JP2012094227A - ライブラリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数に分割されたマガジンを有する構成のライブラリ装置について、簡単な仕組みによりインベントリ処理での待ち時間を短縮する。
【解決手段】検出対象のマガジンが装置本体における所定位置まで引き出されたか否かを位置検出手段により検出する。検出されていない場合、その検出されていないことにより装置本体から抜き出されていないと判別されるマガジンスロット列へのインベントリ処理をスキップし、インベントリ処理による待ち時間を短縮する。
【選択図】図17

Description

本発明は、例えば磁気テープ、磁気ディスク、光ディスク、あるいは光磁気ディスク等の記録媒体を収容するカートリッジを、カートリッジ収納棚(以下、マガジン)内に複数格納し、そのマガジンを抜き出し可能に複数備えたライブラリ装置に関する。
一般に、内部に複数のカートリッジが収納されたマガジンをシャーシに収容したライブラリ装置が知られている。近年、ライブラリ装置によるカートリッジの収納可能本数が増加するにつれて、マガジンの重量が重くなるため、収納するマガジンを複数に分割したライブラリ装置が開発されている。
こうした複数のマガジンを備えたライブラリ装置として、マガジンが挿抜方向で前後2個に分割され、平面内で且つ挿抜方向に沿って移動自在として設けられたライブラリ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、こうしたライブラリ装置は、通常、ホストコンピュータに接続されて運用される。装置内に格納されているカートリッジの情報をホストコンピュータから要求された場合、ソフトウェアの処理がタイムアウトにならないよう、なるべく機械的な動作などを行わずに短時間で情報を返す必要がある。
このため、ライブラリ装置は、カートリッジにバーコードを設けてそのバーコードから識別子を読み取るなどの方法により、ライブラリ装置に格納されている全てのカートリッジの情報を取得し、ライブラリ装置内の記憶部に記憶するというインベントリ処理を、装置の電源ON時やマガジンが挿抜された際に予め行う。
このインベントリ処理は、バーコードリーダを各カートリッジまで移動させていくといった機械的な動作を含むため、全てのカートリッジに対して情報を取得するためには数分から十数分という時間がかかることが一般的である。
こうしたインベントリ処理を行うライブラリ装置で、インベントリ処理の時間を短縮することを目的として、マガジンにおけるカートリッジ収納用の各スロットに挿抜回数を計数するカウンタ部を備え、そのカウンタ部からカウンタリード部が挿抜回数を読み取ることにより、出し入れが行われたスロットについてだけカートリッジ情報の確認を行うようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−102804号公報 特開2010−152993号公報
しかしながら、上述した特許文献1のものなど、マガジンが挿抜方向で複数に分割された構成であっても、少なくとも1つのマガジンの抜き出しが行われると、ライブラリ装置は、収納されている全てのカートリッジに対してインベントリ処理を行うこととなる。
このため、ライブラリ装置がインベントリ処理を完了して準備完了(READY)をホストコンピュータに送信するまでの待ち時間が長くかかってしまう虞があった。
また、上述した特許文献2のものは、マガジンに設けられた全てのスロットにカートリッジの挿抜回数を計数するカウンタ部を設けるものであり、複数に分割されたマガジンを有する構成に対して、簡単な仕組みでインベントリ処理の時間を短縮することについてまで考慮されたものではなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数に分割されたマガジンを有する構成のライブラリ装置について、簡単な仕組みによりインベントリ処理での待ち時間を短縮することができるライブラリ装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明に係るライブラリ装置は、カートリッジを収納するマガジンと、マガジンの複数を挿抜可能に収容する装置本体と、を備えたライブラリ装置であって、所定のマガジンが装置本体における所定位置まで引き出されたことが位置検出手段により検出されていない場合、該検出されていないことにより装置本体から抜き出されていないと判別されるマガジンへのインベントリ処理をスキップする制御を行うことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、挿抜方向に複数に分割されたマガジンを有する構成のライブラリ装置について、位置検出手段により所定位置を検出する簡単な仕組みにより、インベントリ処理での待ち時間を短縮することができる。
本発明の実施形態としての磁気テープライブラリ装置の筐体構成を示す全体斜視図である。 本実施形態の装置本体を示す全体平面図である。 本実施形態のリアマガジンおよびフロントマガジンを装置本体に挿入する状態および抜き出す状態を示す全体斜視図である。 本実施形態のフロントマガジンおよびリアマガジンを装置本体に挿入する状態および抜き出す状態を示す全体分解斜視図である。 装置本体11内に主要部品が搭載された状態を概略的に示す図である。 フロントマガジン21、リアマガジン22の構成例を示す図である。 本実施形態における制御のための構成例を示すブロック図である。 本実施形態のフロントマガジンおよびリアマガジンに設けられた連結機構を表し連結機構が作用していない状態を示す側面図である。 本実施形態のフロントマガジンおよびリアマガジンに設けられた連結機構を表し連結機構が作用した状態を示す側面図である。 本実施形態のロック機構を構成する操作機構部がリアマガジンに設けられた状態を示す平面図である。 図10におけるロック機構を構成する操作機構部の詳細を示す拡大平面図である。 図11におけるIX−IX線に沿った縦断面図である。 図10におけるIX−IX線に沿った縦断面図である。 本実施形態のロック機構を構成する突起部材およびロック部との関係を示す平面図である。 リアマガジン22を引き出す際にロック機構40でロックされた状態を示す図である。 ロック機構40を解除してリアマガジン22をさらに抜き出し、反射型フォトセンサ72で検出された状態を示す図である。 マガジンの挿抜動作が行われた際のインベントリ処理の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の他の構成例1により、反射型フォトセンサ72で検出された状態を示す図である。 本実施形態の他の構成例2による磁気テープライブラリ装置の筐体構成を示す全体斜視図である。 本実施形態の他の構成例4として3個のマガジンを収容した場合のセンサ配置例を概略的に示す図である。 本実施形態の他の構成例7として押圧センサ74を備えた配置例を示す図である。 本実施形態の他の構成例9として一番手前のマガジンも検出対象とした場合のセンサ配置例を概略的に示す図である。 本実施形態の他の構成例11として各マガジンに2つずつ反射板73を設けた構成例を示す図である。 他の構成例11での運用可能状態例を示す図である。 他の構成例11で抜き出し方向X2の一番手前側の反射板73が検出される直前の状態例を示す図である。 他の構成例11で抜き出し方向X2の二番目に手前側の反射板73が検出される直前の状態例を示す図である。 他の構成例11で抜き出し方向X2の三番目に手前側の反射板73が検出される直前の状態例を示す図である。 他の構成例11で抜き出し方向X2の四番目に手前側の反射板73が検出される直前の状態例を示す図である。 本実施形態の他の構成例12として2つの反射型フォトセンサを同じ高さに近接させて配置した構成例を示す図である。 他の構成例12でのマガジン挿抜時のセンサ検出の出力波形例を示す図である。 他の構成例12でのカウント数と両マガジン21,22の抜き出し状態の判別例を示す図である。
次に、本発明に係るライブラリ装置を適用した一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、本実施形態の概略について説明する。
本実施形態は、挿抜方向に、挿抜口から見て手前側と奥側の2つのマガジンを備えた筐体構成で、奥側のマガジンが抜き出されたか否かを検出するセンサを設ける。
こうした構成により、手前側のマガジンが抜き出された場合であっても、奥側のマガジンが抜き出されていない場合には、手前側のマガジンに対してだけインベントリ処理を行い、奥側のマガジンにはインベントリ処理を行わないようにする。
このため、手前側のマガジンだけが抜き出され、奥側のマガジンが抜き出されていない場合には、抜き出されていない奥側のマガジンへのインベントリ処理をスキップすることができ、インベントリ処理による待ち時間を短縮することができる。
次に、本実施形態としての磁気テープライブラリ装置(以下、単に装置という)10の一実施形態を詳細に説明する。
まず、図1〜図4を参照して、装置10の筐体構成における全体概略を説明する。
図1に示すように、装置10は、それぞれ内部に複数個の磁気テープカートリッジ14(仮想線で示す)を収納する複数のカートリッジ収納体であるマガジン20と、これらのマガジン20を水平面内において挿抜方向Xに沿って直列状態且つスライド自在に収容する装置本体11とを備えて構成されている。
