JP7175839B2 - 輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法 - Google Patents

輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7175839B2
JP7175839B2 JP2019082478A JP2019082478A JP7175839B2 JP 7175839 B2 JP7175839 B2 JP 7175839B2 JP 2019082478 A JP2019082478 A JP 2019082478A JP 2019082478 A JP2019082478 A JP 2019082478A JP 7175839 B2 JP7175839 B2 JP 7175839B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
transportation
delivery
order
collection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019082478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020181282A (ja
Inventor
直子 岸川
順子 細田
太 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2019082478A priority Critical patent/JP7175839B2/ja
Priority to US16/844,086 priority patent/US11282156B2/en
Publication of JP2020181282A publication Critical patent/JP2020181282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7175839B2 publication Critical patent/JP7175839B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/109Time management, e.g. calendars, reminders, meetings or time accounting
    • G06Q10/1093Calendar-based scheduling for persons or groups
    • G06Q10/1097Task assignment
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Description

本発明は、輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法に関する。
本技術分野の背景技術として特開2018-106621号公報(特許文献1)がある。この公報には、「配船計画作成装置3が、ある地点から他の地点への移動に航海日数及び荷役時間を考慮する制約、船の積載可能量を考慮する制約、及び各地区の要求予定を満たして船の積載内容及び荷揚内容を決める制約を含めた制約とし、少なくとも滞船料コストを評価関数とし、この制約及び評価関数を数式で表し、評価関数を最小化する最適化モデルを作成し、制約に従って最適化モデルを数理最適化手法により解くことによって配船計画を作成する。」と記載されている(要約参照)。
特開2018-106621号公報
特許文献1に記載の技術は、(1)船、トラック、又は鉄道等の車両から港、物流拠点、店舗、又は顧客先等の拠点に納品物を搬出する納品作業と、(2)拠点からの集荷物を車両に搬入する集荷作業と、(3)車両から拠点への納品物の搬出及び拠点からの集荷物の前記車両への搬入を同時に行う納品&集荷作業と、のそれぞれに要する作業時間が異なることを考慮していない。
また、納品&集荷作業においては、集荷物を搬入しながら、次地点への納品物を手前に配置する積替作業が実行される。従って、納品&集荷作業の作業時間は、単なる納品作業と集荷作業の線形和とは異なる(例えば線形和の方が短い)が、特許文献1に記載の技術はこれも考慮していない。そのため、特許文献1の技術によって計画された作業計画が示す作業時間通りに作業を終了できないおそれがある。そこで本発明の一態様は、輸送作業計画に含まれる作業時間をより正確に算出することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は以下の構成を採用する。輸送計画装置は、プロセッサとメモリとを備え、前記メモリは、それぞれが納品作業及び集荷作業を含む複数のオーダと、前記複数のオーダそれぞれの納品作業が実行される拠点及び集荷作業が実行される拠点と、を示すオーダ情報と、前記納品作業と、前記集荷作業と、前記納品作業及び前記集荷作業を1つの作業とみなした納品集荷作業と、のそれぞれの作業時間を示す作業時間情報と、を保持し、前記プロセッサは、それぞれが、前記複数のオーダに含まれる納品作業と集荷作業との実行順序を示す、1以上の輸送作業順案を生成し、前記1以上の輸送作業順序案それぞれにおいて、同一の拠点において連続する前記納品作業及び前記集荷作業を前記納品集荷作業とみなし、前記1以上の輸送作業順序案それぞれについて、前記作業時間情報を参照して、当該輸送作業順序案に含まれる前記納品作業、前記集荷作業、及び前記納品集荷作業の作業時間を特定し、前記特定した作業時間を、当該輸送作業順序案の作業時間に含める。
本発明の一態様によれば、輸送作業計画に含まれる作業時間をより正確に算出することができる。上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1における輸送計画システムの構成例を示すブロック図である。 実施例1における車両情報の一例である 実施例1における拠点情報の一例である 実施例1における輸送量情報の一例である 実施例1における作業時間情報の一例である。 実施例1における移動時間情報の一例である。 実施例1におけるコスト情報の一例である。 実施例1における輸送計画処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1における入力情報が表示された表示画面の一例である。 実施例1における全パターンの輸送作業順序案を生成する処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1における最小コストの輸送計画を示す表示画面の一例である。 実施例1における車両の搭載率と作業時間との関係を作業内容ごとに示すグラフの一例である。 実施例2における作業時間情報の一例である。 実施例2における作業時間特定処理の詳細の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態において、同一の構成には原則として同一の符号を付け、繰り返しの説明は省略する。なお、本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。
図1は、本実施例の輸送計画システムの構成例を示すブロック図である。輸送計画システムは、例えば、輸送計画装置100と、外部サーバ200と、を含む。輸送計画装置100と外部サーバ200とは、ネットワークN1を介して相互通信可能に接続されている。なお、ネットワークN1及び後述するネットワークN2は、例えばインターネット等の公衆網、又はLAN(Local Area Network)若しくはWAN(Wide Area Network)等である。
輸送計画装置100は、店舗などの拠点において実行される作業内容を、(1)納品作業、(2)集荷作業、(3)納品&集荷作業の3種類から決定し、これらの合計作業時間を単なる線形和ではない手法を用いて、適切に決定することで、実行可能かつ効率的な輸送計画を立案する装置である。輸送計画装置100は、例えば、補助記憶装置110、メモリ120、プロセッサ130、通信装置140、入力装置150、及び出力装置160を有する計算機によって構成される。
プロセッサ130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等であり、メモリ120に格納されたプログラムを実行する。メモリ120は、不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)及び揮発性の記憶素子であるRAM(Random Access Memory)を含む。
ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、プロセッサ130が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
補助記憶装置110は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、プロセッサ130が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置110から読み出されて、メモリ120にロードされて、プロセッサ130によって実行される。
