JP2003157490A - 車両の動態管理システムおよび動態管理方法 - Google Patents

車両の動態管理システムおよび動態管理方法

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JP2003157490A
JP2003157490A JP2001356426A JP2001356426A JP2003157490A JP 2003157490 A JP2003157490 A JP 2003157490A JP 2001356426 A JP2001356426 A JP 2001356426A JP 2001356426 A JP2001356426 A JP 2001356426A JP 2003157490 A JP2003157490 A JP 2003157490A
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center
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management system
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Yasubumi Kikuchi
保文 菊池
Shigeru Chikara
盛 知加良
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムに、安価に、適切なタイミング
で自動的に、車両の状態情報と位置情報を取得し、これ
らの情報を組み合わせることで、確実な車両の動態管理
を行うことができる動態管理システムを提供する。 【解決手段】 センタ300は車両の位置および状態の
動態管理を行う。車載端末100は車両に搭載され、セ
ンサ190と現在位置座標を出力する回路とを有し、移
動通信網を介してセンタ300と通信を行う。まず、セ
ンタ300が、車両端末100のセンサ190の出力デ
ータおよび現在位置座標に関する条件を車載端末100
へ送信する。車載端末100が、センサ190の出力デ
ータおよび現在位置座標と、条件とを比較、演算し、条
件が満たされた時、センサ190の出力データおよび現
在位置座標をセンタヘ300送信する。センタ300
が、車載端末100から受信したデータを内部の動態管
理データベースへ書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の位置や状況
を遠隔においてリアルタイムに管理する動態管理システ
ムおよび方法に関し、特に、車両の現在位置と車両の状
態を検出するセンサ情報とを連携させることにより、確
実、安価、自動的に車両の動態を管理する動態管理シス
テムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の動態を管理すること
は、動態の効率化に欠かせないものである。最も簡単な
方法によれば、車両にGPS(Global Positioning Sys
tem)などの位置計測手段を設置し、車両の位置座標を
記録し解析することで動態の効率化を計算できる。ある
いは、温度管理の必要な荷物を運搬する車両の場合、車
両の位置だけでなく、車両の積載室の温度管理を行うこ
とは荷物の品質を保証する上で必要な機能である。その
ために、車両の積載室に温度計を設置し、温度計の出力
データを記録している。
【0003】一方、リアルタイムに車両の位置および状
態を検出するために、様々な方法が提案されている。そ
の一つの方法として、例えば、位置情報や車両の積載状
況を、移動通信網を利用してセンタに送信し、該位置を
地図上にマッピングすることで、リアルタイムに位置お
よび車両状況を確認する方法が提案されている(参照:
「特集動態動態管理のIT革命」、ロジスティクス・ジャ
ーナル、2001年8月号、pp.18・pp.63)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術による車両動態管理方法においては、以下の3つの
考慮すべき問題がある。第1の問題点は、通信手段の端
末コストである。前述の記事に記載の動態管理システム
では、MCA無線やDoPaを用いてセンタヘ情報を通
知するために、専用の通信機が必要となり、端末の初期
コストが高くなるという問題があった。
【0005】第2の問題点は、効率よく必要な情報を必
要なタイミングで把握することである。例えば、車両が
目的地に到着したときや、積載室の温度がある一定範囲
を超えたとき等、あるイベントが発生したタイミングに
おいて、センタで車両の状態を把握する必要が発生す
る。しかしながら、前述の記事に記載の各システムによ
れば、位置およびその他の車両の状態は、運転手による
ボタン操作か、定期的な情報送信によってセンタに送信
