JP7323695B1 - 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両を有効活用することができる情報処理システム等を提供すること。【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、プロセッサが、第1取得ステップでは、第1の荷主が使用する運送事業者の車両の空き予定を含む予定情報を取得し、予定情報は、第1の荷主が仲介事業者に申告する情報である。第2取得ステップでは、仲介事業者に第2の荷主が依頼する荷物の搬送予定を取得する。割当ステップでは、取得された予定情報が示す車両の空き予定の少なくとも一部を、搬送予定が取得された荷物の搬送に割り当てる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、サーバが、輸送業者と、輸送業者の車両による輸送能力情報と、輸送業者に付与された輸送品質結果情報とを関連付けたデータベースを格納し、荷主が輸送業者を選定するために用いる輸送要求情報をクライアント端末から受信し、受信した輸送要求情報における輸送基本要求情報を満たす輸送能力および輸送品質要求情報を満たす輸送品質結果に基づいて、輸送能力および輸送品質結果を有する少なくとも1以上の輸送業者を抽出輸送業者情報としてデータベースから抽出し、クライアント端末に送信する技術が開示されている。
特開2020-170378号公報
荷主は、運送事業者から貸与等された車両を使用して荷物を搬送する場合がある。そのような車両は、使用可能な期間が定められていることが多く、スポット的にではなくそのような一定の期間において荷主が自社荷物の配送のみで車両をフル活用することは容易ではない。このようなケースにおいて、従来技術のような求荷求車サービスを利用することも考えられるが、ほとんどの荷主は運送業許可を持っておらず、他者の荷物を運ぶことができない。そのため、求荷求車サービスを利用できず、空車となっている車両を持て余してしまう。このように荷主が使用する車両に空き予定がある場合にその空き予定でも荷物の搬送に活用することが可能な仕組みがあることが望ましい。
本発明では上記事情に鑑み、車両を有効活用することができる情報処理システム等を提供することとした。
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、プロセッサが、第1取得ステップでは、第1の荷主が使用する運送事業者の車両の空き予定を含む予定情報を取得し、予定情報は、第1の荷主が仲介事業者に申告する情報である。第2取得ステップでは、仲介事業者に第2の荷主が依頼する荷物の搬送予定を取得する。割当ステップでは、取得された予定情報が示す車両の空き予定の少なくとも一部を、搬送予定が取得された荷物の搬送に割り当てる。
このような態様によれば、車両を有効活用することができる。
マッチング支援システム1の全体構成を示す図である。 サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。 第1荷主端末20のハードウェア構成を示す図である。 各装置の制御部の機能構成を示す図である。 情報処理の一例を示すアクティビティ図である。 補正テーブルの一例を示す図である。 補正テーブルの別の一例を示す図である。 補正テーブルの別の一例を示す図である。 空き予定の買取済み一覧の一例を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集団体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
1.ハードウェア構成
本節では、本実施形態に係るマッチング支援システムのハードウェア構成について説明する。
図1は、マッチング支援システム1の全体構成を示す図である。図1においては、マッチング支援システム1が備える各装置と、それらの装置を使用するユーザの概要が示されている。各概要については、他の図も参照しながら随時説明する。
マッチング支援システム1は、使用可能な搬送用の車両V1を有する第1の荷主U1と、搬送したい荷物L1を有する第2の荷主U2(第1の荷主U1と異なる荷主)とのマッチングを支援するためのマッチング支援処理を実行する情報処理システムである。マッチング支援システム1は、通信回線2と、サーバ装置10と、第1荷主端末20と、第2荷主端末30と、仲介事業者端末40とを備える。
通信回線2は、インターネット等を含み、自回線に接続する装置同士のデータのやり取りを仲介する。通信回線2には、サーバ装置10が有線で接続され、第1荷主端末20、第2荷主端末30及び仲介事業者端末40が無線で接続されている。なお、各装置の通信回線2との接続は有線でも無線でもよい。サーバ装置10は、第1荷主端末20、第2荷主端末30及び仲介事業者端末40とデータをやり取りしながら、マッチング支援処理を実行する情報処理装置である。
第1荷主端末20は、第1の荷主U1をユーザとする端末である。第2荷主端末30は、第2の荷主U2をユーザとする端末である。第1荷主端末20及び第2荷主端末30は、主に、荷物L1の搬送に関する情報の入出力を行うために用いられる。荷主とは、搬送すべき荷物を有する事業主又は個人等である。荷主は、搬送対象の荷物を所有する場合もあるが、第三者に譲渡して所有権を譲り渡したり、最初から所有せずに第三者から依頼された荷物を搬送したりする場合もある。
第1の荷主U1は、荷物L1を搬送するために使用可能な運送事業者U4の車両V1を、例えば、運送事業者から契約で定められた期間において貸与されるなどして、専属便として既に有しているものとする。なお、第1の荷主U1が使用する車両V1は、貸与以外の契約形態で使用可能となっていてもよいし、管理主体が運送事業者U4であっても第1の荷主U1であってもよい。要するに、第1の荷主U1が運送事業者U4から使用することを許可されている車両V1であればよい。
第1の荷主U1は、車両V1の搬送予定が全て埋まらない場合、空き予定として仲介事業者U3に売りに出す場合がある。一方、第2の荷主U2は、荷物L1を搬送する車両探しを仲介事業者U3に依頼する場合がある。仲介事業者U3は、それらの車両V1の空き予定と荷物L1の搬送とをマッチングさせる事業者である。仲介事業者端末40は、仲介事業者U3をユーザとする端末であり、主に、車両V1と荷物L1とのマッチングに関する情報の入出力を行うために用いられる。なお、第1の荷主U1及び第2の荷主U2は、図1では1人ずつ表されているが、2人以上であってもよい。
図2は、サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。サーバ装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、バス14とを備える。バス14は、サーバ装置10が備える各部を電気的に接続する。
(制御部11)
