WO2002103660A1

WO2002103660A1 - Plasma display apparatus

Info

Publication number: WO2002103660A1
Application number: PCT/JP2002/005841
Authority: WO
Inventors: Tomihide Nomoto; Kazunobu Kojima; Akira Mizuno
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2001-06-15
Filing date: 2002-06-12
Publication date: 2002-12-27
Also published as: EP1396835A4; US20060152909A1; US7091665B2; TW554370B; US7262552B2; EP1396835A1; KR20030024864A; CN1199093C; KR100530398B1; US20060145615A1; CN1463417A; US20040027073A1; US7250725B2

Description

明細書プラズマディスプレイ装置技術分野

本発明は、大画面で、薄型、軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマディスプレイ装置に関するものである。背景技術

プラズマディスプレイ装置は、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり、視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの理由から、多くの人が集まる場所での表示装置や家庭で大画面の映像を楽しむための表示装置として各種の用途に使用されている。

プラズマディスプレイ装置では、基板上に隔壁によって区画された表示セルが設けられており、これに蛍光体層が形成されている構成を有し、ガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で蛍光体を励起して発光させカラー表示を行っている。

このプラズマディスプレイ装置には、大別して、駆動方式として A C 型と D C型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の 2種類があるが、高精細化と大画面化の容易性および製造の簡便性から、 3電極 A C 型面放電方式のプラズマディスプレイ装置が主流である。その構造は、一方の基板上に平行に隣接した表示電極対を有し、もう一方の基板上に表示電極と交差する方向に配列されたアドレス電極と、隔壁、蛍光体層を有するもので、比較的蛍光体層を厚くすることができ、蛍光体によるカラー表示に適している。

一方、プラズマディスプレイ装置は大形の表示装置として各種の用途に使用されることから、信号入力端子構造には、パーソナルコンピュー夕、テレビジョンチューナ、ビデオなどの各種の情報信号を含む映像信号を出力する外部機器と接続可能な構成が要求される。

このためプラズマディスプレイ装置においては、必然的に多くの外部信号発生源に接続できるように各種の信号入力端子が設けられているが, 一般のユーザー側からすれば、全ての信号入力端子を使用するような使い方は少なく、ほとんどが特定の外部機器のみを接続して使用するため、各種の機器に対応できるように設置された各種の信号入力端子の一部は不要になることがある。

また、ユーザーに応じた信号入力端子を有する複数種類のプラズマデイスプレイ装置を製造すればよいが、上述のように各種の用途に使用されるプラズマディスプレイ装置においては、多品種の製品を生産しなければならなくなり、生産効率が悪くなつてしまう。

本発明はこのような現状に鑑みなされたもので、ユーザーの利用目的に応じた信号入力端子構造を備えたプラズマディスプレイ装置を簡単に提供できるようにすることを目的とするものである。発明の開示

上記課題を解決するため、本発明のプラズマディスプレイパネル装置は次の構成を有している。

すなわち、本発明のプラズマディスプレイ装置は、パネルと、シャ一シ部材に配置されかつパネルに信号を印加して表示を行う表示駆動回路ブロックと、この表示駆動回路ブロックと映像信号を出力する外部機器との間に接続される入力信号回路ブロックと、これらのパネル、表示駆動回路プロック及び入力信号回路ブロックが収容される筐体とを有し、入力信号回路ブロックは、シャーシ部材に配置されかつ筐体の外部に開口した装着口を有するケース部材と、このケース部材に装着口より着脱可能に装着されかつケース部材に装着することにより表示駆動回路プロックの信号入力用コネクタに着脱可能に接続される信号出力用コネクタを備えるとともに外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される入力端子部を備えたブロック本体とで構成したものである。

この構成により、プラズマディスプレイ装置に接続される外部機器に対応する入力端子部を備えたブロック本体を複数種類用意しておくことにより、ュ一ザ一の要望に応じてブロック本体を取り替えれば、使用形態に応じた信号入力端子構造を有するプラズマディスプレイ装置を簡単に提供できる。図面の簡単な説明

