JP2008293344A - 保険契約管理方法、その管理プログラム、及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、商品が輸送容器に詰め込まれていても、対象商品個々の保険契約をスムーズに行え、複数の保険会社が絡んでも煩雑でなく、更に物流会社にとって重要な物流情報は、保険料を算定するに必要最低限のみ公開するシステムを提供することにある。
【解決手段】
保険契約管理装置400は、保険会社などから契約管理を依頼された物流保険の商品内容を管理し、トレーサビリティデータ管理装置300にアクセスして、トレーサビリティDB360に商品内容に合致するトレーサビリティデータがあれば、対応する商品に対する物流保険契約を開始するとともに、保険会社が保険料を算定するために必要最低限のトレーサビリティデータを取得し、保険業務装置500に受け渡す。また、トレーサビリティデータに含まれる包含関係情報の活用により、輸送容器内の商品個々に対する保険契約が可能である。
【選択図】図1
本発明は、商品が輸送容器に詰め込まれていても、対象商品個々の保険契約をスムーズに行え、複数の保険会社が絡んでも煩雑でなく、更に物流会社にとって重要な物流情報は、保険料を算定するに必要最低限のみ公開するシステムを提供することにある。
【解決手段】
保険契約管理装置400は、保険会社などから契約管理を依頼された物流保険の商品内容を管理し、トレーサビリティデータ管理装置300にアクセスして、トレーサビリティDB360に商品内容に合致するトレーサビリティデータがあれば、対応する商品に対する物流保険契約を開始するとともに、保険会社が保険料を算定するために必要最低限のトレーサビリティデータを取得し、保険業務装置500に受け渡す。また、トレーサビリティデータに含まれる包含関係情報の活用により、輸送容器内の商品個々に対する保険契約が可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、保険会社から契約管理を依頼された物流保険の商品内容を管理し、対象となる輸送物に対する保険契約を代行する保険契約管理方法に関し、特に、トレーサビリティデータを利活用する技術に関する。
物流保険(運送保険)、旅行傷害保険、労災保険などの損害保険の分野において、今までは契約対象の数や期間をおおよそで見積って契約していたのを(例えば物流保険では、おおよその輸送量、おおよその期間で契約していたのを)、情報処理装置や情報媒体、情報システムなどの技術の進歩により、1つひとつの契約対象を離れた場所からでも把握しやすくなったことにより、個々の契約対象に、実態に即した内容・期間の保険契約をかけられるようになりつつある。
その中で、特許文献1では、個人ごとの行動パターンと個人情報に基づいてリスク細分化された傷害保険や賠償責任保険の保険料を顧客に提供する方法が開示されている。すなわち、ゲート装置はユーザが携帯する個人端末から個人情報を読み取ることで特定区域へのユーザの立ち入りを検出し、個人情報と区域情報を保険提示サーバに送信し、保険提示サーバはゲート装置から受信した個人情報と区域情報に基づいて当該ユーザ・区域を対象とする保険の種別・料金を決定する。当該区域への立ち入り日時・立ち退き日時に応じた保険料の算出も可能である。
しかし、個人情報は保険契約対象である各ユーザが携帯する個人端末からそれぞれ読み取られるので、従来技術を物流保険に横展開することを考えると、コンテナに保険契約対象の商品(当該物品の情報を含むタグが添付)が詰め込まれていると、いちいちコンテナを開けて、商品に添付されたタグを読み取らなければならない。また、複数の保険会社が絡むときの煩雑さを解消する方法が開示されていない。
そこで、本発明の目的は、商品が輸送容器(コンテナ、パレットなど)に詰め込まれていても、対象商品個々の保険契約をスムーズに行えることと、複数の保険会社が絡んでも煩雑でないシステムを提供することを実現させる保険契約管理方法、そのプログラム、及びその装置を提供することにある。更に、詳細な物流情報はその物流会社にとって外部には出したくない重要なノウハウ情報である場合があるので、保険会社への公開は必要最低限にとどめられる保険契約管理方法等を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は処理部と記憶部と通信部とを有する情報処理装置において、保険会社から契約管理を依頼された物流保険の商品内容を管理し、対象となる輸送物に対する保険契約を代行するため、処理部が、保険会社から契約管理を依頼された物流保険の商品内容を記憶する記憶部から物流保険の商品内容を取得する処理と、トレーサビリティデータを記憶するトレーサビリティデータ管理装置から通信部を介して、物流保険の商品内容に示される契約開始条件を満たすトレーサビリティデータを取得し、対象となる輸送物に対する保険契約を開始する処理と、開始された保険契約の内容を記憶部に記憶させる処理と、保険会社が契約管理を依頼した物流保険に係る保険料を算定する保険業務装置から通信部を介して、物流保険の商品内容を一意に特定する保険商品コードを取得する処理と、記憶部から保険商品コードにより一意に特定される物流保険の商品内容と、物流保険の商品内容をもって開始された保険契約の内容を取得する処理と、トレーサビリティデータ管理装置から通信部を介して、保険契約の内容により一意に特定される輸送物に係るトレーサビリティデータのうち、物流保険の商品内容に示される契約開始条件を満たすものからはじまり、物流保険の商品内容に示される保険契約を終了させる契約終了条件を満たすもので終わる一連のものと、更には物流保険の商品内容に示される契約終了条件を満たすものを含んでそれ以降のもののうち、検品に係るものと、を取得し、保険業務装置に通信部を介して通知する処理とを有する保険契約管理方法、そのプログラム等を提供する。
また、本発明におけるトレーサビリティデータは、少なくともそのトレーサビリティデータに対応する輸送物を一意に特定するトレース対象ID(識別子)と、トレーサビリティデータが生成された日時と、トレーサビリティデータが生成された拠点と、トレーサビリティデータが生成された業務を示す業務イベントとを含み、物流保険の商品内容は、少なくとも保険商品コードと、この物流保険の商品内容に示される契約開始拠点と契約開始イベントの組合せが上述の拠点と業務イベントに一致するトレーサビリティデータに対応する輸送物が、この物流保険の商品内容に示される契約対象条件を満たすことである契約開始条件と、この契約開始条件を満たして保険契約が開始された輸送物に対応するトレーサビリティデータの拠点と業務イベントの組合せがこの物流保険の商品内容に示される契約終了拠点と契約終了イベントに一致すれば保険契約を終了させる契約終了条件とを含み、保険契約の内容は、少なくともこの保険契約が開始された輸送物を一意に特定するIDと、この保険契約が開始された物流保険の保険商品コードとを含む。
また、本発明におけるトレーサビリティデータは、さらに、当該トレーサビリティデータに対応する輸送物を包含する他の輸送物を一意に特定する被包含物IDを含み、輸送物に他の輸送物が詰め込まれるとき、トレース対象IDと被包含物IDと業務イベントの組合せが前者の輸送物のIDと後者の輸送物のIDと詰め込み業務を示す業務イベントであるトレーサビリティデータが生成されており、輸送物から他の輸送物を取り出したとき、トレース対象IDと被包含物IDと業務イベントの組合せが前者の輸送物のIDと後者の輸送物のIDと取り出し業務を示す業務イベントであるトレーサビリティデータが生成されており、各輸送物に係るトレーサビリティデータとは、当該輸送物のIDがトレース対象IDと一致するトレーサビリティデータのみならず、業務イベントが詰め込み、および取り出しであるトレーサビリティデータのトレース対象IDと被包含物IDという包含関係を次々と辿ることにより、当該輸送物をそのときに包含している輸送物のトレーサビリティデータも含む。