また、装置10は、複数のマガジン20同士を相互に連結可能とし又は外部からの解除操作によって連結解除を可能とする連結機構であるラッチ機構30と、複数のマガジン20を装置本体11に対して挿抜口11D側でロック可能とし、又はロック状態を解除可能とするロック機構40と、を備えて構成されている。そして、ロック機構40の操作機構部(ストッパ)45が複数のマガジン20のそれぞれに設けられた構成となっている。
なお、図1において、装置本体11の斜め右下前方を装置10の手前側とし、装置本体11の左斜め上方向を装置10の奥側とする。また、マガジン20の挿抜方向を矢印Xで示すものとする。
この装置本体11の挿抜方向Xに沿った一方側の側面には、マガジン20から取り出した磁気テープカートリッジ14を搬送するアクセッサー機構12が挿抜方向Xに沿って移動自在に設けられている。
また、装置本体11のマガジン20の奥側位置には、アクセッサー機構12により搬送された磁気テープカートリッジ14を装填してデータの読み書きを行う磁気テープドライブ13が配置されている。
さらに、装置本体11およびそこに装備されているアクセッサー機構12、磁気テープドライブ13、マガジン20等は、着脱可能な上部カバー(不図示)により覆われている。
装置本体11は、図2にも示すように、例えば薄板鋼板等で形成され全体平面形状が矩形形状となっている。
また、装置本体11では、その長手方向(挿抜方向X)に沿った一方側の側面に装置本体11の底面部11A(図2参照)から立ち上がって形成された第1シャーシ部11Bが形成され、他方側の側面には、第1シャーシ部11Bと対向配置されると共に装置本体11の底面部11Aから立ち上がって形成された第2シャーシ部11Cが形成されている。
第1シャーシ部11Bは、詳細に図示はしないが断面略角筒状に形成され、その内側には、後述する制御基板70等を収納する制御部スペース60と、電源、冷却装置等を収納する電源スペース61とが形成されている。これに対して、第2シャーシ部11Cは、第1シャーシ部11Bと対向配置され、且つマガジン20から外側に離れる方向に所定間隔をおいた位置に立設されている。
そして、上記マガジン20を構成するフロントマガジン21およびリアマガジン22における磁気テープカートリッジ14の取り出し口側が第2シャーシ部11Cと対向しており、両マガジン21,22の取り出し口側の側面と第2シャーシ部11Cとの空間が、上記アクセッサー機構12により磁気テープカートリッジ14を搬送するためのアクセッサー移動空間19となっている。
装置本体11において、底面部11Aと上記第1シャーシ部11Bと第2シャーシ部11Cとで挟まれた空間部は凹状の通路のようになっており、このような空間部の挿抜方向Xの奥側寄りには、第1仕切り部材15が挿抜方向Xと直交して設けられている。
この第1仕切り部材15は、両シャーシ部11B,11Cの上面高さと略同じ上面高さを有して形成されている。
また、第1仕切り部材15の第1シャーシ部11B側の一端部には、第1仕切り部材15の一端と連続し、且つこの第1仕切り部材15とでL字状となるように第2仕切り部材16が設けられている。
この第2仕切り部材16はその長さ寸法が、挿抜方向Xにおいて上記リアマガジン22の長さと略等しくなっており、これにより、リアマガジン22は挿抜方向Xの奥側位置にあるとき、奥側面とそれに直交する一面とが、それぞれ第1仕切り部材15と第2仕切り部材16とで囲われた状態となっている。
そして、第1仕切り部材15で仕切られた挿抜方向Xの手前側が、上記マガジン20を収納するマガジン収容空間17(図2参照)となっており、第1仕切り部材15で仕切られた挿抜方向Xの奥側が、上記磁気テープドライブ12を設置するドライブ設置空間18となっている。
また、L字状の第2仕切り部材16よりも第1シャーシ部11B側の空間における挿抜方向Xの手前側が、制御基板70等を収納する制御部スペース60となっており、挿抜方向Xの奥側が電源スペース61となっている。
なお、図3、図4中では、上記アクセッサー機構12および磁気テープドライブ13や、後述する制御基板70、反射型フォトセンサ72などの制御のための部品を省略して示す。また、図3、図4は、マガジン20を挿入する状態と抜き出す状態との両状態を示している。
装置本体11には、上記マガジン20が、水平面内において挿抜方向Xに沿って移動自在に設けられている。
すなわち、マガジン20は、挿抜方向Xに沿った上記手前側に配置された上記フロントマガジン21と、このフロントマガジン21より挿抜方向Xに沿った上記奥側に配置された上記リアマガジン22とで構成されている。
そして、これらのフロントマガジン21およびリアマガジン22は、上記マガジン収容空間17内において挿抜方向Xに沿って直列状態に配置されている。
フロントマガジン21とリアマガジン22とは、上面部および底面部を有する薄型箱体状に形成され、それぞれの内部には、磁気テープカートリッジ14を収納するスロットが複数設けられている。
リアマガジン22の挿抜方向Xの後端面は上記第1仕切り部材15の表面に当接するようになっており、また、リアマガジン22の挿抜方向Xの前端面は上記フロントマガジン21の後端面と当接するようになっている。また、リアマガジン22の側面における磁気テープカートリッジ14の取り出し口と反対側面には、反射型フォトセンサ72によりリアマガジン22の位置を検出可能とさせるための反射板73が設けられる。
フロントマガジン21とリアマガジン22とは、前述のように、マガジン収容空間17内を、装置本体11の底面部11Aに敷設されたガイドレール24(図2参照)にガイドされ挿抜方向Xにスライド自在となっている。
図5は、装置本体11内に主要部品が搭載された状態を概略的に示す。図6は、フロントマガジン21、リアマガジン22の構成例を示す。
装置本体11には、図2により上述した制御部スペース60に、装置10の動作全体を制御する制御基板70が設けられ、その制御基板70に反射型フォトセンサ72が接続されている。また、電源スペース61に、冷却装置を含む電源71が設けられる。
反射型フォトセンサ72は、不図示の発光部と受光部とを備え、その発光部からの光による反射板73からの反射光を検出することで、反射板73が反射型フォトセンサ72の正面の検出対象位置にあるか否かを検出する。この反射型フォトセンサ72は、光変調方式のものが好ましい。
この反射型フォトセンサ72は、制御部スペース60における挿抜口11D近傍に設けられる。
また、反射板73は、リアマガジン22についてのロック機構40が解除されてさらにリアマガジン22が引き出された場合に反射型フォトセンサ72により検出されるよう、リアマガジン22側面に設けられる。すなわち、リアマガジン22についてのロック機構40を解除しなければ移動できない位置までリアマガジン22が引き出された場合に反射型フォトセンサ72により検出される位置に配設される。
また、不図示の存在検知センサ(引き出し検出手段)が、フロントマガジン21の近傍または接触する位置に設けられ、フロントマガジン21が所定の収容位置に収容されているか否か、すなわち、引き出しが開始されて所定量以上移動されたか否かを検出する。この存在検知センサと、このセンサにより引き出し開始を検出する構成は公知のものであり、説明を省略する。
本実施形態でのフロントマガジン21の内部には、図5、図6に例示するように、磁気テープカートリッジ14を収納するスロットが、3段重ねで挿抜方向Xに3列、挿抜方向Xと直交する左右方向Yに2列に配置され、合計18個の磁気テープカートリッジ14が収納可能とされている。
これに対して、リアマガジン22の内部には、図5、図6に例示するように、磁気テープカートリッジ14を収納するスロットが、3段重ねで挿抜方向に2列、挿抜方向と直交する方向に2列に配置され、合計12個の磁気テープカートリッジ14が収納可能とされている。
両マガジン21,22における内部の磁気テープカートリッジ14の上記アクセッサー機構12への受け渡しは、リアマガジン22に組み込まれた公知の受け渡し機構とアクセッサー機構12の受け取り機構とにより行なわれるようになっている。
アクセッサー機構12は所望の磁気テープカートリッジ14を受け取った後、上記アクセッサー移動空間19を移動し、その磁気テープカートリッジ14を上記磁気テープドライブ13に受け渡すようになっている。
図7に、本実施形態における制御のための構成例を示す。
装置10は、制御基板70に、装置10の動作全体を制御する主制御部81と、ホストコンピュータ90に接続されてデータの送受信を行うホストI/F(インタフェース)部82と、インベントリ処理による各磁気テープカートリッジの情報を記憶する媒体情報記憶部83とを備える。
アクセッサー機構12は、上述のようにマガジン20、磁気テープドライブ13の相互間で磁気テープカートリッジ14を移動させると共に、不図示の媒体確認部を備え、インベントリ処理の際に、各磁気テープカートリッジ14から所定のカートリッジ情報を取得する。主制御部81は、こうして取得された各磁気テープカートリッジ14の所定のカートリッジ情報を媒体情報記憶部83に記憶させ、ホストコンピュータ90からの要求を受信するとホストI/F部82を介して即時に送信できるようにする。
この媒体確認部によるインベントリ処理は、例えば各磁気テープカートリッジ14に配設されたバーコードを順次読み取る方式など、公知の各種方式を用いるものであってよい。
ホストコンピュータ90は、こうしてインベントリ処理が行われて装置10が準備完了状態となった後、ホストI/F部82を介して、磁気テープドライブ13により磁気テープカートリッジ14へのデータの書き込みや読み出しを行う。
