JPH05242579A - 複式ディスク駆動装置 - Google Patents
複式ディスク駆動装置Info
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- JPH05242579A JPH05242579A JP4075984A JP7598492A JPH05242579A JP H05242579 A JPH05242579 A JP H05242579A JP 4075984 A JP4075984 A JP 4075984A JP 7598492 A JP7598492 A JP 7598492A JP H05242579 A JPH05242579 A JP H05242579A
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- JP
- Japan
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- disk
- disc
- turntable
- sub
- cassette
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/02—Details
- G11B17/04—Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
- G11B17/057—Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for handling both discs contained within cartridges and discs not contained within cartridges
Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 規格の異なるディスクに対して一台のディス
ク駆動部でアクセスできる複式ディスク駆動装置を提供
し、CD(コンパクトディスク)とMD(ミニディスク)のよう
に、それぞれ専用のディスク装置でしかアクセスできな
かった不利不便を解消させる。 【構成】 CD用のディスク搬送トレイ1の下側にMDの保
持機構12を設け、ディスク検出スイッチ45の検出信号に
対応して位置制御回路48がディスク駆動部41を移動制御
せしめる。MD挿入時のアクセス状態では、スピンドルモ
ータ43のターンテーブル46をMD保持機構12に保持された
MDのハブに連結させ、MDの挿入がなく、CDのアクセス状
態では、開口領域11,5を通過させてCD用のサブターンテ
ーブル4に連結させる。CDのアクセス状態において、光
ピックアップ44は開口領域11,5を通過してCDに対向す
る。
ク駆動部でアクセスできる複式ディスク駆動装置を提供
し、CD(コンパクトディスク)とMD(ミニディスク)のよう
に、それぞれ専用のディスク装置でしかアクセスできな
かった不利不便を解消させる。 【構成】 CD用のディスク搬送トレイ1の下側にMDの保
持機構12を設け、ディスク検出スイッチ45の検出信号に
対応して位置制御回路48がディスク駆動部41を移動制御
せしめる。MD挿入時のアクセス状態では、スピンドルモ
ータ43のターンテーブル46をMD保持機構12に保持された
MDのハブに連結させ、MDの挿入がなく、CDのアクセス状
態では、開口領域11,5を通過させてCD用のサブターンテ
ーブル4に連結させる。CDのアクセス状態において、光
ピックアップ44は開口領域11,5を通過してCDに対向す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複式ディスク駆動装置に
係り、コンパクトディスク(CD)とミニディスク(MD)のよ
うに、規格の異なる2枚のディスクを1台のディスク装
置で選択的に駆動させることを可能にするためのディス
ク駆動装置に関する。
係り、コンパクトディスク(CD)とミニディスク(MD)のよ
うに、規格の異なる2枚のディスクを1台のディスク装
置で選択的に駆動させることを可能にするためのディス
ク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクや光ディスクはコンピュー
タの外部記憶媒体として広く用いられているが、最近で
は映像機器や音響機器の情報記憶媒体として光ディスク
が汎用されるようになり、オーディオ・ビデオテープ(磁
気テープ)と共にCDとして飛躍的な普及をみせている。
そして、光ディスクは本来的にその記憶容量やアクセス
速度が磁気テープや磁気ディスクと比較しても遥かに大
きい記憶媒体であるが、記憶容量については更に記録密
度の向上が図られつつある。
タの外部記憶媒体として広く用いられているが、最近で
は映像機器や音響機器の情報記憶媒体として光ディスク
が汎用されるようになり、オーディオ・ビデオテープ(磁
気テープ)と共にCDとして飛躍的な普及をみせている。
そして、光ディスクは本来的にその記憶容量やアクセス
速度が磁気テープや磁気ディスクと比較しても遥かに大
きい記憶媒体であるが、記憶容量については更に記録密
度の向上が図られつつある。
【0003】CDについてみた場合、従来から設置型の映
像システムや音響システムにその規格を適合させていた
が、ディスク駆動装置の小型化によってCD再生用の携帯
型機器が多数開発され、携帯式CDプレーヤ等の商品とし
て市場に出回っている。また、前記の携帯型機器の開発
に伴い、光ディスクの記録容量の大きさを利用して更に
小型の光ディスクをカセットに格納したMDが規格化さ
れ、それに対応して更に小型化された携帯型機器が開発
されている。
像システムや音響システムにその規格を適合させていた
が、ディスク駆動装置の小型化によってCD再生用の携帯
型機器が多数開発され、携帯式CDプレーヤ等の商品とし
て市場に出回っている。また、前記の携帯型機器の開発
に伴い、光ディスクの記録容量の大きさを利用して更に
小型の光ディスクをカセットに格納したMDが規格化さ
れ、それに対応して更に小型化された携帯型機器が開発
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な経緯から従来からのCDと更に小型化されたMDが映像・
音響システムの記憶媒体として市場に共存することにな
るが、それぞれのディスクの規格に適合したディスク駆
