WO2004028934A1 - 貨物流通管理システム及びパレット管理システム、並びにこれらに用いるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びプログラム - Google Patents

貨物流通管理システム及びパレット管理システム、並びにこれらに用いるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びプログラム Download PDF

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Abstract

コンテナによる海上輸送等を用いて流通に掛かる時間を容易に短縮することができ、また短縮するための情報を得ることができ、流通コストを低減することができる貨物流通管理システム、パレット管理システム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを課題とする。本システムのサーバコンピュータ1で実行される貨物流通管理システムプログラムは、蓄積手段102、流通状況指示手段103、流通状況出力手段104、手続書類作成手段107、コンテナ格納情報生成手段108、在庫算出手段109、在庫計画手段110、流通期間算出手段112、パレット情報蓄積手段121、パレット情報更新手段122、輸送スケジュール作成手段123及び参照情報送信手段113を備え、流通に掛かる時間を容易に短縮するための情報を得ることができ、流通コストを低減することができる。

Description

明細書
貨物流通管理システム及ぴパレツ ト管理システム、 並びにこれら(こ用いるコン ピュータ読み取り可能な記憶媒体及ぴプログラム
技術分野
本発明は、 パレツ トを必要とする貨物をコンテナに格納して流通する際に用い る貨物流通管理システム及びパレッ ト管理システム、 並びにこれらに用いるコン ピュータ読み取り可能な記憶媒体及ぴプログラムに関する。 更に詳しくは、 特に 鋼材等の重量物の貨物について、 コンテナによる海上輸送を用いて流通に掛かる 時間を容易に短縮することができ、 また短縮するための情報を得ることができ、 流通コス トを低減することができ、 また得た情報の参照が誰でも容易にできる貨 物流通管理システム及ぴパレツ ト管理システム、 並びにこれらに用いるコンビュ 一タ読み取り可能な記憶媒体及ぴプログラムに関する。
背景技術
鋼材等の重量物を貨物として海上輸送をする場合は、 在来船と称される一般貨 物船により行われることが多かった。 この在来船による輸送は、 隔壁によって区 分けされた各船倉内にクレーン等を用いて重量物を搬入し、 重心のバランスをと りながら積み込んで行われている。 このため、 荷役が長時間に渡るものとなって いた。 また、 ショァリング及びラッシング等といわれる貨物の固定作業には、 大 量の木材によって現物に合わせた固定が行われており、 コストと時間が掛かるも のとなつていた。 また、 輸送対象の貨物は鉄板などで保護されているが、 荷役作業や航海中の摇 れなどによる損傷が起きやすかつた。 また、 図 1 9に示すように貨物を船倉に直 接積み込まれるため湿気等に触れ易く、 鲭が発生し易い。 更に、 在来船は不定期 便であり、 寄港地も定まっておらず流通期間 (リードタイムともいう) が長くな りがちであるため、 着側は長い流通期間に対処できるよう、 大量の在庫を確保及 ぴ管理する必要があった。
更に、 在来船への貨物の搬出入は屋外で行われるため、 雨天等の悪天候下では 作業を中止する場合があり、 流通期間が更に長くなることがあった。 また、 1貨 物毎にクレーン等を用いて搬出入を行うため、 コンテナ単位で行うことに比べて 搬出入作業が長時間になり易い。
—方、 コンテナ輸送船によるコンテナ輸送は定期便であり、 かつ流通期間も短 く済むため、 重量物の輸送に利用するための検討がされていた。 しかし、 最も流 通していて利用し易いドライコンテナは、 重量物の積載が難しい。
また、 積載が容易なフラッ トコンテナ及ぴオープントップコンテナ等の特殊コ ンテナは、 流通量が少ないため入手がドライコンテナに対して難しい。 更に、 密 閉性が低いため鋼材等の水気により腐蝕等を起こすものは厳重な梱包が必要とな る。 また、 特殊コンテナの海上運賃はドライコンテナより約 1 . 5〜 2倍と高く 、 コス 卜の面からも利用しにくいものとなっている。 更に、 コンテナ (特にドライコンテナ) 内への貨物の積込み作業 (バンニング という) は、 コンテナ内が狭いことから人手によることが多かった。 特に、 重量 物の固定は、 在来船による輸送と同様に木材を大量に用いて、 人手による固定作 業が必要であるため、 梱包代が高く、 梱包時間も長く掛かっていた。 また、 ドラ ィコンテナへ重量物を積み込む作業は非常に困難であり、 一方側からずり動かし て押し込む等の粗雑な方法で行われていた。 このため、 密閉できる ドライコンテ ナを用いることができるにもかかわらず、 搬出入時の取扱いに耐えられるように 厳重な梱包を必要と していた。 このような問題を解決するため、 重量物の搬出入を容易するためのパレッ ト ( 特許文献 1、 2を参照。 ) や、 ドライコンテナに搬出入するための搬送装置及び 搬送方法 (特許文献 3を参照。 ) 等を提案している。 特許文献 1 :特開平 7— 242 2 3 7号公報 (第 6頁、 第 7図) 特許文献 2 :特開平 1 1一 342 945号公報 (第 4一 6頁、 第 5図) 特許文献 3 :特開平 1 1一 349 1 1 5号公報 (第 8— 1 1頁、 第 31図) 特許文献 4 :特開 200 1— 22 5 9 1 1号公報 (第 2— 5頁、 第 2図)
しかし、 このような重量物を搬送するためのパレッ トは、 強度などの点から一 般のパレツ 卜より高価であり、 繰り返し使用するために適切な管理の元で運用す る必要がある。 また、 重量物の輸送は一度の輸送量が多く、 複数のコンテナに入 れて搬送されるため、 正確に届けるための管理を行うことが好ましい。 更に、 数日から数週間という長期且つ長距離の輸送を行う場合、 依頼を行って から実際に貨物が到着するまでの期間の長さから輸送障害が発生して遅延する場 合がある。 このため、 工場等の受取側は余裕をもった在庫を確保する必要があり 、 在庫金利等のコス トが多く掛かっていたが、 従来の物流管理システムでは長期 輸送に対する考慮がされていなかった (例えば特許文献 4参照。 ) 。
また、 受取側の作業効率を高めるため、 必要な貨物を必要な分だけ短期間で輸 送することが望まれているが、 期間を縮めるための資料を提供する手段がこれま では用意されていなかった。 このため、 流通業者、 船社及びフォアダ等は、 短期 間で輸送できるようにこの資料を作成する手段を望んでいる。 更に、 それぞれ、 業務の管理のためのシステムを構築しているが、 それらシステムに各種情報を再 入力する必要があった他、 システム自体の管理をそれぞれ行う必要があった。 更に、 国外へ輸送を行う場合は通関等に必要な書類を作成する必要があるが、 従来は他の書類等から必要な書類へ手書き等で書き写していた。 このため、 煩雑 であり、 また書き写し時に間違えてしまうこともあった。
更に、 使用したパレッ トは、 パレッ ト滞留によって生じるコス ト (関税及び保 管費用等) が生じないよう返却する必要があり、 通関等に提出するための書類も 誤りなく作成する必要があった。 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、 コンテナによる海 上輸送等を用いて流通に掛かる時間を容易に短縮することができ、 また短縮する ための情報を得ることができ、 流通コストを低減することができる貨物流通管理 システム及ぴパレツ ト管理システム、 並びにこれらに用いるコンピュータ読み取 り可能な記憶媒体及びプログラムを提供することを目的とする。 発明の開示
本発明は、 以下の通りである。
1 . 貨物 5 3 1をパレット 5 5に積載した積載物 5 3及ぴ Z又は空荷の該パレッ 卜 5 5であり、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 発送元 2 1、 バンニ ングセンタ 2 2、 デバンニングセンタ 2 5及び発送先 2 6を含む流通拠点 2間で 流通させることをサーバコンピュータ 1により管理する貨物流通管理システムで あって、
該各流通拠点 2は、 該貨物類 5 1をそれぞれ個別に識別する識別情報、 及ぴ該 流通拠点 2の位置情報を少なくとも含む流通状況情報を該サーバコンピュータ 1 へ送信する流通状況送信手段 1 0 1を具備する端末 7を具備し、
該サーバコンピュータ 1は、 該識別情報及ぴ該流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及び該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1
0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状'况指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、 を備えることを特徴とする貨物流通管理シス テム。
2 . 上記識別情報は、 上記コンテナ 5 2内の上記貨物類 5 1の数量及び格納位置 を少なくとも具備するコンテナ格納情報を更に備え、
上記サーバコンピュータ 1は、 該貨物類 5 1を格納した該コンテナ 5 2の総重 量及ぴ重心の位置が所定の範囲に収まるコンテナ格納情報を生成するコンテナ格 納情報生成手段 1 0 8を更に備え、
上記積載物 5 3及ぴ Z又は上記コンテナ 5 2は上記識別情報を記憶する識別情 報記憶媒体 5 4を具備する上記第 1項記載の貨物流通管理システム。
3 . 上記識別情報記憶媒体 5 4は、 二次元バーコ一ドである上記第 2項記載の貨 物流通管理システム。
4 . 上記サーバコンピュータ 1は、 上記蓄積手段 1 0 2に蓄積された上記流通状 況情報から流通に必要な手続書類を作成する手続書類作成手段 1 0 7を更に備え る上記第 2項に記載の貸物流通管理システム。
5 . 上記サーバコンピュータ 1は、 上記各流通拠点 2間における上記貨物類 5 1 の流通期間を算出する流通期間算出手段 1 1 2と、
上記蓄積手段 1 0 2に蓄積された上記流通状況情報から、 上記貨物 5 3 1の在 庫情報を算出し、 算出した該在庫情報を出力する在庫算出手段 1 0 9と、 該在庫算出手段 1 0 9より得た該在庫情報、 及ぴ上記流通期間算出手段 1 1 2 より得た上記流通期間を元に上記発送先 2 6の在庫量が所定の範囲内になるよう に、 該発送先 2 6へ該貨物 5 3 1を供給する計画を作成する在庫計画手段 1 1 0 と、 を更に備え、
. 上記流通期間算出手段は、 所定の流通処理要素毎に流通処理期間を求め、 これ ら流通処理期間の合計を流通期間として算出する上記第 2項記載の貨物流通管理
6 . 上記サーバコンピュータ 1は、 通信回線網 6に接続される参照用端末 7から 送信される参照請求信号に応じて、 上記蓄積手段 1 0 2に蓄積された上記流通状 況情報及び Z又は流通状況出力手段 1 0 4の出力結果を該参照用端末 7に送信す る参照情報送信手段 1 1 3を更に備え、
上記参照情報送信手段 1 1 3は、 上記参照用端末の参照権限を判別し、 該判別 の結果に応じて上記流通状況情報の参照可能な範囲を制限する上記第 2項記載の 貨物流通管理システム。
7 . 上記サーバコンピュータ 1は、 上記パレッ ト 5 5の使用履歴及び現在位置を 備えるパレツ ト情報を蓄積するパレツト情報蓄積手段 1 2 1と、
上記流通状況出力手段 1 0 4から出力される上記流通状況情報を基に該パレツ ト情報蓄積手段 1 2 1に蓄積される該パレツト情報を更新するパレツト情報更新 手段 1 2 2と、
上記パレット情報蓄積手段 1 2 1に蓄積される上記パレット情報を参照し、 空 荷の上記パレット 5 5である空パレツト 5 5 2を有する上記流通拠点 2から該空 パレッ ト 5 5 2を必要とする上記流通拠点 2へ該空パレッ ト 5 5 2を供給するよ う指示するパレツト供給手段 1 0 6を更に備える上記第 2項記載の貨物流通管理 システム。
8 . 上記流通状況出力手段 1 0 4から出力される上記流通状況情報を基に上記パ レッ ト 5 5の利用料金を算出及び請求するパレツト利用料請求手段 1 2 4を備え る上記第 2項に記載の貨物流通管理システム。
9 . 上記識別情報記憶媒体 5 4は、 積載した上記貨物 5 3 1の貨物明細情報を含 む上記第 2項記載の貨物流通管理システム。
1 0 . 上記貨物の輸送経路は、 コンテナ船による輸送経路が含まれる上記第 3項 乃至第 9項のいずれか一項に記載の貨物流通管理システム。
1 1 . 上記貨物は、 重量物である上記第 1 0項に記載の貨物流通管理システム。 1 2 , 貨物 5 3 1をパレッ ト 5 5に積載した積載物 5 3及び Z又は空荷の該パレ ット 5 5であり、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 発送元 2 1及ぴバ ンニングセンタ 2 2、 並びに輸出先のデバンニングセンタ 2 5及び発送先 2 6を 含む流通拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理するため に用いられる発送元側貨物流通管理システムであって、
該サーバコンピュータ 1は、 該貨物類 5 1をそれぞれ個別に識別する識別情報
、 及ぴ該流通拠点 2の位置情報を少なくとも含む流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及び該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1
0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、 を備えることを特徴とする発送元側貨物流通 1 3 . 貨物 5 3 1をパレツ ト 5 5に積載した積載物 5 3及び/又は空荷の該パレ ッ ト 5 5であり、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 デバンニングセン タ 2 5及び発送先 2 6、 並びに輸入元の発送元 2 1及ぴバンニングセンタ 2 2を 含む流通拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理するため に用いられる発送先側貨物流通管理システムであって、
該サ一バコンピュータ 1は、 該貨物類 5 1をそれぞれ個別に識別する識別情報 、 及び該流通拠点 2の位置情報を少なくとも含む流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状况送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及び該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及ぴ該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、 を備えることを特徴とする発送先側貨物流通
1 4 . 貨物 5 3 1を発送元 2 1及び発送先 2 6を含む流通拠点 2間で流通させる ために用いるパレツ ト 5 5をサーバコンピュータ 1により管理するパレツ ト管理 システムであって、
上記サーバコンピュータ 1は、 該パレツト 5 5の使用履歴及び現在位置を備え るパレツ ト情報を蓄積するパレツト情報蓄積手段 1 2 1と、
該パレツト情報蓄積手段 1 2 1に蓄積される該パレツト情報を更新するパレツ ト情報更新手段 1 2 2と、 上記パレット情報蓄積手段 1 2 1に蓄積される上記パ レツ ト情報を参照し、 使用されていない空荷の上記パレッ ト 5 5である空パレツ ト 5 5 2を有する上記流通拠点 2から該パレツ卜 5 5 2を必要とする該流通拠点 2へ該空パレッ ト 5 5 2を供給するよう指示するパレット供給手段 1 0 6と、 上記パレット情報蓄積手段 1 2 1に蓄積される上記パレット情報を基に上記パ レッ ト 5 5 2の利用料金を算出及び請求するパレツ ト利用料請求手段 1 2 4を備 えるパレッ ト管理システム。 1 5 . 上記第 1項、 第 1 2項及び第 1 3項のいずれか一項に記載の貨物流通管理 システムとしてコンピュータを動作させるためのプログラムを記憶したことを特 徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
1 6 . 上記第 1 4項に記載のパレツト管理システムとしてコンピュータを動作さ せるためのプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な 記憶媒体。
1 7 . 上記第 1項、 第 1 2項及ぴ第 1 3項のいずれか一項に記載の貨物流通管理 システムとしてコンピュータを動作させることを特徴とするプログラム。
1 8 . 上記第 1 4項に記載のパレツト管理システムと してコンピュータを動作さ せることを特徴とするプログラム。
1 9 . 貨物 5 3 1を含み、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 発送元 2 1、 バンユングセンタ 2 2、 デバンユングセンタ 2 5及び発送先 2 6を含む流通 拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理する貨物流通管理 システムであって、
該各流通拠点 2は、 該貨物類 5 1をそれぞれ個別に識別する識別情報、 及び該 流通拠点 2の位置情報を少なくとも含む流通状況情報を該サーバコンピュータ 1 へ送信する流通状況送信手段 1 0 1を具備する端末 7を具備し、
該サーバコンピュータ 1は、 該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及び該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、
該各流通拠点 2問における該貨物類 5 1の流通期間を算出する流通期間算出手 段 1 1 2とを備え、
上記流通期間算出手段は、 所定の流通処理要素毎に流通処理期間を求め、 これ ら流通処理期間の合計を流通期間として算出することを特徴とする貨物流通管理 2 0 . 上記サーバコンピュータ 1は、 上記蓄積手段 1 0 2に蓄積された上記流通 状況情報から、 上記貨物 5 3 1の在庫情報を算出し、 算出した該在庫情報を出力 する在庫算出手段 1 Ό 9と、
該在庫算出手段 1 0 9より得た該在庫情報、 及び上記流通期間算出手段 1 1 2 より得た上記流通期間を元に上記発送先 2 6の在庫量が所定の範囲内になるよう に、 該発送先 2 6へ該貨物 5 3 1を供給する計画を作成する在庫計画手段 1 1 0 と、 を備える上記第 1 9項記載の貨物流通管理システム。
2 1 . 貨物 5 3 1を含み、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 発送元 2 1及ぴバンニングセンタ 2 2、 並びに輸出先のデバンユングセンタ 2 5及び発送 先 2 6を含む流通拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理 するために用いられる発送元側貨物流通管理システムであって、
該サーバコンピュータ 1は、 該貨物類 5 1をそれぞれ個別に識別する識別情報 、 及ぴ該流通拠点 2の位置情報を少なくとも含む流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及び該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 ◦ 2に蓄積された該流通状況情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、
該各流通拠点 2間における該貨物類 5 1の流通期間を算出する流通期間算出手 段 1 1 2とを備えることを特徴とする発送元側貨物流通管理システム。
2 2 · 貨物 5 3 1を含み、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1、 をデバンニ ングセンタ 2 5及び発送先 2 6、 並びに輸入元の発送元 2 1及びバンニングセン 夕 2 2を含む流通拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理 するために用いられる発送先側貨物流通管理システムであって、