この明細書において、トレーサビリティデータとは、輸送物個々の木目細かな物流履歴を示すデータを意味する。また、契約開始条件とは、物流保険の商品内容に示される契約開始拠点と契約開始イベントの組合せが、拠点と業務イベントに一致するトレーサビリティデータに対応する輸送物が、物流保険の商品内容に示される契約対象条件を満たすことを意味する。同様に、契約終了条件とは、この契約開始条件を満たして保険契約が開始された輸送物に対応するトレーサビリティデータの拠点と業務イベントの組合せが、物流保険の商品内容に示される契約終了拠点と契約終了イベントに一致すれば保険契約を終了させる条件を意味する。
本発明によれば、商品が輸送容器(コンテナ、パレットなど)に詰め込まれていても、対象商品個々の保険契約をスムーズに行えることと、複数の保険会社が絡んでも煩雑でないシステムを提供することを実現できる。更に、詳細な物流情報はその物流会社にとって外部には出したくない重要なノウハウ情報である場合があるので、保険会社への公開は必要最低限にとどめることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態などについて説明する。
図1は、第一の実施例に係るシステムの全体構成図であり、トレーサビリティデータ管理装置300と、保険契約管理装置400と、少なくとも1つ以上の保険会社(保険会社i1、保険会社i2など)ごとに有する少なくとも1つ以上の保険業務装置500と、少なくとも1つ以上の物流拠点(拠点p1、拠点p2、拠点p3など)ごとに有する少なくとも1つ以上の物流業務装置200と、以上の装置間をつなぐ通信路600と、物流拠点間を輸送される輸送物(商品(個品)、輸送容器(パレット、コンテナなど))ごとに添付されているタグ100と、から構成される。通信路600は、例えば有線LAN(Local Area Network)や無線LANなどといった規格の通信路である。
次に、タグ100は、例えばバーコードや二次元コード、RFID(Radio Frequency Identification)タグなど、当該タグ100が添付されている輸送物を一意に特定する(同じ種類の商品、輸送容器でも、1つ1つを区別する)トレース対象IDを少なくとも含む媒体である。
次に、物流業務装置200は、例えば物流ゲートやPDA(Personal Digital Assistants)、PC(Personal Computer)、ノートPCなどにリーダ(バーコードリーダ、二次元コードリーダ、RFIDリーダなど)を内蔵・外付けした情報処理装置であり、輸送物の詰め込み・出荷・入荷・取り出し・検品などの物流業務に際し、輸送物に添付されているタグ100からトレース対象IDを読み取り、業務データを付加してトレーサビリティデータを生成し、そのトレーサビリティデータをトレーサビリティデータ管理装置300に通知するものである。物流業務装置200は、少なくともCPU201と、メモリ202と、記憶装置203と、通信インタフェース204と、リーダ205と、から構成される。通信インタフェース204は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、トレーサビリティデータ管理装置300と通信路600を介して通信する。リーダ205は、例えばバーコードリーダや二次元コードリーダ、RFIDリーダなどであり、タグ100から少なくともトレース対象IDを読み取る。記憶装置203は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなど、プログラムやデータを記憶する装置であり、プログラムとして少なくとも物流業務プログラム210を含む。
物流業務プログラム210は、輸送物の詰め込み・出荷・入荷・取り出し・検品などの物流業務に際し、リーダ205を介してタグ100からトレース対象IDを読み取り、業務データを付加してトレーサビリティデータを生成し、そのトレーサビリティデータを通信インタフェース204を介してトレーサビリティデータ管理装置300に通知するためのプログラムであり、メモリ202に読み込まれ、CPU201に実行されることにより、処理が実行される。トレーサビリティデータの構成、ならびに生成方法は、後述する図2の説明に示される。
次に、トレーサビリティデータ管理装置300は、例えばPCなどといった情報処理装置であり、物流業務装置200において生成され、通知されたトレーサビリティデータを管理するとともに、そのトレーサビリティデータを保険契約管理装置400からアクセスされるものである。トレーサビリティデータ管理装置300は、少なくとも処理部(CPU)301と、記憶部であるメモリ302と記憶装置303と、通信部である通信インタフェース304と、から構成される。通信インタフェース304は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、物流業務装置200や保険契約管理装置400と通信路600を介して通信する。記憶装置303は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなど、プログラムやデータを記憶する装置であり、プログラムとして少なくともトレーサビリティデータ管理プログラム310を含み、データとして少なくともトレーサビリティDB360を含む。
トレーサビリティDB360は、物流業務装置200において生成されたトレーサビリティデータを管理するためのデータである。トレーサビリティDB360の構成は、後述する図2の説明に示される。
トレーサビリティデータ管理プログラム310は、物流業務装置200において生成され、通知されたトレーサビリティデータを、通信インタフェース304を介して受信し、トレーサビリティDB360に登録するためのプログラムであり、メモリ302に読み込まれ、CPU301に実行されることにより、処理が実行される。
次に、保険契約管理装置400は、例えばPCなどといった情報処理装置であり、保険会社から契約管理を依頼された物流保険の商品内容を管理し、トレーサビリティデータ管理装置300にアクセスして前記商品内容に合致するトレーサビリティデータがあれば、そのトレーサビリティデータに対応する個品に対する物流保険契約を開始するとともに、保険会社が保険料を算定するために必要最低限のトレーサビリティデータを、トレーサビリティデータ管理装置300にアクセスして取得し、保険業務装置500に受け渡すためのものである。保険契約管理装置400は、少なくとも処理部(CPU)401と、記憶部であるメモリ402と記憶装置403と、通信部である通信インタフェース404と、から構成される。通信インタフェース404は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、トレーサビリティデータ管理装置300や保険業務装置500と通信路600を介して通信する。記憶装置403は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなど、プログラムやデータを記憶する装置であり、プログラムとして少なくとも保険商品管理プログラム410と、保険契約管理プログラム420と、を含み、データとして少なくとも保険商品管理テーブル460と、保険契約管理DB470と、を含む。
保険商品管理テーブル460は、保険会社から契約管理を依頼された物流保険の商品内容を管理するためのデータである。保険商品管理テーブル460の構成は、後述する図5の説明に示される。
保険契約管理DB470は、物流保険契約を開始した個品を管理するためのデータである。保険契約管理DB470の構成は、後述する図6の説明に示される。
保険商品管理プログラム410は、保険会社から契約管理を依頼された物流保険の商品内容を保険商品管理テーブル460に登録するためのプログラムである。保険商品管理プログラム410は、保険契約管理装置400に図示しない入力装置や、保険業務装置500から通知され、受信した通信インタフェース404から入力されるなどにより、物流保険の商品内容を保険商品管理テーブル460に適宜登録する。
