JP2007246223A - 配送業務支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】倉庫に在庫のある配送物は迅速に出荷できるとともに、車両の利用を効率的にすることのできる配送業務支援システムを提供する。
【解決手段】複数の伝票データD4から、各宛先に対して当日に発送すべき配送物の種類および配送数量を集計する宛先別配送物集計手段F6と、宛先別配送物集計手段F6により集計された、各宛先に対して当日に配送すべき配送物のうち、配送物在庫管理手段F2により倉庫に在庫があるものとして管理されている配送物の、種類情報および配送数量情報を、通信手段を介して作業指示端末装置へ無線送信して、作業指示端末装置から、その種類情報および配送数量情報が表す配送物を宛先別に集荷することを作業者に指示する作業指示情報である集荷指示情報を出力させる集荷指示送信手段F14とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、倉庫に収納された配送物を、配送伝票に基づいて、指定された宛先に、車両により配送する配送業務を支援する配送業務支援システムに関する。
倉庫に収納された配送物を、配送伝票に基づいて、指定された宛先に、車両により配送する配送業務が広く行われている。
例えば、製造業者で製造された製品(配送物)を、一旦物流業者の倉庫に入庫し、その倉庫内の各製品を荷主からの配送伝票に基づいて集荷して、トラック等の車両に積み込み、各販売業者へ配送するなどの配送業務が行われている。
配送伝票には、配送先の販売業者名や住所等の宛先を特定する宛先情報、製品等の配送物の配達日を指定する配達日情報、配送する配送物の種類を特定する配送物の種類情報、および、各配送物の種類別の配送数量を指定する配送数量情報が記載されている。
前記倉庫においては、作業者が、配送伝票の宛先情報および配達日情報に基づいて、各宛先に対する送達日数等も考慮して、当日に発送すべき配送物が記載された配送伝票を特定し、その配送伝票に記載された配送物の種類情報および配送数量に基づいて、特定された配送物を倉庫からピッキングして集荷する。そして、集荷した配送物や、それら配送物に対応する各配送伝票の写しを、車両に積み込んで、指定された配送先へ配送物を配送する。配送先においては、車両に積まれた積荷(配送物)と前記各配送伝票の写しとを照合して、配送に間違い等がないかを確認することができる。
さて、近年の消費の傾向から、配送業務においても配送物が多品目(多種類)かつ小ロット(少数)となってきている。これにより、前記集荷作業等において、作業者の作業負荷や作業の複雑さが増しており、配送伝票による確認作業や集荷作業を人手のみで行うことが困難になっている。
そこで、近年、上記のような配送業務を支援するための、コンピュータ等を用いた配送業務支援システムが提案されている。
特許文献1には、従来の配送業務支援システム(ピッキング作業指示システム)が開示されている。図7は、特許文献1に記載されたピッキング作業指示システムのブロック図である。
図7に示す特許文献1記載のシステムにおいては、在庫データファイル5の、物品(配送物)の在庫状況を示す在庫データと、出荷予定データファイル6の、物品の取り出し予定を示す出荷予定を示す出荷予定データとに基づいて、ピッキングすべき物品を指定する作業指示データを作成して、作業者が携帯可能な無線端末1a,1b,1cの表示装置3a,3b,3cに表示させる。作業者は、無線端末1a,1b,1cの表示装置3a,3b,3cに表示された作業指示データに基づいて指定された物品を集荷する。
特許文献1記載のピッキング作業指示システムによれば、作業者は、配送伝票を直接に参照することなく、無線端末の表示装置に表示された作業指示データに基づいて各物品をピッキングするのみで集荷作業を行うことができ、作業者が配送伝票を確認する作業負荷や作業の複雑さを緩和することができる。
特開平8−20416号公報
図5(a)の配送伝票の例を用いて、従来の配送業務における課題を説明する。
配送伝票1〜3には、宛先情報10a、配達日情報10b、配送物の種類情報10c、および各配送物の種類別の配送数量情報10dがそれぞれ記載されている。本例においては、配送伝票1〜3には、それぞれ同日(平成18年1月10日)にX社に配達する配送物が記載されている。
また、作業者が配送伝票1〜3に基づく集荷業務を行う時点での倉庫内の各製品A〜Dの在庫状況を、図5(b)に示す。
従来の配送業務においては、配送伝票に基づいて集荷を行っている。本例においては、配送伝票1に関して、製品Aおよび製品Cの配送数量(それぞれ100個および95個)に対して在庫数量(それぞれ75個および50個)が足りないため、配送伝票1に基づく集荷を完了することができず、したがって配送伝票1に基づく出荷を行うことができない。
ここで、配送伝票1に基づく出荷ができないと、同じ配送伝票1に記載された、在庫数量の足りている製品Bの出荷もできないこととなり、すなわち、在庫数量の足りている製品の出荷までも遅延してしまうことがあるという課題がある。
また、例えば図5(a),(b)の例において、配送伝票1および3について在庫数量が足りずに出荷が遅延していた場合に、製品AおよびCの十分な数量の入庫がなされて、配送伝票1および3に基づく集荷および出荷が可能となったとき、配送伝票1および3に基づく出荷がいちどきに発生することになる。
従来の配送業務においては、このように、遅延していた複数の配送伝票に基づく出荷がいちどきに可能となる場合がある。この出荷量が例えば一台の車両の積載量を超えてしまう場合には、複数の車両を待機させる必要が生じ、また、先行する配送伝票2に基づく出荷は少量の積載で出荷することになるなど、車両の利用が非効率になるという課題がある。
なお、引用文献1には、これらの課題、および、これらの課題を解決するための具体的な構成については、なんらの記載もなされていない。
本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、倉庫に在庫のある配送物は迅速に出荷できるとともに、車両の利用を効率的にすることのできる配送業務支援システムを提供することにある。
本発明に係る配送業務支援システムは、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、倉庫に収納された配送物を、配送伝票に基づいて、指定された宛先に、車両により配送する配送業務を支援する配送業務支援システムであって、無線通信可能に設けられ、無線受信した情報に基づいて作業者に対して作業指示情報を出力可能な作業指示端末装置と、該作業指示端末装置との間で情報を無線通信可能な通信手段と、前記倉庫における配送物の在庫数量を表す情報を、配送物の種類情報毎に、記憶手段に記憶して管理する配送物在庫管理手段と、配送伝票の、宛先情報、配達日情報、配送物の種類情報、および各配送物の種類別の配送数量情報を含む伝票データを入力可能な伝票データ入力手段と、該伝票データ入力手段により入力された複数の前記伝票データから、各前記宛先情報が表す各宛先に対して当日に発送すべき配送物の種類および配送数量を集計する宛先別配送物集計手段と、該宛先別配送物集計手段により集計された、各宛先に対して当日に配送すべき配送物のうち、前記配送物在庫管理手段により前記倉庫に在庫があるものとして管理されている配送物の、種類情報および配送数量情報を、前記通信手段を介して前記作業指示端末装置へ無線送信して、該作業指示端末装置から、該種類情報および配送数量情報が表す配送物を該宛先別に集荷することを作業者に指示する作業指示情報である集荷指示情報を出力させる集荷指示送信手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、宛先別配送物集計手段により、複数の伝票データから、各宛先に対して当日に発送すべき配送物の種類および配送数量を集計し、これらのうち在庫のあるものを集荷するよう指示する作業指示情報を、集荷指示端末装置から出力させる。したがって、従来のように配送伝票単位ではなく、宛先別に集計された配送物の種類および配送数量のみに基づく集荷を行うことができるから、在庫のある配送物を優先的に集荷して出荷することができる。よって、倉庫に在庫のある配送物は迅速に出荷できるとともに、車両の利用を効率的にすることができる。