図 1は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置のパネルの概略構成を示す断面斜視図である。

図 2は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置のパネルの電極配列を示す説明図である。

図 3は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の駆動方法の一例を示す信号波形図である。

図 4は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の内部の配置構造を示す分解斜視図である。

図 5は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置のシャ —シ部への要素部品の配置を示す示す平面図である。図 6は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の入力信号回路プロック部分の構成を示す平面図である。

図 7は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の入力信号回路プロック部と制御回路プロックの構成を示す分解斜視図である, 図 8は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の入力信号回路プロックのケース部材の構成を示す下面からの斜視図である。図 9は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の入力信号回路ブロックのブロック本体の上面図である。

図 1 0は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の入力信号回路ブロックのブロック本体の下面図である。

図 1 1は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の入力信号回路ブロックのブロック本体の側面図である。

図 1 2は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の入力信号回路ブロックのブロック本体の後面図である。

図 1 3は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の入力信号回路プロックのブロック本体の前面図である。

図 1 4は図 9に示すプロック本体の A部の詳細断面図である。

図 1 5は図 9に示すプロック本体の B部の詳細断面図である。

図 1 6 ( a ) 〜図 1 6 ( f ) は本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の入力信号回路ブロックの入力端子の他の実施例を示す平面図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置について、図 1〜図 1 6を用いて説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定されるものではない。

まず、プラズマディスプレイ装置におけるプラズマディスプレイパネルの構造について図 1を用いて説明する。図 1に示すように、ガラス基板などの透明な前面側基板 1上には、スキャン電極とサスティン電極とで対をなすストライプ状の表示電極 2が複数列形成され、そしてその電極群を覆うように誘電体層 3が形成され、その誘電体層 3上には保護膜 4が形成されている。

また、前記前面側基板 1に対向配置される背面側基板 5上には、スキャン電極及びサスティン電極の表示電極 2と交差するように、オーバ一コート層 6で覆われた複数列のストライプ状のァドレス電極 7が形成されている。このアドレス電極 7間のオーバーコート層 6上には、ァドレス電極 7と平行に複数の隔壁 8が配置され、この隔壁 8間の側面およびオーバーコート層 6の表面に蛍光体層 9が設けられている。

これらの前面側基板 1と背面側基板 5とは、スキャン電極およびサスティン電極の表示電極 2とアドレス電極 7とがほぼ直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、周囲が封止され、そして前記放電空間には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセソンのうちの一種または混合ガスが放電ガスとして封入されている。また、放電空間は、隔壁 8によって複数の区画に仕切ることにより、表示電極 2とアドレス電極 7との交点が位置する複数の放電セルが設けられ、その各放電セルには、赤色、緑色及び青色となるように蛍光体層 9がー色ずつ順次配置されている。

図 2にこのプラズマディスプレイパネルの電極配列を示しており、図 2に示すようにスキャン電極およびサスティン電極とァドレス電極とは, M行 x N列のマトリックス構成であり、行方向には M行のスキャン電極 S C N 1〜 S C NMおよびサスティン電極 S U S ：!〜 S U S Mが配列され、列方向には N列のァドレス電極 D 1 ~D Nが配列されている。

このような電極構成のプラズマディスプレイパネルにおいては、ァドレス電極とスキャン電極の間に書き込みパルスを印加することにより、アドレス電極とスキャン電極の間でアドレス放電を行い、放電セルを選択した後、スキャン電極とサスティン電極との間に、交互に反転する周期的な維持パルスを印加することにより、スキャン電極とサスティン電極との間で維持放電を行い、所定の表示を行うものである。

図 3にこのプラズマディスプレイ装置の表示駆動回路のタイミングチャ一トの一例を示している。図 3に示すように、書き込み期間では、全てのサスティン電極 S U S 1〜 S U S Mを 0 (V) に保持した後に、第 1行目の表示する放電セルに対応する所定のァドレス電極 D 1〜DNに正の書き込みパルス電圧 +Vw (V) を、第 1行目のスキャン電極 S C N 1に負の走査パルス電圧一 V s (V) をそれぞれに印加すると、所定のアドレス電極 D 1〜DNと第 1行目のスキャン電極 S CN 1 との交点部において、書き込み放電が起こる。

