JP2020170378A - 求貨求車システム - Google Patents

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真人 宮本
昌彦 松宮
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昌彦 松宮
鈴木 秀明
Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
景介 石川
Keisuke Ishikawa
景介 石川
弘貴 水野
Hiroki Mizuno
弘貴 水野
慧 豊政
Kei TOYOMASA
慧 豊政
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Abstract

【課題】荷物の輸送に対する基本的な要求だけではなく、荷主の付加的要求を加味した輸送業者の選定を行うことができる求貨求車システムを提供する。【解決手段】求貨求車システム1では、求貨求車サーバ3が、輸送業者と、輸送能力情報と、輸送品質結果情報とを関連付けたデータベース30を格納する。求貨求車サーバ3は、輸送要求情報をクライアント端末2から受信し、輸送要求情報における輸送基本要求情報を満たす輸送能力および輸送品質要求情報を満たす輸送品質結果に基づいて、輸送能力および輸送品質結果を有する輸送業者を抽出輸送業者情報としてデータベース30から抽出する。クライアント端末2は、輸送要求情報の入力を受け付け、入力された輸送要求情報を求貨求車サーバ3に送信し、輸送業者を含む抽出輸送業者情報を求貨求車サーバ3から受信し、受信した抽出輸送業者情報を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、求貨求車システムに関する。
求貨求車システムでは、例えば、運送する荷物の管理情報と運送に使用する車両の管理情報を照合し、最適な荷物と車両の組み合わせを選択する検索システムが開示されている(特許文献1参照)。また、クライアント・サーバシステムにおいて、クライアント側でサーバ側から送信される最新の空車情報、求車情報を検索できる荷物運搬業務の支援装置が開示されている(特許文献2参照)。また、荷送人からネットワークを介して運送業務の依頼があると、求車情報をWebページに公開し、運送業者が当該Webページを閲覧して自社の稼働状況に応じて応札処理が可能なシステムが開示されている(特許文献3参照)。また、ユーザの操作に基づいて求車、求貨、倉庫のいずれかに関する情報と、所定の地域内の未選択、積込地、卸地、積卸地のいずれかの状態の情報とに基づいて検索要求を確定し、検索要求に対応する検索結果情報をサーバから受信するクライアント端末が開示されている(特許文献4参照)。
特開2001−210219号公報 特開2001−306661号公報 特開2003−256511号公報 特開2018−5856号公報
ところで、荷主は、求貨求車システムにおいて、積日、卸日、積地、卸地、輸送斑、輸送形態等の輸送に対する基本的な要求を用いて輸送業者を選定している。
しかしながら、荷主は、輸送に対する基本的な要求だけでなく、当該基本的な要求に付加した付加的要求を加味して輸送業者の選定を望んでいるが、従来の求貨求車システムでは付加的要求を加味した輸送業者の選定が望まれる点で改善の余地がある。
本発明の目的は、荷物の輸送に対する基本的な要求だけではなく、荷主の付加的要求を加味した輸送業者の選定を行うことができる求貨求車システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る求貨求車システムは、クライアント端末と、ネットワークを介して前記クライアント端末に接続されたサーバと、を備え、前記サーバは、輸送業者と、前記輸送業者の車両による輸送能力情報と、前記輸送業者に付与された輸送品質結果情報とを関連付けたデータベースを格納する格納部と、荷主が前記輸送業者を選定するために用いる輸送要求情報を前記クライアント端末から受信し、前記輸送要求情報に対応する抽出輸送業者情報を前記クライアント端末に送信するサーバ通信部と、受信した前記輸送要求情報における輸送基本要求情報を満たす輸送能力および前記輸送品質要求情報を満たす輸送品質結果に基づいて、前記輸送能力および前記輸送品質結果を有する少なくとも1以上の前記輸送業者を前記抽出輸送業者情報として前記データベースから抽出する抽出部と、を備え、前記クライアント端末は、前記輸送基本要求情報および前記輸送品質要求情報の入力を受け付ける入力部と、入力された前記輸送基本要求情報および前記輸送品質要求情報を前記サーバに送信し、少なくとも1以上の前記輸送業者を含む前記抽出輸送業者情報を前記サーバから受信するクライアント通信部と、受信した前記抽出輸送業者情報を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
また、上記求貨求車システムにおいて、前記輸送品質結果情報は、前記輸送業者が車両を用いて荷物を輸送する際に当該荷物が受ける影響度、および、前記輸送業者が前記車両を用いて荷物を輸送した輸送結果における到着精度の少なくとも一方を含むものである。
また、上記求貨求車システムにおいて、前記車両に搭載された車載器をさらに備え、前記車載器は、前記影響度を取得する無線タグとの間で無線通信を行う第1無線通信部と、前記車両の位置情報を取得するGPS部と、前記無線タグから受信した荷物温度および荷物衝撃と荷物温度閾値および荷物衝撃閾値とを比較する影響度比較部と、前記GPS部から取得された自車両の位置情報と荷物の卸地情報とを比較し、かつ自車両が荷物の卸地に到着したときの時間と予定時間とを比較する到着精度比較部と、前記影響度比較部および前記到着精度比較部によるそれぞれの比較結果を前記サーバに送信する第2無線通信部と、を備え、前記サーバは、前記車載器から受信した前記比較結果に基づいて、前記データベースの前記輸送品質結果情報を更新する制御部をさらに備えるものである。
