JP3431852B2 - 重量物搬送装置及び重量物の搬送方法 - Google Patents
重量物搬送装置及び重量物の搬送方法Info
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の搬送方法に関する。更に詳しく言えば、コンテナ床面
を傷めることなく簡単にコンテナ内に重量物を搬入する
ことができる搬送装置及び重量物の搬送方法に関する。
ては、後述するような理由からコンテナを使用せず、コ
イルは個々単体で荷積み、荷降ろし、在庫等されてい
た。このため、トング等による吊り上げの際の疵や荷同
士の干渉による疵、又は、輸送中もしくは中継倉庫内で
の錆を防ぐために、コイルは防錆紙や鉄板を使って一つ
一つ厳重に梱包されていた。これらの手間ひまは相当な
ものである。
し等の際にコイルに疵がつくこともあった。また、荷積
みにおいてコイルが直接積み上げられるため、その積み
上げ重量によるコイルの変形の問題も発生していた。更
には、コンテナを使用しないため一般の定期船便を利用
することができず、在来船による専用の船便を使った大
量のコイルの一括輸送が行われていた。このため、一定
量のコイルが溜まるまで輸送が行われず、輸送期間の増
大につながり、また、流通過程において大量の中間在庫
を抱えることともなった。
て、コンテナによる輸送が考えられる。しかし、密閉式
のドライコンテナは入り口が側方に設けられているた
め、コイルをクレーンなどで吊り上げてコンテナに対し
て上方から積み込むことができない。一方、上方が開口
されるオープントップコンテナやフラットラックコンテ
ナでは、気密性が確保されないため、防錆のためのコイ
ルの梱包を軽装にすることはできず、上記の梱包の問題
を解決することができない。また、オープントップコン
テナやフラットラックコンテナは費用が高く流通量も少
ないので、コストの問題やスムースな物流という点での
問題もある。そこでコイルの輸送において、密閉性があ
り、費用が安く、流通量も多く確保が容易なドライコン
テナを使用し、コイルの搬入には、クレーンではなくフ
ォークリフトを用いるという方策が考えられる。
ンテナの扉は直方体のドライコンテナの長手方向に向き
合う面に設けられている。よって、その扉の開口からド
ライコンテナの奥までコイルを搬入するには、フォーク
リフト等の搬送装置自体の大きさが、コンテナ内に入る
ことができる程度に制限される。このため本方法におい
ては、取り扱うことができる荷の重量が、コンテナ内に
入る大きさの搬送装置が持ち上げられる程度に制限され
ていた。
搬送装置のタイヤの接地点に荷重が集中するため、コン
テナ内に入った搬送装置によりコンテナの底が破壊され
るという問題もあった。更に、フォークリフトは自己の
前方において荷を支持するものであり重量バランスを取
るため後方にカウンターバランスを有しているため、余
計に接地点にかかる重量が大きくなるという問題もあっ
た。
して、特開平8−208195号公報等において、フォ
ークリフトのフォーク下部にコロを設け、荷の重量はそ
のコロで受けることとして、小型のフォークリフトでも
大重量の荷を取り扱うことを可能にする荷役装置が開示
されている。しかし、この発明を使用することとして
も、その数が増えたとはいえ車輪を使っている以上、車
輪の接地点に荷重が集中することは避けられない。そし
て、コンテナ内にコイル搬入後、そのコイルが動かない
ように厳重に固定する必要性は依然として残っている。
フォークリフトの代わりに搬送コンベアを使用する場合
も同様である。また、フォークリフトである以上、カウ
ンターバランスを有するものであり、余分な重量がコン
テナ床面にかかることには変わりはない。
限らず、機械装置等の重量物の輸送についても同様に発
生している。本発明は、上記観点に鑑みてなされたもの
であり、コンテナによる重量物の輸送が可能となり、コ
ンテナ床面を傷めることなく簡単にコンテナ内に重量物
を搬入することができる重量物搬送装置及び重量物の搬
送方法を提供することを目的とする。
置は、パレットを持ち上げるための支持台と、該支持台
下面に設けられ所定の圧力で床面に向けて気体を噴出す
る複数の排気ノズルと、を備え、重量物を積載したパレ
ットを該支持台上に積載した状態で、該気体の排出によ
り該支持台を床面から浮上させることができ、更に、上
記複数の排気ノズルにそれぞれ設けられ該排気ノズルの
排気流量を調節するバルブと、該複数のバルブの開度を
同時に制御することができる操縦かんと、を備え、該操
縦かんを操作することにより上記支持台の姿勢制御が可
能であり、上記複数の排気ノズルが4つグループ分けさ
れ該4つのグループが4角形を描くように配置されてい
ると共に、上記排気ノズルのうち、姿勢制御において対
応する一対の上記排気ノズルに至る配管のうち、少なく
とも一組は、連絡配管によって接続されており、該連絡
配管は流量を調節するバルブを備えているものであるこ
とを特徴とする。
に積載可能な重量物であればよく、例えば、薄板コイ
ル、厚板コイル、シート、形鋼等とすることができる。
この重量物は、例えば100kg以上とすることがで
き、100kg〜100ton程度のものとすることが
できる。更に、100kg〜50ton程度のものとす
ることが好ましく、一般的には1ton〜20ton程
度である。これは、以下の発明においても、同様に適用
される。
以上であればよく、各グループ1個づつ合計4個として
もよい。例えば、ノズルを支持台の前後左右に位置する
四つのグループに分けて配置した場合には、左右のノズ
ルのグループの気体噴出量を操作することで、支持台の
ロール角(前後方向の軸における左右の傾き角)を制御
することができ、前後のノズルのグループの気体噴出量
を操作することで、支持台のピッチ角(左右方向の軸に
おける前後の傾き角)を制御することができる。また、
ノズルのグループの位置がそれぞれ支持台の前後左右で
ない場合にも、各グループの気体噴出量の制御を連動さ
せることで、同様の姿勢制御が可能である。
排気ノズルを進行方向に向かって、右前側に配設される
ものを右前側ノズル、右後側に配設されるものを右後側
ノズル、左前側に配設されるものを左前側ノズル、左後
側に配設されるものを左後側ノズルとした場合、右前側
ノズルと右後側ノズルとの組、左前側ノズルと左後側ノ
ズルとの組、右前側ノズルと左前側ノズルとの組、及び
右後側ノズルと左後側ノズルとの組である4組が各々連
絡配管により接続されているものとすることができる。
この場合には、前後左右の姿勢制御が容易となる。尚、
更に、右前側ノズルと左後側ノズルとの組、左前側ノズ
ルと右後側ノズルとの組の各連絡配管の接続を追加して
もよい。
積載する積載台と、該積載台を所定の高さに支持し該積
載台と床面との間に空間を設けている脚部と、を具備す
るパレットを、請求項1又は2に記載の重量物搬送装置
により搬送することにより、パレット上に積載された重
量物を搬送する重量物の搬送方法であって、上記重量物
搬送装置の上記支持台を浮上させ、その後、上記脚部に
より上記積載台下部に設けられる空間内に該支持台を挿
入し、次いで該重量物搬送装置の排気ノズルの気体噴出
量を下げ又は0として該支持台をいったん下げて該積載
台下面と該支持台上面との間の隙間の寸法を広げ、その
後、該隙間内に噛込部材を配置し、次いで該重量物搬送
装置の該ノズルの気体噴出量を上げて該支持台を上昇さ
せ、上記パレットを持ち上げ、その後、該パレットを搬
送することを特徴とする重量物の搬送方法である。ここ
で、「噛込部材」は、別体で用意するものであってもよ
いし、また、重量物搬送装置が噛込部を備えており、必
要に応じてこれを支持台上に配置し又は支持台上から撤
収するものとすることができる。
えられる。即ち、重量物を積載する積載台と、該積載台
を所定の高さに支持し該積載台と床面との間に空間を設
けている脚部と、を具備するパレットを、請求項1乃至
5のいずれかに記載の重量物搬送装置により搬送するこ
とにより、パレット上に積載された重量物を搬送する重
量物の搬送方法であって、上記重量物搬送装置の上記支
持台を浮上させ、その後、上記脚部により上記積載台下
部に設けられる空間内に該支持台を挿入し、次いで該重
量物搬送装置の排気ノズルの気体噴出量を下げ又は0と
して該支持台をいったん下げて該積載台下面と該支持台
上面との間の隙間の寸法を広げ、その後、該隙間内に噛
込部材を配置し、次いで該重量物搬送装置の該ノズルの
気体噴出量を上げて該支持台を上昇させ、上記パレット
を持ち上げ、該重量物搬送装置を該重量物を載置すべき
場所に移動させ、その後、該重量物搬送装置の上記排気
ノズルの気体噴出量を下げ又は0として上記支持台をい
ったん下げて該パレットの上記脚部を着地させ、該積載
台下面と該支持台上面との間の隙間の寸法を広げ、次い
で上記脚部により上記積載台下部に設けられる上記空間
内から該支持台を退出させ、該重量物を載置すべき場所
に該重量物を載置することを特徴とする重量物の搬送方
法である。
発明の重量物搬送装置及び及びコンテナへの重量物搬送
方法(搬出入方法)を実施例により詳細に説明する。 [実施例1]本実施例において用いた重量物搬送装置、
パレット、コンテナ用重量物搬出入ステージ及びこれら
を用いた搬送方法は、以下の通りである。
イルCをパレットに載せて搬送する搬送装置である。こ
の搬送装置1は、パレットを積載するための支持台11
と、支持台下面に設けられた4基のエアベアリング12
a〜12dと、支持台後部に接続されているハンドル部
13と、エア配管部14と、を備える。
うに、縦40mm、横80mm、厚さ3.2mm、長さ
1450mmの2本の角パイプを420mmの間隔をあ
けて5本の角パイプではしご状に接続して設けられるフ
ォーク部111を一対備える。以下、搬送装置1の進行
方向にむかって右側のフォーク部111をフォーク部1
11R、左側のフォーク部111をフォーク部111L
と呼ぶ。本搬送装置においては、進行方向に対して左右
一対ある部材の符号において同様にR,Lで区別するも
のとする。
mmの間隔をあけて、縦横60mm、厚さ3.2mm、
長さ約1400mmの角パイプである基部材112に、
平面を構成するようにかつ平行に接続されている。即
ち、フォーク部111R,L及び基部材112は、略同
一の平面内において「Π」の字を描くように構成されて
いる。
は、フォーク部111R,Lを構成する4本の角パイプ
のうち両外側の2本の角パイプの外側の面の先端は、中
央に向けての傾斜が設けられている。このため、後述す
るコイルの搬出方法において、パレット2下方にフォー
ク部111R,Lを挿入することが容易である。
噴出して搬送装置を床面から浮上させる装置であり、図
14に示すように、フォーク部111R,Lの長手方向
に沿ってそれぞれ2基づつ併設されている。以下、エア
ベアリング12a〜12dを個々に区別しない場合は、
エアベアリング12として総称する。
に示すように、基板121上に設けられた外径420m
mの略ドーナツ形の風船部122を備えており、そのド
ーナツ形の中央孔の部分には、直径約50mmの円柱形
の着地パッド123が設けられている。そして、略ドー
ナツ形の風船部122には、その中央孔寄りの部分に4
個、外周近辺に多数、均等の間隔で微小なエア噴出孔が
設けられている。風船部122がしぼんでいるときに
は、着地パッド123が基板121に対して最も突出し
ており、風船部122が膨らんでいるときには、図17
に示すように、略ドーナツ状の風船部122が基板12
1に対して最も突出する。ただし、本実施例の搬送装置
1においては、構成全体としては搬送装置1に設けられ
た脚が着地パッド123よりも下方に突出しているた
め、風船部122がしぼんでいるときには搬送装置1は
この脚により支持されることとなり、着地パッド123
により搬送装置1が支持されることはない。
に圧縮空気を送り込まれて膨張し、そのエア噴出孔から
空気を吹き出すものである。そして、エアベアリング1
2は図17及び図14に示すように床面に伏せて設置さ