動装置でなければディスクに対するアクセスが不可能に
なる。即ち、CDとMDに対して両立性を有してアクセスが
可能なディスク駆動装置は現状において存在しない。ま
た、その事情は磁気ディスクについても同様のことがい
え、その規格が8インチ・5.25インチ・3.5インチ等のよう
に多種存在するが、各規格の磁気ディスクはそれぞれ専
用の磁気ディスク装置でアクセスしなければならない。
な経緯から従来からのCDと更に小型化されたMDが映像・
音響システムの記憶媒体として市場に共存することにな
るが、それぞれのディスクの規格に適合したディスク駆
動装置でなければディスクに対するアクセスが不可能に
なる。即ち、CDとMDに対して両立性を有してアクセスが
可能なディスク駆動装置は現状において存在しない。ま
た、その事情は磁気ディスクについても同様のことがい
え、その規格が8インチ・5.25インチ・3.5インチ等のよう
に多種存在するが、各規格の磁気ディスクはそれぞれ専
用の磁気ディスク装置でアクセスしなければならない。
【0005】そこで、本発明は、CDとMDのように規格の
異なるディスクを1台の装置で選択的にアクセスできる
ディスク駆動装置を提供し、ディスク側の規格の相違に
よってディスク装置の利用範囲が制限される問題点を解
消させることを目的として創作された。
異なるディスクを1台の装置で選択的にアクセスできる
ディスク駆動装置を提供し、ディスク側の規格の相違に
よってディスク装置の利用範囲が制限される問題点を解
消させることを目的として創作された。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク駆動
装置において、ディスクトレイ面に第1ディスクを保持
して回転するサブターンテーブルが回動自在に取付けら
れており、第2ディスクを格納したカセットが前記ディ
スクトレイ面の背面側へ側方から挿入された場合に、前
記第2ディスクのハブの中心を前記サブターンテーブル
の軸心と略同軸上に位置させると共に、前記カセットの
ウィンドウ領域をディスクトレイ面の開口領域と略一致
させて前記カセットを着脱自在に保持するカセット保持
機構を設けたディスク搬送トレイと、少なくとも書込み
又は/及び読取り部とスピンドルモータを搭載し、前記
ディスク搬送トレイの開口領域の対向位置に前記書込み
又は/及び読取り部を、前記サブターンテーブルの対向
位置に前記スピンドルモータのターンテーブルを配設さ
せたディスク駆動部と、前記カセットの有無を検出して
前記ディスク搬送トレイと前記ディスク駆動部の相対位
置をレスト状態から第1ディスクのアクセス状態又は第
2ディスクのアクセス状態に設定する位置制御部を具備
したことを特徴とする複式ディスク駆動装置に係る。
装置において、ディスクトレイ面に第1ディスクを保持
して回転するサブターンテーブルが回動自在に取付けら
れており、第2ディスクを格納したカセットが前記ディ
スクトレイ面の背面側へ側方から挿入された場合に、前
記第2ディスクのハブの中心を前記サブターンテーブル
の軸心と略同軸上に位置させると共に、前記カセットの
ウィンドウ領域をディスクトレイ面の開口領域と略一致
させて前記カセットを着脱自在に保持するカセット保持
機構を設けたディスク搬送トレイと、少なくとも書込み
又は/及び読取り部とスピンドルモータを搭載し、前記
ディスク搬送トレイの開口領域の対向位置に前記書込み
又は/及び読取り部を、前記サブターンテーブルの対向
位置に前記スピンドルモータのターンテーブルを配設さ
せたディスク駆動部と、前記カセットの有無を検出して
前記ディスク搬送トレイと前記ディスク駆動部の相対位
置をレスト状態から第1ディスクのアクセス状態又は第
2ディスクのアクセス状態に設定する位置制御部を具備
したことを特徴とする複式ディスク駆動装置に係る。
【0007】
【作用】本発明において、ディスク搬送トレイは第2デ
ィスクを格納したカセットを嵌挿保持せしめるカセット
保持機構を有しており、そのカセットの挿入により第1
ディスクと第2ディスクの回転中心を略一致せしめると
共に、第1ディスクに対するアクセス用ウィンドウ領域
に相当するディスクトレイ面の開口領域と第2ディスク
のカセットのウィンドウ領域とを略一致させる。
ィスクを格納したカセットを嵌挿保持せしめるカセット
保持機構を有しており、そのカセットの挿入により第1
ディスクと第2ディスクの回転中心を略一致せしめると
共に、第1ディスクに対するアクセス用ウィンドウ領域
に相当するディスクトレイ面の開口領域と第2ディスク
のカセットのウィンドウ領域とを略一致させる。
【0008】また、ディスク駆動部は少なくとも書込み
又は/及び読取り部とスピンドルモータを搭載している
が、スピンドルモータのターンテーブルはディスク搬送
トレイの第1ディスク保持用のサブターンテーブルと対
向するように、書込み又は/及び読取り部は前記の開口
領域に対向するように配設されている。
又は/及び読取り部とスピンドルモータを搭載している
が、スピンドルモータのターンテーブルはディスク搬送
トレイの第1ディスク保持用のサブターンテーブルと対
向するように、書込み又は/及び読取り部は前記の開口
領域に対向するように配設されている。
【0009】従って、カセットが挿入されていない状態
ではスピンドルモータのターンテーブルがサブターンテ
ーブルに連結するように、一方、カセットが挿入されて
いる状態ではスピンドルモータのターンテーブルがカセ
ットの第2ディスクのハブに連結するように、それぞれ
の場合に応じてディスク駆動部とディスク搬送トレイの
距離を制御すると、書込み又は/及び読取り部が双方の
ディスクをアクセスすることが可能になる。
ではスピンドルモータのターンテーブルがサブターンテ
ーブルに連結するように、一方、カセットが挿入されて
いる状態ではスピンドルモータのターンテーブルがカセ
ットの第2ディスクのハブに連結するように、それぞれ
の場合に応じてディスク駆動部とディスク搬送トレイの
距離を制御すると、書込み又は/及び読取り部が双方の
ディスクをアクセスすることが可能になる。
【0010】そして、前記の距離の制御、即ちディスク
搬送トレイとディスク駆動部の相対位置関係の制御は位
置制御部によって実行され、カセットの有無の検出に基
づいて、カセットが存在しない場合には十分な離隔状態
(レスト状態)から前記の第1ディスクアクセス状態へ、
カセットが存在する場合にはレスト状態から第2ディス