通信装置140は、所定のプロトコルに従って、他の装置との通信を制御するネットワークインターフェース装置である。通信装置140は、例えば、ネットワークケーブル等を介して有線通信を行ってもよいし、アンテナ等を介して無線通信を行ってもよい。
入力装置150は、オペレータからの入力を受け付ける装置であり、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスである。出力装置160は、プログラムの実行結果をオペレータが視認可能な形式で出力する装置であり、例えば、液晶ディスプレイや有機ディスプレイ等のディスプレイ装置やプリンタ等である。
プロセッサ130が実行するプログラムは、リムーバブルメディア(CD-ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介して輸送計画装置100に提供され、非一時的記憶媒体である不揮発性の補助記憶装置110に格納される。このため、輸送計画装置100は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。
プロセッサ130は、入力受付部131、出力処理部132、輸送作業順序案生成部133、作業内容特定部134、作業時間特定部135、輸送計画立案部136、コスト計算部137、及び最適輸送計画選択部138、及び通信部139を含む。
例えば、プロセッサ130は、メモリ120にロードされた入力受付プログラムに従って動作することで、入力受付部131として機能し、メモリ120にロードされた出力処理部プログラムに従って動作することで、出力処理部132として機能する。プロセッサ130に含まれる他の部とプログラムとの関係についても同様である。また、輸送計画システムに含まれる他の装置内のプロセッサとプログラムとの関係についても同様である。
入力受付部131は、入力装置150に入力された情報を受け付ける。また、入力受付部131は、補助記憶装置110又はメモリ120に格納されている情報を取得する。出力処理部132は、出力装置160に出力する画面情報を生成する。
輸送作業順序案生成部133は、輸送作業順序案の生成処理を実行する。具体的には、例えば、輸送作業順序案生成部133は、それぞれが各車両の拠点への到着順とその拠点における納品量と集荷量とを含む、1以上の輸送作業順序案を生成する。
作業内容特定部134は、各拠点における作業内容を特定する。具体的には、例えば、作業内容特定部134は、輸送作業順序案生成部133が生成した輸送作業順序案における各拠点の納品量と集荷量とに基づいて、各拠点における作業内容を(1)納品作業、(2)集荷作業、又は(3)納品&集荷作業、のいずれかから特定する。
作業時間特定部135は、各拠点における作業時間を特定する。具体的には、例えば、作業時間特定部135は、作業内容特定部134が特定した作業内容に基づき、作業時間を特定する。輸送計画立案部136は、輸送計画を立案する。具体的には、例えば、輸送計画立案部136は、作業時間特定部135が特定した作業時間を用いて輸送計画を立案する。
コスト計算部137は、立案された輸送計画の合計コストを計算する。最適輸送計画選択部138は、コスト計算部137が算出した合計コストに基づいて、最適な輸送計画(例えば合計コストが最小な輸送計画)を選択し、出力処理部132を介して当該最適な輸送計画に関する情報を表示する。通信部139は、通信装置140を用いて、輸送計画装置100の外部の装置と通信を行い、情報の送受信をする。
補助記憶装置110は、例えば、車両情報111、拠点情報112、輸送量情報113、作業時間情報114、移動時間情報115、及びコスト情報116を保持する。なお、補助記憶装置110に格納されている一部又は全部の情報が、メモリ120に格納されていてもよいし、輸送計画装置100に接続された外部データベース等に格納されていてもよい。
車両情報111は、荷物を輸送可能な車両を示す。なお、車両は、トラック、船、及び鉄道等の様々な搬送機器を含む。なお、本実施形態では、車両によって輸送が行われる例を説明するが、車両以外の輸送機器(例えば、航空機、船舶、及び/又は配達員(人力)等)によって、輸送が行われてもよい。この場合、車両情報111は、これらの輸送機器の情報も保持する。
拠点情報112は、物流拠点、店舗、顧客先、及び港等の拠点を示す。輸送量情報113は、注文オーダごとの輸送量、集荷元の拠点、及び納品先の拠点を示す。つまり、輸送量情報113は、注文オーダのオーダ情報を含む。作業時間情報114は、作業内容((1)納品作業、(2)集荷作業、又は(3)納品&集荷作業)と拠点との組合せ毎の、作業時間を示す。移動時間情報115は、各拠点間の移動に必要な移動時間を示す情報である。コスト情報116は、車両にかかるコストを示す。
外部サーバ200は、例えば、輸送計画装置100による輸送計画の生成に必要な情報等を管理し、輸送計画装置100に提供する。また、外部サーバ200は、例えば、車両300、拠点310、及び端末320とネットワークN2を介して接続されている。外部サーバ200は、例えば、補助記憶装置210、メモリ220、プロセッサ230、通信装置240、入力装置250、及び出力装置260を有する計算機によって構成される。
補助記憶装置210、メモリ220、プロセッサ230、通信装置240、入力装置250、及び出力装置260のハードウェアとしての説明は、それぞれ補助記憶装置110、メモリ120、プロセッサ130、通信装置140、入力装置150、及び出力装置160のハードウェアとしての説明と同様であるため、省略する。
プロセッサ230は、入力受付部231、出力処理部232、情報管理部233、及び通信部239を含む。入力受付部231は、入力装置250に入力された情報を受け付ける。また、入力受付部231は、補助記憶装置210又はメモリ220に格納されている情報を取得する。出力処理部232は、出力装置260に出力する画面情報を生成する。通信部239は、通信装置240を用いて、外部サーバ200の外部の装置と通信を行い、情報の送受信をする。
情報管理部233は、補助記憶装置210に格納された各種情報を管理する。例えば、情報管理部233は、通信部239が車両300、拠点310、及び端末320等から取得した情報や、入力受付部231が入力を受け付けた情報に基づいて、補助記憶装置210に格納されている情報を更新する。また、情報管理部233は、例えば、輸送計画装置100からのリクエストに応じて、又は定期的に補助記憶装置210に格納された各種情報を、通信部239を介して、輸送計画装置100に送信する。
補助記憶装置210は、例えば、車両情報211、拠点情報212、輸送量情報213、作業時間情報214、移動時間情報215、及びコスト情報216を保持する。車両情報211、拠点情報212、輸送量情報213、作業時間情報214、移動時間情報215、及びコスト情報216についての説明は、それぞれ、車両情報111、拠点情報112、輸送量情報113、作業時間情報114、移動時間情報115、及びコスト情報116についての説明と同様であるため省略する。
なお、輸送計画装置100が、車両300、拠点310、及び端末320と直接接続されてもよく、輸送計画装置100が外部サーバ200から受信した情報に基づくことなく、補助記憶装置110に格納された情報を更新してもよい。
なお、本実施形態において、輸送計画システムが使用する情報は、データ構造に依存せずどのようなデータ構造で表現されていてもよい。例えば、テーブル、リスト、データベース又はキューから適切に選択したデータ構造体が、情報を格納することができる。後述する例では、補助記憶装置110が保持する各データがテーブル構造で表現されている例を示す。
なお、輸送計画システムに含まれる各装置は、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、同一の計算機上で別個のスレッドで動作してもよく、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。
図2は、車両情報111の一例である。車両情報111は、例えば、車両名欄111aと、積載量上限欄111bと、を含む。また、車両情報111は、車両タイプ欄111cを、さらに含んでもよい。また、車両情報111は、稼動可能時間帯欄111dをさらに含んでもよい。
車両名欄111aは、車両を識別する情報を保持する。なお、車両名は、車両の名称であってもよいし、例えば車両を識別するIDであってもよい。積載量上限欄111bは、当該車両に積載可能な積載量の上限を示す情報を保持する。なお、積載量上限欄111bが保持する値の単位は、パレット、個、ロット、立方メートル等、任意に設定可能である。
車両タイプ欄111cは、車両の種類を定義する情報を保持する。具体的には、車両タイプ欄111cは、例えば、冷蔵若しくは常温など庫内の温度帯、2tトラック若しくは4tトラックなど車両の大きさ、又は西日本若しくは東日本など輸送可能な地域、及び/又は危険物の積載可否等、の車両の能力を示す情報を保持する。