れるものであるため、ドーナツ形の風船部122の中央
孔側の面と着地パッド123上面と床面とにより、エア
ベアリング12下部には略円錐台状の空間が設けられ
る。その空間に向けてエア噴出孔から空気が吹き出さ
れ、その吹き出された空気は床面と風船部122との接
触部分の隙間から外周に向けて吹き出される。そのエア
噴出孔から吹き出される空気によって、エアベアリング
12は床面から浮上し、エアベアリング12が設置され
ている支持台11を床面から浮上させる。具体的には、
エアベアリング12により搬送装置1と床面との間に薄
い空気の膜が形成される。この空気の膜により搬送装置
1と床面との摩擦が小さくなり、搬送装置1は、重量物
を搬送する場合にも小さな力で動かすことができるので
ある。
ように、縦横60mm厚さ3.2mmの角パイプを短辺
370mm、長辺840mmのL字型に組み合わせた支
柱材131R,131Lを760mmの間隔をあけて第
一梁部材132及び第二梁部材133で接続したもので
ある。第一梁部材132は、支柱材131R,131L
の長辺の先端から100mmの位置において支柱材13
1R,131Lを接続しており、第二梁部材133は同
じく支柱材131R,131Lの長辺であるが第一梁部
材132よりも205mm短辺寄りの位置において支柱
材131R,131Lを接続している。更に、第一梁部
材132及び第二梁部材133には、各種制御装置を取
付けるための制御ボックス134が設けられている。
に示すように、水平面内に接地された支持台11に対し
てその支柱材131R,131Lの長辺が鉛直上方に向
くような姿勢で、短辺の端部において基部材112に接
続されており、基部材112を挟んでフォーク部111
R,Lの反対側に位置するように接続されている。
側面に設置されたマニホールド141から、同じく制御
ボックス134の上面に設置されたON/OFFスイッ
チ144に伸びている。このON/OFFスイッチ14
4は、いわゆるストップバルブと一体で設けられたスイ
ッチである。そして、ON/OFFスイッチ144から
同じく制御ボックス134の上面に設置されたレギュレ
ータ142(図12、図13及び図15において図示さ
れず。)に伸び、レギュレータ142から4本に枝分か
れして、図12〜図16に示すように、エアベアリング
12a〜12dに接続されている。マニホールド141
に接続される配管から供給される圧縮空気は、レギュレ
ータ142によって流量を調整され、各エアベアリング
12a〜12dにそれぞれ供給される。
21に示すようになっている。このレギュレータ142
の本体は、制御ボックス134に取付けられ、その上面
の円盤142Pの中央に設けられたジョイスティック取
付部142Jにジョイスティック143を取付けられ
る。この円盤142Pは、支持ボルトにより中央を支持
されており、その支持ボルトとの接続は、図21に示す
ように、支持ボルト先端のフランジを円盤142P中央
下部に設けられた凹部空間が囲みこむような構成により
なされている。このため円盤142Pは、支持ボルトに
対して垂直な状態から自由な向きに上下20度まで傾斜
できるものである。この角度は、他の大きさであっても
よいことはもちろんである。
N/OFFスイッチ144を介してマニホールド141
と接続されており、ここから圧縮空気が送り込まれる。
そして、側面に設けられた出口142a〜142dから
圧縮空気が排出され、それぞれエアベアリング12a〜
12dに送られる。
の通り道は、円盤142Pに接続された4つのシリンダ
142S,142S,142S,142Sにより拡大縮
小され、それにより各エアベアリング12a〜12dに
送られる圧縮空気の量が調整されるものである。即ち、
ジョイスティック143を様々な方向に傾けることで円
盤142Pが様々な方向に傾く。それにより4つのシリ
ンダ142S,142S,142S,142Sがそれぞ
れ上下して圧縮空気の通り道が拡縮され、各エアベアリ
ング12a〜12dに送られる圧縮空気の量が調整され
る。
れそれ独立に圧縮空気の流量を調整していたものを、ジ
ョイスティックで一度に操作できるようにするものであ
る。そして、構造が簡易であり、動力を必要としないも
のであるため、製造コストが低く、故障も少ない。な
お、エアベアリング12a〜12dに送られる圧縮空気
の総量の調整は、円盤中央下部に設けられた調整ボルト
及び調整ナットを調整して円盤142Pの本体に対する
高さ、ひいてはシリンダ142S,142S,142
S,142Sの平均高さを調整することにより行われ
る。
4及び図15に示すように制御ボックス134上面に露
出して設けられている。そして、ジョイスティック14
3を前方に倒すことで、レギュレータ142により、支
持台11の前部に配置されているエアベアリング12
a,12cへの圧縮空気の供給量が減少され、支持台1
1の後部に配置されているエアベアリング12b,12
dへの圧縮空気の供給量が増大される。その結果、支持
台11の姿勢はより前下がりとなる。また、ジョイステ
ィック143を後方に倒すことでエアベアリング12
a,12cへの圧縮空気の供給量が増大され、エアベア
リング12b,12dへの圧縮空気の供給量が減少され
る。その結果、支持台11の姿勢はより前上がりとな
る。
すことでエアベアリング12a,12bへの圧縮空気の
供給量が増大され、エアベアリング12c,12dへの
圧縮空気の供給量が減少される。その結果、支持台11
の姿勢はより右上がりとなる。ジョイスティック143
を右に倒せばエアベアリング12a,12bへの圧縮空
気の供給量が減少され、エアベアリング12c,12d
への圧縮空気の供給量が増大される。その結果、支持台
11の姿勢はより右下がりとなる。
12及び図13に示すように、制御ボックス134の上
面にジョイスティック143に隣接して設けられてい
る。そして、ON/OFFスイッチ144をONとする
ことで、エアベアリング12a〜12dにエア配管部1
4を通じて圧縮空気が供給され、これをOFFとするこ
とで、エアベアリング12a〜12dへの圧縮空気の供
給が断たれる。従って、ON/OFFスイッチ144を
操作することで、本実施例の搬送装置1の浮上/着地を
制御することができる。なお、この重量物搬送装置のエ
ア配管部の形状は図8に示すようなものとすることもで
きる。
コイルを効率的に取り扱うためのパレットである。この
パレット2は、図1〜図5に示すように、コイルを積載
するキャンバー部材24p,24qと、そのキャンバー
部材24p,24qを向かい合わせに固定している底板
21と、棒状部材であってキャンバー部材24p,24
q及び底板21を所定の高さに支持して床面との間に空
間を設けている脚部22a,22bと、脚部22a,2
2bを跨ぐように設けられ脚部22a,22bの更に両
外側において床面と接地してパレット2を安定的に支持
する補助脚部23と、脚部22a,22bをまたぐ補助
脚部23の補助腕部231p,231q上面に設けられ
る移動抑止部材ガイド25p、25qと、移動抑止部材
ガイド25p、25qをまたいで取付けられコイルCの
両端面の位置を制限する移動抑止部材26a,26b
と、を具備する。尚、重量物を載置させることとなる載
置部2mは底板(載置部本体)21と、一対のキャンバ
ー部(コイル支持部)24p,24qとからなる。
さ2.3mm、長さが1450mmの角パイプであり、
図1〜図3に示すように、1200mmの間隔をあけて
平行に配置される。なお、この脚部22a,22bの長
さは、その方向についてのパレットの最大寸法となる。
そして、その寸法がコンテナBの床面の長さの略1/4
であるため、4個のパレット2を、それぞれ脚部22
a,22bの端面で互いに接するようにしてコンテナB
内において前後方向(脚部22a,22bの長手方向)
に並べれば、全体の長さはコンテナBの床面の長さと略
一致する。このため、特にコンテナB内においてパレッ
ト2のラッシング(固定)を行わなくても、コンテナB
内でパレットが前後方向にずれることがない。
板21が設置され、その底板21の上に、図1〜図5に
示すように、一つの角が直角である五角形断面を有する
棒状部材であるキャンバー部材24p,24qが、脚部
22a,22bに垂直な方向に脚部22a,22bをま
たぐようにして、設置されている。このキャンバー部材
24p,24qの断面形状は、直角三角形の二つの鋭角
の頂点を直線で切り落としたような五角形である。以
下、この直角三角形の直角を挟む二辺のうち長い方の辺
であった辺を「長辺」といい、直角三角形の直角を挟む
二辺のうち短い方の辺であった辺を「短辺」、直角三角
形の斜辺であった辺を「斜辺」という。このキャンバー
部材24p,24qの断面は、その長辺が250mm、
短辺が173mm、長辺と向かい合う辺が50mm、短
辺と向かい合う辺が50mmであり、キャンバー部材2
4p,24qの長さは1400mmである。このキャン
バー部材24p,24qは、それぞれその五角形断面の
長辺を下にして、互いに五角形断面の斜辺が向き合うよ
うにして、設置されている。本パレット2上に積載され
るコイルCは、図25に示すように、その外周円がこの
向かい合う斜辺にそれぞれ接するようにしてキャンバー
部材24p,24q上に載置される。
殻が鋼板で設けられており、その内部にはバンド挿通路
241が設けられている。そして、キャンバー部材24
p,24qの五角形断面の斜辺に相当する面(以下「斜
面」という。)には、図5〜図7及び図25に示すよう
に、バンド挿通路241に通じるバンド挿通孔242
a,242bが設けられている。このバンド挿通孔24
2a,242bは、キャンバー部材24p,24qのそ
れぞれの両端近辺に設けられており、その一方242a
はキャンバー部材24p,24qに沿った方向の長穴と
して設けられている。そして、キャンバー部材24p,
24qそれぞれにおいて、両端の一対のバンド挿通孔2
42a,242bの間隔は、900mmとなるように設
けられている。即ち、一対のバンド挿通孔242a,2
42bの間隔は、キャンバー部材24p,24q上に設
置されるコイルCの巾よりも狭い。
コイルCの巾よりも広い場合は、図25に示すようにコ
イルCの中心孔を通ってバンド挿通孔242a,242
bを両端とするバンド挿通路241にバンドをかけた際
に、バンドは、コイルCの中心孔の内側面を上辺、バン
ド挿通路241を下辺(上辺よりも長い)とする台形を
描くこととなる。その場合にバンドの張力を上げると、
その台形の下辺にあたるキャンバー部材24p,24q
の部分は両端が持ち上げられてしまう。即ち、バンド挿
通孔242a,242bの周囲のキャンバー部材24
p,24qの表面が変形してしまう。しかし、本実施例
のパレット2においては、バンド挿通孔242a,24
2bの間隔は、コイルCの巾よりも狭いため、バンドは
コイルCの断面に沿った長方形(正確には、下辺はバン
ド挿通路241である。)を描くこととなり、かかる問
題は発生しない。
6に示すように、バンド挿通路241底面にガイド板設
置穴243が設けられており、バンド挿通路241底面
からバンド挿通孔242bを通じてキャンバー部材24
p又は24qの表面に通じるような斜面を形成するガイ
ド板244を、そのガイド板設置穴243に設置するこ
とができる。このガイド板244を設置することで、図
7に示すように、バンド挿通孔242b内からバンド先
端を取り出す際に、バンド先端が、ガイド板244に沿
ってキャンバー部材24p又は24qの表面に出てくる
ため、バンドによるコイルCの固定が容易となる。
2〜図4に示すように、キャンバー部材24p,24q
を挟み込むようにして、これらと接して平行に補助腕部
231p,231qが設置されている。脚部22a,2
2bを跨ぐようにして設けられる補助脚部23は、この
補助腕部231p,231qと、後述する補助足部材2
32a,232bにより構成される。この補助腕部23
1p,231qは、縦75mm、横45mm、厚さ3.
