JPWO2016120930A1 - ロボット搬送装置 - Google Patents

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Abstract

本開示のロボット搬送装置は、第1の方向に並ぶ複数のモジュールと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールを第1の方向に移動可能なロボットと、ロボットに設けられたピニオンと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールに第1の方向にスライド可能に支持され、ピニオンと係合可能であって、且つ第1の方向に並ぶ複数のラックと、第1の方向に並ぶ複数のラックのうち、一方の末端に位置するラックを他方の末端に位置するラックに向かってスライドさせて、複数のラックのそれぞれのラックを、隣接する他のラックに接続させるラック接続機構と、を有する。

Description

本開示は、並んで配置された複数のモジュールと、モジュールそれぞれを移動できるロボットとを有するロボット搬送装置に関する。
従来、一列に並んで配置された複数のモジュールと、モジュールそれぞれを移動可能なロボットとを有するロボット搬送装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載されたロボット搬送装置は、複数の記録媒体がそれぞれ格納された複数のモジュールを一列に並んだ状態で備える。ロボット搬送装置はまた、複数のモジュール内を移動し、モジュール内に格納された記録媒体をその再生のためのドライブ機構に搬送するロボットを有する。
特許文献1に開示されるロボット搬送装置の場合、ロボットはピニオンを備える。ピニオンは、複数のモジュールを通過するように相互に接触した状態で並べられたブロック状の複数のラックに係合する。ブロック状の複数のラックは、各モジュールに設けられてC型断面を備えるレールに挿入されることにより、相互に接触した状態で一列に並べられる。その結果、ロボットのピニオンは、複数のラック上をスムーズに転動できる。
特開平11−162054号公報
特許文献1に開示されたロボット搬送装置の場合、各モジュールのレールに、複数のラックを1つずつ設置する必要がある。したがって、複数のモジュールとそれらのモジュールを移動するロボットとから構成されるロボット搬送装置の構築に時間がかかる。
また、特許文献1に記載されたロボット搬送装置の場合、その構成を変更するとき、例えば、一列に並んで配置された複数のモジュールのうち中央配置された任意のモジュールを新しい別のモジュールと交換するとき、その交換するモジュールに到達するまでの複数のラックを1つずつレールから取り外す必要がある。そして、モジュールの交換後に、再び複数のラックをレールに設置する必要がある。そのため、構成の変更にも時間がかかる。
そこで、本開示は、構築や構成変更を短時間で行える、複数のモジュールとそれらのモジュールのそれぞれを移動可能なロボットとを有する、ロボット搬送装置を提供する。
上述の課題を解決するために、本開示のロボット搬送装置は、第1の方向に並ぶ複数のモジュールと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールを第1の方向に移動可能なロボットと、ロボットに設けられたピニオンと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールに第1の方向にスライド可能に支持され、ピニオンと係合可能であって、且つ第1の方向に並ぶ複数のラックと、第1の方向に並ぶ複数のラックのうち、一方の末端に位置するラックを他方の末端に位置するラックに向かってスライドさせて、複数のラックのそれぞれのラックを、隣接する他のラックに接続させるラック接続機構と、を有する。
本開示によれば、複数のモジュールとそれらのモジュールのそれぞれを移動可能なロボットとを有するロボット搬送装置において、その構築や構成変更を短時間で行うことができる。
図1は、実施の形態に係るロボット搬送装置の斜視図である。 図2は、実施の形態に係るロボット搬送装置のモジュールのラックフレームへの取り付け方法を説明する図である。 図3は、実施の形態に係るロボット搬送装置において、ラックフレームに固定される直前のメインモジュールの固定タブの様子を示す図である。 図4は、実施の形態に係るロボット搬送装置の内部を示す図である。 図5は、実施の形態に係る複数のディスクを収容するマガジンの斜視図である。 図6は、図5のマガジンの分解図である。 図7は、実施の形態に係るマガジンユニットの斜視図である。 図8は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットの斜視図である。 図9は、実施の形態に係るドライブユニットの斜視図である。 図10は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのフロント側に取り付けられたピニオンユニットの斜視図である。 図11は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのフロント側に取り付けられたピニオンユニットの分解図である。 図12は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのフロント側に取り付けられたピニオンユニットの正面図である。 図13は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのフロント側に取り付けられたピニオンユニットを駆動するモータを示す図である。 図14は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニットの斜視図である。 図15は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニットの分解図である。 図16は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニットの正面図である。 図17は、実施の形態に係るラックを説明するためのロボット搬送装置の一部の分解図である。 図18は、図17と異なる視点から見た、実施の形態に係るラックを説明するためのロボット搬送装置の一部の分解図である。 図19は、実施の形態に係るフロント側ピニオンとフロント側ラックとが係合している状態を示す図である。 図20は、実施の形態に係るリア側ピニオンとリア側ラックとが係合している状態を示す図である。 図21は、実施の形態に係るフロント側ラックの拡大図である。 図22は、実施の形態に係るリア側ラックの拡大図である。 図23は、実施の形態に係るロボット搬送装置の複数のフロント側ラックの接続を説明する図である。 図24は、実施の形態に係るロボット搬送装置の複数のフロント側ラックの接続を説明する別の図である。 図25は、実施の形態に係る複数のリア側ラックが接続している状態のロボット搬送装置の一部の斜視図である。 図26は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットを格納した状態のボトムモジュールの斜視図である。 図27は、実施の形態に係るボトムモジュールの斜視図である。 図28は、実施の形態に係るラック駆動シャフトのフロント側端周辺の拡大図である。 図29は、図28と異なる方向から見た、実施の形態に係るラック駆動シャフトのフロント側端周辺の示す拡大図である。 図30は、実施の形態に係るラック駆動シャフトのリア側端周辺を示す拡大図である。 図31は、実施の形態に係るラック駆動シャフトのリア側端周辺を示す別の拡大図である。 図32は、実施の形態に係るクラッチ機構を示す斜視図である。 図33は、実施の形態に係るクラッチ機構を示す別の斜視図である。 図34は、実施の形態に係るスライドスリーブによって駆動連結された状態の駆動ギアと動力伝達シャフトを示す斜視図である。 図35は、実施の形態に係るクラッチ機構のスライドスリーブが取り外された状態の駆動ギアと動力伝達シャフトを示す斜視図である。 図36は、実施の形態に係るクラッチ機構のスライドスリーブによる駆動連結が解除された状態の駆動ギアと動力伝達シャフトを示す斜視図である。 図37は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのベース部におけるフロント側部分の上面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態)
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係るロボット搬送装置の斜視図である。本開示の理解を容易にするために、X−Y−Z座標系が定義される。X軸方向はロボット搬送装置10の前後方向であり、Y軸方向はロボット搬送装置10の幅方向であり、Z軸方向はロボット搬送装置10の鉛直方向である。
図1に示すように、本実施の形態に係るロボット搬送装置10は、略直方体形状のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40を有する。
なお、図1に示すロボット搬送装置10は3つのモジュールであるボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40を有するが、本実施の形態に係るロボット搬送装置10は、少なくとも2つのモジュールを有すればよく、そのモジュール数を限定しない。
ロボット搬送装置10は、例えば19インチラックのラックフレーム300に取り付けられた状態で使用される。
ラックフレーム300は、Z軸方向に延在する4本のメインフレーム302と、X軸方向に延在し、両端それぞれがメインフレーム302に固定されている複数のサイドフレーム304とを有する。
図2は、ロボット搬送装置10のモジュールのラックフレーム300への取り付け方法を説明する図である。図2に示すように、ラックフレーム300のサイドフレーム304は、Y軸方向の内側に突出し、ロボット搬送装置10のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40が載置されるモジュール支持部304aを備える。このモジュール支持部304aにより、ロボット搬送装置10のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれは、ラックフレーム300のサイドフレーム304にX軸方向にスライド可能に支持される。
図1に示すように、ロボット搬送装置10のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40は、ラックフレーム300のメインフレーム302に固定される固定タブ20a、30a、および40aを備える。
図3は、実施の形態に係るロボット搬送装置10において、ラックフレーム300に固定される直前のメインモジュール30の固定タブの様子を示す図である。図3に示すように、例えば、メインモジュール30の固定タブ30aは、貫通穴30bを備え、貫通穴30bに挿通された図示しないネジがサイドフレーム304のめねじ穴304bに係合することによってメインフレーム302に固定される。
このようなラックフレーム300に取り付けられることにより、ロボット搬送装置10のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40は、Z軸方向に並んで配置される。
図1に示すように、ボトムモジュール20は、左サイドパネル22Lとフロントパネル24を有しており、メインモジュール30は、左サイドパネル32Lとフロントパネル34を有しており、拡張モジュール40は、左サイドパネル42Lとフロントパネル44を有している。
また、図1において、メインモジュール30および拡張モジュール40それぞれに対して、マガジンユニット60L、60Rが取り外し可能に装着される。
図4は、実施の形態に係るロボット搬送装置10の内部を示している。図4は、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれから左サイドパネル22L、32L、42Lと、フロントパネル24、34、44とを取り外した状態を示している。
図4では、メインモジュール30および拡張モジュール40それぞれから、マガジンユニット60Lが取り外されている。
図4に示すように、メインモジュール30および拡張モジュール40それぞれには、複数のディスクを収容した複数のマガジン50が格納されている。すなわち、メインモジュール30および拡張モジュール40は、複数のディスクを格納するディスク格納モジュールである。
本実施の形態の場合、複数のマガジン50は、メインモジュール30の右サイドパネル32Rおよび拡張モジュール40の右サイドパネル42Rに沿ってマトリックス状に配置されている。図示していないが、複数のマガジン50はさらに、メインモジュール30の左サイドパネル32Lおよび拡張モジュール40の左サイドパネル42Lに沿ってマトリックス状に配置されている。
本実施の形態の場合、メインモジュール30および拡張モジュール40それぞれは、マガジン50を最大80基格納可能である。具体的には、左サイドパネル32L、42L側にそれぞれ40基、右サイドパネル32R、42R側にそれぞれ40基格納可能である。また左サイドパネル32L、42Lおよび右サイドパネル32R、42Rそれぞれにおいて、マガジン50は、Z軸方向に10基、X軸方向に4基並べられる。
図5は、実施の形態に係る複数のディスクを収容する1つのマガジン50の斜視図であり、図6はマガジン50の分解図である。本実施の形態の場合、図5に示すように、マガジン50は、マガジントレイ52とマガジンケース54とを有する。
図6に示すように、マガジン50のマガジントレイ52は、複数のディスクDをそのディスク厚さ方向であるZ軸方向に取り出し可能に収容するように構成されている。また、マガジントレイ52は、複数のディスクDをその厚さ方向に重ねた状態で収容するように構成され、複数のディスクDの中心穴Daに挿通される支持ピン部52aを備える。
図6に示すように、マガジン50のマガジンケース54は、Y軸方向にマガジントレイ52を取り外し可能に収納するように構成されている。そのために、マガジンケース54は、マガジントレイ52が通過する開口54aを備える。
図1および図4に示すように、マガジンユニット60L、60Rは、メインモジュール30および拡張モジュール40に対して取り外し可能に装着される。マガジンユニット60Lは、メインモジュール30および拡張モジュール40の左側に配置され、マガジンユニット60Rは、メインモジュール30および拡張モジュール40の右側に配置される。マガジンユニット60L、60Rは左右対称の構成を備える。
図7は、実施の形態に係るマガジンユニット60Rの斜視図である。図7に示すように、マガジンユニット60Rは、マガジン50を取り外し可能に保持する複数のマガジン保持部62と、マガジンユニット60Rをロボット搬送装置10から取り外すときにユーザーが把持するフロントパネル部64とを有する。
図示してはいないが、マガジンユニット60Lも、同様に、マガジン保持部62とフロントパネル部64とを有する。
マガジンユニット60L、60Rは、複数のマガジン保持部62それぞれに対して取り外し可能にマガジン50が装着されることにより、複数のマガジン50を保持する。本実施の形態の場合、マガジンユニット60L、60Rはそれぞれ、最大8基のマガジン50を保持可能である。例えば、Z軸方向に2基、X軸方向に4基のマガジン50を、マガジンユニット60L、60Rは保持可能である。図7では、8基のマガジン50をマガジンユニット60Rが保持している。
また、図7に示すように、マガジンユニット60Rのマガジン保持部62は、マガジン50のマガジンケース54からマガジントレイ52が取り外し可能にマガジンケース54を保持する。マガジンユニット60Lについても、同様の構成である。
図4および図7に示すように、本実施の形態の場合、メインモジュール30の左サイドパネル32Lおよび右サイドパネル32R、および拡張モジュール40の左サイドパネル42Lおよび右サイドパネル42Rそれぞれに沿って配置されたマガジンユニット60L、60Rに保持されたマガジン50から、ロボット搬送装置10の幅方向であるY軸方向にメインモジュール30および拡張モジュール40の中央部に向かってマガジントレイ52が取り外される。
そして、詳細は後述するが、メインモジュール30および拡張モジュール40のY軸方向の中央部をZ軸方向に移動するマガジンキャリアユニット70が、マガジン50のマガジントレイ52をマガジンユニット60L、60Rに保持されたマガジン50から取り外す。
また、マガジンユニット60L、60Rは、メインモジュール30および拡張モジュール40に対して、X軸方向に着脱可能である。図1に示すように、マガジンユニット60L、60Rがメインモジュール30および拡張モジュール40に装着されているとき、マガジンユニット60L、60Rのフロントパネル部64は、メインモジュール30および拡張モジュール40のフロントパネル34、44と協働してロボット搬送装置10の化粧面を構成する。ユーザーがマガジンユニット60L、60Rのフロントパネル部64を把持してメインモジュール30または拡張モジュール40から取り外すことにより、そのマガジンユニット60L、60Rに対してマガジン50を装着できるまたは取り外せる。