また、上記求貨求車システムにおいて、前記クライアント端末は、前記入力部が、複数の前記輸送要求情報で構成された一括輸送要求情報を受け付けるものである。
本発明に係る求貨求車システムによれば、荷物の輸送に対する基本的な要求だけではなく、荷主の付加的要求を加味した輸送業者の選定を行うことができる、という効果を奏する。
図1は、第1実施形態における求貨求車システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、求貨求車システムを構成するクライアント端末および求貨求車サーバの概略構成を示すブロック図である。 図3は、クライアント端末に表示される入力画面の一例を示す模式図である。 図4は、クライアント端末にて実行される制御処理の一例を示すフローチャート図である。 図5は、求貨求車サーバにて実行される制御処理の一例を示すフローチャート図である。 図6は、求貨求車サーバに格納されたデータベースの構成例を示す図である。 図7は、クライアント端末に表示される出力画面の一例を示す模式図である。 図8は、第1実施形態の変形例におけるクライアント端末の出力画面の一例を示す模式図である。 図9は、第2実施形態における求貨求車システムの概略構成を示すブロック図である。 図10は、求貨求車システムを構成する車載器が搭載された車両の概略構成を示す模式図である。 図11は、車載器の概略構成を示すブロック図である。 図12は、車載器にて実行される制御処理の一例を示すフローチャート図である。 図13は、車載器にて実行される制御処理の一例を示すフローチャート図である。
以下に、本発明に係る求貨求車システムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[第1実施形態]
第1実施形態における求貨求車システム1を図1〜図7を参照して説明する。求貨求車システム1は、車両の荷台が空いている輸送業者(運送会社)の「輸送能力情報」と、運んでもらいたい荷物があって車両の手配を希望する荷主の「輸送要求情報」とを利用して、適切な配車手配を行うものである。求貨求車システム1は、図1に示すように、クライアント端末2と、求貨求車サーバ3と、ネットワーク4とを含んで構成される。
クライアント端末2は、例えばパーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)で構成される。クライアント端末2は、ネットワーク4に有線(または無線)で接続され、当該ネットワーク4を介して求貨求車サーバ3に接続される。クライアント端末2は、例えば車両の手配を希望する各荷主A,Bの会社等に設置される。クライアント端末2は、後述する機能を有するものであれば、汎用機でも専用機でもよい。また、クライアント端末2は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、タブレット型PC、ノート型PC等であってもよい。クライアント端末2は、図2に示すように、例えば、CPU11、入力部12、RAM13、ROM14、HDD15、LAN_I/F16、ビデオI/F17、外部I/F18、表示部19、およびシステムバス20を備える。
CPU(Central Processing Unit)11は、中央演算装置であって、四則演算や比較演算等の各種処理を実行することでシステムバス20上の各部の制御を行う。CPU11は、システムバス20を介して入力部12、RAM13、ROM14、HDD15、LAN_I/F16、ビデオI/F17、外部I/F18に接続され、これらを制御する。
入力部12は、クライアント端末2に対して情報を入力するものであり、例えば、マウス、キーボード、タッチパッド等で構成される。入力部12は、荷主が車両の手配を要求する際に、輸送要求情報32の入力を受け付ける。輸送要求情報32は、荷主が輸送業者を選定するために用いられる情報であり、図7に示すように、輸送基本要求情報33と、輸送品質要求情報34とで構成される。輸送基本要求情報33は、基本となる荷主の求車情報であり、例えば、積日、卸日、積地、卸地、輸送物(荷物)、輸送形態、輸送温度、希望金額(予算)を含んで構成される。輸送品質要求情報34は、荷主の求車情報に追加されたものであり、荷主が輸送業者に要求する輸送品質である。輸送品質要求情報34は、例えば、衝撃(加速度)、温度、遅配、誤配、紛失を含んで構成される。荷主は、複数の上記輸送品質から必要となるものを選定することができる。荷主は、例えば、荷物が精密機械である場合、輸送中の荷物に対する衝撃を低く抑えたい要求に対して衝撃を選択することができる。一方、荷物が鮮魚の場合、輸送中の荷物を一定の温度で管理してもらいたい要求に対して温度を選択することができる。また、荷主が遅配、誤配、紛失をしない(または少ない)輸送業者を選定したい場合には、遅配、誤配、紛失を選択することができる。輸送品質要求情報34における各項目は、輸送品質レベルの高い順にA,B,Cのいずれかを指定することができる。本実施形態の輸送品質レベルは、輸送業者の全運行数において、例えば、荷物に対する衝撃の値が閾値未満であったOK運行数の割合が100〜90%の場合、輸送品質レベルAとなる。また、OK運行数の割合が90〜80%の場合、輸送品質レベルBとなる。また、OK運行数の割合が80%未満の場合には、輸送品質レベルCとなる。荷主は、例えば、衝撃に関する輸送品質を高くしたい場合には輸送品質レベルにAを指定し、それほど優先しない場合には、衝撃を未選択にするか、輸送品質レベルにCを指定する。
