JP2010235223A - データ管理システム、およびデータ管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送する運搬部材に関するデータの管理を効率的に行うことができるデータ管理システムを提供する。
【解決手段】データ管理システム11は、荷物を積載可能なパレット21と、パレット21を積み込んで搬送するトラック31と、パレット21をトラック31に積み込むフォークリフト41とを備えた運搬システムに用いられる。データ管理システム11は、トラック31と共に移動され、無線通信で送信されたデータを記憶するハンディ端末33の記憶部と、フォークリフト41により積み込んだパレット21の重量に関するデータを無線通信で記憶部に送信する無線通信部46とを含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、データ管理システム、およびデータ管理方法に関するものであり、特に、荷物を積載した運搬部材についてのデータを管理する際に用いられるデータ管理システム、およびデータ管理方法に関するものである。
従来において、荷物をトラック等において搬送する際には、まず、パレットやカゴ車に荷物を積載する。そして、複数の荷物が積載されたパレット等を、パレットごとそのままトラックに積み込み、工場や倉庫等の目的の場所に搬送する。その後、パレットごとトラックから積み下ろしすることとしている。トラックへのパレットの積み込みおよび積み下ろしに際しては、例えば、フォークリフトのような荷物積み込みおよび積み下ろし用の車両を用いるのが一般的である。
ここで、フォークリフトでの荷物の積み込みに際し、荷物の重量データを管理する技術が、特開2006−347713号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1によると、フォークリフトのフォークには、シート状に形成された重量センサが設けられている。そして、荷物を積載したパレットをフォークによって支持する時に、重量センサによって荷物を積載したパレットの重量を計測する。その後、フォークリフトに備えられたリーダライタ装置によって、パレットに貼付されたICタグに計測した重量データを書込む。
ここで、特許文献1においては、ICタグとリーダライタ装置との交信において、リーダライタ装置とICタグとの間に通信を阻害する要因、例えば、パレット梱包される水分を含んだ根菜類等の荷物があれば、リーダライタ装置とICタグとの間の通信可能領域を調整して、ICタグに重量データを書込むこととしている。
また、特開2007−8574号公報(特許文献2)においても同様に、物品を載置するRFID(Radio Frequency Identification)タグ付きパレットにおいて、通信状態の変化に対応できるように、RFIDタグにて送受信される電波を反射する電波反射部材を備えることとしている。
特開2006−347713号公報 特開2007−8574号公報
特許文献1および特許文献2によると、フォークリフトにより支持したパレットの重量を測定し、パレットに貼付されたICタグに書込むことはできる。しかし、荷物を積載したパレットを複数積み込んだトラックにおいて、トラック内に積み込まれた荷物の重量データは一元管理されておらず、荷物全体の重量データを効率的に管理することはできない。
具体的には、例えば、荷物を積載したパレットを複数積み込んでトラックにより搬送し、所定の搬送目的地において一部のパレットを積み下ろしする際に、トラックに積み込んだ全てのパレットに対する積み下ろしたパレットの重量比率を容易に算出することはできない。この場合、例えば、パレットの積み下ろし時において、全てのパレットに貼付されたICタグを読取って全てのパレットの重量および積み下ろししたパレットの重量を得た後、上記した重量比率を算出しなければならず、非効率である。また、トラックにおいて複数の搬送目的地があり、その搬送目的地毎にパレットの積み込みや積み下ろしがある場合、上記した重量比率の算出が非常に困難となるのみならず、トラックの最大積載重量の管理についても、非常に非効率となってしまう。すなわち、トラックでの搬送時におけるパレットのデータ管理作業が煩雑になってしまう。
この発明の目的は、搬送する運搬部材に関するデータの管理を効率的に行うことができるデータ管理システムを提供することである。
この発明の他の目的は、搬送する運搬部材に関するデータの管理を効率的に行うことができるデータ管理方法を提供することである。