該サーバコンピュータ 1は、 該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、 該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及び該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及ぴ該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状况情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該各流通拠点 2間における該貨物類 5 1の流通期間を算出する流通期間算出手 段 1 1 2とを備えることを特徴とする発送先側貨物流通管理システム。
2 3 . 上記第 1 9項、 第 2 1項及ぴ第 2 2項のいずれか一項に記載の貨物流通管 理システムとしてコンピュータを動作させるためのプログラムを記憶したことを 特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
2 4 . 上記第 1 9項、 第 2 1項乃ぴ第 2 2項のいずれか一項に記載の貨物流通管 理システムとしてコンビユ^"タを動作させることを特徵とするプログラム。 発明の効果
本貨物流通管理システムによれば、 貨物類のそれぞれに識別情報をもたせ、 そ の流通位置を把握できるようにしたため、 適切な流通管理を行うための情報を得 ることができる。
また、 識別情報を用レ、てコンテナ内にバランス良くバンニングを行うためのコ ンテナ格納情報の生成を行う場合は、 貨物類のバンニングの準備が容易となる。 更に、 貨物類及びコンテナに識別情報の詳細を記憶させた識別情報記憶媒体を 設ける場合は、 誤流通等を防止することができる。 また、 識別情報記憶媒体に二 次元バーコ一ドを用いる場合は、 通信回線網が不調であったり未到達であったり する流通拠点でも識別情報の参照を行い、 高度な処理を行うことができる。 更に、 手続書類作成手段を備える場合は、 通関等に必要な書類を同時に作成す ることができ、 書き写し等による間違いを防いだり、 作成の手間を減らしたりす ることができる。
また、 流通期間算出手段を備える場合は、 貨物類が流通拠点間を輸送される期 間を個々に求めることができ、 流通期間を改善するために必要な情報を求めるこ とができる。 更に、 この情報を用いることによって、 発送先の在庫を減らし、 流 通期間を短縮させることによって、 物流コスト削減することができる。
また、 流通処理要素毎に流通処理期間を求める場合は、 複数の流通経路があつ ても容易に流通期間を求めることができる。 更に、 在庫計画手段を備える場合は、 発送先の在庫を適切な量に保つことがで きる貨物類の発送計画を作成することができる。
流通に掛かる日数を容易に把握することができるため、 出荷先の在庫状況に応 じて出荷数を調節することができる。 これによつて、 出荷先の在庫量を必要最小 限に保つことが容易となり、 在庫の管理が容易となるとともに、 在庫を保管する 倉庫を縮小させて倉庫管理や土地費用などのコストを減らすことができる。 また、 参照情報送信手段を備える場合は、 貨物類の製品明細や現在位置を把握 することができ、 流通状態を容易に知ることができる。 更に、 認証手段によって 使用する端末及び流通拠点を限定する場合は、 流通拠点毎に参照可能な識別情報 を制限することができ、 本システム等を提供し易くすることができる。 また、 各パレッ トについても個別に現在位置や使用履歴を蓄積する場合は、 パ レッ トの適切な管理を行うことができる。 このため、 パレッ トの損失や停滞等を 防止することができる。 更に、 パレッ ト供給手段を具備する場合は、 パレッ トの 稼働率を上げることができる。 また、 パレッ ト利用料請求手段を備える場合は、 貨物類の流通状況に応じた課金処理を行うことができる。 更に、 識別情報記憶媒体に貨物明細情報を用いる場合は、 通信回線網が不調で あったり未到達であったりする流通拠点でも貨物明細を参照して発送内容の確認 等を行うことができる。
また、 本発明はコンテナ船による海上輸送に好適に適用することができる。 更 に、 本発明は重量物の輸送に好適に適用することができる。 本パレツ ト管理システムによれば、 各パレツ 卜について個別に現在位置や使用 履歴を蓄積することによってパレツ 卜の適切な管理を行うことができる。 このた め、 パレッ トの損失や停滞等を防止することができる。 更に、 パレッ ト供給手段 を具備することによって、 パレッ トの稼働率を上げることができる。 また、 パレ ッ ト利用料請求手段を備えることによって貨物類の流通状況に応じた課金処理を 行うことができる。 本貨物流通管理システムを動作させるためのコンピュータ読み取り可能な記億 媒体及ぴプログラムによれば、 上記効果を備えた貨物流通管理システムを動作さ せることができる。
また、 本パレツ ト管理システムを動作させるためのコンピュータ読み取り可能 な記憶媒体及ぴプログラムによれば、 上記効果を備えたパレツ ト管理システムを 動作させることができる。 本流通期間算出手段を具備する貨物流通管理システムによれば、 貨物類のそれ ぞれに識別情報をもたせ、 その流通位置を把握できるようにしたため、 貨物類が 流通拠点間を輸送される期間を個々に求めることができ、 流通期間を改善するた めに必要な情報を求めることができる。 更に、 この情報を用いることによって、 発送先の在庫を減らし、 流通期間を短縮させることによって、 物流コス ト削減す ることができる。
また、 本貨物流通管理システムを動作させるためのコンピュータ読み取り可能 な記憶媒体によれば、 上記効果を備えた貨物流通管理システムを動作させること ができる。 図面の簡単な説明
第 1図は、 本実施例の貨物流通管理システムの構成を示す模式ブ口ック図で める。
第 2図は、 本実施例の貨物流通管理システムの構成を示す模式ブ口ック図で ある。 第 3図は、 本実施例の貨物流通管理システムにおける各流通拠点における貨 物類の取扱いを説明するための模式ブロック図である。
第 4図は、 本実施例の貨物流通管理システムにおける各流通拠点におけるパ レツ トの取极ぃを説明するための模式ブ口ック図である。
第 5図は、 本実施例の貨物流通管理システムの構成を示す模式ブロック図で める。
第 6図は、 本実施例の貨物流通管理システムにより作成されたコンテナ貨物 搬入票の例を示す模式図である。
第 7図は、 本実施例の貨物流通管理システムにより作成されたコンテナ詰貨 物内容証明書の例を示す模式図である。
第 8図は、 本実施例の貨物流通管理システムにより作成されたパッキングリ ス 卜の例を示す模式図である。
第 9図は、 参照情報送信手段によって、 識別情報に含まれる進埗状態別の貨 物を参照する画面例を説明するための模式図である。
第 1 0図は、 参照情報送信手段によって、 識別情報に含まれる特定種類の貨 物の進涉状況を表示した画面例を説明するための模式図である。
第 1 1図は、 参照情報送信手段によって、 識別情報に含まれる流通中の貨物 の進涉状態を表示した画面例を説明するための模式図である。
第 1 2図は、 参照情報送信手段によって、 識別情報に含まれる特定コンテナ 内の貨物類の配置状態等を表示した画面例を説明するための模式図である。
第 1 3図は、 参照情報送信手段によって、 識別情報に含まれる 1コンテナ船 で輸送されている貨物の一覧を参照する画面例を説明するための模式図である。
第 1 4図は、 本実施例の貨物流通管理システムにより貨物類の在庫実績及び 在庫予測の出力例を示すグラフである。
第 1 5図は、 本実施例の貨物流通管理システムにより流通期間の統計を求め た例を示すグラフである。
第 1 6図は、 複数の輸送手段を有する貨物流通管理システムの構成を示す模 式ブロック図である。
第 1 7図は、 パレツ ト製造手段 4を具備する貨物流通管理システムの構成を 示す模式ブロック図である。
第 1 8図は、 パレツト料金請求手段を具備する貨物流通管理システムの構成 を示す模式ブロック図である。
第 1 9図は、 在来船による重量物の輸送を行う様子を説明するための模式図 である。
第 2 0図は、 本発明の一実施例に係るパレット P 1の斜視図である。
第 2 1図は、 パレッ ト P 1の平面図である。
第 2 2図は、 ノ、0レッ ト P 1の平面図である。
第 2 3図は、 本実施例にて使用した運搬具の斜視図である。
第 2 4図は、 本実施例にて使用した運搬具の立設部周辺を示す説明図である 第 2 5図は、 パレツト兼用運搬具の斜視図である。
第 2 6図は、 梱包された板材積層物が固定されたパレッ卜の斜視図である。 第 2 7図は、 本実施例において板材積層物に梱包紙を覆い被せようとする説 明図である。
第 2 8図は、 本実施例において板材積層物に梱包紙を覆い被せた後パレツト を載置させようとする説明図である。
第 2 9図は、 本実施例において梱包紙の上にパレットを載置させた説明図で める。
第 3 0図は、 本実施例においてパレッ トを載置させた後反転させた状態を示 す説明図である。
第 3 1図は、 本実施例において反転機を反転させる前の状態を示す説明図で ある。
第 3 2図は、 本実施例において反転機を反転させた後の状態を示す説明図で める。
第 3 3図は、 本実施例において反転機により反転させた後にパレットを取り 除こうとする説明図である。
第 3 4図は、 本実施例において梱包紙で梱包する前に内装用当金を取り付け た状態を示す説明図である。 第 3 5図は、 本実施例において梱包紙で包み込み、 その後テープで密封しよ うとする状態を示す説明図である。
第 3 6図は、 本実施例において梱包紙で梱包した後に外装用当金を取り付け た状態を示す説明図である。
第 3 7図は、 本実施例においてパレツ トのバンド固定用孔にフープバンドを 揷通しようとする状態を示す説明図である。
第 3 8図は、 鋼材積層物がパレッ卜に固定 '封緘された鋼材積層物付きパレ ッ卜の斜視図である。
第 3 9図は、 実施例において鋼材積層物付きパレットを運搬具の上に載せよ うとする状態を示す説明図である。
第 4 0図は、 鋼材積層物付きパレットを運搬具に固定しょうとする状態を示 す説明図である。
第 4 1図は、 鋼材積層物 ·パレツ卜付き運搬具をコンテナ内に収納した状態 を示す説明図である。
第 4 2図は、 空パレッ ト付き空運搬具を 4列 1 0段に積層配置した状態を示 す説明図である。
第 4 3図は、 本発明の一実施例に係るコイル状重量物用パレツト P 2— 1の 外観を示す説明斜視図である。
第 4 4図は、 コイル状重量物用パレツ ト P 2— 1の外観を示す説明平面図で あな。
第 4 5図は、 コイル状重量物用パレツ卜の載置部の詳細を説明するための部 分拡大図である。
第 4 6図は、 コイル状重量物用パレツトにコイルを積載して固定することを 説明するための模式図である。
第 4 7図は、 コイル状重量物用パレッ トにコイル状重量物を載置した状態を 示す外観図である。
第 4 8図は、 コイル状重量物用パレツトを搬送するために用いられる搬送装 置の外観を説明するための模式図である。
第 4 9図は、 コイル状重量物を載置したコイル状重量物用パレツトを搬送す る様子を説明するための模式図である。
第 5 0図は、 コイル状重量物用パレツトを揷通する固定バンドを容易に取り 出すための取り出し板を設けた揷通孔を説明するための模式図である。
第 5 1図は、 コイル状重量物用パレツトを揷通する固定バンドを容易に取り 出すための取り出し板を設けた揷通孔を説明するための模式図である。
第 5 2図は、 載置部と脚体部とを互いに分離可能とした異なるコイル状重量 物用パレツトを説明するための模式図である。
第 5 3図は、 異なるコイル状重量物用パレツトを示す模式図である。
第 5 4図は、 コイル状重量物用パレツトを搬送するために用いられる搬送装 置の平面図である。
第 5 5図は、 コイル状重量物用パレツトを搬送するために用いられる搬送装 置の側面図である。
第 5 6図は、 コイル状重量物用パレツトを搬送するために用いられる搬送装 置の後面図である。
第 5 7図は、 搬送装置が浮上している状態のエアベアリングの縦断面を示す 説明図である。
第 5 8図は、 搬送装置に設けられるエアべァリングの裏面図である。
第 5 9図は、 本発明の一実施例に係るコイル状重量物用パレツト P 2— 2の 斜視図である。
第 6 0図は、 コイル状重量物用パレツ ト P 2— 2の平面図である。
第 6 1図は、 コイル状重量物用パレツト P 2— 2の正面図である。
第 6 2図は、 コィル状重量物用パレッ ト P 2— 2の側面図である。
第 6 3図は、 側端ガイドを取り除いた場合のコイル状重量物用パレツト P 2
- 2の側面図である。
第 6 4図は、 コイル状重量物用パレツ卜にコイルを載せる工程を示す説明図 である。
第 6 5図は、 束ねバンドでコイルとコイル状重量物用パレツ卜とを固定する 工程を示す説明図である。
第 6 6図は、 束ねバンドでコイルとコイル状重量物用パレツ卜とを固定した 状態を示す斜視図である。
第 6 7図は、 コイル状重量物用パレツ トごとコイルを運ぶ工程を示す説明図 である。
第 6 8図は、 本発明の一実施例に係るパレッ ト連結体の搬出入作業が実施さ れる ドライコンテナと搬出入装置を示す部分破断側面図である。
第 6 9図は、 第 6 8図の部分破断平面図である。
第 7 0図は、 本発明の一実施例に係る搬出入用パレッ ト P 3の斜視図である 第 7 1図は、 同じく、 搬出入用パレッ ト P 3の正面図である。
第 7 2図は、 搬出入用パレッ ト P 3の要部拡大図であり、 (a ) は搬出入パ レッ トのコンテナ床面からの淳上状態を示し、 (b ) は搬出入パレッ トのコンテ ナ床面への着地状態を示す。
第 7 3図は、 搬出入用パレッ トの要部破断側面図であり、 (a ) ( b ) は固 定具による搬送物の固定例を夫々示す。
第 7 4図は、 連結手段の部分破断斜視図である。
第 7 5図は、 連結手段の別の態様を示す部分破断斜視図である。
第 7 6図は、 連結手段について更に他の態様を示す部分破断斜視図である。 第 7 7図は、 パレツ ト連結体の斜視図である。
第 7 8図は、 パレツ ト連結体を使用した搬送物の搭載態様を説明する説明図 であり、 (a ) は重厚長大な搬送物の搭載態様を示し、 (b ) ( c ) は長尺な搬 送物の搭載態様を夫々示す。
第 7 9図は、 連結手段の別の使用態様を示す側面図である。
第 8 0図は、 滑動手段の部分破断正面図である。
第 8 1図は、 滑動手段の部分破断斜視図である。
第 8 2図は、 第一変位手段の平面図である。
第 8 3図は、 ステージの平面図である。
第 8 4図は、 ステージの側面図である。
第 8 5図は、 パレツ ト連結体を使用した搬出入作用を説明するための説明図 である。 第 8 6図は、 同じく搬出入作用を説明するための説明図である。
第 8 7図は、 搬送物の搬入に先立って実施される準備状態を説明するための 説明図であり、 (a ) はステージの周辺に準備される搬送物の準備状態を示し、 ( b ) はステージの周辺に準備されるパレツ 卜連結体に搭載された搬送物の準備 状態を示す。
第 8 8図は、 搬送物の搬出入方法の別の形態を説明するための説明図であり 、 コンテナトラックと搬入装置を示す部分破断側面図である。
第 8 9図は、 搬送物の搬出入方法の更に別の形態を説明するための斜視図で あり、 (a ) は開始前の状態を示し、 (b ) は支持枠体内部にトラックが進入し た状態を示し、 (C ) はトラックからコンテナが取り外された状態を示す。
第 9 0図は、 本発明の一実施例に係るコイル状搬送物用のパレッ ト P 4を説 明するための平面図である。
第 9 1図は、 コィル状搬送物用のパレッ ト P 4の I I矢視側面図である。 第 9 2図は、 コイル状搬送物用のパレッ ト P 4の I I I矢視側面図である。 第 9 3図は、 コイル状搬送物用のパレッ ト P 4を説明するための斜視図であ る。
第 9 4図は、 上下にパレツ トを積み重ねた状態を示す斜視図である。
第 9 5図は、 作用を説明するための説明図であり、 保管場所から搬送物を搬 送する状態を示す。
第 9 6図は、 反転機の反転動作状態を示す。
第 9 7図は、 反転機への搬送物の載置状態を示す。
第 9 8図は、 反転機の反転動作状態を示す。
第 9 9図は、 保管場所から搬送物積載パレットを搬送する状態を示す。 第 1 0 0図は、 コンテナへ搬送物積載パレッ トを搬入する状態を示す。 第 1 0 1図は、 コンテナへの搬送物積載パレッ トの収納状態を説明するため の説明図である。
第 1 0 2図は、 本実施例 2の貨物流通管理システムの構成を示す模式ブロッ ク図である。
第 1 0 3図は、 流通期間を構成する各処理に掛かる期間を説明するための説 明図である。
第 1 0 4図は、 コンテナ積み込み期間を求めるために必要なコンテナ船の出 航スケジュール表を説明するための説明図である。
第 1 0 5図は、 発送先稼働待機期間を求めるために必要な発送先の稼働日表 を説明するための説明図である。
第 1 0 6図は、 流通期間の算出例を説明するための説明図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、 本貨物流通管理システム及びパレッ ト管理システム、 並びにこれらに用 いるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びプログラムの詳細を説明する。 本貨物流通管理システムにおいて扱う上記 「貨物」 の種類は、 コンテナ輸送で きる荷物であれば特に限定されない。 また、 人手で運ぶことができる軽量物、 及 ぴ何らかの搬送機械を用いて運ぶ重量物のいずれにおいても极ぅことができる。 上記 「コンテナ」 は、 荷積み作業が必要な貨物輸送用の大型容器であればよく その種類を問わない。 このコンテナの種類の例としてドライコンテナ、 サイ ドォ ープンコンテナ、 フラッ トコンテナ及ぴオープントップコンテナ等を挙げること ができる。 また、 コンテナによる輸送方法は、 海上輸送、 陸上輸送及び空輸のい ずれであってもよいし、 いずれかを任意の組み合わせて行ってもよい。
上記 「パレッ ト」 は、 コンテナ輸送に使用できる荷台又は枠組みであればよく 、 その種類は特に問わない。
上記 「貨物類」 は、 積載物、 又は空荷のパレッ トである。 更に、 上記 「積載物
」 は、 パレッ ト及びそのパレッ トに積載した貨物を示す。 また、 「バンニング」 とは、 貨物又は貨物類の一方又は両方をコンテナ内に格 納し、 輸送時に荷ずれしない状態にすることをいう。 この 「荷ずれしない状態に する」 とは、 貨物等をコンテナに固定して、 固定を解除しない限り動かない状態 であってもよい。 更に、 コンテナ内の貨物等が、 コンテナの少なく とも水平方向 に対して、 コンテナ及び/又は隣接する貨物等との間に隙間がないように配列す ることで、 荷ずれが発生しない状態であってもよい。 また、 「デバンニング」 と は、 バンニングされたコンテナ内の貨物等を取り出すことをいう。
上記 「バンニングセンタ」 及び上記 「デバン-ングセンタ」 は、 それぞれ、 バ ンニング及びデバンニング作業を行うことができる施設である。 また、 バンニン グ及びデバンニングのいずれも行うことができる施設であってもよい。 更に、 独 立した施設ではなく、 その他の施設に付帯した施設であってもよい。 1 . 貨物流通管理システムの構成
本実施例の貨物流通管理システムは、 発送元で製造された平鋼板、 鋼板コイル 、 棒材及び鋼線コイル等の鋼材である重量物を、 貨物としてコンテナ船を介して 発送先に輸送するための流通管理に用いられる。 また、 本実施例における貨物の輸送は次の手順で行われる。
発送元 2 1の貨物 5 3 1は図 3に示すように、 バンユングセンタ 2 2に入荷さ れ、 保管された後、 空荷のパレツ ト 5 5 (以下、 空パレツ ト 5 5 2とする) に積 載されて積載物 5 3の状態になる。 次いで、 この積載物 5 3をコンテナ 5 2にバ ンユングを行う (例えば図 4 9を参照) 。 また、 積載物 5 3を積み込んだコンテ ナ 5 2である貨物類 5 1は発送元コンテナヤード 2 3に搬送された後、 埠頭でコ ンテナ船に積載され、 発送先の埠頭に輸送される。 また、 発送先の埠頭では貨物 類 5 1が発送先コンテナヤード 2 4に積み降ろされ、 発送先のデバンニングセン タ 2 5に搬送される。 その後、 デバンユングセンタ 2 5で、 コンテナ 2 2から積 載物 5 3を取り出すデバンニングが行われる。 本実施例の貨物流通管理システムは図 1及び 5に示すように、 サーバコンビュ ータ 1及び端末 7を通信回線網 6に接続した構成を備える。
