JP2022096091A - 混載輸送支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】混載輸送による荷物の安価な輸送を依頼したい荷主と、自社内にタイミングよく、混載便を構成させるために組み合わせることができる荷物の輸送依頼がない輸送者とをマッチングして、混載輸送を可能にする混載輸送支援システムを提供する。【解決手段】ネットワーク3を介して輸送者端末4と荷主端末5とがそれぞれに接続可能なサーバー2を有し、荷主端末5から入力された混載輸送を希望する荷物に関する荷物情報を、サーバー2に接続された輸送者端末4に表示させ、輸送者端末4から混載輸送を希望する荷物に関する提案が入力されたときは、荷主に提案があった旨を通知し、荷主端末5から提案に対する採用が入力されたときは、輸送者に採用があった旨を通知し、採用された輸送者により荷主が混載輸送を希望する荷物の混載便による輸送を行うようにした。【選択図】図1
Description
特許法第30条第2項適用申請有り 令和2年7月31日に玉島 雅基が、http://news.butsuryujin.org/topics/3924.htmlのウェブサイトにて公開 令和2年8月3日に株式会社物流産業新聞社が、物流ウィークリーの令和2年8月3日号第7面にて発表 令和2年8月17日に株式会社新星流通サービスが、https://konsaimatching.jp/,https://konsaimatching.jp/about,https://konsaimatching.jp/agreement/ryoukin,https://konsaimatching.jp/to_shipping_companies,https://konsaimatching.jp/mypage/sinkiのウェブサイトにて公開 令和2年8月28日に株式会社物流ニッポン新聞社が、物流ニッポンの令和2年8月28日号第1面にて発表 令和2年9月16日に玉島 雅基が、http://news.butsuryujin.org/topics/4155.htmlのウェブサイトにて公開 令和2年9月17日に株式会社帝国データバンクが、帝国ニュースの令和2年9月17日号第8面にて発表 令和2年9月28日に株式会社物流産業新聞社が、物流ウィークリーの令和2年9月28日号第6面にて発表 令和2年10月12日に株式会社新星流通サービスが、北海道札幌市西区発寒15条4丁目10-16株式会社新星流通サービス内にてチラシを配布 令和2年10月23日に株式会社物流ニッポン新聞社が、物流ニッポンの令和2年10月23日号第6面にて発表
本発明は、荷物の混載輸送を容易に可能にする混載輸送支援システムに関する。
荷物を輸送する際には、荷物の大きさに応じて車両の大きさを決定するが、荷物の大きさによっては、荷台に空きスペースが生じてしまう場合がある。このような空きスペースをなくすために、複数の荷主の荷物を組み合わせて一台の車両で輸送することが行われている。いわゆる混載便と呼ばれる輸送形態である。混載便は、輸送者は燃料費、高速道路料金、ドライバーの人件費などを削減することができ、荷主も一台の車両を貸し切りにするチャーター便よりも安価で利用できるため、双方にメリットがある。
混載便は、例えば、依頼された荷物の配送元および配送先を考慮して配送トラックを抽出し、同じ配送元および配送先の荷物の中から、重量の大きな荷物と重量の小さな荷物とを組み合わせることによりトラックの最大積載重量を超えないようにするとともに、トラックの最大積載体積値を超えないように荷物を組み合わせることにより構成することが知られている(例えば、特許文献1)。
さらに、例えば、臭いのあるもの(例えば油圧駆動式可動機械など)と臭いを吸収しやすいもの(例えば下着や野菜など)とは、密閉空間内に両者が長時間保持されることにより臭い移りが生じるため混載輸送しないようにするなど、荷物の性質に適した混載輸送を行うシステムも知られている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2に記載の荷物輸送システムでは、自社に輸送を依頼された荷物を組み合わせて混載便を構成させるため、タイミングよく組み合わせることができる荷物の依頼がない場合は、荷台の空きスペースを埋めることができる荷物の依頼が来るまで、出発を待たなければならないという問題があった。また、配送期限がある場合には、タイミングよく組み合わせることができる荷物の依頼がない場合は、混載便が成立せず、荷台に空きスペースがある状態で出発しなければならないという問題があった。