この発明に係るデータ管理システムは、荷物を積載可能な運搬部材と、運搬部材を積み込んで搬送する搬送装置と、運搬部材を搬送装置に積み込む積み込み装置とを備えた運搬システムに用いられる。データ管理システムは、搬送装置と共に移動され、無線通信で送信されたデータを記憶する第一の記憶手段と、積み込み装置により積み込んだ運搬部材に関するデータを無線通信で第一の記憶手段に送信する送信手段とを含む。
好ましくは、運搬部材に取り付けられ、運搬部材に関するデータを記憶する第二の記憶手段を含む。
さらに好ましくは、積み込み装置に取り付けられ、第二の記憶手段に運搬部材に関するデータを書込む書込み手段を含む。
さらに好ましい一実施形態として、第二の記憶手段は、RFIDタグを含む。
さらに好ましくは、積み込み装置に取り付けられ、運搬部材に関するデータを測定するデータ測定部を含む。
さらに好ましくは、送信手段は、積み込み装置に設けられている。
また、積み込み装置は、移動可能であり、送信手段は、積み込み装置が移動する通路に設けられている。
さらに好ましくは、通路に設けられており、第二の記憶手段に記憶された運搬部材に関するデータを読取る読取り手段を含む。
さらに好ましくは、運搬部材に関するデータは、荷物を積載した運搬部材の重量データを含む。
さらに好ましくは、第一の記憶手段は、搬送装置に着脱自在に設けられている。
さらに好ましくは、搬送装置に設けられており、搬送装置の位置を検知する位置検知手段を含む。
この発明の他の局面において、データ管理方法は、荷物を積載可能な運搬部材と、運搬部材を積み込んで搬送する搬送装置と、運搬部材を搬送装置に積み込む積み込み装置とを備えた運搬システムに用いられるデータ管理方法であって、積み込み装置によって、運搬部材を搬送装置に積み込むステップと、積み込み装置により積み込んだ運搬部材に関するデータを無線通信で送信するステップと、送信された運搬部材に関するデータを、搬送装置と共に移動され、データを記憶する第一の記憶手段に記憶させるステップとを含む。
このような構成のデータ管理システムおよびデータ管理方法によると、積み込み装置により搬送装置に積み込んだ運搬部材に関するデータを送信して、搬送装置と共に移動される第一の記憶手段に記憶させる。そうすると、第一の記憶手段に記憶された運搬部材に関するデータを用いて、容易に運搬部材に関するデータを管理することができる。したがって、このようなデータ管理システムおよびデータ管理方法は、搬送する運搬部材に関するデータの管理を効率的に行うことができる。
この発明の一実施形態に係るデータ管理システムの構成を示す図である。 この発明の一実施形態に係るデータ管理システムを示す概略図である。 この発明の一実施形態に係るデータ管理システムにおいて、パレットをトラックに積み込む場合における処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係るデータ管理システムにおいて、パレットをトラックから積み下ろす場合における処理の流れを示すフローチャートである。 トラックによりパレットを搬送する場合の搬送経路を示す図である。 この発明の他の実施形態に係るデータ管理システムの一部を示す概略図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。まず、この発明の一実施形態に係るデータ管理システムの構成について説明する。図1は、この発明の一実施形態に係るデータ管理システムの構成を示す図である。図2は、この発明の一実施形態に係るデータ管理システムを示す概略図である。
図1および図2を参照して、この発明の一実施形態に係るデータ管理システム11は、荷物12を積載可能な運搬部材としてのパレット21と、パレット21を積み込んで搬送する搬送装置としてのトラック31と、パレット21をトラック31に積み込む積み込み装置としてのフォークリフト41とを備えた運搬システムに用いられる。なお、フォークリフト41は、トラック31からパレット21を積み下ろす場合にも用いられる。すなわち、フォークリフト41は、トラック31からパレット21を積み下ろす積み下ろし装置としても機能する。また、パレット21は、複数の荷物12を積載可能であり、トラック31は、複数のパレット21を積み込んで搬送可能である。
パレット21は、四角平板状であって、その上に運搬する荷物12を積載可能である。パレット21には、フォークリフト41での運搬を容易にするために、フォークリフト41の2つのフォーク42を差し込むことができる2つの開口穴22が設けられている。パレット21は、荷物12を複数積載することができる。なお、この実施形態における荷物12は、略直方体状である。また、パレット21には、種々のデータの読書きが可能なRFIDタグ23が設けられている。すなわち、データ管理システム11は、パレット21に取り付けられ、パレット21に関するデータを記憶する第二の記憶手段としてのRFIDタグ23を含む。RFIDタグ23は、パレット21の側面に貼付するようにして設けられている。