保険契約管理プログラム420は、通信インタフェース404を介しトレーサビリティデータ管理装置300にアクセスして、保険商品管理テーブル460に登録されている物流保険の商品内容に合致するトレーサビリティデータがあれば、そのトレーサビリティデータに対応する個品に対する物流保険契約を開始し、その契約内容を保険契約管理DB470に登録するとともに、保険会社が保険料を算定するために必要最低限のトレーサビリティデータを、通信インタフェース404を介しトレーサビリティデータ管理装置300にアクセスして取得し、保険業務装置500に受け渡すためのものである。
記憶装置403が記憶するプログラムは、メモリ402に読み込まれ、CPU401に実行されることにより、それぞれの処理が実行される。
次に、保険業務装置500は、例えばPCなどといった装置であり、保険会社が保険契約管理装置400に契約管理を依頼した物流保険商品について契約済みの個品に対応するトレーサビリティデータを、保険契約管理装置400にアクセスして取得し、そのトレーサビリティデータをもとに保険料を算定するためのものである。保険業務装置500は、少なくとも処理部(CPU)501と、記憶部であるメモリ502と記憶装置503と、通信部である通信インタフェース504と、から構成される。通信インタフェース504は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインタフェースであり、保険契約管理装置400と通信路600を介して通信する。記憶装置503は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなど、プログラムやデータを記憶する装置であり、プログラムとして少なくとも保険業務プログラム510を含む。
保険業務プログラム510は、保険会社が保険契約管理装置400に契約管理を依頼した物流保険商品について契約済みの個品に対応するトレーサビリティデータを、通信インタフェース504を介し保険契約管理装置400にアクセスして取得し、そのトレーサビリティデータをもとに保険料を算定するためのプログラムであり、メモリ502に読み込まれ、CPU501に実行されることにより、処理が実行される。
次に、図2は、図1におけるトレーサビリティデータ管理装置300内のトレーサビリティDB360の構成図であり、レコードのフィールドとして少なくともトレース対象ID360aと、日時360bと、拠点360cと、業務イベント360dと、被包含物ID360eと、を含む。各レコードには、物流業務装置200において生成され、トレーサビリティデータ管理装置300に通知されたトレーサビリティデータが登録される。トレーサビリティデータの生成方法については、次の通りである。
各物流拠点(図1の拠点p1、拠点p2、拠点p3など)における輸送物(商品(個品)、輸送容器(パレット、コンテナなど))の詰め込み・出荷・入荷・取り出し・検品などの物流業務に際し、各物流業務を担う物流業務プログラム210により(または、物流業務プログラム210を各物流業務のモードにすることにより)、物流業務ごとのトレーサビリティデータが生成される。
詰め込み業務に際し生成されるトレーサビリティデータは、トレーサビリティデータ08を例に説明すると、まず詰め込まれる側(包含する側・外側)の輸送物に添付されているタグ100からトレース対象ID(「3089715439」)を読み取り、続いて詰め込む側(包含される側・内側)の輸送物に添付されているタグ100からトレース対象ID(「1002012048」)を読み取り、詰め込まれる側(包含する側・外側)の輸送物に詰め込む側(包含される側・内側)の輸送物を詰め込むことで、トレース対象ID360aが詰め込む側(包含される側・内側)のトレース対象ID(「1002012048」)、日時360bがそのときの日時、拠点360cが当該詰め込み業務が行われている拠点を一意に特定する拠点ID(「p1」)、業務イベント360dが「詰め込み」、被包含物ID360eが詰め込まれる側(包含する側・外側)のトレース対象ID(「3089715439」)であるトレーサビリティデータが生成される。なお、詰め込まれる側(包含する側・外側)・詰め込む側(包含される側・内側)の輸送物に他の輸送物が詰め込まれている(他の輸送物を包含している)場合であっても、トレース対象IDを読み取るタグ100は最も外側にある(最も包含している)輸送物のもののみである。
出荷業務に際し生成されるトレーサビリティデータは、トレーサビリティデータ09を例に説明すると、出荷する輸送物に添付されているタグ100からトレース対象ID(「3089715439」)を読み取り、出荷する輸送物を出荷することで、トレース対象ID360aが前記トレース対象ID、日時がそのときの日時、拠点360cが当該出荷業務が行われている拠点を一意に特定する拠点ID(「p1」)、業務イベント360dが「出荷」であるトレーサビリティデータが生成される。被包含物ID360eには何も設定されない。なお、出荷する輸送物に他の輸送物が詰め込まれている(他の輸送物を包含している)場合であっても、トレース対象IDを読み取るタグ100は最も外側にある(最も包含している)輸送物のもののみである。
入荷業務に際し生成されるトレーサビリティデータは、トレーサビリティデータ12を例に説明すると、入荷した輸送物に添付されているタグ100からトレース対象ID(「3089715439」)を読み取ることで、トレース対象ID360aが前記トレース対象ID、日時がそのときの日時、拠点360cが当該入荷業務が行われている拠点を一意に特定する拠点ID(「p3」)、業務イベント360dが「入荷」であるトレーサビリティデータが生成される。被包含物ID360eには何も設定されない。なお、入荷した輸送物に他の輸送物が詰め込まれている(他の輸送物を包含している)場合であっても、トレース対象IDを読み取るタグ100は最も外側にある(最も包含している)輸送物のもののみである。
取り出し業務に際し生成されるトレーサビリティデータは、トレーサビリティデータ13を例に説明すると、取り出される側(包含する側・外側)の輸送物から取り出す側(包含される側・内側)の輸送物を取り出し、まず取り出された側(包含する側・外側)の輸送物に添付されているタグ100からトレース対象ID(「3089715439」)を読み取り、続いて取り出した側(包含される側・内側)の輸送物に添付されているタグ100からトレース対象ID(「1002012048」)を読み取ることで、トレース対象ID360aが取り出した側(包含される側・内側)のトレース対象ID(「1002012048」)、日時360bがそのときの日時、拠点360cが当該取り出し業務が行われている拠点を一意に特定する拠点ID(「p3」)、業務イベント360dが「取り出し」、被包含物ID360eが取り出された側(包含する側・外側)のトレース対象ID(「3089715439」)であるトレーサビリティデータが生成される。なお、取り出された側(包含する側・外側)・取り出した側(包含される側・内側)の輸送物に他の輸送物が詰め込まれている(他の輸送物を包含している)場合であっても、トレース対象IDを読み取るタグ100は最も外側にある(最も包含している)輸送物のもののみである。
検品業務に際し生成されるトレーサビリティデータは、トレーサビリティデータ16を例に説明すると、検品した個品に添付されているタグ100からトレース対象ID(「1002012048」)を読み取ることで、トレース対象ID360aが前記トレース対象ID、日時がそのときの日時、拠点360cが当該検品業務が行われている拠点を一意に特定する拠点ID(「p3」)、業務イベント360dが「検品」であるトレーサビリティデータが生成される。被包含物ID360eには何も設定されない。なお、検品を行うのは商品(個品)に対してのみである。
次に、図3は、トレース対象ID360aのフォーマットの一具体例を表す図である。トレース対象ID360aは10桁の数字からなり、先頭1桁が当該トレース対象ID360aに対応する輸送物の輸送単位360a0、すなわち個品、パレット、コンテナのいずれであるかを表す。