そこで、本発明は、混載輸送による荷物の安価な輸送を依頼したい荷主と、自社内にタイミングよく混載便を構成させるために組み合わせることができる荷物の輸送依頼がない輸送者とをマッチングして、混載輸送を可能にする混載輸送支援システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による混載輸送支援システムは、ネットワークを介して輸送者端末と荷主端末とがそれぞれに接続可能なサーバーを有し、前記サーバーは、前記輸送者端末から入力された輸送者に関する輸送者情報を管理する輸送者情報データベースと、前記荷主端末から入力された荷主に関する荷主情報を管理する荷主情報データベースと、前記荷主端末から入力された混載輸送を希望する荷物に関する荷物情報を管理する荷物情報データベースとを有しており、前記サーバーは、前記サーバーに前記ネットワークを介して接続された前記輸送者端末に荷物情報を表示させ、前記サーバーは、前記混載輸送を希望する荷物に関し前記輸送者端末から入力された提案を、前記荷物情報データベースに登録するとともに、前記荷主に前記提案があった旨を通知し、前記サーバーは、前記荷主端末から入力された前記提案に対する採用を、前記荷物情報データベースに登録するとともに、前記輸送者に前記採用があった旨を通知し、前記採用された輸送者により前記荷主が前記混載輸送を希望する荷物の混載便による輸送を行うようにしたことを特徴とする。
上述の混載輸送支援システムにおいて、前記輸送者情報データベースには、前記輸送者からの会費の納入の有無に関する情報が登録されており、前記サーバーは、前記会費を納入した前記輸送者の前記輸送者端末に前記荷物情報を表示させることが好ましい。
上述の混載輸送支援システムにおいて、前記提案があった旨の通知は、前記荷主情報データベースに登録された前記荷主のメールアドレスへの送信、および/または、前記サーバーに前記ネットワークを介して接続された前記荷主端末への表示により行われることが好ましい。
上述の混載輸送支援システムにおいて、前記提案には、前記混載輸送の見積りが含まれることが好ましい。
上述の混載輸送支援システムにおいて、前記採用があった旨の通知は、前記輸送者情報データベースに登録された前記輸送者のメールアドレスへの送信、および/または、前記サーバーに前記ネットワークを介して接続された前記輸送者端末への表示により行われることが好ましい。
上述の混載輸送支援システムにおいて、前記サーバーは、取引きが成立した混載輸送に関する情報を管理する取引管理データベースを有し、前記サーバーは、前記採用があった前記混載輸送に関する前記荷物情報を前記荷物情報データベースから前記取引管理データベースへ移動させ、前記サーバーは、前記取引きの当事者に係る前記荷主の前記荷主端末および前記輸送者の前記輸送者端末に、前記採用があった前記混載輸送に関する前記荷物情報を表示させ、前記サーバーは、前記取引きの当事者に係る前記荷主の前記荷主端末または前記輸送者の前記輸送者端末から入力されたメッセージを、 前記取引管理データベースに登録するとともに、前記取引きの相手方に前記メッセージがあった旨を通知することが好ましい。
上述の混載輸送支援システムにおいて、前記サーバーは、前記サーバーに前記ネットワークを介して接続された前記輸送者端末に、自己が前記提案を行っている案件の前記荷物情報を表示させることが好ましい。
上述の混載輸送支援システムにおいて、前記荷物情報は、集荷日時、集荷場所、配達日時、および配達場所に関する情報を含むことが好ましい。
本発明に係る混載輸送支援システムによれば、混載輸送による荷物の安価な輸送を依頼したい荷主と、自社内にタイミングよく混載便を構成させるために組み合わせることができる荷物の輸送依頼がない輸送者とをマッチングして、混載輸送を可能にすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明による混載輸送支援システム1の実施形態の概略構成図である。
混載輸送支援システム1は、サーバー2を有しており、ネットワーク3を介して輸送者端末4と荷主端末5がそれぞれサーバー2に接続可能になっている。
混載輸送支援システム1は、サーバー2を有しており、ネットワーク3を介して輸送者端末4と荷主端末5がそれぞれサーバー2に接続可能になっている。
ネットワーク3は、一例としてインターネットであるが、これに限らず、サーバー2と各端末4,5との間で相互に通信することができれば、ローカルエリアネットワーク、電話回線など、任意の通信網を採用してもよいし、複数の通信網が混在したネットワークとしてもよい。
輸送者端末4は、荷物を輸送する輸送者が保有するスマートフォン、タブレットコンピュータなどのモバイル端末あるいはパーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末である。輸送者端末4は、輸送者Aが保有する輸送者端末41、別の輸送者Bが保有する輸送者端末42、さらに別の輸送者Cが保有する輸送者端末43・・・というように、複数の端末がネットワーク3を介して任意に接続可能である。
