JP2021131797A - 配送計画立案装置、及び配送計画立案方法 - Google Patents

配送計画立案装置、及び配送計画立案方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 動的に発生し得る配送変更要求に応じ、実施可能な配送計画を立案する。【解決手段】 配送計画立案装置は、配送変更要求を取得する配送要求取得部と、前記配送変更要求に含まれる配送時間帯に基づき、配送計画の変更を指示し得る期限を表す変更指示期限を算出する変更指示期限算出部と、実行済みの配送計画の立案時の配送条件セットと、前記実行済みの配送計画の立案に要した計算時間とが対応付けられた条件別計算実績情報を記憶する記憶部と、前記条件別計算実績情報から、前記配送変更要求に類似した前記配送条件セットを選出する検索部と、前記変更指示期限から、選出された前記配送条件セットに対応付けられた前記計算時間を逆算して計算開始時刻を算出する計算開始時刻算出部と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、配送計画立案装置、及び配送計画立案方法に関する。
近年、インターネット通販の利用者が増加したこと等によって配送業者が取り扱う荷物の数が激増している。また、荷物の配達に関しても時間指定サービスや再配送サービス等が行われており、配送業者は動的に発生し得る顧客からの要求に応じて、配送計画を立案、変更する必要が生じている。
配送計画の立案に関し、例えば、特許文献1には、地理的条件(拠点間距離)に基づき、事前に配送計画をタイムスロット(時間枠)とタイムスラック(時間枠に対するバッファ時間)に分割し、各々のタイムスロット及びタイムスラックによって指定された時間枠内で、動的に配送順序を変更することが可能な技術が記載されている。
また、特許文献2には、配送変更要求に対応するための配送条件の変更方法が定式化されていない場合でも、シミュレーションにより配送条件を動的に決定し、配送変更要求に対応可能な技術が記載されている。
特開2015−201006号公報 特開2018−092255号公報
特許文献1に記載の技術では、変更された拠点(配送元または配送先)が拠点間距離制約の範囲内に存在する場合には対応可能であるが、変更された拠点が範囲外にあった場合にはタイムスロット及びタイムスラックによって指定された範囲内に収まらず、配送変更要求に対応することができない。これは、当初の配送計画立案時に設定した配送条件をそのまま適用していることに起因する。
特許文献2に記載の技術では、シミュレーションにより配送条件を動的に決定しているが、シミュレーションのための計算時間を事前に設ける必要があり、必ずしも変更期限を担保するものではない。すなわち、シミュレーションにより決定された配送条件が、計算終了の段階で実施できないことがある。
また、特許文献1,2に記載の技術では、配送計画の変更に際して配送状況を取得しているが、取得する配送状況が必ずしも最新のものではないため、より良い配送計画に変更できる状況であるにも拘らず、最適な配送計画に変更できないことがある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、動的に発生し得る配送変更要求に応じ、実施可能な配送計画を立案できるようにすることを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る配送計画立案装置は、動的に発生した配送変更要求を取得する配送要求取得部と、前記配送変更要求に含まれる配送時間帯に基づき、配送計画の変更を指示し得る期限を表す変更指示期限を算出する変更指示期限算出部と、実行済みの配送計画の立案時の配送条件セットと、前記実行済みの配送計画の立案に要した計算時間とが対応付けられた条件別計算実績情報を記憶する記憶部と、前記条件別計算実績情報から、前記配送変更要求に類似した前記配送条件セットを選出する検索部と、前記変更指示期限から、選出された前記配送条件セットに対応付けられた前記計算時間を逆算して計算開始時刻を算出する計算開始時刻算出部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動的に発生し得る配送変更要求に応じ、実施可能な配送計画を立案することが可能となる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る配送計画立案装置の構成例を示す図である。 図2は、配送条件設定部の詳細な構成例を示す図である。 図3は、拠点情報の一例を示す図である。 図4は、作業ステータス情報の一例を示す図である。 図5は、個別作業ステータス実績情報の一例を示す図である。 図6は、作業ステータス統計情報の一例を示す図である。 図7は、配送変更業務情報の一例を示す図である。 図8は、状況把握タイミング情報の一例を示す図である。 図9は、条件別計算実績情報の一例を示す図である。 図10は、配送計画情報の一例を示す図である。 図11は、配送実績情報の一例を示す図である。 図12は、個別配送実績情報の一例を示す図である。 図13は、配送実績統計情報の一例を示す図である。 図14は、本発明の第1の実施形態に係る配送計画立案処理の一例を説明するフローチャートである。 図15は、検索処理の一例を説明するフローチャートである。 図16は、ドライバに対する指示画面の表示例を示す図である。 図17は、ドライバに対する指示画面の表示例を示す図である。 図18は、本発明の第2の実施形態に係る配送計画立案処理の一例を説明するフローチャートである。 図19は、検索処理の一例を説明するフローチャートである。 図20は、ドライバに対する指示画面の表示例を示す図である。 図21は、ドライバに対する指示画面の表示例を示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、各実施形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る配送計画立案装置10の構成例を示している。
