JP2020119297A - サーバ、荷物配送方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
この明細書において運転手とは、例えばトラックを運転する者、タクシを運転する者、バスを運転する者、あるいは個人の自動車を運転する者などを指す。
この明細書において運転手端末とは、上記の運転手が操作可能であって通信機能を有し、運転手の車両と共に移動し、画面表示機能を有する電子機器全般を示す。運転手端末として、例えば携帯端末、タブレット端末、PDA、車載コンピュータ、パーソナルコンピュータなどを用いることができる。
この明細書において主たる目的とは、上記の運転手が自分の車両を運転する主たる目的を示す。例えば、運転手が工場Aから工場Bまでの資材配送を契約しているトラックドライバーである場合、この資材配送が主たる目的に該当する。また例えば、運転手がタクシードライバーである場合、例えば顧客に指定された場所までの顧客の輸送が主たる目的に該当する。運転手がバスドライバーである場合、例えばバスの目的地まで顧客を輸送することが主たる目的に該当する。運転手が個人のドライバーである場合、主たる目的の内容は様々である。例えば、運転手が休暇にある地方までドライブする場合には、当該地方までのドライブが主たる目的に該当する。
この明細書において荷主とは、荷受け地座標から配送地座標までの荷物の配送を希望する者とする。荷主は、個人であってもよいし法人であってもよい。
この明細書において荷主端末とは、上記の荷主が操作可能であって通信機能を有する電子機器全般を示す。荷主端末として、例えば携帯端末、タブレット端末、PDA、パーソナルコンピュータなどを用いることができる。
この明細書においてサーバとは、運転手端末、荷主端末と通信可能かつ、荷主端末から収集した荷物情報を登録(記憶)可能であって、荷物情報およびリストを随時更新可能なコンピュータなどで実現されるものとする。
この明細書において座標とは、地図上の特定の位置を指定できる情報であればよく、例えば緯度経度情報であってもよいし、住所であってもよい。
この明細書において荷台空き容量とは、トラックの場合は荷台の空き容量、バスの場合は例えば床下トランクなどの空き容量、タクシーや乗用車の場合は例えば後部トランクなどの空き容量を示す情報であって、例えば、荷台の何割が空きとなっているかを示す情報でもよいし、空き容量を幅×奥行×高さで表した情報であってもよい。
この明細書において荷物サイズとは、荷物のサイズであって、例えば幅、奥行、高さの三辺合計と重さで規定するサイズ区分であってもよいし、その体積を幅×奥行×高さで表した情報であってもよい。
この明細書においてリストとは、登録された荷物情報のうち、運転手情報にマッチする荷物情報を絞り込んで、これらをリストアップした情報とする。
以下、図3Aを参照して、荷物情報の登録動作を説明する。荷物情報受信部132は、荷主端末12から、荷受け地座標と、荷物サイズと、配送地座標を含む荷物情報を受信する(S132−1)。荷物情報受信部132は、受信した荷物情報を記憶部138に記憶する(S132−2)。登録される荷物情報の例を図6に示す。同図に示すように荷物情報は、荷受け地座標と、荷物サイズと、配送地座標以外に、荷主ID、荷物ID、配送期限、配送料金、配送料金に基づいて定められる運転手手数料、当該荷物の詳細情報、運転手端末における総表示回数などを表す閲覧状況、などを含んでもよい。
以下、図3Bを参照して、リスト生成動作を説明する。運転手情報受信部131は、運転手端末11から、主たる目的の出発地座標と、出発予定時刻と、荷台空き容量と、到着地座標と、到着予定時刻を含む運転手情報を受信する(S131−1)。リスト生成・更新部133は、出発地座標から到着地座標までのルートのうち、到着予定時刻までの到着が可能なルートを探索し、荷台空き容量が荷物サイズを収容可能か否かを判定し、探索したルートおよび、判定の結果に基づいて、記憶部138に記憶済みの荷物情報を絞り込んでリストを生成する(S133−1)。
