JPH09139042A - テープカートリッジラック - Google Patents

テープカートリッジラック

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Publication number
JPH09139042A
JPH09139042A JP29386595A JP29386595A JPH09139042A JP H09139042 A JPH09139042 A JP H09139042A JP 29386595 A JP29386595 A JP 29386595A JP 29386595 A JP29386595 A JP 29386595A JP H09139042 A JPH09139042 A JP H09139042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
tape
tape cartridge
rack
connector
Prior art date
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Pending
Application number
JP29386595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Kano
安章 加納
Jiyouichi Daiba
丈一 台場
Toshiya Kurokawa
俊哉 黒川
Hiroshi Takizawa
滝沢  浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープカートリッジラックのカートリッジ収
納部に収納されている補助記憶装置を備えたテープカー
トリッジから上記補助記憶装置に記憶させている識別情
報を容易に取り出すことができるようにする。 【解決手段】 テープカートリッジラック101は、補
助記憶装置50を備えたテープカートリッジ1を収納す
る複数のテープカートリッジ収納部104…104を有
している。上記テープカートリッジ収納部104は、収
納したテープカートリッジ1の補助記憶装置50の接点
端子53…53に接触して、上記補助記憶装置50を補
助記録再生装置に接続するコネクタ105を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂テープカート
リッジライブラリなどにおいて、テープカートリッジを
収納しておくのに用いられるテープカートリッジラック
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープカートリッジライブラリは、テー
プカートリッジラックに収納されている多数のテープカ
ートリッジのなかから所望のテープカートリッジを自動
的に取り出して記録再生装置に装填して、上記テープカ
ートリッジの記録再生を行うようになっている。
【0003】上記テープカートリッジラックは、多数の
カートリッジ収納部を有し、これらカートリッジ収納部
にそれぞれテープカートリッジを収納するようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のテープカー
トリッジラックは、文字通りテープカートリッジを収納
するための多数のカートリッジ収納部を設けた棚にすぎ
ず、テープカートリッジラック自体からは、どのカート
リッジ収納部に、どのような内容のテープカートリッジ
が収納されているかを判別することはできない。
【0005】このため、従来はテープカートリッジの内
容等を表示したバーコードカードをテープカートリッジ
の背面(リッドと反対側の面)に貼付し、上記バーコー
ドカードをバーコードリーダーで読み取ることにより、
どのカートリッジ収納部に、どのような内容のテープカ
ートリッジが収納されているかを判別するようになって
いるが、バーコードカードに記載できる情報量は少な
い。
【0006】また、バーコードリーダーで多数のバーコ
ードカードを読み取るには多くの時間が掛かる等の問題
点がある。
【0007】かかる問題点を解決するテープカートリッ
ジとして、例えば特開昭56−74880号「磁気テー
プの瞬間位置を記憶するための装置」に開示されるよう
