JPWO2005004211A1 - フォーカステストマスク、フォーカス測定方法、及び露光装置 - Google Patents

フォーカステストマスク、フォーカス測定方法、及び露光装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2005004211A1
JPWO2005004211A1 JP2005511404A JP2005511404A JPWO2005004211A1 JP WO2005004211 A1 JPWO2005004211 A1 JP WO2005004211A1 JP 2005511404 A JP2005511404 A JP 2005511404A JP 2005511404 A JP2005511404 A JP 2005511404A JP WO2005004211 A1 JPWO2005004211 A1 JP WO2005004211A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
focus
image
line
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005511404A
Other languages
English (en)
Inventor
信二郎 近藤
信二郎 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=33562340&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPWO2005004211(A1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Publication of JPWO2005004211A1 publication Critical patent/JPWO2005004211A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/62Pellicles, e.g. pellicle assemblies, e.g. having membrane on support frame; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/38Masks having auxiliary features, e.g. special coatings or marks for alignment or testing; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/38Masks having auxiliary features, e.g. special coatings or marks for alignment or testing; Preparation thereof
    • G03F1/44Testing or measuring features, e.g. grid patterns, focus monitors, sawtooth scales or notched scales
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70605Workpiece metrology
    • G03F7/70616Monitoring the printed patterns
    • G03F7/70641Focus

Abstract

このフォーカステストマスクには、投影光学系(PL)を介してウエハ(W)上に投影されるテストパターンが設けられており、このテストパターンは、計測方向に並んで配置された複数のラインパターン(12a〜12f)と、複数のラインパターンのそれぞれの近傍領域に設けられ、通過する光の位相をずらすための位相シフト部(13)と、ラインパターンの像のずれを測定する際の基準となる像を得るための基準パターン(11a〜11d)とを有し、これら複数のラインパターンの間隔が、それぞれのラインパターンを孤立線と等価とみなすことができる間隔に設定されている。

Description

本発明は、半導体分野で使用される露光マスク、フォーカスの測定方法、及び露光装置に関する。
本願は、2003年07月03日に出願された特願2003−190791号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来から、テストレチクルに設けられたテストパターンを投影光学系を介して基板上に形成し、その形成されたマークを計測することによって投影光学系の結像特性を計測することが行われている。近年においては、より厳しいフォーカス精度が要求されており、投影光学系のフォーカス位置も、より高精度な測定方法が要求されている。
従来のフォーカス測定方法、及びフォーカステストパターンとしては、U.S.Patent No.5300786、日本国特許第3297423号の2つの文献に開示された技術が知られている。
U.S.Patent No.5300786におけるフォーカス測定方法は、いわゆるレベンソン型の位相シフトマスクを用い、孤立線状のパターンをデフォーカス状態で露光することによってその孤立線状のパターンの像が横方向(投影光学系の光軸に垂直な方向)に移動する現象を利用したフォーカス測定方法である。
図7は、この測定方法でフォーカス位置を測定する際に用いられるフォーカス測定パターンの一例を示す。このパターンを露光すると、一般的にボックスインボックスマーク状のパターンが形成される。このパターンをデフォーカス状態で露光すると、内側の矩形状パターン(ボックスパターン)の位置と外側の矩形状パターン(ボックスパターン)の位置とが逆方向にずれる。これらのボックスパターンの相対的な位置関係を計測することによって、露光時のデフォーカス量を測定することができる。