次に、第 2行目の表示する放電セルに対応する所定のァドレス電極 D 1〜DNに正の書き込みパルス電圧 + Vw (V) を、第 2行目のスキヤン電極 S CN 2に負の走査パルス電圧一 V s (V) をそれぞれに印加すると、所定のアドレス電極 D 1〜DNと第 2行目のスキャン電極 S CN 2との交点部において書き込み放電が起こる。

上記同様の動作が順次に行われて、最後に第 M行目の表示する放電セルに対応する所定のァドレス電極 D 1〜DNに正の書き込みパルス電圧 + Vw (V) を、第 M行目のスキャン電極 S CNMに負の走査パルス電圧一 V s (V) をそれぞれに印加すると、所定のアドレス電極 D 1〜D Nと第 M行目のスキャン電極 S CNMとの交点部において書き込み放電が起こる。

次の維持期間では、全てのスキヤン電極 S C N 1〜 S C NMを一旦 0 (V) に保持すると共に、全てのサスティン電極 SUS 1〜S USMに負の維持パルス電圧— Vm (V) を印加すると、書き込み放電を起こした前記交点部におけるスキャン電極 S CN 1〜S CNMとサスティン電極 SUS 1〜S US Mとの間に維持放電が起こる。次に全てのスキャン電極 S CN 1〜S CNMと全てのサスティン電極 S US 1〜S USMとに負の維持パルス電圧— Vm (V) を交互に印加することにより、表示する放電セルにおいて維持放電が継続して起こる。この維持放電の発光によりパネル表示が行われる。

次の消去期間において、全てのスキャン電極 S CN 1〜S CNMを一旦 0 (V) に保持すると共に、全てのサスティン電極 S US 1〜S US Mに消去パルス電圧一 V e (V) を印加すると、消去放電を起こして放電が停止する。

以上の動作により、プラズマディスプレイ装置において、一画面が表示される。

図 4に上記で説明した構造のパネルを組み込んだプラズマディスプレィ装置の全体構成の一例を示している。図において、パネル 1 0を収容する筐体は、前面枠 1 1と金属製のバックカバー 1 2とから構成され、前面枠 1 1の開口部には光学フィルタ一およびパネル 1 0の保護を兼ねたガラス等からなる前面カバー 1 3が配置されている。また、この前面カバー 1 3には電磁波の不要輻射を抑制するために、例えば銀蒸着が施されている。さらに、バックカバー 1 2には、パネル 1 0等で発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔 1 2 aが設けられている。前記パネル 1 0は、アルミニウムなどからなるシャーシ部材 1 4の前面に熱伝導シート 1 5を介して接着することにより保持され、そしてシヤーシ部材 1 4の後面側には、パネル 1 0を表示駆動させるための複数の回路ブロック 1 6が取り付けられている。前記熱伝導シ一ト 1 5は、パネル 1 0で発生した熱をシャーシ部材 1 4に効率よく伝え、放熱を行うためのものである。また、回路ブロック 1 6はパネル 1 0の表示駆動とその制御を行うための電気回路を備えており、パネル 1 0の縁部に引き出された電極引出部に、シャーシ部材 1 4の四辺の縁部を越えて延びる複数のフレキシブル配線板（図示せず）によって電気的に接続されている。

また、シャーシ部材 1 4の後面には、回路ブロック 1 6を取り付けたり、バックカバ一 1 2を固定するためのボス部 1 4 aがダイカストなどによる一体成型により突設されている。なお、このシャーシ部材 1 4は、アルミニウム平板に固定ピンを固定して構成してもよい。

図 5はこのような構成のプラズマディスプレイ装置において、バックカバー 1 2を外して内部の配置構造を示した平面図であり、図 5においてズキャンドライバ回路ブロック 2 0はパネル 1 0のスキャン電極に所定の信号電圧を供給し、サスティンドライバ回路ブロック 2 1はパネル 1 0のサスティン電極に所定の信号電圧を供給し、ァドレスドライバ回路ブロック 2 2はパネル 1 0のアドレス電極に所定の信号電圧を供給するもので、スキャンドライバ回路ブロック 2 0、サスティンドライバ回路ブロック 2 1はシャーシ部材 1 4の幅方向の両端部にそれぞれ配置され、またァドレスドライバ回路プロック 2 2はシャーシ部材 1 4の高さ方向の上端部および下端部に配置されている。