配送計画立案装置10は、例えば配送業者の配送センタ等に設置され、動的に発生し得る配送変更要求に応じ、動的に配送計画を立案、変更するためのものである。ここで、配送変更要求とは、例えば、拠点(発送元または納品先)、荷量、納品時刻等の変更や追加等の要求を指す。
配送計画立案装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、ストレージ、入力デバイス、出力デバイス、通信モジュールを備えるパーソナルコンピュータ等の一般的なコンピュータから成る。
配送計画立案装置10は、処理部11、入力部12、表示部13、通信部14、及び記憶部15の各機能ブロックを備える。
処理部11は、コンピュータが備えるCPUから成り、配送計画立案装置10の全体を制御する。処理部11は、配送条件設定部111、配送計画計算部112、計算時間測定部113、実績分析部114、配送状況取得部115、及び指示画面生成部116の機能ブロックを有する。これらの機能ブロックは該CPUが所定のプログラムを実行することによって実現される。
配送条件設定部111は、入力部12を用いたユーザからの操作に応じ、記憶部15に記憶されている各種の情報を参照して、配送変更要求に対応する配送条件(例えば、拠点の移動順序、各拠点に配送する荷物の種類及び量、各拠点への納品時刻等)を設定する。
図2は、配送条件設定部111の詳細な構成例を示している。配送条件設定部111は、配送要求取得部1111、変更指示期限算出部1112、検索部1113、計算開始時刻算出部1114、及び操作検出部1115の各機能ブロックを有する。
配送要求取得部1111は、顧客からの要求に応じてユーザ(配送業者のオペレータ等)が入力部12に入力した配送変更要求を取得する。変更指示期限算出部1112は、配送計画の変更を指示し得る時刻を表す変更指示期限を算出する。検索部1113は、配送変更要求に対応する配送条件に類似した配送条件セットを、記憶部15の条件別計算実績情報155(図9)から検索する。計算開始時刻算出部1114は、配送変更要求に応じた配送計画立案のための計算の開始時刻を算出する。操作検出部1115は、端末装置30に表示される指示画面800(図20)対するユーザ(トラックのドライバ等)の操作を検出する。
図1に戻る。配送計画計算部112は、配送条件設定部111から入力される配送条件を満たすように配送計画を立案する。なお、配送計画の立案には、現状の配送計画を変更する場合を含む。立案された配送計画は、記憶部15の配送計画情報156に記憶される。
計算時間測定部113は、配送計画計算部112における配送条件設定部111からの配送条件を満たす配送計画を立案するための計算に要した時間(計算時間)を測定する。測定した計算時間は、記憶部15の条件別計算実績情報155(図9)に記録される。
実績分析部114は、配送実績における各作業(拠点における荷物の積み降ろし作業、搬送作業、納品作業、空容器等の搬送作業、積み込み作業等)に要した時間を分析し、その統計値(平均値等)を算出する。算出された統計量は、記憶部15の作業ステータス統計情報1522(図6)に記録される。また、実績分析部114は、配送実績における拠点間の移動時間を分析し、その統計値を算出する。算出された統計量は、配送実績統計情報1572(図13)に記録される。
配送状況取得部115は、通信部14を制御し、端末装置30から最新の配送状況を取得する。
指示画面生成部116は、ドライバに対して指示を行うための指示画面を生成する。生成された指示画面のデータは、通信部14によりネットワーク20を介して端末装置30に送信される。
入力部12は、コンピュータが備えるキーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスから成り、ユーザ(例えば、配送業者のオペレータ)からの各種の入力等を受け付けて処理部11に出力する。
表示部13は、コンピュータが備えるディスプレイ、プロジェクタ等の表示デバイスから成り、ユーザが各種の条件入力等を行う操作画面を表示する。
通信部14は、コンピュータが備える通信モジュールから成り、ネットワーク20を介して端末装置30に接続する。
ネットワーク20は、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット、通信電話通信網等の双方向通信網である。
端末装置30は、配送業者が有する各トラックに搭載された電子機器、または各トラックのドライバが携行する電子機器に相当する。端末装置30は、GPS(global positioning system)センサ等の位置情報取得センサを内蔵する。端末装置30は、ユーザであるトラックのドライバが入力する配送状況にトラックの位置情報(緯度、経度、標高等)を含めて通信部14に送信する。
