JPH07167614A - アライメント方法及び装置 - Google Patents
アライメント方法及び装置Info
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- JPH07167614A JPH07167614A JP31470293A JP31470293A JPH07167614A JP H07167614 A JPH07167614 A JP H07167614A JP 31470293 A JP31470293 A JP 31470293A JP 31470293 A JP31470293 A JP 31470293A JP H07167614 A JPH07167614 A JP H07167614A
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- G03F9/7073—Alignment marks and their environment
- G03F9/7076—Mark details, e.g. phase grating mark, temporary mark
Abstract
て、レジスト塗布膜厚、ウェハ下地層の複素屈折率、ア
ライメントマークの段差等プロセス条件の変動による検
出誤差の補正を図ること。 【構成】レジスト膜厚測定器22、複素屈折率測定器2
3及びマーク段差測定器24より予め得られたシミュレ
ーションデータとアライメントマーク2bより発生する
±1次回折光の正規化相対強度差を用いて、レジスト塗
布むらによるアライメントマーク2bの検出誤差を補正
する。 【効果】プロセス変動の影響による検出位置の誤差の補
正を図り、露光装置の高精度化あるいは歩留まりの向上
を可能にする。
Description
ト、特に回折格子を配列したアライメントマークを持つ
ウェハ等のアライメント方法及び装置に関する。
順次ステップ移動させながら縮小投影露光を行うステッ
パが用いられている。半導体素子は、ウェハ上の回路パ
ターンとレティクル上の回路パターンとを順次重ね合わ
せて露光を繰り返すことによって製造される。
理能力の向上に伴ってますます微細化、高密度化されて
いるので、ウェハとレティクルは、より高精度にアライ
メントされる必要があり、このためには、まず、ウェハ
上の回路パターンの位置を高精度に測定する必要があ
る。しかし、ウェハにはレジストが塗布されており、こ
のレジストの塗布むらにより、例えば特開昭61−12
8106号公報のように回折光アライメント検出方式を
採用する場合には、アライメントマークの中心位置とア
ライメントマークの像の中心位置がレジストの塗布むら
によってシフトする場合があった。以下図7以下を用い
て説明する。
ーザ5を光源として使用する。He−Neレーザや半導
体レーザ等、露光装置の用途や計測の対象物によって最
適な波長のレーザが選択される。レーザ5より出射した
光は、6、7の凸レンズa,bとピンホール8から成る
ビームエキスパンダにより所望のビーム径に成形した
後、ビームスプリッタ10、リレーレンズ11、先端ミ
ラー12を介して、レティクル1のパターンをウェハ2
の上に結像する縮小レンズ4の入射瞳13の中心に入射
し、ウェハ2の上に設けられた回折格子2bにほぼ垂直
の方向から照射される。
うに、サイズaのマーク要素2cが複数個、等ピッチ
(ピッチb)かつ、一直線上に配置されており、これに
レーザ照明光を照射すると、(数1)式に示す関係の方
向θnに回折光D±1,D±2が発生する。
2、リレーレンズ11、ビームスプリッタ10、対物レ
ンズ14を介して、空間フィルタ15に達し、ここで、
所望の次数の回折光(通常は±1次回折光)を選択的に
通過させた後、円筒レンズ16によりY方向に圧縮し、
リニアイメージセンサ17上に結像し、図9のような回
折光強度分布36を得る。そして、ウェハ2がX方向に
移動すれば、リニアイメージセンサ17上のアライメン
トマーク2bの像位置も変化し、精密な位置決め量の測
