JP5782767B2 - ライブラリ装置 - Google Patents

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Description

開示の技術は、マガジンに収納されたカートリッジを搬送する搬送機構を備えるライブラリ装置に関する。
大容量の情報を格納する装置として、例えば、記録媒体が内部に収納されたカートリッジを複数本保管し、各カートリッジに対して情報の読み出し/書き込みを行なうライブラリ装置が知られている。ライブラリ装置には、複数のカートリッジを一度に出し入れする為のマガジンが着脱可能に設けられたものがある。このような装置はマガジン式のライブラリ装置と呼ばれている。
マガジンには、ライブラリ装置の前後方向と平行な方向に並列配置された複数のスロットが設けられ、カートリッジはこのスロットに1巻ずつ収納される。また、並列配置されたスロットが、上下に複数段設けられる場合もある。
ライブラリ装置内には、カートリッジを把持する為のハンド機構を有する搬送機構が設けられている。ハンド機構は、ハンドをスロットの配列方向に対して垂直な方向に伸ばし、目的のカートリッジを対応するスロットから取り出す。取り出されたカートリッジは、ハンド機構に保持されて、搬送機構によって記録/再生装置に搬送される。使用後のカートリッジは、搬送機構によって記録/再生装置から元のスロットに戻される。
また、マガジンに収納されたカートリッジの交換を行う際は、目的のカートリッジが収納されたマガジンをライブラリ装置から引き出して、オペレータによる交換作業が行われる。従って、ライブラリ装置にマガジンが装着される度に、カートリッジの交換に対応して、どのスロットにどのカートリッジが収納されているのかを認識する必要がある。
その為、カートリッジには、その背面に識別子の一例であるバーコードラベルが設けられている。バーコードラベルは、個々のカートリッジを識別するためのボリューム番号を示す文字や画像がバーコード情報として印刷されたものである。
また、ボリューム番号は、例えば、規定された英数字、記号を規定文字数で組合せた番号で付与されたものである。そして、このバーコードラベルをバーコードリーダで読み取る為に、磁気テープカートリッジはバーコードラベルが開口側に向くようにオペレータによって各スロットに収納される。
バーコードリーダは、カートリッジの搬送機構に搭載されている。マガジンのローディング完了後、この搬送機構が各スロットに移動することでバーコードリーダを位置決めして、バーコードリーダは各スロットのカートリッジのバーコードラベルを読み取る。
そして、ライブラリ装置の制御部は、このバーコードラベルのバーコード情報を取得することにより、どのスロットにどのボリューム番号のカートリッジが収納されているのかを認識することができる。このように、カートリッジの識別子を読み取り、カートリッジの種別と収納位置を認識する動作をインベントリ動作という。
特開2003−59143号公報 特開平8−53205号公報
前述したように、カートリッジの搬送機構に搭載されたバーコードリーダは、1回の動作で1巻のカートリッジのバーコードラベルしか読み取ることができない。従って、この動作をスロットの数に応じた回数行うことになり、スロットの数が多いほどインベントリ動作の時間が長くかかる。このため、ライブラリ装置がインベントリ動作を完了し、目的のカートリッジをマガジンから取り出して搬送すること等の各種処理ができる状態(レディ状態)になるまでに長い時間を要した。
そこで、インベントリ動作の時間短縮の為にマガジンのマガジン装填口から挿入され、予め設定された装填完了位置まで引き込まれる間(ローディング中)にバーコードラベルを読み取ることが考えられる。しかしながら、マガジンはオペレータによりローディングされる為、マガジンのローディング速度が一定にならない。
ゆえに、バーコードリーダとバーコードラベルとの正確な位置合わせができず、ローディング中にバーコードラベルを正確に読み取ることができない場合が考えられる。また、バーコードラベルの読み取りに失敗した場合は、オペレータにマガジンを引き出させて再度ローディングさせる必要があった。
開示の技術は、マガジンのローディング動作中にマガジンに収納されたカートリッジの識別子を正確に読み取ることにより、マガジンの挿入からライブラリ装置がレディ状態になるまでの時間を短縮することを可能にするライブラリ装置を提供することを目的とする。
開示の技術の一側面によると、筐体と、複数のカートリッジが収納されたマガジンが挿入される、筐体に設けられたマガジン装填口と、筐体内に配置される、マガジンがマガジン装填口から挿入され、予め設定された装填完了位置まで引き込まれる間に、マガジンに収納されたカートリッジに設けられた識別子を読み取るリーダと、カートリッジ挿抜方向に沿って移動可能に構成され、装填完了したマガジンに収納されたカートリッジを選択的に取り出す取り出し機構と、取り出し機構によって取り出されたカートリッジを装置内に設けられたカートリッジ処理ユニットまで搬送する移動機構とを備える搬送機構と、搬送機構を制御する制御部と、が設けられたライブラリ装置であって、搬送機構には、マガジン装填口に挿入されたマガジンの連結穴に連結する連結部材が設けられ、連結部材は、ブロック部と、ブロック部からマガジン側に延びる連結アームと、アームの先端から下方に伸びる連結突起を有し、移動機構は、マガジンの挿入方向および排出方向に平行に直進移動可能であり、かつ下方に設けられた取り出し機構を回転可能に保持するベースを備え、べースは、ベースに固定されず自重で落下可能なように連結部材を収容する連結部材配置用穴を有し、取り出し機構は、上面の一部に表面から所定の高さ盛り上がった段差部を有し、ブロック部が取り出し機構の回転により段差部上と、段差部以外の取り出し機構の上面との間を摺動し、ブロック部が段差部上により支持されるときには、連結突起が連結部材配置用穴内に収容され、段差部以外の上面により支持されるときには、連続突起が自重で連結部材配置用穴より突出し、制御部は、マガジン未装填状態において、連結部材の連結突起をベースから突出させた状態で、マガジン装填口側の所定の位置に待機するように搬送機構を制御するとともに、マガジンがマガジン装填口に挿入され連結部材の連結突起がマガジンの連結穴と連結したことを検出すると、搬送機構で装填完了位置までマガジンを引き込むように制御し、マガジンの装填完了を検出すると、取り出し機構を回転して連結部材を段差部に乗り上げさせることで連結突起と連結穴との係合を解除する
開示のライブラリ装置は、カートリッジを搬送する為の搬送機構を利用して、この搬送機構とマガジンを連結することにより、マガジンの装填完了位置までの引き込みを自動的に行うこと(自動ローディング)が可能となる。従って、この自動ローディングによりリーダとカートリッジの識別子との位置合わせが可能になり、カートリッジの識別子の正確な読み取りが可能になる。
また、マガジンのローディング動作中にカートリッジの識別子の正確な読み取りが可能になるので、インベントリ動作の時間を短縮することが可能になる。従って、マガジンの挿入からライブラリ装置がレディ状態になるまでの時間を短縮することが可能になる。
図1は、ライブラリ装置の外観図である。 図2は、ライブラリ装置の内部構成を説明するための斜視図(その1)である。 図3は、ライブラリ装置の内部構成を説明するための斜視図(その2)である。 図4は、ライブラリ装置の内部構成を説明するための平面図である。 図5は、ライブラリ装置の制御ブロック図である。 図6は、連結部材の構成及び位置関係を説明するための図である。 図7は、連結部材の連結突起と連結穴の関係を説明するための図である。 図8は、マガジンロックとロック穴の関係を説明するための図である。 図9は、マガジンのローディング動作を説明するための図(その1)である。 図10は、マガジンのローディング動作を説明するための図(その2)である。 図11は、マガジンのローディング動作を説明するための図(その3)である。 図12は、マガジンのローディング動作を説明するための図(その4)である。 図13は、稼働中における連結部材とマガジンロックの状態を説明するための図(その1)である。 図14は、稼働中における連結部材とマガジンロックの状態を説明するための図(その2)である。 図15は、ロック解除方法を説明するための図である。 図16は、マガジンのイジェクト動作を説明するための図(その1)である。 図17は、マガジンのイジェクト動作を説明するための図(その2)である。 図18は、マガジンのイジェクト動作を説明するための図(その3)である。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態では、ライブラリ装置の一例として、磁気テープライブラリ装置を用いて説明する。磁気テープライブラリ装置は、1又は複数の磁気テープカートリッジを収納したマガジンと、カートリッジ処理ユニットの一例である磁気テープドライブを備える。
図1〜図15(B)は、第1の実施の形態の磁気テープライブラリ装置1を示す。図1は、ライブラリ装置の外観図である。図1において、磁気テープライブラリ装置1は、筐体1eの前面にフロントパネル1fが設けられている。フロントパネル1fには、左右両側に2つのマガジン装填口1a、1b、中央にオペレータパネル(OPパネル)3が設けられている。