されるのみであり、運転手の操作負担が大きい。また、
定期的な情報送信は、確実にイベントが発生したタイミ
ングをつかめない可能がある。さらに、無駄な通信が発
生するため、通信コストの増大につながるという問題点
があった。
【0006】第3の問題点は、位置情報と状態情報との
連携が考慮されていない点である。車両の動態管理にお
いては、目的地への到着や出発を検出し管理することが
必要となる。例えば目的地では、降車の際にドアの開閉
が発生したり、荷物の配送であれば荷卸、荷積みの作業
が発生すると考えられる。しかしながら、前述の記事に
記載の動態管理システムでは、これらの情報と位置情報
とがばらばらに管理されており、動態管理に利用されて
いないという問題点があった。そこで、本発明は、リア
ルタイムに、安価に、適切なタイミングで自動的に、車
両の状態情報と位置情報を取得し、これらの情報を組み
合わせることで、確実な車両の動態管理を実現すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、車両の動態管理を行うセンタと、前記車両に搭載さ
れ前記センタと通信を行う車載端末とを有し、前記車両
の位置および状態を管理する動態管理システムであっ
て、前記車載端末は、前記センタとの通信を行う通信手
段と、現在位置座標を計測する位置計測手段と、前記車
両に設置された外部センサの出力するデータを入力する
外部センサ接続手段と、前記センタから前記通信手段を
介して受信した条件を記憶すると共に、前記外部センサ
の出力データの履歴および前記現在位置座標の履歴を記
憶する記憶手段と、前記外部センサの出力データおよび
前記現在位置座標と、前記記憶手段内の条件とを比較、
演算し、前記条件が満たされた時検出信号を出力する演
算手段と、前記演算手段からの検出信号を受け、前記外
部センサの出力データおよび前記現在位置座標を前記通
信手段を介して前記センタヘ送信する制御手段とを具備
し、前記センタは、前記車載端末との通信を行う通信手
段と、前記条件を入力する入力手段と、前記車載端末の
位置および状態の管理を行う動態管理データベースと、
前記車載端末を特定するための認証手段と、前記条件を
前記車載端末へ送信し、前記車載端末から受信したデー
タを前記動態管理データベースへ書き込む制御手段とを
有することを特徴とする車両の動態管理システムであ
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両の動態管理システムにおいて、前記車載端末の通
信手段は、メール機能を有する携帯電話であって、前記
制御手段の制御に応じて自動的にメールを送受信するこ
とを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1に
記載の車両の動態管理システムにおいて、前記車載端末
の通信手段は、ブラウザ機能を持った携帯電話であっ
て、前記制御手段の制御に応じて自動的にブラウザを操
作することによって通信を行うことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の車両の動態管理システムにおいて、前記センタは、前
記車載端末の前記外部センサの出力および現在位置座標
のサンプリング間隔およびその駆動方法を指示するデー
タを前記車載端末へ送信することを特徴とする。請求項
5に記載の発明は、請求項1に記載の車両の動態管理シ
ステムにおいて、前記センタは、前記車載端末の制御手
段へ、前記条件が満たされたときに送信するデータのロ
グ件数を指示するデータを送信することを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の車両の動態管理システムにおいて、前記条件は、前記
車載端末に接続された外部センサの出力および現在位置
座標を変数とする条件であることを特徴とする。請求項
7に記載の発明は、請求項1に記載の車両の動態管理シ
ステムにおいて、前記車載端末の演算手段は、前記条件
が満たされたかどうかを常に監視し、満たされたと判断
した場合に、前記記憶手段に記憶されている現在位置座
標および外部センサ出力のデータログを前記通信手段を
介して前記センタに送信することを特徴とする。
【0011】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の車両の動態管理システムにおいて、前記センタの動態
管理データベースは、前記車載端末からの通信をトリガ
ーとして、車両の状態が遷移することを特徴とする。請
求項9に記載の発明は、請求項1に記載の車両の動態管
理システムにおいて、前記センタの動態管理データベー
スは、車両ごとに、日時と位置と車両の状態とを、履歴
として管理することを特徴とする。請求項10に記載の
発明は、請求項1に記載の車両の動態管理システムにお
