WO2000057126A1 - Dispositifs et procedes de determination de position, d'exposition, et de determination d'alignement - Google Patents

Dispositifs et procedes de determination de position, d'exposition, et de determination d'alignement Download PDF

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Description

明細書
位置計測装置、 位置計測方法および露光装置、 露光方法並びに重ね合わせ計測 装置、 重ね合わせ計測方法 技術分野
本発明は、 半導体素子や液晶表示素子等の製造工程において、 フォトマスクの パターン像を感光基板上に投影露光する露光装置、 露光方法および露光された位 置や上記フォトマスクの描画精度を計測する位置計測装置、 位置計測方法、 並び に露光されたパターンの重ね合わせ誤差を計測する重ね合わせ計測装置、 重ね合 わせ計測方法に関するものである。
なお、 本出願は、 曰本国への特許出願 (特願平 1 1— 0 8 0 5 5 9 ) に基づく ものであり、 当該日本出願の記載内容は本明細書の一部として取り込まれるもの とする。 背景技術
半導体素子や液晶表示素子の製造にあたっては、 露光装置を用いてフォトマス クゃレチクル (以下、 レチクルという) に形成された微細なパターンの像をフォ トレジスト等の感光剤を塗布した半導体ウェハやガラスプレート等の感光基板 ( 以下、 ウェハという) 上に投影露光することが行われている。 レチクルのパター ンは、 例えば、 ステップ 'アンド ' リピート方式の露光装置を用い、 レチクルと ウェハとを高精度に位置合わせ (ァライメント) して、 ウェハ上に既に形成され ているパターンに重ね合わせて投影露光される。 このァライメントに精度に対す る要求は、 パターンの微細化と共に厳しくなつてきており、 ァライメントには、 様々な工夫がなされている。
レチクルのァライメン卜には露光光を用いるものが一般的である。 この種のァ ライメント方式としては、 露光光をレチクル上に描画されたァライメントマーク に照射し、 C C Dカメラなどで撮像したァライメントマークの画像デ一夕を画像 処理してマーク位置を計測する VR A (V i s u a 1 R e t i c l e A l i g nm e n t ) 方式などが知られている。 ウェハのァライメント方式としては、 特開昭 60 - 130742号に示される ような、 レーザ光をウェハ上のドット列状のァライメントマークに照射し、 その マークにより回折または散乱された光を用いてマーク位置を検出する L S A (L a s e r S t e A 1 i g nm e n t ) 方式、 特開平 4— 65603号に示 されるような、 ハロゲンランプ等を光源とする波長帯域幅の広い光で照明し、 C C Dカメラなどで撮像したァライメントマークの画像デー夕を画像処理してマ一 ク位置を計測する F I A (F i e 1 d Image Al i gnment) 方式 、 あるいは特開昭 6 1 - 208220号や特開昭 6 1— 215905号に示され るような、 ウェハ上の回折格子状のァライメントマークにピッチ方向に対照的に 傾斜した 2つのコヒーレントビ一ムを照射し、 発生した 2つの回折光を干渉させ 、 その位相からァライメントマークの位置を計測する L I A (Las e r I n t e rf e r ome t r i c Al i gnment) 方式等がある。
これらの光学式ァライメントにおいては、 まずレチクル上のァライメン卜マ一 クを検出、 処理し、 位置座標を計測する。 次に、 ウェハ上のァライメントマーク を検出、 処理し、 位置座標を計測することで、 重ね合わされるショットの位置を 求める。 それらの結果を基に、 ショッ ト位置にレチクルのパターン像が重なるよ うに、 ウェハをウェハステージによって移動させてレチクルのパターン像を投影 ¾光 ^る。
しかしながら、 上述したような従来の位置計測装置、 位置計測方法および露光 装置には、 以下のような問題が存在する。
露光装置は通常ァライメント方式として上記複数種のセンサが用意されている が、 いずれの方式でもマークや光学系の収差の影響で、 得られた像に非対称性が 生じ、 位置ずれ誤差となってァライメント精度を悪くすることがある。 この位置 ずれ誤差を低減する方法として、 像のより周期の短い (高周波) 成分を取り入れ て計測することが行われている。 LSA方式、 F I A方式においては、 NA (開 口数) を上げる、 波長を短くすることが上記計測方法に相当する。 L IA方式に おいては、 より高い次数の回折光の位相を検出することが上記計測方法に対応す る。
ところが、 これらの計測方法では、 製造上の限界がある。 また、 ウェハ上の表 面あれもノィズとして含めた、 高周波成分に対する S/N比が悪化するという問 題も抱えている。
上述した製造上の限界について詳述すると、 L S A方式、 F I A方式において はレンズ等の検知光学系の N Aを大きくすれば位置ずれ誤差を低減できるが、 N Aは無制限に大きくできるものではない。 すなわち、 N Aを大きくすればするほ ど、 ァライメント装置全体の大型化を招くことになる。 ヒころが、 L S A方式や F I A方式を用いたァライメント装置は通常、 露光装置内の投影レンズの下方近 傍 (ウェハステージ近傍) の限られたスペースに配置されるものであるため、 こ のァライメント装置を無制限に大きくすることはできない。
また、 L S A方式、 F I A方式においては、 検知光の波長を短くすれば位置ず れ誤差を低減できるということが判明している。 波長を短くするには、 例えば短 波長光を発生する光源を使用すればよいが、 まずウェハを露光してしまう波長の 光 (露光光) は使用できないという制限がある。 また、 技術的に現在の段階では 、 短波長光であればどの光源でも使用できるという状況にはなく、 ァライメント 用光源として実用可能な短波長光源にも制限がある。
さらに、 L I A方式においては、 高次回折光の位相を検知すれば位置ずれ誤差 を低減できるということが判明している。 この高次回折光の検知と検知光学系の N Aとは、 密接な関係がある。 回折光は、 高次になればなるほど、 広い広がりを もってァライメントマークから射出 (反射) される。 この広がりの大きな高次回 折光を検知するためには、 大きな N Aを有する検知光学系を使用する必要がある 。 しかしながら上述したように、 N Aの大きさを無制限に大きくすることはでな い。 そのため、 検知できる回折光の次数も必然的に限られていた。
また、 上記の不都合は、 ウェハ上に複数層に亙って露光されたパターンの重ね 合わせ誤差を計測するための重ね合わせ計測装置においても同様に発生する。 発明の開示
本発明は、 以上のような点を考慮してなされたもので、 ァライメントに用いる マークの像に非対称が生じていても、 装置の大型化を招くことなくマークの位置 ずれ誤差を低減して高精度のァライメントを実施することができる位置計測装置 、 位置計測方法および計測されたマークに用いて高精度に露光処理を実施できる 露光装置および露光方法を提供することを目的とする。 また、 本発明の別の目的 は、 基板上に層毎に形成された複数のマークの重ね合わせ誤差を高精度に計測で きる重ね合わせ計測装置および重ね合わせ計測方法を提供することを目的とする 上記の目的を達成するために本発明は、 実施の形態を示す図 1ないし図 2 O F に対応付けした以下の構成を採用している。
本発明の位置計測装置は、 物体 (W) 上に形成されたマークに対して検知ビー ムを照射することで得られるマーク信号を用いてマークの位置に関する情報を算 出する算出部 ( 1 9 ) を有する位置計測装置において、 マーク信号の非対称性に 基づいて算出部 ( 1 9 ) の算出結果を補正する補正手段 ( 1 9 ) を備えることを 特徴とするものである。
また、 本発明の位置計測方法は、 物体 (W) 上に形成されたマークに対して検 知ビームを照射することで得られるマーク信号を用いてマークの位置に関する情 報を算出する位置計測方法において、 マーク信号の非対称性に基づいて算出結果 を補正することを特徴としている。
上述のように、 高周波成分を用いることにより精度が向上するということは、 高周波成分を無視した場合と無視しなかった場合とで計測結果が異なり、 この計 測結果の差を像の非対称性の指標とすることが可能であることを意味している。 また、 非対称性がある場合の位置ずれ量は、 もともと像が持つ周波数構成に依存 する場合が多い。 図 4は、 ある構造を持ったマークに対して、 マークに非対称性 を持たせた場合の像 (図 2に示す) と、 光学系の結像絞りをずらすことにより光 学系に非対称性を持たせた場合 (図 3に示す) とについて、 高周波除去の度合い を変えながら非対称像の位置ずれを計測したときのシミュレーション図である。 ここでは、 エッジ計測 (後述) を用いている。 図 4における横軸は高周波除去の 度合いであり、 ここでは口一パス指数と呼ぶものとする。 ローパス指数が小さく なればなる程、 高周波成分の除去の割合 (度合い) が大きくなる。
図 4は、 標本化周波数の 1 / 2に口一パス指数を乗じた値をカットオフとする S Y N C関数でフィル夕リングを行った場合の結果である。 この図から、 非対称 の方向は逆だが、 非対称の原因に依らず位置ずれ量はほぼ同じであることが分か る。 また、 図 4には、 非対称性を 1 . 5倍にした場合についても位置ずれ量を示 してある。 全ての口一パス指数について位置ずれ量が 1 . 5倍になり、 線形性を 示している。 このため、 非対称性の指標として使用できることが分かる。
本発明の位置計測装置および位置計測方法においてはこの性質を利用して、 非 対称性の度合いを周波数成分ごとの複数の計測値の差を求め、 これにある係数を 乗じたものを、 計測値から減ずるという補正を行うことによって、 像の非対称性 が計測へ及ぼす影響を低減させることを可能としている。 例えば、 図 4で示した 像については、 (ローパス指数 1 . 0での結果) ― { (口一パス指数 0 . 2での 結果) ― (ローパス指数 1 . 0での結果) } X (係数) をマーク位置の最終的な 計測結果とすることで、 計測結果に含まれる非対称性による位置ずれ量をほぼ零 にすることが可能になる。
また、 同様に、 テンプレートマッチング法においても、 二種以上の異なる周波 数構成を有するテンプレートを予め用意し、 それぞれを用いて位置計測を実施す る。 図 5は、 テンプレートマッチング法を適用した場合に、 非対称像の位置ずれ の変化を示したものである。 この図に示すように、 テンプレートの周波数成分が 低いと、 像の高周波数成分が無視されることになり、 上述したフィルタリング等 による高周波の除去を行う場合と同様の効果を持たせることができる。
さらに、 像の二種以上のフーリエ成分の位相を計算し、 各位相からマークの計 測位置を求めることにより、 異なる周波数成分を観測するということも可能であ る。 高周波成分から位置を導出する際には、 この成分の周期より大きい位置ずれ を検知できないため、 必要に応じてラフな位置決めにより低周波成分を用いる。 その後、 高周波成分 (まで含めて計算した) の結果と、 低周波成分の結果の差を 非対称性による位置ずれの指標として用いる。
一方、 フーリエ変換を用いる方法は、 光学系の回折光のそれそれの成分を個々 に検出する場合と同様の操作である。 この方法は、 幾つかの回折光の位相を直接 検出する L I A方式に対しても当然適用可能である。 図 6は、 L I A方式におけ る回折次数毎の非対称像の位置ずれを示した図である。 この図に示すように、 フ —リエ変換の場合と同様、 高次の回折光で計測する際には必要に応じて低次の回 折光の位相も利用するが、 結局、 高次の回折光まで含めた場合の結果と、 低次の 回折光まで含めた場合の結果との差が、 非対称性による位置ずれの指標どなる。 また、 本発明の露光装置は、 マスク (R ) 上のマスクマークと基板 (W) 上の 基板マークと用いてマスク (R ) と基板 (W) とを位置合わせして、 マスク (R ) のパターンを基板 (W) に露光する露光装置 ( 1 ) において、 マスクマークお よび基板マークの少なくとも一方の位置を計測する位置計測装置として、 請求の 範囲第 1項から第 5項、 第 7項から第 1 0項、 第 1 2項から第 1 7項、 第 1 9項 から第 2 4項、 または第 2 6項から第 2 8項のいずれか 1項に記載された位置計 測装置 ( 1 6 , 1 7, 1 9 ) が配設されることを特徴とするものである。
さらに、 本発明の露光方法は、 マスク (R ) 上のマスクマークと基板 (W) 上 の基板マークと用いてマスク (R ) と基板 (W) とを位置合わせして、 マスク ( R ) のパターンを基板 (W) に露光する露光方法において、 マスクマークおよび 基板マークの少なくとも一方の位置を計測する位置計測方法として、 請求の範囲 第 3 2項から第 3 7項、 第 3 9項から第 4 3項、 第 4 5項から第 5 0項、 第 5 2 項から第 5 3項のいずれか 1項に記載された位置計測方法を用いることを特徴と するものである。
従って、 本発明の露光装置および露光方法では、 マスクマークおよび基板マー クの少なくとも一方の位置を計測する際に、 マークを位置計測装置 ( 1 6, 1 7 , 1 9 ) による被計測部として、 マークの像の非対称性が計測へ及ぼす影響を低 減させることができる。