2mmで長さが2290mmの角パイプである。そし
て、図4に示すように、脚部22a,22bの上面、及
び向かい合うキャンバー部材24p,24qの五角形断
面の短辺に相当する外側の面に、側面が接するように設
置されている。なお、この補助腕部231p,231q
の長さは、その方向(脚部22a,22bに垂直な方
向)についてのパレットの最大寸法となる。そして、そ
の寸法がコンテナBの床面の巾と略同様であるため、特
にコンテナB内においてパレット2のラッシング(固
定)を行わなくても、コンテナB内でパレットが左右方
向にずれることがない。また、脚体部2fの下方及び前
後の側面に搬送装置を挿入できる下部開放空間2sを設
けることができ、本パレット2を搬送装置1上に容易に
載置することができる。
の下面には、図1〜図4に示すように、補助足部材23
2a,232bが設置されている。補助足部材232
a,232bは、縦100mm、横50mm、厚さ1.
6mmで長さが810mmの角パイプである。補助足部
材232a,232bは、補助腕部231p,231q
の両端部の下面において脚部22a,22bに平行に設
置されている。
には、図1〜図4に示すように、補助腕部231p,2
31qに沿って移動抑止部材ガイド25p、25qが設
けられている。この移動抑止部材ガイド25p、25q
は、「L」の字状断面を有する厚さ4mm、長さ490
mmの鋼材であって、「L」の字の底辺を上にしてその
背をキャンバー部材24p,24qに接するようにして
設置されている。なお、移動抑止部材ガイド25p、2
5qは他の寸法、構成であってもよく、例えば、「コ」
の字断面を有する形状であってもよい。
25qの上面のひさし部分(「L」の字の底辺に相当)
には、図14及び図16に示すように、長手方向の所定
の位置に切欠き251が設けられている。この切欠き2
51は、移動抑止部材ガイド25p、25qの両端近辺
に設けられており、両端の一対の間隔が900mm〜1
900mmとなるように設けられている。なお、この間
隔は他の寸法であってもよい。その切欠き251には、
「コ」の字状の部材である移動抑止部材26a,26b
がはめ込まれる。移動抑止部材26a,26bは、縦1
00mm、横50mm、厚さ1.6mmの角パイプを
「コ」の字状に構成して設けられた部材である。この移
動抑止部材26a,26bは、移動抑止部材ガイド25
p、25qの両端近辺の切欠き251,251にその
「コ」の字の両端をはめ込むようにして、移動抑止部材
ガイド25p、25qをまたぐように取付けられる。
載及び固定の方法について説明する。図25及び図28
に示すように、コイルCはその円筒側面をキャンバー部
材24p,24qに接するようにしてキャンバー部材2
4p,24q上に載置され、バンドにより固定される。
そのバンドは、コイルCの中心孔を通ってバンド挿通孔
242aからキャンバー部材24p,24q内部のバン
ド挿通路241に入り、これを通って逆側のバンド挿通
孔242bから再びキャンバー部材24p,24q外部
に出て、コイルCの中心孔から出ているバンドの尾部と
接続され、輪を描いてコイルCをキャンバー部材24
p,24qに固定している。なお、このバンドによる固
定は、後述する移動抑止部材26a,26bによりコイ
ルCが十分に安定して固定できるものであれば、行わな
いものとしてもよい。
イルCは、補助腕部231p,231qの下を通るバン
ドによって、コイルCの中心軸と垂直な向きに、補助腕
部231p,231qとも束ねられる。よって、コイル
Cは、まずキャンバー部材24p,24qの両斜面に前
後から挟み込まれており、前後方向に動くことはない。
また、バンドによりキャンバー部材24p,24qと固
定され、更に補助腕部231p,231qとも固定され
ているため、上下方向にも動くことはない。
材26a,26bが、移動抑止部材ガイド25p、25
qの両端近辺の切欠き251部分において、コイルCの
両端面を挟み込むように取付けられる。よって、コイル
Cは左右方向(コイルCの軸方向)にも動くことはな
い。即ち、コイルCはパレット2上にしっかりと固定さ
れる。
4は、シャーシ上に積載されたドライコンテナに、搬送
装置を用いてスムースに重量物の搬出入を行うための装
置である。この重量物搬出入ステージ4は、ステージ本
体41と、そのステージ本体41に設置される支持柱4
2と、テーブル43と、からなる。ステージ本体41
は、鋼材を箱状(前後3869mm、左右3274m
m、高さ652mm)に組み合わせて内部に梁を設けて
なるものであり、その四隅には上下方向に設置された車
輪用油圧シリンダ411を介して移動用車輪412を有
する。ステージ本体41は、この油圧シリンダ411を
下方に伸ばすことで移動用車輪412を接地させること
ができ、この移動用車輪412により移動することが可
能となる。また、油圧シリンダ411を縮めることで、
ステージ本体41の底面が直接地面に接地して大重量を
支えることができるようになる。なお、ステージ本体4
1は、移動用車輪412に代えてボールキャスター、ベ
アリング等を装備することとしても、同様の作用を備え
ることができる。
には、門形の支持柱42が設置されており、一方、ステ
ージ本体41の上面にはテーブル43が設置されてい
る。支持柱42は、ステージ本体41の前方左右の角に
垂設される左主柱421L及び右主柱421R、そし
て、その左主柱421L及び右主柱421Rを上端で結
ぶ主梁422と、を有する。この左主柱421L及び右
主柱421Rの高さは、3365mmである。この左主
柱421L、右主柱421R及び主梁422で構成され
る支持柱42の門形構造は、シャーシS上に積載された
コンテナBをそのシャーシSごと囲むことができる大き
さに設けられている。
L及び右主柱421Rは、それぞれステージ本体41の
左右上辺の略中央からその先端近辺にわたって配される
左補助柱423L及び右補助柱423Rにより補助的に
支えられている。主梁422上には、図23に示すよう
に、左右一対のウォームジャッキ424L,424Rが
上下方向に設置されており、その下端にはそれぞれ係止
部材425,425が設けられている。このウォームジ
ャッキ424L,424Rの間隔は、2260mmであ
り、20フィートコンテナの開口部の左右上辺に配され
る隅金具の間隔と一致するように設けられている。この
ウォームジャッキ424L,424Rは、右主柱421
R及び主梁422に沿って配されたロッドを介して、ス
テージ本体41右前上面に設置されたエアモータ426
により駆動される。
Rの下端に設けられた係止部材425,425は、それ
ぞれ上下方向を軸として回動可能に取付けられているも
のである。そして、主梁に沿って配されたロッドを介し
て、左主柱421Lに設置され手動で駆動されるラック
ジャッキ427により回動される。係止部材425,4
25の形状は、図3に示すように、ホームベース状の五
角形の板状体に棒状体を取付けたような略スペード形の
形状である。そして、その棒状部を上にしてウォームジ
ャッキ424L,424Rに取付けられ、棒状部を軸と
してラックジャッキ427により回動される。
テーブル43は、幅1818mm、長さ3870mmの
板状体であり、下面四隅に配された支持ジャッキ(姿勢
制御手段)431a〜dによりステージ本体41上に支
持されている。このテーブル43は、その上面の左右の
辺に沿ってガイド432L,432Rを有している。こ
のガイド432L,432Rは、高さが95.5mm、
長さが3650mmであり、その後端の位置はテーブル
43本体の後端と一致する位置であり、前方については
テーブル43本体からはみ出して突出している。なお、
本実施例では重量物搬出入ステージ4は上記各寸法で設
けられているが、ガイド432L,432Rについて
は、20フィートコンテナの開口部からコンテナの左右
の内壁に沿って挿入できるような寸法、構成とすること
もできる。
ブル43の前側に配されており、連動して伸縮する。ま
た、支持ジャッキ431b,431cは、テーブル43
の後側に配されており、連動して伸縮する。これらを伸
縮させることで、テーブル43の高さを変えることがで
き、また、前後の支持ジャッキ431a,431dと支
持ジャッキ431b,431cの高さに差をつけること
で、テーブル43のピッチ角(左右方向を軸とした角
度)を調整することができる。
ジ本体41と、左主柱421L、右主柱421R、主梁
422、テーブル43と、に分解可能なものであり、更
に、ステージ本体41を前後方向で二つに分解すること
が可能である。このため、コンテナ内に収納し、コイル
とともに輸送先に送ることができる。よって、重量物搬
送装置1とともに輸送先にコンテナで送ることにより、
重量物搬出入ステージ4を有していない輸送先において
も、パレット2を使用した荷を収容したコンテナを受け
入れ、その機能を有効活用することができる。
法 本実施例のコイルの搬送方法は、図25〜図34に示す
ように、予めトング等でコイルCをパレット2上に載置
して、これをバンドにより固定しておき、搬送装置1と
重量物搬出入ステージ4とにより、図32に示すように
薄板コイルCをパレット2ごとコンテナB内に搬入する
ものである。
ライコンテナBの開口扉を開け、重量物搬出入ステージ
4を移動用車輪412により移動させて、図22、図2
4及び図32に示すように、その門形の支持柱42でシ
ャーシSの開口側端部を囲うようにする。そして、車輪
用油圧シリンダ411を縮めてステージ本体41を設置
させる。なお、重量物搬出入ステージを移動させる前
に、シャーシSの前部に設けてあるランディングギア
(図示せず。)を伸ばし、床面に着床させて、シャーシ
Sの前部の高さを固定しておく。但し、このランディン
グギアは、重量物を搬出入してもコンテナが傾かなけれ
ば使用しなくてもよい。
脂シート5及び搬送装置1が積載されている。この樹脂
シート5は空気を通さない(通気性のない)可撓性シー
トであり、その巾はパレット2の脚部22a,22bの
間隔よりも狭い巾(コンテナBの内側の巾よりも狭い)
であり、長さは、テーブル43の前後方向の長さとコン
テナBの奥行きを足した寸法と略同様である。この樹脂
シート5は、その後端をテーブル43の後端と略一致さ
せてテーブル43上に敷かれており、その上には搬送装
置1が載置されている。そして、テーブル43に乗り切
らない前方の部分は巻き取られている。
431a〜dは最大まで伸ばされており、テーブル43
はコンテナBの床面の高さに対して数cm上方に位置し
ている。このため、支持柱42でシャーシSの開口側端
部を囲うようにすると、ガイド432L,432Rは、
コンテナBの床面から数十cm離れた高さでコンテナB
の開口内に挿入される(図22参照。)。
イコンテナBの開口側上面の隅金具を係止し、ウォーム
ジャッキ424L,424Rで係止部材425,425
を釣り上げて、シャーシSのサスペンションのバネが伸
び切るまで、コンテナB及びシャーシSを釣り上げる
(図22、図24及び図32参照。)。
支持ジャッキ431a〜dを縮めてテーブル43上面の
高さをコンテナBの床面の高さと一致させる。その際、
ガイド432L,432RがコンテナBの開口内に挿入
されているため、これらがコンテナBの床面に接地する
ように支持ジャッキ431a〜dを縮めることで、容易
にテーブル43上面の高さを調整することができる(図
32においてガイド432L,432R省略。)。そし
て、テーブル43上面が水平となるように支持ジャッキ
431a〜dを調整する。それから、巻き上げられてい
る樹脂シート5をコンテナBに沿って伸ばし、図32に
示すように、コンテナB内に広げる。樹脂シート5の先
端は、コンテナBの最も奥まで到達するものである。
持台11上に棒状部材である噛込部材3を前後方向に沿
って4本配置する(図31参照)。この噛込部材3の高
さは、搬送装置1が重量物を積載して浮上する際の支持
台11上面の高さと足しあわせると、パレット2のキャ
ンバー部材24p,24q下部に設けられる空間の高さ
よりも高くなるような寸法である。そして同時に、噛込
部材3の高さは、搬送装置1が床面に接地した場合の支
持台11上面の高さと足しあわせると、パレット2のキ