オペレータパネル3は、オペレータが操作を行う操作ボタンや表示ユニット等が設けられている。マガジン装填口1a、1bは、マガジン2a、2bを筐体1eに対して着脱するための開口である。マガジン2a、2bは、オペレータによりマガジン装填口1a、1bから挿入され、後述するように、ライブラリ装置1により予め設定された装填完了位置まで引き込まれる。
図1は、マガジン2aが筐体1eから引き出された様子やマガジン2aから磁気テープカートリッジ5が取り出された様子を示している。マガジン2aの前側の前壁面21fには把手21tが設けられており、オペレータが手でマガジン2aを引き出すことができる。
マガジン2aの上壁面21aと下壁面21cの間の空間に、複数のスロットがマガジン2aの挿入/排出方向(ライブラリ装置1の前後方向)と平行な方向に並列配置されている。マガジン2aは、上段のスロット22a〜22d、及び下段のスロット22e〜22hを有し、合計8本の磁気テープカートリッジ5を収納する。
マガジン2aの前壁面21fと反対側に後部壁21eが形成されている。マガジン2aの後部壁21eは、マガジン装填口1aから挿入される時に最初に進入する先頭の壁面を含む壁部である。マガジン2aの後部壁21eの上面には、後述する連結部材と係合する係合部の一例である連結穴23が設けられている。マガジン2bは、マガジン2aとスロットの開口の向き等が異なるが、概略的には同一の構成を有しており、説明は省略する。
磁気テープカートリッジ5は、背面に識別子の一例であるバーコードラベル5lが設けられている。バーコードラベルには、個々のカートリッジを識別するためのボリューム番号を示す文字や画像が印刷されている。磁気テープカートリッジ5は、バーコードラベル5lが開口側になるように各スロット22a〜22hに収納される。
図2は、ライブラリ装置の内部構成を説明するための斜視図(その1)である。図2は、筐体1eの上面を一部剥がして、内部をわかりやすく示した概念図である。筐体1eの内部は、収納空間となっており、前方収納部の左右両側に2つのマガジン2a、2bが収納されている。筐体1eの後方収納部には、磁気テープドライブ11、図示しない電源や制御部等が配置されている。
筐体1eの前方収納部の中央に搬送機構30が設けられている。搬送機構30は、カートリッジを装置内に設けられた磁気テープドライブ11まで搬送する。ハンド機構31は、装填完了したマガジンに収納されたカートリッジを選択的に取り出す取り出し機構の一例である。
ロボット機構33は、マガジンの挿入/排出方向に直進移動する移動機構の一例である。搬送機構30は、ハンド機構31とロボット機構33を備える。ハンド機構31の図示しない内部には、磁気テープカートリッジ5をスロット22a〜22hに対して挿抜したり、磁気テープドライブ11に対して挿抜したりする為の左右一対のハンドが配置される。
また、スロット22a〜22hや磁気テープドライブ11から取り出された磁気テープカートリッジ5を保持する為のテーブルが配置されている。磁気テープカートリッジ5をスロット22a〜22hに対して挿抜する際は、一対のハンドは、ハンド用モータによってスロット22a〜22hの配列方向に対して垂直な方向に移動するように駆動される。
磁気テープカートリッジ5を磁気テープドライブ11に対して挿抜する際は、一対のハンドは、ハンド用モータによってスロット22a〜22hの配列方向に対して平行な方向(装置前後方向)に移動するように駆動される。
ロボット機構33は、マガジン2a、2bのそれぞれの上面21aの上方に配置さている。ロボット機構33は、ハンド機構31を回転可能に保持するベース33b、ハンド機構31を回転駆動するハンド機構回転モータ、ロボット機構33を駆動するロボット用モータを含む。
そして、ロボット機構33は、レール32に吊り下げ支持されるとともに、ロボット用モータによりレール32に沿ってライブラリ装置1の前後方向(奥行き方向)に、つまり、マガジン2a、2bの挿入方向(L方向)及びマガジン2a、2bの排出方向(E方向)と平行な方向に直進移動する。
このようなロボット機構33とハンド機構31を組合せて使用することにより、磁気テープカートリッジ5を目的のマガジン2a、2bのスロット22a〜22hから取り出して磁気テープドライブ11に搬送することができる。また、磁気テープカートリッジ5を磁気テープドライブ11から元のマガジン2a、2bのスロット22a〜22hに戻すことができる。
また、ロボット機構33のベース33bは、連結部材34を配置する為の連結部材配置用穴33mを有する。連結部材配置用穴33mは、ベース33bのフロントパネル1fに近い部分に配置されている。この連結部材34の詳細は後述する。
図3は、ライブラリ装置の内部構成を説明するための斜視図(その2)である。図3は、筐体1eの下面を一部剥がして、内部をわかりやすく示した概念図である。図3には、ハンド機構31がロボット機構33に保持されている様子が示されている。
ハンド機構31は、図示しないハンド機構回転モータにより回転して向きを変えることにより、磁気テープカートリッジ5の搬送口を左右のマガジン2a、2bや磁気テープドライブの挿入/排出口11eに対向させることができる。
また、筐体1eの内部の左右の後部壁面1c、1dには、マガジン2a、2bの引き出しを防止するためのマガジンロック45a、45bが設けられている。マガジンロック45a、45bはそれぞれ保持部41a、41bによって回動可能に保持されている。
図4(A)、(B)は、ライブラリ装置の内部構成を説明するための平面図である。図4(A)は筐体1eの上から見た概念図であり、図4(B)は筐体1eの横から見た概念図である。図4(A)、(B)は、マガジン2a、2bが筐体1eの外に引き出された時の内部構成を示す。マガジン2a、2bのそれぞれの後部壁21eの上面に、連結部材34と係合する係合部の一例である連結穴23がそれぞれ設けられている。
マガジン2a、2bの背面21dは、マガジン装填口1aから挿入される時に最初に進入する先頭の壁面である。この背面21dに、マガジンロック45a、45bと係合する係合部の一例であるロック穴25がそれぞれ設けられている。
また、ローディング動作中のマガジン2a、2bの各スロットに対向する位置に、識別子(バーコードラベル5l)を読み取るためのリーダの一例であるリーダユニット15が設けられている。リーダユニット15は、検出器の一例であるエリアCCD(Area Charge Coupled Device)16とミラー17を含む。
ミラー17は、2枚の反射板が角度を成して、フロントパネル1fの近傍の筐体1eに設けられたものである。この2枚の反射板はマガジン装填口1a、1bの方向に向けられており、マガジン装填口1a、1bから進入するマガジン2a、2bの各スロットを順に映す。そして、ミラー17はその画像をエリアCCD16に向けて反射する。
従って、エリアCCD16は、フロントパネル1fの近傍の筐体1eの空きスペースに設けることができ、各スロットに収納された磁気テープカートリッジ5のバーコードラベル5lを読み取ることができる。なお、ミラー17の反射板は、2つのマガジン2a、2bに対応して2枚とする例としているが、2つのマガジン2a、2bの棚の段数の2段に対応して、合計4枚設けても良い。同様に、エリアCCDも複数台設けても良い。
また、エリアCCD16は、1台で2つのマガジン2a、2bの各スロットの画像を捉えるようにしている。つまり、エリアCCD16は、1度にマガジン2aの上下段の2つスロットと、マガジン2bの上下段の2つスロットの合計4つスロットの画像を取得することができる。
従って、リーダユニット15は、高速にバーコードラベル5lを読み取ることができる。なお、配置スペースやコストに支障がなければ、ミラー17を利用しないで、単純にエリアCCDも複数台設け、同時読み取りを行っても良い。
フロントパネル1f近傍の筐体1eの左右両側に、第1検出センサ13a、13bが設けられている。この第1検出センサ13a、13bは、マガジン装填口1a、1bから差し込まれたマガジン2a、2bが横切ると、マガジン2a、2bがマガジン装填口1a、1bに差し込まれたことを検出する。従って、ライブラリ装置1は、第1検出センサ13a、13bによりマガジン2a、2bの筐体1eへのローディング開始を認識することができる。
また、筐体1eの前方収納部の後方の左右両側に、第2検出センサ13c、13dが設けられている。この第2検出センサ13c、13dは、マガジン装填口1a、1bから引き込まれたマガジン2a、2bが横切ると、マガジン2a、2bが筐体1e内部のマガジンローディング完了位置まで引き込まれたことを検出する。従って、ライブラリ装置1は、第2検出センサ13c、13dにより、マガジン2a、2bの筐体1eへのローディングが完了したことを認識することができる。
第1検出センサ13a、13b及び第2検出センサ13c、13dは、筐体1eに収納されたマガジン2a、2bが横切ると、マガジン2a、2bがマガジン装填口1a、1bからイジェクトされたことを検出する。
従って、第1検出センサ13a、13b及び第2検出センサ13c、13dの検出結果によりマガジン2a、2bのイジェクトを検出することができる。なお、第1検出センサ13a、13bや第2検出センサ13c、13dとして、光学式センサ、磁気式センサ、押圧スイッチ等を使用することができる。