そして、 本発明の重ね合わせ計測装置は、 基板 (W) 上に層毎に形成された複 数のマークを計測対象として、 複数の被計測部の重ね合わせ誤差を計測する重ね 合わせ計測装置において、 被計測部の位置を計測する位置計測装置として、 請求 の範囲第 1項から第 5項、 第 7項から第 1 0項、 第 1 2項から第 1 7項、 第 1 9 項から第 2 4項、 または第 2 6項から第 2 8項のいずれか 1項に記載された位置 計測装置 ( 1 6, 1 7 , 1 9 ) が配設されることを特徴とするものである。
さらに、 本発明の重ね合わせ計測方法は、 基板 (W) 上に層毎に形成された複 数のマークを計測対象として、 複数のマークの重ね合わせ誤差を計測する重ね合 わせ計測方法において、 マークの位置を計測する位置計測方法として、 請求の範 囲第 3 2項から第 3 7項、 第 3 9項から第 4 3項、 第 4 5項から第 5 0項、 第 5 2項から第 5 3項のいずれか 1項に記載された位置計測方法を用いることを特徴 とするものである。
従って、 本発明の重ね合わせ計測装置および重ね合わせ計測方法では、 基板 ( W) 上に層毎に形成された複数のマークを計測対象として、 複数のマークの重ね 合わせ誤差を計測する際に、 マークの像の非対称性が計測へ及ぼす影響を低減さ せることができる。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の実施の形態を示す図であって、 露光装置の概略構成図であ る。
図 2は、 マーク非対称による非対称像の位置と反射率との関係を示す関係図 である。
図 3は、 光学系非対称による非対称像の位置と反射率との関係を示す関係図 である。
図 4は、 エッジ検出におけるローパス指数と位置ずれ誤差との関係を示す関 係図である。
図 5は、 テンプレートマッチングにおける口一パス指数と位置ずれ誤差との 関係を示す関係図である。
図 6は、 L I A方式における回折次数と位置ずれ誤差との関係を示す関係図 である。
図 7は、 本発明の実施の形態を示す図であって、 L S A方式、 F I A方式を 用いたァライメント処理 1のフローチャート図である。
図 8は、 口一パス指数 1 . 0でフィル夕リングした信号の位置と反射率との 関係を示す関係図である。
図 9は、 口一パス指数 0 . 2でフィル夕リングした信号の位置と反射率との 関係を示す関係図である。
図 1 0は、 エッジ計測を説明するための説明図である。
図 1 1は、 本発明の実施の形態を示す図であって、 L S A方式、 F I A方式 を用いたァライメント処理 2のフローチャート図である。
図 12は、 ローパス指数 1. 0に対応するテンプレートの位置と反射率との 関係を示す関係図である。
図 13は、 口一パス指数 0. 1に対応するテンプレートの位置と反射率との 関係を示す関係図である。
図 14は、 本発明の実施の形態を示す図であって、 LSA方式、 FIA方式 を用いたァライメント処理 3のフローチャート図である。
図 15は、 1本の検知光束からの回折光を用いてァライメン卜を行う方式を 説明するための説明図である。
図 16は、 本発明の実施の形態を示す図であって、 LIA方式を用いたァラ ィメント処理のフローチャート図である。
図 17は、 相関法によりマーク位置情報を求める場合のフローチャート図で ある。
図 18は、 口バスト性を考慮してマーク位置を求める場合のフローチャート 図である。
図 19 Aは、 対称的に形成された 5本のマルチマークの平面図である。 図 19Bは、 対称的に形成されていない 3本のマルチマークの平面図である 図 2 OAおよび図 20 Bは、 それぞれ異なるローパス指数を持つ口一パスフ ィル夕の周波数特性を示す特性図である。
図 20 Cは、 ハイパスフィル夕の周波数特性を示す特性図である。
図 20Dは、 バンドバスフィル夕の周波数特性を示す特性図である。
図 20Eは、 微分フィル夕の周波数特性を示す特性図である。
図 2 OFは、 ハイパスフィル夕の周波数特性を示す特性図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の位置計測装置、 位置計測方法および露光装置、 露光方法の実施 の形態を、 図 1ないし図 2 OFを参照して説明する。
図 1は、 本発明の露光装置 1の概略構成図である。 超高圧水銀ランプやエキシ マレ一ザ等の光源 2から射出された照明光は、 反射鏡 3で反射されて露光に必要 な波長の光のみを透過させる波長選択フィル夕 4に入射する。 波長選択フィル夕 4を透過した照明光は、 フライアイインテグレー夕 5によって均一な強度分布の 光束に調整されてレチクルブラインド 6に到達する。 レチクルブラインド 6は、 開口 Sの大きさを変化させて照明光によるレチクル (マスク) R上の照明領域を 設定するものである。
レチクルブラインド 6の開口 Sを通過した照明光は、 反射鏡 7で反射されてレ ンズ系 8に入射する。 このレンズ系 8によってレチクルブラインド 6の開口 Sの 像がレチクル R上に結像され、 レチクル Rの所望領域が照明される。 なお、 これ ら波長選択フィル夕 4、 フライアイインテグレー夕 5、 レチクルブラインド 6、 レンズ系 8により照明光学系が構成される。 レチクル Rの照明領域に存在するシ ヨットパターンまたはァライメントマーク (被計測部) の像は、 レジストが塗布 されたウェハ (基板、 物体) W上に投影光学系 9によって結像される。 これによ り、 ウェハ W上の特定領域にレチクル Rのパターン像が露光される。
ウェハ Wは、 ウェハステージ 1 0上に真空吸着されて保持されている。 ウェハ ステージ 1 0は、 投影光学系 9の光軸と垂直で互いに直交する方向へ移動可能な 一対のブロックを重ね合わせた構造を有している。 また、 ウェハステージ 1 0は 、 モー夕等の駆動手段 1 1により駆動されることでステージ移動座標系内での当 該ウェハステージ 1 0の位置、 すなわち、 投影光学系 9の露光視野と重なるゥェ ハ W上のショット位置が位置決めされる。
ステージ移動座標系内におけるウェハステージ 1 0の位置は、 該ウェハステ一 ジ 1 0に固定された移動鏡 1 2に向けてレーザ光を射出するレーザ干渉計 1 3で 検出される。 レーザ干渉系 1 3の測定値は、 ステージ制御系 1 4に出力される。 ステージ制御系 1 4は、 その情報に基づいてステージ駆動手段 1 1を制御する。 また、 ステージ制御系 1 4から主制御系 1 5にレーザ干渉系 1 3の測定値の情報 が出力されている。 主制御系 1 5は、 出力された情報に基づいてステージ制御系 1 4を制御する。
この露光装置 1には、 レチクル Rとウェハ Wとの位置合わせを行うための、 例 えば T T R (スルー .ザ . レチクル) 方式のレチクル ·ァライメントセンサ 1 6 およびオファクシス方式のウェハ 'ァライメントセンサ 17が設けられている。 なお図示は省略したが、 ウェハ W上に形成されたァライメントマークから発生し た光を、 投影光学系 9を介して (レチクル Rは介さずに) 受光して、 マークの位 置情報を求める、 いわゆる TTL (スルー 'ザ ' レンズ) 方式のァライメントセ ンサを設けても良い。 TTR方式のレチクルァライメントセンサ 16、 または T TL方式のァライメントセンサのァライメント方法としては、 He— Neレーザ 等を使用する LS A方式および L I A方式、 または露光光を使用する露光光ァラ ィメント方式が望ましい。
特に、 KrF (フヅ化クリプトン) 、 ArF (フッ化アルゴン) エキシマレ一 ザ用の投影光学系 9を採用した場合には、 He— Neレ一ザの波長と Kr F、 A r Fエキシマレーザの波長とが大きく異なるので、 投影光学系 9の色収差の関係 で露光光ァライメント方式が好ましい。 また、 露光光ァライメント方式を使うと オフセットを考慮する必要がなく、 いわゆるべ一スラインを管理する必要がない レチクル ·ァライメントセンサ 16は、 レチクル Rに形成されたァライメント マークと投影光学系 9とを介して観察される基準マーク部材 18上の基準マーク またはウェハ Wとの位置関係 (ずれ量) を計測する。 露光光ァライメント方式で は、 撮像素子 (CCD) を用いてモニタに表示することで、 その位置関係を直接 的に観察できる。 基準マーク部材 18は、 ウェハステージ 10上に固定され、 ゥ ェハ Wの表面と同じ高さに形成されたマークを有している。 そして、 このマーク を計測することにより、 上記両ァライメントセンサ 16、 17の基準位置を決定 することができる。
オファクシス方式のウェハ *ァライメントセンサ 17のァライメント方式とし ては、 FIA方式、 LSA方式、 L I A方式または露光光を使用する露光光ァラ ィメント方式を適用できる。 ウェハ ·ァライメントセンサ 17には、 LSA方式 、 L I A方式では SPD等の光電変換素子を使用し、 FI A方式では CCD等の 撮像素子を使用する。
これらレチクル ·ァライメントセンサ 16およびウェハ ·ァライメントセンサ 17からの出力信号は、 ァライメント制御系 (算出部、 補正手段) 19によって 処理される。 これらレチクル ·ァライメントセンサ 1 6、 ウェハ 'ァライメント センサ 1 7およびァライメント制御系 1 9は、 本発明の位置計測装置を構成して いる。 そして、 ァライメント制御系 1 9は、 主制御系 1 5によって制御されてい る。
上記の構成の位置計測装置および露光装置を用いてのァライメン卜時には、 ァ ライメント光 (検知ビーム) を被計測部 (ァライメントマーク) に照射し、 該被 計測部から得られた信号をこれらのァライメントセンサ 1 6、 1 7のいずれかを 用いて検出することにより、 ウェハ W上に形成されたァライメントマーク (被計 測部) の位置を検出し、 その検出結果に基づいてウェハ Wのショット領域に、 前 工程で形成されたパターンとレチクル R上のパターンとを正確に位置合わせする 。 ステージ制御系 1 4は、 主制御系 1 5からァライメント結果を受け取り、 その 結果を基にしてステージ駆動手段 1 1を制御し、 ウェハ Wを所定位置に移動させ る。 そして、 レチクル Rの照明領域に存在するショットパターンを、 投影光学系 9を介してウェハ W上の特定領域に露光する。
続いて、 ァライメント処理に関して詳細に説明する。
[ L S A方式、 F I A方式の場合のァライメント処理 1 ]
以下に、 L S Aァライメント方式または F I Aァライメント方式におけるァラ ィメント制御系 1 9の動作について、 図 7のフローチャート図に基づいて説明す る。
まず、 ステップ S 1では、 レチクル ·ァライメントセンサ 1 6またはウェハ ' ァライメントセンサ 1 7が検知したマークに関する信号 (例えば輝度値を有する 像信号、 または像信号に応じた波形信号、 またはマーク信号に前処理を施した信 号など) を取り込む。 次にステップ S 2においては、 取り込んだ信号に複数の口 —パス指数でのマーク位置を、 例えばエッジ計測方法で測定する (マーク位置計 測 1〜マーク位置計測 n) 。 なお複数のローパス指数でのマーク位置の計測方法 としてはエッジ計測に限られるものでは無く、 例えば後述する相関法 (テンプレ —卜マッチング法や自己相関法など) を用いて位置計測を行っても良い。 なおこ の複数の口一パス指数でのマーク位置測定は図 7に示すように、 各指数に対する 演算処理が並列的に行われる。 一例として、 口一パス指数 1. 0でフィル夕リングした信号を図 8に示し、 口 一パス指数 0. 2でフィル夕リングした信号を図 9に示す。 これらの図に示した ような信号を用いて口一パス指数毎のマーク位置測定を行う。 なお、 本実施の形 態では、 10個の口一パス指数 (ローパス指数 = 1. 0、 0. 9、 0. 8、 一、 0. 2、 0. 1) を使用したが、 本発明はこれに限られず、 少なくとも 2つ以上 の口一パス指数でフィル夕リングすればよい。
ここで、 エッジ計測について、 図 10を用いて説明する。 図 10は、 エッジ検 出を行う際の処理を説明するための図である。
エッジ検出の典型的なアルゴリズムでは、 まず山登り及び山下りによって、 極 大および極小を見つける。 これをもって、 そのエッジの最大値および最小値とす る。 図 10の例では、 標本化点 がエッジの最大値となり、 標本化点 P 2がエツ ジの最小値となる。 エッジの最大値および最小値を求めた後は、 スライスレベル SLを、 例えばこれらの中間値として、 スライスレベル SLを横切る位置でもつ てエッジ位置 (マーク位置) E2とする。
ステップ S 3では、 ステップ S 2で得られた各マーク位置に基づき、 次の演算 式を用いてマーク位置 Xを決定する。
X= (マーク位置計測 Pの計測値 CH) — { (マーク位置計測 Qの計測値 CL ) - (マーク位置計測 Pの計測値 CH) } XR
ここで、 Rは、 マーク形状によって適宜設定される係数 (R>0) である。 本 実施の形態では、 R=0. 9を使用する。 上記演算において、 本実施の形態では 、 より高解像度の信号が得られる計測 Pの計測値 CHとしてローパス指数 1. 0 での計測結果 (第 1の算出結果) を使用し、 計測 Qの計測値 CLとしてローパス 指数 0. 2での計測結果 (第 2の算出結果) を使用する (図 4参照) 。 このよう に (上記式で) 決定されたマーク位置 Xと、 計測位置ずれの生じていないマーク 位置 (真のマーク位置) との誤差 (ずれ量) は、 図 4中に記号 Zとして示した誤 差となる。