しかしながら、このボックスパターンの計測では、測定するパターンの本数が直交する2方向においてそれぞれ2本ずつしかなく、露光装置内に配置されたアライメント系の撮像素子で計測すると、計測精度が低いと認識されている。これを解決するために、測定パターンの多数本化が行われている。具体的には、ボックスインボックスマークのようにエッジで測定マークを作るのではなく、ラインを複数本並べた形状のバーインバーマークが挙げられる。これによってボックスインボックスの2倍の本数の測定パターンを計測することが可能となる。
しかしながら、この測定方法においては、実際には2回露光を行い、多数の回折格子パターンの一部を切り出して測定パターンを形成している。このため、デフォーカス量が大きくて位置ずれが回折格子ピッチの半分を超えると測定できなくなる欠点がある。
日本国特許第3297423号におけるフォーカス測定方法は、回折格子パターンにおける+1次光と−1次光の回折効率を異ならせて(理想的には、一方を零とする)非対称回折格子パターンとするもので、この非対称回折格子パターンをデフォーカス状態で露光すると、非対称回折格子パターンの像が横方向に移動する現象を利用したものである。
この測定方法でフォーカス位置を測定する際に用いられるフォーカス測定パターンの一例を図8Aに示す。基準パターンが大きな孤立パターン21a、21bである場合、非対称回折格子パターン10をデフォーカス状態で露光すると、非対称回折格子パターン10の像の位置が、孤立パターン21a、21bの像の位置に対して例えば矢印方向へずれる。また、図8Bに示すように、基準パターンが回折格子パターン(22a、22b)であっても良く、図8Cに示すように、基準パターンが非対称回折格子パターン(23a、23b)であっても構わない。
しかしながら、この非対称回折格子パターンにおいては、±1次回折光の何れか一方をほぼ零とするため、パターンを基板上に露光する際の露光量が不足してしまう可能性がある。例えば、マスクと基板とを相対走査して露光する走査型露光装置の場合、スキャンスピードを遅くする必要があり、通常の回路パターンの露光条件とは異なってしまうため、実際の露光時の状態とは異なる結果が生じる恐れがある。
本発明は上記の如き問題点に鑑みてなされたもので、実際の露光条件と同じ条件でパターンを露光でき、且つ露光装置内に設けられた撮像素子によって計測可能なテストパターンを有するフォーカステストマスク、それを用いた測定方法、及び露光装置を提供することを目的とする。
上述の如き課題を解決するため、本発明は、投影光学系を介して基板上に投影されるテストパターンが設けられたフォーカステストマスクであって、このテストパターンは、計測方向に並んで配置された複数のラインパターンと、複数のラインパターンのそれぞれの近傍領域に設けられ、通過する光の位相をずらすための位相シフト部と、ラインパターンの像のずれを測定する際の基準となる像を得るための基準パターンとを有し、複数のラインパターンの間隔が、それぞれのラインパターンを孤立線と等価とみなすことができる大きさに設定されているフォーカステストマスクを提供する。
本発明によれば、複数のラインパターンをそれぞれ孤立線として形成することができ、複数のラインパターンの像の位置を検出することによって高精度に基準パターンの像との位置ずれを計測することができる。
なお、複数のラインパターンは、異なる複数の間隔を持って配置されていてもよいし、すべてが等間隔に並んで配置されていても良い。
また、複数のラインパターンは、間隔d2で配置された2本のラインパターンからなる一対のラインパターンが、間隔d2よりも大きな間隔d3で複数配置された構成としても良い。
また、ラインパターンの間隔は、ラインパターンの幅の10倍よりも大きく設定されていることが望ましい。
また、ラインパターンの間隔は、ラインパターンからの2次以上の回折光も投影光学系を介した結像に用いられる大きさを有することが望ましい。
また、本発明のフォーカステストマスクは、複数種類のテストパターンを備え、テストパターンを構成するラインパターンの線幅が、テストパターンの種類毎にそれぞれ異なることが望ましい。これによって、用いられる露光装置の条件(例えば投影光学系のNA等)に応じて最適な線幅のラインパターンを選択することができる。
また、本発明は、フォーカステストマスク上のパターンを、露光装置の投影光学系を介して投影し、その投影像のずれを測定することによって投影光学系のフォーカス位置を測定するフォーカス測定方法であって、フォーカステストマスクとして上記のような特徴を有するフォーカステストマスクを用意する準備工程と、投影されたラインパターンの像と基準パターンの像との相対的な距離を測定する測定工程とを有するフォーカス測定方法を提供する。
本発明のフォーカス測定方法は、測定工程に先立って、フォーカステストマスクのパターンの投影像を基板上に露光する露光工程を有し、測定工程は、基板上に形成されたラインパターンの像と基準パターンの像との相対的な距離を測定することが望ましい。
このとき、測定工程は、露光装置内に設けられた撮像素子によって基板上に形成されたラインパターンの像を撮像し、画像処理することによって行われることが望ましい。
また、本発明は、フォーカステストマスクに設けられたパターンを投影光学系を介して投影し、その投影像のずれを測定することによって投影光学系のフォーカス位置を測定する露光装置であって、投影光学系を介して投影された、上記のような特徴を有するフォーカステストマスクの像を検出し、ラインパターンの像と基準パターンの像との相対的な距離を測定する測定装置を有する。
なお、フォーカステストマスクは、回路パターンが形成されたマスクを保持するマスクステージ上に、マスクを保持する保持部とは異なる位置に設けられた基準板であっても良い。
また、測定装置は、投影光学系を介して基板上に投影され基板上に形成されたパターンの像を検出することが望ましい。
また、測定装置は、投影光学系を介して投影されたパターンの空間像を検出することが望ましい。
本願発明によれば、実際の露光条件と同じ条件でパターンを露光でき、且つ露光装置内に設けられているアライメント顕微鏡によって計測可能なテストパターンを有するフォーカステストマスク、それを用いた測定方法、及び露光装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態における露光装置の概略構成図を示す平面図である。