トラック31は、通常の一般的なトラックであり、積み込まれた複数のパレット21をそれぞれ所定の搬送目的地、例えば、パレット21に積載された荷物が使用される工場や倉庫等に搬送する。トラック31は、パレット21を積み込むための荷台32を備える。トラック31に設けられた荷台32に、複数のパレット21が順次積み込まれる。
トラック31には、トラック31と共に移動され、種々のデータを記憶する第一の記憶手段としてのハンディ端末33が設けられている。すなわち、ハンディ端末33は、トラック31に紐付いたものである。ハンディ端末33は、種々のデータを記憶する記憶部34と、ハンディ端末33全体を制御するハンディ端末制御部35と、ハンディ端末33に対してデータを入力させると共にハンディ端末33に含まれる情報を表示する操作部36と、ハンディ端末33と外部との無線通信を可能とする無線通信部37と、上記したパレット21に設けられたRFIDタグ23に対するデータの読書きを行なうリーダライタ38と、ハンディ端末33の現在の位置を検知する位置検知手段としてのGPS(Global Positioning System)装置39とを含む。記憶部34は、操作部36における操作結果や入力情報の他、無線通信部37を利用しての無線通信により得られたデータを記憶する。GPS装置39は、現在の位置、すなわち、トラック31が現在いずれの位置にあるかを検知することができる。また、記憶部34において、GPS装置39により検知した位置情報も記憶される。
フォークリフト41は、自走可能であり、例えば、複数の荷物12が積載された倉庫内の所定の位置にあるパレット21を持ち上げて、トラック31の位置まで移動させる。パレット21を持ち上げる際には、フォークリフト41に備えられた2本の爪状のフォーク42をパレット21に設けられた開口穴22に挿入し、フォーク42を上方向に移動させ、パレット21を持ち上げる。そして、フォーク42によってパレット21を持ち上げたまま移動し、トラック31に設けられた荷台32にパレット21を積み込む。
フォークリフト41は、フォークリフト41全体を制御するフォークリフト制御部43と、パレット21に関する重量データを測定するデータ測定部としての重量測定部44とを含む。すなわち、重量測定部44は、フォークリフト41に設けられている。また、データ管理システム11は、フォークリフト41に取り付けられ、パレット21に関するデータである重量を測定する重量測定部44を含む。ここでは、重量測定部44は、いわゆる量りであり、フォーク42上に板状にして設けられている。重量測定部44は、荷物12を積載したパレット21の重量データを測定する。具体的には、フォークリフト41に含まれるフォーク42でパレット21を持ち上げた際に、複数の荷物12を積載したパレット21全体の重量を測定する。
ここで、フォークリフト41には、重量測定部44により測定した重量データを上記したハンディ端末33に含まれる記憶部34に送信する送信手段としての無線通信部46が設けられている。すなわち、フォークリフト41は、無線通信部46を含む。無線通信部46は、ハンディ端末33に含まれる無線通信部37を介して、送信されたデータを記憶部34に記憶させる。
また、フォークリフト41には、測定した重量データをパレット21に設けられたRFIDタグ23に書込むリーダライタ45が設けられている。すなわち、フォークリフト41は、リーダライタ45を含む。リーダライタ45は、トラック31にパレット21を積み込む際に、持ち上げたパレット21に設けられたRFIDタグ23のデータを読取る。ここでは、パレット21のIDデータを読取る。そして、無線通信部46において、パレット21の重量データをハンディ端末33の無線通信部37に送信する際に、パレット21のIDデータも共に送信し、記憶部34に記憶させる。
次に、このようなデータ管理システム11を用いて、データ管理を行う方法について説明する。ここでは、複数の荷物12を積載したパレット21の重量データを管理する方法について説明する。図3は、パレット21をトラック31に積み込む場合における処理の流れを示すフローチャートである。図4は、トラック31からパレット21を積み下ろしする場合における処理の流れを示すフローチャートである。また、図5は、トラック31によりパレット21を搬送する場合の路線、すなわち、搬送経路を示す図である。図5中の路線データに従って、トラック31がパレット21を搬送するものとする。図5においては、路線データ、積載情報データ、積載重量データ、そして、トラック31において搬送に要した走行距離データが図示されている。
