JP3576095B2 - オートチェンジャ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、記録媒体製品を保管し、それらを読み取り/書き込み機構との間で転送するためのオートチェンジャに関する。後述される特定の実施例は、デジタルオーディオテープ用のオートチェンジャに関するものである。この分野においては、「スタッカ」、「ライブラリ」、「オートローダ」、「ローダ」、「オートチェンジャ」及び「チェンジャ」等の種々の用語が用いられる。
【0002】
【従来の技術】
各種のテープカセット、さらにはディスクのような他の形態の媒体に関する公知のオートチェンジャの例は、非常に多く存在する。一例が欧州特許第0 197 099号に記載されており、そこではテープカセットが固定のマガジン内にスタックされ、スタックされたカセットに沿って垂直方向に移動しまたマガジンとテープ駆動機構の間で水平方向に移動するカセット転置機構によって固定のテープ駆動機構との間で転送される、テープオートチェンジャが開示されている。
【0003】
欧州特許出願第0 398 199号(三菱)に開示されたテープカセット用オートチェンジャにおいては、カセットが回転可能なベース上に設けられ、このベースが枢動して選択されたカセットを駆動機構と係合させるようになっている。この特許出願に記載された他の実施例においては、駆動機構は選択されたカセットと接触するように移動可能である。
【0004】
もう一つの例は欧州特許出願第0 392 620号(Laser Magnetic Storage)に記載されたオートチェンジャであり、それは単一の垂直スタックにテープカセットを格納するマガジンと、マガジンの背面から駆動機構へとカセットを移送すべく垂直方向に移動可能なエレベータを備えている。
【0005】
さらに別の例は、欧州特許出願第0 467 187号(Pierrat)に記載のテープオートチェンジャである。ここに記載されたオートチェンジャは、機械的リンク機構を備えた二つのデッキにカセットを格納し、ピックアップ位置へ及びピックアップ位置から、カセットをこれらのデッキに沿って直線的に切り換える。ピックアップ位置においてカセットは、垂直方向及び水平方向に移動してカセットを格納領域とテープ駆動機構との間で転送するグリッパによりピックアップされ得る。同様の設計によるオートチェンジャが、米国特許第5 089 920号(Wang DAT)に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、記録媒体製品を保管し、記録媒体製品に対する読み取り及び書き込みの一方又は双方を行う機構との間で記録媒体製品を転送するための装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、装置は、複数の記録媒体製品をそれらが軸の周囲において且つ軸に沿って隔置されるように保管すると共に、記録媒体製品に対する読み取り及び書き込みの一方又は双方を行う機構が保管領域に対して固定された位置にあるようにする保管領域と、
記録媒体製品の何れに対しても一つの方向からのアクセスを許容するように、保管された記録媒体製品を前記軸の周囲で一体として回転させる手段と、
前記一つの方向から記録媒体製品を収集し、記録媒体製品を保管領域と前記機構との間で転送するよう動作可能な転送手段とからなる。
【0008】
本発明は、特にコンパクトにすることが可能であると同時に、オートチェンジャ内において記録媒体製品を移動させるための複雑な機械的アセンブリを必要とせずに、保管された記録媒体製品に対する容易なアクセスを可能にするオートチェンジャを提供するものである。
【0009】
本発明はまた、記録媒体製品の何れに対しても一つの方向からアクセスできるという、かなりの利点も有している。
【0010】
後述する特定の実施例において、回転軸は、保管領域と記録媒体の読み取り/書き込み機構との間での転送手段の移動方向と平行である。
【0011】
好ましくは、本発明の装置は、前記機構と共に、標準的な周辺機器の形状係数(standard peripheral form factor)のハウジング内に納まるように構成される。この特徴により、標準的な周辺機器の形状係数内に納まるというかなりの利点を有するオートチェンジャがもたらされることになる。従って本発明のオートチェンジャは、突出したり露出したりする部分がないという点で安全な、また審美的にも満足し得る仕方で、標準的なコンピュータ用周辺機器のハウジングに容易に組み込むことが可能である。標準的な周辺機器の形状係数とは、デファクトスタンダードまたは公式の標準であり、広くそのように認識されている周辺機器の形状係数を意味している。標準的な周辺機器の形状係数の例としては、203mm(8″)、133mm(5−1/4″)及び89mm(3−1/2″)の形状係数がある。後述の実施例においては、オートチェンジャはデジタルオーディオテープ(DAT)カートリッジ(カセットとも呼ばれる)を保持し、標準的な133mm(5−1/4インチ)の形状係数内に納まる。
【0012】
好ましくは、本発明の装置は記録媒体製品を担持するマガジンを受容するように構成され、回転手段がマガジンを回転させるよう作動可能とされる。このことは、いくつかのテープカートリッジをオートチェンジャから同時にロードしまたはアンロードすることを可能にする。後述の実施例においては、歯をマガジンに係合させてマガジンの引き込み及び排出を助けるための、駆動歯車が設けられている。
【0013】
DATカートリッジのような記録媒体製品は、前記回転軸の周囲に等間隔をあけて配置された二つのスタックに保管することができる。保管された記録媒体製品は、一つの方向からその全てにアクセスするには180゜回転させる必要がある。或いはまた記録媒体製品は、例えば一つの方向からその全てにアクセスするのに必要な回転が90゜になるように、前記回転軸の周囲で間隔をあけて千鳥形状に保管することもできる。後述する実施例においては、オートチェンジャはDATカートリッジを6個まで保管することが可能である。
【0014】
記録媒体製品を回転させるための手段はターンテーブルでよく、これは装置用のハウジングの上部のプレートの下側に設けられて、180゜にわたって往復して回転できるようにされる。
【0015】
転送手段は、記憶媒体製品を保管領域と機構との間において転送するように構成されたプラットホームと、プラットホームに対して移動し、記録媒体製品をプラットホームに送り込んだり、プラットホームから取り出したりするピッカ装置から構成することができる。ピッカ装置は、例えば側縁部に設けられたノッチに係合することにより記録媒体製品のそれぞれの側部と係合するための、向かい合ったフィンガから構成することができる。後述する実施例においては、ピッカフィンガは内側へと偏倚されており、装置はピッカフィンガを外側へと自動的に偏向させる手段を含む。それらの実施例において、ピッカフィンガは枢動可能に設けられており、偏向手段は偏向部材によって同じ方向に移動可能な二つのロッドを含み、各ロッドはピッカフィンガの一つに当接してそれを外側へと偏向させるようになっている。このようにして、二つのピッカフィンガを開くのに、一つの偏向部材だけしか必要とされない。
【0016】
一つの実施例では、側部の間の間隔が開いておりリブがこれらの側部の間に延びる記録媒体製品に用いる場合、ピッカ装置は移動部材と共に相互に相手の方へと移動するように設けられたピッカフィンガから構成され、各々のピッカフィンガは相互に相対的に方向付けられた二つの向かい合った面を有して、テーパ状開口部を画定している。これにより、ピッカフィンガがそれらの間に配置された記録媒体製品に向かって移動すると、前記テーパ状開口部が記録媒体製品のそれぞれの側部を収容し、各々のピッカフィンガの一部が前記リブに係合して、記録媒体製品をプラットホームに送り込んだり、プラットホームから取り出すよう移動させる。
【0017】
本発明の装置は、保管領域と機構との間で転送手段を移動させる手段を含みうるものであり、この手段は転送手段と連係するカムを備えたスライド可能なプレートの形を有し、また水平方向へのプレートのスライドが垂直方向への転送手段の移動を生ずるように輪郭形成されている。このカムは、転送手段に関する複数の垂直位置を形成するように、段付き形状をなしているのが好ましい。カムは、転送手段の接続ピンが係合する溝の形をとることができる。安定性を増すために、装置は好ましくはさらに、カムに隣接して配置されて転送手段の垂直方向移動を案内するための垂直ガイド手段も備えることが望ましい。この垂直ガイド手段は、垂直ガイド手段を形成する垂直溝を有する固定プレートとすることも可能である。
