WO2018016342A1 - リターナブルラック取廻し管理システム - Google Patents

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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management

Definitions

  • the movement number of the shipping route R11 is 1000
  • the movement number of the shipping route R12 is 500
  • the movement number of the shipping route R13 is 100
  • the shipping route R14 It is assumed that the number of movements is 300 and the number of movements of the shipping route R15 is 100.
  • the returnable rack management system 1 returns the returnable rack RR from the second distribution base 20 to the first distribution base 10 when it is predicted that the returnable rack RR necessary for shipment from the first distribution base 10 will be insufficient.
  • the first logistics base 10 lacks the returnable rack and delays the shipment of luggage. Lee can prevent.
  • the returnable rack management system 1 is based on the quantity of returnable racks RR that is insufficient at the first logistics base 10 and the quantity of returnable racks RR stored at the second logistics base 20 and the third logistics base 30, respectively. It may be managed to set a distribution base for returning the returnable rack RR, that is, to set the transmission destination of the aforementioned rack forced return information.

Abstract

物流拠点間で取り廻されるリターナブルラックの管理を適正にすること。 管理システムは、リターナブルラックを用いて荷物の出荷を行なう第1物流拠点と、上記第1物流拠点から出荷された荷物を受ける第2物流拠点と、リターナブルラックを用いて上記第2物流拠点へ荷物の出荷を行なう第3物流拠点とを含む物流拠点間でのリターナブルラックの取廻しを管理する。この管理システムは、上記第1物流拠点または上記第3物流拠点から輸送されたリターナブルラックが上記第2物流拠点に所定数量集まった段階で、当該所定数量のリターナブルラックを上記第2物流拠点から上記第1物流拠点へ返送するよう管理する。

Description

リターナブルラック取廻し管理システム
 本発明は、リターナブルラックの取廻しを管理するリターナブルラック取廻し管理システムに関する。
 リターナブル容器を用いて輸送する荷物の生産等の出荷量情報に基づきリターナブル容器の使用量を算出することで高い管理精度を有するリターナブル容器管理装置が知られている(下記、特許文献1参照)。このリターナブル容器管理装置は、国内生産拠点から海外への部品出荷に使用したリターナブル容器を国内拠点へ返却する場合、及び別の海外拠点への部品出荷に流用する場合に、リターナブル容器の管理を行うことが開示されている。
特開2007-217139号公報
 ところで、複数の物流拠点がある場合、物流拠点間毎に自動車部品等の荷物の出荷量は異なり、言い換えれば、荷物を収納するリターナブル容器(以下、リターナブルラックという)の使用ラック数が荷量に応じて異なる。このため、例えば複数の物流拠点から荷物を入荷する物流拠点においては、複数の物流拠点から出荷されたリターナブルラックが集まるため、出荷元の各物流拠点へリターナブルラックを返送する必要がある。
 しかしながら、ある物流拠点に集まるリターナブルラックを出荷元の各物流拠点に返送するには、返送先となる物流拠点毎のリターナブルラック入荷数や返送数、及びリターナブルラックの返送タイミング(リターナブルラックの回転率等)等を適正に管理しなければならず、リターナブルラックの管理負担が大きくなっていた。
 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、物流拠点間で取り廻されるリターナブルラックの管理を適正に行うことができるリターナブルラック取廻し管理システムを提供することを目的とする。
 本発明は、リターナブルラックを用いて荷物の出荷を行なう第1物流拠点と、上記第1物流拠点から出荷された荷物を受ける第2物流拠点と、リターナブルラックを用いて上記第2物流拠点へ荷物の出荷を行なう第3物流拠点とを含む物流拠点間でのリターナブルラックの取廻しを管理するリターナブルラック取回し管理システムであって、上記リターナブルラック取回し管理システムは、上記第1物流拠点または上記第3物流拠点から輸送されたリターナブルラックが上記第2物流拠点に所定数量集まった段階で、当該所定数量のリターナブルラックを上記第2物流拠点から上記第1物流拠点へ返送するよう管理することを特徴とする。
 このように構成されたリターナブルラック取廻し管理システムによると、第1及び第3物流拠点から出荷されたリターナブルラックを第2物流拠点に集約させた後、第2物流拠点から第1物流拠点へリターナブルラックを返送するよう管理することで、第1物流拠点と第2物流拠点、又は第3物流拠点と第2物流拠点とのいずれかの2物流拠点間におけるリターナブルラックの相互輸送取引を削減でき(輸送効率化)、物流費の低減が図れる。また、第2物流拠点においては、返送先が1物流拠点となるため、リターナブルラックの個数管理等の軽減を図ることができる。
 また、上記第1物流拠点の上記荷物の出荷量は、上記第3物流拠点の上記荷物の出荷量より多くなっている。したがって、第2物流拠点からのリターナブルラックの返送は、第3物流拠点よりも出荷量の多い(リターナブルラックの管理個数の多い)第1物流拠点に対して行われるため、第1物流拠点でリターナブルラックが不足するという事態の発生を防止できると共に、第2物流拠点において出荷量の少ない第3物流拠点のリターナブルラックをリターナブルラックの返送のためだけに保管場所を確保し、長期的に保管管理する必要もなくなり、管理工数の低減を図ることができる。