また、上述した反射型フォトセンサ72がリアマガジン22側面の反射板73を検出することで、主制御部81は、リアマガジン22が装置本体11における所定位置まで引き出されたことを認識する。
次に、フロントマガジン21とリアマガジン22とを連結させる構成について説明する。
上述したフロントマガジン21とリアマガジン22とは、図8、図9に示すように、ラッチ機構30により、一定の力で相互に連結されている。
ラッチ機構30は係止部材31と係止受け部材32とを備えて構成され、これらの係止部材31と係止受け部材32とは、それぞれリアマガジン22とフロントマガジン21との対向面に設けられている。
すなわち、リアマガジン22の対向面となる前端面には係止部材31が固着され、フロントマガジン21の対向面となる後端面には係止受け部材32が固着されている。
係止部材31は、取付け部31Aと当該取付け部31Aと一体的に形成されたボール部31Bとで形成されている。また、係止受け部材32は、取付け部32Aと、当該取付け部32Aと一体的に形成されたボールキャッチ部32Cを有する受け部32Bとで形成されている。
そして、以上のような構成のラッチ機構30は、図4に示すように、上記対向面において各マガジン21,22の幅方向中央部から一方側にずれた位置に設けられている。
また、フロントマガジン21とリアマガジン22とを連結する際には、先に装置本体11内に挿入して収容されたリアマガジン22に対して、図8に示すように、フロントマガジン21を上記挿通方向Xに沿って押し込んで、図9に示すように、係止部材31のボール部31Bと係止受け部材32のボールキャッチ部32Cとを係合させることで、両者21,22が連結される。
ここで、ボール部31Bとボールキャッチ部32Cとの係合状態は、両マガジン21,22を連結した状態で、フロントマガジン21を装置本体11内から引き出すと、当該フロントマガジン21に連動してリアマガジン22も引き出され、その後、リアマガジン22を後述するロック機構40によりロックした状態でフロントマガジン21を引張って装置本体11内から抜出すとき、ボール部31Bとボールキャッチ部32Cとの係合状態が解除され、両者31B,32Cとが離れるようになっている。
ラッチ機構30は以上のような構成となっているので、フロントマガジン21を装置本体11から引張って抜出すだけで、装置本体11の奥側にあるリアマガジン22をも容易に引き出すことができる。
そして、本実施形態では、ラッチ機構30として市販の製品を利用している。
また、本実施形態では、図3、図4に示すように、フロントマガジン21とリアマガジン22とに、両マガジン21,22を装置本体11から引き出す際、それらが何らかの事情で不意に装置本体11内から不意に落下しないように、両マガジン21,22を装置本体11にロックして挿抜方向への移動を制限するロック機構40が設けられている。
このロック機構40は、図2に示すように装置本体11に固定された突起部材42を含み構成された係合体41と、図10等に示すように、両マガジン21,22に設けられるストッパである操作機構部45とを備えて構成されている。
この操作機構部45は、図4に示すように、フロントマガジン21では、挿抜方向Aの奥側端部寄りで、且つ挿抜方向Xに沿った一方側の側面の下部に設けられ、また、リアマガジン22では、挿抜方向Aに沿った略中央部の下部で、且つ挿抜方向Xに沿った一方側の側面の下部に設けられている。
上記係合体41は、図14に詳細を示すように平面三角形形状に形成された突起部材42と、この突起部材42を取付ける取付け板43とで構成されており、この取付け板43が、図2、図12に示すように、装置本体11の底面部11Aに固着されている。
上記操作機構部45は、前述のように、フロントマガジン21とリアマガジン22との両方に設けられているが、以下には、図10〜図14に示すように、代表してリアマガジン22に設けられた操作機構部45を説明する。
操作機構部45は、一端部に操作部50Aが設けられると共に、他端部に突起部材42に案内されて移動し且つ係合する先端当接部材であるロックノッチ46を備えた回動レバー部50と、上記リアマガジン22に設けられ回動レバー部50の中央部で当該回動レバー部50を回動自在に支持する回動支軸であるピン部材49と、回動レバー部50の上記操作部50A側を常時リアマガジン22の外側に向けて付勢する付勢手段であるねじりコイルバネ51と、を備えて構成されている。
ロックノッチ46は、図14に示すように、リアマガジン22が挿抜方向Xに沿った矢印X1で示す前進方向に移動するとき、突起部材42に当接すると共に当該突起部材42から挿抜方向Xと直交する方向Yに沿って外側にスライドして突起部材42を通過したとき係止されるものである。
ロックノッチ46は、図10、図14に詳細を示すように、上記Y方向にやや細長いブロック形状に形成され、リアマガジン22の底面22Aに形成された凹部切欠き部22B内に収容されている。
また、図12に詳細を示すように、ロックノッチ46の裏面にはガイドピン47が下方に向いて取付けられており、このガイドピン47が、図11に示すように、ロックノッチ46の下方に配置され、回動レバー部50の上記他端部を構成するシャフト48に形成された長孔48Aを貫通しており、これにより、ロックノッチ46はシャフト48に支持されていることになる。そして長孔48Aは、シャフト48の長手方向に沿って形成されている。
上記ガイドピン47は、シャフト48の長孔48Aを貫通すると共に上記リアマガジン22の凹部切欠き部22Bに形成されたガイド溝22C内に挿通されている。そして、このガイド溝22Cは、上記Y方向に直線状に延びた所定寸法で形成されている。
シャフト48は、回動中心部材である回動支軸49により回動レバー部50と連結されている。この回動レバー部50は、リアマガジン22の底面部22Aの凹部切欠き部22B内に収容されている。
ここで、シャフト48の長孔48Aは当該シャフト48に沿って形成されており、回動レバー部50がねじりコイルバネ51の付勢力に抗して回動するとき、シャフト48の先端、つまり長孔48Aが形成されている部位は、ピン部材49を回動中心とした円弧運動となる。
一方、ロックノッチ46のガイドピン47は、長孔48Aを貫通した後、ガイド溝22C内に挿通されて、挿抜方向Xと直交するY方向にスライドするようになっている。このように、円弧運動をするシャフト48に形成された長孔48Aが直線運動するガイドピン47の動きを許容するようになっており、これらの構成により回動レバー部50の回動運動が、ロックノッチ46の直線運動に変換されるようになっている。
すなわち、シャフト48に形成された長孔48Aと、ロックノッチ46のガイドピン47と、上記リアマガジン22の凹部切欠き部22Bに形成されたガイド溝22Cとにより、直線変換機構55が構成されている。
回動レバー部50の内側側面と上記凹部切欠き部22Bの一側面との間には付勢手段であるねじりコイルバネ51が設けられている。このねじりコイルバネ51は、上記回動レバー部50の上記操作部50Aをリアマガジン22の外方に向けて付勢することで、回動レバー部50と一体的に形成された上記ロックノッチ46を、常時上記突起部材42側方向に付勢するようになっている。
なお、図13において、符号50B,50Bは、ねじりコイルバネ51の一方側の端部を固定するバネ用固定部である。
操作機構部45は、以上のような構成となっているので、回動レバー部50とシャフト48およびロックノッチ46とが、上記回動支軸49を中心として、図11に示すように、水平面内において矢印S方向に回動するようになっている。
なお、回動レバー部50の裏面には前述のようにガイドピン52が設けられており、このガイドピン52は、上記凹部切欠き部22B内の段落部に形成された円弧状のガイド溝22Dに沿って摺動するようになっている。
次に、図14に基づいて、上記ロック機構40を構成する突起部材42と操作機構部45との関係を説明する。
突起部材42は、前述のように平面三角形に形成されており、その底辺が、ロックノッチ46を係止する係止面42Aとなっており、この係止面42Aが上記挿通方向Xと直交するY方向と平行となるように配置されている。
また、三角形の一つの斜辺が、リアマガジン22の移動時に、ロックノッチ46の上記Y方向の先端部を案内する案内面42Aとされている。
一方、ロックノッチ46のY方向一方の端部が先端面とされ、この先端面の一部に、上記案内面42Aと係合する傾斜面46Aが形成されている。
ここで、操作機構部45の回動レバー部50が初期状態、つまりロックノッチ46と突起部材42とが係合していない状態のとき、ロックノッチ46の傾斜面46Aのある先端部は、突起部材42の三角形の頂点から挿抜方向Xに沿って延長した線上に略位置している。
以上のような構成のロック機構40の動作を図14に基づいて説明する。
なお、図14では、上記ねじりコイルバネ51の付勢力によりロックノッチ46は突起部材42側に付勢されている状態である。
ロック機構40の操作機構部45が装備されたリアマガジン22(図14では省略)が、装置本体11の手前側から挿抜方向Xに沿って矢印X1方向に前進移動すると、ロックノッチ46の傾斜面46Aと、突起部材42の案内面46Aとが係合し始める。
リアマガジン22がさらに前進すると、ロックノッチ46は、突起部材42の案内面42Aに案内される。この際、案内面42Aが傾斜となっているので、ロックノッチ46は進むに連れて挿抜方向Xと直交するY方向の外側に押された状態となる。そしてこのとき、ロックノッチ46は、ねじりコイルバネ51の付勢力に抗してスライドすることになる。