荷主端末5は、荷物の輸送を依頼する荷主が保有するスマートフォン、タブレットコンピュータなどのモバイル端末あるいはパーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末である。荷主端末5は、荷主Aが保有する荷主端末51、別の荷主Bが保有する荷主端末52、さらに別の荷主Cが保有する荷主端末53・・・というように、複数の端末がネットワーク3を介して任意に接続可能である。
輸送者端末4および荷主端末5は、表示デバイス、入力デバイス、および通信デバイス(いずれも図示せず)を有する。表示デバイスは、輸送者に関する輸送者情報や、荷主に関する荷主情報、混載輸送を希望する荷物に関する荷物情報などを入力するための画面や、荷物情報や提案、メッセージなどを表示する液晶ディスプレイなどの装置である。入力デバイスは、輸送者情報、荷主情報や荷物情報などを入力するためのキーボードやタッチパネルなどの装置である。通信装置は、ネットワーク3を介してサーバー3と相互に通信する装置であり、例えばTCP/IPなどのプロトコルを利用して通信することができる。通信装置は、有線/無線電話通信網を介してネットワーク3にアクセスしてもよい。
輸送者は、輸送者端末4を操作して、混載輸送支援サービスを提供するネットワーク3上のウェブサイトにアクセスして、輸送者に関する輸送者情報を入力するとともに、会費を支払うことにより、混載輸送が希望されている荷物に関する荷物情報を閲覧し、荷主に混載輸送に関する提案をすることができる。この提案が荷主により採用された場合は、混載輸送を受注することができる。
荷主は、荷主端末5を操作して、混載輸送支援サービスを提供するネットワーク3上のウェブサイトにアクセスして、荷主に関する荷主情報を入力するとともに、混載輸送を希望する荷物に関する荷物情報を入力すると、混載輸送が可能な輸送者から混載輸送に関する提案を受けることができる。この提案を採用すれば、混載輸送を発注することができる。
サーバー2は、本混載輸送支援システム1を実行するためのウェブサイトを運営する運営者が保有するスマートフォン、タブレットコンピュータなどのモバイル端末あるいはパーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末である。なお、サーバー2は、クラウド(複数の分散サーバーあるいはは複数のサブシステムなど)により実装されてもよい。サーバー2は、中央処理装置(CPU(図示せず))、通信装置(図示せず)、及び情報記憶部6を有する。
CPUは、サーバー専用プログラムを実行することにより、サーバー2に混載輸送支援サービスを提供するサーバー機能を発現させる。なお、サーバー専用プログラムは、例えば、ROM(図示せず)に記憶され、それをCPUが読み出す、あるいはCD-ROMなどの記憶媒体に記憶され、それをCPUが読み取り装置(図示せず)を用いて読み出してRAMに展開することで起動される。
通信装置は、ネットワーク3を介して輸送者端末4、荷主端末5と相互に通信する手段であり、一例としてTCP/IPなどのプロトコルを利用して通信することができる。
情報記憶部6は、後述する輸送者情報、荷主情報、荷物情報、取引情報などの各種情報を記憶するハードディスクドライブ(HDD)などの記憶装置を有する。本実施形態では、情報記憶部6は、例えばSCSI、SATAなどのインタフェースを介してサーバー2に接続されている。なお、情報記憶部6は、ネットワーク3上に通信可能に接続された別体のデータベースサーバーにより構成してもよい。この場合、データベースサーバーもサーバー6を構成する。
情報記憶部6は、輸送者に関する輸送者情報を管理する輸送者情報データベース7、荷主に関する荷主情報を管理する荷主情報データベース8、混載輸送を希望する荷物に関する荷物情報データベース9を有する。また、取引きが成立した混載輸送に関する取引情報を管理する取引管理データベース10を有していることが好ましい。
次に、図2~5を参照して、混載輸送支援システム1により提供される混載輸送支援サービスの実行フローについて説明する。
まず、図2に示すように、混載輸送支援サービスを利用したい輸送者により、輸送者端末4から輸送者に関する輸送者情報が入力される(ステップS1)。輸送者情報には、例えば、法人名、営業所名、住所、電話番号、ファクシミリ番号、担当者名、メールアドレス、ログインパスワードなどが含まれる。さらに、輸送車情報として、代表者名、会社設立年、資本金、年間売上高、取引先銀行、締め月、締め日、支払い月、国交省認可番号、営業地区、支払い方法などが含まれていてもよいし、任意で入力できるようになっていてもよい。輸送者端末4から輸送者情報が入力されると、サーバー2は該輸送者情報を輸送者情報データベース7に登録する(ステップS2)