に、カートリッジ本体の内部に情報信号の記録を可能と
する記憶素子(メモリIC)を有する補助記憶装置を備
えたテープカートリッジが提案されている。このメモリ
ICを搭載したテープカートリッジは、例えば磁気テー
プの仕様、使用状況、記録位置或は記録した情報信号の
内容等の種々の情報(識別情報)がメモリICに記憶さ
れるように構成されている。
【0008】このテープカートリッジは、記録再生装置
に装填されると、磁気テープのローディング操作に先行
してメモリICに記憶された識別情報が補助記録再生装
置によって読み取られるとともに、記録再生操作の終了
時には必要に応じて新たな識別情報が補助記録再生装置
によってメモリICに記憶される。したがって、かかる
テープカートリッジによれば、種々の識別情報を利用す
ることによって、テープカートリッジの使用範囲が大幅
に展開可能となり、また大量のテープカートリッジを扱
う場合において極めて有利となる。
【0009】ところで、上記補助記憶装置を備えたテー
プカートリッジを使用してテープカートリッジライブラ
リを構成する場合においても、上記従来のテープカート
リッジラックを使用した場合には、該テープカートリッ
ジラックに収納された状態にあるテープカートリッジの
補助記憶装置からは識別情報を読み取ることはできな
い。
【0010】本発明は、テープカートリッジラックのカ
ートリッジ収納部に、補助記録再生装置のコネクタを設
け、上記カートリッジ収納部にテープカートリッジを収
納すると、該テープカートリッジの補助記憶装置の接点
端子が上記コネクタに接触して、補助記憶装置が補助記
録再生装置に接続され、テープカートリッジラックに収
納されているテープカートリッジの識別情報を読み取る
ことができるようにして、上記補助記憶装置を備えたテ
ープカートリッジをより有効に利用することができるよ
うにしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のテープカートリ
ッジラックは、補助記憶装置を備えたテープカートリッ
ジを収納する複数のカートリッジ収納部を有していて、
これらカートリッジ収納部には、収納したテープカート
リッジの補助記憶装置の接点端子に接触する補助記録再
生装置のコネクタを設けた。従って、カートリッジ収納
部にテープカートリッジを収納すれば、該テープカート
リッジの補助記憶装置の接点端子はコネクタに接触し
て、補助記録再生装置で読み出すことが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面を参照して説明
する。本発明のテープカートリッジラックを説明する前
に、先ず、補助記憶装置を備えたテープカートリッジに
ついて説明する。
【0013】図1は、テープカートリッジ1の斜視図で
ある。上記テープカートリッジ1は、8mm幅の磁気テ
ープ2を備えたビデオテープレコーダ用テープカートリ
ッジとして構成されている。上記テープカートリッジ1
は、合成樹脂材料によって略矩形浅皿状に形成された上
下一対の上ハーフ3と下ハーフ4とを、互いの開口側を
突き合わせるようにして組み合わせた後、複数の止めね
じによって結合して略箱状のカートリッジ本体5を構成
している。このカートリッジ本体5には、その内部に長
手方向に並んで磁気テープ2を掛け渡したテープ供給リ
ール6とテープ巻取リール7とが回転自在に収納されて
いる。
【0014】カートリッジ本体5は、上面部を構成する
上ハーフ3の天井面に矩形の表示窓8が設けられてお
り、このカートリッジ本体5の内部に収納したテープ供
給リール6とテープ巻取リール7に巻回された磁気テー
プ2の状態を外部から目視可能としている。また、カー
トリッジ本体5は、図4に示すように、底面部を構成す
る下ハーフ4にテープ供給リール6とテープ巻取リール
7のハブの一部を外方へと臨ませるとともに、これらテ
ープ供給リール6とテープ巻取リール7の回転を規制す
るためのハブ嵌合穴9A,9Bとが設けられている。な
お、下ハーフ4の底面部には、磁気テープ2の長さを検
出するためのテープ長検出穴或は磁気テープ2の種別を
識別するテープ仕様識別穴等の種々の識別穴が設けられ
ている。
【0015】テープ供給リール6及びテープ巻取リール
7は、磁気テープ2が巻回される円筒状のハブ部と、こ