制御回路ブロック 2 3は、テレビジョンチューナ等の外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される入力端子部を備えた入力信号回路ブロック 2 4から送られる映像信号に基づき、画像データをパネル 1 0の画素数に応じた画像デ一夕信号に変換してァドレスドライバ回路ブロック 2 2に供給する。さらに、放電制御タイミング信号を発生し、各々スキャンドライバ回路ブロック 2 0およびサスティンドライバ回路ブロック 2 1に供給し、階調制御等の表示駆動制御を行う表示駆動回路ブロックを備え、シャーシ部材 1 4のほぼ中央部に配置されている。

電源ブロック 2 5は、前記各回路ブロックに電圧を供給するもので、前記制御回路ブロック 2 3と同様、シャーシ部材 1 4のほぼ中央部に配置され、電源ケーブル（図示せず）が装着される電源ケーブルコネクタ 2 6を有する電源入力ブロック 2 7を通して商用電源電圧が供給される ₍ ブラケット 2 8はスタンドポールに装着されるもので、シャーシ部材 1 4の高さ方向の下端部の位置に取り付けられている。据置用のスタンドに取り付けたスタンドポールの先端部をブラケット 2 8の孔に挿入し，ビス等によりスタンドポールをブラケット 2 8に固定することによりスタンドが取り付けられ、これによりパネルを立てた状態で保持されることとなる。

フレキシブル配線板 2 9は、パネル 1 0のスキャン電極、サスティン電極の電極引出部とスキャンドライバ回路ブロック 2 0、サステインドライバ回路ブロック 2 1のプリント配線板とを接続し、フレキシブル配線板 3 0はパネル 1 0のアドレス電極の電極引出部とァドレスドライバ回路プロック 2 2のプリント配線板とを接続するもので、パネル 1 0の外周部を通して、前面側より背面側に 1 8 0度湾曲させて引き回して配置している。図 6、図 7に制御回路ブロック 2 3と入力信号回路プロック 2 4の部分の構成を示しており、以下この部分について詳細に説明する。

制御回路ブロック 2 3の回路基板 3 1は、上述したような所定の制御回路を構成するマイクロコンピュータ、ドライバ I C、電気回路部品等が搭載されるもので、これにより制御回路ブロック 2 3が構成され、またこの制御回路ブロック 2 3の回路基板 3 1は、前記パネル 1 0とほぼ平行になるようにシャーシ部材 1 4にビス等により固定されている。また、この回路基板 3 1の端部には、信号入力用信号入力用コネクタ 3 2 が配置されており、この信号入力用信号入力用コネクタ 3 2を通して入力信号回路ブロック 2 4から信号が入力される。

入力信号回路ブロック 2 4は、図 6、図 7に示すように、パネル 1 0 にほぼ平行となるようにシャーシ部材 1 4に配置されかつ筐体のバックカバー 1 2より外部に開口するように設けた装着口 3 3を有するケース部材 3 4と、このケース部材 3 4に装着口 3 3より着脱可能に装着されかつケ一ス部材 3 4に装着することにより前記制御回路ブロック 2 3の信号入力用コネクタ 3 2に着脱可能に接続される第 1の信号出力用コネクタ 3 5を備えるとともに外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される第 1の入力端子 3 6を備えた第 1のブロック本体 3 7とを有している。

また、ケース部材 3 4内には、チューナやパソコンなどの別の外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される第 2の入力端子 3 8を備えた別の第 2のブロック本体 3 9が内蔵され、前記制御回路ブロック 2 3の信号入力用信号入力用コネクタ 3 2に第 2の信号出力用コネクタ 4 0が常時接続されている。なお、図 6では、ケース部材 3 4 を省略して図示し、また図 7では第 1の入力端子 3 6および第 2のプロック本体 3 9側を省略して図示している。