RAM(Random Access Memory)13は、揮発性メモリであり、例えばROM14やHDD15等から読み出されたオペレーションシステム(OS)のプログラムやアプリケーションプログラム等を記憶する。また、RAM13は、CPU11が利用するデータを一時的に記憶する。ROM(Read Only Memory)14は、不揮発性メモリであり、OSと協働してHDD15等へのデータの入出力を制御する、いわゆるBIOS(Binary Input/Output System)等が記憶される。HDD(Hard Disk Drive)15は、補助記憶装置であり、クライアント端末2の起動時、または、必要なときにRAM13にロードされるOSやアプリケーションプログラム、各種データを記憶する。
LAN_I/F16は、クライアント通信部であり、ネットワーク4に有線(または無線)で接続され、ネットワーク4との間で情報や信号等の送受信を行うインターフェースである。LAN_I/F16は、ネットワーク4を介して求貨求車サーバ3との間でデータ通信を行う。LAN_I/F16は、輸送要求情報32を求貨求車サーバ3に送信し、輸送要求情報32に対応する抽出輸送業者情報35(図7参照)を求貨求車サーバ3から受信する。
ビデオI/F17は、表示部19に接続され、表示部19との間で映像信号の送信を行うインターフェースである。外部I/F18は、クライアント端末2の外部装置、例えば他のPC等との間で情報や信号等の送受信を行うインターフェースである。
表示部19は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、ビデオI/F17からの映像信号に応じて画面表示を行う。表示部19は、クライアント端末2に対する輸送要求情報32の入力時において入力画面41Aを表示する(図4参照)。入力画面41Aでは、入力部12にて入力された輸送要求情報32が表示される。入力画面41Aは、輸送基本要求情報33を表示する第1表示領域45と、輸送品質要求情報34を表示する第2表示領域46とを有する。
第1表示領域45は、入力部12にて入力された輸送基本要求情報33のうち、例えば、積日、卸日、積地、卸地、輸送物、輸送形態、輸送温度、希望金額が入力表示される。積日および卸日としては、例えば、年月日時分が入力表示される。積地および卸地としては、例えば、場所(〜県〜市)が入力表示される。輸送物としては、例えば、種別(農産物、水産物、食料品、衣類、電化製品等)、貴重品か否か、危険物か否か、荷物寸法(長さ、幅、高さ、重さ等)が入力表示される。輸送形態としては、例えば、裸のままの輸送、ケース、パレット、段ボール、缶等が入力表示される。輸送温度としては、例えば、常温、冷蔵、冷凍、温度(℃)等が入力表示される。希望金額としては、例えば、「〜円」が入力表示される。本実施形態では、荷主が要求する優先度に「金額重視」を指定することできる。すなわち、荷主より金額重視が要求された場合、より安価で荷物輸送が可能な輸送業者を選定するように変更される。
第2表示領域46は、入力部12にて入力された輸送品質要求情報34のうち、上述した衝撃、温度、遅配、誤配、紛失が入力表示される。本実施形態では、例えば、第2表示領域46において、3つのアイコン(A〜C)のうち指定されたアイコンが反転表示される。
表示部19は、クライアント端末2が輸送要求情報32に対応する抽出輸送業者情報35の受信時において出力画面41Bを表示する(図7参照)。出力画面41Bは、輸送要求情報32と、求貨求車サーバ3から受信した抽出輸送業者情報35とで構成される。抽出輸送業者情報35は、出力画面41Bにおいて、例えば10社の輸送業者名が画面の上下方向に表示される。輸送業者名の表示順は、例えば、金額重視が指定されていない場合、荷主の利用履歴がある輸送業者や荷主の利用頻度が高い輸送業者等が上位に表示されるように構成されてもよい。一方、金額重視が指定されていた場合、荷主の希望金額以下の輸送業者が金額の低い順に表示されるか、または、希望金額以下の輸送業者が希望金額に近い金額の順に表示される。求貨求車サーバ3にて抽出された輸送業者数が10社未満であった場合、荷主に対して輸送基本要求情報33のいずれかの項目を変更するか、輸送品質要求情報34のいずれかの輸送品質レベルを落とすかを提案表示する構成であってもよい。また、抽出された輸送業者数が10社未満であった場合、輸送基本要求情報33の一部の要求項目を類似範囲で変更して10社の輸送業者を抽出し、変更した項目を明示するように構成して荷主が要求項目の変更を認識できるように構成してもよい。この場合、出力画面41Bに表示される抽出輸送業者情報35は、荷主の要求項目を変更して抽出した輸送業者が荷主の要求項目に基づいて抽出された輸送業者と異なるように表示することが好ましい。また、輸送基本要求情報33に金額重視が設定されている場合には、荷主に対して希望金額を変更することを提案表示する構成であってもよい。
求貨求車サーバ3は、ネットワーク4を介して接続されたクライアント端末2の要求に応じて応答するコンピュータである。求貨求車サーバ3は、上記クライアント端末2と同様の構成を有することから(図2参照)、クライアント端末2と異なる機能について説明する。