図8は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70の斜視図である。
図8のマガジンキャリアユニット70は、ロボット搬送装置10内にZ軸方向に移動可能な間隔をあけて、メインモジュール30および拡張モジュール40に装着された状態のマガジンユニット60L、60Rに保持されたマガジン50に対向する。そしてマガジンキャリアユニット70は、マガジン50からマガジントレイ52を取り出し、その取り出したマガジントレイ52を搬送する、すなわちディスクDを搬送するディスク搬送用ロボットとして機能する。
具体的には、マガジンキャリアユニット70は、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40内をZ軸方向に通過可能なベース部72と、ベース部72上にX軸方向に移動可能に搭載されたスライダーユニット74と、スライダーユニット74に搭載されてマガジン50からマガジントレイ52を取り出して保持するマガジンピッカーユニット76とを有する。
マガジンキャリアユニット70のベース部72は、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれにおけるY軸方向の中央部をZ軸方向に平行移動可能に構成されている。これにより、メインモジュール30および拡張モジュール40内に格納されている任意のマガジン50のZ軸方向位置に対してマガジンピッカーユニット76を位置合わせすることが可能になる。
マガジンキャリアユニット70のベース部72上に搭載されたスライダーユニット74は、ベース部72上に設けられ、X軸方向に延在するガイドレール78に沿って移動する。これにより、メインモジュール30および拡張モジュール40内に格納されている任意のマガジン50のX軸方向位置に対してマガジンピッカーユニット76を位置合わせすることが可能になる。
スライダーユニット74に搭載されたマガジンピッカーユニット76は、メインモジュール30および拡張モジュール40内に格納されている任意のマガジン50からマガジントレイ52を取り出すように構成されている。また、マガジンピッカーユニット76は、Z軸方向に延在する回転中心線を中心として回転可能であって、マガジン50から取り出したマガジントレイ52を保持した状態で回転し、そのマガジントレイ52をスライダーユニット74のトレイ載置部74a上に載置するように構成されている。
本実施の形態の場合、図4に示すように、マガジンキャリアユニット70は、初期位置であるボトムモジュール20内で待機する。
マガジンピッカーユニット76によってスライダーユニット74のトレイ載置部74a上に載置されたマガジントレイ52は、図4に示すドライブユニット80へ搬送される。本実施の形態の場合、ドライブユニット80は、メインモジュール30のリア側に搭載されている。
図9は、実施の形態に係るドライブユニット80の斜視図である。図9に示すように、ドライブユニット80は、ディスクDに記憶された情報を再生するまたはディスクDに情報を記憶する複数のディスクドライブ装置82L、82Rを有する。複数のディスクドライブ装置82L、82Rそれぞれは、Y軸方向に進退可能であって、ディスクDが載置される図示しないトレイを備える。
具体的には、図4に示すように、複数のディスクドライブ装置82Lは、ロボット搬送装置10のメインモジュール30の左側でZ軸方向に並んでいる。一方、複数のディスクドライブ装置82Rは、ロボット搬送装置10のメインモジュール30の右側でZ軸方向に並んでいる。
メインモジュール30の左側に配置されたディスクドライブ装置82Lと、右側に配置されたディスクドライブ装置82Rは、間隔をあけてY軸方向に対向する。また、左側に配置されたディスクドライブ装置82Lは、右側のディスクドライブ装置82Rに向かってトレイが外に出るように配置されている。一方、右側のディスクドライブ装置82Rは、左側のディスクドライブ装置82Lに向かってトレイが外に出るように配置されている。
また、図9に示すように、ドライブユニット80は、ロボット搬送装置10の左側でZ軸方向に並ぶ複数のディスクドライブ装置82Lと、ロボット搬送装置10の右側でZ軸方向に並ぶ複数のディスクドライブ装置82Rとの間をZ軸方向に移動するディスクマウンターユニット84を有する。
ディスクマウンターユニット84は、マガジンキャリアユニット70のスライダーユニット74のトレイ載置部74a上に載置されたマガジントレイ52から複数のディスクDを取り出し、その取り出した複数のディスクDを複数のディスクドライブ装置82L、82Rのトレイにマウントするように構成されている。
具体的に説明すると、マガジンキャリアユニット70のスライダーユニット74がメインモジュール30のリア側に移動し、それによりスライダーユニット74のトレイ載置部74a上に載置されたマガジントレイ52がドライブユニット80のディスクマウンターユニット84の下方に配置される。
ドライブユニット80のディスクマウンターユニット84は、マガジントレイ52に向かって降下し、マガジントレイ52に収容された複数のディスクDを保持する。複数のディスクDを保持したディスクマウンターユニット84は上昇して待機する。
ディスクマウンターユニット84によって保持されている複数のディスクDの中の最も下位にあるディスクDがマウントされる1つのディスクドライブ装置82L、またはディスクドライブ装置82Rのトレイが外に出て、ディスクマウンターユニット84の下方に配置される。ディスクマウンターユニット84は、ディスクドライブ装置82Lまたはディスクドライブ装置82Rから外に出たトレイに向かって降下し、そのトレイに対して最も下位のディスクDをマウントさせる。トレイに対応するディスクDをマウントした後、ディスクマウンターユニット84は上昇し、ディスクDをマウントされたトレイがディスクドライブ装置82L内またはディスクドライブ装置82R内に戻る。このような動作を繰り返すことにより、ディスクマウンターユニット84によって保持されている複数のディスクDそれぞれが、対応するディスクドライブ装置82L、82Rにマウントされる。
次に、図8に示すマガジンキャリアユニット70をZ軸方向に移動させるキャリアユニット移動機構について説明する。
図8に示すマガジンキャリアユニット70は、メインモジュール30または拡張モジュール40内のマガジン50のマガジントレイ52を搬送するために、またボトムモジュール20内で待機するために、複数のモジュール間を移動する。
また、マガジンキャリアユニット70が移動するモジュールまたは通過するモジュールの数は、ユーザーのロボット搬送装置10の利用形態によって決まる。例えば、図4に示すように、マガジンキャリアユニット70が、Z軸方向に並べられた、1つのボトムモジュール20と、1つのメインモジュール30と、1つの拡張モジュール40とを通過する利用形態がある。また、例えば、マガジンキャリアユニット70が、Z軸方向に並べられた、1つのボトムモジュール20と、1つのメインモジュール30と、複数の拡張モジュール40とを通過する利用形態もある。したがって、マガジンキャリアユニット70が任意の数のモジュールを通過できるように、ロボット搬送装置10を構成する必要がある。
その対処として、マガジンキャリアユニット70を任意の数のモジュールを通過させるように構成されたキャリアユニット移動機構がロボット搬送装置10に設けられている。
具体的には、キャリアユニット移動機構は、ラックアンドピニオン機構であって、マガジンキャリアユニット70にピニオンが設けられ、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれにラックが設けられている。以下、このキャリアユニット移動機構について具体的に説明する。
まず、図8に示すように、マガジンキャリアユニット70は、ピニオンユニット90、120を有する。一方のピニオンユニット90は、マガジンキャリアユニット70のベース部72のフロント側、すなわち、ロボット搬送装置10のフロント側、に取り付けられたギアボックスで構成されている。他方のピニオンユニット120は、マガジンキャリアユニット70のベース部72のリア側、すなわち、ロボット搬送装置10のリア側、に取り付けられたギアボックスで構成されている。
図10は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90の斜視図である。フロント側のピニオンユニット90は、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのフロント側ピニオン92を有する。
図11は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90の分解図である。具体的には、図10に示すギアボックスカバー94を取り外した状態のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90を示している。図12は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のギアボックスカバー94を取り外した状態のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90の正面図である。
図11および図12に示すように、フロント側ピニオン92は、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれの詳細は後述するラックのラック歯と係合するピニオン歯92aと、駆動ギア96と駆動連結するギア歯92bとを備える。
駆動ギア96は、複数の動力伝達ギア98、100、102、104を介してフロント側ピニオン92のギア歯92bに駆動連結する。
図13は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90を駆動するモータを示す図である。駆動ギア96は、マガジンキャリアユニット70の図13に示すベース部72の裏側(Z軸方向の下側)に取り付けられたモータ106によって回転駆動される。具体的には、モータ106に取り付けられたウォーム108、ウォーム108と係合するウォームホイール110、およびウォームホイール110から駆動ギア96にモータ106の動力を伝達する動力伝達シャフト112を介して、駆動ギア96はモータ106によって回転駆動される。また、詳細は後述するが、駆動ギア96と動力伝達シャフト112は、クラッチレバー114によってその駆動連結が解除できるように構成されている。
図14は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニットの斜視図である。リア側のピニオンユニット120は、フロント側のピニオンユニット90と同様に、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのリア側ピニオン122L、122Rを有する。
図15は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニット120の分解図である。具体的には、図14に示すギアボックスカバー124を取り外した状態のリア側に取り付けられたピニオンユニット120を示している。図16は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のギアボックスカバー124を取り外した状態のリア側に取り付けられたピニオンユニット120の正面図である。
図15および図16に示すように、リア側ピニオン122Lは、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれの詳細は後述するラック歯と係合するピニオン歯122Laと、駆動ギア126Lと駆動連結するギア歯122Lbとを備え、リア側ピニオン122Rは、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれの詳細は後述するラック歯と係合するピニオン歯122Raと、駆動ギア126Rと駆動連結するギア歯122Rbとを備える。
駆動ギア126L、126Rそれぞれは、動力伝達ギア128を介してリア側ピニオン122L、122Rのギア歯122Lb、122Rbに駆動連結する。
図11および図15に示すように、リア側のピニオンユニット120の一方の駆動ギア126Lはまた、X軸方向に延在する連結シャフト130を介して、フロント側のピニオンユニット90の動力伝達ギア100に駆動連結されている。したがって、リア側のピニオンユニット120の駆動ギア126Lは、フロント側のピニオンユニット90の動力伝達ギア98、100を介して、フロント側のピニオンユニット90の駆動ギア96、すなわちモータ106、によって回転駆動される。
また、図8および図12に示すように、リア側のピニオンユニット120の他方の駆動ギア126Rは、X軸方向に延在する連結シャフト132を介して、フロント側のピニオンユニット90の動力伝達ギア134に駆動連結されている。動力伝達ギア134は、動力伝達ギア136を介して、駆動ギア138に駆動連結されている。
図13に示すように、駆動ギア138は、マガジンキャリアユニット70のベース部72の裏側(Z軸方向の下側)に取り付けられたモータ140によって回転駆動される。具体的には、モータ140に取り付けられたウォーム142、ウォーム142と係合するウォームホイール144、およびウォームホイール144から駆動ギア138にモータ140の動力を伝達する動力伝達シャフト146を介して、駆動ギア138はモータ140によって回転駆動される。また、詳細は後述するが、駆動ギア138と動力伝達シャフト146は、動力伝達ギア98と動力伝達シャフト112と同様に、クラッチレバー148によってその駆動連結が解除できるように構成されている。
したがって、フロント側のピニオンユニット90のフロント側ピニオン92とリア側のピニオンユニット120の一方のリア側ピニオン122Lは共通のモータ106によって駆動される。リア側のピニオンユニット120の他方のリア側ピニオン122Rはモータ140によって駆動される。
次に、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122L、122Rそれぞれと係合するラックについて説明する。
図17および図18は、異なる視点から見た、ラックを説明するためのロボット搬送装置10の一部の分解図である。図17および図18は、ボトムモジュール20およびメインモジュール30に設けられたラックを示している。なお、図17および図18においては、ラックを視認しやすくするために、ボトムモジュール20およびメインモジュール30の一部が示されている。
図17および図18に示すように、ボトムモジュール20はシャーシ26を有し、メインモジュール30はシャーシ36を有している。図1や図4に示すように、ボトムモジュール20のシャーシ26には、左サイドパネル22L、右サイドパネル22R、フロントパネル24などが取り付けられる。同様に、メインモジュール30のシャーシ36には、左サイドパネル32L、右サイドパネル32R、フロントパネル34などが取り付けられる。
図17および図18に示すように、ボトムモジュール20のシャーシ26は、ボトムモジュール20の底面を構成するベース部26aを備える。また、シャーシ26は、そのベース部26aのフロント側およびリア側からZ軸方向に延在する側壁部26b、26c、26dを備える。
フロント側の側壁部26bは、理由は後述するが、Y軸方向の両側それぞれに開口26eを備える。リア側の側壁部26c、26dはそれぞれ、ベース部26aのY軸方向の両側それぞれに形成されている。
メインモジュール30のシャーシ36は、メインモジュール30の底面を構成するベース部36aを備える。ベース部36aには、マガジンキャリアユニット70がZ軸方向に通過する貫通穴36bが形成されている。
また、メインモジュール30のシャーシ36は、そのベース部36aのフロント側およびリア側からZ軸方向に延在する側壁部36c、36d、36eを備える。
フロント側の側壁部36cは、シャーシ36のベース部36aのY軸方向の中央部に形成されている。その理由は、フロント側の側壁部36cの左右両側を、マガジンユニット60L、60RがX軸方向に通過してメインモジュール30に装着されるからである。
一方、リア側の側壁部36d、36eは、シャーシ36のベース部36aのY軸方向の両側に形成されている。その理由は、2つのリア側の側壁部36d、36eの間をマガジンキャリアユニット70のスライダーユニット74がX軸方向に通過し、そのトレイ載置部74aに載置されているマガジントレイ52内の複数のディスクDをドライブユニット80に搬送するためである。
図18に示すように、ボトムモジュール20のフロント側の側壁部26b、リア側の側壁部26c、26d、メインモジュール30のフロント側の側壁部36c、リア側の側壁部36d、36eそれぞれの内側には、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのラックが設けられている。