輸送単位360a0が「1」であるとき、当該トレース対象ID360aは個品のものであることを表し、残りの9桁にメーカコード360a011(3桁)、商品コード360a012(3桁)、シリアルナンバー360a013(3桁)が続く。メーカコード360a011には当該個品のメーカを一意に特定するメーカコードが設定され、商品コード360a012には当該個品の商品の種類(商品種類)を当該メーカ内で一意に特定する商品コードが設定され、シリアルナンバー360a013には当該個品を当該メーカ、当該商品種類内で一意に特定するシリアルナンバーが設定される。
輸送単位360a0が「2」であるとき、当該トレース対象ID360aはパレットのものであることを表し、残りの9桁にパレットを一意に特定するパレットID360a021が続く。輸送単位360a0が「3」であるとき、当該トレース対象ID360aはコンテナのものであることを表し、残りの9桁にコンテナを一意に特定するコンテナID360a031が続く。
次に、図4は、図1の拠点p1における輸送物に対する物流業務の流れを表す図であり、個品、パレット、コンテナの包含関係を表す図でもある。
トレース対象ID360aが「1001002003」である個品はそのまま出荷され、その足跡をトレーサビリティデータ01に残す。
トレース対象ID360aが「1002012043」である個品は、トレース対象ID360aが「2013975098」であるパレットに詰め込まれ、その足跡をトレーサビリティデータ06に残す。そしてトレース対象ID360aが「2013975098」であるパレットと、トレース対象ID360aが「1002012048」である個品は、トレース対象ID360aが「3089715439」であるコンテナに詰め込まれ、それぞれの足跡をトレーサビリティデータ07と、トレーサビリティデータ08に残す。そしてトレース対象ID360aが「3089715439」であるコンテナは出荷され、その足跡をトレーサビリティデータ09に残す。
以上のトレーサビリティデータの足跡を辿れば、拠点p1における出荷時点での個品、パレット、コンテナの包含関係を把握できる。なお、個品、パレット、コンテナの包含関係を把握できるのは拠点p1における出荷時点のみならず、他のトレーサビリティデータの足跡を辿ることにより、任意の拠点における任意の時点での個品、パレット、コンテナの包含関係を把握できる。
次に、図5は、図1の保険契約管理装置400内の保険商品管理テーブル460の構成図であり、レコードのフィールドとして少なくとも保険会社460aと、保険商品コード460bと、契約開始拠点460cと、契約開始イベント460dと、契約対象条件460eと、契約終了拠点460fと、契約終了イベント460gと、を含む。図5に示された物流保険商品の内容については、後で具体例((保険会社460a、保険商品コード)の組合せが(i1、312)、(i1、219)、(i2、118))を使って説明する。
保険会社460aには、当該レコードに示される物流保険商品の契約管理を依頼した保険会社を一意に特定する保険会社IDを設定する。
保険商品コード460bには、当該レコードに示される物流保険商品を当該保険会社内で一意に特定する保険商品コードを設定する。
契約開始拠点460c、契約開始イベント460d、契約対象条件460eには、当該レコードに示される物流保険商品の契約を開始する条件を設定する。この開始条件について説明すると、トレーサビリティDB360の拠点360cが契約開始拠点460cで、業務イベント360dが契約開始イベント460dであるトレーサビリティデータが、契約対象条件460eを満たすことである。
例えば、トレース対象IDが「1001002003」である個品は、保険会社460aが「i1」で、保険商品コード460bが「312」である物流保険商品の契約対象である。なぜなら、トレーサビリティDB360において管理されている、トレース対象ID360aが「1001002003」であるトレーサビリティデータには、拠点360cが物流保険商品の契約開始拠点460c(「p1」)であり、業務イベント360dが物流保険商品の契約開始イベント460d(「出荷」)であり、「メーカコード360a011が「001」である」という契約対象条件460eを満たすトレーサビリティデータ01が含まれるからである。
また、トレース対象IDが「1002012043」である個品は、保険会社460aが「i1」で、保険商品コード460bが「219」である物流保険商品の契約対象である。なぜなら、トレーサビリティDB360には、拠点360cが物流保険商品の契約開始拠点460c(「p1」)であり、業務イベント360dが物流保険商品の契約開始イベント460d(「出荷」)であるトレーサビリティデータには、「メーカコード360a011が「002」であり、商品コード360a012が「012」である」という契約対象条件460eを満たす個品(トレース対象IDが「1002012043」)を包含しているコンテナ(トレース対象IDが「3089715439」)のトレーサビリティデータ09が含まれるからである。このように、図4の説明で示した、個品、パレット、コンテナの包含関係を用いることにより、包含されている個品に対する物流保険契約を開始できる。
契約終了拠点460f、契約終了イベント460gには、当該レコードに示される物流保険商品の契約を終了する条件を設定する。この終了条件について具体的には、トレーサビリティDB360において管理されている、物流保険商品の契約が開始されている個品に対応するトレーサビリティデータのうち、契約開始以降のものであり、拠点360cが物流保険商品の契約終了拠点460fであり、業務イベント360dが物流保険の契約終了イベント460gであるものまでが契約範囲である。
例えば、保険会社460aが「i1」であり、保険商品コード460bが「312」である物流保険商品の契約対象であるトレース対象IDが「1001002003」である個品は、トレーサビリティデータ04までが契約範囲である。なぜなら、契約対象であるトレース対象IDが「1001002003」である個品に対応するトレーサビリティデータのうち、契約開始以降のもの(トレーサビリティデータ01以降のもの)であり、拠点360cが物流保険商品の契約終了拠点460f(「p3」)であり、業務イベント360dが物流保険商品の契約終了イベント460g(「入荷」)であるものがトレーサビリティデータ04のためである(図2参照)。
また、保険会社460aが「i1」であり、保険商品コード460bが「219」である物流保険商品の契約対象であるトレース対象IDが「1002012043」である個品は、トレーサビリティデータ10までが契約範囲である。なぜなら、契約対象であるトレース対象IDが「1002012043」である個品、及び前記個品を包含している輸送容器(トレース対象IDが「3089715439」であるコンテナ)に対応するトレーサビリティデータのうち、契約開始以降のもの(トレーサビリティデータ09以降のもの)であり、業務イベント360dが物流保険商品の契約終了拠点460f(「p2」)であり、業務イベント360eが前記物流保険商品の契約終了イベント460g(「入荷」)であるものがトレーサビリティデータ10のためである(図2参照)。このように、前述の図4の説明に示した、個品、パレット、コンテナの包含関係を用いることにより、包含されている個品に対する物流保険契約を終了できる。
ここで、図5に示した保険商品管理テーブル460の各レコードに対応する物流保険の商品内容について、例を挙げて説明する。
保険会社460aが「i1」で、保険商品コード460bが「312」である物流保険商品は、例えば保険会社i1が、メーカコードが「001」であるメーカと保険契約を結んでいるもので、当該メーカが生産した個品ごとに、拠点p1における出荷時点から、拠点p3における入荷時点までの破損による損害を補償するものである。