図2は、本発明の一実施形態におけるテストレチクルの平面図。
図3Aは、本発明のフォーカステストパターンの一実施形態を示す平面図であり、図3Bは、図3Aに示すパターンの断面図であり、図3Cは、図3Aに示すパターンを光電検出装置で検出したときの検出信号を示す図である。
図4Aは、本発明のフォーカステストパターンの別の実施形態を示す平面図であり、図4Bは、図4Aに示すパターンの断面図である。
図5は、本発明のフォーカステストパターンの別の実施形態を示す平面図である。
図6は、本発明のフォーカステストパターンの別の実施形態を示す平面図である。
図7は、従来のフォーカステストパターンの一例を示す平面図である。
図8Aは、基準パターンが大きな孤立パターンである場合のフォーカステストパターンの一例を示す平面図であり、図8Bは、基準パターンが回折格子パターンである場合のフォーカステストパターンの一例を示す平面図であり、図8Cは、基準パターンが非対称回折格子パターンである場合のフォーカステストパターンの一例を示す平面図である。
以下に、本発明を半導体素子製造に用いられる走査露光方式の露光装置に具体化した一実施形態について、図1ないし図6に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の露光装置EXは、マスクとしてのレチクルR上に描画された回路パターンを基板としてのウエハW上に投影転写するものである。露光光源、コリメータレンズ、干渉フィルター、フライアイレンズ及び開口絞り(σ絞り)等を含む照明光学系29から照射された露光光ELは、ビームスプリッタ30で反射される。露光光ELは、例えばKrF、ArF、F2等のエキシマレーザ光、金属蒸気レーザやYAGレーザの高調波、あるいはg線、h線、i線等の超高圧水銀ランプの輝線である。ビームスプリッタ30で反射された露光光ELは、リレーレンズ31a、31b、レチクルブラインド32、ミラー33、コンデンサレンズ34を介して半導体素子等の回路パターン等が描かれたレチクルR(又はフォーカステストパターンが描かれたフォーカステストレチクルTR)に入射し、レチクルRの照明領域をほぼ均一な照度で照明する。
レチクルRは、ベース38上に設けられたマスクステージとしてのレチクルステージRSTに真空吸着されている。このレチクルステージRSTは、露光光ELの光軸に対して直交する平面内でレチクルRを位置決めするために、ベース38上をエアベアリング等を介して2次元方向に微動可能に保持されている。
レチクルステージRSTの端部には、干渉計40からのレーザビームを反射する移動鏡41が固定されている。この干渉計40によって、レチクルステージRSTのスキャン方向の位置が、例えば0.01μm程度の分解能で常時検出され、その位置情報はレチクルステージ制御部42に送られる。レチクルステージ制御部42は、レチクルステージRSTの位置情報に基づいて不図示のレチクルステージ駆動部を制御し、レチクルステージRSTを移動させる。
また、レチクルステージRST上には、投影光学系PLの結像特性を計測するためのテストパターンが設けられた基準板43が設けられている。この基準板43のパターン形成面は、レチクルRのパターン形成面とほぼ同じ高さになるように設けられている。
レチクルRを通過した露光光ELは、例えば両側テレセントリックな投影光学系PLに入射する。投影光学系PLは、そのレチクルR上の回路パターンを例えば1/5あるいは1/4に縮小した投影像を、表面に露光光ELに対して感光性を有するフォトレジストが塗布されたウエハW上に形成する。
ここで、レチクルR上の照明領域が、レチクルブラインド32で長方形(スリット)状に整形される。そして、レチクルRを露光時に+Y方向に速度Vrで走査することにより、レチクルR上の回路パターンをスリット状の照明領域で一端側から他端側に向かって逐次照明する。ここで、ウエハWはレチクルRとは倒立結像関係にあるため、レチクルRとは反対方向(−Y方向)に速度VwでレチクルRの走査に同期して走査される。これにより、ウエハWのショット領域の全面が露光可能となる。走査速度の比Vw/Vrは投影光学系PLの縮小倍率に応じたものになっており、レチクルR上の回路パターンがウエハW上の各ショット領域上に正確に縮小転写される。
ウエハWはウエハホルダ45に真空吸着され、ウエハホルダ45を介して基板ステージとしてのウエハステージWST上に保持されている。ウエハホルダ45は図示しない駆動部により、投影光学系PLの最適結像面に対し、任意方向に傾斜可能で、かつ投影光学系PLの光軸AX方向(Z方向)に微動可能になっている。また、ウエハステージWSTは、モータ等からなるウエハステージ駆動部46により、走査方向(Y方向)の移動のみならず、複数のショット領域に対し任意に移動できるように走査方向に垂直な方向(X方向)にも移動可能に構成されている。これにより、ウエハW上の各ショット領域を走査露光する動作と、次の走査露光の開始位置まで移動する動作とを繰り返すステップ・アンド・スキャン動作が可能になっている。
ウエハステージWSTの端部には、干渉計47からのレーザビームを反射する移動鏡48が固定されており、ウエハステージWSTのXY方向の位置は干渉計47によって、例えば0.01μm程度の分解能で常時検出される。ウエハステージWSTの位置情報(または速度情報)はウエハステージ制御部49に送られ、ウエハステージ制御部49はこの位置情報(または速度情報)に基づいてウエハステージ駆動部46を制御する。
また、ウエハステージWST上には、転写露光の基準位置、ここでは投影光学系PLの露光フィールドの中心に対するレチクルRの相対位置を検出するための基準マークを備えた基準板50が設けられている。この基準板50は、ウエハWの表面とほぼ同じ高さになるように設けられている。
投影光学系PLの近傍両側には、投光系57及び受光系58から構成され、ウエハWの高さ位置(投影光学系PLの光軸AX方向における位置)情報を得る焦点位置検出系(57,58)が設けられている。投光系57からの計測ビームはウエハW上に照射され、ウエハWで反射した計測ビームは受光系58内の光電検出器によって受光される。受光系58は、光電検出器の検出信号に基づいてウエハWの高さ位置情報を検出し、主制御系70に供給する。主制御系70は、この高さ位置情報に基づいて、ウエハステージWSTの高さ位置及び傾きを調整し、ウエハWの表面を投影光学系の結像面に合致させる。また、主制御系は、所定のオフセット量を焦点検出系(57,58)に対して与えることができる。