 さらに、上記リターナブルラックは折畳み式であり、上記所定数量とは、上記リターナブルラックの返却に使用するコンテナに上記リターナブルラックを充填可能な最大数量に基づいて設定される。したがって、コンテナへの空リターナブルラックの充填率を高めて返送することができるので、リターナブルラック返送に係る輸送費を抑制することができる。
 さらに、上記第3物流拠点は、上記リターナブルラックを用いて第4物流拠点へ荷物の出荷を行い、上記リターナブルラック取廻し管理システムは、上記第4物流拠点が上記第3物流拠点から荷物を受けた後、当該荷物が出荷されるのに用いられた上記リターナブルラックを上記第1物流拠点へ返送するように管理しても良い。
 このように構成すると、第3物流拠点から第4物流拠点へ荷物が出荷される場合、第4物流拠点は、第3物流拠点よりも出荷数の多い第1物流拠点にリターナブルラックを返送するので、輸送の効率化を図れると共に、第1物流拠点でリターナブルラックが不足する事態の発生を防止できる。
 さらにまた、上記リターナブルラック取廻し管理システムは、上記第1物流拠点と上記第3物流拠点との荷物の入出荷の管理を行なうと共に、上記第2物流拠点から返送された上記リターナブルラックを用いて上記第1物流拠点から上記第3物流拠点へ上記荷物の出荷を行うようにしても良い。
 このように構成すると、第1物流拠点から第3物流拠点へ荷物が出荷される場合、第1物流拠点は、第2物流拠点から返送されたリターナブルラックを用いるので、効率良く第3物流拠点へリターナブルラックの返却ができると共に、第1物流拠点において第2物流拠点から返送されてきたリターナブルラックにより過剰保管となるのを防止できる。
 また、上記リターナブルラック取廻し管理システムは、上記第1物流拠点又は上記第3物流拠点から上記荷物を出荷するのに必要な上記リターナブルラックが不足すると判断した場合、上記第2物流拠点で保管される上記リターナブルラックが上記所定数量に達しているか否かにかかわらず、当該保管されているリターナブルラックを上記第2物流拠点から上記リターナブルラックが不足する上記第1物流拠点又は上記第3物流拠点のいずれか一方へ返送するように管理しても良い。
 このように構成すると、第1物流拠点からの出荷に必要なリターナブルラックが不足すると予想される場合は、第2物流拠点からリターナブルラックが不足する物流拠点に対してリターナブルラックの返送を促すことができるため、輸送の効率化を図りながらリターナブルラックが不足して出荷が滞るという事態をタイムリーに防止できる。
 本発明のリターナブルラック取廻し管理システムによれば、複数物流拠点間を取り廻されるリターナブルラックの管理を適正に行なうことができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るリターナブルラック管理システムの構成の概略的な一例を示す図である。 図2は、同実施形態に係る複数の物流拠点間における、リターナブルラックを用いて荷物を出荷する出荷経路、及びリターナブルラックの返送経路を説明するための図である。 図3は、同実施形態に係るリターナブルラック管理装置の概略的な構成の一例を示す図である。 図4は、同実施形態に係る移動数情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、同実施形態に係る保管数情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、同実施形態に係るリターナブルラック保管装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、同実施形態に係るリターナブルラック管理装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の第2の実施形態に係るリターナブルラック管理装置の概略的な構成の一例を示す図である。 図9は、同実施形態に係る出荷予定情報記憶部の一例を示す図である。 図10は、同実施形態に係るリターナブルラック管理装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、同実施形態に係るリターナブルラックの使用状態の一例を示す図である。 図12は、同実施形態に係るリターナブルラックの折畳み状態(保管状態)の一例を示す図である。 図13は、本発明の第3の実施形態に係るリターナブルラック管理システムの構成の概略的な一例を示す図である。 図14は、同実施形態に係る複数の物流拠点間における、リターナブルラックを用いて荷物を出荷する出荷経路、及びリターナブルラックの返送経路を説明するための図である。 図15は、同実施形態に係る移動数情報記憶部の一例を示す図である。 図16は、同実施形態に係る保管数情報記憶部の一例を示す図である。
 以下、本発明の各実施の形態について図面を参照しながら説明する。 
(第1の実施形態)
 図1は、リターナルブルラックを管理するリターナブルラック管理システム(リターナルブラック取廻し管理システム)1の構成の概略的な一例を示す図である。
 図1に示すように、リターナブルラック管理システム1は、複数の物流拠点、具体的には、第1~第4物流拠点10,20,30,40で取回されるリターナブルラックを管理する管理システムである。各物流拠点は、1つの国の中に設けられていても良いし、それぞれが別の国に設けられていても良いし、1つの国に複数の物流拠点が設けられ、他の物流拠点が別の国に設けられていても良い。第1物流拠点10から第4物流拠点40がそれぞれ別の国に設けられる一例としては、第1物流拠点10がタイ王国に設けられ、第2物流拠点20がインドネシア共和国に設けられ、第3物流拠点30が日本国に設けられ、第4物流拠点40がフィリピン共和国に設けられる場合が考えられる。なお、本第1の実施形態では、複数の物流拠点は、4つの物流拠点(第1物流拠点10から第4物流拠点40)である場合を例に挙げて説明するが、物流拠点の数はこれに限るものではない。
 第1物流拠点10においては、リターナブルラック管理装置11、リターナブルラック保管装置12、管理用PC(パーソナルコンピュータ)13が設置されている。第2物流拠点20から第4物流拠点40においては、リターナブルラック保管装置22,32,42、及び管理用PC23,33,43がそれぞれ設置されている。
 リターナブルラック管理装置11、リターナブルラック保管装置12,22,32,42、管理用PC13,23,33,43は、それぞれインターネット2を介して通信可能に接続されている。なお、本第1の実施形態において、第1物流拠点10にのみリターナブルラック管理装置11が設けられる構成で説明するが、他の第2物流拠点20から第4物流拠点40にも、リターナブルラック管理装置11に相当する管理装置が設けられるように構成しても良い。また、管理用PC13にリターナルブルラック管理装置11の機能を包含させるようにしても良い。
 さらに、第1物流拠点10において、リターナブルラック管理装置11、リターナブルラック保管装置12、管理用PC13がそれぞれインターネット2を介して接続される構成で説明するが、これに限るものではない。例えば、各物流拠点内の装置(例えば、第1物流拠点10内のリターナブルラック管理装置11、リターナブルラック保管装置12、管理用PC13)が、それぞれローカル・エリア・ネットワークで接続されており、管理用PC13がインターネット2を介して他の管理用PC23,33,43と接続されるようにしても良い。