定が可能となる。
るアライメントでは、図10に示すように、レジストが
ないときの回折光強度分布37はレジストがあるときの
回折光強度分布36とεだけ検出位置がシフトする。
凹凸段差によって形成されるアライメントマーク2bの
上にレジスト2aが塗布されているために、プロセス条
件、即ち、アライメントマーク2bの段差t1、あるい
はレジスト2aの塗布膜厚t2によっては、塗布むらが
発生し、レジスト2aによる多重反射によって、リニア
イメージセンサ17で検出される検出波形が非対称とな
り、アライメントマーク2bの像の中心位置の検出に誤
差が生じるという問題があるためである。
を解決し、アライメントマーク2bの像の中心位置の検
出誤差εを正確に測定できるアライメント方法及びその
装置を提供することにある。
に、本発明のアライメント方法及びその装置は、予めレ
ジストを塗布したアライメントマーク付きのウェハに照
射光を照射したときの±1次回折光の相対強度差Sとレ
ジスト膜厚d、ウェハ下地層の複素屈折率n、アライメ
ントマークの段差kとの関係を求めておき、レジスト膜
厚d、ウェハ下地層の複素屈折率n、マーク段差kの各
組合せ毎に、±1次回折光の相対強度差Sと検出誤差ε
との関係をシミュレーション又は実験により求める。以
下シミュレーションで求めた相関曲線をシミュレーショ
ン曲線、実験で求めた相関曲線を実験曲線と呼ぶ。
回折光の相対強度差Sを測定する。前記相対強度差Sを
各製造工程毎のシミュレーション曲線又は実験曲線と照
合して各製造工程毎の検出誤差εを求める。この検出誤
差εを回折光アライメント検出方式の制御処理回路にフ
ィードフォワードし、検出位置の補正ができるようにし
ている。
は本発明の原理を示すブロック図である。
て、図12(a)に示すように、予め多種類のウェハの
アライメントマークの検出方向のレジスト膜厚データd
(x),検出方向の複素屈折率データn(x),検出方
向のマーク段差データk(x)及び±1次回折光の正規
化相対強度差データS(x)を測定しておき、シミュレ
ーション計算又は実験によるデータ収集により、レジス
ト膜厚データd(x),複素屈折率データn(x),マ
ーク段差データk(x),±1次回折光の正規化相対強
度差データS(x)を変数とする、検出誤差εを求める
シミュレーション曲線又は実験曲線ε(x)(関数F)
を求めておく。
して照射光の右側に発生する+1次回折光強度を検出す
る場合を考察する。このときの照射光の強度をSa、+
1次回折光の強度をVaとすると、一定の照射光強度に
正規化した+1次回折光強度Iaは次の(数2)式のよ
うになる。
発生する−1次回折光強度を検出する場合を考察する。
このときの照射光の強度をSb、−1次回折光の強度を
Vbとすると、一定の照射光強度に正規化した−1次回
折光の強度Ibは次の(数3)式のようになる。
ときの±1次回折光の正規化された相対強度差Sは(数
4)式のようになる。
差を求めるシミュレーション曲線又は実験曲線ε(x)
の関数Fに図12(b)で測定した±1次回折光正規化
相対強度差Sとそのときのレジスト膜厚d、複素屈折率
n、マーク段差kを代入すれば、検出誤差εが求められ
る。
εを回折光アライメント検出方式の制御処理回路にフィ
ードフォワードすれば、検出位置の補正ができる。
て、予めレジスト膜厚d、ウェハ下地層の複素屈折率
n、マーク段差kの組合せ毎に、±1次回折光正規化相
対強度差Sと検出誤差εの関係を示すシミュレーション
曲線又は実験曲線で求めておくことにより、量産ウェハ
の各製造工程毎に±1次回折光正規化相対強度差Sを測
定すれば、検出誤差εを測定できるというものである。
前記検出誤差εを回折光アライメント検出方式の制御処
理回路にフィードフォワードすると、検出位置の補正が
できる。
ハ、2aはレジスト、2bはアライメントマーク、3は
ステージ、4は縮小レンズ、5はレーザ、6は凸レンズ
a、7は凸レンズb、8はピンホール、9はミラー、1
