JP4908272B2 - 車両用バッテリ交換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されたバッテリを交換するための車両用バッテリ交換装置に関し、特にフォークリフトに搭載されたバッテリを交換するためのバッテリ交換装置に適用して有効である。
バッテリ式のフォークリフトにおいては、バッテリの重量が500kg以上と大きいので、そのフォークリフトの側方側から、バッテリの下方側に形成された挿入口に、別のフォークリフトのフォークを差し込み、その後、その差し込んだフォークを上昇させてバッテリを交換する(取り外す)ようにしている。
一方、特許文献1に記載の発明では、車輪を有するバッテリ交換装置をフォークリフトの側方側に配置した状態で、そのフォークリフトに搭載されたバッテリをバッテリ交換装置側に引き出すことによりバッテリを交換する(取り外す)ようにしている。
なお、このバッテリ交換装置では、作業者がバッテリ交換装置を押したり引いたりすることにより移動するようにされている。
特開2004−262632号公報
ところで、通常、バッテリ交換用のフォークリフトと床面との間には、作業用のフォークリフトの車輪が入り込むことができないので、バッテリの交換時にそのバッテリの重さによって作業用のフォークリフトが倒れてしまうのを防止するために、車体後方に重りを取り付けることによりバランスをとるように構成された、いわゆるカウンタ式のフォークリフトが作業用のフォークリフトとして用いられている。
しかしながら、カウンタ式のフォークリフトはバッテリ交換装置よりも大きいので、フォークリフトを用いてバッテリの交換作業を行う場合には、バッテリ交換装置を用いてバッテリの交換作業を行う場合に比べてバッテリ交換に要する作業スペースが大きくなってしまう。
一方、特許文献1に記載の発明は、フォークリフトよりも小さいので、フォークリフトを用いてバッテリの交換作業を行う場合に比べてバッテリ交換に要する作業スペースを小さくすることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、車輪を用いることでバッテリの運搬作業(バッテリ交換装置の移動作業)時に作業者にかかる負担をある程度軽減するようにしているが、車輪の摩擦係数は約0.03とゼロではないので、重量の大きいバッテリを運搬する際には、作業者にかかる負担が増えてしまい、バッテリの運搬作業をすることが困難になることがある。
これに対しては、車輪の数を増やすことによりバッテリ交換装置と床面との摩擦力を小さくするようにすることが考えられるが、車輪の数が増えてしまうと作業者がバッテリ交換装置を移動させる際の自由度が低下してしまう。
本発明は、上記点に鑑み、バッテリ交換に要する作業スペースが大きくなってしまうのを防止しつつ、バッテリの運搬作業を容易に行うことが可能な車両用バッテリ交換装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、車両に搭載されたバッテリを交換するための車両用バッテリ交換装置であって、車両のシャーシと床面との間に入り込むことが可能な入込手段と、入込手段の上方側で車両のシャーシとバッテリとの間に入り込んでバッテリを持ち上げるための持上手段と、入込手段の下方側に設けられ、下方側に向けて空気を噴出することで入込手段を浮上させる浮上手段とを備えたことを特徴とする。
以上のような請求項1に記載の発明では、入込手段が車両のシャーシと床面との間に入り込んだ状態で、持上手段がバッテリを持ち上げることにより、バッテリを車両から取り外すことができる。
ところで、浮上手段は入込手段を浮上させるので、この浮上手段の摩擦係数は車輪の摩擦係数よりも断然に小さくゼロとみなすことができる。
このため、請求項1に記載の発明では、浮上手段を用いて入込手段を移動させることが可能な構成であるので、特許文献1に記載の発明に比べて、バッテリの運搬作業時に作業者にかかる負担を軽減することができる。
また、請求項1に記載の発明では、入込手段が車両のシャーシと床面との間に入り込んだ状態で持上手段がバッテリを持ち上げることが可能な構成であるので、車両用バッテリ交換装置の重心をバッテリの下方側、すなわち入込手段に取ることができる。
このため、カウンタ式のフォークリフトのように重りをつけなくてもバッテリの交換時に車両用バッテリ交換装置が倒れてしまうことを防止することができるので、バッテリ交換に要する作業スペースが大きくなってしまうのを防止することができる。
また、浮上手段には、車輪のように車両用バッテリ交換装置の移動方向を規制するものがないので、請求項1に記載の発明によれば、作業者が車両用バッテリ交換装置を移動させる際の自由度を向上させることができる。