( 1 ) サーノくコンピュータ 1
サーバコンピュータ 1は、 本貨物流通管理システムを動作させるための貨物流 通管理システムプログラムを実行可能なコンピュータであり、 その形態を問わな レ、。 例えば、 ある場所に設けられた 1組のコンピュータシステムとすることがで きる。 また、 距離が離れた複数の場所に設置された複数組のコンピュータシステ ムとすることもできる。 この複数組のコンピュータシステムは、 1台の常時稼動 する主システムと、 主システムの異常時に動作する副システムからなるシステム であってもよいし、 各手段の処理を分散させた分散システムであってもよい。 サーバコンピュータ 1は任意の場所に配設することができる。 例えば、 サーバ コンピュータを各流通拠点のいずれかに設けることができる。 また、 いわゆるデ ータセンタ等の別個用意された場所に配設することができる。
サーバコンピュータ 1と端末 7間の通信方法、 及び各種情報の格納方法は任意 に選択することができる。 例えば、 各種情報の形式が異なるシステム間における 情報交換が可能な XM L形式を用いることを挙げることができる。
( 2 ) 端末 7
端末 7 (請求項でいう参照用端末を含むことができる) は、 図 2に示すように 流通状況送信手段 1 0 1を具備し、 流通状況情報の入力や参照等を行うためにサ 一バコンピュータ 1に接続する機器である。 この端末 7は、 入手が容易である既 存のパーソナルコンピュータや携帯端末等を使用することができる。 更に、 端末 7は各流通拠点 2に配設されている。
尚、 流通状況送信手段 1 0 1は、 ダウンロード可能なプログラムとしてサーバ コンピュータ 1の記憶装置上に格納し、 本貨物流通管理システムの利用時にサー バコンピュータ 1から端末 7へダウンロードし、 実行することができる。
また、 端末 7内に本貨物流通管理システムに必要なプログラム等を予め保存し たり、 通信回線網 6を通じて必要なプログラムを転送したりすることもできる。 更に、 World Wide Webブラウザ等、 一般のパーソナノレコンピュータに導入され ているプログラム (以下、 ブラウザプログラムとする) を用いた端末であっても よい。 サーバコンピュータ 1に本貨物流通管理システムのためのプログラムを実 行させ、 外部の端末から操作できるようにしておく ことで、 ブラウザプログラム を介してそのプログラムを操作することで、 目的を達成することができるためで ある。 また、 図 2及び 5に示す端末 7は通信回線網 6を介してサーバコンビユー タ 1に接続されているが、 直接接続されてもよいし、 サーバコンピュータ 1と一 体であってもよレヽ D 端末 7が具備する流通状况送信手段 1 0 1は、 端末 7で入力された識別情報、 及び流通拠点 2の位置情報をサーバコンピュータ 1へ送信するための手段である 。 この手段は任意の手段を選択することができる。 また、 端末 7に記憶されてい るブラゥザプログラムを用いた場合、 このブラゥザプログラムに予め備わってい る情報送信機能を流通状況送信手段 1 0 1として用いることができる。 この位置情報は、 位置情報で識別される貨物類 5 1がどの流通拠点 2に位置す るのかを判別するための情報である。 また、 位置情報は端末 7の認証手段によつ て代替してもよい。 各流通拠点 2をそれぞれ区別できる認証手段であれば、 認証 を行った時点でどの流通拠点 2であるかどうかが分かり、 その位置も一意に決定 することができるからである。
( 3 ) 通信回線網 6
通信回線網 6は、 サーバコンピュータ 1及ぴ端末 7間の通信に用いられる回線 網であり、 任意の種類の通信回線網を使用することができる。 また、 1種類の回 線のみに限られず複数種類の通信回線網を選択及び Z又は同時に使用することが できる。 この例として、 インターネッ ト及び電話回線等の公衆回線網の他、 各種 専用線を挙げることができる。 また、 有線及び無線の区別は特に問わない。
( 4 ) 識別情報及び識別情報記憶媒体 5 4
上記 「識別情報」 は、 貨物類 5 1をそれぞれ識別することができる情報であれ ばよく、 任意の内容を情報として備えることができる。 この情報は、 貨物類 5 1 に関する情報として、 製品名称、 製品番号及びその他製品仕様 (例えば重量、 大 きさ等) 等の任意の情報を 1又は 2以上含めることができる。 また、 輸送に関す る情報として、 発送元名称、 発送先名称、 コンテナ内の位置等を含むことができ る。
更に、 使用するパレツ ト 5 5のパレツ ト番号、 使用するコンテナ 5 2のコンテ ナ番号等を含むことができる。 また、 識別情報を記憶する識別情報記憶媒体 5 4は、 図 6 6に例示するように 積載物 5 3 (貨物 5 3 1でもよいしパレッ ト 5 5でもよレ、) に配設したり、 コン テナ 5 2に配設したりすることができる (図示せず) 。 識別情報記憶媒体 5 4を 積載物 5 3に配設することにより、 伝票等の貨物類 5 1に付随する資料がなくて も識別情報を参照することができ、 貨物類 5 1の詳細を知ることができるからで ある。 この識別情報記憶媒体 5 4は、 識別情報の全ての情報を記憶することがで きるし、 一部の情報のみを記憶することもできる。 識別情報に含まれる全ての情 報を必要としないこともあるからである。 更に、 識別情報記憶媒体 5 4は、 貨物類 5 1及びコンテナ 5 2の一方のみに配 設することができるし、 両方に配設することができる。 また、 識別情報記憶媒体 5 4を複数配設する場合は、 貨物 5 3 1 、。レッ ト 5 5及びコンテナ 5 2のそれ ぞれに異なる内容の識別情報を記憶させることができる。 この例として、 貨物 5 3 1には該貨物 5 3 1の製品番号を記憶させ、 パレツ ト 5 5にはパレツ ト番号を 記憶させ、 コンテナ 5 2には格納する貨物 5 3 1及ぴパレツ ト 5 5の製品番号及 ぴパレッ ト番号等を記憶させることを挙げることができる。 また、 識別情報記憶媒体 5 4は、 バーコード、 磁気媒体及ぴ半導体メモリ等、 任意の記憶媒体を用いることができる。 これらは小さくても貨物類 5 1の識別情 報を蓄積し、 参照することができるからである。 これらのうち、 バーコードが低 コス 卜で配設することができることから好ましい。
更に、 識別情報記憶媒体 5 4に用いるバーコードは、 一次元バーコードでもよ いし、 二次元バーコードでもよい。 特に二次元バーコードは、 識別情報の内容を 取捨選択することなく全て蓄積できるだけの記憶容量を備えるため、 一次元バー コードより好ましい。 更に、 上記半導体メモリは、 R F I Dタグ及び非接触式 I Cカード等のように電磁波等によつて蓄積した情報を読み出すことができる媒体 がより好ましレ、。 ( 5 レツ 卜 5 5
上記 「パレッ ト」 は、 流通させる貨物の荷台として用いられるものであればよ く、 規格化されたモジュールパレッ ト等も含めることができる。 この例として、 図 2 6に示すような鋼板シート用パレツ ト、 図 5 9に示すような鋼板コイル用パ レツ ト、 図 9 3に示す線材用パレツ ト等の特定の貨物専用のパレツ ト、 及び図 7 0に示すような汎用パレッ トを挙げることができる。 ( 6 ) 貨物流通管理システムプログラム
本貨物流通管理システムのサーバコンピュータ 1で実行される貨物流通管理シ ステムプログラムは図 2に示すように、 蓄積手段 1 0 2、 流通状況指示手段 1 0 3、 流通状況出力手段 1 0 4、 手続書類作成手段 1 0 7、 コンテナ格納情報生成 手段 1 0 8、 在庫算出手段 1 0 9、 在庫計画手段 1 1 0、 流通期間算出手段 1 1 2、 パレツ ト情報蓄積手段 1 2 1、 パレツ ト情報更新手段 1 2 2、 輸送スケジュ ール作成手段 1 2 3及ぴ参照情報送信手段 1 1 3を備える。
( a ) 蓄積手段 1 0 2
蓄積手段 1 0 2は、 識別情報及ぴ流通状況情報を蓄積するためのデータベース である。 この流通状況情報は、 識別情報該流通拠点 2の位置情報を少なく とも含 む情報である。 また、 蓄積手段 1 0 2は、 流通状況指示手段 1 0 3、 流通状況出 力手段 1 0 4、 手続書類作成手段 1 0 7、 コンテナ格納情報生成手段 1 0 8、 在 庫算出手段 1 0 9及び参照情報送信手段 1 1 3からの指示に応じて、 これら流通 状況指示手段 1 0 3、 流通状況出力手段 1 0 4、 手続書類作成手段 1 0 7、 コン テナ格納情報生成手段 1 0 8、 在庫算出手段 1 0 9及び参照情報送信手段 1 1 3 等から受信した識別情報及び流通状況情報の蓄積を行ったり、 蓄積した流通状況 情報等の更新を行ったり、 蓄積した流通状況情報等を指示元に出力を行ったりす る。
( b ) 流通状況指示手段 1 0 3
流通状況指示手段 1 ◦ 3は、 端末 7の流通状況送信手段 1 0 1から送信される 識別情報及び流通状況情報を受信し、 これらを蓄積するよう蓄積手段 1 ◦ 2に指 示したり、 これらの情報に基づいて蓄積手段 1 0 2に蓄積された流通状況情報の 更新を蓄積手段 1 0 2に指示したりする手段である。
流通状況情報の蓄積及び更新の具体例として、 検品登録、 作業指示実績登録、 ブッキング依頼及びドレー依頼等を挙げることができる。 ( c ) 流通状況出力手段 1 0 4
流通状況出力手段 1 0 4は、 流通状況送信手段 1 0 1及ぴパレツ ト情報更新手 段 1 2 2等の指示に従って、 蓄積手段 1 0 2に蓄積された流通状況情報を取得し 、 加工して得られた結果の出力を行う手段である。 また、 得られた結果はサーバ コンピュータ 1又は端末 7に接続されたディスプレイ及びプリンタ (図示せず) や、 パレツ ト情報更新手段 1 2 2等に出力される。
( d ) 手続書類作成手段 1 0 7
手続書類作成手段 1 0 7は、 蓄積手段 1 0 2に蓄積された流通状況情報を元に 、 輸送のために必要な書類を作成する手段である。 このような書類として、 図 6 に示すコンテナ貨物搬入票、 図 7に示すコンテナ詰貨物内容証明書、 及び図 8に 示すパッキングリス ト等があり、 通関やコンテナ船社等に提出する必要がある。 また、 作成された書類はサーバコンピュータ 1又は各流通拠点 2の端末 7に接続 されたディスプレイ、 プリンタ (図示せず) 及び携行可能な記憶媒体 (例えば、 フレキシブルディスク、 メモリカード等) 等に出力される。
( e ) コンテナ格納情報生成手段 1 0 8
コンテナ格納情報生成手段 1 0 8は、 蓄積手段 1 0 2に蓄積された流通状況情 報を元に、 積載物 5 3を格納したコンテナ 5 2の総重量及び重心の位置が所定の 範囲に収まるように、 積載物 5 3を配列したコンテナ格納情報を生成する手段で ある。 また、 得られた結果はサーバコンピュータ 1又は端末 7に接続されたディ スプレイ及びプリンタ (図示せず) 等に出力される。 更に、 結果は蓄積手段 1 0 2に蓄積される。 尚、 バンニングを行うための任意の装置にコンテナ格納情報を 出力することもできる。
また、 一般に流通するコンテナは、 船主等の運送業者の所有物であるために、 異なる輸送先に対して使用できないことが多い。 このため、 コンテナ格納情報に は、 積載物 5 3を格納するコンテナを識別するためのコンテナ識別情報も含まれ ている。 このコンテナ識別情報は、 コンテナを手配したときに入力される。 ( f ) 在庫算出手段 1 0 9
在庫算出手段 1 0 9は、 蓄積手段 1 0 2に蓄積された流通状況情報と、 発送先 から入手する在庫に関する情報から、 発送先 2 6の貨物 5 3 1の在庫情報を算出 する手段である。 また、 得られた結果は例えば図 1 4に示すグラフ等が、 サーバ コンピュータ 1又は端末 7に接続されたディスプレイ及びプリンタ (図示せず) 等に出力される。
この在庫情報は図 1 4に示すように、 現在までの在庫の推移等の情報である。
( g ) 在庫計画手段 1 1 0
在庫計画手段 1 1 0は、 在庫算出手段 1 0 9より得た該在庫情報、 及ぴ流通期 間算出手段 1 1 2より得た流通期間を元に、 在庫計画を作成する手段である。 こ の在庫計画は、 発送先 2 6の在庫量が約 1月分等と、 略一定量を維持することが できる、 発送先 2 6へ該貨物 5 3 1を供給する時期及ぴ量に関する計画である。 また、 供給するために必要なパレッ ト及びコンテナの確保、 バンニング時期の决 定等も同時に計画する。 発送先 2 6の在庫量の減少は、 発送先 2 6の発注計画によって貨物 5 3 1を使 用する時期及び量を予想することができる。 また、 発送先 2 6の在庫量の増加は 、 コンテナ船の来港間隔及び輸送期間が予め判明しているため、 輸送期間による 遅延を考慮して発送先 2 6へ該貨物 5 3 1を供給する時期及び量を決定すること により、 在庫計画を作成することができる。 更に、 作成した在庫計画をコンテナ 格納情報生成手段 1 0 8に送信し、 コンテナ格納情報の作成を指示することがで きる。
また、 具体例として、 バンニング計画作成処理、 バンニング作業指示処理及び 輸出スケジュール作成処理を挙げることができる。
更に、 得られた在庫計画はサーバコンピュータ 1又は端末 7に接続されたディ スプレイ及びプリンタ (図示せず) 等に出力される。
( h ) 流通期間算出手段 1 1 2 流通期間算出手段 1 1 2は、 各流通拠点 2間における上記貨物類 5 1の流通期 間 (リードタイムともいう) を算出する手段である。 また、 得られた結果は例え ば図 1 5に示すグラフ等が、 サーバコンピュータ 1又は端末 7に接続されたディ スプレイ及びプリンタ (図示せず) 等に出力される。 この流通期間は図 1 0 6に例示するように、 貨物の流通における各流通処理要 素毎に掛かる流通処理期間を決定し、 これらの流通処理期間を足して求めること ができる。
この 「流通処理要素」 は、 貨物製造要素、 バンニング要素、 通関要素、 荷積み 要素、 海上輸送要素、 荷下ろし要素、 発送先稼働待機要素、 及び陸上輸送要素等 を例示することができ、 流通期間を所定の処理毎に分割して得られる期間の要素 である。
この流通処理要素における各流通処理期間は、 任意に選択することができ、 例 えば、 貨物製造期間、 バンユング期間、 通関期間、 荷積み期間、 海上輸送期間、 荷下ろし期間、 発送先稼働待機期間、 及び陸上輸送期間等を挙げることができる
。 これら流通処理要素における流通処理期間は、 任意に決定することができ、 例 えば予め流通を行って得られた期間を元に决定する方法等を挙げることができる また、 流通処理期間は、 流通対象となる貨物の種類毎、 及び発送先毎に異なる 期間とすることができる。 貨物の種類が異なると通常、 製造に要する期間等が異 なることが多いし、 発送先が異なれば輸送距離が異なるため期間が変化するため である。
( i ) パレッ ト情報蓄積手段 1 2 1
パレッ ト情報蓄積手段 1 2 1は、 パレッ ト 5 5の使用履歴及び現在位置を備え るパレツト情報を蓄積するデータベースである。
( j ) パレッ ト情報更新手段 1 2 2
パレツト情報更新手段 1 2 2は、 流通状況出力手段 1 0 4から出力される上記 流通状況情報を基に該パレツ ト情報蓄積手段 1 2 1に蓄積されるパレツト情報を 更新する手段である。 また、 パレツ ト 5 5に積載された貨物 5 3 1を降ろし、 空 きパレッ ト 5 5 2として更新するときに、 同時にパレツ ト返却に関連する書類の 作成を行う。 ( k ) 参照情報送信手段 1 1 3
参照情報送信手段 1 1 3は、 通信回線網 6に接続される参照用端末 7から送信 される参照請求信号に応じて流通状況情報を該参照用端末 7に送信する手段であ る。 また、 参照情報送信手段 1 1 3は、 蓄積手段 1 0 2に蓄積された流通状況情 報、 及ぴ流通状況出力手段 1 0 4の出力を送信する。
また、 参照情報送信手段 1 1 3は、 端末 7がサーバコンピュータ 1に接続する ときに任意の認証手段を用いることによって端末 7の使用者を特定し、 参照又は 更新可能な端末情報の範囲を限定することができる。
( 1 ) 輸送スケジュール作成手段 1 2 3
輸送スケジュール作成手段 1 2 3は、 在庫計画手段 1 1 0等によって作成され る貨物の輸送計画に基づき、 貨物類 5 1をコンテナ船の来港日程に合わせて、 コ ンテナ船の来港時に積み込むことができるよう、 バンニング等のスケジュールを 作成する手段である。 このスケジュールは貨物類 5 1が発送先に保管される在庫 量が一定の範囲に収まるように計画され、 貨物類 5 1の出荷日を决定することが できる。 例えば、 発送先の在庫の利用計画を発送先から取得することで、 在庫の 消費予測を行うことができる。 同時に、 在庫の不足 が算出することができるた め、 この不足日に追加分の貨物類 5 1が到着するように、 不足日から流通期間を 引く ことで、 出荷日等を求めることができる。 2 . 貨物管理
以下、 上記構成の貨物流通管理システムの運用について説明をする。
本貨物流通管理システムの運用は、 貨物管理、 個別在庫管理、 パレツ ト管理及 び情報交換に分けることができる。 貨物管理は、 貨物の流通に必要な処理及ぴそれに関る管理を行う。
( 1 ) 前処理
本貨物流通管理システムにより貨物を流通させる前に、 予め、 取り扱う貨物 5 3 1の仕様についての入力を行い蓄積手段 1 0 2に蓄積する。 本実施例で取り扱 う貨物 5 3 1である重量物は、 規格品であるため、 単位当りの質量や、 使用する パレツ ト 5 5の種類等を入力しておき、 変更することなく繰り返し利用すること できるためである。
( 2 ) 貨物入荷時の処理
貨物 5 3 1が発送元から入荷する前に、 発送元 2 1は、 貨物 5 3 1である重量 物を製造することから予め、 輸送するため貨物 5 3 1の種類及ぴ数量等を把握す ることができる。 この情報を予め任意の方法で入手し、 入荷前に識別情報の準備 を行うことができる。 また、 発送元が付加する発送元の識別情報 (例えば、 貨物 に貼付されたバーコードによる) を元に入力することができる。 これらの情報は 、 端末 7の流通状況送信手段 1 0 1を用いて入力し、 流通状況指示手段 1 0 3に よって蓄積手段 1 0 2に蓄積され.る。 更に、 貨物 5 3 1がバンニングセンタ 2 2に入荷する際に、 検品登録処理が行 われる。 この検品登録処理は、 各種管理のための識別情報を蓄積手段 1 0 2に蓄 積する。 つまり、 貨物明細 (種別、 重量及び値数等) 、 発送元名称、 発送先名称 等の識別情報を端末 7の流通状況送信手段 1 0 1を用いて入力する。
入力された識別情報は、 また、 入荷状態を示す情報と共に、 流通状況送信手段 1 0 1によって流通状況指示手段 1 0 3に送信される。 次いで、 送信された識別 情報は流通状況指示手段 1 0 3によって蓄積手段 1 0 2に蓄積される。 更に、 重心が好ましい位置となるようにコンテナ内へ積載物 5 3の配置を行う コンテナ格鈉情報生成手段 1 0 8を用いて適切な配列を行う (図 1 2参照) 。 また、 後述するパレツ ト管理のパレツ ト供給手段 1 0 6によって入荷した貨物 に適した空パレツ ト 5 5 2が準備される。 更に、 輸送スケジュール作成手段 1 2 3によって輸送する貨物類5 1の数量等 を船の来港予定に合わせて求め、 輸出するためのスケジュールを作成する。 また
、 在庫計画手段 1 1 0又は他の任意の手段により、 輸送に使用するコンテナの手 配を行う。
更に、 識別情報記憶媒体 5 4の用意を行う。 具体的には、 識別情報を二次元バ 一コートとして印刷を行う。
( 3 ) パレツ ト積載時の処理
パレツ ト供給手段 1 0 6によって準備された空パレツ ト 5 5 2に入荷した貨物
5 3 1を積載及び固定して積載物 5 3とした後、 流通状況指示手段 1 0 3にバン エングの準備が可能な状態であることを端末 7の流通状況送信手段 1 0 1を用い て伝える。 また、 パレツ ト情報更新手段 1 2 2に、 空パレツ ト 5 5 2を使用した ことを通知する。
( 4 ) バンニング時の処理
手配されたコンテナ 5 2のコンテナ識別番号及びシール番号等を、 端末 7の流 通状況送信手段 1 0 1を用いて流通状況指示手段 1 0 3に通知し、 コンテナ識別 情報として識別情報の更新を行う。