また、輸送者は、混載輸送支援サービスの利用の対価として月額会費を支払うものとし、会費納入の有無は、輸送者情報データベース7に登録される。会費の支払いは、本混載輸送支援システム1を実行するためのウェブサイトを運営する運営者の口座への振り込み、輸送者の口座からの引き落としなど、公知の手段により行われる。なお、上述では混載輸送支援サービスの利用の対価は、月額会費としたが、これに限定されるものではなく、例えば、本サービスを利用して受注した混載輸送について仲介手数料を徴収してもよい。また、無料の試用期間を設けてもよい。
また、混載輸送支援サービスを利用したい荷主により、荷主端末5から荷主に関する荷主情報が入力される(ステップS3)。荷主情報には、例えば、法人名、営業所名、住所、電話番号、ファクシミリ番号、担当者名、メールアドレス、ログインパスワードなどが含まれる。なお、ステップS1,S3は、順番は問わず、任意のタイミングで行われる。荷主端末5から荷主情報が入力されると、サーバー2は該荷主情報を荷主情報データベース8に登録する(ステップS4)
次に、荷物の混載輸送を依頼したい荷主により、荷主端末5からログイン情報が入力されると(ステップS5)、サーバー2は、荷主情報データベース8を参照して、ログイン情報が正しいことを確認し(ステップS6)、荷主端末5からの要求に応じて、荷物情報登録フォームを荷主端末5に表示させる(ステップS7)。ログイン情報は、例えばIDとパスワードであり、IDはメールアドレスであってもよい。
次に、荷主により、荷物に関する荷物情報が入力される(ステップS8)。荷物情報には、例えば、出発日時、出発場所、到着日時、および到着場所が含まれる。荷主端末5から荷物情報が入力されると、サーバー2は該荷物情報を荷物情報データベース9に登録する(ステップS9)。なお、荷主情報と荷物情報は、同時に入力できるようにしてもよい。
次に、図3に示すように、混載輸送が可能な荷物を探している輸送者により、輸送者端末4からログイン情報が入力されると(ステップS10)、サーバー2は、輸送者情報データベース7を参照して、パスワードが正しいこと、会費が納入されていることを確認し(ステップS11)、輸送者端末4からの要求に応じて、荷物情報データベース9に含まれる荷物情報を輸送者端末4に表示させる(ステップS12)。また、サーバー2は、荷物情報と併せて、当該荷物の荷主について、荷主データベース8を参照して荷主情報を輸送者端末4に表示させてもよい。
各案件に係る荷物情報を表示させる画面には、質問・回答フォーム22(図7参照)および提案フォーム25(図7参照)が設けられている。輸送者端末4から質問・回答フォーム22に荷主への質問が入力されると(ステップS13)、サーバー2は輸送者からの質問内容を荷物情報データベース9に登録する(ステップS14)とともに、ログインしている輸送者端末4および荷主端末5に質問内容を表示させる(ステップS15)。なお、サーバー2は、質問がある旨をウェブページ上に表示させることで通知してもよいし、荷主のメールアドレスにメールで通知してもよい。
輸送者からの質問を表示させる画面には、質問・回答フォーム22(図7参照)が設けられており、荷主端末4から質問・回答フォーム22に輸送者への回答が入力されると(ステップS16)、サーバー2は荷主からの回答を荷物情報データベース9に登録する(ステップS17)とともに、ログインしている輸送者端末4および荷主端末5に回答内容を表示させる(ステップS18)。なお、サーバー2は、回答がある旨をウェブページ上に表示させることで通知してもよいし、輸送者のメールアドレスにメールで通知してもよい。
荷主からの回答内容を表示させる画面には質問・回答フォーム22および提案フォーム25が設けられており、質問・回答フォーム22から質問が入力された場合は、ステップS13からステップS18が繰り返される。なお、当該荷物に関する質問および回答は、同じ画面に時系列で表示させるとよい。
図4に示すように、輸送者端末4から提案フォーム25に荷物の混載輸送に関する提案が入力されると(ステップS19)、サーバー2は提案内容を荷物情報データベース9に登録するとともに、輸送者から提案がある旨のメールを当該案件の荷主のメールアドレスに送信する(ステップS20)。なお、サーバー2は、提案がある旨をメールで通知する代わりに、ウェブページ上に表示させることで通知してもよい。