このケース部材 3 4は、金属板を折り曲げ加工することにより構成されており、図 7、図 8に示すように、シャ一シ部材 1 4側の面には、シヤーシ部材 1 4に取り付けるためのビスが貫通する孔 4 1 aを有する固定片 4 1が任意の個所に一体に設けられ、またこのシャーシ部材 1 4への取り付け面よりほぼ直角に立ち上がる面には、上述した装着口 3 3およびケース部材 3 4に内蔵した第 2のプロック本体 3 9の第 2の入力端子 3 8が配置される開口 4 2を形成した端子配置部 4 3が設けられている。そして、ケース部材 3 4は、バックカバ一 1 2に設けた開口（図示せず）より端子配置部 4 3を外部に表出させた状態でシャーシ部材 1 4 に取り付けられる。

また、このケース部材 3 4の内壁面には、前記装着口 3 3に対して直交する方向に延長されかつ金属板の折り曲げ加工により成形した突条のガイド部材 4 4が取り付けられ、装着口 3 3より第 1のブロック本体 3 7をケ一ス部材 3 4内に装着したときに、前記制御回路ブロック 2 3の信号入力用信号入力用コネクタ 3 2に第一のブロック本体 3 7の第 1の信号出力用コネクタ 3 5が容易に揷入できるようにガイドしている。

ここで、このガイド部材 4 4において、装着口 3 3側の一端部には装着口 3 3に向かって徐々に細くなるテーパー部 4 4 aが設けられ、他端部には突起 4 4 bが設けられている。

さらに、このケ一ス部材 3 4の内壁面には、ケース部材 3 4の上面に切り込みを設け、その切り込みにより分離された部分を内側に折り曲げ加工することにより、第 1のブロック本体 3 7部分と第 2のブロック本体 3 9部分を分離するように立上り壁 4 5が設けられており、この立上り壁 4 5を設けることにより第 2のブロック本体 3 9部分が電磁的にシ —ルドされている。ケース部材 3 4と立上り壁 4 5により囲まれるシ一ルド空間内に設置された第 2のプロック本体 3 9はビスにより固定片 4 6に取り付けるられる。

図 9〜図 1 3に第 1のブロック本体 3 7の詳細構造を示しており、図 9は上面から見た図、図 1 0は下面から見た図、図 1 1は横側面から見た図、図 1 2は後面の第 1の信号出力用コネクタ 3 5側から見た図、図 1 3は前面の第 1の入力端子 3 6側から見た図である。

第 1のブロック本体 3 7は、入力信号回路を構成する I Cや電気回路部品等の部品が搭載される回路基板 5 0と、この回路基板 5 0の上面に取り付けられ前記入力信号回路を構成する部品を電磁的にシールドするとともに前記ケース部材 3 4の内壁面に取り付けたガイド部材 4 4に嵌まり合う凹部によるガイド部 5 1を有するシールド板 5 2と、同じく回路基板 5 0の下面に取り付けられための前記入力信号回路を構成する部品を電磁的にシールドするシールド板 5 3とを備えている。前記 2つのシールド板 5 2、 5 3はほぼ同じ大きさであり、かつ 2つのシールド板 5 2 , 5 3は前記回路基板 5 0上の同一位置で回路基板 5 0に固定することにより取り付けられている。また、シールド板 5 2のガイド部 5 1 は、シールド板 5 2を成形加工して凹部を形成することにより設けられている。

また、回路基板 5 0の片端部側には、第 1の信号出力用コネクタ 3 5 の端子を電気的に接続して固定することにより配置され、回路基板 5 0 のもう一方の片端部側には、回路基板 5 0に電気的に接続された第 1の入力端子 3 6が貫通して突出するように複数の孔 5 4 aを形成するとともに、 U字金具 5 5を有する端子板 5 4が取り付けられている。

図 1 4、図 1 5はシールド板 5 2とシールド板 5 3を回路基板 5 0に取り付けるための詳細構造を示す拡大図であり、図 1 4は図 9の A部の拡大図、図 1 5は図 9の B部の拡大図である。