のハブ部の一方側に設けられた円盤状のフランジ部とか
ら構成される。これらテープ供給リール6及びテープ巻
取リール7は、ハブ部がそれぞれハブ嵌合穴9A,9B
に嵌合されることによって、カートリッジ本体5内に回
転自在に収納される。また、テープ供給リール6及びテ
ープ巻取リール7は、ハブ部の回転中心部がリール押さ
えバネ10A,10B及びリール押さえ板11A,11
Bによって下ハーフ4側に付勢されることによって、カ
ートリッジ本体5内でのガタ付きが防止されている。
【0016】磁気テープ2は、これらテープ供給リール
6及びテープ巻取リール7のハブ部に、図示しないクラ
ンパによってそれぞれ両端を固定されており、テープ供
給リール6から引き出された後に、下ハーフ4に一体に
形成したテープガイド12A,12Bにガイドされてカ
ートリッジ本体5の前面部13に沿って走行し、テープ
巻取リール7に巻き取られる。
【0017】カートリッジ本体5は、その前面部13が
幅方向のほぼ全域に亘って開放されるとともに、この前
面部13から連続してビデオテープレコーダ側のローデ
ィング手段が進入する略々凸字状のテープ引出し部14
が設けられている。カートリッジ本体5は、テープ供給
リール6及びテープ巻取リール7が回転自在に収納され
る内部空間とテープ引出し部14との間が隔壁15によ
って区割りされている。
【0018】カートリッジ本体5には、開放された前面
部13を閉塞する蓋部材16が回動自在に組み付けられ
ている。蓋部材16は、カートリッジ本体5の幅とほぼ
等しい長さを有しており、両端側には相対向して支点部
を構成する側壁部17A,17Bが一体に形成されるこ
とによって全体略コ字状に形成されている。側壁部17
A,17Bの内面には、軸線を一致させてピン軸18
A,18Bが一体に形成されている。
【0019】一方、カートリッジ本体5側には、開放さ
れた前面部13を囲むようにして下ハーフ4側の両側壁
が突出延長されることによって支点部19A,19Bを
構成している。これら支点部19A,19Bには、蓋部
材16のピン軸18A,18Bに対応して軸穴20A,
20Bがそれぞれ軸線を一致させて設けられている。し
たがって、蓋部材16は、ピン軸18A,18Bを軸穴
20A,20Bに係合することによって、カートリッジ
本体5の前面部13に回動自在に組み合わされる。蓋部
材16は、図1に示すように、通常、カートリッジ本体
5の開放された前面部13を閉塞している。
【0020】蓋部材16には、上ハーフ3の前方開放部
分を閉塞する上蓋部材21及び図示しないがばね部材と
が組み付けられている。上蓋部材21は、蓋部材16の
内面に回動自在に組み付けられており、蓋部材16が、
図2に示すように回動動作してカートリッジ本体5の前
面部13を開放した状態において、蓋部材16に支持さ
れて回動動作しながら上ハーフ3の上面部に沿って移動
動作する。この場合、ばね部材は、詳細を省略するが、
弾性力が蓄勢されて蓋部材16に対して、カートリッジ
本体5の前面部13を閉塞する方向の回動習性を付与す
る。
【0021】また、蓋部材16には、詳細を省略する
が、内側主面と対向するようにして内蓋部材が回動自在
に組み付けられている。この内蓋部材は、通常蓋部材1
6の内側主面と所定の間隔を以って対向支持されてお
り、この間隙中をカートリッジ本体5の前面部13に位
置する磁気テープ2が走行する。したがって、磁気テー
プ2は、通常蓋部材16と内蓋部材とによって覆われ、
塵埃等の付着或は外力から保護されている。内蓋部材
は、上述した蓋部材16の回動動作と連動して回動動作
し、磁気テープ2をカートリッジ本体5の前面部13に
露呈させる。
【0022】テープカートリッジ1は、通常状態におい
てテープ供給リール6及びテープ巻取リール7が遊動し
て巻回した磁気テープ2が弛み出すことを防止するため
のリールロック機構22が備えられている。このリール
ロック機構22は、下ハーフ4の背面側の中央部に配設
されており、テープ供給リール6のフランジ部36Aの
外周部に形成した係合歯37Aに弾接するロックレバー
34A及びテープ巻取リール7のフランジ部36Bの外
周部に形成した係合歯37Bに弾接するロックレバー3
4Bと、これらロックレバー34が先端部に回動自在に
組み付けられるスライダー33と、このスライダー33