【0018】
後述する実施例においては、第一のスライド可能なプレートが装置の一方の側に配置され、第二のスライド可能なプレートは装置のもう一方の側に配置されて第一のスライド可能なプレートと相互に接続されており、スライド可能なプレートの一方がスライドすると、他方のスライド可能なプレートが逆方向にスライドするようになっている。第一と第二のスライド可能なプレートは、枢動可能に設けられたアームによって相互接続することができる。第二のスライド可能なプレートは、第一のスライド可能なプレートのカムに対して逆になるように輪郭形成されており、また転送手段とも連係している。このことは、両方の側に支持されているプラットホームを昇降させるための安定した構成をもたらす。
【0019】
本発明の装置には、記録媒体製品を挿入し、排出することができるようにするためのドアが設けられている。後述の実施例においては、一つ以上のスライド可能なプレートが移動すると、記録媒体製品を受容するために装置のドアが開く。かかる実施例において、一つ以上のスライド可能なプレートの移動はまた、記録媒体製品を受容するためにドアをロックする働きもする。この構成は、装置に用いられる部材の数を減らすという利点を有する。
【0020】
本発明の別の側面によれば、
全体に細長いハウジングと、
ハウジングの基部後方に配置され、記録媒体製品を受容すべくハウジングの前方に面した開口部を備える、記録媒体製品に対するデータの読み取り及び書き込みの一方又は双方を行うための機構と、
記録媒体製品を機構の上方に保管する領域と、
ハウジングの前部に配置され、保管領域と機構との間において記録媒体製品を転送するための転送手段と、
保管された記録媒体製品を一体として回転させ、保管されている全ての記録媒体製品を転送手段に対してアクセス可能とする手段からなるオートチェンジャ装置が提供される。
【0021】
発明の詳細な説明及び特許請求の範囲において、垂直、水平等の用語は説明の目的で用いられたものである。しかしながら、本明細書に記載する本発明の実施例はいかなる配向においても動作可能であり、このように用いられている用語は相対的な位置を説明するためだけのものであり、適合する環境下では交換可能なものであることが理解される。例えば、テープカートリッジは、マガジン内に二つの垂直スタックとして保持されていると記載される。本発明のオートチェンジャは横にして用いることも可能であり、その場合には垂直と水平という用語は交換する必要がある。
【0022】
【実施例】
以下に本発明の特定の実施例を、添付図面を参照しながら例示として説明する。
【0023】
図1を参照すると、全体が10で表示されたオートチェンジャは、ハウジング12及び前部パネル14を含んでいる。このオートチェンジャ10は、標準的な133mm(5−1/4インチ)の形状係数サイズで構成されている。ハウジング12は断面が矩形であり、上部パネル16、側部パネル18及び20、後部パネル22及び底部パネル24を備えている。前部パネル14は、底部の蝶番の周囲で枢動し、バネ偏倚されているドア28によって閉じることの可能なスロット26を含んでいる。このスロット26によって、オートチェンジャ10にマガジンを挿入し、又はそこから取り出すことが可能になる。ドア28が開いている場合にこれを検出する内部センサ29(点線で示す)が設けられている。ドア28は、後述のようにロック可能である。キーイング部材27が、スロット26に重なるようにして、前部パネル14に取り付けられる。キーイング部材27は前部パネル14及びドア28の凹部に差し込まれており、面一な表面を保つようになっている。キーイング部材の目的は、後述のように、マガジンの正確な配向を確保することにある。
【0024】
前部パネル14は三つのLED31〜33の組から構成されており、これらのそれぞれには説明的な記号が付される。一番上のLED31は、ローディングまたはアンローディングといった、マガジンに関する何らかの動作が生じたことを表示する。中間のLED32は、データが駆動機構によってテープから読み取られ、又は書き込まれる場合のような、データに関連した動作を表示する。下部のLED33は、装置に関して問題が生じたことを表示する警告灯である。これらのLEDは、遠くからでもユーザに見えるように設計される。
【0025】
さらに詳細な情報については、液晶ディスプレイ(LCD)34が設けられている。LCD34は以下の情報を表示する。
【0026】
i)マガジンがロードされた時、テープカートリッジによってマガジンのどのテープスロットが占められたか、
ii)現在、テープカートリッジのどれが駆動機構に納められているか、
iii)駆動機構に納められているテープカートリッジが、書き込み保護されているか否か、
iv)データ圧縮/解凍が、駆動機構にあるテープカートリッジに対するデータの書き込み/読み取りに用いられているか否か、
v)現在のテープについて、どれだけの量を読み取ったか/書き込んだか、
vi)1行のメッセージ・テキスト。
【0027】
前部パネル14はまた三つのボタン36、38及び40を備え、これらは各々、隣接する説明的記号を有している。ボタン36は、ユーザが特定のテープカートリッジを選択することを可能にする。ボタン36を押すと、LCD34はロードされたマガジンにどのテープカートリッジが存在するかに基づいて周期的にオプションを表示し、もう一度押すと特定のテープカートリッジが選択される。ボタン38を押すと、選択されたテープカートリッジが自動的に駆動機構にロードされる。ボタン40は、マガジンの排出を行わせる。
【0028】
図2を参照すると、ハウジング12は概略だけで示されており、前面パネル14はスロット26の下側で切除して示されて、オートチェンジャ10の内部構成部材の幾らかが明らかにされている。ハウジング12の後方の基部には、テープ駆動機構50の概略が示されている。テープ駆動機構50は89mm(3−1/2インチ)の形状係数サイズであり、本明細書では詳述しない公知の機構から構成される。駆動機構50は、圧縮されたデータを読み書きすることができる。例えばテープ駆動機構50は、既存のヒューレット・パッカード社の製品番号HP35480に用いられるものから、その製品の標準的なハウジング部品を除いたものとすることができる。ハウジング12の前部には、保管位置からテープ駆動機構50にテープカートリッジを転送するための転送機構13が設けられている。転送機構13は幾つかの構成部材から構成され、後で詳述される。ハウジング12の上部には、6個までのテープカートリッジを収容するマガジンを受容する保管領域15が設けられており、以下で詳述するように、さらにマガジンを回転させるための手段も備えられている。またハウジング12の一方の側部に沿って、オートチェンジャ10の動作を制御するためのプリント回路基板49(概略のみを示す)が収容されている。オートチェンジャに用いられるプリント回路基板の数及びサイズは、設計の選択に関する問題であることが理解されよう。例えば、別個のプリント回路基板を前部パネル14のスイッチ及びインジケータに関連させることが可能である。
【0029】
図3及び図4を参照すると、駆動機構50はデジタルオーディオテープ(DAT)カートリッジ52を保持しているものとして示されている。この駆動機構ハウジングの上方前部は切り欠き部54を備え、駆動ハウジングの長さの範囲内で僅かに下方に押し下げられたテープカートリッジに備えるようになっている。図4に示された駆動機構の後部は、駆動機構に対する電力及び制御信号の供給に必要な接続をもたらす。ソケット56は制御接続のためのものであり、ソケット58は駆動機構50に対して電力ケーブルを接続するためのものである。これらのソケット56及び58は、ハウジング12の後部パネル22に露出している。これは、駆動機構50をオートチェンジャ10の後部に位置決めする利点の1つである。駆動機構をオートチェンジャ10の底部に位置決めする場合、駆動機構の基部に設けられた構成スイッチ(図示せず)に対するアクセスが容易になるという利点がある。これらの構成スイッチに対するアクセスを可能にするため、オートチェンジャ10の底部パネル24には開口が設けられている。後部パネル22はさらに、LCD34に表されるメッセージの言語の選択を可能にするオートチェンジャ及び言語スイッチ用の別の電源ソケットも備えている。駆動機構50は、駆動機構50のファームウェアとオートチェンジャ10のプリント回路基板49の間における制御信号の転送を可能にするためのソケット60をその前部に備えている。
【0030】