 リターナブルラック保管装置12は、荷物の輸入、出荷(輸出)に用いられるリターナルブラックを保管し、リターナブルラックの数(以下、保管数という)を管理する装置である。例えば、リターナブルラック保管装置12は、倉庫に保管されるリターナブルラックをリターナブルラックに設けられた識別情報(ICタグ、バーコード、無線タグ等)を用いて自動的に管理する。したがって、リターナブルラックを保管する倉庫内にリターナブルラックが搬入された場合は、搬入されたリターナブルラック数に応じて保管数を加算し、倉庫内からリターナブルラックが搬出された場合は、搬出されたリターナブルラック数に応じて保管数を減算する。なお、リターナブルラックの保管数の管理は、作業員が手入力するようにしても良い。リターナブルラック保管装置22,32,42は、リターナブルラック管理装置12と同様な機能を有するため、詳細な説明を省略する。
 管理用PC13は、例えば、荷物の出荷を管理する管理者が使用するPCである。管理用PC13は、管理者から出荷する荷物に関する情報の入力を受け付け、必要な情報を管理者に報知する。なお、管理用PC23,33,43は、管理用PC13と同様な機能を有するため、詳細な説明を省略する。
 リターナブルラック管理装置11は、第1物流拠点10から第4物流拠点40で取廻されるリターナブルラックを管理する装置である。リターナブルラック管理装置11は、第1物流拠点10のリターナブルラックの保管数をリターナブルラック保管装置12から取得する。さらに、リターナブルラック管理装置11は、他の物流拠点20から物流拠点40のリターナブルラックの保管数をリターナブルラック保管装置22,32,42からそれぞれ取得する。このようにして、リターナブルラック管理装置11は、第1物流拠点10から第4物流拠点40で取廻されるリターナブルラックの全数を管理する。また、リターナブルラック管理装置11は、リターナブルラック保管装置12,22,32,42から受け取ったリターナブルラックの保管数に基づいて、リターナブルラックの返送を指示するラック返送情報を出力する。ラック返送情報の詳細は、後述する。
 図2は、第1物流拠点10から第4物流拠点40間において、リターナブルラックを用いて荷物を出荷する場合の出荷経路、及びリターナブルラックの返送経路を説明するための図である。
 図2に示すように、第1物流拠点10から第4物流拠点40のうち、第1物流拠点10及び第3物流拠点30が荷物の出荷拠点になっており、出荷経路としては、出荷経路R11からR15の5つがあり、何れも図11及び図12に示すリターナブルラックRRを用いて荷物が出荷される。
 出荷経路R11は、第1物流拠点10から第2物流拠点20へ荷物を出荷する経路である。出荷経路R12は、第1物流拠点10から第3物流拠点30へ荷物を出荷する経路である。出荷経路R13は、第3物流拠点30から第1物流拠点10へ荷物を出荷する経路である。出荷経路R14は、第3物流拠点30から第2物流拠点20へ荷物を出荷する経路である。出荷経路R15は、第3物流拠点30から第4物流拠点40へ荷物を出荷する経路である。
 各出荷経路R11からR15によって、所定期間内に出荷する荷物の種類や数量が異なる。このため、所定期間内に移動されるリターナブルラックRRのラック数(以下、移動数という)も異なる。本第1の実施形態においては、所定期間を前月の1か月間である場合で説明する。
 本第1の実施形態においては、前の月において、出荷経路R11の移動数は1000であり、出荷経路R12の移動数は500であり、出荷経路R13の移動数は100であり、出荷経路R14の移動数は300であり、出荷経路R15の移動数は100であると想定する。
 この場合に、1か月間の荷物の出荷が終了した時点で1か月前のリターナブルラックRRの保管数と現在の保管数とを比較する。出荷経路R11,R12で輸出されたリターナブルラック数が1500であり、出荷経路R13で輸入されたリターナブルラック数が100である。このため、第1物流拠点10においては、リターナルブラックの保管数が1400減る。また、第2物流拠点20のリターナブルラックRRの保管数数が出荷経路R11と出荷経路R14とが合算され1300増加し、第4物流拠点40ではリターナブルラックRRの保管数が100増加する(出荷経路R15)。なお、第3物流拠点30においては、荷物の輸出(出荷経路R13~R15)と荷物の輸入(出荷経路R12)に用いられるリターナブルラックRRの数量が同じであるため、リターナブルラック数の保管数は増減しない。
 このため、第2物流拠点20、及び第4物流拠点40で保管されるリターナブルラックRRが増加する一方、第1物流拠点10で保管されるリターナブルラックRRは減少する。したがって、第2物流拠点20から第1物流拠点10への返送経路R21,第4物流拠点40から第1物流拠点10への返送経路R22により、リターナブルラックRRを第1物流拠点10に返送することが必要になる。
 図3は、リターナブルラック管理装置11の概略的な構成の一例を示す図である。図3に示すように、リターナブルラック管理装置11は、CPU111、ROM112、RAM113、通信部113、記憶部114を備えている。
 CPU111は、ROM112に記憶されているプログラムを実行することにより、リターナブルラック管理装置11を動作させる。ROM112は、リターナブルラック管理装置11を動作せるための基本的なプログラムを記憶する。RAM113は、CPU111が各種処理を実行するためのワークエリアや、一時的にデータを保存するエリアを有する。
 通信部113は、インターネット2と接続され、インターネット2を介したリターナブルラック保管装置12,22,32,42、及び管理用PC13,23,33,43との通信を制御する。
 記憶部114は、例えば、ハード・ディスク・ドライブや大容量のソリッド・ステート・ドライブであり、RAID等が組まれ、冗長性を保持して構成される。記憶部114は、所定期間(前月1か月)のリターナブルラックRRの移動数を示す移動数情報を記憶する移動数情報記憶部115、現在のリターナブルラックRRの保管数を示す保管数情報を記憶する保管数情報記憶部116、及び管理プログラムを記憶する管理プログラム記憶部117を有する。
 図4は、移動数情報記憶部115の一例を示す図である。移動数情報T1は、図2を参照して説明した出荷経路R11~R15毎の荷物の出荷に用いたリターナブルラックRRの移動数を示している。移動数情報T1は、出荷経路、出荷拠点、輸入拠点、移動数が関連付けて記憶されている。
 このように記憶された前月1か月の移動数から、CPU111は、既述のように、第2物流拠点20と、第4物流拠点40とにおいて、リターナブルラックRRの保管数が増加するため、リターナブルラックRRの返送処理の管理対象となる物流拠点として、第2物流拠点20、第4物流拠点40を決定する。この決定は、例えば、前月の末日(所定期間の最終日)が終了したタイミングで実行される。
 図5は、保管数情報記憶部116の一例を示す図である。 