なお、 本発明はこれに限られず、 種々の状況 (マーク形状など) に応じて他の ローパス指数での計測結果 (例えば、 度数 0. 9の計測結果と度数 0. 1の計測 結果) を使用してマーク位置 Xを求めるようにしてもよい。 また、 複数の計測結 果に基づき複数の演算値 X (度数 0での計測値と度数 0 . 2での計測値との 差 X Iと、 度数 0 . 9での計測値と度数 0 . 1での計測値との差 X 2 ) を求め、 それらを平均して 1つのマーク位置 Xを求めるようにしてもよい。
ここで、 上述したエッジ計測方法とは別の計測方法 (前述した相関法) を用い てマーク位置計測を行う場合について述べる。
まずテンプレートマッチング方法を用いる場合について述べる。
テンプレートマッチングでは、 図 7のステップ S 2の中で並列処理される 「マ ーク位置計測 1」 〜 「マーク位置計測 n」 の各ステップにおいて、 固定の周波数 構成を持つテンプレート (単一テンプレート) と、 各口一パス指数で口一パス処 理された (種々のフィル夕リングがなされた) 各マーク信号 (周波数構成の異な る被計測信号) との相関 (テンプレートマッチング) をそれぞれ行って、 相関値 M a xの位置 (複数の位置情報) をそれぞれ測定する。
そしてステップ S 3では、 このステップ S 2で得た複数の位置情報に基づいて 、 図 7中の上記ステップ S 3にて既述した方法により 1つのマーク位置 Xを求め れば良い。
なお上述のテンプレートマッチングでは、 使用するテンプレートの周波数構成 は固定とし、 該テンプレートとのマッチング対象のみ (即ちマーク信号のみ) の 周波数構成を変更するようにしたが、 マーク信号と同じ口一パス指数でテンプレ —トもフィルタリングしてテンプレートマッチングを行うようにしても良い。 即ち、 図 7のステップ S 2の中で並列処理される 「口一パス処理 1」 〜 「ロー パス処理 n」 の各ステップにおいて、 マーク信号のみならずテンプレートをも同 じ口一パス指数でフィル夕リングしておき、 ステップ S 2の中の 「マーク位置計 測 1」 〜 「マーク位置計測 n」 の各ステップにおいて、 固定の周波数構成を持つ テンプレート (単一テンプレート) と、 各ローパス指数で口一パス処理された ( 種々のフィル夕リングがなされた) テンプレート及び各マーク信号 (周波数構成 の異なる被計測信号) との相関 (テンプレートマッチング) をそれそれ行って、 相関値 M a xの位置 (複数の位置情報) をそれそれ測定するようにしても良い。 次に相関法の別の手法として、 例えば特公昭 5 6 - 2 2 8 4号公報に示されて いるような、 被計測信号自身の対象性を利用してマッチングを行う、 いわゆる 「 折り返し自己相関法」 を使用して位置計測を行う場合について述べる。
折り返し自己相関法では、 上述したテンプレートマッチングとは異なりテンプ レートを使用しないため、 図 7のステップ S 2の中で並列処理される 「マーク位 置計測 1」 〜 「マーク位置計測 n」 の各ステップでは、 各口一パス指数でローバ ス処理された各マーク信号 (周波数構成の異なる被計測信号) をそれぞれ種々の 位置で折り返して相関をとり、 最大の相関を示した時の位置 (複数の位置情報) をそれそれ測定する。
そしてステップ S 3では、 このステップ S 2で得た複数の位置情報に基づいて 、 図 7中の上記ステップ S 3にて既述した方法により 1つのマーク位置 Xを求め れば良い。
ステップ S 4では、 ステップ S 3で得られたマーク位置 X (位置情報) に基づ き、 ウェハ Wの位置決めや、 レチクル Rとウェハ Wとのァライメントを行う。 こ の位置泱めゃァライメント手法については公知であるので説明を省略する。 以上が複数の口一パス指数でローパスフィル夕リングを行った場合のマーク位 置 Xの決定方法である。
なお、 上述した実施例 (図 4, 7 ) では、 周波数構成を変更する手法として、 口一パス度合いの異なる口一パスフィル夕リング処理を行うことを開示したが、 周波数構成の変更の手法としてはこれに限られるものでは無い。 例えば、 何もフ ィル夕リング処理を施さない場合と、 口一パスフィル夕リングを施した場合、 と いうような場合分けにより周波数構成を変更せしめるようにしても良い (周波数 構成を変更する他の手法としてハイパスフィルタリング (信号中における低周波 成分の存在比率の低減または除去) も考えられるが、 低周波成分を低減または除 去することは像の形状を著しく変化させることにつながるため、 本ァライメント 処理 1の中で説明したエッジ計測方法でハイパスした信号を使用して位置計測を 行うことは困難であるため、 本ァライメント処理 1のエツジ計測方法ではハイパ スは行わない) 。 そして、 これら周波数構成の異なる信号から得られた結果に基 づいて、 マーク信号の非対称性を求めるようにしても良い。
なお、 上述した種々のフィル夕リング処理時に使用される個々のフィル夕の周 波数特性については後述する。 [ L S A方式、 F I A方式の場合のァライメント処理 2 ]
次に、 L S Aァライメント方式または F I Aァライメント方式における上記ァ ライメント処理 1とは別の形態のァライメント制御系 1 9の動作について、 図 1 1のフローチャート図に基づいて説明する。
まず、 ステップ S 1では、 レチクル ·ァライメントセンサ 1 6またはウェハ - ァライメントセンサ 1 7が検知した信号 (像信号) を取り込む。 次にステップ S 2においては、 取り込んだ信号に所定度数の口一パスフィル夕リングを行う。 な お、 この口一パスフィル夕リングは必須ではなく、 ステップ S 1で取り込んだ信 号をそのままステップ S 3以降の制御に使用してもよい。
ステップ S 3では、 フィル夕リングされた信号に対して、 異なる周波数成分 ( 周波数構成) を有する複数のテンプレートを使用してテンプレートマッチングを 行う。 その後、 それそれのテンプレートマッチングにおけるマーク位置測定を行 う。 具体的には、 各テンプレートマッチングにおいて、 最大の相関を示したとき の位置を、 それそれのマーク位置 (計測値、 計測結果) とする。 この複数のテン プレートによるマーク位置測定は、 図 1 1に示すように、 各テンプレートマッチ ングに対する演算処理が並列的に行われる。
なお、 テンプレートは、 マーク (マーク形状) に応じたものがァライメン卜制 御系 1 9の不図示のメモリ内に予め記憶されているものである。 1つのマークに 対して通常 1つのテンプレートが用意されており、 この用意されたテンプレート に口一パスフィル夕リングを行うことで、 異なる周波数構成を有する複数のテン プレートを準備する。 一例として、 ローパス度 1 . 0に対応するテンプレートを 図 1 2に示し、 口一パス度 0 . 1に対応するテンプレートを図 1 3に示す。 これ らのような信号波形を有するテンプレートを複数用いてテンプレートマッチング を実施する。
なお、 本実施の形態では、 1 0個のローパス指数 (口一パス指数 = 1 . 0、 0 . 9、 0 . 8、 ···、 0 . 2、 0 . 1 ) に対応するテンプレートを使用したが、 本 発明はこれに限られず、 少なくとも 2つ以上のローパス指数に対応するテンプレ ートを用いてテンプレートマッチングを実施すればよい。
ステップ S 4では、 ステップ S 3で得られた各マーク位置に基づき、 次の演算 式を用いてマーク位置 Xを決定する。
X= (マーク位置計測 Pの計測値 CH) - { (マーク位置計測 Qの計測値 CL ) 一 (マーク位置計測 Pの計測値 CH) } XR
ここで、 Rは、 マーク形状によって適宜設定される係数 (R>0) である。 本 実施の形態では、 R=l. 4を使用する。 上記演算において、 本実施の形態では 、 より高解像度の信号が得られる計測 Pの計測値 CHとして口一パス指数 1. 0 に相当するテンプレートを用いたテンプレートマッチングでの計測結果 (第 1の 算出結果) を使用し、 計測 Qの計測値 CLとして口一パス指数 0. 1に相当する テンプレートを用いたテンプレートマッチングでの計測結果 (第 2の算出結果) を使用する (図 5参照) 。 このように (上記式で) 決定されたマーク位置 Xと、 計測位置ずれの生じていないマーク位置 (真のマーク位置) との誤差 (ずれ量) は、 図 5中に記号 Zとして示した誤差となる。
なお、 本発明はこれに限られず、 種々の状況 (マーク形状など) に応じて他の ローパス指数に相当するテンプレートを用いたテンプレートマッチングでの計測 結果 (例えば、 度数 0. 9の計測結果と度数 0. 2の計測結果) を使用してマ一 ク位置 Xを求めるようにしてもよい。 また、 複数の計測結果に基づき複数の演算 値 X (度数 1. 0での計測値と度数 0. 1での計測値との差 X 1と、 度数 0. 9 での計測値と度数 0. 2での計測値との差 X2) を求め、 それらを平均して 1つ のマーク位置 Xを求めるようにしてもよい。
ステップ S 5では、 ステップ S 4で得られたマーク位置 X (位置情報) に基づ き、 ウェハ Wの位置決めや、 レチクル Rとウェハ Wとのァライメントを行う。 こ の位置決めゃァライメント手法については公知であるので説明を省略する。 以上がテンプレートマッチング (正規化相互相関) を行った場合のマーク位置 Xの決定方法である。
上述した処理 2では、 異なる周波数成分 (周波数構成) を有する複数のテンプ レートを用いてテンプレートマッチングを行っている。 次にテンプレートマッチ ングの変形例について述べる。
変形例では、 テンプレートの周波数構成は固定 (単一テンプレート) とし、 且 つ被計測信号 (ァライメントセンサ 16または 17が検知した信号) の周波数構 成も変更せずに、 このテンプレート及び被計測信号によって算出される相関関数 に、 ローパスの度合いの異なるフィル夕リングを行ってマーク位置計測を行うよ うに構成する。
相関関数に口一パスフィル夕リングを行うと、 相関関数のビーク位置が変動す るため、 このビーク位置を口一パスフィル夕リングがなされた相関関数毎に求め ることにより複数の位置情報を得ることができる。
この場合の動作フローを図 1 1に基づき説明すると、 ステップ S 1で被計測信 号を取り込み、 ステップ S 2では、 図 1 1のように口一パスフィル夕リングを行 うのでは無く、 取り込んだ被計測信号と単一の周波数構成を持つテンプレートと から相関関数を求める。
そしてステップ S 3では S 2で得られた相関関数に、 ローパスの度合いの異な るフィル夕リングを行って、 フィル夕リング処理された各相関関数毎にビークの 位置を求める処理を並列的に行って、 各相関関数毎の位置情報を求める。
そして、 ステップ S 4では、 ステップ S 3で得た複数の位置情報に基づいて、 図 1 1のステップ S 4において既述した方法により 1つのマーク位置 Xを算出す また上述した説明では、 周波数構成を変更する手法として、 ローパス度合いの 異なる口一パスフィルタリング処理を行うことを開示したが、 周波数構成の変更 の手法としてはこれに限られるものでは無い。 例えばハイパス度合いの異なるハ ィパスフィル夕リングにより周波数構成を変更させても良い。
或いは、 フィル夕リング処理を何も施さない場合 1 (即ちステップ S 1で取り 込んだ信号をそのまま使用して位置計測を行う場合) 、 ある度合いのハイパスフ ィル夕リングのみを施した場合 2、 ある度合いの口一パスフィル夕リングのみを 施した場合 3、 特定の周波数を多く含むようにフィル夕リング処理を施した場合 4 (このフィル夕リング手法としては、 A:ある度合いのハイパスとローパスの 両方のフィル夕リング処理を施してその中間の周波数構成を得る手法と、 B :バ ンドパスフィル夕リングを行う手法と、 が考えられる) 、 というような 4つの場 合分けにより、 互いに周波数構成の異なるマーク信号を得るようにしても良い。 そして、 これら複数の場合 (例えば上述した場合 1〜場合 4 ) のうち、 少なくと も 2つの場合のマーク信号 (互いに周波数構成の異なる信号) から得られた結果 に基づいて、 マーク信号の非対称性を求めるようにしても良い。
なお、 各フィル夕リング処理時に使用される個々のフィル夕の周波数特性につ いては後述する。
[ L S A方式、 F I A方式の場合のァライメント処理 3 ]
次に、 L S Aァライメント方式または F I Aァライメント方式における上記ァ ライメント処理 1、 2とは別の形態のァライメント制御系 (フーリエ変換手段) 1 9の動作について、 図 1 4のフローチャート図に基づいて説明する。
まず、 ステップ S 1では、 レチクル ·ァライメントセンサ 1 6またはウェハ ' ァライメントセンサ 1 7が検知した信号 (像信号) を取り込む。 次にステップ S 2においては、 取り込んだ信号をフーリエ変換して n次フーリエ成分毎の位相を それぞれ求める。 その後、 それそれフーリエ成分の位相を公知の方法で位置に変 換することで、 各次フーリエ成分におけるマーク位置 (計測値、 計測結果) を求 める。 この各次フーリエ成分毎のマーク位置測定は、 図 1 4に示すように、 各フ 一リエ成分に対する演算処理が並列的に行われる。
なお、 フーリエ成分の位相から位置を求める際において、 高次のフーリエ成分 の位置を求める時には、 まず低次のフーリエ成分での検知を行う必要がある。 な ぜならば、 高次のフーリエ成分になるほど信号の周期が短くなるので、 信号の中 のどの部分が被計測部 (ァライメントマ一ク) の範囲に対応する部分であるのか を特定することが困難となるからである。 よって、 例えばステップ S 2において 、 2次フ一リエ成分の位置を求める場合には、 S 1 0の中で 1次フーリエ成分を 検知して、 測定すべき信号の場所をある程度特定した後に、 2次フーリエ成分の 位置を求める。 n次フーリエ成分の場合も同様である。