クアクセス状態へ移行させる。
搬送トレイとディスク駆動部の相対位置関係の制御は位
置制御部によって実行され、カセットの有無の検出に基
づいて、カセットが存在しない場合には十分な離隔状態
(レスト状態)から前記の第1ディスクアクセス状態へ、
カセットが存在する場合にはレスト状態から第2ディス
クアクセス状態へ移行させる。
【0011】尚、カセットの有無を検出する検出部はデ
ィスク駆動部に搭載させることができ、またスピンドル
モータのターンテーブルとディスク搬送トレイのサブタ
ーンテーブルや第2ディスクのハブの連結手段として
は、機構的手段だけでなく磁力による吸着手段等も採用
できる。
ィスク駆動部に搭載させることができ、またスピンドル
モータのターンテーブルとディスク搬送トレイのサブタ
ーンテーブルや第2ディスクのハブの連結手段として
は、機構的手段だけでなく磁力による吸着手段等も採用
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の複式ディスク駆動装置の一実
施例を図面を用いて詳細に説明する。図1はCDとMDを共
用できる光ディスク装置本体からディスク搬送トレイが
引出されている状態を示す斜視図であり、1はディスク
搬送トレイを、2はディスク装置本体を示す。このディ
スク搬送トレイ1は、通常のトレイと同様にCD3を保持し
て回転するサブターンテーブル4がディスクトレイ面に
回動自在に取付けられていると共に、CD3に対するアク
セス用の開口領域5が形成されているが、更にその側部
にMD6の挿入口7が設けられている点に特徴がある。尚、
8は後述のイジェクト操作バー22を覗かせた孔である。
施例を図面を用いて詳細に説明する。図1はCDとMDを共
用できる光ディスク装置本体からディスク搬送トレイが
引出されている状態を示す斜視図であり、1はディスク
搬送トレイを、2はディスク装置本体を示す。このディ
スク搬送トレイ1は、通常のトレイと同様にCD3を保持し
て回転するサブターンテーブル4がディスクトレイ面に
回動自在に取付けられていると共に、CD3に対するアク
セス用の開口領域5が形成されているが、更にその側部
にMD6の挿入口7が設けられている点に特徴がある。尚、
8は後述のイジェクト操作バー22を覗かせた孔である。
【0013】そして、このディスク搬送トレイ1の更な
る特徴は、その筐体内に図2に示すようなカセット保持
機構9を内蔵させており、矢印方向に挿入されるMD6を保
持し、またイジェクト操作によってMD6を排出させる点
にある。同図の(A)は側面図を、(B)は平面図を示し、10
はハウジングであり、ディスク搬送トレイ1の開口領域5
に対応させてU字状の切欠部からなる開口領域11が形成
されていると共に、その両側部がコ字状に折曲せしめら
れており、その各側部にはMD6のシャッタ開閉機構12とM
D6のロック機構13が設けられている。詳細には、シャッ
タ開閉機構12は、シャッタ開閉レバー14の先端部をハウ
ジング10の側部に形成された孔を通じて内部へ突出させ
た態様で、ハウジング10の側部から立設させた板部15に
対して回動自在に取付け、シャッタ開閉レバー14の後端
部とディスク搬送トレイ1の筐体内壁面をバネ16で連結
した構造になっている。また、ロック機構13は、ハウジ
ング10の側部から立設させた板部17にロックレバー18と
イジェクトレバー19を係合関係をもたせて回動自在に取
付け、各レバー18,19の後端部とハウジング10の間に復
帰用バネ20,21を介在させた構造を有している。そし
て、ロックレバー18の先端部はハウジング10の側部に形
成された孔を通じて内部へ突出させてあり、イジェクト
レバー19の後端部にはイジェクト操作バー22を立設させ
てある。尚、23は後述のディスク検知スイッチ45を通過
させるための孔であり、また24はハウジング10の内部に
取付けられているイジェクト用板バネである。
る特徴は、その筐体内に図2に示すようなカセット保持
機構9を内蔵させており、矢印方向に挿入されるMD6を保
持し、またイジェクト操作によってMD6を排出させる点
にある。同図の(A)は側面図を、(B)は平面図を示し、10
はハウジングであり、ディスク搬送トレイ1の開口領域5
に対応させてU字状の切欠部からなる開口領域11が形成
されていると共に、その両側部がコ字状に折曲せしめら
れており、その各側部にはMD6のシャッタ開閉機構12とM
D6のロック機構13が設けられている。詳細には、シャッ
タ開閉機構12は、シャッタ開閉レバー14の先端部をハウ
ジング10の側部に形成された孔を通じて内部へ突出させ
た態様で、ハウジング10の側部から立設させた板部15に
対して回動自在に取付け、シャッタ開閉レバー14の後端
部とディスク搬送トレイ1の筐体内壁面をバネ16で連結
した構造になっている。また、ロック機構13は、ハウジ
ング10の側部から立設させた板部17にロックレバー18と
イジェクトレバー19を係合関係をもたせて回動自在に取
付け、各レバー18,19の後端部とハウジング10の間に復
帰用バネ20,21を介在させた構造を有している。そし
て、ロックレバー18の先端部はハウジング10の側部に形
成された孔を通じて内部へ突出させてあり、イジェクト
レバー19の後端部にはイジェクト操作バー22を立設させ
てある。尚、23は後述のディスク検知スイッチ45を通過
させるための孔であり、また24はハウジング10の内部に
取付けられているイジェクト用板バネである。
【0014】一方、MD6は図3に示すような構造を有し
ており、同図の(A)はシャッタ側の側面図を、(B)は平面
図を、(C)はロック側の側面図を示す。同図において、3
1はカセットであり、MD仕様のディスク32を内蔵し、通
常のフロッピディスクと同様に、片側にはウィンドウ領
域33を開閉するスライドシャッタ34が設けられており、
そのシャッタ34にはカセット保持機構9のシャッタ開閉
レバー14が係合する孔35が形成されている。また、ロッ
ク側の側面にはカセット保持機構9のロックレバー18が
嵌入する孔36が形成されている。
ており、同図の(A)はシャッタ側の側面図を、(B)は平面
図を、(C)はロック側の側面図を示す。同図において、3
1はカセットであり、MD仕様のディスク32を内蔵し、通
常のフロッピディスクと同様に、片側にはウィンドウ領
域33を開閉するスライドシャッタ34が設けられており、