保険会社460aが「i1」で、保険商品コード460bが「219」である物流保険商品は、例えば保険会社i1が、メーカコードが「002」であるメーカから保険契約を結んでいるもので、当該メーカが生産した個品のうち、商品コードが「012」の水濡れに弱い個品ごとに、拠点p1における出荷時点から、拠点p2における入荷時点までの水濡れによる損害を補償するものである。拠点p1から拠点p2までを海上輸送、拠点p2から拠点p3までを陸上輸送とすると、水濡れによる損害の可能性が高いのは拠点p1から拠点p2までの海上輸送であり、その海上輸送の間に限り保険契約が結ばれているものである。
保険会社460aが「i2」で、保険商品コード460bが「118」である物流保険商品は、例えば保険会社i2が、拠点p3のリテーラと保険契約を結んでいるもので、トレース対象IDが「1002012048」である個品について、拠点p1における出荷時点からの不着による損害を補償するものである。
次に、図6は、保険契約管理装置400内の保険契約管理DB470の構成図であり、レコードのフィールドとして少なくとも契約ID470aと、契約対象ID470bと、保険会社470cと、保険商品コード470dと、を含む。
契約ID470aには、当該レコードに示される物流保険契約を一意に特定する契約IDを設定する。契約対象ID470bには、当該レコードに示される物流保険契約の契約対象の個品のトレース対象IDを設定する。保険会社470cには、当該レコードに示される物流保険契約の物流保険商品の保険会社IDを設定する。そして、保険商品コード470dには、当該レコードに示される物流保険契約の物流保険商品の保険商品コードを設定する。
次に、図7は、第一の実施例のシステムにおける保険契約処理のフロー図であり、当該フローに従って、保険契約管理プログラム420が、トレーサビリティDB360にアクセスして、保険商品管理テーブル460に登録されている物流保険の商品内容に合致するトレーサビリティデータがあれば、そのトレーサビリティデータに対応する個品に対する物流保険契約を開始し、その契約内容を保険契約管理DB470に登録する。
まず、このフローは、保険契約管理装置400に図示されていない入力装置により処理の実行を指示されることや、例えば一時間間隔のスケジュールなどにより開始される(S4201)。なお、以下では、図5の保険商品管理テーブル460に示される、保険会社460aが「i1」で、保険商品コード460bが「219」である物流保険商品を例に説明する。
フローが開始されると、保険契約管理プログラム420は、保険商品管理テーブル460からすべてのレコードを読み取ることで、管理しているすべての物流保険の商品内容を取得する(S4202)。
そして、保険契約管理プログラム420は、ステップS4202で読み取ったレコードそれぞれに示される物流保険の商品内容に合致するトレーサビリティデータを、トレーサビリティDB360から取得する(S4203)。具体的には、保険商品管理テーブル460に示される、保険会社460aが「i1」で、保険商品コード460bが「219」である物流保険商品(契約開始拠点460c=「p1」、契約開始イベント460d=「出荷」、契約対象条件460e=「メーカコード360a011が「002」であり、商品コード360a012が「012」である」)を例に説明すれば、それに合致するトレーサビリティデータとして、トレーサビリティDB360に示されるトレーサビリティデータ09を取得する。
なぜなら、トレーサビリティデータ09の拠点360c(「p1」)、業務イベント360d(「出荷」)と、契約開始拠点460c(「p1」)、契約開始イベント460d(「出荷」)とが一致し、トレーサビリティデータ09のトレース対象ID360a(「3089715439」)に対応する輸送物(コンテナ)が包含しているトレース対象ID360aが「1002012043」、「1002012048」であるそれぞれの個品が、契約対象条件460eを満たすからである。トレース対象ID360a(「3089715439」)に対応する輸送物(コンテナ)が、トレース対象ID360a(「1002012043」)に対応する個品を包含していることは、トレーサビリティDB360に示されるトレーサビリティデータ08の被包含物ID360e(「3089715439」)とトレース対象ID360a(「1002012048」)との包含関係から把握できる。すなわち、トレーサビリティデータ09からトレーサビリティデータ08を辿ることにより把握できる。また、トレース対象ID360a(「3089715439」)に対応する輸送物(コンテナ)が、トレース対象ID360a(「1002012043」)に対応する個品を包含していることは、トレーサビリティDB360に示されるトレーサビリティデータ07の被包含物ID360e(「3089715439」)とトレース対象ID360a(「2013975098」)との包含関係、ならびにトレーサビリティデータ06の被包含物ID360e(「2013975098」)とトレース対象ID360a(「1002012043」)との包含関係から把握できる。すなわち、トレーサビリティデータ09からトレーサビリティデータ07、トレーサビリティデータ06と辿ることにより把握できる。
そして、保険契約管理プログラム420は、ステップS4203で取得したトレーサビリティデータそれぞれに対応する個品に対する物流保険契約を開始し、その契約内容を保険契約管理DB470に登録する(S4204)。具体的には、図5の保険商品管理テーブル460に示される、保険会社460aが「i1」で、保険商品コード460bが「219」である物流保険商品を例に説明すれば、前記保険会社460a(「i1」)、前記保険商品コード460b(「219」)、契約対象である個品のトレース対象ID360a(「1002012043」、「1002012048」のそれぞれ)の組合せを、保険契約管理DB470の新たなレコードの保険会社470c、保険商品コード470d、契約対象ID470bに登録し、前記レコードの契約ID470aに契約を一意に特定する契約ID(「i1015」、「i1016」のそれぞれ)を登録する(以上により、(契約ID470a、契約対象ID470b)の組合せが、(「i1015」、「1002012043」)、(「i1016」、「1002012048」)の2つのレコードが登録される。)。
そして、以上で保険契約管理プログラム420は保険契約処理を終了する(S4205)。
なお、当該保険契約処理を図5の保険商品管理テーブル460に示されるすべての物流保険商品について行うと、結果として図6の保険契約管理DB470に示されるそれぞれの契約内容が登録される。保険契約管理DB470に示される、契約ID470aが「i1015」、「i1016」、「i2039」である3つの契約内容に着目すると、契約対象ID470bが「1002012043」、「1002012048」という、拠点p1における出荷時点で同一のコンテナに詰め込まれている2つの個品について、同時に同一の保険契約が行われていること、また、契約対象ID470bが「1002012048」である個品については、図6に示すように、保険会社i1の物流保険商品と、保険会社i2の物流保険商品の保険契約が同時に行われていることがわかる。
次に、図8は、第一の実施例のシステムにおける保険料算定処理およびトレーサビリティデータ受け渡し処理のフロー図である。図8において、保険業務装置500内の保険業務プログラム510が、保険契約管理装置400内の保険契約管理プログラム420と通信し、保険会社が保険契約管理装置400に契約管理を依頼した物流保険商品について契約済みの個品に対応するトレーサビリティデータを取得し、そのトレーサビリティデータをもとに保険料を算定する(保険料算定処理)。一方、保険契約管理装置400内の保険契約管理プログラム420が、トレーサビリティDB360にアクセスして、保険会社が保険料を算定するために必要最低限のトレーサビリティデータを、保険業務プログラム510と通信して受け渡す(トレーサビリティデータ受け渡し処理)。
まず、保険料算定処理のフローは、保険業務装置500に図示されていない入力装置により処理の実行を指示されることや、例えば一日間隔のスケジュールなどにより開始される(S5101)。なお、以下では、保険会社IDが「i1」である保険会社が、保険商品コードが「219」である物流保険商品に関する保険料を算定することを例に説明する。