 図4を参照して説明したように、第2物流拠点20、及び第4物流拠点40がリターナブルラックRRの返送処理の管理対象となる。このため、図5に示すように、保管数情報T2においては、管理対象として、第2物流拠点20、第4物流拠点40が記憶される。同時に、第2物流拠点20、及び第4物流拠点40で保管するリターナブルラックRRの保管数が記憶される。図5に示す例では、第2物流拠点20では、リターナブルラックRRが600個保管されており、第4物流拠点では、リターナブルラックRRが50個保管された状態であることを示している。
 さらに、保管数情報T2においては、第2物流拠点20に所定数量X、第4物流拠点40に所定数量Yが関連付けて記憶される。ここで、所定数量Xは、リターナブルラックRRを返送させるためのラック返送情報を送信するか否かを決定する閾値である。所定数量Xは、例えば、リターナブルラックRRを返送する場合に用いるコンテナの容量に相当するリターナブルラックRRの数の場合が想定される。具体的には、リターナブルラックRRを折畳んだ状態(保管状態)でコンテナ1本に積載可能なリターナブルラックRRの最大数量(又はその倍数)に基づいて設定され、例えば、当該コンテナの充填率が略100%に達するリターナブルラック数量に設定される。これにより、リターナブルラックRRの返却輸送費をミニマム化できる。この所定数量Xは、固定にしても良く、又は管理者が管理用PC13を操作して適宜、変更できるよう設定するようにしても良いし、CPU111が前月でのリターナブルラックRRの保管数の増加数と予め設定された規則(例えば、増加数の所定パーセントの乗算)に従って決定するようにしても良い。図5に示す例では、第2物流拠点20と第4物流拠点40とで異なる所定数量X,Yを設定しているが、所定数量は同一の値としても良い。
 管理プログラム記憶部117は、第1物流拠点10から第4物流拠点40の間で取廻されるリターナブルラックRRを管理するための管理プログラムを記憶する。管理プログラムには、図7を参照して後述するラック返送情報を送信する処理を実現するためのプログラムが含まれる。
 以下では、リターナブルラック管理システム1が第1物流拠点10から第4物流拠点40間を取り廻されるリターナブルラックRRを管理する処理について説明する。
 まず、第1物流拠点10において、リターナブルラック保管装置12が保管するリターナブルラックRRを計算する処理について説明する。図6は、リターナブルラック保管装置12が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、他のリターナブルラック保管装置22,32,42も同様な処理を実行するため、リターナブルラック保管装置12の場合のみを説明する。
 図6に示すように、リターナブルラック保管装置12は、リターナブルラックRRが倉庫内に搬入されたか否かを判断する(ST101)。例えば、リターナブルラック保管装置12は、倉庫内の所定のエリアに新たにリターナブルラックRRの識別情報が認識されたか否かに基づいて、当該判断を行う。
 リターナブルラックRRの識別情報が入力されていないと判断した場合(ST101:NO)、リターナブルラック保管装置12は、リターナブルラックRRが倉庫内から倉庫外に搬出されたか否かを判断する(ST102)。例えば、リターナブルラック保管装置12は、倉庫内の所定エリアから識別情報が認識されなくなったか否かに基づいて、当該判断を行う。ステップST101,ST102の識別情報の認識は、無線タグ等を用いて自動的に行うようにしても良いし、作業者が手入力により入力するようにしても良い。
 リターナブルラック保管装置12がリターナブルラックRRの識別情報が認識されなくなっていないと判断した場合(ST102:NO)、処理はステップST101へ戻る。
 リターナブルラック保管装置12は、リターナブルラックRRが倉庫内に搬入されたと判断した場合(ST101:YES)、認識したリターナブルラックRRの識別情報の数に応じて保管数を加算し(ST103)、リターナブルラックRRが倉庫外へ搬出されたと判断した場合(ST102:YES)、認識しなくなったリターナブルラックRRの識別情報の数に応じて保管数を減算する(ST104)。このように、リターナブルラック保管装置12は、倉庫内に保管するリターナブルラックRRの保管数の増減を管理する。
 リターナブルラック保管装置12は、保管数に増減が生じた場合(ST103、又はST104)、リターナブルラック管理装置11へ物流拠点を示す情報と計算結果を含む計算結果等を出力する(ST105)。
 次に、リターナブルラック保管装置22から計算結果等を受信したときに、リターナブルラック管理装置11のCPU111は管理プログラムを実行する。図7は、CPU111が管理プログラムを実行するときの処理の一例を示すフローチャートである。なお、リターナブルラック保管装置42から計算結果等を受信したときも同様な処理になるため、当該場合の処理については、詳細な説明を省略する。
 図7に示すように、CPU111は、リターナブルラック保管装置22から計算結果等を受信したか否かを判断する(ST201)。CPU111が受信していないと判断した場合(ST201:NO)、処理はステップST201へ戻る。
 一方、計算結果等を受信したと判断した場合(ST201:YES)、CPU111は、受信した計算結果を反映する(ST202)。より詳細には、CPU111は、受信した計算結果等に含まれる物流拠点を示す情報と対応する管理対象の保管数を加算、又は、減算する。例えば、CPU111が第2物流拠点20から、第2物流拠点20を示す情報と、リターナブルラックRRが5個増加した旨の情報を受信した場合、図5に示す第2物流拠点20のリターナブルラックRRの保管数が600から605になる。
 次に、CPU111は、計算結果を反映させた保管数が所定数量を超えたか否かを判断する(ST203)。例えば、上記の例であれば、CPU111は、保管数605が所定数量Xを超えたか否かを判断する。保管数が所定数量を超えていないと判断した場合(ST203:NO)、CPU111は、処理を終了する。
 一方、保管数が所定数量を超えていると判断した場合(ST203:YES)、CPU111は、ラック返送情報を、保管数が所定数量Xを超えた第2物流拠点20の管理用PC23へ出力する(ST204)。ここで、ラック返送情報は、所定数量分のリターナブルラックRRを第1物流拠点に返送するように管理者に促すための情報である。
 管理用PC23は、ラック返送情報をリターナブルラック管理装置11から受信した場合、管理者にリターナブルラックRRを返送する必要がある旨を報知する。例えば、第2物流拠点20の場合、管理者が、当該報知を視認することにより、所定数量分のリターナブルラックRRを第2物流拠点20から第1物流拠点10へ返送経路R21を通じて返送する手配をする。これにより、第1返送経路R21により、所定数量分のリターナブルラックRRが例えばコンテナにフル積載された状態で返送される。また、第4物流拠点40の場合、管理者が、当該報知を視認することにより、所定数量分のリターナブルラックRRを第2物流拠点20から第1物流拠点10へ返送経路R22を通じて返送する手配をする。これにより、第2返送経路R22により、所定数量分のリターナブルラックRRがコンテナで返送される。