記憶部15は、コンピュータが備えるメモリ及びストレージから成り、拠点情報151、作業ステータス情報152、配送変更業務情報153、状況取得タイミング情報154、条件別計算実績情報155、配送計画情報156、及び配送実績情報157を記憶する。
図3は、拠点情報151の一例を示している。拠点情報151は、記憶部15に予め記憶されており、荷物の発送元または納品先となる拠点の地理的条件に関する情報が記録されている。同図の場合、拠点情報151には、各拠点を識別するための拠点IDに対応付けて、拠点の緯度、経度、標高[m]、商業施設(ショッピングセンタ等の集合施設)であるか否か、駐車場のトラックから納品場所までの搬送手段が記録されている。
図4は、作業ステータス情報152の一例を示している。作業ステータス情報152は、個別作業ステータス実績情報1521、及び作業ステータス統計情報1522からなる。
図5は、個別作業ステータス実績情報1521の一例を示している。個別作業ステータス実績情報1521は、拠点における一連の作業に要した実際の時間が記録されている情報である。同図の場合、個別作業ステータス実績情報1521には、各拠点における一連の作業を識別するためのステータスIDに対応付けて、日付、拠点ID、積降1の時間[秒]、搬送1の時間[秒]、納品の時間[秒]、搬送2の時間[秒]、及び積降2の時間[秒]が記録されている。
ここで、積降1は、トラックから荷物を降ろす作業を指す。搬送1は、トラックから降ろした荷物を納品先に搬送する作業を指す。納品は、荷物を顧客に渡す作業を指す。搬送2は、空き容器や台車等を納品先からトラックまで搬送する作業を指す。積降2は、空き容器等をトラックに積む作業を指す。
図6は、作業ステータス統計情報1522の一例を示している。作業ステータス統計情報1522には、個別作業ステータス実績情報1521に作業実績が記憶される毎、実績分析部114によって計算された、各作業に要した時間の統計値が記録される。同図の場合、拠点IDに対応付けて、積降1の時間[秒]、搬送1の時間[秒]、納品の時間[秒]、搬送2の時間[秒]、及び積降2それぞれに要した時間[秒]の平均値が記録されている。ただし、統計値は、平均値に限らず、例えば、中央値等であってもよい。作業ステータス統計情報1522に記録されている各作業の統計値は、配送計画を立案する上での作業時間の基準とされる。
図7は、配送変更業務情報153の一例を示している。配送変更業務情報153は、記憶部15に予め記憶されており、配送変更が生じたことに伴って生じる、納品伝票の変更、ドライバへの連絡、各拠点への連絡、拠点における受け入れ態勢の調整等の一連の付帯業務に要する時間が記録されている。同図の場合、配送変更業務情報153には、配送先の各業務形態を表す業務IDに対応付けて、配送先追加が生じた場合の一連の付帯業務に要する時間[秒]、配送先削除が生じた場合の一連の付帯業務に要する時間[秒]、配送時刻変更が生じた場合の一連の付帯業務に要する時間[秒]等が記録されている。配送先の業務形態とは、例えば、ショッピングセンタ、コンビニエンスストア、小売店等である。
図8は、状況取得タイミング情報154の一例を示している。状況取得タイミング情報154は、記憶部15に予め記憶されており、端末装置30から配送状況を取得するタイミングに関する情報が記録されている。同図の場合、状況取得タイミング情報154には、端末装置30を識別するための機器IDに対応付けて、設置位置、配送状況のリアルタイム取得の可否、基準時刻、取得間隔[秒]、取得の最大間隔[秒]、及び取得の最小間隔[秒]が記録されている。設置位置には、端末装置30が搭載されているトラックを識別するためのトラックID、または端末装置30を携行しているドライバを識別するためのドライバIDが記録される。基準時刻は、配送状況の送信開始時刻である。取得間隔は、最小間隔から最大間隔の範囲でユーザが指定可能である。
図9は、条件別計算実績情報155の一例を示している。条件別計算実績情報155には、配送計画計算部112にて実際に配送計画を立案した際の配送条件と、計算時間測定部113にて測定された、配送計画の立案に要した計算時間が記録されている。同図の場合、配送条件の組み合わせを識別するための条件セットIDに対応付けて、計算時間[秒]、荷物量(パレット数等)、トラックの車格、トラックの稼働可能時間[分]、拠点におけるバース(トラックの積み下ろし位置)制約の有無、最大走行距離[km]、拠点におけるトラックの車格制限の有無等が記録されている。
図10は、配送計画情報156の一例を示している。配送計画情報156には、配送計画計算部112により立案された配送計画の詳細が記録されている。同図の場合、配送計画情報156には、配送計画を識別するためのルートIDに対応付けて、配送日付、車両ID、ドライバID、並び、各配送先の拠点ID、到着時刻、及び配送荷物が配送順に記録されている。
図11は、配送実績情報157の一例を示している。配送実績情報157は、個別配送実績情報1571、及び配送実績統計情報1572からなる。
図12は、個別配送実績情報1571の一例を示している。個別配送実績情報1571には、ルートID毎の配送実績が記録されている。個別配送実績情報1571は、配送計画に基づいて実際に配送が行われた毎に更新される。同図の場合、配送実績を識別するための実績IDに対応付けて、ルートID、並びに、各拠点における到着時刻及び出発時刻が配送順に記録されている。各拠点における到着時刻及び出発時刻は、端末装置30から取得することができる。