フローが開始されると、保険業務プログラム510は、図示されていない入力装置や、予め設定されているスケジュールにより、保険料を算定する保険商品コード(「219」)が指定され、以下、保険商品コードに対応する物流保険商品の保険料算定処理を進める(S5102)。
保険業務プログラム510は保険契約管理プログラム420に対し、当該保険会社を一意に特定する保険会社ID(「i1」)と、ステップS5102で指定された保険商品コード(「219」)を通知することで、保険会社IDと保険商品コードの組合せの物流保険商品について、契約済みの個品に対応するトレーサビリティデータを要求する(S5103)。
保険契約管理プログラム420は、保険業務プログラム510から要求(保険会社ID(「i1」)と保険商品コード(「219」)の組合せ)を受信することで、トレーサビリティデータ受け渡し処理のフローを開始する(S4211)。
そして、保険契約管理プログラム420は保険商品管理テーブル460から、ステップS4211で受信した保険会社ID(「i1」)と保険商品コード(「219」)の組合せと一致する保険会社460aと保険商品コード460bの組合せのレコード(契約開始拠点460c=「p1」、契約開始イベント460d=「出荷」、契約終了拠点=「p2」、契約終了イベント=「入荷」)を取得する(S4212)。
そして、保険契約管理プログラム420は保険契約管理DB360から、ステップS4211で受信した保険会社ID(「i1」)と保険商品コード(「219」)の組合せと一致する保険会社470cと保険商品コード470dの組合せのレコードすべて((契約ID470a、契約対象ID470b)の組合せが、(「i1015」、「1002012043」)、(「i1016」、「1002012048」)のそれぞれのレコード)を取得する(S4213)。
そして、保険契約管理プログラム420はトレーサビリティDB360から、ステップS4213で取得したそれぞれのレコード(契約内容)の契約対象ID470bに関連するトレーサビリティデータのうち、前記契約開始拠点460c(「p1」)と前記契約開始イベント460d(「出荷」)の組合せと一致する拠点360cと業務イベント360dの組合せのトレーサビリティデータからはじまり、前記契約終了拠点460f(「p2」)と前記契約終了イベント460g(「入荷」)の組合せと一致する拠点360cと業務イベント360dの組合せのトレーサビリティデータで終わる一連のトレーサビリティデータと、それ以降のトレーサビリティデータのうち、トレース対象ID360aと業務イベント360dがそれぞれ前記契約対象ID470bと「検品」であるトレーサビリティデータを取得する(S4214)。なお、契約対象ID470bに関連するトレーサビリティデータとは、トレース対象ID360aが前記契約対象ID470bに一致するもののみならず、トレース対象ID360aに対応する輸送物が前記契約対象ID470bに対応する個品を包含しているものも含む。包含関係の辿り方については、前述の図7のステップS4203の説明に示した辿り方と同様である。取得されるトレーサビリティデータについて具体的には、保険契約管理DB470に示される契約ID470aと契約対象ID470bの組合せが「i1015」と「1002012043」であるレコード(契約内容)に対して取得されるトレーサビリティデータは、「1002012043」という契約対象ID470bに関連するトレーサビリティデータ(トレーサビリティデータ06、トレーサビリティデータ07、トレーサビリティデータ09、トレーサビリティデータ10、トレーサビリティデータ11、トレーサビリティデータ12、トレーサビリティデータ14、トレーサビリティデータ15、トレーサビリティデータ17)のうち、拠点360cと業務イベント360dの組合せが「p1」と「出荷」のもの(トレーサビリティデータ09)からはじまり、拠点360cと業務イベント360dの組合せが「p2」と「入荷」のもの(トレーサビリティデータ10)で終わる一連のトレーサビリティデータと、それ以降のトレーサビリティデータ(トレーサビリティデータ10、トレーサビリティデータ11、トレーサビリティデータ12、トレーサビリティデータ14、トレーサビリティデータ15、トレーサビリティデータ17)のうち、トレース対象ID360aと業務イベント360dの組合せが「1002012043」と「検品」のもの(トレーサビリティデータ17)である。すなわち、トレーサビリティデータ09、トレーサビリティデータ10、トレーサビリティデータ17が取得される。また、保険契約管理DB470に示される契約ID470aと契約対象ID470bの組合せが「i1016」と「1002012048」であるレコード(契約内容)に対して取得されるトレーサビリティデータは、「1002012048」という契約対象ID470bに関連するトレーサビリティデータ(トレーサビリティデータ08、トレーサビリティデータ09、トレーサビリティデータ10、トレーサビリティデータ11、トレーサビリティデータ12、トレーサビリティデータ13、トレーサビリティデータ16)のうち、拠点360cと業務イベント360dの組合せが「p1」と「出荷」のもの(トレーサビリティデータ09)からはじまり、拠点360cと業務イベント360dの組合せが「p2」と「入荷」のもの(トレーサビリティデータ10)で終わる一連のトレーサビリティデータと、それ以降のトレーサビリティデータ(トレーサビリティデータ10、トレーサビリティデータ11、トレーサビリティデータ12、トレーサビリティデータ13、トレーサビリティデータ16)のうち、トレース対象ID360aと業務イベント360dの組合せが「1002012048」と「検品」のもの(トレーサビリティデータ16)である。すなわち、トレーサビリティデータ09、トレーサビリティデータ10、トレーサビリティデータ16が取得される。
以上で取得された、ステップS4211で受信した保険会社ID(「i1」)と保険商品コード(「219」)の組合せの物流保険商品について、契約済みの個品に対応するトレーサビリティデータのうち保険会社に公開できるものに、それぞれのトレーサビリティデータが取得される契機となった、保険契約管理DB470に示される契約ID470aを付加したものの一覧(保険契約対象トレーサビリティデータ)を生成し、保険業務プログラム510に通知することで応答し、以上で保険契約管理プログラム420はトレーサビリティデータ受け渡し処理を終了する(S4215)。なお、図9は、保険契約管理プログラム420が保険業務プログラム510からの要求に応答して送信する保険契約対象トレーサビリティデータの構成図であり、そのうち図9(a)は、保険会社IDが「i1」である保険会社の保険契約管理プログラム420が、保険商品コードが「219」である物流保険商品に関する保険料を算定するために要求し、応答された保険契約対象トレーサビリティデータである。また、図9(b)は、保険会社IDが「i1」である保険会社の保険契約管理プログラム420が、保険商品コードが「312」である物流保険商品に関する保険料を算定するために要求し、応答された保険契約対象トレーサビリティデータである。また、図9(c)は、保険会社IDが「i2」である保険会社の保険契約管理プログラム420が、保険商品コードが「118」である物流保険商品に関する保険料を算定するために要求し、応答された保険契約対象トレーサビリティデータである。図9の構成図には、レコードのフィールドとして少なくともトレース対象ID560aと、日時560bと、拠点560cと、業務イベント560dと、被包含物ID560eと、契約ID560fと、を含み、各レコードのトレース対象ID560a、日時560b、拠点560c、業務イベント560d、被包含物ID560eの組合せにはそれぞれ、ステップS4214で取得されたトレーサビリティデータのトレース対象ID360a、日時360b、拠点360c、業務イベント360d、被包含物ID360eを設定し、契約ID560fにはそれぞれのトレーサビリティデータが取得される契機となった、保険契約管理DB470に示される契約ID470aを設定する。