図5には、オートチェンジャ10を利用したシステムの構成部材に関する概略が示されている。ホストコンピュータ62は、インタフェース68を介して駆動機構のファームウェア64に制御信号を送り、ファームウェアはこれらを解釈して、別のインタフェース69を介してオートチェンジャ10のコントローラ66に制御信号を適宜転送する。或いはまたこの逆が行われる。インタフェース68はSCSIインタフェース、すなわちAmerican National Standard X3T9.2/86−109 Revision 10で提案された草案に基づく小規模コンピュータシステムインタフェース、SCSIである。インタフェース69の設計は、主として使用される特定の駆動機構によって定まり、こうしたインターフェイス設計技術における平均的な当業者の能力範囲内のものである。
【0031】
DATカートリッジ52は図16(A)及び図16(B)に示されており、二つのスプールと、それらに巻き付けられて間に延びる4mm幅の磁気テープを収納した、全体に矩形のボディシェル502を備えている。テープへのアクセスはカートリッジの長い縁部に沿った開口を介して行われ、この開口は枢動するリッド504の下側に位置している。この枢動するリッドは閉鎖位置へとバネ偏倚されており、カートリッジが使用されていない場合に開口を覆うようになっている。リッド504はスライド式カバー506によってこの位置にロックされ、このカバーはカートリッジ52の下側を包囲し、リッドの各端部においてアームの下側に延びている。通常はこのカバーは、カバー表面にある細長い凹部に設けられた開口を通ってボディシェルから突出するロックタブにより、閉じた状態に保持される。スライド式カバー506が閉位置にある場合、その後縁部508はカートリッジの後部から隔置され、カートリッジを幅方向に横切ってスライド式カバーの後ろ側に延びるチャネル510が形成される。チャネルの側部はノッチ75の形状をなして、部分的に直立している。このチャネルの後部壁512は、チャネル510とカートリッジの背面516の間に延びるリブ514によって形成される。場合によっては、ノッチ75はノッチの上方後部の角から前方且つ下方へと延びる壁部分518(図において点線の引き出し線で示す)によって、部分的に閉じることも可能である。
【0032】
図6を参照すると、成形プラスチックから作られたマガジン70は6つのスロットを各端部に3つずつ有し、スロットの各々はDATカートリッジ52を収容し保持するよう構成されている。マガジン70は4つのほぼ矩形のプレート71〜74から構成され、これらは側部部品76及び78によって等間隔に支持されている。側部部品76はその上方部分に、マガジン70の長さだけ延びる歯付きセクション82を備えている。側部部品76は、その全長に沿って延びる凹部77を備えている。マガジンが正確に挿入されると、凹部77はキーイング部材27(図1)と協動する。DATカートリッジを受容するスロットの各々には、DATカートリッジを確実に保持し、DATカートリッジのシェルの輪郭と協動して、カートリッジが間違った向きで挿入されるのを阻止する保持手段(図示せず)が設けられている。例えばリッジ、可撓性タング等、こうした保持手段を設けるためのさまざまな公知の仕方が存在する。
【0033】
図7には、成形プラスチック材料で作られ、回転中心軸Aの周囲で間隔を置いて千鳥状形態にDATカートリッジを保持するように構成された、代替的なマガジン84が示されている。DATカートリッジ52もまた示されている。このマガジン84は、上部プレート86及び底部プレート88と、その間に挟まれてテープ保管スロットを形成する構造90から構成される。マガジン84の向かい合った両側部には単一の中央スロットが設けられ、図7ではスロット92が示されている。マガジン84の残りの向かい合った両側部には二つの間隔をあけたスロットが設けられており、図7では片側のものが93及び94で表示されている。この側部の上方のスロット94はスロット93の上側にあって整列されており、高さに関してはスロット92より上側に位置している。例えば96及び98といった支持壁は、スロットのそれぞれに隣接して配置されている。6つのスロットは全て、DATカートリッジをしっかりと保持し、DATカートリッジが間違った向きで挿入されるのを阻止するように構成されている。
【0034】
マガジン84はかくして、向かい合った二つの側部にそれぞれ2つと、向かい合った残る二つの側部にそれぞれ1つの、6つのDATカートリッジを保持するように構成されている。単一の方向からDATカートリッジの何れかに対してアクセスが行われるためには、マガジン84は順次1/4回転ずつ回転可能でなければならない。
【0035】
図8及び図9は、その周囲の半分にわたって歯が設けられた(実際には歯の一部しか図示されていない)ターンテーブル100が装着されている、ハウジング12の上部パネル16の下側を示している。組み立てると、ターンテーブル100はオートチェンジャ10の上部に位置することになる。取り付けブロック103に支持されたモータ102は、一体のクラッチを介してモータ102によって駆動され、ターンテーブル100の歯に係合する駆動歯車104を通じて、軸B(図9)の周囲でターンテーブル100を回転させるよう作動可能である。ターンテーブルは、180゜回転することが可能である。ターンテーブル100は、180゜の間隔をあけて配置された2つのフラグ106及び107を備えている。フラグ106及び107は、マイクロスイッチ108を作動させるピボットアーム109を偏倚させるように構成されている。こうして、ターンテーブル100の角位置を検出することができる。図8の手前の方において上部パネル16には別のモータ110が設けられており、これは傘歯車111及び一体のクラッチを介して駆動歯車112を駆動するよう作動可能である。この駆動歯車はマガジン70の歯付きセクション82と係合し、マガジン70をオートチェンジャ10に引き込む。モータ110は、マガジン70の歯付きセクション82が駆動歯車112と係合していることを示す、センサ113からの信号に応答して作動する。図9に示すように、マガジン70がターンテーブル100に完全に挿入された場合にこれを検出してモータ110を停止させるため、ターンテーブル100に連係したセンサ117も設けられている。センサー113及び117はそれぞれ、マガジン70の経路内に突き出した偏倚可能なアーム(図示せず)を備えている。ターンテーブル100には側部ストップ114が設けられており、これは取り付けブロック103の内側と共に、マガジン70をターンテーブル100上の所定位置に案内するのを助ける。またマガジン70の案内を助けるために、上部パネル16の下側には二つの側部ストップ115及び116も設けられている。突出部118及び119は、挿入時にマガジン70を上部パネル16に接触しないように保つことによって、ターンテーブル100のエッジに接触させないで通し、またこのことは排出時にマガジン70を適切な位置に保つのを助ける。完全に挿入されたならば、マガジン70は駆動機構50のリッド上に支持される。
【0036】
次に、マガジン70とテープ駆動機構50との間でテープカートリッジを転送するための機構について説明する。
【0037】
図2を参照すると、カートリッジ転送機構13は、下記の構成部材から構成されている。
【0038】
垂直方向に可動なプラットホーム120、
ピッカ装置122、
図12にも別に示されているソレノイド付勢式ピッカ解放ロッド124、
図13に別に示されているレバーアーム126、
二つの固定プレート128及び130と、二つのスライド式プレート132及び134。
【0039】
プラットホーム120は図10に示されており、摩擦の少ないプラスチック材料でコーティングした金属から作られている。プラットホーム120はベース136と、側部部品138及び140から構成されている。ベース136は第一のガイドブロック142と、第一のガイドブロック142と共にDATカートリッジ52の受容領域を形成する第二のガイドブロック146へと通ずる段付き部分144から構成されている。ガイドブロック142及び146のそれぞれは凹部を有し、DATカートリッジの側縁部を支持するための棚状部分147及び148を形成している。直立したL字形バネクリップ149が設けられ、使用時にDATカートリッジを押さえ付けてそれをしっかりと保持するのを助けるようになっている。
【0040】
側部部品138には、チャネル150が形成されている。ベース136には、側部部品138に隣接して、三つの孔152〜154が設けられている。これらの孔は、やはり図10に示されているT字形プレート156の各部を受容するためのものである。プレート156は、孔152及び154に挿入されるラグ157及び158と、孔153に挿入されて、プレート156をプラットホーム120に枢動可能に取り付けるベース159を備えている。プレート156の目的については後述する。接続ピン160が、プラットホーム120のベース136の下側から、側部部品138を越えて側方に突出している。プラットホーム120の他方の側の側部部品140を越えて外側に突出する、同様の二つの接続ピン161及び162(点線で示す)が設けられている。