上記輸送者から提案がある旨のメールには当該荷主の専用ページのURLを表示されており、該URLより荷主端末5がログインすると(ステップS21)、サーバー2は、輸送者からの提案内容を荷主端末5に表示させる(ステップS22)。なお、サーバー2は、上記専用ページのURLからのログインに代えて、ログイン画面からログイン情報の入力を求め、ログイン認証を行った上で、提案内容を表示させてもよい。
輸送者からの提案内容を表示させる画面には、提案を採用する「採用」ボタンが設けられており、荷主端末5から「採用」ボタンが押下されると(ステップS23)、サーバー2は荷主から採用があった旨を、提案を行った輸送者のメールアドレスに送信する(ステップS24)。なお、サーバー2は、採用があった旨をメールで通知する代わりに、ウェブページ上に表示させることで通知してもよい。また、サーバー2は、荷主からの採用があった案件の荷物情報を荷物情報データベース9から取引管理データベース10に移動させる(ステップS25)。
荷主から採用があった旨のメールには当該輸送者の専用ページのURLを表示されており、該URLより輸送者端末4がログインすると(ステップS26)、サーバー2は、採用を受けた輸送荷物の荷物情報を表示させるとともにメッセージが入力できるメッセージフォームを表示させる(ステップS27)。なお、サーバー2は、上記専用ページのURLからのログインに代えて、ログイン画面からログイン情報の入力を求め、ログイン認証を行った上で、メッセージフォームを表示させてもよい。
図5に示すように、輸送者端末4からメッセージフォームにメッセージが入力されると(ステップS28)、サーバー2は輸送者からメッセージがある旨のメールを当該案件の荷主のメールアドレスに送信する(ステップS29)。
上記輸送者からメッセージがある旨のメールには当該荷主の専用ページのURLを表示されており、該URLより荷主端末5がログインすると(ステップS30)、サーバー2は、輸送者からのメッセージ内容を荷主端末5に表示させる(ステップS31)。なお、サーバー2は、上記専用ページのURLからのログインに代えて、ログイン画面からログイン情報の入力を求め、ログイン認証を行った上で、メッセージ内容を表示させてもよい。メッセージ内容を表示させる画面には、当該荷物情報や当該輸送者情報を表示させてもよい。
輸送者からのメッセージ内容を表示させる画面には、メッセージフォームが表示されており、荷主端末5からメッセージが入力されると(ステップS32)、サーバー2は荷主からメッセージがある旨のメールを、メッセージを送った輸送者のメールアドレスに送信する(ステップS33)。
荷主からメッセージがある旨のメールには当該輸送者の専用ページのURLを表示されており、該URLより輸送者端末4がログインすると(ステップS34)、サーバー2は、荷主からのメッセージを表示させるとともにメッセージフォームを表示させる(ステップS35)。なお、サーバー2は、上記専用ページのURLからのログインに代えて、ログイン画面からログイン情報の入力を求め、ログイン認証を行った上で、メッセージフォームを表示させてもよい。
メッセージフォームに輸送者端末4からメッセージが入力された場合は、ステップS28からステップS35が繰り返される。
次に、混載輸送支援システム1の使用方法、すなわち混載輸送支援システム1を実行するためのウェブサイト上における輸送者および荷主による操作方法について説明する。
まず、輸送者による操作方法について説明する。混載輸送支援サービスを利用したい輸送者は、自己の輸送者端末4を用いて、混載輸送支援サービスのネットワーク上のURLをクリックしてウェブブラウザを起動し、サーバー2上のウェブアプリケーションの会員登録フォーム(図示しない)から輸送者に関する輸送者情報を入力する。また、輸送者は、混載輸送支援サービスの利用の対価として月額会費を支払う。
輸送者は、混載輸送が可能な荷物を探すときは、混載輸送支援サービスのネットワーク3上のURLをクリックしてウェブブラウザを起動すると、サーバー2上のウェブアプリケーションの荷物一覧画面11(図6参照)が表示される。荷物一覧画面11は、例えば、図6に示すように、新着情報画面12と全国荷物検索画面13とを有する。
新着情報画面12は、案件名欄14と見積期限欄15とにより構成されており、案件名欄14には、例えば荷物の発着場所および荷物の種類といった、登録されている荷物情報の概要のみが案件名として表示される。そして、案件名欄14に表示されている個々の案件名をクリックすると、ログインを求められ、IDおよび輸送者情報登録の際に登録したパスワードを入力し認証されると、当該案件の詳細な荷物情報が表示される。荷物一覧画面11を表示させる前に、予めログインしていれば、案件名をクリックした際にログインを求められることはなく、詳細な荷物情報が表示される。新着情報画面12には、登録されている荷物情報の内、直近に登録された所定の件数の荷物情報についての概要および見積期限が表示される。なお、表示させる件数については任意に設定される。