をテープ供給リール6及びテープ巻取リール7側に付勢
するコイルスプリング35とから構成されている。
【0023】スライダー33は、テープ供給リール6と
テープ巻取リール7との間に位置して下ハーフ4の底面
部に立設した互いに平行なガイド壁31A,31Bによ
って構成されたスライド空間部に移動自在に組み付けら
れ、下ハーフ4の底面部に設けたガイド穴32を貫通し
て外方へと臨む図示しない作動部が一体に形成されてい
る。リールロック機構22は、テープカートリッジ1を
ビデオテープレコーダに装填すると、このビデオテープ
レコーダ側の作動部材がガイド穴32に嵌合してコイル
スプリング35の弾性力に抗してスライダー33を背面
側へと移動動作させることにより、ロックレバー34が
テープ供給リール6及びテープ巻取リール7の係合歯3
7との係合状態から後退して、テープ供給リール6及び
テープ巻取リール7のロック状態を解除する。
【0024】上記テープカートリッジ1は、図5に示す
ように、例えば磁気テープ2に記録された情報信号の内
容、磁気テープ仕様或は使用状況等の識別情報を記録す
るための補助記憶装置50が搭載されている。この補助
記憶装置50は、メモリIC52に記録された識別情報
が、後述するコネクタを介してビデオテープレコーダ
(図示省略)に設けられた補助記録再生装置或は別装置
である補助記録再生装置によって読み取られ、さらに更
新された識別情報がメモリIC52に記録される。
【0025】補助記憶装置50は、少なくとも配線基板
51と、この配線基板51に実装されたメモリIC52
と、このメモリIC52の入出力端子となる配線基板5
1に形成された複数の接点端子53とから構成されてい
る。配線基板51は、いわゆる両面基板として構成さ
れ、後述するようにカートリッジ本体5に組み付けられ
た状態において内側に位置する一方の主面側にメモリI
C52が実装されるとともに外側に位置する他方の主面
側に接点端子53が印刷形成されている。
【0026】補助記憶装置50は、図3に示すように、
カートリッジ本体5の背面側の一方コーナ部39に位置
して立上り周壁30に設けた端子開口部41を介して接
点端子53が外方へと臨むようにして配設される。すな
わち、カートリッジ本体5には、上ハーフ3と下ハーフ
4の底面部から立ち上がり形成され、テープ供給リール
6及びテープ巻取リール7のフランジ部36の外周部を
保持するテープリールガイド壁38と、カートリッジ本
体5の外周壁を構成する立上り周壁30とで構成する略
三角形の空間部が背面側の両コーナ部に設けられてい
る。
【0027】そして、一方のコーナ空間部39には、テ
ープリールガイド壁38と側面側の立上り周壁30との
相対向する内側面に形成した高さ方向の差込み溝が設け
られている。なお、他方のコーナ空間部には、上述した
磁気テープ2の長さを検出するためのテープ長検出穴或
は磁気テープ2の種別を識別するテープ仕様識別穴や、
磁気テープ2に記録した内容の誤消去の良否を識別する
誤消去防止穴等の種々の識別穴が設けられている。ま
た、この他方のコーナ空間部には、磁気テープ2の内容
の誤消去を防止するテープ誤消去防止穴が設けられてい
る。これら種々の識別穴は、閉塞状態或は開放状態にさ
れることによって判別される。端子開口部41は、コー
ナ空間部39を構成する立上り周壁30に、補助記憶装
置50の接点端子53を外方へと臨ませるに足る開口寸
法を有する矩形の開口部として形成されている。
【0028】補助記憶装置50は、メモリIC52を内
側に位置させかつ接点端子53を端子開口部41から外
方へと臨ませるようにして、差込み溝に配線基板51の
両側縁を嵌合してカートリッジ本体5に組み付けられ
る。
【0029】上記テープカートリッジ1の背面側(蓋部
材と反対側)の近傍の両側面には位置決め溝部42,4
2が設けられていて、これら溝部42,42を利用し
て、後に説明するキャリッジのグリップでテープカート
リッジ1を掴んでテープカートリッジラックへの挿抜を
行うようになっている。
【0030】次に本発明のテープカートリッジラックに
ついて説明する。図9は、第1の実施の形態のテープカ
ートリッジラック101を示す。
【0031】上記テープカートリッジラック101は、
ラック本体部102と、該ラック本体部102の背面に