【0041】
プラットホーム120の第2の側部部品140は、ベース136の該側部の全長に沿って延びる正方形断面のチャネル164をもたらすように構成されている。ベース136の該側部は、側部部品140の下側でその全長にわたって長手方向に延び、ノッチ166を備えている。ノッチ166の目的は、駆動歯車168(点線で示す)が突出することを可能とし、図11のピッカ装置122に係合できるようにすることにある。駆動歯車168は、プラットホーム120の下側に取り付けられるモータ170によって駆動される。モータ170はベルト169を駆動し、このベルトは駆動歯車168に取り付けられたスピゴット167を駆動する。側部部品140はまた後述のように、ピッカ装置12の位置を検出し、これに応じてモータ170に制御を加えるC字形センサ171をも備えている。
【0042】
ピッカ装置122は図11に別に示されており、摩擦の少ないプラスチック材料でコーティングした金属部材であって、全体がL字形をしている。これは側部アーム172を有し、このアームは図2に示すように、プラットホーム120の側部部品140によって形成されるチャネル164内にスライド可能にはまるように成形されている。側部アーム172の下側は、側部アーム172がモータ170によってチャネル164内をスライドして移動できるようにする、ラック173(点線で斜線を付けて示す)を形成するように成形されている。側部アーム172は、そこから垂れ下がったノッチ付きスカート174を備えており、これらのノッチはプラットホーム120の側部部品140に設けられたセンサ171によって検出されて、プラットホーム120上におけるピッカ装置122の位置に関する情報を提供するようになっている。ピッカ装置122の前部アーム175は、プラットホーム120のベース136を幅方向に横切って延びるものであり、前部アーム175を通って前方に延び、DATカートリッジが前部アーム175に接触した場合にこれを検出する機械的マイクロスイッチを備えた、センサスイッチ装置176を含んでいる。前部アーム175には、二つのピッカフィンガ178及び180が枢動可能に設けられている。ピッカフィンガ178及び180の各々は、DATカートリッジ52(各々のノッチの後部に壁セクション518を備えない種類−図16(A)参照)の側部においてノッチ75と係合するように設計された、全体に三角形のヘッド181、182を備えている。ピッカフィンガ178、180は各々、それぞれの枢着取り付け具183、184の周囲で、捻りコイルバネによって内側にバネ偏倚されている。この特徴は後述するように、ピッカ装置122がDATカートリッジをしっかりと把持することを可能にするという利点を有する。ピッカフィンガ178、180の取り付け具の一部をなすピン185及び186と、前部アーム175におけるもう1つのピン187が設けられている。
【0043】
図12のロッド190及び192は、DATカートリッジからピッカフィンガ178及び180を解放するための機構の一部を形成する。長い方のロッド190は断面がL字形であり、前部アーム175のピン185、186及び187の上に嵌合する三つのスロット193、194及び195を備えている。ロッド190は、圧縮バネ(図示せず)を受容するフィンガ196を備えている。短い方のロッド192はやはりL字形の断面を有しており、ピン185及び187上に嵌合する二つのスロット197、199を具備し、また圧縮バネ(図示せず)を受容するフィンガ198を備えている。ロッド190及び192のスロット193、194、195、197及び199は、ロッド190及び192がピッカ装置122の前部アーム175に対してわずかな距離だけスライドできるようにするのに十分な大きさを備えている。組み立てられた場合、ロッド190及び192の水平部分はピッカ装置122の前部アーム175上に載置され、その垂直部分は前部アーム175の両側に位置することになる。その通常位置において、枢動可能なプレート156(図10)の上方部分は、フィンガ196及び198の二つの圧縮バネに当接している。ロッド190の遠位端はピッカフィンガ180のヘッド182に隣接し、ロッド192の遠位端はピッカフィンガ178の取り付け端部に隣接、即ち枢支点の後方にある。
【0044】
プラットホーム120の下側に取り付けられたソレノイド(図示せず)が作動すると、プレート156のベース159は外側に偏向し、プレート156が枢動してその上方部分がフィンガ196及び198のバネを圧縮し、ロッド190及び192をピッカ装置122の前部アーム175に対してわずかな距離だけ移動させる。このことは、ロッド190の遠位端をヘッド182に隣接したピッカフィンガ180に接触させ、それにより外側へと枢動させる。ロッド192は、ヘッド181から遠いピッカフィンガ178の端部を移動させ、それによりまた該フィンガを外側に枢動させる。こうして、ソレノイドが作動するとピッカフィンガ178及び180は外側に開き、例えばDATカートリッジに対する保持が解除される。この構成によれば、ソレノイドが作動する毎に、プラットホーム120に対するピッカ装置122の水平位置がどうであれ、ピッカフィンガ178及び180は外側に開くことになる。ピッカフィンガ178及び180を偏倚させるこの構成は、ソレノイドをピッカ装置122にではなくプラットホーム120に取り付けることができ、ソレノイド及び関連する配線を水平方向に移動させる必要がないという点で有利である。この構成では単一の部材、すなわちプレート156を利用してピッカフィンガ178及び180の両方を移動させるので、部品の節約になる。
【0045】
上述のように、図11に示すピッカ装置122は、ノッチ75の後ろ側を妨げる如何なる壁部分も持たないDATカートリッジに用いることを意図したものである。従ってオートチェンジャ10の動作に関する以下の説明は、こうしたカートリッジの使用を前提としたものである。ノッチに壁セクションを備えたカートリッジについて使用されうる代替的なピッカ装置については、図17〜図25に関連して後述する。
【0046】
さて図2を参照すると、オートチェンジャ10のハウジング12の側部パネル18及び20には、固定プレート128及び130が取り付けられている。プレート128は、プラットホーム120の接続ピン161及び162が係合する二つの垂直スロット200及び202を備えている(図10参照)。プレート130は、プラットホーム120の接続ピン160が係合する、垂直に延びる単一のスロット204を有している。プレート130は全体が三角形をなすように切除されているが、これは単に重量を減らすためである。プレート128の外側にはスライド式プレート132が隣接しており、プラットホーム120のための四つの垂直位置a、b、c及びdを画定する二つの階段状溝206及び208を備えている。プレート132の基部にはラック211が設けられており、これはハウジング12の最後方の角において基部に配置されたモータ213によって直接駆動される駆動歯車212と係合している。もう一つのスライド式プレート134が、オートチェンジャ10の別の側の固定プレート130に隣接し、その内側に配置されている。スライド式プレート134は単一の階段状溝214を備え、これは階段状溝206及び208とは反対向きにされているが、やはりプラットホーム120のための四つの垂直方向に隔置された位置a、b、c及びdを画定している。スライド式プレート134の上部は、ノッチの付いた二つの平行なフランジ218及び219を備えている。フランジ218は、スライド式プレート134の十分な詳細(隠されたノッチ231を除き)を示す図14に示されているように、9つのノッチ223〜231を備えている。図2では、スライド式プレート134の前部及び底部の縁部の詳細は示されていない。
【0047】
図14を参照すると、プリント回路基板49に平行に取り付けられ、プレート134がスライドするに際してフランジ218及び219の通過を検出するように配置された、二つのC字形断面の光学センサ220及び222が示されている。図14にはセンサ220が詳細に示されているが、センサ220と同じタイプのセンサ222の位置は点線で示されている。フランジ219は、プラットホーム120の待機位置を画定する単一のノッチ232(図2)を備えている。このノッチ232は、図14ではセンサ220により隠されている。フランジ218のノッチ223〜231は、下記の如きプラットホーム120の位置と、ドア28の状態とを画定する。