そのシャッタ34にはカセット保持機構9のシャッタ開閉
レバー14が係合する孔35が形成されている。また、ロッ
ク側の側面にはカセット保持機構9のロックレバー18が
嵌入する孔36が形成されている。
【0015】次に、本実施例装置のディスク搬送トレイ
1がディスク装置本体2へローディングされた状態におけ
る動作を図4から図8を用いて解説する。図4はローデ
ィングされた段階におけるディスク搬送トレイ1とディ
スク装置本体2に内蔵されているディスク駆動部41のレ
スト状態における相対的位置関係を示す。ここに、カセ
ット保持機構9はディスク搬送トレイ1に対してスペーサ
を介して取付けられており、またディスク駆動部41はキ
ャリッジ42にスピンドルモータ43と光ピックアップ44と
ディスク検知スイッチ45を搭載しており、スピンドルモ
ータ43の回転軸43aをディスク搬送トレイ1のサブターン
テーブル4の軸心に略一致させて上下方向へ移動できる
ようになっている。更に、スピンドルモータ43の回転軸
43aの先端にはサブターンテーブル4の背面の陥凹部4aに
嵌合するターンテーブル46が取付けられており、光ピッ
クアップ44はキャリッジ42に平行で且つディスク搬送ト
レイ1の開口領域5の長手方向に沿って横架されたガイド
棒47に沿って移動されるようになっている。そして、デ
ィスク駆動部41の移動量制御については、位置制御回路
48がキャリッジ42のディスク検知スイッチ45の出力信号
に基づいてキャリッジ移動用モータ49を制御することに
より実行する。
1がディスク装置本体2へローディングされた状態におけ
る動作を図4から図8を用いて解説する。図4はローデ
ィングされた段階におけるディスク搬送トレイ1とディ
スク装置本体2に内蔵されているディスク駆動部41のレ
スト状態における相対的位置関係を示す。ここに、カセ
ット保持機構9はディスク搬送トレイ1に対してスペーサ
を介して取付けられており、またディスク駆動部41はキ
ャリッジ42にスピンドルモータ43と光ピックアップ44と
ディスク検知スイッチ45を搭載しており、スピンドルモ
ータ43の回転軸43aをディスク搬送トレイ1のサブターン
テーブル4の軸心に略一致させて上下方向へ移動できる
ようになっている。更に、スピンドルモータ43の回転軸
43aの先端にはサブターンテーブル4の背面の陥凹部4aに
嵌合するターンテーブル46が取付けられており、光ピッ
クアップ44はキャリッジ42に平行で且つディスク搬送ト
レイ1の開口領域5の長手方向に沿って横架されたガイド
棒47に沿って移動されるようになっている。そして、デ
ィスク駆動部41の移動量制御については、位置制御回路
48がキャリッジ42のディスク検知スイッチ45の出力信号
に基づいてキャリッジ移動用モータ49を制御することに
より実行する。
【0016】図5はMD6に対するディスク駆動部41によ
るアクセス可能状態を示す。即ち、ディスク搬送トレイ
1の挿入口7からMD6が挿入され、カセット保持機構9に保
持させた後、ディスク搬送トレイ1をローディングして
ディスク駆動部41を移動させた状態を示す。先ず、MD6
が挿入されるとハウジング10がそのMD6を内部へ案内
し、その案内の過程でシャッタ開閉機構12のシャッタ開
閉レバー14がMD6のシャッタ34の孔35に係合してシャッ
タ34を開放する。更に、ジェクト用板バネ24に抗して完
全に挿入されると、ロック機構13が作動してそのロック
レバー18がMD6の孔36に嵌入し、それによってMD6がハウ
ジング10内に固定された状態となる。この状態でディス
ク搬送トレイ1をローディングさせると、ディスク装置
本体2がそれを受入れ、MD6のディスク32の中央に取付け
られたハブ32aをディスク駆動部41側のターンテーブル4
6に対抗する位置にセットさせる。
るアクセス可能状態を示す。即ち、ディスク搬送トレイ
1の挿入口7からMD6が挿入され、カセット保持機構9に保
持させた後、ディスク搬送トレイ1をローディングして
ディスク駆動部41を移動させた状態を示す。先ず、MD6
が挿入されるとハウジング10がそのMD6を内部へ案内
し、その案内の過程でシャッタ開閉機構12のシャッタ開
閉レバー14がMD6のシャッタ34の孔35に係合してシャッ
タ34を開放する。更に、ジェクト用板バネ24に抗して完
全に挿入されると、ロック機構13が作動してそのロック
レバー18がMD6の孔36に嵌入し、それによってMD6がハウ
ジング10内に固定された状態となる。この状態でディス
ク搬送トレイ1をローディングさせると、ディスク装置
本体2がそれを受入れ、MD6のディスク32の中央に取付け
られたハブ32aをディスク駆動部41側のターンテーブル4
6に対抗する位置にセットさせる。
【0017】その結果、ローディング後に位置制御回路
48がキャリッジ移動用モータ49を起動させてディスク駆
動部41を上昇させてゆくと、カセット検出スイッチ45が
MD6のカセット31に当接してON状態になり、更にその状
態から所定の微少距離だけディスク駆動部41を上昇させ
ることによりターンテーブル46とMD6側のハブ32aが連結
し、スピンドルモータ43でMD6のディスク32を回転させ
ることが可能になる。そして、その状態では光ピックア
ップ44がMD6のウィンドウ領域33の近傍に対向し、光ピ
ックアップ44をガイド棒47に沿って移動させることによ
ってMD6のディスク32のR/W領域をアクセスすることが可
能になる。そして、アクセス後にディスク搬送トレイ1
をアンローディングしてMD6を取外す場合には、図1の
状態で孔8から覗いているイジェクト操作レバー22を操
作するだけでロック機構13が解除状態になり、MD6はイ
ジェクト用板バネ24によって挿入口7から排出される。
尚、図5から明らかなように、MD6のアクセス状態にお
いては、サブターンテーブル4にCD3が嵌着されていても
問題はない。
48がキャリッジ移動用モータ49を起動させてディスク駆
動部41を上昇させてゆくと、カセット検出スイッチ45が
MD6のカセット31に当接してON状態になり、更にその状
態から所定の微少距離だけディスク駆動部41を上昇させ
ることによりターンテーブル46とMD6側のハブ32aが連結
し、スピンドルモータ43でMD6のディスク32を回転させ
ることが可能になる。そして、その状態では光ピックア
ップ44がMD6のウィンドウ領域33の近傍に対向し、光ピ
ックアップ44をガイド棒47に沿って移動させることによ