制御部11は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部11は、記憶部12に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、マッチング支援システム1に係る種々の機能を実現するコンピュータである。すなわち、記憶部12に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部11によって具体的に実現されることで、制御部11に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部11は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部11を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
(記憶部12)
記憶部12は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部11によって実行されるマッチング支援システム1に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部12は、制御部11によって実行されるマッチング支援システム1に係る種々のプログラムや変数等を記憶している。
(通信部13)
通信部13は、サーバ装置10から種々の電気信号を外部の構成要素に送信可能に構成される。また、通信部13は、外部の構成要素からサーバ装置10への種々の電気信号を受信可能に構成される。さらに好ましくは、通信部13がネットワーク通信機能を有し、これにより通信回線2を介して、サーバ装置10と外部機器との間で種々の情報を通信可能に実施してもよい。
図3は、第1荷主端末20のハードウェア構成を示す図である。第1荷主端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、入力部24と、出力部25と、バス26とを備える。バス26は、第1荷主端末20が備える各部を電気的に接続する。制御部21、記憶部22及び通信部23は、図2に示す制御部11、記憶部12及び通信部13と、スペック、モデル等は異なっていてもよいが、同様のハードウェアである。
(入力部24)
入力部24は、キー、ボタン、タッチスクリーン及びマウス等を有し、ユーザによる入力を受け付ける。また、入力部24は、マイクロフォンを有し、ユーザによる音声の入力を受け付けてもよい。
(出力部25)
出力部25は、ディスプレイ及びスピーカ等を有し、ディスプレイの表示面に画面、画像、アイコン、テキスト等といった、ユーザが視認可能な態様で生成された視覚情報を表示し、音声を含む音を出力する。
第2荷主端末30は、第1荷主端末20と同様のハードウェア構成を備える。第2荷主端末30については、制御部31のみ、第1荷主端末20の制御部21と異なる符号を付して説明する。仲介事業者端末40は、第1荷主端末20と同様のハードウェア構成を備える。仲介事業者端末40については、制御部41のみ、第1荷主端末20の制御部21と異なる符号を付して説明する。
2.機能構成
本節では、本実施形態の機能構成について説明する。前述の通り、各装置の記憶部に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部によって具体的に実現されることで、制御部に含まれる各機能部が実行されうる。マッチング支援システム1は、図4に示す各部が実行する各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサ(制御部11、制御部21、制御部31及び制御部41)を備える。それらのプロセッサは、後述する各ステップを実行する。
図4は、各装置の制御部の機能構成を示す図である。サーバ装置10の制御部11は、サーバ表示部111と、記憶制御部112と、入力受付部113と、ユーザ認証部114と、情報取得部115と、情報出力部116と、価格算出部117と、買取処理部118と、搬送割当部119とを備える。第1荷主端末20は、ユーザ表示部211と、操作受付部212と、情報生成部213とを備える。第2荷主端末30は、ユーザ表示部311と、操作受付部312と、情報生成部313とを備える。仲介事業者端末40は、ユーザ表示部411と、操作受付部412と、情報生成部413とを備える。
サーバ表示部111は、マッチング支援システム1に関するシステム画面を各端末に表示させるための処理を実行する。サーバ表示部111は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイルの生成及び送信等の処理を行い、システム画面を示すウェブページを第1荷主端末20、第2荷主端末30及び仲介事業者端末40に表示させる。なお、サーバ表示部111は、マッチング支援システム1を利用するためのアプリケーションの表示用データの生成及び送信等の処理を行ってもよい。
記憶制御部112は、自装置の記憶部12を制御し、記憶部12へのデータの書き込み及び読み出しを行う。記憶部12がデータベースを記憶している場合、記憶制御部112は、そのデータベースへのデータの格納及びデータベースからのデータの読み出しを行う。入力受付部113は、第1荷主端末20等の外部装置を介したデータの入力を受け付ける。データの入力は、第1の荷主U1等のユーザの操作に基づいて行われてもよいし、第1荷主端末20等が処理したデータを送信してくることで行われてもよい。
ユーザ認証部114は、ユーザの認証に関する認証処理を実行する。サーバ装置10には、マッチング支援システム1の利用者として登録されているユーザの認証情報(ユーザ識別情報及びパスワード等)が記憶されている。ユーザ認証部114は、例えば、図1に示す第1の荷主U1等のユーザが認証情報を第1荷主端末20等に入力してログインしてきた場合、入力された認証情報が記憶されていれば、そのユーザを認証する。これにより、第1荷主端末20等とやり取りされるデータがユーザに対応付けられる。
情報取得部115は、所定の情報を取得する。情報取得部115は、例えば、第1の荷主U1が使用する運送事業者U4の車両V1の空き予定を含む予定情報を取得する第1取得ステップを実行する第1取得部の一例として機能する。また、情報取得部115は、仲介事業者U3に第2の荷主U2が依頼する荷物L1の搬送予定を取得する第2取得ステップを実行する第2取得部の一例として機能する。
情報出力部116は、所定の情報を出力する。情報出力部116は、例えば、取得された予定情報に基づき、車両V1の空き予定の一覧を第1荷主端末20に出力する。これにより、情報出力部116は、車両V1の空き予定の一覧を第1の荷主U1に提示する提示ステップを実行する提示部の一例として機能する。
価格算出部117は、仲介事業者U3が第1の荷主U1から運送事業者U4の車両V1の空き予定を買い取る買取価格を算出する。車両V1の空き予定の買い取りとは、その車両V1を用いて荷物L1を搬送する権利を買い取ることである。買取処理部118は、算出された買取価格で車両V1の空き予定を買い取るための買取処理を実行する。買取処理部118は、例えば、第1荷主端末20に対して、見積書の送信、注文請書の送信及び請求書の送信等の処理を買取処理として実行する。
搬送割当部119は、情報取得部115により取得された予定情報が示す車両V1の空き予定の少なくとも一部を、情報取得部115により搬送予定が取得された荷物L1の搬送に割り当てる割当ステップを実行する割当部の一例として機能する。搬送割当部119が行う割当は、車両V1と荷物L1のいわゆるマッチングである。搬送割当部119は、割り当てた車両V1及び荷物L1を示す割当データを第1荷主端末20及び第2荷主端末30に送信することで、マッチングの結果を第1の荷主U1及び第2の荷主U2に通知する。