ノッチ223 プラットホーム待機(位置d); ドア開放状態
ノッチ224 プラットホーム待機(位置d); ドアアンロック状態
ノッチ225 プラットホーム待機(位置d); ドアロック状態
ノッチ226 プラットホーム位置d−c間移動; ドアロック状態
ノッチ227 プラットホームc位置; ドアロック状態
ノッチ228 プラットホーム位置c−b間移動; ドアロック状態
ノッチ229 プラットホームb位置; ドアロック状態
ノッチ230 プラットホーム位置b−a間移動; ドアロック状態
ノッチ231 プラットホームa位置; ドアロック状態
こうして、センサ220及び222を利用して、モータ213、従ってプラットホーム120の高さを制御することが可能である。
【0048】
プレート130及び134は、それらの底縁部においてスライド可能に係合している。固定プレート130の底縁部は下方に向いたチャネル部材234(図2)を形成するように構成されており、これに対してスライド式プレート134の上に向いた下方縁部236(図14)がスライド可能に嵌合する。
【0049】
図13に別個に示されたレバーアーム126は、鋼で作られている。レバーアーム126は、244において段が付けられており、図2に示すようにスライド式プレート132及び134の下方前縁部に装着されるように設計され輪郭付けられた両端242及び246を有している。レバーアーム126は枢支点240において、ハウジング12の基部パネル24に枢動可能に取り付けられている。モータ213によってプレート132がスライドされると、これによりレバーアーム126が枢動され、同時にスライド式プレート134が逆方向にスライドする。明らかに、プレート132及び134のスライドは、階段状溝206、208及び214によって、接続ピン160、161及び162が垂直スロット200、202及び204を上方に移動させられることを意味している。スライド式プレート132及び134のスライド的移動はセンサ220及び222を用いて制御されており、プラットホーム120が階段状溝206、208及び214によって画定された四つの取り得る位置a、b、c及びdの所望の一つへと垂直方向に移動されるようになっている。
【0050】
ハウジング12の前部パネル14のドア28のロック、アンロック及び開放の制御も、プレート134の移動により行われる。図14において階段状溝214について示すように、階段状溝206、208及び214の最も下側の部分は各々、プラットホーム120の待機位置を妨げることなしに、プレート132及び134がある程度スライドすることを可能にする水平部分238を備えている。ドア28の上部の内側にはまり、その休止位置においてドア28をロックするロック部材330が設けられている。このロック部材は、プラットホーム120が待機位置にある間にプレート134が前進した場合に、プレート134がロック部材を持ち上げてドアをアンロックするように設計されている。プレート134がさらに前進すると、ドア28は自動的に開く。
【0051】
図14には、スライド式プレート134及び前部パネル14が示されている。プレート134は、ストップ302の上へ、またストップ302から離れるように曲がることの可能な可撓性アーム300を備えている。プレート134の最上部前方の角は、カム304を備えている。
【0052】
前部プレート14のドア28は、蝶番306の周囲で内側に開いたり、閉じたりする。ドア28は、蝶番306上の捻りコイルバネ307によって、閉じるよう偏倚されている。ドア28の内側上部にはブロック308及び310が設けられており、これらはそれぞれ、後方を向いた棚状部分312及び314を画定している。ドア28が開くとレバー315は偏位し、図1に関連して前述したセンサを作動させる。ドア28の両側において、前部プレート14の内側には、上方に向いたスロット320及び322を画定する支持体316及び318が取り付けられている。蝶番306は可撓性アーム300を越えて側方に延び、カムローブ324を担持している。
【0053】
細長いロック部材330は、ドア28のブロック308及び310の棚状部分312及び314に載置される脚332及び334を備えている。ロック部材330の両端には、支持体316及び318のスロット320及び322に納まるラグ336及び338が設けられている。図14に示す位置において、ロック部材330の前部は下方へと角度をなしており、脚332及び334はロック部材330の本体より低くなっている。
【0054】
図14に示す位置においてはドア28はロックされているが、これはドア28の上部を内側に押そうとする作用が、ブロック308及び310に係合するロック部材330によって阻止されるためである。プレート134が前進されると、カム304はロック部材330の右手端部の下側に係合してラグ336及び338の周囲で枢動させ、脚332及び334は持ち上がって棚状部分312及び314から離れる。その結果、ドア28の開放が可能になる。プレート134がさらに前進されると、可撓性アーム300がカムローブ324と係合し、これを下方へと回転させて、ドア28が開かれる。可撓性アーム300は、ドア28が開いている場合にはストップ302に対して可撓的に押しつけられることになる。
【0055】
プレート134の移動を逆にすると、可撓性アーム300はカムローブ324との係合から離れ、それによりバネ307の力でドアを閉じることが可能になる。プレート134がさらに後退すると、カム304がロック部材330の下側との係合から離れ、重力の作用で枢動して図14に示すロック位置へと戻ることが可能になる。
【0056】
図15は、本発明のオートチェンジャに関するコントローラのブロック図である。構成要素は、既述の説明において用いられてきた参照番号で符号付けされている。マイクロプロセッサ248は各種のセンサ及びスイッチから信号を受信し、種々のモータをこれに応じて制御する。図15の接続ラインにおいて円で囲った数字は、接続のための信号チャネルの数を示している。マイクロプロセッサ248は、インタフェース69を介してテープ駆動機構50のファームウェア64と通信する。250で示したものは、ターンテーブル100の角位置を検出するための予備のセンサである。プリント回路基板に取り付けられる構成部材は、図15の点線内に配置される。これらは、
マイクロプロセッサ248、
センサ220及び222、
セレクタに接続された8つのスイッチからマイクロプロセッサ248に順次信号を供給する8対1セレクタ252、
増幅器254、
リセット回路256、
モータが故障した場合にこれを検知するジャム検出回路258、
モータ駆動装置260及び262、
ソレノイド駆動トランジスタ264から構成される。
【0057】
【作用】
次に、本発明によるオートチェンジャの動作について、ホストコンピュータからのデータバックアップに関連して説明する。オートチェンジャ10は自動モードで利用することが可能であり、その場合にはその指令の全てがホストコンピュータから発生され、ユーザはホストコンピュータと対話してバックアップ動作の制御を行う。もちろん、ユーザの介在なしに自動的にバックアップ動作を実行するように、ホストコンピュータをプログラムすることが可能である。或いはまた、オートチェンジャは手動モードで用いることができ、その場合にはユーザが図1に示す如き前部パネルのボタンを利用する。次に述べるのは、手動モードである。
【0058】
マガジンの挿入前、オートチェンジャのドア28は閉じているが、ロック状態ではない。すなわちプレート134は、ノッチ224がセンサ222と整合している位置に置かれている。
【0059】
まず、ユーザはマガジン70に6つのDATカートリッジをロードし、このマガジン70をオートチェンジャ10の前部パネル14のドア28を介して挿入する。DATカートリッジには概念上、マガジン70内での位置に従って番号が付けられており、番号1から3はマガジン70の後部、すなわち最初にオートチェンジャに挿入されるマガジン70の部分の上部から下部にかけて配置され、番号4から6はマガジンの前部の上部から下部にかけて配置されている。ドア28が開いたことはセンサ29によって検知され、該センサはマガジン70の挿入に備えるようにシステムを予め準備させる。この段階で、プレート134はドア28がアンロックの状態になるように配置されている。マガジン70が、センサ113(図8)をトリガするのに十分に奥まで挿入されると、これによってモータ110が作動され、駆動歯車112が回転して、マガジン70の歯付きセクション82と係合することにより、マガジン70をターンテーブル100まで引き寄せる。マガジン70がターンテーブル100上へと完全に挿入されると、そのことはセンサ117によって検知され、該センサはモータ110を停止させる。マガジンのローディングの際、LED31が点灯する。マガジン70が挿入されると、ドア28はバネ307の力によって閉じる。次いでモータ213が作動されてプレート134を後方へとスライドさせ、ドア28をロックする。この段階で、マガジン70内におけるDATカートリッジの存在をチェックするために、プレロードシーケンスが実施される。このプレロードシーケンスは、マイクロプロセッサ248の制御下で下記のように実施される。