また、 手続書類作成手段 1 0 7によってコンテナ貨物搬入票及びパッキングリ ス ト等の通関等の流通に必要な書類を作成し出力する。 例えば、 図 6に示すコン テナ貨物搬入票を作成する。 コンテナ貨物搬入票は船主名、 船名、 コンテナ種類 、 コンテナ番号、 総重量及び陸揚げ港等を記載する。 また、 図 8に示すように、 コンテナ 5 2内の品物の説明と重量及び全体の重量等を列挙したパッキングリス 卜を作成する。
尚、 これら書類は、 バンニングセンタ 2 2及び発送元コンテナヤード 2 3等に 設けられた端末 7から取得することができる。 また、 これら書類はバンニング時 に作成しなくてもよく、 バンニングセンタ 2 2及び発送元コンテナヤード 2 3等 で出力指示を行わせて出力することができれば、 提出可能であるためである。 更に、 バンニングを行う際に、 コンテナのコンテナ識別番号等と、 端末 7等を 介して参照したコンテナ識別情報と比較を行い、 正しいコンテナであるかどうか の確認を行う。 これによつて、 誤ったコンテナに積載物 5 3をバンニングし、 誤 つた輸送先に輸送されてしまうことを防ぐことができる。
( 5 ) 発送先到着の処理
積載物 5 3を積み込んだコンテナ 5 2が発送先に到着後、 発送先の端末 Ίを用 いて積載物 5 3が到着したことを流通状況指示手段 1 0 3に通知し、 識別情報の 更新を行う。
3 . 個別在庫管理
個別在庫管理は、 在庫計画手段 1 1 0を用いて出荷側及ぴ着荷側での在庫推移 の実績把握と予測機能を有し、 次回バンニング出荷の最適数量を算出することが できる。
( 1 ) 在庫推移
また、 個別在庫管理システムによって、 着側からの需要予測データと在庫実績 報告を基に、 発側の出荷計画による現地在庫推移予測のシミュレーションを行い 、 現地の在庫が適正水準に保たれる出荷計画を作成 ·実行することで、 必要なも のが、 必要なだけ、 必要なときに着側の顧客に届けられる体制を実現することが できる。 コンテナ船を用いる輸送経路は、 定められた日時に出港し、 所定の日数を経て 発送先に入港する。 このため、 輸送が行われる期間にずれが起きる。 また、 発送 済みであってもコンテナヤードで保管されたり、 船内にあったりするため、 バン ニングセンタ内の貨物数と、 発送先の在庫数とから在庫を算出しても、 順次到着 する流通中の貨物数を考慮しないと正確な在庫状況を得ることができない。 本在庫予測処理は、 流通状況情報によつて船中等に位置する貨物類もバンニン グセンタの在庫として把握することができ、 また、 発送先の在庫が途切れない最 低限の量に保つことができる。 この在庫予測は図 1 4に示すように、 過去の発送先の在庫量、 コンテナ船によ る輸送中の量等を求め、 更に、 発送先の発注によって製造される貨物の入荷日か ら予想される在庫推移を算出し、 グラフと同時に出力されたものである。
この在庫予測は、 特定種類の貨物、 又は発送先毎の倉庫の全体在庫について求 めることができる。 特定種類の貨物に限定することで、 その貨物の在庫切れを防 止できる。 また、 全体在庫を予測することで、 必要最小限の在庫を維持した出荷 計画を作成することができる。
( 2 ) 流通期間
また、 識別情報を元に、 流通期間 (リードタイム) に関する表を作成すること ができる。 この表は、 図 1 5に示すように、 流通期間算出手段 1 1 2によって、 蓄積手段 1 0 2に蓄積された識別情報を元に、 各流通拠点 2間の輸送にかかった 流通期間を求めた結果である。 このような、 流通期間グラフを得ることによって 、 流通期間に問題がある区間を容易に把握することができる。 また、 図 1 5の点線に示すように、 現在以降の流通期間を算出し、 発送先の在 庫が一定範囲に収まるように発送スケジュールを求めた結果も含まれている。 通常の流通に要する期間を流通期間として求めることで、 図 1 0 6に示すよう に、 いつ出荷すれば発送先に貨物類が到着するかどうかを逆算することができ、 発送スケジュールを構築することができる。 この流通期間は、 貨物の流通における処理に必要な流通処理期間を加算して求 めるものである。 各流通処理期間は、 図 1 0 3に示すように貨物製造期間 9 1、 バンユング期間 9 2、 通関期間 9 3、 荷積み期間 9 4、 海上輸送期間 9 5、 荷下 ろし期間 9 6、 発送先稼働待機期間 9 7、 及び陸上輸送機関 9 8を挙げることが できる。 尚、 これら流通処理期間の期間は、 日数又は時問で表される。 また、 各 流通処理期間は、 発送する貨物類 5 1の種類、 及ぴ発送先毎に異なる期間である 。 尚、 発送先コンテナヤード 2 4とデバンニングセンタ 2 5が隣接しており陸上 輸送期間 9 8がない場合等も挙げられる。 貨物製造期間 9 1は、 発送元 2 1が貨物 5 3 1を製造するために必要な期間で める。
加工期間 9 2は、 バンユングセンタ 2 2において、 貨物 5 3 1をパレッ ト 5 2 に積載し、 次いでコンテナ 5 2にバンユングを行うまでの期間である。
通関待ち期間 9 3は、 貨物類 5 1が通関を通るのに必要な手続きの間生じる期 間である。
コンテナ積み込み期間 9 4は、 貨物類 5 1の通関を終えた後、 コンテナ船に積 み込むまで待機する期間である。 また、 この期間には、 コンテナ船が到来する期 間 (例えば図 1 0 4を参照。 ) と積み込みに要する期間とを含む。
海上輸送期間 9 5は、 コンテナ船によって貨物類 5 1が海上輸送される期間で ある。
荷下ろし期間 9 6は、 コンテナ船から貨物類 5 1を降ろす期間である。
発送先稼働待機期間 9 7は、 発送先が稼働している時間帯に貨物類 5 1が到着 するように発送を待機するための期間である。 この期間は例えば図 1 0 5に示す ように、 発送先の稼働スケジュール表を用意し、 貨物類 5 1が発送先の稼働 Sに 到着するように計算される。
陸上輸送期間 9 8は、 貨物をコンテナヤードからデバンニングセンタ 2 5へ輸 送する期間である。
これら流通処理期間は、 予め期間の推定等により求めることができるため、 図 1 0 6に示すように各流通処理期間を算出し、 その総和を得ることで流通期間を 求めることができる。
4 . パレッ ト管理
本貨物流通管理システムに含まれるパレツ ト管理システムは、 流通の際に用い られるパレッ トの管理を行うことができる。 以下、 図 4に示すパレッ トの取扱い に関するフローチヤ一トに基づいて説明をする。 ( 1 ) パレツ 卜の製造
本貨物流通管理システムで利用されるパレツ トは、 製造後それぞれ固有のパレ ッ ト番号が設けられてバンニングセンタに保管される。 このパレッ ト番号によつ て以降の管理が行われる。 また、 端末 7を介してサーバコンピュータ 1のパレツ ト情報更新手段 1 2 2に接続し、 パレッ ト番号をパレッ ト情報蓄積手段 1 2 1に 蓄積登録させる。 また、 登録する際は空きパレッ ト 5 5 2として、 積載可能であ ることを示すようにする。
( 2 ) 貨物入荷時の処理
貨物 5 3 1が発送元から入荷する際に、 パレツ ト供給手段 1 0 6へ空きパレッ ト 5 5 2の供給が指示される。 パレツ ト供給手段 1 0 6はパレツ ト情報更新手段 1 2 2を参照して、 空きパレッ ト 5 5 2を検索し、 該当する空きパレッ ト 5 5 2 の供給を行う。 また、 パレツ ト情報更新手段 1 2 2によって、 パレッ ト 5 5が使 用中であることを示すように、 パレツ ト情報蓄積手段 1 2 1内のパレッ ト情報を 変更する。
( 3 ) レツ 返却時の処理
レッ ト 5 5に積載した貨物 5 3 1力 Sパレッ ト 5 5から降ろされた後、 パレッ ト 5 5は、 バンニングセンタ 2 2等のパレッ ト 5 5の保管を行う流通拠点 2に返 却される。 この返却は、 通常貨物 5 3 1を格納していたコンテナの一つにパレツ ト 5 5をまとめて格納し直し、 バンニングセンタ 2 2等へ輸送することによって 行われる。 コンテナが空いている状態を減らして、 コンテナの使用率を上げるた めである。
また、 パレツ ト情報更新手段 1 2 2によって、 パレツ ト 5 5が返却中であるこ とを示すように、 パレッ ト情報蓄積手段 1 2 1内のパレッ ト情報を変更する。 同 時に、 パレツ ト返却に関連する通関向け等の書類の作成を行う。
( 4 ) パレツ 卜の点検
返却が行われたパレッ ト 5 5は、 再利用が可能かどうかの点検が行われる。 同 時にパレッ ト情報更新手段 1 2 2によって、 パレツ ト情報蓄積手段 1 2 1内のパ レツ ト情報を点検中の状態に変更する。
また、 点検によって再利用が可能であると判断されたパレツ ト 5 5は、 パレツ ト情報更新手段 1 2 2によって、 空きパレッ 卜の状態に変更された後、 保管され る。 更に、 修理することによって再利用が可能であると判断されたパレッ ト 5 5 は、 修理を行ってから保管される。 同時に修理を行ったことをパレッ ト情報蓄積 手段 1 2 1内のパレッ ト情報に追加する。
( 5 ) ノヽ0レッ トの廃棄
再利用ができないと判断されたパレツ ト 5 5は、 パレツ ト情報更新手段 1 2 2 によって、 廃棄の状態に変更された後、 廃棄される。
このようにパレツ ト識別番号によって管理を行うことによって、 パレツ トの投 入数、 各所在場所での現在数を把握し、 最適な数量管理を可能にすることにより
、 費用の適正化を行うことができる。 また、 修理等の事項の履歴を取ることによ つて、 パレツ 卜の劣化度合を把握し、 新規パレッ 卜の製造や改良に利用すること ができる。
5 . 情報交換
本貨物流通管理システムは、 通信回線に接続可能な端末 7であれば、 本サーバ コンピュータ 1に接続し、 参照情報送信手段 1 1 3を用いることで流通状況情報 等の情報を参照することができる。 更に、 本システムに必要な情報を本システム 以外のシステム、 機器等から入力したり、 逆に送信することができる。 例えば、 発送先 2 6のシステムが通信回線を通じて情報提供手段に接続して、 流通管理情 報を入手することができる。 また、 発送先 2 6のシステムと接続し、 識別情報の 作成に必要な情報を提供することができる。
( 1 ) 照会処理
ブラウザプログラムが実行できるコンピュータを端末 7 (参照端末) としてサ 一バコンピュータ 1に接続することで、 識別情報の照会処理を行うことができる 。 また、 照会処理は照会者の認証を行い、 照会者に応じたコンテナ及び貨物単位 の参照範囲の限定が行われる。
本照会処理は例えば、 図 9に示すように、 流通中の特定種類の貨物類 5 1力 何処の流通拠点 2等に滞在しているか等の進埗状態を一覧として求めることがで きる。 また、 任意の流通拠点 2を選択することで、 図 1 0に示すように滞在する 貨物類 5 1の明細情報を得ることができる。
また、 図 1 1に示すように、 貨物 5 3 1の種類を入力することによって、 該当 貨物 5 3 1の進埗状態を求めることができる。 更に、 図 1 2に示すように、 コン テナ 5 2を指定することで、 そのコンテナ 5 2に積み込まれている貨物類 5 1の 明細を求めることができる。 また、 貨物類 5 1がコンテナ 5 2内のどの位置にあ るかどうかが分かる配列情報を求めることができる。
これらの情報を参照することで、 発送先 2 6で必要な貨物 5 3 1がどのコンテ ナ 5 2から取り出せばよいかを容易に知ることができる。 更に、 本照会処理は図 1 3に示すように、 ある進渉状態 (図 1 3ではコンテナ 船上である) における貨物 5 3 1の明細を一覧として求めることができる。 特定 の流通拠点 2ゃコンテナ船等に対して問い合わせを行うときに必要になるためで ある。 ( 2 ) 情報交換処理
情報交換処理は、 本貨物流通管理システムと直接関りがない他の発送元 2 1及 び発送先 2 6等で用いられるシステム並びに端末と、 識別情報の送受信による情 報交換を行う処理である。
本貨物流通管理システムが取り扱う識別情報は、 発送元 2 1又は発送先 2 6で 既に取り扱つている貨物 5 3 1の情報と共通である部分が多い。 このため、 発送 元 2 1又は発送先 2 6で使用されている貨物 5 3 1の管理システム等から通信回 線網等を用いて貨物 5 3 1の情報を転送することで、 貨物流通管理システム側で 改めて入力する手間を無くすことができる。
また、 発送先 2 6側のシステムは、 貨物流通管理システムが取り扱う識別情報 を受信することで、 これから受け取るコンテナ 5 2及ぴ貨物 5 3 1について、 再 入力を行うことなく予め把握することができ、 受取作業の効率化を容易に図るこ とができる。 6 . コンテナ用パレッ ト及びコンテナの搬出入方法
以下、 各種コンテナ用パレツ ト P 1〜P 4及ぴそれらのコンテナ等への搬出入 形態の具体例について説明する。 尚、 パレツ ト p 1に係わる具体例を図 2 0〜図 4 2を用いて説明し、 またパレッ ト P 2に係わる具体例を図 4 3〜図 6 7を用い て説明し、 またパレッ ト P 3に係わる具体例を図 6 8〜図 8 9を用いて説明し、 更にパレッ ト P 4に係わる具体例を図 9 0〜図 1 0 1を用いて説明する。
[パレツ ト P 1 ]
( 1 ) パレッ トの構造
本実施例のパレッ ト P 1 (以下、 パレッ ト l a , l b , 1 cと記載する。 ) の 一例を図 2 0に示す。 本パレッ トは重量物である鋼板等の輸送用に用いられるパ レッ トであり、 同図において 3種類のパレッ トはコンテナ (運搬具、 モジュール も含む) に対し、 3 / 3、 2 / 3 , 1 / 3サイズに各々分割されたもの (各々、 l a、 :! ヒ及びェ 。) であり、 1 aのパレッ ト単独で運搬具の平面形状の大きさ と略一致し、 また 1 bのパレツ トと 1 cのパレツ トを組み合わせると運搬具の平 面形状の大きさと略一致し、 更に 1 cのパレッ トを 3つ組み合わせても運搬具の 平面形状の大きさと略一致する。 そして、 これらの各パレッ トには、 同図に例示しているように、 複数のフープ バンド揷通用鋼板固定用孔 (バンド固定用孔という。 ) 1 1が、 切断形状の異な る複数の板材積層物の平面外形形状に沿った適宜の位置に設けられており、 1つ のパレッ トで種類の異なる該板材積層物のいずれをも選択して固定できるように なっている。 即ち、 これらの 3種類のパレッ ト ( l a、 :! ヒ及ぴ じ) で合計 1 7種類の切断形状の違う鋼板を固定できる汎用性のあるパレッ トである。 尚、 同 図において、 1 2は運搬具固定用ボルト穴を示す。 このボルト穴 1 2は、 3 / 3 型パレツト 1 aでは、 パレツ ト表面に 4っ及ぴその下面にも 4つが端部側に形成 されている。 この場合は 4点で固定することとなる。 しかし、 3 / 3型パレッ ト 1 aよりも小さな 2 / 3型若しくは 1 / 3型パレッ ト ( 1 b、 1 c ) では、 パレ ット表面に 2つが端部側に且つ対角線方向に、 切欠部 1 5の位置に対向形成され ており、 その下面にも 2つが同様に対向形成されている。 この場合は 2点で固定 することとなる。 更に、 図 2 1に 2 / 3形のパレッ ト 1 bの他の例を示す。 これには、 鋼板積層 物 4 aを固定するための固定用孔 1 1 aが複数設けられており、 更に他の鋼板積 層物 4 bを固定するための固定用孔 1 1 bが複数設けられている。 また、 他の鋼 板積層物を固定するための孔 1 1 cも設けられている。 更に、 運搬具固定用ボル ト穴 1 2及び切欠部 1 5を備える。 運搬具固定用の位置決め穴 1 4は、 この裏面 を鋼材積層物の搭載 ·固定面とする場合の位置決めに用いられる。 尚、 このパレ ット 1 bの裏面にも同様な運搬具固定用の位置决め穴が形成されている。
また、 図 2 2に 1 / 3形のパレッ ト 1 cの他の例を示す。 これには、 例えば 5 種類の異形状の鋼板積層物 (4 a、 4 b、 4 c、 4 d及び4 e ) を固定するため の種々の 2 0個の固定用孔 1 1が複数設けられている。
( 2 ) 運搬具の構造
本実施例における運搬具 2の一例を図 2 3に示す。 この運搬具 2の積出し入れ 方向の長さ 〔縦 (奥行き) 方向の長さ〕 は、 コンテナの積出し入れ長さ方向に対 し 4等分された長さ (1 /' 4長さ) である。 横方向に対しては若干コンテナの内 寸よりも小さくなつている。 即ち、 4つの運搬具 2を縦列して組み合わせると、 コンテナの平面形状の大きさと略一致する。 また、 高さ方向に対しては、 2段積 みにより 1コンテナに 4列 2段積みができるようになつており、 合計 8個の運搬 具 2上に鋼板積層物を積層できるスペースを確保している。 更に、 この運搬具 2 には、 図 2 3及び図 2 4に示すように、 立設部 2 1が内側に折り畳み可能のよう に四隅部に立設されており、 鋼板積層物の段積みを可能としている。 尚、 同図中 、 2 2はワッシャー、 2 3は溝を示し、 この立設部 2 1を上方に押し上げると、 溝 2 3の上端であるワッシャー 2 2の位置まで立設部 2 1が押し上げられ、 それ に伴って右側に折り畳まれる。 また、 24は穴部であり、 この運搬具を積み重ね る場合、 他の運搬具の立設部 2の頭部がこの穴部 24内に収容配置され、 運搬具 の積層が容易になるとともに、 安定して積層される。 この立設部 2 1を立設したまま段積みしても、 鋼板積層物同士の干渉を避け、 輸送中のダメージを直接与えることなく品質を確保できる。 また、 両端部に足部 2 8を有するので、 空になった運搬具とパレットを返送する時、 図 4 2に示すよ うに段重ねしても、 パレッ トの天板が互いに接触することもない。 図 2 3中、 2 5はパレッ ト固定用位置決め凸部である。 この凸部 2 5によりパレッ トを運搬具 に固定する時に面倒な位置合わせが不要となる。 2 6はパレツト固定用ボルト孔 である。 この孔 2 6の間隔は運搬具の長さ方向に等分されていて、 将来パレッ ト サイズを変更しても対応できるようになつている。 例えば 1Z2、 1/4 (2/ 4、 3/4) 、 1 / 5 (2/5 , 3/5, 4/5) 型等の各種パレッ トにも対応 できる穴間隔となっている。 同図中、 2 7は、 フォーク リ フ トの爪を揷入して移 動 ·積載可能とするための穴部である。
( 3) 鋼板積層物の梱包、 コンテナ内への収納及びコンテナ輸送
図 2 7〜図 4 2に示すように鋼板積層物の梱包、 コンテナ内への収納及びコン テナ輸送方法を説明する。
図 2 7に示すように、 異形形状の鋼材を多数積層した鋼材積層物 4 (所定のパ レット 8 7の上に載せられており、 フォークリフトで移動可能となっている。 ) の上を梱包紙 7で覆う (図 2 7) 。 次いで、 図 20に示すパレッ ト 1 aをクレー ン又はフォークリフトを用いてこの上に位置決めしつつ載せる (図 2 8、 図 2 9 ) 。 更に、 これらの一体物を図 3 1に示す反転機 1 0の基台 1 0 1上に載せ、 押圧 用腕木 1 0 2 a、 1 0 2 bを加工させて押圧しつつ、 この反転機 1 0を反転させ て (図 3 1、 図 3 2) 、 パレッ ト 1、 梱包紙 7、 鋼材積層物 4及ぴパレツト 8 7 が順次積まれた一体物を得た (図 3 0 ) 。 その後、 この鋼材積層物 4の上のパレ ッ ト 8 7を取り除き (図 3 3 ) 、 フープバンドによる梱包紙の嚙み込みを防止す るための内装用当金 8 8をその部分に取付け (図 3 4 ) 、 梱包紙で包み込み、 テ ープ 8 5で密封する (図 3 5 ) 。 次いで、 更に外装用当金 8 1をフープバンド部に取り付ける (図 3 6 ) 。 更に 、 貫板 (横) 8 2をこの対向する当金 S 1間に掛け渡し、 フープバンド 3をパレ ッ トのバンド固定用孔に揷通して引っ掛け (図 3 7 ) 、 シール部をエルーツール 及ぴシーラーで締め込んで、 封緘して、 鋼材積層物がパレッ トに固定 .封緘され た鋼材積層物付きパレッ ト 8を製作した (図 3 8 ) 。 尚、 図 2 6にも同種の鋼材 積層物付きパレッ ト 8の固定構造を示す。 この場合に用いた鋼材積層物の平面形 状は、 図 3 8に示すものと異なり、 台形形状のものである。 次いで、 上記鋼材積層物付きパレッ ト 8を、 これを構成するパレツ ト 1の下面 側に設けられた位置決め用嵌合孔 (図示せず) を、 運搬具 2の位置决め用凸部 2