ャンバー部材24p,24q下部に設けられる空間の高
さよりも低くなるような寸法でもある。
部111R,L上からはみ出さないように配置する必要
があるが、2本はできるだけ両外側寄りに、他の2本は
中央よりに、脚部22a,22bと平行に配置すること
が望ましい。なお、噛込部材3の数は、パレット2を支
持することができるものであれば、何本でもよい。
ング等により、パレット2上に固定した薄板コイルCを
パレット2ごと搬送装置1の支持台11上に配置する。
その際、4本の噛込部材3は、パレット2と支持台11
との間に位置することになる。ここで、薄板コイルCを
積載したパレット2は、パレット2のキャンバー部材2
4p,24q下方の空間に搬送装置1の支持台11が位
置するように、脚部22a,22bが支持台11を跨ぐ
ようにして載置される。そして、噛込部材3の上面とパ
レット2下面との間には隙間があり、パレット2及びコ
イルCの重量は支持台11にはかからず脚部22a,2
2bにより支えられている。なお、噛込部材3は、トン
グ等によりパレット2を搬送装置1の支持台11上に配
置した後に、キャンバー部材24p,24q下部の空間
(キャンバー部材24p,24qと支持台11との隙
間)に挿入するものとしてもよい。
ャンバー部材24p,24q上に、バンドで固定されて
いる。そして、搬送装置1には、図示しないエアコンプ
レッサから圧縮空気を送り込むホースが、マニホールド
141に接続されている。また、ON/OFFスイッチ
144はOFFとなっており、搬送装置1は接地してい
る。そして、以下に示す(i)〜(viii)の工程を行う
ことにより、コイルを搬入する。
して搬送装置1を浮上させる。そして、ジョイスティッ
ク143を用いて支持台11が水平となるように姿勢を
調整する。 (ii)搬送装置1のフォーク部111R,Lを、パレット
2の脚部22a,22bの間、即ち、補助腕部231
p,231q及びキャンバー部材24p,24qの下方
に挿入する。ここで搬送装置1は、フォーク部111
R,Lの先端が搬送装置1とは逆の側の補助腕部231
qから先に出る程度にまで挿入する(図15参照)。
図24に示す搬送装置1の位置決め部材15に当接する
まで搬送装置1を挿入する。この位置決め部材15は、
補助腕部231pが位置決め部材15に当接する状態
で、コイルを積載したパレット2をフォーク部111
R,L上に積載すると、コイルを積載したパレット2の
重心がエアベアリング12a〜12dの重心位置とほぼ
一致するように設けられている。
Fとして搬送装置1を接地させる。 (iv)高さ20mm、長さ1100mmの噛込部材3を4
本、搬送装置1のフォーク部111R,Lとパレット2
の補助腕部231p,231q及びキャンバー部材24
p,24qとの間に挿入する(図31参照)。4本の噛
込部材3はフォーク部111R,L上からはみ出さない
ように配置する必要があるが、2本はできるだけ両外側
寄りに、他の2本は中央寄りに、脚部22a,22bと
平行に配置することが望ましい。
が重量物を積載して浮上する際の支持台11上面の高さ
と足しあわせると、パレット2のキャンバー部材24
p,24q下部に設けられる空間の高さよりも高くなる
ような寸法である。そして同時に、噛込部材3の高さ
は、搬送装置1が接地した場合の支持台11上面の高さ
と足しあわせると、パレット2のキャンバー部材24
p,24q下部に設けられる空間の高さよりも低くなる
ような寸法でもある。
して搬送装置1を浮上させる。すると、フォーク部11
1R,Lにより噛込部材3を介してパレット2の補助腕
部231p,231q及びキャンバー部材24p,24
qが持ち上げられ、パレット2が持ち上げられる。そし
て、ジョイスティック143を用いて支持台11が水平
となるように姿勢を調整する。その際、テーブル43上
及びコンテナBの床面上には樹脂シート5が敷かれてい
るため、床面上に凹凸がなくなり、かつ、テーブル43
とコンテナBとの間の隙間もなくなり、エアベアリング
12a〜12dより吹き出される圧縮空気は効果的に搬
送装置1を浮上させることができる。また、ガイド43
2L、432Rは(図22〜図24参照。図32におい
て省略。)、パレット2の脚部22a,22bよりもわ
ずかに広い間隔で設けられており、このガイド432
L、432Rがテーブル43上からコンテナB内に挿入
されているため、操作者は、このガイドに沿ってパレッ
ト2を搬入することで容易にコンテナB内にパレット2
を搬入することができる。
コイルを収納する(図32参照)。 (vii) 搬送装置1がコンテナB内の所定の位置に達した
ら、ON/OFFスイッチ144をOFFとして搬送装
置1を接地させる。その際、パレット2も脚部22a,
22bにより接地する。パレット2は、脚部22a,2
2bにより自重及びコイルCの重量を支えることとな
り、噛込部材3の上面とパレット2下面との間には隙間
ができる。その後、図33に示すように、4本の噛込部
材3を抜き出し、再び搬送装置1を浮上させる。その際
には、支持台11はパレット2下部(脚部22a,22
bの間)の空間内で上昇するに止まり、パレット2は支
持台11により持ち上げられることはない。
として搬送装置1を浮上させ、パレット2から後退さ
せ、重量物搬出入ステージ4のテーブル43上に戻す。
パレット2は、コンテナB内の所定の位置に載置された
ままである。なお、パレット2は、図32に示すよう
に、脚部22a,22bで樹脂シート5を跨ぐようにし
て載置されている。そして、上記の動作を4回繰り返し
て、図32に示すように、パレット2に載せられた薄板
コイルCを4個コンテナB内に搬入する。パレット2
は、補助腕部231p,231qがコンテナB内の巾よ
りも数cm狭い長さに設けられており、脚部22a,2
2bがコンテナB内の奥行きの1/4よりも数cm狭い
長さに設けられているため、上記のような手順でコンテ
ナB内に4個並べて配置することで、コンテナBの床面
の大きさと略同様となり、特に、従来のような木材製パ
レットのクギ止めによるラッシングを行わなくてもコン
テナB内でパレットが動くことがない。
抜き出し巻き取る。そして、支持柱42のウォームジャ
ッキ424L,424Rを伸ばし、コンテナB及びシャ
ーシSをシャーシSのサスペンションで重量を支えるよ
うにして、係止部材425,425の係止を解く。それ
から、搬送装置1をテーブル43上に積載したまま重量
物搬出入ステージ4をシャーシS及びコンテナBから離
して、図34に示すように、コンテナBの開口扉を閉じ
る。以上のようにして、シャーシ上のドライコンテナに
薄板コイルを搬入する。
Bの開口扉の開口、重量物搬出入ステージ4の設置、コ
ンテナBの釣り上げ、テーブル43の調整、樹脂シート
5のコンテナB内への配置、までは同様である。
について、ON/OFFスイッチ144をONとしてこ
れを浮上させる。そして、ジョイスティック143を用
いて支持台11が水平となるように姿勢を調整する。そ
の後、搬送装置1をシャーシS上のコンテナB内に進入
させ、フォーク部111R,Lを、パレット2の脚部2
2a,22bの間、即ち、補助腕部231p,231q
及びキャンバー部材24p,24qの下方に挿入する。
ここで搬送装置1は、フォーク部111R,Lの先端が
搬送装置1とは逆の側の補助腕部231qから先に出る
程度にまで挿入する。
図14に示す搬送装置1の位置決め部材15に当接する
まで搬送装置1を挿入する。この位置決め部材15は、
薄板コイルCを積載したパレット2を補助腕部231p
が位置決め部材15に当接する状態でフォーク部111
R,L上に積載すると、薄板コイルCを積載したパレッ
ト2の重心がエアベアリング12a〜12dの重心位置
とほぼ一致するように設けられている。
FFとして搬送装置1をコンテナBの床面に接地させ
る。それから、前述の噛込部材3を4本、搬送装置1の
フォーク部111R,Lとパレット2の補助腕部231
p,231q及びキャンバー部材24p,24qとの間
に挿入する(図31参照)。4本の噛込部材3の配置は
前述の通りである。
Nとして搬送装置1を浮上させる。すると、フォーク部
111R,Lにより噛込部材3を介してパレット2の補
助腕部231p,231q及びキャンバー部材24p,
24qが持ち上げられ、パレット2が持ち上げられる
(図31参照)。そして、ジョイスティック143を用
いて支持台11が水平となるように姿勢を調整する。
ナB内から搬送装置1を後退させ、コイルCを搬出する
(図32参照)。そして、ON/OFFスイッチ144
をOFFとして搬送装置1をテーブル43上に接地させ
る。その際、パレット2も脚部22a,22bにより接
地する。その後、トング等によりコイルCをパレットご
と所定の場所へ搬送する(図30参照)。以上のように
して、シャーシ上のドライコンテナから薄板コイルを搬
出する。
を用いるので、4点で重量物を安定して支持することが
できる。また、4箇所にクループ分けされて設けられて
いる各ノズルの気体噴出量を制御することで、重量物搬
送装置の支持台を浮上させた状態で水平面内における2
軸についての傾き角を有効に制御することができ、支持
台の姿勢制御を有効に行うことができる。そして、操縦
かんによりノズルの気体噴出量を制御するので、操縦か
んの2軸方向の傾き角、傾かせる時間又はその圧力等に
より、効果的にノズルの気体噴出量を容易に制御するこ
とができる。更に、本重量物搬送装置は、テーブルに姿
勢制御手段を備えるため、テーブルを水平に保つことが
できる。従って、テーブル上に搬送装置等を待機させ、
重量物を載せた場合にも、テーブルの傾斜により勝手に
搬送装置等が動くことがない。特に浮上式搬送装置であ
るため、移動の際の抵抗が少なく、容易に重量物を搬送
できる。
方に入口のあるコンテナにコイルを搬入することがで
き、コイルの輸送においてドライコンテナの使用が可能
となる。従って、従来の個々のコイルを輸送していた場
合に行われていたような、疵防止のための個々のコイル
の厳重な梱包が必要がなくなる。また、ドライコンテナ
は密閉性を有するため、防錆のための厳重な梱包も不要
である。
製の特殊な形状のパレットを用いているため、従来のよ
うな木材製パレットのクギ止めによるラッシングが不要
であり、そのための手間と時間を大幅に短縮できる。更
に、木材は水分を含むため密閉されたドライコンテナ内
でその水分を放出してコイルを錆びさせる恐れがある
が、本搬送方法においては木材を使用しないため、その
ような心配がない。そして、木材製のスキッド(パレッ
ト)の場合は廃棄後はゴミとするしかないが、本実施例
におけるパレットは鉄製であり、廃棄後もリサイクルが
可能である。更に、コイル状重量物の円筒側面を支持す
る載置部が、斜面が互いに向かい合うように一対配され
ているため、コイル状重量物が転がることがなく、コイ
ル状重量物を安定して載せることができる。また、コイ
ル状重量物の円筒側面を向かい合う斜面が支持するた
め、一定範囲内で様々な外径のコイル状重量物に対応す
ることができる。更に、コイル状重量物の円筒側面を向
かい合う斜面が支持するため、コイル状重量物が多少揺
れ動いても最終的には重力に引かれて一対の載置部の中
央の位置近くに落ち着くこととなる。更に、本コイル状
重量物用パレットによれば、上記に示す固定作業を省い
た状態においてもコイルの荷ずれを起こすことなく、疵
つけずに輸送することができる。また、固定バンド及び
移動抑止部材の固定具を用いるので、重量物がパレット
から脱離することがない。
海上輸送において定期便を利用することができるように
なり、少量多頻度のコイル輸送が可能になる。従って、
在来船により大量のコイルを一度に運ぶ従来の方法に比
べて、中間在庫が少なくなり、搬送に要する期間も短縮
できる。更に、上方からの荷の搬入が可能なオープント
ップコンテナ、フラットラックコンテナに比べて、ドラ
イコンテナは流通量が多く確保が容易で、しかもコスト
も安いため、物流の点から好ましい。
物搬送装置、パレット、コンテナ用重量物搬出入ステー
ジ及びこれらを用いた搬送方法は、以下の通りである。 (1)重量物搬送装置 図44〜図46に示す本実施例の搬送装置1は、薄板コ