まず、荷物12を積載したパレット21をトラック31に積み込む場合について説明する。図1〜図5を参照して、まず、荷物12が積載されたパレット21をトラック31に積み込むため、フォークリフト41によってパレット21を持ち上げる(図3において、ステップS11、以下、ステップを省略する)。ここで、パレット21の重量を、重量測定部44によって測定する(S12)。測定したパレット21の重量データは、まず、パレット21に設けられたRFIDタグ23に書込まれる(S13)。ここで、重量データの書込みに際しては、フォークリフト41に設けられたリーダライタ45を用いて書込まれる。また、ここで、リーダライタ45により、RFIDタグ23に対して積み込みフラグデータを書込むと共に、RFIDタグ23に書込まれたIDデータを読取る。
次に、測定した重量データを、ハンディ端末33の記憶部34に記憶させる(S14)。記憶部34への記憶については、上記したように、フォークリフト41およびハンディ端末33にそれぞれ設けられた無線通信部37、46を用い、データを送信して記憶させる。この場合、上記したパレット21に設けられたRFIDタグ23への書込みよりも優先して、または、RFIDタグ23への書込みと同時に行なってもよい。また、無線通信において、その交信距離が届かない場合には、自走可能なフォークリフト41において、無線通信が可能となった距離に近づいた時に行なってもよい。この場合、リーダライタ45により読取ったパレット21のIDデータおよび積み込みフラグデータも共に送信し、記憶部34に記憶させる。
このようにして、ハンディ端末33の記憶部34に荷物12を積載したパレット21の重量データ、IDデータおよび積み込みフラグデータを記憶させる。また、RFIDタグ23にも重量データ等を書込む。そして、パレット21をトラック31に積み込む(S15)。ここで、トラック31には、同様の方法で、他の複数のパレット21が積み込まれる。この場合、図5に示すように、積み込んだ場所を倉庫Aとした場合に、複数のパレット21を積み込んだ積み込み重量の総重量は5800kgとなる。
その後、トラック31は、倉庫Aから倉庫Bまで移動する。すなわち、トラック31により、パレット21は搬送される。倉庫Aから倉庫Bまでの距離は50kmであり、この場合、倉庫Aで積み込まれたパレット21は、倉庫Aから倉庫Bまで50kmの距離を搬送されたことになる。
ここで、トラック31における走行距離と積載重量との関係について考えると、トラック31の走行距離は、50kmであり、その時の積載重量は、5800kgである。この積載重量データは、ハンディ端末33の記憶部34に記憶された重量データから容易に入手することができる。そうすると、倉庫Bに到着した際に、改めてパレット21ごとの重量データを入手する必要がない。すなわち、トラック31に積み込まれた全てのパレット21に設けられたRFIDタグ23に書込まれた重量データを読取る必要はない。また、所定のパレット21当たりにおけるトラック搬送時のCO排出量を算出する際にも、全体の総重量をハンディ端末33から容易に入手することができる。この場合、GPS装置39により、正確な移動距離が算出できる。具体的には、倉庫Aの位置と倉庫Bの位置と、搬送経路を記憶しておき、正確なトラック31の走行距離が把握できる。なお、トラック31に装備された積算走行距離を基に算出してもよい。
次に、倉庫Bにおいて、同様にパレット21を積み込む。倉庫Bで積み込んだパレット21の重量は、3100kgである。この場合、トラック31には、合計8900kgの荷物を積載したパレット21が積み込まれている。
その後、トラック31は、荷物12の積み込みおよび積み下ろしを行なう工場Aに向かう。そして、同様に、5000kgのパレット21の積み込みを行い、3900kgのパレット21の積み下ろしを行なう。
ここで、積み込みに際しては、トラックにおける最大積載重量の問題がある。すなわち、トラック31における最大積載重量を10000kgとすると、10000kg以上のパレット21の積み込みができない。この場合、積み下ろしの3900kgを差し引いて、5000kgの荷物の積み込みを行なうことができる。ここで、ハンディ端末33の記憶部34に記憶された重量データを入手して、どれくらいの重量の荷物、例えば、何個のパレット21を積み込むことができるかを容易に把握することができる。