5に合わせるように位置決めして、 運搬具 2の上に載せる (図 3 9 ) 。 その後、 ボルトナツ ト 2 2でこの鋼材積層物付きパレッ ト 8を運搬具 2に固定して、 鋼材 積層物,パレッ ト付き運搬具 9を製作する (図 3 9、 図 4 0 ) 。 固定箇所は左右 2箇所 (合計 4箇所) である (図 3 9、 図 4 0 ) 。 その後、 鋼材積層物 ' パレッ ト付き運搬具 9をコンテナ 5内に収納する (図 4 1 ) 。 この場合、 種々の異形形状の鋼板積層物 4 a _ eを梱包 '固定してなる鋼 材積層物 ·パレツ ト付き運搬具 9 a - eを順次、 奥から積んでいる。 そして、 1 段目を積み込んだ時、 運搬具 2の立設部 2 1を立てて、 その上に他の鋼材積層物 . パレッ ト付き運搬具 9を積層している。 本実施例においては、 コンテナの空間 及び清掃物の重量を考慮して 2段積みとしている。 次いで、 この鋼板積層物 4が 積層収納されたコンテナ 5を輸送する。
( 4 ) コンテナからの搬出、 開捆及び返却輸送 本実施例では、 上記 ( 3 ) で述べた 「鋼板積層物の梱包、 コンテナ内への収納 及びコンテナ輸送」 の各工程を、 実質上、 逆に実施したものである。
即ち、 コンテナから 2段積みの上段から、 フォークリ フ トを用いて鋼材積層物 -パレツ ト付き運搬具 9 a— e等を取り出す。 1段目の鋼材積層物■パレツ ト付 き運搬具 9を取り出した後、 この立設部を折り畳む。 そして、 これからパレッ ト と運搬具とを固定しているボルトナツ トを外し、 鋼材積層物付きパレッ トは製品 棚内へ移動させて保管し、 又はそのまま使用する場合は目的場所まで移動する。 そして、 空の運搬具及ぴボルトナッ トは一時保管して、 返却時再使用するように しておく。 その後、 上記鋼材積層物付きパレッ トは、 以下の如く して固定 ·梱包を解く。 即ち、 梱包バンドを切って抜取り、 貫板とシールガード、 更に外装用当金を取り 除き、 梱包紙のテープを剥がし、 梱包紙を開ける。 その後、 内装用当金を除き、 その鋼材積層物の上に適宜のパレッ ト (例えば図 2 7の 8 7 ) を載せる。 そして これらを上記反転機にセッ トし、 上記と同様に反転させ、 反転させた後パレッ ト 1 aを取り除く。 この段階にて、 本実施例に係るパレッ ト 1 aは、 返却用空パレ ッ トとなる。 次いで梱包紙を取り除いて、 適宜の上記パレッ ト上に載置された鋼 材積層物 (図 2 7のものと同じものである。 ) を得る。 次いで、 上記空パレッ ト 1を空運搬具 2にボルトナッ トで固定して、 両者が外 れないようにする。 そして、 この空パレッ ト付き空運搬具 (セッ トともいう。 ) をコンテナ (例えば、 上記鋼板積層物を運搬してきた戻りコンテナ等) に積み込 む。 本実施例においては、 1列に 1 0セッ トの段積みが可能であり、 2 0フィー 卜のコンテナであれば最大 4 0セッ ト (4列) の積込みが可能である (図 4 2 ) このコンテナをトラック輸送で、 及び/又は更に船輸送で目的基地 (鋼板積層 物を輸送した基地等) へ返却して、 このパレッ ト、 運搬具及びボルトナッ トを再 利用する。 ( 5 ) 実施例の効果
本実施例においては、 以下の如く有用な効果を有する。
①従来のように多量の木材で、 時間をかけて厳重に固定する必要がないので、 鋼材積層物を容易且つ効率的に、 コンテナ内に積込み、 収納できた。 この積込み 要する工数及ぴ人手を大幅に削減できた。 従来方法によれば積込み 2 4 0分/ 2 人掛かったが、 本実施例方法では 3 0分/ 1名であった。
②従来の梱包方法では困難であった異形材の梱包が可能となったとともに、 1 つのパレッ トにおいて複数種類の鋼材積層物を固定、 運送でき、 そのため、 1つ のパレツトを繰り返し使用することにより多種類の鋼材積層物を固定、 運送でき る。
③梱包資材及ぴ固定資材から発生する屑が極めて少ないとともに、 多くの資材 の再利用が図れる。
④鋼材積層物同志の干渉 (上下の積層物同志及び隣接■並設されている積層物 同志) が全くないので、 輸送中のダメージを受けにくレ、。
⑤コンテナへの鋼材積層物の搬入及び搬出が容易になった。
⑥パレツ卜の大きさが運搬具に対して規格化されており、 且つこの運搬具もコ ンテナに対して規格化されているので、 限られたスペース内に効率良く収納でき 、 しかも鋼材積層物の固定及び鋼材積層物付きパレッ トの運搬具への固定、 及び 鋼材積層物■パレツト付き運搬具へのコンテナ内への収納が、 容易に且つ少ない 工程で行えるので、 効率的に鋼材積層物を輸送できた。 特に、 鋼板の異形材をコ ンテナで海外へ輸送する場合は極めて有用である。
⑦梱包紙として、 透明若しくは半透明の気化性防鲭剤が塗布された紙 (V C I 紙) を用いるので、 内部を透視でき、 そのため包装されている鋼材積層物の腐食 状況、 不良状況等の認定が外からできる。
⑧パレツ ト、 鋼材積層物付きパレット、 運搬具及び鋼材積層物 .パレツト付き 運搬具のいずれにも、 フォークリ フ トの爪を挿入できる部分を有するので、 いず れも、 フォークリ フ トにより容易に移動、 積載できる。 更に、 上記パレッ ト兼用運搬具 6の一例を図 2 5に示す。 これは、 上記に示す 運搬具の構造と実質上同じ構造である基台 6 1の表面 (及び Z又は裏面) に、 所 定のバンド固定用孔 (上記パレツ 卜において説明するバンド固定用孔と実質上同 機能を示す。 ) が形成されている。
[パレッ ト P 2— 1 ]
( 1 ) コィル状重量物用パレッ トの構成
以下、 ノ、 "レッ ト P 2— 1 (以下、 コイル状重量物用パレッ ト 2と記載する。 ) を、 図 4 3〜図 4 9を用いて詳細に説明する。
本コイル状重量物用パレツ ト 2は、 一般に 2 0フィート ドライコンテナと称さ れるコンテナ B (図 4 9参照) 内にコイル状重量物 C (図 4 7参照、 以下コイル と略す。 ) を収納して輸送するために用いられるパレッ トである。 このコイル C は、 鋼板を巻いて約 2 tのコイルとし、 外周表面をボール紙、 ビニールシート等 で被覆し、 両柱端に金属リングを嵌め込み、 外円周をスチール製バンド (幅約 3 O m m) で束ねられたものである。 また、 必要に応じて、 コイルの外周表面を鉄 板で更に被う。 以後、 本実施例においては対となる部材において、 コイル状重量物の軸方向と 平行に配置される場合を、 前後に配置されているものとし、 一方を p、 他方を q とする。 また、 軸方向に直交して配置される場合は、 左右に配置されているもの とし、 一方を a、 他方を bとする。 本パレッ ト 2は鋼鉄製であり、 図 4 3及び図 4 4に示すように、 載置部 2 mと 、 脚体部 2 f からなるパレツ ト本体とを備える。
上記載置部 2 mは、 載置部本体 2 1と、 一対のコイル支持部 2 4 p、 2 4 qと からなる。 また、 図 4 4及び図 4 5に示すように、 各.々のコイル支持部 2 4 p、 2 4 qの右部及び左部にはバンド揷通孔 2 4 2 a , 2 4 2 bが設けられている。 このバンド揷通孔 2 4 2 a、 2 4 2 bは左右で孔の大きさが異なり、 一方のバン ド揷通孔 1 1 5 aがパレツ 卜の左右方向に長くなつている。 更に、 コィノレ支持部 2 4 p、 2 4 qの背面に沿ってバンド揷通路 2 4 1 p、 2 4 l qが設けられてお り、 左右の各バンド揷通孔 2 4 2 a、 2 4 2 bを結ぶ。 上記コイル支持部 2 4 p、 2 4 Qは、 図 4 3及び図 4 4に示すように、 谷状と なるように向き合つて傾斜面を形成するように配設される一対の鋼板である。 ま た、 図 4 3及ぴ図 4 5に示すように、 コイル支持部 2 4 p、 2 4 qは、 載置部本 体 2 1上に垂直に設けられた各々 7枚の板状支柱 2 4 5によって支えられている 。 この板状支柱 2 4 5は、 図 4 5に示すように変形五角形状の平板であり、 底辺 が載置部本体 2 1上に溶接等によって垂直に固定され、 他の 3辺がコイル支持部
2 4を下から支えるように固定されている。
また、 コイル状重量物の円筒側面を支持する載置部が、 斜面が互いに向かい合 うように一対配されているため、 コイル状重量物が転がることがなく、 コイル状 重量物を安定して載せることができる。 また、 コイル状重量物の円筒側面を向か い合う斜面が支持するため、 一定範囲内で様々な外径のコイル状重量物に対応す ることができる。 更に、 コイル状重量物の円筒側面を向かい合う斜面が支持する ため、 コイル状重量物が多少揺れ動いても最終的には重力に引かれて一対の載置 部の中央の位置近くに落ち着くこととなる。 更に、 本コイル状重量物用パレッ ト によれば、 上記に示す固定作業を省いた状態においてもコイルの荷ずれを起こす ことなく、 疵つけずに輸送することができる。 上記脚体部 1 2の形状は図 4 3及び図 4 4に示すように、 脚部 2 2 a、 2 2 b 及び腕部 2 3 1 p、 2 3 1 qとを井桁状に組み合わせて得られる形状である。 つ まり、 脚部 2 2 a、 2 2 bを平行に配置し、 その上側に腕部 2 3 1 p、 2 3 1 q を脚部 2 2 a、 2 2 bに対して直角になるように配置する。
このような形状とすることで、 複数のパレット 2を隣接して配列した場合、 瞵 接する脚部 2 2 a、 2 2 b及び腕部 2 3 1 p、 2 3 1 qのそれぞれの端部が互い に接することで移動が制限され、 荷ずれを抑えることができる。 また、 脚体部 2 f の下方及ぴ前後の側面に搬送装置を揷入することができる下部開放空間 2 sを 設けることができ、 本パレツ ト 2を搬送装置 1上に容易に載置することができる また、 脚部 22 a 22 bの長さは約 1 4 5 Omm、 腕部 2 3 1 p 2 3 1 q の長さは約 225 Ommであり、 コンテナ B内へ前後方向に搬送用の隙間を含め て略 4等分したものとなっている。 これによつて、 コンテナ B内に 4の本パレツ ト 2を収納した場合にパレツ ト 2が荷ずれを起こさない程度の隙間しか残らず、 ノ レツ ト 2をコンテナ Bに固定しなくてもよレ、。 また、 腕部 23 1 p 23 1 qの左右の下側端部には長さ約 8 1 Ommの補助 脚部 2 32 a 232 bを脚部 2 2 a 22 bと平行に設けている。 この補助脚 部 2 3 2 a 23 2 bは本パレツ ト 2を安定して床上に載置するために設けられ ている。 各コイル支持部 24 p 24 qの上側側面には図 43及ぴ図 44に示すように 、 コイル支持部 24 p 24 qの長手方向に沿って設けられる移動抑止部材ガイ ド 25 p 25 qが設けられている。 また、 この移動抑止部材ガイ ド 2 5 p 2 5 qにはコの字型の切欠き 2 5 1が設けられている。 この切欠き 2 51は移動抑 止部材ガイ ド 25 p 25 qの両端近辺に等間隔に設けられている。 このため、 両端の一対となる組合せの間隔が 900 1 90 Ommの間で段階的に変更する ことができ、 それぞれの間隔に相当する柱長のコイルを荷ずれしないように固定 することができる。 上記移動抑止部材ガイ ド 2 5 p 25 qに組み合わせて用いられる移動抑止部 材 26 a 26 bは、 上記切欠き 2 5 1にはめ合わせる部位を両端に下方へ突出 するように設けたコの字形状となるように角材を組み合わせて得られる。
この移動抑止部材 26 a 26 bは、 2つのコイル支持部 24 p 24 qをま たぐように載置部 2mの上記切欠き 25 1に差し込まれて配設される (図 4 3参 BB) o ( 2 ) コイル状重量物用パレツ 卜へのコイル状重量物の固定方法 次に、 本コイル状重量物用パレツ ト 2上にコイルを固定する方法について説明 する。 まず、 梱包済みのコイル Cを、 リフ トや大型フォークリフト等を用いてパ レッ ト 2の載置部 2 m上に載置する。 この時、 コイル Cはその軸を床面と平行と し、 軸の両端がパレッ ト 2の左右となるように載置する。
その後、 図 4 6に示すように束ねバンド 6 1及び固定バンド 6 2を用いてコィ ノレ 2を載置部 2 mに固定する。 固定バンド 6 2は、 まず 1本の固定バン ド 6 2の 一端をコイル Cの軸穴に通し、 バンド揷通孔 1 1 5 bよりバンド揷通路 1 1 4内 へ入れ、 これを通してバンド揷通孔 1 1 5 aより出し、 この固定バンド 6 2の他 端と接続する。 更に、 束ねバンド 6 1を用いてコイル Cとパレッ ト 2を一体とな るように束ね固定する。
また、 移動抑止部材 2 6 a、 2 6 bをコイル Cの左右を挟むように移動抑止部 材ガイ ド 2 5 p、 2 5 qの両側の切欠き 2 5 1に差し込んで固定する。 このようにパレッ ト 2上に載置し、 固定されたコイル Cは (図 4 7参照) 、 固 定バンド 6 2及び移動抑止部材 2 6 a、 2 6 bによってパレツ ト 2に対して左右 方向の動きが妨げられる。 また、 コイル Cを前後曲面を挾み込むコイル支持部 2 4 p、 2 4 qと束ねバンド 6 1 とによって、 コイル C力 パレッ ト 2に対して前後 方向に脱離することを防ぐことができる。 また、 パレッ ト 2に対して搬送装置 1 やクレーン等の搬送装置を用いることができる。 このため、 コイル Cに直接触る ことなく荷役することができる。
( 3 ) コイル状重量物用パレツ 卜の搬出入方法及び収納構造
更に、 このようにコィノレ Cを載せた本パレッ ト 2は、 図 4 8、 図 5 4〜図 6 4 に示すような浮上式の搬送装置 1上に載せて搬送することができる。
この搬送装置 1は図 4 8及び図 5 4〜図 5 6に示すように、 コイル Cを積載す る本パレツ ト 2を持ち上げるための支持台 1 1 と、 該支持台 1 1の下面に設けら れ所定の圧力で床面に向けて圧縮空気を噴出するエアベアリング 1 2とを備え、 コイル Cを積載した本パレツ ト 2を該支持台 1 1上に積載した状態で、 この圧縮 空気の排出により該支持台 1 1を床面から浮上させることができるものである。 また、 この搬送装置 1は、 複数の上記エアベアリング 1 2と、 該複数のエアべ ァリング 1 2にそれぞれ設けられ該エアベアリング 1 2の棑気流量を調節するバ ノレブと、 該複数のバルブの開度を同時に制御することができる操縦かん 1 4 3と を備え、 該操縦かん 1 4 3を操作することにより上記支持台 1 1の細かい姿勢制 御が可能なものである。 この浮上式搬送装置 1は図 5 5及ぴ図 5 6に示すように、 支持台 1 1の下面側 に設けられた 4つのエアベアリング 1 2に設けられた風船部 1 2 2のノズル (図 5 7及ぴ図 5 8参照) から地面に向かって圧縮空気を吹き出し、 その圧力によつ て淳上する。 また、 この搬送装置 1は淳上によって地面との摩擦係数を非常に小 さくすることができるため、 数 tのコイルを載せたパレツ ト 2を支持台 1 1に載 せても手押しで容易に搬送することができる。
このような搬送装置 1は図 4 9に示すように、 下部開放空間 2 sに挿入してパ レッ ト 2を支持し、 コンテナ B内等へ搬出入することができる。 これによつて、 パレッ ト 2を安定して搬送することができる。 更に、 搬送装置 1を用いることが できるために吊り下げに必要な高い天井が不要となり、 天井側に開口部が無いド ライコンテナにおいても容易に搬出入を行うことができる。 このようにコイル Cを載置したパレツ ト 2をコンテナ B内に収納した状態を図
4 9に示す。 即ち、 コンテナ Bの奥行き方向に、 各々コイル Cを載せた 4のパレ ッ ト 2を脚部 2 2 a、 2 2 bの端部を互いに接するように収納される。
パレツ ト 2の底面大きさをコンテナ Bの底面を 4等分するような大きさに規格 化することで、 4個のパレッ ト 2を順不同で格納してもちようどコンテナ Bの底 面大きさと一致するように配置することができる。 更に、 幾つかのパレッ ト 2を
、 コイル Cとは異なる大きさのコイル C ' のための積載部 2 m ' を設けたパレツ ト 2 ' としても、 問題が起きることがない。 また、 このようにパレツ ト 2を収納することでコンテナ Bの内壁と各パレツ ト 2間は略隙間がなくなり、 コンテナ Bの輸送中においてもパレツ ト 2の荷ずれが 起きにくいものとなる。 更に、 コンテナ B内ではパレッ ト 2の出し入れを行うだ けで、 コイル C及びパレッ ト 2の固定作業及ぴ取り外し作業が不要となり、 短時 間で荷役.を行うことができる。 また、 パレッ ト 2が搬送用の隙間の範囲で荷ずれ した場合でも、 脚部 2 2 a、 2 2 bが入れ互いになつて荷ずれが起きてしまうこ とがない。 更に、 本パレッ ト 2は木材等によるコンテナ Bへの固定が不要であり、 本パレ ッ ト 2自身が鋼鉄製であることから、 コンテナ内から含水物 (木材等) を排除す ることができ、 コンテナ B内で結露を起こさないようにすることができる。 この ため、 コイル Cを載置したパレツ ト 2を収納したコンテナ Bを密閉する時に低湿 度の状態にすることができれば、 除湿装置を設けなくても輸送中はコンテナ B内 を低湿度に保つことができ、 コイル Cに鲭が発生することがない。 レ レッ ト P 2— 2 ]
( 1 ) コイル状重量物用パレッ トの構成
以下、 パレッ ト P 2— 2 (以下、 コイル状重量物用パレッ ト 2と記載する。 ) について図 5 9〜図 6 7を用いて説明する。 このコイル状重量物用パレツ ト 2は 、 上記パレッ ト P 2— 1 と略同様の構成であるが、 移動抑止部材、 積み重ね支持 部等を備える点で異なっている。 まず、 本実施例のコイル状重量物用パレッ ト 2においては、 図 5 9〜図 6 2に 示すように、 補助腕部 2 3 1 p, 2 3 1 qの先端には、 補助足部材 2 3 2 a , 2 3 2 bに代えて側端ガイ ド 2 3 3 a , 2 3 3 bが設けられている。
この側端ガイ ド 2 3 3 a, 2 3 3 bは、 図 6 0及び図 6 1に示すように、 補助 腕部 2 3 1 p , 2 3 1 qの先端にその両端を接続され、 前後方向にわたされてい る棒状の部材である。 この側端ガイ ド 2 3 3 a , 2 3 3 bの外側同士の間隔は、 コンテナの内部空間の巾寸法よりも数 c m短くなるように設けられている。 この ため、 補助足部材 2 3 2 a , 2 3 2 bと同様に、 コンテナの内部においてコィノレ 状重量物用パレツ ト 2が左右方向に動くのを防ぐことができる。 また、 図 5 9及び図 6 0に示すように、 側端ガイ ド 2 3 3 a , 2 3 3 bの前外 側及び後外側の角部は落とされており、 テーパ形状となっている。 即ち、 図 6 0 に示すように、 前後端において巾が狭くなつているため、 補助腕部 2 3 1 p側を 前にしてコンテナに入れる場合も、 補助腕部 2 3 1 q側を前にしてコンテナに入 れる場合も、 微妙な位置合わせをすることなく容易にコンテナ内に入れることが できる。
特に、 本実施例では淳上式の搬送装置 1を使用しているため、 ごく弱い力で側 端ガイ ド 2 3 3 a, 2 3 3 bの前端部がコンテナ Bの内壁と接触すれば、 それだ けで軌道が修正され、 設備をいためることなく コイル状重量物用パレツ ト 2をコ ンテナ内に入れることができる。
そして、 底板 2 1の下面側の角部には複数の切欠き 2 3 1 kが設けられている 。 この切欠きは束ねバンド 6 1を通すためのものであり、 束ねバンド 6 1は、 補 助腕部 2 3 1 p , 2 3 1 qの角に直接あたることがないため切れにくく、 また、 横方向にずれにくレ、。
—方、 本実施例のコイル状重量物用パレッ ト 2においては、 コイル端固定機構 が設けられている。 このコイル端固定機構は、 スライ ドレール 2 7と移動抑止部 材 2 8とからなり、 左右に一対設けられている。
即ち、 図 5 9、 図 6 0、 図 6 2及び図 6 3に示すように、 底板 2 1上のキャン バー部材 2 4 p , 2 4 qの間の位置には、 キャンバー部材 2 4 p , 2 4 qに平行 な方向に一対のスライ ドレール 2 7 a , 2 7 bが配されている。 これらスライ ド レール 2 7 a , 2 7 bは、 互いに 4 0 c mの間隔をあけて向かい合う位置からそ れぞれ外側に向かって上記側端ガイ ド 2 3 3 a, 2 3 3 bに至るまで延びている
そして、 このスライ ドレーノレ 2 7 a , 2 7 bには、 それぞれ移動抑止部材 2 8 a , 2 8 bがスライ ド可能に立設されている。 これら移動抑止部材 2 8 a , 2 8 bの上端は、 キャンバー部材 24 p, 24 qの上端の位置に対して低いか又は同 等の高さである。 尚、 この上端部は垂直に立設されていても良いし、 外側に曲げ られていても良い。