イルCをパレットに載せて搬送する搬送装置であり、実
施例1の搬送装置と略同様の構成である。ただし、実施
例1の搬送装置とは、一部、配管部14の構成などが異
なっている。即ち、本実施例の搬送装置1においては、
レギュレータ142はむき出しで第二梁部材133に固
定されている。そして、レギュレータ142の各出口
は、エアベアリングに接続されている。
ベアリング12aと接続されているレギュレータ142
の右前の出口を出口142aと、右後のエアベアリング
12bと接続されている右後の出口を出口142bと、
呼ぶこととし、左前のエアベアリング12cと接続され
ている左前の出口を出口142cと、左後のエアベアリ
ング12dと接続されている左後の出口を出口142d
と、呼ぶこととする。
前のエアベアリング12aとレギュレータ142の右前
の出口142aとを結ぶ配管を配管14aとし、エアベ
アリング12bと出口142bとを結ぶ配管を配管14
bとし、同様に、配管14c、配管14dを定める。実
施例1においては、これらの配管14a,14b,14
c,14dはそれぞれ独立であったが、本実施例の搬送
装置1においては、図41に示すように、配管14dと
配管14b、配管14cと配管14a、配管14cと配
管14d、配管14aと配管14b、がそれぞれ接続さ
れている。そして、それぞれを接続する配管14bd,
14cd,14cd,14abは、流量調節が可能なバ
ルブを有している。
1の搬送装置1と同様に、ジョイスティック143によ
り搬送装置1の姿勢を調節することができる。しかし、
例えば搬送装置1に設けてあるエアベアリングの取付間
隔の距離が、積載される重量物の重心高さの距離より狭
いとエアーを供給して持ち上げた場合、バランスがとり
ずらく左右前後に揺れることがおこりうる。この問題
は、姿勢制御を自動で行わせる場合に特に問題となり、
姿勢制御の「振動」がおこる恐れがある。この問題は、
制御系の応答が過敏であるためにおこる。
するものであり、左右のエアベアリングへの配管14a
と14c、14bと14d及び前後のエアベアリングへ
の配管14cと14d、14aと14bをつなぐことに
より、それらの配管の間で気体を行き来できるようにし
て流量の変化を緩和し、搬送装置1の制御系の応答を鈍
化させている。その結果、姿勢制御が安定し作業者にと
ってもより操作しやすいものとなる。これらの配管14
ac,14bd,14cd,14abに設けられたバル
ブを調整することで、姿勢制御形の応答性を調整するこ
とができる。なお、各配管14a,14b,14c,1
4dを互いにつながない場合には、図47に示すよう
に、各配管を柔軟性のあるホースとすることもできる。
かかる態様とすれば、搬送装置1の製造が容易となり、
また、配管の交換、清掃が容易となる。
図44に示すように、位置決め部材15を左右一対有す
るため、支持台11上の決まった位置により確実にパレ
ット2を載せることができる。そして、本実施例の搬送
装置1においては、レギュレータ142の入口142I
から右方に配管が延び、マニホールド141がハンドル
部13の右端近辺に位置している。このため、マニホー
ルドに圧縮空気を供給するホースが接続された場合に
も、ホースが作業の邪魔になることがない。
る配管の途中に、 ON/OFFスイッチ144がレバ
ー状に設けられている。即ち、姿勢制御を行うジョイス
ティック143とは離れた位置にON/OFFスイッチ
144が設けられているため、姿勢制御のためにジョイ
スティック143を操作している最中に誤ってON/O
FFスイッチ144に触れてしまう恐れが少ない。
パレットと略同様の構成であるが、移動抑止部材、積重
ね支持部等を備える点で異なっている。まず、本実施例
のコイル状重量物用パレット2においては、図36〜図
39に示すように、補助腕部231p,231qの先端
には、補助足部材232a,232bに代えて側端ガイ
ド233a,233bが設けられている。この側端ガイ
ド233a,233bは、図37及び図38に示すよう
に、補助腕部231p,231qの先端にその両端を接
続され、前後方向にわたされている棒状の部材である。
この側端ガイド233a,233bの外側同士の間隔
は、コンテナの内部空間の巾寸法よりも数cm短くなる
ように設けられている。このため、補助足部材232
a,232bと同様に、コンテナの内部においてコイル
状重量物用パレット2が左右方向に動くのを防ぐことが
できる。
端ガイド233a,233bの前外側及び後外側の角は
落とされており、テーパ形状となっている。即ち、前後
端において巾が狭くなっているため、補助腕部231p
側を前にしてコンテナに入れる場合も、補助腕部231
q側を前にしてコンテナに入れる場合も、微妙な位置合
わせをすることなく容易にコンテナ内に入れることがで
きる。特に、本実施例では浮上式の搬送装置1を使用し
ているため、ごく弱い力で側端ガイド233a,233
bの前端部がコンテナBの内壁と接触すれば、それだけ
で軌道が修正され、設備をいためることなくコイル状重
量物用パレット2をコンテナ内に入れることができる。
231kが設けられている。この切欠きは束ねバンド6
1を通すためのものであり、束ねバンド61は、底板2
1等の角部に直接あたることがないため切れにくく、ま
た、横方向にずれにくい。
ト2においては、コイル端固定機構が設けられている。
このコイル端固定機構は、スライドレール27と移動抑
止部材28とからなり、左右に一対設けられている。即
ち、図36、図37、図39及び図40に示すように、
底板21上のキャンバー部材24p,24qの間の位置
には、キャンバー部材24p,24qに平行な方向に一
対のスライドレール27a,27bが配されている。こ
れらスライドレール27a,27bは、互いに40cm
の間隔をあけて向かい合う位置からそれぞれ外側に向か
って上記側端ガイド233a,233bに至るまで延び
ている。
bには、それぞれ移動抑止部材28a,28bがスライ
ド可能に立設されている。これら移動抑止部材28a,
28bの上端は、キャンバー部材24p,24qの上端
の位置に対して低いか又は同等の高さである。尚、この
上端部は垂直に立設されていても良いし、外側に曲げら
れていてもよい。この移動抑止部材28a,28bは移
動抑止部材を貫通してスライドレール27a,27bに
向かうボルトを有している。そして、スライドレール2
7a,27bの中にブロックが収められており、そのブ
ロックの中央にボルトが入る穴が設けられている。ボル
トを廻しブロックと結合することによってブロックは上
方へ上がって行き、ブロックとスライドレールの上枠の
下面とが当たって、移動抑止部材28a,28bをスラ
イドレール27a,27bに固定することができる。
は、移動抑止部材28a,28bを備えているため、キ
ャンバー部材24p,24qの斜面に円筒側面を接地さ
せてコイルを置いた場合に、そのコイル端面を移動抑止
部材28a,28bで挟み込んで固定することができ
る。また、移動抑止部材28a,28bは、スライドレ
ール27a,27b上にスライド可能に設けられてお
り、ボルトで所定の位置に固定することが可能であるた
め、様々な巾のコイルに対応することができる。また、
スライドレールは、載置部に挟まれる位置から、載置部
の端部をこえる範囲にまで延びている。このため、この
一対の移動抑止部材は、載置部よりも幅の狭いコイル状
重量物にも、載置部よりも幅の広いコイル状重量物にも
対応することができ、その端面を挟み込むことができ
る。
ト2は、図36〜図40に示すように、脚部22a,2
2b上、補助腕部231p,231qを挟む位置に、積
重ね支持部29を備える。この積重ね支持部29は柱状
の部材であり、脚部22a,22b上の補助腕部231
p,231qを挟む位置に、合計4本設けられている。
各積重ね支持部29の下端は、脚部22a,22bを貫
通して凹状に設けられた下端面を脚部22a,22bの
底面(下端面)と略一致する位置に設けており、一方、
上部は、補助支柱291によってキャンバー部材24
p,24qの前後端面と接続されている。また、この積
重ね支持部29は、下端が脚部22a,22bの下端面
と略一致する位置にあり、上端の高さがキャンバー部材
24p,24qの上端よりも数cm高い位置にある。そ
して、上端面は凸球面状に、下端面は凹球面状に設けら
れている。
は、この積重ね支持部29によって積み重ねることがで
きる。即ち、床面に置いたコイル状重量物用パレット2
の4本の積重ね支持部29の上端に、次のコイル状重量
物用パレット2の積重ね支持部29の下端を置くように
して、積み重ねることができる。従って、重量物を運ん
だ後は、空のパレットを多数積み重ねてコンパクトにし
て送り返すことができる。
る載置部が、斜面が互いに向かい合うように一対配され
ているため、コイル状重量物が転がることがなく、コイ
ル状重量物を安定して載せることができる。また、コイ
ル状重量物の円筒側面を向かい合う斜面が支持するた
め、一定範囲内で様々な外径のコイル状重量物に対応す
ることができる。更に、コイル状重量物の円筒側面を向
かい合う斜面が支持するため、コイル状重量物が多少揺
れ動いても最終的には重力に引かれて一対の載置部の中
央の位置近くに落ち着くこととなる。更に、本コイル状
重量物用パレットによれば、上記に示す固定作業を省い
た状態においてもコイルの荷ずれを起こすことなく、疵
つけずに輸送することができる。
ル状重量物の固定方法 本実施例のコイル状重量物用パレット2にコイルを固定
する場合は、まず、図51に示すように、梱包済みのコ
イルCをキャンバー部材24p,24qの斜面上に載置
する。そして、図52及び図53に示すように、束ねバ
ンド61を用いて、コイルCとコイル状重量物用パレッ
ト2が一体となるように、コイルの軸と垂直な方向に束
ねて固定する。その際、束ねバンド61は、前述の底板
21の下面角の切欠き231kを通るようにして配され
る。その後、移動抑止部材28a,28bをスライドレ
ール27a,27b上を移動させて、図53に示すよう
に、コイルCの両端面を挟むように配置し、ボルトでそ
の位置を固定する。
ル状重量物用パレット2上に載置され固定されたコイル
Cは、移動抑止部材28a,28bによってコイル状重
量物用パレット2に対して左右方向の動きが妨げられ
る。また、コイルCを前後曲面を挟み込むコイル支持部
24p、24qと束ねバンド61とによって、コイルC
がコイル状重量物用パレット2に対して前後方向にずれ
るのを防ぐことができる。よって、図54に示すよう
に、コイルCをトング等で吊り上げて、コイル状重量物
用パレット2ごと移動させることができる。
7は、実施例1の重量物搬出入ステージ4と略同様の構
成であるが、コンテナを支持する機構などが異なってい
るものである。この重量物搬出入ステージ7は、ステー
ジ本体71と、そのステージ本体71に設置される支持
柱72と、テーブル73と、からなる。ステージ本体7
1は、実施例1の重量物搬出入ステージ4のステージ本
体41と略同様の構成であるが、図36〜図38に示す
ようにシート巻き取りリール713を備えている。
ージ本体41上面の後寄りの位置に、左右方向を軸とし
て配置されている。そして、シート巻き取りリール71
3には、樹脂シート5が巻き付けられている。樹脂シー
ト5は、巾、長さ等前述のものと略同様の構成であり、
シート巻き取りリール713に巻き取られている状態か
ら、上方に引き出されて、後述するテーブル73のスリ
ット733を通じてテーブル73上に引き出される。
右の角に垂設される左主柱721L及び右主柱721R
を有する。この左主柱721L及び右主柱721Rの高
さは1295mmであり、実施例1のようにシャーシ上
のコンテナを超えるような高さを有するものではない。
この左主柱721L及び右主柱721Rは、シャーシS
上に積載されたコンテナBを左右から挟み込むことがで
きる間隔で設けられている。
ール722R,722Rが上下方向に設けられている。
そして、図48〜図50に示すように、ガイドレール7
22R,722R上にはそれらに沿ってスライド可能な
ように、ガイドレール722R,722Rをまたぐよう
にスライド部723Rが設けられている。また、スライ