いて、前記センタの制御手段は、前記車載端末から受信
したメッセージの発アドレスをキーにして前記動態管理
データベースのレコードを検索し、管理状態を遷移させ
る対象となるレコードを特定することを特徴とする。
【0012】請求項11に記載の発明は、請求項1に記
載の車両の動態管理システムにおいて、前記センタは、
前記動態管理データベースの変化あるいは他のシステム
や利用者からのアクセスを契機とし、前記動態管理デー
タベースにおいて管理する車両の位置および状態情報を
他のシステムや利用者に通知することを特徴とする。
【0013】請求項12に記載の発明は、車両の動態管
理を行うセンタと、前記車両に搭載され前記センタと通
信を行う車載端末とを有し、前記車両の位置および状態
を管理する動態管理方法において、前記センタが、前記
車両端末の外部センサの出力データおよび現在位置座標
に関する条件を前記車載端末へ送信し、前記車載端末
が、前記外部センサの出力データおよび前記現在位置座
標と、前記条件とを比較、演算し、前記条件が満たされ
た時、前記外部センサの出力データおよび前記現在位置
座標を前記センタヘ送信し、前記センタが、前記車載端
末から受信したデータを内部の動態管理データベースへ
書き込むことを特徴とする車両の動態管理方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
一実施の形態について説明する。図1は同実施の形態に
よる動態管理システムの構成図である。図1に示すよう
に、このシステムは、車載端末100と、車両に設置さ
れる外部センサ190と、移動通信網200と、センタ
300とから構成される。図2は、本発明による車載端
末100の構成図である。図2に示すように、車載端末
100は、外部センサ接続手段110と、位置計測手段
120と、演算手段130と、記憶部140と、制御手
段150と、通信手段160とから構成される。
【0015】外部センサ接続手段110に対して、単数
または複数の外部センサ190−1、190−2、19
0−3・・・・が接続される。位置計測手段120とし
ては、例えばGPSを用いることにより、精度の高い現
在位置座標を得ることができる。演算手段130は、外
部センサ190および位置取得手段120の各出力デー
タを一定時間が経過する毎にサンプリングして記憶部1
40に書き込むと共に、サンプリングしたデータについ
て、センタ300から指定された条件が満たされるかど
うかをチェックする。そして、条件が満たされたとき、
その時点における外部センサ190の出力データ、位置
計測手段120の出力データ(現在位置座標)およびそ
れらのデータログを記憶部140から読み出し、制御手
段150へ出力し、センタ300へ送信を依頼する。こ
のように、条件が成立したことをイベントとして、イベ
ント発生時のみ通信を行うことで、必要な情報だけをセ
ンタ300に送信すればよいため、通信回数が減り、通
信コストの削減が可能となる。
【0016】記憶部140は、外部センサ190および
位置取得手段120からのデータをある一定期間記憶す
る。また、センタ300から通知される条件で外部セン
サ190の出力データおよび位置計測手段120から出
力される現在位置座標に係る条件を記憶する。
【0017】通信手段160は、メール機能やブラウザ
機能をもつ携帯電話であり、制御手段150の制御に応
じて自動的にメールを送受信し、あるいは、自動的にブ
ラウザを操作することによって通信を行う。携帯電話を
用いることで、端末コストの削減が可能になる。すなわ
ち、MCA無線機やDoPa端末等の専用の通信機を購
入することなく、一般に普及している携帯電話を利用す
ることで、端末を購入する際の初期コストを低く抑える
ことができる。また、HTMLやSMTPといった汎用
のプロトコルを利用できるため、センタシステムの構築
が容易になる。
【0018】制御手段150は、通信手段160を制御
し、演算手段130から指示があった場合に、自動的に
通信手段160を用いてセンタ300と通信を行う。例
えば、通信手段160のメール機能を用いる場合、メー
ルのあて先、サブジェクト、本文などを自動的に生成
し、自動送信する。通信手段160のブラウザ機能を用
いる場合、接続先のURL(Uniform Resource Locato
r)と、CGI(Common Gateway Interface)に渡す変
数を生成し、接続することで自動送信する。これらの方
法により、運転手の操作負担をなくすことができる。
【0019】外部センサ190としては、例えばデジタ
ルタコグラフや車両倉庫あるいは車両内外に設置された
温度計、カメラ、無線タグの検出器、バーコードリーダ
など、特別に設置するセンサや、ウインカー、サイドブ
レーキ、ワイパー、ドアの開閉、エンジンのOn/Of
f、室内灯のOn/Off、燃料タンクの残量、バッテ