0a,10b,10c,10dはビームスプリッタ、1
1はリレーレンズ、12は先端ミラー、13は入射瞳、
14は対物レンズ、15は空間フィルタ、16は円筒レ
ンズ、17はリニアイメージセンサ、18はシャッタ
ー、19a、19bは光強度検出器、20は制御処理回
路、21はステージ駆動回路、22はレジスト膜厚測定
器、23は複素屈折率測定器、24はマーク段差測定器
である。
つレーザ5から出射した光は、6,7の凸レンズa,b
とピンホール8から成るビームエキスパンダにより所望
のビーム径に成形した後、ビームスプリッタ10a,1
0b、リレーレンズ11、先端ミラー12、シャッター
18を介して、レティクル1のパターンをウェハ2の上
に結像する縮小レンズ4の入射瞳13の中心に入射し、
ウェハ2の上に設けられたアライメントマーク2bにほ
ぼ垂直の方向から照射される。
ッチで一直線上に配置されており、これにレーザ照明光
を照射すると、数1に示す関係の方向θnに回折光D±
1,D±2が発生する。
8、ビームスプリッタ10c,10d、先端ミラー1
2、リレーレンズ11、ビームスプリッタ10b、対物
レンズ14を介して、空間フィルタ15に達し、ここ
で、所望の次数の回折光(通常は±1次回折光)を選択
的に通過させた後、円筒レンズ16によりY方向に圧縮
し、リニアイメージセンサ17上に結像する。そして、
ウェハ2がX方向に移動すれば、リニアイメージセンサ
17上のアライメントマーク2bの像の中心位置も変化
し、精密な位置決め量の測定が可能となる。
は、レジスト2aによる多重干渉によってリニアイメー
ジセンサ17で検出されるアライメントマーク2bの像
の検出波形が非対称となり、検出誤差εが生ずる。そこ
で検出位置での±1次回折光の正規化された相対強度差
Sとレジスト膜厚d、複素屈折率n、アライメントマー
ク2bの段差kがわかれば、制御処理回路20において
予めレジスト膜厚測定器22、複素屈折率測定器23、
マーク段差測定器24より得られた各プロセス条件毎の
相対強度差Sと検出誤差εとの関係を示すシミュレーシ
ョン曲線又は実験曲線に検出位置での相対強度差S0を
代入することにより、検出誤差ε0が求められる。
0は以下の方法により求める。ウェハ2より発生する±
1次回折光のうち、どちらか片方はシャッター18で遮
光し、もう一方の遮光していない+1次回折光又は−1
次回折光は、その一部がビームスプリッタ10c又は1
0dで反射し、光強度検出器19aに入射する。従っ
て、瞬間的にシャッター18を作動させて、+1次回折
光又は−1次回折光のみを光強度検出器19aに入射さ
せれば、ほぼ同時に±1次回折光強度を検出できる。
レーザ照射光の一部が反射して、光強度検出器19bに
入射する。このため、光強度検出器19aで検出される
+1次回折光強度又は−1次回折光強度を光強度検出器
19bで検出されるレーザ照射光強度で除算してやれ
ば、レーザ照射光強度の変動を除去(正規化)でき、高
精度な±1次回折光強度が検出できる。このようにして
求めた正規化した+1次回折光強度をIa0、正規化し
た−1次回折光強度をIb0とすると、±1次回折光の
正規化相対強度差S0は(Ia0−Ib0)/(Ia0+I
b0)により求められる。
を常時モニタして正規化した±1次回折光の強度の検出
とアライメントマーク2bの像位置の検出を同時に行え
るため、レジスト塗布むらがある場合でも常に正確にア
ライメントマーク2bの位置検出ができるという効果が
ある。
過率がそれぞれT1,T2と異なる場合は+1次回折光,
−1次回折光の正規化された相対強度差Ia0,Ib0を
それぞれT1・(1−T1),T2・(1−T2)・T1で
割って補正を行えば、正確な±1次回折光の強度を求め
ることができる。
用いるシャッター18の切り替えには数秒以内で済むこ
とから、数秒以内のレーザ出力強度変動量が無視できる
ほど小さければ、実効的に検出器の感度は同一とみなす
ことができる。レーザの出力強度変動に高周波成分があ
る場合は時間平均をとる方法や高安定化電源を使用する