図13は、配送実績統計情報1572の一例を示している。配送実績統計情報1572には、実績分析部114により、個別配送実績情報1571に基づいて算出された拠点間の移動時間[分]の統計値(平均値等)が記録される。なお、統計値は、平均値の他、中央値等でもよい。例えば、配送n拠点と配送n−1拠点の間の移動時間は、個別配送実績情報1571における配送n拠点の到着時刻から配送n−1拠点の出発時刻を減算することにより算出される。作業ステータス統計情報1522は、配送計画を立案する際の拠点間移動時間の基準とされる。
<第1の実施形態に係る配送計画立案処理>
次に、図14は、第1の実施形態に係る配送計画立案処理の一例を説明するフローチャートである。
該配送計画立案処理は、例えば、配送計画立案装置10に対するオペレータからの所定の操作に応じて開始される。
はじめに、配送要求取得部1111が、入力部12からユーザ(配送業者のオペレータ等)が入力した配送変更要求を取得する(ステップS1)。
次に、変更指示期限算出部1112が、配送計画の変更を指示し得る時刻を表す変更指示期限を算出する(ステップS2)。例えば、トラックAに対する配送変更要求が「業務形態w001の拠点Xに対して荷物Lを配送時間帯14:50〜15:50の間に納品する作業を追加」である場合、記憶部15の配送変更業務情報153(図7)を参照し、業務形態w001の拠点Xに対する配送先追加に対する一連の付帯業務に要する時間7200[秒]を取得する。そして、配送時間帯の終了時刻15:50から7200[秒]を逆算することにより、変更指示期限13:50を算出する。
次に、配送要求取得部1111が、配送変更要求に対応する配送条件を設定する(ステップS3)。具体的には、ステップS1で取得した配送変更要求を配送計画計算部112への入力に適した配送条件に変換する。
次に、検索部1113が、配送変更要求に対応する配送条件に類似した配送条件セットを、記憶部15の条件別計算実績情報155(図9)から検索する(ステップS4)。
図15は、ステップS4における検索処理の一例を説明するフローチャートである。
はじめに、検索部1113が、条件別計算実績情報155に記録されている各条件セット(c001,c002,c003等)に順次着目する(ステップS21)。次に、検索部1113が、着目する条件セットにおける各条件項目(配送数、車格、稼働可能時間、バース制約、最大走行距離、車格制限等)に順次着目する(ステップS22)。
次に、検索部1113が、配送変更要求に対応する配送条件と、着目する条件セットとの、着目する条件項目の設定値を比較し(ステップS23)、着目する条件セットの設定値が、配送変更要求に対応する配送条件の設定値を包含しているか否かを判定する(ステップS24)。
ここで、着目する条件セットの設定値が、配送変更要求に対応する配送条件の設定値を包含していると判定した場合(ステップS24でYES)、次に、検索部1113が、着目する条件セットの設定値と、配送変更要求に対応する配送条件の設定値との差分を算出し、着目する条件セット毎の差分加算値に算出した差分を加算する(ステップS25)。なお、設定値が数値ではない場合には、設定値を、適宜、数値に変換して差分を算出する。
反対に、検索部1113が、着目する条件セットの設定値が、配送変更要求に対応する配送条件の設定値を包含していないと判定した場合(ステップS24でNO)、ステップS25をスキップする。
次に、検索部1113が、着目する条件セットにおける全ての条件項目に着目したか否かを判定する(ステップS26)。ここで、着目する条件セットにおける全ての条件項目に着目していない、すなわち、着目していない条件項目が残っていると判定した場合(ステップS26でNO)、検索部1113が、処理をステップS22に戻して、ステップS22以降を繰り返す。
その後、着目する条件セットにおける全ての条件項目に着目したと判定した場合(ステップS26でYES)、次に、検索部1113が、条件別計算実績情報155に記録されている全ての条件セットに着目したか否かを判定する(ステップS27)。ここで、条件別計算実績情報155に記録されている全ての条件セットに着目していない、すなわち、着目していない条件セットが残っていると判定した場合(ステップS27でNO)、検索部1113が、処理をステップS21に戻して、ステップS21以降を繰り返す。
その後、条件別計算実績情報155に記録されている全ての条件セットに着目したと判定した場合(ステップS27でYES)、次に、検索部1113が、全ての条件セットそれぞれに対応する差分加算値が最小の条件セットを選定し、選定した条件セットに対応する計算時間を条件別計算実績情報155から取得する(ステップS28)。以上で、図14のステップS4における検索処理は終了される。
なお、図15を参照して詳述した検索処理はその一例であって、配送変更要求に類似した1つの配送条件セットを選出できれば、他の方法であってもよい。
図14に戻る。次に、計算開始時刻算出部1114が、ステップS2で算出された変更指示期限から、ステップS28で取得した計算時間だけ逆算することにより、計算開始時刻を算出する(ステップS5)。例えば、ステップS2にて算出した変更指示期限が13:50、ステップS28で取得した計算時間が300[秒]=5[分]である場合、13:50から5[分]だけ逆算して計算開始時刻は13:45と算出される。