 以上のように構成されたリターナブルラック管理システム1は、第1物流拠点10、及び第3物流拠点30から輸送されたリターナブルラックRRが第2物流拠点20に所定数量X集まった段階で、当該所定数量XのリターナブルラックRRを、返送経路R21を通じて第2物流拠点20から第1物流拠点10へ返送することができる。このため、リターナブルラック管理システム1は、リターナブルラックRRを第2物流拠点20に集約させた後、第2物流拠点20から第1物流拠点10へリターナブルラックRRを返送することができることから、リターナブルラックRRの返送タイミングが早くなり(リターナブルラックRRの回転率の向上)、しかも第2物流拠点20から第3物流拠点30への返却が不要となり、第2物流拠点20と第3物流拠点30との2物流拠点間におけるリターナブルラックRRの相互輸送取引を削減でき、輸送効率化や輸送費(物流費)の削減を図ることができる。
 また、第1物流拠点10の荷物の出荷量は、第3物流拠点30の荷物の出荷量より多くなっている(参照:図4)。したがって、第2物流拠点20からのリターナブルラックRRの返送は、第3物流拠点30よりも出荷量の多い第1物流拠点10に対して行われることになり、第1物流拠点10でリターナブルラックRRが不足するという事態の発生を防止できると共に、第2物流拠点20において出荷量の少ない第3物流拠点30のリターナブルラックRRをリターナブルラックRRの返送のためだけに保管場所を確保し、長期的に保管管理する必要もなくなり、管理工数の低減を図ることができる。
 さらに、第3物流拠点30からの荷物の出荷は、第1物流拠点10から輸送されたリターナブルラックRRを用いて第1物流拠点10に加えて第4物流拠点40にも荷物の出荷を行い、リターナブルラック管理システム1は、第4物流拠点40が第3物流拠点30から荷物を含むリターナブルラックRRを輸入した後、当該荷物の輸送に用いられたリターナブルラックRRを所定数量集まった段階で第1物流拠点10へ返送する。このため、第3物流拠点30から第4物流拠点40へリターナブルラックRRが輸送される場合、第4物流拠点40は、第3物流拠点30よりも出荷数の多い第1物流拠点10にリターナブルラックRRを返送するので、輸送の効率化を図れると共に、第1物流拠点10でリターナブルラックRRが不足するという事態の発生を防止できる。
 さらに、リターナブルラック管理システム1においては、第1物流拠点10から第3物流拠点30への荷物の出荷を第2物流拠点20から返送されたリターナブルラックRRを用いて行う。このため、第1物流拠点10から第3物流拠点30へ荷物が出荷される場合、第1物流拠点10でリターナブルラックRRの保管数が過剰となるのを防止しつつ、しかも第3物流拠点30から第2物流拠点20へ出荷に使用されたリターナブルラックRRを第1物流拠点10と第3物流拠点30との入出荷取引を利用して効率良く第3物流拠点30へ返却することができる。また、第1物流拠点10から第3物流拠点30へ荷物を出荷する際に、コンテナの空きスペースに空リターナブルラック(折畳み状態)RRを積載することで、コンテナ充填率を略100%に近づけることができ、更に輸送効率の向上(輸送費の圧縮)が図れる。
(第2の実施形態)
 第2の実施形態が第1の実施形態と異なるのは、リターナブルラック管理装置11が荷物の出荷予定を示す出荷予定情報を記憶部114に記憶すると共に、出荷予定情報と、物流拠点に保管されるリターナブルラックRRの保管数とに基づいて、リターナブルラックRRが所定数量分に達していなくてもリターナブルラックRRを強制的に返送する旨(ラック強制返送情報)を管理対象の物流拠点に報知するように構成した点である。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略することとする。
 図8は、第2の実施形態のリターナブルラック管理装置11の概略的な構成の一例を示す図である。図3と比較すると、記憶部114に、出荷予定情報を記憶する出荷予定情報記憶部118が設けられている点が異なっている。
 出荷予定情報は、各管理用PC13,23,33,43から入力された荷物の出荷予定情報が通信部113を介して取得され、出荷経路R11からR15毎に出荷する荷物の年月日、種類、その数量、及びリターナブルラック数を記憶して構成される。
 図9は、出荷予定情報T3の一例を示す図である。一例として、出荷経路R11に関する出荷予定情報について説明する。なお、他の出荷経路R12からR15についても同様な説明になるため、図示及び詳細な説明を省略する。
 図9に示すように、出荷予定情報T3は、年月日毎に、荷物の種類、その荷物の個数、その荷物の輸送に用いるリターナブルラック数が関連付けられて構成される。なお、荷物の種類、及び個数によって、輸送に用いるリターナブルラックRRのラック数が異なるのは、荷物の種類によって大きさが異なり1つのリターナブルラックRRに収納できる個数が異なるためである。
 次に、ラック強制返送情報を送信する処理について説明する。本第2の実施形態においては、管理プログラム記憶部117に記憶される管理プログラムに、ラック強制返送情報を送信する処理を実現するためのプログラムが含まれる。
 図10は、CPU111が実行するラック強制返送情報を送信する処理の一例を示すフローチャートである。なお、この処理は、所定のタイミング、例えば、毎日定められた時間に実行される。
 まず、所定のタイミングになった場合、CPU111は、第1物流拠点10のリターナブルラックRRの保管数をリターナブルラック保管装置12から取得する(ST301)。
 次に、CPU111は、所定日数先までに第3物流拠点30から第1物流拠点10に返送されるリターナブルラック数を取得する(ST302)。例えば、CPU111は、出荷予定情報記憶部118を参照し、所定日数先までに第3物流拠点30から第1物流拠点10に返送されるリターナブルラック数を取得する。
 次に、CPU111は、所定日数先までの出荷に必要なリターナブルラック数を取得する(ST303)。より詳細には、CPU111は、出荷予定情報記憶部118を参照し、所定日数先までに第1物流拠点10から第2物流拠点20への荷物の出荷に用いられるリターナブルラック数、及び第1物流拠点10から第3物流拠点30への荷物の出荷に用いるリターナブルラック数を加算することにより、所定日数先までに荷物の出荷に必要なリターナブルラック数を取得する。
 次に、CPU111は、ステップST301にて取得した保管数、及びステップST302にて取得したリターナブルラック数の合計数と、ステップST303にて取得した出荷に必要なリターナブルラック数とを比較し、リターナブルラックRRが不足するか否かを判断する(ST304)。言い換えれば、CPU111は、出荷に必要なリターナブルラック数が既述の合計数を超えているか否かを判断する。
 合計数を超えていないと判断した場合(ST304:NO)、CPU111は、この処理を終了する。一方、合計数を超えていると判断した場合(ST304:YES)、CPU111は、ラック強制返送情報を出力し(ST305)、処理を終了する。ラック強制返還情報は、第2の実施形態においては、第2物流拠点20の管理用PC23に送信される。ここで、ラック強制返還情報とは、第2物流拠点20のリターナブルラックRRの保管数が所定数量Xに達していなくても、保管しているリターナブルラックRRを第2物流拠点20から第1物流拠点10に迅速に返送するように管理者に促すための情報である。