投影光学系PLの側方には、ウエハW上に投影されるパターン像の結像状態及び基準板50上のWA基準マークを検出するための光電検出装置51が設けられている。この光電検出装置51は、ディストーションに関する情報を計測する計測デバイス及び光電検出デバイスを構成し、撮像素子52によりウエハW上のパターン像及び基準板50上の基準マークを撮像して検出する撮像方式となっている。
この光電検出装置51は、ハロゲンランプ、コンデンサレンズ、光ファイバ、干渉フィルタ、及びレンズ系等を含む照明光学系54を有する。ハロゲンランプから照射された広帯域の照明光ILは、干渉フィルタによりフォトレジスト層の感光波長域及び赤外波長域の光がカットされる。そして、照明光学系54から照射された照明光ILは、ビームスプリッタ55、ミラー、プリズム、及び対物レンズからなる対物光学系56に入射する。対物光学系56から射出された照明光ILが、投影光学系PLの照明視野を遮光しないようにウエハWをほぼ垂直に照射する。
この照射によりウエハW上の投影領域が照明され、その照明に応じて当該領域から反射された反射光RLは対物光学系56、ビームスプリッタ55を介して撮像素子52に導かれる。撮像素子52内には、図示しない透明窓及びレンズ系が設けられており、反射光RLは透明窓内に結像され、その結像はレンズ系を介して撮影された後に撮像信号に光電変換される。この撮像信号は主制御系70に供給され、その撮像信号を波形処理することにより、ウエハW上に設けられたパターン像の位置情報が算出される。なお、この光電検出装置51は、ウエハW上に設けられたアライメントマークや、テストレチクルRに設けられたテストパターンをウエハW上に露光したときのテストパターン像の計測にも用いられる。
また、主制御系70には、キーボードやバーコードリーダ等の入力デバイス71が接続されている。この入力デバイス71を介して、ウエハWのサイズ、投影倍率、レチクルブラインド32の開度(照明スリット幅)の値、目標露光量、走査速度、標準パターン像(ディストーションを有しない正常なパターン像)に関する情報、光電検出装置51による計測条件等の各種情報を主制御系70に入力可能となっている。
また、主制御系70には、記憶デバイス及びパラメータ算出デバイスとしてのハードディスク部72が接続されている。主制御系70は、光電検出装置51で算出されたテストパターン像の位置ズレに関する情報に基づいて、投影光学系の最良結像面(ベストフォーカス面)に関する情報を得、これを基板上の位置に対応してハードディスク部72に記憶する。そして、このように算出されたベストフォーカス面の位置に関する情報は、ハードディスク部72内においてショット領域毎に区画された基準データファイルに格納されるようになっている。
次に、本実施形態のフォーカステストマスク、及びそれを用いた測定方法について、図2〜図4に基づいて説明する。
図2は、本発明におけるフォーカステストレチクルTRを示す。フォーカステストレチクルTRのパターンエリア内には、3行×3列のフォーカステストパターンFTP11,FTP12,FTP13,FTP21,FTP22,FTP23,FTP31,FTP32,FTP33が設けられている。それぞれのフォーカステストパターンFTP11〜33は、X方向に伸びるパターンとY方向に伸びるパターンとから構成されている。ここで例えばフォーカステストパターンFTP11のX方向に伸びるパターンを図3A、その断面図を図3Bに示す。
図3Aに示すように、フォーカステストパターンFTP11は、両端に主尺1a、1bが設けられ、その間に副尺1cが設けられている。図3Aにおける左側の主尺1aは、4本のラインパターン11a、11b、11c、11dが並んで設けられており、パターン11aと11bとが一方のペア、パターン11cと11dとが他方のペアになっている。各ペアにおけるラインパターンの間隔d2と、各ペア間の間隔d3とは異なる値となっている。右側の主尺1bも同様の構成であるのでここでは説明を省略する。
また、副尺1cは、6本のラインパターン12a、12b、12c、12d、12e、12fが並んで設けられており、パターン12aと12bとが第1のペア、パターン12cと12dとが第2のペア、パターン12eと12fとが第3のペアになっている。各ペアにおけるラインパターンの間隔d2と、各ペア間の間隔d3とは異なる値となっている。
次に、具体的な寸法を以下に説明する。各ラインパターン11a〜11d、12a〜12fは、それぞれ同じ幅d1を有し、d1=0.1μm(マイクロメートル)である。各ペアのパターン間隔d2は、約5μm(マイクロメートル)であり、各ペア間の間隔d3は約12μm(マイクロメートル)となっている。このように、パターンの線幅に比較して、パターン間やペア間の間隔は非常に大きくなっており、各ラインパターンがそれぞれ孤立パターンとほぼ等価となっている。各ラインパターンを独立パターンとほぼ等価にするためには、例えば、各パターンの間隔をパターン線幅d1の10倍以上にすれば良い。このことによって、各ラインパターンが独立した一つのパターンとなり、各ラインパターンの2次以上の回折光も、投影光学系PLを介してラインパターン像として結像される。
なお、本実施形態において、主尺1a,1bおよび副尺1cを同一の線幅d1で形成しているのは、このように構成することによって、より高い感度でデフォーカス量を検出することができるためである。しかしながら、主尺1a,1bを構成するラインパターンの線幅と、副尺1cを構成するラインパターンの線幅とを異ならせても構わない。
図3A,図3Bにおいて、主尺1a、1bの各ラインパターンの右側には、それぞれ位相シフト部13が設けられている。これらの位相シフト部13は、通過する光の位相を90°ずらすように構成されている。また、副尺1cの各ラインパターンの左側にも同様に、通過する光の位相を90°ずらす位相シフト部13が設けられている。このように、主尺1a、1bと副尺1cに設けられた位相シフト部13の位置が逆であるため、デフォーカスした状態でフォーカステストパターンFTP11〜33を露光すると、位置がシフトする方向がそれぞれ逆方向となる。