求貨求車サーバ3のCPU11は、抽出部であり、受信した輸送要求情報32における輸送基本要求情報33を満たす輸送能力および輸送品質要求情報34を満たす輸送品質結果に基づいて、輸送能力および輸送品質結果を有する少なくとも1以上の輸送業者を抽出輸送業者情報35としてデータベース30から抽出するものである。CPU11は、例えば、輸送基本要求情報33を満たす積日、卸日、積地、卸地、輸送物、輸送形態、輸送温度、希望金額に基づいて、30社程度の輸送業者を抽出する。抽出された輸送業者が10社に満たない場合、CPU11は、輸送要求情報32に輸送品質要求情報34が含まれていたとしても、当該輸送業者を抽出輸送業者情報35とする。この場合、求貨求車サーバ3からクライアント端末2に送信する抽出輸送業者情報35に付帯情報を加える構成であってもよい。この付帯情報は、例えば、現在の輸送基本要求情報33では検索結果が10社に満たないので、要求項目の変更を荷主に促す旨が記載された表示情報であり、クライアント端末2の表示部19に表示される。なお、輸送基本要求情報33の一部の要求項目を類似範囲で変更して10社の輸送業者を抽出し、変更した項目を明示するように構成して荷主が要求項目の変更を認識できるように構成してもよい。一方、CPU11は、30社を大きく超える輸送業者が抽出された場合、例えば希望金額がより安いものから順に30社を抽出するように構成してもよい。
CPU11は、輸送基本要求情報33を満たす輸送能力に基づいて抽出した30社程度の輸送業者の中から、さらに輸送品質要求情報34を満たす輸送品質結果に基づいて10社の輸送業者を抽出する。抽出された輸送業者が10社に満たない場合、CPU11は、例えば一部(または全部)の輸送品質レベルが低い輸送業者を抽出するように構成してもよい。この場合、上述したように、抽出輸送業者情報35に付帯情報を加えることが好ましい。一方、10社を超える輸送業者が抽出された場合には、例えば荷主が過去に利用したことがある輸送業者を優先して抽出するように構成してもよい。
CPU11は、輸送基本要求情報33に金額重視が指定されていた場合、希望金額以下の輸送業者を抽出する。希望金額以下の輸送業者が1つも抽出できなかった場合、希望金額を超えて金額の低い順に輸送業者を抽出し、かつ抽出輸送業者情報35に付帯情報を加える構成であってもよい。この付帯情報は、例えば、希望金額以下の輸送業者が検索できず、希望金額を超えて金額の低い順に輸送業者を表示する旨が記載された表示情報であり、クライアント端末2の表示部19に表示される。
求貨求車サーバ3のHDD15は、格納部であり、データベース30を格納するものである。データベース30は、図6に示すように、輸送業者42と、輸送能力情報43と、輸送業者に付与された輸送品質結果情報44とを関連付けたものである。輸送業者42は、各輸送業者を識別するための輸送業者名やユニークなユーザID(Identification)等で構成される。輸送能力情報43は、各輸送業者の車両による輸送能力で構成され、上述した輸送基本要求情報33に対応するものである。輸送品質結果情報44は、各輸送業者の輸送における輸送品質の結果で構成され、上述した輸送品質要求情報34に対応するものである。なお、荷主は、必ずしも輸送品質を考慮して輸送業者検索を行うものでないことから、データベース30には、輸送品質結果情報44に輸送品質結果を有していない輸送業者が含まれていてもよい。
求貨求車サーバ3のLAN_I/F16は、サーバ通信部であり、ネットワーク4に接続され、当該ネットワーク4との間で情報や信号等の送受信を行うインターフェースである。LAN_I/F16は、ネットワーク4を介して各クライアント端末2との間でデータ通信を行う。LAN_I/F16は、輸送要求情報32をクライアント端末2から受信し、輸送要求情報32に対応する抽出輸送業者情報35をクライアント端末2に送信(返信)する。
ネットワーク4は、通信回線であり、典型的にはインターネットであるが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話回線、専用デジタル回線であってもよい。
次に、求貨求車システム1における求貨求車処理について図3、図5を参照して説明する。図3に示す処理は、クライアント端末2にて実行されるものである。図5に示す処理は、求貨求車サーバ3にて実行されるものである。これらの処理は、CPU11がHDD15からアプリケーションプログラムを読み出して実行することによりなされるものである。
図3において、ステップS1では、CPU11は、表示部19に入力画面41Aを表示し、入力部12にて輸送基本要求情報33が入力されたか否かを判定する。CPU11は、輸送基本要求情報33が入力されるまで待機し(ステップS1でNO)、輸送基本要求情報33が入力された場合(ステップS1でYES)、ステップS2に進む。なお、輸送基本要求情報33を構成する項目に未入力のものがある場合、警告を表示して入力を促す構成であってもよい。
ステップS2では、CPU11は、表示部19に入力画面41Aが表示された状態で、入力部12にて輸送品質要求情報34が入力されたか否かを判定する。CPU11は、輸送品質要求情報34が入力された場合(ステップS2でYES)、ステップS3に進む。一方、輸送品質要求情報34が入力されなかった場合(ステップS2でNO)、ステップS6に進む。
ステップS3では、CPU11は、入力された輸送基本要求情報33および輸送品質要求情報34を輸送要求情報32として、LAN_I/F16によりネットワーク4を介して求貨求車サーバ3に送信する。
ステップS4では、CPU11は、送信した輸送要求情報32に対する抽出輸送業者情報35を受信したか否かを判定する。CPU11は、抽出輸送業者情報35を受信するまで待機し(ステップS4でNO)、抽出輸送業者情報35を受信した場合(ステップS4でYES)、ステップS5へ進む。
ステップS5では、CPU11は、求貨求車サーバ3からネットワーク4を介してLAN_I/F16にて受信した抽出輸送業者情報35を、ビデオI/F17を介して表示部19に表示させて、本処理を終了する。このとき、表示部19には、例えば、図4に示す出力画面41Bが表示される。
ステップS6では、CPU11は、表示部19に入力画面41Aが表示された状態で、入力部12にて金額重視が指定されたか否かを判定する。CPU11は、金額重視が指定されていない場合にはステップS3に進む。一方、金額重視が指定された場合、ステップS7に進む。金額重視の指定がなされた場合、例えば、入力画面41A上の「金額重視」アイコンが反転表示される。