図3は、拠点情報112の一例である。拠点情報112は、例えば、拠点名欄112aを含む。また、拠点情報112は、さらに住所欄112bを含んでもよい。拠点名欄112aは、(1)納品作業、(2)集荷作業、又は(3)納品&集荷作業が行われる拠点名を示す情報を保持する。なお、拠点名は、例えば拠点を識別するIDであってもよいし、港や地点や顧客等の名称であってもよい。住所欄112bは、各拠点の位置(例えば住所)を示す情報を保持する。
図4は、輸送量情報113の一例である。本実施形態では、1つの注文オーダは、1つの集荷元拠点における集荷作業と、1つの納品先拠点における納品作業と、を含む。従って、複数の集荷元拠点、及び複数の納品先拠点を含む輸送は、複数の注文オーダによって定義される。
輸送量情報113は、例えば、注文オーダID欄113a、輸送量欄113b、集荷元拠点名欄113c、納品先拠点名欄113d、集荷可能時間帯欄113e、及び納品可能時間帯欄113fを含む。また、輸送量情報113は、車両タイプ欄113gをさらに含んでもよい。
注文オーダID欄113aは、注文オーダのIDを示す情報を格納する。輸送量欄113bは、対応する注文オーダの、集荷元拠点から納品先拠点まで輸送する輸送量を示す情報を保持する。なお、輸送量欄113bが保持する値の単位は、パレット、個、ロット、立方メートル等、任意に設定可能である。
集荷元拠点名欄113cは、集荷元拠点の拠点名を示す情報を保持する。納品先拠点名欄113dは、納品先拠点の拠点名を示す情報を保持する。集荷可能時間帯欄113eは、集荷元拠点において、この注文オーダの集荷が可能な時間帯を示す情報を保持する。集荷可能時間帯は、例えば、開始時刻と終了時刻とによって定義される。
納品可能時間帯欄113fは、納品先拠点において、対応する注文オーダの納品が可能な時間帯を示す情報を保持する。納品可能時間帯は、例えば、開始時刻と終了時刻とによって定義される。また、集荷可能時間帯欄113eと、納品可能時間帯欄113fは、時刻だけを示す情報を保持してもよいし、時刻に加えて日付や曜日を示す情報を保持してもよい。
車両タイプ欄113gは、対応する注文オーダの輸送品を輸送可能な車両タイプを示す情報を保持する。例えば、車両タイプ欄113gは、冷蔵品を輸送する注文オーダについては冷蔵車を示す情報を、店舗から回収する空パレットや常温品を輸送する注文オーダについては冷蔵車と常温車を示す情報を保持する。
図5は、作業時間情報114の一例である。具体的には、例えば、作業時間情報114は、拠点名欄114a、車両タイプ欄114b、作業内容欄114c、及び作業時間欄114dを含む。
拠点名欄114aは、拠点の名称を示す情報を保持する。例えば、小規模店舗においては駐車場から納品先又は集荷元までの距離が近いが、大規模ショッピングモールにおいては駐車場から納品先又は集荷元までの距離が遠い。つまり、小規模店舗よりも大規模ショッピングモールの方が、駐車場から納品先又は集荷元までの搬送時間がかかる分だけ作業時間が長くなる。従って、このように拠点ごとに作業時間を定義することにより、より正確な作業時間が算出される。
車両タイプ欄114bは、車両タイプ欄111cと同様に、車両の種類を定義する情報を保持する。例えば、冷蔵車のリヤドアを開放したまま作業が行われると、庫内の温度が上昇し輸送物が傷むおそれがあるが、常温車であればリヤドアを開放したまま作業を行っても輸送物が傷むことはない。つまり、冷蔵車による作業はリヤドアの開閉の回数が多い分だけ常温車による作業より時間がかかる。従って、このように車両タイプごとに作業時間を定義することにより、より正確な作業時間が算出される。
作業内容欄114cは、例えば、(1)納品作業、(2)集荷作業、又は(3)納品&集荷作業のいずれかの作業を示す情報を保持する。作業時間欄114dは、当該レコードが示す作業に必要な作業時間を示す情報を保持する。なお、作業時間欄114dの値の単位は、秒、分又は時間等、任意に設定可能である。
図6は、移動時間情報115の一例である。具体的には、例えば、移動時間情報115は、出発拠点名欄115a、到着拠点名欄115b、及び移動時間欄115cを含む。出発拠点名欄115aは、出発する拠点の名称を示す情報を保持する。到着拠点名欄115bは、到着する拠点の名称を示す情報を保持する。
移動時間欄115cは、出発拠点から到着拠点までの移動に必要な移動時間を示す情報を保持する。なお、移動時間欄115cの値の単位は、分、時間等、任意に設定可能である。また、移動時間情報115において、各拠点間の移動時間が、輸送機器の種類ごとや車両タイプごとに定義されていてもよい。
図7は、コスト情報116の一例である。具体的には、例えば、コスト情報116は、車両名欄116a、固定費欄116b、及び変動費欄116cを含む。車両名欄116aは、車両の名称を示す情報を保持する。固定費欄116bは、車両を使用する場合に必要な固定費の情報を保持する。変動費欄116cは、車両を使用する場合に、稼動した時間や作業量などに応じて加算される変動費を示す情報を保持する。
固定費欄116bが保持する固定費、及び変動費欄116cが保持する変動費の期間及び通貨の単位は$/月、円/年、等任意に設定可能である。また、固定費及び変動費は、祝日や深夜時間帯は高額な単価を設定するなど、輸送する時間帯及び/又は曜日などによって異なる値が設定されていてもよい。
また、コスト情報116は、図7のような車両にかかるコストを定義する情報に加えて、図示しないが、物流拠点などの拠点を使用する場合にかかる拠点固定費を定義する情報、並びに物流拠点における納品作業、集荷作業、及び納品&集荷作業それぞれの作業時間又は作業対象の荷物の数量に応じて加算される拠点変動費を定義する情報を含んでもよい。
図8は、輸送計画処理の一例を示すフローチャートである。輸送計画処理は、例えば出力装置160に表示した所定のメニュー画面を介して、入力受付部131輸送計画処理の実行指示をユーザから受け付けると開始される。
まず、ステップS100では、輸送作業順序案生成部133は、補助記憶装置110に格納された情報を読み込む。具体的には、輸送作業順序案生成部133は、車両情報111と、拠点情報112と、輸送量情報113と、作業時間情報114と、移動時間情報115と、コスト情報116と、を補助記憶装置110から取得して読み込む。ここで、輸送作業順序案生成部133は、取得した情報を用いて入力情報の確認画面を出力装置160に表示してもよい。
図9は、入力情報が表示された表示画面の一例である。表示画面400は、例えば、拠点情報表示領域411、作業時間情報表示領域412、輸送量情報表示領域413を含む。拠点情報表示領域411は、拠点情報112に格納されている各拠点の位置を示す情報を表示する。図9の例では、拠点の位置が地図上に表示されている。作業時間情報表示領域412は、作業時間情報114に格納されている作業内容ごとの作業時間を表示する。輸送量情報表示領域413は、輸送量情報113に格納されている注文オーダの情報を表示する。
なお、各表示領域の表示情報は図9の例のようなテーブル形式でなくてもよく、例えば集荷可能時間帯や納品可能時間帯をガントチャートで示すなど他の可視化方法を用いてもよい。また、表示画面400は、図9に例示した情報に限らず、補助記憶装置110に格納された他の情報を表示してもよい。
また、表示画面400には、例えば、データ入力ボタン401と、最適輸送計画(最小コスト)表示ボタン402とが表示されている。入力受付部131がデータ入力ボタン401の選択を受け付けると、出力処理部132はステップS100で読み込んだ情報を個別に表示する。そして、入力受付部131は表示された情報の更新をユーザから受け付ける。また、入力受付部131が最適輸送計画(最小コスト)表示ボタン402の選択を受け付けると、輸送計画処理におけるステップS200の処理が実行される。
図9の説明に戻る。ステップS200では、輸送作業順序案生成部133は、各車両の拠点への到着順と、当該拠点における納品量及び集荷量と、を含む、輸送作業順序案を全パターン生成する。
図10は、ステップS200における全パターンの輸送作業順序案を生成する処理の一例を示すフローチャートである。輸送作業に使用される最小の車両数は1(輸送量情報113が示す全ての注文オーダの輸送作業を同一の1台の車両が実行するケース)であり、最大の車両数は輸送量情報113における注文オーダ数と同数(即ち輸送量情報113が示す注文オーダの輸送作業を全て異なる車両が実行するケース)である。
従って、使用車両数が1[台]、2[台]、・・・、注文オーダ数[台]の全通りそれぞれについて、ステップS201~ステップS205の処理を順次実行する。但し、注文オーダ数より車両情報111が示す車両数が少ない場合には、最大の車両数は車両情報111が示す車両数であるため、当該車両数を超えるパターンについてはステップS201~S205の処理が行われる必要はない。以下、N台の車両が使用される場合を例にとって説明する。
ステップS201では、輸送作業順序案生成部133は、車両情報111を参照して、N台の使用車両の全組合せを生成する。具体的には、例えば、車両情報111に図2に示すような車両1~車両3の3台の登録があり、N=2である場合、使用車両の全組合せは、車両1&車両2、車両1&車両3、車両2&車両3の3通りである。
ただし、生成した使用車両の組み合わせのうち、輸送量情報113の各車両タイプ欄113gで指定されているタイプの車両が含まれない組み合わせについては、ステップS202以降の処理の対象外とする。