方法もある。
mとしたときの±1次回折光の正規化された相対強度差
Sは0.02となるため、1/10の精度が必要とした
場合、0.2%の光強度の測定精度が必要である。
光を用いているが、1次回折光の強度が齢場合は高次の
回折光を用いてもよい。本実施例のシミュレーション方
式では、検出誤差ε0を求めるのに±1次回折光の正規
化された相対強度差(Ia0−Ib0)/(Ia0+I
b0)を用いているが、単純にIa0−Ib0やIa0/I
b0を用いてもよい。
いレーザ光を用いているが、入射瞳13で集光させる手
段を設けることにより、e線(波長480nm),d線
(波長577nm)や広帯域波長照明を用いてもよい。
塗布むらを示す図である。
わす関数をf(x)(アライメントマーク中心座標
xc)、アライメントマーク2b上に塗布されたレジス
ト2aの形状を示す関数をg(x)、検出位置での塗布
むら量をδ0とする。このレジスト塗布むら量δ0はレジ
ストの非対称性を表わすパラメータであり、f(x)−
f(x)により検出方向のレジスト膜厚dの変化が求め
られれば、容易に求められる。
を間接的に測定する方法について説明する。
ト塗布むら量δと±1次回折光の強度Ia,Ibの関係
を示す計算例図である。レジスト塗布むら量δが大きく
なると、+1次回折光Iaと−1次回折光Ibの強度差
Ia−Ibは大きくなる。従って、前記強度差Ia−I
bとレジスト塗布むら量δの間には、レジスト塗布むら
量δ=0μm〜0.09μmの範囲では相関がある。
誤差εの関係を示す図である。
1次回折光Ibの相対強度差S=(Ia−Ib)/(I
a+Ib)とレジスト塗布むら量δとの関係を示す。図
3に示すシミュレーション結果により、レジスト塗布む
ら量δ=0μm〜0.09μm、±1次回折光の相対強
度差S=0〜0.02の範囲内で比例関係にあることが
わかる。
ら量δとの関係を示したシミュレーション曲線である。
ミュレーションを元に生成した検出誤差εと±1次回折
光の相対強度差Sとの関係を示す図である。レジスト膜
厚d,複素屈折率n,マーク段差kの値の組合せによ
り、図中で示す条件b,条件cの曲線となる。
その装置の第2の実施例を示す図である。
ハ、2aはレジスト、2bはアライメントマーク、3は
ステージ、4は縮小レンズ、5はレーザ、6は凸レンズ
a、7は凸レンズb、8はピンホール、9はミラー、1
0a,10b,10c,10dはビームスプリッタ、1
1はリレーレンズ、12は先端ミラー、13は入射瞳、
14は対物レンズ、15は空間フィルタ、16は円筒レ
ンズ、17はリニアイメージセンサ、18はシャッタ
ー、18a,18b,18cは遮光部、19は光強度検
出器、20は制御処理回路、21はステージ駆動回路、
22はレジスト膜厚測定器、23は複素屈折率測定器、
24はマーク段差測定器である。
つレーザ5から出射した光は、6,7の凸レンズa,b
とピンホール8から成るビームエキスパンダにより所望
のビーム径に成形した後、ビームスプリッタ10a、リ
レーレンズ11、先端ミラー12、ビームスプリッタ1
0b、シャッター18を介して、レティクル1のパター
ンをウェハ2の上に結像する縮小レンズ4の入射瞳13
の中心に入射し、ウェハ2の上に設けられたアライメン
トマーク2bにほぼ垂直の方向から照射される。
ッチで一直線上に配置されており、これにレーザ照明光
を照射すると、数1に示す関係の方向θnに回折光D±
1,D±2が発生する。
8、ビームスプリッタ10c,10d、先端ミラー1
2、リレーレンズ11、ビームスプリッタ10a、対物
レンズ14を介して、空間フィルタ15に達し、ここ
で、所望の次数の回折光(通常は±1次回折光)を選択
的に通過させた後、円筒レンズ16によりY方向に圧縮
し、リニアイメージセンサ17上に結像する。そして、
ウェハ2がX方向に移動すれば、リニアイメージセンサ
17上のアライメントマーク2bの像位置も変化し、精
密な位置決め量の測定が可能となる。
は、アライメントマーク2bの像の検出波形が非対称と