ステップS7では、CPU11は、輸送要求情報32に対して、金額に対する重みを増加するように指定してステップS3に進む。求貨求車サーバ3は、輸送要求情報32に基づいて輸送業者を抽出するが、希望金額に対する重みが増加されている場合、輸送要求情報32における希望金額を優先して抽出を行う。荷主は、輸送業者を選定する際に、輸送品質より輸送料金を重視する場合がある。このようなニーズに対応するために、輸送要求情報32における希望金額の優先度を高くすることができる。
図5において、ステップS11では、CPU11は、LAN_I/F16にて輸送要求情報32を受信したか否かを判定する。CPU11は、輸送要求情報32を受信するまで待機し(ステップS11でNO)、輸送要求情報32を受信した場合(ステップS11でYES)、ステップS12に進む。
ステップS12では、CPU11は、受信した輸送要求情報32における輸送基本要求情報33に基づいてデータベース30から輸送業者を抽出して、ステップS13に進む。ステップS12では、CPU11は、データベース30から1つの輸送業者も抽出できなかった場合、その旨のメッセージをクライアント端末2に返信して、本処理を終了する。
ステップS13では、CPU11は、ステップS12で抽出した輸送業者から輸送品質要求情報34にて指定された輸送品質レベルの輸送業者を抽出してステップS14へ進む。ステップS13では、CPU11は、ステップS12で抽出した輸送業者から1つの輸送業者も抽出できなかった場合、その旨のメッセージをクライアント端末2に返信して、本処理を終了する。
ステップS14では、CPU11は、ステップS13で抽出された輸送業者を、抽出輸送業者情報35としてクライアント端末2に送信して、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態における求貨求車システム1は、求貨求車サーバ3が、輸送業者42と、輸送能力情報43と、輸送品質結果情報44とを関連付けたデータベース30を格納する。求貨求車サーバ3は、クライアント端末2から受信した輸送基本要求情報33を満たす輸送能力および輸送品質要求情報34を満たす輸送品質結果に基づいて、輸送能力および輸送品質結果を有する輸送業者を抽出輸送業者情報35としてデータベース30から抽出する。クライアント端末2は、輸送基本要求情報33および輸送品質要求情報34を入力して求貨求車サーバ3に送信し、抽出輸送業者情報35を求貨求車サーバ3から受信して表示部19に表示する。上記構成により、荷主が求貨求車サービスを利用して車両の手配を要求する際に、荷物の輸送に対する基本的な要求だけではなく、荷主の付加的要求を加味した輸送業者の選定を行うことができる。例えば、荷主が期日までの精密機械の輸送を計画し、輸送品質における衝撃、遅配や誤配、紛失について高いレベルでの輸送管理を要求する場合、これらの点を考慮した輸送業者を選定して荷主に提供することが可能となり、荷主が要求する輸送品質に合わせた輸送業者を選定することが可能となる。
また、本実施形態における求貨求車システム1は、輸送品質結果情報44が上記影響度および上記到着精度を含むものである。これにより、輸送業者が車両を用いて荷物を輸送する際に当該荷物が受ける影響度、および、輸送業者が車両を用いて荷物を輸送した輸送結果における到着精度について、輸送業者を選定して荷主に提供することが可能となる。
上記実施形態では、クライアント端末2は、入力部12が1つの輸送要求情報32の入力を受け付けているが、これに限定されるものではない。図8は、第1実施形態の変形例におけるクライアント端末の出力画面の一例を示す模式図である。変形例におけるクライアント端末2は、入力部12が、複数の輸送要求情報32で構成された一括輸送要求情報31を受け付ける。一括輸送要求情報31は、例えば荷主の輸送計画に基づいて作成されたものであり、複数の輸送基本要求情報33a,33b,33cと、複数の輸送品質要求情報34a,34b,34cとで構成される。クライアント端末2は、一括輸送要求情報31を求貨求車サーバ3に送信し、当該一括輸送要求情報31に対応する複数の抽出輸送業者情報35a,35b,35cを受信し、複数の抽出輸送業者情報35a〜35cをそれぞれ表示部19に表示する。表示部19は、出力画面として、例えば、各輸送要求情報33a〜33cに対応した抽出輸送業者情報35a〜35cを表示する。各抽出輸送要求情報35a〜35cは、上述した実施形態と同様に、10社の輸送業者で構成される。このように、各輸送要求情報33a〜33cに対応した抽出輸送業者情報35a〜35cが表示されることで、例えば、3つの抽出輸送業者情報35a〜35cにおいて重複する輸送業者が存在した場合、計画した荷物の輸送を一括して同一の輸送業者に依頼することが可能となる。
変形例における求貨求車システム1は、上記構成により、複数の輸送要求情報32を一括して処理させることができ、荷主が求貨を効率よく行うことが可能となる。
[第2実施形態]
第2実施形態における求貨求車システムを図9〜図13を参照して説明する。第2実施形態における求貨求車システム1Aは、求貨求車サーバ3が外部から輸送業者の輸送品質情報を受信してデータベース30に蓄積されている輸送品質結果を更新する点で上記第1実施形態における求貨求車システム1とは異なる。なお、上記第1実施形態と共通する構成については同様の符号を付して、重複した説明はできるだけ省略する。
求貨求車システム1Aは、図9に示すように、クライアント端末2と、求貨求車サーバ3と、ネットワーク4と、車載器8とを含んで構成される。