連結部材配置用穴33mに配置された連結部材34は、中央ブロック部35、その両側に設けられた連結アーム36a、36bを有する。連結アーム36a、36bは、中央ブロック部35からそれぞれ筐体1eの左右に向かって延びており、T字形状をしている。
連結アーム36a、36bの先端部37a、37bに筐体1eの下面に向かって延出する被係合部の一例である連結突起38がそれぞれ設けられている。連結部材34は、耐久性が高い材質が望ましく、金属、プラスチック、樹脂等が考えられる。
図4(A)、(B)は、ロボット機構33が筐体1eの前側、つまり、マガジン装填口1a、1b側(フロントパネル1fの近く)に予め設定された待機位置Tで待機している様子も示している。ハンド機構31の上面31aには、表面から所定の高さ盛り上がった段差部31kが形成されている。この段差部31kは、マガジン2a、2bと連結部材34との連結を解除する連結解除部材の一例であり、詳細は後述する。
連結部材配置用穴33mの左右両側に第3検出センサ29a、29bが設けられている。第3検出センサ29a、29bは、連結部材34の先端部37a、37bが上位置にいるか否かを検出する。なお、第3検出センサ29a、29bとして、光学式センサ、磁気式センサ、押圧スイッチ等を使用することができる。
先端部37a、37bが上位置にあり、かつ第1検出センサ13a、13bがマガジンのローディングを検出している時は、マガジン2a、2bと連結部材34との連結が解除された連結解除状態にある。
先端部37a、37bが下位置にあり、かつ第1検出センサ13a、13bがマガジンのローディングを検出していない時は、マガジン2a、2bのローディングを待っているローディング待機状態にある。また、先端部37a、37bが下位置にあり、かつ第1検出センサ13a、13bがマガジンのローディングを検出している時は、マガジン2a、2bが連結部材34に連結されている連結状態にある。
筐体1eの内部の左右の後部壁面1c、1dに設けられたマガジンロック45a、45bは、それぞれ保持部41a、41bによって両側から軸支されている。図4(B)に示すように、マガジンロック45a、45bは、同一の構成を有しており、それぞれ、回転軸49、第1ロックアーム47、第2ロックアーム48を含む。
第1ロックアーム47、第2ロックアーム48の材質は、耐久性が高い材質が望ましく、金属、プラスチック、樹脂等が考えられる。また、第1ロックアーム47と第2ロックアーム48は、例えば90°の角度をなしており、第1ロックアーム47が回転すると第2ロックアーム48も連動して回転する。
図5は、ライブラリ装置の制御ブロック図である。図5に示すように、装置全体の制御を行う制御部12と、オペレータパネル3、磁気テープドライブ11、搬送機構30、リーダユニット15等が信号バス19sにより接続される。また、電源14は、制御部12、オペレータパネル3、磁気テープドライブ11、搬送機構30、リーダユニット15等に対して電源バス19eにより電力を供給する。
ロボット機構33のロボット用モータ33pやハンド機構回転モータ33qは、制御部12からの指示に基づいて駆動される。また、ハンド機構31のハンド用モータ31pも同様に、制御部12からの指示に基づいて駆動される。
リーダユニット15は、エリアCCD16により撮影した画像を処理する処理回路15cを備え、処理回路15cで取得したバーコード情報を制御部12に信号バス19sを介して送信する。そして、制御部12は、受信したバーコード情報を利用して、カートリッジの種別と収納位置を管理する為に利用するカートリッジ収納管理テーブルを作成する。
そして、制御部12は、このカートリッジ収納管理テーブルを図示しないメモリに格納しておく。従って、制御部12は、カートリッジ収納管理テーブルを参照して、どのマガジンがどのスロットに目的のカートリッジが収納されているかを認識して、搬送機構30に対して指示を出すことができる。
第1検出センサ13a、13b、第2検出センサ13c、13d、第3検出センサ29a、29bからの検出信号も信号バス19sを介して制御部12に伝送される。また、磁気テープドライブ11の入出力端子11t、制御部12の入出力端子12t、電源14の入力端子14tは、筐体1eの後面に配置される。
磁気テープドライブ11の入出力端子11tは、インタフェースを介して図示しないホストコンピュータに接続される。また、制御部12の入出力端子12tも同様にインタフェースを介してホストコンピュータに接続される。電源14の入力端子14tは交流電源に接続される。
図6(A)、(C)は、連結部材の構成及び位置関係を説明するための図である。図6(A)は、連結部材34とハンド機構31との位置関係を示す分解斜視図である。図6(A)に示すように、連結部材配置用穴33mは、連結部材34と概略同一形状を有する。そして、連結部材配置用穴33mは、連結部材34が上下移動可能な余裕を持ったサイズでロボット機構33のベース33bに形成されている。
また、連結部材配置用穴33mは、ベース33bの下側に開口33oを有する。連結部材34は、開口33oから連結部材配置用穴33mに対して出たり入ったりする。つまり、連結部材34は、ベース33bに固定されておらず、自重で落下するように連結部材配置用穴33mに配置されている。なお、ベース33bは連結部材34のように上下移動はしない。
また、ハンド機構の上面31aには、表面から所定の高さ盛り上がった段差部31kが形成されており、段差部31kが連結部材34の中央ブロック部35と対向した際に、連結部材34を下から支持する。
ハンド機構31は、中心穴31fに図示しないハンド機構回転モータの軸が連結され、回転軸31gを中心に360°回転する。従って、段差部31kは、90°毎に回転して前後左右の4箇所に移動することができる。
連結部材34は、ハンド機構31の回転により、段差部31kと上面31aとの間を摺動する。その為、連結部材34が段差部31kに乗り上げ易くするための傾斜面31sが段差部31kの四方の側面に形成されている。
図6(B)は、連結部材34と上面31aが接触している状態を示す断面図である。図6(B)に示すように、上面31aが中央ブロック部35の真下に位置付けされた時に、連結部材34と上面31aが接触して、上面31aが連結部材34を下から支持する。この時、先端部37bの連結突起38は、開口33oから突出する。図示しない連結アーム36aも同様に開口33oから突出する。
従って、先端部37a、37bの連結突起38がそれぞれ突出してマガジン2a、2bの連結穴23に入り込むことにより、マガジン2a、2bと連結部材34は連結される。なお、連結突起38と連結穴23との係合の例を示したが、連結穴23の代わりにマガジン2a、2bに引っかけ部材を設けて、マガジン2a、2bと搬送機構30を連結しても良い。また、連結突起38に連結穴を設けて、引っかけ部材を連結穴に引っかけてマガジン2a、2bと搬送機構30を連結しても良い。
図6(C)は、連結部材34と段差部31kが接触している状態を示す断面図である。図6(C)に示すように、段差部31kが中央ブロック部35の真下に位置付けされた時に、連結部材34と段差部31kが接触して、段差部31kが連結部材34を下から支持する。この時、先端部37bの連結突起38は、開口33oから突出しない。
また、段差部31kの所定の高さは、連結突起38を連結部材配置用穴33mの内側に収納できる高さに設定すれば良い。本実施の形態において、段差部31kの所定の高さは、連結突起38が開口33oから突出する突出量以上に予め設定しておく。
図示しない連結アーム36aも同様に開口33oから突出しない。従って、先端部37a、37bの連結突起38がそれぞれマガジン2a、2bの連結穴23から離間するので、マガジン2a、2bと連結部材34との連結は解除される。
図7(A)、(C)は、連結部材の連結突起と連結穴の関係を説明するための図である。図7(A)において、連結部材34の先端部37aとマガジン2aの連結穴23が示されている。先端部37bとマガジン2bの連結穴23は、先端部37aとマガジン2aの連結穴23と同一の構成であるので、説明及び図示は省略する。
図7(A)に示すように、連結アーム36aの先端部37aには下向きに延出する連結突起38が形成されている。連結穴23は、マガジン2aの後部壁21eに形成されている。連結穴23は、マガジン2aの背面21d側に開口した開口23aと、マガジン2aの上面21a側に開口した開口23bを有する。
連結穴23内には、開口23aに向かって傾斜する傾斜面23sが形成されており、傾斜面23sは開口23aから見て上り坂になっている。連結穴23の前面23fと後面23hの間に凹み23kが形成されており、傾斜面23sの端面(後面23h)から下に向かって凹んでいる。
図7(A)は、マガジン2aのローディング開始時の様子を示す。図7(A)に示すように、オペレータがマガジン2aをマガジン装填口1aから押し入れると、マガジン2aは挿入方向(L方向)に沿って筐体1eの内部に進入する。
その際、制御部12は、オペレータがマガジン2a、2bを差し込む前に、搬送機構30をフロントパネル1fの近くに予め設定された待機位置Tに移動して待機させておく。そして、マガジン2aが移動して連結部材34に近づいていき、連結突起38の前面38fが連結穴23の開口23aに対向する。