ってMD6のディスク32のR/W領域をアクセスすることが可
能になる。そして、アクセス後にディスク搬送トレイ1
をアンローディングしてMD6を取外す場合には、図1の
状態で孔8から覗いているイジェクト操作レバー22を操
作するだけでロック機構13が解除状態になり、MD6はイ
ジェクト用板バネ24によって挿入口7から排出される。
尚、図5から明らかなように、MD6のアクセス状態にお
いては、サブターンテーブル4にCD3が嵌着されていても
問題はない。
【0018】また、MD6のディスク32のハブ32aとターン
テーブル46の連結手段の詳細は図6に示される。本実施
例では、磁力による吸着手段を採用しており、ハブ32a
に磁性体材料を用い、ターンテーブル46のハブ32aとの
当接面に磁石51を埋設しておき、ターンテーブル46がハ
ブ32aを吸着させて一体で回転するようになっている。
テーブル46の連結手段の詳細は図6に示される。本実施
例では、磁力による吸着手段を採用しており、ハブ32a
に磁性体材料を用い、ターンテーブル46のハブ32aとの
当接面に磁石51を埋設しておき、ターンテーブル46がハ
ブ32aを吸着させて一体で回転するようになっている。
【0019】一方、MD6を挿入しないでディスク搬送ト
レイ1のサブターンテーブル4にCD3を嵌着させてローデ
ィングし、そのCD3をアクセスする場合の状態は図7に
示される。この場合には、位置制御回路48がキャリッジ
移動用モータ49を起動させてディスク駆動部41を上昇さ
せたときにディスク検出スイッチ45がMD6を検出せず、
更にそのままディスク駆動部41を上昇させる。すると、
図7に示すように、ディスク検出スイッチ45はハウジン
グ10の孔23を、またターンテーブル46と光ピックアップ
44はハウジング10の開口領域11をそれぞれ通過し、結果
的にディスク検出スイッチ45の検出部がディスク搬送用
トレイ1の背面に当接するようになる。
レイ1のサブターンテーブル4にCD3を嵌着させてローデ
ィングし、そのCD3をアクセスする場合の状態は図7に
示される。この場合には、位置制御回路48がキャリッジ
移動用モータ49を起動させてディスク駆動部41を上昇さ
せたときにディスク検出スイッチ45がMD6を検出せず、
更にそのままディスク駆動部41を上昇させる。すると、
図7に示すように、ディスク検出スイッチ45はハウジン
グ10の孔23を、またターンテーブル46と光ピックアップ
44はハウジング10の開口領域11をそれぞれ通過し、結果
的にディスク検出スイッチ45の検出部がディスク搬送用
トレイ1の背面に当接するようになる。
【0020】従って、その段階でのディスク検出スイッ
チ45のON状態を位置制御回路48が確認して、更に所定の
微少距離だけディスク駆動部41を上昇させることにより
ターンテーブル46とディスク搬送トレイ1のサブターン
テーブル4が嵌合連結し、スピンドルモータ43でサブタ
ーンテーブル4に保持されているCD3を回転させることが
可能になる。そして、その状態では光ピックアップ44が
ディスク搬送トレイ1の開口領域5を通じてCD3と対向
し、図5の場合と同様に光ピックアップ44をガイド棒47
に沿って移動させることによってCD3のR/W領域をアクセ
スすることが可能になる。尚、本実施例では、ディスク
駆動部41にディスク検出用スイッチ45を設けてMD6の有
無を検出させているが、MD検出センサをMD6の挿入口7に
設けておき、その検出信号の有無によって位置制御回路
48がキャリッジ移動用モータ49の回転数を制御するよう
な方法も採用できる。
チ45のON状態を位置制御回路48が確認して、更に所定の
微少距離だけディスク駆動部41を上昇させることにより
ターンテーブル46とディスク搬送トレイ1のサブターン
テーブル4が嵌合連結し、スピンドルモータ43でサブタ
ーンテーブル4に保持されているCD3を回転させることが
可能になる。そして、その状態では光ピックアップ44が
ディスク搬送トレイ1の開口領域5を通じてCD3と対向
し、図5の場合と同様に光ピックアップ44をガイド棒47
に沿って移動させることによってCD3のR/W領域をアクセ
スすることが可能になる。尚、本実施例では、ディスク
駆動部41にディスク検出用スイッチ45を設けてMD6の有
無を検出させているが、MD検出センサをMD6の挿入口7に
設けておき、その検出信号の有無によって位置制御回路
48がキャリッジ移動用モータ49の回転数を制御するよう
な方法も採用できる。
【0021】また、ディスク搬送トレイ1のサブターン
テーブル4とスピンドルモータ43側のターンテーブル46
の連結手段の詳細は図8に示される。この場合にも、前
記のMD6との連結手段と同様に、ターンテーブル46に埋
設された磁石51でサブターンテーブル4を吸着させる方
法を採用しているが、サブターンテーブル4全体を磁性
体材料にすると重量や回転慣性が大きくなるため、サブ
ターンテーブル4の陥凹部4aにおけるターンテーブル46
との当接面部分に磁性体材料からなる薄板52を埋設して
おき、その薄板52にターンテーブル46を吸着させること
により連結させる。また、サブターンテーブル4によるC
D3の保持機構は、バネ53を介して鋼球54a,54bを外側へ
付勢させながら各鋼球54a,54bの一部を側周面から突出
させた状態で把持せしめたものである。CD3のセンタホ
ールをサブターンテーブル4に嵌合・押圧したときにバネ
53が圧縮されて鋼球54a,54bが一旦内部へ押込まれ、CD3
が完全に嵌着した状態で鋼球54a,54bがバネ53の復元力
で外側へ戻り、CD3のセンターホールの隅角を下側へ押
圧することにより完全なクランプを可能にしている。
テーブル4とスピンドルモータ43側のターンテーブル46
の連結手段の詳細は図8に示される。この場合にも、前
記のMD6との連結手段と同様に、ターンテーブル46に埋
設された磁石51でサブターンテーブル4を吸着させる方
法を採用しているが、サブターンテーブル4全体を磁性
体材料にすると重量や回転慣性が大きくなるため、サブ
ターンテーブル4の陥凹部4aにおけるターンテーブル46
との当接面部分に磁性体材料からなる薄板52を埋設して
おき、その薄板52にターンテーブル46を吸着させること
により連結させる。また、サブターンテーブル4によるC
D3の保持機構は、バネ53を介して鋼球54a,54bを外側へ