ド部723Rは、下方からスクリュージャッキ724R
にローラー支持されている。
向かい合う左主柱721Lの方向に出し入れ可能なよう
にシリンダに接続されている係止部材725が設けられ
ている。この係止部材725は略円柱状に設けられてお
り、その先端側は角が落とされており、テーパ形状とな
っている。
ラー支持するスクリュージャッキ724Rは、その後方
に設けられたエアモータ726と接続されており、この
エアモータ726により駆動される。このスクリュージ
ャッキ724Rによって、スライド部723Rは、ガイ
ドレール722R,722Rに沿って上下方向に移動さ
れる。また、左主柱721L側のスクリュージャッキ7
24Lは、左右方向にわたされたロッドを介してやはり
上記のスクリュージャッキ724Rの後方に設けられた
エアモータ726と接続されており、このエアモータ7
26により駆動される。
テーブル73は、実施例1の重量物搬出入ステージ4の
テーブル43と略同様の構成であるが、後部にスリット
733を備え、更にその後方にデッキ734を備えてい
る。そして、前方にはフラップ737を備えている。ま
た、このテーブル73が備えるガイド732L,732
Rは、実施例1の重量物搬出入ステージ4の場合とは異
なり、図41〜図43に示すように、その前方がテーブ
ル73からはみ出して突出しているものではない。
すことができる幅数センチの細長い長方形の穴であっ
て、前記シート巻き取りリール713の上方よりもやや
前よりの位置に設けられている。シート巻き取りリール
713から引き出された樹脂シート5は、このスリット
733を通って前方に引き出され、テーブル73の上面
及びコンテナB床面に敷かれる。
の上面と同一となるように設けられており、下部にはホ
ース巻き取りリール735を、左側面及び右側面には梯
子736を備えている。このデッキ734は、作業者が
待機するためのスペースを提供するものであり、作業者
は左右側面の梯子736を使ってデッキ734に上り下
りする。
搬送装置1に圧縮空気を送るためのホースが巻き付けら
れており、そのホースの一端は、ホース巻き取りリール
735に接続されている。ホース巻き取りリール735
は、また、別途エアホース接続コネクタを備えており、
圧縮空気供給源に接続されている他のエアホースがその
エアホース接続コネクタに接続される。そして、ホース
巻き取りリール735に巻き付けられている上記ホース
は、上方から引き出されて、重量物搬送装置1に接続さ
れ、圧縮空気を送る(図41参照。)。
に、テーブル73の前辺を軸として回動可能なようにフ
ラップ737が設けられている。このフラップ737は
テーブル73と略同様の巾で設けられており、当該重量
物搬出入ステージ7がコンテナに接続された場合に、テ
ーブル73からコンテナ入り口の床面にわたされる。こ
のフラップ737によってテーブル73前端とコンテナ
との間の隙間がふさがれ、上記樹脂シート5は、テーブ
ル73からコンテナ床面にいたるまで、すきまなく下方
から支えられることとなる。このため、樹脂シート5
は、重量物搬送装置1などの重量をそれ自身で支える必
要がない。
ンテナへの搬入・搬出方法 本実施例のコイルの搬送方法は、実施例1のコイルの搬
送方法と略同様であるが、図51〜図53に示すよう
に、予めトング等でコイルCをパレット2上に載置し
て、これをバンドにより固定しておき、その後、搬送装
置1と重量物搬出入ステージ7とによりコイルCをパレ
ット2ごとコンテナ内に搬入するものである。
扉を開ける。その後、係止部材725,725によりド
ライコンテナBの開口側下部側面の隅金具を係止する。
即ち、図48に示すように、スクリュージャッキ724
L,724Rでスライド部723R,723Lをガイド
レール722R,722Lに沿って上下させ、ドライコ
ンテナBの開口側下部の隅金具と、係止部材725の上
下前後方向の位置を一致させる。
せて、図57及び図48〜図50に示すように、その支
持柱72の左主柱721Lと右主柱721Rでドライコ
ンテナBの開口側端部を挟む込むようにする。そして、
車輪用油圧シリンダ711を縮めてステージ本体71を
設置させる。なお、その際、ドライコンテナBの開口側
下部の隅金具と、左主柱721L、右主柱721Rの係
止部材725の前後方向の位置が一致するようにステー
ジ本体71を設置する。
731a〜dは最大まで伸ばされており、テーブル73
はコンテナBの床面の高さに対して数cm上方に位置し
ている。このため、左主柱721Lと右主柱721Rで
ドライコンテナBの開口側端部を挟む込むようにする
と、フラップ737は、コンテナBの床面から数十cm
離れた高さでコンテナBの開口内に挿入される。
25をコンテナBの隅金具に向かって押し出して、隅金
具の穴に挿入する。更に、図50に示すように、スクリ
ュージャッキ724L,724Rでスライド部723
R,723Lをガイドレール722R,722Lに沿っ
て押し上げ、シャーシSのサスペンションのバネが伸び
切るまで、コンテナB及びシャーシSを釣り上げる。
1a〜dを縮めてテーブル73上面の高さをコンテナB
の床面の高さと一致させる。その際、フラップ737が
コンテナBの開口内に挿入されているため、これらがコ
ンテナBの床面に接地するように支持ジャッキ731a
〜dを縮めることで、容易にテーブル73上面の高さを
調整することができる。そして、テーブル73上面が水
平となるように支持ジャッキ731a〜dを調整する。
なお、フラップ737は、テーブル73前端に回動可能
に設置されているため、テーブル73をコンテナBの床
面よりも下げてしまった場合にも、装置が破壊されるこ
とがない。
巻き取られている樹脂シート(尚、シート先端はスリッ
トを通してステージ上に出ている。)5をスリット73
3を通してコンテナBに沿って伸ばし、コンテナB内に
広げる(図57において省略。)。樹脂シート5の先端
は、コンテナBの最も奥まで到達する。一方、テーブル
73上には、搬送装置1が配置されている。そして、搬
送装置1のマニホールド141にはホースが接続されて
おり、搬送装置1に圧縮空気が供給される。なお、搬送
装置1はこの時点ではまだ浮上していない。
ーブル73上に配置された搬送装置1の支持台11上
に、パレット2上に固定した薄板コイルCをパレット2
ごと、トング等により、配置する。ここで、薄板コイル
Cを積載したパレット2は、パレット2のキャンバー部
材24p,24q下方の空間に搬送装置1の支持台11
が位置するように、脚部22a,22bが支持台11を
跨ぐようにして載置される。
パレット2と支持台11上面との間に、棒状部材である
噛込部材3を前後方向に沿って4本配置する。ここで、
実施例1の場合と同様、噛込部材3の上面とパレット2
下面との間には隙間があり、パレット2及びコイルCの
重量は支持台11にはかからず脚部22a,22bによ
り支えられている。
場合と同様、搬送装置1によって薄板コイルCをコンテ
ナB内に搬入する。なお、図55〜図57においては、
図42に示す搬送装置が使用されているが、図39〜図
41に示す搬送装置を使用する場合には、配管14a
c,14bd,14cd,14adに設けられたバルブ
により、搬送装置の姿勢制御の応答性を調整して、薄板
コイルCをコンテナB内に搬入することができる。
抜き出しシート巻き取りリール713に巻き取る。そし
て、支持柱72のスクリュージャッキ724L,724
Rを縮め、コンテナB及びシャーシSをシャーシSのサ
スペンションで重量を支えるようにして、係止部材72
5,725を引き込みその係止を解く。それから、搬送
装置1をテーブル73上に積載したまま重量物搬出入ス
テージ7をシャーシS及びコンテナBから離して、コン
テナBの開口扉を閉じる。以上のようにして、シャーシ
上のドライコンテナに薄板コイルを搬入する。
の場合と略同様である。
右の4つの排気ノズルの4組が接続されているので、積
載される重量物の左右前後の姿勢の制御を、確実に且つ
安定してできる。本実施例のコイルの搬送方法によれ
ば、実施例1の場合と略同様の効果が得られるが、その
他に以下のような効果が得られる。即ち、コンテナ開口
部下側の両隅に設けられた隅金具を使用してシャーシ及
びコンテナの位置決めを行う態様であるため、スクリュ
ージャッキ724L,724R、係止部材725などの
構造を、装置下部に配置することができ、装置全体を小
さくすることができる。従って、装置自体をコンテナで
送る場合に、コンテナに収納しやすく好適である。
は、フラップ737を備えているため、テーブル73と
コンテナB床面との間に段差ができている場合にも、そ
れをなだらかにつなぐことができ、更に、その上に樹脂
シート5が敷かれるため、気体の噴出により浮上する搬
送装置を使用する場合にも、その底面がテーブル73や
コンテナB床面と接触したり、姿勢が乱れたりすること
がない。
ものに限らず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種
々変更した別の実施の形態をとることができる。 (1)搬送装置の各種態様 本発明のステージ上において使用する搬送装置の各種態
様を示す。以下の各種の重量物搬送装置は、いずれも気
体の噴出により重量物を持ち上げるものであるため、床
面の広い面積区域においてその重量を支えることができ
る。よって、車輪を使う場合のように車輪と床との接地
点に荷重が集中することがない。このため、その重量に
よって床面を破壊する可能性が低い。また、以下の重量
物搬送装置は、気体の排出により支持台を浮上させ重量
物の重心直下において力を作用させて重量物を持ち上げ
るものであるため、空荷状態と重量物を載せた状態との
間で全体の重心位置が大きく変化せず、安定性に優れ
る。
心から外れた位置で重量物を持ち上げる場合は、重量物
を持ち上げた際のバランスを確保するために自重を重く
する必要があり、または、フォークリフトのように荷と
逆の側にカウンターバランスを装備する必要があった
が、本発明の重量物搬送装置においては、それらの余分
な重量が不要であり、重量を支える床面を傷つける可能
性がより低い。また、装置自体も小さくすることがで
き、狭い空間内に重量物を運ぶのにも好適である。
えるものであるため、水平方向の移動に際して摩擦抵抗
が少なく、容易に重量物を移動させることができる。例
えば、10ton程度の重量物を載せた場合であって
も、人力により搬送することができる。そして、気体に
より浮上させて荷の重量を支えるものであるため、積載
する重量物の重心位置が様々に異なる場合にも、気体の
流量、方向を調整することにより、安定して荷の搬送を
行うことができる。
越えるのには困難を伴うが、本発明のステージにおいて
は、コンテナに重量物を積載していってもステージ上面
とコンテナ床面との間に段差ができることがない。この
ため、以下の浮上式搬送装置を本ステージ上に載置して
その上に重量物を積載し、搬送装置でコンテナ内に搬入
することとすれば、効率的に重量物の搬入を行うことが
できる。コンテナからの重量物の搬出を行う場合につい
ても同様である。
めの支持台と、該支持台下面に設けられ所定の圧力で床
面に向けて気体を噴出する排気ノズルと、を備え、重量
物を積載したパレットを該支持台上に積載した状態で、
該気体の排出により該支持台を床面から浮上させること
ができることを特徴とする(図12〜図16参照)。
搬送装置であって、複数の上記排気ノズルと、該複数の
排気ノズルにそれぞれ設けられ該排気ノズルの排気流量
を調節するバルブと、該複数のバルブの開度を同時に制
御することができる操縦かんと、を備え、該操縦かんを
操作することにより上記支持台の姿勢制御が可能なもの
である(図12〜図16及び図19〜図21参照)。
物搬送装置であって、上記複数の排気ノズルが4つクル
ープ分けされ該4つのグループが4角形を描くように配
置されているものである(図12〜図16参照)。第3
態様においては、排気ノズルの数は4個以上であればよ
く、各グループ1個づつ合計4個としてもよい。例え
ば、ノズルを支持台の前後左右に位置する四つのグルー
プに分けて配置した場合には、左右のノズルのグループ
の気体噴出量を操作することで、支持台のロール角(前