リー電圧、ハンドル操舵角など、車両状態を検知する車
両状態センサ、タクシー等における運賃カウンタがあ
る。これらのセンサ190を、単数あるいは複数接続
し、センタ300ヘ情報を通知することで、車両の状態
を詳細に把握することができる。
【0020】図3は、本システムにおけるセンタ300
の構成図である。図3に示すように、センタ300は、
移動通信網200を介して車載端末100と通信する通
信装置310と、管理データベース320と、データベ
ース検索手段330と、認証手段340と、条件入力手
段350とから構成される。
【0021】管理データベース320は、車両ごとにレ
コードが構成される。図4は、管理データベース320
における車両一台の管理レコードの一例を示すものであ
る。図4に示すように、管理データベース320は、ど
の車両が、いつ、どこで、どのような状態にあったか
を、履歴として管理する。このように車両の位置および
状態をデータベース320に記憶することで、これらの
情報をウェブに記述し、第三者に公開することもでき
る。あるいは、データベース320に変更が加えられた
(車両の状態に変化があり、レコードが追加された)こ
とを契機として、センタが第三者にプッシュで情報を配
信することもできる。
【0022】認証手段340は、車載端末100から受
信した情報がメールであれば、メールの発アドレスを用
いて、車載端末100の番号を特定する。車載端末10
0から受信した情報がウェブであれば、ユーザIDとパ
スワードを要求し、車載端末100の番号を特定する。
【0023】データベース検索手段330は、認証手段
340によって特定した車載端末番号をキーとして、車
両番号を特定し、車両番号をキーとして管理データベー
ス320にアクセスする。条件入力手段350は、車載
端末100に接続された外部センサ190や位置計測手
段120の出力データ、あるいは時刻を変数とし、これ
ら変数の組み合わせを条件として入力するためのもので
ある。この入力手段350によって入力された条件は、
通信装置310を介して車載端末100へ送信され、記
憶部140に記憶される。
【0024】また、上述したセンタ300は、車載端末
100において設定される設定情報を通信装置310を
介して車載端末100へ送信する。この設定情報として
は、外部センサ190および位置計測手段120の出力
データのサンプリング間隔および駆動方法、あるいは、
演算手段130において条件が満たされた時に送信され
るデータログの件数等がある。
【0025】次に、設定する条件と使用する外部センサ
190の例を挙げて、システムの動作と、動態管理の方
法について説明する。 (例1)サイドブレーキの利用 サイドブレーキが引かれた状態かそうでないかを検出す
るセンサを、外部センサ190として設置する。センサ
は、サイドブレーキランプの信号線を用いてもよい。セ
ンタ300から車載端末100へ、「サイドブレーキの
状態が切り替わる」ことを条件として設定する。
【0026】一般に、サイドブレーキが引かれるとき
は、すなわち停車するときである。サイドブレーキが引
かれたとき、位置座標とともに「サイドブレーキが引か
れた」ことをセンタ300に通知することによって、セ
ンタ300ではこの車両がどこに停車したのかを確実に
管理することができる。また、サイドブレーキを解除す
るときは、すなわち車両が出発するときである。したが
って、監視状態が「停車」であった車両に対して、「サ
イドブレーキが解除された」という情報が得られれば、
センタではこの車両が出発したことを確実に管理するこ
とができる。
【0027】(例2)ドア開閉センサの利用 車両のドアの開閉を検知するセンサを、外部センサ19
0として設置する。センタ300から車載端末100
へ、「ドアの開閉状態が切り替わる」ことを条件として
設定する。一般に、ドアが開けられるときは、停車中で
ある。ドアがあけられたとき、位置座標とともに「ドア
があけられた」ことをセンタ300に通知することによ
って、センタ300ではこの車両がどこに停車したのか
を確実に管理することができる。
【0028】(例3)車載コンテナの温度計の利用 車載コンテナの温度管理は、冷凍食品のような温度管理
を必要とする荷物を扱う商用車にとって入きな問題であ
る。温度計を、外部センサ190として設置する。セン
タ300から車載端末へ、「コンテナ内の温度がある許
容範囲を超える」ことを条件として設定する。
【0029】コンテナ内の温度が許容範囲を超えたこと
を、センタ300がリアルタイムに把握することで、運
転手への警告や、荷物の積み替えのために他の車両を手
配する、などの対応が可能になる。また、コンテナ内温
度異常を通知する際に、記憶手段140によって記憶さ
れていた温度データのログと位置データのログをセンタ
300に通知することで、どこで異常が発生しはじめた