組付けられる背面板103とからなっている。
【0032】上記ラック本体部102は、縦方向に多数
のカートリッジ収納部104…104を有している。上
記背面板103は、多数のコネクタ105…105を有
している。上記コネクタ105は、多数のスプリング端
子106…106を有している。そして、上記ラック本
体部102の背面に背面板103を組付けると、上記カ
ートリッジ収納部104の奥端部に上記コネクタ105
が位置するようになっている。上記カートリッジ収納部
104にテープカートリッジ1を背面側(蓋部材と反対
側)から挿入して、カートリッジ収納部104内にテー
プカートリッジ1を収納すると、該テープカートリッジ
1の補助記憶装置50の接点端子53…53が上記コネ
クタ105のスプリング端子106…106に接触し、
上記コネクタ105を介して、上記補助記憶装置50に
記憶された識別情報は、図示省略のテープレコーダに付
設した補助記録再生装置で読み取られるようになってい
る。
【0033】そして、上記テープカートリッジラック1
01を縦方向や横方向に多数並べることにより、テープ
カートリッジライブラリのカートリッジ所蔵庫が構成さ
れる。
【0034】上記テープカートリッジラック101のカ
ートリッジ収納部104へのテープカートリッジ1の出
し入れはキャリッジ121によって行われる。上記キャ
リッジ121は、上記テープカートリッジ1の両側面に
設けられた位置決め溝部42,42に侵入するグリップ
122を先端に設けた左右一対のアーム123,124
と、これら左右一対のアーム123,124を開閉させ
るアーム開閉駆動機構125と、上記左右一対のアーム
123,124およびアーム開閉駆動機構125を組付
けたスライダ126と、該スライダ126を上記カート
リッジ収納部104に向けて水平方向(Y軸方向)に移
動させるスライダ駆動機構127と、上記スライダ12
6およびスライダ駆動機構127を搭載したベースプレ
ート128と、該ベースプレート128を第1の軸(Z
軸)129に沿って縦方向(Z軸方向)に移動させるZ
軸テーブル130と、上記ベースプレート128を第2
の軸(X軸)131に沿って横方向(X軸方向)に移動
させるX軸テーブル132を備えている。
【0035】上記アーム開閉駆動機構125は、上記ス
ライダ126の一側部にホルダ132を介して取付けら
れた第1のモータ133と、該第1のモータ133によ
り、ギヤ134,135を介して回転駆動される回転軸
136と、該回転軸136に取付けられた第1,第2の
リードねじ137,138と、これら第1,第2のリー
ドねじ137,138に螺合された第1,第2のナット
体139,140とからなっている。上記第1,第2の
リードねじ137,138は、所謂逆ねじに形成されて
いる。
【0036】そして、上記第1のモータ133で上記第
1,第2のリードねじ137,138を回転させると、
上記第1,第2のナット体139,140が互いに接近
或は離間する方向に移動し、これら第1,第2のナット
体139,140の移動により、上記左右一対のアーム
123,124を開閉させるようになっている。
【0037】上記スライダ駆動機構127は、上記スラ
イダ126を乗せたレール部材141と、該レール部材
141に平行に配置されたラック142と、該ラック1
42に螺合しているピニオン143と、該ピニオン14
3を回転させる第2のモータ144とを備えている。そ
して、上記第2のモータ144でピニオン143を回転
させることにより、上記レール部材141に沿ってスラ
イダ126を走行させるようになっている。
【0038】キャリッジ121は、上述のような構成で
あり、テープカートリッジラック101のカートリッジ
収納部104からテープカートリッジ1を取出すに当た
っては、上記Z軸テーブル130およびX軸テーブル1
32により目的とするテープカートリッジ1の前方にベ
ースプレート128を移動させる。上記キャリッジ12
1が目的のテープカートリッジ1の前にくると、上記第
2のモータ144のスイッチが入り、上記ピニオン14
3を一方向に回転させて、スライダ126をテープカー
トリッジ1に向けて移動させる。
【0039】上記スライダ126が所定の位置まで移動
すると、今度は上記第1のモータ133のスイッチが入