 管理用PC23は、ラック強制返送情報をリターナブルラック管理装置11から受信した場合、第2物流拠点20におけるリターナブルラックRRの管理者にリターナブルラックRRが所定数量Xに達していなくても、保管しているリターナブルラックRRを第1物流拠点10に迅速に返送する必要がある旨を報知する。これにより、管理用PC23の管理者は、第2物流拠点に保管しているリターナブルラックRRを第1物流拠点10に返送経路R21を通じて返送する。
 また、本第2の実施形態では、ラック強制返送情報を管理用PC23に出力する構成で説明したが、これに限るものではない。例えば、CPU111は、第4の物流拠点40の管理用PC43にラック強制返送情報を出力するようにしても良いし、第2の物流拠点20で保管されるリターナブルラック数と、第4の物流拠点40で保管されるリターナブルラック数とを比較し、保管数の多い物流拠点にラック強制返送情報を送信しても良いし、さらには、リターナブルラックRRを第1物流拠点10に輸送する輸送費用を比較し、輸送費用の安いいずれかの物流拠点にラック強制返送情報を出力するようにしても良い。
 以上のように構成されたリターナブルラック管理システム1は、第1物流拠点10から荷物を出荷するのに必要なリターナブルラックRRが不足すると判断した場合、第2物流拠点20で保管されるリターナブルラックRRが所定数量Xに達しているか否かにかかわらず、当該保管されているリターナブルラックRRを第2物流拠点20から第1物流拠点10へ返送するよう促すラック強制返送情報を出力することができる。
 このため、リターナブルラック管理システム1は、第1物流拠点10からの出荷に必要なリターナブルラックRRが不足すると予想される場合は、第2物流拠点20から第1物流拠点10へのリターナブルラックRRの返送を、第2物流拠点20のリターナブルラックRRの管理者に促すことができ、輸送の効率化を図りながらも第1物流拠点10においてリターナブルラックRRが不足して出荷が滞るという事態の発生をタイムリーに防止できる。
 また、上記の各実施形態では、出荷経路R11~R15で移動されるリターナブルラックRRの移動数(参照:図4)に基づいて、リターナブルラック管理装置11がリターナブルラックRR返送の管理対象となる物流拠点を決定する場合を説明したが、これに限るものではない。例えば、リターナブルラック管理システム1の管理者が所定期間のリターナブルラックRRの移動数を調べ、管理対象となる物流拠点を適宜設定するようにしても良い。
 さらに、上記の各実施形態では各物流拠点が図11及び図12に示す共通のリターナブルラックRRを使用すること前提に説明しているが、この限りではない。リターナブルラック自体の構造が変わっても、また各物流拠点で異なるリターナブルラックRRを用いても上述した同様な効果は得られるものである。
 さらにまた、上記各実施形態では、第3物流拠点30は、所定期間のリターナブルラックRRの増減数がゼロの場合で説明したが、出荷経路R12,R13,R14,R15の各出荷量によっては、所定期間のリターナブルラックRRの保管数が減る場合も想定できる。このように、第3物流拠点30の所定期間のリターナブルラック数が減る場合には、リターナブルラック管理装置11は、第2物流拠点20に対して、既述のラック返送情報又は強制ラック返送情報に、返送先として第3物流拠点30を設定するように構成しても良い。このように構成することにより、リターナブルラック管理システム1は、第1物流拠点10,第3物流拠点30の何れかでリターナブルラックRRが不足する事態が生じる場合にも対応することが可能になる。
(第3の実施形態)
 第3の実施形態は、第1物流拠点10、第2物流拠点20、及び第3物流拠点30の3つの物流拠点でリターナブルラックを管理する場合について説明する。したがって、第1の実施形態の構成から第4物流拠点40が除かれた構成となっている。
 図13は、第3の実施形態におけるリターナブルラックRRを管理するリターナブルラック管理システム1の構成の概略的な一例を示す図である。
 図13に示すように、リターナブルラック管理システム1は、複数の物流拠点、具体的には、第1~第3物流拠点10,20,30で取回されるリターナブルラックを管理する管理システムである。なお、第1~第3物流拠点10,20,30に含まれる構成については、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
 図14は、第1物流拠点10から第3物流拠点30間において、リターナブルラックRRを用いて荷物を出荷する場合の出荷経路、及びリターナブルラックRRの返送経路を説明するための図である。
 図14に示すように、第1物流拠点10から第3物流拠点30のうち、第1物流拠点10が荷物の出荷拠点になっており、出荷経路としては、出荷経路R11からR15の5つがあり、何れも既述の図11及び図12に示すリターナブルラックRRを用いて荷物が出荷される。
 出荷経路R31は、第1物流拠点10から第2物流拠点20へ荷物を出荷する経路である。出荷経路R32は、第1物流拠点10から第3物流拠点30へ荷物を出荷する経路である。出荷経路R33は、第3物流拠点30から第1物流拠点10へ荷物を出荷する経路である。出荷経路R34は、第3物流拠点30から第2物流拠点20へ荷物を出荷する経路である。出荷経路R35は、第2物流拠点20から第3物流拠点30へ荷物を出荷する経路である。
 各出荷経路R31からR35によって、所定期間内に出荷する荷物の種類や数量が異なる。このため、所定期間内に移動されるリターナブルラックRRのラック数(以下、移動数という)も異なる。本第3の実施形態においては、既述の実施形態と同様に、所定期間を前月の1か月間である場合で説明する。
 本第3の実施形態においては、前の月において、出荷経路R31の移動数は1000であり、出荷経路R32の移動数は500であり、出荷経路R33の移動数は100であり、出荷経路R34の移動数は500であり、出荷経路R35の移動数は100であると想定する。
 この場合に、1か月間の荷物の出荷が終了した時点で1か月前のリターナブルラックRRの保管数と現在の保管数とを比較する。出荷経路R31,R32で輸出されたリターナブルラック数が1500であり、出荷経路R33で輸入されたリターナブルラック数が100である。このため、第1物流拠点10においては、リターナルブラックRRの保管数が1400減る。また、第2物流拠点20においては、出荷経路R35で輸出されたリターナブルラックRRの保管数が出荷経路R31と出荷経路R34とが合算され1500増加する。なお、第3物流拠点30においては、荷物の輸出(出荷経路R33,R34)と荷物の輸入(出荷経路R32,R35)に用いられるリターナブルラックRRの数量が同じであるため、リターナブルラック数の保管数は増減しない。
 このため、第2物流拠点20で保管されるリターナブルラックRRが増加する一方、第1物流拠点10で保管されるリターナブルラックRRは減少する。したがって、第2物流拠点20から第1物流拠点10への返送経路R41により、リターナブルラックRRを第2物流拠点20から第1物流拠点10に返送することが必要になる。
 図15は、移動数情報記憶部115の一例を示す図である。移動数情報T4は、図14を参照して説明した出荷経路R31~R35毎の荷物の出荷に用いたリターナブルラックRRの移動数を示している。移動数情報T4は、出荷経路、出荷拠点、輸入拠点、移動数が関連付けて記憶されている。