この移動抑止部材 2 8 a, 2 8 bは移動抑止部材を貫通してスライ ドレール 2 7 a , 2 7 bに向かうボルトを有している。 そして、 スライ ドレーノレ 2 7 a , 2 7 bの中にブロックが収められており、 そのブロックの中央にボル卜が入る穴が 設けられている。 ボルトを廻しプロックと結合することによってブロックは上方 へ上がって行き、 ブロックとスライ ドレールの上枠の下面とが当たって、 移動抑 止部材 2 8 a , 2 8 bをスライ ドレーノレ 2 7 a , 2 7 bに固定することができる
本実施例のコイル状重量物用パレツ ト 2は、 移動抑止部材 2 8 a , 2 8 bを備 えているため、 キャンバ 部材 24 p, 24 qの斜面に円筒側面を接地させてコ ィルを置いた場合に、 そのコイル端面を移動抑止部材 2 8 a , 2 8 bで挟み込ん で固定することができる。
また、 移動抑止部材 2 8 a , 2 8 bは、 スライ ドレール 2 7 a, 2 7 b上にス ライ ド可能に設けられており、 ボルトで所定の位置に固定することが可能である ため、 様々な巾のコイルに対応することができる。 また、 スライ ドレールは、 載 置部に挟まれる位置から、 載置部の端部をこえる範囲にまで延びている。 このた め、 この一対の移動抑止部材は、 載置部よりも幅の狭いコイル状重量物にも、 載 置部よりも幅の広いコイル状重量物にも対応することができ、 その端面を挟み込 むことができる。 更に、 本実施例のコイル状重量物用パレッ ト 2は、 図 5 9〜図 6 3に示すよう に、 脚部 2 2 a , 2 2 b上、 補助腕部 2 3 1 p, 2 3 1 qを挟む位置に、 積み重 ね支持部 2 9を備える。
この積み重ね支持部 2 9は柱状の部材であり、 脚部 2 2 a , 2 2 b上の補助腕 部 2 3 1 p , 2 3 1 qを挟む位置に、 合計 4本設けられている。 各積み重ね支持 部 2 9の下端は、 脚部 2 2 a , 2 2 bを貫通して凹状に設けられた下端面を脚部 2 2 a , 2 2 bの底面 (下端面) と略一致する位置に設けており、 一方、 上部は 、 補助支柱 2 9 1によってキャンバー部材 2 4 p, 2 4 qの前後端面と接続され ている。 また、 この積み重ね支持部 2 9は、 下端は脚部 2 2 a , 2 2 bの下端面 と略一致する位置にあり、 上端の高さはキャンバー部材 2 4 p , 2 4 qの上端よ りも数 c m高い位置にある。 そして、 上端面は凸球面状に、 下端面は凹球面状に 設けられている。 本実施例のコイル状重量物用パレツ ト 2は、 この積み重ね支持部 2 9によって 積み重ねることができる。 即ち、 床面に置いたコイル状重量物用パレッ ト 2の 4 本の積み重ね支持部 2 9の上端に、 次のコイル状重量物用パレツ ト 2の積み重ね 支持部 2 9の下端を置くようにして、 積み重ねることができる。 したがって、 重 量物を運んだ後は、 空のパレッ トを多数積み重ねてコンパク トにして送り返すこ とができる。
また、 積み重ね支持部同士のおおよその位置に合わせれば、 厳密な位置合わせ を行わなく とも、 その凹凸により自動的に位置が調整され、 容易にパレッ トを積 み重ねることができる。 また、 積み重ねられている際にも、 位置ずれが起こりに くレ、。 更に、 積み重ね支持部の上面が凸球面であり、 下面が凹球面であるので、 その上下面にごみなどが溜まりにく く、 パレッ トの安定性を害することがない。 ( 2 ) コイル状重量物用パレツ 卜へのコイル状重量物の固定方法
本実施例のコイル状重量物用パレッ ト 2にコイルを固定する場合は、 まず、 図 6 4及び図 6 5に示すように、 梱包済みのコイル Cをキャンバー部材 2 4 p , 2 4 qの斜面上に載置する。 そして、 図 6 5及び図 6 6に示すように、 束ねバンド 6 1を用いて、 コイル Cとコイル状重量物用パレッ ト 2が一体となるように、 コ ィルの軸と垂直な方向に束ねて固定する。 その際、 束ねバンド 6 1は、 底板 2 1 の下面側の角部の切欠き 2 3 1 kを通るようにして酉己される。
その後、 移動抑止部材 2 8 a , 2 8 bをスライ ドレール 2 7 a , 2 7 b上を移 動させて、 図 6 6に示すように、 コイル Cの両端面を挟むように配置し、 ボルト でその位置を固定する。 このようにして、 図 6 6に示すようにコイル状重量物用パレツ ト 2上に載置さ れ固定されたコイル Cは、 移動抑止部材 2 8 a , 2 8 bによってコイル状重量物 用パレッ ト 2に対して左右方向の動きが妨げられる。 また、 コイル Cを前後曲面 を挟み込むコイル支持部 2 4 p、 2 4 qと束ねバン ド 6 1とによって、 コィノレ C がコイル状重量物用パレツ ト 2に対して前後方向にずれるのを防ぐことができる 。 よって、 図 6 7に示すように、 コイル Cをトング等で吊り上げて、 コイル状重 量物用パレツ ト 2ごと移動させることができる。 ハンド揷通路内の固定バンドをバンド揷通孔から取り出す場合、 図 5 0及び図
5 1に示すようなバンド取り出し具 2 4 4を設けることによって、 固定バンドを 容易に取り出すことができる。 このバンド取り出し具 2 4 4は平板形状であり、 ノくンド揷通孔 2 4 1内に設けられた固定孔 2 4 3に揷入固定して用いることによ つて、 バンド揷通路 2 4 1の端部を傾斜状とすることができ、 固定バンド 6 2が 不必要な場所へバン ド揷通路 2 4 1内を揷通することを防ぐことができる。 更に、 本パレツ トは移動抑止部材でコイルの移動を十分に妨げることができれ ば固定バンドによるコイルの固定を行わなくてもよレ、。 この時、 図 5 3に示すよ うに、 パレツ 卜からバンド揷通路及びバンド挿通孔を省略することができる。 また、 パレッ ト P 2— 2において用いられた積み重ね支持部を、 ノ レッ ト P 2 ― 1に示すパレッ 卜に適用してもょレ、し、 底板 2 1に設けられた切欠き 2 3 1 k をパレッ ト P 2— 1に係わる底板に設けてもよい。 更に、 パレッ ト P 2— 1で用 いた補助腕部 2 3 1 p , 2 3 1 qの角部にテーパを設けて、 パレツ ト P 2— 2の パレッ トと同様に、 設備をいためることを防止してもよい。 本コイル状重量物用パレッ トは、 図 5 2に示すように、 載置部 2 mと脚体部 2 f とを分離することができる。 このような分離可能なパレッ トは、 コイルの大き さに合わせて適切なコイル支持部を備えた載置部を用意することで、 脚体部を省 略することができる。 また、 コンテナ 5の大きさに合わせた脚体部を用意するこ とで、 載置部を共通の形状及び大きさのものを使用することができる。 また、 本パレツ トは、 搬送装置で搬送するだけではなく、 従来一般的に用いら れている、 クレーンや大型フォーク リフ ト等の搬送装置を用いることができる。 これらの搬送装置を用いる場合においても、 下部開放入空間から爪等を差し込ん で本パレッ トを支えることにより、 パレッ ト上のコイルに触れることなく、 安定 して搬送することができる。 尚、 参考例としては、 上記コイル状重量物の代わりに非コイル形状、 即ち単一 成形物等からなる円筒状重量物や円柱状重量物等、 更には、 一本の棒状重量物又 は棒状体を束ねて得られる集合重量物等を用いることができる。 これらの場合に 用いられるパレツ トの積載部の形状は、 使用される重量物を積載できるものであ れば特に問わない。
[パレツ ト P 3 ]
以下、 パレッ ト P 3 (以下、 搬出入用パレッ ト 7と記載する。 ) について図を 用いて説明する。 本パレツ トはコンテナ用の汎用パレッ トである。
図 6 8及び図 6 9に示すように、 本実施例では、 ドライコンテナ 2 (以下コン テナ 2と略して記載する。 ) が、 例えば港のコンテナヤードの所定の場所におけ る地表に降ろされ、 この地表に置かれたコンテナ 2に搬送物を積み込む態様につ いて説明する。
コンテナ 2が置かれる所定の場所には、 本発明に係る搬送物搬出入用パレッ ト の搬出入を行う搬出入装置 3が設けられている。 この搬出入装置 3は、 前述した 先行技術と略同様に、 地表に置かれたコンテナ 2の床面 4と略同一高さレベルの 床面 5 aを備えたステージ 5と、 そのステージ 5及びコンテナ 2間で搬出入用パ レッ ト 7を床面 5 a、 2 aから僅かに淳上させた状態で支持する第一, 第二滑動 手段 8 , 2 7と、 搬出入用パレッ ト 7に変位力を付与して搬送物 6の搬出入方向 (図 6 8及び図 6 9に Pで示す。 ) に変位させる一対の第一変位手段 9 (変位手 段として例示する。 ) とから構成されている。 また、 この搬出入装置 3のステー ジ 5の前部寄りには、 前記第二滑動手段 2 7をステージ 5とコンテナ 2との間で 変位させる一対の第二変位手段 1 0が装着されている。 ( 1 ) 搬出入用パレッ トの構成
前記搬出入用パレッ ト 7は、 図 7 0〜図 7 2に示すように、 パレッ ト本体 7 0 と後述する連結手段とを備えて構成されている。 このパレッ ト本体 7 0は、 所定 間隔をおいて 3本平行に配設されたビーム状基材 1 1と、 前記搬送物 6を直接載 せるために前記ビーム状基材 1 1の上に直交配列させて固定してなる複数本の載 置部材 1 2とからなっており、 全体として搬送物の搬出入方向の奥行きよりも横 幅が大きい長方形の搬送物搭載面を有する格子状構造をなしている。 尚、 本実施 例では、 前記搬出入用パレッ ト 7の奥行き寸法は、 例えば、 全長 2 0フィートの ドライコンテナの奥行き長さを略 4等分した寸法に設定され、 また、 搬出入用パ レッ ト 7の横幅寸法は、 ドライコンテナの横幅と略同じ寸法に設定されている。 また、 搬出入用パレット 7の前記載置部材 1 2の裏面には、 相隣接する前記ビ ーム状基材 1 1間には板状の耐荷重部材 1 3が複数本固着されているとともに、 それらの耐荷重部材 1 3の下方には所定の空間 Sが形成されており、 その空間 S に前記第一, 第二滑動手段 8, 2 7が格納可能になっている (図 7 1、 図 7 2参 照) 。 また、 搬出入用パレッ ト 7の四つのコーナー部には、 この搬出入用パレッ ト 7と略同じようにモジュール化された他の搬出入用パレットを連結させるため の連結手段 1 4が設けられ.ている。 前記耐荷重部材 1 3には、 図 7 1に示すように、 ステージ 5上に配設される第 一, 第二滑動手段 8 , 2 7が搬出入用パレッ ト 7を下方から支承するとき、 第一 , 第二滑動手段 8 , 2 7の頂部と当接して前記載置部材 1 2及び搬送物 6の荷重 を支える機能を果たすとともに、 第一, 第二滑動手段 8, 2 7上を搬出入用パレ ット 7が滑動するとき、 レールの機能をも果たす。 また、 搬出入用パレット 7は、 図 7 3 ( a )に示すように、 上部に固定用孔等が 形成されている固定具 1 0 0を備えて構成することができる。 この固定具 1 0 0 は、 瞵接する一対の載置部材 1 2と、 各部材 1 2の上面に取着された規制板材 1 0 1 とにより区画される空間内に揷設されている。 したがって、 固定具 1 0 0は 、 載置部材 1 2の長手方向に沿ってスライ ド可能であり、 かつ、 規制板材 1 0 1 により上方への抜き出しが規制されるようになっている。 そして、 例えば、 搬出 入用パレッ ト 7に搬送物 6としての工作機械を搭載する場合、 この工作機械のァ ンカーフレーム 6 6に形成された貫通孔の位置に対応して、 固定具 1 0 0をスラ ィ ド移動させて位置合わせを行って、 その固定具 1 0 0とアンカーフレーム 6 6 とをネジ止めすることができる。 尚、 固定具 1 0 0は、 図 7 3 (b)に示すように 、 長孔 1 0 2を有するクランプ材 1 0 3を併用し、 このクランプ材 1 0 3を、 載 置部材 1 2に沿った方向及び所定範囲で載置部材 1 2に直交する方向へ移動可能 に設けることができる。 また、 前記連結手段 1 4としては、 モジュールィヒされた搬出入用パレッ ト 7を 複数基連結できるものであればいかなる構造のものでも使用できるが、 この実施 例においては、 図 7 4に示すように、 連接する搬出入用パレッ ト 7のコーナー部 外側において前記ビーム状基材 1 1の端部に溶接固定される一対の段差状プロッ ク基材 1 6 a、 1 6 bと、 それらの段差状ブロック基材 1 6 a、 1 6 bを搬出入 用パレッ ト 7の外側で連結する 1枚の板状連結部材 1 7と、 この連結部材 1 7の 端部を段差状ブロック基材 1 6 a、 1 6 bに固定する 2本のボルト 1 8 a、 1 8 bとの組合せ体が使用される。 しかしながら、 前記連結手段 1 4は、 このような組合せ体に限定されることな く、 例えば、 図 7 5に示すように、 搬出入用パレッ ト 7の上面側でダンベル型の 連結部材 1 7をブロック基材 1 6 a、 1 6 bの係止部 1 9 a、 1 9 bに落とし込 んで複数基の搬出入パレツ ト 7を連結して本発明に係るパレッ ト連結体とする構 造のものや、 図 7 6に示すように、 連結部材 1 7を鎖状にして、 その両端部をブ ロック基材 1 6 a、 1 6 bにフック状に設けた係止部 1 9 a、 1 9 b (係止部 1 9 aは図示せず。 ) に係止させる構造のものも使用できる。 いずれの場合でも連 結手段 1 4、 特にその連結部材 1 7、 ボルト 1 8 a、 1 8 b、 係止部 1 9 a、 1 9 b等が搬出入用パレット 7の外側ビーム状基材 1 1から外方に突出しないよう に、 搬出入用パレッ ト 7に組み込まれているとともに、 前記ブロック基材 1 6 a 、 1 6 bに対する前記連結部材 1 7の連結又は係脱により、 搬出入パレツト 7を 2基、 3基又は 4基と複数基連結したり、 連結を解除したりできるようになって レヽる。 図 7 7に示すように、 前記連結手段 1 4により複数基の搬出入用パレット 7は 連結されてパレツト連結体 7 Aとなったら、 そのパレット連結体 7 Aの上に搬送 物 6が搭載される。 この場合、 パレット連結体 7 Aを構成する 1基の搬出入用パ レツ ト 7に対して搬送物 6を 1個又は複数個搭載したり、 パレツ ト連結体 7 Aに 1個又は複数個の搬送物 6を跨がせて、 その搬送物 6が連接する搬出入用パレッ ト 7上に架け渡されるようにして搭載したり等の搭載態様が採用される。 ここで、 各種搬送物のパレッ ト連結体 7 Aへの搭載態様について説明する。 図
7 8 ( a )に示すように、 搬送物 6が重厚長大なものである場合には、 パレッ ト連 結体 7 Aを構成する 4基の搬出入用パレット 7に跨って 1個の搬送物 6を搭載す る。 また、 図示しないが、 搬送物の大きさがコンテナ 2全長を略 2等分した大き さである場合には、 隣り合う 2基の搬出入用パレッ卜に夫々跨って 1個ずつの搬 送物を搭載する。 また、 図 7 8 ( b )に示すように、 搬送物 6が鋼管を束ねたよう な長尺物であり、 コンテナ 2の全長よりやや長めである場合には、 適宜受け具 1 1 0を介して傾斜状態で搭載する。 また、 図 7 8 ( c )に示すように、 搬送物 6が 長尺物で、 コンテナ 2全長よりやや短い場合には、 搬送物 6をパレット連結体 7 A上に 2列に配列し、 適宜長さ分オーバーラップさせて搭載する。 また、 パレツ ト連結体 7 A上には、 長尺物が輸送方向 Pに対して長尺材が飛び出すことを防止 するための受け具 1 1 0が固定されている。 この受け具 1 1 0は、 その移動抑止 部材 1 1 1が長尺方向に沿って位置調整し得るようにスライ ドレーノレ 1 1 2にス ライ ド自在に支持されている。 部材 2 9を降下させる。 前記基台 2 8の内側には水平方向に内方に突出する板状のス トッパー 3 4 aが 取り付けられているとともに、 前記支持部材 2 9の外側には前記ス トッパー 3 4 aと同様の形状を有する係止板 3 4 bが取り付けられており、 前記チューブ 3 2 を膨張させて支持部材 2 9を上昇させると、 前記係止板 3 4 bがス トッパー 3 4 aに当接して、 前記支持部材 2 9が所定以上の高さ位置までしか上昇しないよう になっている。 また、 本実施例では、 前記ローラコンベア 3 5及ぴ前記第一変位手段 9との組 合せによって、 パレッ ト連結体 7 Aを、 床面から浮き上がらせて搬送方向に前後 進させる搬送機能を実現している。 尚、 この搬送機能を、 第一変位手段 9を併用 せずローラコンベア 3 5のみで実現してもよレ、。 この場合、 ローラコンベア 3 5 のローラ 3 0 うちの少なくとも 1個のローラが駆動モータ (油圧、 エア、 電気モ ータ等) で自転するか又は外部に設けた電動機より受動する構造のものを適宜使 用する。 また、 前記第一変位手段としては、 図 8 2に示すように、 太さの相異する複数 本の角筒状支柱 4 3 a、 4 3 b、 4 3 cを伸縮可能に連結すると共に、 それらの 中に油圧シリンダー 4 4 a、 4 4 bにより伸縮する伸縮ロッド 4 5 a、 4 5 bを 装着し、 それらの伸縮ロッド 4 5 a、 4 5 bの伸縮に応じて前記支柱 4 3 a、 4 3 b、 4 3 cを伸縮させるものが使用可能である。 また、 前記ステージ 5としては、 図 8 3及び図 8 4に示すように、 形鋼を直方 形に組んで形成した枠状基材 3 6と、 その枠状基材 3 6の短辺枠状基材 3 6 aに 平行に組まれた短辺基材 3 7と、 この短辺基材 3 7の上面側に枠状基材 3 6の長 辺枠状基材 3 6 bと平行に組まれた長辺上基材 3 8と、 同様に短辺基材 3 7の下 面側に長辺枠状基材 3 6 bと平行に組まれた長辺下基材 3 9とからなる格子状構 造のものが使用可能である。 また、 このステージ 5は、 その広さは少なく ともコンテナ 2の床面 2 aと略同 じ大きさになっており、 搬出入用パレッ ト 7を 4基連結した構造体を載置できる ようになっている。 またコンテナ 2の開口 2 aと近接する前部と対向する後部に は第一変位手段 9の基端部を設置するための設置領域 Bが設けられている。 更に 前記長辺枠基材 3 6 b寄りには第一変位手段 9等を設置するための設置領域じが 設けられている。 更に、 ステージ 5全面域にわたって、 第一, 第二滑動手段 8 , 2 7等を設置するための設置領域 Dが設けられている。 加えて、 枠状基材 3 6のコーナー部、 長辺枠基材 3 6 bと短辺基材 3 7との交 差部、 短辺基材 3 7と長辺下基材 3 9との交差部にはレベル調節手段 4 0が取り 付けられており、 ステージ 5の水平レべノレをコンテナ 2の床面 2 aに合わせるこ とが可能になっている。 また長辺枠基材 3 6 bの外側及び後部の設置領域 Bと搬 出入用パレツ ト 7の設置領域 Dとの間には搬出入用パレッ ト 7がステージ 5から はみ出るのを防止するス トッパ一部材 4 1、 4 2が設けられている。
( 3 ) 搬出入用パレッ ト及び搬出入用装置を用いた搬出入作用
次に、 図 8 5及び図 8 6に従って、 前記搬出入装置 3及び 4基の搬出入用パレ ッ ト 7を連結手段 1 4で連結してなるパレッ ト連結体 7 Aを使用するコンテナ 2 への搬送物 6の搬出入作用について説明する。 尚、 このコンテナ 2は、 コンテナ トラック、 貨車又は船舶等の輸送手段に移載されて輸送先の目的地に輸送されて きたものであり、 コンテナ 2内にあるパレッ ト連結体 7 Aには搬送物 6が搭載さ れているものとする。 ただし、 コンテナ 2内にあるパレッ ト連結体 7 Aには何ら 搬送物 6が搭載されていない場合もある。 まず、 図 8 5 ( a )に示すように、 搬送物 6が搭載されたパレッ ト連結体 7 Aを 積載しているコンテナ 2をクレーン等を利用して地表に移載する。 このとき、 コ ンテナ 2は、 その開口 4を搬出入装置 3におけるステージ 5の前端部に合わせて 配置される。 この状態より、 ステージ 5上にある第二滑動手段 2 7は、 第二変位 手段 1 0によってコンテナ 2内に押し込まれ、 コンテナ 2の床面 2 aに載置され ているパレット連結体 7 Aの空間 S内に格納される {図 7 2 ( b )参照 } 。 その後 、 第一, 第二滑動手段 8 , 1 7のチューブ 3 5に圧縮空気を供給して口一ラコン ベア 3 5を上昇させる。 すると、 パレット連結体 7 Aは、 耐荷重部材 1 3及びス ぺーサ 1 5を介してローラコンベア 3 5によって支持され、 そのビーム状基材 1