ステップ S 3では、 ステップ S 2で得られた各マーク位置に基づき、 次の演算 式を用いてマーク位置 Xを決定する。
X = ( P次フーリエ成分の計測値 C H ) - { ( Q次フーリエ成分の計測値 C L ) 一 (P次フーリエ成分の計測値 C H ) } x R
ここで、 Rは、 マーク形状によって適宜設定される係数 (R > 0 ) である。 なお、 本発明はこれに限られず、 複数の計測結果に基づき複数の演算値 X 1— X nを求め、 それらを平均して 1つの演算値 Xを求めるようにしてもよい。 ステップ S 4では、 ステップ S 3で得られたマーク位置 X (位置情報) に基づ き、 ウェハ Wの位置決めや、 レチクル: とウェハ Wとのァライメントを行う。 こ の位置決めゃァライメント手法については公知であるので説明を省略する。 以上がフーリエ変換を行った場合のマーク位置 Xの決定方法である。
[ L I A方式の場合のァライメント処理]
次に、 L I A方式ァライメン卜におけるァライメント制御系 1 9の動作につい て、 説明する。
本発明は、 被計測部 (被検知対象物、 位置検知用マーク) に検知ビームを照射 して、 該マークから発生して得られる回折光を用いてァライメントする方式であ れば、 いずれの場合でも適用できる。
例えば、 図 1 5に示すように、 マーク Mに対して 1本の検知光束 Cを照射し、 この光束 Cによるマーク Mからの複数次の回折光を用いてァライメントを行う方 式にも本発明を適用可能である。 この場合、 光束 Cの ± 1次光 K 5、 Κ 6同士、 ± 2次光 7、 Κ 8同士および ± 3次光 Κ 9、 Κ 1 0同士をそれそれ受光するこ とで所定の信号が得られる。
L I A方式 (被計測部、 すなわち位置検知マークから発生した回折光を検知す る方式) では、 より高次の回折光を検知すればするほど、 より高解像度の信号が 得られ、 マーク位置の検知精度が向上する。 しかしながら、 いきなり高次の回折 光だけを検知したのでは、 高次になればなるほど回折光の信号の周期が短くなる ( η次回折光の周期は、 1次回折光の周期を Ρとすると Ρ/ηとなる) 。 信号の 周期が短くなると、 信号の中のどの部分が被計測部 (ァライメントマーク) の範 囲に対応する部分であるかを特定することが困難となる。
そのため、 L I Αァライメント方式においては、 高次の回折光を検知する際で も、 まず低次の回折光を検知することにより広範囲の検知を行い、 その後で高次 回折光を検知することで狭範囲の検知を行う必要がある。
以下、 図 1 6のフローチャート図に基づいて、 ァライメント制御系 1 9の動作 を説明する。
まず、 ステップ S 1では、 レチクル ·ァライメントセンサ 1 6またはウェハ ' ァライメントセンサ 1 7が検知した信号 (位相信号) を取り込む。 次にステップ S 2においては、 取り込んだ回折光毎の信号に基づき、 n次回折光毎の位相をそ れそれ求める。 なお、 前述したように、 高次の回折光の位相を求める際には、 ま ず低次の回折光を検知する必要があるため、 例えば S 2 0においては、 S 2 0の 中で 1次の回折光を検知した後に 2次の回折光を検知している。 n次回折光の場 合も同様である。
その後、 それそれの回折光の位相を公知の方法で位置に変換することで、 各次 回折光におけるマーク位置 (計測値、 計測結果) を求める。 この各次回折光毎の マーク位置測定は、 図 1 6に示すように、 各次回折光に対する演算処理が並列的 に ί亍ゎれる。
ステップ S 3では、 ステップ S 2で得られた各マーク位置に基づき、 次の演算 式を用いてマーク位置 Xを決定する。
Χ = ( Ρ次回折光の計測値 C H) - { ( Q次回折光の計測値 C L ) - ( Ρ次回 折光の計測値 C H ) } x
ここで、 Rは、 マーク形状によって適宜設定される係数 (R > 0 ) である。 本 実施の形態では、 R = 0 . 1 3を使用する。 また、 本実施の形態では上記演算に おいて、 より高解像度の信号が得られる P次回折光の計測値 C Hとして、 3次回 折光の計測結果 (第 1の算出結果) を使用し、 Q次回折光の計測値 C Lとして 1 次回折光の計測結果 (第 2の算出結果) を使用する (図 6参照) 。 このように ( 上記式で) 決定されたマーク位置 Xと、 計測位置ずれの生じていないマーク位置 (真のマーク位置) との誤差 (ずれ量) は、 図 6中に記号 Zとして示した誤差と なる。
なお、 本発明はこれに限られず、 他の次数の回折光での計測結果を使用しても よい。 また、 複数の計測結果に基づき複数の演算値 X ··Χ ηを求め、 それらを 平均して 1つの演算値 Xを求めるようにしてもよい。
ステップ S 4では、 ステップ S 3で得られたマーク位置 X (位置倩報) に基づ き、 ウェハ Wの位置決めや、 レチクル Rとウェハ Wとのァライメントを行う。 こ の位置決めゃァライメント手法については公知であるので説明を省略する。
以上が L I Αァライメント方式におけるマーク位置 Xの決定方法である。 ところで、 図 4, 5に示されるように、 ローパスの度合いが強いほど (即ち口 —パス指数が小さいほど、 即ち信号中における低周波成分の存在比率が大きいほ ど) 精度が悪くなつている (位置ずれ誤差が大きくなつている) 。 これは、 位置 ずれに与える影響が低周波成分ほど大きいためである。 このことは逆に言うと、 信号に含まれる高周波成分の存在比率を大きくするほど、 即ちハイパス (信号中 における低周波成分の存在比率の低減または除去) を行えば、 位置ずれ誤差は小 さくなり精度が上がることを意味する。 但し、 既述したように低周波成分を低減 または除去することは像の形状を著しく変化させることにつながるため、 図 7の ァライメント処理 1の中で説明したエッジ計測方法では、 ハイパスした信号 (被 計測信号) を使用して位置計測を行うことは困難である。 ハイパスした信号を使 用して位置計測を行う計測方法としては、 相関法による計測方法が挙げられる。 以上をふまえて、 次に、 位置計測に使用する信号をハイパスして位置計測を行 う実施例 (L S A、 F I Aの処理 4 ) を図 1 7を用いて説明する。
[ L S A方式、 F I A方式の場合のァライメント処理 4 ]
図 1 7は、 ハイパスフィル夕リング処理がなされたマーク信号に対して、 相関 法 (テンプレートマッチング方法) を行うことにより、 マーク位置情報を求める 場合の動作を説明する図である。
まずステップ S 1 1では、 ァライメントセンサ 1 6または 1 7が検知したマ一 クに関する信号 (例えば輝度値を有する像信号、 または像信号に応じた波形信号 、 またはマーク信号に前処理を施した信号など) を取り込む。 この取り込んだ信 号を以降では被計測信号の元信号と言う。
次にステップ S 1 2では、 元信号にハイパスフィル夕リング処理を施して、 所 定の周波数以下の周波数成分の該元信号中における存在比率を下げる (或いは所 定の周波数以下の周波数成分を除去する) 。 またステップ S 1 2では、 元信号の ハイパスフィル夕リングと並行して、 元信号に施したハイパスフィル夕リング方 法と同様の方法で (元信号のフィル夕リングの際に使用したハイパス指数と同じ ハイパス指数で) 、 テンプレートのハイパスフィル夕リング処理も行う。 なお、 このテンプレートのハイパスフィル夕リング処理は、 ステップ S 1 2と並行して 行う必要はなく、 予め行っておいてもよい。 なお、 ハイパスフィル夕リング処理の方法としては、 対象となる信号 (元信号 、 テンプレート) から、 規格化された所定のローパス度合いを持つフィル夕によ りローパスフィル夕リングされた信号を減算することにより、 元信号をハイパス した信号を得る方法が挙げられる。 この場合、 元信号及びテンプレートに対する ハイパスの度合いを制御するには、 ローパスフィル夕リングを行う際の口一パス 指数 (口一パスの度合い) を変化させれば良い。
なお、 フィル夕リング処理としては、 上述のフィルタリング手法に限られるも のでは無い。 対象となる信号 (元信号、 テンプレート) を微分することによって も、 高周波成分ほど周波数ゲイン (周波数利得) を高くすることができ、 上記方 法と同様のフィル夕リング効果を得ることができる。 このため、 この微分という 手法を用いても、 高周波成分の信号中における存在比率を上げる (所定の周波数 以下の周波数成分の、 元信号中における存在比率を下げる) ことができる。 この 微分時に、 後述する 「微分フィルタ」 と呼ばれるフィル夕を用いてフィル夕リン グを行うようにしても良い。
またフィル夕リング処理としては、 上記手法の他に、 対象となる信号 (元信号 、 テンプレート) をフーリエ変換し、 所望のゲイン特性関数を該対象信号のフー リエ変換結果に積算し、 その積算結果を逆フーリエ変換することによつても、 上 記と同様のフィル夕リング効果を得ることができる。
次にステップ S 1 3では、 S 1 2においてハイパスされた元信号に対して、 S 1 2においてハイパスされたテンプレートを使用してテンプレートマッチングを 行う。 そして該テンプレートマッチングにおいて最大の相関を示したときの位置 をマーク位置 X (位置情報、 計測値、 計測結果) とする。
そしてステップ S 1 4では、 ステップ S 1 3で得られたマーク位置 Xに基づき 、 ウェハ Wの位置決めや、 レチクル Rとウェハ Wとのァライメントを行う。 以上のようにして、 テンプレートマッチングにおいて、 ハイパスした元信号か らマーク位置情報を求めることができる。
なお、 図 1 7では、 相関法としてテンプレートマッチングを用いた場合の位置 計測方法を示したが、 この他にも例えば、 図 7の説明で既述したような 「折り返 し自己相関法」 を使用して位置計測を行うようにしても良い。 折り返し自己相関 法を使用する場合には、 テンプレートがなくなるため、 図 1 7のステップ S 1 2 では、 元信号 (被計測信号) のみにハイパスフィル夕リングを行うこととなる。 そしてステップ S 1 3では、 フィル夕リング処理された被計測信号を、 種々の位 置で折り返して相関をとり、 最大の相関を示した時の位置をマーク位置 Xとする こととなる。
また、 図 1 7では、 フィル夕リング処理 (ステップ S 1 2 ) としてハイパスフ ィル夕リングのみを行っているが、 本発明はこれに限らず、 ハイパスフィルタリ ングとローパスフィルタリングの両方を行った信号 (特定の周波数帯を多く含む 信号) を用いて位置計測を行うようにしても良い。 両方のフィル夕リングを行う 手法としては、 例えば口一パスフィル夕リングを行った信号からハイパスフィル 夕リングを行った信号を減算すれば良い。 なお両方のフィル夕リングを行う場合 には、 ハイパスフィルタリング (元信号に所定の口一パス指数 L P 1のフィル夕 リングを行った信号を、 元信号から減算する) で使用する口一パス指数 L P 1と 、 口一パスフィル夕リングで使用する口一パス指数 L P 2とを異ならせておく ( L P 2 > L P 1 ) 必要がある。 ハイパス、 ローパス両方のフィル夕リングを元信 号に行うことにより、 特定の周波数帯を多く含む信号を得ることができる。
[ L S A方式、 F I A方式の場合のァライメント処理 5 ]
図 1 8は、 ロバスト性を考慮してマーク位置を求める方法 (マーク信号の非対 称性を求める場合も含めて) を示したものである。
高周波成分を除去しない場合 (即ちマーク信号中の低周波成分の割合が少ない 場合、 即ちローパスをしない場合、 或いはハイパスをする場合) の方が、 口バス ト性 (耐ノイズ性) が低く、 ノイズの影響などによるマークの誤認識 (誤検出、 検出エラ一) を発生しやすい。
このため本実施例では、 口一パスした信号とローパスしな t、信号とがあった場 合に (或いはハイパスしない信号とハイパスした信号とがあった場合に) おいて 、 それらから得た測定結果が大きく異なっていた場合には、 口一パスした信号 ( 或いはハイパスしない信号、 即ち信号中の低周波成分の割合が多い方) から得た 結果を位置計測用に用いるようにしている。 以下、 図 1 8に基づき動作を説明す る。 ステップ S 2 1では、 ァライメントセンサ 1 6または 1 7が検知したマークに 関する信号 (例えば輝度値を有する像信号、 または像信号に応じた波形信号、 ま たはマーク信号に前処理を施した信号など) を取り込む。 この取り込んだ信号を 、 以降では被計測信号の元信号と言う。
次に、 この元信号に基づいて、 後述するモード 1〜3のいずれかの処理を行う 。 どのモード処理を行うかは、 使用者が任意に設定可能としても良いし、 或いは 製造しているデバイスパターンの線幅 (デザインルール) や、 ウェハプロセス、 マーク形状、 露光装置 (またはァライメント装置) で使用されている C P Uの処 理能力 (処理速度など) に応じて装置側で自動的に選択できるようにしても良い 。 精度上はモード処理 1 (以下モード処理 2、 モード処理 3の順) を行うのが最 も好ましいため、 例えばデザィンルールが厳しい場合にはモード処理 1を選択し 、 そうでない場合にはデザィンルールの程度や C P Uの処理能力などに合わせて モード処理 2またはモード処理 3を選択するようにすれば良い。