 このように記憶された前月1か月の移動数から、CPU111は、既述のように、第2物流拠点20においてリターナブルラックRRの保管数が増加するため、リターナブルラックRRの返送処理の管理対象となる物流拠点として、第2物流拠点20を決定する。この決定は、例えば、前月の末日(所定期間の最終日)が終了したタイミングで実行される。
 図16は、保管数情報記憶部116の一例を示す図である。 
 図15を参照して説明したように、第2物流拠点20リターナブルラックRRの返送処理の管理対象となる。このため、図16に示すように、保管数情報T5においては、管理対象として、第2物流拠点20が記憶される。同時に、第2物流拠点20で保管するリターナブルラックRRの保管数が記憶される。図16に示す例では、第2物流拠点20では、リターナブルラックRRが600個保管された状態であることを示している。
 さらに、保管数情報T5においては、第2物流拠点20に所定数量Xが関連付けて記憶される。ここで、所定数量Xは、既述の場合と同様に、リターナブルラックRRを返送させるためのラック返送情報を送信するか否かを決定する閾値である。所定数量Xは、例えば、リターナブルラックRRを返送する場合に用いるコンテナの容量に相当するリターナブルラックRRの数の場合が想定される。
 以下では、リターナブルラック管理システム1が第1物流拠点10から第2物流拠点30間を取り廻されるリターナブルラックRRを管理する処理については、第1の実施形態と同様である。より詳細には、第1物流拠点10において、リターナブルラック保管装置12が保管するリターナブルラックRRを計算する処理について説明する。この処理は、既述の図6で説明した処理と同様である。また、リターナブルラック保管装置22から計算結果等を受信したときに、リターナブルラック管理装置11のCPU111は管理プログラムを実行する。この処理は、既述の図7で説明した処理と同様である。
 以上のように構成されたリターナブルラック管理システム1は、第1物流拠点10から輸送されたリターナブルラックRRを、第2物流拠点20と第3物流拠点30との間における荷物輸送取引に用いることができ、発生する空きリターナブルラックRRのための管理労力を低減でき、荷物輸送の効率化を図ることができる。
 また、上記管理システム1は、第1物流拠点10または第3物流拠点30から輸送されたリターナブルラックが第2物流拠点20に所定数量集まった段階で、当該所定数量のリターナブルラックを第2物流拠点20から第1物流拠点10へ返送することができる。このため、リターナブルラックを第2物流拠点に集約させた後、第2物流拠点20から第1物流拠点10へリターナブルラックを返送することができるから、リターナブルラックRRの返送タイミングが早くなり(リターナブルラックRRの回転率の向上)、しかも第2物流拠点20から第3物流拠点30への返却が不要となり、第2物流拠点20と第3物流拠点30との2物流拠点間におけるリターナブルラックRRの相互輸送取引を削減でき、輸送効率化や輸送費(物流費)の削減を図ることができる。
 また、第1物流拠点10から第2物流拠点10への荷物の出荷量が、第1物流拠点10から第3物流拠点30への荷物の出荷量より多い。このため、第3物流拠点30よりもリターナブルラックRRが集まる第2物流拠点20から第1物流拠点10へリターナブルラックRRを主に返送するので、第2物流拠点20でリターナブルラックRRが過剰に保管されるのを防止しつつ、第1物流拠点10でリターナブルラックRRが不足して荷物の出荷が滞るという事態の発生を防止できる。
(第4の実施形態)
 第4の実施形態が第3の実施形態と異なるのは、リターナブルラック管理装置11が荷物の出荷予定を示す出荷予定情報を記憶部114に記憶すると共に、出荷予定情報と、物流拠点に保管されるリターナブルラックの保管数とに基づいて、リターナブルラックが所定数量分に達していなくてもリターナブルラックを強制的に返送する旨(ラック強制返送情報)を管理対象の物流拠点に報知するように構成した点である。なお、第3の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略することとする。なお、第4の実施形態のリターナブルラック管理装置11の概略的な構成は、既述の図3と同一となっているため、図示及び詳細な説明を省略する。
 出荷予定情報は、各管理用PC13,23,33から入力された荷物の出荷予定情報が通信部113を介して取得され、出荷経路R11からR15毎に出荷する荷物の年月日、種類、その数量、及びリターナブルラック数を記憶して構成されるのは、第1の実施形態と同様である。また、第4の実施形態での出荷予定情報も既述の図9で説明した出荷予定情報T3と同様である。また、ラック強制返送情報を送信する処理についても、既述の図10を参照して説明した処理と同様である。
 以上のように構成されたリターナブルラック管理システム1は、第1物流拠点10から荷物の出荷に必要なリターナブルラック数が不足すると判断した場合、第2物流拠点20で保管されるリターナブルラックRRが所定数量Xに達しているか否かにかかわらず、当該保管されているリターナブルラックRRを第2物流拠点20から第1物流拠点10へ返送するように促すラック強制返送情報を出力することができる。
 このため、リターナブルラック管理システム1は、第1物流拠点10から出荷に必要なリターナブルラックRRが不足すると予測される場合は、第2物流拠点20から第1物流拠点10へのリターナブルラックRRの返送を、第2物流拠点20のリターナブルラックRRの管理者に促すことができ、輸送効率化を図りながらも第1物流拠点10においてリターナブルラックが不足して荷物の出荷が滞るという事態の発生をタイムリーに防止できる。
 なお、上記第4の実施形態では、第2物流拠点20でのみリターナブルラックRRが増加する場合で説明したがこれに限るものではなく、第3物流拠点30でのみリターナルブルラックRRが増加する場合、第2物流拠点20及び第3物流拠点30共にリターナブルラックRRが増加する場合も考えられる。
 このため、リターナブルラック管理システム1は、第1物流拠点10で不足するリターナブルラックRRの数量と、第2物流拠点20及び第3物流拠点30に夫々保管されているリターナブルラックRRの数量とに基づいてリターナブルラックRRを返却する物流拠点を設定する、つまり、既述のラック強制返送情報の送信先を設定するよう管理しても良い。
 これにより、第1物流拠点10へのリターナブルラックRRの返却ルートは、(a)各第2物流拠点20及び第3物流拠点30から同時に返却するルート、(b)第2物流拠点20及び第3物流拠点30のうち一方の物流拠点から返却するルート(第1物流拠点10で必要とする数量分のリターナブルラックRRが、どちらか一方の物流拠点(第2又は第3)に当該数量分(所定数量より少ない)のリターナブルラックRRが保管されている場合)、(c)他方の物流拠点のリターナブルラックを一方の物流拠点へ移送してから当該一方の物流拠点から第1物流拠点10へ返送するルートがあると考えられるが、リターナブルラック管理システム1は、いずれの場合にも対応することが可能である。
 さらに、リターナブルラック管理システム1は、第2物流拠点20から第1物流拠点10へリターナブルラックRRを返送する日数が第3物流拠点30から第1物流拠点10へリターナブルラックRRを返送する日数より短い場合、リターナブルラックRRを第2物流拠点20から返送するよう管理しても良い。なお、リターナブルラック管理システム1は、それぞれの返送する日数は、所定数量Xと、出荷予定情報T3とに基づいて取得すれば良い。