車載器8は、輸送業者の車両7に搭載され、各輸送業者が車両7を用いて荷物を輸送する際に当該荷物が受ける影響度を測定するものである。車両7に輸送される荷物が受ける影響度とは、例えば、荷物に対する衝撃(加速度)、荷物周囲の温度(輸送温度)である。車載器8は、アンテナ8aを介して、ネットワーク4に接続された中継アンテナ5との間で無線通信を行うことができ、中継アンテナ5およびネットワーク4を介して求貨求車サーバ3に測定結果を送信することができる。車載器8は、ネットワーク4上の求貨求車サーバ3に荷物が受けた影響度を輸送品質の衝撃、温度として求貨求車サーバ3に送信する。
また、車載器8は、各輸送業者が車両7を用いて荷物を輸送した輸送結果における到着精度を判定する。車両7を用いて荷物を輸送した輸送結果における到着精度とは、例えば、荷物の遅配、誤配、紛失である。荷物の遅配は、荷物の輸送が輸送基本要求情報における卸日より遅れることである。荷物の誤配は、輸送基本要求情報における卸地と異なる場所で荷物が卸されることである。荷物の紛失は、例えば、車載器8が荷物自体または荷物を乗せたパレット73に付与された無線タグから信号を受信できなくなった場合である。
無線タグ74は、RFID(Radio Frequency IDentifier)タグであり、例えば、図10に示すように、車両7の荷台に載置されるパレット(荷役台)73に内蔵される。車両7は、荷台に複数のパレット73を載置することができる。各パレット73には、荷物72が載置されている。無線タグ74は、アンテナ8bを介して車載器8との間で無線通信を行う。なお、無線タグ74は、パレット73に内蔵されるだけでなく、荷物72に装着されていてもよいし、車両7の荷台に設置されていてもよい。
車載器8は、図11に示すように、例えば、CPU21、メモリ22、第1無線通信部23、GPS部24、第2無線通信部25、速度信号I/F26、エンジン信号I/F27、およびシステムバス28を備える。
CPU21は、システムバス29を介してメモリ22、第1無線通信部23、GPS部24、第2無線通信部25、速度信号I/F26、およびエンジン信号I/F27に接続され、これらを制御する。本実施形態のCPU21は、影響度比較部であり、第1無線通信部23にて無線タグ74から受信した荷物温度(輸送温度)および荷物衝撃と荷物温度閾値および荷物衝撃閾値とを比較し、それら比較結果を第2無線通信部25により求貨求車サーバ3に向けて送信させる。荷物温度は、無線タグ74により測定された荷物72の輸送品質の温度である。荷物温度閾値は、荷物温度管理の輸送品質を決定するための基準となる温度である。例えば、CPU21は、荷物温度と荷物温度閾値とを比較し、荷物温度が荷物温度閾値以上(または荷物温度閾値以下)か否かを判定し、その比較結果を送信する。なお、荷物温度閾値は、2点間の温度範囲であってもよい。すなわち、CPU21は、荷物温度と荷物温度閾値とを比較し、荷物温度が荷物温度閾値の範囲内か否かを判定する構成であってもよい。荷物衝撃は、無線タグ74により測定された荷物72の輸送品質の衝撃である。荷物衝撃閾値は、荷物に対する衝撃の許容値となる加速度である。例えば、CPU21は、無線タグ74により測定された荷物72の加速度の測定値と荷物72に対する加速度の許容値とを比較し、測定値が許容値以下か否かを判定し、その比較結果を送信する。
また、CPU21は、到着精度比較部であり、GPS部24から取得された自車両の位置情報と荷物72の卸地情報とを比較し、かつ自車両が荷物72の卸地に到着したときの時間と予定時間とを比較し、それらの比較結果を第2無線通信部25により求貨求車サーバ3に向けて送信させる。GPS部24から取得された自車両の位置情報は、輸送基本要求情報33における卸日の自車両の位置を示すものである。荷物72の卸地情報は、輸送基本要求情報33における卸地情報である。自車両が荷物72の卸地に到着したときの時間は、車両7が卸地に到着したときの実際の時間である。荷物72の卸地に到着する予定時間は、輸送基本要求情報33における卸日情報に基づくものである。
メモリ22は、例えばRAMやROMであり、CPU21が利用するデータを一時的に記憶する。
第1無線通信部23は、車両7に搭載され、当該車両7が輸送する荷物72またはパレット73に装着される無線タグ74との間で無線通信を行うものである。第1無線通信部23は、無線タグ74からの情報を定期的に受信する。第1無線通信部23は、例えば、無線タグ74から定期的な情報の受信ができなくなった場合、無線タグ74が第1無線通信部23の通信範囲から離れたことを意味する。すなわち、第1無線通信部23と無線タグ74との通信が途絶えた場合には、対応する荷物72が紛失したことを意味する。
GPS部24は、GPS衛星6からの信号を受信して、自車両である車両7の位置情報を取得するものである。なお、GPS部24は、車載器8に搭載されているが、これに限定されず、GPS部24を車載器8に搭載することなく、車両7に搭載されたGPS機能を利用するものであってもよい。
第2無線通信部25は、アンテナ8aを介して中継アンテナ5との間で無線通信を行って情報の送受信を行うものである。第1無線通信部23は、上述したCPU21による比較結果をアンテナ8a、中継アンテナ5およびネットワーク4を介して求貨求車サーバ3に送信する。
速度信号I/F26は、車両7から出力される車速信号を、CPU21が扱うことができる信号に変換して当該CPU21に出力するインターフェースである。CPU21は、車速信号を監視することで車両7の走行速度や走行距離を把握することができる。
エンジン信号I/F27は、車両7から出力されるエンジン回転信号を、CPU21が扱うことができる新語に変換して当該CPU21に出力するインターフェースである。CPU21は、エンジン回転信号を監視することで車速信号と合わせて車両7の停止を把握することができる。