まず、 モード処理 1について説明する。
ステップ S 2 2では、 元信号、 元信号にフィル夕リング処理 1を施した信号、 元信号にフィル夕リング処理 2を施した信号のそれそれについて位置計測を行う 。 なおフィル夕リング処理 1とフィル夕リング処理 2とはそれそれフィル夕リン グの度合いが異なるものである。 なお周波数構成の異なる信号としてここでは 3 つの信号を挙げたが、 信号数としては 3つに限られず、 フィル夕リングの度合い が異なる信号を更に求めて 4つ以上の信号を用いてそれそれ位置計測を行うよう にしても良い。
なお、 フィル夕リング処理としては口一パスフィルタリングを行う場合と、 ノヽ ィパスフィル夕リングを行う場合とに場合分けされ、 口一パスフィル夕リングを 行う場合には、 図 7に示したような位置計測方法 (エッジ計測方法、 相関法) か 、 或いは図 1 1にて説明した相関法 (テンプレートマッチングまたは折り返し自 己相関法) を用いて位置計測をする。 一方、 フィル夕リング処理としてハイパス フィル夕リングを行う場合には、 図 7または図 1 1で説明した相関法を用いて位 置計測をする。
ステップ S 2 3では、 ステップ S 2 2で求められた複数のマーク位置情報同士 の差をそれそれ求める。
ステップ S 2 4では、 その差が、 予め設定されている許容値 (所定値) を越え ている否かを判別する。 全ての差が許容値を越えていればステップ S 2 5に進み 、 差が許容値を越えない組み合わせがある場合にはステップ S 2 6に進む。 ステップ S 2 5では、 ステップ S 2 2で求められたマーク位置情報のうち、 最 も低周波成分を多く含んでいる信号に基づき計測されたマーク位置情報を選択す る。 その後ステップ S 3 7に進み、 この選択されたマーク位置情報に基づきァラ ィメント動作 (ウェハ Wの位置決めや、 レチクル Rとウェハ Wとのァライメント ) を行う。
一方ステップ S 2 6では、 差が許容値以下だった複数のマーク位置倩報をグル —プを抽出する。 もし位置情報が求められた信号が 4つ以上あり、 且つ、 差が許 容値以下だった位置情報のグループが複数存在する場合には、 より低周波成分を 多く含む信号のマーク位置情報が所属するグループの方を抽出する。
ステップ S 2 7では、 抽出されたグループの中の複数の要素 (各マーク位置情 報) に基づき 1つのマーク位置情報を決定する。 この決定方法としては次の 2つ の方法ある。 第 1の決定方法は、 複数の要素のうち、 より高周波成分を多く含む 方の信号に基づき計測されたマーク位置情報を選択し、 これをマーク位置情報 X として決定する方法である。 第 2の決定方法は、 例えば図 7 (ステップ S 2 3 ) や図 1 1 (ステップ S 2 4 ) において既述した手法によりマーク非対称性を補償 して、 マーク位置情報 Xを算出する方法である。 その後ステップ S 3 7に進み、 このいずれかの手法で決定されたマーク位置情報 Xに基づきァライメント動作 ( ウェハ Wの位置決めや、 レチクル Rとウェハ Wとのァライメント) を行う。
なお、 第 1の決定方法を選択するか第 2の決定方法を選択するかは、 使用者が 任意に選べるようにしても良いし、 ウェハプロセスや、 マーク形状に応じて装置 側で自動的に選択できるようにしても良い。 例えばマーク形状やプロセスが、 マ ーク信号に非対称を生じやすい特性を持つのであれば第 2の決定方法を選択し、 そうでないならば第 1の決定方法を選択するようにすれば良い。
以上がモード処理 1における処理動作である。
次に、 モード処理 2について説明する。 ステップ S 2 8では、 元信号、 元信号に所定のフィルタリング処理を施した信 号のそれそれについて位置計測を行う。 なおフィルタリング処理としてローパス フィルタリングを行う場合には、 図 7に示したような位置計測方法 (エッジ計測 方法、 相関法) か、 或いは図 1 1にて説明した相関法 (テンプレートマッチング または折り返し自己相関法) を用いて位置計測をする。 一方、 フィルタリング処 理としてハイパスフィル夕リングを行う場合には、 図 7または図 1 1にて説明し た相関法を用いて位置計測をする。
ステップ S 2 9では、 ステップ S 2 8で求められた 2つのマーク位置情報の差 を求め、 その差が、 予め設定されている許容値 (所定値) を越えている否かを判 別する。 差が許容値を越えていればステップ S 3 0に進み、 差が許容値を越えて いない場合にはステップ S 3 1に進む。
ステップ S 3 0では、 ステップ S 2 8で求められたマーク位置情報のうち、 低 周波成分を多く含んでいる方の信号に基づき計測されたマーク位置情報を選択す る。 即ちステップ S 2 2において口一パスフィルタリングを行った場合には、 口 —パスフィル夕リングした方の信号に基づき計測されたマーク位置情報を選択す る。 一方ステップ S 2 2においてハイパスフィル夕リングを行った場合には、 ノ、 ィパスしていない信号 (即ち元信号) に基づき計測されたマーク位置情報を選択 する。 そして選択されたマーク位置情報をマーク位置情報 Xとして決定し、 ステ ップ S 3 7に進む。
—方、 ステップ S 3 1では、 ステップ S 2 8で求められたマーク位置情報のう ち、 高周波成分を多く含んでいる方の信号に基づき計測されたマーク位置情報を 選択する。 即ちステップ S 2 2においてローパスフィル夕リングを行った場合に は、 口一パスしていない信号 (即ち元信号) に基づき計測されたマーク位置情報 を選択する。 一方ステップ S 2 2においてハイパスフィル夕リングを行った場合 には、 ハイパスした信号に基づき計測されたマーク位置情報を選択する。 そして 選択されたマーク位置情報をマーク位置情報 Xとして決定し、 ステップ S 3 7に 進む。
ステップ S 3 7では、 マーク位置情報 Xに基づき既述したァライメント処理を 行う。 以上がモード処理 2の処理動作である。
次に、 モード処理 3について説明する。
ステップ S 3 2では、 元信号を用いて位置計測を行う。 位置計測の方法として は、 図 7に示したような位置計測方法 (エッジ計測方法、 相関法) か、 或いは図 3 1にて説明した相関法 (テンプレートマッチングまたは折り返し自己相関法) を用いる。
ステップ S 3 3では、 露光装置 (ァライメント装置) のメモリ内に記憶されて いるマークの設計値情報 (例えばライン 'アンド ♦スペースマークの場合には、 マークの計測方向の全長や、 ラインの間隔、 スペースの間隔などの情報) と、 ス テツプ S 3 2での計測結果とを比較する。
ステップ S 3 4では、 ステップ S 3 3での比較結果に基づいて、 計測結果が正 常であるか否かを判別する。 計測結果が、 設計値情報に対して所定の許容値以内 であれば正常とみなし、 許容値を越えていれば異常とみなす。 正常であればステ ヅプ S 3 5に進み、 異常であればステップ S 3 6に進む。
ステップ S 3 5では、 ステップ S 3 4で正常と判定された計測結果 (マーク位 置情報) をマーク位置情報 Xとして決定し、 その後ステップ S 3 7に進む。 一方ステップ S 3 6では、 元信号に口一パスフィルタリングを施して、 再度位 置計測を行う。 その後ステップ S 3 3に戻り、 フィル夕リング信号を用いた計測 結果と、 マーク設計値情報との比較を行う。 そして計測結果が正常であればステ ップ S 3 5に進み、 異常であれば、 再度口一パス度合いを変更して (信号中の低 周波成分の割合を高めるようにローパス指数を変更して) 口一パスフィル夕リン グを行って再度計測をやり直す。 ステップ S 3 4で正常と判断されるまで、 上記 処理を繰り返す。
その後、 ステップ S 3 7では、 マーク位置情報 Xに基づき既述したァライメン ト処理を行う。
以上がモード処理 3の処理動作である。
ぐマークの信頼性評価 >
ァライメントマ一クとして、 図 1 5や図 1 9 Aに示すようなマルチマーク M ( ライン .アンド .スペースマークにおいて、 少なくとも複数のライン部分 Lを含 むマーク) を使用した場合には、 通常、 各ライン L (n) (図 19Aに示したマ ルチマ一ク Mは 5本のライン部 Lを備えており、 nは— 2、 —1、 0、 1、 2) の位置の平均位置を、 そのァライメントマークの最終的な位置として算出してい る。
このマルチマーク計測の際に、 上述した考え (即ち周波数構成の異なる信号に 基づきそれぞれ算出された結果のばらつき、 即ちマーク位置情報のばらつきを利 用すること) を適用することで、 より正確なマルチマーク位置計測を行うことが できる。
まずマルチマーク信号の元信号から、 各ライン L (n) の位置を計測する。 次に元信号に口一パスフィルタリングを施した口一パス信号から、 各ライン L (n) の位置を計測する。
次に、 元信号から得られた各ライン位置と、 口一パス信号から得られた各ライ ン位置とを比較し、 両者の差の程度に基づき個々のライン L (n) の信頼性を評 価する。 具体的には個々のライン毎に両者 (元信号とローパス信号から得られた 各ラインの位置) の差を求め、 その差の程度を信頼性、 即ち重み W (n) として 求める。 差の大きいラインほど重みを小さくする。
そして該重み W (n) に基づいて、 各ライン位置 (被計測信号、 例えば元信号 から求められた各ラインの位置) の重み付け平均演算を行って、 該演算結果をマ ルチマ一ク Mの位置とする。 具体的には、 被計測信号に基づき計測された各ライ ンの X方向における位置 XLM (n) を、 各ライン毎に算出された重み W (n) を用いて次式により重み付け平均演算を行う。
XMp= {∑XLM (n) xW (n) } /5
このように算出された位置 XMpを、 図 19 Aに示されたマルチマーク Mの位 置とすることができる。
ところで、 図 19 Aに示したマルチマーク Mはライン L (0) を中心として対 称的に形成されたマルチマークであり、 マルチマーク原点はライン L (0) であ る。 このため各ライン位置を平均演算することにより複数のライン間の中心位置 を算出することは、 マルチマーク原点の位置を算出することになるので、 重み付 け平均演算により求められた位置情報 XMpをそのままマルチマーク Mの位置倩 報として使用することができた。
ところが、 図 19Bに示すような、 対称的に形成されていないマルチマーク M A (マルチマーク MAの中心位置がマルチマーク MAの原点と一致しないマーク ) を測定する場合には、 測定値を単純に重み付け平均演算しただけではマルチマ —クの原点位置を求めることが出来ない。
そこで、 図 19 Aに示したマルチマーク Mはもちろん、 図 19Bに示したマル チマーク MAを計測する場合にも適用できる手法を以下に説明する。 要は、 計測 されたマルチマークの位置 (原点位置) が設計上の位置 (原点位置) からどれく らいずれているかが分かれば、 そのずれ量をマルチマークの設計値 (原点位置) に加えることにより、 計測されたマルチマークの位置を求めることができるので 、 このずれ量が分かれば良い。 なおマルチマーク Mに関する設計上の位置情報 ( 各ラインの位置情報など) は、 図 1に示したァライメント制御系 19または主制 御系 15の中の不図示のメモリに記憶されているものである。
被計測信号に基づき計測された各ライン位置 (計測値) を XLM (n) とし、 、 各ラインの設計上の位置 (設計値) を XLD (n) とし、 計測値 XLM (n) と設計値 XLD (n) との間のずれ量を Z (n) とすると、 「XLM (n) =X LD (n) +Z (n)」 という関係が満たされている。
この計測された各ライン位置 XLM (n) を重み W (n) を用いて重み付け平 均演算を行う場合には、 各ライン位置は 「XLM (n) xW (n) 」 となる。 即 ち各ライン位置は 「XLD (n) xW (n) +Z (n) xW (n) 」 となる。 そして各ライン位置を重み付け平均した値 XM pは、
XMp= {∑XLM (n) xW (n) } /N
= {∑XLD (n) xW (n) } /N+ {∑Z (n) xW (n) } /N となる。 なお、 Nはマルチマークのライン本数であり、 図 19Aの場合には N = 5、 図 19 Bの場合には N= 3である。
いま求めたいのは重み付けされたずれ量 Z ( 「 {∑Z (n) xW (n) } /N 」 ) なので、 各ラインの計測値の重み付け平均値 XMpから、 各ラインの設計値 の重み付け平均値を減算すれば、 このずれ量を求めることができる。 即ちずれ量 Zは、 Z=XMp - {∑XLD (n) xW (n) } /N
により求めることができる。
そして、 この算出されたずれ量 Zを、 以降の処理 (例えばァライメント処理) にそのまま用いても良いし、 マルチマーク位置を算出したければ、 設計上のマー ク原点位置 (図 19Aの場合にはライン L (0) の設計位置、 図 19Bの場合に はライン LBの設計位置) にずれ量 Zを加算してマルチマークの位置を求めれば 良い。
なお、 ずれ量 Zは、 上記演算手法の他に、 各ライン毎の計測値 XLM (n) と 設計値 XLD (n) との間のずれ量を Z (n) を求めておき、 その Z (n) を重 み付け平均演算して求めるようにしても良い。 即ち、
Z =∑ {Z (n) xW (n) } /N
= {∑ {XLM (n) —XLD (n) } xW (n) } /N
によりずれ量 Zを求めても良い。