具体的には、ボトムモジュール20のフロント側の側壁部26bおよびメインモジュール30のフロント側の側壁部36cそれぞれには、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのフロント側ラック160がZ軸方向にスライド可能に設けられている。また、ボトムモジュール20およびメインモジュール30それぞれのフロント側ラック160は、Z軸方向に一列に並んでいる。
図19は、実施の形態に係るフロント側ピニオンとフロント側ラックとが係合している状態を示す図である。図19に示すように、フロント側ラック160は、Z軸方向に延在し、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92のピニオン歯92aと係合するラック歯160aを備える。
また、図17に示すように、ボトムモジュール20の一方のリア側の側壁部26cおよびメインモジュール30の一方のリア側の側壁部36dそれぞれには、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのリア側ラック162LがZ軸方向にスライド可能に設けられている。また、ボトムモジュール20およびメインモジュール30それぞれのリア側ラック162Lは、Z軸方向に一列に並んでいる。
さらに、図17に示すように、ボトムモジュール20の他方のリア側の側壁部26dおよびメインモジュール30の他方のリア側の側壁部36eそれぞれには、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのリア側ラック162RがZ軸方向にスライド可能に設けられている。また、ボトムモジュール20およびメインモジュール30それぞれのリア側ラック162Rは、Z軸方向に一列に並んでいる。
図20は、リア側ピニオンとリア側ラックとが係合している状態を示す図である。図20に示すように、リア側ラック162Lは、Z軸方向に延在し、マガジンキャリアユニット70の一方のリア側ピニオン122Lのピニオン歯122Laと係合するラック歯162Laを備える。
図20に示すように、リア側ラック162Rそれぞれは、Z軸方向に延在し、マガジンキャリアユニット70の他方のリア側ピニオン122Rのピニオン歯122Raと係合するラック歯162Raを備える。
同様に、拡張モジュール40にもフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rが設けられている。
上述したように、フロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rは、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれに、Z軸方向に自由にスライド可能に支持されている。
図21は、フロント側ラック160の拡大図であり、図22は、リア側ラック162R、162Lの拡大図である。例えば、図21に示すように、フロント側ラック160は、Z軸方向に延在する複数のガイド穴160bを備える。これらのガイド穴160bを軸部が通過するように、複数のネジ164がメインモジュール30のシャーシ36のフロント側の側壁部36cに固定されている。
さらに、例えば、図22に示すように、リア側ラック162L、162Rは、Z軸方向に延在する複数のガイド穴162Lb、162Rbを備える。これらのガイド穴162Lb、162Rbを軸部が通過するように、複数のネジ164がメインモジュール30のシャーシ36のリア側の側壁部36d、36eに固定されている。
図21、図22に示すように、これらのネジ164にガイド穴160b、162Lb、162Rbがガイドされることにより、フロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rは、Z軸方向にスライドできる。ネジ164をさらに締めると、フロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを、スライド不可能にボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40に対して固定できる。
また、本実施の形態の場合、フロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれは、スライド可能であるため、自重によって下方向に移動する。このとき、図18に示すように、メインモジュール30のフロント側ラック160は、Z軸方向に隣接するボトムモジュール20のフロント側ラック160に対して離れた状態である。図示していないが、メインモジュール30のフロント側ラック160は、拡張モジュール40のフロント側ラック160に対しても、同様に離れた状態である。さらに同様に、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのリア側ラック162L、162Rも隣接する2つのフロント側ラック160は、Z軸方向に離れた状態である。
加えて、複数のフロント側ラック160それぞれは、Z軸方向に隣接する他のフロント側ラック160に対して離れた状態のとき、2つのモジュールにまたがっていない。例えば、複数のフロント側ラック160それぞれは、それを支持するモジュール内にその全体が格納されている。同様に、複数のリア側ラック162L、162Rそれぞれも、Z軸方向に隣接する他のリア側ラック162L、162Rに対して離れた状態のとき、2つのモジュールにまたがっていない。
フロント側ラック160それぞれがZ軸方向に隣接する他のフロント側ラック160に対して離れているため、当然ながら、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92は、複数のフロント側ラック160上を転動することができない。同様に、リア側ラック162L、162Rそれぞれが鉛直方向に隣接する他のリア側ラック162L、162Rに対して離れているため、マガジンキャリアユニット70のリア側ピニオン122L、122Rは、複数のリア側ラック162L、162R上を転動することができない。すなわち、マガジンキャリアユニット70は、複数のモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれを鉛直方向に通過するように移動することができない。
そのため、Z軸方向に間隔をあけて並んでいる複数のフロント側ラック160を接続させる必要がある。また、同様に、鉛直方向に間隔をあけて並んでいる複数のリア側ラック162L、162Rを接続させる必要がある。
本実施の形態の場合、Z軸方向に間隔をあけて並ぶ複数のフロント側ラック160において、一方の末端に位置するフロント側ラック160を他方の末端に位置するフロント側ラック160に向かってスライドさせることにより、複数のフロント側ラック160それぞれを隣接する他のフロント側ラック160に接続する。
図23および図24は、実施の形態に係るロボット搬送装置10の複数のフロント側ラック160の接続を説明する図である。具体的には、図23および図24に示すように、ボトムモジュール20にZ軸方向にスライド可能に支持されているフロント側ラック160を、拡張モジュール40に支持されているフロント側ラック160に向かって上方向にスライドさせる。それにより、ボトムモジュール20のフロント側ラック160の上端が、メインモジュール30にスライド可能に支持されているフロント側ラック160の下端に接触する。
さらに、メインモジュール30のフロント側ラック160に接触した状態でボトムモジュール20のフロント側ラック160を上方向に移動させると、メインモジュール30のフロント側ラック160も上方向に移動して拡張モジュール40のフロント側ラック160に接触する。この結果として、3つのモジュールであるボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160が一列に接続し、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92はこれらのフロント側ラック160上を転動できる。
なお、拡張モジュール40のフロント側ラック160は、上述したようにネジ164を締めることによって拡張モジュール40に対してスライド不可能に固定される。また、図24に示すように、複数のフロント側ラック160それぞれが隣接する他のフロント側ラック160に接続しているとき、一部のフロント側ラック160は、隣接し合う2つのモジュールにまたがっている。具体的には、ボトムモジュール20に支持されているフロント側ラック160は、その一部がメインモジュール30内に進入している。また、メインモジュール30に支持されているフロント側ラック160は、その一部が拡張モジュール40内に進入している。
同様に、ボトムモジュール20にスライド可能に支持されているリア側ラック162L、162Rを拡張モジュール40のリア側ラック162L、162Rに向かって上方向にスライドさせる。これにより、3つのモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのリア側ラック162L、162Rを接続できる。
図25は、複数のリア側ラック162L、162Rが接続している状態の実施の形態に係るロボット搬送装置10の一部の斜視図である。例えば、図25に示すように、ボトムモジュール20のリア側ラック162L、162Rが、メインモジュール30のリア側ラック162L、162Rに接続する。その結果、マガジンキャリアユニット70のリア側ピニオン122L、122Rは、複数のリア側ラック162L、162R上を転動できる。
ボトムモジュール20にスライド可能に支持されているフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれをスライドさせて、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを接続するためのラック接続機構について説明する。
図26は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70を格納した状態のボトムモジュール20の斜視図であり、図27は、実施の形態に係るボトムモジュール20の斜視図である。図26および図27は、ボトムモジュール20のフロントパネル24、左サイドパネル22Lおよび右サイドパネル22Rが取り外された状態を示している。
まず、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162RをZ軸方向にスライドさせるためのラック接続機構は、本実施の形態の場合、ボトムモジュール20に搭載されている。
図26および図27に示すように、ボトムモジュール20のフロント側ラック160には、フロント側の側壁部26bに形成されてZ軸方向に延在する複数のガイド穴26fを軸部が通過した状態の複数のネジ166が取り付けられている。複数のネジ166は、その頭部がボトムモジュール20の外部に位置する状態で、フロント側の側壁部26bのガイド穴26fを介してフロント側ラック160に取り付けられている。
このような複数のネジ166および複数のガイド穴26fにより、フロント側ラック160は、ボトムモジュール20のフロント側の側壁部26bにZ軸方向にスライド可能に支持される。また、複数のねじ166をさらに締めることにより、フロント側ラック160をフロント側の側壁部26bに固定できる。すなわち、ボトムモジュール20のフロント側ラック160を上方向にスライドさせて固定することにより、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160を接続した状態で維持できる。
ボトムモジュール20のリア側ラック162L、162Rをスライドさせるラック接続機構は、上述したフロント側ラック160をスライドさせるラック接続機構と異なる。具体的には、図26および図27に示すように、ボトムモジュール20のリア側に配置されているリア側ラック162L、162Rを、フロント側からの操作によってZ軸方向にスライドできるようにボトムモジュール20は構成されている。
図28および図29は、実施の形態に係るラック駆動シャフトのフロント側端周辺の拡大図である。
図26〜図28に示すように、リア側ラック162L、162RをZ軸方向に移動させるためのラック接続機構は、ボトムモジュール20のフロント側に設けられたハンドル170L、170Rと、図26〜図29に示すように、ボトムモジュール20のフロント側からリア側に向かって延在するラック駆動シャフト172L、172Rとを有する。
ハンドル170L、170Rは、X軸方向に延在する回転中心線を中心として回転可能にボトムモジュール20に設けられている。ハンドル170L、170Rへのアクセスは、ボトムモジュール20のシャーシ26のフロント側の側壁部26bに形成された開口26eを介して行われる。また、ハンドル170Lにはギア歯170Laが形成されている。同様に、ハンドル170Rにも図示しないギア歯が形成されている。
図26に示すように、ラック駆動シャフト172L、172Rは、マガジンキャリアユニット70を挟むように、ロボット搬送装置10のX軸方向に互いに平行に延在している。
ラック駆動シャフト172Lのフロント側端には、ギア174Lが取り付けられている。ギア174Lは、ギア176Lを介してハンドル170Lのギア歯170Laに駆動連結している。これにより、ハンドル170Lが回転されると、ギア174L、176Lを介してラック駆動シャフト172Lが回転する。
なお、同様に、図示しないが、ラック駆動シャフト172Rのフロント側端にも、ハンドル170Rの図示しないギア歯に駆動連結する図示しないギアが取り付けられている。それにより、ハンドル170Rが回転されると、ラック駆動シャフト172Rが回転する。
図27に示すように、ラック駆動シャフト172L、172Rのリア側端には、ラック駆動ピニオン178L、178Rが取り付けられている。ボトムモジュール20のリア側ラック162Lは、このラック駆動ピニオン178Lと係合するラック歯162Lcを備える。また、ボトムモジュール20のリア側ラック162Rは、このラック駆動ピニオン178Rと係合するラック歯162Rcを備える。
図30および図31は、実施の形態に係るラック駆動シャフト172Lのリア側端周辺を示す拡大図である。
図30および図31に示すように、ラック駆動シャフト172Lが回転すると、ラック駆動ピニオン178Lおよびラック歯162Lcを介してリア側ラック162LがZ軸方向に移動する。その結果、ボトムモジュール20のリア側ラック162L、がメインモジュール30のリア側ラック162Lに接触し、最終的には、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれのリア側ラック162Lが接続する。
同様に、ラック駆動シャフト172Rが回転すると、ラック駆動ピニオン178Rおよびラック歯162Rcを介してリア側ラック162RがZ軸方向に移動する。その結果、ボトムモジュール20のリア側ラック162Rがメインモジュール30のリア側ラック162Rに接触し、最終的には、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれのリア側ラック162Rが接続する。
ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれのリア側ラック162L、162Rの接続状態を維持するために、ラック駆動シャフト172L、172Rを回転不可能に維持する回転止め機構がボトムモジュール20に設けられている。図29に示すように、回転止め機構は、ボトムモジュール20に固定され、ラック駆動シャフト172L、に外挿されたカラー180Lと、カラーを締めるレバー182Lとから構成されている。レバー182Lを操作することによってカラー180Lが締まり、そのカラー180Lによってラック駆動シャフト172Lは回転不可能に把持される。
同様に、回転止め機構は、ボトムモジュール20に固定され、ラック駆動シャフト172Rに外挿された図示しないカラーと、このカラーを締める図示しないレバーとから構成されている。このレバーを操作することにより、ラック駆動シャフト172Rに外挿された図示しないカラーが締まり、そのカラーによってラック駆動シャフト172Rが回転不可能に把持される。
このようにロボット搬送装置10のフロント側からの作業によってフロント側ラック160とリア側ラック162L、162RをZ軸方向に移動させることができるため、効率的にラックの接続作業を実行できる。
ボトムモジュール20のフロント側ラック160のフロント側の側壁部26bに対する固定を解除する、すなわち、ネジ166を緩めると、ボトムモジュール20のフロント側ラック160が自重によって拡張モジュール40のフロント側ラック160に対して離れる。それにより、図23に示すように、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のフロント側ラック160それぞれが、自重によって隣接する他のフロント側ラック160から離れる。その結果、図24に示すように2つのモジュールにまたがっていたフロント側ラック160が下方側のモジュールに退避する。例えば、図24に示すように接続状態時には上端側の一部が拡張モジュール40内に進入していたメインモジュール30のフロント側ラック160は、図23に示すように拡張モジュール40内から後退し、メインモジュール30内に格納される。