 これにより、リターナブルラックRRが不足するという緊急事態が発生した場合に、返送日数が短い第2物流拠点20からリターナブルラックRRを返送させるため、第1物流拠点10でリターナブルラックRRが不足して出荷が滞る事態を可能な限り迅速に収束させることができる。
 なお、上記各実施形態において、リターナブル管理装置11は、ラック返送情報、又はラック強制返送情報を管理用PC23に送信し、管理者の指示に基づいて、リターナブルラックを第1物流拠点10に返送する場合で説明したが、これに限るものではない。例えば、リターナブルラックの返送を自動的に実行するシステムの場合、管理用PC23がラック返送情報、又は、ラック強制返送情報を受信したときに、管理者の指示によらず、保管しているリターナブルラックを第1物流拠点10に自動的に返送するようにしても良い。
 この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態の構成を組み合わせてもよい。
(付記)
 第3、及び第4の実施形態から把握される発明を以下に付記する。
 (1)リターナブルラックを用いて荷物の出荷を行なう第1物流拠点と、上記第1物流拠点から出荷された荷物を受ける第2物流拠点と、上記第1物流拠点から出荷された荷物を受ける第3物流拠点とを含む物流拠点間でのリターナブルラックの取廻しを管理するリターナブルラック取廻し管理システムであって、上記リターナブルラック取廻し管理システムは、上記第2物流拠点と上記第3物流拠点との間で行われる荷物の輸送取引に際し、上記第1物流拠点から輸送されたリターナブルラックを用いることを特徴とする。
 (2)上記リターナブルラック取廻し管理システムは、上記第1物流拠点または上記第3物流拠点から輸送されたリターナブルラックが上記第2物流拠点又は上記第3物流拠点の何れか一方に所定数量集まった段階で、当該所定数量のリターナブルラックを上記第2物流拠点又は上記第3物流拠点から上記第1物流拠点へ返送するように管理しても良い。
 (3)上記第1物流拠点から上記第2物流拠点への上記荷物の出荷量が、上記第1物流拠点から上記第3物流拠点への上記荷物の出荷量より多い場合、リターナブルラック取廻し管理システムは、当該出荷量が多い上記第2物流拠点から所定数量のリターナブルラックを上記第1物流拠点へ返送するよう管理しても良い。
 (4)上記リターナブルラック取廻し管理システムは、上記第1物流拠点から上記荷物を出荷するのに必要な上記リターナブルラックが不足すると判断した場合、上記第2物流拠点又は上記第3物流拠点で保管される上記リターナブルラックが上記所定数量に達しているか否かにかかわらず、上記第2物流拠点又は上記第3物流拠点で保管されている上記リターナブルラックを上記第2物流拠点及び上記第3物流拠点の何れか一方又は両方から上記第1物流拠点へ返送するよう管理しても良い。
 (5)上記リターナブルラック取廻し管理システムは、上記第1物流拠点で不足する上記リターナブルラックの数量と、上記第2物流拠点及び上記第3物流拠点に夫々保管されている上記リターナブルラックの数量とに基づいて当該リターナブルラックを返却する物流拠点を設定するよう管理しても良い。
 (6)上記第2物流拠点から上記第1物流拠点へ上記リターナブルラックを返送する日数が上記第3物流拠点から上記第1物流拠点へ上記リターナブルラックを返送する日数より短い場合、上記リターナブルラック取廻し管理システムは、上記リターナブルラックを上記第2物流拠点から返送するよう管理しても良い。
1…リターナブルラック管理システム、10…第1物流拠点、11…リターナブルラック管理装置、12,22,32,33…リターナブルラック保管装置、13,23,33,43…管理用PC、20…第2物流拠点、30…第3物流拠点、40…第4物流拠点、111…CPU、115…移動数情報記憶部、116…保管数情報記憶部、117…管理プログラム記憶部、118…出荷予定情報記憶部、R11~R15,R31~R35…出荷経路、R21,R22,R41…返送経路、RR…リターナブルラック

Claims (6)

  1.  リターナブルラックを用いて荷物の出荷を行なう第1物流拠点と、上記第1物流拠点から出荷された荷物を受ける第2物流拠点と、リターナブルラックを用いて上記第2物流拠点へ荷物の出荷を行なう第3物流拠点とを含む物流拠点間でのリターナブルラックの取廻しを管理する管理システムであって、
     上記第1物流拠点または上記第3物流拠点から輸送されたリターナブルラックが上記第2物流拠点に所定数量集まった段階で、当該所定数量のリターナブルラックを上記第2物流拠点から上記第1物流拠点へ返送するよう管理することを特徴とするリターナブルラック取廻し管理システム。
  2.  上記第1物流拠点の上記荷物の出荷量は、上記第3物流拠点の上記荷物の出荷量より多い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリターナブルラック取廻し管理システム。
  3.  上記第3物流拠点は、上記リターナブルラックを用いて第4物流拠点へ上記荷物の出荷を行い、
     上記第4物流拠点が上記第3物流拠点から荷物を受けた後、当該荷物が出荷されるのに用いられた上記リターナブルラックを上記第1物流拠点へ返送するよう管理する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のリターナブルラック取廻し管理システム。
  4.  上記第1物流拠点と上記第3物流拠点との荷物の入出荷を更に管理すると共に、上記第2物流拠点から返送された上記リターナブルラックを用いて上記第1物流拠点から上記第3物流拠点へ上記荷物の出荷を行うよう管理する、
    ことを特徴とする請求項1から3記載のいずれか1項記載のリターナブルラック取廻し管理システム。
  5.  上記第1物流拠点又は上記第3物流拠点から上記荷物を出荷するのに必要な上記リターナブルラックが不足すると判断した場合、上記第2物流拠点で保管される上記リターナブルラックが上記所定数量に達しているか否かにかかわらず、当該保管されている上記リターナブルラックを上記第2物流拠点から上記リターナブルラックが不足する上記第1物流拠点又は上記第3物流拠点の何れか一方へ返送するよう管理する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のリターナブルラック取廻し管理システム。
  6.  上記所定数量は、上記リターナブルラックの返却に使用するコンテナに上記リターナブルラックを充填可能な最大数量に基づいて設定される、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のリターナブルラック取廻し管理システム。
PCT/JP2017/024859 2016-07-20 2017-07-06 リターナブルラック取廻し管理システム WO2018016342A1 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

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