第1荷主端末20のユーザ表示部211は、サーバ装置10から送信されてきた画面データが示すマッチング支援システム1に関するシステム画面を表示する。操作受付部212は、第1荷主端末20を利用するユーザ(第1の荷主U1)による操作を受け付ける。情報生成部213は、例えば、操作受付部212が受け付けたユーザの操作に基づいて、所定の情報を生成する。
第2荷主端末30のユーザ表示部311は、ユーザ表示部211と同様にマッチング支援システム1に関するシステム画面を表示する。操作受付部312は、第2荷主端末30を利用するユーザ(第2の荷主U2)による操作を受け付ける。情報生成部313は、例えば、操作受付部312が受け付けたユーザの操作に基づいて、所定の情報を生成する。
仲介事業者端末40のユーザ表示部411は、ユーザ表示部211と同様にマッチング支援システム1に関するシステム画面を表示する。操作受付部412は、仲介事業者端末40を利用するユーザ(仲介事業者U3)による操作を受け付ける。情報生成部413は、例えば、操作受付部412が受け付けたユーザの操作に基づいて、所定の情報を生成する。
3.情報処理
本節では、本実施形態において、マッチング支援システム1を制御するコンピュータにプログラムを実行させる情報処理について説明する。
図5は、情報処理の一例を示すアクティビティ図である。図5に示す情報処理は、サーバ装置10が第1荷主端末20、第2荷主端末30及び仲介事業者端末40とデータのやり取りをして行われる。その際、ユーザ認証部114は、各端末のユーザ(第1の荷主U1、第2の荷主U2及び仲介事業者U3)が入力する各々の認証情報に基づいて、各ユーザを認証する。これにより、各端末から送信されてくるデータがその端末を利用するユーザに対応付けられる。
図5に示す情報処理においては、例えば、まず、第1荷主端末20が、A11において、操作受付部212により、車両V1の空き予定を含む予定情報の入力操作を受け付ける。予定情報は、車両V1に関する車両情報及び搬送に関する搬送情報を含む。車両情報には、車種(ウイングボディ、平ボディ、箱ボディのトラックなど)、積載重量、車両番号、運転手、積載荷物の有無及び積載荷物がある場合にその荷物の概要等が含まれる。
搬送情報には、搬送可能な日程、出発地及び到着可能地域等が含まれる。出発地とは車両V1が出発する地点のことであり、例えば、該当する日程において車両V1が駐車されている予定の地点である。到着可能地域とは、荷物L1の搬送先として許容される地域のことであり、例えば、車両V1の運転手が搬送可能としている地域又は次の搬送予定に間に合う地域等である。
次に、第1荷主端末20は、A12において、操作受付部212により、入力された予定情報を仲介事業者U3に申告する申告操作を受け付ける。申告操作は、申告する予定情報を指定する操作と、申告先の仲介事業者U3を指定する操作とを含む。続いて、第1荷主端末20は、A13において、情報生成部213により、その申告を示す申告データを生成し、生成した申告データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、A13において、情報取得部115により、送信されてきた申告データが示す予定情報を取得する(第1取得ステップの一例)。記憶制御部112は、取得された予定情報を第1の荷主U1に対応付けて記憶させる。以上のとおり、予定情報は、第1の荷主U1が仲介事業者U3に申告する情報である。
次の情報処理は、第2の荷主U2が第2荷主端末30に対して搬送したい荷物L1に関する入力操作を行うことを契機に開始される。まず、第2荷主端末30が、A21において、操作受付部312により、荷物L1の搬送予定の入力操作を受け付ける。搬送予定には、搬送される荷物L1の名称、大きさ、重量、搬送元の地点及び連絡先、搬送先の地点及び連絡先、搬送時期(搬送日時)、希望車種、希望重量、個数、装備品(緩衝材など)、追加作業(荷卸しの際にフォークリフトを使うなど)、搬送時の注意点等が含まれる。
次に、第2荷主端末30は、A22において、操作受付部312により、入力された搬送予定となっている荷物L1の搬送を仲介事業者U3に依頼する依頼操作を受け付ける。依頼操作は、依頼する搬送予定を指定する操作と、依頼先の仲介事業者U3を指定する操作とを含む。続いて、第2荷主端末30は、A23において、情報生成部313により、その依頼を示す依頼データを生成し、生成した依頼データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、A23において、情報取得部115により、送信されてきた依頼データが示す搬送予定を取得する(第2取得ステップの一例)。記憶制御部112は、取得された搬送予定を第2の荷主U2に対応付けて記憶させる。
なお、A11からA13までの予定情報を取得する処理(情報取得部115による第1取得ステップを含む処理)と、A21からA23までの搬送予定を取得する処理(情報取得部115による第2取得ステップを含む処理)は、どちらが先に行われてもよいし、並行して行われてもよい。
次に、サーバ装置10は、A31において、価格算出部117により、車両V1の空き予定の買取価格を算出する。価格算出部117は、所定の状況に基づいて買取価格を算出する。価格算出部117は、例えば、基準となる買取価格を基準価格として設定し、所定の状況に応じた補正値を用いて基準価格を補正することで、買取価格を算出する。基準価格は、例えば、買い取り対象となる車両V1の車種(小型トラック、中型トラック及び大型トラック等)ごとに予め定められている。基準価格としては、例えば、該当する車種において1年を通した平均的な運賃に仲介事業者U3の手数料を加えた金額が用いられる。以下では、状況ごとの買取価格の算出方法について説明する。
<空き予定の時期>
価格算出部117は、情報取得部115により取得された予定情報が示す空き予定の時期に応じた金額を買取価格として算出する。価格算出部117は、空き予定の時期と補正値とを対応付けた補正テーブルを用いて買取価格を算出する。
図6は、補正テーブルの一例を示す図である。図6では、「繁忙期」、「通常期」及び「閑散期」という空き予定の時期に、「α1」、「α2」及び「α3」という補正値を対応付けた補正テーブルTB1が示されている。これらの補正値は、α1>α2>α3という大小関係になっている。価格算出部117は、例えば、或る空き予定の買取価格として、補正テーブルTB1においてその空き予定の時期に対応付けられている補正値を基準価格に乗じた金額を算出する。なお、補正値は基準価格に加算されてもよい。また、空き予定の時期は、図6に示す3つの時期に限らず、例えば、2つの時期だけでもよいし、4つ以上の時期であってもよい。
いずれの場合も、繁忙期の買取価格>通常期の買取価格>閑散期の買取価格という関係になる。繁忙期は搬送の依頼が多く空き予定が埋まらないリスクが小さいので価値が高い。一方、閑散期は搬送の依頼が少なく空き予定が埋まらないリスクが大きいので価値が低い。このような態様によれば、搬送の需要に見合った価格を提示することができる。
<申告時期から空き予定の時期までの期間>