さらに、前記作業指示端末装置は、作業者が操作可能な操作手段を有し、該操作手段に対して所定の操作がなされたときに、前記集荷指示情報を要求する集荷指示要求信号を無線送信可能に設けられ、前記集荷指示送信手段は、前記通信手段により前記集荷指示要求信号を受信した時点において前記配送物在庫管理手段により前記倉庫に在庫があるものとして管理されている配送物に対応する前記集荷指示情報を、前記作業指示端末装置から出力させることを特徴とする。
これによれば、作業者が集荷作業に入る際に作業指示端末装置に対して前記所定の操作を行うことで、最新の在庫状況に基づいて集荷作業の指示を行うことができる。
また、前記宛先別配送物集計手段により集計された当日に配送すべき未集荷の配送物のうち、前記配送物在庫管理手段により前記倉庫に在庫がないものとして管理されている配送物の、種類情報および配送数量情報を、ユーザーに参照可能に出力する未入庫品出力手段を備えることを特徴とする。
これによれば、当日に配送すべき配送物で未入庫のものを確認することができる。
また、各宛先毎に定められる配送物の集荷場所を表す集荷場所情報を、対応する前記宛先情報と関連付けて記憶手段に登録可能な集荷場所登録手段を備え、前記集荷指示情報は、集荷する前記配送物の種類情報および配送数量情報と、該配送物の宛先に対応する前記集荷場所情報とを含むことを特徴とする。
これによれば、作業者は、集荷指示情報に含まれる集荷場所情報を参照することで、集荷場所を直ちに把握して迅速に集荷作業を行うことができる。
また、前記宛先情報毎に、配送物を配送する優先順位を設定可能な宛先別優先順位設定手段を備え、前記集荷指示送信手段は、前記優先順位が高い宛先への配送物に対応する前記集荷指示情報を、優先的に前記作業指示端末装置から出力させることを特徴とする。
これによれば、優先順位が高く設定された宛先への集荷を優先的に行わせることができる。特に、全ての宛先への配送数量の総量に対して在庫数量が足りない場合に、優先順位が高い宛先に対しては、在庫の配送物を優先的に出荷して、入庫待ちによる出荷の遅延の発生を極力なくすことができる。
また、各配送物の比重を、配送物の種類情報別に、記憶手段に記憶しまたは算出する配送物比重管理手段を備え、前記集荷指示送信手段は、同一の宛先の各種類の配送物のうち、前記比重の大きい種類の配送物から順に、対応する前記集荷指示情報を前記作業指示端末装置から出力させることを特徴とする。
これによれば、より比重の大きい配送物を先に集荷して積荷を積層することができるから、比重のより大きい配送物をより下層に積層することができ、積荷を、バランスがよく、荷崩れを起こしにくいよう積層することができる。
また、配送に用いられる複数の車両のそれぞれに割り振られた車両識別情報、および、各該車両識別情報に対応する各車両が積荷を積み込み可能な状態にあるか否かを表す積込可否情報を、記憶手段に登録可能な車両登録手段と、前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された車両に対応する前記車両識別情報を、前記通信手段を介して前記作業指示端末装置へ無線送信して、該作業指示端末装置から、集荷された積荷を該車両識別情報に対応する車両に積み込むことを作業者に指示する作業指示情報である積込指示情報を出力させる積込指示送信手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、集荷した積荷の車両への積込作業を指示する積込指示情報を、作業指示端末装置から出力させることができる。
さらに、前記作業指示端末装置は、作業者が操作可能な操作手段を有し、該操作手段に対して所定の操作がなされたときに、前記積込指示情報を要求する積込指示要求信号を無線送信可能に設けられ、前記積込指示送信手段は、前記通信手段により前記積込指示要求信号を受信した時点において前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された車両の前記車両識別情報に対応する前記積込指示情報を、前記作業指示端末装置から出力させることを特徴とする。
これによれば、作業者が積込作業に入る際に作業指示端末装置に対して前記所定の操作を行うことで、最新の車両の状況に基づいて積荷作業の指示を行うことができる。
また、各車両毎に、前記積込指示情報に基づいて積み込まれた積荷に含まれる配送物の種類情報および配送数量情報を印刷出力する車両別積荷情報出力手段を備えることを特徴とする。
これによれば、車両別積荷情報出力手段により印刷出力された印刷物により、各車両に積み込まれた積荷に含まれる配送物の種類情報および配送数量情報を把握することができる。すなわち、配送伝票単位ではなく、積み込まれた車両単位での配送物の種類および数量を把握できる印刷物を作成することができる。
また、各宛先毎に、前記当日に積荷された配送物の種類情報および配送数量情報を印刷出力する宛先別積荷情報出力手段を備えることを特徴とする。
これによれば、宛先別積荷情報出力手段により印刷出力された印刷物により、各宛先に配送される配送物の種類情報および配送数量情報を把握することができる。すなわち、配送伝票単位ではなく、宛先毎の配送物の種類および数量を把握できる印刷物を作成することができる。
また、前記積込指示送信手段は、前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された車両が複数ある場合には、該複数の車両に対応する各前記車両識別情報を、前記通信手段を介して前記作業指示端末装置へ無線送信して、該作業指示端末装置から、各該車両識別情報に対応する車両に積荷を積み込むことを作業者に指示する積込指示情報を出力させることを特徴とする。
これによれば、作業者は、作業指示端末装置から出力された、複数の車両に対応する積込指示情報から、積込作業を行う車両を選択することができる。
さらに、前記作業指示端末装置は、作業者が操作可能な操作手段を有し、前記積込指示情報を出力した際、該積込指示情報で積荷を積み込むことを指示された各車両の中から、作業者が積込作業を行う一の車両を、該操作手段を操作することで選択できるとともに、該選択された車両に対応する車両識別情報を無線送信可能に設けられ、前記積込指示送信手段は、前記通信手段により前記作業指示端末装置から受信した前記車両識別情報に基づいて、各車両毎に、積込作業を行っている作業者の数を表す積込作業者数情報を計数し、前記積込指示情報は、前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された各車両に対応する各前記車両識別情報と、該各車両に対応する前記積込作業者数情報とを含むことを特徴とする。
これによれば、作業者は、積込指示情報に含まれる積込作業者数情報から、各車両に対して積込作業を行っている作業者の数を把握することができ、それを考慮した上で、積込作業を行う車両を選択することができる。
本発明に係る配送業務支援システムによれば、倉庫に在庫のある配送物は迅速に出荷できるとともに、車両の利用を効率的にすることができる。