なり、検出誤差εが生じる。そこで、図1と同じ方法で
検出位置での±1次回折光の正規化された相対強度差S
0と各プロセス条件毎のシミュレーション曲線又は実験
曲線を制御処理回路20で照合することにより、検出誤
差ε0がわかる。
法により求める。第1の状態として照射光の右側に発生
する+1次回折光を検出する場合を考える。この場合は
−1次回折光と照射光は必要ないため、シャッター18
の遮光部18aと18cで−1次回折光と照射光を同時
に遮光し、+1次回折光の一部をビームスプリッタ10
cで反射させて光強度検出器19で検出する。
−1次回折光を検出する場合を考える。この場合は+1
次回折光は必要ないため、シャッター18の遮光部18
bで+1次回折光を遮光し、−1次回折光の一部をビー
ムスプリッタ10dで反射させて光強度検出器19で検
出する。照射光も遮光する必要があるが、遮光すると回
折光自体が発生しなくなるため、後で照射光強度分を差
し引く方法をとる。
り発生する±1次回折光の両方をシャッター18の遮光
部18aと18bで同時に遮光し、照射光の一部をビー
ムスプリッタ10bで反射させて光強度検出器19で検
出する。
せて、+1次回折光、照射光及び−1次回折光+照射光
を光強度検出器19に入射させれば、ほぼ同時に±1次
回折光強度及び照射光強度を検出できる。
+1次回折光強度又は−1次回折光強度を同一の光強度
検出器19で検出される照射光強度で除算してやれば、
照射光強度の変動を除去(正規化)でき、高精度な回折
光強度が検出できる。このようにして求めた正規化した
+1次回折光強度をIa0、正規化した−1次回折光強
度をIb0とすると、±1次回折光の正規化相対強度差
Sは(Ia0−Ib0)/(Ia0+Ib0)により求めら
れる。
度の検出を同一の検出器で行えるため、検出器の器差の
影響を除去できるという効果がある。
0dの透過率がそれぞれT1,T2,T3と異なる場合
は、光強度検出器19で検出される照射光、+1時回折
光、−1次回折光の強度をそれぞれ(1−T2)・T4,
T2・(1−T3),T2 2・T3・(1−T4)で割って補
正を行えば、正確な±1次回折光の強度を求めることが
できる。
射光遮光に用いるシャッター18の遮光部18a,18
b,18cの切り替えには数秒以内で済むことから、数
秒以内のレーザ出力強度変動量が無視できるほど小さけ
れば、実効的に同一検出器で同時に前記3つの強度を測
定したことになるため、正確な±1次回折光及び照射光
の強度を求めることができる。
その装置の第3の実施例を示す図である。
ハ、2aはレジスト、2bはアライメントマーク、3は
ステージ、4は縮小レンズ、5はレーザ、9はミラー、
10a,10b,10c,10d,10eはビームスプ
リッタ、11はリレーレンズ、13は入射瞳、14は対
物レンズ、15は空間フィルタ、16は円筒レンズ、1
7はリニアイメージセンサ、18a,18bはシャッタ
ー、19a,19bは光強度検出器、20は制御処理回
路、21はステージ駆動回路、22はレジスト膜厚測定
器、23は複素屈折率測定器、24はマーク段差測定
器、35はコリメータレンズ、111,112,12
1,122は光路である。
つレーザ5から出射した光は、ビームスプリッタ10a
で透過光と反射光に分かれ、反射光は光強度検出器19
aに入射する。ビームスプリッタ10aを透過した光は
ビームスプリッタ10bに入射する。ビームスプリッタ
10bに入射した光はさらに透過光と反射光に分かれ
る。
0bを透過する光について記述する。ビームスプリッタ
10bを透過する光はミラー9、シャッター18a,1
8b、ビームスプリッタ10cを通り、コリメータレン
ズ35に入射する。コリメータレンズ35に入射した光
は光路111を通り、縮小レンズ4を介して光路121
を通り、1次回折角の半分のθ/2でウェハ2に入射す
る。
発生する1次回折光は、照射光と同じ光路121を戻
り、ビームスプリッタ10cに入射する。尚、同時に発