価格算出部117は、第1の荷主U1から予定情報の申告がされた申告時期から、情報取得部115により取得された予定情報が示す空き予定の時期までの期間(以下「申告後期間」と言う)の長さに応じた金額を買取価格として算出する。ここで言う空き予定とは、車両V1の空き予定であり、搬送する荷物L1が決定した場合には、荷物L1の搬送日、言い換えると車両V1の稼働日、となる予定のことである。詳細には、価格算出部117は、申告後期間が長いほど高い金額を買取価格として算出する。価格算出部117は、申告後期間と補正値とを対応付けた補正テーブルを用いて買取価格を算出する。
図7は、補正テーブルの別の一例を示す図である。図7では、「Th1未満」、「Th1以上Th2未満」及び「Th2以上」という申告後期間に、「β1」、「β2」及び「β3」という補正値を対応付けた補正テーブルTB2が示されている。これらの補正値は、β1<β2<β3という大小関係になっている。価格算出部117は、例えば、或る空き予定の買取価格として、補正テーブルTB2においてその空き予定を示す予定情報についての申告後期間に対応付けられている補正値を基準価格に乗じた金額を算出する。なお、補正値は基準価格に加算されてもよい。
また、申告後期間は、図7に示す3つの期間に限らず、例えば、2つの期間だけでもよいし、4つ以上の期間であってもよい。いずれの場合も、申告後期間が長いほど買取価格が高くなるという関係になる。申告後期間が長いほど空き予定が埋まらないリスクが小さくなるので価値が高い。このような態様によれば、申告時期を早くする動機付けをすることができる。
なお、申告後期間が短いほど買取価格が高くなるという関係にしてもよい。例えば、予定情報が申告されたばかりのときに急を要する搬送の依頼があってすぐに搬送する荷物L1が確定する場合がある。そのように第2の荷主U2から急を要する搬送の依頼がある場合に申告後期間が短いほど買取価格を高くすることで、第1の荷主U1に対して予定情報の申告を促すことができ、効率的にマッチングを行うことができる。いずれの場合も、買取価格を変動させることで、申告時期を早くしたり遅くしたりするように調整する動機を生じさせることができる。
<第1の買い取りと第2の買い取り>
空き予定の買い取りには、買い取りの後に搬送する荷物L1が決定する第1の買い取りと、買い取りの前に搬送する荷物L1が決定している第2の買い取りとがある。第1の買い取りの場合、仲介事業者U3は、買い取った車両V1の空き予定に適合する搬送予定が依頼されるまで待つので、場合によっては搬送する荷物L1がないまま空き予定が埋まらない場合が生じうる。一方、第2の買い取りの場合、買い取る時点で搬送する荷物L1が決定しているので、キャンセルがない限り、買い取った車両V1で搬送が行われることになる。
上記のとおり買取方法に第1の買い取り及び第2の買い取りが含まれている場合に、価格算出部117は、第1の買い取りに比べて第2の買い取りの方を高い金額とする買取価格を算出する。価格算出部117は、買取方法と補正値とを対応付けた補正テーブルを用いて買取価格を算出する。
図8は、補正テーブルの別の一例を示す図である。図8では、「第1の買い取り」及び「第2の買い取り」という買取方法に、「γ1」及び「γ2」という補正値を対応付けた補正テーブルTB3が示されている。これらの補正値は、γ1<γ2という大小関係になっている。価格算出部117は、例えば、或る空き予定の買取価格として、補正テーブルTB2においてその空き予定の買取方法に対応付けられている補正値を基準価格に乗じた金額を算出する。なお、補正値は基準価格に加算されてもよい。
前述したように、第1の買い取りでは搬送する荷物L1が決定しないリスクがあるが、第2の買い取りでは、既に搬送する荷物L1が一旦決定しているので、キャンセルされる可能性はあるものの、それを考慮しても、第1の買い取りに比べて、リスクが小さく、価値が高い。このような態様によれば、空き予定の時期とは関係なく、その時の搬送依頼の状況に基づいて決定するリスクの高さに応じた価格設定をすることができる。
<他の荷物の運賃>
第1の荷主U1が申告する運送事業者U4の車両V1の空き予定には、他の荷物を搬送する際に積荷空間に空きがある車両V1の予定を含む場合がある。例えば、10tトラックに2t分しか荷物を積まない場合、荷台のスペースがある限り、残り8tの荷物を積載することが可能である。そこで、価格算出部117は、同時に搬送される他の荷物の運賃に応じた金額を買取価格として算出する。
この場合、情報取得部115は、予定情報に含まれる車両情報として、積載荷物の運賃を示す運賃情報を取得する。運賃情報は、運賃の金額そのものであってもよいし、搬送される荷物の重量及び搬送距離等の運賃算出の根拠となる情報であってもよい。価格算出部117は、例えば、基準価格から運賃を差し引いた金額を買取価格として算出する。なお、価格算出部117は、基準価格から運賃に所定の係数を乗じた値を減算した金額を買取価格として算出してもよい。このような態様によれば、車両V1が搬送可能な量に応じて納得感のある料金設定にすることができる。
<第1の買い取り(搬送費用の相場)>
前述したように、空き予定の買い取りには、買い取りの後に搬送する荷物L1が決定する第1の買い取りがある。価格算出部117は、第1の買い取りの場合、その第1の買い取りがされる車両V1の搬送内容に類似点を有する搬送の費用実績に応じた金額を買取価格として算出する。搬送内容には、荷物L1の搬送日、荷物L1の出発地点、荷物L1の到着地点、荷物L1の重量又は車両V1の車種が含まれる。
搬送内容の類似点とは、例えば、搬送日が同じ時期(繁忙期、通常期又は閑散期等)であること、荷物L1の出発地点のずれが所定の距離(例えば5km程度)以内であることや、荷物L1の到着地点が同じ所定の地域(例えば都道府県)内であること、荷物L1の重量のずれが所定の割合(例えば±10%)以内であること、車両V1の車種(例えば積載重量による分類)のずれが所定の割合(例えば±30%)以内であることなどである。価格算出部117は、例えば、第1の買い取りがされる車両V1の搬送内容に類似点を有する搬送の費用の平均値を費用実績に応じた金額(買取価格)として算出する。
なお、ここでいう類似点を有する搬送には、第1の買い取りがされる車両V1の搬送は含まれていても含まれていなくてもよい。また、平均値の代わりに中央値及び中間値等の統計値が用いられてもよい。要するに、第1の買い取りがされる車両V1による運賃の相場を示す価格であればよい。このような態様によれば、搬送する荷物の概要など価格を決める要素が少ないにも関わらず、適切な価格設定をすることができる。
<第2の買い取り(荷物の運賃)>
前述したように、空き予定の買い取りには、買い取りの前に搬送する荷物L1が決定している第2の買い取りがある。価格算出部117は、第2の買い取りの場合、その第2の買い取りがされる車両V1が搬送する予定の荷物L1の運賃に応じた金額を買取価格として算出する。この場合、情報取得部115は、第2荷主端末30から搬送予定を取得する際に、搬送を依頼した荷物L1の運賃を含む搬送予定を取得する。
価格算出部117は、取得された搬送予定に含まれる荷物L1の運賃に所定の係数を乗じた金額(又は所定の金額を減算した金額)を買取価格として算出する。ここでいう係数は、1よりも小さい数である。そうすることで、仲介事業者U3は、第2の荷主U2から支払われた運賃より安価な価格で第1の荷主U1から空き予定を買い取ることができる。このような態様によれば、仲介事業者U3にとってリスクの少ない買取金額の設定をすることができる。