具体的には、例えば、図4の輸送量情報113では、車両タイプ欄113gにおいて、注文オーダIDが1である注文オーダは車両タイプとして「冷蔵」が、注文オーダが2である注文オーダと注文オーダが3である注文オーダとにおいては、車両タイプとして「冷蔵又は常温」が指定されている。例えば、車両2と車両3の車両タイプはいずれも「常温」であるため、車両2&車両3の組み合わせでは、注文オーダIDが2である注文オーダと、注文オーダIDが3である注文オーダと、の輸送作業を実行することができない。従って、当該組み合わせは、ステップS202~ステップS205の処理の対象外となる。
以下のステップS202~S205の処理が、ステップS201で生成された使用車両の各組合せについて順次実施される。
ステップS202では、輸送作業順序案生成部133は、輸送量情報113に基づき、各車両に輸送対象の注文オーダを割り当てる。具体的には、例えば使用する車両が車両1と車両2の少なくとも一方であり、注文オーダがオーダ1とオーダ2の2注文オーダからなる場合、注文オーダの割り当ての全組合せは、(1)車両1にオーダ1とオーダ2を割り当て、(2)車両2にオーダ1とオーダ2を割り当て、(3)車両1にオーダ1を車両2にオーダ2を割り当て、(4)車両1にオーダ2を、車両2にオーダ1を割り当て、の2通りである。
ただし、輸送作業順序案生成部133は、輸送量情報113において輸送可能な車両タイプが指定されている注文オーダについては、当該指定された車両タイプに対してのみ当該注文オーダを割り当てることができる。
以下のステップS203~S205の処理が、ステップS202で生成された注文オーダの割り当ての各組合せについて実施される。
ステップS203では、輸送作業順序案生成部133は、車両毎に、割り当てられた注文オーダの集荷作業と納品作業の実施順序案の全組合せを生成する。ただし、輸送作業順序案生成部133は、同一の注文オーダにおいて集荷作業より後に納品作業が実施されるように実施順序案を生成する。
具体的には、例えば、車両1にオーダ1とオーダ2の注文オーダが割り当てられている場合、車両1の実施順序案の全組合せは、(1)オーダ1集荷→オーダ1納品→オーダ2集荷→オーダ2納品、(2)オーダ1集荷→オーダ2集荷→オーダ1納品→オーダ2納品、(3)オーダ1集荷→オーダ2集荷→オーダ2納品→オーダ1納品、(4)オーダ2集荷→オーダ2納品→オーダ1集荷→オーダ1納品、(5)オーダ2集荷→オーダ1集荷→オーダ2納品→オーダ1納品、(6)オーダ2集荷→オーダ1集荷→オーダ1納品→オーダ2納品、の6通りである。
ステップS204では、輸送作業順序案生成部133は、ステップS203で生成した実施順序案と、輸送量情報113が示す各注文オーダの輸送量とに基づき、拠点への到着順と、各拠点における納品量及び集荷量と、を含む輸送作業順序案を生成し、登録する。
具体的には、例えば、オーダ1は物流センタAから店舗1への30パレットの輸送であり、オーダ2は店舗1から顧客2への5パレットの輸送である場合、前述した実施順序案(1)に対して、以下に示すような輸送作業の順序を示す輸送作業順序案を生成する。
輸送作業順1:物流センタAにて、納品量ゼロ、集荷量30パレット(オーダ1)。
輸送作業順2:店舗1にて、納品量30パレット(オーダ1)、集荷量5パレット(オーダ2)。
輸送作業順3:顧客2にて、納品量5パレット(オーダ2)、集荷量ゼロ。
ここで、輸送作業順2の輸送作業は、同一拠点の店舗1において、オーダ1納品とオーダ2集荷が連続しているため、納品と集荷の両方を含む作業となっている。つまり、実施順序案において同一の拠点の集荷及び納品が連続する場合には、輸送作業順序案の生成において、当該連続する集荷及び納品は1つの輸送作業として纏められる。また、1つの輸送作業として纏められた複数の集荷又は納品を含む場合には、当該集荷又は納品の順序を問わず同じ輸送作業として扱われる。従って、例えば、実施順序案(1)と実施順序案(2)に対応する輸送作業順序案は同一である。
ステップS205では、輸送作業順序案生成部133は、ステップS204で生成した納品量と集荷量の情報に基づき、各輸送作業順の作業終了後の車両の積載量を計算する。そして、輸送作業順序案生成部133は、計算した積載量の全てが、車両情報111が示す各車両の積載量上限以下である場合は、当該輸送作業順序案を登録する。
例えば、車両1の積載量上限が30パレットである場合、積載量は、輸送作業順1の終了時点で30パレット、輸送作業順2の終了時点で5パレット、輸送作業順3の終了時点ではゼロのため、全時点で積載量は積載量上限以下であり、この輸送作業順序案を登録できる。なお、1つの輸送作業に納品と集荷が含まれる場合には、納品作業が先に行われるものとする。一方、輸送作業順序案生成部133は、例えば、積載量上限を超える積載量の車両があると判定した場合は、当該輸送作業順序案を廃棄する。
図10に示したように、輸送作業順序案生成部133は、輸送作業順序案の全組合せを生成する。なお、前述したステップS201~ステップS203等の処理において、例えば車両情報111、輸送量情報113に含まれる車両や注文オーダに関する最上位のレコードから、末尾のレコードに向かって計算を進めることで全組合せを求めることができる。また、公知の再帰的な計算アルゴリズム等を用いて前述の計算が実行されてもよい。
図8の説明に戻る。ステップS300、ステップS400、ステップS500、及びステップS700の処理は、ステップS200で生成された輸送作業順序案の各組合せにそれぞれについて順次実行される。
ステップS200に続いてステップS300では、作業内容特定部134は、当該輸送作業順案に含まれる各輸送作業の作業内容を特定する。具体的には、作業内容特定部134は、納品量が存在し、かつ集荷量がゼロである輸送作業を納品作業、納品量がゼロであり、かつ集荷量が存在する輸送作業を集荷作業、納品量が存在し、かつ集荷量も存在する輸送作業を納品&集荷作業、として特定する。
例えば、前述した輸送作業順1~3からなる輸送作業順序案では、輸送作業順1の輸送作業は、集荷量が存在するものの納品量がゼロであるため、集荷作業である。輸送作業順2の輸送作業は、納品量と集荷量の両方が存在するため、納品&集荷作業である。輸送作業順3は、納品量が存在するものの集荷量がゼロであるため、納品作業である。
ステップS400において、作業時間特定部135は、各輸送作業に必要な作業時間を特定する。具体的には、作業時間特定部135は、当該輸送作業順序案における各車両について、作業時間情報114を参照して、当該車両の車両タイプと、当該車両に割り当てられた輸送作業の拠点名と、ステップS300で特定された当該輸送作業の作業内容と、の組合せに対応する作業時間を、特定する。
例えば、前述した輸送作業順1の輸送作業の拠点は物流センタAであり、当該輸送作業の作業内容は集荷作業である。また、当該輸送作業の対象の車両の車両タイプは冷蔵であるとする。このとき、図5の作業時間情報114の例では、作業時間は8分である。このようにして、輸送作業順序案における全輸送作業の作業時間を特定できる。
ステップS500において、輸送計画立案部136は、輸送作業順序案と、ステップS400で特定した作業時間と、制約条件と、に基づき、輸送計画を立案する(ステップS500)。例えば車両情報111が示す稼動可能時間帯、輸送量情報113が示す集荷可能時間帯及び納品可能時間帯、並びに移動時間情報115が示す移動時間は、いずれも制約条件の一例である。
例えば、前述した輸送作業順序案のオーダ1が、図4の輸送量情報113における注文オーダID1のオーダであり、オーダ2が注文オーダID2のオーダであるとする。このとき、図5の作業時間情報114と、図6の移動時間情報115の数値例を用いると、輸送計画立案部136は、輸送作業順1のオーダ1の集荷可能時間帯の開始時刻である8:00から、順に前に詰めて作業時間と移動時間を加算し、制約条件を満たすように集荷及び納品の開始時刻を調整する。具体的には、以下のような制約条件を満たす輸送計画が立案される。
(1)物流センタAにて、8:00から、作業時間8分で、集荷作業(オーダ1)を実施。
(2)物流センタAを8:08に出発し、24分の移動時間の後、8:32に店舗1に到着。
(3)店舗1にて、8:32から、作業時間40分で、納品&集荷作業(オーダ1&オーダ2)を実施。
(4)店舗1を9:12に出発し、18分の移動時間の後、9:30に顧客2に到着。
(5)顧客2にて、納品可能時間帯の開始時刻まで待機。
(6)顧客2にて、9:45から、作業時間5分で、納品作業(オーダ2)を実施。
なお、前述した例では、輸送計画の立案方法の一例として、先頭のオーダの作業可能時間帯の開始時刻から前に詰めて作業時間と移動時間とを加算していく方法を示した。輸送計画立案部136は、このような方法に限らず例えば混合整数計画法のような数理最適化手法により、前述した制約条件を満たし、かつ後述する合計コストを最適化する、輸送計画を立案してもよい。なお、輸送計画立案部136は、移動時間情報115を用いずに、拠点情報112が示す拠点の位置に基づいて、移動時間を算出してもよい。
なお、前述した輸送計画の例では、最初の輸送作業開始時点において車両が既に作業を実施する拠点にいるものとしていたが、車両の初期位置が別の地点(例えば車両置場等)であってもよい。また、全ての輸送作業終了後に車両を終了位置に移動させるようにしてもよい。この場合、作業計画は、初期位置から最初の輸送作業を行う拠点への車両の移動と、最後の輸送作業を行う拠点から終了位置への車両の移動と、を含む。