求貨求車サーバ3は、CPU11が、車載器8から受信した比較結果に基づいて、データベース30の輸送品質結果情報44を更新する。例えば、CPU11は、LAN_I/F16にて車載器8から衝撃の輸送品質レベルがNGであることを示す比較結果を受信すると、該当する輸送業者のOK運行数の割合を更新する。この結果、該当する輸送業者において、更新前のOK運行数の割合が100〜90%であったが、更新後のOK運行数の割合が90〜80%に下がった場合、輸送品質結果情報44の輸送品質レベルがA→Bに更新される。一方、CPU11は、車両7の1運行について輸送品質レベルにNGがなかった場合、該当する輸送業者のOK運行数をカウントアップして更新前のOK運行数の割合を更新する。この結果、該当する輸送業者において、更新前のOK運行数の割合が90〜80%であったが、更新後のOK運行数の割合が100〜90%に上がった場合、輸送品質結果情報44の輸送品質レベルがB→Aに更新される。
次に、求貨求車システム1Aにおける輸送品質結果の送信処理について図12、図13を参照して説明する。図12、図13に示す処理は、車載器8にて実行されるものである。この処理は、CPU21がメモリ22からアプリケーションプログラムを読み出して実行することによりなされるものである。
図12において、ステップS21では、CPU21は、無線タグ74から受信した荷物衝撃の値が閾値以上か否かを判定する。この荷物衝撃の値は、輸送中に荷物72が受けた加速度の測定値である。閾値は荷物衝撃閾値である。荷物衝撃の値が閾値未満である場合(ステップS21でNO)、ステップS23へ進む。一方、荷物衝撃の値が閾値以上である場合(ステップS21でYES)、ステップS22へ進む。
ステップS22では、CPU21は、荷物72に対する衝撃の輸送品質レベルがNGと判定して、その判定結果を求貨求車サーバ3に送信して、ステップS23へ進む。求貨求車サーバ3は、車載器8から衝撃の輸送品質レベルがNGであることを受信すると、該当する輸送業者のOK運行数の割合を更新する。これにより、例えば、衝撃の輸送品質レベルAの輸送業者が、輸送品質レベルBに落ちる場合がある。
ステップS23では、CPU21は、無線タグ74から受信した荷物温度の値が閾値以上か否かを判定する。荷物温度の値は、輸送中の荷物72の温度の測定値である。閾値は、荷物温度閾値である。荷物温度の値が閾値未満である場合(ステップS23でNO)、ステップS25(図13)へ進む。一方、荷物温度の値が閾値以上である場合(ステップS23でYES)、ステップS24へ進む。
ステップS24では、CPU21は、荷物72に対する温度の輸送品質レベルがNGと判定して、その判定結果を求貨求車サーバ3に送信して、ステップS25へ進む。求貨求車サーバ3は、車載器8から温度の輸送品質レベルがNGであることを受信すると、該当する輸送業者のOK運行数の割合を更新する。これにより、例えば、温度の輸送品質レベルBの輸送業者が、輸送品質レベルCに落ちる場合がある。
図13において、ステップS25では、CPU21は、指定された卸地に指定時間以内に到着したか否かを判定する。CPU21は、輸送基本要求情報33における卸地に自車両が存在し、かつ、輸送基本要求情報33における卸日(年月日時分)に対して、車両7が実際に卸地に到着した時間がどの程度乖離しているかを判定し、予め設定された指定時間内(例えば0分〜15分)の乖離であれば、卸地に指定時間以内に到着したと判定する。一方、卸地に指定時間以内に到着していない場合には(ステップS25でNO)、ステップS26へ進む。ここで、自車両が卸地に到着したか否かは、例えばGPS部24の機能等により行う。
ステップS26では、CPU21は、輸送業者の遅配の輸送品質レベルがNGと判定して、その判定結果を求貨求車サーバ3に送信して、ステップS27へ進む。求貨求車サーバ3は、車載器8から遅配の輸送品質レベルがNGであることを受信すると、該当する輸送業者のOK運行数の割合を更新する。これにより、例えば、遅配の輸送品質レベルAの輸送業者が、輸送品質レベルBに落ちる場合がある。
ステップS27では、CPU21は、指定された卸地で荷物が卸されたか否かを判定する。CPU21は、輸送基本要求情報33における卸地に自車両が存在した後、自車両が卸地から離れた状態で、該当する荷物72に対応する無線タグ74が検出できない場合には、誤配が生じていないと判定し(ステップS27でYES)、ステップS29へ進む。一方、上記以外については誤配が生じたものと判定して(ステップS27でNO)、ステップS28へ進む。
ステップS28では、CPU21は、輸送業者の誤配の輸送品質レベルがNGと判定して、その判定結果を求貨求車サーバ3に送信して、ステップS29へ進む。求貨求車サーバ3は、車載器8から誤配の輸送品質レベルがNGであることを受信すると、該当する輸送業者のOK運行数の割合を更新する。これにより、例えば、遅配の輸送品質レベルAの輸送業者が、輸送品質レベルBに落ちる場合がある。
ステップS29では、CPU21は、荷物72が紛失したか否かを判定する。CPU21は、車両7の走行中に無線タグ74を検出している場合には、紛失が生じていないと判定して(ステップS29でNO)、本処理を終了する。一方、車両7の走行中に無線タグ74が検出できない場合には、紛失が生じたものと判定して(ステップS29でYES)、ステップS30へ進む。車両7が走行中か否かは、例えば速度信号I/F26、エンジン信号I/F27から受信する車速信号やエンジン回転信号等により行う。
ステップS30では、CPU21は、輸送業者の紛失の輸送品質レベルがNGと判定して、その判定結果を求貨求車サーバ3に送信して、本処理を終了する。求貨求車サーバ3は、車載器8から紛失の輸送品質レベルがNGであることを受信すると、該当する輸送業者のOK運行数の割合を更新する。これにより、例えば、紛失の輸送品質レベルAの輸送業者が、輸送品質レベルBに落ちる場合がある。