操作機構部45の移動がさらに進むと、ロックノッチ46と突起部材42との係合が解除される。すると、突起部材42の案内面42Aに押されていたロックノッチ46が、ねじりコイルバネ51の付勢力により突起部材42側に戻り、図14において仮想線で示すように、突起部材42の上記係止面42Bと係合して係止される。
この状態では、リアマガジン22は装置本体11の奥側に向かって移動自在である。
一方、図14においてロックノッチ46が係止面42Bと係止した状態では、ロックノッチ46の前進方向X1の後端面が突起部材42の係止面42Bに引掛かっているので、抜出し方向X2への移動、つまりリアマガジン22の抜出しができない状態である。これにより、リアマガジン22は装置本体11にロックされていることになる。
そして、そのロック状態を解除するには、操作者が指などで回動レバー部50の操作部を押して、回動支軸49を支点にして当該回動レバー部50を回動させる。
そうすると、回動レバー部50の操作部50Aがねじりコイルバネ51の付勢力に抗してロックノッチ46がY方向外側に移動され、これにより、突起部材42との係合が外れ、その状態でリアマガジン22を引き出して、装置本体11から抜き出せるようになっている。
次に、上述した本実施形態の装置10における各種動作について説明する。
まず、装置本体11内に収容されているフロントマガジン21およびリアマガジン22内部の所定の磁気テープカートリッジ14を磁気テープドライブ13に読み込ませるには、アクセッサー移動空間19内を搬送するアクセッサー機構12により、フロントマガジン21、あるいはリアマガジン22から1つの磁気テープカートリッジ14を取り出して把持し、アクセッサー機構12を磁気テープドライブ12の位置まで移動させ、移動端位置において搬送した磁気テープカートリッジ14を磁気テープドライブ12に装填させる。
フロントマガジン21およびリアマガジン22内の複数の磁気テープカートリッジ14の所定の読み込み等が終了し、新しい磁気テープカートリッジ14と交換する必要が生じた際は、装置10の外部で交換するため、まず、挿抜方向Xの手前側に配置されているフロントマガジン21を操作者が手で抜出し、その後、挿抜方向Xの奥側に配置されているリアマガジン22の抜出し操作に移行する。
次に、図3、図4、図8、図9を参照して、装置10にリアマガジン22およびフロントマガジン21を挿入する動作について説明する。
最初に、操作者が、リアマガジン22を装置本体11の挿抜口11Bから装置本体11内に挿入すると共に、装置本体11の奥側に向けて移動させる。
リアマガジン22の移動時に、リアマガジン22に装備されたロック機構40のロックノッチ46が装置本体11に設けられた突起部材42に係合し始める。そのリアマガジン22をさらに押し込むと、ロックノッチ46と突起部材42との係合が解除され、ロックノッチ46が突起部材42の係止面42Bに係合し、この時点で、リアマガジン22がロックされ、装置本体11からの抜き出しができなくなる。
次いで、フロントマガジン21を装置本体11内に挿入すると共に、リアマガジン22が上記第1仕切り板15に接触するまで押し込む。フロントマガジン21の移動が進むと、突起部材42と係合した後、その係止面42Bに係合し、この時点でフロントマガジン21の抜き出しもできなくなる。
引き続き、フロントマガジン21を押し込み、フロントマガジン21における係止受け部材32のボールキャッチ部32Cと、リアマガジン22における係止受け部材31のボール部31Bとが互いに係止し合って両者32C,31Bが完全にロックされる。そして、これにより、フロントマガジン21とリアマガジン22とが連結される。
以上は、フロントマガジン21とリアマガジン22との挿入手順であるが、次に、両マガジン21,22を装置本体11から抜き出す動作について、抜き出したマガジンを装置本体11内に戻した後のインベントリ処理を含めて説明する。
図15は、フロントマガジン21を装置本体11から抜き出した後、リアマガジン22を引き出す際にロック機構40で抜き出し方向X2への移動をロックされた状態を示す。図16は、操作者がロック機構40を解除してリアマガジン22をさらに抜き出し、反射板73が反射型フォトセンサ72で検出された状態を示す。
図17に、カートリッジ交換等のためにマガジンの挿抜動作が行われた際のインベントリ処理の動作例を示す。
まず、操作者は、装置本体11の手前側に配置収容されているフロントマガジン21を両手で引き出す。これにより、不図示の存在検知センサは、フロントマガジン21が移動開始された、すなわち所定量以上移動されたことを検出する。このため、主制御部81は、マガジンの抜き出し動作が開始されたことを検出する(ステップS1)。
フロントマガジン21が引き出される途中で、フロントマガジン21の操作機構部45のロックノッチ46が、装置本体11の挿抜口側に設けられている突起部材42の係止面42Aに引っ掛かる。
そうしたら、操作者はフロントマガジン21を両手で支えておいて、操作機構部45における回動レバー部50の操作部50Aを左手指で押す。すると、回動レバー部50がねじりコイルバネ51の付勢力に抗して回動し、これにより、ロックノッチ46が挿抜方向Xと直交するY方向の外側にスライドし、ロックノッチ46と突起部材42との係止状態が解除される。その後、操作者は、回動レバー部50の操作部50Aを指で押したままの状態でフロントマガジン21を引き出す。
フロントマガジン21の引き出しに連れてラッチ機構30で連結されているリアマガジン22も装置本体11の奥側から手前側に移動してくる。その移動の途中で、今度はリアマガジン22の操作機構部45のロックノッチ46が突起部材42の係止面42Aに引っ掛かり、それ以上の引き出しができなくなり、つまりリアマガジン22がロックされる。
操作者はその状態を確認したら、引き出す力より少し力を加えてフロントマガジン21を引き出す。すると、両マガジン21,22を連結しているラッチ機構30のボール部31Bとボールキャッチ部32Bとの係合が外れ、これにより、フロントマガジン21とリアマガジン22とが分離する。そして、このとき、リアマガジン22は、そのロック機構40の作用により装置本体11の突起部材42の位置にロックされ、装置本体11からの不意の落下が防止される。
この状態では、図15に示すように、リアマガジン22はまだ装置本体11から抜き出されておらず、リアマガジン22についてのロック機構40は解除されていない。このため、この図15の状態では、反射板73はまだ反射型フォトセンサ72による検出可能位置よりも抜き出し方向X2に対して奥側直前の位置にあり、反射型フォトセンサ72は反射板73を検出していない(ステップS2;No)。
この図15に示す状態から、操作者がフロントマガジン21についてのみ磁気テープカートリッジ14の取り出しや再装填を行い、リアマガジン22を抜き取ることなくフロントマガジン21を上述のようにして装置本体11内に挿入した場合、主制御部81は、反射型フォトセンサ72により反射板73を検出することなくフロントマガジン21がセットされたことを検出する(ステップS3;Yes)。
このため、インベントリ処理をフロントマガジン21に対してのみ行い、リアマガジン22に対してはインベントリ処理をスキップし(ステップS4)、フロントマガジン21へのインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する(ステップS5)。
上述のようにして操作者が装置本体11からフロントマガジン21を抜き出し、フロントマガジン21を所定の保管位置等に保管した後、引き続きリアマガジン22を装置本体11から抜き出す場合、上述したフロントマガジン21の抜き出し操作と同様の手順により、リアマガジン22の抜き出し操作を行う。
すなわち、操作者はリアマガジン22を両手で支えておいて、操作機構部45における回動レバー部50の操作部50Aを左手指で押す。すると、回動レバー部50がねじりコイルバネ51の付勢力に抗して回動し、これにより、ロックノッチ46が挿抜方向Xと直交するY方向外側にスライドし、ロックノッチ46と突起部材42との係止状態が解除される。その後、操作者は、回動レバー部50の操作部50Aを指で押したままの状態でリアマガジン22を引き出す。
こうしてリアマガジン22についてのロック機構40によるロックが解除され、リアマガジン22がそのロックされていた位置よりもさらに引き出された場合、図16に示すように、反射板73が反射型フォトセンサ72正面の検出対象位置にさしかかる。この図16の状態になると、反射型フォトセンサ72が反射板73を検出し、主制御部81は、リアマガジン22が抜き出されたと判断する(ステップS2;Yes)。
こうしてリアマガジン22についてのロック機構40によるロックが解除され、リアマガジン22が抜き出された後、操作者がリアマガジン22およびフロントマガジン21を上述のようにして装置本体11内に挿入した場合、主制御部81は、フロントマガジン21がセットされたことを検出する(ステップS6;Yes)。
この場合、両方のマガジン21,22が抜き出されているため、フロントマガジン21およびリアマガジン22の両方に対してインベントリ処理を行い(ステップS7)、両方のマガジン21,22へのインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する(ステップS5)。
本実施形態の磁気テープライブラリ装置は、以上のように構成されているので、次に述べるような効果を得ることができる。