付勢させながら各鋼球54a,54bの一部を側周面から突出
させた状態で把持せしめたものである。CD3のセンタホ
ールをサブターンテーブル4に嵌合・押圧したときにバネ
53が圧縮されて鋼球54a,54bが一旦内部へ押込まれ、CD3
が完全に嵌着した状態で鋼球54a,54bがバネ53の復元力
で外側へ戻り、CD3のセンターホールの隅角を下側へ押
圧することにより完全なクランプを可能にしている。
【0022】ところで、前記の実施例では、図1に示す
ように、MD6をディスク搬送トレイ1の右側部に形成され
た挿入口7から挿入するようになっているが、ディスク
搬送トレイ1とカセット保持機構9が独立した構成部品と
されていることから、図9に示すように、MD6をディス
ク搬送トレイ1のローディング方向の手前側から挿入さ
せる構造にすることも可能である。この場合には、当然
にディスク搬送トレイ1の挿入口7が手前側の側部に形成
されることになり、カセット保持機構9は前記の実施例
での取付け状態から90°回転させてディスク搬送トレイ
1の内部に取付けられることになる。また、必然的に開
口領域5やイジェクト操作バー22を覗かせた孔8の位置も
図9のように変更される。そして、このようにMD6の挿
入口7を手前側に設けたことにより、ディスク搬送トレ
イ1を長く引出さなくてもMD6を挿入できるようになり、
ローディング距離を短縮できると共にMD6の挿入操作が
容易になる。
ように、MD6をディスク搬送トレイ1の右側部に形成され
た挿入口7から挿入するようになっているが、ディスク
搬送トレイ1とカセット保持機構9が独立した構成部品と
されていることから、図9に示すように、MD6をディス
ク搬送トレイ1のローディング方向の手前側から挿入さ
せる構造にすることも可能である。この場合には、当然
にディスク搬送トレイ1の挿入口7が手前側の側部に形成
されることになり、カセット保持機構9は前記の実施例
での取付け状態から90°回転させてディスク搬送トレイ
1の内部に取付けられることになる。また、必然的に開
口領域5やイジェクト操作バー22を覗かせた孔8の位置も
図9のように変更される。そして、このようにMD6の挿
入口7を手前側に設けたことにより、ディスク搬送トレ
イ1を長く引出さなくてもMD6を挿入できるようになり、
ローディング距離を短縮できると共にMD6の挿入操作が
容易になる。
【0023】次に、ディスク搬送トレイ1に対するカセ
ット保持機構9の組込み方式に係る別の実施例を示す。
この実施例は、図10に示すように、カセット保持機構
9のハウジング10にCD3用のサブターンテーブル4を回動
自在に取付けておき、そのサブターンテーブル4の取付
け面10aをディスク搬送トレイ1に形成されている窓部1a
から露出させた構成を採用している。また、この場合に
は、前記の実施例におけるディスク搬送トレイ1の開口
領域5やイジェクト操作バー22を覗かせた孔8が取付け面
10aに形成される。
ット保持機構9の組込み方式に係る別の実施例を示す。
この実施例は、図10に示すように、カセット保持機構
9のハウジング10にCD3用のサブターンテーブル4を回動
自在に取付けておき、そのサブターンテーブル4の取付
け面10aをディスク搬送トレイ1に形成されている窓部1a
から露出させた構成を採用している。また、この場合に
は、前記の実施例におけるディスク搬送トレイ1の開口
領域5やイジェクト操作バー22を覗かせた孔8が取付け面
10aに形成される。
【0024】そして、このようにカセット保持機構9に
サブターンテーブル4を一体化させた構成によれば、図
4の構成と比較しても明らかなように、機構の実装密度
を高くしてディスク搬送トレイ1全体の厚みを薄くする
ことができ、また組立て工程が簡素化されると共に組立
て精度も向上させることができる。一方、この構成を採
用してもディスク駆動部41の基本的構成を変更する必要
はなく、逆にディスク検出スイッチ45の検出部のストロ
ークを短縮させることが可能になるという利点を有して
いる。
サブターンテーブル4を一体化させた構成によれば、図
4の構成と比較しても明らかなように、機構の実装密度
を高くしてディスク搬送トレイ1全体の厚みを薄くする
ことができ、また組立て工程が簡素化されると共に組立
て精度も向上させることができる。一方、この構成を採
用してもディスク駆動部41の基本的構成を変更する必要
はなく、逆にディスク検出スイッチ45の検出部のストロ
ークを短縮させることが可能になるという利点を有して
いる。
【0025】
【発明の効果】本発明の複式ディスク駆動装置は以上の
構成を有していることにより、次のような効果を奏す
る。請求項1の発明は、ディスク搬送用トレイに第1デ
ィスクだけでなく第2ディスクも装填できるようにし、
第2ディスクが装填されている場合には同一のディスク
駆動部でそのディスクに対するアクセスを可能にしてい
る。従って、一台のディスク装置で規格の異なるディス
クに対応できるディスク装置を実現でき、ディスク側の
規格の相違によってディスク装置の利用範囲が制限され
るという問題点を解消させる。特に、携帯用の映像・音
響機器用に開発されたMDが、従来のCDと規格が異なるた
めにCD対応の機器でアクセスできないという不利不便を
解消し、簡単な構成でCDとMDに両立性をもってアクセス
できる光ディスク装置を実現する。また、本発明によれ
ば、ハードディスクとフロッピディスクに対して同一の
磁気ヘッドでアクセスできる磁気ディスク装置を構成さ
せることも可能である。請求項2の発明は、カセットの
検出部をディスク駆動部に搭載させたことにより、ディ
スク搬送トレイとディスク駆動部の相対的位置を簡単な
機械的スイッチでも検出できるようにし、且つ移動段階
で検出できために制御を容易にする。請求項3の発明
は、スピンドルモータ側のターンテーブルと第1ディス
クのサブターンテーブルや第2ディスクのハブとを磁石
による吸着力で連結せしめるため、常に安定した連結状
態を得られると共に、連結部の機構が簡素化されるとい
う利点を有している。請求項4の発明は、カセット保持
機構にサブターンテーブルを取付け、その取付け面をデ
ィスク搬送トレイの表面に露出させる構成としたことに
より、機構の実装密度を向上させてディスク搬送トレイ
の薄型化を可能にすると共に、組立て工程の簡素化と組
立て精度の向上を実現する。
構成を有していることにより、次のような効果を奏す