A31においては、上記のとおり、第1の買い取りを前提とした買取価格の算出(搬送費用の相場に基づく算出)と、第2の買い取りを前提とした買取価格の算出(荷物の運賃に基づく算出)が行われる場合がある。価格算出部117は、例えば、取得された予定情報が示す空き予定に搬送可能な荷物L1の搬送予定が取得されていない場合、第1の買い取りを前提とした買取価格を算出する。また、価格算出部117は、取得された予定情報が示す空き予定に搬送可能な荷物L1の搬送予定が取得されている場合、第2の買い取りを前提とした買取価格を算出する。
なお、いずれの場合でも、買取価格の算出方法は上記に限定されない。例えば、前者の場合に、仲介事業者U3が、予定情報が示す空き予定が取得されてから買取処理が行われるまでの間に搬送可能な荷物の情報を入手して第2の買い取りを行うことを明示的に示したときは、価格算出部117は、第2の買い取りを前提とした買取価格を算出してもよい。また、後者の場合に、仲介事業者U3が荷物L1の搬送の割り当てを保留する事情があるなどして第1の買い取りを行うことを明示的に示したときは、価格算出部117は、第1の買い取りを前提とした買取価格を算出してもよい。
図5に戻って説明する。サーバ装置10は、A31において、買取価格を算出すると、情報出力部116により、算出した買取価格と空き予定とを対応付けた空き予定一覧を示す申告データを仲介事業者端末40に出力する。仲介事業者端末40は、A32において、ユーザ表示部311により、出力されてきた申告データが示す空き予定一覧を表示する。表示された空き予定一覧は、第1の荷主U1から申告された予定情報を示す。仲介事業者U3は、空き予定の内容及び件数と、それらの買取価格と、事業の予算とを考慮して、買取対象を選択する。操作受付部312は、仲介事業者U3による買取対象を選択する操作を受け付ける。
次に、仲介事業者端末40は、A33において、情報生成部313により、選択操作に基づいて買取対象の空き予定と買取価格とを示す買取予定一覧を生成し、第1荷主端末20に送信する。第1荷主端末20は、A34において、ユーザ表示部211により、送信されてきた買取予定一覧を表示する。
第1の荷主U1は、表示された買取予定一覧から、買取価格を考慮して、販売する空き予定を決定する操作を行う。第1荷主端末20は、A35において、操作受付部212により、その決定操作を受け付け、買取が決定した空き予定を示す買取データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、A36において、買取処理部118により、送信されてきた買取データが示す買取対象の空き予定の買取処理を実行する。買取処理部118は、例えば、見積処理、発注処理、請求処理等を買取処理として行う。発注処理が行われた時点で、空き予定の買い取りが確定する。
空き予定の買い取りが確定すると、サーバ装置10は、A37において、情報出力部116により、空き予定の買取済み一覧を生成し、第1荷主端末20に出力する。次に、第1荷主端末20は、A11において、ユーザ表示部211により、空き予定の入力を受け付けるための画面を表示する。A37の後にA11が実行される場合は、ユーザ表示部211は、空き予定の買取済み一覧を空き予定の入力用画面として表示する。
図9は、空き予定の買取済み一覧の一例を示す図である。図9では、販売、日付、発着地、空き、車番、運転手、買取価格及び申告日を対応付けた空き予定の買取済み一覧C1が示されている。「販売」には、空き予定を販売するか否かを選択する選択ボタンB1が示されている。「発着地」とは、搬送予定が決定している場合の出発地点及び到着地点のことである。「空き」とは、車両V1の空きの有無のことであり、「全体」だと荷台の全体が空いており、「一部」だと荷台の一部が空いており、「なし」だと荷台の全体が空いていないことを示す。
買取済み一覧C1においては、同一の車両V1の同一の運転手の日程として、D1からD13までの13個の日程が示されている。日程D8までは予定情報が既に申告されている日程であり、日程D9以降は新たに予定が明確になった日程であるものとする。例えば、日程D1、D2及びD8は、申告日が示されているため、仲介事業者U3への販売対象として申告された日程である。それらの申告された日程については、いずれも、買取価格も示されている。
また、日程D4及びD5等は、発着地が示される一方申告日が示されていないため、空きがないので仲介事業者U3への販売対象として申告されなかった日程を示している。また、申告された日程のうち、D3、D6及びD7のように太枠で囲まれた日程は、仲介事業者U3により買い取りされた日程を示している。買い取りされた日程には、日程D3及びD7のように発着地が既に決定している日程や、日程D6のように発着地がまだ決定していない日程がある。
新たに予定が明確になった日程のうち、日程D9は空きが「なし」だが、日程D10以降は空きが「全部」か「一部」であり、販売可能な日程となっている。空き予定を販売するための選択ボタンB1は、空きが「なし」である日程と、買い取り済みの日程とを除いた販売可能な日程にのみ示されている。また、図9の例では、予定情報が申告済みの日程でも再度選択ボタンB1を表示して、販売の意志を確認するようにしている。
第1荷主端末20は、A11において、操作受付部212により、選択ボタンB1を押す操作を、空き予定を入力する操作として受け付ける。このように、情報出力部116は、車両V1の空き予定の一覧(図9の例では空き予定の買取済み一覧C1)を第1の荷主U1に提示する(提示ステップの一例)。その一覧では、仲介事業者U3により買い取られた仲介予定が他の空き予定とは異なる態様(図9の例では太枠で囲まれる態様)で示されている。
選択ボタンB1が押された日程を示す情報は、A13において、情報取得部115によって車両V1の空き予定を示す予定情報として取得される。そして、情報出力部116は、A31において、空き予定一覧を示す申告データを仲介事業者端末40に出力する。このように、情報出力部116は、車両V1の空き予定の一覧のうち選択された空き予定を買い取り可能な予定を示す予定情報を仲介事業者U3に申告する申告ステップの処理を実行する申告部の一例として機能する。
このような態様によれば、太枠の有無により買取済みの日程が容易に判別できるので、残った買い取り可能な空き予定を示す予定情報の申告を容易に行うことができる。また、選択ボタンB1の有無により、買取済みの日程だけでなく空きのない日程も容易に判別できるので、買い取り可能な空き予定を示す予定情報の申告を容易に行うことができる。
図5に戻って説明する。サーバ装置10は、A36において、買取処理を実行すると、A41において、搬送割当部119により、割当処理を実行する(割当ステップの一例)。搬送割当部119は、上述したように、取得された予定情報が示す車両V1の空き予定の少なくとも一部を、搬送予定が取得された荷物L1の搬送に割り当てる。
このような態様によれば、運送業許可を有する仲介事業者U3が、第1の荷主U1から空き予定を買い取った車両V1に第2の荷主U2の荷物L1の搬送を割り当てることになるため、運送業許可を有しない第1の荷主U1が使用する車両V1で他の荷主である第2の荷主U2の荷物L1を搬送することができる。従って、運送業許可を有しておらず、求荷求車サービスを利用できない第1の荷主U1が空き予定の車両V1を保持し続ける場合に比べて、車両V1を有効活用することができる。