り、上記回転軸136を一方向に回転させて、上記左右
一対のアーム123,124が閉じる方向に移動させる
と、これらアーム123,124の先端に設けたグリッ
プ122,122がテープカートリッジ1の両側面に設
けた位置決め溝部42,42に嵌合して、テープカート
リッジ1をクランプする。
【0040】上記左右一対のアーム123,124でテ
ープカートリッジ1をクランプすると、再び第2のモー
タ144のスイッチが入り、上記ピニオン143を前と
は逆方向に回転させてカートリッジ収納部104からテ
ープカートリッジ1を引き出す。しかるのち、上記ベー
スプレート128は、ビデオテープレコーダの位置まで
移動して、該ビデオテープレコーダにテープカートリッ
ジを装填するのである。
【0041】図10〜図11は、第2の実施の形態のテ
ープカートリッジラック201を示す。上記テープカー
トリッジラック201は、カートリッジ収納部104…
104に、テープカートリッジ1を蓋部材16側から挿
入するようになっている。上述のように、テープカート
リッジ1を蓋部材16側からカートリッジ収納部104
に収納すると、上記テープカートリッジ1の背面側に配
置した補助記憶装置50の接点端子53…53に接触さ
せるコネクタ105は、上記カートリッジ収納部104
のカートリッジ挿抜口側に設けなければならない。
【0042】上記コネクタ105は、上記カートリッジ
収納部104のカートリッジ挿抜口側の端部に、上記カ
ートリッジ挿抜口の一端部を塞ぐように設けられてい
て、上記カートリッジ収納部104内に収納されたテー
プカートリッジ1の接点端子53…53にスプリング端
子106…106が接触するようになっているととも
に、テープカートリッジ1を挿抜する際に、挿抜の障害
にならないようにするためカートリッジ挿抜口の前方を
開放する位置に移動するようになっている。
【0043】上記コネクタ105は、垂直片部202a
と水平片部202bとからなるL字状のホルダ202の
上記垂直片部202aの内面側に取付けられているとと
もに、上記ホルダ202の水平片部202bの先端は軸
203によって、上記テープカートリッジラック201
の一側面に設けた軸受部201aに回動可能に支持され
ている。上記ホルダ202は、図示省略のスプリングに
より、図10の反時計方向の回動力を付与されていて、
上記コネクタ105を起立させた状態に維持するように
なっている。
【0044】上記ホルダ202は、操作アーム204を
有しているとともに、上記操作アーム204の先端の一
側面にはローラ205が取付けられている。
【0045】そして、次に説明するコネクタ開放機構2
11で、上記操作アーム204の先端を押圧し、上記ホ
ルダ202をスプリングのばね力に抗して時計方向に回
動させることにより、上記コネクタ105を下降させ
て、上記カートリッジ収納部104の前方を開放するよ
うになっている。
【0046】次に、コネクタ開放機構211について説
明する。上記コネクタ開放機構211は、上記ベースプ
レート128の一側面に設けた一対のスライドガイド軸
129,130をスライドガイド溝131に挿入するこ
とにより、上記ベースプレート128の一側面に、上記
ローラ205に向けてスライド可能に取付けられてい
て、その先端で上記ローラ205を押圧するローラ操作
板212と、該ローラ操作板212の一端部に設けた第
1のスプリング係止部213に一端部を係止し、上記ベ
ースプレート128の一側面に設けた第2のスプリング
係止部214に他端部を係止することにより、上記ロー
ラ操作板212を上記ローラ205の方向に付勢してい
るコイルスプリング215と、上記ベースプレート12
8の一側面に設けられていて、上記ローラ操作板212
の下端中央部に設けたストッパー係止部216に当接し
て、上記ローラ操作板212のローラ205方向への最
大移動量を規定しているストッパー217と、上記スラ
イダ126の一側面に設けられていて、上記ローラ操作
板212の上端に設けたピン係合部218に係合するロ
ーラ操作板係合ピン219とからなっている。
【0047】そして、図10および図11に示したよう
に、上記スライダ126がテープカートリッジ1に向け
て前進を開始する前の状態においては、上記ローラ操作
板係合ピン219は、上記ピン係合部218に係合し