同様に、ラック駆動シャフト172L、172Rの回転規制を解除する、すなわち、レバー182L、ラック駆動シャフト172Rに外挿されたカラーを締めるレバー182Rを操作してカラーをゆるめると、ボトムモジュール20のリア側ラック162L、162Rは、固定が解除され、自重によって拡張モジュール40のリア側ラック162L、162Rに対して離れる。それにより、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のリア側ラック162L、162Rそれぞれが、自重によって隣接する他のリア側ラック162L、162Rから離れる。その結果、2つのモジュールにまたがっていたリア側ラック162L、162Rが下方側のモジュール内に退避する。例えば、図25に示すように接続状態時には上端側の一部がメインモジュール30内に進入していたボトムモジュール20のリア側ラック162L、162Rは、図17に示すようにメインモジュール30内から後退し、ボトムモジュール20内に格納される。
このように複数のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rの接続を解除することによってフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rの2つのモジュールにまたがる状態が解消されることにより、ロボット搬送装置10の構築や構成変更を短時間で行うことができる。
図1に示すように、ボトムモジュール20と拡張モジュール40との間に配置されているメインモジュール30を、ボトムモジュール20や拡張モジュール40をラックフレーム300から取り外すことなく、交換できる。すなわち、ボトムモジュール20および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rに接触することなく、メインモジュール30を交換できる。
また、メインモジュール30を交換した後、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを移動させるだけで、ロボット搬送装置10を使用可能な状態にできる、すなわち、マガジンキャリアユニット70が複数のモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40を通過するように移動できる。
なお、本実施の形態の場合、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを接続するために、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれは、別々に移動される。そのため、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれが別々に移動するとき、それらのラックに係合しているマガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122L、122Rは自由回転するのが好ましい。
図32および図33は、実施の形態に係るクラッチ機構を示す斜視図である。例えば、本実施の形態の場合、図32に示すように、ロボット搬送装置10は、フロント側ピニオン92とリア側ピニオン122Lとを駆動する駆動ギア96と駆動ギア96を駆動するモータ106との駆動連結を解除するクラッチ機構190と、リア側ピニオン122Rを駆動する駆動ギア138と駆動ギア138を駆動するモータ140との駆動連結を解除するクラッチ機構192とを、有する。
具体的には、一方のクラッチ機構190は、駆動ギア96と動力伝達シャフト112とを解除可能に駆動連結するスライドスリーブ194と、スライドスリーブ194をスライドさせるクラッチレバー114とを有する。他方のクラッチ機構192は、駆動ギア138と動力伝達シャフト146とを解除可能に駆動連結するスライドスリーブ196と、スライドスリーブ194をスライドさせるクラッチレバー148とを有する。
図13および図32に示すように、クラッチ機構190のスライドスリーブ194は、動力伝達シャフト112に外挿されている。また、スライドスリーブ194は、フランジ部194aを備える。同様に、図13および図32に示すように、クラッチ機構192のスライドスリーブ196は、動力伝達シャフト146に外挿されている。また、スライドスリーブ196は、フランジ部196aを備える。
クラッチ機構190のクラッチレバー114は、Y軸方向に延在する揺動中心線を中心にして揺動する。また、クラッチレバー114は、図33に示すように、揺動することによってスライドスリーブ194のフランジ部194aに接触し、それによりスライドスリーブ194をスライドさせる接触部114aを備える。同様に、クラッチ機構192のクラッチレバー148も、Y軸方向に延在する揺動中心線を中心にして揺動する。また、図32に示すように、クラッチレバー148は、揺動することによってスライドスリーブ196のフランジ部196aに接触し、それによりスライドスリーブ196をスライドさせる接触部148aを備える。
ここからは、スライドスリーブ194を介する解除可能な駆動ギア96と動力伝達シャフト112との間の駆動連結について説明する。なお、原理的には同一であるため、スライドスリーブ196を介する解除可能な駆動ギア138と動力伝達シャフト146との間の駆動連結の説明は省略する。
図34は、実施の形態に係るクラッチ機構190のスライドスリーブ194によって駆動連結された状態の駆動ギア96と動力伝達シャフト112とを示す図である。図35は、実施の形態に係るクラッチ機構190のスライドスリーブ194が取り外された状態の駆動ギア96と動力伝達シャフト112とを示す図である。そして、図36は、実施の形態に係るクラッチ機構190のスライドスリーブ194による駆動連結が解除された状態の駆動ギア96と動力伝達シャフト112を示す図である。
図35に示すように、スライドスリーブ194は、駆動ギア96側の端から延在する一対のスリット194bを備える。スライドスリーブ194内に挿入される動力伝達シャフト112は、駆動ギア96側の端に、スライドスリーブ194のスリット194b内に進入して、進入したスリット194bに移動可能に係合する突起部112aを備える。動力伝達シャフト112の突起部112aがスライドスリーブ194のスリット194bに係合することにより、動力伝達シャフト112とスライドスリーブ194とが一体的に回転する。
一方、駆動ギア96も、スライドスリーブ194のスリット194b内に進入して、進入したスリット194bに移動可能に係合する突起部96aを備える。駆動ギア96の突起部96aがスライドスリーブ194のスリット194bに係合することにより、動力伝達シャフト112、スライドスリーブ194、および駆動ギア96が一体的に回転する。これにより、モータ106により、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122Lが駆動される。
図33に示すように、クラッチレバー114の揺動によってその接触部114aがスライドスリーブ194のフランジ部194aに接触すると、スライドスリーブ194が駆動ギア96から離れる方向に移動する。それにより、図36に示すように、駆動ギア96の突起部96aがスライドスリーブ194のスリット194bの外部に移動し、突起部96aとスリット194bとの係合が解除される。これにより、駆動ギア96とスライドスリーブ194との間の駆動連結、すなわちフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122Lとモータ106との間の駆動連結が解除される。その結果、フロント側ピニオン92とリア側ピニオン122Lは自由回転可能な状態にされる。
図37は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のベース部72におけるフロント側部分の上面図である。クラッチ機構190、192やそれに関連するモータ106、140などは、図13に示すように、マガジンキャリアユニット70のベース部72の裏側に取り付けられている。したがって、図37に示すように、ユーザーがボトムモジュール20内で待機するマガジンキャリアユニット70のクラッチレバー114、148を操作できるように、すなわちベース部72の上面側からクラッチレバー114,148にアクセスできるように、ベース部72には開口72aが形成されている。
ユーザーは、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを移動させてボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを接続する前に、クラッチ機構190、192のクラッチレバー114、148を操作してフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122L、122Rを自由回転可能な状態にする。すなわち、ボトムモジュール20内で待機し、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rと係合した状態のフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122L、122Rを自由回転可能な状態にする。これにより、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを、スムーズに小さい力で、メインモジュール30のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rに向かって移動させることができる。
以上、本実施の形態によれば、複数のモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40とそれらのモジュールそれぞれを移動可能なマガジンキャリアユニット70とを有するロボット搬送装置10において、その構築や構成変更を短時間で行うことができる。
例えば、図1に示すように、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれが、Z軸方向に並んだ状態でラックフレーム300に取り付けられる。次に、ボトムモジュール20にスライド可能に支持されたフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを移動させて、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを接続する。これにより、マガジンキャリアユニット70は複数のモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれを通過できる、すなわちロボット搬送装置10の構築が完了する。
また、例えば、図1に示すようにボトムモジュール20と拡張モジュール40との間に配置されているメインモジュール30を、ボトムモジュール20や拡張モジュール40をラックフレーム300から取り外すことなく、交換できる。
上述の実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されない。
上述の実施の形態の場合、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれは、それぞれのラック接続機構によって別々にメインモジュール30のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rに向かって移動される。しかし、本開示の実施の形態はこれに限らない。例えば、共通のラック接続機構により、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれが同時に且つ一体的に移動してもよい。
また、上述の実施の形態の場合、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rは、最下位に位置するボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを上方向に移動させることによって接続される。しかしながら、本開示の実施の形態はこれに限らない。
例えば、複数のモジュールにおいて最上位に位置するモジュールのラックを下方に移動させることにより、鉛直方向に並ぶ複数のモジュールそれぞれのラックを接続するようにロボット搬送装置を構成してもよい。なお、この場合、最上位のモジュールのラックを上方向に退避させて複数のラックの接続を解除したときに複数のラックそれぞれが隣接する他のラックから離れるように、複数のラックそれぞれは、スプリングなどの付勢手段によって上方向に付勢される。
また、上述の実施の形態の場合、ロボット搬送装置の複数のモジュールは、図1に示すようにZ軸方向に並んでいる。しかしながら、本開示の実施の形態はこれに限らない。
例えば、複数のモジュールは、水平方向に並んでもよい。この場合、ロボットは複数のモジュールそれぞれを水平方向に通過する。また、複数のモジュールそれぞれのラックの接続を解除したときに複数のラックそれぞれが隣接する他のラックから離れるように、複数のラックそれぞれは、スプリングなどの付勢手段によって水平方向に付勢される。
すなわち、広義には、本開示の実施の形態に係るロボット搬送装置は、第1の方向に並ぶ複数のモジュールと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールを第1の方向に移動可能なロボットと、ロボットに設けられたピニオンと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールに第1の方向にスライド可能に支持され、ピニオンと係合可能であって、且つ第1の方向に並ぶ複数のラックと、第1の方向に並ぶ複数のラックのうち、一方の末端に位置するラックを他方の末端に位置するラックに向かってスライドさせて、複数のラックのそれぞれのラックを、隣接する他のラックに接続させるラック接続機構と、を有する。
本開示は、複数のモジュールと複数のモジュールそれぞれを移動可能なロボットとを有するロボット搬送装置に適用可能である。
10 ロボット搬送装置
20 ボトムモジュール
20a,30a,40a 固定タブ
22L,32L,42L 左サイドパネル
22R,32R,42R 右サイドパネル
24,34,44 フロントパネル
26,36 シャーシ
26a,36a ベース部
26b,26c,26d,36c,36d,36e 側壁部
26e 開口
26f ガイド穴
30 メインモジュール
30b,36b 貫通穴
40 拡張モジュール
50 マガジン
52 マガジントレイ
52a 支持ピン部
54 マガジンケース
54a 開口
60R,60L マガジンユニット
62 マガジン保持部
64 フロントパネル部
70 マガジンキャリアユニット
72 ベース部
72a 開口
74 スライダーユニット
74a トレイ載置部
76 マガジンピッカーユニット
78 ガイドレール
80 ドライブユニット
82R,82L ディスクドライブ装置
84 ディスクマウンターユニット
90,120 ピニオンユニット
92 フロント側ピニオン
92a ピニオン歯
92b ギア歯
96 駆動ギア
96a 突起部
98,100,102,104 動力伝達ギア
106,140 モータ
108,142 ウォーム
110,144 ウォームホイール
112,146 動力伝達シャフト
112a 突起部
114,148 クラッチレバー
114a,148a 接触部
122R,122L リア側ピニオン
122Ra,122La ピニオン歯
122Rb,122Lb ギア歯
126R,126L,138 駆動ギア
128,134,136 動力伝達ギア
130,132 連結シャフト
160 フロント側ラック
160a,162Ra,162La ラック歯
162R,162L リア側ラック
160b,162Lb,162Rb ガイド穴
162Rc,162Lc ラック歯
164,166 ネジ
170R,170L ハンドル
172R,172L ラック駆動シャフト
170La ギア歯
174L,176L ギア
178R,178L ラック駆動ピニオン
180L カラー
182R,182L レバー
190,192 クラッチ機構
194,196 スライドスリーブ
194a,196a フランジ部
194b スリット
300 ラックフレーム
302 メインフレーム
304 サイドフレーム
304a モジュール支持部
304b めねじ穴
本開示は、並んで配置された複数のモジュールと、モジュールそれぞれを移動できるロボットとを有するロボット搬送装置に関する。
従来、一列に並んで配置された複数のモジュールと、モジュールそれぞれを移動可能なロボットとを有するロボット搬送装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載されたロボット搬送装置は、複数の記録媒体がそれぞれ格納された複数のモジュールを一列に並んだ状態で備える。ロボット搬送装置はまた、複数のモジュール内を移動し、モジュール内に格納された記録媒体をその再生のためのドライブ機構に搬送するロボットを有する。