まず、装置10の挿抜口11D近傍に反射型フォトセンサ72を実装し、リアマガジン22に反射板73を実装することにより、リアマガジン22が抜き出されたか否かを検出する。このことにより、フロントマガジン21のみが装置本体11から抜き出され、リアマガジン22が抜き出されていない場合、フロントマガジン21がセットされると、そのフロントマガジン21に対してのみインベントリ処理を行い、抜き出されていない奥側のリアマガジン22については状態の変化無しと判断し、インベントリ処理をスキップする。
このため、ライブラリ装置がインベントリ処理を完了して準備完了(READY)の信号をホストコンピュータに送信するまでの待ち時間を短縮することができる。このため、オペレータが装置を使用できるまでの待ち時間を短縮することができる。
また、上述した効果を、リアマガジン22側面に反射板73を設け、挿抜口11D近傍に反射型フォトセンサ72を設けるだけの簡単な構成で実現することができる。このため、マガジンの各スロットについて挿抜回数を計数するなどマガジンや装置本体11への抜本的な仕様変更を必要とせず、ごく簡単な仕組みを付加するだけでインベントリ処理による待ち時間を短縮することができる。
装置本体11の挿抜方向Xの奥側に収容されているリアマガジン22を抜き出す際、挿抜方向Xの手前側に収容されているフロントマガジン21を引き出すだけで、このフロントマガジン21にラッチ機構30で連結されているリアマガジン22も引き出すことができる。その結果、簡単な装置で、装置本体11内に収容された複数のマガジン20を同じ操作で抜出すことができ、操作性にすぐれた装置とできる。
また、フロントマガジン21とリアマガジン22とが、それぞれロック機構40を有しており、フロントマガジン21を抜き出す際、操作者は、操作機構部45の操作部50Aを操作するために、片方の手をその操作部50Aに当てると同時に、無意識的にもう片方の手でフロントマガジン21に添えるため、片手では保持できない重量のフロントマガジン21を確実に保持することができ、これにより、操作者の片手による不用意な取り出し、およびそれに付随する落下による損傷・ケガなどを防止するというフールプルーフ機構としての機能を得ることができる。その結果、フロントマガジン21の重量による不意な落下を防ぐことができる。なお、リアマガジン22でも同様である。
また、挿抜方向Xの手前側に収容されているフロントマガジン21を引き出して抜き出すとき、挿抜方向X奥側のリアマガジン22がロック機構40によりロックされているので、当該リアマガジン22を確実に装置本体11内に残した状態でフロントマガジン21を抜き出すことができ、これにより、一定の力で連結されていた両マガジン21,22を自動的に分離することができる。
特にこのような装置では、フロントマガジン21、リアマガジン22それぞれの挿抜動作が独立したものとなる。
上述した実施形態によれば、特にこうした構成の磁気テープライブラリ装置について、リアマガジン22を意識的に出さなければ、ライブラリ装置がインベントリ処理を完了して準備完了(READY)の信号をホストコンピュータに送信するまでの待ち時間を上述のように短縮することができる。
なお、上述した各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
例えば、上述した実施形態の磁気テープライブラリ装置10では、ロック機構30を、それぞれフロントマガジン21とリアマガジン22とに設けたが、これに限らない。もしフロントマガジン21が軽量の場合、少なくとも、フロントマガジン21の抜き出し操作時にリアマガジン22をロックしてあればよいので、ラッチ機構30との関係でリアマガジン22にのみロック機構30を設けた構成としてもよい。
ただし、フロントマガジン21が重量物の場合には、操作者の片手による不用意な取り出し、およびそれに付随する落下による損傷・ケガなどを防止するというフールプルーフ機構としての機能を持たすため、上述した実施形態のように、フロントマガジン21にもロック機構30を設けることが好ましい。
また、上述した実施形態では、ラッチ機構30をフロントマガジン21とリアマガジン22との対向面でその幅方向中央部から一方側にずらした位置に設けたが、設置位置はこれに限らず、幅方向中央部に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、ラッチ機構30を構成する係止部材31をリアマガジン22の対向面に設け、ラッチ機構30を構成する係止受け部材32Bをフロントマガジン21の対向面に設けたが、これらは逆でもよい。すなわち、係止部材31をフロントマガジン21に、係止受け部材32Bをリアマガジン22にそれぞれ設けるようにしてもよい。
このようにしても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、以下に述べるような各種の構成例であっても、本発明は同様に実現することができる。
〔他の構成例1〕
他の構成例1として、図18に示すように、リアマガジン22における全てのスロットから磁気テープカートリッジ14を取り出すことができない位置で反射板73が反射型フォトセンサ72に検出されるよう、反射板73がリアマガジン22に配設された構成であってもよい。
すなわち、上述した実施形態のようにロック機構40が解除されない場合には反射型フォトセンサ72が反射板73を検出しないように反射板73を配置すると、場合によって、ロック機構40が解除されていないためにリアマガジン22全体としては装置本体11から抜き出すことができないが、リアマガジン22に設けられた一番手前のスロットからは磁気テープカートリッジ14を取り出せてしまう可能性がある。
図18に示す構成例では、リアマガジン22の挿抜方向に奥から手前へとスロットが配置された構成で、抜き出し方向X2における一番手前側のスロットから磁気テープカートリッジ14を装置本体11外部に取り出し可能な位置までリアマガジン22が引き出される直前の位置で、反射型フォトセンサ72が反射板73を検出する。反射板73をこうした位置に配置することにより、リアマガジン22における磁気テープカートリッジ14の全てが取り出されていないことをより確実に検出し、そうして確実に検出できる場合に上述のようにしてリアマガジン22へのインベントリ処理をスキップさせることができる。
このため、リアマガジン22へのインベントリ処理をスキップするか否かの判断を、より確実に行うことができる。
また、上述した図18に示す構成例では、反射板73の位置はロック機構40の操作機構部45と関連しないため、例えばロック機構を持たない構成についても、本発明を同様に適用することができる。
〔他の構成例2〕
また、他の構成例2として、フロントマガジン21とリアマガジン22とがラッチ機構30により連結されていない構成であっても、本発明は同様に適用することができる。
この場合、図19に示すように、フロントマガジンが抜き出された後、装置本体111の一方の側面に設けられているマガジンスライダ125を挿抜方向Xに沿って抜出し方向X2方向に引出すことにより、挿抜方向Xの奥側のリヤマガジン122を抜き出すように構成することが好ましい。この図19に示す構成例によれば、ロボット等を使用せずに奥側のカートリッジを容易に取り出すことができる。
〔他の構成例3〕
また、上述した実施形態の磁気テープライブラリ装置10では、複数のカートリッジ収納体として、フロントマガジン21とリアマガジン22との2個で構成されることとして説明したが、この構成に限定されず、例えば、3個以上のマガジンを挿抜方向に直列状態に収容する構成であってもよい。
この場合、例えば挿抜方向に手前側から2番目のマガジンに上述したリアマガジン22と同様の反射板73を設ける構成としてもよい。この構成によれば、手前側から1番目のマガジンだけが抜き出され、2番目のマガジンが抜き出されていない場合、その2番目のマガジンと、2番目のマガジンを抜き取らない限り抜き取ることができない3番目以降のマガジンについてインベントリ処理をスキップし、待ち時間を短縮することができる。
〔他の構成例4〕
また、3個以上のマガジンを挿抜方向に直列状態に収容する構成として、図20に示すように、挿抜口から一番手前以外の各マガジンに反射板73をそれぞれ異なる高さで設け、反射型フォトセンサ72を各反射板に対応する高さでそれぞれ別個に設ける構成としてもよい。
この図20に示す構成例によれば、挿抜口から一番手前以外の各マガジンについて、抜き出されたか否かを上述した実施形態のように検出することができる。このため、抜き出されたと検出されていないマガジンと、そのマガジンを抜き取らない限り抜き取ることができない挿抜方向にさらに奥側のマガジンについて、インベントリ処理をスキップし、待ち時間を短縮することができる。
〔他の構成例5〕
また、上述した実施形態では、反射板73をマガジンに配設することとして説明したが、検出対象のマガジンの所定位置を反射型フォトセンサ72により検出できればこの構成に限定されず、例えば反射型フォトセンサ72により検出させようとする被検出部だけを白くして、他は黒い材料を使うなどの構成であっても、本発明は同様に実現することができる。
〔他の構成例6〕
また、上述した実施形態では、反射型フォトセンサ72により反射板を検出することとして説明したが、検出対象のマガジンの所定位置を検出できればこの構成に限定されず、例えばフォトインタラプタなど、任意の種類のセンサを用いてよい。
この場合、検出対象のマガジンに光を遮る突起を設け、検出対象のマガジンが所定位置まで引き出された時点でその突起がフォトインタラプタの発光部による光を遮るように配置することで、検出対象のマガジンが所定位置まで引き出されたことを検出することができる。
〔他の構成例7〕