て、ローラ操作板212をコイルスプリング215のば
ね力に抗して、上記ローラ205から最も離れる位置に
押し戻している。この状態からスライダ126がテープ
カートリッジ1の方向に移動すると、図12に示したよ
うにスライダ126と共にローラ操作板212も移動
し、その先端が上記ローラ205に当たる。
【0048】上記スライダ126が更に移動するとロー
ラ操作板212も更に移動し、図13に示したように、
上記ホルダ202を時計方向に回動させて、コネクタ1
05をカートリッジ収納部104の前方を完全に開放す
る位置まで押し下げるのと略同時にストッパー係止部2
16がストッパー217に当接して、ローラ操作板21
2のそれ以上の移動は阻止される。
【0049】そして、図13に示したようにスライダ1
26が更に移動して所定の位置で停止すると、上記アー
ム開閉駆動機構125が作動してテープカートリッジ1
をクランプする(クランプしている状態は図示省略)。
次に、図15に示したように、スライダ126が戻り移
動して、テープカートリッジ1をカートリッジ収納部1
04から引き出してくるとともに、上記ローラ操作板係
合ピン219が上記ピン係合部218に係合する。そし
て更にスライダ126が戻り移動すると、図16に示し
たように、ローラ操作板212をコイルスプリング21
5のばね力に抗して押し戻して、上記ローラ操作板21
2によるローラ205の押圧を解除すると、上記ホルダ
202は、図示省略のスプリングのばね力で時計方向に
回動し、コネクタ105を起立させるのである。なお、
キャリッジ121の他の構成は、第1の実施の形態の場
合と同一なので同一部分には同一符号を付して重複する
説明を省略する。
【0050】図17は、第3の実施の形態のテープカー
トリッジラック301を示す。上記テープカートリッジ
ラック301も上記第2の実施の形態のテープカートリ
ッジラック201と同様にカートリッジ収納部104…
104に、テープカートリッジ1を蓋部材16側から挿
入するようになっていて、コネクタ105は、上記カー
トリッジ収納部104の開口側に配置されている。
【0051】上記コネクタ105は、ホルダ302の内
面側に取り付けられている。上記ホルダ302は、下端
部が軸303によって、上記テープカートリッジラック
301の一側面に設けた軸受部301aに回動可能に枢
支されている。上記ホルダ302は、図示省略のスプリ
ングのばね力によって、図17の反時計方向の回動力を
付与されていて、上記コネクタ105を起立させた状態
に維持するようになっている。上記ホルダ302の上部
にはローラ304が設けられていて、該ローラ304を
次に説明するキャリッジ121のローラ押下部材305
で押し下げると、上記ホルダ302は、軸303を中心
にして時計方向に回動し、上記コネクタ105を上記カ
ートリッジ収納部104の開口部の下方に位置させるよ
うになっている。
【0052】上記ローラ押下部材305は、上記キャリ
ッジ121のベースプレート128に突設されていて、
その先端は、上記ローラ304の上部まで伸びている。
上記ローラ304の上部まで伸びているローラ押下部材
305の先端は、キャリッジ121をZ軸,X軸方向に
移動させる際には、上記テープカートリッジラック30
1およびこれに収納されているテープカートリッジ1…
1に接触しないように、これらテープカートリッジ1,
1の間を縫うようにして移動するようになっている。そ
して、キャリッジ121が目的とするテープカートリッ
ジ1の前に移動してくると、上記ローラ押下部材305
は、上記ローラ304の真上に位置する。次ぎに上記キ
ャリッジ121は、ベースプレート128ごとZ軸方向
に僅かに下降する。上記ベースプレート128が下降す
ると、該ベースプレート128に設けられているローラ
押下部材305も下降して、上記ローラ304を押し下
げて、ホルダ302およびコネクタを回動させ、カート
リッジ収納部104の開口部の正面位置よりも下降させ
る。しかるのち上記スライダ126を駆動して、カート
リッジ収納部104へのテープカートリッジ1の出し入
れを可能にするものである。なお、他の構成部分は、第
1の実施の形態と同じ構成なので同一構成部分には同一
符号を付して重複する説明を省略する。
【0053】