したがって、請求項1に記載の発明によれば、バッテリ交換に要する作業スペースが大きくなってしまうのを防止しつつ、バッテリの運搬作業を容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明では、持上手段は、バッテリの下方側を支持するための支持手段と、支持手段を昇降するための昇降手段とを有していることを特徴とする。
このような請求項2に記載の発明では、支持手段によりバッテリの下方側を支持してから支持手段を上昇又は下降させることで、車両からバッテリを取り外したり車両に設置したりすることができる。
このため、請求項2に記載の発明では、バッテリの下方側を支持してそのバッテリを昇降させるので、バッテリを宙吊りにしてバッテリの交換を行う場合に比べて、バッテリ交換を持ち上げた際にバッテリが空中で揺れてしまう、といった不安定な状態になってしまうことを防止することができる。
したがって、請求項2に記載の発明では、安定した状態でバッテリの交換作業を行うことができるので、バッテリ交換に要する時間を短縮することができる。
本実施形態は、本発明に係る車両用バッテリ交換装置を、カウンタ式のフォークリフトに搭載されたバッテリを交換するためのバッテリ交換装置に適用したものであり、以下に本実施形態を図面と共に説明する。
(バッテリ交換装置1の全体構成)
図1(a)は本実施形態のバッテリ交換装置1を斜め上方側から見た状態を示す斜視図であり、図1(b)はバッテリ交換装置1を斜め下方側から見た状態を示す斜視図である。また、図2(a)はバッテリ交換装置1の平面図であり、図2(b)はバッテリ交換装置1の側面図である。また、図3(a)はバッテリ交換装置1の正面図であり、図3(b)はバッテリ交換装置1の後方側の拡大図である。また、図4はフォークリフト60にバッテリ62が搭載されている状態を示す説明図であり、図5はフォークリフト60からバッテリ62を取り外した状態を示す説明図であり、図6はバッテリ交換装置1にバッテリ62を積んだ状態を示す説明図である。
バッテリ交換装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、台部10、台部10の上方側に配置されたバッテリ持上部30、及び台部10の下方側に設けられた空気噴射口50等を備えている。
空気噴射口50は、台部10側から下方側に向けて空気を噴出することで台部10を浮上させるためのものである。
具体的に説明すると、空気噴射口50は、図1(b)に示すように、台部10の下方側に8つ設けられており、この空気噴射口50には、図4に示すように、圧縮空気が収容されたエアタンク(図示省略)から配管64を介して空気(圧縮空気)が供給される。そして、空気噴射口50は、エアタンクから空気が供給されると、その空気を下方側に向けて噴出することで台部10を床面から浮上させる。
これにより、空気噴射口50、配管64及びエアタンクが、台部10を浮上させるための浮上機構として構成される。
ここで、エアタンクは、フォークリフト60(図4参照)が使用される工場内に複数設けられており、本実施形態において、作業者がバッテリ交換装置1を用いてフォークリフト60のバッテリ62を交換する際には、工場内の所定場所(以下、バッテリ交換場所という。)で行うようにされている。
このため、本実施形態では、バッテリ交換場所から最も近くに設けられたエアタンクが、空気噴射口50に空気を供給するエアタンクとして用いられる。
台部10は、図2(b)及び図5に示すように、フォークリフト60と床面との間に入り込むことが可能となるように構成されており、具体的には、台部10の高さ方向の厚さがフォークリフト60と床面との間の高さよりも小さくなるように構成されている。
また、台部10の下方側には、図2(a)に示すように、バッテリ交換装置1の前後方向への移動を補助するための補助輪12が設けられており、台部10の一端側(後端側)には、図3(a)に示すように、バッテリ持上部30を上下方向(鉛直方向)に移動可能に支持する一対のレール14が設けられている。
レール14には、図3(a)に示すように、作業者側(台部10の一端側)から作業者の手が入らないようにするための防護壁15が取り付けられている。
また、レール14の上端側には、図3(b)に示すように、作業者の手により握られる把手16と、バッテリ交換装置1の各部を制御するためのコントローラ18とが設けられている。
把手16には、図3(b)に示すように、空気噴射口50への空気の供給を禁止するためのブレーキレバー20が取り付けられている。
コントローラ18は、作業者に操作されることでバッテリ交換装置1の各部を制御するためのものであり、このコントローラ18は、図3(b)に示すように、把手16の近傍に設けられている。