次に、配送状況取得部115が、記憶部15の状況取得タイミング情報154に基づき、ステップS5にて算出された計算開始時刻に間に合うように最新の配送状況を取得する時刻を表す配送状況取得時刻を設定する(ステップS6)。具体的には、状況取得タイミング情報154から、トラックAに搭載されている端末装置30またはトラックAのドライバが携行している端末装置30の機器IDを特定し、対応する取得間隔を読み出して、計算開始時刻から取得間隔を減算することによって配送状況取得時刻を設定する。
次に、配送状況取得部115が、ステップS6にて設定した配送状況取得時刻になったか否かを判定し(ステップS7)、配送状況取得時刻になっていないと判定した場合(ステップS7でNO)、該判定を繰り返す。
その後、配送状況取得時刻になったと判定した場合(ステップS7でYES)、次に、配送状況取得部115が、通信部14を制御して、トラックAの端末装置30から最新の配送状況を取得し、配送条件設定部111が、最新の配送状況に基づき、トラックAの配送状況を配送条件に追加する(ステップS8)。
例えば、最新の配送状況に基づき、トラックAの配送状況が、拠点b001にて搬送2の作業中であることが判明した場合、記憶部15の作業ステータス統計情報1522(図6)から、拠点b001に対応する搬送2の作業時間381.1[秒]及び積降2の作業時間69.9[秒]が取得されて、搬送2の作業時間381.1[秒]+積降2の作業時間69.9[秒]=451.0[秒]が算出され、配送条件に拠点b001における残りの作業時間451.0[秒]が配送条件に追加される。
最後に、配送条件設定部111が、計算開始時刻になったとき、配送条件を配送計画計算部112に出力し、配送計画計算部112が、配送条件を満たす配送計画を立案する(ステップS9)。以上で配送計画立案処理は終了される。
以上に説明した配送計画立案処理によれば、動的に発生し得る配送変更要求に応じ、配送計画の立案のために必要な計算時間を考慮して計算開始時刻を決定し、且つ、できる限り最新の配送状況を用いて配送計画を立案することが可能となる。
<ドライバに対する指示画面の表示例>
次に、図16は、配送変更要求が発生した時点におけるドライバに対する指示画面700の表示例を示している。
指示画面700には、ステータス表示領域701、種別表示領域702、詳細表示領域703、メッセージ表示領域704、及び時間軸表示領域705が設けられている。
ステータス表示領域701には、配送変更要求に対する配送計画立案装置10の対応状況が表示される。種別表示領域702には、配送変更要求の種別(配送先追加、配送先削除、配送時刻変更等)が表示される。詳細表示領域703には、配送変更要求の内容(拠点、納品時刻、対象荷物等)が表示される。メッセージ表示領域704には、ドライバに対する指示が表示される。時間軸表示領域705には、計算開始時刻、変更指示期限、変更対応時刻、及び現在時刻の時間的位置関係が表示される。
同図の場合、ステータス表示領域701には「配送変更発生」が表示され、種別表示領域702には「配送先追加」が表示され、詳細表示領域703には、追加された配送先の拠点、納品時刻、対象荷物が表示され、メッセージ表示領域704には「指示があるまでお待ちください。」が表示されている。時間軸表示領域705には、現在時刻が計算開始時刻前であることが表示されている。
次に、図17は、配送変更要求に応じて配送計画を立案した(変更した)時点におけるドライバに対する指示画面710の表示例を示している。
指示画面710には、指示画面700と同様に各領域が設けらている、なお、指示画面700と共通する表示領域には同一の符号をつけてその説明を省略する。以降の図面においても同様とする。
さらに、指示画面710には、配送計画の概要が表示される配送計画表示領域706が設けられている。同図の場合、ステータス表示領域701には「配送変更指示」が表示される。種別表示領域702、及び詳細表示領域703の表示は、図16の表示例と同様である。メッセージ表示領域704には「以下の順序に従って配送を行ってください。」が表示されている。時間軸表示領域705には、現在時刻が変更指示期限になったことが表示されている。配送計画表示領域706には、追加された拠点Xを含む地図、及び、各拠点の到着予定時刻が配送順に表示されている。
ドライバは、指示画面710を見ることにより、変更された配送計画を速やかに把握することができる。
ところで、上述した第1の実施形態では、配送変更要求に対応し得る配送計画を1案のみ立案できた。しかしながら、実際の配送業務においては、単に荷物を運ぶだけでなく、顧客先で営業等の配送以外の業務を行うこともあり、配送以外の業務に時間を費すことも考慮し、配送計画に複数の選択肢を用意することが望ましい。
<本発明の第2の実施形態に係る配送計画立案装置>
次に、動的に発生し得る配送変更要求に対応し得る複数の配送計画を立案できる、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る配送計画立案装置の構成例は、上述した第1の実施形態に係る配送計画立案装置10(図1)の構成例と同様なので、その説明は省略する。
<第2の実施形態に係る配送計画立案処理>
