコーダ 14 マイコン 15 ディスク 16 ヘッド 16a 光学式ヘッド部 16b 磁界形成用ヘッド部 17 DSP回路 18 D/A変換回路 19 DIR回路 20 操作キー 21 録再指令キー 22 ワンタッチ録音キー 23 やり直し録音キー 24 MD録音履歴メモリ 25 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB05 BC01 BC03 BC06 CC03 CC04 DE49 DE50 FG01 FG10 FG18 GK11 HL07 5D066 EA02 EA13 EA17 EA24 EA25 5D110 AA15 AA16 AA19 BB01 BB02 CA06 CA07 CA31 CB04 CF06 CF36 CK11 DA06 DA08 DB09 DE04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲収録済記録媒体を再生して、「曲デー
    タ」を得ると共に、前記記録媒体自身および収録曲を識
    別するための複数の固有情報でなる「識別データ」を生
    成し得る再生装置と、前記再生装置の出力を双方向制御
    手段による制御の基に記録する記録装置とからなるダビ
    ング装置において、 前記再生装置に、該再生装置で生成された前記「識別デ
    ータ」を格納する識別データメモリを設け、 前記記録装置に、前記再生装置から出力される前記「曲
    データ」を記録するための曲収録用記録媒体の有する該
    曲収録用記録媒体自身および収録曲の録音履歴を示す複
    数情報で生成される「録音履歴データ」を前記曲収録用
    記録媒体に記録する録音履歴記録手段を設けることを特
    徴とするダビング装置。
  2. 【請求項2】前記記録装置は、前記録音履歴記録手段を
    用いて前記曲収録用記録媒体に記録された「録音履歴デ
    ータ」を格納する録音履歴メモリを含んで構成したこと
    を特徴とする請求項1に記載のダビング装置。
  3. 【請求項3】前記記録装置は、前記曲収録用記録媒体を
    再生する記録装置用再生手段を含んで構成すると共に、 前記記録装置用再生手段を用いて前記曲収録用記録媒体
    を再生したときに前記「録音履歴データ」が得られた場
    合に、該「録音履歴データ」に基づいて既に前記曲収録
    用記録媒体に記録されている「曲データ」に所定の変更
    条件に基づく修正を施して再記録する再録音手段を含ん
    で構成することを特徴とする請求項1に記載のダビング
    装置。
  4. 【請求項4】前記記録装置は、 前記記録装置用再生手段を用いて前記曲収録用記録媒体
    を再生したときに前記「録音履歴データ」が得られた場
    合に、該「録音履歴データ」に基づく該当する曲収録済
    記録媒体が前記再生装置に存在するか否かを判定する判
    定手段を含んで構成することを特徴とする請求項3に記
    載のダビング装置。
  5. 【請求項5】前記再録音手段における前記変更条件は、
    既に前記曲収録用記録媒体に記録されている曲データの
    記録音量の変更であることを特徴とする請求項3に記載
    のダビング装置。
  6. 【請求項6】前記再録音手段における前記変更条件は、
    既に前記曲収録用記録媒体に記録されている曲データに
    対するイコライザレベルの変更であることを特徴とする
    請求項3に記載のダビング装置。
  7. 【請求項7】前記再録音手段における前記変更条件は、
    既に前記曲収録用記録媒体に記録されている曲データに
    対するイコライザレベルの変更であることを特徴とする
    請求項3に記載のダビング装置。
  8. 【請求項8】前記再録音手段は、該再録音手段によって
    再録音されたときに更新される、前記「録音履歴デー
    タ」を前記曲収録用記録媒体に記録、および/または録
    音履歴メモリに格納するように構成することを特徴とす
    る請求項3に記載のダビング装置。
  9. 【請求項9】前記再録音手段は、該再録音手段によって
    再録音されるときに実行される前記前記変更条件による
    修正を仮想的に実行するリハーサル手段を含んで構成す
    ることを特徴とする請求項3ないし請求項8のいずれか
    に記載のダビング装置。
  10. 【請求項10】前記曲収録済記録媒体は、CD、MD、
    DATまたは固体メモリである請求項1ないし請求項9
    のいずれかに記載のダビング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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