そして、コントローラ18は、図3(b)に示すように、空気噴射口50への空気の供給を許可する浮上用レバー22、後述する昇降体34を上昇させるための上昇用レバー24、昇降体34を下降させるための下降用レバー26、及び昇降体34の昇降移動を許可するためのロック解除用レバー28等を備えている。
なお、本実施形態のバッテリ交換装置1では、ロック解除用レバー28が操作されるまでの間、昇降体34を現在位置に固定することで昇降体34の昇降移動を禁止する安全装置(図示省略)が設けられており、この安全装置は、ロック解除用レバー28が操作されることにより、昇降体34の昇降移動の禁止を解除、すなわち昇降体34の昇降移動を許可する。
バッテリ持上部30は、台部10の上方側でバッテリ62(図4参照)を持ち上げるためのものであり、具体的には、図1(a)及び図1(b)に示すように、バッテリ62の下方側を支持するための一対のフォーク32と、フォーク32を昇降するための昇降体34と、昇降体34を駆動するためのエアシリンダ36とを備えている。
エアシリンダ36は、空気が供給されることで昇降体34を上昇させるとともに、供給された空気を排出することで昇降体34を下降させるためのものであり、このエアシリンダ36には、空気噴射口50に空気を供給するエアタンクから配管64を介して空気が供給される。
昇降体34は、図1(a)及び図1(b)に示すように、上下方向に移動可能となるようにレール14に支持されている。
また、昇降体34の後方側(作業者側)には、図3(b)に示すように、作業者がフォーク32の傾き(チルト角度)を調整する操作を行うための調整用ボルト38が設けられており、上方側の中央部分には、同じく図3(b)に示すように、フォーク32によって支持されている状態のバッテリ62がフォーク32から滑り落ちてしまうのを防止するためのフック40が設けられている。
フック40は、レール14の配列方向(左右方向)に平行な回転軸回りに回転可能に設けられている。
一対のフォーク32は、図1(a)に示すように、台部10の一端側(昇降体34側)から台部10の他端側(昇降体34側とは反対側)に向かって延びるアーム状に形成されている。
なお、本実施形態において、バッテリ62は、図4に示すように、フォークリフト60の運転席66下方側に収納されている。
すなわち、フォークリフト60の運転席66下方側には、図6に示すように、バッテリ62を収納可能なスペース74が形成されており、具体的には、4つの側壁、運転席66が形成された運転席形成部76、及びシャーシにより囲まれることで、運転席66の下方側にスペース74が形成される。そして、4つの側壁のうち運転席66右側の側壁(図示省略)及び運転席形成部76は、開閉可能に構成されている。
また、バッテリ62は、バッテリ本体(図示省略)と、バッテリ本体を収納するバッテリケース68とからなる。また、バッテリケース68の下方側には、フォーク32を挿入するための貫通孔70が形成されており、バッテリケース68の上方側には、フック40が引っ掛かるための溝72が形成されている。
(バッテリ交換装置1の作動)
以上のような構成のバッテリ交換装置1では、作業者により浮上用レバー22が操作されると、配管64から空気噴射口50に空気が供給される。これにより、台部10が床面から浮上するので、バッテリ交換装置1は移動可能な状態となる。
また、台部10が床面から浮上している状態、すなわち空気噴射口50が下方側に向けて空気を噴出している状態でブレーキレバー20が操作されると、空気噴射口50への空気の供給が禁止される。これにより、台部10が床面に接触するので、バッテリ交換装置1の移動が停止する。
また、作業者によりロック解除用レバー28が操作されてから上昇用レバー24が操作されると、配管64からエアシリンダ36に空気が供給され、昇降体34及びフォーク32が上昇する。一方、作業者によりロック解除用レバー28が操作されてから下降用レバー26が操作されると、エアシリンダ36から空気が排出され、昇降体34及びフォーク32が下降する。
(バッテリ62の交換作業)
本実施形態では、以下の手順でフォークリフト60に搭載されたバッテリ62を交換することができる。
まず、フォークリフト60をバッテリ交換場所まで移動させ、図4に示すように、そのフォークリフト60の運転席形成部76を上方側に開けるとともに、運転席66右側の側壁を外側に開ける。
すると、フォークリフト60に搭載されているバッテリ62が、図4に示すように外部に露出された状態となる。
次に、バッテリ交換装置1を移動させることにより、図5に示すように、バッテリ交換場所にあるフォークリフト60の右側方側から、バッテリ交換装置1の台部10を、フォークリフト60と床面との間、すなわちフォークリフト60のシャーシの下方側に入り込ませるとともに、バッテリケース68の貫通孔70にフォーク32を挿入する。