図18は、第2の実施形態に係る配送計画立案装置による配送計画立案処理の一例を説明するフローチャートである。
ただし、該配送計画立案処理におけるステップS31〜S33,S35,S36は、上述した第1の実施形態による配送計画立案処理(図14)におけるステップS1〜S3,S5,S6と同様のため、適宜省略して説明する。
該配送計画立案処理は、例えば、配送計画立案装置10に対するオペレータからの所定の操作に応じて開始される。
はじめに、配送要求取得部1111が、配送変更要求を取得し(ステップS31)、変更指示期限算出部1112が、変更指示期限を算出する(ステップS32)。次に、配送要求取得部1111が、配送変更要求に対応する配送条件を設定する(ステップS33)。
次に、検索部1113が、ステップS31で取得された配送変更要求に類似した複数の配送条件セットを、記憶部15の条件別計算実績情報155から検索する(ステップS34)。
図19は、ステップS34における検索処理の一例を説明するフローチャートである。
該検索処理におけるステップS51〜S54は、上述した第1の実施形態による配送計画立案処理のステップS4における検索処理(図15)におけるステップS21〜S24と同様のため、適宜省略して説明する。
はじめに、検索部1113が、条件別計算実績情報155に記録されている各条件セットに順次着目し(ステップS51)。次に、着目する条件セットにおける各条件項目に順次着目する(ステップS52)。
次に、検索部1113が、配送変更要求に対応する配送条件と、着目する条件セットとの、着目する条件項目の設定値を比較し(ステップS53)、着目する条件セットの設定値が、配送変更要求に対応する配送条件の設定値を包含しているか否かを判定する(ステップS54)。ここで、検索部1113が、着目する条件セットの設定値が、配送変更要求に対応する配送条件の設定値を包含していないと判定した場合(ステップS54でNO)、ステップS55〜S58をスキップして処理をステップS59(いずれも後述)に進める。
反対に、着目する条件セットの設定値が、配送変更要求に対応する配送条件の設定値を包含していると判定した場合(ステップS54でYES)、次に、検索部1113が、着目する条件セットにおける全ての条件項目に着目したか否かを判定する(ステップS55)。ここで、着目する条件セットにおける全ての条件項目に着目していない、すなわち、着目していない条件項目が残っていると判定した場合(ステップS55でNO)、検索部1113が、処理をステップS52に戻して、ステップS52以降を繰り返す。
その後、着目する条件セットにおける全ての条件項目に着目したと判定した場合(ステップS55でYES)、次に、検索部1113が、着目する条件セットの計算時間を条件別計算実績情報155から取得し、ステップS32で算出した変更指示期限から、取得した計算時間だけ逆算した時刻(計算開始時刻)を算出する(ステップS56)。
次に、検索部1113が、ステップS56で算出した時刻が、現在時刻よりも後であるか否かを判定する(ステップS57)。ここで、ステップS56で算出した時刻が、現在時刻よりも後であると判定した場合(ステップS57でYES)、検索部1113が、着目する条件セットを選出する(ステップS58)。
次に、検索部1113が、条件別計算実績情報155に記録されている全ての条件セットに着目したか否かを判定する(ステップS59)。ここで、条件別計算実績情報155に記録されている全ての条件セットに着目していない、すなわち、着目していない条件セットが残っていると判定した場合(ステップS59でNO)、検索部1113が、処理をステップS51に戻して、ステップS51以降を繰り返す。
その後、検索部1113が、条件別計算実績情報155に記録されている全ての条件セットに着目したと判定した場合(ステップS59でYES)、該検索処理は終了される。
なお、図19を参照して詳述した検索処理はその一例であって、配送変更要求に類似した複数の配送条件セットを検索できれば、他の方法であってもよい。
図18に戻る。次に、計算開始時刻算出部1114が、ステップS31で算出された変更指示期限から、上述した検索処理によって選出された各条件セットの計算時間だけ逆算することにより、選出した複数の条件セットそれぞれに対応する計算開始時刻を算出する(ステップS35)。なお、ステップS35を実行する代わりに、ステップS56の計算結果を流用するようにしてもよい。
次に、配送状況取得部115が、記憶部15の状況取得タイミング情報154に基づき、ステップS35にて算出した複数の計算開始時刻のそれぞれに間に合うように最新の配送状況を取得する時刻を表す配送状況取得時刻を設定する(ステップS36)。
次に、指示画面生成部116が、算出された複数の計算開始時刻を表示してユーザに選択させるための指示画面800(図20)のデータを生成して通信部14に出力する。通信部14は、指示画面800のデータをネットワーク20を介して端末装置30に送信する。これにより、端末装置30には指示画面800が表示される(ステップS37)。
図20は、指示画面800の表示例を示している。指示画面800には、指示画面700(図16)と同様、ステータス表示領域701、種別表示領域702、詳細表示領域703、メッセージ表示領域704、及び時間軸表示領域705が設けられている。