また、本実施形態では、車両V1の空き予定の少なくとも一部は、仲介事業者U3が第1の荷主U1から所定価格(上記の買取価格)で買い取った空き予定である。仲介事業者U3が買い取りを行うことで、第1の荷主U1は、販売した空き予定に他の搬送予定をいれることができなくなる。つまり、仲介事業者U3は、買い取った空き予定に勝手に搬送予定を入れられる心配をすることなく、車両V1をより確実に第2の荷主U2の荷物L1の搬送に割り当てることができる。
搬送割当部119は、A41においては、既に第2の荷主U2から搬送予定が既に取得されている荷物L1を車両V1の空き予定に割り当てる。言い換えると、搬送割当部119は、上述した第2の買い取り(買い取りの前に搬送する荷物L1が決定している買い取り)がされた空き予定に荷物L1を割り当てる。次に、サーバ装置10は、情報出力部116により、割当結果を第1荷主端末20及び第2荷主端末30に出力する。
第1荷主端末20は、A42において、ユーザ表示部211により、出力されてきた割当結果を表示する。第2荷主端末30は、A43において、ユーザ表示部311により、出力されてきた割当結果を表示する。これにより、第1の荷主U1は、空き予定が買い取られた車両V1の搬送予定を知ることができ、第2の荷主U2は依頼した荷物L1の搬送予定を知ることができる。
その後、第2荷主端末30が、A51において、操作受付部312により、荷物L1(A23で搬送予定が取得された荷物とは別の荷物)の搬送予定の入力操作を受け付けたとする。次に、第2荷主端末30は、A52において、操作受付部312により、入力された搬送予定となっている荷物L1の搬送を仲介事業者U3に依頼する依頼操作を受け付ける。サーバ装置10は、A53において、情報取得部115により、送信されてきた依頼データが示す搬送予定を取得する(第2取得ステップの一例)。
サーバ装置10は、A61において、搬送割当部119により、第1の荷主U1から既に買い取られている空き予定に、新たに搬送予定が取得された荷物L1を割り当てる。この空き予定は、上述したA36の買取処理によって買い取られた空き予定のうち、第1の買い取り(買い取りの後に搬送する荷物L1が決定する買い取り)によって買い取られた空き予定であり、例えば、第1の買い取りを前提として前述した搬送費用の相場に基づく買取価格で買い取られた空き予定である。
このように、A36の買取処理によって買い取られた空き予定には、第1の買い取りによって買い取られた空き予定と第2の買い取りによって買い取られた空き予定の双方が含まれている場合がある。第2の買い取りによって買い取られた空き予定は、例えば、前述した荷物L1の運賃に基づく買取価格で買い取られた空き予定であり、搬送される荷物L1がA41において既に割り当てられている。
第2の買い取りの場合、買い取りの際に既に搬送可能な荷物L1が存在することが前提なので、通常は、第2取得ステップの後に第1取得ステップが行われることになる。しかし、例えば、第1取得ステップで予定情報が取得されてから買取処理が行われるまでの期間に第2取得ステップで取得された搬送予定の荷物L1が割り当て可能であれば、第2の買い取りを行うことも可能となる。従って、第2の買い取りが行われる場合において、第1取得ステップ及び第2取得ステップのどちらも先に実行されうるし、同時での実行もされうる。
一方、第1の買い取りの場合は、通常は、第2の買い取りとは反対に、第1取得ステップの後に第2取得ステップが行われることになる。しかし、仲介事業者U3が、事情により荷物L1の割り当てを保留しておき、後に空き予定の取得及び買取処理が行われてからその荷物L1を割り当てることも考えられる。そうした場合、第2取得ステップの後に第1取得ステップが行われているにも関わらず、第1の買い取りを行うことも可能となる。従って、第1の買い取りが行われる場合においても、第1取得ステップ及び第2取得ステップのどちらも先に実行されうるし、同時での実行もされうる。
次に、サーバ装置10は、情報出力部116により、割当結果を第1荷主端末20及び第2荷主端末30に出力する。第1荷主端末20は、A62において、ユーザ表示部211により、出力されてきた割当結果を表示する。第2荷主端末30は、A63において、ユーザ表示部311により、出力されてきた割当結果を表示する。これにより、第1の荷主U1は、第1の買い取りが行われた場合でも、空き予定が買い取られた車両V1の搬送予定を知ることができ、第2の荷主U2は依頼した荷物L1の搬送予定を知ることができる。
<その他の実施形態>
<買い取りをしない割り当てサービス>
実施形態では、仲介事業者U3は、第1の荷主U1の車両V1の空き予定を買い取って、第2の荷主U2の荷物L1の搬送を割り当てたが、空き予定の買い取りを行わなくてもよい。その場合、仲介事業者U3は、第1の荷主U1の車両V1の空き予定と、第2の荷主U2の荷物L1の搬送とを割り当てるサービスを第1の荷主U1及び第2の荷主U2に提供する。
この場合、サーバ装置10は、第1の荷主U1から車両V1の空き予定を示す予定情報を取得し、第2の荷主U2から荷物L1の搬送予定を取得する。次に、サーバ装置10は、取得した予定情報が示す空き予定で搬送可能な荷物L1の搬送予定を割り当てる。そして、仲介事業者U3は、例えば、割り当てが実現した場合に、その割り当てに対して成功報酬を受領する。この場合でも、搬送割当部119は、取得された予定情報が示す車両V1の空き予定の少なくとも一部(割り当てが実現した部分)を、搬送予定が取得された荷物L1の搬送に割り当てることになる。これにより、仲介事業者U3は、買い取りにリスクを負うことなく割り当てサービスを提供することができる。
<空き予定の重複>
上述したように、空き予定の買い取りには、買い取りの後に搬送する荷物L1が決定する第1の買い取りがある。ここで、複数の第1の荷主U1から仲介事業者U3に対して、同じ期間を含み且つ第2の荷主U2から荷物の搬送依頼を受けていない期間の空き予定を示す予定情報がそれぞれ申告されているものとする。
この場合に、仲介事業者U3がそれらの空き予定のうち1つの空き予定だけを買い取ると、第1の買い取りにより買い取られた空き予定と第1の買い取りがされていない空き予定とが重複することになる。なお、空き予定の重複とは、空き予定が示す期間の全体が重複しているものに限らず、その期間の一部だけが重複しているものも含む。また、重複する空き予定を有する車両同士は、同じ車種の車両とは限らない。また、同じ第1の荷主U1が複数の車両について空き予定を示す予定情報を申告してきた場合に、仲介事業者U3が一方の空き予定だけを買い取ることで上記の重複が生じる場合もある。
いずれの場合も、搬送割当部119は、そのように複数の異なる車両の空き予定が重複している場合、買い取られた空き予定を優先して荷物L1の搬送に割り当ててもよい。ここで言う荷物L1の搬送予定には、上記の複数の空き予定において重複している期間が含まれているものとする。このような態様によれば、仲介事業者U3は、空き予定の買い取りを無駄にしないようにすることができる。
<構成のバリエーション>