以下、図4Aを参照して、閲覧状況送信動作を説明する。運転手情報受信部131は、該当する運転手端末11における表示回数を運転手端末11から受信する(S131−2)。リスト生成・更新部133は、表示回数に基づいて、対応する荷物情報の閲覧状況を更新する(S133−2)。閲覧状況送信部135は、更新された閲覧状況を、対応する荷主端末12に送信する(S135)。なお、更新された閲覧状況の送信頻度は任意に設定できるものとする。図9に閲覧状況送信部135が送信する閲覧状況の例を示す。同図に示すように、対応する荷物情報(同図の例では荷物ID:9835−746の荷物情報)を含むリストの総表示回数(同図の例では16回)を閲覧状況として表示するだけでなく、詳細情報を示すリンク先まで閲覧された回数(同図の例では10回)などを表示してもよい。荷主が配送料金を変更し、変更後の配送料金をサーバ13に送信することが可能なインターフェースを予め用意しておき、閲覧状況には、このインターフェースへのリンク(図中下線付きの「LINK」)を表示してもよい。
以下、図4Bを参照して、荷物引受けに基づく荷物情報およびリストの更新動作を説明する。荷物引受け情報受信部136は、リストを閲覧した運転手によって選択された荷物情報である荷物引受け情報を対応する運転手端末11から受信する(S136)。リスト生成・更新部133は、荷物引受け情報に対応する荷物情報にフラグを付与して、荷物情報を更新する(S133−3)。リスト生成・更新部133は、現在返信待ちのリストがある場合には、上述のフラグを付与した荷物情報を除外したリストを再生成して、リストを更新する(S133−3)。リスト送信部134は、該当する運転手端末11に更新したリストを送信する(S134−2)。なお、リスト生成・更新部133は、新たにリストを生成する場合にフラグを付与された荷物情報をリストアップしないものとする。
以下、図5Aを参照して、荷主からの申請に基づく荷物情報およびリストの更新動作を説明する。配送料金受信部137は、荷主端末12から荷主が更新した配送料金を受信する(S137)。ステップS137は、例えばステップS135において閲覧状況送信部135が閲覧状況を送信したことにより荷主が配送料金を変更したことを契機として発生する。リスト生成・更新部133は、受信した配送料金に基づいて、対応する荷物情報を更新する(S133−4)。リスト生成・更新部133は、現在返信待ちのリストがある場合には、更新した荷物情報に基づいてリストを再生成してリストを更新する(S133−4)。
リスト送信部134は、該当する運転手端末11に更新したリストを送信する(S134−3)。
以下、図5Bを参照して、配送期限に基づく荷物情報およびリストの更新動作を説明する。リスト生成・更新部133は、配送期限に基づいて、配送料金および配送料金に基づいて定められる運転手手数料を更新する(S133−5)。運転手手数料は、例えば配送料金に所定の比率を乗算した値段としてもよい。また配送料金から所定のシステム手数料を差し引いた残りの金額を運転手手数料に充当してもよい。
運転手の主たる目的が中止・変更になった場合、上記のマッチングによる配送が難しくなる場合がある。こうした場合に、配送のキャンセル、再マッチングなどを行うとユーザ側から見てもシステム側から見ても煩雑になり、余計なコストが嵩む。以下では、上記課題を解決するための変形例1のサーバ13Aの動作例について説明する。本変形例のサーバ13Aは実施例1と異なるリスト・生成更新部133Aを含み、他の構成については実施例1と同じである。本変形例では、運転手情報に、主たる目的の遂行を開始したことを証明する主目的開始情報を含むようにする。リスト生成・更新部133Aは、主目的開始情報を受信した場合に限り、対応するリストを生成する(S133A、図示略)。
本発明では、運転手が主たる目的の片手間に荷物配送を引き受けるケースを主に想定している。このため、荷物の配送距離が長大になりすぎると、荷物配送の引き受け手がいなくなる恐れがある。以下では、上記課題を解決するための変形例2のサーバ13Bの動作例について説明する。本変形例のサーバ13Bは実施例1と異なるリスト・生成更新部133Bを含み、他の構成については実施例1と同じである。
本発明の装置は、例えば単一のハードウェアエンティティとして、キーボードなどが接続可能な入力部、液晶ディスプレイなどが接続可能な出力部、ハードウェアエンティティの外部に通信可能な通信装置(例えば通信ケーブル)が接続可能な通信部、CPU(Central Processing Unit、キャッシュメモリやレジスタなどを備えていてもよい)、メモリであるRAMやROM、ハードディスクである外部記憶装置並びにこれらの入力部、出力部、通信部、CPU、RAM、ROM、外部記憶装置の間のデータのやり取りが可能なように接続するバスを有している。また必要に応じて、ハードウェアエンティティに、CD−ROMなどの記録媒体を読み書きできる装置(ドライブ)などを設けることとしてもよい。このようなハードウェア資源を備えた物理的実体としては、汎用コンピュータなどがある。