ステップS600では、輸送計画立案部136はステップS500において制約条件を満たす輸送計画を立案できたか否かを判定する。輸送計画立案部136は制約条件を満たす輸送計画を立案できたと判定した場合(S600:Yes)、ステップS700に遷移する。輸送計画立案部136は制約条件を満たす輸送計画を立案できなかったと判定した場合(S600:No)、当該輸送作業順序案についてのループ処理を終了する。
ステップS700では、コスト計算部137は、ステップS500で立案された制約条件を満たす輸送計画について、合計コストを計算し、当該輸送計画と計算した合計コストとを記録する。
具体的には、コスト計算部137は、コスト情報116が示す固定費及び変動費と、立案された輸送計画において使用される車両と、当該車両それぞれの当該輸送計画における稼働時間に基づいて、以下の式(1)を用いて合計コストの計算を行う。
合計コスト=当該輸送計画における車両の固定費+当該輸送計画における車両の変動費・・・式(1)
当該輸送計画における車両の固定費=Σ車両{車両の使用フラグ×車両の単位期間あたり固定費×期間の長さ}・・・式(2)
当該輸送計画における車両の変動費=Σ車両{車両の単位期間あたり変動費×稼働時間}・・・式(3)
車両の使用フラグは、車両を使用した場合は1、使用しなかった場合はゼロをとる変数である。
例えば、図7のコスト情報116の数値例で表される車両1、車両2について、1ヶ月間における稼働時間がそれぞれ100時間、90時間であったとすると、1月あたりの合計コストは以下のように計算できる。
車両1の固定費[$]=30,000[$/月]×1[月]= 30,000[$]
車両2の固定費[$]=40,000[$/月]×1[月]= 40,000[$]
車両1の変動費[$]=5[$/時間]×100[時間]= 500[$]
車両2の変動費[$]=6[$/時間]× 90[時間]= 540[$]
合計コスト[$]=(30,000[$]+40,000[$])+(500[$]+540[$])= 71,040[$]
前述の例では、合計コストが車両の固定費と車両の変動費の合計として定義されているが、例えば、コスト情報116の説明において述べたように、拠点固定費や拠点変動費など他の費目のコストも加算された値が合計コストとして定義されてもよいし、固定費又は変動費のいずれか一方だけで合計コストが定義されてもよい。
なお、前述の合計コストは、作業時間が長いほど高くなるため、金銭コストのみならず時間コストも反映されている。また、合計コストは、時間コストのみが反映されたもの(例えば合計コストが作業時間の減少関数で算出される)であってもよい。
ステップS800では、最適輸送計画選択部138は、出力処理部132を介して、最小コストの輸送計画を選択し、表示する。具体的には、最適輸送計画選択部138は、ステップS700の処理で記録された輸送計画から、合計コストが最小である輸送計画を特定し、特定した輸送計画に関する情報を、出力処理部132を介して出力装置160に表示させる。
図11は、ステップS800で特定された最小コストの輸送計画を示した表示画面の一例である。表示画面500は、例えば、合計コスト表示領域501、車両数表示領域502、最適輸送計画表示領域503、車両詳細表示領域504、及び指示受付ボタン表示領域505を含む。
合計コスト表示領域501には、例えば、算出された合計コスト及びその内訳が表示される。具体的には、例えば、合計コスト表示領域501には、ステップS800で特定された輸送計画の合計コスト即ち最小の合計コストと、その内訳である車両の固定費と車両の変動費とが表示される。なお、合計コストは単位期間あたりで表示されてもよいし、輸送計画の作業期間における実コストとして表示されてもよい。
車両数表示領域502には、例えば、ステップS800で特定された輸送計画即ち合計コストが最小である輸送計画に必要な、車両数の合計が表示される。なお、車両数表示領域502には、車両数だけでなく、当該輸送計画に利用される車両の車両情報111が示す情報(車両名、積載量上限、及び車両タイプ等)が表示されてもよい。
最適輸送計画表示領域503には、例えば、ステップS800で特定された輸送計画、即ち合計コストが最小である輸送計画の情報が表示される。具体的には、例えば、最適輸送計画表示領域503には、当該輸送計画において、各車両の輸送作業順に、作業を行う拠点名、作業内容、納品量と集荷量、作業開始日時、及び作業終了日時などの情報が表示される。
車両詳細表示領域504には、例えば、ステップS800で特定された輸送計画即ち合計コストが最小である輸送計画において利用される、特定の車両の詳細情報が表示される。具体的には、例えばプルダウンの車両選択ボタン506を用いて特定の車両が選択されると、出力処理部132は、選択された車両の詳細情報を表示する。
車両の詳細情報として、例えば、輸送計画における作業、移動及び待機、などの車両の状態を凡例毎に色分けして、時間帯毎の車両の状態をグラフ表示するガントチャート507、並びに輸送計画における作業拠点及び移動経路を地図上に表示する輸送経路情報508等がある。また、ガントチャート507は、納品作業、集荷作業、納品&集荷作業のような作業内容毎に色分けされていてもよい。
なお、車両詳細表示領域504に、当該輸送計画に利用される複数の車両の詳細情報が表示されてもよいし、当該輸送計画に利用される全ての車両の詳細情報が表示されてもよい。
また、指示受付ボタン表示領域505には、ユーザからの指示入力を受け付けるボタンが表示される。具体的には、例えば、指示受付ボタン表示領域505には、他の輸送計画(及び合計コスト)の表示指示を受け付けるボタンと、終了ボタンと、が表示されている。
例えば、他の輸送計画(及び合計コスト)の表示指示を受け付けるボタンが押下されると、最適輸送計画選択部138は、現在表示されている輸送計画の次に合計コストが少ない輸送計画が選択され、出力処理部132を介して出力装置160に選択した輸送計画の情報が表示される。
なお、出力処理部132は、合計コストが最小である輸送計画だけでなく、例えば計算済みである他の輸送計画およびコストに関する情報や、実績の輸送計画に関する情報を表示したり、最小コストの輸送計画の情報と比較表示したりしてもよい。
また、出力処理部132は、他の輸送計画の表示指示を受け付けると、合計コストが少ない順で所定数(例えば3つ)又は合計コストが所定値以下の全ての輸送計画の情報をリスト等で表示し、ユーザがリストから選択した輸送計画の情報を表示してもよい。
また、出力処理部132は、ユーザが選択した輸送計画に含まれる各車両に対して(少なくとも当該車両が実施する輸送作業に関する部分を含む)輸送計画を出力して、各車両のドライバが参照できるようにしたり、店舗などの各拠点にその拠点への到着予定時刻などを通知したりしてもよい。
本実施例の輸送計画装置100は、各拠点における作業内容を、(1)納品作業、(2)集荷作業、(3)納品&集荷作業に分類し、作業時間を納品作業時間と集荷作業時間の単なる線形和とせずに適切に決定することで、実行可能かつ効率的な輸送計画を立案できる。
本実施例の輸送計画装置100は、拠点での作業時点における車両の荷物の積載量に応じて、作業時間を変化させる。作業時間特定部135は、生成された輸送作業順序案に基づいて各拠点における作業時点での車両の積載量を計算し、計算した積載量に基づいて作業時間を特定する。以下、実施例1との相違点を説明する。
図12は、車両の搭載率と作業時間との関係を作業内容ごとに示すグラフの一例である。一般に、車両の積載量上限に占める車両の積載量の比率である車両の積載率が大きいほど、車両庫内の作業スペースが減って作業効率が低下して、(1)納品作業、(2)集荷作業、(3)納品&集荷作業の各作業に要する作業時間が増加する。
特に、例えば、(2)集荷作業や、(3)納品&集荷作業のような集荷を含む作業では、集荷物の車両庫内における収納場所の確保や、集荷物を格納しながら次店舗の納品物を手前に配置する積替作業に要する時間が、車両の積載率に応じて急激に増加する。
図12に示すように、納品の作業時間と集荷の作業時間との線形和を点線で示した(4)納品作業と集荷作業の作業時間と、(3)納品&集荷の作業時間と、のいずれが大きいかは、例えば車両の積載率における(5)分岐点を境に異なる。なお、(4)の作業時間は、納品作業と集荷作業とを個別に行う際の作業時間に相当する。
このため、(5)分岐点より、車両の積載率が小さい場合は、(3)納品&集荷作業は、車両と拠点間の往復が1回で済み、かつ、車両庫内における作業効率が高いため、納品と集荷を個別に行う(4)に比べて作業時間が少なく効率的である。
それに対して(5)分岐点より車両の積載率が大きい場合には、(3)納品&集荷作業は、車両庫内における作業効率低下のため、(4)より作業時間が長くなる。従って、この場合には、(4)の納品作業と集荷作業を個別に行うほうが、(3)納品&集荷作業より効率的である。