また、上述した実施形態では、センサにより検出対象のマガジンが所定位置まで引き出されたことを検出することとして説明したが、この構成に限定されず、例えば図21に示すように、検出対象のマガジンにおけるロック機構40が解除されたか否かを検出する構成であってもよい。
図21の構成例では、回動レバー部50が押されてねじりコイルバネ51の付勢力に抗して回動し、ロックが解除された場合にその回動レバー部50の回動による押圧を検知する押圧センサ74を、回動レバー部50の操作部50Aにより押圧される位置に配設している。
この図21の構成例によれば、押圧センサ74が回動レバー部50の操作部50Aによる押圧を検出した場合に、検出対象のマガジンが所定位置まで引き出されたことを主制御部81が認識するように構成することで、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
〔他の構成例8〕
また、上述した実施形態では、装置本体11が1つの挿抜口11Dを備え、複数のマガジンがその挿抜口11Dから挿抜方向に直列状態に収容されることとして説明したが、この構成に限定されず、例えば、挿抜方向に対して左右2つの挿抜口が設けられ、それぞれの挿抜口から複数のマガジンが挿抜方向に直列状態に収容される構成であっても、本発明は同様に適用することができる。
〔他の構成例9〕
また、上述した実施形態では、挿抜口から一番手前以外の所定のマガジンを検出対象のマガジンとして、装置本体11における所定位置まで引き出されたか否かを検出することとして説明したが、挿抜口から一番手前のマガジンも検出対象のマガジンとする構成であっても、本発明は同様に適用することができる。
図22に、挿抜口から一番手前のマガジンも検出対象のマガジンとして含め、所定位置まで引き出されたことを検出するセンサとして反射型フォトセンサ72を設けた場合の構成例を示す。
この図22に示す構成例では、挿抜口から一番手前のマガジン(フロントマガジン21)を含む各マガジンに反射板73をそれぞれ異なる高さで設け、反射型フォトセンサ72を各反射板に対応する高さでそれぞれ別個に設けるようにしている。
図22に示す構成例によれば、挿抜口から一番手前のマガジンを含む各マガジンについて、抜き出されたか否かを上述した実施形態のように検出することができる。このため、抜き出されたと検出されていないマガジンと、そのマガジンを抜き取らない限り抜き取ることができない挿抜方向にさらに奥側のマガジンについて、インベントリ処理をスキップし、待ち時間を短縮することができる。
このため、例えば操作者が挿抜口から一番手前のマガジンを少しだけ抜き出し始めたけれど磁気テープカートリッジ14の取り出しを行わずにすぐに再セットした場合、上述した存在検知センサにより引き出し開始が検出されているにも関わらず、全マガジンへのインベントリ処理をスキップすることができる。このため、ライブラリ装置が準備完了(READY)の信号をホストコンピュータに送信するまでの待ち時間を大きく短縮することができる。
〔他の構成例10〕
また、例えば図22に示す構成例のように、挿抜口から一番手前のマガジンも検出対象のマガジンとする構成であれば、1つの挿抜口に1つずつのマガジンが収納される構成であっても、本発明は同様に適用することができる。
すなわち、例えば操作者が挿抜口の内側に収容された1つのマガジンについて、少しだけ抜き出し始めたけれど磁気テープカートリッジ14の取り出しを行わずにすぐに再セットした場合、上述した存在検知センサにより引き出し開始が検出されているにも関わらず、そのマガジンへのインベントリ処理全体をスキップすることができる。このため、ライブラリ装置が準備完了(READY)の信号をホストコンピュータに送信するまでの待ち時間を大きく短縮することができる。
このため、例えば、挿抜方向に対して左右2つの挿抜口が設けられ、それぞれの挿抜口に1つずつのマガジンが収納される構成であっても、本発明は同様に適用することができ、同様の効果を得ることができる。
〔他の構成例11〕
また、例えば図23に示す構成例のように、挿抜方向に奥から手前へと複数列のスロットが配置された各マガジンに対して、挿抜方向に複数の反射板を配設する構成であってもよい。
図23に示す構成例では、まず、上述したフロントマガジン21について、ロック機構40を解除しなければ移動できない位置までフロントマガジン21が引き出された直後に検出される位置に反射板73aが配設されると共に、その反射板73aに対応する高さに反射型フォトセンサ72aが配設される。また、フロントマガジン21の抜き出し方向X2に対する一番奥側の位置に反射板73bが配設されると共に、その反射板73bに対応する高さに反射型フォトセンサ72bが配設される。
また、上述したリアマガジン22について、ロック機構40を解除しなければ移動できない位置までリアマガジン22が引き出された直後に検出される位置に反射板73cが配設されると共に、その反射板73cに対応する高さに反射型フォトセンサ72cが配設される。また、リアマガジン22の抜き出し方向X2に対する一番奥側の位置に反射板73dが配設されると共に、その反射板73dに対応する高さに反射型フォトセンサ72dが配設される。
図23に示す構成例でマガジンの挿抜動作が行われた際のインベントリ処理の動作例について説明する。
まず、図24に示す運用可能状態(何れのマガジンも引き出し開始されていない状態)から、図25に示すように、両マガジン21,22の引き出しが開始され、抜き出し方向X2に対する一番手前側の反射板73aが反射型フォトセンサ72aに検出されていない状態になると、フロントマガジン21における抜き出し方向X2の一番手前側のスロットについてのみ、磁気テープカートリッジ14の挿抜が可能となる。
このため、この図25に示す状態から、抜き出し方向X2に対する一番手前側の反射板73aが反射型フォトセンサ72aに検出されることなく、両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて図24に示す運用可能状態にセットされた場合、主制御部81は、フロントマガジン21における抜き出し方向X2の一番手前側の列のスロットについてのみインベントリ処理を行い、フロントマガジン21の他のスロットおよびリアマガジン22に対してはインベントリ処理をスキップする。そして、インベントリ処理対象のスロットに対するインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する。
また、図24に示す運用可能状態から、両マガジン21,22の引き出しが開始され、図26に示すように、抜き出し方向X2に対する一番手前側の反射板73aが反射型フォトセンサ72aに検出され、二番目の反射板73bが反射型フォトセンサ72bに検出されていない状態になると、フロントマガジン21における抜き出し方向X2の一番手前側および二番目に手前側のスロットについてのみ、磁気テープカートリッジ14の挿抜が可能となる。
このため、この図26に示す状態から、抜き出し方向X2に対する二番目に手前側の反射板73bが反射型フォトセンサ72bに検出されることなく、両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて図24に示す運用可能状態にセットされた場合、主制御部81は、フロントマガジン21における抜き出し方向X2の一番手前側および二番目に手前側の列のスロットについてのみインベントリ処理を行い、フロントマガジン21の他のスロットおよびリアマガジン22に対してはインベントリ処理をスキップする。そして、インベントリ処理対象のスロットに対するインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する。
また、図24に示す運用可能状態から、両マガジン21,22の引き出しが開始され、図27に示すように、抜き出し方向X2に対する一番手前側の反射板73a、二番目の反射板73bがそれぞれ反射型フォトセンサ72a、72bに検出され、三番目の反射板73cが反射型フォトセンサ72cに検出されていない状態になると、フロントマガジン21が装置本体11から抜き出され、リアマガジン22については全スロットについて磁気テープカートリッジ14の挿抜ができない状態となる。
このため、この図27に示す状態から、抜き出し方向X2に対する三番目に手前側の反射板73cが反射型フォトセンサ72cに検出されることなく、両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて図24に示す運用可能状態にセットされた場合、主制御部81は、フロントマガジン21の全スロットについてのみインベントリ処理を行い、リアマガジン22の全スロットに対してはインベントリ処理をスキップする。そして、インベントリ処理対象のスロットに対するインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する。
また、図24に示す運用可能状態から、両マガジン21,22の引き出しが開始され、図28に示すように、抜き出し方向X2に対する一番〜三番目に手前側の反射板73a〜73cがそれぞれ反射型フォトセンサ72a〜72cに検出され、四番目の反射板73dが反射型フォトセンサ72dに検出されていない状態になると、フロントマガジン21が装置本体11から抜き出されると共に、リアマガジン22については抜き出し方向X2の一番手前側のスロットについてのみ磁気テープカートリッジ14の挿抜が可能となる。