図7(B)は、連結突起38の連結穴23に進入していく時の様子を示す。図7(B)に示すように、連結突起38が開口23aから連結穴23に進入すると、連結穴23に設けられた傾斜面23sに連結突起38の前面38fが当たる。そして、連結突起38の下面に形成された傾斜面38sが連結穴23の傾斜面23sに乗り上げる。
この時、連結部材34は、後面23hの高さ、もしくはそれより少し高く一時的に上昇する。なお、連結突起38の傾斜面38sは、連結突起3を傾斜面23sに乗り上げ易くする為に、前面38fから後面38hに向かう下り坂になるように傾斜している。
図7(C)は、連結突起38と連結穴23が嵌合する時の様子を示す。図7(C)に示すように、連結突起38は、さらに連結穴23内に進入すると、傾斜面38sから自重で落下して凹み23kに入り込む。
このようにして、連結突起38は凹み23kに嵌まる為、連結突起38の前面38fが連結穴23の前面23fに当たって連結穴23から抜け出ることができなくなる。この時に、連結突起38の連結穴23への嵌合が完了する。
また、この嵌合により、オペレータは、これ以上、マガジン2aを筐体1eの内部に押し入れることができなくなる。つまり、連結部材34は、この嵌合を利用して、マガジン2a、2bが待機位置Tより奥に進入できないようにする為のストッパとしての役割を担っている。このようにして、連結部材34によるマガジン2aと搬送機構30との連結が完了する。
マガジン2bも同様にオペレータがマガジン装填口1bに差し込むことにより、先端部37bの連結突起38とマガジン2bの連結穴23との嵌合がなされる。従って、連結部材34によりマガジン2bと搬送機構30との連結を完了させることができる。
図8(A)、(B)は、マガジンロックとロック穴の関係を説明するための図である。図8(A)、(B)において、共通の図面を用いて、マガジンロック45a、45bと2つマガジン2a、2bのロック穴25との係合について説明する。
図8(A)、(B)に示すように、マガジンロック45a、45bにおいて、第1ロックアーム47と第2ロックアーム48は、回転軸49を中心に約90°の角度をなしている。マガジンロック45a、45bの第1ロックアーム47はそれぞれ筐体1eの上方を向いている。
また、第2ロックアーム48はそれぞれマガジン装填口1a、1bの方向を向いている。第1ロックアーム47の先端は、外力を受けやすくする為に鋭角をなしている。なお、後述するが、本実施の形態では外力は搬送機構30のロボット機構33によって与えられる。第2ロックアーム48の先端には、下側に延出したロック用被係合部の一例であるロック用突起48tが形成されている。
マガジンロック45a、45bは、外力を受けていない時、第2ロックアーム48が自重により下方向にわずかに回転するように設計されている。また、第1ロックアーム47が外力を受けると、マガジンロック45a、45bが上方向に回転し、第2ロックアーム48を水平にすることができる。
ロック穴25は、マガジン2a、2bの背面21dにそれぞれ開口25aを有する。この開口25aから、マガジンロック45a、45bがそれぞれ挿入される。ロック穴25の内部には、開口25aに向かって傾斜する傾斜面25sが形成されており、傾斜面25sは開口25aから見て上り坂になっている。ロック穴25の前面25fと後面25hの間に凹み25kが形成されており、傾斜面25sの端面(後面25h)から下に向かって凹んでいる。
図8(A)は、ロック用突起48tがロック穴25に進入していく時の様子を示す。図8(A)に示すように、ロック用突起48tが開口25aからロック穴25に進入すると、ロック用突起48tがロック穴25に設けられた傾斜面25sにロック用突起48tの前面48fが当たる。
そして、ロック用突起48tが傾斜面25sに乗り上げる。なお、ロック用突起48tの傾斜面25との当接面を、前面48fから後面48hに向かう下り坂になるように傾斜した傾斜面にして、摺動しやすくしても良い。
図8(B)は、ロック用突起48tとロック穴25が嵌合する時の様子を示す。さらに、マガジン2a、2bが筐体1eの内部に進入すると、ロック用突起48tはロック穴25の傾斜面25sに倣ってロック穴25の奥に進入する。その際、マガジンロック45a、45bは上方向Cに一時的に回転する。
その後、ロック用突起48tの壁面48hがロック穴25の壁面25hに到達すると、図8(B)に示すように、第2ロックアーム48は自重により下方向Dに逆回転して、ロック用突起48tが凹み25kに入り込む。従って、マガジンロック45a、45bは、マガジン2a、2bをロックすることができる。
ロック後は、オペレータがマガジン2a、2bを引き出そうとしても、ロック用突起48tの壁面48hがロック穴25の壁面25hに引っ掛かるので、マガジン2a、2bを引き出すことはできない。
また、前述したように、第1ロックアーム47に外力を与えて、第2ロックアーム48を水平にすることにより、第2ロックアーム48をロック位置からロック解除位置に移動することができる。従って、マガジンロック45a、45bとロック穴25との係合を解除することができる。
なお、ロック用突起48tとロック穴25との係合の例を示したが、ロック穴25の代わりに引っかけ部材をマガジン2a、2bに設けても良い。また、ロック用突起48tにロック穴を設けて、引っかけ部材をロック穴に引っかけても良い。ロック解除方法の詳細は後述する。
図9(A)、(B)は、マガジンのローディング動作を説明するための図(その1)である。図9(A)は筐体1eの上から見た概念図であり、図9(B)は筐体1eの横から見た概念図である。図9(A)、(B)は、マガジン2a、2bのローディング開始時の様子を示す。
オペレータがマガジン2a、2bをマガジン装填口1a、1bから差し込むと、マガジン2a、2bの後部壁21eが挿入方向(L方向)に沿って筐体1eの内部に進入する。マガジン2a、2bがさらに進入し、第1検出センサ13a、13bの上を横切って、マガジンローディング開始位置Mに到達する。従って、制御部12は、第1検出センサ13a、13bの検出結果を受けてマガジン2a、2bの筐体1eへのローディング開始を認識することができる。
制御部12は、オペレータがマガジン2a、2bをマガジン装填口1a、1bから取り出した後に、搬送機構30をフロントパネル1fの近くに予め設定された待機位置Tに移動して待機させておく。従って、オペレータがマガジン2a、2bをマガジン装填口1a、1bに差し込む前に、搬送機構30を待機位置Tで待機させることができる。
その際に、制御部12は、ハンド機構31の搬送口31oがフロントパネル1f側に向くように、ハンド機構31をハンド機構回転モータ33qにより回転させておく。これにより、図6(B)で示したように、連結部材34をハンド機構の上面31aに対向させて、ハンド機構の上面31aが連結部材34を保持することができる。つまり、先端部37a、37bの連結突起38をベース33bから予め突出させておくことができる。
オペレータがマガジン2a、2bをさらに筐体1e内に押し入れると、図7(A)で示したように、連結部材34に徐々に近づいていき、やがてベース33bから突出したそれぞれの連結突起38の前面38fが連結穴23の開口23aに対向する。
図10(A)、(B)は、マガジンのローディング動作を説明するための図(その2)である。図10(A)は筐体1eの上から見た概念図であり、図10(B)は筐体1eの横から見た概念図である。図10は、マガジン2a、2bと搬送機構30が連結部材34により連結された時の様子を示す。
先端部37a、37bの連結突起38がそれぞれ開口23aから連結穴23内に徐々に進入する。そして、図7(B)で示したように、連結穴23に設けられた傾斜面23sに連結突起38の前面38fが当たり、連結突起38の下面に形成された傾斜面38sが連結穴23の傾斜面23sに乗り上げる。
この時、連結部材34は、後面23hの高さ、もしくはそれより少し高く一時的に上昇する。連結突起38は、さらに連結穴23内に進入すると、傾斜面38sから自重で落下して凹み23kに嵌まる。つまり、連結部材34は、連結穴23に嵌め合う際に一端上昇して落下する動作を行う。
従って、連結部材34は、第3検出センサ29a、29bに対して近づいたり離れたりして相対的に移動することができる。つまり、第3検出センサ29a、29bは、この動作を利用して、連結部材34が一端近づいて離れたこと検出することにより、連結部材34が連結穴23に嵌合したか否かを検出することができる。
ゆえに、制御部12は、この検出結果により、連結部材34が連結穴23に嵌合したことを認識することができる。以上の動作により、連結部材34によるマガジン2a、2bと搬送機構30との連結が完了する。また、制御部12は、第1検出センサ13a、13bと第3検出センサ29a、29bからの検出結果を受けて連結完了を認識することで、マガジン2a、2bの自動ローディングを開始する。
待機位置Tは、リーダユニット15の左右の画像の読み取り可能範囲S1、S2に対応して予め設定されている。つまり、マガジン2a、2bの一番奥の上段スロット22d及び下段スロット22hが、リーダユニット15の画像の読み取り可能範囲S1、S2に入るように予め設定されている。このため、ミラー17は2つのマガジン2a、2bのそれぞれの上段スロット22d、下段22hを映して、その像をエリアCCD16に反射する。