次に、積み下ろしの工程について説明する。まず、フォークリフト41によってパレット21をトラック31の荷台32から持ち上げて、トラック31からパレット21を積み下ろす(S21)。その後、積み下ろしたパレット21のIDデータをリーダライタ45によって読取る(S22)。そして、無線通信部37、46を利用して、積み下ろししたパレット21のIDデータをハンディ端末33に送信する(S23)。また、ここで、リーダライタ45によって、積み下ろしフラグをRFIDタグに書込む(S24)。さらに、ここで、積み下ろしたパレット21の重量データを総重量から差し引いて、最大積載重量を把握する。
ここで、積み下ろしに際しても、パレット21に設けられたRFIDタグ23に書込まれたデータを利用して、積み下ろしされたパレット21毎の搬送距離を容易に算出することができる。具体的には、積み込みされた場所から積み下ろしされた場所までの走行距離を基に算出する。この場合、RFIDタグ23に積み下ろしフラグを書込み、RFIDタグ23を読取ることにより、トラック31から積み下ろされたことを把握することができるようにする。また、積み下ろしフラグについては記憶部34にも記憶し、ハンディ端末33において、積み下ろされたパレット21に付されたRFIDタグ23のIDデータを管理する。
以下、このようにして、トラック31は倉庫C,工場Bを回り、パレット21の積み込みおよび積み下ろしを繰り返し、トラック31は、帰社する。
なお、上記したトラック31においては、複数の荷主の荷物12が搬送されるが、CO排出量については、荷主ごとに算出される。CO排出量の算出は、各荷主における一連の輸送が完了した時点で行なう。すなわち、荷主ごとに積み込みおよび積み下ろしの重量データが管理され、トラック31の走行距離を基にCO排出量が算出される。
具体的には、上記した図5において、倉庫Aから倉庫Bに積載した荷物が、荷主A、荷主B、荷主Cの荷物を混載したとし、荷主Aが5800kgのうち、2400kgであるならば、2400/5800×100=41%である。この按分に応じて、荷主ごとのCO排出量が算出される。すなわち、トラック31における倉庫Aから倉庫Bまでに排出したCO排出量のうち、41%が荷主Aの荷物を輸送した際に生じたものとされる。
ここで、CO排出量は、燃料法、燃費法、改良トンキロ法等の算定方法があり、いずれかの方法を用いて算定される。燃料法は、燃料使用量からCO排出量を算定する方法であり、次の式で求められる。
CO排出量=燃料使用量×CO排出係数
また、燃費法は、輸送距離と燃費からCO排出量を算定する方法であり、次の式で求められる。
CO排出量=輸送距離/燃費×CO排出係数
また、改良トンキロ法は、トラックにおける輸送限定の算定方法であって、積載率と車両の燃料種類、最大積載量別の輸送量からCO排出量を算定する方法であり、次の式で求められる。
CO排出量=輸送量×改良トンキロ法CO排出原単位
また、積み込みおよび積み下ろしに際しては、以下の判定方法がある。すなわち、後述する積み込み用のRFIDのゲートと積み下ろし用のRFIDのゲートとを分けて設置したり、ゲートでRFIDタグの移動方向を検知したり、ハンディ端末で手入力する等の方法がある。
ここで、移動方向の検知については、例えば、以下の方法が挙げられる。すなわち、移動方向検知システムは、RFIDタグの移動経路に向けて電波ビームをスキャンさせ、RFIDタグからのデータを読取る第一のアンテナと、複数のRFIDタグから一括してデータを読取る第二のアンテナとを準備する。そして、第一のアンテナによって読取ったデータ、その読取り時刻、および読取り時のスキャン角度に基づいてRFIDタグの移動方向を推定し、第一および第二のアンテナにおいてRFIDタグの対応付けができた場合に、推定した方向であるとする。このようにして、RFIDタグの移動方向を検知する。
すなわち、このような構成のデータ管理システム11によると、フォークリフト41によりトラック31に積み込んだパレット21の重量データを、トラック31と共に移動されるハンディ端末33の記憶部34に記憶させる。そうすると、記憶部34に記憶されたパレット21の重量データを用いて、容易にパレット21の重量データを管理することができる。具体的には、荷主ごとのCO排出量等の算出や、トラック31の最大積載重量を容易に把握することができる。したがって、このようなデータ管理システム11は、搬送するパレット21の重量データの管理を効率的に行うことができる。