さらに、指示画面800には、選出条件セット表示領域801が設けられている。選出条件セット表示領域801には、ユーザの選択させる複数の案として、算出された計算開始時刻を含む時間軸と、ドライバが選択操作を入力するための選択ボタン8011〜8013が計算開始時刻の順に表示されている。ドライバは、選択ボタン8011〜8013のいずれかを操作することにより、複数の案のいずれかを選択することができる。
同図の場合、メッセージ表示領域704には、ドライバに対して案の選択を促すメッセージ「案を選択するか、指示に従ってください」と表示されている。
なお、指示画面800の選出条件セット表示領域801には、選出した条件セットの数と同数の3案(案α、案β、案γ)が表示されているが、選出する条件セットの数及び案の数は3に限らず、2または4以上であってもよい。
また、同図の場合、現在時刻が13:00であり、選出条件セット表示領域801には、3案(案α、案β、案γ)が表示されているが、この後、時刻の経過に伴って現在時刻が計算開始時刻を経過した案は指示画面800から消去され、選択肢から除外される。例えば、現在時刻が13:15を経過すると案αが消去され、さらに、現在時刻が13:20を経過すると案βが消去されて案γだけが残される。そして、指示画面800に残された案γがユーザから選択されたと見做される。
図18に戻る。次に、操作検出部1115が、指示画面800の選択ボタン8011〜8013のいずれかが操作されたか否か、すなわち、ドライバが複数の案のいずれかを選択したか否かを判定する(ステップS38)。ここで、いずれの案も選択していないと判定した場合(ステップS38でNO)、指示画面生成部116が、現在時刻において計算開始時刻が経過した案を指示画面800から消去し、検索部1113が、該案を選択肢から除外する(ステップS39)。
次に、検索部1113が、計算開始時刻が最も遅い1案(図20の場合、案γ)だけが残っているか否かを判定する(ステップS40)。ここで、計算開始時刻が最も遅い1案だけではなく複数の案が残っていると判定した場合(ステップS40でNO)。処理はステップS38に戻されて、ステップS38以降が繰り返される。
その後、検索部1113が、計算開始時刻が最も遅い1案だけが残っていると判定した場合(ステップS40でYES)。操作検出部1115が、残っている1案をユーザが選択したものと見做して処理をステップS41に進める。
なお、ステップS38にて、操作検出部1115が、提示した複数の案のいずれかをドライバが選択したと判定した場合(ステップS38でYES)、ステップS39,S40はスキップされ、処理はステップS41に進められる。
次に、配送状況取得部115が、選択された案に対応する配送状況取得時刻になったときに、通信部14を制御し、トラックAの端末装置30から最新の配送状況を取得し、配送条件設定部111が、最新の配送状況に基づき、トラックAの敗訴状況を配送条件に追加する(ステップS41)。
最後に、配送条件設定部111が、計算開始時刻になったとき、配送条件を配送計画計算部112に出力し、配送計画計算部112が、配送条件を満たす配送計画を立案する(ステップS42)。以上で配送計画立案処理は終了される。
以上に説明した配送計画立案処理によれば、動的に発生し得る配送変更要求に応じ、配送計画の立案のために必要な計算時間を考慮した複数の計算開始時刻をユーザに選択肢として提示することができ、且つ、できる限り最新の配送状況を用いて配送計画を立案することが可能となる。
次に、図21は、指示画面800(図20)にて案βが選択され、案βに応じて配送計画を立案した(変更した)時点におけるドライバに対する指示画面810の表示例を示している。
指示画面810には、指示画面710(図17)と同様、ステータス表示領域701、種別表示領域702、詳細表示領域703、メッセージ表示領域704、時間軸表示領域705、及び配送計画表示領域706が設けられている。
同図の場合、ステータス表示領域701の表示は「配送変更指示」に変更され、メッセージ表示領域704には、ドライバに対する指示のメッセージ「以下の順序に従って配送を行ってください。」と表示されている。
ドライバは、指示画面810を見ることにより、変更された配送計画を速やかに把握することができる。
なお、指示画面800(図20)にていずれかの案が選択され、端末装置30の表示が指示画面810に遷移するまでの間、すなわち、配送計画の立案のための計算が行われている間、例えば、選択ボタン8011〜8013のうち、選択されたものを強調表示したり、指示画面810が表示されるまでの残りの計算時間を表示したりするようにしてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えたり、追加したりすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10・・・配送計画立案装置、11・・・処理部、111・・・配送条件設定部、1111・・・配送要求取得部、1112・・・変更指示期限算出部、1113・・・検索部、1114・・・計算開始時刻算出部、1115・・・操作検出部、112・・・配送計画計算部、113・・・計算時間測定部、114・・・実績分析部、115・・・配送状況取得部、151・・・拠点情報、152・・・作業ステータス情報、1521・・・個別作業ステータス実績情報、1522・・・作業ステータス統計情報、153・・・配送変更業務情報、154・・・状況取得タイミング情報、155・・・条件別計算実績情報、156・・・配送計画情報、157・・・配送実績情報、1571・・・個別配送実績情報、1572・・・配送実績統計情報、116・・・指示画面生成部、12・・・入力部、13・・・表示部、13・・・表示部、14・・・通信部、15・・・記憶部、20・・・ネットワーク、30・・・端末装置、700・・・指示画面、701・・・ステータス表示領域、702・・・種別表示領域、703・・・詳細表示領域、704・・・メッセージ表示領域、705・・・時間軸表示領域、706・・・配送計画表示領域、710・・・指示画面、800・・・指示画面、801・・・選出条件セット表示領域、8011〜8013・・・選択ボタン、810・・・指示画面