以下、本発明に係る配送業務支援システムを実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係る配送業務支援システムSの構成を示すシステム構成図である。
(配送業務支援システムSの基本構成)
図1に示すように、配送業務支援システムSは、倉庫を有する物流業者内にそれぞれ設けられ、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して互いに通信可能に接続された、サーバ12、端末PC14、オンライン用PC16、モデム17、無線端末管理サーバ18、無線アンテナ20、および、プリンタ22を備える。
また、ネットワークNは、専用回線Cを介して、物流業者と離れた製造業者にも延びて構築される。配送業務支援システムSは、製造業者内のネットワークNに接続された、無線アンテナ24およびバーコードプリンタ26を備える。
さらに、配送業務支援システムSは、モデム17を介してネットワークNに接続された、物流業者から遠隔地の荷主の伝票入力用PC28を備える。
また、配送業務支援システムSは、物流業者および製造業者にそれぞれ設置された無線アンテナ20,24を介して無線端末管理サーバ18と通信可能に設けられ、物流業者および製造業者においてそれぞれ複数用意された、作業指示端末装置としての無線端末30,32を備える。
配送業務支援システムSのサーバ12、端末PC14、オンライン用PC16、無線端末管理サーバ18、および伝票入力用PC28は、それぞれ、いわゆるパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータにより構成される。これらの各コンピュータは、CPUやメモリ等を含む電子回路から成りソフトウェアプログラムを実行して様々な機能(手段)を実現可能な制御部と、キーボードやマウス等の、制御部に対してユーザーが情報を入力可能な入力手段と、液晶ディスプレイやCRT等の、制御部からの信号に応じて情報を表示可能な表示手段と、LANカード等の、ネットワークNを介して他のコンピュータや電子機器等とデータを通信可能なネットワーク通信手段とを有する。
作業指示端末装置としての無線端末30,32は、無線通信可能に設けられ、無線受信した情報に基づいて作業者に対して作業指示情報等を出力可能な表示手段30aと、作業者が操作可能な操作手段としての入力キー32bとを有する。
無線端末管理サーバ18は、製造業者および物流業者にそれぞれ複数設けられた各無線端末30,32との情報の送受信を管理するためのコンピュータである。また、無線アンテナ20,24は、無線端末30,32との間で情報を無線通信するためのアンテナであり、無線端末30,32から受信した情報をデジタル情報に変換して、ネットワークNを介して無線端末管理サーバ18に送信し、また、無線端末管理サーバ18からネットワークNを介して受信した情報を、無線情報に変換して無線端末30,32に無線送信する。
すなわち、無線アンテナ20,24および無線端末管理サーバ18により、無線端末30,32との間で情報を無線通信する通信手段が構成される。
(配送業務支援システムSを用いた配送業務の流れ)
まず、本配送業務支援システムSを用いた配送業務の大まかな流れを説明する。なお、本実施の形態における配送業務は、製造業者で製造された製品(配送物)を、一旦物流業者の倉庫に入庫し、その倉庫内の各配送物を荷主からの配送伝票に基づいて集荷して、トラック等の車両に積み込み、各販売業者へ配送するものとする。
(製品出荷工程)
まず、製造業者は、その工場で製造した製品(配送物)の外箱、または、製品の積まれたパレット毎に、その製品の種類を識別するためのバーコードが記載されたシールを貼る。このバーコードにより、その配送物(製品)の種類を表す種類情報、配送物の外形寸法を表す寸法情報、および、配送物の重さを表す重量情報等を特定することができる。これらの情報は、バーコードにより表される符合と関連付けてサーバ12等のコンピュータに記憶されている。また、このシールには、バーコードと併せて、製品のロットや製造時期を表す情報が印刷される。なお、このシールは、サーバ12により制御されたバーコードプリンタ26により印刷されて出力される。
製造業者は、製品を出荷する際、無線端末32に設けられたバーコード読み取り部により前記バーコードを読み取るとともに、無線端末32の操作手段としての入力キー32bにより、各製品の出荷数(箱数等)を入力する。読み込まれたバーコードの情報および入力された各製品の出荷数の情報は、サーバ12に送信される。サーバ12は、サーバはその情報を記憶手段に記憶する。
製造業者は、この入力処理の後、対応する各製品を、車両に積み込み、物流業者へ発送する。
(入庫工程)
前記トラックが物流業者の倉庫に到着すると、物流業者はそのトラックの積荷を検品する。検品の作業は、物流業者の無線端末30のバーコード読み取り部により、積荷の配送物の外箱またはパレットに貼られた前記シールのバーコードを読み取るとともに、無線端末30の操作手段としての入力キー30bにより、その配送物の個数(箱数)を入力することで行われる。読み込まれたバーコードの情報および入力された配送物の個数の情報は、サーバ12に送信される。サーバ12は、前記製造業者において入力された、出荷された配送物のバーコードに基づく情報および出荷数の情報と、物流業者において入力された、物流業者に到着した配送物のバーコードに基づく情報および出荷数の情報とが一致するか否かを判定することで、検品処理を行う。サーバ12は、検品処理の後、記憶手段に記憶された、出荷された各配送物の情報の属性情報を、「出荷済み」を表す情報から、「検品済み」を表す情報に書き換えて記憶する。
物流業者に到着した配送物は、検品の後、倉庫に入庫される。
サーバ12は、検品が終了すると、無線端末30に、各配送物を置く倉庫内の場所を指定する情報を送信して、無線端末30の表示手段30aに表示出力させる。作業者は、各配送物を倉庫内の当該指定された場所へ運搬する入庫作業を行い、入庫作業の終了時に、無線端末30の入力キー30bを操作して入庫作業が終了した旨の入力操作を行う。無線端末30は、この入庫作業が終了したことを表す情報をサーバ12に送信し、サーバ12は、入庫された各配送物の情報の属性情報を、「検品済み」を表す情報から、「入庫済み」を表す情報に書き換えて記憶する。
倉庫に入庫された各配送物は、荷主から送られてくる配送伝票に基づいて、各販売業者へ配送される。
(集荷工程)
荷主は、伝票入力用PC28に配送伝票を入力する。配送伝票のデータは、伝票入力用PC28から物流業者のサーバ12に送信される。
物流業者の作業者が、無線端末30の入力キー30bに所定の操作を行って集荷の指示を要求すると、その要求はサーバ12に送信される。サーバ12は、前記配送伝票のデータに基づいて、倉庫から集荷すべき配送物を特定する処理を行い、集荷すべき配送物の種類情報および配送数量情報を含む集荷指示情報を、無線端末30に送信して、無線端末30の表示手段30aから出力させる。
物流業者の作業者は、その集荷指示情報に基づいて、倉庫内から所要の配送物をピックアップして、単数または複数のパレット上に集荷する集荷作業を行う。
集荷作業が終了すると、作業者は、無線端末30の入力キー30bに所定の操作を行って、前記集荷指示情報に対応する集荷作業が終了したことを入力する。無線端末30は、この集荷作業が終了したことを表す情報をサーバ12に送信し、サーバ12は、対応する各配送物が集荷済みであることを示す情報を記憶手段に記憶する。また、集荷されたパレット上の配送物(積荷)は、パレット単位でサーバ12の記憶手段に記憶されて管理される。
(積込工程)