従って、エリアCCD16は、上段スロット22d、下段22hに収納された4本の磁気テープカートリッジ5の画像を撮影することができる。そして、リーダユニット15の処理回路15cは、撮影画像を処理して、4本の磁気テープカートッジ5のバーコードラベル5lを読み取る。リーダユニット15の処理回路15cは、これらのバーコードラベル5lのバーコード情報を制御部12に送信する。なお、撮影画像は、ミラー17を使用することにより鏡像となるが、リーダユニット15の処理回路15cによって鏡像に対応する処理を行うことで対処する。
その後、制御部12は、搬送機構30の移動量を制御して、搬送機構30を待機位置Tからマガジン2a、2bの挿入方向(L方向)と平行な方向に1スロット幅ずつ移動させる。各マガジン2a、2bのスロットの幅は設計時に予め定められている。
その為、ロボット用モータ33pにステッピングモータを使用する場合は、ステップ数を元にして移動量を制御することで、ロボット機構33(搬送機構30)を1スロット幅ずつ移動させることができる。
また、各マガジン2a、2bのスロットの幅や稼働中に磁気テープカートリッジ5を搬送する時のロボット機構33の搬送速度(以下、カートッジ搬送速度と言う)は設計時に予め定められている為、ロボット機構33のカートリッジ搬送速度から1スロット幅を移動するのに要する時間がわかる。従って、制御部12は、ロボット用モータ33pの駆動時間を元にして移動量を制御することで、1スロット幅ずつ移動させることができる。
従って、搬送機構30の移動量を制御することにより、各スロットに収納されたカートリッジ5のバーコードラベル5lをリーダユニット15の左右の画像の読み取り可能範囲S1、S2に位置合わせすることができる。そして、エリアCCD16は読み取り対象のバーコードラベル5lの全域が読み取り可能範囲S1、S2に位置付けられる度に撮影を行う。
また、制御部12は、マガジン2a、2bを搬送する時の搬送機構30の搬送速度(以下、マガジン搬送速度と言う)を制御しても良い。その場合、マガジン搬送速度はカートリッジ搬送速度より低速にすることもできる。
制御部12は、リーダユニット15が各スロットに収納されたカートリッジ5のバーコードラベル5lを連続的に読み取ることができる速度に搬送機構30(ロボット機構33)のマガジン搬送速度を制御する。つまり、制御部12は、ロボット用モータ33pの速度を、各スロットに収納されたカートリッジ5のバーコードラベル5lのリーダユニット15による読み取り精度に基づいて予め定められた速度に制御する。
具体的には、このマガジン搬送速度をエリアCCD16が連続的に各スロットの画像を捉えてぶれずに撮影できる速度にすれば良い。また、マガジン搬送速度は、エリアCCDの種類、エリアCCD16のシャッタースピード、被写体ぶれ等の撮影条件に応じて求めることができる。例えば、マガジン搬送速度をシャッタースピードより十分遅い速度に設定する。
また、読み取り対象のバーコードラベル5lの全域が読み取り可能範囲S1、S2に入るとマガジン搬送速度をシャッタースピードより十分遅い撮影時用速度にし、次の読み取り対象のバーコードラベル5lが全体的に読み取り可能範囲S1、S2に入るまでマガジン搬送速度を撮影時用速度より高速にする高度な速度制御を行っても良い。
これにより、搬送機構30を移動させながら、リーダユニット15と磁気テープカートリッジ5のバーコードラベル5lとの位置合わせを行う。そして、エリアCCD16は各スロットに収納されたカートリッジ5のバーコードラベル5lの全域が読み取り可能範囲S1、S2に入る度に撮影を行う。
リーダユニット15の処理回路15cは、これらの撮影画像を順次処理してバーコード情報を読み取り、読み出されたバーコード情報を制御部12に送信する。制御部12は、受信したバーコード情報を利用して、カートリッジの種別と収納位置を管理する為に利用するカートリッジ収納管理テーブルを作成し、インベントリ動作を完了する。
従って、リーダユニット15と磁気テープカートリッジ5の識別子との位置合わせを自動化でき、リーダユニット15の読み取り性能や読み取りタイミングに合わせることができる。ゆえに、磁気テープカートリッジ5の識別子の正確な読み取りが可能になる。
また、本実施の形態では、エリアCCD16が4回撮影を行うことで、リーダユニット15は、マガジン2a、2bの合計16本の磁気テープカートリッジのバーコードラベル5lを読み取ることができる。従って、インベントリ動作の時間をより短縮することができる。
図11(A)、(B)は、マガジンのローディング動作を説明するための図(その3)である。図11(A)は筐体1eの上から見た概念図であり、図11(B)は筐体1eの横から見た概念図である。図11(A)、(B)は、搬送機構30がマガジン2a、2bを筐体1e内部へ牽引し、マガジン2a、2bのローディングが完了した時の様子を示す。
前述したように、制御部12は搬送機構30を移動させ、最終的に装置後方のマガジン搬送完了位置Hまで移動させる。その途中、つまり、マガジン2a、2bがマガジン装填完了位置Nに至る手前で、マガジンロック45a、45bは、マガジン2a、2bのロック穴25に対向する。そして、ロック用突起48tはロック穴26の傾斜面25sに倣って移動する。その際、マガジンロック45a、45bは上方向Cに一時的に回転する。
その後、ロック用突起48tの壁面48hがロック穴25の壁面25hに到達すると、図8(B)で示したように、第2ロックアーム48は自重により下方向Dに逆回転して、ロック用突起48tが凹み25kに入り込む。従って、マガジンロック45a、45bは、マガジン2a、2bをそれぞれロックすることができる。
また、第2検出センサ13c、13dは、マガジン2a、2bが横切ると、マガジン2a、2bのローディングが完了したことを検出して、制御部12に送信する。制御部12は、この検出結果及びリーダユニット15の処理回路15cからの処理結果を受けて、インベントリ動作に必要なバーコード情報の取得動作の完了を認識する。
なお、リーダユニット15の処理回路15cで処理できない画像があった場合は、搬送機構30をマガジン2a、2bの排出方向(E方向)と平行な方向に戻して、再びマガジン2a、2bの挿入方向(L方向)と平行な方向に移動する。
これにより、読み取りに失敗したバーコードラベル5lを再度読み取り可能範囲S1、S2におさめ、位置合わせをする。その際、エリアCCD16による撮影を確実に行う為に、マガジン2a、2bを一時停止しても良いし、搬送速度を低速に制御しても良い。
そして、リーダユニット15は読み取りに失敗したバーコードラベル5lを再度読み取る。従って、ライブラリ装置1は、自動的に再読み取りを行って、確実にバーコードラベル5lのバーコード情報を取得することができる。このようにしても、再度読み取りに失敗した場合は、この動作を数回繰り返し、成功しなければバーコードラベルの剥がれや汚れ等が原因である可能性が高い。
そこで、制御部12は、ローディングエラーと判断して、インベントリ動作を中止して、オペレータがマガジン2a、2bをマガジン装填口1a、1bからイジェクトできるようにする。その為、制御部12は、マガジン2a、2bを搬送完了位置Hまで移動して、後述するように、マガジンロック45a、45bのロック解除や連結部材34による連結解除を行う。その後、制御部12は、オペレータパネル3にローディングエラーの旨を表示して、オペレータにマガジン2a、2bのイジェクトを促す。
図12(A)、(B)は、マガジンのローディング動作を説明するための図(その4)である。図12(A)は筐体1eの上から見た概念図であり、図12(B)は筐体1eの横から見た概念図である。図12(A)、(B)は、コマンド待機状態(レディ状態)の様子を示す。
制御部12は、第2検出センサ13c、13dの検出結果を受けて、ハンド機構31のハンド機構回転モータ33qに指示してハンド機構31を右に90°回転させる。これにより、段差部31kが回転し、連結部材34が段差部31kに乗り上げる。
従って、連結アーム36a、36bの連結突起38は、開口33oの内側に移動する。この連動により、先端部37a、37bの連結突起38がそれぞれマガジン2a、2bの連結穴23から離脱するので、マガジン2a、2bと連結部材34との連結は解除される。
そして、ライブラリ装置1は、図示しないホストからのコマンドに従って、目的の磁気テープカートリッジ5をマガジン2a、2bから取り出して、磁気テープドライブ11に搬送し、その磁気テープカートリッジ5に対して記録または再生ができる状態になる。従って、ライブラリ装置1は、ホストからのコマンドを受信してそのコマンドに対して応答することができるコマンド待機状態(レディ状態)になり、ホストからのコマンドを待機する。
従って、本実施の形態のライブラリ装置1は、搬送機構30とマガジン2a、2bを連結することにより、マガジン2a、2bのローディング動作を自動的に行うことが可能となる。つまり、リーダユニット15と磁気テープカートリッジ5の識別子との位置合わせを自動化でき、リーダユニット15の読み取り性能や読み取りタイミングに合わせることができる。ゆえに、磁気テープカートリッジ5の識別子の正確な読み取りが可能になる。
また、マガジン2a、2bのローディング動作中にカートリッジ5の識別子の正確な読み取りが可能になるので、インベントリ動作の時間を短縮するとともに、レディ状態になるまでの時間を短縮することが可能になる。