以上説明したように、本実施形態における求貨求車システム1Aは、求貨求車システム1に対して、各輸送業者の車両7に搭載された車載器8をさらに備える。車載器8は、無線タグ74から受信した荷物温度および荷物衝撃と荷物温度閾値および荷物衝撃閾値とを比較し、その比較結果を求貨求車サーバ3に送信する。また、車載器8は、GPS部24から取得された自車両の位置情報と荷物72の卸地情報とを比較し、かつ自車両が荷物72の卸地に到着したときの時間と予定時間とを比較して、その比較結果を求貨求車サーバ3に送信する。求貨求車サーバ3は、受信した上記比較結果に基づいて、データベース30の輸送品質結果情報を更新する。上記構成により、データベース30の輸送品質結果情報が更新され、荷主がサービスを利用する際に、最新の輸送品質結果情報に基づいて輸送業者の選定が行われるので、荷主に対して適正な輸送品質を有する輸送業者を提案することができる。
なお、上記第2実施形態では、各車載器8により輸送品質結果の送信処理が行われ、データベース30における輸送品質結果情報を更新する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図12、図13に示す処理が求貨求車サーバ3において実施される構成であってもよい。
上記第2実施形態では、CPU11が、車載器8から受信した検出結果に基づいて、データベース30の輸送品質結果情報44を更新しているが、これに限定されるものではない。例えば、輸送品質結果情報44は、荷主自体の過去の経験や第三者の口コミ情報等に基づいて、更新される構成であってもよい。この場合、輸送品質における遅配や誤配、紛失であってもよいし、荷物の損傷の有無に基づく衝撃であってもよい。
上記第1および第2実施形態では、車両による輸送を前提としているが、これに限定されるものではない。例えば、輸送手段は、船舶、航空機(無人航空機を含む)、鉄道その他であってもよい。
1 求貨求車システム
2 クライアント端末
3 求貨求車サーバ
4 ネットワーク
5 中継アンテナ
8 車載器
11 CPU
12 入力部
13 RAM
14 ROM
15 HDD
16 LAN_I/F
19 表示部
21 CPU
23 第1無線通信部
24 GPS部
25 第2無線通信部
30 データベース
31 一括輸送要求情報
32 輸送要求情報
33 輸送基本要求情報
34 輸送品質要求情報
35 抽出輸送業者情報
41A 入力画面
41B 出力画面
42 輸送業者
43 輸送能力情報
44 輸送品質結果情報
45 第1表示領域
46 第2表示領域

Claims (4)

  1. クライアント端末と、
    ネットワークを介して前記クライアント端末に接続されたサーバと、
    を備え、
    前記サーバは、
    輸送業者と、前記輸送業者の車両による輸送能力情報と、前記輸送業者に付与された輸送品質結果情報とを関連付けたデータベースを格納する格納部と、
    荷主が前記輸送業者を選定するために用いる輸送要求情報を前記クライアント端末から受信し、前記輸送要求情報に対応する抽出輸送業者情報を前記クライアント端末に送信するサーバ通信部と、
    受信した前記輸送要求情報における輸送基本要求情報を満たす輸送能力および輸送品質要求情報を満たす輸送品質結果に基づいて、前記輸送能力および前記輸送品質結果を有する少なくとも1以上の前記輸送業者を前記抽出輸送業者情報として前記データベースから抽出する抽出部と、
    を備え、
    前記クライアント端末は、
    前記輸送基本要求情報および前記輸送品質要求情報の入力を受け付ける入力部と、
    入力された前記輸送基本要求情報および前記輸送品質要求情報を前記サーバに送信し、少なくとも1以上の前記輸送業者を含む前記抽出輸送業者情報を前記サーバから受信するクライアント通信部と、
    受信した前記抽出輸送業者情報を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする求貨求車システム。
  2. 前記輸送品質結果情報は、
    前記輸送業者が車両を用いて荷物を輸送する際に当該荷物が受ける影響度、および、前記輸送業者が前記車両を用いて荷物を輸送した輸送結果における到着精度の少なくとも一方を含むものである
    請求項1に記載の求貨求車システム。
  3. 前記車両に搭載された車載器をさらに備え、
    前記車載器は、
    前記影響度を取得する無線タグとの間で無線通信を行う第1無線通信部と、
    前記車両の位置情報を取得するGPS部と、
    前記無線タグから受信した荷物温度および荷物衝撃と荷物温度閾値および荷物衝撃閾値とを比較する影響度比較部と、
    前記GPS部から取得された自車両の位置情報と荷物の卸地情報とを比較し、かつ自車両が荷物の卸地に到着したときの時間と予定時間とを比較する到着精度比較部と、
    前記影響度比較部および前記到着精度比較部によるそれぞれの比較結果を前記サーバに送信する第2無線通信部と、
    を備え、
    前記サーバは、
    送信された各前記比較結果を前記車載器から受信する無線通信部と、
    受信した前記比較結果に基づいて、前記データベースの前記輸送品質結果情報を更新する制御部と、
    をさらに備える請求項2に記載の求貨求車システム。
  4. 前記クライアント端末は、
    前記入力部が、複数の前記輸送要求情報で構成された一括輸送要求情報を受け付ける
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の求貨求車システム。
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