1がコンテナ 2の床面 2 aから僅かに浮上した状態となる {図 7 2 ( a )参照 } 。 次に、 図 8 5 ( b )に示すように、 伸張状態の第一変位手段 9の先端をパレット 連結体 7 Aに係止し、 この第一変位手段 9を収縮してパレツト連結体 7 Aをロー ラコンベア 3 5上を滑らせてコンテナ 2内からステージ 5上に引き出す。 その後
、 図 8 5 ( c )に示すように、 ステージ 5上に搬出されたパレット連結体 7 Aに搭 載されている搬送物 6をクレーン等によって吊り上げて所定の場所に移載する。 このように全ての搬送物 6の移載を終えたら、 各搬出入用パレット 7に取着され ている受け具 1 1 0を取り外して、 次に積み込まれる搬送物 6に応じた形態の受 け具に換えたり、 搬送物固定用のネット、 ロープ等の固定に使用されるフックを 取り付けたりする。 その後、 図 8 6 ( a )に示すように、 ステージ 5上のパレット連結体 7 Aに対し て次の搬送物 6をクレーン等を利用して移載することとなる。 ここで、 図 8 7 ( a )に示すように、 ステージ 5の周囲には次に搬送予定の搬送物 6を、 その搬送 物 6の重量 ·形状を考慮してバランスよくパレツト連結体 7 A上に配分されるよ うに準備されている。 次に、 図 8 6 ( b )に示すように、 収縮状態の第一変位手段 9の先端をパレット 連結体 7 Aに係止し、 この第一変位手段 9を伸張してパレット連結体 7 Aを口一 ラコンベア 3 5上を滑らせてステージ 5上からコンテナ 2内に押し込む。 その後 、 図 8 6 ( c )に示すように、 コンテナ 2 '内にパレット連結体 7 Aが完全に搬入さ れたら、 第一, 第二滑動手段 8, 1 7のチューブ 3 5への圧縮空気の供給を止め ローラコンベア 3 5を降下させる。 すると、 パレット連結体 7 Aは、 ローラコン
差簪ぇ用紙(規則 26) ベア 3 5による支持から解放され、 そのビーム状基材 1 1がコンテナ 2の床面 2 aに接地した状態となる {図 7 2 ( b )参照 } 。 次いで、 コンテナ 2の床面 2 a上 にある第二滑動手段 2 7を、 第二変位手段 1 0によって元のステージ 5上に引き 出し、 その後、 コンテナ 2をクレーン等を利用してステージ 5に近接する位置か ら輸送手段側に移載し、 一連の搬出入作業が終了することとなる。
( 4 ) 実施例の効果
このように、 本実施例では、 連結手段 1 4により複数基連結したパレッ ト連結 体 7 Aを使用して、 コンテナ 2とステージ 5との間で搬送物 6の搬出入作業を行 うようにしたので、 搬出入パレッ トの連結基数に応じて搬送物 6の搬出入作業回 数が減少して搬出入作業を効率化できる。 また、 コンテナ 2をトラック、 貨車又 は船舶等の輸送手段で輸送中は、 搬出入用パレッ 卜が相対的に大きくなつた分だ けコンテナ 2内で搬送物 6を安定化できる。 また、 重厚長大な搬送物 6をステー ジ 5上でパレッ ト連結体 7 Aに搭載するようにしたので、 コンテナ 2に対する搬 送物 6の搬入作業を円滑に遂行できるだけでなく、 搬出入用パレッ ト 7に対して 過積載にならないし搬送物 6の先端部及び後端部が突出して、 コンテナ 2内壁に 衝突するようなことはない。 また、 本実施例では、 コンテナ輸送先の目的地において、 コンテナ 2内に積載 された搬送物 6を搬出した後、 空となったパレッ ト連結体 7 Aを利用して次の輸 送先への搬送物 6をコンテナ 2内へ搬入し、 コンテナを次の輸送先あるいは輸送 元へ輸送するようにしたので、 空のパレッ ト連結体 7 Aを返却する必要がなく、 輸送コス トを抑えかつ輸送効率を向上することができる。 また、 ステージ 5の周辺に、 次に搬送される搬送物 6を予め設計された順序に それらが並ぶように準備しておくことができ、 その順序の確認作業を容易かつ確 実に実施でき、 また搬送物 6の管理も容易となる。 更に、 コンテナ 2を地表にお いた状態で搬送物 6の搬出入作業を行うようにしたので、 この床置きされたコン テナ 2は内部に重量搬送物を積載していても確実に水平状態を保つことができ、 煩雑なコンテナの水平調整作業等を省く ことができる。 また、 従来では、 ドライ コンテナ 2への搬入が不可能、 あるいは極めて煩雑であった重厚長大な搬送物 ( 例えば、 大型工作機械、 大型ガラス製品、 石製品、 自動車等) の搬入を実施でき る。 尚、 輸送先の目的地において、 前記搬出入装置 3を採用せず、 少なく とも一対 の滑動手段のみを用意しておき、 搬送物の搬出に際して、 床置きされたコンテナ 2の床面 2 aに搬出入用パレッ ト 7の下部開放空間 Sを介してその滑動手段を揷 入し、 その後、 一番手前の搬出入用パレッ ト 7をフォークリフ ト等で引き出し、 次以降の搬出入用パレッ ト 7をワイヤ等でコンテナ 2内の開口 4付近まで引っ張 り出し、 これをフォークリフ ト等でコンテナ 2外へ搬出するようにしてもよレ、。 また、 前記実施例では、 コンテナ内に常に同じパレッ ト連結体 7 Aが搭載され ており、 このパレッ ト連結体 7 Aを使用して輸送先の目的地で搬送物の積み降ろ し ·積込みを順次行ったり、 あるいは、 目的地で搬送物の積み降ろした後、 空の パレツ ト連結体 7 Aを搭載したコンテナが次の目的地に輸送されるものとしたが 、 これに限定されることなく、 例えば、 輸送先の目的地で、 搬送物 6と共にパレ ッ ト連結体 7 Aを積み降ろすようにしてもよレ、。 この場合、 図 8 7 ( b )に示すよ うに、 ステージ 5の周囲には、 次に搬送予定の搬送物 6を搭載してあるパレッ ト 連結体 7 Aを準備しておくことができる。 また、 コンテナ 2から搬出されたパレ ッ ト連結体 7 Aの連結手段 1 4を解除すれば、 夫.々の搬出入用パレッ 卜 7に積載 された搬送物を個別に管理、 移送等することができる。 また、 前記ステージ 5をライン化することができる。 即ち、 搬出入用パレッ ト 7ゃパレツ ト連結体 7 Aを搬送し得る梱包ラインをステージ 5に連続して設け、 この梱包ライン上で搬出入用パレッ ト 7ゃパレツ ト連結体 7 Aに搬送物を搭載し たり、 搭載された搬送物の固定作業を行なったりし、 次に輸送される搬送物の準 備作業を実施することができる。 また、 前記実施例では、 クレーン等を利用して輸送手段側からコンテナ 2を地 表に降ろすようにしたが、 これに限定されることなく、 例えば、 輸送手段として コンテナトラックが使用される場合には、 コンテナトラックに備え付けられてい るサイ ドリフターでコンテナ 2を地表に降ろすことができる。 また、 図 8 9に示 すように、 搬出入装置 3に近接する位置に移送装置 7 Pを別途設置しておき、 こ の移送装置 7 Pでコンテナトラック Tのシャーシ R上にあるコンテナ 2を地表に 降ろすようにしてもよレ、。 また、 前記実施例では、 地表に降ろしたコンテナ 2とステージ 5間で搬送物の 搬出入作業を行うようにしたが、 これに限定されることなく、 例えば、 図 8 8に 示すように、 コンテナトラック 5 2に搭載された状態のコンテナ 2の床面と略一 致する床面高さとなるようにステージ 5 5を設け、 このステージ 5 5とコンテナ トラック 5 2上のコンテナ 2との間でパレッ ト連結体の搬出入作業を行うことも できる。
[パレッ ト P 4 ]
以下、 レッ ト P 4 (以下、 レッ ト Pと記載する。 ) について図を用いて説 明する。 本パレツ トは鋼線材をコイル状に丸めた重量物を輸送するためのパレッ トである。
本実施例ではコンテナとして、 一般に 4 0フィート ドライコンテナと称される コンテナ A (図 1 0 1参照) を使用する。 また、 本実施例ではコイル状搬送物と して、 金属製 (例えば、 ステンレス鋼や鉄鋼等) の線材を所定の巻き数で卷回し て重量約 2 tとなるコイル状の搬送物 C (図 1 0 1参照) を使用する。 この搬送 物 Cの直径 Dは約 1 2 0 0 1 3 0 0 m mの値に設定されており、 上記コンテナ Aの横幅 Wの 1 / 2以上の値となっている。 また、 搬送物 Cの外内周面側は複数 のスチール製バンド (あるいは樹脂製バンド) によって束ねられているものとす る。 更に、 本実施例では、 パレッ トを搬送する搬送手段としてフォークリ フ ト F (図 9 9参照) を例示する。 ( 1 ) コィル状搬送物用のパレットの構成
本発明に係るコイル状搬送物用のパレットは、 上記コンテナ A内に搬送物を収 納して輸送するために用いられるパレッ トである。 このパレッ ト Pは、 鉄鋼製で あり、 図 9 0〜図 9 3に示すように、 レツト本体 1と、 このパレット本体 1の 上側に設けられる載置部 2とを備えて構成される。 上記パレット本体 1は、 コンテナ Aの内壁及ぴ他のパレット Pに当接可能な当 接枠体部 3 (当接部として例示する。 ) と、 この当接枠体部 3の内側領域內に設 けられる脚体部 4とを有している。 この当接枠体部 3は、 外郭寸法が同じ値の角 パイプ状の枠体基材 1 3を 8本用意し、 これら枠体基材 1 3の端部同志を溶接等 により固定して、 全体として正 8角リング状の枠体に形成されている。 そして、 この当接枠体部 3の平面の大きさは、 基本的には搬送物 Cの軸方向の端面側の円 領域を含む正 8角形とされ、 かつ、 後述するようにコンテナ A内に所定数 (1 2 個) のパレット Pを収納し得る大きさに設定されている (図 9 0及ぴ図 1 0 1参 照) 。 また、 上記脚体部 4は、 角パイプ状の一対の脚体基材 1 4 a及び一対の脚体基 材 1 4 bを井桁状に枠組みして形成されている。 これら各一対の脚体基材 1 4 a , 1 4 bの端部は、 枠体基材 1 3の内面側に溶接等により固定されている。 この 一対の脚体基材 1 4 aは、 当接枠体部 3の下面から下方に向かって突出する高さ 寸法に設定されている。 この一対の脚体基材 1 4 aに平行な左右の枠体基材 1 3 には、 その下面に所定間隔をもって一対の補助基材 1 6が固定されている。 そし て、 この脚体基材 1 4 a及び補助基材 1 6によってパレツ ト Pが地面ゃコンテナ Aの床面に安定して着地するようになっている。 また、 上記脚体基材 1 4 aにおいて当接枠体部 3の下面から下方に突出する突 出量 h 1は、 上記載置部 2の高さ寸法 h 2より僅かに大きな値に設定されている 。 また、 一対の脚体基材 1 4 aの間隔 w 1は、 載置部 2の左右幅 w 2より僅かに 大きな値に設定されている (図 9 1参照) D 更に、 一対の補助基材 1 6の間隔 j 1は、 載置部 2を構成する真中の載置基材 1 7の横幅 j 2より僅かに大きな値に 設定されている (図 9 2参照) 。 また、 上記一対の脚体基材 1 4 aの途中に、 フォークリフト Fの爪部 8を揷通 可能な大きさの切欠き部 1 0が形成されている。 そして、 当接枠体部 3の下側に は、 この切欠き部 1 0で形成される切欠き空間を含んだ下部開放空間 5が形成さ れている。 この下部開放空間 5は、 パレット本体 1の下方及ぴ前後, 左右方向 ( 図 9 0紙面上で上下, 左右方向) を開放した空間とされ、 この下部開放空間 5に フォークリフト Fの爪部 8を揷入しパレット Pを浮上させて搬送するようになつ ている。 このように下部開放空間 5を、 前後, 左右方向の 4側方を開放した空間 とすることによって、 パレット: Pのフォークリフト Fによる搬送方向の自由度を 向上させることができ、 特に、 後述する反転機において、 搬送物 Cを積載したパ レツト Fを好適に搬送することができる。 また、 図 9 4に示すように、 パレット Pに搬送物 Cが積載されない場合に、 上 下に他のパレット Pを積み重ねると、 この下部開放空間 5内に載置部 2が格納さ れると共に、 一対の補助基材 1 6間に載置部 2の載置基材 1 7が嵌り込むことに よって上下のパレツト Pが互いに移動規制され位置決めされるようになっている 。 ここで、 本実施例では、 パレット Pを構成する補助基材 1 6や載置部 2等によ つて 「積重ね支持部」 が構成されているといえる。 上記載置部 2は直方体状をなしており、 パレツト本体 1の上面に円周方向に 9 0度間隔で 4つ配置されている。 所定の上記枠体基材 1 3及び脚体基材 1 4 a , 1 4 b間の支持基材 1 5 (図 9 0参照) の上面には、 角パイプ状の載置基材 1 7 が 3本併設され、 これら載置基材 1 7の上面には薄板状のゴム板材 1 8が固定さ れている。 そして、 各載置部 2のゴム板材 1 8の上面に、 搬送物 Cの軸方向の端 面側が載置支持されるようになっている。 また、 図 9 3に示すように、 載置基材 1 7は角パイプ状に形成され、 この載置基材 1 7の両端側が、 搬送物を縛り固定 するためのバンド 9用の一対のバンド揷通孔 1 7 aとなっている。 また、 この載 置基材 1 7の内部空間が、 一対のバンド揷通孔 1 7 aを結ぶバンド揷通路 1 7 b となっている。 また、 前記当接枠体部 3の枠体基材 1 3には、 図 9 3に示すように、 鋼鉄製の スぺーサ部材 7の係止部 7 aが係脱自在とされている。 このスぺーサ部材 7は、 パレッ ト Pの平面形状から僅かにはみ出す大径の搬送物 C (例えば、 直径約 1 4 0 0 m mの搬送物) を積載した場合に使用され、 この大径搬送物 Cの周面がコン テナ A内壁や他のパレッ ト Pに積載される搬送物 Cに接触してしまうことを防止 するようになっている。
( 2 ) コンテナへのコイル状搬送物積載パレッ 卜の搬送作用
次に、 図 9 5〜図 1 0 0に従って、 コンテナ A内へ搬送物積載パレッ ト Pを搬 送する作用について説明するが、 まず、 パレッ ト Pへの搬送物 Cの積載作用につ いて説明する。 図 9 5に示すように、 倉庫等の所定の保管空間に多数保管された 搬送物 Cのうち輸送予定の搬送物 Cをフォークリフ ト Fで反転機 2 3の近傍まで 搬送する。 この際、 搬送物 Cは、 その中空部に爪部 8を差し込んだ横持ち状態で 搬送されることとなる。 次に、 図 9 6に示すように、 反転機 2 3では、 水平状態のパレッ ト支持台 2 4 にパレツ ト Pを適宜クランプ具等で装着セッ トし、 このパレッ ト支持台 2 4をパ レッ ト Pごと 9 0度反転させてパレッ ト Pを垂直状態とする。 その後、 図 9 7に 示すように、 水平状態の搬送物支持台 2 5上にフォークリ フ ト Fゃクレーン等で 搬送物 Cを横置きし、 この搬送物 Cの軸方向の端面側をパレツ ト Pの載置部に合 わせる。 次いで、 図 9 8に示すように、 搬送物支持台 2 5を搬送物 Cと共に 9 0 度逆反転させ、 パレッ ト P上に搬送物 Cを、 その軸方向を縦向きとした縦置き状 態で載置させる。 この状態で、 一対のバンド揷通孔 1 7 aを介してバンド揷通路 1 7 b内にバンド 9を挿通し、 搬送物 Cの中空部を介してバンド 9の両端を結束 して搬送物 Cとパレッ ト Pを一体となるように束ね固定する (図 9 3参照) 。 こ のような作業を所定数 (1 2回) 繰り返し行って、 搬送物 Cを積載した搬送物積 載パレツ ト Pが 1 2個用意されることとなる。 次に、 図 9 9に示すように、 仮置きされた搬送物積載パレッ ト Pをフォークリ フ ト Fでコンテナ Aの近傍まで搬送する。 この際、 パレッ ト Pの下部開放空間 5 に爪部 8が差し込まれ、 搬送物 Cは縦置きのままで搬送されることとなる。 そし て、 図 1 0 0に示すように、 スロープ 3 1及ぴステージ 3 2を介してフォークリ フト Fがコンテナ A内部に進入してコンテナ A内部の奥方から搬送物積載パレッ ト Pを順次搬入し、 最終的に 1 2個の搬送物積載パレッ ト Pがコンテナ A内に収 納されることとなる。 その後、 このコンテナ Aは、 コンテナトラック等によって 陸上輸送されたり、 コンテナ船等によって海上輸送されたりする。
尚、 以上はコンテナ Aへ搬送物 Cを搬入して目的地に向かって輸送する過程に ついて詳述したが、 目的地まで輸送されてきた搬送物をコンテナ Aから搬出する 搬出作業では、 上述の搬入作業と逆の手順を採用すれば対応することができる。 ここで、 図 1 0 1に示すように、 コンテナ Aへの搬送物積載パレッ ト Fの収納 状態において、 各パレツ ト Pは、 その当接枠体部 3の枠体基材 1 3がコンテナ A の内壁 (側壁あるいは前後壁) に当接すると共に他のパレッ ト Pに当接して位置 決めされている。 そして、 これらのパレッ ト Pに積載される搬送物 Cは、 隣接す る搬送物が前後、 左右方向にオーバーラップして千鳥状配列されることとなる。 尚、 パレッ ト? ' に積載される搬送物 C ' はパレッ ト P ' の平面からはみ出す 大径搬送物 C ' であり、 このパレッ ト P ' は、 3つのスぺーサ部材 7が装着され 、 これらスぺーサ部材 7を介してコンテナ Aの内壁及び他のパレッ ト Pに当接し ている。 また、 スぺーサ部材 7を全く使用しない場合には、 コンテナ Aの開口部 3 3側に約 5 0 O m m程度の隙間が生じるようになつており、 この隙間には、 適 宜スぺ一サ部材 4 0が嵌め込まれるようになっている。
( 3 ) 実施例の効果
以上のように本実施例では、 コイル状搬送物 Cを積載したパレツ ト Pをフォー クリフ ト Fによって後端側のみに開口部 3 3を有する ドライコンテナ A内に容易 に搬送することができる。 したがって、 コイル状搬送物 Cのコンテナ輸送を実現 でき、 コンテナ Aによって搬送物 Cを保護でき、 荷役時間及び輸送期間の短縮、 輸送前後 (現地及ぴ目的地) の保管空間の省スペース化、 在庫管理の容易化等が 可能となる。 また、 本実施例では、 パレッ ト Pを使用してコンテナ Aへ搬送物 Cを搬送する ようにしているので、 搬送物 Cにフォークリフ ト Fの爪部 8が直接触ることがな く、 従来のように搬送物をフ.オークリフ トで直接搬送するものに比べ、 搬送物 C に損傷を与えてしまうことを極力防止できる。 また、 パレッ ト Pの当接枠体部 3 の平面形状は、 コイル状搬送物 Cの軸方向の端面より大きな領域をもって設定さ れているので、 搬送物 Cの搬送の際に作業者が運転操作を誤ったとしても、 当接 枠体部 3がコンテナ Aの内壁や床面に当接するため、 搬送物 Cがコンテナ Aの内 壁や床面に直接ぶつかることを防止でき、 搬送物 Cに損傷を与えてしまうことを 極力防止できる。 更に、 コンテナ Aへ搬送予定の全対象品を確実に搬送すること ができ、 コンテナ Aへの搬送物 Cの搬送を計画的に実施できる。 また、 本実施例では、 コンテナ A内に収納される搬送物 Cは、 その軸方向を縦 向き状態としてコンテナ A床面上に載置され、 搬送物 Cの外周側がコンテナ A内 壁や他のパレッ ト Pの搬送物 Cに接触していないので、 ビニールシート等によつ て搬送物 C全体を厳重に梱包するといつた煩雑な作業を省くことができる。 また、 本実施例では、 コンテナ A内に収納される搬送物 Cは、 その軸方向を縦 向き状態と してコンテナ A床面上に載置され、 各パレッ トに積載された所定数 ( 1 2個) の搬送物 Cのうち隣接するものが互いに前後, 左右方向にオーバーラッ プして千鳥状配列されるようにしたので、 従来のように、 コイル状搬送物 Cの軸 方向を横向きに収納するものに比べ、 コンテナ Aへの積載効率を極めて向上させ ることができる。 特に、 コイル状搬送物 Cの直径 Dがコンテナ Aの横幅 Wの 1 / 2より大きな場合であっても、 その積載効率をより向上させることができる。 また、 本実施例では、 パレッ ト Fを使用してコイル状搬送物 Cをコンテナ A内 に搬送するようにしたので、 パレツ ト Pに対する搬送物 Cの固定作業や取り外し 作業をコンテナ Aの外で行うことができ、 従来のように、 狭いコンテナ内で搬送 物の煩雑な固定作業を必要とするものに比べ、 搬送物 Cの搬送作業を簡易かつ短 時間で行うことができる。 また、 本実施例では、 コンテナ A内部に収納される所 定数 (1 2個) のパレッ ト Pは、 隣接するパレッ ト Pの当接枠体部 3が互いに当 接して移動が規制され、 荷ずれがない程度に位置決めされるようになっているの で、 コンテナ Aに対するパレッ ト Pの固定作業や取り外し作業を必要とせず、 や はり搬送物 Cの搬送作業を簡易かつ短時間で行うことができる。 また、 本実施例では、 パレッ ト Pの下部開放空間 5内に載置部 2を格納した状 態で複数のパレッ ト Pを上下に積み重ねることができる。 したがって、 搬送物を 運んだ後は、 空のパレッ ト Pを多数積み重ねてコンパク トにして送り返すことが でき、 また、 空のパレッ ト Pの保管空間を省スペース化することができる。 また 、 本実施例では、 載置部 2の上面側をゴム板材 1 8で構成したので、 この載置部 2に載置されるコイル状搬送物 Cの軸方向の端面側の損傷を極力防止することが できる。 また、 載置部 2に、 一対のバンド揷通孔 1 7 a及びバン ド揷通路 1 7 b を設けたので、 バンド 9によってパレツ ト Fに対してコイル状搬送物 Cをより強 固に一体固定することができ、 その固定作業を容易かつ短時間で行うことができ る。 また、 本実施例では、 コイル状搬送物 Cの直径 Dがコンテナ Aの横幅 Wの 1 Z 2より僅かに大きな場合であって、 この搬送物 Cをコンテナ A内に効率良く収納 させ得る収納形態 (2列で千鳥状配列) を例示したが、 これに限定されず、 例え ば、 コイル状搬送物の直径がコンテナの横幅の 1 / 3より僅かに大きな場合には 、 コィル状搬送物をコンテナ内に 3列で千鳥状配列させるようにしてもよレ、。 また、 本実施例では、 同じ大きさ ·形状のパレツ ト Pを使用する形態を例示し たが、 これに限定されず、 異なる大きさ ,形状の複数種のパレッ トを組み合わせ て使用してもよレ、。 この場合、 細いコイル状搬送物はコンテナ内への積載数を増 やすことができるし、 太いコイル状搬送物の場合でもパレツ トからはみ出さない ように積載でき、 コイルの大きさに応じて適切なパレツ トを用いて無駄なくコン テナ内へ積載することができる。 尚、 参考例としては、 上記コイル状搬送物の代わりに非コイル形状、 即ち単一 成形物等からなる円筒状搬送物や円柱状搬送物等、 更には、 一本の棒状搬送物又 は棒状体を束ねて得られる集合搬送物等を用いることができる。 これらの場合に 用いられるパレツ 卜の積載部の形状は、 使用される搬送物を積載できるものであ れば特に問わない。