特許文献1に開示されるロボット搬送装置の場合、ロボットはピニオンを備える。ピニオンは、複数のモジュールを通過するように相互に接触した状態で並べられたブロック状の複数のラックに係合する。ブロック状の複数のラックは、各モジュールに設けられてC型断面を備えるレールに挿入されることにより、相互に接触した状態で一列に並べられる。その結果、ロボットのピニオンは、複数のラック上をスムーズに転動できる。
特開平11−162054号公報
特許文献1に開示されたロボット搬送装置の場合、各モジュールのレールに、複数のラックを1つずつ設置する必要がある。したがって、複数のモジュールとそれらのモジュールを移動するロボットとから構成されるロボット搬送装置の構築に時間がかかる。
また、特許文献1に記載されたロボット搬送装置の場合、その構成を変更するとき、例えば、一列に並んで配置された複数のモジュールのうち中央配置された任意のモジュールを新しい別のモジュールと交換するとき、その交換するモジュールに到達するまでの複数のラックを1つずつレールから取り外す必要がある。そして、モジュールの交換後に、再び複数のラックをレールに設置する必要がある。そのため、構成の変更にも時間がかかる。
そこで、本開示は、構築や構成変更を短時間で行える、複数のモジュールとそれらのモジュールのそれぞれを移動可能なロボットとを有する、ロボット搬送装置を提供する。
上述の課題を解決するために、本開示のロボット搬送装置は、第1の方向に並ぶ複数のモジュールと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールを第1の方向に移動可能なロボットと、ロボットに設けられたピニオンと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールに第1の方向にスライド可能に支持され、ピニオンと係合可能であって、且つ第1の方向に並ぶ複数のラックと、第1の方向に並ぶ複数のラックのうち、一方の末端に位置するラックを他方の末端に位置するラックに向かってスライドさせて、複数のラックのそれぞれのラックを、隣接する他のラックに接続させるラック接続機構と、を有する。
本開示によれば、複数のモジュールとそれらのモジュールのそれぞれを移動可能なロボットとを有するロボット搬送装置において、その構築や構成変更を短時間で行うことができる。
図1は、実施の形態に係るロボット搬送装置の斜視図である。 図2は、実施の形態に係るロボット搬送装置のモジュールのラックフレームへの取り付け方法を説明する図である。 図3は、実施の形態に係るロボット搬送装置において、ラックフレームに固定される直前のメインモジュールの固定タブの様子を示す図である。 図4は、実施の形態に係るロボット搬送装置の内部を示す図である。 図5は、実施の形態に係る複数のディスクを収容するマガジンの斜視図である。 図6は、図5のマガジンの分解図である。 図7は、実施の形態に係るマガジンユニットの斜視図である。 図8は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットの斜視図である。 図9は、実施の形態に係るドライブユニットの斜視図である。 図10は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのフロント側に取り付けられたピニオンユニットの斜視図である。 図11は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのフロント側に取り付けられたピニオンユニットの分解図である。 図12は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのフロント側に取り付けられたピニオンユニットの正面図である。 図13は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのフロント側に取り付けられたピニオンユニットを駆動するモータを示す図である。 図14は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニットの斜視図である。 図15は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニットの分解図である。 図16は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニットの正面図である。 図17は、実施の形態に係るラックを説明するためのロボット搬送装置の一部の分解図である。 図18は、図17と異なる視点から見た、実施の形態に係るラックを説明するためのロボット搬送装置の一部の分解図である。 図19は、実施の形態に係るフロント側ピニオンとフロント側ラックとが係合している状態を示す図である。 図20は、実施の形態に係るリア側ピニオンとリア側ラックとが係合している状態を示す図である。 図21は、実施の形態に係るフロント側ラックの拡大図である。 図22は、実施の形態に係るリア側ラックの拡大図である。 図23は、実施の形態に係るロボット搬送装置の複数のフロント側ラックの接続を説明する図である。 図24は、実施の形態に係るロボット搬送装置の複数のフロント側ラックの接続を説明する別の図である。 図25は、実施の形態に係る複数のリア側ラックが接続している状態のロボット搬送装置の一部の斜視図である。 図26は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットを格納した状態のボトムモジュールの斜視図である。 図27は、実施の形態に係るボトムモジュールの斜視図である。 図28は、実施の形態に係るラック駆動シャフトのフロント側端周辺の拡大図である。 図29は、図28と異なる方向から見た、実施の形態に係るラック駆動シャフトのフロント側端周辺の示す拡大図である。 図30は、実施の形態に係るラック駆動シャフトのリア側端周辺を示す拡大図である。 図31は、実施の形態に係るラック駆動シャフトのリア側端周辺を示す別の拡大図である。 図32は、実施の形態に係るクラッチ機構を示す斜視図である。 図33は、実施の形態に係るクラッチ機構を示す別の斜視図である。 図34は、実施の形態に係るスライドスリーブによって駆動連結された状態の駆動ギアと動力伝達シャフトを示す斜視図である。 図35は、実施の形態に係るクラッチ機構のスライドスリーブが取り外された状態の駆動ギアと動力伝達シャフトを示す斜視図である。 図36は、実施の形態に係るクラッチ機構のスライドスリーブによる駆動連結が解除された状態の駆動ギアと動力伝達シャフトを示す斜視図である。 図37は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのベース部におけるフロント側部分の上面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態)
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係るロボット搬送装置の斜視図である。本開示の理解を容易にするために、X−Y−Z座標系が定義される。X軸方向はロボット搬送装置10の前後方向であり、Y軸方向はロボット搬送装置10の幅方向であり、Z軸方向はロボット搬送装置10の鉛直方向である。
図1に示すように、本実施の形態に係るロボット搬送装置10は、略直方体形状のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40を有する。
なお、図1に示すロボット搬送装置10は3つのモジュールであるボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40を有するが、本実施の形態に係るロボット搬送装置10は、少なくとも2つのモジュールを有すればよく、そのモジュール数を限定しない。
ロボット搬送装置10は、例えば19インチラックのラックフレーム300に取り付けられた状態で使用される。
ラックフレーム300は、Z軸方向に延在する4本のメインフレーム302と、X軸方向に延在し、両端それぞれがメインフレーム302に固定されている複数のサイドフレーム304とを有する。
図2は、ロボット搬送装置10のモジュールのラックフレーム300への取り付け方法を説明する図である。図2に示すように、ラックフレーム300のサイドフレーム304は、Y軸方向の内側に突出し、ロボット搬送装置10のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40が載置されるモジュール支持部304aを備える。このモジュール支持部304aにより、ロボット搬送装置10のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれは、ラックフレーム300のサイドフレーム304にX軸方向にスライド可能に支持される。
図1に示すように、ロボット搬送装置10のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40は、ラックフレーム300のメインフレーム302に固定される固定タブ20a、30a、および40aを備える。
図3は、実施の形態に係るロボット搬送装置10において、ラックフレーム300に固定される直前のメインモジュール30の固定タブの様子を示す図である。図3に示すように、例えば、メインモジュール30の固定タブ30aは、貫通穴30bを備え、貫通穴30bに挿通された図示しないネジがサイドフレーム304のめねじ穴304bに係合することによってメインフレーム302に固定される。
このようなラックフレーム300に取り付けられることにより、ロボット搬送装置10のボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40は、Z軸方向に並んで配置される。
図1に示すように、ボトムモジュール20は、左サイドパネル22Lとフロントパネル24を有しており、メインモジュール30は、左サイドパネル32Lとフロントパネル34を有しており、拡張モジュール40は、左サイドパネル42Lとフロントパネル44を有している。
また、図1において、メインモジュール30および拡張モジュール40それぞれに対して、マガジンユニット60L、60Rが取り外し可能に装着される。
図4は、実施の形態に係るロボット搬送装置10の内部を示している。図4は、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれから左サイドパネル22L、32L、42Lと、フロントパネル24、34、44とを取り外した状態を示している。
図4では、メインモジュール30および拡張モジュール40それぞれから、マガジンユニット60Lが取り外されている。
図4に示すように、メインモジュール30および拡張モジュール40それぞれには、複数のディスクを収容した複数のマガジン50が格納されている。すなわち、メインモジュール30および拡張モジュール40は、複数のディスクを格納するディスク格納モジュールである。
本実施の形態の場合、複数のマガジン50は、メインモジュール30の右サイドパネル32Rおよび拡張モジュール40の右サイドパネル42Rに沿ってマトリックス状に配置されている。図示していないが、複数のマガジン50はさらに、メインモジュール30の左サイドパネル32Lおよび拡張モジュール40の左サイドパネル42Lに沿ってマトリックス状に配置されている。
本実施の形態の場合、メインモジュール30および拡張モジュール40それぞれは、マガジン50を最大80基格納可能である。具体的には、左サイドパネル32L、42L側にそれぞれ40基、右サイドパネル32R、42R側にそれぞれ40基格納可能である。また左サイドパネル32L、42Lおよび右サイドパネル32R、42Rそれぞれにおいて、マガジン50は、Z軸方向に10基、X軸方向に4基並べられる。
図5は、実施の形態に係る複数のディスクを収容する1つのマガジン50の斜視図であり、図6はマガジン50の分解図である。本実施の形態の場合、図5に示すように、マガジン50は、マガジントレイ52とマガジンケース54とを有する。
図6に示すように、マガジン50のマガジントレイ52は、複数のディスクDをそのディスク厚さ方向であるZ軸方向に取り出し可能に収容するように構成されている。また、マガジントレイ52は、複数のディスクDをその厚さ方向に重ねた状態で収容するように構成され、複数のディスクDの中心穴Daに挿通される支持ピン部52aを備える。
図6に示すように、マガジン50のマガジンケース54は、Y軸方向にマガジントレイ52を取り外し可能に収納するように構成されている。そのために、マガジンケース54は、マガジントレイ52が通過する開口54aを備える。
図1および図4に示すように、マガジンユニット60L、60Rは、メインモジュール30および拡張モジュール40に対して取り外し可能に装着される。マガジンユニット60Lは、メインモジュール30および拡張モジュール40の左側に配置され、マガジンユニット60Rは、メインモジュール30および拡張モジュール40の右側に配置される。マガジンユニット60L、60Rは左右対称の構成を備える。
図7は、実施の形態に係るマガジンユニット60Rの斜視図である。図7に示すように、マガジンユニット60Rは、マガジン50を取り外し可能に保持する複数のマガジン保持部62と、マガジンユニット60Rをロボット搬送装置10から取り外すときにユーザーが把持するフロントパネル部64とを有する。
図示してはいないが、マガジンユニット60Lも、同様に、マガジン保持部62とフロントパネル部64とを有する。
マガジンユニット60L、60Rは、複数のマガジン保持部62それぞれに対して取り外し可能にマガジン50が装着されることにより、複数のマガジン50を保持する。本実施の形態の場合、マガジンユニット60L、60Rはそれぞれ、最大8基のマガジン50を保持可能である。例えば、Z軸方向に2基、X軸方向に4基のマガジン50を、マガジンユニット60L、60Rは保持可能である。図7では、8基のマガジン50をマガジンユニット60Rが保持している。
また、図7に示すように、マガジンユニット60Rのマガジン保持部62は、マガジン50のマガジンケース54からマガジントレイ52が取り外し可能にマガジンケース54を保持する。マガジンユニット60Lについても、同様の構成である。
図4および図7に示すように、本実施の形態の場合、メインモジュール30の左サイドパネル32Lおよび右サイドパネル32R、および拡張モジュール40の左サイドパネル42Lおよび右サイドパネル42Rそれぞれに沿って配置されたマガジンユニット60L、60Rに保持されたマガジン50から、ロボット搬送装置10の幅方向であるY軸方向にメインモジュール30および拡張モジュール40の中央部に向かってマガジントレイ52が取り外される。
そして、詳細は後述するが、メインモジュール30および拡張モジュール40のY軸方向の中央部をZ軸方向に移動するマガジンキャリアユニット70が、マガジン50のマガジントレイ52をマガジンユニット60L、60Rに保持されたマガジン50から取り外す。
また、マガジンユニット60L、60Rは、メインモジュール30および拡張モジュール40に対して、X軸方向に着脱可能である。図1に示すように、マガジンユニット60L、60Rがメインモジュール30および拡張モジュール40に装着されているとき、マガジンユニット60L、60Rのフロントパネル部64は、メインモジュール30および拡張モジュール40のフロントパネル34、44と協働してロボット搬送装置10の化粧面を構成する。ユーザーがマガジンユニット60L、60Rのフロントパネル部64を把持してメインモジュール30または拡張モジュール40から取り外すことにより、そのマガジンユニット60L、60Rに対してマガジン50を装着できるまたは取り外せる。
図8は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70の斜視図である。
図8のマガジンキャリアユニット70は、ロボット搬送装置10内にZ軸方向に移動可能な間隔をあけて、メインモジュール30および拡張モジュール40に装着された状態のマガジンユニット60L、60Rに保持されたマガジン50に対向する。そしてマガジンキャリアユニット70は、マガジン50からマガジントレイ52を取り出し、その取り出したマガジントレイ52を搬送する、すなわちディスクDを搬送するディスク搬送用ロボットとして機能する。
具体的には、マガジンキャリアユニット70は、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40内をZ軸方向に通過可能なベース部72と、ベース部72上にX軸方向に移動可能に搭載されたスライダーユニット74と、スライダーユニット74に搭載されてマガジン50からマガジントレイ52を取り出して保持するマガジンピッカーユニット76とを有する。
マガジンキャリアユニット70のベース部72は、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれにおけるY軸方向の中央部をZ軸方向に平行移動可能に構成されている。これにより、メインモジュール30および拡張モジュール40内に格納されている任意のマガジン50のZ軸方向位置に対してマガジンピッカーユニット76を位置合わせすることが可能になる。