なお、バッテリケース68の貫通孔70にフォークを挿入してから、フック40をバッテリケース68の溝72に引っ掛けるようにすれば、バッテリ62がフォーク32から滑り落ちてしまうのを防止することができる。
次に、台部10がフォークリフト60と床面との間に入り込み、かつ、フォーク32がバッテリケース68の貫通孔70に挿入された状態で、フォーク32(昇降体34)を上昇させる。
これにより、バッテリ62の下方側がフォーク32により支持され、その支持されたバッテリ62がフォークリフト60から持ち上がるので、バッテリ62をフォークリフト60から取り外すことができる。
その後、図6に示すように、バッテリ交換装置1を手前側に引くことで、バッテリ62をフォークリフト60から完全に取り出し、更にそのバッテリ交換装置1を、充電済み及び使用済みのバッテリ62を設置するためのバッテリ設置台78まで移動させることで、バッテリ交換装置1に積まれているバッテリ62をバッテリ設置台78まで運搬する。
ここで、バッテリ設置台78は、バッテリ交換場所に設けられており、このバッテリ設置台78は、図6に示すように、バッテリ62を設置するための設置板80と、その設置板80を支持する複数(本実施形態では、3本)の脚部82とからなる。そして、脚部82の高さは台部10の高さ(厚さ)よりも高く、脚部82同士の間隔は台部10の幅(左右方向の長さ)よりも長い。
このため、バッテリ交換装置1の台部10は、設置板80の下方側に入り込むことができるので、バッテリ62をバッテリ設置台78上まで運搬してから、そのバッテリ62を積んでいるバッテリ交換装置1のフォーク32(昇降体34)を下降することで、バッテリ62をバッテリ設置台78に設置することができる。
なお、本実施形態のバッテリ設置台78には、図6に示すように、充電済みのバッテリ62が設置さられており、バッテリ設置台78の近傍には、バッテリ62を充電するための充電器84が配置されている。また、使用済みのバッテリ62は、この充電器84により充電される。
そして、バッテリ設置台78に使用済みのバッテリ62を設置した後は、上述したバッテリ62の取り外し作業からバッテリ62の運搬作業とは逆の手順で、充電済みのバッテリ62をフォークリフト60に取り付ける。
すなわち、まず充電済みのバッテリ62をバッテリ交換装置1に積み込み、そのバッテリ交換装置1をフォークリフト60まで移動させる。次いで、そのバッテリ交換装置1の台部10を、上述したようにフォークリフト60と床面との間に入り込ませてから、フォーク32(昇降体34)をフォークリフト60のスペース74側へ下降させる。
これにより、充電済みのバッテリ62をフォークリフト60に取り付けることができる。
その後は、バッテリ交換装置1を手前側に引くことで、バッテリ62からフォーク32を抜き出し、運転席形成部76及び運転席66右側の側壁を閉めることでバッテリ62の交換作業が終了する。
(本実施形態に係るバッテリ交換装置1の特徴)
ところで、空気噴射口50は台部10を浮上させるので、この空気噴射口50の摩擦係数はゼロとみなすことができる。
このため、本実施形態では、空気噴射口50を用いて台部10を移動させることが可能な構成であるので、特許文献1に記載の発明に比べて、バッテリ62の運搬作業時に作業者にかかる負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、台部10がフォークリフト60と床面との間に入り込んだ状態でバッテリ持上部30がバッテリ62を持ち上げることが可能な構成であるので、バッテリ交換装置1の重心をバッテリ62の下方側、すなわち台部10に取ることができる。
このため、カウンタ式のフォークリフト60のように重りをつけなくてもバッテリ62の交換時にバッテリ交換装置1が倒れてしまうことを防止することができるので、バッテリ62交換に要する作業スペースが大きくなってしまうのを防止することができる。
また、空気噴射口50には、車輪のようにバッテリ交換装置1の移動方向を規制するものがないので、本実施形態によれば、作業者がバッテリ交換装置1を移動させる際の自由度を向上させることができる。
したがって、本実施形態によれば、バッテリ62交換に要する作業スペースが大きくなってしまうのを防止しつつ、バッテリ62の運搬作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、フォーク32によりバッテリ62の下方側を支持してから昇降体34を上昇又は下降させることで、フォークリフト60からバッテリ62を取り外したりフォークリフト60に設置したりすることができる。
このため、本実施形態では、バッテリ62の下方側を支持してそのバッテリ62を昇降させるので、バッテリ62を宙吊りにしてバッテリ62の交換を行う場合に比べて、バッテリ62交換を持ち上げた際にバッテリ62が空中で揺れてしまう、といった不安定な状態になってしまうことを防止することができる。