このため、この図28に示す状態から、抜き出し方向X2に対する四番目に手前側の反射板73dが反射型フォトセンサ72dに検出されることなく、両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて図24に示す運用可能状態にセットされた場合、主制御部81は、フロントマガジン21の全スロットおよびリアマガジン22における抜き出し方向X2の一番手前側の列のスロットについてのみインベントリ処理を行い、リアマガジン22の他のスロットに対してはインベントリ処理をスキップする。そして、インベントリ処理対象のスロットに対するインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する。
以上のように、図23に示す構成例によれば、各マガジンの挿抜方向に複数の反射板を配設してセンサ検出することにより、マガジンの抜き出し動作で磁気テープカートリッジ14の挿抜が可能とされたスロットをより細かく検出することができる。このため、磁気テープカートリッジ14の挿抜が可能とされたスロットについてのみインベントリ処理を行い、他のスロットに対してはインベントリ処理をスキップするよう制御することができる。このため、インベントリ処理をスキップする対象をより細かく判別することができ、待ち時間をさらに短縮することができる。
また、各マガジンの挿抜方向に配置する複数の反射板の位置は、上述した図23に示す構成例の位置に限定されず、例えば、インベントリ処理をスキップするか否かの判別対象とするスロットから磁気テープカートリッジ14を挿抜可能な位置までマガジン21または22が引き出される直前の位置で反射型フォトセンサ72に検出されるよう、反射板73を配置してもよい。
このように配置することによれば、磁気テープカートリッジ14を挿抜可能とされたか否かをより確実に判別することができ、そうして確実に判別した上で上述のようにインベントリ処理をスキップさせることができる。このため、各スロットへのインベントリ処理をスキップするか否かの判断を、より確実に行うことができる。また、ロック機構を持たない構成についても本発明を同様に適用することができる。
〔他の構成例12〕
また、例えば図29に示す構成例のように、挿抜方向の同じ高さに2つの反射型フォトセンサ72を近接させて配設することで、反射板73の移動方向を検出する構成であってもよい。
図29に示す構成例では、上述したフロントマガジン21、リアマガジン22それぞれについて複数の反射板73が設けられ、これら複数の反射板73が挿抜方向Xに対して全て同じ高さに配置される。また、これら複数の反射板73に対応する2つの反射型フォトセンサ72a,72bも、この挿抜方向Xに対する同じ高さに配置される。
各反射板73は、近接して配置される2つの反射型フォトセンサ72a,72bに同時に検出されうる大きさに形成され、上述したフロントマガジン21、リアマガジン22それぞれの所定位置に配置される。
配置される各反射板73の挿抜方向Xにおける位置は、上述した他の構成例11と同様に、ロック機構40を解除しなければ移動できない位置まで両マガジン21,22が引き出された直後に検出される位置であってもよく、スロットから磁気テープカートリッジ14を挿抜可能な位置までマガジン21または22が引き出される直前で検出される位置であってもよい。
図29に示す構成例でマガジンの挿抜動作が行われると、各反射板73は2つの反射型フォトセンサ72a,72bを通過する位置に配置されているため、移動方向に応じて2つの反射型フォトセンサ72a,72bの両方に検出される。
図30に、マガジン挿抜時の反射型フォトセンサ72a,72bそれぞれによる出力波形例を示す。
両マガジン21,22が抜き出し方向X2に移動される場合、図30(a)に示すように、各反射板73は、まず反射型フォトセンサ72bに検出され、次に反射型フォトセンサ72aに検出される。そして、各反射板73が2つの反射型フォトセンサ72a,72bに同時に検出されうる大きさとなっているため、両センサ72a,72bの出力は同時に検出している重複部分を持つものとなる。
このため、この重複部分を有する両センサ72a,72bの出力波形について、抜き出し方向X2における奥側に配置された反射型フォトセンサ72bの出力が先に立ち上がる場合、主制御部81は、両マガジン21,22が抜き出し方向X2に移動されていると判別する。
両マガジン21,22が挿入方向(前進方向)X1に移動される場合、図30(b)に示すように、各反射板73は、まず反射型フォトセンサ72aに検出され、次に反射型フォトセンサ72bに検出される。
そして、2つの反射型フォトセンサ72a,72bによる重複部分を有する出力波形について、抜き出し方向X2における手前側に配置された反射型フォトセンサ72aの出力が先に立ち上がる場合、主制御部81は、両マガジン21,22が挿入方向(前進方向)X1に移動されていると判別する。
このように、2つの反射型フォトセンサ72a,72bの出力波形から、反射板73の移動方向を検出することができるため、主制御部81が検出数をカウントしていくことで、両マガジン21,22が挿抜方向Xにおけるどの反射板73の位置まで抜き出されているか、抜き出されていないかを判別することができる。
図31に、反射板73が抜き出し方向X2に移動していると判別された場合の検出カウント数と、そのカウント数における両マガジン21,22の抜き出し状態の判別例を示す。
この図31を参照して、図29に示す構成例でマガジンの挿抜動作が行われた際のインベントリ処理の動作例について説明する。
以下の動作説明では、配置される各反射板73の挿抜方向Xにおける位置が、上述した他の構成例11と同様に、ロック機構40を解除しなければ移動できない位置まで両マガジン21,22が引き出された直後に検出される位置である場合について説明する。
両マガジン21,22の引き出しが開始され、反射板73が全く検出されていない状態、すなわちカウント数が0回のままで両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて運用可能状態にセットされた場合、主制御部81は、フロントマガジン21における抜き出し方向X2の一番手前側の列のスロットについてのみインベントリ処理を行い、フロントマガジン21の他のスロットおよびリアマガジン22に対してはインベントリ処理をスキップする。そして、インベントリ処理対象のスロットに対するインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する。
両マガジン21,22の引き出しが開始され、反射板73の抜き出し方向X2への移動が1回だけ検出され、この最大カウント数が1回の状態で両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて運用可能状態にセットされた場合、主制御部81は、フロントマガジン21における抜き出し方向X2の一番手前側および二番目に手前側の列のスロットについてのみインベントリ処理を行い、フロントマガジン21の他のスロットおよびリアマガジン22に対してはインベントリ処理をスキップする。そして、インベントリ処理対象のスロットに対するインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する。
両マガジン21,22の引き出しが開始され、反射板73の抜き出し方向X2への移動が2回検出され、この最大カウント数が2回の状態で両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて運用可能状態にセットされた場合、主制御部81は、フロントマガジン21が排出されたと判定し、フロントマガジン21の全スロットについてのみインベントリ処理を行い、リアマガジン22の全スロットに対してはインベントリ処理をスキップする。そして、インベントリ処理対象のスロットに対するインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する。
両マガジン21,22の引き出しが開始され、反射板73の抜き出し方向X2への移動が3回検出され、この最大カウント数が3回の状態で両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて運用可能状態にセットされた場合、主制御部81は、リアマガジン22の抜き出し方向X2における一番手前側の列のスロットまで排出されたと判定し、フロントマガジン21の全スロットおよびリアマガジン22における抜き出し方向X2の一番手前側の列のスロットについてのみインベントリ処理を行い、リアマガジン22の他のスロットに対してはインベントリ処理をスキップする。そして、インベントリ処理対象のスロットに対するインベントリ処理が完了した時点でホストコンピュータ90に使用可能状態(READY)を示す信号を送信する。
両マガジン21,22の引き出しが開始され、反射板73の抜き出し方向X2への移動が4回検出され、この最大カウント数が4回の状態で両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて運用可能状態にセットされた場合、主制御部81は、全マガジンが排出されたと判定し、全マガジンの全スロットを対象としてインベントリ処理を実行する。
上述した両マガジン21,22の挿抜動作で、マガジンが引き出し途中で挿入方向と引き出し方向とに交互に移動された場合のため、反射板73が挿入方向(前進方向)X1に移動していると判別された場合には、その判別の度にカウント数を減算していく。そうして両マガジン21,22が装置本体11内に挿入されて運用可能状態にセットされた時点での最大カウント数に応じて、上述した動作でインベントリ処理を行うこととなる。