・モータ213が作動してプレート132及び134がスライドし、階段状溝206、208及び214が垂直スロット200、202及び204を通過して移動することにより、プラットホーム120の接続ピン160、161及び162がこれらのスロットを上昇する。プラットホーム120がその最上部の位置aに達したことがセンサ222によって検知されると、モータ213は停止される。
・モータ170が作動してピッカ装置122がプラットホーム120に対し水平移動し、4番のカートリッジを収容しているマガジン70のスロットに向かう。ピッカ装置122が後退移動すると、プラットホーム120の下に取り付けられたソレノイドが作動されて、前述のようにしてピッカフィンガ178及び180を外側に開く。ピッカ装置122は、その前部アーム175がDATカートリッジの前縁に当接するまで、さらに後退する。このことは前部アーム175のセンサスイッチ装置176により検知され、信号が発生されてモータ170が停止され、ピッカ装置のそれ以上の後退を停止させる。4番のカートリッジの存在がチェックされると、モータ170が作動され、ピッカ装置122はプラットホーム120に対して逆方向に移動される。ピッカフィンガ178及び180がDATカートリッジから離れたならば、ソレノイドは停止され、ピッカフィンガ178及び180は通常位置に戻る。この逆方向移動は、センサ171からの信号によって、ピッカ装置が完全にプラットホーム120上に戻ったことが示されるまで続行され、そしてモータ170が停止される。
・モータ213が作動されて、プレート132及び134を逆方向にスライド移動させ、プラットホーム120を位置bにまで下降させる。
・ピッカ装置122が移動して、4番のカートリッジについて以上に説明したような仕方で、5番のカートリッジの存在をチェックする。
・モータ213が作動してプラットホーム120を位置cへと下降させる。
・ピッカ装置122が移動して、4番のカートリッジについて先に説明したような仕方で、6番のカートリッジの存在をチェックする。
・モータ102が作動されて、ターンテーブル100及びマガジン70を180゜回転させる。ターンテーブル100が180゜回転したことをセンサ即ちマイクロスイッチ108が検出すると、モータ102は停止される。
・上述の手順を繰り返して、1番、2番及び3番のカートリッジの存在をチェックする。
以上のプレロードシーケンスが完了すると、LCD34は、マガジンが存在し、6つのスロット全てがDATカートリッジによって占められていることを示す。
【0060】
ユーザは次いでボタン36を押して、例えば5番のカートリッジといった特定のDATカートリッジを選択する。ボタン36を押すとLCD34はカートリッジオプション1〜6を循環し、カートリッジオプション番号5が表示される時にボタン36をもう一度押すと、その特定のカートリッジが選択される。次にユーザはボタン38を押して、5番のカートリッジをテープ駆動機構50にロードさせる。ボタン38を押すと、マイクロプロセッサ248の制御下で下記の事象シーケンスが生ずる。
・モータ102が作動され、ターンテーブル100が180゜回転される。光学センサ又はマイクロスイッチ108がターンテーブル100が180゜回転したことを検出すると、モータ102は停止される。
・モータ213が作動され、プレート132及び134がスライドして、階段状溝206、208及び214が垂直スロット200、202及び204を通過して移動することにより、プラットホーム120の接続ピン160、161及び162がこれらのスロットを上昇移動される。プラットホーム120が階段状溝206、208及び214内で位置bに達したことを示すセンサ222からの信号に応答して、モータ213は停止される。
・モータ170が作動され、ピッカ装置122がプラットホーム120に対し水平移動して、5番のカートリッジを収容しているマガジン70のスロットに向かう。ピッカ装置122はプラットホーム120に対して後方へと移動され、センサ171により検知された適当な時にプラットホーム120の下側にあるソレノイドが作動されて、ピッカフィンガ178及び180が、DATカートリッジのエッジと接触しないように開かれる。DATカートリッジがピッカ装置122の前部アームに当接すると、これを示すセンサスイッチ装置176からの信号に応答して、モータ170は停止される。ソレノイドの消勢は、ピッカフィンガ178及び180がバネの力でDATカートリッジ52の側縁部のノッチ75にはまり込むことを可能とし、これによってピッカ装置122とDATカートリッジ52はしっかりと係合することになる。次にモータ170が再度付勢され、ピッカ装置122はプラットホーム120に対し逆方向に移動されて、DATカートリッジはマガジン70から取り出される。このピッカ装置122の逆方向移動は、センサ171からの信号が、ピッカ装置122が完全にプラットホーム120上に戻ったことを示すまで続行され、そしてモータ170は停止される。
・モータ213が作動され、プレート132及び134が逆方向にスライド移動されて、プラットホーム120が下降し、駆動機構50に向かい合ったその待機位置に戻る。
・モータ170が作動され、ピッカ装置122がプラットホーム120に対してスライドし、駆動機構50に向かってDATカートリッジを押しやる。
・ピッカ装置122の移動中に、プラットホーム120の側部部品140に設けられたセンサ171により検知された適当な時点において、プラットホーム120の下側に取り付けられたソレノイドが作動されてピッカフィンガ178及び180を開き、DATカートリッジに対する保持を解除して、カートリッジローディング機構によってカートリッジを駆動機構に引き込むことが可能になる。
【0061】
以上の事象シーケンスが終了すると、前部パネル14上のLCD34は番号「5」を表示して、現在5番のカートリッジが駆動機構50にロードされていることを示す。LCDはまた、DATカートリッジが書き込み保護を施されているか否かをも示す(駆動機構50によって検知される)。駆動機構50は次いで、ホストコンピュータからのデータをDATカートリッジに書き込み、このデータ転送の進行がLCD34に示される。LCD34はまた、駆動機構50がデータ圧縮を行っているか否かをも示す。DATカートリッジが満杯になると、駆動機構50は自動的にDATカートリッジを排出し、下記の事象シーケンスが、この場合にもマイクロプロセッサ248の制御下で行われる。
・モータ170が作動して、ピッカ装置122がプラットホーム120に対して移動し、また駆動機構50の方に向かい、ピッカフィンガ178及び180を開いて、ピッカフィンガ178及び180を再びDATカートリッジのノッチに係合させる。前述したようにして、ピッカ装置122は次いで逆方向に移動され、DATカートリッジがプラットホーム120上に取り出される。
・モータ213が作動して、プレート132が前方にスライドし(その結果プレート134はレバー126によって後方にスライドする)、プラットホーム120が位置bに達するまで上昇する。
・ピッカ装置122がプラットホーム120に対してさらに移動され、DATカートリッジがマガジン70に向かって押しやられて、マガジン70のスロット内に戻される。これに伴ってソレノイドが作動して、DATカートリッジがマガジン70のスロットに安全に納められると、ピッカフィンガ178及び180はDATカートリッジに対する保持を解除する。
【0062】
手動モードにおいて、オートチェンジャは次いで、残りの6番、1番、2番、3番及び4番のカートリッジをこの順番にロードして、バックアップ動作を続行する。すなわち手動モードの場合、バックアップ動作はユーザが選択したカートリッジから開始され、残りのカートリッジについて自動的に順次実行される。
バックアップ動作が完了すると、ユーザはボタン40を押して、マガジン70をオートチェンジャ10から排出させる。これによって、下記の事象シーケンスが生ずる。