このようなフォーカステストパターンFTP11をウエハW上に露光して出来た像を、図1に示す露光装置内の光電検出装置51で検出する。そのときの検出信号を図3Cに示す。図3Cは、光電検出装置51の撮像素子52で撮像されたフォーカステストパターンの画像を、所定の走査線で走査した時の信号強度の分布である。図3Cから分かるように、各ラインパターンの部分で検出信号の強度が低くなっている。本例では、主尺が合計8本、副尺が合計6本あるので、これらのボトムB1〜B14の部分の位置をそれぞれ検出することにより、平均化効果によって主尺と副尺との相対的な位置関係を精度良く検出することが可能となる。主制御系70は、この主尺1a,1bと副尺1cとの位置ずれ情報から、ベストフォーカス位置からどれだけずれた位置でフォーカステストパターンを露光したのか、即ちベストフォーカス位置がどこであるかを算出する。
図2に戻り、フォーカステストレチクルTRには、各フォーカステストパターンFTP11〜33の近傍に、ボックスパターンBP11,BP12,BP13,BP21,BP22,BP23,BP31,BP32,BP33が設けられている。このボックスパターンも先のフォーカステストパターンFTP11〜33と同様に、投影光学系のベストフォーカス位置を計測するためのものである。ボックスパターンBP11を図4A、その断面図を図4Bに示す。
図4A、図4Bに示すように、外側のボックスパターン2aと内側のボックスパターン2cとは、それぞれ2本のラインパターン14a、14b、14c、14dから構成されている。各ペアにおけるラインパターンの間隔d2と、各ペア間の間隔d3とは先の図3Aと同じ値である。また、外側のボックスパターン2aにおいては、各ラインパターン14a、14bの右側に位相シフト部13が設けられ、内側のボックスパターン2bにおいては、各ラインパターン14c、14dの左側に位相シフト部13が設けられている。
このようなボックスパターンにおいても、デフォーカス状態でパターンを露光すると、外側のボックスパターン2aの位置ズレ方向と内側のボックスパターン2bの位置ズレ方向とが逆方向になるので、これらのボックスパターンの相対位置関係を光電検出装置51で検出することによって、投影光学系PLのベストフォーカス位置を計測することができる。
なお、図2ないし図4においては、ラインパターンの線幅を1種類しか開示していないが、複数の線幅のパターンをそれぞれ設けておくことが望ましい。すなわち、ラインパターンの線幅がそれぞれ異なる複数種類のフォーカステストパターンをフォーカステストレチクルTRに設けておく。このことにより、例えば、フォーカス計測する露光装置の条件(例えば、投影光学系のNAの値等)に応じて、計測するパターンの線幅を選択することができ、デフォーカス量に応じた位置ずれの感度が最も高い線幅のラインパターンを用いることができる。尚、ラインパターンの線幅に応じて、ラインパターン間隔d2、d3を変更しても良い。
次に、このフォーカステストレチクルTRを用いて投影光学系のベストフォーカス位置を計測するシーケンスについて説明する。
まず、フォーカステストレチクルTRをレチクルステージRST上に配置する。次に、焦点検出装置57,58でテストウエハを所定のZ位置に配置し、テストウエハ上の複数のショット領域に対して、順次テストレチクルTR上のフォーカステストパターンFTP11〜33,及びボックスパターンBT11〜33を露光する。
次に、このテストウエハを不図示のコータデベロッパで現像処理し、各テストパターンを形成する。その後、再びテストウエハを露光装置に搬送し、ウエハステージWST上に載置する。主制御系70は、テストウエハの全面に焼き付けられた任意のテストパターン(例えば、フォーカステストパターンFTP11〜33)を、各ショット毎に順次光電検出装置51の撮像素子52で撮像する。撮像されたテストパターンの位置情報(主尺と副尺の相対位置関係)は、主制御系70に送られる。
主制御系70は、各ショット領域内に配置されたそれぞれのテストパターンの位置情報からショット領域内のそれぞれの位置におけるフォーカスオフセット量を検出する。また、主制御系70は、このショット領域内のそれぞれの位置におけるフォーカスオフセット量の検出結果から、投影光学系PLの最適結像面に対するウエハWの被露光面の位置ずれ(結像面ずれ量)を検出し、ハードディスク72に記憶させる。そして、実際の回路パターンを露光処理する際には、ハードディスク72に記憶されているフォーカスオフセット量および結像面ずれ量を呼び出し、これを用いてウエハWのZ方向位置および姿勢を補正することで、ウエハWを真のベストフォーカス位置および最適結像面に配置することが可能となる。
また、主制御系70は、ショット領域内のそれぞれの位置におけるフォーカスオフセット量と、そのフォーカスオフセット量を検出するために用いたフォーカステストパターンの種類とを対応付けてハードディスク72に記憶させておく。そして、フォーカステストパターンの種類毎に検出結果を分類し、さらにそのフォーカステストパターンのショット領域内の位置も加味して、投影光学系PLの性能計測を行う。例えば、主制御系70は、X軸方向に平行なラインパターンを有するフォーカステストパターンを用いた検出結果と、Y軸方向に平行なラインパターンを有するフォーカステストパターンを用いた検出結果との2種類に検出結果を分類し、その結果にショット領域内における位置情報を加えて、ショット領域内における非点収差の状態を検出する。あるいは、主制御系70は、ハードディスク72に記憶させたショット領域内のそれぞれの位置におけるフォーカスオフセット量の検出結果から、投影光学系PLの結像面の形状(像面湾曲や像面傾斜)を検出することもできる。このように、主制御系70は、フォーカステストレチクルTRと協働して、露光装置EX、特に投影光学系PLの性能計測を行うことができる。