マガジンキャリアユニット70のベース部72上に搭載されたスライダーユニット74は、ベース部72上に設けられ、X軸方向に延在するガイドレール78に沿って移動する。これにより、メインモジュール30および拡張モジュール40内に格納されている任意のマガジン50のX軸方向位置に対してマガジンピッカーユニット76を位置合わせすることが可能になる。
スライダーユニット74に搭載されたマガジンピッカーユニット76は、メインモジュール30および拡張モジュール40内に格納されている任意のマガジン50からマガジントレイ52を取り出すように構成されている。また、マガジンピッカーユニット76は、Z軸方向に延在する回転中心線を中心として回転可能であって、マガジン50から取り出したマガジントレイ52を保持した状態で回転し、そのマガジントレイ52をスライダーユニット74のトレイ載置部74a上に載置するように構成されている。
本実施の形態の場合、図4に示すように、マガジンキャリアユニット70は、初期位置であるボトムモジュール20内で待機する。
マガジンピッカーユニット76によってスライダーユニット74のトレイ載置部74a上に載置されたマガジントレイ52は、図4に示すドライブユニット80へ搬送される。本実施の形態の場合、ドライブユニット80は、メインモジュール30のリア側に搭載されている。
図9は、実施の形態に係るドライブユニット80の斜視図である。図9に示すように、ドライブユニット80は、ディスクDに記憶された情報を再生するまたはディスクDに情報を記憶する複数のディスクドライブ装置82L、82Rを有する。複数のディスクドライブ装置82L、82Rそれぞれは、Y軸方向に進退可能であって、ディスクDが載置される図示しないトレイを備える。
具体的には、図4に示すように、複数のディスクドライブ装置82Lは、ロボット搬送装置10のメインモジュール30の左側でZ軸方向に並んでいる。一方、複数のディスクドライブ装置82Rは、ロボット搬送装置10のメインモジュール30の右側でZ軸方向に並んでいる。
メインモジュール30の左側に配置されたディスクドライブ装置82Lと、右側に配置されたディスクドライブ装置82Rは、間隔をあけてY軸方向に対向する。また、左側に配置されたディスクドライブ装置82Lは、右側のディスクドライブ装置82Rに向かってトレイが外に出るように配置されている。一方、右側のディスクドライブ装置82Rは、左側のディスクドライブ装置82Lに向かってトレイが外に出るように配置されている。
また、図9に示すように、ドライブユニット80は、ロボット搬送装置10の左側でZ軸方向に並ぶ複数のディスクドライブ装置82Lと、ロボット搬送装置10の右側でZ軸方向に並ぶ複数のディスクドライブ装置82Rとの間をZ軸方向に移動するディスクマウンターユニット84を有する。
ディスクマウンターユニット84は、マガジンキャリアユニット70のスライダーユニット74のトレイ載置部74a上に載置されたマガジントレイ52から複数のディスクDを取り出し、その取り出した複数のディスクDを複数のディスクドライブ装置82L、82Rのトレイにマウントするように構成されている。
具体的に説明すると、マガジンキャリアユニット70のスライダーユニット74がメインモジュール30のリア側に移動し、それによりスライダーユニット74のトレイ載置部74a上に載置されたマガジントレイ52がドライブユニット80のディスクマウンターユニット84の下方に配置される。
ドライブユニット80のディスクマウンターユニット84は、マガジントレイ52に向かって降下し、マガジントレイ52に収容された複数のディスクDを保持する。複数のディスクDを保持したディスクマウンターユニット84は上昇して待機する。
ディスクマウンターユニット84によって保持されている複数のディスクDの中の最も下位にあるディスクDがマウントされる1つのディスクドライブ装置82L、またはディスクドライブ装置82Rのトレイが外に出て、ディスクマウンターユニット84の下方に配置される。ディスクマウンターユニット84は、ディスクドライブ装置82Lまたはディスクドライブ装置82Rから外に出たトレイに向かって降下し、そのトレイに対して最も下位のディスクDをマウントさせる。トレイに対応するディスクDをマウントした後、ディスクマウンターユニット84は上昇し、ディスクDをマウントされたトレイがディスクドライブ装置82L内またはディスクドライブ装置82R内に戻る。このような動作を繰り返すことにより、ディスクマウンターユニット84によって保持されている複数のディスクDそれぞれが、対応するディスクドライブ装置82L、82Rにマウントされる。
次に、図8に示すマガジンキャリアユニット70をZ軸方向に移動させるキャリアユニット移動機構について説明する。
図8に示すマガジンキャリアユニット70は、メインモジュール30または拡張モジュール40内のマガジン50のマガジントレイ52を搬送するために、またボトムモジュール20内で待機するために、複数のモジュール間を移動する。
また、マガジンキャリアユニット70が移動するモジュールまたは通過するモジュールの数は、ユーザーのロボット搬送装置10の利用形態によって決まる。例えば、図4に示すように、マガジンキャリアユニット70が、Z軸方向に並べられた、1つのボトムモジュール20と、1つのメインモジュール30と、1つの拡張モジュール40とを通過する利用形態がある。また、例えば、マガジンキャリアユニット70が、Z軸方向に並べられた、1つのボトムモジュール20と、1つのメインモジュール30と、複数の拡張モジュール40とを通過する利用形態もある。したがって、マガジンキャリアユニット70が任意の数のモジュールを通過できるように、ロボット搬送装置10を構成する必要がある。
その対処として、マガジンキャリアユニット70を任意の数のモジュールを通過させるように構成されたキャリアユニット移動機構がロボット搬送装置10に設けられている。
具体的には、キャリアユニット移動機構は、ラックアンドピニオン機構であって、マガジンキャリアユニット70にピニオンが設けられ、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれにラックが設けられている。以下、このキャリアユニット移動機構について具体的に説明する。
まず、図8に示すように、マガジンキャリアユニット70は、ピニオンユニット90、120を有する。一方のピニオンユニット90は、マガジンキャリアユニット70のベース部72のフロント側、すなわち、ロボット搬送装置10のフロント側、に取り付けられたギアボックスで構成されている。他方のピニオンユニット120は、マガジンキャリアユニット70のベース部72のリア側、すなわち、ロボット搬送装置10のリア側、に取り付けられたギアボックスで構成されている。
図10は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90の斜視図である。フロント側のピニオンユニット90は、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのフロント側ピニオン92を有する。
図11は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90の分解図である。具体的には、図10に示すギアボックスカバー94を取り外した状態のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90を示している。図12は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のギアボックスカバー94を取り外した状態のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90の正面図である。
図11および図12に示すように、フロント側ピニオン92は、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれの詳細は後述するラックのラック歯と係合するピニオン歯92aと、駆動ギア96と駆動連結するギア歯92bとを備える。
駆動ギア96は、複数の動力伝達ギア98、100、102、104を介してフロント側ピニオン92のギア歯92bに駆動連結する。
図13は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のフロント側に取り付けられたピニオンユニット90を駆動するモータを示す図である。駆動ギア96は、マガジンキャリアユニット70の図13に示すベース部72の裏側(Z軸方向の下側)に取り付けられたモータ106によって回転駆動される。具体的には、モータ106に取り付けられたウォーム108、ウォーム108と係合するウォームホイール110、およびウォームホイール110から駆動ギア96にモータ106の動力を伝達する動力伝達シャフト112を介して、駆動ギア96はモータ106によって回転駆動される。また、詳細は後述するが、駆動ギア96と動力伝達シャフト112は、クラッチレバー114によってその駆動連結が解除できるように構成されている。
図14は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニットの斜視図である。リア側のピニオンユニット120は、フロント側のピニオンユニット90と同様に、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのリア側ピニオン122L、122Rを有する。
図15は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニットのリア側に取り付けられたピニオンユニット120の分解図である。具体的には、図14に示すギアボックスカバー124を取り外した状態のリア側に取り付けられたピニオンユニット120を示している。図16は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のギアボックスカバー124を取り外した状態のリア側に取り付けられたピニオンユニット120の正面図である。
図15および図16に示すように、リア側ピニオン122Lは、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれの詳細は後述するラック歯と係合するピニオン歯122Laと、駆動ギア126Lと駆動連結するギア歯122Lbとを備え、リア側ピニオン122Rは、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれの詳細は後述するラック歯と係合するピニオン歯122Raと、駆動ギア126Rと駆動連結するギア歯122Rbとを備える。
駆動ギア126L、126Rそれぞれは、動力伝達ギア128を介してリア側ピニオン122L、122Rのギア歯122Lb、122Rbに駆動連結する。
図11および図15に示すように、リア側のピニオンユニット120の一方の駆動ギア126Lはまた、X軸方向に延在する連結シャフト130を介して、フロント側のピニオンユニット90の動力伝達ギア100に駆動連結されている。したがって、リア側のピニオンユニット120の駆動ギア126Lは、フロント側のピニオンユニット90の動力伝達ギア98、100を介して、フロント側のピニオンユニット90の駆動ギア96、すなわちモータ106、によって回転駆動される。
また、図8および図12に示すように、リア側のピニオンユニット120の他方の駆動ギア126Rは、X軸方向に延在する連結シャフト132を介して、フロント側のピニオンユニット90の動力伝達ギア134に駆動連結されている。動力伝達ギア134は、動力伝達ギア136を介して、駆動ギア138に駆動連結されている。
図13に示すように、駆動ギア138は、マガジンキャリアユニット70のベース部72の裏側(Z軸方向の下側)に取り付けられたモータ140によって回転駆動される。具体的には、モータ140に取り付けられたウォーム142、ウォーム142と係合するウォームホイール144、およびウォームホイール144から駆動ギア138にモータ140の動力を伝達する動力伝達シャフト146を介して、駆動ギア138はモータ140によって回転駆動される。また、詳細は後述するが、駆動ギア138と動力伝達シャフト146は、動力伝達ギア98と動力伝達シャフト112と同様に、クラッチレバー148によってその駆動連結が解除できるように構成されている。
したがって、フロント側のピニオンユニット90のフロント側ピニオン92とリア側のピニオンユニット120の一方のリア側ピニオン122Lは共通のモータ106によって駆動される。リア側のピニオンユニット120の他方のリア側ピニオン122Rはモータ140によって駆動される。
次に、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122L、122Rそれぞれと係合するラックについて説明する。
図17および図18は、異なる視点から見た、ラックを説明するためのロボット搬送装置10の一部の分解図である。図17および図18は、ボトムモジュール20およびメインモジュール30に設けられたラックを示している。なお、図17および図18においては、ラックを視認しやすくするために、ボトムモジュール20およびメインモジュール30の一部が示されている。
図17および図18に示すように、ボトムモジュール20はシャーシ26を有し、メインモジュール30はシャーシ36を有している。図1や図4に示すように、ボトムモジュール20のシャーシ26には、左サイドパネル22L、右サイドパネル22R、フロントパネル24などが取り付けられる。同様に、メインモジュール30のシャーシ36には、左サイドパネル32L、右サイドパネル32R、フロントパネル34などが取り付けられる。
図17および図18に示すように、ボトムモジュール20のシャーシ26は、ボトムモジュール20の底面を構成するベース部26aを備える。また、シャーシ26は、そのベース部26aのフロント側およびリア側からZ軸方向に延在する側壁部26b、26c、26dを備える。
フロント側の側壁部26bは、理由は後述するが、Y軸方向の両側それぞれに開口26eを備える。リア側の側壁部26c、26dはそれぞれ、ベース部26aのY軸方向の両側それぞれに形成されている。
メインモジュール30のシャーシ36は、メインモジュール30の底面を構成するベース部36aを備える。ベース部36aには、マガジンキャリアユニット70がZ軸方向に通過する貫通穴36bが形成されている。
また、メインモジュール30のシャーシ36は、そのベース部36aのフロント側およびリア側からZ軸方向に延在する側壁部36c、36d、36eを備える。
フロント側の側壁部36cは、シャーシ36のベース部36aのY軸方向の中央部に形成されている。その理由は、フロント側の側壁部36cの左右両側を、マガジンユニット60L、60RがX軸方向に通過してメインモジュール30に装着されるからである。
一方、リア側の側壁部36d、36eは、シャーシ36のベース部36aのY軸方向の両側に形成されている。その理由は、2つのリア側の側壁部36d、36eの間をマガジンキャリアユニット70のスライダーユニット74がX軸方向に通過し、そのトレイ載置部74aに載置されているマガジントレイ52内の複数のディスクDをドライブユニット80に搬送するためである。
図18に示すように、ボトムモジュール20のフロント側の側壁部26b、リア側の側壁部26c、26d、メインモジュール30のフロント側の側壁部36c、リア側の側壁部36d、36eそれぞれの内側には、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのラックが設けられている。
具体的には、ボトムモジュール20のフロント側の側壁部26bおよびメインモジュール30のフロント側の側壁部36cそれぞれには、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのフロント側ラック160がZ軸方向にスライド可能に設けられている。また、ボトムモジュール20およびメインモジュール30それぞれのフロント側ラック160は、Z軸方向に一列に並んでいる。
図19は、実施の形態に係るフロント側ピニオンとフロント側ラックとが係合している状態を示す図である。図19に示すように、フロント側ラック160は、Z軸方向に延在し、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92のピニオン歯92aと係合するラック歯160aを備える。
また、図17に示すように、ボトムモジュール20の一方のリア側の側壁部26cおよびメインモジュール30の一方のリア側の側壁部36dそれぞれには、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのリア側ラック162LがZ軸方向にスライド可能に設けられている。また、ボトムモジュール20およびメインモジュール30それぞれのリア側ラック162Lは、Z軸方向に一列に並んでいる。