したがって、本実施形態では、安定した状態でバッテリ62の交換作業を行うことができるので、バッテリ62交換に要する時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、バッテリ62をフォークリフト60から引き出すことをバッテリ交換装置1で行うことができるので、特許文献1に記載の発明に比べて、作業者への負担を軽減することができる。
ところで、特許文献1に記載の発明では、フォークリフト60のシャーシに滑車を設けることで、バッテリ62をフォークリフト60から引き出す際の作業者への負担を軽減することが可能である。
これに対して、本実施形態では、上述したように、バッテリ62をフォークリフト60から引き出すことをバッテリ交換装置1で行うことができるので、フォークリフト60を改造しなくても作業者への負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、補助輪12が設けられているので、バッテリ交換装置1が無作為にいろいろな方向へ移動してしまうのを防止することができる。
(発明特定事項と対応関係)
本実施形態では、台部10が特許請求の範囲に記載された入込手段に相当し、バッテリ持上部30が特許請求の範囲に記載された持上手段に相当し、空気噴射口50が特許請求の範囲に記載された浮上手段に相当する。また、フォーク32が特許請求の範囲に記載された支持手段に相当し、昇降体34が特許請求の範囲に記載された昇降手段に相当する。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、バッテリ交換場所近傍に設けられたエアタンクから、空気噴射口50及びエアシリンダ36に空気を供給するようにしていたが、これに限らず、バッテリ交換装置1にエアタンクを設け、そのエアタンクから空気噴射口50及びエアシリンダ36に空気を供給するようにしてもよい。
このようにすれば、作業者がバッテリ交換装置1を移動させる際に、配管64が移動の邪魔になってしまうのを防ぐことができる。
また、上記実施形態では、バッテリ62を下方側から支持してから持ち上げることでバッテリの交換を行う構成にしていたが、これに限らず、バッテリ62を宙吊りにしてバッテリ62の交換を行うような構成にしてもよい。
また、本実施形態では、カウンタ式のフォークリフト60に搭載されたバッテリ62を交換するようにしていたが、これに限らず、例えば、ガソリンエンジンと電動モータとを組み合わせて走行するハイブリッド車両に搭載されたバッテリを交換するようにしてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
実施形態のバッテリ交換装置の斜視図である。 実施形態のバッテリ交換装置の平面図及び側面図である。 実施形態のバッテリ交換装置の正面図及び後方側の拡大図である。 フォークリフトにバッテリが搭載されている状態を示す説明図である。 フォークリフトからバッテリを取り外した状態を示す説明図である。 バッテリ交換装置にバッテリを積んだ状態を示す説明図である。
符号の説明
1…バッテリ交換装置、10…台部、12…補助輪、14…レール、15…防護壁、16…把手、18…コントローラ、20…ブレーキレバー、22…浮上用レバー、24…上昇用レバー、26…下降用レバー、28…ロック解除用レバー、30…バッテリ持上部、32…フォーク、34…昇降体、36…エアシリンダ、38…調整用ボルト、40…フック、50…空気噴射口、60…フォークリフト、62…バッテリ、64…配管、66…運転席、68…バッテリケース、70…貫通孔、72…溝、74…スペース、76…運転席形成部、78…バッテリ設置台、80…設置板、82…脚部、84…充電器。

Claims (2)

  1. 車両に搭載されたバッテリを交換するための車両用バッテリ交換装置であって、
    前記車両のシャーシと床面との間に入り込むことが可能な入込手段と、前記入込手段の上方側で前記車両のシャーシと前記バッテリとの間に入り込んで前記バッテリを持ち上げるための持上手段と、
    前記入込手段の下方側に設けられ、下方側に向けて空気を噴出することで前記入込手段を浮上させる浮上手段と
    を備えたことを特徴とする車両用バッテリ交換装置。
  2. 前記持上手段は、
    前記バッテリの下方側を支持するための支持手段と、
    前記支持手段を昇降するための昇降手段と
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用バッテリ交換装置。
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