従って、各作業の作業時間が車両の積載率に応じて変化するとして定義されることで、より精緻に輸送計画を立案できる上、積載率の高い時は(1)納品作業をメインで行い、その後、納品によって庫内が空いて積載率が減少したら(3)納品&集荷作業や(2)集荷作業を行うなど、より効率の良い輸送計画を立案することができる。なお、積載率に応じて作業時間が変化し得ることは、少なくとも車両の積載量上限が変化しない限りは、積載量におうじて作業時間が変化し得ることを示す。
図13は、本実施例における作業時間情報114の一例である。作業時間情報114は、拠点ごと及び車両タイプごとに、(1)納品作業、(2)集荷作業、及び(3)納品&集荷作業それぞれの車両の積載量に応じた作業時間を示す。具体的には、例えば、作業時間情報114は、拠点名欄114a、車両タイプ欄114b、及び作業時間欄114eと、を含む。
作業時間欄114eは、(1)納品作業、(2)集荷作業、(3)納品&集荷作業の各作業に必要な作業時間であって、作業実行時点における車両の積載量に応じて変化し得る作業時間、の情報を保持する。なお、作業時間欄114eは、(1)納品作業と(2)集荷作業の作業実行時点における車両の積載量に応じた作業時間の線形和を示す情報をさらに保持してもよい。なお、作業時間欄114eが定義する作業時間は、車両の積載量上限欄111bに占める車両の積載量の比率である、車両の積載率に応じて変化し得るように設定されてもよい。
作業時間欄114eが示す各作業内容の作業時間は、車両の積載率を変数とする関数で表される。例えば、グラフ114fのように、車両の積載率の区間毎に、車両の積載率を変数とする多項式で作業時間が設定されていてもよいし、グラフ114gのように車両の積載率の区間毎に階段状に作業時間が設定されていてもよい。
図14は、本実施例における、ステップS400における作業時間特定処理の詳細の一例を示すフローチャートである。作業時間特定部135は、以下のステップS401~S403の処理を、対象の輸送作業順序案において使用される各車両について順次実施する。ステップS401では、作業時間特定部135は、対象の車両の積載量を初期化する。以下、初期値がゼロであるものとして説明をするが、初期値が必ずしもゼロである必要はない。
作業時間特定部135は、以下のS402~S403の処理を、対象の輸送作業順序案における全ての輸送作業それぞれについて、当該輸送作業順序案の先頭の輸送作業順から末尾の輸送作業順に向かって順次実行する。
ステップS402では、作業時間特定部135は、対象の車両の積載量と、対象の車両の車両タイプと、対象の輸送作業を行う拠点と、に基づき、作業時間情報114が示す当該輸送作業の作業時間を特定する。
例えば、対象の輸送作業は先頭である輸送作業順1の輸送作業であり、対象の車両の車両タイプは冷蔵であり、この時点での積載量はゼロであるとする。また、輸送作業順1の輸送作業の拠点は物流センタAであり、輸送作業順1の輸送作業の作業内容はステップS300で集荷作業と特定されているとする。また、集荷量は30パレットであるとする。
また、車両タイプが冷蔵のときの、物流センタAにおける集荷作業の作業時間は、例えば図14の作業時間情報114のグラフ114fで定義されているとする。この場合、作業時間が車両の積載率に対して定義されているため、作業時間特定部135は、作業時間を算出するために、例えば、以下の(4)式に基づいて、積載量から積載率を求める。
車両の積載率[%] = 車両の積載量 ÷ 車両の積載量上限 ・・・式(4)
なお、この時点での車両の積載量はゼロであるため、式(4)から、車両の積載率はゼロ[%]と算出される。なお、車両の積載率は、当該作業内容が示す作業(納品作業、集荷作業、又は納品&集荷作業)の開始時点の値であってもよいし、当該作業内容が示す作業の終了時点の値であってもよいし、当該拠点への到着時の値であってもよいし、当該拠点からの出発時の値であってもよい。
ここで、グラフ114fにおいて、車両の積載率がゼロ[%]のとき、集荷作業の作業時間は5分であったとする。この場合、作業時間特定部135は、この時点での集荷作業の作業時間が5分であると特定できる。
ステップS403では、作業時間特定部135は、対象の車両の積載量を、対象の輸送作業の納品量及び/又は集荷量に基づき更新する。具体的には、作業時間特定部135は、以下の式(5)に基づいて、車両の積載量を更新する。
積載量 ← 積載量 + 集荷量 - 納品量 ・・・式(5)
ここで、式(5)の←は、代入を示す。例えば、前述した例では、作業実行時点の積載量がゼロであり、輸送作業順1の輸送作業の集荷量は30パレットであり、納品量はゼロであるため、更新後の積載量は30パレットである。
同様にして、輸送作業順序案に含まれる全ての輸送作業について、作業時間を特定することができる。作業時間特定部135が図14に示す処理を完了すると、実施例1と同様、ステップS500に遷移する。
本実施例の輸送計画装置100において、各輸送作業の作業時間が、車両の積載量に応じて変化し得るよう定義されている。これにより、本実施例の輸送計画装置100は、輸送計画における作業時間をより精緻に推測することができる。
さらに、本実施例の輸送計画装置100は、例えば、積載率の高い時は(1)納品作業をメインで行い、その後、納品によって庫内が空いて積載率が減少したら(3)納品&集荷作業や(2)集荷作業を行うような、より効率の良い輸送計画を立案することができる。
なお、本実施形態において輸送計画の全組合せを生成する例について説明したが、例えば混合整数計画法のような数理最適化手法により、合計コストが最小コストである輸送計画の組合せが算出されてもよい。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 輸送計画装置、110 補助記憶装置、111 車両情報、112 拠点情報、113 輸送量情報、114 作業時間情報、115 移動時間情報、116 コスト情報、120 メモリ、130 プロセッサ、133 輸送作業順序案生成部、134 作業内容特定部、135 作業時間特定部、136 輸送計画立案部、137 コスト計算部、138 最適輸送計画選択部、140 通信装置、150 入力装置、 160 出力装置

Claims (10)

  1. 輸送計画装置であって、
    プロセッサとメモリとを備え、
    前記メモリは、
    それぞれが納品作業及び集荷作業を含む複数のオーダと、前記複数のオーダそれぞれの納品作業が実行される拠点及び集荷作業が実行される拠点と、を示すオーダ情報と、
    前記納品作業と、前記集荷作業と、前記納品作業及び前記集荷作業を1つの作業とみなした納品集荷作業と、のそれぞれの作業時間を示す作業時間情報と、を保持し、
    前記プロセッサは、
    それぞれが、前記複数のオーダに含まれる納品作業と集荷作業との実行順序を示す、1以上の輸送作業順案を生成し、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれにおいて、同一の拠点において連続する前記納品作業及び前記集荷作業を前記納品集荷作業とみなし、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれについて、
    前記作業時間情報を参照して、当該輸送作業順序案に含まれる前記納品作業、前記集荷作業、及び前記納品集荷作業の作業時間を特定し、
    前記特定した作業時間を、当該輸送作業順序案の作業時間に含める、輸送計画装置。
  2. 請求項1に記載の輸送計画装置であって、
    前記プロセッサは、前記1以上の輸送作業順序案それぞれの生成において、同一のオーダに含まれる納品作業と集荷作業について、当該納品作業は当該集荷作業より後に実行されるよう前記実行順序を決定する、輸送計画装置。
  3. 請求項1に記載の輸送計画装置であって、
    前記メモリは、
    利用可能な輸送機器を示す輸送機器情報と、
    前記輸送機器それぞれの時間あたりのコストを示すコスト情報と、を保持し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれの生成において、前記輸送機器情報が示す輸送機器を前記複数のオーダそれぞれに割り当て、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれについて、前記コスト情報を参照して、当該輸送作業順序案の作業時間に基づいてコストを算出し、
    前記算出したコストに基づいて前記1以上の輸送作業順序案から輸送計画を選択し、
    前記選択した輸送計画を出力する、輸送計画装置。
  4. 請求項1に記載の輸送計画装置であって、
    前記メモリは、利用可能な輸送機器を示す輸送機器情報と、前記輸送機器の輸送機器タイプと、を示す、輸送機器情報を保持し、
    前記オーダ情報は、前記複数のオーダそれぞれを実行可能な輸送機器の輸送機器タイプを示し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれの生成において、前記輸送機器情報を参照して、前記複数のオーダそれぞれに対して、当該オーダを実行可能な輸送機器タイプを有する輸送機器を割り当てる、輸送計画装置。
  5. 請求項4に記載の輸送計画装置であって、
    前記メモリは、