か、原因追及が可能になる。さらに、ドアの開閉を検知
するセンサ190と組み合わせたとき、センタ300か
ら車載端末100へ「ドアが閉められている、かつ、コ
ンテナ内の温度がある許容範囲を超える」ことを条件と
して設定することで、作業中のドアの開閉によらずコン
テナ内温度異常を確実に検出できる。
【0030】(例4)バーコードリーダの利用 荷物を配送する物流事業者では、荷物の積み下ろしの際
に、荷物に添付された伝票のバーコードをバーコードリ
ーダで読み取る作業が発生することがある。このバーコ
ードリーダを外部センサ190として利用する。センタ
300から車載端末100へ、「バーコードリーダから
何らかの伝票が読み込まれる」ことを条件として設定す
る。バーコードリーダを操作することは、運転手が荷物
の積み下ろしの作業を行ったことを意味する。車両の位
置情報とともにバーコードリーダの操作情報をセンタ3
00に通知することで、車両が作業中か単なる停車かを
区別し、作業中という状態を確実に把握できる。
【0031】(例5)無線タグ検出器の利用 荷物を配送する物流事業者では、当然ながら荷物の積み
下ろしが発生する。荷物に無線タグが設置され、車両倉
庫の出入り口に無線タグの検出機が設置された場合、こ
の無線タグの検出器を外部センサ190として利用す
る。センタ300から車載端末100へ、「無線タグ検
出機が荷物の出し入れを検出した」ことを条件として設
定する。無線タグ検出機が荷物の出し入れを検知した場
合、運転手が荷物の積み下ろしの作業を行ったことを意
味する。車両の位置情報とともに無線タグ検出器の検知
情報をセンタ300に通知することで、作業の発生を確
実に把握できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、以下に示すような効果が得られる。請
求項1および請求項12係る発明によれば、車両の位置
および状態を遠隔地にて管理するための情報を、確実
に、かつリアルタイムに、利用者の操作負担が少ない形
で収集することができる。請求項2および3に係る発明
によれば、車両の位置および状態を管理するための情報
収集のための、運転手の操作コストおよび通信費を少な
く抑えることができるとともに、車載端末の機器コスト
を少なく抑えることができる。
【0033】請求項4〜請求項6に係る発明によれば、
車載端末が車両に設置された外部センサから情報を取得
し記録する方法をセンタから制御できるため、運転手の
操作負担を少なく抑えることができる。請求項7に係る
発明によれば、車両位置および状態についてより詳しい
分析を行うことができる。
【0034】請求項8および請求項9に係る発明によれ
ば、車両の位置および状態について、必要な情報だけを
的確に管理することができる。請求項10に係る発明に
よれは、複数の車載端末を瞬時に識別し、複数の車同の
動態管理を行うことができる。請求項11に係る発明に
よれば、車両の状態の変化を、第三者が閲覧することが
できる。また、車両の状態の変化に応じて、第三者がそ
の情報を受け取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による動態管理システ
ムの概略構成図である。
【図2】 同システムにおける車載端末100の要部を
示すブロック図である。
【図3】 同システムにおけるセンタ300の要部を示
すブロック図である。
【図4】 センタ300の動態管理データベースの構成
例を示す図である。
【符号の説明】
100…車載端末 110…外部センサ接続手段 120一計測手段 130…演算手段 140…記憶部 150…制御手段 160…通信手段 190…外部センサ 200…移動通信網 300…センタ 310…通信装置 320…管理データベース 330…データベース検索手段 340…認証手段 350…条件式入力手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の動態管理を行うセンタと、前記車
    両に搭載され前記センタと通信を行う車載端末とを有
    し、前記車両の位置および状態を管理する動態管理シス
    テムであって、 前記車載端末は、 前記センタとの通信を行う通信手段と、 現在位置座標を計測する位置計測手段と、 前記車両に設置された外部センサの出力するデータを入
    力する外部センサ接続手段と、 前記センタから前記通信手段を介して受信した条件を記
    憶すると共に、前記外部センサの出力データの履歴およ
    び前記現在位置座標の履歴を記憶する記憶手段と、 前記外部センサの出力データおよび前記現在位置座標
    と、前記記憶手段内の条件とを比較、演算し、前記条件
    が満たされた時検出信号を出力する演算手段と、 前記演算手段からの検出信号を受け、前記外部センサの