全国荷物検索画面13は、例えば、「一覧を見る」ボタン16、地域別検索ボタン17、都道府県名選択ボタン18および「検索する」ボタン19から構成されている。「一覧を見る」ボタン16をクリックすると、すべての登録されている荷物情報についての概要(案件名)および見積期限が、新着情報欄12と同様の形式で表示される。地域別検索ボタン17をクリックすると、当該地域を出発場所とする荷物情報についての概要(案件名)および見積期限が、新着情報欄12と同様の形式で表示される。都道府県名選択ボタン18をクリックして都道府県を選択し「検索する」ボタン19をクリックすると、選択した都道府県を出発場所とする荷物情報についての概要(案件名)および見積期限が、新着情報欄12と同様の形式で表示される。そして、個々の案件名をクリックすると、ログインを求められ、IDおよび輸送者情報登録の際に登録したパスワードを入力し認証されると、当該案件の詳細な荷物情報が表示される。荷物一覧画面11を表示させる前に、予めログインしていれば、案件名をクリックした際にログインを求められることはなく、詳細な荷物情報が表示される。
詳細な荷物情報は、例えば、図7に示すように、荷物情報画面20に表示される。荷物情報画面20には、見積期限、案件名、荷物の出発日時および出発場所、到着日時および到着場所、荷物の種類などが表示される。
また、本実施の形態においては、荷物情報画面20の下には荷主情報画面21が設けられており、荷主情報画面21には、法人名、営業所名、担当者名などの荷主情報が表示される。
さらに、荷主情報画面21の下には質問・回答フォーム22が設けられており、荷主への質問があるときは、所定欄に質問事項を入力して「送信」ボタン23をクリックする。
質問を行った輸送者は、適宜ログイン画面からログインし、新着情報画面12または全国荷物検索画面13から当該案件の案件名をクリックして、後述のように質問・回答フォーム22の下に表示される荷主からの回答を確認する。さらに質問がある場合は、上述と同様にして質問・回答フォーム22から質問を送信する。
また、質問・回答フォーム22の下には「この案件に提案する」ボタン24が設けられており、該ボタンをクリックすると、提案フォーム25(図8参照)が表示される。提案フォーム25には、例えば、図8に示すように、担当者名を記入する欄、参考見積価格を記入する欄、見積有効期限を記入する欄、その他の提案内容を自由に記入する欄などが設けられており、これらの欄にそれぞれの内容を入力して「提案する内容を確認」ボタン26をクリックすると、入力した内容を確認するための確認画面(図示せず)が表示される。内容を確認した後、その内容で提案を行う場合は、「提案する」ボタン(図示せず)など所定のボタンをクリックする。
荷主から提案の採用があった場合は、提案の採用があった旨のメールがサーバー2から届く。輸送者が、メールに表示されている専用ページのURLをクリックすると、自身の専用ページが開き、図9に示すように、例えば、登録情報画面27が表示される。登録情報画面27には、当該輸送者の法人名、営業所名、住所、電話番号、FAX番号、担当者名など、サーバー2に登録した自己の登録情報が表示される。
また、専用ページには、「アカウント情報」タブ28、「荷物を依頼する」タブ29、「提案管理」タブ30、「取引管理」タブ31が表示されており、「取引管理」タブ31をクリックすると、提案が採用された案件の案件名の一覧が表示される(図示しない)。そして、案件名をクリックすると、メッセージフォーム(図示しない)が表示される。請け負う混載輸送の詳細内容について打合せしたい事項などがある場合は、その内容を所定欄に入力して、「送信」ボタン(図示せず)など所定のボタンをクリックする。
なお、「アカウント情報」タブ28をクリックすると、例えば、現在の登録情報が表示されるとともに、「登録情報の変更」ボタン(図示せず)が表示される。該ボタンをクリックすると、変更事項を入力できるフォーム(図示せず)が表示され、変更事項を入力することで、登録情報を変更することができる。「荷物を依頼する」タブ29をクリックすると、後述の荷物情報を登録する画面に移動することができ、例えば自身で輸送することが効率的ではない荷物について、他の輸送者に混載輸送を依頼することができる。「提案管理」タブ30をクリックすると、提案している案件と提案されている案件の一覧が表示され、案件名をクリックすると、該案件の提案内容が表示さる。