また、サーバ12の記憶手段には、物流業者から販売業者への配送物の配送に用いられる複数の車両のそれぞれに割り振られた車両識別情報と、各車両識別情報に対応する各車両が積荷を積み込み可能な状態にあるか否かを表す積込可否情報と、各車両に割り振られた配送先を表す車両配送先情報とが記憶されている。積込可否情報は、例えば、各車両が物流業者に到着した際や、車両への積み込みが完了した際に、オペレータまたは作業者が、端末PC14または無線端末30を介して更新できるよう構成される。
物流業者の作業者が、無線端末30の入力キー30bに所定の操作を行って積荷の指示を要求すると、その要求はサーバ12に送信される。サーバ12は、積み込み可能な車両を特定し、その車両に、集荷した積荷を積み込むことを指示する積込指示情報を、無線端末30に送信して、無線端末30の表示手段30aから出力させる。
物流業者の作業者は、その積込指示情報に基づいて、集荷した積荷を車両に積み込む積込作業を行う。この際、作業者は、無線端末30の操作手段としての入力キー30bにより、積み込む積荷のパレットを識別する識別番号を入力する。
一台の車両に対する積み込み作業が終了した際、作業者は、無線端末30の入力キー30bに所定の操作を行って、前記積込指示情報に対応する積込作業が終了したことを入力する。無線端末30は、この積込作業が終了したことを表す情報をサーバ12に送信し、サーバ12は、この積込作業によりその車両に積み込まれた配送物の種類情報および数量情報をプリンタ22から印刷出力させる。作業者は、この印刷された紙をその車両に積み込む。
また、その車両が、同一の配送先に向かう、その当日の最後の車両である場合には、サーバ12は、その当日にその配送先に発送された全ての配送物の種類情報および配送数量情報をプリンタ22から印刷出力させる。作業者は、この印刷された紙をその車両に積み込む。
車両が配送先に到着すると、配送先の販売業者においては、前記印刷された紙を参照することにより、車両の積荷を検品できるとともに、その当日に配送された配送物を検品することができる。
次に、本実施の形態に係る配送業務支援システムSの具体的な構成について、本配送業務支援システムSの基幹部であるサーバ12の機能を中心に説明する。
図2は、サーバ12の内部構成を示す説明図である。
サーバ12は、CPUやメモリ等を含む電子回路から成りソフトウェアプログラムを実行して様々な機能(手段)を実現可能な制御部12aと、LANカード等の、ネットワークNを介して他のコンピュータや電子機器等とデータを通信可能なネットワーク通信手段12bとを有する。
サーバ12のハードディスクには、配送業務支援プログラムがコンピュータ読み取り可能に記憶(インストール)されている。図2においては便宜的に、配送業務支援プログラムが制御部12aにより実行されることで実現される各手段(機能)F2〜F22を、制御部12aの内部に図示している。また、データD2〜D18は、前記各手段F2〜F22が制御部12aのハードディスクやRAM等の記憶手段に記憶するデータを示している。
以下、サーバ12にインストールされた配送業務支援プログラムが制御部12aにより実行されることで実現される各手段F2〜F22の構成と、各手段F2〜F22に関連する配送業務支援システムSの構成について説明する。
オペレータは、端末PC14を介してサーバ12の集荷場所登録手段F8、宛先別優先順位設定手段F10、および、車両登録手段F16を起動して、配送業務支援システムSを運用する上での各種の初期設定を行うことができる。
(集荷場所登録手段F8)
集荷場所登録手段F8は、前記集荷工程において、各宛先毎に定められる配送物の集荷場所を、端末PC14を介してオペレータが設定することを可能とする手段である。
端末PC14に対してオペレータが所定の操作を行うと、サーバ12の集荷場所登録手段F8が起動される。集荷場所登録手段F8は、端末PC14の表示手段に所定の設定入力画面を表示させる。オペレータは、この設定入力画面に所定の入力を行うことで、配送物の配送を行う各宛先毎に、集荷場所を設定することができる。例えば、倉庫内の一部、または、倉庫の周辺等に設けられた複数の集荷場所のそれぞれに番号(集荷場所情報)を付しておき、集荷場所登録手段F8は、オペレータの操作に基づいて、その番号(集荷場所情報)と、宛先を示す宛先情報とを関連付けて、集荷場所定義データD8として記憶手段に記憶する。
(宛先別優先順位設定手段F10)
宛先別優先順位設定手段F10は、各宛先毎に、配送物を配送する優先順位を、端末PC14を介してオペレータが設定することを可能とする手段である。
端末PC14に対してオペレータが所定の操作を行うと、サーバ12の宛先別優先順位設定手段F10が起動される。宛先別優先順位設定手段F10は、端末PC14の表示手段に所定の設定入力画面を表示させる。オペレータは、この設定入力画面に所定の入力を行うことで、配送物の配送を行う各宛先毎に、配送物を配送する優先順位を設定することができる。宛先別優先順位設定手段F10における優先順位の設定は、例えば、各宛先間で優先順位を相対的に設定するよう構成してもよいし、予め定められた優先レベル(例えば優先レベル1〜3で表される数値)を各宛先毎に設定するよう構成してもよい。宛先別優先順位設定手段F10は、オペレータの操作に基づいて入力された各宛先の優先レベルを現す情報を、宛先情報と関連付けて、宛先別優先順位データD10として記憶手段に記憶する。
なお、この優先順位の設定に基づく処理については、後述する集荷指示送信手段F14の説明において説明する。
(車両登録手段F16)
車両登録手段F16は、物流業者の倉庫から販売業者への配送に用いられる複数の車両のそれぞれに割り振られた車両識別情報、各車両識別情報に対応する各車両に割り振られた配送先を表す車両配送先情報、および、各車両識別情報に対応する各車両が積荷を積み込み可能な状態にあるか否かを表す積込可否情報を含む車両データD16を、端末PC14を介してオペレータが登録することを可能とする手段である。
端末PC14に対してオペレータが所定の操作を行うと、サーバ12の車両登録手段F16が起動される。車両登録手段F16は、端末PC14の表示手段に所定の設定入力画面を表示させる。オペレータは、この設定入力画面に所定の入力を行うことで、配送を行う車両のナンバープレートの番号等の車両識別情報、前記車両配送先情報、および前記積込可否情報を登録することができる。
なお、本実施の形態において、「積荷を積み込み可能な状態」とは、物流業者の倉庫から販売業者への配送に用いられる車両が、積荷の積み込みを待っている状態、および積荷の積み込みの最中である状態を表す。
(配送物比重管理手段F12)
次に、配送物比重管理手段F12について説明する。
サーバ12の前記配送業務支援プログラムには、図示しない配送物登録手段が含まれ、配送物登録手段により、配送の対象となる配送物の種類を表す種類情報に関連付けて、製造者を表す製造者情報、配送物の外形寸法を表す寸法情報、および、配送物の重さを表す重量情報等を、記憶手段に記憶して登録することができる。
配送物比重管理手段F12は、前記配送物登録手段により配送物の情報が登録された際に起動され、各配送物の種類情報毎に、前記外形寸法情報から配送物の体積を算出するとともに、前記重量情報をその体積で割って比重を求め、その比重を表す情報を、配送物比重データD12として、対応する配送物の種類情報に関連付けて記憶手段に記憶する。
なお、配送物比重管理手段F12は、比重の情報を必ずしも記憶手段に記憶するよう構成する必要はなく、例えば、後述する集荷指示送信手段F14により比重の情報が用いられる度に、対応する製品の種類の比重を算出するよう構成しても良い。
また、配送物比重管理手段F12は、比重の情報を寸法情報および重量情報から算出する構成に限定されるものではなく、例えば、比重の情報を直接、各配送物の種類毎に、端末PC14等を介してオペレータが入力可能に設け、記憶手段に登録する構成としてもよい。