図13(A)、(B)は、稼働中における連結部材とマガジンロックの状態を説明するための図(その1)である。図13(A)は筐体1eの上から見た概念図であり、図13(B)は筐体1eの横から見た概念図である。
制御部12は、ホストコマンドを受信すると、カートリッジ収納管理テーブルを参照して目的の磁気テープカートリッジ5が収納されているスロットを判断し、搬送機構30に目的の磁気テープカートリッジ5の搬送を指示する。
ロボット機構33は、マガジン2a、2bの排出方向(E方向)と平行な方向に沿って目的のスロットに直進移動する。また、ハンド機構31は回転して、磁気テープカートリッジ5の搬送口31oを目的のスロットに向ける。目的のスロットがマガジン2bの時は、図13(A)で示すように、搬送口31oが右側になる
また、図13(B)に示すように、連結部材34は段差部31kに乗り上げている為、連結アーム36a、36bの連結突起38は、ベース33bの連結部材配置用穴33mの内側に位置した状態になっている。
なお、目的のスロットがマガジン2aの時は、図12(A)で示すもの同様に、搬送口31oが左側になる。そして、図12(B)に示すものと同様に、連結部材34は段差部31kに乗り上げている為、連結アーム36a、36bの連結突起38は、ベース33bの連結部材配置用穴33mの内側に位置した状態になる。
また、レディ後の稼働中は、搬送口31oは筐体1eの左右と後ろにしか向く必要がない。したがって、搬送口31oが筐体1eの前側(フロントパネル1f側)に向くことがないようにハンド機構31の回転方向を制御することで、連結突起38は、ベース33bの連結部材配置用穴33mの内側に常に位置させておくことができる。従って、連結部材34が連結穴23と対向しても誤って嵌合することは無い。
また、マガジンロック45a、45bは、ロック穴25に嵌合している。また、マガジンロック45a、45bは、外力を受けておらず、フリー状態であり、回転自在になっている。この状態で、オペレータがマガジン2a、2bを引き出そうとすると、マガジンロック45a、45bのロック用突起48tの壁面48hがロック穴25の壁面25hに引っ掛かる。
さらに、マガジン2a、2bが引き出されると、その力を受けて、マガジンロック45a、45bが下方向Dに回転する。従って、マガジンロック45a、45bがマガジン2a、2bをロックし、オペレータによるマガジン2a、2bの引き出しを防止することができる。
図14(A)、(B)は、稼働中における連結部材とマガジンロックの状態を説明するための図(その2)である。図14(A)は筐体1eの上から見た概念図であり、図14(B)は筐体1eの横から見た概念図である。図14(A)、(B)は、ハンド機構31が磁気テープカートリッジ5を磁気テープドライブ11の挿入/排出口11eに対して出し入れしている様子を示す。
この時、搬送機構30は、磁気テープドライブ11のマガジン搬送完了位置Hに位置する。また、ハンド機構31の搬送口31oは、磁気テープドライブ11の挿入/排出口11eに向いている。そして、ハンド機構31のハンド31hは、磁気テープカートリッジ5を搬送口31oから挿入/排出口11eに押し出したり、挿入/排出口11eから搬送口31oに引き入れたりする。
図14(A)に示すように、マガジンロック解除位置Jは、マガジン搬送完了位置Hより装置後方に設定されている。つまり、稼働中において、制御部12は、搬送機構30がマガジン搬送完了位置Hまでしか装置後方に移動しないように制御している為、マガジンロック解除位置Jまで移動することはない。従って、搬送機構30によって稼働中に誤ってマガジンロックが解除されるのを防止している。
連結部材34が段差部31kに乗り上げている為、図14(B)に示すように、連結アーム36a、36bの連結突起38は、ベース33bの連結部材配置用穴33mの内側に位置した状態になっている。つまり、連結突起38は、図6(C)で示したものと同じ状態である。
また、マガジンロック45a、45bは、ロック穴25に嵌合している。この時、マガジンロック45a、45bは、外力を受けておらず、フリー状態であり、回転自在になっている。
この状態で、オペレータがマガジン2a、2bを引き出そうとした場合、マガジンロック45a、45bが下方向Dに回転する。そして、マガジンロック45a、45bのロック用突起48tの壁面48hがロック穴25の壁面25hに引っ掛かる。従って、オペレータによるマガジン2a、2bの引き出しを防止することができる。
図15(A)、(B)は、ロック解除方法を説明するための図である。図15(A)は筐体1eの上から見た概念図であり、図15(B)は筐体1eの横から見た概念図である。オペレータがマガジンのイジェクトの為にオペレータパネル3を操作する。それを受けて、制御部12は所定の処理を完了した後に、搬送機構30をマガジンロック解除位置Jまで移動させる。
また、制御部12は、連結部材34が段差部31kに乗り上げるようにハンド機構回転モータ33qを駆動して、ハンド機構31の搬送口31oの向きを装置後方にしておく。つまり、マガジン2a、2bの連結穴23の開口23bと連結突起38が対向しても嵌合しないようにしておく。
その後、搬送機構30は、マガジン2a、2bの挿入方向(L方向)と平行な方向に移動してマガジンロック45a、45bの第1ロックアーム47を押す。この動作にともなって、マガジンロック45a、45bがC方向に回転し、第2ロックアーム48は水平になる。つまり、第2ロックアーム48をロック位置からロック解除位置に移動することができる。
この結果、第2ロックアーム48の壁面48hは、ロック穴25の壁面25hと離間する。従って、マガジンロック45a、45bとロック穴25との係合を解除することができる。制御部12は、オペレータパネル3のランプ等を点滅させる、またはパネルにメッセージを表示して、オペレータにマガジン2a、2bのイジェクトを促す。
オペレータがマガジン2a、2bを引き出すと、第1検出センサ13a、13b及び第2検出センサ13c、13dが、マガジン2a、2bが横切ったことを検出する。制御部12は、検出結果を受けて、マガジン2a、2bのイジェクトを検出する。なお、マガジンのイジェクト時にマガジン2a、2bの一方しかイジェクトされていない場合は、制御部12はオペレータパネル3に指示を出す。
そして、オペレータパネル3は、マガジン2a、2bの両方を引き出すようにランプ等を点滅させる、またはパネルにメッセージを表示して、オペレータに左右両側のマガジン2a、2bのイジェクトを促す。
その後、制御部12は、搬送機構30をフロントパネル1fの近くに予め設定された待機位置Tに移動して、連結部材34がマガジン2a、2bを連結するまで待機させる。その際に、制御部12は、ハンド機構31の搬送口31oがフロントパネル1f側に向くように、ハンド機構31をハンド機構回転モータ33qにより回転させておく。
なお、マガジン2a、2bのイジェクト時は、リーダによるカートリッジの識別子の読み取り動作は行わないので、マガジン2a、2bのイジェクトをオペレータによる手作業の例で説明した。しかし、後述するように、連結部材34を用いてマガジン2a、2bの自動排出を行っても良い。
図16(A)〜図18(B)は、第2の実施の形態の磁気テープライブラリ装置51を示す。なお、前述した実施の形態と同一の構成には同一の符号を付して説明する。図16(A)、(B)は、マガジンのイジェクト動作を説明するための図(その1)である。
ライブラリ装置51は、連結部材34を用いてマガジン2a、2bの自動排出を実現する為に、前述したライブラリ装置1に、筐体1eの各マガジン2a、2bの背面21dに対面する位置に排出補助部材52を設けた他の実施の形態を示す。
排出補助部材は、連結部材34とマガジン2a、2bがローディング時と同様に連結できるように補助するものである。具体的には、排出補助部材は、連結穴23の開口23aと連結突起38が対向できるように、マガジン2a、2bを排出方向(E方向)に少しだけ移動させるためのものである。
そこで、排出補助部材として、例えば、板ばね、コイルばね、弾性ゴム等の弾性部材を用いれば、スペースをとらず容易に配置することができる。図16(A)、(B)では、コイルばね52を使用した例で説明する。コイルばね52a、52bは、各マガジン2a、2bの背面21dを排出方向(E方向)に向けて押圧するように、各マガジン2a、2bがマガジン装填完了位置Nの近傍の筐体1eに設けられている。
以下で、各マガジン2a、2bのイジェクト動作について説明する。オペレータがマガジンのイジェクトの為にオペレータパネル3を操作する。それを受けて、制御部12は所定の処理を完了した後に、搬送機構30をマガジンロック解除位置Jまで移動させる。
また、制御部12は、連結部材34が段差部31kに乗り上げるようにハンド機構回転モータ33qを駆動して、ハンド機構31の搬送口31oの向きを装置後方にしておく。つまり、マガジン2a、2bの連結穴23の開口23bと連結突起38が対向しても嵌合しないようにしておく。
その後、ロック機構33は、マガジンロック45a、45bの第1ロックアーム47を押しながら移動することで、第2ロックアーム48を水平にする。これにより、第2ロックアーム48の壁面48hは、ロック穴25の壁面25hと離間する。従って、マガジンロック45a、45bのロックが解除される。