さらに、図17に示すように、ボトムモジュール20の他方のリア側の側壁部26dおよびメインモジュール30の他方のリア側の側壁部36eそれぞれには、キャリアユニット移動機構の構成要素の一部としてのリア側ラック162RがZ軸方向にスライド可能に設けられている。また、ボトムモジュール20およびメインモジュール30それぞれのリア側ラック162Rは、Z軸方向に一列に並んでいる。
図20は、リア側ピニオンとリア側ラックとが係合している状態を示す図である。図20に示すように、リア側ラック162Lは、Z軸方向に延在し、マガジンキャリアユニット70の一方のリア側ピニオン122Lのピニオン歯122Laと係合するラック歯162Laを備える。
図20に示すように、リア側ラック162Rは、Z軸方向に延在し、マガジンキャリアユニット70の他方のリア側ピニオン122Rのピニオン歯122Raと係合するラック歯162Raを備える。
同様に、拡張モジュール40にもフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rが設けられている。
上述したように、フロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rは、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれに、Z軸方向に自由にスライド可能に支持されている。
図21は、フロント側ラック160の拡大図であり、図22は、リア側ラック162R、162Lの拡大図である。例えば、図21に示すように、フロント側ラック160は、Z軸方向に延在する複数のガイド穴160bを備える。これらのガイド穴160bを軸部が通過するように、複数のネジ164がメインモジュール30のシャーシ36のフロント側の側壁部36cに固定されている。
さらに、例えば、図22に示すように、リア側ラック162L、162Rは、Z軸方向に延在する複数のガイド穴162Lb、162Rbを備える。これらのガイド穴162Lb、162Rbを軸部が通過するように、複数のネジ164がメインモジュール30のシャーシ36のリア側の側壁部36d、36eに固定されている。
図21、図22に示すように、これらのネジ164にガイド穴160b、162Lb、162Rbがガイドされることにより、フロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rは、Z軸方向にスライドできる。ネジ164をさらに締めると、フロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを、スライド不可能にボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40に対して固定できる。
また、本実施の形態の場合、フロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれは、スライド可能であるため、自重によって下方向に移動する。このとき、図18に示すように、メインモジュール30のフロント側ラック160は、Z軸方向に隣接するボトムモジュール20のフロント側ラック160に対して離れた状態である。図示していないが、メインモジュール30のフロント側ラック160は、拡張モジュール40のフロント側ラック160に対しても、同様に離れた状態である。さらに同様に、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのリア側ラック162L、162Rも隣接する2つのリア側ラック162L、162Rとは、Z軸方向に離れた状態である。
加えて、複数のフロント側ラック160それぞれは、Z軸方向に隣接する他のフロント側ラック160に対して離れた状態のとき、2つのモジュールにまたがっていない。例えば、複数のフロント側ラック160それぞれは、それを支持するモジュール内にその全体が格納されている。同様に、複数のリア側ラック162L、162Rそれぞれも、Z軸方向に隣接する他のリア側ラック162L、162Rに対して離れた状態のとき、2つのモジュールにまたがっていない。
フロント側ラック160それぞれがZ軸方向に隣接する他のフロント側ラック160に対して離れているため、当然ながら、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92は、複数のフロント側ラック160上を転動することができない。同様に、リア側ラック162L、162Rそれぞれが鉛直方向に隣接する他のリア側ラック162L、162Rに対して離れているため、マガジンキャリアユニット70のリア側ピニオン122L、122Rは、複数のリア側ラック162L、162R上を転動することができない。すなわち、マガジンキャリアユニット70は、複数のモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれを鉛直方向に通過するように移動することができない。
そのため、Z軸方向に間隔をあけて並んでいる複数のフロント側ラック160を接続させる必要がある。また、同様に、鉛直方向に間隔をあけて並んでいる複数のリア側ラック162L、162Rを接続させる必要がある。
本実施の形態の場合、Z軸方向に間隔をあけて並ぶ複数のフロント側ラック160において、一方の末端に位置するフロント側ラック160を他方の末端に位置するフロント側ラック160に向かってスライドさせることにより、複数のフロント側ラック160それぞれを隣接する他のフロント側ラック160に接続する。
図23および図24は、実施の形態に係るロボット搬送装置10の複数のフロント側ラック160の接続を説明する図である。具体的には、図23および図24に示すように、ボトムモジュール20にZ軸方向にスライド可能に支持されているフロント側ラック160を、拡張モジュール40に支持されているフロント側ラック160に向かって上方向にスライドさせる。それにより、ボトムモジュール20のフロント側ラック160の上端が、メインモジュール30にスライド可能に支持されているフロント側ラック160の下端に接触する。
さらに、メインモジュール30のフロント側ラック160に接触した状態でボトムモジュール20のフロント側ラック160を上方向に移動させると、メインモジュール30のフロント側ラック160も上方向に移動して拡張モジュール40のフロント側ラック160に接触する。この結果として、3つのモジュールであるボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160が一列に接続し、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92はこれらのフロント側ラック160上を転動できる。
なお、拡張モジュール40のフロント側ラック160は、上述したようにネジ164を締めることによって拡張モジュール40に対してスライド不可能に固定される。また、図24に示すように、複数のフロント側ラック160それぞれが隣接する他のフロント側ラック160に接続しているとき、一部のフロント側ラック160は、隣接し合う2つのモジュールにまたがっている。具体的には、ボトムモジュール20に支持されているフロント側ラック160は、その一部がメインモジュール30内に進入している。また、メインモジュール30に支持されているフロント側ラック160は、その一部が拡張モジュール40内に進入している。
同様に、ボトムモジュール20にスライド可能に支持されているリア側ラック162L、162Rを拡張モジュール40のリア側ラック162L、162Rに向かって上方向にスライドさせる。これにより、3つのモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのリア側ラック162L、162Rを接続できる。
図25は、複数のリア側ラック162L、162Rが接続している状態の実施の形態に係るロボット搬送装置10の一部の斜視図である。例えば、図25に示すように、ボトムモジュール20のリア側ラック162L、162Rが、メインモジュール30のリア側ラック162L、162Rに接続する。その結果、マガジンキャリアユニット70のリア側ピニオン122L、122Rは、複数のリア側ラック162L、162R上を転動できる。
ボトムモジュール20にスライド可能に支持されているフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれをスライドさせて、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを接続するためのラック接続機構について説明する。
図26は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70を格納した状態のボトムモジュール20の斜視図であり、図27は、実施の形態に係るボトムモジュール20の斜視図である。図26および図27は、ボトムモジュール20のフロントパネル24、左サイドパネル22Lおよび右サイドパネル22Rが取り外された状態を示している。
まず、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162RをZ軸方向にスライドさせるためのラック接続機構は、本実施の形態の場合、ボトムモジュール20に搭載されている。
図26および図27に示すように、ボトムモジュール20のフロント側ラック160には、フロント側の側壁部26bに形成されてZ軸方向に延在する複数のガイド穴26fを軸部が通過した状態の複数のネジ166が取り付けられている。複数のネジ166は、その頭部がボトムモジュール20の外部に位置する状態で、フロント側の側壁部26bのガイド穴26fを介してフロント側ラック160に取り付けられている。
このような複数のネジ166および複数のガイド穴26fにより、フロント側ラック160は、ボトムモジュール20のフロント側の側壁部26bにZ軸方向にスライド可能に支持される。また、複数のねじ166をさらに締めることにより、フロント側ラック160をフロント側の側壁部26bに固定できる。すなわち、ボトムモジュール20のフロント側ラック160を上方向にスライドさせて固定することにより、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160を接続した状態で維持できる。
ボトムモジュール20のリア側ラック162L、162Rをスライドさせるラック接続機構は、上述したフロント側ラック160をスライドさせるラック接続機構と異なる。具体的には、図26および図27に示すように、ボトムモジュール20のリア側に配置されているリア側ラック162L、162Rを、フロント側からの操作によってZ軸方向にスライドできるようにボトムモジュール20は構成されている。
図28および図29は、実施の形態に係るラック駆動シャフトのフロント側端周辺の拡大図である。
図26〜図28に示すように、リア側ラック162L、162RをZ軸方向に移動させるためのラック接続機構は、ボトムモジュール20のフロント側に設けられたハンドル170L、170Rと、図26〜図29に示すように、ボトムモジュール20のフロント側からリア側に向かって延在するラック駆動シャフト172L、172Rとを有する。
ハンドル170L、170Rは、X軸方向に延在する回転中心線を中心として回転可能にボトムモジュール20に設けられている。ハンドル170L、170Rへのアクセスは、ボトムモジュール20のシャーシ26のフロント側の側壁部26bに形成された開口26eを介して行われる。また、ハンドル170Lにはギア歯170Laが形成されている。同様に、ハンドル170Rにも図示しないギア歯が形成されている。
図26に示すように、ラック駆動シャフト172L、172Rは、マガジンキャリアユニット70を挟むように、ロボット搬送装置10のX軸方向に互いに平行に延在している。
ラック駆動シャフト172Lのフロント側端には、ギア174Lが取り付けられている。ギア174Lは、ギア176Lを介してハンドル170Lのギア歯170Laに駆動連結している。これにより、ハンドル170Lが回転されると、ギア174L、176Lを介してラック駆動シャフト172Lが回転する。
なお、同様に、図示しないが、ラック駆動シャフト172Rのフロント側端にも、ハンドル170Rの図示しないギア歯に駆動連結する図示しないギアが取り付けられている。それにより、ハンドル170Rが回転されると、ラック駆動シャフト172Rが回転する。
図27に示すように、ラック駆動シャフト172L、172Rのリア側端には、ラック駆動ピニオン178L、178Rが取り付けられている。ボトムモジュール20のリア側ラック162Lは、このラック駆動ピニオン178Lと係合するラック歯162Lcを備える。また、ボトムモジュール20のリア側ラック162Rは、このラック駆動ピニオン178Rと係合するラック歯162Rcを備える。
図30および図31は、実施の形態に係るラック駆動シャフト172Lのリア側端周辺を示す拡大図である。
図30および図31に示すように、ラック駆動シャフト172Lが回転すると、ラック駆動ピニオン178Lおよびラック歯162Lcを介してリア側ラック162LがZ軸方向に移動する。その結果、ボトムモジュール20のリア側ラック162L、がメインモジュール30のリア側ラック162Lに接触し、最終的には、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれのリア側ラック162Lが接続する。
同様に、ラック駆動シャフト172Rが回転すると、ラック駆動ピニオン178Rおよびラック歯162Rcを介してリア側ラック162RがZ軸方向に移動する。その結果、ボトムモジュール20のリア側ラック162Rがメインモジュール30のリア側ラック162Rに接触し、最終的には、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれのリア側ラック162Rが接続する。
ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のそれぞれのリア側ラック162L、162Rの接続状態を維持するために、ラック駆動シャフト172L、172Rを回転不可能に維持する回転止め機構がボトムモジュール20に設けられている。図29に示すように、回転止め機構は、ボトムモジュール20に固定され、ラック駆動シャフト172L、に外挿されたカラー180Lと、カラーを締めるレバー182Lとから構成されている。レバー182Lを操作することによってカラー180Lが締まり、そのカラー180Lによってラック駆動シャフト172Lは回転不可能に把持される。
同様に、回転止め機構は、ボトムモジュール20に固定され、ラック駆動シャフト172Rに外挿された図示しないカラーと、このカラーを締める図示しないレバーとから構成されている。このレバーを操作することにより、ラック駆動シャフト172Rに外挿された図示しないカラーが締まり、そのカラーによってラック駆動シャフト172Rが回転不可能に把持される。
このようにロボット搬送装置10のフロント側からの作業によってフロント側ラック160とリア側ラック162L、162RをZ軸方向に移動させることができるため、効率的にラックの接続作業を実行できる。
ボトムモジュール20のフロント側ラック160のフロント側の側壁部26bに対する固定を解除する、すなわち、ネジ166を緩めると、ボトムモジュール20のフロント側ラック160が自重によって拡張モジュール40のフロント側ラック160に対して離れる。それにより、図23に示すように、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のフロント側ラック160それぞれが、自重によって隣接する他のフロント側ラック160から離れる。その結果、図24に示すように2つのモジュールにまたがっていたフロント側ラック160が下方側のモジュールに退避する。例えば、図24に示すように接続状態時には上端側の一部が拡張モジュール40内に進入していたメインモジュール30のフロント側ラック160は、図23に示すように拡張モジュール40内から後退し、メインモジュール30内に格納される。
同様に、ラック駆動シャフト172L、172Rの回転規制を解除する、すなわち、ラック駆動シャフト172L、172Rに外挿されたカラーを締めるレバー182L、182Rを操作してカラーをゆるめると、ボトムモジュール20のリア側ラック162L、162Rは、固定が解除され、自重によって拡張モジュール40のリア側ラック162L、162Rに対して離れる。それにより、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40のリア側ラック162L、162Rそれぞれが、自重によって隣接する他のリア側ラック162L、162Rから離れる。その結果、2つのモジュールにまたがっていたリア側ラック162L、162Rが下方側のモジュール内に退避する。例えば、図25に示すように接続状態時には上端側の一部がメインモジュール30内に進入していたボトムモジュール20のリア側ラック162L、162Rは、図17に示すようにメインモジュール30内から後退し、ボトムモジュール20内に格納される。
このように複数のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rの接続を解除することによってフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rの2つのモジュールにまたがる状態が解消されることにより、ロボット搬送装置10の構築や構成変更を短時間で行うことができる。