なお、 上記では、 マルチマーク Mの上記重み付け平均位置 XMpを算出する場 合、 マルチマーク M、 MAにおいて上記ずれ量 Zを算出する場合に使用する計測 値 XLM (n) を得るための被計測信号として、 元信号を用いるものとして説明 したが、 これに限られるものでは無い。 例えば重み W (n) を決定する際に用い られたローパス信号を計測値 XLM (n) を得るための被計測信号としても良い し、 他の口一パス指数でローパスフィル夕リングされた信号を被計測信号として も良い。 計測値 XLM (n) を得るための被計測信号としては、 同一マークの信 号であれば、 何を用いても構わない。
なお、 上記では、 全てのラインを用いて重み付け演算を行うようにしているが 、 例えば元信号から得られた各ライン位置と、 ローパス信号から得られた各ライ ン位置との差が所定の許容値を越えたラインに関しては、 最終的なマルチマーク 位置の決定には使用しない (無視する) ようにしても良い。
以上の考えを、 公知の EGA演算に適用することにより、 より高精度の重ね合 わせ露光を実現することができる。 即ち、 個々のサンプルショッ ト (EGA計測 ショット) に付設されたァライメントマーク (マルチマーク) に対して上述した 手法により信頼性を評価して、 重み付け平均により各ァライメントマークの位置 情報を求め、 この求められた各サンプルショットのァライメントマークの位置情 報を用いて E G A演算を行うようにすれば良い。
また各ァライメントマーク (マルチマーク) の位置情報を用いて E G A演算を 行う際に、 信頼性の低いラインが多く含まれていたマルチマークの位置情報に対 する重みを小さくして、 E G A演算を行うようにしても良い。 この場合の重みは 、 マルチマークに含まれる信頼性の低いラインの本数や、 その信頼性の程度など に応じて決定すれば良い。
なお、 上述したマルチマークの信頼性の評価では、 元信号からの計測結果と、 ローパス信号からの計測結果とを比較するものとしたが、 本発明はこれに限られ るものでは無い。 ローパス指数の異なるフィル夕リングが施された信号からの計 測結果を比較しても良いし、 ハイパスフィルタリングが施された信号や、 ローパ スとハイパスの両方を行った信号を用いて比較を行っても良い。 また位置計測は 、 フィルタリングの種類に応じて、 既述した手法を用いて行う。
上記した種々の実施の形態において、 マーク信号の非対称性を補償する手法と しては、 複数の被計測信号 (例えばフィル夕リング度数の異なるフィル夕リング 処理がなされた信号) から得られた結果 (マーク位置情報) の差を求め、 その差 に基づく量 (差にある係数を乗じたもの) で計測結果を補正することとしている 。 しかしながらマーク信号に含まれる非対称性による位置ずれを補償する手法と しては、 複数の被計測信号から得られた結果を線形結合する手法であれば、 上述 した如き各計測結果間の差を求める手法に限られるものではない。
最後に、 上述した種々のフィル夕リング処理時に使用されるフィル夕について まとめる。
図 2 O A〜図 2 O Fは、 上述した種々のフィル夕の周波数特性を示す図であり 、 図 2 0 A、 図 2 0 Bはそれそれ異なる口一パス指数を持つ口一パスフィル夕を 、 図 2 0 C、 図 2 0 Fはハイパスフィル夕を、 図 2 0 Dはバンドパスフィル夕を 、 図 2 0 Eは微分フィル夕を、 それそれ示すものである。
図 2 O Aは、 口一パス指数 L P 1を持つ口一パスフィル夕 1のゲイン (g a i n ) 特性例を示すものである。 マーク信号を計測する際のサンプリングピッチで 決定されるナイキスト周波数を; f n ( 「: n = 1ノ2 x S P」 であり、 S Pは計 測時のサンプリングピッチ) とすると、 この口一パスフィル夕 1は、 周波数 「L P l xf nj を境にしてゲイン特性が変化している。 つまりこの口一パスフィル 夕 1を用いて計測信号をフィル夕リングすると、 計測信号中において周波数 「: L P 1 xf n」 以下の周波数の周波数成分のゲインが高くされ (即ち 「LP 1 xf n」 以下の周波数成分の、 計測信号中における比率が大きくされ) 、 「LP 1 X f n」 より大きい周波数成分のゲインが低くされる ( 「LP 1 xf n」 より大き い高周波成分の、 計測信号中における比率が小さくされる) ことになる。
図 20Bは、 ローパス指数 LP 2を持つ口一パスフィル夕 2のゲイン特性例を 示すものである。 この口一パスフィル夕 2は、 周波数 「LP 2 X f n」 を境にし てゲイン特性が変化している。 よってこのローパスフィル夕 2を用いて計測信号 をフィル夕リングした場合には、 計測信号中において周波数 「LP2xf n」 以 下の周波数の周波数成分のゲインが高くされ、 「; LP2xf n」 より大きい周波 数成分のゲインが低くされることになる。
図 20 Cは、 ハイパス指数 HPを持つハイパスフィル夕のゲイン特性例を示す ものである。 このハイパスフィル夕は、 周波数 「HPxf n」 を境にしてゲイン 特性が変化している。 よって、 このハイパスフィル夕を用いて計測信号をフィル 夕リングした場合には、 計測信号中において周波数 「HP X f n」 以上の周波数 の周波数成分のゲインが高くされ、 「: LP2xf n」 より小さい周波数成分のゲ ィンが低くされることになる。
図 20Dは、 ローパス指数 LP、 ハイパス指数 HPを持つバンドパスフィル夕 のゲイン特性例を示すものである。 このバンドパスフィル夕は、 周波数 「HPx f n」 及び 「: LPx f nj を境にしてゲイン特性が変化している。 よってこのバ ンドバスフィル夕を用いて計測信号をフィル夕リングした場合には、 計測信号中 において周波数 「HPxf n」 〜 「; LPxf n」 の間の周波数成分のゲインが高 くされ、 それ以外の周波数成分のゲインが低くされることになる。
図 20Eは、 微分フィル夕のゲイン特性を示すものである。 微分フィル夕は、 計測信号に対して例えば (一 1、 0, 1) というフィル夕でコンボリューシヨン をとる (畳み込みを行う) ものであり、 図示の如く高周波成分ほどそのゲインを 高める作用をもたらす。 このため微分フィル夕は、 図 20 Cで説明したハイパス フィル夕と類似した作用、 即ち高周波成分のゲインの方を低周波成分のゲインよ りも大きくするという作用を計測信号に対して与えることになる。
図 20 Fは、 マークの基本周波数以上の周波数成分のゲインを相対的に高める ハイパスフィル夕のゲイン特性例を示すものである。 このフィル夕は、 計測対象 であるマークの基本周波数 f b (後述) のゲインを、 その基本周波数以上の周波 数 (例えば基本周波数の n倍以上の周波数、 nは 2以上の整数) のゲインよりも 小さくなるようにするものである。 図 20 Fのハイパスフィル夕を用いて計測信 号をフィルタリングした場合には、 計測信号中において周波数 「: f b」 より大き い周波数成分のゲインが高くされ、 f b以下の周波数成分のゲインが低くされる と V よ 。
ここでマークの基本周波数 f bについて述べる。 マークの基本周波数: f bは、 そのマークの形状によって異なるものである。 図 5や図 19 Aに示すようなマル チマ一クにおける基本周波数 f b (m) は、 マークピッチ (例えば図 19 Aにお いてライン L (0) の左端からライン L (1) の左端までの間隔) を MPとする と、 「: f b (m) = 1/MP」 である。 一方、 シングルマーク (図 19 Aに示す ライン L (n) を複数では無く 1本のみ有するマーク) における基本周波数 f b (s) は、 ラインの幅 (例えば図 19 Aのライン L (0) の左端から右端までの 間隔) を MWとすると、 「f b (s) = 1/2MW」 である。 よって図 20Dの フィル夕をマルチマークに適用する場合には、 周波数 「1/MP」 以下の周波数 成分のゲインを下げ、 シングルマークに適用する場合には周波数 「1/2MW」 以下の周波数成分のゲインを下げることになる。
本実施の形態の位置計測装置、 位置計測方法および露光装置並びに露光方法で は、 計測対象となるマーク信号が非対称性を有していても、 LSA方式、 FIA 方式、 L I A方式のいずれのァライメント方式の場合でも、 異なる周波数成分、 あるいは異なる次数の回折光を用いて非対称性による位置ずれを検出し、 補正す ることで像の非対称性が計測へ及ぼす影響を低減させることができるので、 より 正確で高精度のァライメントを実施することができる。 そのため、 検知光学系の NAを大きくしたり、 特別な短波長光源を用意したりする必要がなくなり、 装置 の大型化およびコストアップを招くことを防止できる。 なお、 上述した補正演算方法や補正係数 Rは、 被検知対象物 (検知マーク) の 構造 (マーク設計値情報) に基づいてシユミレ一シヨンにより最適化したり、 あ るいはマーク検知装置から得られた生信号 (像信号の周波数構成や像信号から使 用する周波数帯) に基づいて最適化することが好ましい。 さらに、 重ね合わせ結 果が最も良くなるように、 これら (補正演算方法や補正係数 R ) の数値や手法を 最適化することが好ましい。
また、 本発明の位置計測装置および位置計測方法は、 ウェハ W上に層毎に形成 されたマークの重ね合わせ誤差を計測する重ね合わせ計測装置にも使用できる。 この場合、 同一画面内に計測すべきマークが 2種入ることになるが、 これらを同 時に処理し、 マークの相対位置を周波数毎、 或いは回折光の次数毎に計算して補 正してもよく、 また 2つのマークを個々に本発明の位置計測方法で計測、 補正し 、 最後に両マークの相対位置を計測、 補正してもよい。
なお、 本実施の形態の基板としては、 液晶ディスプレイデバイス用のガラスプ レー卜や、 半導体デバイス用の半導体ウェハ、 薄膜磁気ヘッ ド用のセラミ ヅクウ ェハ、 あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版 (合成石英、 シリコンウェハ) 等が適用される。
露光装置 1としては、 レチクル Rとウェハ Wとを静止した状態でレチクル Rの パターンを露光し、 ウェハ Wを順次ステップ移動させるステップ ·アンド ' リピ —ト方式の露光装置 (ステッパー) でも、 レチクル: Rとウェハ Wとを同期移動し てレチクル Rのパターンを露光するステップ 'アンド 'スキャン方式の走査型投 影露光装置 (USP5, 473,410) 、 いわゆるスキャニング ·ステッパーにも適用する ことができる。 また、 露光装置 1として、 投影光学系 9を用いることなくレチク ル Rとウェハ Wとを密接させてレチクル Rのパターンをウェハ Wに露光するプロ キシミティ露光装置にも適用することができる。
露光装置 1の用途としては、 半導体製造用の露光装置に限定されることなく、 例えば、 角形のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光 装置や、 薄膜磁気へヅ ド、 撮像素子 (C C D ) あるいはマスク Mなどを製造する ための露光装置などにも広く適用できる。
また、 光源 2 (露光光、 およびァライメント光) として、 超高圧水銀ランプか ら発生する輝線 (g線 (4 3 6 nm) 、 i線 (3 6 5 nm) ) 、 K r Fエキシマ レーザ (2 4 8 nm) 、 A r Fエキシマレ一ザ ( 1 9 3 nm) 、 F 2レーザ ( 1 5 7 nm) のみならず、 X線や電子銃などの荷電粒子線を用いることができる。 例 えば、 電子線を用いる場合には、 電子銃として、 熱電子放射型のランタンへキサ ボライ ト (L a B 6 ) 、 タンタル (T a ) を用いることができる。
投影光学系 9の倍率は、 縮小系のみならず等倍および拡大系のいずれでもよい 。 また、 投影光学系 9としては、 エキシマレ一ザなどの遠紫外線を用いる場合は 硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過する材料を用い、 F 2レーザを用いる 場合は反射屈折系または屈折系の光学系にし (レチクル Rも反射型タイプのもの を用いる) 、 また、 電子線を用いる場合には光学系として電子レンズおよび偏向 器からなる電子光学系を用いればよい。 なお、 電子線が通過する光路は、 真空状 態にすることはいうまでもない。
半導体デバイスは、 各デバイスの機能 ·性能設計を行うステップ、 この設計ス テヅプに基づいたレチクル Rを製作するステヅプ、 シリコン材料からウェハ Wを 製作するステツプ、 前述した実施の形態の露光装置 1によりレチクル Rのパ夕一 ンをウェハ Wに露光するステップ、 各デバイスを組み立てるステップ (ダイシン グ工程、 ボンディング工程、 パッケージ工程を含む) 、 検査ステップ等を経て製 され 。 産業上の利用可能性
本発明は、 半導体素子や液晶表示素子等の製造工程において、 フォトマスクの パターン像を感光基板上に投影露光する露光装置、 露光方法および露光された位 置や上記フォトマスクの描画精度を計測する位置計測装置、 位置計測方法、 並び に露光されたパターンの重ね合わせ誤差を計測する重ね合わせ計測装置、 重ね合 わせ計測方法に関する。
本発明の位置計測装置および位置計測方法は、 マーク信号の非対称性に基づい て算出部の算出結果を補正する構成となっている。 この位置計測装置および位置 計測方法では、 マーク信号が非対称性を有していても、 L S A方式、 F I A方式 、 L I A方式のいずれのァライメント方式の場合でも、 非対称性による位置ずれ を検出し、 補正することで像の非対称性が計測へ及ぼす影響を低減させることが できるので、 より正確で高精度のァライメントを実施することができ、 検知光学 系の N Aを大きくしたり、 特別な短波長光源を用意したりする必要がなくなり、 装置の大型化およびコストアツプを防止できるという効果が得られる。