図1等に示す構成は一例であり、実施に不都合が無い限り、他の態様を取り得る。例えば、1台の装置は、2台以上の装置に分散されてもよいし、クラウドコンピューティングシステムに代替されてもよい。また、1台の装置の機能が2台以上の装置に分散して実現されてもよいし、2台以上の装置の機能が1台の装置により集中して実現されてもよい。また、1つの機能が行う動作を2以上の機能が分散して行ってもよいし、2以上の機能が1つの機能に統合されてもよい。要するに、マッチング支援システム1の全体で必要な各機能が実現されていれば、それらの機能を実現する装置はどのような構成であってもよい。
上述した実施形態の態様は、サーバ装置10のような情報処理装置や、サーバ装置10を備えるマッチング支援システム1のような情報処理システムであったが、情報処理方法であってもよい。その情報処理方法は、その情報処理システムが実行する各処理のステップを備える。また、上述した実施形態の態様は、プログラムであってもよい。そのプログラムは、コンピュータに、同様の情報処理システムが実行する各処理を実行させる。
<その他のバリエーション>
情報又はデータ(以下「情報等」と言う)の出力先は、他の装置、ディスプレイ、記憶部(内蔵の記憶部及び外部の記憶部を含む)等であってもよい。情報等の取得には、他の装置から送信されてきた情報等を取得する態様に加え、自装置で生成された情報等を取得する態様を含む。パラメータを対応付けたテーブルは、図示したテーブルに限らず、パラメータの数を少なくしたり多くしたりしてもよい。また、テーブルを用いずに、数式又は条件式等によりパラメータに応じた情報等を求めてもよい。
<付記>
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
(1)情報処理システムであって、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、前記プロセッサが、第1取得ステップでは、第1の荷主が使用する運送事業者の車両の空き予定を含む予定情報を取得し、前記予定情報は、前記第1の荷主が仲介事業者に申告する情報であり、第2取得ステップでは、前記仲介事業者に第2の荷主が依頼する荷物の搬送予定を取得し、割当ステップでは、取得された前記予定情報が示す前記車両の空き予定の少なくとも一部を、前記搬送予定が取得された荷物の搬送に割り当てる、情報処理システム。
このような態様によれば、車両を有効活用することができる。
(2)上記(1)に記載の情報処理システムにおいて、前記車両の空き予定の少なくとも一部は、前記仲介事業者が前記第1の荷主から所定価格で買い取った空き予定である、情報処理システム。
このような態様によれば、車両をより確実に第2の荷主の荷物の搬送に割り当てることができる。
(3)上記(2)に記載の情報処理システムにおいて、前記所定価格は、前記予定情報の申告がされた申告時期から前記予定情報が示す空き予定の時期までの期間の長さに応じた金額である、情報処理システム。
このような態様によれば、申告時期を調整する動機を生じさせることができる。
(4)上記(3)に記載の情報処理システムにおいて、前記所定価格は、前記期間が長いほど高い金額である、情報処理システム。
このような態様によれば、申告時期を早くする動機付けをすることができる。
(5)上記(2)~(4)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記空き予定の買い取りには、買い取りの後に搬送する荷物が決定する第1の買い取りと、買い取りの前に搬送する荷物が決定している第2の買い取りとがあり、前記所定価格は、前記第1の買い取りに比べて前記第2の買い取りの方が高い金額である、情報処理システム。
このような態様によれば、リスクに応じた価格設定をすることができる。
(6)上記(2)~(5)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記車両の空き予定には、他の荷物を搬送する際に積荷空間に空きがある予定を含み、前記所定価格は、前記他の荷物の運賃に応じた金額である、情報処理システム。
このような態様によれば、車両が搬送可能な量に応じて納得感のある料金設定にすることができる。
(7)上記(2)~(6)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記空き予定の買い取りには、買い取りの後に搬送する荷物が決定する第1の買い取りがあり、前記所定価格は、前記第1の買い取りの場合、当該第1の買い取りがされる車両の搬送内容に類似点を有する搬送の費用実績に応じた金額である、情報処理システム。
このような態様によれば、搬送する荷物が決定する前に金額を設定することができる。
(8)上記(7)に記載の情報処理システムにおいて、前記搬送内容には、荷物の搬送日、荷物の出発地点、荷物の到着地点、荷物の重量又は前記車両の車種が含まれる、情報処理システム。
このような態様によれば、搬送する荷物が決定する前に金額を設定することができる。
(9)上記(2)~(8)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記空き予定の買い取りには、買い取りの前に搬送する荷物が決定している第2の買い取りがあり、前記所定価格は、前記第2の買い取りの場合、当該第2の買い取りがされる車両が搬送する予定の荷物の運賃に応じた金額である、情報処理システム。
このような態様によれば、リスクの少ない金額設定をすることができる。
(10)上記(2)~(9)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記空き予定の買い取りには、買い取りの後に搬送する荷物が決定する第1の買い取りがあり、前記割当ステップでは、前記第1の買い取りにより買い取られた空き予定と前記第1の買い取りがされていない空き予定とが重複する場合、当該買い取られた空き予定を優先して前記荷物の搬送に割り当てる、情報処理システム。
このような態様によれば、買い取りを無駄にしないようにすることができる。
(11)上記(2)~(10)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、提示ステップでは、前記車両の空き予定の一覧を前記第1の荷主に提示し、前記一覧では、前記仲介事業者により買い取られた仲介予定が他の空き予定とは異なる態様で示されており、申告ステップでは、前記一覧のうち選択された空き予定を買い取り可能な予定として前記仲介事業者に申告する処理を実行する、情報処理システム。
このような態様によれば、買い取り可能な空き予定の申告を容易に行うことができる。
(12)情報処理方法であって、上記(1)~(11)の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを備える、情報処理方法。
(13)プログラムであって、コンピュータに、上記(1)~(11)の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを実行させる、プログラム。
もちろん、この限りではない。
また、上述した実施形態及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :マッチング支援システム
10 :サーバ装置
11 :制御部
20 :第1荷主端末
21 :制御部
30 :第2荷主端末
31 :制御部