次に、配送業務支援システムSの運用中に、配送業務の流れの中で随時起動される、配送物在庫管理手段F2、伝票データ入力手段F4、宛先別配送物集計手段F6、集荷指示送信手段F14、積込指示送信手段F18、車両別積荷情報出力手段F20、および、宛先別積荷情報出力手段F22について、それぞれ説明する。
(配送物在庫管理手段F2)
配送物在庫管理手段F2は、配送される配送物の情報を、前記製品出荷工程から前記集荷工程に至るまで、在庫データD2として記憶手段に記憶して管理する処理を行う。
まず、前述した製品出荷工程において、出荷される配送物の前記バーコードの情報と前記出荷数の情報とが、無線端末32から無線アンテナ24および無線端末管理サーバ18(通信手段)を介してサーバ12に送信されると、配送物在庫管理手段F2が起動され、配送物在庫管理手段F2は、そのバーコードの情報により特定される配送物の種類情報と、各配送物の種類情報に対応する出荷数の情報とを、在庫データD2として記憶手段に記憶する。この時点では、配送物在庫管理手段F2は、在庫データD2の、各出荷される配送物の情報に対応する属性情報を、「出荷済み」を表す情報に設定する。
続いて、物流業者における前記入庫工程の検品の作業において、検品される配送物の前記バーコードの情報と前記出荷数の情報とが、無線端末32から無線アンテナ24および無線端末管理サーバ18(通信手段)を介してサーバ12に送信された際にも、配送物在庫管理手段F2が起動され、配送物在庫管理手段F2は、在庫データD2に記憶された「出荷済み」の属性をもつ配送物の種類情報および出荷数の情報と、物流業者に到着した配送物のバーコードで特定される配送物の種類情報および出荷数の情報とが一致するか否かを判定し、相違があれば、無線端末32の表示手段30aに相違した情報を表示させる。また、相違がなければ、在庫データD2の前記属性情報を、「出荷済み」を表す情報から、「検品済み」を表す情報に書き換える。
続いて、配送物在庫管理手段F2は、無線端末30に、予め定められた、検品された各配送物を置く倉庫内の場所を指定する情報を送信して、無線端末30の表示手段30aに表示出力させる。作業者は、各製品を倉庫内の指定された場所へ運搬する入庫作業を行い、入庫作業の終了時に、無線端末30の入力キー30bを操作して入庫作業が終了した旨の入力操作を行う。無線端末30は、この入庫作業が終了したことを表す情報をサーバ12に送信し、配送物在庫管理手段F2は、これを受けて、入庫された各製品の情報の前記属性情報を、「検品済み」を表す情報から、「入庫済み」を表す情報に書き換える。
(伝票データ入力手段F4)
伝票入力用PC28には、荷主が配送伝票を入力可能な手段が構成される。伝票入力用PC28に入力された配送伝票のデータ(伝票データD4)は、伝票入力用PC28から物流業者のサーバ12に送信される。伝票データ入力手段F4は、伝票入力用PC28から伝票データD4を受信すると、伝票データD4を記憶手段に記憶する。伝票データ入力手段F4は、伝票データD4を複数受信すると、複数の伝票データD4のそれぞれを、そのまま記憶手段に記憶する。
伝票データD4には、配送先の販売業者名や住所等の宛先を特定する宛先情報、製品等の配送物の配達日を指定する配達日情報、配送する配送物の種類を特定する配送物の種類情報、および、各配送物の種類別の配送数量を指定する配送数量情報が含まれている。
(宛先別配送物集計手段F6)
宛先別配送物集計手段F6は、サーバ12の記憶手段に記憶された複数の伝票データD4から、各宛先情報が表す各宛先に対して当日に発送すべき配送物の種類および配送数量を集計する処理を行う。
例えば、図5(a)に示すような3つの配送伝票1〜3に基づく、3つの伝票データD4があったとする。図5(a)の例においては、宛先情報および配達日情報は、それぞれ共通の「X社」および「平成18年1月10日」である。また、倉庫からX社に対して配送物を発送すると、2日後にX社に配達される、すなわちX社に対する送達日数は2日であるものとする。なお、各宛先に対する送達日数を示す情報は、図示しないが、サーバ12の記憶手段に予め登録可能に設けられている。
宛先別配送物集計手段F6は、その3つの伝票データD4を集計し、X社に対して当日に発送すべき配送物の種類および配送数量を集計する。宛先別配送物集計手段F6は、配達日「1月10日」から送達日数「2日」分だけ前の日付を算出し、それが当日である場合、すなわち当日が1月8日である場合には、その配送物の種類および配送数量を集計する。本例においては、各配送物の種類毎に配送数量の合計を集計し、製品Aの配送数量は150個、製品Bの配送数量は230個、製品Cの配送数量は190個、製品Dの配送数量は170個と集計する。
宛先情報の異なる複数の伝票データD4が記憶されている場合には、宛先別配送物集計手段F6は、各宛先情報が表す宛先毎に、当日に発送すべき配送物の種類および配送数量を集計する。例えば、図5(a)の配送伝票1〜3のそれぞれに対応する伝票データD4に加え、図6に示す、倉庫からの送達日数が「1日」のY社が宛先情報となっている配送伝票4〜6に対応する伝票データD4がさらに記憶されている場合には、Y社が宛先情報となっている複数の伝票データD4のうち、配達日情報の「1日」分だけ前の日付が、当日(1月8日とする)の日付と等しいもの、すなわち配送伝票4および6対応する伝票データD4を抽出し、それらの配送物の種類および配送数量を集計する(図6の例では、製品Bの配達数量200個となる。なお、配送伝票5に記載された配送物は、配達日が1月10日であることから、1月9日に発送すべきものであって、当日に発送すべき配送物としては集計されない)。
このように、宛先別配送物集計手段F6は、同様の処理を、各伝票データD4の宛先情報別に行う。
宛先別配送物集計手段F6は、図3に示すように、集計した、当日に配送すべき配送物の情報を、宛先情報別に、配送物データD6として記憶手段に記憶する。
本実施の形態の宛先別配送物集計手段F6は、必ず伝票データD4の配達日情報で示される日に配達がされるよう、配達日より送達日数分だけ前の日が当日となるよう、配達日が設定された伝票データD4のみを集計するよう構成した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、伝票データD4の配達日情報で指定された日より前に配達しても問題のない配達物は、配達日より送達日数分前の日よりもさらに以前に発送してもよいように、当日に発送すべき配送物に含めて集計するよう構成してもよい。また、指定された配達日が所定日数分前後しても構わないような場合には、指定された配達日の前後に前記所定日数のマージンを設け、配達日の前後数日の間に配達されるよう、複数の配達日の配送物を同日(当日)に発送するように集計を行うよう構成してもよい。
(集荷指示送信手段F14)
作業者が、集荷作業を行おうとする際には、まず、無線端末30の入力キー30bに所定の操作を行う。無線端末30は、この操作に対応して、集荷指示情報を要求する集荷指示要求信号を無線送信する。サーバ12は、無線アンテナ24および無線端末管理サーバ18(通信手段)を介してこの集荷指示要求信号を受けると、集荷指示送信手段F14を起動する。
集荷指示送信手段F14は、前記集荷指示要求信号を受けると、配送物データD6で表される、各宛先に対して当日に配送すべき配送物のうち、在庫データD2によりその時点で在庫があるもの、すなわち「入庫済み」として管理されている配送物の種類情報および配送数量情報を、前記通信手段を介して無線端末30へ無線送信する。無線端末30は、この種類情報および配送数量情報が表す配送物を宛先別に集荷することを作業者に指示する作業指示情報である集荷指示情報を、表示手段30aに表示出力する。