自己のメッセージに対して荷主からのメッセージがあった場合は、その旨のメールがサーバー2から届く。メールに表示されている専用ページのURLをクリックすると、専用ページが開く。「取引管理」タブ31をクリックし、案件一覧を表示させ、メッセージがあった案件の案件名をクリックすると、メッセージフォームの下に荷主からのメッセージが表示される。さらに、メッセージを送りたい場合は、メッセージフォームに入力して「送信」ボタンなど所定のボタンをクリックする。このように、メッセージをやり取りすることで、請負内容の詳細を打ち合わせることができる。なお、メッセージが届いたときは、「取引管理」タブ31やメッセージがあった案件の欄に、「new」など、新着情報がある旨が表示される。
次に、荷主による操作方法について説明する。混載輸送を依頼したい荷主は、自己の荷主端末5を用いて、混載輸送支援サービスのネットワーク上のURLをクリックしてウェブブラウザを起動し、サーバー2上のウェブアプリケーションの会員登録フォーム(図示しない)から荷主に関する荷主情報を入力する。
荷主は、混載輸送を希望する荷物を依頼するときは、混載輸送支援サービスのネットワーク上のURLをクリックしてウェブブラウザを起動する。そして、ログイン画面(図示しない)にIDおよび荷主情報登録の際に登録したパスワードを入力し認証されると、図9に示すように、自身の専用ページが開く。「荷物を依頼する」タブ29をクリックすると、図10に示すように、依頼中の荷物の案件名が一覧で表示されるとともに、その下に「荷物情報の登録」ボタン32が表示される。該ボタンをクリックすると、荷物情報登録フォーム(図示しない)が表示されるので、出発日時、出発場所、到着日時、および到着場所、荷物の種類、見積期限、希望運賃などを入力し、「登録」ボタン(図示しない)など所定のボタンをクリックする。
依頼を行った荷主は、適宜輸送者からの質問がないかをチェックする。具体的には、ログイン画面からログインし、専用ページを開くと、依頼中の荷物に関して質問がある場合には、「荷物を依頼する」タブ29に「登録荷物に質問あり」などのメッセージが表示される。「荷物を依頼する」タブ29をクリックして依頼中の荷物の一覧を表示させると、質問がある案件の欄に「質問を確認する」などのメッセージが表示されるので、そこをクリックすると図7に示す荷物情報画面20が表示され、その下方の質問・回答フォーム22の下に、輸送者からの質問が表示されるので、その内容を確認する。輸送者からの質問に回答する場合は、質問・回答フォーム22の入力欄に回答内容を入力して「送信」ボタン23をクリックする。
依頼中の荷物に関して、輸送者から提案があった場合は、その旨のメールがサーバー2から届く。メールに表示されている専用ページのURLをクリックすると、図9に示す専用ページが開く。「提案管理」タブ30をクリックして、提案されている案件の一覧を表示させ、その中から提案があった案件の案件名をクリックし、提案内容を表示させ、確認する。なお、提案があったときは「提案管理」タブ30や提案があった案件の欄には「new」など新着情報がある旨のメッセージが表示されている。該提案内容を採用する場合は、提案内容の下に表示されている「提案を採用する」ボタン(図示しない)をクリックする。
提案を採用した案件に関して輸送者からメッセージがあった場合は、その旨のメールがサーバー2から届く。メールに表示されている専用ページのURLをクリックすると、専用ページが開く。「取引管理」タブ31をクリックし、案件一覧を表示させ、メッセージがあった案件の案件名をクリックすると、メッセージフォームの下にメッセージが表示される。なお、メッセージがあったときは「取引管理」タブ31をやメッセージがあった案件の欄には「new」など新着情報がある旨のメッセージが表示されている。メッセージを送りたい場合は、メッセージフォームの所定欄に入力して「送信」ボタンなど所定のボタンをクリックする。また、提案を採用した案件に関して輸送者からのメッセージがない場合でも、自身からメッセージを送りたい場合は、ログイン画面からログインし、専用ページの「取引管理」タブ31から、同様にしてメッセージフォームを表示させてメッセージを入力して送信する。
このように、輸送者は、ウェブサイト上で、混載輸送が希望されている荷物に関する荷物情報を閲覧し、荷主に混載輸送に関する提案をすることができる。この提案が荷主により採用された場合は、混載輸送を受注することができる。荷主は、混載輸送を希望する荷物に関する荷物情報を入力すると、混載輸送が可能な輸送者から混載輸送に関する提案を受けることができ、この提案を採用すれば、混載輸送を発注することができる。また、輸送者と荷主は、質問や回答、メッセージのやり取りを行うことができ、請負内容について打ち合わせることができる。
1:混載輸送支援システム
2:サーバー
3:ネットワーク
4:輸送者端末
5:荷主端末
6:情報記憶部
7:輸送者情報データベース
8:荷主情報データベース