図1に示すように、ボトムモジュール20と拡張モジュール40との間に配置されているメインモジュール30を、ボトムモジュール20や拡張モジュール40をラックフレーム300から取り外すことなく、交換できる。すなわち、ボトムモジュール20および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rに接触することなく、メインモジュール30を交換できる。
また、メインモジュール30を交換した後、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを移動させるだけで、ロボット搬送装置10を使用可能な状態にできる、すなわち、マガジンキャリアユニット70が複数のモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40を通過するように移動できる。
なお、本実施の形態の場合、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを接続するために、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれは、別々に移動される。そのため、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれが別々に移動するとき、それらのラックに係合しているマガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122L、122Rは自由回転するのが好ましい。
図32および図33は、実施の形態に係るクラッチ機構を示す斜視図である。例えば、本実施の形態の場合、図32に示すように、ロボット搬送装置10は、フロント側ピニオン92とリア側ピニオン122Lとを駆動する駆動ギア96と駆動ギア96を駆動するモータ106との駆動連結を解除するクラッチ機構190と、リア側ピニオン122Rを駆動する駆動ギア138と駆動ギア138を駆動するモータ140との駆動連結を解除するクラッチ機構192とを、有する。
具体的には、一方のクラッチ機構190は、駆動ギア96と動力伝達シャフト112とを解除可能に駆動連結するスライドスリーブ194と、スライドスリーブ194をスライドさせるクラッチレバー114とを有する。他方のクラッチ機構192は、駆動ギア138と動力伝達シャフト146とを解除可能に駆動連結するスライドスリーブ196と、スライドスリーブ194をスライドさせるクラッチレバー148とを有する。
図13および図32に示すように、クラッチ機構190のスライドスリーブ194は、動力伝達シャフト112に外挿されている。また、スライドスリーブ194は、フランジ部194aを備える。同様に、図13および図32に示すように、クラッチ機構192のスライドスリーブ196は、動力伝達シャフト146に外挿されている。また、スライドスリーブ196は、フランジ部196aを備える。
クラッチ機構190のクラッチレバー114は、Y軸方向に延在する揺動中心線を中心にして揺動する。また、クラッチレバー114は、図33に示すように、揺動することによってスライドスリーブ194のフランジ部194aに接触し、それによりスライドスリーブ194をスライドさせる接触部114aを備える。同様に、クラッチ機構192のクラッチレバー148も、Y軸方向に延在する揺動中心線を中心にして揺動する。また、図32に示すように、クラッチレバー148は、揺動することによってスライドスリーブ196のフランジ部196aに接触し、それによりスライドスリーブ196をスライドさせる接触部148aを備える。
ここからは、スライドスリーブ194を介する解除可能な駆動ギア96と動力伝達シャフト112との間の駆動連結について説明する。なお、原理的には同一であるため、スライドスリーブ196を介する解除可能な駆動ギア138と動力伝達シャフト146との間の駆動連結の説明は省略する。
図34は、実施の形態に係るクラッチ機構190のスライドスリーブ194によって駆動連結された状態の駆動ギア96と動力伝達シャフト112とを示す図である。図35は、実施の形態に係るクラッチ機構190のスライドスリーブ194が取り外された状態の駆動ギア96と動力伝達シャフト112とを示す図である。そして、図36は、実施の形態に係るクラッチ機構190のスライドスリーブ194による駆動連結が解除された状態の駆動ギア96と動力伝達シャフト112を示す図である。
図35に示すように、スライドスリーブ194は、駆動ギア96側の端から延在する一対のスリット194bを備える。スライドスリーブ194内に挿入される動力伝達シャフト112は、駆動ギア96側の端に、スライドスリーブ194のスリット194b内に進入して、進入したスリット194bに移動可能に係合する突起部112aを備える。動力伝達シャフト112の突起部112aがスライドスリーブ194のスリット194bに係合することにより、動力伝達シャフト112とスライドスリーブ194とが一体的に回転する。
一方、駆動ギア96も、スライドスリーブ194のスリット194b内に進入して、進入したスリット194bに移動可能に係合する突起部96aを備える。駆動ギア96の突起部96aがスライドスリーブ194のスリット194bに係合することにより、動力伝達シャフト112、スライドスリーブ194、および駆動ギア96が一体的に回転する。これにより、モータ106により、マガジンキャリアユニット70のフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122Lが駆動される。
図33に示すように、クラッチレバー114の揺動によってその接触部114aがスライドスリーブ194のフランジ部194aに接触すると、スライドスリーブ194が駆動ギア96から離れる方向に移動する。それにより、図36に示すように、駆動ギア96の突起部96aがスライドスリーブ194のスリット194bの外部に移動し、突起部96aとスリット194bとの係合が解除される。これにより、駆動ギア96とスライドスリーブ194との間の駆動連結、すなわちフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122Lとモータ106との間の駆動連結が解除される。その結果、フロント側ピニオン92とリア側ピニオン122Lは自由回転可能な状態にされる。
図37は、実施の形態に係るマガジンキャリアユニット70のベース部72におけるフロント側部分の上面図である。クラッチ機構190、192やそれに関連するモータ106、140などは、図13に示すように、マガジンキャリアユニット70のベース部72の裏側に取り付けられている。したがって、図37に示すように、ユーザーがボトムモジュール20内で待機するマガジンキャリアユニット70のクラッチレバー114、148を操作できるように、すなわちベース部72の上面側からクラッチレバー114,148にアクセスできるように、ベース部72には開口72aが形成されている。
ユーザーは、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを移動させてボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを接続する前に、クラッチ機構190、192のクラッチレバー114、148を操作してフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122L、122Rを自由回転可能な状態にする。すなわち、ボトムモジュール20内で待機し、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rと係合した状態のフロント側ピニオン92およびリア側ピニオン122L、122Rを自由回転可能な状態にする。これにより、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを、スムーズに小さい力で、メインモジュール30のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rに向かって移動させることができる。
以上、本実施の形態によれば、複数のモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40とそれらのモジュールそれぞれを移動可能なマガジンキャリアユニット70とを有するロボット搬送装置10において、その構築や構成変更を短時間で行うことができる。
例えば、図1に示すように、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれが、Z軸方向に並んだ状態でラックフレーム300に取り付けられる。次に、ボトムモジュール20にスライド可能に支持されたフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを移動させて、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを接続する。これにより、マガジンキャリアユニット70は複数のモジュール、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれを通過できる、すなわちロボット搬送装置10の構築が完了する。
また、例えば、図1に示すようにボトムモジュール20と拡張モジュール40との間に配置されているメインモジュール30を、ボトムモジュール20や拡張モジュール40をラックフレーム300から取り外すことなく、交換できる。
上述の実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されない。
上述の実施の形態の場合、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれは、それぞれのラック接続機構によって別々にメインモジュール30のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rに向かって移動される。しかし、本開示の実施の形態はこれに限らない。例えば、共通のラック接続機構により、ボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rそれぞれが同時に且つ一体的に移動してもよい。
また、上述の実施の形態の場合、ボトムモジュール20、メインモジュール30、および拡張モジュール40それぞれのフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rは、最下位に位置するボトムモジュール20のフロント側ラック160およびリア側ラック162L、162Rを上方向に移動させることによって接続される。しかしながら、本開示の実施の形態はこれに限らない。
例えば、複数のモジュールにおいて最上位に位置するモジュールのラックを下方に移動させることにより、鉛直方向に並ぶ複数のモジュールそれぞれのラックを接続するようにロボット搬送装置を構成してもよい。なお、この場合、最上位のモジュールのラックを上方向に退避させて複数のラックの接続を解除したときに複数のラックそれぞれが隣接する他のラックから離れるように、複数のラックそれぞれは、スプリングなどの付勢手段によって上方向に付勢される。
また、上述の実施の形態の場合、ロボット搬送装置の複数のモジュールは、図1に示すようにZ軸方向に並んでいる。しかしながら、本開示の実施の形態はこれに限らない。
例えば、複数のモジュールは、水平方向に並んでもよい。この場合、ロボットは複数のモジュールそれぞれを水平方向に通過する。また、複数のモジュールそれぞれのラックの接続を解除したときに複数のラックそれぞれが隣接する他のラックから離れるように、複数のラックそれぞれは、スプリングなどの付勢手段によって水平方向に付勢される。
すなわち、広義には、本開示の実施の形態に係るロボット搬送装置は、第1の方向に並ぶ複数のモジュールと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールを第1の方向に移動可能なロボットと、ロボットに設けられたピニオンと、複数のモジュールのそれぞれのモジュールに第1の方向にスライド可能に支持され、ピニオンと係合可能であって、且つ第1の方向に並ぶ複数のラックと、第1の方向に並ぶ複数のラックのうち、一方の末端に位置するラックを他方の末端に位置するラックに向かってスライドさせて、複数のラックのそれぞれのラックを、隣接する他のラックに接続させるラック接続機構と、を有する。
本開示は、複数のモジュールと複数のモジュールそれぞれを移動可能なロボットとを有するロボット搬送装置に適用可能である。
10 ロボット搬送装置
20 ボトムモジュール
20a,30a,40a 固定タブ
22L,32L,42L 左サイドパネル
22R,32R,42R 右サイドパネル
24,34,44 フロントパネル
26,36 シャーシ
26a,36a ベース部
26b,26c,26d,36c,36d,36e 側壁部
26e 開口
26f ガイド穴
30 メインモジュール
30b,36b 貫通穴
40 拡張モジュール
50 マガジン
52 マガジントレイ
52a 支持ピン部
54 マガジンケース
54a 開口
60R,60L マガジンユニット
62 マガジン保持部
64 フロントパネル部
70 マガジンキャリアユニット
72 ベース部
72a 開口
74 スライダーユニット
74a トレイ載置部
76 マガジンピッカーユニット
78 ガイドレール
80 ドライブユニット
82R,82L ディスクドライブ装置
84 ディスクマウンターユニット
90,120 ピニオンユニット
92 フロント側ピニオン
92a ピニオン歯
92b ギア歯
96 駆動ギア
96a 突起部
98,100,102,104 動力伝達ギア
106,140 モータ
108,142 ウォーム
110,144 ウォームホイール
112,146 動力伝達シャフト
112a 突起部
114,148 クラッチレバー
114a,148a 接触部
122R,122L リア側ピニオン
122Ra,122La ピニオン歯
122Rb,122Lb ギア歯
126R,126L,138 駆動ギア
128,134,136 動力伝達ギア
130,132 連結シャフト
160 フロント側ラック
160a,162Ra,162La ラック歯
162R,162L リア側ラック
160b,162Lb,162Rb ガイド穴
162Rc,162Lc ラック歯
164,166 ネジ
170R,170L ハンドル
172R,172L ラック駆動シャフト
170La ギア歯
174L,176L ギア
178R,178L ラック駆動ピニオン
180L カラー
182R,182L レバー
190,192 クラッチ機構
194,196 スライドスリーブ
194a,196a フランジ部
194b スリット
300 ラックフレーム
302 メインフレーム
304 サイドフレーム
304a モジュール支持部
304b めねじ穴

Claims (5)

  1. 第1の方向に並ぶ複数のモジュールと、
    前記複数のモジュールのそれぞれを前記第1の方向に移動可能なロボットと、
    前記ロボットに設けられたピニオンと、
    前記複数のモジュールのそれぞれに前記第1の方向にスライド可能に支持され、前記ピニオンと係合可能であって、且つ前記第1の方向に並ぶ複数のラックと、
    前記第1の方向に並ぶ前記複数のラックのうち、一方の末端に位置する前記複数のラックのうちの少なくとも1つを他方の末端に位置する前記複数のラックのうちの少なくとも1つに向かってスライドさせて、前記複数のラックのそれぞれを、隣接する他の前記複数のラックに接続させるラック接続機構と、を有するロボット搬送装置。
  2. 前記複数のラックのそれぞれが、隣接する他の前記複数のラックに接続している状態から一方の末端の前記複数のラックの少なくとも1つが他方の末端の前記複数のラックの少なくとも1つに対して離れると、前記複数のラックのそれぞれが隣接する他の前記複数のラックの少なくとも1つから離れる、請求項1に記載のロボット搬送装置。
  3. 前記第1の方向は少なくとも鉛直方向成分を含み、
    前記複数のラックのそれぞれが、隣接する他の前記複数のラックの少なくとも1つに接続している状態から一方の末端の前記複数のラックの少なくとも1つが他方の末端の前記複数のラックの少なくとも1つに対して離れると、前記複数のラックのそれぞれが、自重によって隣接する他の前記複数のラックの少なくとも1つから離れる、請求項2に記載のロボット搬送装置。
  4. 前記第1の方向に並ぶ前記複数のモジュールにおいて一方の末端に位置する前記複数のモジュールの少なくとも1つが、前記ロボットが待機するスペースと、前記ラック接続機構とを備える、請求項1に記載のロボット搬送装置。
  5. 前記ラック接続機構によって前記複数のラックを移動させるときに前記ピニオンが自由回転するように、前記ピニオンと前記ピニオンを駆動する駆動源との間の駆動連結を解除するクラッチ機構を有する、請求項1に記載のロボット搬送装置。
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