Claims (11)

  1. 配送変更要求を取得する配送要求取得部と、
    前記配送変更要求に含まれる配送時間帯に基づき、配送計画の変更を指示し得る期限を表す変更指示期限を算出する変更指示期限算出部と、
    実行済みの配送計画の立案時の配送条件セットと、前記実行済みの配送計画の立案に要した計算時間とが対応付けられた条件別計算実績情報を記憶する記憶部と、
    前記条件別計算実績情報から、前記配送変更要求に類似した前記配送条件セットを選出する検索部と、
    前記変更指示期限から、選出された前記配送条件セットに対応付けられた前記計算時間を逆算して計算開始時刻を算出する計算開始時刻算出部と、
    を備えることを特徴とする配送計画立案装置。
  2. 請求項1に記載の配送計画立案装置であって、
    現在時刻が前記計算開始時刻になったとき、前記配送変更要求を満たす配送計画を立案するための計算を実行する配送計画計算部、
    を備えることを特徴とする配送計画立案装置。
  3. 請求項2に記載の配送計画立案装置であって、
    算出された前記計算開始時刻に対応して最新の配送状況を取得する配送状況取得部、
    を備え、
    前記配送計画計算部は、前記最新の配送状況に基づいて前記計算を実行する
    ことを特徴とする配送計画立案装置。
  4. 請求項1に記載の配送計画立案装置であって、
    前記記憶部は、配送変更が生じたことに伴って生じる一連の付帯業務に要する時間が記録された配送変更業務情報を記憶し、
    前記変更指示期限算出部は、前記配送変更業務情報を参照し、前記配送変更要求に含まれる前記配送時間帯の終了時刻から、前記一連の付帯業務に要する時間を逆算することにより前記変更指示期限を算出する
    ことを特徴とする配送計画立案装置。
  5. 請求項2に記載の配送計画立案装置であって、
    前記計算開始時刻、前記変更指示期限、及び現在時刻が少なくとも配置されている時間軸を表示する指示画面を生成する指示画面生成部、
    を備えることを特徴とする配送計画立案装置。
  6. 請求項5に記載の配送計画立案装置であって、
    前記指示画面生成部は、前記配送計画計算部によって計算された配送計画を表示する前記指示画面を表示する
    ことを特徴とする配送計画立案装置。
  7. 請求項5に記載の配送計画立案装置であって、
    前記検索部は、前記条件別計算実績情報から、前記配送変更要求に類似した複数の前記配送条件セットを選出し、
    前記計算開始時刻算出部は、前記変更指示期限から、選出された複数の前記配送条件セットにそれぞれ対応付けられた前記計算時間を逆算して複数の計算開始時刻を算出する
    ことを特徴とする配送計画立案装置。
  8. 請求項7に記載の配送計画立案装置であって、
    前記指示画面生成部は、算出された前記複数の計算開始時刻を選択肢として表示してユーザに選択させるための前記指示画面を生成し、
    前記配送計画計算部は、現在時刻が前記ユーザによって選択された計算開始時刻になったとき、前記配送変更要求を満たす配送計画を立案するための計算を実行する
    を備えることを特徴とする配送計画立案装置。
  9. 請求項8に記載の配送計画立案装置であって、
    前記指示画面生成部は、時間の経過によって現在時刻以前となった前記計算開始時刻の選択肢を前記指示画面から消去する
    ことを特徴とする配送計画立案装置。
  10. 請求項8に記載の配送計画立案装置であって、
    前記配送計画計算部は、時間の経過によって前記指示画面に前記選択肢が1つだけ残った場合、前記残った選択肢に対応する計算開始時刻になったとき、前記配送変更要求を満たす配送計画を立案するための計算を実行する
    ことを特徴とする配送計画立案装置。
  11. 配送計画立案装置による配送計画立案方法であって、
    配送変更要求を取得する配送要求取得ステップと、
    前記配送変更要求に含まれる配送時間帯に基づき、配送計画の変更を指示し得る期限を表す変更指示期限を算出する変更指示期限算出ステップと、
    実行済みの配送計画の立案時の配送条件セットと、前記実行済みの配送計画の立案に要した計算時間とが対応付けられた条件別計算実績情報から、前記配送変更要求に類似した前記配送条件セットを選出する検索ステップと、
    前記変更指示期限から、選出された前記配送条件セットに対応付けられた前記計算時間を逆算して計算開始時刻を算出する計算開始時刻算出ステップと、
    を含むことを特徴とする配送計画立案方法。
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