図17(A)、(B)は、マガジンのイジェクト動作を説明するための図(その2)である。図17(A)、(B)に示すように、マガジンロック45a、45bのロックが解除された瞬間、コイルばね52a、52bによって、各マガジン2a、2bの背面21dを排出方向(E方向)に向けて押圧する。従って、各マガジン2a、2bは、先端部37a、37bの長さと同等か少し長い長さ、ライブラリ装置1から押し出される。
なお、コイルばね52a、52bに対して、それぞれマガジン2a、2bに前述したような移動力を与えることができるばね圧を予め設定しておく。この結果、マガジン2a、2bの背面21dと連結部材34との間にスペースができる。
その後、制御部12は、連結部材34とマガジン2a、2bを連結させるために、ハンド機構回転モータ33qを駆動して、ハンド機構31の搬送口31oの向きを装置前方に変える。これにより、先端部37a、37bの連結突起38が連結部材配置用穴33mから突出する。
従って、連結部材配置用穴33mから突出したそれぞれの連結突起38の前面38fは連結穴23の開口23aに対向することができる。また、第2検出センサ13c、13dはマガジン2a、2bの移動によりイジェクト開始を検出して、制御部12に通知する。この検出結果を受けて、制御部12は、ロボット用モータ33pを駆動して、搬送機構30をマガジン2a、2bの排出方向(E方向)と平行な方向に移動させる。
そして、搬送機構30の移動にともなって、連結突起38の前面38fが開口23aから連結穴23の内部に進入する。そして、図7(B)、(C)で説明したものと同様に、連結突起38と連結穴23が嵌合する。従って、マガジン2a、2bと搬送機構30は、連結部材34によって連結される。
図18(A)、(B)は、マガジンのイジェクト動作を説明するための図(その3)である。図18(A)、(B)に示すように、搬送機構30がマガジン2a、2bの排出方向(E方向)と平行な方向に移動すると、連結されたマガジン2a、2bは排出方向(E方向)に押される。そして、搬送機構30が待機位置Tに到達すると、マガジン2a、2bはマガジン装填口1a、1bからイジェクトされる。
その後、制御部12は、連結部材34とマガジン2a、2bの連結を解除するために、ハンド機構回転モータ33qを駆動して、ハンド機構31の搬送口31oの向きを装置後方に変える。これにより、先端部37a、37bの連結突起38が連結部材配置用穴33mの内側に収納される。従って、マガジン2a、2bと搬送機構30の連結が解除される。
そして、制御部12はオペレータパネル3に指示を出す。そして、オペレータパネル3は、ランプ等を点滅させる、またはパネルにメッセージを表示して、オペレータにマガジン2a、2bのイジェクトを促す。従って、マガジン2a、2bのイジェクトも自動化することができる。
マガジン2a、2bが取り出された後、制御部12は、連結突起38が連結部材配置用穴33mから突出させるために、ハンド機構回転モータ33qを駆動して、ハンド機構31の搬送口31oの向きを装置前方に変えておく。そして、ライブラリ装置51は、図9(A)、(B)に示したものと同様に、マガジン2a、2bがマガジン装填口1a、1bに差し込まれるのを待機する。
なお、第2の実施形態のライブラリ装置51において、第1検出センサ13a、13b及び第3検出センサ29a、29bの代わりに、第4検出センサ53a、53bが設けられている。この第4検出センサ53a、53bは、第1検出センサ13a、13bと同様に、オペレータによるマガジン2a、2bの抜き差しを検出することができる。
また、第4検出センサ53a、53bは、マガジン2a、2bがマガジンローディング開始位置Mの近傍の筐体1eに設けられ、マガジン2a、2bがマガジンローディング開始位置Mに到達したことを検出する。制御部12は、この検出結果を受けて、マガジン2a、2bと搬送機構30との連結を認識することができる。
従って、第4検出センサ53a、53bは、マガジン2a、2bと搬送機構30との連結を検出する機能も兼ねている。なお、第4検出センサ53a、53dも第1検出センサ13a、13bと同様に、光学式センサ、磁気式センサ、押圧スイッチ等を使用することができる。
第1実施の形態のライブラリ装置1において、第1検出センサ13a、13b及び第3検出センサ29a、29bの代わりに、第4検出センサ53a、53bを用いることもできる。従って、部品点数を減らすことができる。
本実施の形態において、搬送機構30の左右両側のマガジン2a、2bを有するタイプのライブラリ装置について説明したが、マガジンが搬送機構30の片側にしかないライブラリ装置にも応用可能である。その場合は、連結部材の連結アームをマガジンに近い側の一方のみに設け、他方はバランサを設ける。この構成により、連結部材34と同等の機能を持たせることができる。
また、本実施の形態において、磁気テープカートリッジを収納するマガジン及び磁気テープドライブを内蔵する磁気テープライブラリ装置を用いて説明した。しかしながら、カートリッジ処理ユニットとして光ディスクドライブを内蔵する光ディスクライブラリ装置においても適用可能である。その場合は、光ディスクを内蔵する光ディスクカートリッジを収納するマガジン及び搬送機構等の構造を本実施の形態と同様に構成すれば良い。
また、記憶媒体が収納されたカートリッジだけでなく、物品が収納されたカートリッジや物品が搭載されたトレイ型カートリッジ等を取り扱う物品格納庫のようなライブラリ装置にも同様に適用可能である。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。矛盾のない限りにおいて、複数の実施の形態を組み合わせても構わない。上記実施の形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以上の実施の形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のカートリッジが収納されたマガジンが挿入されるマガジン装填口と、
前記マガジンが前記マガジン装填口から挿入され、予め設定された装填完了位置まで引き込まれる間に、前記マガジンに収納されたカートリッジに設けられた識別子を読み取るリーダと、
カートリッジ挿抜方向に沿って移動可能に構成され、装填完了したマガジンに収納されたカートリッジを選択的に取り出す取り出し機構を備え、前記取り出し機構によって取り出されたカートリッジを装置内に設けられたカートリッジ処理ユニットまで搬送する搬送機構と、
前記搬送機構を制御する制御部と、
が設けられたライブラリ装置であって、
前記搬送機構には、前記マガジン装填口に挿入されたマガジンに連結する連結部材が設けられ、
前記制御部は、
マガジン未装填状態において、前記マガジン装填口側に待機するように制御するとともに、前記マガジンが前記マガジン装填口に挿入され前記連結部材が前記マガジンと連結したことを検出すると、前記搬送機構で装填完了位置までマガジンを引き込むように制御すること、
を特徴とするライブラリ装置。
(付記2)
前記制御部は、前記マガジンを搬送する際に、前記マガジンと連結した前記搬送機構の移動量または搬送速度を制御して前記搬送機構を移動させ、
前記リーダは、前記マガジンに収納された前記カートリッジの識別子が前記リーダの読み取り可能範囲に前記搬送機構によって位置付けられた時に、前記カートリッジの識別子を読み取ること、
を特徴とする付記1に記載のライブラリ装置。
(付記3)
前記筐体は、前記マガジン装填口を左右両側に有し、2つの前記マガジンを収納し、
前記リーダは、前記筐体の両側に収納される前記2つのマガジンの間に設けられ、
前記リーダは、前記2つのマガジンのそれぞれの前記カートリッジの識別子の像を反射するミラーと、前記ミラーにより反射された前記識別子の像を検出する検出器を含む、
ことを特徴とする付記2に記載のライブラリ装置。
(付記4)
前記マガジンは、前記連結部材に係合される係合部を備え、
前記連結部材は、前記マガジンに向かって延びた連結アームと、前記連結アームから延出して設けられ前記係合部に係合する被係合部とを備えることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
(付記5)
前記筐体は、前記マガジン装填口を左右両側に有し、2つの前記マガジンを収納し、
前記2つのマガジンは、前記連結部材に係合される係合部をそれぞれ備え、
前記連結部材は、前記2つのマガジンに向かって延びた連結アームと、前記連結アームから延出して設けられ前記2つのマガジンの係合部にそれぞれ係合する被係合部とを備えることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
(付記6)
前記前記連結部材の前記被係合部は連結突起であり、
前記係合部は、前記連結突起が係合する連結穴であり、前記連結穴は、前記搬送機構が前記マガジンを牽引する際に前記連結突起が押圧する壁部を有することを特徴とする付記4または付記5に記載のライブラリ装置。
(付記7)
前記連結部材は、前記搬送機構のベースに設けられた連結部材配置用穴に上下移動可能に配置されていることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
(付記8)
前記搬送機構は、前記被係合部を前記係合部から離間させて前記連結部材による前記マガジンとの連結を解除する連結解除部材を備えることを特徴とする付記4乃至付記7のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