保険業務プログラム510は、保険契約管理プログラム420から保険契約対象トレーサビリティデータを受信すると(S5104)、前記保険契約対象トレーサビリティデータをもとに保険料を算定し(S5105)、以上で保険業務プログラム510は保険料算定処理を終了する(S5106)。
ここで、ステップS5105で行われる、保険業務プログラム510が保険契約対象トレーサビリティデータをもとに保険料を算定する処理について、例を挙げて説明する。
図9(a)に示される保険契約対象トレーサビリティデータは、前述の通り、保険会社IDが「i1」である保険会社の保険業務プログラム510が、保険商品コードが「219」である物流保険商品(拠点p1における出荷時点から、拠点p2における入荷時点までの水濡れによる損害を補償)に関する保険料を算定するために要求し、応答されたものである。保険業務プログラム510は前記保険契約対象トレーサビリティデータから契約ID560fが同一のものごとにトレーサビリティデータ(トレース対象ID560a、日時560b、拠点560c、業務イベント560d、被包含物ID560e)を取得する。そして、拠点560cと業務イベント560dの組合せが「p1」と「出荷」であるトレーサビリティデータから、拠点560cと業務イベント560dの組合せが「p2」と「入荷」であるトレーサビリティデータまでの経過時間に応じた保険料を算定する。業務イベント560dに「検品」が設定されているトレーサビリティデータがなければ、損害(水濡れによる損害)が発生している可能性を示しており、損害が確定次第、保険会社i1は保険契約者(メーカコードが「002」であるメーカ)との間で予め取り決めていた保険金を支払う。業務イベント560dに「検品」が設定されているトレーサビリティデータを保険契約対象トレーサビリティデータに含ませているのは、このような効果を期待してのことである。また、業務イベント560dに「検品」が設定されているトレーサビリティデータを生成した物流会社などが、当該物流保険に直接関係しないときは、当該トレーサビリティデータが保険会社に公開されにくい傾向にある。そこで、当該物流保険に直接関係しない物流会社などがトレーサビリティデータを公開してくれたことに対しインセンティブを与える仕組みを設けることにより、公開を促進することができる。
図9(b)に示される保険契約対象トレーサビリティデータは、前述の通り、保険会社IDが「i1」である保険会社の保険業務プログラム510が、保険商品コードが「312」である物流保険商品(拠点p1における出荷時点から、拠点p3における入荷時点までの破損による損害を補償)に関する保険料を算定するために要求し、応答されたものである。保険業務プログラム510は前記保険契約対象トレーサビリティデータから契約ID560fが同一のものごとにトレーサビリティデータ(トレース対象ID560a、日時560b、拠点560c、業務イベント560d、被包含物ID560e)を取得する。そして、各トレーサビリティデータ間の経過時間ごとに別々の重み付けをして、保険料を算定する。例えば、拠点560cと業務イベント560dの組合せが「p1」と「出荷」であるトレーサビリティデータから、拠点560cと業務イベント560dの組合せが「p2」と「入荷」であるトレーサビリティデータまでは海上輸送なので破損しやすいため重み付けを重くし、拠点560cと業務イベント560dの組合せが「p2」と「入荷」であるトレーサビリティデータから、拠点560cと業務イベント560dの組合せが「p2」と「出荷」であるトレーサビリティデータまでは拠点p2の倉庫での保管なので破損しにくいため重み付けを軽くするなどである。
図9(c)に示される保険契約対象トレーサビリティデータは、前述の通り、保険会社IDが「i2」である保険会社の保険業務プログラム510が、保険商品コードが「118」である物流保険商品(拠点p1における出荷時点からの不着)に関する保険料を算定するために要求し、応答されたものである。保険業務プログラム510は前記保険契約対象トレーサビリティデータから契約ID560fが同一のものごとにトレーサビリティデータ(トレース対象ID560a、日時560b、拠点560c、業務イベント560d、被包含物ID560e)を取得する。そして、各トレーサビリティデータ間の経過時間ごとに別々の重み付けをして、保険料を算定する。例えば、拠点560cと業務イベント560dの組合せが「p1」と「出荷」であるトレーサビリティデータから、拠点560cと業務イベント560dの組合せが「p2」と「入荷」であるトレーサビリティデータまでは海上輸送で電子シール(封をしたものが開けられた証拠が残るもので、不正の脅威を低減する効果がある。)などで厳密に封をされているので盗難されにくいため重み付けを軽くするなどである。
以上、本発明の第一の実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、図1に示した第一の実施例のシステム全体構成図では、トレーサビリティDB360(およびトレーサビリティデータ管理プログラム310)をトレーサビリティデータ管理装置300のみに配置する構成であったが、当該トレーサビリティデータを生成した物流拠点(拠点p1、拠点p2、拠点p3など)ごとに分散配置する構成であってもよい。その構成では、保険契約管理プログラム420は、ステップS4203、ならびにステップS4214においてトレーサビリティデータを分散配置されたトレーサビリティDB360から読み取る。なお、この場合あっても、分散配置されたトレーサビリティDB360を分散管理する装置群をトレーサビリティデータ管理装置と総称する。
100…タグ、200…物流業務装置、210…物流業務プログラム、300…トレーサビリティデータ管理装置、310…トレーサビリティデータ管理プログラム、360…トレーサビリティDB、400…保険契約管理装置、410…保険商品管理プログラム、420…保険契約管理プログラム、460…保険商品管理テーブル、470…保険契約管理DB、500…保険業務装置、510…保険業務プログラム。
Claims (10)
- 処理部と記憶部と通信部とを有する情報処理装置を用い、保険会社から契約管理を依頼された物流保険の商品内容を管理し、対象となる輸送物に対する保険契約を代行する保険契約管理方法であって、
前記記憶部に前記物流保険の商品内容を記憶しておき、
前記処理部は、
前記記憶部から、記憶された前記物流保険の商品内容を取得する処理と、
前記通信部を介して、トレーサビリティデータを管理、記憶するトレーサビリティデータ管理装置から、前記物流保険の商品内容に示される契約開始条件を満たす前記トレーサビリティデータを取得し、対象となる前記輸送物に対する保険契約を開始する処理と、
開始された前記保険契約の内容を前記記憶部に記憶する処理と、
前記通信部を介して、前記保険会社が契約管理を依頼した前記物流保険に係る保険料を算定する保険業務装置から、前記物流保険の商品内容を一意に特定する保険商品コードを取得する処理と、
前記記憶部から、前記保険商品コードにより一意に特定された前記物流保険の商品内容と、開始された前記輸送物に対する前記保険契約の内容とを取得する処理と、
前記通信部を介して、前記トレーサビリティデータ管理装置から、前記保険契約の内容により一意に特定された前記輸送物に係る前記トレーサビリティデータのうち、前記契約開始条件を満たすものから契約終了条件を満たすものまでの一連の前記トレーサビリティデータを取得し、前記保険業務装置に通知する処理と、
を実行する保険契約管理方法。 - 請求項1記載の保険契約管理方法において、
前記トレーサビリティデータは、少なくとも
当該トレーサビリティデータに対応する前記輸送物を一意に特定するトレース対象IDと、
当該トレーサビリティデータが生成された日時と、
当該トレーサビリティデータが生成された拠点と、
当該トレーサビリティデータが生成された業務を示す業務イベントと、