図 9、図 1 4および図 1 5に示すように、回路基板 5 0、シールド板

5 2にはビス 5 6が揷入される孔 5 0 a , 5 2 aが設けられ、そしてシ —ルド板 5 3にはビス 5 6が螺合するネジ部 5 3 aが設けられている。また、図 9の A部においては図 1 4に示すように、回路基板 5 0およびシールド板 5 2には孔 5 0 a， 5 2 aに隣接させて角孔 5 0 b， 5 2 b が設けられ、そしてシールド板 5 3にはその角孔 5 0 b， 5 2 bに揷入される位置決め片 5 3 bが設けられている。

すなわち、回路基板 5 0、シールド板 5 2に設けた角孔 5 0 b， 5 2 bにシールド板 5 3の位置決め片 5 3 bを揷入することにより、回路基板 5 0に対してシールド板 5 2、 5 3を位置決めして配置し、この状態でビス 5 6を回路基板 5 0、シールド板 5 2の孔 5 0 a， 5 2 aを通してシールド板 5 3のネジ部 5 3 aに螺合させることにより、シールド板 5 2、 5 3を回路基板 5 0に位置決めした状態でビス 5 6のみにより取り付けることができる。

ここで、上記図 1 3に示す実施の形態では、入力信号回路ブロック 2 4における第 1のブロック本体 3 7側として、ビデオ、 D V Dプレーヤ一等の機器を接続できるように、 1 1本のピンジャックを第 1の入力端子 3 6として使用した例を示したが、これに限定されることなく、図 1

6 ( a ) 〜（ f ) に示すような構成の端子板 5 4としても良い。

図 1 6 ( a ) に示す例では、チューナに接続するためのコネクタケーブルを接続するコネクタのみを第 1の入力端子 3 6として設置した例であり、この場合入力信号回路ブロック 2 4のブロック本体 3 9側にはパソコンに接続するコネクタを第 2の入力端子 3 8としている。図 1 6 (b) に示す例では、ブロック本体 3 7側の端子板 5 4に第 1 の入力端子 3 6を配置しない場合の例であり、この場合ブロック本体 3 9側の第 2の入力端子 3 8のみより外部機器から信号が入力される。図 1 6 (c ) 〜（ ί) に示す例では、以上の例で説明した端子板より長さを長くした例であり、図 1 6 ( c ) は上記図 1 3の例と同じ入力端子構成とした例、図 1 6 (d) は 5本のピンジャックとコネクタを第 1 の入力端子 3 6として使用した例、図 1 6 ( e ) は 1 2本のピンジャックを入力端子として配置した例、図 1 6 ( f ) は図 1 6 (b) に対応させ、ブロック本体 3 7側に入力端子を配置しない例をそれぞれ示すものである。

以上の実施の形態で説明したように本発明においては、入力信号回路ブロック 2 4は、シャーシ部材 1 4に配置されかつ筐体の外部に開口した装着口 3 3を有するケース部材 3 4と、このケース部材 3 4に装着口 3 3より着脱可能に装着されて、かつケース部材 3 4に装着することによって表示駆動回路ブロックの信号入力用信号入力用コネクタ 3 2のに着脱可能に接続される第 1の信号出力用コネクタ 3 5を備えるとともに外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される入力端子部を備えたブロック本体 3 7とで構成したものであり、入力信号回路ブロック 2 4のブロック本体 3 7を交換するのみで、ユーザーの利用目的に応じた信号入力端子構造を備えたプラズマディスプレイ装置を提供することができる。

特に、本発明では、ブロック本体 3 7が着脱可能に装着されるケース部材 34をパネル 1 0に対してほぼ平行になるようにシャーシ部材 1 4 に取り付けているため、ケース部材 3 4とブロック本体 3 7とからなる入力信号回路ブロック 2 4をプラズマディスプレイ装置の背面側の厚みを利用して配置することができ、装置全体の厚みを厚くすることなく、実現することができる。

また、本発明では、ケース部材 3 4を設け、そのケース部材 3 4に対してブロック本体 3 7を着脱可能に配置する構成であり、着脱されるブロック本体 3 7がケース部材 3 4により保持されるため、ブロック本体 3 7と制御回路ブロック 2 3との接続部である信号入力用コネクタ 3 2、 3 5に応力が集中して信号入力用コネクタ 3 2、 3 5が破損したり、接続状態が不安定となったりするのを防ぐことができる。