本実施形態におけるフォーカステストパターンは、図2ないし図4に示すものに限らず、例えば図5に示すように、主尺3a、3b、及び副尺3cの各ラインパターンが、全て同じピッチで並んでいても良い。この場合においても、各ラインパターンが孤立線と等価となるように、ラインパターン間隔を充分に空けておく必要がある。また、図6に示すように、主尺4a,4bのラインパターンに位相シフト部が形成されていなくても良い。尚、図5、図6においては、図2〜図4と同じ部材に対して同じ符号を付している。
さらに、本実施形態においては、テストレチクルTR上にフォーカステストパターンFTP11〜33やボックスパターンBP11〜33が設けられている例を示したが、本発明はこれに限らず、例えば図1に示すレチクルステージRST上に設けられた基準板43上にこれらのパターンが設けられていても良い。すなわち、テストレチクルがレチクルステージに予め設けられているような構成でも良い。このような構成によれば、回路パターンが設けられた実レチクルからテストレチクルに交換する作業が不用となり、任意のタイミングで基準板43を用いてベストフォーカス位置のチェックを行うことができ、スループット上有利になる。
さらに、本実施形態においては、ウエハWに露光されたテストパターンのレジスト像を光電検出装置51で検出し、テストパターンの位置情報を検出する例を説明したが、これに限られず、他の検出方法を用いることもできる。例えば、光が透過するスリットと、スリットを透過した光を検出する光電センサとで構成された空間像計測装置を投影光学系PLの結像面近傍、例えばウエハステージWST上に設け、これを用いてテストパターンの空間像を計測することによりテストパターンの位置情報(主尺と副尺との相対位置関係)を求めるようにしてもよい。これによれば、テストパターンの位置検出に際し、ウエハWを露光し、現像する必要がない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限るものではなく、特許請求の範囲に記載されている範囲内で、例えばパターン線幅の寸法、形状、及び配置等、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
産業上の利用の可能性
本発明は、投影光学系を介して基板上に投影されるパターンが設けられたフォーカステストマスクであって、計測方向に並んで配置された複数のラインパターンと、前記複数のラインパターンのそれぞれの近傍領域に設けられ、通過する光の位相をずらすための位相シフト部と、前記ラインパターンの像のずれを測定する際の基準となる像を得るための基準パターンとを有し、前記複数のラインパターンの間隔が、前記ラインパターンの幅よりも充分に大きいフォーカステストマスクに関する。
本発明は、フォーカステストマスク上のパターンを露光装置の投影光学系を介して基板上に投影し、その投影像のずれを測定することによって基板のデフォーカス量を測定するフォーカス測定方法であって、前記フォーカステストマスクとして上記の特徴を有するフォーカステストマスクを用意し、前記基板上に形成された前記ラインパターンの像と前記基準パターンの像との相対的な距離を測定することを特徴とするフォーカス測定方法に関する。
本発明は、フォーカステストマスクに設けられたパターンを投影光学系を介して基板上に投影し、その投影像のずれを測定することによって基板のデフォーカス量を測定する露光装置であって、上記の構成を有するフォーカステストマスクと、基板上に形成されたラインパターンの像と基準パターンの像との相対的な距離を測定する測定装置とを有する露光装置に関する。
本願発明によれば、実際の露光条件と同じ条件でパターンを露光でき、且つ露光装置内に設けられているアライメント顕微鏡によって計測可能なテストパターンを有するフォーカステストマスク、それを用いた測定方法、及び露光装置を提供することができる。

Claims (14)

  1. 投影光学系を介して基板上に投影されるテストパターンが設けられたフォーカステストマスクであって、
    前記テストパターンは、
    計測方向に並んで配置された複数のラインパターンと、
    前記複数のラインパターンのそれぞれの近傍領域に設けられ、通過する光の位相をずらすための位相シフト部と、
    前記ラインパターンの像のずれを測定する際の基準となる像を得るための基準パターンとを有し、
    前記複数のラインパターンの間隔は、それぞれのラインパターンを孤立線と等価とみなすことができる大きさに設定されている。
  2. 請求項1に記載のフォーカステストマスクにおいて、前記複数のラインパターンは、異なる複数の間隔を持って配置されている。
  3. 請求項1に記載のフォーカステストマスクにおいて、前記複数のラインパターンは、すべてが等間隔に並んで配置されている。
  4. 請求項2に記載のフォーカステストマスクにおいて、前記複数のラインパターンは、間隔d2で配置された2本のラインパターンからなる一対のラインパターンが、間隔d2よりも大きな間隔d3で複数配置されて構成される。
  5. 請求項1に記載のフォーカステストマスクにおいて、前記ラインパターンの間隔は、前記ラインパターンの幅の10倍よりも大きく設定されている。
  6. 請求項1に記載のフォーカステストマスクにおいて、前記ラインパターンの間隔は、前記ラインパターンからの2次以上の回折光も前記投影光学系を介した結像に用いられる大きさを有する。
  7. 請求項1に記載のフォーカステストマスクは、複数種類の前記テストパターンを備え、前記テストパターンを構成する前記ラインパターンの線幅は、前記テストパターンの種類毎にそれぞれ異なる。
  8. フォーカステストマスク上のパターンを、露光装置の投影光学系を介して投影し、その投影像のずれを測定することによって前記投影光学系のフォーカス位置を測定するフォーカス測定方法であって、
    前記フォーカステストマスクとして、請求項1に記載のフォーカステストマスクを用意する準備工程と、
    前記投影された前記ラインパターンの像と前記基準パターンの像との相対的な距離を測定する測定工程とを有する。
  9. 請求項8記載のフォーカス測定方法において、前記測定工程に先立って、前記フォーカステストマスクのパターンの投影像を基板上に露光する露光工程を有し、
    前記測定工程は、前記基板上に形成された前記ラインパターンの像と前記基準パターンの像との相対的な距離を測定する。