    前記作業時間情報は、前記納品作業と、前記集荷作業と、前記納品作業及び前記集荷作業を1つの作業とみなした納品集荷作業と、のそれぞれの作業時間を、前記拠点と前記輸送機器の輸送機器タイプとの組み合わせごとに保持し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれについて、
    前記作業時間情報及び前記輸送機器情報を参照して、当該輸送作業順序案に含まれる前記納品作業、前記集荷作業、及び前記納品集荷作業の作業時間を、各作業が実行される拠点及び各作業に割り当てられた輸送機器の輸送機器タイプに基づいて、特定する、輸送計画装置。
  6. 請求項1に記載の輸送計画装置であって、
    前記メモリは、利用可能な輸送機器を示す輸送機器情報を示す、輸送機器情報を保持し、
    前記オーダ情報は、前記複数のオーダそれぞれに含まれる納品作業の納品量及び集荷作業の集荷量を示し、
    前記作業時間情報が示す作業時間は、作業実行時の前記輸送機器の積載量に応じて変化し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれの生成において、前記輸送機器情報を参照して、前記複数のオーダそれぞれに対して、輸送機器を割り当て、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれについて、前記オーダ情報が示す納品量及び集荷量に基づいて、当該輸送作業順序案に含まれる納品作業、集荷作業、及び納品集荷作業それぞれの実行時における当該オーダに割り当てられた輸送機器の積載量を算出し、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれについて、
    前記作業時間情報を参照して、当該輸送作業順序案に含まれる前記納品作業、前記集荷作業、及び前記納品集荷作業の作業時間を、前記算出した積載量に基づいて特定する、輸送計画装置。
  7. 請求項1に記載の輸送計画装置であって、
    前記メモリは、利用可能な輸送機器と、前記輸送機器を利用可能な時間帯と、を示す輸送機器情報を保持し、
    前記オーダ情報は、前記複数のオーダそれぞれに含まれる納品作業を実行可能な時間帯及び集荷作業を実行可能な時間帯を示し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれの生成において、
    前記オーダ情報及び前記輸送機器情報を参照して、前記複数のオーダそれぞれに対して、当該オーダに含まれる納品作業を実行可能な時間帯及び集荷作業を実行可能な時間帯、であって、前記輸送機器を利用可能な時間帯、に当該オーダに含まれる納品作業及び集荷作業を、前記輸送機器を用いて実行されるよう、当該輸送作業順序案における各作業の開始時刻を決定する輸送計画装置。
  8. 請求項7に記載の輸送計画装置であって、
    前記メモリは、拠点間の移動時間を示す移動時間情報を保持し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれについて、当該輸送作業順序案に含まれる連続する2つの作業であって、異なる拠点で実行される作業について、前記作業時間情報を参照して、当該異なる拠点間の移動時間を特定し、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれの生成において、前記移動時間に基づいて、当該輸送作業順序案における各作業の開始時刻を決定する、輸送計画装置。
  9. 輸送計画装置と、サーバと、を含む輸送計画システムであって、
    前記サーバは、
    それぞれが納品作業及び集荷作業を含む複数のオーダと、前記複数のオーダそれぞれの納品作業が実行される拠点及び集荷作業が実行される拠点と、を示すオーダ情報と、
    前記納品作業と、前記集荷作業と、前記納品作業及び前記集荷作業を1つの作業とみなした納品集荷作業と、のそれぞれの作業時間を示す作業時間情報と、を保持し、
    前記輸送計画装置は、
    前記サーバから、前記オーダ情報及び前記作業時間情報を取得し、
    それぞれが、前記複数のオーダに含まれる納品作業と集荷作業との実行順序を示す、1以上の輸送作業順案を生成し、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれにおいて、同一の拠点において連続する前記納品作業及び前記集荷作業を前記納品集荷作業とみなし、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれについて、
    前記作業時間情報を参照して、当該輸送作業順序案に含まれる前記納品作業、前記集荷作業、及び前記納品集荷作業の作業時間を特定し、
    前記特定した作業時間を、当該輸送作業順序案の作業時間に含める、輸送計画システム。
  10. 輸送計画装置が輸送計画を立案する方法であって、
    前記輸送計画装置は、プロセッサとメモリとを備え、
    前記メモリは、
    それぞれが納品作業及び集荷作業を含む複数のオーダと、前記複数のオーダそれぞれの納品作業が実行される拠点及び集荷作業が実行される拠点と、を示すオーダ情報と、
    前記納品作業と、前記集荷作業と、前記納品作業及び前記集荷作業を1つの作業とみなした納品集荷作業と、のそれぞれの作業時間を示す作業時間情報と、を保持し、
    前記方法は、
    前記プロセッサが、それぞれが、前記複数のオーダに含まれる納品作業と集荷作業との実行順序を示す、1以上の輸送作業順案を生成し、
    前記プロセッサが、前記1以上の輸送作業順序案それぞれにおいて、同一の拠点において連続する前記納品作業及び前記集荷作業を前記納品集荷作業とみなし、
    前記プロセッサが、
    前記1以上の輸送作業順序案それぞれについて、
    前記作業時間情報を参照して、当該輸送作業順序案に含まれる前記納品作業、前記集荷作業、及び前記納品集荷作業の作業時間を特定し、
    前記特定した作業時間を、当該輸送作業順序案の作業時間に含める、方法。
JP2019082478A 2019-04-24 2019-04-24 輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法 Active JP7175839B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019082478A JP7175839B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法
US16/844,086 US11282156B2 (en) 2019-04-24 2020-04-09 Transportation planning apparatus, transportation planning system, and transportation planning method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019082478A JP7175839B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020181282A JP2020181282A (ja) 2020-11-05
JP7175839B2 true JP7175839B2 (ja) 2022-11-21

Family

ID=72921547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019082478A Active JP7175839B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11282156B2 (ja)
JP (1) JP7175839B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7175839B2 (ja) * 2019-04-24 2022-11-21 株式会社日立製作所 輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法
JP7249265B2 (ja) * 2019-11-27 2023-03-30 株式会社日立物流 在庫計画装置及び在庫計画方法
US11615497B2 (en) * 2020-03-04 2023-03-28 ProvisionAI, LLC Managing optimization of a network flow

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002444A (ja) 2001-06-22 2003-01-08 Nissan Motor Co Ltd 配送計画支援装置
JP2005075634A (ja) 2003-09-03 2005-03-24 Nippon Express Co Ltd 共同配送情報管理システム
JP2005112609A (ja) 2003-10-10 2005-04-28 Jfe Container Co Ltd 配送計画作成方法、配送計画作成装置、配送計画作成プログラム及び物流システム