さらに、ブロック本体 3 7は、入力信号回路を構成する部品を搭載した回路基板 5 0に配置したシールド板 5 2を有し、かつプロック本体 3 7が装着されるケース部材 3 4の内壁面に、前記シールド板 5 2を嵌め合わせることによりブロック本体を位置決めするガイド部材 4 4を配設した構成であり、ブロック本体 3 7を位置決めしてケース部材 3 4内にスムーズに装填することができる。

また、以上の実施の形態で説明したように本発明においては、前記 2 つのシ一ルド板 5 2、 5 3をほぼ同じ大きさとし、かつ 2つのシールド板 5 2、 5 3を前記回路基板 5 0上の同一位置で回路基板 5 0に固定することにより取り付けたものであり、一度に両面にシールド板 5 2、 5 3を取り付けることがで.き、しかも同一位置で取り付けることができるため、省スペースで取り付けを行うことができる。産業上の利用可能性

以上の説明から明らかなように本発明によるプラズマディスプレイ装置によれば、入力信号回路ブロックのブロック本体を交換するのみで、ユーザーの利用目的に応じた信号入力端子構造を備えたプラズマディスプレイ装置を提供することができ、またケース部材に対してブロック本体を着脱可能に配置する構成であり、着脱されるプロック本体がケース部材により保持されるため、プロック本体と制御回路プロックとの接続部のコネクタ等に応力が集中してコネク夕等が破損したり、接続状態が不安定となったりするのを防ぐことができる。

また、ブロック本体は、入力信号回路を構成する部品を搭載した回路基板に配置したガイド板を有し、かつブロック本体が装着されるケース部材の内壁面に、前記ガイド板を嵌め合わせることによりブロック本体を位置決めするガイド部材を配設した構成とすることにより、ブロック本体を位置決めしてケース部材内にスムーズに装填することができるという効果が得られる。

Claims

請求の範囲

1 . 少なくとも前面側が透明な一対の基板を前記基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに前記基板に電極群を配置したパネルと、シャーシ部材に配置されかつ前記パネルに信号を印加して表示を行う少なくとも一つの信号入力用コネクタを備えた表示駆動回路ブロックと、前記表示駆動回路プロックの前記信号入力コネクタに着脱可能な入力信号回路プロックとを備えたプラズマディスプレイ装置。

2 . 少なくとも前面側が透明な一対の基板を前記基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに前記基板に電極群を配置したパネルと、シャーシ部材に配置されかつ前記パネルに信号を印加して表示を行う表示駆動回路プロックと、前記表示駆動回路ブロックと映像信号を出力する外部機器との間に接続される入力信号回路ブロックとを備え、前記入力信号回路ブロックが前記表示駆動回路ブロックおよび前記外部機器と着脱可能であるプラズマディスプレイ装置。

3 . 少なくとも前面側が透明な一対の基板を前記基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに前記基板に電極群を配置したパネルと、シャーシ部材に配置されかつ前記パネルに信号を印加して表示を行う表示駆動回路プロックと、前記表示駆動回路プロックと映像信号を出力する外部機器との間に接続される入力信号回路ブロックと、前記パネルと前記表示駆動回路ブロックと前記入力信号回路ブロックとを収容する筐体とを有し、

前記入力信号回路ブロックが、前記シャーシ部材に配置されかつ前記筐体の外部に開口した装着口を有するケース部材と、前記ケース部材に前記装着口より着脱可能に装着されかつ前記ケース部材に装着することにより前記表示駆動回路ブロックの信号入力用コネクタに着脱可能に接続される信号出力用コネクタを備えるとともに外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される入力端子部を備えたブロック本体とで構成されたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。

4 . 少なくとも前面側が透明な一対の基板を前記基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに前記基板に電極群を配置したパネルと、シャーシ部材に配置されかつ前記パネルに信号を印加して表示を行う表示駆動回路プロックと、前記表示駆動回路プロックと映像信号を出力する外部機器との間に接続される入力信号回路ブロックと、前記パネルと前記表示駆動回路ブロックと前記入力信号回路ブロックとを収容する筐体とを有し、