る。請求項1の発明は、ディスク搬送用トレイに第1デ
ィスクだけでなく第2ディスクも装填できるようにし、
第2ディスクが装填されている場合には同一のディスク
駆動部でそのディスクに対するアクセスを可能にしてい
る。従って、一台のディスク装置で規格の異なるディス
クに対応できるディスク装置を実現でき、ディスク側の
規格の相違によってディスク装置の利用範囲が制限され
るという問題点を解消させる。特に、携帯用の映像・音
響機器用に開発されたMDが、従来のCDと規格が異なるた
めにCD対応の機器でアクセスできないという不利不便を
解消し、簡単な構成でCDとMDに両立性をもってアクセス
できる光ディスク装置を実現する。また、本発明によれ
ば、ハードディスクとフロッピディスクに対して同一の
磁気ヘッドでアクセスできる磁気ディスク装置を構成さ
せることも可能である。請求項2の発明は、カセットの
検出部をディスク駆動部に搭載させたことにより、ディ
スク搬送トレイとディスク駆動部の相対的位置を簡単な
機械的スイッチでも検出できるようにし、且つ移動段階
で検出できために制御を容易にする。請求項3の発明
は、スピンドルモータ側のターンテーブルと第1ディス
クのサブターンテーブルや第2ディスクのハブとを磁石
による吸着力で連結せしめるため、常に安定した連結状
態を得られると共に、連結部の機構が簡素化されるとい
う利点を有している。請求項4の発明は、カセット保持
機構にサブターンテーブルを取付け、その取付け面をデ
ィスク搬送トレイの表面に露出させる構成としたことに
より、機構の実装密度を向上させてディスク搬送トレイ
の薄型化を可能にすると共に、組立て工程の簡素化と組
立て精度の向上を実現する。
【図1】本発明の実施例に係る複式ディスク駆動装置の
要素であるディスク搬送トレイが光ディスク装置本体か
ら引出されている状態を示す斜視図である。
要素であるディスク搬送トレイが光ディスク装置本体か
ら引出されている状態を示す斜視図である。
【図2】ディスク搬送トレイが内蔵するカセット保持機
構の側面図(A)と平面図(B)を対応させた図である。
構の側面図(A)と平面図(B)を対応させた図である。
【図3】MDのシャッタ側の側面図(A)と平面図(B)とロッ
ク側の側面図(C)を対応させた図である。
ク側の側面図(C)を対応させた図である。
【図4】ローディングされた段階におけるディスク搬送
トレイとレスト状態でのディスク駆動部の相対的位置関
係を示す側面図(ディスク搬送トレイについては断面図)
である。
トレイとレスト状態でのディスク駆動部の相対的位置関
係を示す側面図(ディスク搬送トレイについては断面図)
である。
【図5】ローディング後のMDアクセス状態におけるディ
スク搬送トレイとディスク駆動部の相対的位置関係を示
す側面図(ディスク搬送トレイについては断面図)であ
る。
スク搬送トレイとディスク駆動部の相対的位置関係を示
す側面図(ディスク搬送トレイについては断面図)であ
る。
【図6】MDのハブとスピンドルモータ側のターンテーブ
ルとの連結部を示す断面図である。
ルとの連結部を示す断面図である。
【図7】ローディング後のCDアクセス状態におけるディ
スク搬送トレイとディスク駆動部の相対的位置関係を示
す側面図(ディスク搬送トレイについては断面図)であ
る。
スク搬送トレイとディスク駆動部の相対的位置関係を示
す側面図(ディスク搬送トレイについては断面図)であ
る。
【図8】ディスク搬送トレイのサブターンテーブルとス
ピンドルモータ側のターンテーブルとの連結部を示す断
面図である。
ピンドルモータ側のターンテーブルとの連結部を示す断
面図である。
【図9】MDを手前側から挿入できるディスク搬送トレイ
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図10】サブターンテーブルが取付けられたカセット
保持機構をディスク搬送トレイに取付けた場合の実施例
を示す断面図である。
保持機構をディスク搬送トレイに取付けた場合の実施例
を示す断面図である。
1…ディスク搬送トレイ、1a…ディスク搬送トレイの窓
部、2…ディスク装置本体、3…CD(コンパクトディス
ク)、4…サブターンテーブル、5…ディスク搬送トレイ
の開口領域、6…MD(ミニディスク)、7…MDの挿入口、9
…カセット保持機構、10…ハウジング、10a…サブター
ンテーブルの取付け面、12…シャッタ開閉機構、13…ロ
ック機構、22…イジェクト操作レバー、24…イジェクト
用板バネ、31…カセット、32…MD仕様のディスク、32a
…ディスクのハブ、33…ウィンドウ領域、34…シャッ
タ、35,36…孔、41…ディスク駆動部、42…キャリッ
ジ、43…スピンドルモータ、44…光ピックアップ、45…
ディスク検出用スイッチ、46…ターンテーブル、48…位
置制御回路、49…キャリッジ移動用モータ、51…磁石、
52…磁性体材料からなる薄板、53…バネ、54a,54b…鋼
球。
部、2…ディスク装置本体、3…CD(コンパクトディス
ク)、4…サブターンテーブル、5…ディスク搬送トレイ
の開口領域、6…MD(ミニディスク)、7…MDの挿入口、9
…カセット保持機構、10…ハウジング、10a…サブター
ンテーブルの取付け面、12…シャッタ開閉機構、13…ロ
ック機構、22…イジェクト操作レバー、24…イジェクト
用板バネ、31…カセット、32…MD仕様のディスク、32a
…ディスクのハブ、33…ウィンドウ領域、34…シャッ
タ、35,36…孔、41…ディスク駆動部、42…キャリッ
ジ、43…スピンドルモータ、44…光ピックアップ、45…
ディスク検出用スイッチ、46…ターンテーブル、48…位
置制御回路、49…キャリッジ移動用モータ、51…磁石、
52…磁性体材料からなる薄板、53…バネ、54a,54b…鋼
球。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 25/04 101 Q 7525−5D
Claims (4)
- 【請求項1】 ディスク駆動装置において、ディスクト
レイ面に第1ディスクを保持して回転するサブターンテ
ーブルが回動自在に取付けられており、第2ディスクを
格納したカセットが前記ディスクトレイ面の背面側へ側
方から挿入された場合に、前記第2ディスクのハブの中
心を前記サブターンテーブルの軸心と略同軸上に位置さ
せると共に、前記カセットのウィンドウ領域をディスク