JP2012053861A (ja) 2010-08-06 2012-03-15 Canon It Solutions Inc 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2017167757A (ja) 2016-03-15 2017-09-21 三菱重工業株式会社 配送計画システム、配送計画方法及びプログラム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7539650B2 (en) * 2002-02-01 2009-05-26 Canadian National Railway Company System and method for providing a price quotation for a transportation service providing equipment selection capability
TW575824B (en) * 2002-07-10 2004-02-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd System and method for managing cargo transportation
US20040044469A1 (en) * 2002-09-03 2004-03-04 Thorsten Bender Displaying road maps
US20070038506A1 (en) * 2005-06-09 2007-02-15 Emercent Solutions, Llc Systems and methods for facilitating product and service transactions
US20090037095A1 (en) * 2007-07-30 2009-02-05 Zms Technologies Inc. Transmodal and logistics system and method
US8521656B2 (en) * 2007-12-07 2013-08-27 Z-Firm, LLC Systems and methods for providing extended shipping options
US8306837B2 (en) * 2009-01-22 2012-11-06 Neopost Technologies Shipment option selection method
JP5303427B2 (ja) * 2009-10-14 2013-10-02 株式会社日立製作所 商品配送システム
US10007889B2 (en) * 2012-12-20 2018-06-26 Oracle International Corporation Finding minimum cost transportation routes for orders through a transportation network
US10453023B2 (en) * 2014-05-28 2019-10-22 Fedex Corporate Services, Inc. Methods and node apparatus for adaptive node communication within a wireless node network
US20170132532A1 (en) * 2015-11-05 2017-05-11 Charles F. Myers Location-based matching of truckers and loads
US10997545B1 (en) * 2016-03-14 2021-05-04 Amazon Technologies, Inc. Package tracking utilizing active delivery tags
US11257027B2 (en) * 2016-11-30 2022-02-22 Flexport, Inc. Methods and systems for selecting an end to end freight service
JP6586945B2 (ja) 2016-12-28 2019-10-09 Jfeスチール株式会社 配船計画作成方法、配船計画作成装置
JP7175839B2 (ja) * 2019-04-24 2022-11-21 株式会社日立製作所 輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002444A (ja) 2001-06-22 2003-01-08 Nissan Motor Co Ltd 配送計画支援装置
JP2005075634A (ja) 2003-09-03 2005-03-24 Nippon Express Co Ltd 共同配送情報管理システム
JP2005112609A (ja) 2003-10-10 2005-04-28 Jfe Container Co Ltd 配送計画作成方法、配送計画作成装置、配送計画作成プログラム及び物流システム
JP2012053861A (ja) 2010-08-06 2012-03-15 Canon It Solutions Inc 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2017167757A (ja) 2016-03-15 2017-09-21 三菱重工業株式会社 配送計画システム、配送計画方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US11282156B2 (en) 2022-03-22
US20200342560A1 (en) 2020-10-29
JP2020181282A (ja) 2020-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7175839B2 (ja) 輸送計画装置、輸送計画システム、及び輸送計画方法
US11430079B2 (en) Method and system for using multiple packing stations in delivery of goods
Pang et al. Ship routing problem with berthing time clash avoidance constraints
JP2010269867A (ja) 輸送計画立案支援システム及び輸送計画立案支援方法
KR102574816B1 (ko) 배송 경로를 결정하는 방법 및 그 전자 장치
AU2020234099A1 (en) Multi-entity inventory management using storage bin and inventory reassignment
JP6739744B2 (ja) 物流管理装置、物流管理方法及び物流管理プログラム
KR101931342B1 (ko) 상품 분류 장치, 방법, 및 컴퓨터 프로그램
KR20180073220A (ko) 상품 분류 장치, 방법, 및 컴퓨터 프로그램
US7574365B2 (en) End-to-end solution for direct store delivery
Wu et al. Fulfillment scheduling for buy‐online‐pickup‐in‐store orders
WO2015059750A1 (ja) 物流計画装置、物流計画生成プログラム及び記憶媒体
US10643179B1 (en) Method and system for fulfilling inventory items
WO2021040612A1 (en) Methods and apparatuses for generating product delivery plans
JP2020119297A (ja) サーバ、荷物配送方法、プログラム
JP3361255B2 (ja) 輸配送計画立案装置
Dondo et al. A branch-and-price approach to manage cargo consolidation and distribution in supply chains
US20200065746A1 (en) Order management system for e-retail orders
WO2020208731A1 (ja) 物品輸送時の温度管理プログラム、温度算出システム、温度算出方法
JP2021120793A (ja) 情報処理装置、処理方法およびプログラム
JP2020042836A (ja) 情報処理装置
JPH11232510A (ja) 配車計画システム
JP7249265B2 (ja) 在庫計画装置及び在庫計画方法
JP2021121887A (ja) 情報処理装置、処理方法およびプログラム
Funke et al. Container flows and truck routes in inland container transportation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7175839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150