また、この場合、ハンディ端末33は、トラック31の位置を検知するGPS装置39を含むため、より正確に積み込み位置および積み下ろし位置を把握して、正確にCO排出量データ等を算出することができる。
なお、このようなハンディ端末33は、トラック31に着脱自在に設けられているため、取扱いが容易となる。すなわち、例えば、トラック31を運転する運転手が容易にハンディ端末33を持ち運びすることができ、便利である。
また、この発明に係るデータ管理方法は、荷物を積載可能なパレット21と、パレット21を積み込んで搬送するトラック31と、パレット21をトラック31に積み込むフォークリフト41とを備えた運搬システムに用いられるデータ管理方法であって、フォークリフト41によって、パレット21をトラック31に積み込むステップと、フォークリフト41により積み込んだパレット21の重量データを無線通信で送信するステップと、送信されたパレット21の重量データを、トラック31と共に移動され、データを記憶するハンディ端末33の記憶部34に記憶させるステップとを含む。
このようなデータ管理方法においても、搬送するパレット21の重量データの管理を効率的に行うことができる。
なお、上記の実施の形態においては、RFIDタグ23へデータを書込むリーダライタ45は、フォークリフト41に設けられることとしたが、これに限らず、移動可能なフォークリフト41の通路に、RFIDタグ23にデータを書込むリーダライタ45を設けるよう構成してもよい。また、荷物12を積載する運搬部材は、カゴ車のような部材であってもよい。
図6は、この場合におけるデータ管理システムの一部を示す図である。図6を参照して、この発明の他の実施形態に係るデータ管理システム51においては、フォークリフト41の通路47上の所定の箇所に、ゲート52が設けられている。ゲート52は、具体的には、荷物12が積載された後述するパレット57が載置されている位置からトラック31の駐車している位置までの間に設けられる。
ゲート52には、ゲート52の下部側を通過する領域をデータの読書き可能な範囲とするように複数のリーダライタ53が設けられている。リーダライタ53は、ゲート52に合計4つ設けられている。具体的には、ゲート52を構成する一対の支柱54、55のうち、一方の支柱54の上方側および下方側に位置するように2つのリーダライタ53が設けられており、他方の支柱55の上方側および下方側に位置するように、残り2つのリーダライタ53が設けられている。こうすることにより、リーダライタ53による読取りミス等を防止することができる。ゲート52には、無線通信部56が設けられており、リーダライタ53により読取ったデータを外部に送信する。
また、この発明の他の実施形態に係るデータ管理システムに含まれる運搬部材としてのカゴ車61は、複数の荷物12を積載可能な略矩形平板状の積載部62と、矩形の4つの辺63から上方に延びるように設けられた4つの枠部64と、積載部62の下部に設けられた4つのタイヤ65とを含む。また、カゴ車61にも、上記したパレット21と同様、RFIDタグ66が設けられている。RFIDタグ66については、4つの枠部64のうちのいずれか一つの上方側端部に貼付するように設けられる。なお、RFIDタグ66には、カゴ車61識別用に、カゴ車61のIDデータが書込まれている。なお、その他のデータ管理システムの構成については、図2に示す構成と同様であるため、その説明を省略する。
このような構成によると、複数の荷物12を積載したカゴ車61をトラック31に積み込む際に、ゲート52を通過し、ゲート52に設けられたリーダライタ53および無線通信部56により、ハンディ端末33の記憶部34およびカゴ車61に設けられたRFIDタグ66に容易に重量データ等を書込むことができる。
また、上記の実施の形態においては、GPS装置を含むこととしたが、これに限らず、トラックに設けられた積算走行距離のデータを用いて、各パレット等における移動距離を算出するようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、搬送装置としてトラックを用いることとしたが、これに限らず、例えば、ダンプカーやオートバイ等であってもよいし、タンカーやフェリー等、海路を搬送するものであっても構わないし、飛行機等の航路を搬送するものであっても構わない。