後方向の軸における左右の傾き角)を制御することがで
き、前後のノズルのグループの気体噴出量を操作するこ
とで、支持台のピッチ角(左右方向の軸における前後の
傾き角)を制御することができる。また、ノズルのグル
ープの位置がそれぞれ支持台の前後左右でない場合に
も、各グループの気体噴出量の制御を連動させること
で、同様の姿勢制御が可能である。また、気体の排出を
制御する操縦装置については、操縦かんに代えてトラッ
クボール等にすることもできる。
けではなく、任意の形状、大きさ等とすることができ
る。つまり、載置部のコイル支持部は傾斜面とするだけ
ではなく、積載するコイルの曲面に添った湾曲面を備え
るコイル支持部等とすることができる。また、パレット
本体においても、井桁形状の脚体部とするだけではな
く、平板形状や箱状等とすることができる。下部開放空
間においても、側方は2方以上開放するだけではなく、
一方だけ開放していてもよい。この時、固定バンドを用
いる時は、壁面となる側面に溝を設けたりや穴を開ける
などをし、バンドを通過させることによってコイルを固
定することができる。
例に示したコンテナの奥行きを4等分した形状とするだ
けではなく、例えば、2等分、3等分、5等分等の形状
とすることができる。これらの異なる大きさのパレット
を用いる場合、細いコイルはコンテナ内への積載数を増
やすことができるし、太いコイルの場合でもパレットか
らはみ出さないように積載でき、コイルの大きさに応じ
て適切なパレットを用いて無駄なくコンテナ内へ積載す
ることができる。更に、異なる大きさのパレットを組み
合わせてパレット内に収納することができる。例えば図
14に示すように、コンテナの奥行きの6分の1、6分
の2(3分の1)及び6分の3(2分の1)の大きさの
パレットを組み合わせることによって、コンテナ内に余
分な隙間を生じさせることなくコイルを積載したパレッ
トを収納させることができる。また、大きさがそれぞれ
5分の1、5分の2、5分の2等としたパレットを組み
合わせて使用することもできる。また、本パレットは実
施例に示した20フィートドライコンテナだけではな
く、大きさが異なる40フィートドライコンテナ等に対
して用いることができるし、オープントップコンテナ等
に対して用いることもできる。
の字型以外の任意の形状とすることができるし、任意の
配設方法とすることもできる。例えば、図13に示すよ
うに、角棒26cをピン261cで移動抑止部材ガイド
25に固定することで移動抑止部材とすることができ
る。また、移動抑止部材をボルト止め等の方法で固定す
ること等が挙げられる。また、実施例2に係わる移動抑
止部材も種々の形状、大きさ、立設高さ等とすることが
できる。バンド挿通路内の固定バンドをバンド挿通孔か
ら取り出す場合、図8及び図9に示すようなバンド取り
出し具244を設けることによって、固定バンドを容易
に取り出すことができる。このバンド取り出し具244
は平板形状であり、バンド挿通孔241内に設けられた
固定孔243に挿入固定して用いることによって、バン
ド挿通路241の端部を傾斜状とすることができ、固定
バンド62が不必要な場所へバンド挿通路241内を挿
通することを防ぐことができる。
ドに応じて選択することができ、開口形状を長方形状、
正方形状、円形状、楕円形状等を例として挙げることが
できる。また、バンド挿通孔は、バンドをバンド挿通孔
から容易に取り出すためのバンド取出具をバンド挿通孔
又はバンド挿通路に設けることができる。これは脚体部
に対してバンドを取り出しやすいように傾斜したものな
ら特に形状や大きさを限定されない。例えば、挿通路底
面から挿通孔端部を棒部材や板部材等で接続し、ガイド
を設けるものとすることができる。また、一方のバンド
挿入孔をパレットの左右方向に長いものとすることがで
きる。このようなバンド挿入孔は、バンドを取り出しや
すくすることもできる。また、左右のバンド挿入孔間と
コイルの軸長さが一致しない場合等によって、バンド挿
入孔周辺にバンドが引っ掛かると、該周辺に負荷が掛か
るため変形することがある。上記の示す長孔のバンド挿
入孔を用いることによってこのような変形を防ぐことが
できる。
の移動を十分に妨げることができれば固定バンドによる
コイルの固定を行わなくてもよい。この時、図11に示
すように、パレットからバンド挿通路及びバンド挿通孔
を省略することができる。実施例1で設けられている補
助脚部232a、232bは、脚部で十分に全重量を支
えることができれば図11及び図12に示すように特に
なくてもよい。また、腕部の角を図11に示すようにテ
ーパを持たせることによって、コンテナ内で搬出入する
際にコンテナの壁面に引っ掛かることが少なくなる。
支持部を、実施例1に示すパレットに適用してもよい
し、底板21に設けられた切欠き231kを実施例1に
係わる底板に設けてもよい。更に、実施例1で用いた補
助腕部231p,231qの角部にテーパを設けて、実
施例2のパレットと同様に、設備をいためることを防止
してもよい。本コイル状重量物用パレットは、図10に
示すように、載置部2mと脚体部2fとを分離すること
ができる。このような分離可能なパレットは、コイルの
大きさに合わせて適切なコイル支持部を備えた載置部を
用意することで、脚体部を省略することができる。ま
た、コンテナ5の大きさに合わせた脚体部を用意するこ
とで、載置部を共通の形状及び大きさのものを使用する
ことができる。この分離可能な各々の載置部及び脚体部
の固定方法は任意に選択することができるが、例として
ネジ止め等を挙げることができる。
だけではなく、従来より一般的に用いられている、クレ
ーンや大型フォークリフト等の搬送装置を用いることが
できる。これらの搬送装置を用いる場合においても、下
部開放入空間から爪等を差し込んで本パレットを支える
ことにより、パレット上のコイルに触れることなく、安
定して搬送することができる。更に、脚部の先端は、脚
部の幅より広い幅によって隣接物との支持を確実におこ
なうことができ、本パレットの移動を防止するための移
動防止板をそれぞれ設けることができる。このような脚
部の幅広の移動防止板を設けることによって、パレット
が搬送用の隙間の範囲で荷ずれした場合でも、各脚部に
設けられた各移動防止具によって本パレットの脚部が入
れ互いになって荷ずれが起きてしまうことがない。ま
た、上記実施例2に示す、底板21に設けられた切欠き
231kを、実施例1に示す底板に設けてもよい。更
に、実施例1で用いた補助腕部231p,231qの角
部にテーパを設けて、実施例2のパレットと同様に、設
備をいためることを防止してもよい。
態様 本発明のステージ上において使用する搬送装置によりコ
ンテナ内に搬送され、輸送中のコンテナ内で重量物の位
置を固定するパレットの各種態様を示す。以下の各種の
パレットは、いずれも複数組み合わせてコンテナ床面に
敷き詰めることができるものである。このため、これら
を使用して重量物の搬送を行う場合には、コンテナ内に
おいてパレットの位置は固定され、コンテナ内において
厳重なラッシングを行う必要がない。
間を備えるため、その空間内に浮上式搬送装置を挿入
し、挿入した搬送装置の床面からの浮上の高さを変える
ことで、効率的に、搬送装置にパレットを積載し、搬送
装置でパレットを搬送し、パレットを下ろすことができ
る。したがって、以下のパレットを上述の浮上式搬送装
置及び本発明のステージと組み合わせ使用することで、
シャーシ上のコンテナ内に効率的に重量物を搬入し、ま
た、コンテナ内から効率的に重量物を搬出することがで
きる。
物を積載した状態で輸送容器内に収容されるコイル状重
量物用パレットであって、該コイル状重量物用パレット
は、パレット本体と、該パレット本体上に配置され、且
つ、上記コイル状重量物を該コイル状重量物の円筒側面
に接して支持する載置部とを備え、該パレット本体の下
側には、下方及び側方の少なくとも一方側が開放されて
いる下部開放空間を有し、該コイル状重量物用パレット
の上部には該コイル状重量物を上記パレット本体に固定
するコイル固定具を備え、該コイル状重量物用パレット
は、1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組
み合わせると、上記輸送容器内部の平面形状の大きさと
略一致するものであることを特徴とする(図1〜図11
参照)。
イル状重量物用パレットであって、上記載置部は、コイ
ル状重量物用パレット本体から脱着可能なものである
(図8参照)。
イル状重量物用パレットであって、上記コイル固定具
は、縛り固定するためのバンド又はコイルの両端側に設
けられる移動抑止部材であるものである。この移動抑止
部材として、例えば、移動抑止部材ガイドに脱着可能に
取着される長尺物(図1に示すコの字状物26a,26
b又は棒状物等)とすることができるし、図36及び図
37に示すようにスライドレールにスライド可能のよう
に配設される立設部材28a,28bとすることができ
る。このスライド可能な移動抑止部材においては、通
常、一対の載置部の間に、該斜面の下端よりも低い位置
に、該一対の載置部が向かい合う方向とは略垂直な方向
にスライドレールが配されており、該スライドレール
が、該一対の載置部に挟まれる位置から、該一対の載置
部の端部をこえる範囲にまで延びており、該スライドレ
ールには、移動抑止部材がスライド可能に一対立設され
ており、移動抑止部材が、該斜面の下端よりも高い位置
にまで至る高さであるもの等とすることができる。
に、少なくとも4本の柱状の積重ね支持部が四角形を構
成するように配設され、上記コイル状重量物が配設され
ない場合(配設されていない場合)には、上下に他のコ
イル状重量物用パレットの積み重ねが可能とすることが
できるものである(図36〜図38参照)。この積重ね
支持部の数は通常4本であるが、これに更に追加した数
としてもよいし、その4本の配列は通常長方形又は正方
形となるものであるが、これに限定されない。そして、
他のパレットを上下に積み重ねるのが目的のため、他の
パレットも、全ての積重ね支持部が各々対応する位置に
設けられている。更に、この積重ね支持部の上面及び下
面の形状は、互いに、ずれにくいものであればよく、例
えば、(1)いずれもが平面の場合、(2)一方が凸面
(凸球面等)で他方がこの凸面に対応する凹面(凹球面
等)の場合(図36参照)、又は(3)上面は平面に係
止用凸部を備えたもので、下面はこれに対応する係止用
凹部を備えるもの等とすることができる。なお、この積
重ね支持部は、上記実施例1のパレットに適用してもよ
い。
は、斜面を有しており、かつ、該斜面が互いに向かい合
うように一対設けられており、該一対の載置部の間に
は、該斜面の下端よりも低い位置に、該一対の載置部が
向かい合う方向とは略垂直な方向にスライドレールが配
されており、該スライドレールは、該一対の載置部に挟
まれる位置から、該一対の載置部の端部をこえる範囲に
まで延びており、該スライドレールには、移動抑止部材
がスライド可能に一対立設されており、該移動抑止部材
は、該斜面の下端よりも高い位置にまで至る高さである
ものである。
231qに設けられた切欠き231kを、実施例1に係
わる底板及び/又は補助腕部に設けてもよい。更に、実
施例1で用いた補助腕部231p,231qの角部にテ
ーパを設けて、実施例2のパレットと同様に、設備をい
ためることを防止してもよい。
いた以下のようなコイル状重量物用パレットの取付構造
体が考えられる。即ち、上記第1又は第2態様のコイル
状重量物用パレットと、該コイル状重量物用パレットを
収容する輸送容器と、該コイル状重量物用パレットに積
載されるコイル状重量物と、からなる輸送容器へのコイ
ル状重量物用パレットの取付構造体であって、上記コイ
ル状重量物用パレットのうちの1以上のコイル状重量物
用パレットには、上記コイル状重量物が積載されてお
り、上記輸送容器内には、上記コイル状重量物用パレッ
トが該輸送容器内部の平面形状の大きさと略一致するよ
うに配置されていることを特徴とする輸送容器へのコイ
ル状重量物用パレットの取付構造体である(図25、図
32及び図35参照)。
態様 (i)第1態様 第1態様の重量物の搬送方法は、重量物を積載する積載