  10. 請求項9に記載のフォーカス測定方法において、前記測定工程は、前記露光装置内に設けられた撮像素子によって前記基板上に形成された前記ラインパターンの像を撮像し、画像処理することによって行われる。
  11. フォーカステストマスクに設けられたパターンを投影光学系を介して投影し、その投影像のずれを測定することによって前記投影光学系のフォーカス位置を測定する露光装置であって、
    前記投影光学系を介して投影された、請求項1に記載のフォーカステストマスクの像を検出し、前記ラインパターンの像と前記基準パターンの像との相対的な距離を測定する測定装置を有する。
  12. 請求項11に記載の露光装置において、前記フォーカステストマスクは、回路パターンが形成されたマスクを保持するマスクステージ上に、前記マスクを保持する保持部とは異なる位置に設けられた基準板である。
  13. 請求項11に記載の露光装置において、前記測定装置は、前記投影光学系を介して基板上に投影され前記基板上に形成された前記パターンの像を検出する。
  14. 請求項11に記載の露光装置において、前記測定装置は、前記投影光学系を介して投影された前記パターンの空間像を検出する。
JP2005511404A 2003-07-03 2004-07-01 フォーカステストマスク、フォーカス測定方法、及び露光装置 Pending JPWO2005004211A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003190791 2003-07-03
JP2003190791 2003-07-03
PCT/JP2004/009683 WO2005004211A1 (ja) 2003-07-03 2004-07-01 フォーカステストマスク、フォーカス測定方法、及び露光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2005004211A1 true JPWO2005004211A1 (ja) 2006-08-17

Family

ID=33562340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005511404A Pending JPWO2005004211A1 (ja) 2003-07-03 2004-07-01 フォーカステストマスク、フォーカス測定方法、及び露光装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7426017B2 (ja)
EP (1) EP1643542A4 (ja)
JP (1) JPWO2005004211A1 (ja)
KR (1) KR100815096B1 (ja)
CN (1) CN1813338A (ja)
SG (1) SG138616A1 (ja)
WO (1) WO2005004211A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7119893B2 (en) * 2003-04-10 2006-10-10 Accent Optical Technologies, Inc. Determination of center of focus by parameter variability analysis
US7209214B2 (en) * 2004-12-21 2007-04-24 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus focus test method and system, and device manufacturing method
JP2006216865A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Canon Inc 判別方法及び装置、露光装置、並びにデバイス製造方法
US7619717B2 (en) * 2006-10-12 2009-11-17 Asml Netherlands B.V. Method for performing a focus test and a device manufacturing method
US7961292B2 (en) * 2007-05-07 2011-06-14 Micron Technology, Inc. Sub-resolution assist devices and methods
JP5088018B2 (ja) * 2007-06-28 2012-12-05 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び制御プログラム
CN101630126A (zh) * 2008-07-15 2010-01-20 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 用于集成电路制造的曝光系统的校正方法和系统
WO2010049004A1 (en) * 2008-10-31 2010-05-06 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and digital imaging appliance adapted for selecting a focus setting
AU2009230797B2 (en) * 2009-10-28 2011-06-09 Canon Kabushiki Kaisha Focus finding and alignment using a split linear mask
JP5783376B2 (ja) 2009-11-05 2015-09-24 株式会社ニコン フォーカステストマスク、フォーカス計測方法、露光装置、及び露光方法
NL2009001A (en) * 2011-07-08 2013-01-09 Asml Netherlands Bv Methods and patterning devices for measuring phase aberration.