(付記9)
前記連結解除部材は、前記連結部材が対向する面に設けられた段差部であり、前記連結部材が前記段差部に乗り上げることで前記被係合部を前記係合部から離間させることを特徴とする付記8に記載のライブラリ装置。
(付記10)
前記搬送機構は、前記取り出し機構を回転移動させるとともに前記マガジンの挿入/排出方向に直進移動する移動機構とを含み、
前記連結部材は、前記移動機構のベースに設けられた連結部材配置用穴に上下移動可能に配置されていることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
(付記11)
前記取り出し機構は、前記連結部材が対向する面に段差部を有し、前記取り出し機構が回転移動することにより前記連結部材が前記段差部に対向して前記連結部材が前記段差部に乗り上げ、前記前記被係合部を前記係合部から離間させて前記連結部材による前記搬送機構と前記マガジンとの連結を解除する付記10に記載のライブラリ装置。
(付記12)
前記筐体は、前記マガジン装填口に挿入された前記マガジンの背面に対向する位置に配置されるとともに、前記マガジンを前記筐体にロックするマガジンロックを備えることを特徴とする付記1乃至付記11のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
(付記13)
前記マガジンは、前記マガジンロックと係合するロック用係合部を備え、
前記マガジンロックは、軸を中心に連動して回転可能に設けられた第1ロックアーム及び第2ロックアームを備え、前記第2ロックアームは前記ロック用係合部に係合するロック用被係合部を有することを特徴とする付記12に記載のライブラリ装置。
(付記14)
前記ロック用被係合部はロック用突起であり、
前記ロック用係合部はロック穴であり、
前記ロック穴は、前記マガジンの後部壁に設けられ、
前記第2ロックアームは、前記マガジンの後部壁に対向するように、前記マガジンの排出方向に向かって延びていることを特徴とする付記13に記載のライブラリ装置。
(付記15)
前記制御部は、前記ロック用係合部と前記ロック用被係合部との係合を解除する際に、前記搬送機構を移動制御して前記搬送機構が前記第1ロックアームを押圧することにより、前記第2ロックアームを回転させて解除位置に移動させることを特徴とする付記13または付記14に記載のライブラリ装置。
(付記16)
前記筐体は、前記マガジンを前記マガジンの排出方向に押圧するとともに、前記マガジンロックによるロックが解除された際に前記マガジンを前記マガジンの排出方向に移動させる弾性部材を備え、
前記制御部は、前記搬送機構を移動させ前記連結部材により前記搬送機構と前記マガジンを連結させるとともに、前記マガジンを前記筐体の外部に搬送する制御を行うことを特徴とする付記12乃至付記15のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
1 ライブラリ装置
1a、1bマガジン装填口
1e 筐体
2a、2b マガジン
5 磁気テープカートリッジ
5l バーコードラベル
11 磁気テープドライブ
12 制御部
13a、13b 第1検出センサ
13c、13d 第2検出センサ
15 リーダユニット
16 エリアCCD
17 ミラー
21d マガジンの背面
21e マガジンの後部壁
22a〜22d 上段スロット
22d〜22h 下段スロット
23 連結穴
25 ロック穴
29a、29b 第3検出センサ
30 搬送機構
31 ハンド機構
31k 段差部
33 ロボット機構
33b ロボット機構のベース
33m 連結部材配置用穴
34 連結部材
35 連結部材の中央ブロック部
36a、36b 連結アーム
37a、37b 連結アームの先端部
38 連結突起
45a、45b マガジンロック
47 第1ロックアーム
48 第2ロックアーム
48t ロック用突起
49 回転軸
51 ライブラリ装置
52a、52b コイルばね
53a、53b 第4検出センサ

Claims (7)

  1. 筐体と、
    複数のカートリッジが収納されたマガジンが挿入される、前記筐体に設けられたマガジン装填口と、
    前記筐体内に配置される、
    前記マガジンが前記マガジン装填口から挿入され、予め設定された装填完了位置まで引き込まれる間に、前記マガジンに収納されたカートリッジに設けられた識別子を読み取るリーダと、
    カートリッジ挿抜方向に沿って移動可能に構成され、装填完了したマガジンに収納されたカートリッジを選択的に取り出す取り出し機構と、前記取り出し機構によって取り出されたカートリッジを装置内に設けられたカートリッジ処理ユニットまで搬送する移動機構とを備える搬送機構と、
    前記搬送機構を制御する制御部と、
    が設けられたライブラリ装置であって、
    前記搬送機構には、前記マガジン装填口に挿入されたマガジンの連結穴に連結する連結部材が設けられ、
    前記連結部材は、ブロック部と、ブロック部から前記マガジン側に延びる連結アームと、アームの先端から下方に伸びる連結突起を有し、
    前記移動機構は、前記マガジンの挿入方向および排出方向に平行に直進移動可能であり、かつ下方に設けられた前記取り出し機構を回転可能に保持するベースを備え、該ベースは、該ベースに固定されず自重で落下可能なように前記連結部材を収容する連結部材配置用穴を有し、
    前記取り出し機構は、上面の一部に表面から所定の高さ盛り上がった段差部を有し、
    前記ブロック部が前記取り出し機構の回転により前記段差部上と、前記段差部以外の前記取り出し機構の上面との間を摺動し、前記ブロック部が前記段差部上により支持されるときには、前記連結突起が前記連結部材配置用穴内に収容され、前記段差部以外の上面により支持されるときには、前記連続突起が前記連結部材配置用穴より突出し、
    前記制御部は、
    マガジン未装填状態において、前記連結部材の連結突起を前記ベースから突出させた状態で、前記マガジン装填口側の所定の位置に待機するように前記搬送機構を制御するとともに、前記マガジンが前記マガジン装填口に挿入され前記連結部材の連結突起が前記マガジンの連結穴と連結したことを検出すると、前記搬送機構で装填完了位置までマガジンを引き込むように制御し、
    前記マガジンの装填完了を検出すると、前記取り出し機構を回転して前記連結部材を前記段差部に乗り上げさせることで前記連結突起と前記連結穴との係合を解除すること
    を特徴とするライブラリ装置。
  2. 前記制御部は、前記マガジンを搬送する際に、前記マガジンと連結した前記搬送機構の移動量または搬送速度を制御して前記搬送機構を移動させ、
    前記リーダは、前記マガジンに収納された前記カートリッジの識別子が前記リーダの読み取り可能範囲に前記搬送機構によって位置付けられた時に、前記カートリッジの識別子を読み取ること、
    を特徴とする請求項1に記載のライブラリ装置。
  3. 前記マガジンの連結穴は、前記マガジンが前記マガジン装填口から挿入される時に最初に進入する先頭の壁面である背面を含む壁部に設けられ、該背面に形成された開口と上面に形成された開口とを備え、かつ連結穴の背面の開口から前記マガジン内部に向けて、上り傾斜面と上り傾斜面の端面から下に向かう凹部とが形成された形状であり、
    前記連結突起は、下面に傾斜面が形成されており、
    前記マガジンが前記マガジン装填口に挿入されることにより前記連結突起が前記連結穴に進入したときには、前記連結突起の傾斜面が前記連結穴の上り傾斜面上に乗り上げて上昇し、上昇後、前記連結突起は自重で前記連結穴の凹部に入りこみ係合することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のライブラリ装置。
  4. 前記筐体は、前記マガジン装填口に挿入された前記マガジンの背面に対向する位置に配置されるとともに、前記マガジンを前記筐体にロックするマガジンロックを備えることを特徴とする請求項3に記載のライブラリ装置。
  5. 前記マガジンは、前記マガジンロックと係合するロック用係合部を備え、
    前記マガジンロックは、軸を中心に連動して回転可能に設けられた第1ロックアーム及び第2ロックアームを備え、前記第2ロックアームは前記ロック用係合部に係合するロック用被係合部を有することを特徴とする請求項4に記載のライブラリ装置。
  6. 前記制御部は、前記ロック用係合部と前記ロック用被係合部との係合を解除する際に、前記搬送機構を移動制御して前記搬送機構が前記第1ロックアームを押圧することにより、前記第2ロックアームを回転させて解除位置に移動させることを特徴とする請求項5に記載のライブラリ装置。
  7. 前記筐体は、前記マガジンを前記マガジンの排出方向に押圧するとともに、前記マガジンロックによるロックが解除された際に前記マガジンを前記マガジンの排出方向に移動させる弾性部材を備え、
    前記制御部は、前記搬送機構を移動させ前記連結部材により前記搬送機構と前記マガジンを連結させるとともに、前記マガジンを前記筐体の外部に搬送する制御を行うことを特徴とする請求項6に記載のライブラリ装置。
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