前記入力信号回路ブロックが、前記シャーシ部材に配置されかつ前記筐体の外部に開口した装着口を有するケース部材と、前記ケース部材に前記装着口より着脱可能に装着されかつ前記ケース部材に装着することにより前記表示駆動回路ブロックの信号入力用コネクタに着脱可能に接続される信号出力用コネクタを備えた第 1のブロック本体と、前記ケース部材内に配置されかつ前記表示駆動回路ブロックに接続されるとともに外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される入力端子部を備えた第 2のプロック本体とで構成されたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。

5 . 少なくとも前面側が透明な一対の基板を前記基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに前記基板に電極群を配置したパネルと、シャーシ部材に配置されかつ前記パネルに信号を印加して表示を行う表示駆動回路プロックと、前記表示駆動回路ブロックと映像信号を出力する外部機器との間に接続される入力信号回路ブロックと、これらのパネル、表示駆動回路ブロック及び入力信号回路ブロックが収容される筐体とを有し、

前記入力信号回路ブロックが、前記シャーシ部材に配置されかつ筐体の外部に開口した装着口を有するケース部材と、前記ケース部材に前記装着口より着脱可能に装着され前記ケース部材に装着することにより前記表示駆動回路ブロックの信号入力用コネクタに着脱可能に接続される信号出力用コネクタを備えた第 1のブロック本体と、前記ケース部材内に配置されかつ前記表示駆動回路ブロックに接続されるとともに外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される入力端子部を備えた第 2のブロック本体とで構成され、かつ前記ケース部材内に立上り壁を設けてケース部材内の空間を分離し、一方の空間に前記第 1のブ口ック本体を配置するとともに他方の空間に前記第 2のブロック本体を配置したことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。

6 . ケース部材は、パネルに対してほぼ平行となるようにシャーシ部材に配置した請求項 3〜 5のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装

7 . ケース部材の上面に切り込みを入れ内側に折り曲げることにより立上り壁を形成した請求項 5に記載のプラズマディスプレイ装置。

8 . ブロック本体は、入力信号回路を構成する部品を搭載した回路基板に配置したガイド板を有し、かつブロック本体が装着されるケース部材の内壁面に、前記ガイド板を嵌め合わせることによりブロック本体を位置決めするガイド部材を配設した請求項 3〜 5のいずれかに記載のブラズマディスプレイ装置。

9 . ブロック本体は、電子回路を構成する電子部品が両面に搭載された回路基板と、前記回路基板上の前記電子部品を覆うように前記回路基板の両面それぞれに取り付けられかつ前記電子部品を電磁的にシールドまたは電子部品から発生する熱を放熱するための上下の金属板とを有し、前記上下の金属板をほぼ同じ大きさとし、かつ前記上下の金属板を前記回路基板上の同一位置で前記回路基板に固定することにより取り付けた請求項 2に記載のプラズマディスプレイ装置。

1 0 . 第 1のブロック本体は、電子回路を構成する電子部品が両面に搭載された回路基板と、前記回路基板上の前記電子部品を覆うように前記回路基板の両面それぞれに取り付けられかつ前記電子部品を電磁的にシールドまたは電子部品から発生する熱を放熱するための上下の金属板とを有し、前記上下の金属板をほぼ同じ大きさとし、かつ前記上下の金属板を前記回路基板上の同一位置で回路基板に固定することにより取り付けた請求項 4または請求項 5に記載のプラズマディスプレイ装置。

1 1 . 上下の金属板のうち一方の金属板に、回路基板に設けた孔に挿入される位置決め片を設け、かつ他方の金属板に前記回路基板の孔と同一位置で前記位置決め片が揷入される孔を設けた請求項 8または請求項 9に記載のプラズマディスプレイ装置。

1 2 . 上下の金属板のうち一方の金属板と回路基板とにビスが挿入される揷入孔を設け、他方の金属板に前記ビスが螺合するネジ部を設け、一方の金属板側よりビスを前記揷入孔を貫通させて他方の金属板のネジ部に螺合させることにより前記上下の金属板を前記回路基板に固定した請求項 8または請求項 9に記載のプラズマディスプレイ装置。