また、 本発明の露光装置は、 マスクマークおよび基板マークの少なくとも一方 の位置を計測する位置計測装置として、 請求の範囲第 1項から第 5項、 第 7項か ら第 1 0項、 第 1 2項から第 1 7項、 第 1 9項から第 2 4項、 または第 2 6項か ら第 2 8項のいずれか 1項に記載された位置計測装置が配設され、 本発明の露光 方法はマスクマークおよび前記基板マークの少なくとも一方の位置を計測する位 置計測方法として、 請求の範囲第 3 2項から第 3 7項、 第 3 9項から第 4 3項、 第 4 5項から第 5 0項、 第 5 2項から第 5 3項のいずれか 1項に記載された位置 計測方法を用いる構成になっている。 この露光装置および露光方法では、 マスク と基板とを位置決めする際、 または基板を前レイヤ一に対して位置決めする際に 、 高精度なァライメントが実現するという効果が得られる。
さらに、 本発明の重ね合わせ計測装置は、 マークの位置を計測する位置計測装 置として、 請求の範囲第 1項から第 5項、 第 7項から第 1 0項、 第 1 2項から第 1 7項、 第 1 9項から第 2 4項、 または第 2 6項から第 2 8項のいずれか 1項に 記載された位置計測装置が配設され、 本発明の重ね合わせ計測方法は、 マークの 位置を計測する位置計測方法として、 請求の範囲第 3 2項から第 3 7項、 第 3 9 項から第 4 3項、 第 4 5項から第 5 0項、 第 5 2項から第 5 3項のいずれか 1項 に記載された位置計測方法を用いる構成になっている。 この重ね合わせ計測装置 および重ね合わせ計測方法では、 マーク信号の非対性による位置ずれを補正して 高精度な重ね合わせ誤差を計測できるという効果が得られる。

Claims

請求の範囲
1 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得られ るマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する算 出部を有する位置計測装置において、
前記マーク信号の非対称性に基づいて、 前記算出部の算出結果を補正する補正 手段を備えることを特徴とする位置計測装置。
2 . 前記算出部は、 前記マーク位置情報を算出する際に用いられる所定情報 に対して、 所定の処理を施して複数の処理情報を生成する処理手段を含み、 前記補正手段は、 前記複数の処理情報を用いて前記算出部によりそれそれ算出 された複数の前記マーク位置情報に基づいて、 前記算出部の算出結果を補正する ことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の位置計測装置。
3 . 前記所定情報は前記マーク信号であり、
前記処理手段は、 前記マーク信号に対して、 所定範囲の周波数成分の前記マー ク信号中における存在比率を変更する処理を施して、 前記マーク信号とは異なる 周波数構成を有するマーク信号を生成し、
前記補正手段は、 複数の前記マーク信号を用いて前記算出部によりそれそれ算 出された複数のマーク信号情報に基づき、 前記補正を行うことを特徴とする請求 の範囲第 2項記載の位置計測装置。
4 . 前記処理手段は、 所定の周波数利得分布を用いて、 前記マーク信号の周 波数構成の変換処理を行うことを特徴とする請求の範囲第 3項記載の位置計測装
5 . 前記算出部は、 互いに異なる周波数構成を有する前記複数のマーク信号 をそれぞれ折り返し自己相関することにより、 或いは前記複数のマーク信号に対 して所定の周波数構成を有するテンプレートによってテンプレートマッチングを 行うことにより、 前記複数のマーク位置情報を算出することを特徴とする請求の 範囲第 3項記載の位置計測装置。
6 . 前記処理手段は、 前記マーク信号に対して、 前記所定範囲の周波数成分 の前記マーク信号中における存在比率を変更する処理とは別に、 前記所定範囲と は少なくとも一部異なる範囲の周波数成分の前記マーク信号中における存在比率 を変更する処理を施すことにより、 互いに異なる周波数構成を有する複数のマ一 ク信号を生成することを特徴とする請求の範囲第 3項乃至第 5項のいずれか 1項 に記載の位置計測装置。
7 . 前記所定情報は前記マーク信号であり、
前記処理手段は、 前記マーク信号の、 互いに異なる周波数成分の位相を算出し 前記補正手段は、 前記複数の位相から算出された複数のマーク位置情報に基づ き、 前記補正を行うことを特徴とする請求の範囲第 2項記載の位置計測装置。
8 . 前記処理手段は、 前記マーク信号をフーリエ変換して、 互いに異なる次 数のフーリエ成分の位相を算出し、
前記補正手段は、 前記異なる次数のフーリェ成分の位相からそれぞれ算出され た前記複数のマーク位置情報に基づき、 前記補正を行うことを特徴とする請求の 範囲第 7項記載の位置計測装置。
9 . 前記算出部は、 前記マーク信号に対して所定の周波数構成を有するテン プレートによってテンプレートマッチングを行うことにより、 前記複数のマーク 位置情報を算出するものであり、
前記所定情報は、 前記テンプレート及び前記マ一ク信号によって算出される相 関関数、 或いは前記テンプレートであり、
前記処理手段は、 前記テンプレート或いは前記相関関数に対して、 所定範囲の 周波数成分の存在比率を変更する処理を施して、 互いに異なる周波数構成を有す る複数のテンプレート或いは複数の相関関数を生成し、
前記補正手段は、 前記複数のテンプレート或いは前記複数の相関関数を用いて 前記算出部によりそれぞれ算出された複数のマーク位置情報に基づき、 前記補正 を行うことを特徴とする請求の範囲第 2項記載の位置計測装置。
10. 前記マーク信号は、 前記マークから発生した互いに異なる次数の回折 光の位相を含み、
前記補正手段は、 前記複数の位相からそれそれ算出された複数のマーク位置情 報に基づいて、 前記算出部の算出結果を補正することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の位置計測装置。
11. 前記補正手段は、 前記複数のマーク位置情報の線形結合結果に基づい て、 前記算出部の算出結果を補正することを特徴とする請求の範囲第 2項から第 5項、 または第 7項から第 10項のいずれか 1項に記載の位置計測装置。
12. 前記補正手段は、 前記複数のマーク位置情報の差に基づいて、 前記算 出部の算出結果を補正することを特徴とする請求の範囲第 11項記載の位置計測
13. 前記複数のマーク位置情報のうち、 第 1の位置情報を CH、 第 2の位 置情報を CLとし、 所定の係数を R ( >0) としたときに、
前記補正手段は、 (CL— CH) XRで求められた結果に基づいて、 前記補正 を行うことを特徴とする請求の範囲第 12項記載の位置計測装置。
14. 前記第 1の位置情報 CHは、 前記第 2の位置情報 CLに比して高解像 度の信号から算出されることを特徴とする請求の範囲第 13項記載の位置計測装
15. 前記高解像度の信号は、 前記第 2の位置情報 CLを得る際に使用され る信号のもつ周波数成分よりも高い周波数成分を含むことを特徴とする請求の範 囲第 1 4項記載の位置計測装置。
1 6 . 所定の周波数構成を有するテンプレートと、 物体上に形成されたマー クに対して検知ビームを照射することで得られるマ一ク信号とのテンプレートマ ツチングを行うことにより、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出す る算出部を有する位置計測装置において、
特定の周波数以下の周波数成分の前記マーク信号中における存在比率、 及び前 記特定の周波数以下の周波数成分の前記テンプレート中における存在比率をそれ それ低減する第 1フィル夕リング処理、 または前記テンプレートと前記マーク信 号によって算出される相関関数に対して前記特定の周波数以下の周波数成分の存 在比率を低減する第 2フィル夕リング処理を行うフィル夕リング手段を有し、 前記算出部は、 前記第 1フィル夕リング処理された前記マーク信号と前記テン プレートとをテンプレートマッチングを行うことにより、 または前記第 2フィル 夕リング処理された前記相関関数に基づいて、 前記マーク位置情報を算出するこ とを特徴とする位置計測装置。
1 7 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビ一ムを照射することで得ら れるマーク信号を折り返し自己相関することにより、 前記マークの位置に関する マーク位置情報を算出する算出部を有する位置計測装置において、
特定の周波数以下の周波数成分の前記マーク信号中における存在比率を低減す るフィル夕リング処理を行うフィル夕リング手段を有し、
前記算出部は、 前記フィルタリング処理された前記マーク信号を折り返し自己 相関することにより、 前記マーク位置情報を算出することを特徴とする位置計測
1 8 . 前記フィルタリング手段は、 前記マーク信号中において、 前記マーク の形状に基づき定義される基本周波数を持つ前記マーク信号中の周波数成分の前 記存在比率を、 前記基本周波数より大きい周波数を持つ前記マーク信号中の周波 数成分を前記存在比率よりも低減することを特徴とする請求の範囲第 1 6項また は第 1 7項に記載の位置計測装置。
1 9 . 複数のラインパターンを含むマルチマークにおける前記基本周波数は 、 各ラインパターンの間隔を示すマークピッチを M Pとすると 1 /M Pであり、 唯一のラインパターンから成るシングルマ一クにおける前記基本周波数は、 ラ ィンパターンの巾を MWとすると 1 / 2 MWであることを特徴とする請求の範囲 第 1 8項に記載の位置計測装置。
2 0 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する 算出部を有する位置計測装置において、
前記マーク信号に対してフィル夕リング処理を施して、 互いに周波数構成の異 なる複数のマーク信号を生成するフィルタリング手段と、
前記複数のマーク信号を用いて前記算出部によりそれそれ算出された複数のマ ーク位置情報の中から、 所定の条件を満たすマーク位置情報を抽出する抽出手段 とを有し、
前記抽出されたマーク位置情報に基づいて、 最終的なマーク位置情報を決定す ることを特徴とする位置計測装置。
2 1 . 前記抽出手段は、 前記複数のマーク位置情報同士の差が所定値よりも 大きければ、 より低周波成分を多く含む方のマーク信号に基づき算出されたマ一 ク位置情報を抽出し、 前記差が前記所定値以内であれば、 より高周波成分を多く 含む方のマーク信号に基づき算出されたマーク位置情報を抽出することを特徴と する請求の範囲第 2 0項記載の位置計測装置。
2 2 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する 算出部を有する位置計測装置において、 前記マーク信号に基づき前記算出部により算出されたマーク位置情報と、 前記 マークに関する所定の設計値情報とを比較して、 前記算出されたマーク位置情報 の妥当性を判別する判別手段と、
前記マーク信号にフィル夕リング処理を施して、 前記フィル夕リング処理の対 象となった信号とは異なる周波数構成を持つマーク処理信号を生成するフィル夕 リング手段とを有し、
前記判別手段により前記マーク信号の妥当性が否定された場合には、 前記生成 されたマーク処理信号を用いて前記算出部により前記マーク位置情報を算出して その妥当性を前記派別手段により判別し、 前記算出部により算出されるマーク位 置情報の妥当性が前記判別手段により認定されるまで、 前記フィルタリング処理 及び前記マーク処理信号に基づくマーク位置情報の算出処理及び前記判別処理を 繰り返すことを特徴とする位置計測装置。
2 3 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する 算出部を有する位置計測装置において、
前記マーク信号にフィル夕リング処理を施して、 周波数構成の異なるマーク信 号を生成するフィル夕リング手段と、
互いに異なる周波数構成を持つ複数の前記マーク信号を用いて前記算出部によ りそれそれ算出された複数のマーク位置情報同士を比較して、 前記マーク位置倩 報を評価する評価手段とを有し、
前記算出部は、 前記複数のマ一ク位置情報と前記評価手段による評価結果とに 基づいて、 最終的なマーク位置情報を算出することを特徴とする位置計測装置。
2 4 . 前記マークは、 複数のマーク要素が所定方向に周期的に配列したマル チマ一クであり、
前記評価手段は、 前記複数のマーク位置情報の間における、 それそれ対応する 各マーク要素の位置情報の相違に基づき、 各マーク要素の位置情報を評価し、 前 記各マーク要素の位置情報を用いて最終的な位置情報を算出する際の各マーク要 素の位置情報の重みを決定することを特徴とする請求の範囲第 2 3項記載の位置 計測装置。
2 5 . 前記物体上には前記マークが複数形成されており、
前記フィル夕リング手段は、 前記複数のマークの中の複数の計測対象マークに 対して前記フィル夕リング処理を施して、 該計測対象マーク毎にそれぞれ周波数 構成の異なるマーク信号を生成し、
前記評価手段は、 前記計測対象マーク毎に求められた前記マーク位置倩報を評 価し、
前記評価手段による評価結果と前記計測対象マ一ク毎の前記マーク位置情報と を用いて統計演算を行うことにより、 前記物体上の前記複数のマークそれそれの 位置情報を算出することを特徴とする請求の範囲第 2 3項記載の位置計測装置。
2 6 . 前記フィルタリング手段は、 特定周波数以上の周波数成分の前記マー ク信号中における存在比率を低減するものであり、