・必要があれば、ターンテーブル100を回転させて、オートチェンジャからの排出に備えてマガジン70を正確に位置決めする。
・モータ213が作動され、プラットホーム120がその待機位置にある間にプレート134を階段状溝214の水平部分238に沿って移動させ、前述のようにしてドア28をアンロックし、自動的に開放させる。
・モータ110が作動して、駆動歯車112を逆方向に駆動し、ドア28から突き出すまでマガジン70をターンテーブル100からスライドさせ、ユーザはドアからマガジンを回収できる。
・モータ213が作動し、プレート134を「ドアがアンロック状態」の位置まで逆移動させる。
・ユーザがマガジン70を除去した後、バネ307の力によってドア28が閉じる。
【0063】
ユーザ対話の増大が可能とされる場合には、上述の事象シーケンスに対して多くの変更を加えることが可能であることは明らかである。
【0064】
今説明した実施例は、図7に関連して説明したタイプのマガジン84について動作するためには、修正を必要とすることが理解されよう。すなわち、一つの方向から全てのカートリッジに対するアクセスを可能にするためには、ターンテーブル100は、連続する1/4回転ずつ回転可能でなければならない。またマガジンを引っ込め、排出するのを助けるために、駆動歯車112以外に別の構成を設ける必要がある、例えば、オートチェンジャ10の二つの駆動歯車と連動するため、マガジン84の上部プレート86及び底部プレート88に設けられた二組の整列された歯の如きである。こうした変更は、当該技術の平均的な当業者の能力の範囲内に含まれる。
【0065】
別の代替案は、取り外し可能なマガジンを備えるのではなしに、オートチェンジャ内に取り付けられた回転可能なホルダに個々に挿入可能な、DATカートリッジのような記録媒体製品についてのものである。こうした実施例の一つの例は、上述のマガジンの何れかのものがオートチェンジャ内に永久的に取り付けられてターンテーブルによって回転可能とされており、ユーザはオートチェンジャ10の前部パネル14のスロット26を介してDATカートリッジを個々に手動で挿入し、また同様にDATカートリッジを個々に手動で取り出す必要があるものを想像することによって、思い浮かべることができる。
【0066】
図11に示すピッカ装置122を代替することができ、またノッチ75の後部に壁部分518を有するDATカートリッジについて利用可能な、代替形態のピッカ装置が図17〜図25に示されている。この代替的ピッカ装置の部材であって図11のピッカ装置の部材に対応するものは、添え字aを付した同様の参照番号を有している。
【0067】
図17及び18を参照すると、代替的なピッカ装置122aは、例えばプラスチックまたは金属で作られており、全体にL字形で、側部アーム172aがプラットホーム120(図2)の側部にスライド可能に嵌合するようになっている。側部アーム172aは、駆動ベルト169(図10)に取り付けられるクランプ188を有し、側部アーム172aがモータ170(図10)によってプラットホーム120上をスライドして移動できるようになっている。この場合、駆動歯車168及びラック173は省略されている。側部アーム172aの上側に沿って延びる(そして機能的に図11のスカート174に対応する)壁174aはノッチを有し、このノッチはプラットホーム120上に設けられたC字形センサ171aにより検出可能であって、駆動ベルトモータを制御するために、プラットホーム120上におけるピッカ装置122aの位置に関する情報を提供するようになっている。
【0068】
ピッカ装置122aの前部アーム175aは、プラットホーム120を幅方向に横切って延び、二つのピッカフィンガ178a及び180aを備えている。これらのピッカフィンガは、相互に平行な軸の周囲で、プラットホーム120上でのピッカ装置122aの移動方向を横切って回転するように、アーム175aに枢動可能に設けられている。各々のピッカフィンガ178a、180aは、それぞれの枢支ピン185a、186aの周囲で、捻りコイルバネによって内側へと(すなわち他方のピッカフィンガに向かって)バネ偏倚されている。これらの捻りコイルバネはまた、ピッカフィンガとDATカートリッジの相対位置に基づく構成部材の許容誤差の影響を補償するために、ピッカフィンガ178a、180aに対しても下方への偏倚を加えている。二つのロッド190a及び192aは、側部アーム172aから遠い方にある自由端から、前部アーム175aに沿って延びる。ロッド190aはこれら二つのロッドのうちでより長く、側部アーム172aに隣接したピッカフィンガ180aに達している。もう一方のロッド192aはより短く、ピッカフィンガ178aに達している。
【0069】
ピッカフィンガ178aは、図19から図23においてさらに詳細に示されている。もう一方のピッカフィンガ180aは、鏡像的な複製である。図19から図23を参照すると、ピッカフィンガ178aは、枢支ピン185aを受容するための中央孔402と、内側孔404及び外側孔406が設けられたハブ400を備えている。アーム408がハブ400から接線方向に、孔402から外側孔406を結ぶ線(図20において409で表示)と平行に延び、その端部に上方へと延びるポスト410を支持している。上方の歯412はポスト410の上部から線409に向かって横方向に延び、下方の歯414はポスト410の脚部から歯412と平行に延びている。
【0070】
上方の歯412はその下側に、上方且つ外方に(すなわちポスト410から離れる方に)傾斜した、下方に向いた面416を備えている。下方の歯414はその上側に、下方且つ外方に傾斜した上向きの面418と、外方且つ後方へと(すなわちハブ400に向かうように)傾斜した前部すなわち外側の面420(すなわちハブ400に背を向けている)と、アーム408に対して横方向をなす垂直な後部の面422を備えている。これら三つの面418、420及び422は交差して、くさび形の端部424を形成している。図23に最もよく示されているように、上方及び下方の歯412及び414のそれぞれにある上方及び下方の傾斜した面416及び418は、それらの間に、ポスト410に向かってテーパ状をなす開口部を画定している。
【0071】
ピッカフィンガ178aは前部アーム175a上に取り付けられており、そのハブ400は該アームの凹部に設けられ、そのアーム408は側部アーム172aと同じ側において外側へと延び、その歯412及び414は側部アーム172aの方を向いている。これと鏡像をなすピッカフィンガ180aは同様に設けられているが、その歯は側部アーム172aに背を向けており、従ってピッカフィンガ178aの歯の方に向いている。
【0072】
前部アーム175aのロッド190aは、ピッカフィンガ180aに隣接する端部において、下方への突出部を備えており、この突出部はピッカフィンガのハブ400にある内側孔404(すなわちアーム408と同じ側にあるハブの孔)へと嵌合する。短い方のロッド192aも同様の下方への突出部を有し、これはピッカフィンガ178aのハブにある外側孔406(すなわちアーム408とは反対側にあるハブの孔)に嵌合する。前部アーム175aの自由端にあるロッド190a及び192aの端部が側部アーム172aに押しつけられると、それらはピッカフィンガ178a及び180aをそれぞれの枢支ピンの周囲で互いに離れるように回転させ、これらのピッカフィンガが外側に開いて、例えばDATカートリッジに対する把持を解除するように作用する。ロッド190a及び192aの動作は、図10及び図11に関連して前述したように、枢支されたプレート156及びプラットホーム120の下側のソレノイドによるものである。
【0073】
オートチェンジャの動作が、DATカートリッジの把持を要求した場合(マガジンまたはテープ駆動機構に対するカートリッジの挿入又は取り出しのために)、ピッカ装置122aはプラットホーム120に対して後退するよう移動され、DATカートリッジに向かう。この移動中にセンサ171aにより検知された適当な時点において、ロッド190a及び192aはピッカフィンガ178a及び180aを開くよう作動され、ピッカフィンガがDATカートリッジの背面516を越えるようにされる。前部アーム175aがカートリッジの背面516に当接すると、ピッカ装置122aの動きは停止される。
【0074】