生する正反射光(0次回折光)は、光路122,112
を戻るが、シャッター18bによって遮光されるため、
ビームスプリッタ10dには入射しない。ビームスプリ
ッタ10cを反射した光は、ビームスプリッタ10eに
入射する。ビームスプリッタ10eを反射した光は光強
度検出器19bに入射する。
レーレンズ11、対物レンズ14を介して空間フィルタ
15に達し、ここで1次回折光のみを選択的に透過させ
た後、円筒レンズ16によりY方向に圧縮し、リニアイ
メージセンサ17上に結像し、図9のような検出波形3
6を得る。そして、ウェハ2がX方向に移動すれば、リ
ニアイメージセンサ17上のアライメントマーク2bの
像位置が変化し、アライメントマーク2bの中心位置の
測定が可能となる。
0bを反射する光について記述する。ビームスプリッタ
10bを反射する光は、シャッター18a,18b、ビ
ームスプリッタ10dを通り、コリメータレンズ35に
入射する。コリメータレンズ35を通過した光は光路1
12を通り、縮小レンズ4を介して光路122を通り、
1次回折角の半分のθ/2でウェハ2に入射する。
発生する1次回折光は、照射光と同じ光路122を戻
り、ビームスプリッタ10dに入射する。尚、同時に発
生する正反射光(0次回折光)は光路121,111を
戻るが、シャッター18bによって遮光されるため、ビ
ームスプリッタ10cに入射しない。ビームスプリッタ
10dを反射した光は、ビームスプリッタ10eに入射
する。
み、光強度検出器19bで1次回折光の強度を、リニア
イメージセンサ17でアライメントマーク2bの像位置
をそれぞれ検出する。
ッター18a,18bを瞬間的に作動させれば、光強度
検出器19a,19bで検出される第1,第2の状態の
照射光・1次回折光強度から検出位置での正規化された
1次回折光の相対強度差S0が求められ、同時にアライ
メントマーク2bの像位置の検出もできる。この後の処
理は図1と同様に行われ、予めレジスト膜厚測定器2
2、複素屈折率測定器23、マーク段差測定器24より
得られた各プロセス条件毎のシミュレーション曲線又は
実験曲線と検出位置での前記相対強度差S0を制御処理
回路20で照合することにより、検出誤差ε0がわか
る。
回折角の半分であるため、空気の密度変化による光路シ
フトの影響を受けにくいという効果がある。
ずにコリメータレンズ35から直接アライメントマーク
2bに照射光を入射させることにより、プロキシミティ
露光装置に適用することもできる。
厚、ウェハ下地層の複素屈折率、アライメントマークの
マーク段差といったプロセス条件の変化に対しても、量
産ウェハの各製造工程毎に±1次回折光の相対強度差を
各プロセス条件毎の前記相対強度差と検出誤差との関係
を示すシミュレーション曲線又は実験曲線に代入するだ
けで、検出誤差の測定ができるために、従来、回折光ア
ライメント検出方式の問題点の1つであったレジストの
塗布むらによるアライメントマークの中心位置の検出誤
差を補正することができ、線幅0.5μm以下のLSI
の重ねあわせ精度が向上するという効果がある。
まり高くLSIの生産ができるため、高実装密度のLS
Iの生産が可能になるという効果がある。
第1の実施例を示す概略構成図である。
示す図である。
関係を示す計算例を示す図である。
対強度差と検出誤差の関係を示す計算例を示す図であ
る。
第2の実施例を示す概略構成図である。
第3の実施例を示す概略構成図である。
図である。
す図である。
図である。
Claims (12)
- 【請求項1】位置検出すべき物体の上に形成されたレジ
ストの塗布された回折光検出用アライメントマークに、
所定の角度で、照射光を照射したときに発生する正反射
光を除いた回折光を用いて回折光検出用アライメントマ
ークの像の中心位置を検出するアライメント方法におい
て、前記回折光検出用アライメントマークから発生する
左右方向の回折光の強度と前記照射光の強度の比から求
められる正規化された左右の回折光強度の相対強度差
と、予め得られた回折光検出用アライメントマークの段