を含み、
前記物流保険の商品内容は、少なくとも
前記保険商品コードと、前記契約開始条件と、前記契約終了条件と、
を含み
前記保険契約の内容は、少なくとも
当該保険契約が開始された前記輸送物を一意に特定する契約対象IDと、
当該保険契約が開始された前記物流保険の前記保険商品コードと、
を含む
保険契約管理方法。 - 請求項2記載の保険契約管理方法であって、
前記トレーサビリティデータは、さらに、当該トレーサビリティデータに対応する前記輸送物を包含する他の輸送物を一意に特定する被包含物IDを含み、
前記他の輸送物に前記輸送物が詰め込まれたとき、前記トレース対象IDと前記被包含物IDと前記業務イベントの組合せが、前記輸送物のIDと前記他の輸送物のIDと詰め込み業務を示す業務イベントであるトレーサビリティデータが生成されており、
前記他の輸送物から前記輸送物を取り出したとき、前記トレース対象IDと前記被包含物IDと前記業務イベントの組合せが、前記輸送物のIDと前記他の輸送物のIDと取り出し業務を示す業務イベントであるトレーサビリティデータが生成されており、
前記輸送物各々に係る前記トレーサビリティデータとは、
当該輸送物のIDが前記トレース対象IDと一致する前記トレーサビリティデータのみならず、
前記業務イベントが詰め込み、および取り出しである前記トレーサビリティデータの前記トレース対象IDと前記被包含物IDからなる包含関係を次々と辿ることにより、当該輸送物をそのときに包含している前記他の輸送物の前記トレーサビリティデータも含む、
保険契約管理方法。 - 処理部と記憶部と通信部とを有する情報処理装置において、保険会社から契約管理を依頼された物流保険の商品内容を管理し、対象となる輸送物に対する保険契約を代行する保険契約管理プログラムであって、
前記処理部で、
前記物流保険の商品内容が記憶された前記記憶部から、記憶された前記物流保険の商品内容を取得する処理と、
前記通信部を介して、トレーサビリティデータを管理、記憶するトレーサビリティデータ管理装置から、前記物流保険の商品内容に示される契約開始条件を満たす前記トレーサビリティデータを取得し、対象となる前記輸送物に対する保険契約を開始する処理と、
開始された前記保険契約の内容を前記記憶部に記憶する処理と、
前記通信部を介して、前記保険会社が契約管理を依頼した前記物流保険に係る保険料を算定する保険業務装置から、前記物流保険の商品内容を一意に特定する保険商品コードを取得する処理と、
前記記憶部から、前記保険商品コードにより一意に特定された前記物流保険の商品内容と、開始された前記輸送物に対する前記保険契約の内容とを取得する処理と、
前記通信部を介して、前記トレーサビリティデータ管理装置から、前記保険契約の内容により一意に特定された前記輸送物に係る前記トレーサビリティデータのうち、前記契約開始条件を満たすものから契約終了条件を満たすものまでの一連の前記トレーサビリティデータを取得し、前記保険業務装置に通知する処理と、
を実行させる保険契約管理プログラム。 - 請求項4記載の保険契約管理プログラムにおいて、
前記トレーサビリティデータは、少なくとも
当該トレーサビリティデータに対応する前記輸送物を一意に特定するトレース対象IDと、
当該トレーサビリティデータが生成された日時と、
当該トレーサビリティデータが生成された拠点と、
当該トレーサビリティデータが生成された業務を示す業務イベントと、
を含み、
前記物流保険の商品内容は、少なくとも
前記保険商品コードと、前記契約開始条件と、前記契約終了条件と、
を含み
前記保険契約の内容は、少なくとも
当該保険契約が開始された前記輸送物を一意に特定する契約対象IDと、
当該保険契約が開始された前記物流保険の前記保険商品コードと、
を含む
保険契約管理プログラム。 - 請求項5記載の保険契約管理プログラムにおいて、
前記トレーサビリティデータは、さらに、当該トレーサビリティデータに対応する前記輸送物を包含する他の輸送物を一意に特定する被包含物IDを含み、
前記他の輸送物に前記輸送物が詰め込まれたとき、前記トレース対象IDと前記被包含物IDと前記業務イベントの組合せが、前記輸送物のIDと前記他の輸送物のIDと詰め込み業務を示す業務イベントであるトレーサビリティデータが生成されており、
前記他の輸送物から前記輸送物を取り出したとき、前記トレース対象IDと前記被包含物IDと前記業務イベントの組合せが、前記輸送物のIDと前記他の輸送物のIDと取り出し業務を示す業務イベントであるトレーサビリティデータが生成されており、
前記輸送物各々に係る前記トレーサビリティデータとは、
当該輸送物のIDが前記トレース対象IDと一致する前記トレーサビリティデータのみならず、
前記業務イベントが詰め込み、および取り出しである前記トレーサビリティデータの前記トレース対象IDと前記被包含物IDからなる包含関係を次々と辿ることにより、当該輸送物をそのときに包含している前記他の輸送物の前記トレーサビリティデータも含む
保険契約管理プログラム。 - 保険会社から契約管理を依頼された物流保険の商品内容を管理し、対象となる輸送物に対する保険契約を処理する保険契約管理装置であって、
通信路に接続される通信部と、
前記物流保険の商品内容として、保険商品コードと契約開始条件と契約終了条件とを記憶する記憶部と、
前記通信部と前記記憶部に接続される処理部とからなり、
前記処理部は、
前記記憶部から、記憶された前記物流保険の商品内容を取得し、
前記通信部を介して、トレーサビリティデータを記憶するトレーサビリティデータ管理装置から、前記契約開始条件を満たす前記トレーサビリティデータを取得し、対象となる前記輸送物に対する保険契約を開始し、且つ
開始された前記輸送物に対する保険契約の内容を前記記憶部に記憶する
保険契約管理装置。 - 請求項7記載の保険契約管理装置であって、
前記記憶部に記憶される前記保険契約の内容は、少なくとも
当該保険契約が開始された前記輸送物を一意に特定する契約対象IDと、
当該保険契約が開始された前記物流保険の前記保険商品コードとを含む
保険契約管理装置。 - 請求項8記載の保険契約管理装置であって、
前記処理部は、更に
前記通信部を介して、前記保険会社が契約管理を依頼した前記物流保険に係る保険料を算定する、当該物流保険の商品内容を一意に特定する保険商品コードを取得し、
前記記憶部から、当該保険商品コードにより一意に特定される前記物流保険の商品内容と、開始された前記輸送物に対する前記保険契約の内容を取得し、
前記通信部を介して、前記トレーサビリティデータ管理装置から、前記保険契約の内容により一意に特定される前記輸送物に係る前記トレーサビリティデータのうち、前記契約開始条件を満たすものから前記契約終了条件を満たすものまでの一連の前記トレーサビリティデータを取得し、前記保険業務装置に前記通信部を介して通知する
保険契約管理装置。 - 請求項9記載の保険契約管理装置であって、
前記処理部は、更に
前記通信部を介して、前記トレーサビリティデータ管理装置から、前記保険契約の内容により一意に特定される前記輸送物に係る前記トレーサビリティデータのうち、前記契約終了条件を満たすものを含んでそれ以降のものの内、検品に係わる前記トレーサビリティデータを取得し、前記保険業務装置に通知する
保険契約管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007139221A JP2008293344A (ja) | 2007-05-25 | 2007-05-25 | 保険契約管理方法、その管理プログラム、及びその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
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2007
- 2007-05-25 JP JP2007139221A patent/JP2008293344A/ja active Pending
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