以上のように、図29に示す構成例によれば、例えば上述した他の構成例11のように、挿抜方向に複数の反射板73を設けた構成であっても、反射型フォトセンサ72は2つで十分にマガジンの排出位置を検出することができる。すなわち、反射板73の数だけ反射型フォトセンサ72を設ける必要なく、2つのセンサだけで上述した他の構成例11と同様の効果を得ることができる。
このため、さらに反射板73の数を増やし、より高精度な位置検出を行う構成とする場合、より顕著な効果を得ることができる。
10 磁気テープライブラリ装置
11 装置本体
11D 挿抜口
20 マガジン
21 フロントマガジン
22 リヤマガジン
30 ラッチ機構
31 係止部材
32 係止受け部材
40 ロック機構
42 突起部材
42A 案内面
42C 係止面
45 操作機構部
46 先端当接部材であるロックノッチ
46A 傾斜面
48 回動レバー部の他端部を構成するシャフト
49 回動中心部材である回動支軸
50 回動レバー部
50A 操作部
51 ねじりコイルバネ(付勢手段)
60 制御部スペース
61 電源スペース
70 制御基板
71 電源
72 反射型フォトセンサ
73 反射板
74 押圧センサ
81 主制御部
82 ホストI/F部
83 媒体情報記憶部
X 挿抜方向
X1 前進方向
X2 抜出し方向

Claims (12)

  1. カートリッジを収納するマガジンと、
    前記マガジンの複数を挿抜可能に収容する装置本体と、を備えたライブラリ装置であって、
    所定のマガジンが前記装置本体における所定位置まで引き出されたことが位置検出手段により検出されていない場合、該検出されていないことにより前記装置本体から抜き出されていないと判別されるマガジンへのインベントリ処理をスキップする制御を行うことを特徴とするライブラリ装置。
  2. カートリッジを収納するマガジンと、
    前記マガジンの複数を挿抜可能に収容する装置本体と、
    前記マガジンが収容位置から引き出し開始されたか否かを検出する引き出し検出手段と、
    所定のマガジンが前記装置本体における所定位置まで引き出されたか否かを検出する位置検出手段と、
    前記マガジンに収納された各カートリッジから所定情報を読み出すインベントリ手段と、
    前記インベントリ手段により前記所定情報を読み出すインベントリ処理の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記引き出し検出手段により前記複数のマガジンの少なくとも何れかが引き出し開始されたことが検出され、前記位置検出手段により前記所定位置まで引き出されたことが検出されていない場合、前記所定のマガジンに対して、および当該マガジンを抜き取らない限り抜き取ることができない他のマガジンが存在する場合は該他のマガジンに対して、前記インベントリ手段が前記インベントリ処理を行わず、他のマガジンに対して前記インベントリ処理を行うよう制御し、
    前記引き出し検出手段により前記複数のマガジンの少なくとも何れかが引き出し開始されたことが検出され、かつ前記位置検出手段により前記所定位置まで引き出されたことが検出された場合、前記複数のマガジン全てに対して前記インベントリ処理を行うよう制御することを特徴とするライブラリ装置。
  3. 前記所定のマガジンは、前記位置検出手段により検出可能とさせる被検出手段を備え、
    前記位置検出手段は、前記被検出手段を検出することを特徴とする請求項2記載のライブラリ装置。
  4. 前記位置検出手段は、発光部と受光部とを備え、該発光部からの光を該受光部が受光するか否かにより前記検出し、
    前記被検出手段は、光を反射または遮る性質の部材であり、前記マガジンが前記所定位置まで引き出された時点で前記位置検出手段により検出される位置に配設されたことを特徴とする請求項3記載のライブラリ装置。
  5. 前記マガジンは、カートリッジを収納するスロットを複数備え、
    前記被検出手段は、前記所定のマガジンの前記装置本体への挿抜方向における挿抜口から一番手前側のスロットからカートリッジを前記装置本体外部に抜き出し可能な引き出し位置まで該所定のマガジンが引き出される直前の位置を前記位置検出手段により検出できる位置に配置されたことを特徴とする請求項3または4記載のライブラリ装置。
  6. 前記マガジンは、引き出し方向への移動を制限するストッパを備え、
    前記ストッパは、当該ストッパが解除されることで前記マガジンを前記装置本体外部に抜き出し可能となるよう配置され、
    前記被検出手段は、前記所定のマガジンにおける前記ストッパを解除しなければ移動できない位置まで前記所定のマガジンが引き出された場合に前記位置検出手段により検出される位置に配置されたことを特徴とする請求項3または4記載のライブラリ装置。
  7. 前記マガジンは、引き出し方向への移動を前記引き出し方向における前記所定位置よりも手前の位置までで制限するストッパを備え、
    前記ストッパは、当該ストッパが解除されることで前記マガジンを前記装置本体外部に抜き出し可能となるよう配置され、
    前記位置検出手段は、前記所定のマガジンにおける前記ストッパが解除されたか否かを検出することを特徴とする請求項2記載のライブラリ装置。
  8. 前記装置本体は、前記マガジンの複数を、同一面内において1つの挿抜口から挿抜方向に直列状態かつ移動可能かつ挿抜可能に収容し、
    前記所定のマガジンは、前記1つの挿抜口から一番手前以外の位置に配置され、
    前記所定のマガジンを抜き取らない限り抜き取ることができない他のマガジンは、前記所定のマガジンよりも前記挿抜方向の直列状態における奥側に配置されたマガジンであることを特徴とする請求項2から7の何れか1項に記載のライブラリ装置。
  9. カートリッジを収納するマガジンと、
    前記マガジンの複数を挿抜可能に収容する装置本体と、
    前記マガジンが収容位置から引き出し開始されたか否かを検出する引き出し検出手段と、
    前記マガジンが前記装置本体に対して所定位置まで引き出されたか否かを検出する位置検出手段と、
    前記マガジンに収納された各カートリッジから所定情報を読み出すインベントリ手段と、
    前記インベントリ手段により前記所定情報を読み出すインベントリ処理の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記マガジンは、カートリッジを収納するスロットを少なくとも該マガジンの挿抜方向に1以上備え、
    前記制御手段は、
    前記引き出し検出手段により前記複数のマガジンの少なくとも何れかが引き出し開始されたことが検出され、前記位置検出手段により前記所定位置まで引き出されたことが検出されていない場合、前記所定位置まで引き出さなければカートリッジの挿抜ができないスロットに対して、および該所定位置が設定されたマガジンを抜き取らない限り抜き取ることができない他のマガジンが存在する場合は該他のマガジンに対して、前記インベントリ手段が前記インベントリ処理を行わないよう制御し、
    前記引き出し検出手段により前記複数のマガジンの少なくとも何れかが引き出し開始されたことが検出され、かつ前記位置検出手段により前記所定位置まで引き出されたことが検出された場合、前記所定位置まで引き出されるとカートリッジの挿抜ができるスロットに対して、および該所定位置が設定されたマガジンを引き出すことができるよう抜き取られた他のマガジンが存在する場合は該他のマガジンに対して、前記インベントリ処理を行うよう制御することを特徴とするライブラリ装置。
  10. 前記位置検出手段は、予め設定された複数の前記所定位置まで引き出されたか否かを検出し、
    前記制御手段は、前記引き出し検出手段により前記複数のマガジンの少なくとも何れかが引き出し開始されたことが検出され、かつ前記位置検出手段により第1の前記所定位置まで引き出されたことが検出され、かつ第2の前記所定位置まで引き出されたことが検出されていない場合、
    前記第1の所定位置まで引き出されるとカートリッジの挿抜ができるスロットに対して、および前記第2の所定位置の直前の位置まで引き出されることでカートリッジの挿抜ができるスロットに対して、および前記第2の所定位置が設定されたマガジンを引き出すことができるよう抜き取られた他のマガジンが存在する場合は該他のマガジンに対して、前記インベントリ処理を行い、
    前記第2の所定位置まで引き出さなければカートリッジの挿抜ができないスロットに対して、および前記第2の所定位置が設定されたマガジンを抜き取らない限り抜き取ることができない他のマガジンが存在する場合は該他のマガジンに対して、前記インベントリ処理を行わないよう制御することを特徴とする請求項9記載のライブラリ装置。
  11. 前記複数の所定位置それぞれには、前記位置検出手段により検出可能とさせる被検出手段が配設され、
    前記位置検出手段は、前記被検出手段を検出した時の該被検出手段の移動方向を検出することで、前記複数のマガジンが前記複数の前記所定位置における抜き出し方向の何番目まで前記装置本体から引き出された状態であるかを検出することを特徴とする請求項10記載のライブラリ装置。
  12. 前記位置検出手段は、1つの前記被検出手段を同時に検出可能な位置に配置された2つのセンサを備え、該2つのセンサにより前記被検出手段の移動方向を検出することを特徴とする請求項11記載のライブラリ装置。
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