【発明の効果】本発明のテープカートリッジラックには
次に述べるような効果がある。
【0054】(1)請求項1のテープカートリッジラッ
クは、補助記憶装置を備えたテープカートリッジをカー
トリッジ収納部に収納すれば上記テープカートリッジの
補助記憶装置の接点端子がカートリッジ収納部のコネク
タに接触し、該カートリッジ収納部に収納されているテ
ープカートリッジの識別情報を補助記録再生装置で取り
出すことができる。
【0055】(2)請求項2のテープカートリッジラッ
クは、コネクタをカートリッジ収納部の奥端部に設けた
ので、コネクタがカートリッジ収納部へテープカートリ
ッジを挿抜する際の障害になるのを防ぐことができる。
【0056】(3)請求項3のテープカートリッジラッ
クは、カートリッジ収納部の開口部側にコネクタを設け
るため、テープカートリッジを蓋部材側からカートリッ
ジ収納部に挿入することができ、テープカートリッジの
背面側の両側面にグリップ用の位置決め溝が設けられて
いる場合に、上記位置決め溝部をグリップして、テープ
カートリッジの挿抜を行う場合に便利なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオテープカートリッジの斜視図。
【図2】蓋部材を開放した状態の斜視図。
【図3】ビデオテープカートリッジを背面側から見た斜
視図。
【図4】ビデオテープカートリッジを底面側から見た斜
視図。
【図5】ビデオテープカートリッジの分解斜視図。
【図6】上ハーフを取り外した状態の平面図。
【図7】下ハーフの要部拡大平面図。
【図8】下ハーフに補助記憶装置を取り付けた状態の要
部拡大平面図。
【図9】第1の実施の形態を示す斜視図。
【図10】第2の実施の形態を示す斜視図。
【図11】要部の側面図。
【図12】要部の側面図。
【図13】要部の側面図。
【図14】要部の側面図。
【図15】要部の側面図。
【図16】要部の側面図。
【図17】第3の実施の形態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…テープカートリッジ 50…補助記憶装置 53…接点端子 101,201,301…テープカートリッジラック 104…カートリッジ収納部 105…コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補助記憶装置を備えたテープカートリッ
    ジを収納する複数のカートリッジ収納部を有していて、
    これらカートリッジ収納部には、収納したテープカート
    リッジの補助記憶装置の接点端子に接触する補助記録再
    生装置のコネクタを設けたことを特徴とするテープカー
    トリッジラック。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 コネクタは、カートリッジ収納部のカートリッジ挿抜口
    の奥端部に設けられているテープカートリッジラック。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 コネクタは、カートリッジ収納部のカートリッジ挿抜口
    側の端部に、上記カートリッジ挿抜口を閉塞するように
    設けられているとともに、テープカートリッジ挿抜時に
    カートリッジ挿抜口を開放する位置に移動するようにな
    っているテープカートリッジラック。
JP29386595A 1995-11-13 1995-11-13 テープカートリッジラック Pending JPH09139042A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125565A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Newgin Corp 遊技機用の可動式演出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008125565A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Newgin Corp 遊技機用の可動式演出装置

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