9:荷物情報データベース
10:取引管理データベース
2:サーバー
3:ネットワーク
4:輸送者端末
5:荷主端末
6:情報記憶部
7:輸送者情報データベース
8:荷主情報データベース
9:荷物情報データベース
10:取引管理データベース
Claims (8)
- ネットワークを介して輸送者端末と荷主端末とがそれぞれに接続可能なサーバーを有し、
前記サーバーは、前記輸送者端末から入力された輸送者に関する輸送者情報を管理する輸送者情報データベースと、
前記荷主端末から入力された荷主に関する荷主情報を管理する荷主情報データベースと、
前記荷主端末から入力された混載輸送を希望する荷物に関する荷物情報を管理する荷物情報データベースとを有しており、
前記サーバーは、前記サーバーに前記ネットワークを介して接続された前記輸送者端末に荷物情報を表示させ、
前記サーバーは、前記混載輸送を希望する荷物に関し前記輸送者端末から入力された提案を、前記荷物情報データベースに登録するとともに、前記荷主に前記提案があった旨を通知し、
前記サーバーは、前記荷主端末から入力された前記提案に対する採用を、前記荷物情報データベースに登録するとともに、前記輸送者に前記採用があった旨を通知し、
前記採用された輸送者により前記荷主が前記混載輸送を希望する荷物の混載便による輸送を行うようにしたことを特徴とする混載輸送支援システム。 - 前記輸送者情報データベースには、前記輸送者からの会費の納入の有無に関する情報が登録されており、前記サーバーは、前記会費を納入した前記輸送者の前記輸送者端末に前記荷物情報を表示させることを特徴とする請求項1に記載の混載輸送支援システム。
- 前記提案があった旨の通知は、前記荷主情報データベースに登録された前記荷主のメールアドレスへの送信、および/または、前記サーバーに前記ネットワークを介して接続された前記荷主端末への表示により行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の混載輸送支援システム。
- 前記提案には、前記混載輸送の見積りが含まれることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の混載輸送支援システム。
- 前記採用があった旨の通知は、前記輸送者情報データベースに登録された前記輸送者のメールアドレスへの送信、および/または、前記サーバーに前記ネットワークを介して接続された前記輸送者端末への表示により行われることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の混載輸送支援システム。
- 前記サーバーは、取引きが成立した混載輸送に関する取引情報を管理する取引管理データベースを有し、
前記サーバーは、前記採用があった前記混載輸送に関する前記荷物情報を前記荷物情報データベースから前記取引管理データベースへ移動させ、
前記サーバーは、前記取引きの当事者に係る前記荷主の前記荷主端末および前記輸送者の前記輸送者端末に、前記採用があった前記混載輸送に関する前記荷物情報を表示させ、
前記サーバーは、前記取引きの当事者に係る前記荷主の前記荷主端末または前記輸送者の前記輸送者端末から入力されたメッセージを、 前記取引管理データベースに登録するとともに、前記取引きの相手方に前記メッセージがあった旨を通知することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の混載輸送支援システム。 - 前記サーバーは、前記サーバーに前記ネットワークを介して接続された前記輸送者端末に、自己が前記提案を行っている案件の前記荷物情報を表示させることを特徴とする請求1から請求項6のいずれか一項に記載の混載輸送支援システム。
- 前記荷物情報は、集荷日時、集荷場所、配達日時、および配達場所に関する情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の混載輸送支援システム。
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Publication Number | Publication Date |
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ID=82163779
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-
2020
- 2020-12-17 JP JP2020208997A patent/JP2022096091A/ja active Pending
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