ロッド190a及び192aはそれらの休止位置に復帰することが許され、このことは次いで、ピッカフィンガ178a及び180aがバネの力によってカートリッジの後方側部に押しつけられることを可能にする。図24及び図25に示すように、各々のピッカフィンガの上方の歯412上にある傾斜した面416は、隣接するカートリッジの側壁(点線で示す)の上方縁部520に係合する。下方の歯414の傾斜した面418は、壁部分518の下方縁部に係合する(この壁部分が存在する場合)。さらに、下方の歯414の後部の面422は、チャネル510の後部を形成するリブ514の前面の前でスライドする。かくして、カートリッジをマガジンまたはテープ駆動機構50から取り出すべくピッカ装置122aがプラットホーム120に対して前進された場合、下方の歯414はリブ514に確実に係合し、カートリッジに対する確実で信頼できる把持をもたらす。
【0075】
テープ駆動機構50からカートリッジが取り出される場合、カートリッジのスライドカバー506はその開放位置にあり、その後縁部508はリブ514に隣接する。従って、各々のピッカフィンガ178a、180aの下方の歯414の挿入のために利用可能なスペースは制限される。しかしながら、この歯は端部424がくさび形のため、歯の後部の面422がリブ514にしっかりと係合するのに十分なだけ、この制限されたスペースに十分に入ることができる。
【0076】
ピッカ装置122aによって、マガジンまたはテープ駆動機構からカートリッジが回収された後、その動きは停止され、プラットホーム120は適宜上昇または降下されて、カートリッジの予定目的位置に近接される。ピッカ装置122aは次いで、プラットホーム120に対してもう一度後退され、テープ駆動機構50またはマガジンにカートリッジを適宜押し込む。カートリッジが正しい位置に達したことがセンサ171aによって示されると、ロッド190a及び192aが再び起動されてピッカフィンガ178a及び180aを開き、カートリッジに対するそれらの把持が解除される。
【0077】
今説明したピッカ装置122aに対しては、各種の修正を施すことが可能である。従って例えば、傾斜した面416及び418を平面ではなく、弧状にすることもできる。ピッカフィンガにおけるこれら両方の面をDATカートリッジに対して傾斜させる代わりに、一方又は他方の面をカートリッジシェルの上部及び底部に対してほぼ平行にさせることもできる。
【0078】
本発明はDATカートリッジ用のオートチェンジャに限定されるものではなく、他のタイプのテープカートリッジまたはカセットについても利用することができることが理解されねばならない。オートチェンジャに一度に保管可能なカートリッジまたはカセットの数は、それらの大きさ、及びオートチェンジャが嵌合する特定の形状係数によって定まる。
【0079】
以上に説明した特定の実施例では、記録媒体製品のための記憶領域は駆動機構の上方に位置したが、これは必須ではない。代替案として、記録媒体製品のデータ記憶領域が下方部分に位置するようにして、駆動機構をオートチェンジャの上方部分に収容することも可能である。
【0080】
【発明の効果】
以上の如く本発明によれば、特にコンパクトにすることが可能であると同時に、オートチェンジャ内において記録媒体製品を移動させるための複雑な機械的アセンブリを必要とせずに、保管された記録媒体製品に対する容易なアクセスを可能にするオートチェンジャが提供される。このオートチェンジャは標準的なハウジング内に収容可能であると共に、記録媒体製品の何れに対しても一つの方向からアクセスできるという、かなりの利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオートチェンジャの斜視図である。
【図2】内部構成要素の幾つかを示す、図1のオートチェンジャの前方斜視図である。
【図3】DATカートリッジがロードされたオートチェンジャの駆動機構の前方斜視図である。
【図4】駆動機構の後方斜視図である。
【図5】本発明のオートチェンジャに接続されたホストコンピュータの概略図である。
【図6】テープカートリッジを保持するためのマガジンの一つの種類の斜視図である。
【図7】代替的な種類のカートリッジマガジンの斜視図である。
【図8】ターンテーブルを示す、オートチェンジャハウジングの上部プレートの下側の斜視図である。
【図9】ターンテーブル上に配置されたマガジンを示す図8に類似の斜視図である。
【図10】テープ転送機構のプラットホームの斜視図である。
【図11】テープカートリッジを図10のプラットホームに対して移動させるためのピッカ装置の斜視図である。
【図12】図11のピッカ装置のピッカフィンガを作動させるための接続ロッドの斜視図である。
【図13】図2に示したテープ転送機構の一部であるレバーの斜視図である。
【図14】ドアロック構成を示す斜視図である。
【図15】本発明のオートチェンジャの制御ブロック図である。
【図16】(A)及び(B)は標準的なDATカートリッジを示す。
【図17】改変したピッカ装置の斜視図である。
【図18】改変したピッカ装置の斜視図である。
【図19】図17及び図18のピッカ装置の一部を形成するピッカフィンガの斜視図である。
【図20】図19のピッカフィンガの平面図である。
【図21】図19のピッカフィンガの立面図である。
【図22】図19のピッカフィンガの底面図である。
【図23】図19のピッカフィンガの側部立面図である。
【図24】図19のピッカフィンガがカートリッジに係合している状態を示す、DATカートリッジの後方立面図である。
【図25】図19のピッカフィンガがカートリッジに係合している状態を示す、DATカートリッジの側部立面図である。
【符号の説明】
10 オートチェンジャ
12 ハウジング
13 転送領域
15 保管領域
50 テープ駆動機構
52 DATカートリッジ
70,84 マガジン
100 ターンテーブル
120 プラットホーム
122 ピッカ装置
178,180 ピッカフィンガ
Claims (2)
- 複数の記録媒体製品(52)を保管し、これらの記録媒体製品(52)の読み取り及び/又は書き込みを行う機構(50)との間で前記複数の記録媒体製品(52)を転送するための装置(10)であって、
前記複数の記録媒体製品に共通する回転軸(A、B)の周りに前記記録媒体製品(52)が同時に複数個隔置されるように、かつ前記回転軸(A、B)に沿って前記記録媒体製品(52)が同時に複数個隔置されるように前記複数の記録媒体製品(52)を保管するための保管領域(15)と、前記機構(50)が前記保管領域(15)に隣接して固定配置されて前記回転軸(A、B)が前記機構(50)を通過し、
前記回転軸(A、B)を横切る1つの方向のみから前記複数の記録媒体製品(52)の何れにもアクセスできるように、前記回転軸(A、B)の周りで前記保管領域(15)に保管されている前記複数の記録媒体製品(52)を一体として回転させるための手段と、
前記1つの方向から前記記録媒体製品(52)を収集し、前記保管領域(15)と前記機構(50)との間で前記記録媒体製品(52)を転送するように動作可能な転送手段(13)と、
前記転送手段と連係し、プレートの水平方向へのスライドにより前記転送手段の垂直方向への移動を生じさせるカムを備えた、スライド可能な少なくとも1つのプレートと、及び
前記記録媒体製品を受容するためのドア手段とを有し、前記ドア手段の開放が、前記少なくとも1つのスライド可能なプレートの移動によって行われる装置。 - 複数の記録媒体製品(52)を保管し、これらの記録媒体製品(52)の読み取り及び/又は書き込みを行う機構(50)との間で前記複数の記録媒体製品(52)を転送するための装置(10)であって、
前記複数の記録媒体製品に共通する回転軸(A、B)の周りに前記記録媒体製品(52)が同時に複数個隔置されるように、かつ前記回転軸(A、B)に沿って前記記録媒体製品(52)が同時に複数個隔置されるように前記複数の記録媒体製品(52)を保管するための保管領域(15)と、前記機構(50)が前記保管領域(15)に隣接して固定配置されて前記回転軸(A、B)が前記機構(50)を通過し、
前記回転軸(A、B)を横切る1つの方向のみから前記複数の記録媒体製品(52)の何れにもアクセスできるように、前記回転軸(A、B)の周りで前記保管領域(15)に保管されている前記複数の記録媒体製品(52)を一体として回転させるための手段と、
前記1つの方向から前記記録媒体製品(52)を収集し、前記保管領域(15)と前記機構(50)との間で前記記録媒体製品(52)を転送するように動作可能な転送手段(13)と、
前記転送手段と連係し、プレートの水平方向へのスライドにより前記転送手段の垂直方向への移動を生じさせるカムを備えた、スライド可能な少なくとも1つのプレートと、及び
前記記録媒体製品を受容するためのドア手段とを有し、前記ドア手段のロックが、前記少なくとも1つのスライド可能なプレートの移動によって行われる装置。
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