また、集荷指示送信手段F14は、集荷場所定義データD8を参照し、前記集荷指示情報に、宛先情報に対応した集荷場所情報を含ませて、無線端末30の表示手段30aに表示出力させる。
すなわち、集荷指示送信手段F14は、集荷すべき配送物の種類情報と、その配送数量情報と、その宛先に対応する集荷場所情報とを、無線端末30の表示手段30aに表示出力させる。
また、集荷指示送信手段F14は、無線端末30に送信する集荷指示情報を決定する際、宛先別優先順位データD10を参照し、優先レベルのより高く設定された宛先に対応する集荷指示情報を、優先的に無線端末30に送信するよう処理を行う。
さらに、集荷指示送信手段F14は、無線端末30に送信する集荷指示情報を決定する際、配送物比重データD12を参照し、同一の宛先に配送される配送物の中では、比重のより大きい配送物に対応する集荷指示情報ほど先に、無線端末30に送信するよう処理を行う。
また、集荷指示送信手段F14は、無線端末30から、集荷指示情報に対応した集荷作業が終了したことを表す情報を受けると、配送物データD6の集荷の済んだ情報を削除するとともに、集荷した数量分、在庫データD2の在庫数量を減算する処理を行う。
この際、集荷作業を行った作業者は、集荷を行ったパレットに対応するパレット番号を入力して、そのパレット番号を表す情報を併せてサーバ12に送信する。集荷指示送信手段F14は、このパレット番号と、対応するパレット上に集荷された配送物(積荷)の種類情報および数量情報とを関連付けて、集荷データD14として記憶手段に記憶する。
集荷指示送信手段F14の処理構成につき、例を挙げて説明する。例えば、配送物データD6が図3に示す状態であり、在庫データD2で表される在庫状況が図5(b)で示される状態であり、さらに、宛先別優先順位データD10によりY社の方がX社よりも配送の優先順位が高く設定されるとともに、配送物比重データD12により表される製品A〜Dの比重は、大きい順にD,C,B,Aとなる値であるとする。
集荷指示送信手段F14は、配送物データD6で表される、各宛先に対して当日に配送すべき配送物のうち、在庫データD2によりその時点で在庫があるものとして管理されている配送物の種類情報および配送数量情報を、前記通信手段を介して無線端末30へ無線送信する。
例に挙げた前記条件においては、集荷指示送信手段F14は、まず宛先別優先順位データD10による優先順位の判定を行い、優先順位の高いY社に対して当日に配送すべき「製品B 200個」につき、在庫データD2と照合を行って、在庫があるかどうかを確認する。本例では、在庫データD2における製品Bの在庫は300個であるから、集荷指示送信手段F14は、集荷すべき配送物の種類情報「製品B」と、その配送数量情報「200個」と、宛先「Y社」に対応する集荷場所情報とを、無線端末30の表示手段30aに表示出力させる。
作業者は、無線端末30の表示手段30aに表示された集荷指示情報に基づいて集荷作業を完了させると、無線端末30の入力キー30bを介して集荷指示情報に対応する作業が終了したことを示す入力を行う。無線端末30は、対応する集荷作業の終了を示す情報をサーバ12に送信する。
集荷指示送信手段F14は、この情報を受けると、配送物データD6の集荷の済んだ情報を削除するとともに、集荷した数量分、在庫データD2の在庫数量を減算する処理を行う。
この際、集荷作業を行った作業者は、集荷を行ったパレットに対応するパレット番号を入力して、そのパレット番号を表す情報を併せてサーバ12に送信する。集荷指示送信手段F14は、このパレット番号と、対応するパレット上に集荷された配送物(積荷)の種類情報および数量情報とを関連付けて、集荷データD14として記憶手段に記憶する。
集荷指示送信手段F14は、再度、前記集荷指示要求信号を受けた際には、残るX社に対して当日に発送すべき複数種類の製品A,B,C,Dについて、それぞれに対応する配送物比重データD12で表される比重を比較し、最も比重の大きい製品Dを170個集荷する旨の集荷指示情報を無線端末30へ無線送信する。
集荷指示送信手段F14は、無線端末30から製品Dの集荷が終了した旨の情報を受けると、配送物データD6の集荷の済んだ情報を削除するとともに、集荷した数量分、在庫データD2の在庫数量を減算する処理を行う。さらに、この集荷に対応するパレット番号と、パレット上に集荷された配送物(積荷)の種類情報および数量情報とを関連付けて、集荷データD14として記憶手段に記憶する。
集荷指示送信手段F14は、さらに再度、前記集荷指示要求信号を受けた際には、残る製品A,B,Cのうち、配送物比重データD12で表される比重の最も大きい製品Cの集荷指示情報を無線端末30へ送信する。ただし、製品Cは、配送数量(190個)に対して在庫数量(50個)が足りない。集荷指示送信手段F14は、配送物データD6が表す配送数量と在庫データD2が表す在庫数量とを比較する処理を行い、配送数量に対して在庫数量が足りない場合には、在庫数量(50個)分のみの集荷指示情報を、無線端末30へ送信する。
なお、本発明はこの構成に限定されず、配送数量に対して在庫数量が足りない場合には、対応する製品の集荷を指示する集荷指示情報を送信せずにスキップするよう構成してもよい。
なお、本実施の形態においては、配送物を、積荷の下の方から、比重の大きい順に積むよう、比重の大きい配送物ほど先に集荷する構成としたが、この他にも、製品の特性等に応じて、集荷の優先順位を種々設定する構成を採用することもできる。例えば、バーコードと併せて印刷されている前記製品のロットや製造時期の情報を管理して、同じ種類の配送物の中でも製造ロットが若いまたは製造時期の早いものを先に集荷するよう構成してもよい。
集荷指示送信手段F14は、集荷指示要求信号を受ける度に、同様の処理を行って、配送物データD6として記憶された全ての配送物について集荷が終了するまで、集荷指示情報を生成して無線端末30に送信する。なお、配送物データD6として記憶された全ての配送物について集荷が終了した場合には、以降の集荷指示要求信号に対しては、集荷する配送物がないことを示す情報を、無線端末30に送信して表示手段30aに表示させる。
(未入庫品出力手段)
また、配送業務支援プログラムは、図示しない未入庫出力手段を実現するプログラムを含む。未入庫出力手段は、配送物データD6が表す当日に配送すべき未集荷の配送物のうち、在庫データD2により在庫がないものとして管理されている、すなわち前記属性情報が未だ「入庫済み」と成っていない配送物の、種類情報、配送数量情報、および前記属性情報を、端末PC14または無線端末30等に送信して、オペレータまたは作業者に参照可能に出力する機能を実現する。
未入庫品出力手段によれば、オペレータまたは作業者は、当日に配送すべき配送物で未入庫の配送物の種類、数量、既に出荷済みか否か等の状態を確認することができる。これにより、その配送物が入庫されるまでの時間等を予想することが容易となり、例えば、物流業者において未入庫の配送物の積込を待っている車両に対し、入庫を待つべきか、待たずに在庫にある配送物のみで発送するべきか等の判断を的確に下すことが容易となる。
(積込指示送信手段F18)
物流業者の倉庫から販売業者への配送に用いられる車両が、倉庫に到着して積荷の積み込みを待っている状態になると、オペレータは、端末PC14を介して車両登録手段F16を操作し、当該車両に対応する車両データD16の積込可否情報を、「積荷を積み込み可能」である旨を表す情報に更新する。