[その他のパレツ ト]
上記で説明したパレツ 卜とは別のパレッ トとして、 例えば、 搬¾物を積載する 荷台と、 この荷台に設けられる搬送手段とを備えるものを例示することができる 。 この場合、 搬送手段としては、 例えば、 所定の圧力で床面に向けて気体を噴出 する排気ノズル、 床面に向かって出没可能なローラ群等を挙げることができる。
7 . 実施例 2の貨物流通管理
本実施例 2の貨物流通管理システムは、 前記 1 . 〜5 . で挙げた、 実施例 1の 貨物をパレツ 卜に積載した積載物を极ぅ貨物流通管理システムに限られず、 パレ ッ トを持ちいず貨物をコンテナにバンニングして极ぅ貨物流通管理システムとし て用いることができる。
本実施例 2の貨物流通管理システムは図 1に示すように、 サーバコンピュータ 1及び端末 7を通信回線網 6に接続した構成を備える。 このうち端末 7及び通信回線網 6は、 前記 1 . 〜5 . で挙げた貨物流通管理シ ステムと同様の構成である。 また、 識別情報記憶媒体 5 4も前記 1 . 〜 5 . で挙 げた貨物流通管理システムと同様の構成であるが、 パレッ ト番号等、 パレッ トに 関する情報は任意であり、 含まれていてもよいし、 含まれなくてもかまわず、 貨 物類 5 1及びコンテナ 5 2の一方、 または、 両方に配設される。 本実施例 2の貨物流通管理システムのサーバコンピュータ 1で実行される貨物 流通管理システムプログラムは図 1 0 2に示すように、 蓄積手段 1 0 2、 流通状 況指示手段 1 0 3、 流通状況出力手段 1 0 4、 手続書類作成手段 1 0 7、 コンテ ナ格納情報生成手段 1 0 8、 在庫算出手段 1 0 9、 在庫計画手段 1 1 0、 流通期 間算出手段 1 1 2、 輸送スケジュール作成手段 1 2 3及ぴ参照情報送信手段 1 1 3を備える。 本実施例 2の貨物流通管理システムは、 前記 1 . 〜 5 . で挙げた、 実施例 1の 貨物をパレツ 卜に積載した積載物を极ぅ貨物流通管理システムと同様に、 貨物類 のそれぞれに識別情報をもたせ、 その流通位置を把握できるようにしたため、 適 切な流通管理を行うための情報を得ることができる。 また、 貨物類 5 1が発送先 に保管される在庫量が一定の範囲に収まるように流通期間を用いて出荷スケジュ ールが計画され、 貨物類 5 1の出荷日を決定することができる。
8 . 他の態様
尚、 本発明においては、 上記の具体的な実施例に記載されたものに限らず、 目 的及び用途に応じて、 本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる 本実施例 1、 2の貨物流通管理システムは、 図 4 7に示すように鋼材等の重量 物を貨物と して取り扱っているが、 これに限らず、 一般貨物に対して使用するこ とができる。
本実施例 1、 2は、 海上輸送が含まれる例であるが、 これに限られず、 図 1 6 に示すようにコンテナトラック及び貨物列車等を用いた陸上輸送、 あるいは貨物 機を用いた空輸を行うことができる。 更に、 複数の輸送経路を併用することがで きる。 また、 コンテナヤードを必要としない場合は、 これを備えない貨物流通管 更に、 本貨物流通管理システムは図 1 7に示すように、 各流通拠点 2又は独立 してパレッ ト製造手段 4を設けることができる。 このパレッ ト製造手段 4は、 空 パレツ ト 5 5 2が不足しているとパレツ ト供給手段 1 0 6が判断したときに、 レッ ト供給手段 1 0 6の指示によりパレッ ト 5 5の製造を行う手段である。 また 、 製造したパレッ ト 5 5をパレッ ト供給手段 1 0 6が指示した流通拠点 2へ輸送 する。
このようなパレツ ト製造手段 4を備える貨物流通管理システムは、 パレツ ト 5 5の供給不足に対して、 パレッ ト 5 5の製造供給を行うことができるため、 、レ ッ ト 5 5の供給不足による流通の遅滞を防止することができる。 また、 本貨物流通管理システムは図 1 8に示すように、 サーバコンピュータ 1 にパレツ ト料金請求手段 1 2 4を設けることができる。 パレツ ト料金請求手段 1 2 4は、 パレツ ト情報蓄積手段 1 2 1に蓄積されたパレツ ト 5 5の履歴を元にパ レツ ト料金を算出し、 請求先に請求を行うための手段である。
上記パレッ ト料金は任意に設定した料金体系に基づいて算出される。 例えば、 所定期間でパレツ ト 5 5を使用した回数に比例した課金をおこない、 その課金か ら求めた料金を発送先に請求することができる。
このようなパレツ ト料金請求手段 1 2 4を備える貨物流通管理システムは、 貨 物流通管理システムの利用に伴う費用を容易に請求することができる。

Claims

請求の範囲
1 . 貨物 5 3 1をパレツト 5 5に積載した積載物 5 3及び/又は空荷の該パレツ ト 5 5であり、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 発送元 2 1、 バンニ ングセンタ 2 2、 デバンニングセンタ 2 5及ぴ発送先 2 6を含む流通拠点 2間で 流通させることをサーバコンピュータ 1により管理する貨物流通管理システムで あって、
該各流通拠点 2は、 該貨物類 5 1をそれぞれ個別に識別する識別情報、 及び該 流通拠点 2の位置情報を少なくとも含む流通状況情報を該サーバコンピュータ 1 へ送信する流通状況送信手段 1 0 1を具備する端末 7を具備し、
該サーバコンピュータ 1は、 該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及ぴ該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及ぴ該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、 を備えることを特徴とする貨物流通管理シス テム。
2 . 上記識別情報は、 上記コンテナ 5 2内の上記貨物類 5 1の数量及び格納位置 を少なくとも具備するコンテナ格納情報を更に備え、
上記サーバコンピュータ 1は、 該貨物類 5 1を格納した該コンテナ 5 2の総重 量及び重心の位置が所定の範囲に収まるコンテナ格納情報を生成するコンテナ格 納情報生成手段 1 0 8を更に備え、
上記積載物 5 3及び Z又は上記コンテナ 5 2は上記識別情報を記憶する識別情 報記憶媒体 5 4を具備する請求の範囲第 1項記載の貨物流通管理システム。
3 . 上記識別情報記憶媒体 5 4は、 二次元バーコードである請求の範囲第 2項記 載の貨物流通管理システム。
4 . 上記サーバコンピュータ 1は、 上記蓄積手段 1 0 2に蓄積された上記流通状 況情報から流通に必要な手続書類を作成する手続書類作成手段 1 0 7を更に備え る請求の範囲第 2項に記載の貨物流通管理システム。
5 . 上記サーバコンピュータ 1は、 上記各流通拠点 2間における上記貨物類 5 1 の流通期間を算出する流通期間算出手段 1 1 2と、
上記蓄積手段 1 0 2に蓄積された上記流通状況情報から、 上記貨物 5 3 1の在 庫情報を算出し、 算出した該在庫情報を出力する在庫算出手段 1 0 9と、 該在庫算出手段 1 0 9より得た該在庫情報、 及び上記流通期間算出手段 1 1 2 より得た上記流通期間を元に上記発送先 2 6の在庫量が所定の範囲内になるよう に、 該発送先 2 6へ該貨物 5 3 1を供給する計画を作成する在庫計画手段 1 1 0 と、 を更に備え、
上記流通期間算出手段は、 所定の流通処理要素毎に流通処理期間を求め、 これ ら流通処理期間の合計を流通期間として算出する請求の範囲第 2項記載の貨物流 通管理システム。
6 . 上記サーバコンピュータ 1は、 通信回線網 6に接続される参照用端末 7から 送信される参照請求信号に応じて、 上記蓄積手段 1 0 2に蓄積された上記流通状 況情報及び/又は流通状況出力手段 1 0 4の出力結果を該参照用端末 7に送信す る参照情報送信手段 1 1 3を更に備え、
上記参照情報送信手段 1 1 3は、 上記参照用端末の参照権限を判別し、 該判別 の結果に応じて上記流通状況情報の参照可能な範囲を制限する請求の範囲第 2項 記載の貨物流通管理システム。
7 . 上記サーバコンピュータ 1は、 上記パレッ ト 5 5の使用履歴及び現在位置を 備えるパレツ ト情報を蓄積するパレツ ト情報蓄積手段 1 2 1と、
上記流通状況出力手段 1 0 4から出力される上記流通状况情報を基に該パレツ ト情報蓄積手段 1 2 1に蓄積される該パレツ ト情報を更新するパレツ ト情報更新 手段 1 2 2と、
上記パレッ ト情報蓄積手段 1 2 1に蓄積される上記パレッ ト情報を参照し、 空 荷の上記パレッ ト 5 5である空パレツ ト 5 5 2を有する上記流通拠点 2から該空 パレッ ト 5 5 2を必要とする上記流通拠点 2へ該空パレッ ト 5 5 2を供給するよ う指示するパレツ ト供給手段 1 0 6を更に備える請求の範囲第 2項記載の貨物流 通管理システム。
8 . 上記流通状況出力手段 1 0 4から出力される上記流通状況情報を基に上記パ レッ ト 5 5の利用料金を算出及ぴ請求するパレツ ト利用料請求手段 1 2 4を備え る請求の範囲第 2項に記載の貨物流通管理システム。
9 . 上記識別情報記憶媒体 5 4は、 積載した上記貨物 5 3 1の貨物明細情報を含 む請求の範囲第 2項記載の貨物流通管理システム。
1 0 . 上記貨物の輸送経路は、 コンテナ船による輸送経路が含まれる請求の範囲 第 3項乃至第 9項のいずれか一項に記載の貨物流通管理システム。
1 1 . 上記貨物は、 重量物である請求の範囲第 1 0項に記載の貨物流通管理シス テム。
1 2 . 貨物 5 3 1をパレッ ト 5 5に積載した積載物 5 3及び/'又は空荷の該パレ ッ ト 5 5であり、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 発送元 2 1及ぴバ ンニングセンタ 2 2、 並びに輸出先のデバンユングセンタ 2 5及ぴ発送先 2 6を 含む流通拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理するため に用いられる発送元側貨物流通管理システムであって、
該サーバコンピュータ 1は、 該貨物類 5 1をそれぞれ個別に識別する識別情報 、 及び該流通拠点 2の位置情報を少なく とも含む流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及ぴ該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状况情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、 を備えることを特徴とする発送元側貨物流通
1 3 . 貨物 5 3 1をパレツ ト 5 5に積載した積載物 5 3及び Z又は空荷の該パレ ッ ト 5 5であり、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 デバンニングセン タ 2 5及び発送先 2 6、 並びに輸入元の発送元 2 1及びバンユングセンタ 2 2を 含む流通拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理するため に用いられる発送先側貨物流通管理システムであって、 該サーバコンピュータ 1は、 該貨物類 5 1をそれぞれ個別に識別する識別情報 、 及び該流通拠点 2の位置情報を少なくとも含む流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及ぴ該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、 を備えることを特徴とする発送先側貨物流通
1 4 . 貨物 5 3 1を発送元 2 1及び発送先 2 6を含む流通拠点 2間で流通させる ために用いるパレット 5 5をサーバコンピュータ 1により管理するパレツ卜管理 システムであって、
上記サーバコンピュータ 1は、 該パレツト 5 5の使用履歴及ぴ現在位置を備え るパレツト情報を蓄積するパレツト情報蓄積手段 1 2 1と、
該パレッ ト情報蓄積手段 1 2 1に蓄積される該パレッ ト情報を更新するパレッ ト情報更新手段 1 2 2と、 上記パレット情報蓄積手段 1 2 1に蓄積される上記パ レツ ト情報を参照し、 使用されていない空荷の上記パレッ ト 5 5である空パレツ ト 5 5 2を有する上記流通拠点 2から該パレッ ト 5 5 2を必要とする該流通拠点 2へ該空パレット 5 5 2を供給するよう指示するパレット供給手段 1 0 6と、 上記パレット情報蓄積手段 1 2 1に饕積される上記パレット情報を基に上記パ レツト 5 5 2の利用料金を算出及び請求するパレツト利用料請求手段 1 2 4を備 えるパレッ ト管理システム。
1 5 . 請求の範囲第 1項、 第 1 2項及び第 1 3項のいずれか一項に記載の貨物流 通管理システムとしてコンピュータを動作させるためのプログラムを記憶したこ とを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
1 6 . 請求の範囲第 1 4項に記載のパレツト管理システムとしてコンピュータを 動作させるためのプログラムを記億したことを特徴とするコンピュータ読み取り 可能な記憶媒体。
1 7 . 請求の範囲第 1項、 第 1 2項及ぴ第 1 3項のいずれか一項に記載の貨物流 通管理システムとしてコンピュータを動作させることを特徴とするプログラム。
1 8 . 請求の範囲第 1 4項に記載のパレツ ト管理システムとしてコンピュータを 動作させることを特徴とするプログラム。
1 9 . 貨物 5 3 1を含み、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 発送元 2 1、 バンユングセンタ 2 2、 デバンニングセンタ 2 5及ぴ発送先 2 6を含む流通 拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理する貨物流通管理 システムであって、
該各流通拠点 2は、 該貨物類 5 1をそれぞれ個別に識別する識別情報、 及ぴ該 流通拠点 2の位置情報を少なく とも含む流通状況情報を該サーバコンピュータ 1 へ送信する流通状況送信手段 1 0 1を具備する端末 7を具備し、
該サーバコンピュータ 1は、 該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及ぴ該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及ぴ該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、
該各流通拠点 2間における該貨物類 5 1の流通期間を算出する流通期間算出手 段 1 1 2とを備え、
上記流通期間算出手段は、 所定の流通処理要素毎に流通処理期間を求め、 これ ら流通処理期間の合計を流通期間として算出することを特徴とする貨物流通管理
2 0 . 上記サーバコンピュータ 1は、 上記蓄積手段 1 0 2に蓄積された上記流通 状況情報から、 上記貨物 5 3 1の在庫情報を算出し、 算出した該在庫情報を出力 する在庫算出手段 1 0 9と、
該在庫算出手段 1 0 9より得た該在庫情報、 及び上記流通期間算出手段 1 1 2 より得た上記流通期間を元に上記発送先 2 6の在庫量が所定の範囲内になるよう に、 該発送先 2 6へ該貨物 5 3 1を供給する計画を作成する在庫計画手段 1 1 0 と、 を備える請求の範囲第 1 9項記載の貨物流通管理システム。
2 1 . 貨物 5 3 1を含み、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1を、 発送元 2 1及ぴバンニングセンタ 2 2、 並びに輸出先のデバンニングセンタ 2 5及び発送 先 2 6を含む流通拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理 するために用いられる発送元側貨物流通管理システムであって、
該サーバコンピュータ 1は、 該貨物類 5 1をそれぞれ値別に識別する識別情報 、 及ぴ該流通拠点 2の位置情報を少なくとも含む流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及ぴ該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を加工して得られた結果の出力 を行う流通状況出力手段 1 0 4と、
該各流通拠点 2間における該貨物類 5 1の流通期間を算出する流通期間算出手 段 1 1 2とを備えることを特徴とする発送元側貨物流通管理システム。
2 2 . 貨物 5 3 1を含み、 コンテナ 5 2内に格納された貨物類 5 1、 をデバンニ ングセンタ 2 5及び発送先 2 6、 並びに輸入元の発送元 2 1及びバンユングセン タ 2 2を含む流通拠点 2間で流通させることをサーバコンピュータ 1により管理 するために用いられる発送先側貨物流通管理システムであって、
該サーバコンピュータ 1は、 該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するデータ ベースを構成する蓄積手段 1 0 2と、
該流通状況送信手段 1 0 1から送信される該識別情報及び該流通状況情報を受 信し、 該受信した該識別情報及び該流通状況情報を蓄積するように該蓄積手段 1 0 2に指示し、 及び該蓄積手段 1 0 2に蓄積された該流通状況情報を更新するよ うに該蓄積手段 1 0 2に指示する流通状況指示手段 1 0 3と、
該各流通拠点 2間における該貨物類 5 1の流通期間を算出する流通期間算出手 段 1 1 2とを備えることを特徴とする発送先側貨物流通管理:
2 3 . 請求の範囲第 1 9項、 第 2 1項及ぴ第 2 2項のいずれか一項に記載の貨物 流通管理システムとしてコンピュータを動作させるためのプログラムを記憶した ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
2 4 . 請求の範囲第 1 9項、 第 2 1項乃び第 2 2項のいずれか一項に記載の貨物 流通管理システムとしてコンピュータを動作させることを特徴とするプログラム
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