前記マーク信号に対して前記フィルタリング処理を複数回行う場合には、 存在 比率を低減すべき周波数成分を変更して前記フィル夕リングを行うことを特徴と する請求の範囲第 2 0項乃至第 2 5項のいずれか 1項に記載の位置計測装置。
2 7 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する 算出部を有する位置計測装置において、
前記算出部は、
互いに異なる周波数構成を持つ複数のマーク信号を獲得する獲得手段と、 前記獲得手段により獲得された前記複数のマーク信号毎に前記マーク位置情報 を算出し、 該算出された複数のマーク位置情報に基づいて 1つのマーク位置情報 を決定する決定手段と、
を含むことを特徴とする位置計測装置。
2 8 . 前記獲得手段は、 前記マーク信号に対して、 所定範囲の周波数成分の 前記マーク信号中における存在比率を変更する処理を施すことにより、 前記マー ク信号とは異なる周波数構成を有するマーク信号を得ることを特徴とする請求の 範囲第 2 7項に記載の位置計測装置。
2 9 . 前記獲得手段は、 前記マークから発生した互いに異なる次数の回折光 を受光することにより前記複数のマーク信号を獲得して、 該異なる次数の回折光 毎に位相を獲得し、
前記決定手段は、 前記獲得手段で得られた複数の前記位相から前記マーク位置 情報をそれそれ算出することを特徴とする請求の範囲第 2 7項に記載の位置計測
3 0 . 前記決定手段は、 前記算出された複数のマーク位置情報の線形結合を 含む演算により、 前記 1つのマーク位置情報を決定することを特徴とする請求の 範囲第 2 7項乃至第 2 9項のいずれか 1項に記載の位置計測装置。
3 1 . マスク上のマスクマークと基板上の基板マークと用いて前記マスクと 前記基板とを位置合わせして、 前記マスクのパターンを前記基板に露光する露光 装置において、
前記マスクマークおよび前記基板マークの少なくとも一方の位置を計測する位 置計測装置として、 請求の範囲第 1項から第 5項、 第 7項から第 1 0項、 第 1 2 項から第 1 7項、 第 1 9項から第 2 5項、 または第 2 7項から第 2 9項のいずれ か 1項に記載された位置計測装置が配設されることを特徴とする露光装置。
3 2 . 基板上に層毎に形成された複数のマークを計測対象として、 前記複数 のマークの重ね合わせ誤差を計測する重ね合わせ計測装置において、
前記マークの位置を計測する位置計測装置として、 請求の範囲第 1項から第 5 項、 第 7項から第 1 0項、 第 1 2項から第 1 7項、 第 1 9項から第 2 5項、 また は第 2 7項から第 2 9項のいずれか 1項に記載された位置計測装置が配設される :とを特徴とする重ね合わせ計測装置。
3 3 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する 算出部を有する位置計測方法において、
前記マーク信号の非対称性に基づいて、 前記算出部の算出結果を補正すること を特徴とする位置計測方法。
3 4 . 前記算出部は、 前記マーク位置情報を算出する際に用いられる所定情 報に対して、 所定の処理を施して複数の処理情報を生成し、
前記複数の処理情報を用いて前記算出部によりそれそれ算出された複数の前記 マーク位置情報に基づいて、 前記算出部の算出結果を補正することを特徴とする 請求の範囲第 3 3項記載の位置計測方法。
3 5 . 前記所定情報は前記マーク信号であり、
該マーク信号に対して、 所定範囲の周波数成分の前記マーク信号中における存 在比率を変更する処理を施して、 前記マーク信号とは異なる周波数構成を有する マーク信号を生成し、
複数の前記マーク信号を用いて前記算出部によりそれぞれ算出された複数のマ —ク信号情報に基づき、 前記補正を行うことを特徴とする請求の範囲第 3 4項記 載の位置計測方法。
3 6 . 所定の周波数利得分布を用いて、 前記マーク信号の周波数構成の変換 処理を行うことを特徴とする請求の範囲第 3 5項記載の位置計測方法。
3 7 . 前記マーク信号をフーリエ変換して、 互いに異なる次数のフーリエ成 分の位相を算出し、
前記異なる次数のフーリエ成分の位相からそれぞれ算出された前記複数のマ一 ク位置情報に基づき、 前記補正を行うことを特徴とする請求の範囲第 3 4項記載 の位置計測方法。
38. 前記マーク信号は、 前記マークから発生した互いに異なる次数の回折 光の位相を含み、
前記複数の位相からそれそれ算出された複数のマーク位置情報に基づいて、 前 記算出部の算出結果を補正することを特徴とする請求の範囲第 33項記載の位置 計測方法。
39. 前記複数のマーク位置情報の線形結合結果に基づいて、 前記算出部の 算出結果を補正することを特徴とする請求の範囲第 34項乃至第 38項のいずれ か 1項に記載の位置計測方法。
40. 前記複数のマーク位置情報の差に基づいて、 前記算出部の算出結果を 補正することを特徴とする請求の範囲第 39項記載の位置計測方法。
41. 前記複数のマーク位置情報のうち、 第 1の位置情報を CH、 第 2の位 置情報を CLとし、 所定の係数を R ( >0) としたときに、
(CL-CH) xRで求められた結果に基づいて、 前記補正を行うことを特徴 とする請求の範囲第 40項記載の位置計測方法。
42. 前記第 1の位置情報 CHは、 前記第 2の位置情報 CLに比して高解像 度の信号から算出されることを特徴とする請求の範囲第 41項記載の位置計測方 法。
43. 所定の周波数構成を有するテンプレートと、 物体上に形成されたマー クに対して検知ビームを照射することで得られるマーク信号とのテンプレートマ ツチングを行うことにより、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出す る算出部を有する位置計測方法において、
特定の周波数以下の周波数成分の前記マーク信号中における存在比率、 及び前 記特定の周波数以下の周波数成分の前記テンプレート中における存在比率をそれ それ低減する第 1フィゾレタリング処理、 または前記テンプレートと前記マーク信 号によって算出される相関関数に対して前記特定の周波数以下の周波数成分の存 在比率を低減する第 2フィル夕リング処理を行い、
前記算出部は、 前記第 1フィルタリング処理された前記マーク信号と前記テン プレートとをテンプレートマッチングを行うことにより、 または前記第 2フィル 夕リング処理された前記相関関数に基づいて、 前記マーク位置情報を算出するこ とを特徴とする位置計測方法。
4 4 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を折り返し自己相関することにより、 前記マークの位置に関する マーク位置情報を算出する算出部を有する位置計測方法において、
特定の周波数以下の周波数成分の前記マーク信号中における存在比率を低減す るフィル夕リング処理を行い、
前記算出部は、 前記フィルタリング処理された前記マーク信号を折り返し自己 相関することにより、 前記マーク位置情報を算出することを特徴とする位置計測 方法。
4 5 . 前記マーク信号中において、 前記マークの形状に基づき定義される基 本周波数を持つ前記マーク信号中の周波数成分の前記存在比率を、 前記基本周波 数より大きい周波数を持つ前記マーク信号中の周波数成分を前記存在比率よりも 低減することを特徴とする請求の範囲第 4 3項または第 4 4項に記載の位置計測 方 。
4 6 . 複数のラインパターンを含むマルチマークにおける前記基本周波数は、 各ラインパターンの間隔を示すマークピッチを M Pとすると 1 /M Pであり、 唯一のラインパターンから成るシングルマークにおける前記基本周波数は、 ラ ィンパターンの巾を MWとすると 1 / 2 MWであることを特徴とする請求の範囲 第 4 5項に記載の位置計測方法。
4 7 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する 算出部を有する位置計測方法において、
前記マーク信号に対してフィル夕リング処理を施して、 互いに周波数構成の異 なる複数のマーク信号を生成し、
前記複数のマーク信号を用いて前記算出部によりそれそれ算出された複数のマ —ク位置情報の中から、 所定の条件を満たすマーク位置情報を抽出し、
前記抽出されたマーク位置倩報に基づいて、 最終的なマーク位置情報を決定す ることを特徴とする位置計測方法。
4 8 . 前記複数のマーク位置情報同士の差が所定値よりも大きければ、 より 低周波成分を多く含む方のマーク信号に基づき算出されたマーク位置情報を抽出 し、 前記差が前記所定値以内であれば、 より高周波成分を多く含む方のマーク信 号に基づき算出されたマーク位置情報を抽出することを特徴とする請求の範囲第 4 7項記載の位置計測方法。
4 9 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する 算出部を有する位置計測方法において、
前記マーク信号に基づき前記算出部により算出されたマーク位置情報と、 前記 マークに関する所定の設計値情報とを比較して、 前記算出されたマーク位置情報 の妥当性を判別し、
前記マーク信号にフィル夕リング処理を施して、 前記フィル夕リング処理の対 象となった信号とは異なる周波数構成を持つマーク処理信号を生成し、
前記判別により前記マーク信号の妥当性が否定された場合には、 前記生成され たマーク処理信号を用いて前記算出部により前記マーク位置情報を算出してその 妥当性を判別し、 前記算出部により算出されるマーク位置情報の妥当性が認定さ れるまで、 前記フィル夕リング処理及び前記マーク処理信号に基づくマーク位置 情報の算出処理及び前記判別処理を繰り返すことを特徴とする位置計測方法。
5 0 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する 算出部を有する位置計測方法において、
前記マーク信号にフィル夕リング処理を施して、 周波数構成の異なるマーク信 号を生成し、
互いに異なる周波数構成を持つ複数の前記マーク信号を用いて前記算出部によ りそれそれ算出された複数のマーク位置情報同士を比較して、 前記マーク位置情 報を評価し、
前記算出部は、 前記複数のマーク位置情報と前記評価結果とに基づいて、 最終 的なマーク位置情報を算出することを特徴とする位置計測方法。
5 1 . 前記マークは、 複数のマーク要素が所定方向に周期的に配列したマル チマークであり、
前記複数のマーク位置情報の間における、 それそれ対応する各マーク要素の位 置情報の相違に基づき、 各マーク要素の位置情報を評価し、
前記各マーク要素の位置情報を用いて最終的な位置情報を算出する際の各マー ク要素の位置情報の重みを決定することを特徴とする請求の範囲第 5 0項記載の 位置計測方法。
5 2 . 前記物体上に前記マークを複数形成し、
該複数のマークの中の複数の計測対象マークに対して前記フィルタリング処理 を施して、 該計測対象マーク毎にそれそれ周波数構成の異なるマーク信号を生成 し、
前記計測対象マーク毎に求められた前記マーク位置情報を評価し、
この評価結果と前記計測対象マーク毎の前記マーク位置情報とを用いて統計演 算を行うことにより、 前記物体上の前記複数のマークそれそれの位置情報を算出 することを特徴とする請求の範囲第 5 0項記載の位置計測方法。
5 3 . 前記フィル夕リング処理は、 特定周波数以上の周波数成分の前記マー ク信号中における存在比率を低減するものであり、
前記マーク信号に対して前記フィル夕リング処理を複数回行う場合には、 存在 比率を低減すべき周波数成分を変更して前記フィル夕リングを行うことを特徴と する請求の範囲第 4 7項乃至第 5 2項のいずれか 1項に記載の位置計測方法。
5 4 . 物体上に形成されたマークに対して検知ビームを照射することで得ら れるマーク信号を用いて、 前記マークの位置に関するマーク位置情報を算出する 位置計測方法において、
互いに異なる周波数構成を持つ複数のマーク信号を獲得し、
獲得した前記複数のマーク信号毎に前記マーク位置情報を算出し、
算出した複数のマーク位置情報に基づいて 1つのマーク位置情報を決定するこ とを特徴とする位置計測方法。
5 5 . 前記マークから発生した互いに異なる次数の回折光を受光することに より前記複数のマーク信号を獲得して、 該異なる次数の回折光毎に位相を獲得し 得られた複数の前記位相から前記マーク位置情報をそれぞれ算出することを特 徴とする請求の範囲第 5 4項に記載の位置計測方法。
5 6 . 前記算出された複数のマーク位置情報を線形結合することにより、 前記 1つのマーク位置情報を決定することを特徴とする請求の範囲第 5 4項または第 5 5項に記載の位置計測方法。
5 7 . マスク上のマスクマークと基板上の基板マークと用いて前記マスクと 前記基板とを位置合わせして、 前記マスクのパターンを前記基板に露光する露光 方法において、
前記マスクマークおよび前記基板マークの少なくとも一方の位置を計測する位 置計測方法として、 請求の範囲第 3 3項から第 3 8項、 第 4 0項から第 4 4項、 第 4 6項から第 5 2項、 第 5 4項から第 5 5項のいずれか 1項に記載された位置 計測方法を用いることを特徴とする露光方法。
5 8 . 基板上に層毎に形成された複数のマークを計測対象として、 前記複数 のマークの重ね合わせ誤差を計測する重ね合わせ計測方法において、
前記マークの位置を計測する位置計測方法として、 請求の範囲第 3 3項から第 3 8項、 第 4 0項から第 4 4項、 第 4 6項から第 5 2項、 第 5 4項から第 5 5項 のいずれか 1項に記載された位置計測方法を用いることを特徴とする重ね合わせ 計測方法。
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