作業者が、車両への積込作業を行おうとする際には、まず、無線端末30の入力キー30bに所定の操作を行う。無線端末30は、この操作に対応して、積込指示情報を要求する積込指示要求信号を無線送信する。サーバ12は、無線アンテナ24および無線端末管理サーバ18(通信手段)を介してこの積込指示要求信号を受けると、積込指示送信手段F18を起動する。
積込指示送信手段F18は、車両データD16の前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された車両に対応する前記車両識別情報を特定する。また、積込指示送信手段F18は、その車両識別情報に対応する前記車両配送先情報を読み取って、集荷場所定義データD8から、その配送先に対応する集荷場所情報を特定する。
そして、積込指示送信手段F18は、特定した車両識別情報および集荷場所情報を、前記通信手段を介して無線端末30へ無線送信して、無線端末30の表示手段30aに、その集荷場所情報が表す集荷場所に集荷された積荷をその車両識別情報に対応する車両に積み込むことを作業者に指示する作業指示情報である積込指示情報を表示出力させる。
また、積込指示送信手段F18は、前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された車両が複数ある場合には、それら複数の車両に対応する各車両識別情報を、前記通信手段を介して無線端末30へ無線送信して、無線端末30の表示手段30aに、各車両識別情報に対応する車両に積荷を積み込むことを作業者に指示する積込指示情報を表示出力させる。
ここで、無線端末30は、前記積込指示情報を表示出力した際、積込指示情報で積荷を積み込むことを指示された各車両の中から、作業者が積込作業を行う一の車両を、入力キー30bを操作することで選択できるとともに、その選択された車両に対応する車両識別情報を無線送信可能に設けられる。積込指示送信手段F18は、前記通信手段により無線端末30から受信した(すなわち作業者が選択した)この車両識別情報に基づいて、各車両毎に、積込作業を行っている作業者の数を表す積込作業者数情報を計数する。すなわち、積込指示送信手段F18は、作業者が積込作業を行う車両の車両識別情報を受信する度に、その車両に積込作業を行っている社業者数情報をカウントアップする。そして、積込指示送信手段F18が無線端末30に送信する積込指示情報には、車両識別情報および集荷場所情報に加え、各車両識別情報に対応する積込作業者数情報も含ませる。すなわち、無線端末30の表示手段30aに表示される積込指示情報には、例えば図4に示すように、車両識別情報(図4中 「車両番号」)と、各車両識別情報に対応する集荷場所情報(図4中 「集荷場所」)および積込作業者数情報(図4中 「現作業者数」)とが含まれ、作業者は、カーソル31(反転部)を入力キー30bを介して移動させて所定の操作を行うことで、それらの中から積込作業を行う車両を選択することができる。
これによれば、無線端末30で積込作業指示の要求を行った作業者は、各車両の積込作業に掛かっている作業者の人数を、各車両毎に把握でき、手薄になっている車両の積込作業を選択するなど、各車両の積込作業に掛かる作業者の過不足を防いで、積込作業の効率を上げることができる。
また、作業者は、無線端末30の入力キー30bに所定の操作を行って、車両へ積み込んだパレットの前記パレット番号を、前記通信手段を介してサーバ12に無線送信する。
積込指示送信手段F18は、これを受けると、その積込作業に対応する車両識別情報、その車両識別情報が表す車両に積み込まれたパレットのパレット番号、ならびに、パレット番号に関連付けられたパレット上に集荷された配送物(積荷)の種類情報および数量情報を、積荷データD18として記憶手段に記憶する。また、それに対応する集荷データD14を削除する。
また、作業者は、一の車両への積込作業を完了した際、積込作業が完了したことを表す情報を、無線端末30の入力キー30bにより入力してサーバ12に送信する。これを受けると、サーバ12では車両別積荷情報出力手段F20および宛先別積荷情報出力手段F22が起動される。また、このとき、車両登録手段F16が起動し、当該車両に対応する車両データD16の積込可否情報を、「積荷を積み込み不可能」である旨を表す情報に更新する。
(車両別積荷情報出力手段F20)
車両別積荷情報出力手段F20は、前記の通り起動されると、積荷データD18を参照して、当該車両に積み込まれた積荷に含まれる配送物の種類情報および配送数量情報の一覧表を、プリンタ22(図1参照)から印刷出力させる。
作業者は、印刷出力されたこの印刷物(一覧表)を、積荷とともに対応する車両に積み込んで、積荷とともに配送先の販売業者に送る。
配送先の販売業者においては、この印刷物により、各車両に積み込まれた積荷に含まれる配送物の種類情報および配送数量情報を把握することができる。すなわち、配送伝票単位ではなく、積み込まれた車両単位での配送物の種類および数量を把握できる。
(宛先別積荷情報出力手段F22)
宛先別積荷情報出力手段F22は、前記の通り起動されると、まず配送物データD6および集荷データD14に、対応する宛先への当日に配送すべき配送物が残っているか否かを判定する。残っている場合には、宛先別積荷情報出力手段F22は処理を行わず終了する。他方、対応する宛先への当日に配送すべき配送物が残っていない、すなわち全て車両に積み込まれたものと判定された場合には、宛先別積荷情報出力手段F22は、積荷データD18を参照して、対応する宛先に、当日に積荷された配送物の種類情報および配送数量情報を、プリンタ22から印刷出力させる。
作業者は、宛先別積荷情報出力手段F22により印刷出力されたこの印刷物を、積荷および車両別積荷情報出力手段F20により印刷出力された印刷物とともに、対応する車両に積み込んで、積荷とともに配送先の販売業者に送る。
配送先の販売業者においては、宛先別積荷情報出力手段F22により印刷出力されたこの印刷物により、当日に配送された全ての配送物の種類情報および配送数量情報を把握することができる。すなわち、配送伝票単位ではなく、宛先毎の配送物の種類および数量を把握できる。
本実施の形態に係る配送業務支援システムによれば、宛先別配送物集計手段F6により、複数の伝票データD4から、各宛先に対して当日に発送すべき配送物の種類および配送数量を集計し、これらのうち在庫のあるものを集荷するよう指示する作業指示情報を、無線端末30から出力させる。したがって、従来のように配送伝票単位ではなく、集計された配送物の種類および配送数量のみに基づく集荷を行うことができるから、在庫のある配送物を優先的に集荷して出荷することができる。よって、倉庫に在庫のある配送物は迅速に出荷できるとともに、車両の利用を効率的にすることができる。
本発明に係る配送業務支援システムの構成を示すシステム構成図である。 本発明に係る配送業務支援システムのサーバの内部構成を示すブロック図である。 宛先別配送物集計手段により集計された、当日に配送すべき配送物の情報である配送物データの説明図である。 積込指示情報が表示された、作業指示端末装置としての無線端末の表示手段を示す説明図である。 配送伝票および在庫状況の例を示す図である。 配送伝票の例を示す図である。 従来の配送業務支援システム(ピッキング作業指示システム)を示す図である。
符号の説明
S 配送業務支援システム
N ネットワーク
F2 配送物在庫管理手段
F4 伝票データ入力手段
F6 宛先別配送物集計手段
F8 集荷場所登録手段
F10 宛先別優先順位設定手段
F12 配送物比重管理手段
F14 集荷指示送信手段
F16 車両登録手段
F18 積込指示送信手段
F20 車両別積荷情報出力手段
F22 宛先別積荷情報出力手段
D2 在庫データ
D4 伝票データ
D6 配送物データ
D8 集荷場所定義データ(集荷場所情報)
D10 宛先別優先順位データ
D12 配送物比重データ