トレイ面の開口領域と略一致させて前記カセットを着脱
自在に保持するカセット保持機構を設けたディスク搬送
トレイと、少なくとも書込み又は/及び読取り部とスピ
ンドルモータを搭載し、前記ディスク搬送トレイの開口
領域の対向位置に前記書込み又は/及び読取り部を、前
記サブターンテーブルの対向位置に前記スピンドルモー
タのターンテーブルを配設させたディスク駆動部と、前
記カセットの有無を検出して前記ディスク搬送トレイと
前記ディスク駆動部の相対位置をレスト状態から第1デ
ィスクのアクセス状態又は第2ディスクのアクセス状態
に設定する位置制御部を具備したことを特徴とする複式
ディスク駆動装置。 - 【請求項2】 カセットの有無の検出部をディスク駆動
部に搭載させた請求項1の複式ディスク駆動装置。 - 【請求項3】 サブターンテーブルと第2ディスクのハ
ブ、又はそれらにおけるスピンドルモータのターンテー
ブルとの当接面部分を磁性材料で構成し、一方、前記ス
ピンドルモータのターンテーブルにおける前記サブター
ンテーブルと前記第2ディスクのハブとの当接面部分に
磁石を埋設し、前記スピンドルモータのターンテーブル
が前記サブターンテーブルと前記第2ディスクのハブに
磁力で吸着連結することとした請求項1又は2の複式デ
ィスク駆動装置。 - 【請求項4】 カセット保持機構を構成するハウジング
に第1ディスクを保持して回転するサブターンテーブル
を回動自在に取付け、ディスク搬送トレイに形成された
窓部に前記ハウジングのサブターンテーブル取付け面を
露出させた状態で前記カセット保持機構を前記ディスク
搬送トレイに取付けた請求項1、2、又は3の複式ディ
スク駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4075984A JPH05242579A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 複式ディスク駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4075984A JPH05242579A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 複式ディスク駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242579A true JPH05242579A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13592041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4075984A Pending JPH05242579A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 複式ディスク駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05242579A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01183233A (ja) * | 1988-01-18 | 1989-07-21 | Oki Electric Ind Co Ltd | 音声検出器 |
US5528567A (en) * | 1994-03-17 | 1996-06-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Disk changer for optical disks having different sizes |
US5590113A (en) * | 1993-12-28 | 1996-12-31 | Daewoo Electronics Co., Ltd. | Disc clamping device for selectively clamping a compact disc in a united device |
US5615197A (en) * | 1993-12-28 | 1997-03-25 | Daewoo Electronics Co., Ltd. | Disc player for reproducing both minidisc and a compact disc |
JP2004253125A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 光ディスクドライブ |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4075984A patent/JPH05242579A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01183233A (ja) * | 1988-01-18 | 1989-07-21 | Oki Electric Ind Co Ltd | 音声検出器 |
US5590113A (en) * | 1993-12-28 | 1996-12-31 | Daewoo Electronics Co., Ltd. | Disc clamping device for selectively clamping a compact disc in a united device |
US5615197A (en) * | 1993-12-28 | 1997-03-25 | Daewoo Electronics Co., Ltd. | Disc player for reproducing both minidisc and a compact disc |
US5528567A (en) * | 1994-03-17 | 1996-06-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Disk changer for optical disks having different sizes |
JP2004253125A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Samsung Electronics Co Ltd | 光ディスクドライブ |
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