差データとレジスト膜厚データと複素屈折率データより
生成されるシミュレーション曲線又は実験曲線からレジ
ストの塗布むらによるアライメントマークの像の中心位
置の検出誤差を算出し、前記検出誤差を回折光アライメ
ント検出方式の制御処理回路にフィードフォワードし、
検出位置の補正をすることを特徴とするアライメント方
法。 - 【請求項2】請求項1記載のアライメント方法におい
て、回折光検出用アライメントマークに、垂直に照射光
を照射し、このとき照射光の光路の左右方向に発生する
回折光の強度と前記照射光の強度をそれぞれ検出するこ
とを特徴とするアライメント方法。 - 【請求項3】請求項2記載のアライメント方法におい
て、照射光の光路の左右方向に発生する回折光の強度と
前記照射光の強度とを同時に検出することを特徴とする
アライメント方法。 - 【請求項4】請求項2記載のアライメント方法におい
て、前記左右の方向のうち、少なくとも一方についてそ
れぞれの照射光の強度とこの照射光により発生する前記
回折光の強度を同一の検出器で検出することを特徴とす
るアライメント方法。 - 【請求項5】請求項1記載のアライメント方法におい
て、照射光を左右方向から交互に照射することを特徴と
するアライメント方法。 - 【請求項6】請求項2、3、4又は5記載のアライメン
ト方法において、前記回折光が1次回折光であることを
特徴とするアライメント方法。 - 【請求項7】位置検出すべき物体の上に形成されたレジ
ストの塗布された回折光検出用アライメントマークに、
所定の角度で、照射光を照射する手段と、このとき発生
する正反射光を除いた回折光を用いて回折光検出用アラ
イメントマークの像の中心位置を検出する手段とを具備
するアライメント装置において、前記回折光検出用アラ
イメントマークから発生する左右方向の回折光の強度と
前記照射光の強度をそれぞれ検出する手段と、前記照射
光の照射により前記回折光検出用アライメントマークか
ら発生する前記左右方向の回折光強度と前記照射光の強
度の比から正規化された左右方向の回折光強度を求める
手段と、前記左右方向の正規化された回折光強度より正
規化された左右の相対強度差を求める手段と、予め得ら
れた回折光検出用アライメントマークの段差データとレ
ジスト膜厚データと複素屈折率データよりシミュレーシ
ョン曲線又は実験曲線を生成する手段と、前記の正規化
された左右の相対強度差と前記シミュレーション曲線又
は実験曲線を照合してレジストの塗布むらによるアライ
メントマークの像の中心位置の検出誤差を算出する手段
と、前記検出誤差を回折光アライメント検出方式の制御
処理回路にフィードフォワードし検出位置の補正をする
手段とを具備することを特徴とするアライメント装置。 - 【請求項8】請求項7記載のアライメント装置におい
て、回折光検出用アライメントマークに垂直に照射光を
照射する手段と、このとき照射光の光路の左右方向に発
生する回折光の強度と前記照射光の強度をそれぞれ検出
する手段とを具備することを特徴とするアライメント装
置。 - 【請求項9】請求項8記載のアライメント装置におい
て、照射光の光路の左右方向に発生する回折光の強度と
前記照射光の強度とを同時に検出する手段を具備するこ
とを特徴とするアライメント装置。 - 【請求項10】請求項8記載のアライメント装置におい
て、前記左右の方向のうち、少なくとも一方についてそ
れぞれの照射光の強度とこの照射光により発生する前記
回折光の強度を同一の検出器で検出する手段を具備する
ことを特徴とするアライメント装置。 - 【請求項11】請求項7記載のアライメント装置におい
て、照射光を左右方向から交互に照射する手段を具備す
ることを特徴とするアライメント装置。 - 【請求項12】請求項8、9、10又は11記載のアラ
イメント装置において、前記回折光が1次回折光である
ことを特徴とするアライメント装置。
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