D14 集荷データ
D16 車両データ(車両識別情報、積込可否情報)
D18 積荷データ
10a 宛先情報
10b 配達日情報
10c 配送物の種類情報
10d 配送数量情報
12 サーバ
14 端末PC
16 オンライン用PC
17 モデム
18 無線端末管理サーバ(通信手段)
20 無線アンテナ(通信手段)
22 プリンタ
26 バーコードプリンタ
28 伝票入力用PC
30 無線端末(作業指示端末装置)
30a 表示手段
30b 入力キー(操作手段)

Claims (12)

  1. 倉庫に収納された配送物を、配送伝票に基づいて、指定された宛先に、車両により配送する配送業務を支援する配送業務支援システムであって、
    無線通信可能に設けられ、無線受信した情報に基づいて作業者に対して作業指示情報を出力可能な作業指示端末装置と、
    該作業指示端末装置との間で情報を無線通信可能な通信手段と、
    前記倉庫における配送物の在庫数量を表す情報を、配送物の種類情報毎に、記憶手段に記憶して管理する配送物在庫管理手段と、
    配送伝票の、宛先情報、配達日情報、配送物の種類情報、および各配送物の種類別の配送数量情報を含む伝票データを入力可能な伝票データ入力手段と、
    該伝票データ入力手段により入力された複数の前記伝票データから、各前記宛先情報が表す各宛先に対して当日に発送すべき配送物の種類および配送数量を集計する宛先別配送物集計手段と、
    該宛先別配送物集計手段により集計された、各宛先に対して当日に配送すべき配送物のうち、前記配送物在庫管理手段により前記倉庫に在庫があるものとして管理されている配送物の、種類情報および配送数量情報を、前記通信手段を介して前記作業指示端末装置へ無線送信して、該作業指示端末装置から、該種類情報および配送数量情報が表す配送物を該宛先別に集荷することを作業者に指示する作業指示情報である集荷指示情報を出力させる集荷指示送信手段とを備えることを特徴とする配送業務支援システム。
  2. 前記作業指示端末装置は、作業者が操作可能な操作手段を有し、該操作手段に対して所定の操作がなされたときに、前記集荷指示情報を要求する集荷指示要求信号を無線送信可能に設けられ、
    前記集荷指示送信手段は、前記通信手段により前記集荷指示要求信号を受信した時点において前記配送物在庫管理手段により前記倉庫に在庫があるものとして管理されている配送物に対応する前記集荷指示情報を、前記作業指示端末装置から出力させることを特徴とする請求項1記載の配送業務支援システム。
  3. 前記宛先別配送物集計手段により集計された当日に配送すべき未集荷の配送物のうち、前記配送物在庫管理手段により前記倉庫に在庫がないものとして管理されている配送物の、種類情報および配送数量情報を、ユーザーに参照可能に出力する未入庫品出力手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の配送業務支援システム。
  4. 各宛先毎に定められる配送物の集荷場所を表す集荷場所情報を、対応する前記宛先情報と関連付けて記憶手段に登録可能な集荷場所登録手段を備え、
    前記集荷指示情報は、集荷する前記配送物の種類情報および配送数量情報と、該配送物の宛先に対応する前記集荷場所情報とを含むことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項記載の配送業務支援システム。
  5. 前記宛先情報毎に、配送物を配送する優先順位を設定可能な宛先別優先順位設定手段を備え、
    前記集荷指示送信手段は、前記優先順位が高い宛先への配送物に対応する前記集荷指示情報を、優先的に前記作業指示端末装置から出力させることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項記載の配送業務支援システム。
  6. 各配送物の比重を、配送物の種類情報別に、記憶手段に記憶しまたは算出する配送物比重管理手段を備え、
    前記集荷指示送信手段は、同一の宛先の各種類の配送物のうち、前記比重の大きい種類の配送物から順に、対応する前記集荷指示情報を前記作業指示端末装置から出力させることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項記載の配送業務支援システム。
  7. 配送に用いられる複数の車両のそれぞれに割り振られた車両識別情報、および、各該車両識別情報に対応する各車両が積荷を積み込み可能な状態にあるか否かを表す積込可否情報を、記憶手段に登録可能な車両登録手段と、
    前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された車両に対応する前記車両識別情報を、前記通信手段を介して前記作業指示端末装置へ無線送信して、該作業指示端末装置から、集荷された積荷を該車両識別情報に対応する車両に積み込むことを作業者に指示する作業指示情報である積込指示情報を出力させる積込指示送信手段とを備えることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項記載の配送業務支援システム。
  8. 前記作業指示端末装置は、作業者が操作可能な操作手段を有し、該操作手段に対して所定の操作がなされたときに、前記積込指示情報を要求する積込指示要求信号を無線送信可能に設けられ、
    前記積込指示送信手段は、前記通信手段により前記積込指示要求信号を受信した時点において前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された車両の前記車両識別情報に対応する前記積込指示情報を、前記作業指示端末装置から出力させることを特徴とする請求項7記載の配送業務支援システム。
  9. 各車両毎に、前記積込指示情報に基づいて積み込まれた積荷に含まれる配送物の種類情報および配送数量情報を印刷出力する車両別積荷情報出力手段を備えることを特徴とする請求項7または8記載の配送業務支援システム。
  10. 各宛先毎に、前記当日に積荷された配送物の種類情報および配送数量情報を印刷出力する宛先別積荷情報出力手段を備えることを特徴とする請求項7〜9のうちのいずれか一項記載の配送業務支援システム。
  11. 前記積込指示送信手段は、前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された車両が複数ある場合には、該複数の車両に対応する各前記車両識別情報を、前記通信手段を介して前記作業指示端末装置へ無線送信して、該作業指示端末装置から、各該車両識別情報に対応する車両に積荷を積み込むことを作業者に指示する積込指示情報を出力させることを特徴とする請求項7〜10のうちのいずれか一項記載の配送業務支援システム。
  12. 前記作業指示端末装置は、作業者が操作可能な操作手段を有し、前記積込指示情報を出力した際、該積込指示情報で積荷を積み込むことを指示された各車両の中から、作業者が積込作業を行う一の車両を、該操作手段を操作することで選択できるとともに、該選択された車両に対応する車両識別情報を無線送信可能に設けられ、
    前記積込指示送信手段は、前記通信手段により前記作業指示端末装置から受信した前記車両識別情報に基づいて、各車両毎に、積込作業を行っている作業者の数を表す積込作業者数情報を計数し、
    前記積込指示情報は、前記積込可否情報により積み込み可能な状態にあると表された各車両に対応する各前記車両識別情報と、該各車両に対応する前記積込作業者数情報とを含むことを特徴とする請求項11記載の配送業務支援システム。
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