また、上記の実施の形態においては、運搬部材に関するデータとして運搬部材の重量データを管理することとしたが、これに限らず、例えば、運搬部材の体積に関するデータや形状に関するデータを管理することとしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、積み込み装置には、運搬部材に関するデータを測定するデータ測定部を設けることとしたが、これに限らず、データ測定部は、別途設けられていてもよいし、データの送受信により、運搬部材に関するデータを用いるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、運搬部材の積み下ろしの際にもフォークリフトを用いることとしたが、これに限らず、他の積み下ろし装置を用いてもよい。
また、上記の実施の形態においては、荷物の積み込みまたは積み下ろしの際にフォークリフトの重量測定部を使用してパレット等の重量を測定することとしたが、これに限らず、重量が予め測定されており、パレット等のRFIDタグに書込まれている場合には、フォークリフトの重量測定部で測定せず、RFIDタグに書込まれている重量データを用いることとしてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係るデータ管理システムおよびデータ管理方法は、複数の荷物を積載したパレットやカゴ車をトラック等で搬送する場合に、有効に利用される。
11,51 データ管理システム、12 荷物、21 パレット、22 開口穴、23,66 RFIDタグ、31 トラック、32 荷台、33 ハンディ端末、34 記憶部、35 ハンディ端末制御部、36 操作部、37,46,56 無線通信部、38,45,53 リーダライタ、39 GPS装置、41 フォークリフト、42 フォーク、43 フォークリフト制御部、44 重量測定部、47 通路、52 ゲート、54,55 支柱、61 カゴ車、62 積載部、63 辺、64 枠部、65 タイヤ。

Claims (12)

  1. 荷物を積載可能な運搬部材と、前記運搬部材を積み込んで搬送する搬送装置と、前記運搬部材を前記搬送装置に積み込む積み込み装置とを備えた運搬システムに用いられるデータ管理システムであって、
    前記搬送装置と共に移動され、無線通信で送信されたデータを記憶する第一の記憶手段と、
    前記積み込み装置により積み込んだ前記運搬部材に関するデータを無線通信で前記第一の記憶手段に送信する送信手段とを含む、データ管理システム。
  2. 前記運搬部材に取り付けられ、前記運搬部材に関するデータを記憶する第二の記憶手段を含む、請求項1に記載のデータ管理システム。
  3. 前記積み込み装置に取り付けられ、前記第二の記憶手段に前記運搬部材に関するデータを書込む書込み手段を含む、請求項2に記載のデータ管理システム。
  4. 前記第二の記憶手段は、RFIDタグを含む、請求項2または3に記載のデータ管理システム。
  5. 前記積み込み装置に取り付けられ、前記運搬部材に関するデータを測定するデータ測定部を含む、請求項1〜4のいずれかに記載のデータ管理システム。
  6. 前記送信手段は、前記積み込み装置に設けられている、請求項1〜5のいずれかに記載のデータ管理システム。
  7. 前記積み込み装置は、移動可能であり、
    前記送信手段は、前記積み込み装置が移動する通路に設けられている、請求項1〜5のいずれかに記載のデータ管理システム。
  8. 前記通路に設けられており、前記第二の記憶手段に記憶された前記運搬部材に関するデータを読取る読取り手段を含む、請求項7に記載のデータ管理システム。
  9. 前記運搬部材に関するデータは、荷物を積載した前記運搬部材の重量データを含む、請求項1〜8のいずれかに記載のデータ管理システム。
  10. 前記第一の記憶手段は、前記搬送装置に着脱自在に設けられている、請求項1〜9のいずれかに記載のデータ管理システム。
  11. 前記搬送装置に設けられており、前記搬送装置の位置を検知する位置検知手段を含む、請求項1〜10のいずれかに記載のデータ管理システム。
  12. 荷物を積載可能な運搬部材と、前記運搬部材を積み込んで搬送する搬送装置と、前記運搬部材を前記搬送装置に積み込む積み込み装置とを備えた運搬システムに用いられるデータ管理方法であって、
    前記積み込み装置によって、前記運搬部材を前記搬送装置に積み込むステップと、
    前記積み込み装置により積み込んだ前記運搬部材に関するデータを無線通信で送信するステップと、
    送信された前記運搬部材に関するデータを、前記搬送装置と共に移動され、データを記憶する第一の記憶手段に記憶させるステップとを含む、データ管理方法。
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