CN102280438B (zh) * 2011-08-01 2016-06-01 上海华虹宏力半导体制造有限公司 微影过程中临界尺寸的测试标记
KR102246872B1 (ko) * 2014-07-29 2021-04-30 삼성전자 주식회사 포커스 계측 마크를 포함하는 포토마스크, 포커스 모니터 패턴을 포함하는 계측용 기판 타겟, 노광 공정 계측 방법, 및 집적회로 소자의 제조 방법
CN106210226B (zh) * 2016-06-30 2019-06-18 青岛海信移动通信技术股份有限公司 移动终端快速对焦演示设备及演示方法
CN108241230B (zh) * 2016-12-23 2020-11-13 上海仪电显示材料有限公司 彩色滤光基板的制作方法
KR20200122665A (ko) 2019-04-18 2020-10-28 삼성전자주식회사 진공 챔버용 계측 장치, 및 그 계측 장치를 포함한 계측 시스템

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5300786A (en) * 1992-10-28 1994-04-05 International Business Machines Corporation Optical focus phase shift test pattern, monitoring system and process
JPH08304999A (ja) * 1995-05-11 1996-11-22 Oki Electric Ind Co Ltd 位相シフトマスク及びそれを用いた焦点位置検出方法
JPH09329888A (ja) * 1996-06-12 1997-12-22 Oki Electric Ind Co Ltd 位相シフトマスクパターン
JPH10112428A (ja) 1996-10-04 1998-04-28 Oki Electric Ind Co Ltd 露光機のベストフォーカス測定方法及びその方法に使用するマスク
US5948571A (en) 1997-03-12 1999-09-07 International Business Machines Corporation Asymmetrical resist sidewall
JP2001272310A (ja) * 2000-03-24 2001-10-05 Nikon Corp 投影光学系の収差計測装置及び計測方法、それに用いられるマスク並びに露光装置
US20020041377A1 (en) 2000-04-25 2002-04-11 Nikon Corporation Aerial image measurement method and unit, optical properties measurement method and unit, adjustment method of projection optical system, exposure method and apparatus, making method of exposure apparatus, and device manufacturing method
JP2002198303A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Nikon Corp 露光装置、光学特性計測方法、及びデバイス製造方法
JP3297423B2 (ja) * 2000-08-09 2002-07-02 株式会社東芝 フォーカステストマスク、並びにそれを用いたフォーカス及び収差の測定方法
JP2003057800A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Mitsubishi Electric Corp フォーカスモニタ方法およびフォーカスモニタ用装置ならびに半導体装置の製造方法
US6535280B1 (en) 2001-08-31 2003-03-18 Advanced Micro Devices, Inc. Phase-shift-moiré focus monitor
US6710853B1 (en) 2001-08-31 2004-03-23 Advanced Micro Devices, Inc. Phase grating focus monitor using overlay technique

Also Published As

Publication number Publication date
EP1643542A4 (en) 2007-08-22
WO2005004211A1 (ja) 2005-01-13
CN1813338A (zh) 2006-08-02
US7426017B2 (en) 2008-09-16
KR100815096B1 (ko) 2008-03-20
US20060103825A1 (en) 2006-05-18
KR20060024450A (ko) 2006-03-16
SG138616A1 (en) 2008-01-28
EP1643542A1 (en) 2006-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7426017B2 (en) Focus test mask, focus measurement method and exposure apparatus
JP6346296B2 (ja) メトロロジー方法及び装置、基板、リソグラフィシステム並びにデバイス製造方法
JP3269343B2 (ja) ベストフォーカス決定方法及びそれを用いた露光条件決定方法
JP5036429B2 (ja) 位置検出装置、露光装置、デバイス製造方法及び調整方法
KR100517159B1 (ko) 노광장치 및 방법
JPH1055946A (ja) 露光条件測定方法
JP2007250947A (ja) 露光装置および像面検出方法
US6048651A (en) Fresnel zone mask for pupilgram
KR101370224B1 (ko) 측정 장치, 노광 장치 및 디바이스 제조 방법
JP4032501B2 (ja) 投影光学系の結像特性計測方法及び投影露光装置
JP5084239B2 (ja) 計測装置、露光装置並びにデバイス製造方法
US6344896B1 (en) Method and apparatus for measuring positional shift/distortion by aberration
JP2005030963A (ja) 位置検出方法
KR20000071810A (ko) 수차에 기인한 위치상의 이동과 위치 어긋남의 측정 장치및 방법
US8345220B2 (en) Aberration measurement method, exposure apparatus, and device manufacturing method
JP2004134474A (ja) 位置検出装置の検査方法、位置検出装置、露光装置、および露光方法
JP2006053056A (ja) 位置計測方法、位置計測装置、露光装置、及びデバイス製造方法
JPH1140476A (ja) 露光条件選択方法、及び該方法で使用される検査装置
JP2004279166A (ja) 位置検出装置
JP2004281904A (ja) 位置計測装置、露光装置、及びデバイス製造方法
EP2172965A1 (en) Optical characteristic measurement method, optical characteristic adjusting method, exposure device, exposure method, and exposure device manufacturing method
JPH11297614A (ja) コマ収差測定装置および該装置を備えた投影露光装置
EP2172966B1 (en) Optical characteristic measuring method, optical characteristic adjusting method, exposing device, and exposing method
JPH02234411A (ja) 投影露光装置
JP2005166722A (ja) 位置検出装置及び該位置検出装置を用いた投影露光装置及び露光方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090519