40 :仲介事業者端末
41 :制御部
111 :サーバ表示部
112 :記憶制御部
113 :入力受付部
114 :ユーザ認証部
115 :情報取得部
116 :情報出力部
117 :価格算出部
118 :買取処理部
119 :搬送割当部
211 :ユーザ表示部
212 :操作受付部
213 :情報生成部
311 :ユーザ表示部
312 :操作受付部
313 :情報生成部
411 :ユーザ表示部
412 :操作受付部
413 :情報生成部

Claims (10)

  1. 情報処理システムであって、
    次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、
    前記プロセッサが、
    第1取得ステップでは、第1の荷主が使用する運送事業者の車両の空き予定を含む予定情報を取得し、前記予定情報は、前記第1の荷主が仲介事業者に申告する情報であり、
    第2取得ステップでは、前記仲介事業者に第2の荷主が依頼する荷物の搬送予定を取得し、
    算出ステップでは、取得された前記予定情報に基づいて、当該予定情報が示す前記車両の空き予定を前記仲介事業者が前記第1の荷主から買い取る場合の買取価格を算出し、
    前記算出ステップでは、前記予定情報の申告がされた申告時期から当該予定情報が示す空き予定の時期までの期間の長さに応じた金額を前記買取価格として算出し、
    割当ステップでは、算出された前記買取価格で買い取られた前記車両の空き予定の少なくとも一部を、前記搬送予定が取得された荷物の搬送に割り当てる、
    情報処理システム。
  2. 請求項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記買取価格は、前記期間が長いほど高い金額である、
    情報処理システム。
  3. 情報処理システムであって、
    次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、
    前記プロセッサが、
    第1取得ステップでは、第1の荷主が使用する運送事業者の車両の空き予定を含む予定情報を取得し、前記予定情報は、前記第1の荷主が仲介事業者に申告する情報であり、
    第2取得ステップでは、前記仲介事業者に第2の荷主が依頼する荷物の搬送予定を取得し、
    算出ステップでは、取得された前記予定情報に基づいて、当該予定情報が示す前記車両の空き予定を前記仲介事業者が前記第1の荷主から買い取る場合の買取価格を算出し、
    前記算出ステップでは、前記車両の空き予定の買取方法に、買い取りの後に搬送する荷物が決定する第1の買い取りと、買い取りの前に搬送する荷物が決定している第2の買い取りとを含み、前記買取方法が前記第2の買い取りである場合には、前記第1の買い取りである場合に比べて高い金額を前記買取価格として算出し、
    割当ステップでは、算出された前記買取価格で買い取られた前記車両の空き予定の少なくとも一部を、前記搬送予定が取得された荷物の搬送に割り当てる、
    情報処理システム。
  4. 情報処理システムであって、
    次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、
    前記プロセッサが、
    第1取得ステップでは、第1の荷主が使用する運送事業者の車両の空き予定を含む予定情報を取得し、前記予定情報は、前記第1の荷主が仲介事業者に申告する情報であり、
    第2取得ステップでは、前記仲介事業者に第2の荷主が依頼する荷物の搬送予定を取得し、
    算出ステップでは、取得された前記予定情報に基づいて、当該予定情報が示す前記車両の空き予定を前記仲介事業者が前記第1の荷主から買い取る場合の買取価格を算出し、
    前記算出ステップでは、前記車両の空き予定に他の荷物を搬送する際の積荷空間に空きがある予定が含まれる場合には、当該他の荷物の運賃に応じた金額を前記買取価格として算出し、
    割当ステップでは、算出された前記買取価格で買い取られた前記車両の空き予定の少なくとも一部を、前記搬送予定が取得された荷物の搬送に割り当てる、
    情報処理システム。
  5. 情報処理システムであって、
    次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、
    前記プロセッサが、
    第1取得ステップでは、第1の荷主が使用する運送事業者の車両の空き予定を含む予定情報を取得し、前記予定情報は、前記第1の荷主が仲介事業者に申告する情報であり、
    第2取得ステップでは、前記仲介事業者に第2の荷主が依頼する荷物の搬送予定を取得し、
    算出ステップでは、取得された前記予定情報に基づいて、当該予定情報が示す前記車両の空き予定を前記仲介事業者が前記第1の荷主から買い取る場合の買取価格を算出し、
    前記算出ステップでは、前記車両の空き予定の買取方法に、買い取りの後に搬送する荷物が決定する第1の買い取りを含み、前記第1の買い取りの場合には、当該第1の買い取りがされる車両の搬送内容に類似点を有する搬送の費用実績に応じた金額を前記買取価格として算出し、
    割当ステップでは、算出された前記買取価格で買い取られた前記車両の空き予定の少なくとも一部を、前記搬送予定が取得された荷物の搬送に割り当てる、
    情報処理システム。
  6. 請求項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記搬送内容には、荷物の搬送日、荷物の出発地点、荷物の到着地点、荷物の重量又は前記車両の車種が含まれる、
    情報処理システム。
  7. 請求項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記空き予定の買い取りには、買い取りの後に搬送する荷物が決定する第1の買い取りがあり、
    前記プロセッサは、
    前記割当ステップでは、前記第1の買い取りにより買い取られた空き予定と前記第1の買い取りがされていない空き予定とが重複する場合、当該買い取られた空き予定を優先して前記荷物の搬送に割り当てる、
    情報処理システム。
  8. 請求項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記プロセッサは、
    提示ステップでは、前記車両の空き予定の一覧を前記第1の荷主に提示し、前記一覧では、前記仲介事業者により買い取られた仲介予定が他の空き予定とは異なる態様で示されており、
    申告ステップでは、前記一覧のうち選択された空き予定を買い取り可能な予定として前記仲介事業者に申告する処理を実行する、
    情報処理システム。
  9. 情報処理方法であって、
    請求項1~請求項の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを備える、
    情報処理方法。
  10. プログラムであって、
    コンピュータに、請求項1~請求項の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを実行させる、
    プログラム。
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