    出力データおよび前記現在位置座標を前記通信手段を介
    して前記センタヘ送信する制御手段とを具備し、 前記センタは、 前記車載端末との通信を行う通信手段と、 前記条件を入力する入力手段と、 前記車載端末の位置および状態の管理を行う動態管理デ
    ータベースと、 前記車載端末を特定するための認証手段と、 前記条件を前記車載端末へ送信し、前記車載端末から受
    信したデータを前記動態管理データベースへ書き込む制
    御手段と、 を有することを特徴とする車両の動態管理システム。
  2. 【請求項2】 前記車載端末の通信手段は、メール機能
    を有する携帯電話であって、前記制御手段の制御に応じ
    て自動的にメールを送受信することを特徴とする請求項
    1に記載の車両の動態管理システム。
  3. 【請求項3】 前記車載端末の通信手段は、ブラウザ機
    能を持った携帯電話であって、前記制御手段の制御に応
    じて自動的にブラウザを操作することによって通信を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の車両の動態管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記センタは、前記車載端末の前記外部
    センサの出力および現在位置座標のサンプリング間隔お
    よびその駆動方法を指示するデータを前記車載端末へ送
    信することを特徴とする請求項1に記載の車両の動態管
    理システム。
  5. 【請求項5】 前記センタは、前記車載端末の制御手段
    へ、前記条件が満たされたときに送信するデータのログ
    件数を指示するデータを送信することを特徴とする請求
    項1に記載の車両の動態管理システム。
  6. 【請求項6】 前記条件は、前記車載端末に接続された
    外部センサの出力および現在位置座標を変数とする条件
    であることを特徴とする請求項1に記載の車両の動態管
    理システム。
  7. 【請求項7】 前記車載端末の演算手段は、前記条件が
    満たされたかどうかを常に監視し、満たされたと判断し
    た場合に、前記記憶手段に記憶されている現在位置座標
    および外部センサ出力のデータログを前記通信手段を介
    して前記センタに送信することを特徴とする請求項1に
    記載の車両の動態管理システム。
  8. 【請求項8】 前記センタの動態管理データベースは、
    前記車載端末からの通信をトリガーとして、車両の状態
    が遷移することを特徴とする請求項1に記載の車両の動
    態管理システム。
  9. 【請求項9】 前記センタの動態管理データベースは、
    車両ごとに、日時と位置と車両の状態とを、履歴として
    管理することを特徴とする請求項1に記載の車両の動態
    管理システム。
  10. 【請求項10】 前記センタの制御手段は、前記車載端
    末から受信したメッセージの発アドレスをキーにして前
    記動態管理データベースのレコードを検索し、管理状態
    を遷移させる対象となるレコードを特定することを特徴
    とする請求項1に記載の車両の動態管理システム。
  11. 【請求項11】 前記センタは、前記動態管理データベ
    ースの変化あるいは他のシステムや利用者からのアクセ
    スを契機とし、前記動態管理データベースにおいて管理
    する車両の位置および状態情報を他のシステムや利用者
    に通知することを特徴とする請求項1に記載の車両の動
    態管理システム。
  12. 【請求項12】 車両の動態管理を行うセンタと、前記
    車両に搭載され前記センタと通信を行う車載端末とを有
    し、前記車両の位置および状態を管理する動態管理方法
    において、 前記センタが、前記車両端末の外部センサの出力データ
    および現在位置座標に関する条件を前記車載端末へ送信
    し、 前記車載端末が、前記外部センサの出力データおよび前
    記現在位置座標と、前記条件とを比較、演算し、前記条
    件が満たされた時、前記外部センサの出力データおよび
    前記現在位置座標を前記センタヘ送信し、 前記センタが、前記車載端末から受信したデータを内部
    の動態管理データベースへ書き込むことを特徴とする車
    両の動態管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020170378A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 矢崎エナジーシステム株式会社 求貨求車システム

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