台と、該積載台を所定の高さに支持し該積載台と床面と
の間に空間を設けている脚部と、を具備するパレット
を、上記第1乃至第3のいずれかの態様の重量物搬送装
置により搬送することにより、パレット上に積載された
重量物を搬送する重量物の搬送方法であって、上記重量
物搬送装置の上記支持台を浮上させ、その後、上記脚部
により上記積載台下部に設けられる空間内に該支持台を
挿入し、次いで該重量物搬送装置の排気ノズルの気体噴
出量を下げ又は0として該支持台をいったん下げて該積
載台下面と該支持台上面との間の隙間の寸法を広げ、そ
の後、該隙間内に噛込部材を配置し、次いで該重量物搬
送装置の該ノズルの気体噴出量を上げて該支持台を上昇
させ、上記パレットを持ち上げ、その後、該パレットを
搬送することを特徴とする重量物の搬送方法である(図
25〜図27参照)。ここで、「噛込部材」は、別体で
用意するものであってもよいし、また、重量物搬送装置
が噛込部を備えており、必要に応じてこれを支持台上に
配置し又は支持台上から撤収するものとすることができ
る。
台と、該積載台を所定の高さに支持し該積載台と床面と
の間に空間を設けている脚部と、を具備するパレット
を、上記第1乃至第3のいずれかの態様の重量物搬送装
置により搬送することにより、パレット上に積載された
重量物を搬送する重量物の搬送方法である。そして、上
記重量物搬送装置の上記支持台を浮上させ、その後、上
記脚部により上記積載台下部に設けられる空間内に該支
持台を挿入し、次いで該重量物搬送装置の排気ノズルの
気体噴出量を下げ又は0として該支持台をいったん下げ
て該積載台下面と該支持台上面との間の隙間の寸法を広
げ、その後、該隙間内に噛込部材を配置し、次いで該重
量物搬送装置の該ノズルの気体噴出量を上げて該支持台
を上昇させ、上記パレットを持ち上げ、該重量物搬送装
置を該重量物を載置すべき場所に移動させ、その後、該
重量物搬送装置の上記排気ノズルの気体噴出量を下げ又
は0として上記支持台をいったん下げて該パレットの上
記脚部を着地させ、該積載台下面と該支持台上面との間
の隙間の寸法を広げ、次いで上記脚部により上記積載台
下部に設けられる上記空間内から該支持台を退出させ、
該重量物を載置すべき場所に該重量物を載置することを
特徴とする重量物の搬送方法である(図31〜図33参
照)。
物搬送装置を用いるとともに、所定の重量物搬出入ステ
ージを用いて、所定の重量物をコンテナへ搬出入する方
法を示しているが、本発明の搬送方法はこれに限定され
ない。即ち、上記重量物搬出入ステージを使用せずに、
この搬送装置を用いて所定場所へ重量物を搬送(移動)
させてもよい。また、上記実施例に示す以外の他の態様
の重量物搬出入ステージ及び/又は同様に他の態様のパ
レットを用いて、重量物を移動又は搬送してもよい。
噴出により重量物を持ち上げるものであるため、床面の
広い面積区域においてその重量を支えることができる。
よって、車輪を使う場合のように車輪と床との接地点に
荷重が集中することがない。このため、その重量によっ
て床面を破壊する可能性が低い。また、この重量物搬送
装置は、気体の排出により支持台を浮上させ重量物の重
心直下において力を作用させて重量物を持ち上げるもの
であるため、空荷状態と重量物を載せた状態との間で全
体の重心位置が大きく変化せず、安定性に優れる。
心から外れた位置で重量物を持ち上げる場合は、重量物
を持ち上げた際のバランスを確保するために自重を重く
する必要があり、または、フォークリフトのように荷と
逆の側にカウンターバランスを装備する必要があった
が、本発明の重量物搬送装置においては、それらの余分
な重量が不要であり、重量を支える床面を傷つける可能
性がより低い。また、装置自体も小さくすることがで
き、狭い空間内に重量物を運ぶのにも好適である。
えるものであるため、水平方向の移動に際して摩擦抵抗
が少なく、容易に重量物を移動させることができる。例
えば、10ton程度の重量物を載せた場合であって
も、人力により搬送することができる。そして、気体に
より浮上させて荷の重量を支えるものであるため、積載
する重量物の重心位置が様々に異なる場合にも、気体の
流量、方向を調整することにより、安定して荷の搬送を
行うことができる。更に、本第1発明の重量物搬送装置
は、複数の排気ノズルのそれぞれのバルブを同時に制御
することができる操縦かんを備えるため、操縦者は容易
に支持台の姿勢を制御することができる。
即ち3以上有するため、3点以上の点で重量物を安定し
て支持することができる。また、この排気ノズルが4箇
所にクループ分けされて設けられているため、それらの
各グループのノズルの気体噴出量を制御することで、重
量物搬送装置の支持台を浮上させた状態で水平面内にお
ける2軸についての傾き角を有効に制御することがで
き、支持台の姿勢制御を有効に行うことができる。そし
て、操縦かんによりノズルの気体噴出量を制御する場合
には、操縦かんの2軸方向の傾き角、傾かせる時間又は
その圧力等により、効果的にノズルの気体噴出量を制御
することができる。
量物の姿勢を確実に制御することができる。更に、本第
2発明の重量物搬送装置によれば、積載される重量物の
左右前後の姿勢をより確実に且つ安定して制御すること
ができる。
請求項1又は2に記載の重量物搬送装置を使用している
ため、床面を傷つけることなくパレット上の重量物を搬
送することが可能であり、比較的狭い空間内へも重量物
を搬入することができる。また、大重量の荷も小さい力
で搬入することができる。そして、本重量物の搬送方法
においては、積載台と床面との間で空間を有するパレッ
トと、噛込部材と、を用いているため、荷積み及び荷下
ろしのための複雑な装置を用いることなく、重量物の搬
送を行うことができる。
観を示す説明斜視図である。
置部の詳細を説明するための部分拡大図である。
である。
るコイル状重量物用パレットを示す模式図である。
である。
図である。
図である。
を示す説明図である。
B断面を左半分に示した断面図である。
ットの斜視図である。
図である。
図である。
状態を示す説明図である。
の説明図である。
す説明図である。
説明図である。
いる状態を示す説明図である。
る状態の説明図である。
の説明図である。
組み合わせた模式図である。
面図である。
ージの後面図である。
する手順を示す説明図である。
する手順を示す説明図である。
する手順を示す説明図である。
工程を示す説明図である。
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
す説明図である。
挿入する工程を示す説明図である。
説明図である。
いる状態を示す説明図である。
ォーク部、112;基部材、12,12a〜d;エアベ
アリング、121;基板、122;風船部、123;着
地パッド、13;ハンドル部、131R,131L;支
柱材、132;第一梁部材、133;第二梁部材、13
4;制御ボックス、14,14a〜d,14ac,14
bd,14cd,14ab;エア配管部、141;マニ
ホールド、142;レギュレータ、142P;円盤、1
42J;ジョイスティック取付部、142I;入口、1
42a〜d;出口、142S;シリンダ、143;ジョ
イスティック、144;ON/OFFスイッチ、15;
位置決め部材、2,2x〜z;パレット、2m;載置
部、2f;脚体部、2s;下部開放空間、21;底板、
22a,22b;脚部、23;補助脚部、231p,2
31q;補助腕部、232a,232b;補助足部材、
233a,233b;側端ガイド、24p,24q;キ
ャンバー部材、241,241p,241q;バンド挿
通路、242a,242b;バンド挿通孔、243;ガ
イド板設置穴、244;ガイド板、245;板状支柱、
25,25p,25q;移動抑止部材ガイド、251;
切欠き、26a〜c;移動抑止部材、261c;ピン、
27;スライドレール、28;移動抑止部材、29;積
重ね支持部、291;補助支柱、3;噛込部材、4;重
量物搬出入ステージ、41;ステージ本体、411;車
輪用油圧シリンダ、412;移動用車輪、42;支持
柱、421L;左主柱、421R;右主柱、422;主
梁、423L;左補助柱、423R;右補助柱、424
L,424R;ウォームジャッキ、425;係止部材、
426;エアモータ、427;ラックジャッキ、43;
テーブル、431a〜d;支持ジャッキ、432L,4
32R;ガイド、5;樹脂シート、61;束ねバンド、
62;固定バンド、7;重量物搬出入ステージ、71;
ステージ本体、713;シート巻き取りリール、72;
支持柱、721L;左主柱、721R;右主柱、722
R,722L;ガイドレール、723R,723L;ス
ライド部、724R,724L;スクリュージャッキ、
725;係止部材、726;エアモータ、73;テーブ
ル、732L,732R;ガイド、733;スリット、
734;デッキ、735;ホース巻き取りリール、73
6;梯子、737;フラップ、C,Cx〜z;薄板コイ
ル、S;シャーシ、B;コンテナ。
Claims (3)
- 【請求項1】 パレットを持ち上げるための支持台と、
該支持台下面に設けられ所定の圧力で床面に向けて気体
を噴出する複数の排気ノズルと、を備え、重量物を積載
したパレットを該支持台上に積載した状態で、該気体の
排出により該支持台を床面から浮上させることができ、 更に、上記複数の排気ノズルにそれぞれ設けられ該排気
ノズルの排気流量を調節するバルブと、該複数のバルブ
の開度を同時に制御することができる操縦かんと、を備
え、該操縦かんを操作することにより上記支持台の姿勢
制御が可能であり、 上記複数の排気ノズルが4つグループ分けされ該4つの
グループが4角形を描くように配置されていると共に、
上記排気ノズルのうち、姿勢制御において対応する一対
の上記排気ノズルに至る配管のうち、少なくとも一組
は、連絡配管によって接続されており、該連絡配管は流
量を調節するバルブを備えているものである ことを特徴
とする重量物搬送装置。 - 【請求項2】 上記4つの排気ノズルを進行方向に向か
って、右前側に配設されるものを右前側ノズル、右後側
に配設されるものを右後側ノズル、左前側に配設される
ものを左前側ノズル、左後側に配設されるものを左後側
ノズルとした場合、右前側ノズルと右後側ノズルとの
組、左前側ノズルと左後側ノズルとの組、右前側ノズル
と左前側ノズルとの組、及び右後側ノズルと左後側ノズ
ルとの組である4組が各々連絡配管により接続されてい
る請求項1記載の重量物搬送装置。 - 【請求項3】 重量物を積載する積載台と、該積載台を
所定の高さに支持し該積載台と床面との間に空間を設け
ている脚部と、を具備するパレットを、請求項1又は2
に記載の重量物搬送装置により搬送することにより、パ
レット上に積載された重量物を搬送する重量物の搬送方
法であって、 上記重量物搬送装置の上記支持台を浮上させ、 その後、上記脚部により上記積載台下部に設けられる空
間内に該支持台を挿入し、 次いで該重量物搬送装置の排気ノズルの気体噴出量を下
げ又は0として該支持 台をいったん下げて該積載台下面
と該支持台上面との間の隙間の寸法を広げ、 その後、該隙間内に噛込部材を配置し、 次いで該重量物搬送装置の該ノズルの気体噴出量を上げ
て該支持台を上昇させ、上記パレットを持ち上げ、 その後、該パレットを搬送することを特徴とする重量物
の搬送方法。
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KR20190136321A (ko) * | 2018-05-30 | 2019-12-10 | 한국기계연구원 | 에어쿠션 이송장치 및 이의 제어방법 |
KR102088516B1 (ko) * | 2018-05-30 | 2020-03-13 | 한국기계연구원 | 에어쿠션 이송장치 및 이의 제어방법 |
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JPH11349115A (ja) | 1999-12-21 |
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