Claims (9)
- 運転手端末と荷主端末と通信するサーバであって、
前記運転手端末から、主たる目的の出発地座標と、出発予定時刻と、荷台空き容量と、到着地座標と、到着予定時刻を含む運転手情報を受信する運転手情報受信部と、
前記荷主端末から、荷受け地座標と、荷物サイズと、配送地座標を含む荷物情報を受信する荷物情報受信部と、
前記出発地座標から前記到着地座標までのルートのうち、前記到着予定時刻までの到着が可能なルートを探索し、前記荷台空き容量が前記荷物サイズを収容可能か否かを判定し、探索した前記ルートおよび、判定の結果に基づいて、前記荷物情報を絞り込んでリストを生成するリスト生成・更新部と、
生成した前記リストを対応する前記運転手端末に送信するリスト送信部と、
前記リストを閲覧した運転手によって選択された前記荷物情報である荷物引受け情報を前記運転手端末から受信する荷物引受け情報受信部を含む
サーバ。 - 請求項1に記載のサーバであって、
前記運転手情報受信部は、
前記運転手端末から、主たる目的の往路と復路それぞれの前記運転手情報を受信し、
前記リスト生成・更新部は、
主たる目的の往路と復路それぞれに対して、前記リストを生成する
サーバ。 - 請求項1または2に記載のサーバであって、
前記運転手情報は、
主たる目的の遂行を開始したことを証明する主目的開始情報を含み、
前記リスト生成・更新部は、
前記主目的開始情報を受信した場合に限り、対応する前記リストを生成する
サーバ。 - 請求項1から3の何れかに記載のサーバであって、
前記荷物情報は、前記運転手端末における総表示回数を含む閲覧状況と、前記荷物の配送料金と、前記配送料金に基づいて定まる運転手手数料を含み、
前記運転手情報受信部は、
該当する前記運転手端末における表示回数を前記運転手端末から受信し、
前記リスト生成・更新部は、
前記表示回数に基づいて、対応する前記荷物情報の前記閲覧状況を更新し、
前記サーバは、
更新された前記閲覧状況を、対応する前記荷主端末に送信する閲覧状況送信部と、
前記荷主端末から荷主が更新した前記配送料金を受信する配送料金受信部を含み、
前記リスト生成・更新部は、
受信した前記配送料金に基づいて、対応する前記荷物情報を更新する
サーバ。 - 請求項1から3の何れかに記載のサーバであって、
前記荷物情報は、
前記荷物の配送期限と、前記荷物の運転手手数料を含み、
前記リスト生成・更新部は、
前記配送期限に近づけば近づくほど、前記運転手手数料が高くなるように前記運転手手数料を改定することにより、前記荷物情報を更新する
サーバ。 - 請求項1から5の何れかに記載のサーバであって、
前記リスト生成・更新部は、
荷物情報をN個(Nは2以上の整数)の荷物情報である第1荷物情報、…、第N荷物情報に分割して、分割後の各荷物情報に基づいて前記リストの生成および更新を実行し、前記第1荷物情報の前記荷受け地座標は分割前の対応する荷物情報の前記荷受け地座標と等しく、第N荷物情報の前記配送地座標は分割前の対応する荷物情報の前記配送地座標と等しく、第n荷物情報(nは整数であって、n=2,…,N)の前記荷受け地座標は、第n−1荷物情報の前記配送地座標と等しい
サーバ。 - 請求項6に記載のサーバであって、
前記第n荷物情報の前記荷受け地座標は、予め定めた中継候補地の座標である
サーバ。 - 前記運転手端末から、主たる目的の出発地座標と、出発予定時刻と、荷台空き容量と、到着地座標と、到着予定時刻を含む運転手情報を受信するステップと、
前記荷主端末から、荷受け地座標と、荷物サイズと、配送地座標を含む荷物情報を受信するステップと、
前記出発地座標から前記到着地座標までのルートのうち、前記到着予定時刻までの到着が可能なルートを探索し、前記荷台空き容量が前記荷物サイズを収容可能か否かを判定し、探索した前記ルートおよび、判定の結果に基づいて、前記荷物情報を絞り込んでリストを生成するステップと、
生成した前記リストを対応する前記運転手端末に送信するステップと、
前記リストを閲覧した運転手によって選択された前記荷物情報である荷物引受け情報を前記運転手端末から受信するステップを含む
荷物配送方法。 - コンピュータを請求項1から7の何れかに記載のサーバとして機能させるプログラム。
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